JPH11502667A - 水平支持軸に関し一集合体を角度的にポジショニングするデバイス及びこのデバイスが適合された照明装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 水平支持軸(０₁)に関する集合体(ライト)(14)の角度位置決定のためのデバイスであり、前記集合体(14)を運ぶ為めに取り付けられ、前記支持軸(０₁)に関して角度的に変位可能にマウントされた支持アーム(20)と、その後半に接続された前記支持アーム(20)の為の部材であり、前記支持アーム(20)上の一点に適用する為に取り付けられた弾性復帰部材(24)と共に協調してその後半の重量によって生ずるモーメントに対抗する前記集合体のバランス部材(22)とを備えるデバイスであって、前記弾性復帰部材(24)およびバランス部材(22)を有するこのアセンブリは、前記支持軸(０₁)に平行な振動軸(０₂)上で振動可能にマウントされ、その後半から一定距離に配され、前記支持アーム(20)の角度が変位している期間においては前記一点に向かって永久的に指向するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】発明の名称 ： 水平支持軸に関し一集合体を角度的にポジショニングするデバイス及び このデバイスが適合された照明装置 本発明は、一水平支持軸に関し一集合体を角度的にポジショニングするデバ イス及びこのデバイスが適合された照明装置に係わり、特にオペレーティングル ーム(手術室)用の照明装置のライトの位置決めのためのデバイスに関する。 またこれは、上述のようなデバイスを備えた照明装置にも関する。 水平支持軸に関する集合体の角度位置決めのためのデバイスの存在について は既に周知されており、このタイプのデバイスは、前記集合体を運ぶために取り 付けられ、前記支持軸に関して角度的に変位可能にマウントされた支持アームと 、その後半に接続された前記支持アームのための部材であり、前記支持アーム上 の一点に適用するために取り付けられた弾性復帰部材と協調又は共同して、その 後半の重量によって生ずるそのモーメントに対抗する前記集合体のバランス部材 とを備えている。 また、この様なデバイスが適合された照明装置において、バランス部材はその 支持アームの一端部で接続され、弾性復帰部材の他端部で接続された１本のチェ ーンにより構成されている。 この弾性復帰部材は固定された１つのスプリングによって構成され、その主要 な軸は水平支持軸に対して垂直に配置されている。 このデバイスはさらに、その上にチェーンが支持した１つのローラーによって 構成されて成る角度復帰部材が設けられており、スプリング上のその後半によっ て発揮された力は、支持アームの位置が如何なる状態であっても、そのスプリン グの長手方向の軸に対して平行になる。 しかしながら、このタイプのデバイスは以上のような構造である故に、その 水平支持軸に関して３６０°以上の範囲での当該ライトの安定した角度的ポジシ ョニングを許さない。 従って、支持したそのチェーンが、約１６０°よりも少ない角度を成すことを 妨げるとき、このチェーンとローラーとの間の摩擦力が増大し、これが支持アー ムをアンバランス、即ち不安定にする。 さらに、このチェーンが１８０°の角度になるとそのライトの限界位置に達す るが、これは即ちレクチリニア(直線・直進)の状態である。よって、この位置を 超えると、もはやそのチェーンはローラーとは接触せず、その結果として、スプ リングの長手方向からオフセットするある１つの角度方向において１つの力を発 揮し、この力は更にそのバランスを非効果的にすることとなる。 このタイプのデバイスはまた、その支持軸に関しての支持アームの不規則な 変位を引き起こす。なおこれは、ローラーに対するチェーンの不規則な変位によ って生ずるものである。 そこで本発明は、上述した不具合を克服するために探求されたものであり、 水平支持軸に関し一集合体を角度的に位置決めするデバイス及びこのデバイスが 適合された照明装置を提供することによって、これを実現させるものであり、角 度的ポジションが如何様な状態であっても、集合体のバランスのみならず、その 後半又は末端の通常の角度的変位をも許容するものである。 よって、前述のタイプである処の水平支持軸に関し一集合体を角度的に位置 決めするポジショニング・デバイスは、その目的のために次のような特徴を有し ている。すなわち、 バランス部材および弾性復帰部材によって構成されるこのアセンブリは、前記 支持軸に平行なオッシレーション(振動)軸に関して振動可能にマウントされ、そ の後半から一定した距離に配されて、前記支持アームの角度が変位している期間 において、前記一点に向かって永久的に向うように構成されている。 上記弾性復帰部材は、上記オッシレーション軸上に振動可能にマウントされた ハウジングにおいて、少なくとも一部分にあらわれる１つのスプリングを備え、 その反対側の端部は、上記支持アームの上記バランス部材と共同又は協調するこ とを特徴とする。 上記バランス部材は、このハウジングの底部に提供された１つの開口部を通過 し、上記支持アームの制御の基にこの後半における角度的変位を可能な１つのレ クチリニアロッドを備えている。 またこのアセンブリは、１つのフレームにあらわされた上記弾性復帰部材お よびバランス部材で構成されたものであり、上記オッシレーション軸は、２つの 対応するベアリングに組み合わされたラグにより規定され、その一方は当該ハウ ジングの外壁において提供し、他方はフレームの内壁において提供されている。 上記支持軸は、上記バランス部材に関節接合されて成る１つのエキセントリッ ク・クランクピンにより延長されたシャフトで構成されている。 上記シャフトは、上記エキセントリック・クランクピンの方向において放射状 に延長され、その後半において所定の力を発揮するように支持アームに対して実 質的に垂直であり、上記バランス部材の影響下において、上記支持アームが水平 位置にあるときには最大のバランスモーメントとなり、一方、上記支持アームが 垂直位置にあるときには、最小のバランスモーメントになることを特徴とする。 また、上記クランクピンの反対側のシャフトの終端は、上記支持アームに固 定されている。 上記フレームは、上記支持アームを伴なって集積され、上記クランクピンのシ ャフトの終端は、上記支持アームのための１つの支持部材に固定されている。 上記スプリングは、ベレビル(Belleville)タイプのコニカルリング・コンプレ ッションスプリングである。 また、上記スプリングは、ビスコ(visco)エラスティック・エラストーマ・ コンプレッションスプリングであることを特徴とする。 上記バランス部材および弾性復帰部材によって構成されたアセンブリはさらに 、上記オッシレーション軸に垂直な１つの旋回軸に関して角度的に変位可能にマ ウントされている。 上記集合体は、上記支持アーム上に角度的に変位可能にマウントされたライト から構成されていることを特徴とする。 また、本発明はその目的のために手術室用の照明装置を有しおり、１つのオ ーバーヘッドライト上に設けられたプリズムライトのためのサスペンションアー ムを備え、そのライトを角度的に変位可能にマウントした手術室用照明装置であ って、上記サスペンションアームに関連するライトのバランスおよび角度位置決 定のためのデバイスを備ていることを特徴とするものである。 本発明のその他の特徴および効果については、添付する次のような図面を参 照することで、限定の無い事例により与えられた次の記述から明らかとなる。す なわち、 図１は、本発明に基づき提供されるライトの異なる角度位置における手術室用 の照明装置を示す概要図。 図２は、図１の照明装置の詳細を部分的に切欠して、ライトの角度位置合わせ デバイスを示す拡大図。 図３は、図２のデバイスの線分III-IIIにおける側断面図。 図４は、鉛直な基軸に対応する１８０°回転された図１の照明装置を示す図。 図５は、他の実施例としてのライトの角度位置合わせデバイスを示す図。 図１には、本発明に係わる手術室のための照明装置が符号１０で示され、オ ペレーティングテーブル(手術台)１１の上に伸張された患者を集中して照らす位 置に合わされている。 本発明によれば、この照明装置１０は、プリズムタイプのライト１４のため にクランクの如き形状を成すサスペンションアーム１２を備えている。このアー ム１２は、オーバーヘッドライト１６に設けられた主軸Ｘ−Ｘに関してピボット 運動（即ち旋回）が可能で、それ自体が手術室の天井１７にスクリュー・スレッ ドロッド手段等により固定されている。 ライト１４は、図１の平面に垂直な水平支持軸０₁に関して、角度の位置決め （ポジショニング）用のデバイスによってサスペンションアーム１２に接続され ている。 この角度位置決めデバイスは参照符号１８により示され、天井１７で設置され た限界範囲内で、水平支持軸０₁に関する円周上の如何なる点においても、ライ ト１４を位置決め可能にして外科手術等を行うことを許容するものであり、特に 、図１中の実線に示されたライト１４のポジションＰ１から、破線で示されたポ ジションＰ２及びポジションＰ３へと、実施されるその外科手術のタイプに基づ い て位置を変位させる。 ライト１４の角度位置合わせデバイス１８は、支持軸０₁に関して、サスペン ションアーム１２上に角度的に変位可能にマウントされた支持アーム２０を備え 、そしてこの上において、支持アーム２０に対し垂直な水平軸１５に関してその ライト１４は関節で連結され、またこの支持アーム２０のために、図１には示さ れていないバランス部材２２を備えている。 このライト１４の角度位置合わせデバイス１８についての詳細は、図２およ び図３を参照しながら以下に詳しく説明する。このアーム２０は概略的にその軸 ２０-1で図示されている。なお、これはポジションＰ１に対応するものである。 これらの図面、特に図２には、アーム２０が部分的に切欠されて示され、この ライトの角度位置合わせデバイス１８がこのアーム２０によって規定されており 、バランス部材２２および弾性復帰部材２４によって構成されている。これらバ ランス部材２２および弾性復帰部材２４は、サスペンションアーム１２上に固定 され、フレーム２６内に設けられ、支持アーム２０に角度表示可能にマウントさ れ、水平支持軸０₁に対応している。 このバランス部材２２は、支持軸０₁に平行に延長されたクランク２８上で、 関節Ｍの１つの軸に関して連結して成るレクチリニアロッドによって構成され、 そして、以下に詳しく記載される如く、放射状にその後者に対してオフセットさ れている。 また、クランク２８の反対側のロッド２２の終端部は、弾性復帰部材２４に取 り付けた頭部を成すスクリュー・スレッド部位３０を有し、コンプリメンタリー ナット３２に締め込まれている。 また、これらの図面から解るように、弾力を有するこの弾性復帰部材２４は、 円筒形のハウジング３６において、スクリュー・スレッドロッド２２の通路のた めの開口部４２(図３)によって貫通された底部４０及び開口端部３８の少なくと も一部に１つのスプリング３４を備えている。このスプリングは底部４０とナッ ト３２との間に適宜調整して圧縮されている。 描かれた事例においては、このスプリング３４は、いわゆる「ベレビル (Belleville)タイプ」のコニカル・リング・コンプレッションスプリングである が、その他のタイプ、例えば、ビスコ(visco)エラスティック・エラストーマ・ コンプレッションスプリング等のスプリングも使用できる。 ハウジング３６は、クランクピン２８の制御の基でフレーム２６の中で振動可 能にマウントされている。 この終端には、フレーム２６の内壁に２つのコアキシャル・ベアリング４４が 設けられ、ハウジング３６の外壁から放射状に投影する部材４６のような２つの ラグ(lug)を結び付けており、部材４８のような例えば合体されたアブトメント ・ベアリング等のボールベアリングを内部的に配列して備えている。 ここで、支持アーム２０と、一方のフレーム２６と、他方のクランクピン２ ８との間の接合構造について記述する。 この支持軸０₁に関する角度表示のため、アーム２０はこの支持軸０₁を規定す るシャフト５０の一終端５２に固定されている。このシャフト５０は、アーム２ ０および弾性復帰部材２４の方向に対して垂直な方向に延長されて成り、エキセ ントリック・クランクピン２８により延長され、特にアーム２０に対して、その 他端部５４によって軸方向に延長されている。 シャフト５０は、このシャフトと同軸的なフレーム２６の円筒形の延長部５６ において、ボールベアリング５８のアセンブリ手段によってターン(復帰回動)す る。 好ましくは、このシャフト５０は、ライトのための電力供給コンダクタの通路 として導管６０によって貫通されている。 前述した如く、そして図３に詳しく示されたように、シャフト５０はクランク ピン２８によってその終端５４で延長されて成り、そこでレクチリニアロッド２ ２と関節的に接合され、そしてこれは関節接合の軸Ｍを規定している。 よって、シャフト５０は、このロッド２２の変位に対するその回動したコース (軌跡・行程)において生じる処のそのハウジング３６における角度的及びそれ自 体の軸に関して１つのクランクを構成する。 レクチリニアロッド２２とクランクピン２８との間の接続関係は次のように確 保されている。 クランクピン２８に隣接するこのレクチリニアロッド２２の終端部は、通常は 円筒形を成すフェルール(継ぎ金具)６４をスクリュー締めするための１つのスク リュースレッド６２を備えており、１つの開口部６６によって開口され、そして そこにクランクピン２８が挿入されている。 このクランクピン２８に関してこの継ぎ金具６４が回動するためには、例えば 複合されたベアリング・アブトメントローラーにより構成されるローラーベアリ ング６８のアセンブリが提供されている。この継ぎ金具６４とクランクピン２８ との接続は参照符号７０で示され（図２）、周知のタイプのクランクピン２８の ための軸リテンション手段によって完成されている。 図３で解ることとしては、フレーム２６が、スクリュー固定手段７６により フレーム２６の本体７４に固定されて成る１つのキャップ７２を備えていること である。 また、既に前述されたアセンブリは、図１中のポジションＰ１を代表する位置 において、１つの「コネクティングロッド−クランク・アセンブリ」を形成し、 そのクランクは上述の如く、シャフト５０とクランクピン２８によって構成され ている。そして、そのコネクティングロッドは、継ぎ金具６４が設けられたレク チリニアロッド２２によって構成されている。 このポジションＰ１において、アーム２０は水平から約１０°の関係の角度α を形成する（図１）。同時に、支持軸０₁と関節接合軸Ｍ（図３）とが接続され た直線はさらに、垂直方向に対してこの角度αを成す。 支持アーム２０上に固定されたライト１４の重量は、その支持軸０₁に関して １つのモーメントがはたらくことが解る。これは、水平に形成されたこの支持ア ームが成す角度に通常依存し、つまりこれは、水平支持軸０₁及びオッシレーシ ョン(振動)軸０₂に規定された直線が、ベアリング４４に受け止められたハウジ ング３６のラグ４６によって定義するものである。 このモーメントは、アーム２０が水平位置となった際に最大となり、このアー ムが垂直になったときにはゼロとなり、いわゆる、これら２つの軸０₁及び軸０₂ に接続する直線に対して垂直であると言える。 さらに、スプリング３４と共に共同又は協調するロッド２２は、ライト１４に よって生じた反対のモーメントである処の逆バランスモーメントをはたらかせる 。周知の如くこの反対のモーメントは、スプリング３４の短く圧縮され、いわゆ る、軸０₁に及び点Ｍ（図３）との間の距離の１つのリニアファンクション(直線 的作用)である。 シャフト５０のこの独特なる構造の故、および、アーム２０に対し垂直な終 端部５４の近傍へのエキセントリックな延長部２８の故に、このバランスモーメ ントは、図３における角度αがゼロのときに最大となり、そしてこれは支持アー ム２０が水平位置であることを表わす。 さらにこのモーメントは、ロッドが軸０₁及び軸０₂で規定された直線に沿って 配されたときに最大となり、これはいわば、アーム２０が垂直（即ちポジション Ｐ２）に在る場合である。 支持アーム２０がそのポジションＰ１からポジションＰ２に向かって変位され たとき、シャフト５０は、クランクピン２８のローテーション(回転)を図３中の 矢印Ｆ１で示された方向及び、軸０₁と軸０₂が連結した垂直な線に基づいたポジ ションに向かう直線ロッド２２の変位に引き起こす。そしてこれは、スプリング ３４の圧縮を引き起こす、いわゆる水平方向である。 このポジションＰ２において記載しておくべき事項は、このスプリング３４が 圧縮された状態で配されている事であり、これが特に重要である。しかしながら 、上述の如く，ロッド２２によって引き起こされるモーメントはゼロである。よ って、この支持アーム２０においては作用効果を有せず、これは垂直なポジショ ンに安定する。 支持アーム２０がそのポジションＰ２からポジションＰ３に向かって変位する とき、クランクピン２８は再び、矢印Ｆ１で示された回動の方向に変位し、そし てこのデバイスは、図３に示す如く水平方向に関して対称なポジションに配置さ れる。 この支持アーム２０が再び変位するとき、そのポジションＰ３から矢印Ｆ１の 方向において不安定な垂直ポジション（不図示）に向かい、レクチリニアロッド は、再び水平なポジションになるように変位し、また、スプリングはその圧縮が 少なくなる様なポジションに移行する。このポジションにおいて、支持アーム２ ０上のレクチリニアロッド２２によって引き起こされたそのゼロ・モーメントは 、支持部３４の最小圧縮と合成され、不安定なポジションに維持されることを許 容する。 前述した異なる変位のコースにおいて、レクチリニアロッド２２は、オッシレ ーション軸０₂に関して振動する。よって、弾性復帰部材とレクチリニアロッド ２２によって構成されたアセンブリは、たとえ支持アーム２０の角度変位がどう であろうとも、このオッシレーション軸０₂及びレクチリニアロッド２２の関節 接合軸Ｍによって規定された正しい角度に基づいて永久的に方位を合わされる。 したがつて、支持アーム２０に適用されるべき力の１つの機能としてのスプリ ング３４の選択によればそれが可能であることが解り、また、永久的にバランス をとるためには、ナット３２の位置を調整することによるその圧縮度を調節する ことによって、いわば、支持軸０₁に関するライト１４の角度的ポジションがど んな状態であってもその対抗するモーメントがアーム２０のポジションを安定化 するようになることが明らかである。 よって、ここで記述されたデバイスは、支持軸０₁に関して約３６０°にわ たって支持アーム２０を位置合わせすると共に、永久的に安定化することを許容 するものである。 しかしながら、図１から解るように、最も高いポジションにおける支持アーム ２０の角度的なスイング(振り回し)は、手術室の天井の存在によって制限される 。 ただし、この制限を避けるため、より短い長さの支持アームをもつデバイスの 準備または供給が熟慮されている。しかしこれは、横方向のスイングの制限を伴 なうものである。 記載された事例においては、ライト１４のこの横方向スイングについは上方 スイングに好適に説明されており、より広い照明面をカバーすることが可能なよ うになっている。 この上方スイングを更に改善するように、フレーム２６は、サスペンションア ーム１２の第２の垂直旋回軸Ｙ−Ｙ(図３)に関して関節接合され、この軸Ｙ−Ｙ は支持軸０₁から距離ｄだけオフセットされている。 したがって、図４に示す如く、サスペンションアーム１２に関するフレーム２ ６の１８０°の回動によれば、距離が２×ｄに等しい即ち２倍の距離の物体の移 動が得られる。 よって、サスペンションアーム１２の角度的変位は、天井取付け具１６に関 係するであろうことが解り、支持アーム２０は水平軸０₁の一部分に関係すると 共に、一方では垂直旋回軸Ｙ−Ｙに関係して、与えられたサスペンションアーム １２のそれぞれの角度的ポジションのためにライト１４によって生み出された照 明量の変位を比較的広いエリアにわたって許容する。 さらには、如何なる２つのポジション間におけるライトの変位は、１つの通常 な状態と特定な状態との間において行われるものである。なぜならば、全ての動 作は、ポジショニング・デバイス１８を構成する複数部材の間に介在し設けられ たローラーにより直接的にガイドされるからである。 図２および図３を参照して記述された実施例において、バランス部材と弾性 復帰部材とによって構成されたアセンブリは、支持アームに関節で接合されたフ レーム内に振動可能にマウントされている。 図５に示されたその他の実施例によれば、構成するこれらバランス部材およ び弾性復帰部材は前述したものと類似しており、参照番号８０で示された部材は 支持アーム８２の内部に振動可能にマウントされている。 この支持アーム８２は、その照明装置のサスペンションアームに接続したアー ムのための支持部材８６の一終端に固定されているシャフト８４に関して、角度 的に変位可能にマウントされている。 また、この支持アーム８２は支持部材８６に関しても上述同様に角度的に変位 可能であり、この支持部材８６の反対側のシャフト８４の終端は、バランス部材 ８０上の関節で接合された１つのエキセントリック・クランクピン８８によって 軸芯に延長されている。 この実施例は、図２および図３の実施例と比べて、バランス部材と弾性復帰部 材のポジショニングの点のみで異なり、類似のように運用使用されるだけでなく 、そのライトの通常の変位および、如何なるその角度的ポジションでのバランス をも許容するものである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 水平支持軸(０₁)に関する一集合体(14)の角度位置決定のためのポジシ ョニング・デバイスにおいて、 前記集合体(14)を運ぶために取り付けられ、前記支持軸(０₁)に関して角度的 に変位可能にマウントされた支持アーム(20;82)と、 その後半に接続された前記支持アーム(20;82)のための部材であり、前記支持 アーム(20;82)上の一点(Ｍ)に適用するために取り付けられた弾性復帰部材(24) と協調又は共同して、その後半の重量によって生ずるそのモーメントに対抗する 前記集合体のバランス部材(22;80)と、 を具備するデバイスであって、 前記弾性復帰部材(24)およびバランス部材(22;80)により構成されたこのア センブリは、 前記弾性復帰部材(24)は、前記支持軸(０₁)に平行なオッシレーション軸(０₂) に関して振動可能にマウントされ、その後半から一定した距離に配されて成り、 前記支持アーム(20;82)の角度が変位している期間において、前記一点(Ｍ)に向 かって永久的に指向するように構成されていることを特徴とする、水平支持軸に 関する集合体の角度位置決定のためのポジショニング・デバイス。 ２． 前記弾性復帰部材(24)は、前記オッシレーション軸(０₂)上に振動可能 にマウントされたハウジング(36)において、少なくとも一部分にあらわれる１つ のスプリング(34)を具備し、 その反対側の端部は、前記支持アーム(20)の前記バランス部材(22)と共同又は 協調することを特徴とする、請求項１に記載のポジショニング・デバイス。 ３． 前記バランス部材(22;80)は、前記ハウジングの底部に提供された１つ の開口部を通過し、前記支持アーム(20;82)の制御の基にこの後半における角度 的変位を可能にして成る１つのレクチリニアロッド(22)を具備することを特徴と する、請求項２に記載のポジショニング・デバイス。 ４． 前記アセンブリは、１つのフレーム(26)にあらわされた前記弾性復帰部 材および前記バランス部材により構成されて成るアセンブリであり、 前記オッシレーション軸(０₂)は、２つの対応するベアリングに組み合わされ たラグにより規定され、その一方は当該ハウジング(36)の外壁において提供し、 他方は前記フレーム(26)の内壁において提供されることを特徴とする、請求項２ に記載のポジショニング・デバイス。 ５． 前記支持軸(０₁)は、前記バランス部材(22;80)に関節で接合されて成る １つのエキセントリック・クランクピン(28;88)により延長されたシャフト(50;8 4)によって構成されて成ることを特徴とする、請求項１〜請求項４の何れの項に 記載のポジショニング・デバイス。 ６． 前記シャフト(50;84)は、前記エキセントリック・クランクピン(28;88) の方向において放射状に延長され、その後半において所定の力を発揮するように 支持アーム(20;82)に対して実質的に垂直であり、 前記バランス部材(22;80)の影響下において、前記支持アーム(20;82)が水平位 置にあるときには最大のバランスモーメントとなり、一方、前記支持アーム(20; 82)が垂直位置にあるときには最小のバランスモーメントになることを特徴とす る、請求項５に記載のポジショニング・デバイス。 ７． 前記クランクピン(28)の反対側の前記シャフト(50;84)の終端は、前記 支持アーム(20)に固定されていることを特徴とする、請求項５に記載のポジショ ニング・デバイス。 ８． 前記フレームは、前記支持アーム(82)を伴なって集積されて成り、 前記クランクピン(88)の前記シャフト(84)の終端は、前記支持アーム(82)のた めの１つの支持部材に固定されていることを特徴とする、請求項５に記載のポジ ショニング・デバイス。 ９． 前記スプリング(34)は、ベレビル(Belleville)タイプのコニカル・ディ スク・コンプレッションスプリングであることを特徴とする、請求項２〜請求項 ８の何れの項に記載のポジショニング・デバイス。 １０． 前記スプリング(34)は、ビスコ(visco)エラスティック・エラストー マ・コンプレッションスプリングであることを特徴とする、請求項２〜請求項８ の何れの項に記載のポジショニング・デバイス。 １１． 前記バランス部材(22)および前記弾性復帰部材(24)によって構成され たアセンブリはさらに、前記オッシレーション軸(０₂)に垂直な１つの旋回軸(Y- Y)に関して角度的に変位可能にマウントされて成ることを特徴とする、請求項１ 〜請求項１０の何れの項に記載のポジショニング・デバイス。 １２． 前記集合体は、前記支持アーム(20)上に角度的に変位可能にマウント されたライト(14)から構成されていることを特徴とする、請求項１〜請求項１１ の何れの項に記載のポジショニング・デバイス。 １３． 天井取付け具(16)上に関節で接合された１つのプリズムライト(14)の ためのサスペンションアーム(12)から成り、この上には前記ライトの角度位置を 変位可能にマウントされている手術室用の照明装置であって、 前記サスペンションアーム(12)に関連する前記ライト(14)のバランスおよび角 度位置決定のためのデバイスを具備することを特徴とする、請求項１〜請求項１ ２の何れの項に記載のポジショニング・デバイス。