JPH1150365A - 補強不織布シート - Google Patents
補強不織布シートInfo
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- JPH1150365A JPH1150365A JP9223102A JP22310297A JPH1150365A JP H1150365 A JPH1150365 A JP H1150365A JP 9223102 A JP9223102 A JP 9223102A JP 22310297 A JP22310297 A JP 22310297A JP H1150365 A JPH1150365 A JP H1150365A
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- sheet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 補強された不織布シートの提供。
【解決手段】 不織布シート１の少なくとも片面に該不
織布シート１と同種の不織布シートを延伸またはパンチ
アップして細幅状に裁断してなる不織布補強テープ２を
配置し、ニードルパンチにて前記不織布シート１と前記
不織布補強テープ２とを一体化したことを特徴とする補
強不織布シート。
織布シート１と同種の不織布シートを延伸またはパンチ
アップして細幅状に裁断してなる不織布補強テープ２を
配置し、ニードルパンチにて前記不織布シート１と前記
不織布補強テープ２とを一体化したことを特徴とする補
強不織布シート。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、不織布シートに、
該不織布シートと同種の不織布シートを延伸またはパン
チアップして強化した細幅状の不織布補強テープを一体
的に設けてなる補強不織布シートに関するものである。
該不織布シートと同種の不織布シートを延伸またはパン
チアップして強化した細幅状の不織布補強テープを一体
的に設けてなる補強不織布シートに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、不織布シートは使用目的に応じ
た強度のものが作られており、必要に応じて、異種の不
織布シートを複数枚接合して補強したものが使用されて
いる。
た強度のものが作られており、必要に応じて、異種の不
織布シートを複数枚接合して補強したものが使用されて
いる。
【０００３】一方、実開平４−６２１７２号公報には、
延伸フィラメント（ステープル）をランダムに配置しこ
れを熱融着により形成した不織布に対し、同種の延伸し
たリボン状またはフィラメント状のストリップを熱融着
により格子状に設けて強化した衣服カバー用の遮蔽材が
開示されている。
延伸フィラメント（ステープル）をランダムに配置しこ
れを熱融着により形成した不織布に対し、同種の延伸し
たリボン状またはフィラメント状のストリップを熱融着
により格子状に設けて強化した衣服カバー用の遮蔽材が
開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、使用目的によ
っては、不織布シート全体に均一な強度を要求されない
場合もあり、このような場合には、複数枚の不織布シー
トを接合して全体の強度を増強したものを使用すること
は不経済である。
っては、不織布シート全体に均一な強度を要求されない
場合もあり、このような場合には、複数枚の不織布シー
トを接合して全体の強度を増強したものを使用すること
は不経済である。
【０００５】例えば、不織布シートにより形成された収
納袋の場合、収納物の形態にもよるが、収納袋全体が多
少変形しても収納袋自体が破損しなければよい場合があ
り、このような場合には、収納袋を形成している不織布
シート全体が強くなくても、収納袋の底部から両胴部に
かけての部分のみを補強しておけば収納袋自体の破損は
生じない。
納袋の場合、収納物の形態にもよるが、収納袋全体が多
少変形しても収納袋自体が破損しなければよい場合があ
り、このような場合には、収納袋を形成している不織布
シート全体が強くなくても、収納袋の底部から両胴部に
かけての部分のみを補強しておけば収納袋自体の破損は
生じない。
【０００６】また、前記衣服カバー用の遮蔽材は、不織
布に対しストリップを格子状に設けて強化したものでは
あるが、不織布自体に特に荷重が掛かるものでないた
め、ストリップの幅は１〜２ｍｍ程度のものであり、不
織布との接合手段は熱融着によるものであって、不織布
自体に一定の荷重が掛かる収納袋としての用途には適さ
ないものである。
布に対しストリップを格子状に設けて強化したものでは
あるが、不織布自体に特に荷重が掛かるものでないた
め、ストリップの幅は１〜２ｍｍ程度のものであり、不
織布との接合手段は熱融着によるものであって、不織布
自体に一定の荷重が掛かる収納袋としての用途には適さ
ないものである。
【０００７】さらに、熱融着により形成した不織布は、
点接着のため柔軟性がなく、延伸すれば接着点が外れて
分離するという問題点もある。
点接着のため柔軟性がなく、延伸すれば接着点が外れて
分離するという問題点もある。
【０００８】本発明は、所要部分のみが補強された不織
布シートを容易かつ安価に提供できる新規な技術手段を
提供することを技術的課題とするものである。
布シートを容易かつ安価に提供できる新規な技術手段を
提供することを技術的課題とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前記技術的課題は、次の
通りの本発明によって達成できる。
通りの本発明によって達成できる。
【００１０】すなわち、本発明の第１は、不織布シート
１の少なくとも片面に該不織布シート１と同種の不織布
シートを延伸またはパンチアップして細幅状に裁断して
なる不織布補強テープ２を配置し、ニードルパンチにて
前記不織布シート１と前記不織布補強テープ２とを一体
化したことを特徴とする補強不織布シートである。
１の少なくとも片面に該不織布シート１と同種の不織布
シートを延伸またはパンチアップして細幅状に裁断して
なる不織布補強テープ２を配置し、ニードルパンチにて
前記不織布シート１と前記不織布補強テープ２とを一体
化したことを特徴とする補強不織布シートである。
【００１１】また、本発明の第２は、不織布シート１の
少なくとも片面に該不織布シート１と同種の不織布シー
トを延伸またはパンチアップして細幅状に裁断してなる
複数の不織布補強テープ２を並列状に配置し、ニードル
パンチにて前記不織布シート１と前記不織布補強テープ
２とを一体化したことを特徴とする補強不織布シートで
ある。
少なくとも片面に該不織布シート１と同種の不織布シー
トを延伸またはパンチアップして細幅状に裁断してなる
複数の不織布補強テープ２を並列状に配置し、ニードル
パンチにて前記不織布シート１と前記不織布補強テープ
２とを一体化したことを特徴とする補強不織布シートで
ある。
【００１２】また、本発明の第３は、不織布シート１の
少なくとも片面に該不織布シート１と同種の不織布シー
トを延伸またはパンチアップして細幅状に裁断してなる
複数の不織布補強テープ２を格子状に配置し、ニードル
パンチにて前記不織布シート１と前記不織布補強テープ
２とを一体化したことを特徴とする補強不織布シートで
ある。
少なくとも片面に該不織布シート１と同種の不織布シー
トを延伸またはパンチアップして細幅状に裁断してなる
複数の不織布補強テープ２を格子状に配置し、ニードル
パンチにて前記不織布シート１と前記不織布補強テープ
２とを一体化したことを特徴とする補強不織布シートで
ある。
【００１３】また、本発明の第４は、不織布シート１の
少なくとも片面に該不織布シート１と同種の不織布シー
トを延伸またはパンチアップして細幅状に裁断してなる
複数の不織布補強テープ２を当該不織布シート１の対角
線に沿ってクロス状に配置し、ニードルパンチにて前記
不織布シート１と前記不織布補強テープ２とを一体化し
たことを特徴とする補強不織布シートである。
少なくとも片面に該不織布シート１と同種の不織布シー
トを延伸またはパンチアップして細幅状に裁断してなる
複数の不織布補強テープ２を当該不織布シート１の対角
線に沿ってクロス状に配置し、ニードルパンチにて前記
不織布シート１と前記不織布補強テープ２とを一体化し
たことを特徴とする補強不織布シートである。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る補強不織布シ
ートの実施の形態を図に基づいて説明する。
ートの実施の形態を図に基づいて説明する。
【００１５】実施の形態１：図１は本発明に係る補強不
織布シートの表面図、図２は図１のＡ−Ａ断面図を示
し、図中１は不織布シートで、この不織布シート１の表
面には該不織布シート１と同種の別の不織布シートを延
伸またはパンチアップして細幅状に裁断した複数の不織
布補強テープ２が一定間隔にて並列状にニードルパンチ
により一体化されている。
織布シートの表面図、図２は図１のＡ−Ａ断面図を示
し、図中１は不織布シートで、この不織布シート１の表
面には該不織布シート１と同種の別の不織布シートを延
伸またはパンチアップして細幅状に裁断した複数の不織
布補強テープ２が一定間隔にて並列状にニードルパンチ
により一体化されている。
【００１６】実施の形態２：図３は本発明に係る他の補
強不織布シートの表面図、図４は図３のＢ−Ｂ断面図を
示し、図中１は不織布シートで、この不織布シート１の
表面に、該不織布シート１と同種の別の不織布シートを
延伸またはパンチアップして細幅状に裁断した複数の不
織布補強テープ２が縦横それぞれ一定間隔にて格子状に
ニードルパンチにより一体化されている。
強不織布シートの表面図、図４は図３のＢ−Ｂ断面図を
示し、図中１は不織布シートで、この不織布シート１の
表面に、該不織布シート１と同種の別の不織布シートを
延伸またはパンチアップして細幅状に裁断した複数の不
織布補強テープ２が縦横それぞれ一定間隔にて格子状に
ニードルパンチにより一体化されている。
【００１７】実施の形態３：図５は本発明に係る他の補
強不織布シートの表面図を示し、図中１は不織布シート
で、この不織布シート１の表面には該不織布シート１と
同種の別の不織布シートを延伸またはパンチアップして
細幅状に裁断した複数の不織布補強テープ２が不織布シ
ート１の対角線に沿ってクロス状にニードルパンチによ
り一体化されている。
強不織布シートの表面図を示し、図中１は不織布シート
で、この不織布シート１の表面には該不織布シート１と
同種の別の不織布シートを延伸またはパンチアップして
細幅状に裁断した複数の不織布補強テープ２が不織布シ
ート１の対角線に沿ってクロス状にニードルパンチによ
り一体化されている。
【００１８】不織布シート１を形成するステープルとし
ては、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、ビニ
ロン、ポリアミド、アクリル、ポリエチレンまたはポリ
ビニールアルコール等の各種合成繊維のステープルが利
用できるが、強度やコストの面からポリエステルのステ
ープルが好ましい。
ては、ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、ビニ
ロン、ポリアミド、アクリル、ポリエチレンまたはポリ
ビニールアルコール等の各種合成繊維のステープルが利
用できるが、強度やコストの面からポリエステルのステ
ープルが好ましい。
【００１９】不織布シート１の形成には、不織布を形成
しているステープルの材質に応じた各種の手段がある
が、本発明に用いる不織布シート１は、フィードエプロ
ンにて一定厚さのステープルを移送する過程において、
該ステープルをヘッドプレートとストリッパプレート間
に送り込んだ際、ステープルの移動を停止させ、小さい
刺を備えた多数の有刺針を下面に備えたニードルビーム
を前記ストリッパプレートの上部からステープル内に上
下させることにより、ステープル内の繊維を有刺針の突
き刺しにより押し込み、平面的な不織布に３次元的な繊
維の絡み合いを与えた後、一対のデリバリロールにて引
き出すという周知のニードルパンチ法により製造された
ものである。
しているステープルの材質に応じた各種の手段がある
が、本発明に用いる不織布シート１は、フィードエプロ
ンにて一定厚さのステープルを移送する過程において、
該ステープルをヘッドプレートとストリッパプレート間
に送り込んだ際、ステープルの移動を停止させ、小さい
刺を備えた多数の有刺針を下面に備えたニードルビーム
を前記ストリッパプレートの上部からステープル内に上
下させることにより、ステープル内の繊維を有刺針の突
き刺しにより押し込み、平面的な不織布に３次元的な繊
維の絡み合いを与えた後、一対のデリバリロールにて引
き出すという周知のニードルパンチ法により製造された
ものである。
【００２０】本発明に用いる延伸された不織布補強テー
プ２の形成に際しては、前記と同様のニードルパンチ法
により、前記不織布シート１と同種で別の厚手の不織布
シートを形成し、デリバリロールにて引き出した後の不
織布シートを複数の挟持ローラーにてテンションを掛け
ながら引き出すことにより、所要の目付で延伸され補強
された補強不織布シートを得、これを所要の幅に裁断す
るという一般的な手段にて得られる。
プ２の形成に際しては、前記と同様のニードルパンチ法
により、前記不織布シート１と同種で別の厚手の不織布
シートを形成し、デリバリロールにて引き出した後の不
織布シートを複数の挟持ローラーにてテンションを掛け
ながら引き出すことにより、所要の目付で延伸され補強
された補強不織布シートを得、これを所要の幅に裁断す
るという一般的な手段にて得られる。
【００２１】また、本発明に用いる不織布補強テープ２
は、ニードルパンチによる不織布形成の際にパンチアッ
プ（ニードルによる単位面積当たりのパンチの数を増や
してペネ数を増大させる作業）して補強された補強不織
布シートを得、これを所要の幅に裁断することによって
も得られる。
は、ニードルパンチによる不織布形成の際にパンチアッ
プ（ニードルによる単位面積当たりのパンチの数を増や
してペネ数を増大させる作業）して補強された補強不織
布シートを得、これを所要の幅に裁断することによって
も得られる。
【００２２】本発明に用いる延伸された不織布補強テー
プ２として、使用不織布繊維がポリプロピレンでペネ数
（１ｃｍ2 当たりの針数）２８０本／ｃｍ2 の場合にお
ける１３０％、１５０％、および１７５％延伸した幅５
ｃｍの不織布補強テープ２の目付、強度および伸度をブ
ランク（無延伸の不織布シート）の場合と共に表１に示
す。
プ２として、使用不織布繊維がポリプロピレンでペネ数
（１ｃｍ2 当たりの針数）２８０本／ｃｍ2 の場合にお
ける１３０％、１５０％、および１７５％延伸した幅５
ｃｍの不織布補強テープ２の目付、強度および伸度をブ
ランク（無延伸の不織布シート）の場合と共に表１に示
す。
【００２３】
【表１】
【００２４】表１にて明らかなように、延伸による不織
布補強テープ２については同じ目付の場合、延伸の度合
いにより引張強度が異なるため、必要強度に応じて目付
や延伸の度合いを考慮し、必要幅の不織布補強テープ２
を決定すればよく、また、使用目的に応じて不織布シー
ト１に対し並列状、格子状またはクロス状等所要形態に
て一体的に接合すればよい。
布補強テープ２については同じ目付の場合、延伸の度合
いにより引張強度が異なるため、必要強度に応じて目付
や延伸の度合いを考慮し、必要幅の不織布補強テープ２
を決定すればよく、また、使用目的に応じて不織布シー
ト１に対し並列状、格子状またはクロス状等所要形態に
て一体的に接合すればよい。
【００２５】また、本発明に用いる不織布補強テープ２
として、使用不織布繊維がポリエステルで延伸の場合、
パンチアップの場合および延伸とパンチアップとを組み
合わせた場合における幅５ｃｍの不織布補強テープ２の
目付、強度、伸度およびペネ数をブランクの場合と共に
表２に示す。
として、使用不織布繊維がポリエステルで延伸の場合、
パンチアップの場合および延伸とパンチアップとを組み
合わせた場合における幅５ｃｍの不織布補強テープ２の
目付、強度、伸度およびペネ数をブランクの場合と共に
表２に示す。
【００２６】
【表２】
【００２７】表２にて明らかなように、パンチアップに
より不織布の強度は増すため、パンチアップした不織布
を不織布補強テープ２として使用することもできる。し
かし、このパンチアップには当然のことながら限界があ
るため、この不織布にさらに延伸加工を施せばより強い
不織布補強テープ２を得ることができる。
より不織布の強度は増すため、パンチアップした不織布
を不織布補強テープ２として使用することもできる。し
かし、このパンチアップには当然のことながら限界があ
るため、この不織布にさらに延伸加工を施せばより強い
不織布補強テープ２を得ることができる。
【００２８】なお、不織布シート１と不織布補強テープ
２との接合手段については、前記不織布シート１におけ
るニードルパンチ法がそのまま適用できる。
２との接合手段については、前記不織布シート１におけ
るニードルパンチ法がそのまま適用できる。
【００２９】また、不織布シート１に対する前記不織布
補強テープ２の接合は不織布シート１の片面に限られる
ものではなく、両面に接合してもよい。
補強テープ２の接合は不織布シート１の片面に限られる
ものではなく、両面に接合してもよい。
【００３０】
【実施例】以下、本発明に係る補強不織布シートの各実
施例を図１〜図５に基づき説明する。
施例を図１〜図５に基づき説明する。
【００３１】実施例１：不織布シート１として、ポリプ
ロピレンによる目付３２８ｇ／ｍ2 、ペネ数２８０本／
ｃｍ2 、強度５４．５ｋｇ／５ｃｍ、大きさ７０ｃｍ角
の方形状のものを使用し、この不織布シート１の表面
に、該不織布シート１と同種の別の不織布シートを１３
０％延伸して強化し、幅５ｃｍの細幅状に裁断した目付
３５６ｇ／ｍ2 ・強度６４．３ｋｇ／５ｃｍの複数の不
織布補強テープ２を、図１、図２に示すように、２０ｃ
ｍ間隔にて並列状にニードルパンチにより一体化して補
強不織布シートを得た。
ロピレンによる目付３２８ｇ／ｍ2 、ペネ数２８０本／
ｃｍ2 、強度５４．５ｋｇ／５ｃｍ、大きさ７０ｃｍ角
の方形状のものを使用し、この不織布シート１の表面
に、該不織布シート１と同種の別の不織布シートを１３
０％延伸して強化し、幅５ｃｍの細幅状に裁断した目付
３５６ｇ／ｍ2 ・強度６４．３ｋｇ／５ｃｍの複数の不
織布補強テープ２を、図１、図２に示すように、２０ｃ
ｍ間隔にて並列状にニードルパンチにより一体化して補
強不織布シートを得た。
【００３２】実施例２：不織布シート１として、実施例
１と同じものを使用し、この不織布シート１の表面に、
該不織布シート１と同種の別の不織布シートを１５０％
延伸して強化し、幅５ｃｍの細幅状に裁断した目付３５
０ｇ／ｍ2 ・強度６８．０ｋｇ／５ｃｍの複数の不織布
補強テープ２を、図３、図４に示すように、縦横それぞ
れ２０ｃｍ間隔にて格子状にニードルパンチにより一体
化して補強不織布シートを得た。
１と同じものを使用し、この不織布シート１の表面に、
該不織布シート１と同種の別の不織布シートを１５０％
延伸して強化し、幅５ｃｍの細幅状に裁断した目付３５
０ｇ／ｍ2 ・強度６８．０ｋｇ／５ｃｍの複数の不織布
補強テープ２を、図３、図４に示すように、縦横それぞ
れ２０ｃｍ間隔にて格子状にニードルパンチにより一体
化して補強不織布シートを得た。
【００３３】実施例３：不織布シート１として、実施例
１と同じものを使用し、この不織布シート１の表面に、
該不織布シート１と同種の別の不織布シートを１７５％
延伸して強化し、幅５ｃｍの細長状に裁断した目付３５
５ｇ／ｍ2 ・強度９４．６ｋｇ／５ｃｍの複数の不織布
補強テープ２を、さらに半分の幅２．５ｃｍの細幅状に
裁断し、図５に示すように不織布シート１の対角線に沿
ってクロス状にニードルパンチにより一体化して補強不
織布シートを得た。
１と同じものを使用し、この不織布シート１の表面に、
該不織布シート１と同種の別の不織布シートを１７５％
延伸して強化し、幅５ｃｍの細長状に裁断した目付３５
５ｇ／ｍ2 ・強度９４．６ｋｇ／５ｃｍの複数の不織布
補強テープ２を、さらに半分の幅２．５ｃｍの細幅状に
裁断し、図５に示すように不織布シート１の対角線に沿
ってクロス状にニードルパンチにより一体化して補強不
織布シートを得た。
【００３４】実施例４：不織布シート１ａとして、ポリ
エステルによる目付３５０ｇ／ｍ2 、ペネ数１００本／
ｃｍ2 、強度２１ｋｇ／５ｃｍ、大きさ７０ｃｍ角の方
形状のものを使用し、この不織布シート１ａの表面に、
該不織布シート１ａと同種の別の不織布シートをパンチ
アップによりペネ数１７０本／１ｃｍ2 として強化し、
幅５ｃｍの細幅状に裁断した目付３２１ｇ／ｍ2 ・強度
３３ｋｇ／５ｃｍの複数の不織布補強テープ２ａを、２
０ｃｍ間隔にて前記図１、図２と同様に並列状にニード
ルパンチにより一体化して補強不織布シートを得た。
エステルによる目付３５０ｇ／ｍ2 、ペネ数１００本／
ｃｍ2 、強度２１ｋｇ／５ｃｍ、大きさ７０ｃｍ角の方
形状のものを使用し、この不織布シート１ａの表面に、
該不織布シート１ａと同種の別の不織布シートをパンチ
アップによりペネ数１７０本／１ｃｍ2 として強化し、
幅５ｃｍの細幅状に裁断した目付３２１ｇ／ｍ2 ・強度
３３ｋｇ／５ｃｍの複数の不織布補強テープ２ａを、２
０ｃｍ間隔にて前記図１、図２と同様に並列状にニード
ルパンチにより一体化して補強不織布シートを得た。
【００３５】実施例５：不織布シート１ａとして、実施
例４と同じものを使用し、この不織布シート１ａの表面
に、該不織布シート１ａと同種の別の不織布シートをパ
ンチアップによりペネ数２４０本／ｃｍ2 として強化
し，これをさらに１５０％延伸し強化して幅２．５ｃｍ
の細幅状に裁断した目付３２９ｇ／ｍ2 ・強度７０．２
ｋｇ／５ｃｍの複数の不織布補強テープ２ｂを、１３．
５ｃｍ間隔にて前記図３、図４と同様に格子状にニード
ルパンチにより一体化して補強不織布シートを得た。
例４と同じものを使用し、この不織布シート１ａの表面
に、該不織布シート１ａと同種の別の不織布シートをパ
ンチアップによりペネ数２４０本／ｃｍ2 として強化
し，これをさらに１５０％延伸し強化して幅２．５ｃｍ
の細幅状に裁断した目付３２９ｇ／ｍ2 ・強度７０．２
ｋｇ／５ｃｍの複数の不織布補強テープ２ｂを、１３．
５ｃｍ間隔にて前記図３、図４と同様に格子状にニード
ルパンチにより一体化して補強不織布シートを得た。
【００３６】なお、本発明における不織布補強テープ２
の形状や不織布シート１との接合形態については、前記
実施例に示した形態に限定されるものではなく、使用用
途に応じて各種の大きさや強度のものを作成すればよ
い。
の形状や不織布シート１との接合形態については、前記
実施例に示した形態に限定されるものではなく、使用用
途に応じて各種の大きさや強度のものを作成すればよ
い。
【００３７】
【発明の効果】本発明によれば、不織布シートの所要部
分に該不織布シートと同種の不織布シートを延伸または
パンチアップして強化した不織布補強テープをニードル
パンチにて一体的に接合したものであるため、製造が容
易であり、また、必要な強度は不織布補強テープにて負
担することになるため、全面の不織布シートとしては大
きな強度を必要とせず、経済的でもある。
分に該不織布シートと同種の不織布シートを延伸または
パンチアップして強化した不織布補強テープをニードル
パンチにて一体的に接合したものであるため、製造が容
易であり、また、必要な強度は不織布補強テープにて負
担することになるため、全面の不織布シートとしては大
きな強度を必要とせず、経済的でもある。
【００３８】本発明品は、そのまま、または、適宜裁断
・接合することにより各種包装材として幅広く利用で
き、さらに、不織布補強テープを不織布シートの対角線
に沿ってクロス状に設けた形態のものについては、風呂
敷と同様に使用できる。
・接合することにより各種包装材として幅広く利用で
き、さらに、不織布補強テープを不織布シートの対角線
に沿ってクロス状に設けた形態のものについては、風呂
敷と同様に使用できる。
【００３９】従って、本発明の産業上利用性は非常に高
いといえる。
いといえる。
【図１】本発明に係る補強不織布シートの表面図。
【図２】図１のＡ−Ａ断面図。
【図３】本発明に係る別の補強不織布シートの表面図。
【図４】図３のＢ−Ｂ断面図。
【図５】本発明に係る別の補強不織布シートの表面図。
１ 不織布シート ２ 不織布補強テープ
Claims (4)
- 【請求項１】 不織布シート１の少なくとも片面に該不
織布シート１と同種の不織布シートを延伸またはパンチ
アップして細幅状に裁断してなる不織布補強テープ２を
配置し、ニードルパンチにて前記不織布シート１と前記
不織布補強テープ２とを一体化したことを特徴とする補
強不織布シート。 - 【請求項２】 不織布シート１の少なくとも片面に該不
織布シート１と同種の不織布シートを延伸またはパンチ
アップして細幅状に裁断してなる複数の不織布補強テー
プ２を並列状に配置し、ニードルパンチにて前記不織布
シート１と前記不織布補強テープ２とを一体化したこと
を特徴とする補強不織布シート。 - 【請求項３】 不織布シート１の少なくとも片面に該不
織布シート１と同種の不織布シートを延伸またはパンチ
アップして細幅状に裁断してなる複数の不織布補強テー
プ２を格子状に配置し、ニードルパンチにて前記不織布
シート１と前記不織布補強テープ２とを一体化したこと
を特徴とする補強不織布シート。 - 【請求項４】 不織布シート１の少なくとも片面に該不
織布シート１と同種の不織布シートを延伸またはパンチ
アップして細幅状に裁断してなる複数の不織布補強テー
プ２を当該不織布シート１の対角線に沿ってクロス状に
配置し、ニードルパンチにて前記不織布シート１と前記
不織布補強テープ２とを一体化したことを特徴とする補
強不織布シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9223102A JPH1150365A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 補強不織布シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9223102A JPH1150365A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 補強不織布シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1150365A true JPH1150365A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16792867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9223102A Withdrawn JPH1150365A (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 補強不織布シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1150365A (ja) |
-
1997
- 1997-08-04 JP JP9223102A patent/JPH1150365A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041005 |