JPH11503069A - 水ろ過カートリッジ - Google Patents

水ろ過カートリッジ

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JPH11503069A
JPH11503069A JP8529821A JP52982196A JPH11503069A JP H11503069 A JPH11503069 A JP H11503069A JP 8529821 A JP8529821 A JP 8529821A JP 52982196 A JP52982196 A JP 52982196A JP H11503069 A JPH11503069 A JP H11503069A
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リーディング、ジム
モーゲンロス、ゲリー
マツシタ、ロイ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、水ろ過装置に使用される交換可能なフイルターカートリッジに間する。このカートリッジは、水を通すスクリーン状の端壁部を下端に有し、垂直軸を規定するほぼ切頭円錐形の容器部材を具備する。中空でほぼ漏斗形状のカバー部材が、前記垂直軸と同軸的容器部材に取着されている。このカバー部材は、垂直方向に延びた多数の水入り口流れスロットを有する。非平坦で圧縮可能なろ過材の第1の塊が、前記カバー部材内に摩擦係合して保持され、また、非平坦で圧縮可能なろ過材の第2の塊が、前記容器部材内に、端壁部に近接して配置されている。水に溶解しない顆粒状の浄化剤が、ろ過材の第2の塊の上に層をなすようにして前記容器部材内に収容されている。

Description

【発明の詳細な説明】 水ろ過カートリッジ 本発明は、中を水が通り、また水に溶解しない顆粒状の浄化剤を含む、手で持 つ水ろ過システムに使用されるろ過カートリッジに関する。 本発明の背景 水を浄化するための活性炭並びに/もしくはイオン交換材のような顆粒状の浄 化剤を利用した種々の手で持つ装置が知られている。これら装置の例とし、米国 特許No.4,306,971(Hankammer)、米国特許No.4,8 95,648(Hankammer)、米国特許No.4,969,996(H ankammer)、並びに、米国特許No.5,049,272(Niewe g)がある。 一般的に、これら装置は、浄化される水を保持し、かつ通す大きな漏斗形状部 材と、この漏斗形状部材の流路内に位置され、取り外し可能なろ過カートリッジ と、浄化された水のための収集ビーカとを有する。このろ過カートリッジは、こ れを水が透過するように基本的には構成され、上記顆粒状の活性炭並びに/もし くはイオン交換材を収容している。これらろ過カートリッジは、代表的には、安 価なプラスチック材で構成され、顆粒状の浄化剤がその効果を無くしたときに、 代表的には、通常の家庭での使用の約1カ月の後(即ち、約100リットルの水 が浄化された後)に、破棄されるようにデザインされている。 ろ過カートリッジを流れる水の流速は、効果的な水の浄化にとって重要である 。イオン交換並びに浄化を可能にするように、ろ過カートリッジ内で水を所定の 時間含ませることが必要である。しかし、カートリッジを流れる流速が遅すぎる と、不十分な量の水が、ろ過システムの使用者を満足させる時間フレーム内でろ 過される。米国特許No.4,895,648(Hankammer)の主題の ような既知のろ過カートリッジは、カートリッジ中を水が通過している間に、カ ートリッジ内の顆粒状の浄化材を捕獲するように非常に小さい複数の水流開口の アレ イに依存している。このような形態で接続される欠点がある。水流開口のサイズ は、カートリッジ内の顆粒状の浄化剤を捕獲するために非常に小さいことが必要 であり、このようなサイズは、少量の水しか所定の時間でろ過カートリッジの開 口を通ることができないので、全部の水のろ過のためには大きい時間ロスを生じ させる。さらに、水流開口で捕獲され、塞ぎ、かくして流速をさらに減じる顆粒 状の浄化剤の粒子に対する可能性がある。他の問題は、ろ過カートリッジを介す る収集ビーカの外での空気の通気に関してである。ある従来技術の解決は、漏斗 形状のチャンネル部材内の水のトップレベルの上方に常時残るように、漏斗形状 のチャンネル部材のトップレベルの上方へと上に突出する中空の通気チューブと 共に使用するようにろ過カートリッジを設計することである。しかし、このよう なシステムは、製造費がかかり、一般に使用されない。 他の既知の水ろ過カートリッジは、顆粒状の浄化剤を保持するようにカートリ ッジの上並びに底端に形成された水流開口に近接して配置された、ほぼ平坦なフ エルト状のプラスチックもしくは布で形成された二次フイルターを備えている。 このような装置は、外ハウジングに大きい水流開口を設けることを可能にしてい る。このような大きい開口は、ろ過カートリッジ中で急激な流速の水流を生じさ せる。これらカートリッジは、比較的有効ではあるが、製造費が高く、また、異 なる使用の適用のために水流の流速を変えるのに装置に重大な付加の技術を必要 とする。さらに、上並びに底の二次フイルターは、ろ過カートリッジの夫々異な る上並びに底のディメンションと適合するように異なるサイズにしなければなら ない。また、上二次フイルターは、適当な空気の換気を果たすように構成されな ければならないカートリッジのキャップの一般的な形状と対応するように、代表 的には円錐形である。従って、上並びに底二次フイルターの夫々は、異なるサイ ズと形状のモールドもしくはダイを使用して、別々に製造されなければならない 。さらに、二次フイルター、特に、上二次フイルターをろ過カートリッジの上キ ャップに取着させるために、ある形態の取着手段を使用しなければならない。こ の目的のために、米国特許No.5,049,272(Nieweg)に記載さ れているような、プラスチック溶着がときには使用される。この工程は、組み立 てを複雑にし、また、製造費を高騰させる。 ほぼ平坦なフエルト状のプラスチックもしくは布で形成された二次フイルター を使用した上記従来技術は、さらに、以下のような欠点がある。ろ過カートリッ ジが試用期間を越えて使用されると、顆粒状の浄化剤の細かい粒子の配置のずれ やパッキングが、特に顆粒状の浄化剤の底端近くの二次フイルターで生じる。二 次フイルターでの細かい粒子のずれは、二次フイルターを詰まらせ、かくして、 期限外のろ過カートリッジの流速を遅くする。この影響は、カートリッジが使用 の間で乾燥している場合には、より顕著となる。このような流速の低下は、一般 的に望ましくなく、使用者をいらいらさせる。 発明の概要 本発明の主目的は、上述したような従来技術での欠点を克服することである。 本発明のさらなる目的は、使用者に受け入れられ得る使用期間で充分な量を処 理しながら、水を効果的に浄化するのに適した水の流量を達成可能な、改良され た水ろ過カートリッジを提供することである。 本発明のさらなる目的は、使用期間を過ぎても最適の設定された水の流速を実 質的に維持し、また、二次フイルターでの細かい粒子の変位による流速の顕著な 低下が生じない、改良された水ろ過カートリッジを提供することである。 本発明のさらなる目的は、構成部材が上述した従来のものよりも安価に製造で きて容易に組み立てられ、また、カートリッジの本体を製造するために使用され た成型モールドの大幅な再考もしくは再加工が無く設定された水の流速が変わる ように容易に変更可能な、改良された水ろ過カートリッジを提供することである 。 本発明に係われば、水を通すスクリーン状の端壁部を下端に有し、垂直軸を規 定するほぼ切頭円錐形の容器部材を具備する、水ろ過装置に使用されるフイルタ ーカートリッジが開示される。中空でほぼ漏斗形状のカバー部材が、容器部材に 取着され、前記垂直軸と同軸的になっている。このカバー部材は、環状のリム部 と、このリム部から下方に向かうのに従って内方に傾斜するように延び、周囲に 配設された垂直方向に延びた多数の水入り口流れスロットを備えた第1の傾斜部 と、ほぼ平坦な第2の上部分とを規定している。非平坦で圧縮可能なろ過材の第 1の塊が、前記カバー部材内に摩擦係合して保持されている。また、非平坦で圧 縮可能なろ過材の第2の塊が、前記容器部材内に、端壁部に近接して配置されて いる。水に溶解しない顆粒状の浄化剤が、ろ過材の第2の塊の上に層をなすよう にして前記容器部材内に収容されている。 本発明の他の効果と、態様と、特徴とが、製造の部品と経済性と組み合わせ、 並びに構成の関連した部材の動作及び機能の方法と共に、以下の詳細な説明、並 びに以下に簡単に説明する添付図面を参照した請求の範囲により、より明らかに なるであろう。 図面の簡単な説明 添付の図面の図1は、断面でしめされた手で持つ水ろ過システム内に配置され た、本発明に係わる水ろ過カートリッジの斜視図である。 図面の図2は、図1に示す水ろ過カートリッジの分解斜視図である。 図面の図3は、顆粒状の浄化剤が湿っている、図1に示す水ろ過カートリッジ の垂直中心線に沿う断面図である。 図面の図4は、顆粒状の浄化剤が乾燥している、図3と同様の図である。 図面の図5は、回転ポインターとカレンダー月シンボルとを詳細に示す、図1 の水ろ過カートリッジの上面図である。 図面の図6は、仮想線でポインターの回転を示す、図5と同様の図である。 好ましい実施の形態の詳細な説明 同じ参照符号がアナログ敵な構造を特定するために種々の図面で使用されてい る図面を参照して説明する。 図面の図1は、本発明に係わる水ろ過カートリッジの好ましい実施の形態を、 参照符号20により示している。この、水ろ過カートリッジ20は、手で持たれ る水ろ過装置22と共に使用するのに適している。この装置22は、浄化される 水を保持して通すのに適した、大きいほぼ漏斗形状部材24を有している。この 漏斗形状部材24は、水ろ過カートリッジ20を支持するようなサイズのフロー チャンネル26を有する。水の浄化は、水ろ過カートリッジ20内で生じ(後で 詳述する)、浄化された水は、収集部28内に集められて保持される。 図2に示すように、水ろ過カートリッジ20は、垂直軸A−Aを規定し、下方 に傾斜した、好ましくは、ほぼ切頭円錐形の容器部材30を有する。この容器部 材30は、下端に、スクリーン状の端壁部32(図3に最も良く示されている) を有する。このスクリーン状の端壁部32は、容器部材30の外に水を流すこと を可能にしている。この容器部材30は、容器30の内面31に続いていおり、 容器部材30の上開口端38近くに配置された環状肩部34を備えている。中空 で、ほぼ切頭円錐形のカバー部材36が、容器部材30の上開口端38に取着さ れている。このカバー部材36は、装着されているときには、容器部材30と同 軸的であり、ほぼ平坦な第2の上部分42に続いた上方に向かうのに従って内方 に傾斜した第1の部分40を規定している。この内方に傾斜した第1の部分は、 互いにほぼ等しく離間した向きで、第1の部分の周りに配設され、垂直方向に延 びた、多数の水入り口流れスロット44を有する。 平坦でなく圧縮可能な第1のろ過材46の塊が、カバー部材36の第1の部分 40の内壁面と圧縮して接触することにより、カバー部材36内に摩擦係合して 保持されている。この塊は、無定形で、詰め綿もしくは綿ボールの充填物と類似 している。平坦でなく圧縮可能な第2のろ過材の塊48が、容器部材30内に、 スクリーン状の端部壁32に近接するようにして、位置されている。そして、既 知の顆粒状の浄化剤50が、容器部材30内に、第2のろ過材48上に重ねられ るようにして、収容されている。この顆粒状の浄化剤は、この分野では良く知ら れた通常のイオン交換材、活性炭、もしくは、これらの組み合わせにより、通常 は構成されている。 水の浄化は、上に成形された漏斗形状部材24内の水が、カバー部材36の傾 斜した第1の部分40に形成された水入り口流れスロット44を伝って重力によ り下方に注がれるのに従って、果たされる。そして、水は、平坦でない第1のろ 過材の塊46中を流れ、ここで粗いろ過が生じる。さらに、水は、顆粒状の浄化 剤50を通ってろ過され、鉛、銅、亜鉛、塩素等の減少のような浄化が生じる。 浄化の特別なパラメータは、いかなる所定の適用で使用される顆粒状の浄化剤5 0の成分により決定され、また、所望の水浄化特性を果たすように変更され得る 。そして、水は、平坦でない第2のろ過材の塊48中を流れ、スクリーン状の端 壁部32の所で容器部材30から出る。そして浄化された水は、収集部分28内 に滴下され、ここに、続く使用のために溜められる。 前記平坦でなく圧縮可能な第1のろ過材46は複数の機能を有する。即ち、第 1に、上述したように、所定の粒状物の除去のようなある主の粗い浄化が、第1 のろ過材の塊46内を水が流れるのに従って生じる。さらに重要なことは、第2 の塊48と共に、第1の塊46は、容器部材30内に顆粒状の浄化剤50を捕獲 する。従って、水入り口流れスロット44と、スクリーン状の端壁部32の孔と は、夫々規定されたサイズでなくても良く、従来のものよりも比較的大きくても 良い。これは、本発明では、これら部材44,32は、共に、顆粒状の浄化剤5 0を保持する付加機能を果たすからである。かくして、水ろ過カートリッジ20 を通る水のより急激な流れが果たされる。平坦でなく圧縮可能な第1並びに第2 のろ過材46,48の塊を構成するための好ましい材料は、熱接着される紡糸ポ リエステル(化学的に接着される紡糸ポリエステルに対して)であるが、紡糸ポ リエチレンを含む他の紡糸プラスチックが、この目的のために有用に使用され得 る。また、第1並びに第2のろ過材46,48の塊の初期サイズは、容器部材3 0とカバー部材36との中に夫々挿入するための単一の充填が維持されるように 、実質的に同じであることが良い。第1並びに第2のろ過材46,48の塊の柔 軟性と圧縮性とは、これらが、カバー部材36と容器部材40との中に交換可能 に好ましくは挿入され、かくして、組み立てを容易にし、製造費を減じるという ことを意味する。 図3並びに4に示すように、平坦でなく圧縮可能な第1のろ過材の塊46の使 用は、水ろ過カートリッジ20の操作においてさらなる重要な機能を果たす。平 坦でなく圧縮可能な第1並びに第2のろ過材46,48の使用は、塊46,48 が顆粒状の浄化剤50が湿らされたときに自然に膨張することに対する補償を果 たすように圧縮され得るので、水ろ過カートリッジを通る水の流れを規定する助 けを果たす。図4は、カートリッジが新品で乾燥しているときの、第1並びに第 2の塊46,48及び顆粒状の浄化剤50の相対的な位置を示す。図5において 、 顆粒状の浄化剤は、湿らされて膨張しており、この顆粒状の浄化剤50の膨張に より、第1の塊46は膨張に対応してカバー部材36中へと変更可能に上方に圧 縮され、第2の塊48は容器部材30中へと変更可能に下方に圧縮されている。 かくして、第1並びに第2のろ過材46,48の圧縮は、顆粒状の浄化剤50 の膨張をオフセットし、これは、浄化剤が湿ったときに自然に生じる。さらに、 顆粒状の浄化剤50は、乾燥したときに、図4に示すのと実質的に同じ形状に戻 るように収縮する。カートリッジ20中を下方に流れる水の一般的な影響と共に 、顆粒状の浄化剤50の膨張と収縮とは、浄化材の第2の塊48の上面に炭素粒 子の細かいダストを堆積させる効果を果たす。従来の平坦な二次浄化材において は、このような細かい粒子は、このようにはならず、二次フイルターの上面上に 集まって固まって、二次フイルターを通る水の流れを妨げる。これに反して、本 発明においては、第1並びに第2のろ過材46,48のサイクル的な圧縮と膨張 は、これら粒子が固まることを防止し、むしろ、第1並びに第2の塊46,48 を構成しているファイバーの3次元アレイを粒子が広げる助けをなす。かくして 、カートリッジ20の流速は、このカートリッジの意図した使用期間(この使用 期間は後で詳述する)全体を通して実質的に一定に保つ。ろ過材の第1の塊46 の伸縮は、顆粒状の浄化剤50から離れた細かい炭素材により詰まることを防止 する同様の機能を果たしすが、細かい粒子材の逸れは水の下方ーの流れにほとん ど従うので、第2の塊48の場合よりも少ない程度である。 水ろ過カートリッジ20の流速は、顆粒状の浄化剤50の量とタイプとを変え ることにより、また、平坦でなく圧縮可能な第1のろ過材の塊46の量を変える ことにより、多くの場合、スクリーン状の端壁部32の孔もしくは水入り口流れ スロット44のサイズもしくは形状を変える必要が無く、異なる適用に合うよう に迅速かつ容易に変更され得る。かくして、流速の変更をするために、容器30 もしくはカバー部材36を形成するのに使用されるモールドにおける高価な変更 が不要である。 上方に向かって径方向内方に傾斜した一連の突出部54を有するスリット支持 リング52が、本発明の水ろ過カートリッジ20の組み立てをさらに容易にする ために、好ましくは使用され得る。組み立ての間、ろ過材の第1の塊46がカバ ー部材36内へと押され、続いて、弾性プラスチック材で形成されたスリット支 持リング52が、スリットの周りで径方向に押圧されてカバー部材36内に挿入 され、この後で、この径方向の押圧が解除される。この解除により、スリット支 持リングは、カバー部材36内でもとの径になるように広がり、かくして、突出 部54がろ過材の第1の塊46と係合して、この塊46を保持するように位置さ れる。このようにしてろ過材の第1の塊46がカバー部材36内に保持された状 態では、スリット支持リング52がカバー部材36のリム部34に保持並びに接 触して支持されるようにして、カバー部材36を容器部材30(予め顆粒状の浄 化剤が充填されている)内に容易にスナップ結合させることができる。このよう なスナップ結合動作の間、カバー部材36の環状のリム部52は、容器部材30 の肩部47により覆い重なった状態で係合されて、容器部材30にカバー部材3 6は取着した状態で保持される。カバー部材36と容器部材30との両者は、例 えば、必要な程度の位置記憶特性を有する高密度ポリエチレンにより好ましくは 形成され得る。また、このカバー部材36は、完全な取り外しが必要でない場合 には、容器部材30に付加的に溶着され得る。 説明された水ろ過カートリッジ20の好ましい実施の形態において、カバー部 材36の平坦な第2の上部分42は、容器部材30の垂直軸と同軸的な、上方に 傾斜した漏斗形状の円筒部56を有する。この円筒部56は、外周に環状に配設 され、垂直方向に延びた換気スロット58のアレイを有する。これら換気スロッ ト58は、水の流入により漏斗形状部材24の下から空気が変位されるのに従っ て、水ろ過カートリッジ20内を上方に流れる空気の流れを助長し、さらに、水 ろ過カートリッジ20を流れる水の量を多くする。 通常の顆粒状の浄化剤は、代表的には、約1月の通常の家庭の使用(即ち、約 100リットルのろ過)の後、その効果を失う。使用者に、高水準の水の浄化を 維持する助けのために、本発明の好ましい実施の形態は、新しい水ろ過カートリ ッジを水ろ過装置22に設置するときであることを使用者に表示する要求システ ムを有する。図5並びに図6に示すように、この要求システムは、好ましくは、 年の月に対応し、カバー部材36の平坦な第2の上部分42上に配置され、そし て、カバー部材36の垂直軸から放射状に配設された12のシンボル60を有す る。回転可能なリング62が、下面が切欠されたエッジ59により、円筒部56 の基部に摩擦的に装着されている。このリング62は、ボインター64を有する 。フイルターカートリッジの使用者は、水ろ過カートリッジ20が水ろ過装置2 2に設置された月に、例えば続く暦の月を示すように、ポインター64を向ける ように、リング62を回転させることができる。そして、使用者は、ポインター 64の位置を定期的にチェックすることにより、現在の暦の月が、ポインター6 4が示す数字のシンボル64と一致する場合に、使用者は、新しい水ろ過カート リッジ20が設置されるべきであることを要求される。5,10等のグループで 1ないし100からなる数を表わす線のような他の表示が、12のシンボル60 の代わりに、平坦な第2の上部分42上に印され得る。この場合、ポインター6 4は、フイルターカートリッジの使用毎に、1つの線だけ進められ、収集部24 が約1リットルの浄化された水を収容するように形成されている場合には、10 0個の使用の後に、使用者にカートリッジを交換するように示す。 ディメンション、形状、材料の選定、配置、並びに部品の交換における他の規 定の変更は、本発明の範囲が請求の範囲により厳密に規定されているように、こ の分野の者にとってなされるであろう。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年5月22日 【補正内容】 明細書 水ろ過カートリッジ 本発明は、中を水が通り、また水に溶解しない顆粒状の浄化剤を含む、手で持 つ水ろ過システムに使用されるろ過カートリッジに関する。 本発明の背景 水を浄化するための活性炭並びに/もしくはイオン交換材のような顆粒状の浄 化剤を利用した種々の手で持つ装置が知られている。これら装置の例とし、米国 特許No.4,306,971(Hankammer)、米国特許No.4,8 95,648(Hankammer)、米国特許No.4,969,996(H ankammer)、並びに、米国特許No.5,049,272(Niewe g)がある。 一般的に、これら装置は、浄化される水を保持し、かつ通す大きな漏斗形状部 材と、この漏斗形状部材の流路内に位置され、取り外し可能なろ過カートリッジ と、浄化された水のための収集ビーカとを有する。このろ過カートリッジは、こ れを水が透過するように基本的には構成され、上記顆粒状の活性炭並びに/もし くはイオン交換材を収容している。これらろ過カートリッジは、代表的には、安 価なプラスチック材で構成され、顆粒状の浄化剤がその効果を無くしたときに、 代表的には、通常の家庭での使用の約1カ月の後(即ち、約100リットルの水 が浄化された後)に、破棄されるようにデザインされている。 ろ過カートリッジを流れる水の流速は、効果的な水の浄化にとって重要である 。イオン交換並びに浄化を可能にするように、ろ過カートリッジ内で水を所定の 時間含ませることが必要である。しかし、カートリッジを流れる流速が遅すぎる と、不十分な量の水が、ろ過システムの使用者を満足させる時間フレーム内でろ 過される。米国特許No.4,895,648(Hankammer)[EP− A−0340382と等しい]並びに公開されたUK特許出願No.GB−A− 2197647(Clarke et al.)の主題のような既知のろ過カー トリ ッジは、カートリッジ中を水が通過している間に、カートリッジ内の顆粒状の浄 化材を捕獲するように非常に小さい複数の水流開口のアレイに依存している。こ のような形態で接続される欠点がある。水流開口のサイズは、カートリッジ内の 顆粒状の浄化剤を捕獲するために非常に小さいことが必要であり、このようなサ イズは、少量の水しか所定の時間でろ過カートリッジの開口を通ることができな いので、全部の水のろ過のためには大きい時間ロスを生じさせる。さらに、水流 開口で捕獲され、塞ぎ、かくして流速をさらに減じる顆粒状の浄化剤の粒子に対 する可能性がある。他の問題は、ろ過カートリッジを介する収集ビーカの外での 空気の通気に関してである。ある従来技術の解決は、漏斗形状のチャンネル部材 内の水のトップレベルの上方に常時残るように、漏斗形状のチャンネル部材のト ップレベルの上方へと上に突出する中空の通気チューブと共に使用するようにろ 過カートリッジを設計することである。しかし、このようなシステムは、製造費 がかかり、一般に使用されない。 他の既知の水ろ過カートリッジは、顆粒状の浄化剤を保持するようにカートリ ッジの上並びに底端に形成された水流開口に近接して配置された、ほぼ平坦なフ エルト状のプラスチックもしくは布で形成された二次フイルターを備えている。 このような装置は、外ハウジングに大きい水流開口を設けることを可能にしてい る。このような大きい開口は、ろ過カートリッジ中で急激な流速の水流を生じさ せる。これらカートリッジは、比較的有効ではあるが、製造費が高く、また、異 なる使用の適用のために水流の流速を変えるのに装置に重大な付加の技術を必要 とする。さらに、上並びに底の二次フイルターは、ろ過カートリッジの夫々異な る上並びに底のディメンションと適合するように異なるサイズにしなければなら ない。また、上二次フイルターは、適当な空気の換気を果たすように構成されな ければならないカートリッジのキャップの一般的な形状と対応するように、代表 的には円錐形である。従って、上並びに底二次フイルターの夫々は、異なるサイ ズと形状のモールドもしくはダイを使用して、別々に製造されなければならない 。さらに、二次フイルター、特に、上二次フイルターをろ過カートリッジの上キ ャップに取着させるために、ある形態の取着手段を使用しなければならない。こ の目的のために、米国特許No.5,049,272(Nieweg)に記載さ れ ているような、プラスチック溶着がときには使用される。この工程は、組み立て を複雑にし、また、製造費を高騰させる。代わって、混合され、直径に比べて非 常に長いコン織りファイバーからなる、軽く、けば立って、緩くパックされたフ ァイバー材より構成された上並びに下二次フイルターの使用が、公開されたPC T出願No.WO−A−89/00977にて提案されている。しかし、このよ うなデザインのカートリッジは、上述した通常の円錐キャップの工業的に標準の デザインはしていなく、また、上述したように組み立てを容易にするようにキャ ップ内に上二次フイルターを保持するための手段が、この公知例には設けられて いない。 ほぼ平坦なフエルト状のプラスチックもしくは布で形成された二次フイルター を使用した上記従来技術は、さらに、以下のような欠点がある。ろ過カートリッ ジが試用期間を越えて使用されると、顆粒状の浄化剤の細かい粒子の配置のずれ やパッキングが、特に顆粒状の浄化剤の底端近くの二次フイルターで生じる。二 次フイルターでの細かい粒子のずれは、二次フイルターを詰まらせ、かくして、 期限外のろ過カートリッジの流速を遅くする。この影響は、カートリッジが使用 の間で乾燥している場合には、より顕著となる。このような流速の低下は、一般 的に望ましくなく、使用者をいらいらさせる。 発明の概要 本発明の主目的は、上述したような従来技術での欠点を克服することである。 本発明のさらなる目的は、使用者に受け入れられ得る使用期間で充分な量を処 理しながら、水を効果的に浄化するのに適した水の流量を達成可能な、改良され た水ろ過カートリッジを提供することである。 本発明のさらなる目的は、使用期間を過ぎても最適の設定された水の流速を実 質的に維持し、また、二次フイルターでの細かい粒子の変位による流速の顕著な 低下が生じない、改良された水ろ過カートリッジを提供することである。 本発明のさらなる目的は、構成部材が上述した従来のものよりも安価に製造で きて容易に組み立てられ、また、カートリッジの本体を製造するために使用され た成型モールドの大幅な再考もしくは再加工が無く設定された水の流速が変わる ように容易に変更可能な、改良された水ろ過カートリッジを提供することである 。 本発明に係われば、水を通すスクリーン状の端壁部を下端に有し、垂直軸を規 定するほぼ切頭円錐形の容器部材と、前記容器部材にこれの垂直軸と同軸的に取 着され、環状のリム部と、このリム部から下方に向かうのに従って内方に傾斜す るように延び、周囲に配設された垂直方向に延びた多数の水入り口流れスロット を備えた第1の傾斜部と、ほぼ平坦な第2の上部分とを規定する中空でほぼ漏斗 形状のカバー部材とを、水ろ過装置に使用されるために具備する形式の改良され たフイルターカートリッジが開示される。この改良されたカートリッジは、前記 カバー部材内に摩擦係合して保持された、非平坦で圧縮可能なろ過材の第1の塊 と、前記容器部材内に、端壁部に近接して配置された非平坦で圧縮可能なろ過材 の第2の塊とを具備し、前記非平坦なろ過材の第1並びに第2の塊は、夫々、水 に溶解しない物質の細かく柔軟性のある多数のファイバーにより構成されている 。水に溶解しない顆粒状の浄化剤が、ろ過材の第2の塊の上に層をなすようにし て前記容器部材内に収容されている。上方に向かうのに従って径方向内方に傾斜 した一連の突出部を有するスプリット支持リングが、前記カバー部材のリム部の 上に支持された状態で、カバー部材内に配置されている。前記非平坦なろ過材の 第1の塊は、カバー部材内に、前記スリット支持リングにより圧縮されて保持さ れている。 本発明の他の効果と、態様と、特徴とが、製造の部品と経済性と組み合わせ、 並びに構成の関連した部材の動作及び機能の方法と共に、以下の詳細な説明、並 びに以下に簡単に説明する添付図面を参照した請求の範囲により、より明らかに なるであろう。 図面の簡単な説明 添付の図面の図1は、断面でしめされた手で持つ水ろ過システム内に配置され た、本発明に係わる水ろ過カートリッジの斜視図である。 図面の図2は、図1に示す水ろ過カートリッジの分解斜視図である。 図面の図3は、顆粒状の浄化剤が湿っている、図1に示す水ろ過カートリッジ の垂直中心線に沿う断面図である。 図面の図4は、顆粒状の浄化剤が乾燥している、図3と同様の図である。 図面の図5は、回転ポインターとカレンダー月シンボルとを詳細に示す、図1 の水ろ過カートリッジの上面図である。 図面の図6は、仮想線でポインターの回転を示す、図5と同様の図である。 好ましい実施の形態の詳細な説明 同じ参照符号がアナログ敵な構造を特定するために種々の図面で使用されてい る図面を参照して説明する。 図面の図1は、本発明に係わる水ろ過カートリッジの好ましい実施の形態を、 参照符号20により示している。この、水ろ過カートリッジ20は、手で持たれ る水ろ過装置22と共に使用するのに適している。この装置22は、浄化される 水を保持して通すのに適した、大きいほぼ漏斗形状部材24を有している。この 漏斗形状部材24は、水ろ過カートリッジ20を支持するようなサイズのフロー チャンネル26を有する。水の浄化は、水ろ過カートリッジ20内で生じ(後で 詳述する)、浄化された水は、収集部28内に集められて保持される。 図2に示すように、水ろ過カートリッジ20は、垂直軸A−Aを規定し、下方 に傾斜した、好ましくは、ほぼ切頭円錐形の容器部材30を有する。この容器部 材30は、下端に、スクリーン状の端壁部32(図3に最も良く示されている) を有する。このスクリーン状の端壁部32は、容器部材30の外に水を流すこと を可能にしている。この容器部材30は、容器30の内面31に続いていおり、 容器部材30の上開口端38近くに配置された環状肩部47を備えている。中空 で、ほぼ切頭円錐形のカバー部材36が、容器部材30の上開口端38に取着さ れている。このカバー部材36は、装着されているときには、容器部材30と同 軸的であり、ほぼ平坦な第2の上部分42に続いた上方に向かうのに従って内方 に傾斜した第1の部分40を規定している。この内方に傾斜した第1の部分は、 互いにほぼ等しく離間した向きで、第1の部分の周りに配設され、垂直方向に延 びた、多数の水入り口流れスロット44を有する。 平坦でなく圧縮可能な第1のろ過材の塊46が、カバー部材36の第1の部分 40の内壁面と圧縮して接触することにより、カバー部材36内に摩擦係合して 保持されている。この塊は、無定形で、詰め綿もしくは綿ボールの充填物と類似 しており、水に溶解しない物質の細い柔軟性のある多数のファイバーにより構成 されている。平坦でなく圧縮可能な第2のろ過材の塊48が、容器部材30内に 、スクリーン状の端部壁32に近接するようにして、位置されている。この第2 のろ過材の塊48は、第1のろ過材の塊46と実質的に同じ材料で構成されてい る。そして、既知の顆粒状の浄化剤50が、容器部材30内に、第2のろ過材4 8上に重ねられるようにして、収容されている。この顆粒状の浄化剤は、この分 野では良く知られた通常のイオン交換材、活性炭、もしくは、これらの組み合わ せにより、通常は構成されている。 水の浄化は、上に成形された漏斗形状部材24内の水が、カバー部材36の傾 斜した第1の部分40に形成された水入り口流れスロット44を伝って重力によ り下方に注がれるのに従って、果たされる。そして、水は、平坦でない第1のろ 過材の塊46中を流れ、ここで粗いろ過が生じる。さらに、水は、顆粒状の浄化 剤50を通ってろ過され、鉛、銅、亜鉛、塩素等の減少のような浄化が生じる。 浄化の特別なパラメータは、いかなる所定の適用で使用される顆粒状の浄化剤5 0の成分により決定され、また、所望の水浄化特性を果たすように変更され得る 。そして、水は、平坦でない第2のろ過材の塊48中を流れ、スクリーン状の端 壁部32の所で容器部材30から出る。そして浄化された水は、収集部分28内 に滴下され、ここに、続く使用のために溜められる。 前記平坦でなく圧縮可能な第1のろ過材46は複数の機能を有する。即ち、第 1に、上述したように、所定の粒状物の除去のようなある主の粗い浄化が、第1 のろ過材の塊46内を水が流れるのに従って生じる。さらに重要なことは、第2 の塊48と共に、第1の塊46は、容器部材30内に顆粒状の浄化剤50を捕獲 する。従って、水入り口流れスロット44と、スクリーン状の端壁部32の孔と は、夫々規定されたサイズでなくても良く、従来のものよりも比較的大きくても 良い。これは、本発明では、これら部材44,32は、共に、顆粒状の浄化剤5 0を保持する付加機能を果たすからである。かくして、水ろ過カートリッジ20 を通る水のより急激な流れが果たされる。平坦でなく圧縮可能な第1並びに第2 のろ過材46,48の塊を構成するための好ましい材料は、熱接着される紡糸ポ リエステル(化学的に接着される紡糸ポリエステルに対して)のような非方向性 の紡糸ファイバーであるが、紡糸ポリエチレンを含む他の紡糸プラスチックが、 この目的のために有用に使用され得る。また、第1並びに第2のろ過材46,4 8の塊の初期サイズは、容器部材30とカバー部材36との中に夫々挿入するた めの単一の充填が維持されるように、実質的に同じであることが良い。第1並び に第2のろ過材46,48の塊の柔軟性と圧縮性とは、これらが、カバー部材3 6と容器部材40との中に交換可能に好ましくは挿入され、かくして、組み立て を容易にし、製造費を減じるということを意味する。 図3並びに4に示すように、平坦でなく圧縮可能な第1のろ過材の塊46の使 用は、水ろ過カートリッジ20の操作においてさらなる重要な機能を果たす。平 坦でなく圧縮可能な第1並びに第2のろ過材46,48の使用は、塊46,48 が顆粒状の浄化剤50が湿らされたときに自然に膨張することに対する補償を果 たすように圧縮され得るので、水ろ過カートリッジを通る水の流れを規定する助 けを果たす。図4は、カートリッジが新品で乾燥しているときの、第1並びに第 2の塊46,48及び顆粒状の浄化剤50の相対的な位置を示す。図5において 、 ために、好ましくは使用され得る。組み立ての間、ろ過材の第1の塊46がカバ ー部材36内へと押され、続いて、弾性プラスチック材で形成されたスリット支 持リング52が、スリットの周りで径方向に押圧されてカバー部材36内に挿入 され、この後で、この径方向の押圧が解除される。この解除により、スリット支 持リングは、カバー部材36内でもとの径になるように広がり、かくして、突出 部54がろ過材の第1の塊46と係合して、この塊46を保持するように位置さ れる。このようにしてろ過材の第1の塊46がカバー部材36内に保持された状 態では、スリット支持リング52がカバー部材36のリム部34に保持並びに接 触して支持されるようにして、カバー部材36を容器部材30(予め顆粒状の浄 化剤が充填されている)内に容易にスナップ結合させることができる。このよう なスナップ結合動作の間、カバー部材36の環状のリム部34は、容器部材30 の肩部47により覆い重なった状態で係合されて、容器部材30にカバー部材3 6は取着した状態で保持される。カバー部材36と容器部材30との両者は、例 えば、必要な程度の位置記憶特性を有する高密度ポリエチレンにより好ましくは 形成され得る。また、このカバー部材36は、完全な取り外しが必要でない場合 には、容器部材30に付加的に溶着され得る。 説明された水ろ過カートリッジ20の好ましい実施の形態において、カバー部 材36の平坦な第2の上部分42は、容器部材30の垂直軸と同軸的な、上方に 傾斜した漏斗形状の円筒部56を有する。この円筒部56は、外周に環状に配設 され、垂直方向に延びた換気スロット58のアレイを有する。これら換気スロッ ト58は、水の流入により漏斗形状部材24の下から空気が変位されるのに従っ て、水ろ過カートリッジ20内を上方に流れる空気の流れを助長し、さらに、水 ろ過カートリッジ20を流れる水の量を多くする。 通常の顆粒状の浄化剤は、代表的には、約1月の通常の家庭の使用(即ち、約 100リットルのろ過)の後、その効果を失う。使用者に、高水準の水の浄化を 維持する助けのために、本発明の好ましい実施の形態は、新しい水ろ過カートリ ッジを水ろ過装置22に設置するときであることを使用者に表示する要求システ ムを有する。図5並びに図6に示すように、この要求システムは、好ましくは、 年の月に対応し、カバー部材36の平坦な第2の上部分42上に配置され、そし 請求の範囲 1.水を通すスクリーン状の端壁部を下端に有し、垂直軸を規定するほぼ切頭 円錐形の容器部材と、前記容器部材にこれの垂直軸と同軸的に取着され、環状の リム部と、このリム部から下方に向かうのに従って内方に傾斜するように延び、 周囲に配設された垂直方向に延びた多数の水入り口流れスロットを備えた第1の 傾斜部と、ほぼ平坦な第2の上部分とを規定する中空でほぼ漏斗形状のカバー部 材とを、水ろ過装置に使用されるために具備する改良されたフイルターカートリ ッジにおいて、 前記カバー部材内に摩擦係合して保持された、非平坦で圧縮可能なろ過材の第 1の塊と、 前記容器部材内に、端壁部に近接して配置された非平坦で圧縮可能なろ過材の 第2の塊とを具備し、 前記非平坦なろ過材の第1並びに第2の塊は、夫々、水に溶解しない物質の細 かく柔軟性のある多数のファイバーにより構成されており、また、 このろ過材の第2の塊の上に層をなすようにして前記容器部材内に収容された 、水に溶解しない顆粒状の浄化剤と、 上方に向かうのに従って径方向内方に傾斜した一連の突出部を有し、前記カバ ー部材のリム部の上に支持された状態で、カバー部材内に配置されているスプリ ット支持リングとをさらに具備し、 前記非平坦なろ過材の第1の塊は、カバー部材内に、前記スリット支持リング により圧縮されて保持されていることを特徴とするフイルターカートリッジ。 2.前記非平坦なろ過材の第1並びに第2の塊は、夫々、紡糸ファイバーの方 向性を持たない集合体により構成されている請求項1のフイルターカートリッジ 。 3.前記紡糸ファイバーは、プラスチックファイバーである請求項2のフイル ターカートリッジ。 4.前記紡糸ファイバーは、熱接着されるポリエステルファイバーである請求 項3のフイルターカートリッジ。 5.前記紡糸ファイバーは、ポリプロピレンファイバーである請求項3のフイ ルターカートリッジ。 6.前記カバー部材の第1の部分は、カバー部材の垂直軸と同軸的で、上方に 向かって傾斜した円筒部を有し、この円筒部は、これの周方向に配設され、垂直 方向に延びた排気スロットのアレイを有する、請求項1のフイルターカートリッ ジ。 7.前記円筒部の基部に、これの周りで移動可能に、摩擦係合されたリング部 材をさらに具備し、このリング部材は、前記平坦な第2の上部分上に、これに沿 って径方向外方に延びたポインター部材を有し、このポインター部材は、前記平 坦な第2の上部分上に設けられた複数のシンボルを指示するように前記垂直軸を 中心として選択的に位置可能である、請求項1のフイルターカートリッジ。 8.前記容器部材は、これの内面に連続すると共に、これの上開口に近接して 配置された環状の肩部を有し、この環状の肩部は、前記環状のリム部と重なるよ うにして係合して、前記カバー部材を上述したように取着する請求項1のフイル ターカートリッジ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B01D 29/08 540A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AU,BB,BG ,BR,CN,CZ,EE,FI,GE,HU,IS, JP,KG,KP,KR,LK,LR,LT,LV,M D,MG,MK,MN,MX,NO,NZ,PL,RO ,SG,SI,SK,TR,TT,UA,US,UZ, VN (72)発明者 モーゲンロス、ゲリー カナダ国、エル1エックス・1シー2、オ ンタリオ、ピッカリング、ブライドル・パ ス・サークル 1354 (72)発明者 マツシタ、ロイ カナダ国、エル0シー・1エイチ0、オン タリオ、サンダーランド、アール・アール ナンバー5

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.水を通すスクリーン状の端壁部を下端に有し、垂直軸を規定するほぼ切頭 円錐形の容器部材と、 前記容器部材にこれの垂直軸と同軸的に取着され、環状のリム部と、このリム 部から下方に向かうのに従って内方に傾斜するように延び、周囲に配設された垂 直方向に延びた多数の水入り口流れスロットを備えた第1の傾斜部と、ほぼ平坦 な第2の上部分とを規定する中空でほぼ漏斗形状のカバー部材と、 このカバー部材内に摩擦係合して保持された、非平坦で圧縮可能なろ過材の第 1の塊と、 前記容器部材内に、端壁部に近接して配置された非平坦で圧縮可能なろ過材の 第2の塊と、 このろ過材の第2の塊の上に層をなすようにして前記容器部材内に収容された 、水に溶解しない顆粒状の浄化剤とを具備する、水ろ過装置に使用されるフイル ターカートリッジ。 2.前記非平坦なろ過材の第1並びに第2の塊は、夫々、水に溶解しない物質 の細かく柔軟性のある多数のファイバーにより構成されている請求項1のフイル ターカートリッジ。 3.前記非平坦なろ過材の第1並びに第2の塊は、夫々、紡糸ファイバーの方 向性を持たない集合体により構成されている請求項2のフイルターカートリッジ 。 4.前記紡糸ファイバーは、プラスチックファイバーである請求項3のフイル ターカートリッジ。 5.前記紡糸ファイバーは、熱接着されるポリエステルファイバーである請求 項3のフイルターカートリッジ。 6.前記紡糸ファイバーは、ポリプロピレンファイバーである請求項3のフイ ルターカートリッジ。 7.上方に向かうのに従って径方向内方に傾斜した一連の突出部を有するスリ ット支持リングをさらに具備し、このスリット支持リングは、前記カバー部材の リム部の上に支持された状態で、カバー部材内に配置されている、請求項1のフ イルターカートリッジ。 8.前記非平坦で圧縮可能なろ過材の第1の塊は、スリット支持リングにより カバー部材内に圧縮されて保持されている請求項7のフイルターカートリッジ。 9.前記カバー部材の第1の部分は、カバー部材の垂直軸と同軸的で、上方に 向かって傾斜した円筒部を有し、この円筒部は、これの周方向に配設され、垂直 方向に延びた排気スロットのアレイを有する、請求項1のフイルターカートリッ ジ。 10.前記円筒部の基部に、これの周りで移動可能に、摩擦係合されたリング 部材をさらに具備し、このリング部材は、前記平坦な第2の上部分上に、これに 沿って径方向外方に延びたポインター部材を有し、このポインター部材は、前記 平坦な第2の上部分上に設けられた複数のシンボルを指示するように前記垂直軸 を中心として選択的に位置可能である、請求項1のフイルターカートリッジ。 11.前記容器部材は、これの内面に連続すると共に、これの上開口に近接し て配置された環状の肩部を有し、この環状の肩部は、前記環状のリム部と重なる ようにして係合して、前記カバー部材を上述したように取着する請求項1のフイ ルターカートリッジ。
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