JPH11502348A - 基準マークの位置および方向の検出方法 - Google Patents

基準マークの位置および方向の検出方法

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JPH11502348A JP8531158A JP53115896A JPH11502348A JP H11502348 A JPH11502348 A JP H11502348A JP 8531158 A JP8531158 A JP 8531158A JP 53115896 A JP53115896 A JP 53115896A JP H11502348 A JPH11502348 A JP H11502348A
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Abstract

(57)【要約】 コンベア(20)に沿って動く小包(30)上の宛先住所内のテキスト(60)の位置および方向を確認するための、ベルト上方の光学的文字認識(OCR)読み取り装置と共に使用可能な基準マーク検出システム(10)。基準マーク検出システム(10)は、電荷結合素子(CCD)のアレイ(60)、アナログ−デジタル(A/D)変換器(70)、汎用コンピュータ(80)、およびソフトウェアプログラム(100)を含む。画像処理ソフトウェアプログラム(100)は、投影ヒストグラム、重畳フィルタリング、相関、半径方向の分散、第1の慣性モーメント、エッジのイメージの分析、ハフメソッド、および検出の信頼性の試験を含む。蛍光インクを含む方向規定用のマーク(50)は、小包(30)上の宛先住所ブロックのほぼ中央に配置される。方向規定用のマーク(50)は、下にあるテキスト(60)を妨害するものではなく、走査前のいかなる時点で小包(30)につけられてもよい。基準マークは、直径が異なる2つの円(110)、(120)を具備し、この2つの円は、大円(110)の中心(130)から小円(120)の中心(140)へのベクトル(150)が下にあるテキスト(60)と同じ方向を向くように、向けられている。

Description

【発明の詳細な説明】 基準マークの位置および方向の検出方法 関連出願への言及 本出願は、本出願の提出と同時に放棄される、1995年4月10日出願の、 所有者が共通である係属中の米国特許出願第08/419,176号「基準マー クの位置および方向の検出方法」、発明者James S.MortonおよびJames V.Reck tenwalt、の継続出願である。 技術分野 本発明は、光学的イメージの処理に関し、より詳細には、ベルト上方の光学的 文字認識読み取り装置に関する。特に、本発明は、小包がコンベアに沿って動く 間に小包についた宛先住所等のテキストの位置および方向を検出する方法に関す る。 背景技術 何年もの間、コンベアに沿って動く小包を走査するために機械が用いられてき た。ベルト上方の光学的文字認識(OCR)読み取り装置が開発されているが、こ れは小包がコンベアに沿って動く間に小包の表面のイメージを取り込み、そのイ メージの表現を作り出し処理することができる。OCR読み取り装置の基本的な 物理的要素は、センサ、アナログ−デジタル(A/D)変換器、および、メモリを 備えるコンピュータである。OCR読み取り装置の個々の物理的要素はすべて当 該技術分野では周知であり、個々の物理的要素のコストや性能の特性がそれぞれ 異なる多くの代替品が市販されている。特定の用途に対して最も効率的な要素の 組み合わせを見つけ、こういったよく知られている物理的要素により作り出され るイメージを処理するコンピュータのソフトウェアプログラムを開発することに 、多くの労力が注がれている。 OCR読み取り装置には、電荷結合素子(CCD)センサのアレイが用いられる ことが多い。CCDカメラは、それぞれがぶつかってくる光の量に応じて蓄積電 荷を蓄える電子「画素」のアレイからなっている。CCDカメラは、小包がコン ベアに沿って動く間に小包の表面のイメージを素早く取り込むために用いられる 。イメージはそれからデジタル形式に変換され、変換されたイメージはコンピュ ータのメモリ内にビットマップとして記憶される。するとCCDのアレイは、画 素内の電荷を放散することによってリセットされ、アレイは別の小包のイメージ を取り込むことができる。このようにして、単一のCCDカメラが、非常に多く の小包を走査するために用いられる。 CCDカメラは解像度および感度が様々である。一般的に、カラーのカメラは モノクロのカメラよりも高価であり、高解像度カメラは低解像度カメラよりも高 価である。従って、低解像度でモノクロのCCDカメラが特定の目的に適してい る場合には常に、そういったカメラを用いる金銭上の誘因がある。 同様に、コンピュータは計算速度その他のパラメータが様々である。一般的に 、高速のコンピュータは低速のコンピュータよりも高価であり、専用コンピュー タは汎用コンピュータよりも高価である。従って、低速で汎用のコンピュータが ある目的に適している場合には、そういったコンピュータを用いる金銭上の誘因 がある。 ユナイテッドパーセルサービス(UPS)等の小包配達会社は、OCR読み取り 装置システムを幅広く用いることができた。UPSは、毎日何百万もの小包を運 送している。UPS等の小包配達会社が利用するOCR読み取り装置は、莫大な 量のコンピュータデータを生成する。その結果、CCDカメラが作り出すイメー ジを素早く正確に処理することができるコンピュータシステムが必要である。例 えば、コンピュータシステムは、ある小包上に書かれた宛先住所を読み取ること ができ、小包をその宛先に正確に送ることができるように開発されてきた。テキ ストの読み取りは高度なタスクであり、これを行うことができるシステムは同等 に高度であり、高解像度CCDカメラや高速のコンピュータ等の高価な装置を具 備している。 小包についたテキストが読み取り可能になる前に、テキストの位置および方向 を判定することが必要である。OCR読み取り装置システムが、基準マークを用 いて、対象のまたは対象についているテキストの位置および方向を確認してもよ い。基準マークは、OCR読み取り装置で走査される対象上に置かれた、既知の 光学的特徴を持つ指標である。OCR読み取り装置システムは、基準マークのつ いた小包を走査し、基準マークの位置を検出する。このようにして、OCRシス テムは、小包の宛先住所ブロックと既知の関係にあるように配置された基準マー クを用いて、宛先住所ブロックの位置を検出することができる。同様に、OCR システムは、方向が宛先住所ブロック内のテキストの方向と既知の関係にあるよ うに配置された方向を特定する基準マークを用いて、テキストの方向を確認する ことができる。 OCR読み取り装置システムに要求されるタスクのうちで、テキストを読み取 ることよりも程度の低いタスクは、テキストを読み取るのに用いられるものより も廉価な他の装置で行うことができるので、テキストを読み取るのに必要な高価 な装置を、テキストを読み取るというより高度なタスクに、より効率的に割り当 てることができる。基準マークの位置および方向を確認するということは、OC R読み取り装置システムに要求される機能であって、テキストを読み取ることが 要求される装置よりも程度の低い装置で行うことのできる機能の一例である。従 って、低コストのCCDカメラおよび汎用コンピュータを備えるシステムを用い て基準マークの位置および方向を確認する金銭上の誘因がある。 コンピュータのメモリ内に記憶された画像を処理するのに用いられる画像処理 技術としては、多くのものが周知である。2次元の画像については、コンピュー タのメモリ内に記憶された二次元のビットマップのマトリクスが、CCDのアレ イの画素を表現する。マトリクスには、直交座標系が対応する。従って、ビット マップはCCDのアレイのそれぞれの画素の位置を唯一的に識別する。三次元ま たはそれより高次元のビットマップは同様に、コンピュータのメモリ内の三次元 またはそれより高次元の画像を表示する。極座標系またはその他の座標系も同様 に、マトリクス内の位置を規定する。 当業者には、投影ヒストグラム、重畳フィルタリング、相関、イメージ領域の 重心の計算、およびハフメソッド(Hough Method)を含むエッジイメージの分析と いった標準の画像処理技術はよく知られていよう。 基準マークは、いかなる形状または形状の組み合わせを含んでもよい。ある形 状は、他のものよりも本質的により効率的に検索できる。例えば、円形状は、そ の回転しても変化しない性質ゆえに、効率的に検索できる。したがって、円であ れば、角の方向が多様であることを考慮する必要がない。 多数の米国特許が円形の基準マークを教示している。例えば、米国特許第5, 103,489号のMietteは、分類される物品上の住所の位置を検出するための ラベル、方法、および装置を説明している。このシステムは、住所検出マークを 含む、前もって印刷されたラベルを用いており、浄書検出マークは、回転しても 変化しない要素と不規則な要素(すなわち、円の内側の方向を特定するマーク)と を有している。この処理技術では、まずこの円形のイメージの位置を検出し、そ れから不規則要素の回転方向を確認する。ソフトウェアプログラムが、不規則要 素のイメージを、種々の別々の方向を規定する限定された数の所定の基準信号と 比較すること(すなわち、相関)により、不規則イメージの回転方向を確認する。 Mitteに説明されたシステムには多くの欠点がある。例えば、回転を特定する 要素を用いることにより、基準マークの検索の効率が、円形のイメージのみを含 むマークと比べて低下する。さらに、住所を含むテキストと同じ領域を占めよう とすればどうしてもテキストの一部が不明瞭になってしまうような、不透明な基 準マークに依存している。したがって、基準マークは、テキストが付く領域外に 、走査されるそれぞれの小包上の住所ブロックと既知の関係にあるように配置さ れねばならない。その結果として、かかるシステムでは通常、基準間へ苦を含む テキストを配置する記録可能な領域を指定した、前もって印刷されたラベルまた は小包が必要である。したがって、Mitteの後にも、より効率的で多目的に使用 できる基準マークシステムの必要性は残っている。 多数の米国特許が、方向を規定するのに大きさの異なる円形のイメージの組み 合わせを用いることを教示している。例えば、米国特許第4,760,247号 のKeane et al.は、領域画像処理を用いた光学的カード読み取り装置を説明して いる。このシステムは、記録可能な領域のあるくじ引き券を読み取り、まずくじ 引き券上に印刷された3つの円形のイメージの位置を検出して識別することによ り、券の記録可能な領域の位置と方向とを確認する。同様に、米国特許第3,8 012,775号のAckerは、対象を識別する方法および装置を説明している。 説明されているシステムは、走査コントローラ、ビデオプロセッサ、データプロ セッサを含むバーコード読み取り装置である。バーコードを表示している対象は 、バーコードの両端にそれぞれ配置された2つの円形のイメージを含む。一端の 円形イメージは、他端のイメージとは異なる同心円のパターンを備えており、バ ーコードの方向が識別できるようになっている。 Keane et al.およびAckerに説明されているシステムは、いくつか、Mietteに 説明されているシステムと同じ欠点がある。すなわち、それらは、前もって印刷 された不透明な基準マークに依存している。Keane et al.およびAckerの後も、 より多目的にしようできる基準マークシステムの必要性は残っている。特に、小 包配達業は、住所が小包につけられた後に小包につけることができる基準マーク のシステムを必要としている。この方法では、システムは前もって印刷されたラ ベルや小包に依存しない。 蛍光マーキングは、CCDカメラで指標を読み取る手段を提供し、そこでは指 標は不透明なテキストと同じ領域を占めていてもよい。紫外線により露光された ときには、蛍光マーキングはCCDカメラにより読み取り可能であるが、テキス トは比較的見えにくい。逆に、白色光で露光されたときには、不透明なテキスト はCCDカメラにより読み取り可能であるが、蛍光マーキングは比較的見えにく い。このようにして、両タイプのマーキング、不透明テキストと蛍光指標とが基 板上で同一の領域を占めることができる。 いくつかの資料は、CCDカメラにより読み取られる対象物のテキストが付さ れた領域を強調するために蛍光マーキングを使用することを説明している。カナ ダ特許出願第2,047,821のBuchar et al.は、走査される文書内の強調 されたテキストを認識して分類および検索情報を確立する電子ファイリングシス テムを説明している。人間のオペレータがシステムに登録される文書を調べ、テ キストの文書を識別するためにシステムに使用される部分を蛍光マーキングペン を用いて手で強調する。CCDのアレイを有するラスタ走査ユニットが、文書が 走査されるときに、強調された領域を識別し、強調された領域内のテキストを、 検索システムが用いるように記録する。 米国特許第5,138,465号のNg et al.は、選択的編集用のネストされ た情報の領域を強調する方法および装置を説明している。反射率の異なる2つの 蛍光マーキングを組み合わせて用いて、重要な領域の組み合わせ(例えば、両方 のマーキングの内側の領域、一方のマーキングに規定される領域の内側と他方の マーキングに規定される領域の外側、等)が規定される。このシステムは、前も って印刷されたマーキングを有する文書を用いてもよく、走査されるテキストが つけられてからマーキングを蛍光マーキングペンでつけてもよい。 Buchar et al.、およびNg et al.が説明しているシステムには、重大な制限が ある。すなわち、こういったシステムを用いる文書は、テキストが正しく読み取 られるように、文書スキャナに入れるときに正しい方向にしなければならない。 こういったシステムは、テキストの位置を識別するのに蛍光マーキングを用いる ことを教示しているが、テキストの方向を特定するのに蛍光マーキングを用いる ことは教示していない。従って、こういったシステムは、小包がコンベア上をコ ンベアに沿って動く間に小包の表面上のテキストを読み取るのには有用ではない 。 従って、ベルト上のまたはその他のOCR読み取り装置と共に用いることので きる、融通が利き、簡単に使え、非常に正確で、高価でない基準マークシステム に対する需要は大きい。特に、非常に多くのイメージを、小包配達業で用いられ ている自動小包取扱いシステムの不可欠な部分として用いることができるほど十 分に素早く処理できる基準マークシステムに対する需要は大きい。有利にするた めに、かかるシステムは、以下のような多数の重要な利点を有するべきである。 (1)低解像度のモノクロのCCDカメラや汎用コンピュータ等の低コストの要素 を用いる。(2)標準化したまたは前もって印刷されたラベルや容器に依存するこ となく、住所ブロックの位置および方向を確認することができる。(3)住所が小 包上に書かれたりつけられる前あるいは後のいずれにつけられた場合にも、住所 を不明瞭にすることなく基準マークを読み取ることができる。(4)うまく形成さ れていない、または傷んだ基準マークでも識別することができる。(5)偽のマー クを高い信頼性で拒絶することができる。(6)非常に正確な、しかし計算効率の よい方法で、識別を行うことができる。 発明の概要 本発明は、下地の位置および方向を下地につけられた基準マークを用いて確認 するシステムおよび方法を提供することによって、上記目的を満たす。基準マー クは下地の位置および方向を規定する。 さらに、本発明は小包上の住所ブロック内のテキスト等の、下地につけられた 読み取り可能な指標の位置および方向を、同じ下地の読み取り可能な指標と同じ 位置につけられた基準マークを用いて確認するシステムおよび方法を提供するこ とによって、上記目的を満たす。基準マークは、下地につけられた読み取り可能 な指標の位置および方向を規定する。基準マークは、読み取り可能な指標を妨害 するものではなく、読み取り可能な指標が下地につけられる前であっても後であ っても、走査前のいかなる時点で下地につけられてもよい。基準マークと読み取 り可能な指標は、両方が同じ下地上の同じ位置につけられても、別個に読み取り 可能である。 基準マークは、光学的特徴が異なる2つの非同心の円を有し、それぞれの円が 別個に識別可能なようになっている。従って、一方の円の中心から他方の円の中 心へのベクトルが、基準マークの位置と方向の両方を規定する。基準マークを構 成する円形の要素を組み合わせることにより、それぞれへのいくつかの画像処理 技術を計算効率がよい方法で用いることができ、非常に正確な識別を行うシーケ ンスで組み合わせることができる。うまく形成されていなかったり質の低いマー クも高い信頼性で識別され、偽のマークは高い信頼性で拒絶される。 好適な実施例は、小包走査用のベルト上方のOCR読み取り装置システムの不 可欠な部分として用いられるように、特に開発される。基準マークシステムは、 低解像度のモノクロのライン走査タイプのCCDカメラ、標準のビデオコントロ ーラ、標準の1ビットのA/D変換器、および、先入れ先出し(FIFO)バッフ ァを有する汎用コンピュータを含む、低コストの要素を用いる。基準マークシス テムは、小包が隣接するコンベアに沿って動く間に小包を走査し、小包の宛先住 所ブロック(DAB)内に配置された蛍光インクの基準マークの位置および方向を 確認することによって、小包についている住所の位置および配置を判定する。基 準マークはDABのほぼ中央に配置されており、直径の異なる重なり合わない2 つの円を具備しており、大きい方の円の中心から小さい方の円の中心へのベクト ルが下にあるテキストと同じ方向になるような方向になっている。 基準マークは、テキストがDAB内に配置される前であっても後であっても、 走査前のいかなる時点で小包につけられてもよい。例えば、基準マークは小包が 小包取り扱いシステム内に入るときに、小包に手でインクのスタンプを用いてつ けてもよい。または、基準マークは、前もって印刷されたラベルまたは容器につ けてあってもよい。同様に、基準マークは、その中に住所ラベルが配置されるよ うな、小包についている透明な封筒内に組み込まれていてもよい。 基準マークのイメージを処理してマークの位置および方向を判定するために、 コンピュータシステムが用いられる。コンピュータシステムは、マークがうまく 形成されていなかったり部分的に質が低い場合であっても、高い精度で基準マー クを識別する。さらに、システムは高い信頼性で偽のマークを拒絶する。コンピ ュータシステムは、比較的廉価な汎用コンピュータ上で素早く実行されるように 、演算上の効率が良い。こういった特性を得るために、コンピュータシステムは 、マークの品質を評価する測定値によって区分され、その計算費用が次第に増大 するような一連の画像処理技術を用いている。うまく形成されたマークは、処理 の初期に識別され、さらなる処理が省かれるが、うまく形成されていないマーク や部分的に質が低いマークは、より厳密で計算的に高価な技術で処理される。選 択された一連の画像処理技術を適用して非常に正確ではあるが計算効率がよいな 識別システムを作り出すことができるということは、ひとつには、基準マークの 円形の要素の組み合わせの結果として生じたものである。 基準マークは、好ましくは、直径の異なる重なり合わない2つの円からなって おり、大きい方の円の中心から小さい方の円の中心へのベクトルが下にあるテキ ストの方向になっている。コンピュータシステムは、好ましくは、イメージを、 以下を含む一連の別個のステップで処理する。(1)重要な領域(AOI)の検出、 (2)大円の検出、(3)小円の検出、および、(4)検出の信頼性の閾値比較。円は 、円のイメージが回転しても変化しない性質であるために、効率的に識別するこ とができるので、マークの要素として選択された。ソフトウェアプログラムが、 小円のイメージを誤って大円と識別することなく、大円を識別することができる よ うに、大きさが十分異なる円が選択される。2つの円は、それらの組み合わせか ら方向ベクトルが規定されるように用いられる。それぞれの円は個別に識別され 、結果として得られる中心から中心への方向ベクトルから、DABの方向が判定 される。 AOIの検出が行われて、小包上のDABのおおよその位置が判定され、小包 の表面のイメージがより小さいAOIに切り取られ、そのAOIにおいて基準マ ークが検索される。基準マークを検索する領域を制限することによって、検索の 計算効率が改良される。AOI検出は、投影ヒストグラムやフィルタ処理技術に よって行われる。小包の表面のイメージの垂直および水平投影ヒストグラムは、 その幅が基準マークの最大寸法である(すなわち、2つの円の直径の合計プラス 両者間の距離)三角形の核での重畳によって計算されフィルタをかけられる。フ ィルタ投影ヒストグラムの最大値の交点の回りに、略正方形のAOIが規定され る。 大円の検出は、計算費用が次第に増大するような一連の画像処理技術によって 行われる。大円がシーケンス内のいかなるステップの後でも閾値の限界内に識別 される場合には、システムは小円の検出に進む。従って、うまく形成された大円 の大多数は、計算的に廉価な初期の検出の試みによって識別され、より計算的に 高価な後のステップはほんの一部の、うまく形成されていなかったり部分的に質 の低い大円にのみ必要である。 第1の検出の試みは、AOI内の画素値の投影ヒストグラムを計算し、この目 的のために、その幅が公称の大円の直径に等しい三角形の核での重畳によって投 影ヒストグラムにフィルタをかける。公称の大円よりもわずかに大きい円形の領 域が、フィルタの投影ヒストグラムの最大値の交点の回りに規定される。次に、 第1の慣性モーメントを用いて領域内の重心が判定される。次に、重心のまわり の公称の大円よりもわずかに大きい円形の領域内の質量が計算され、1組の閾値 と比較される。質量が閾値によって規定される境界内にある場合には、大円の位 置の検出に成功したとみなされる。 第1の試みが失敗する場合には、第2の検出の試みが企てられる。これは、A OI内のイメージと、公称の大円のイメージに対応するテンプレートとの間の、 AOI内の二次元の相関を用いるものである。円形のイメージは、回転しても変 化しないので、相関によって位置を検出するのに最も効率的な形状である。相関 の効率を改良するために、2段階の処理が用いられる。第1の段階は、イメージ 内の画素の小さなサブセットに関して行われる粗い一連の相関である。第2の段 階は、第1段階の一連の相関が最高である画素に関して前もって規定された領域 内でそれぞれの画素に関して行われる、細かい一連の相関である。次にパーセン ト相関等の相関の尺度が計算され、閾値と比較される。質量が閾値よりも大きい 場合には、大円の位置の検出に成功したとみなされる。 第2の試みが失敗する場合には、第3の検出の試みが、公称の大円の大きさに 近似する円形の領域内で最大の質量を持つAOI内の2つのイメージを識別し、 それぞれの候補の半径方向の分散を計算する。半径方向の分散がより大きい候補 が、好適な候補であるとみなされる。次に、好適な候補についてパーセント相関 等の分散の尺度が計算され、閾値と比較される。分散の尺度が閾値よりも大きい 場合には、大円の位置の検出に成功したとみなされる。ここでもまた、円形のイ メージは、比較技術として半径方向の分散を用いて位置を検出するのに、最も効 率的な形状である。この技術によれば、ひどく質の悪い大円のイメージと小円の イメージとをソフトウェアプログラムが見分けることができる。 最後に、第3の試みが失敗する場合には、第4の検出の試みを用いて、AOI 内のイメージのエッジが分析される。最初に、ランレングス符号化を用いて、イ メージの行または列内の別個の組の接続した画素が識別される。ランの終点は、 イメージのエッジの画素を規定する。次に周知のハフメソッド(Hough Method)を 用いて、AOI内のイメージのエッジを公称の大円のテンプレートのエッジの構 成と比較する。次に候補の大円についてエッジに対応する尺度が計算され、閾値 と比較される。エッジに対応する尺度が閾値よりも大きい場合には、大円の位置 の検出に成功したとみなされる。ここでもまた、円のエッジのイメージは回転し ても変化しないので、円形のイメージは、位置を検出するのに最も効率的な形状 である。 いったん大円の位置が検出されると、コンピュータシステムは、上述の大円の 識別処理とほぼ同一ではあるが4つの重大な違いを有する処理を用いて、小円の 位置の検出を試みる。第1に、大円として識別された画素値の全てがゼロにセッ トされる。第2に、AOIが大円の位置に関する環形の領域に制限される。第3 に、用いるフィルタの核が最大寸法が公称の小円の直径と等しい三角形である。 第4に、大円について用いる第3の検出の試みに相当するものがないので、検出 の試みは3つのみである。さらに、相関やエッジのテンプレート等の検索のパラ メータおよび様々な閾値は、公称の小円に対応する。 小円の検出の後には検出の信頼性の閾値比較が行われる。これは、3つの別個 の信頼の尺度を用いて、識別されたイメージが実際に基準マークであるかどうか を判定する。信頼の尺度の1つは、システムが識別した2つの円の中心間の距離 、および公称の基準マークの2つの円の中心間の距離をベースにしている。他の 2つの信頼の尺度は、大円と小円との検出ルーチンから得られた正規化した相関 値に等しい。計算されたこの3つの信頼の尺度から、最終の信頼の尺度を取り出 してもよい。例えば、慎重な最終の信頼の尺度は、この3つの個々の信頼の尺度 の最小値と等しい。 本発明の他の態様によれば、下地上の読み取り可能な指標、および、読み取り 可能な指標と同じ位置に配置され指標の方向を示す、読み取り可能な指標を妨害 しない基準マークを備える新規な物品が提供される。読み取り可能な指標と基準 マークとは、走査装置によって別個に識別可能である。 本発明のさらなる態様によれば、移動する対象を走査してその対象に関連する 方向情報を判定するシステムが提供される。システムは読み取り装置、読み取り 装置に隣接して対象を移動する運搬システム、方向情報を規定するように整列し た大きさの異なる1対の円を有する対象上の基準マーク、および、対象のイメー ジを処理して基準マークを識別するように構成されたコンピュータを備える。 図面の簡単な説明 図1は、基準マークシステムのブロック図である。 図2は、小包の宛先住所ブロック内に配置された基準マークを示す。 図3は、公称の基準マークとその寸法を示す。 図4は、公称の基準マークの位置および方向の定義を示す。 図5は、うまく形成されていない基準マークを示す。 図6は、基準マークを処理するのに用いられるソフトウェアプログラムのトッ プレベルのフローチャートである。 図7は、重要な領域(AOI)検出ルーチンのフローチャートであり、これは基 準マークを処理するのに用いられるソフトウェアプログラムの一部である。 図8は、AOI検出ルーチンのいくつかのステップを示す。 図9は、第1の検出の試みのサブルーチンのフローチャートであり、これは基 準マークを処理するのに用いられるソフトウェアプログラムの一部である大円検 出ルーチンの一部である。 図10は、第1の検出の試みのサブルーチンのいくつかのステップを示す。 図11は、第2の検出の試みのサブルーチンのフローチャートであり、これは 基準マークを処理するのに用いられるソフトウェアプログラムの一部である大円 検出ルーチンの一部である。 図12は、第3の検出の試みのサブルーチンのフローチャートであり、これは 基準マークを処理するのに用いられるソフトウェアプログラムの一部である大円 検出ルーチンの一部である。 図13は、第3の検出の試みのサブルーチンが識別に成功することができるタ イプの、うまく形成されていない基準マークを示す。 図14は、第4の検出の試みのサブルーチンのフローチャートであり、これは 基準マークを処理するのに用いられるソフトウェアプログラムの一部である大円 検出ルーチンの一部である。 図15は、第4の検出の試みのサブルーチンが識別に成功することができるタ イプの、うまく形成されていない基準マークを示す。 図16は、第4の検出の試みのサブルーチンのいくつかのステップを示す。 図17は、第4の検出の試みのサブルーチンのいくつかのステップを示す。 図18は、小円検出ルーチンのいくつかのステップを示す。 詳細な説明 次により詳細に図面を参照すると、これらの図面において同じ数字は同じ要素 をさすが、図1は、その上で小包30が運搬されているコンベア20を備えるベ ルト上方の光学的文字認識読み取り装置システムの一部として使用可能な基準マ ークシステム10を示す。小包30には、宛先住所ブロック40がついており、 宛先住所ブロック40内には、宛先住所を示すテキストが書かれている(図1に は示していないが、図2に示す)。宛先住所ブロック40内には、基準マーク5 0がついている。紫外線光源52は反射器54と共に、小包30がCCDカメラ 60の視界を通って運搬されていくときに基準マーク50を照明し、CCDカメ ラ60は基準マーク50を含む小包30の表面のイメージを取り込む。 コントローラ/変換器70は、CCDカメラ60の走査レートを制御する標準 のビデオコントローラを有する。ベルトエンコーダ90は、コンベア20の速度 を示す信号をコントローラ/変換器70に供給する。ベルトエンコーダ90はま た、コンベア20の速度を示す信号を、第2のCCDカメラ95を備える第2の システムに供給し、第2のCCDカメラ95はそれによってCCDカメラ60に 同期する。このようにして、カメラ95を備えるシステムは、基準マークシステ ム10によって前もってその位置を検出されている基準マーク50を有する所定 領域内のテキストを読み取るのに用いることができる。 コントローラ/変換器70はまた、標準の1ビットのA/D変換器を含む。C CDカメラ60はアナログのイメージをコントローラ/変換器70に送り、コン トローラ/変換器70は、アナログ信号を、イメージのデジタル表現に変換し、 これは次にコンピュータ80に送られ、そこでビットマップとして記憶される。 コンピュータ80はソフトウェアプログラム100を有する。ソフトウェアプ ログラム100は、基準マーク50の位置および方向を識別し確認することによ り、従って小包30上の宛先住所ブロック内のテキストの方向および位置を判定 することにより、小包30の表面のイメージを処理する。コンピュータ80は、 Heurikon HKV4d68040のCPUボード等の標準のマイクロプロセッサ 、および、コントローラ/変換器70が発生する信号によって制御されるFIF Oバッファを備える。FIFOバッファとCPUは、コンピュータ80内に収容 されているVMEバスによって情報をやりとりしている。当業者であれば、A/ D変換器、およびライン走査のCCDカメラとFIFOバッファとの両方を制御 するビデオプロセッサを備える変換器/コントローラを用いて、コンベアベルト の 速度を示すベルトエンコーダからの信号が供給されるときに、コンベアベルトに 沿ってカメラを通って移動している対象の二次元のコンピュータのイメージを作 り出すことができる、ということが理解されよう。例えば、その参照によってこ こに組み込まれる、米国特許第5,291,564号のShah et al.を参照せよ 。 好適な実施例において、基準マーク50は、直径の異なる重なり合わない2つ の蛍光インクの円を有する。ここでは、円とは環形または環形によって境界が定 まる領域を意味するものとする。インクは、紫外線が当たったときにスペクトル の緑色/黄色の部分で蛍光発光するタイプのものである。小包30がCCDカメ ラ60の読み取り可能な範囲を通って動く間に、小包30の表面が紫外線によっ て照明される。CCDカメラ60は、Thompson TH7806A、TH7931 D等の、低解像度の、モノクロの、256画素ライン走査タイプのカメラである 。カメラ60はコンベア20までの光路長が52インチになり、コンベアにおい て16インチの視界を有するように搭載されている。CCDカメラ60には、緑 色/黄色の光に感応するフィルタを含むレンズのアセンブリが取り付けられてい る。 当業者であれば、本発明を実施するのに適当な多くの異なるハードウェアの組 み合わせがある、ということが理解されよう。それぞれコストや性能の特性がい くらか異なる市販の代替物が、上に挙げた物理的要素のそれぞれについてたくさ ん存在している。例えば、コンピュータ80はハードウェアに組み込んだ論理、 再構成可能なハードウェア、特定アプリケーション用集積回路(ASIC)、その 他1組の命令を実行する同等の手段であってもよい。 コンベア20は1時間当たり約3,600個の小包を運び、1分当たり80フ ィートの速度で動く。CCDカメラ60は、コンベア20の中央から約20イン チ上方に配置されていて、第1のミラー(図示せず)に向けられており、第1のミ ラーは第2のミラー(図示せず)に向けられており、第2のミラーはコンベア20 に向けられており、CCDカメラ60からコンベア20までの光路長が52イン チになるようにしている。これらのパラメータは、本発明の性能に甚だしく影響 を及ぼさない程度にいくぶん変えてもよい。当業者であれば、ミラー系を用いて 、カメラとイメージを取り込む対象との間のより短い物理的距離に適応しながら 、カメラの系の光路長を長くすることができる、ということが理解されよう。例 え ば、その参照によってここに組み込まれる、米国特許第5,308,960号の Smith et al.を参照せよ。 基準マーク50は、National Ink第35−48−J番(蛍光イエロー)として市 販されているもの等の蛍光インクを有する。基準マーク50は、走査前のいかな る時点でも小包につけることができる。特に、小包が顧客から受け取られ小包取 扱いシステム内に配置された時点で、おそらく人間のオペレータが基準マーク5 0をゴムのインクスタンプでつけるであろうということが予想される。 図2は、小包30の表面上の宛先住所ブロック40内に配置された基準マーク 50をよりはっきりと示す。小包30は、宛先住所ブロック40内に、小包30 の宛先住所を示すテキスト60を有する。基準マーク50は宛先住所ブロック4 0のほぼ中央に配置されており、大きい方の要素から小さい方の要素へのベクト ルが下にあるテキスト60とほぼ同じ方向になるような方向の、大きさの異なる 重なり合わない2つの円形のイメージを備える。当業者には、他の実施例では、 テキストのある領域40と既知の関係にある、または下にあるテキストと別の既 知の関係にある、小包上のどこか他の場所に基準マークを配置してもよい、とい うことが明白であろう。同様に、基準マーク50は、ラベルについていても、小 包上に前もって印刷されていても、その中に住所ラベルが配置されるような透明 な封筒上についていてもよい。 図3は、公称の基準マーク50の好適な構成をより詳細に示す。公称の基準マ ーク50は、大きい要素110および小さい要素120を備える。要素110お よび120はそれぞれ円形であり、距離Gだけ離れている。大きい要素110の 直径DLは約3/4インチであり、小さい方の要素120の直径DSは約7/1 6インチである。Gは約1/4インチである。好適な実施例では、上記の基準マ ークのパラメータを用いたときに、許容性能が認められる。他の実施例において は、本発明の性能に甚だしく影響を及ぼさない程度に基準マーク50の要素の大 きさをいくぶん変えてもよい。 CCDカメラ60の解像度によって、基準マーク50の大きさに制限が設けら れる。従って、CCDカメラ60の解像度が高ければ基準マーク50はもっと小 さくしてもよく、基準マーク50がもっと大きくなるならCCD60の解像度を 低くしてもよい。図3に示す公称の基準マークの物理的特性、および基準マーク システム10が用いられる図1に示す物理的環境、この環境はCCDカメラ60 とコンベア20の間の光路長や基準マークシステム10が処理する大部分の小包 の高さを含むが、に基づき、基準マークシステム10が処理するすべての小包に ついて公称の基準マークの大きさが一定であるとみなされるように、システムは 十分な視界の深度を有している。 図4は、基準マーク50の位置および方向がどのように規定されるかを詳細に 示す。大円110の位置は、大円110のほぼ中心に位置する単一の画素の位置 130であると規定される。小円120の位置は、小円120のほぼ中心に位置 する単一の画素の位置140であると規定される。画素位置130から画素位置 140にベクトル150が引かれ、これにより基準マーク50の方向が規定され る。ベクトル150に沿って画素位置130と画素位置140とのほぼ中点に配 置された画素位置160が、基準マーク50の位置であると規定される。 基準マークシステム10の重要な態様は、図5に示す基準マーク50'および 50''のようにうまく形成されていなかったり質の低いマークも、正確に識別で きるということである。基準マーク50'は、蛍光インクが少なすぎるためにう まく形成されていない。一方、基準マーク50''は、マークのしみの結果生じる もののように、蛍光インクが多すぎるために、うまく形成されていない。基準マ ークシステム10は基準マーク50'、50''が例示する両方の状況の下で基準 マークを識別することができ、さらに、偽の基準マークを高い信頼性で拒絶する ことができる。以下に説明するが、ソフトウェアプログラム100の設計の結果 これらのことができるようになる。 図6は、ソフトウェアプログラム100が実行する動作のトップレベルのフロ ーチャートを示す。図6および以下のフローチャートにおいて、楕円または円形 の囲みは入力を示し、正方形または長方形の囲みは処理ステップを示し、菱形の 囲みは決定ステップを示し、六角形の囲みは出力を示し、囲みのないテキストは 説明的な情報を示す。 ソフトウェアプログラム100への入力は、イメージ210である。図1を参 照すると、イメージ210は、CCDカメラ60によって取り込まれ、コントロ ーラ/変換器70によってデジタル形式に変換され、コンピュータ80内にビッ トマップとして記憶された、小包30の表面のイメージである。図6に戻ると、 ソフトウェアプログラム100は、イメージ210に対して、重要な領域(AO I)検出ルーチン220、大円検出ルーチン230、小円検出ルーチン240、 および検出の信頼性の閾値比較ルーチン250から成る一連のルーチンを実行す る。出力260として示すソフトウェアプログラム100の結果は、イメージ2 10に含まれる基準マークの位置および方向の判定、または、イメージ210内 に何ら基準マークが含まれていないという判定である。ソフトウェアプログラム 100が、イメージ210内に基準マークが含まれていると判定する場合には、 図4に最もよく示されるように、位置160および方向ベクトル150として表 される基準マークの位置および方向を、出力として発生する。 図7は、AOI検出ステップ220のステップを詳細に示す。AOI検出ステ ップ220への入力は、基準マークである可能性があるものを含むイメージ21 0である。AOI検出ルーチン220はまず、イメージ210で表される領域を 閾値TAと比較し、イメージ210が表す領域がTAよりも小さい場合には、AO I検出ルーチン220の残りのステップを飛ばす。図4を参照して、好適な実施 例について、TAをDL+DS+Gの合計の二乗よりもわずかに大きく規定したと きに、許容性能が認められる。このパラメータは、システムの性能に甚だしく影 響を及ぼさない程度にいくぶん変えてもよい。 AOI検出ルーチン220の次のステップ214は、イメージ210のエッジ によって規定される1組の直交軸に沿って、イメージ210に対応する投影ヒス トグラムを計算することを含む。投影ヒストグラムを用いることは、コンピュー タのメモリ内に記憶されたイメージを処理する公知の技術である。例えば、Robe rt J.Schalkoffの"Digital Image Processing and Computer Vision"(1989 年)の196ページを参照。 例えば、投影ヒストグラムは、1組の直交軸の一つに沿ったイメージの表現を 含む一次元の配列であってもよい。投影ヒストグラムのそれぞれの要素は、軸に 沿った1点に対応してもよく、対応する直交する行または列におけるマトリクス 値の合計と等しい値を含んでもよい。このようにして、投影ヒストグラムは、軸 に沿ったビットマップの「質量」を表す。この文脈においては、ビットマップの 要素のグループの「質量」は、要素の値の合計を意味するものとする。1画素の 質量は、蛍光発光する場合には1に等しく、蛍光発光しない場合には0に等しい 。従って、ビットマップの領域の質量は、CCDカメラ60の画素のグループに 当たる光の量を表す。 図8(a)は、基準マークである可能性があるもの50'''を含むイメージ21 0、および投影ヒストグラム410、420を示す。投影ヒストグラム410は 、イメージ210を一次元で表したものであり、投影ヒストグラムのそれぞれの 要素が、投影ヒストグラム410に垂直なイメージ210の行の質量を表す。投 影ヒストグラム420は、イメージ210を一次元で表したものであり、投影ヒ ストグラムのそれぞれの要素が、投影ヒストグラム410に垂直なイメージ21 0の列の質量を表す。 AOI検出ルーチン220の次のステップ216は、最大幅が公称の基準マー クの最大幅であるDL+DS+Gに等しい三角形の核での重畳によって、投影ヒス トグラム410、420にフィルタをかけることを含む。重畳は、信号処理の分 野においては公知のフィルタ技術である。三角形の核での重畳は、三角形の核と 幅が同様である対象の重心を識別するのに役立つ。例えば、Herbert P.Neffの 、"Continuosu and Discrete Linear Systems"(1984年)の66−69ページ を参照。 図8(b)は、基準マークである可能性を持つもの50'''を含むイメージ21 0、およびフィルタをかけた後の投影ヒストグラム430、440を示す。投影 ヒストグラム410、420に、最大幅が公称の基準マークの最大幅に等しい三 角形の核でフィルタをかけることによって、公称の基準マークと一致しない投影 ヒストグラムの特徴が減少する傾向がある。 AOI検出ルーチン220の次のステップ218は、投影ヒストグラムの最大 ライン450、460を判定することを含む。投影ヒストグラムの最大ライン4 50は、フィルタをかけた後の投影ヒストグラム430と垂直であり、フィルタ をかけた後の投影ヒストグラム430の最高値の要素を通る。投影ヒストグラム の最大ライン460は、フィルタをかけた後の投影ヒストグラム440と垂直で あり、フィルタをかけた後の投影ヒストグラム440の最高値の要素を通る。次 に、ライン450と460の交点の回りに略正方形470が規定される。正方形 470は公称の基準マークを確実に包含するように、十分大きく規定される。図 3を参照すると、正方形470は、DL+DS+Gよりもわずかに大きいエッジ寸 法であるように規定される。 AOI検出ステップ220の結果がAOIイメージ222であり、これは正方 形470によって境界が定まるイメージ210の一部である。AOIイメージ2 22を識別するのに用いた投影ヒストグラムとフィルタ技術は、次の、計算的に より高価な二次元の技術を用いて処理しなければならないイメージ210の量を 制限するのに効率的な、一次元の手段である。 いったんAOI検出ルーチン220が完了すると、ソフトウェアプログラム1 00は、大円検出ルーチン230に進む。大円検出ルーチン230は、図9およ び10に示す第1の検出の試みのサブルーチン500、図11に示す第2の検出 の試みのサブルーチン700、図12および13に示す第3の検出の試みのサブ ルーチン800、および図14ないし17に示す第4の検出の試みのサブルーチ ン1000を有する、計算費用が次第に増大するような一連の検出の試みのサブ ルーチンを備える。それぞれの検出の試みのサブルーチンの一部として、サブル ーチンによって可能性が最も高い大円の候補であると識別された領域が、公称の 大円に対応する閾値と比較される。候補が特定の閾値内で公称の大円と一致する 場合には、その円は識別されたとみなされる。マークがうまく形成されている場 合には、候補のイメージは公称の大円と密接に対応しており、大円は初期の検出 の試みによって識別される。前の検出の試みのサブルーチンで大円の検出が成功 した場合には、次の検出の試みのサブルーチンは飛ばされる。このようにして、 うまく形成された大円の大多数は、計算的に廉価な初期の検出の試みのサブルー チンによって識別され、計算的に比較的高価な後の検出の試みのサブルーチンを 受けるのは、比較的少ない、うまく形成されていなかったり質の低い円のみであ る。 図9は第1の検出の試みのサブルーチン500のステップを詳細に示す。第1 の検出の試みのサブルーチン500への入力は、AOIイメージ222である。 第1の検出の試みのサブルーチン500の第1のステップ520は、AOIイメ ージ222のエッジを規定している1組の直交軸に沿って、AOIイメージ22 2に対応する投影ヒストグラムを計算することである。または、AOI検出ルー チン220から、AOIイメージ222に対応する投影ヒストグラムを含むデー タを、第1の検出の試みのサブルーチン500に送ってもよい。 次のステップ530は、ステップ520によって作成された投影ヒストグラム を、最大幅が公称の大円の直径DLである三角形の核で重畳することを含む。次 のステップ540は、ステップ530によって作成されたフィルタをかけた後の 投影ヒストグラムに対応する投影ヒストグラムの最大ラインを規定することを含 む。次のステップ550は、以下に説明されるように、ステップ540によって 作成されたフィルタをかけた後の投影ヒストグラムの最大値の交点の回りに円形 の領域を規定すること、および、第1の慣性モーメントを用いて円形の領域の輪 郭内の重心を計算することを含む。第1の慣性モーメントを用いて重心の位置を 検出することは、物理学における基本的な重心の計算に対応する、周知の画像処 理技術である。例えば、Robert ResnickおよびDavid Hallidayの、"Physics,Pa rt I"(1977年)の164ページを参照。 次のステップ560は、ステップ550によって作成された重心の回りに公称 の大円よりもわずかに大きい円を規定すること、および、所定の形状の第2の領 域内の質量を計算することを含む。次のステップ570は、ステップ560で決 定された質量を、2つの閾値T1、T2と比較する。ステップ560によって決定 された質量がT1よりも大きくT2よりも小さい場合には、大円は第1の検出の試 みのサブルーチン500によって識別されたとみなされ、大円検出ルーチン23 0の残りのサブルーチンは飛ばされる。T1、T2は、ルーチン500による大円 の識別が許容されるのに必要な下限および上限になるように規定される。例えば 、好適な実施例では、T1が公称の大円の質量の95パーセントにほぼ等しくな るように規定され、T2が公称の大円の質量の105パーセントにほぼ等しくな るように規定されたときに、許容性能が認められる。これらのパラメータは、シ ステムの性能に甚だしく影響を及ぼさない程度にいくぶん変えてもよい。 図10は、ステップ540ないし560を示す。イメージ600は、AOIイ メージ222の一部を示す。点610は、ステップ540によって作成されたフ ィルタをかけた後の投影ヒストグラムの最大ラインの交点である。ステップ55 0によって規定された円形の領域である円620は、公称の大円650よりも大 きな円であるが公称の基準マークの小円660とは交差しないように十分小さい ように、点610の回りに規定されている。図10を図3と比較すると、円62 0の大きさは、公称の大円の直径DLおよび公称の基準マークの2つの円を隔て ている距離Gによって制限されており、円620が、うまく形成された小円の質 量の本質的な部分を取り込むことなく、うまく形成された大円の質量の、本質的 にすべての部分を取り込むようになっている、ということがわかる。 再び図10を参照すると、点630は円620内の重心であり、円620内の 値の第1の慣性モーメントを取ることによって決定される。円640は、点63 0の回りに公称の大円よりもわずかに大きい円となるように規定されている。 図11は、第2の検出の試みのサブルーチン700のステップを詳細に示す。 サブルーチン700は、相関を用いて、大円である可能性のあるものの位置を検 出する。相関は、画像処理技術において周知の技術である。例えば、Martin D.L evineの"Vision in Man and Machine"(1985年)の47ページを参照。 第2の検出の試みのサブルーチン700への入力は、AOI222である。第 1のステップ720は、公称の大円に対応する相関テンプレートを規定すること を含む。次のステップ730は、AOIイメージ222とテンプレートの間の粗 い一連の相関を含む。テンプレートは、AOI内の異なる位置に順次配置され、 テンプレート内の画素値とテンプレート「下」でのAOIイメージ内の画素値の 対応が評価される。相関ステップの間に見出される対応の尺度であるパーセント 相関は、テンプレート「下」でのイメージにおける光に当たった画素の、テンプ レートの画素数に対する比に等しい。 粗い一連の相関について、テンプレートは、AOIイメージ222内の画素の 位置の第1のサブセットに順次配置される。好適な実施例では、第1のサブセッ トの要素が、同じ行または列内の隣接する画素の位置の間で3画素が飛ばされた 直交する行または列内に配置されるときに、許容性能が認められる。従って、こ の粗い一連の相関の間に、AOI内の16画素毎にほぼ1つの相関が行われる。 次のステップ740は、AOIイメージ222とテンプレートの間の細かい一 連の相関を備える。細かい一連の相関について、テンプレートは、AOIイメー ジ222内の画素の位置の第2のサブセットにおいて順次配置される。好適な実 施例では、粗い相関のステップ730から最大の相関を生じるテンプレートの中 心位置に対応する画素位置付近を中心にした5画素×5画素平方内の画素位置に おいて細かい一連の相関を行ったときに、許容性能が認められる。従って、この 細かい一連の相関の間に、24のさらなる相関が行われる。 上に説明した2段階の相関手続きを用いることにより、計算効率が改良される 。粗いおよび細かい一連の相関が行われる画素位置のサブセットは、公称の基準 マークの画素数に依存するパラメータであり、従って、基準マークシステム10 の特性に鑑みて選択せねばならない。好適な実施例について、これらのパラメー タは、システムの性能に甚だしく影響を及ぼさない程度にいくぶん変えてもよい 。 次のステップ750は、細かい相関ステップ740から最大の相関を生じる画 素位置に対応した、パーセント相関等の相関の尺度を計算することを含む。次の ステップ760は、ステップ750によって決定された相関の尺度を閾値T3と 比較する。ステップ750によって決定された値がT3よりも大きい場合には、 大円は第2の検出の試みの試み700によって識別されたとみなされ、大円検出 ステップ230の残りのステップは飛ばされる。 閾値T3は、小円が大円であると識別されることが確実にないように、十分大 きくあるべきである。例えば、好適な実施例について、T3を、公称の小円に関 連する相関の尺度と、公称の大円に関連する相関の尺度の平均に等しいように規 定したときに、許容性能が認められる。パラメータT3は、システムの性能に甚 だしく影響を及ぼさない程度にいくぶん変えてもよい。当業者であれば、相関の 尺度としてパーセント相関以外のパラメータも用いることができる、ということ が理解されよう。 図12は、第3の検出の試みのサブルーチン800のステップを詳細に示す。 第3の検出の試みのサブルーチン800は、第2の検出の試みのサブルーチン7 00において識別された第1の大円の候補が識別されたとみなされるのに十分な 質量を有しなかった場合に、第2の検出の試みのサブルーチン700に続く。従 って、AOI222内に配置された基準マークがひどく変形したり質が悪い可能 性が高い。第3の検出の試みのサブルーチン800への入力は、AOIイメージ 222および第1の候補の重心位置である。 第1のステップ820は、第1の候補の重心位置の回りに規定された公称の大 円内のすべての画素値をゼロにセットする。第2のステップ830は、第2の検 出の試みのサブルーチン700として上で説明したのと同じ相関方法を用いて、 第2の候補を識別する。次のステップ840は、第1の候補の画素値を復元し、 第1および第2の候補内の質量の半径方向の分散を計算し、半径方向の分散が大 きい方の候補を最も可能性の高い大円の候補として選択する。次のステップ85 0は、ステップ840によって識別された最も可能性の高い候補に関連して、パ ーセント相関等の分散の尺度を計算する。次のステップ860は、ステップ85 0によって決定された分散の尺度を閾値T4と比較する。ステップ850によっ て決定された分散の尺度がT4よりも大きい場合には、大円は第3の検出の試み の試み800によって識別されたとみなされ、大円検出ステップ230の残りの ステップは飛ばされる。 閾値T4は、識別された最も可能性の高い候補が確実に合理的に大円である可 能性が高いように、十分大きくあるべきである。例えば、パーセント相関を分散 の尺度として用いたときの好適な実施例について、T4が50パーセントに等し いときに、許容性能が認められる。このパラメータは、システムの性能に甚だし く影響を及ぼさない程度にいくぶん変えてもよい。当業者であれば、分散の尺度 としてパーセント相関以外のパラメータも用いることができる、ということが理 解されよう。 より詳細には、ステップ840は、それぞれの候補の重心(x0,y0)を計算す る。そして、次式を用いてそれぞれの候補の半径方向の分散r2を計算する。 ただし、x、yは、重心の、1つの公称の大円の半径内の画素についての画素座 標、mは画素の質量、すなわち1または0である。半径方向の分散が高いほど、 候補の質量は領域に関して面積の点では広がる。大円の第3の検出の試み800 が行われるのは、基準マークに関連する大円と小円を区別するためである。従っ て、サブルーチン800は、半径方向の分散が高い方の候補を大円に好適な候補 として選択する。既に計算されている重心が、そのときの推定大円中央位置とし て用いられ、中心が好適な候補の重心に配置された公称の大円のテンプレートに 対するパーセント相関が計算され、好適な候補に関連する分散の尺度として用い られる。 図13は、第3の検出の試みのサブルーチン800が成功するタイプの状況を 示す。うまく形成されていない基準マーク900は、質の悪い大円110'、お よび小円のしみによって生じる可能性があるもの等の漂遊マーキングによって増 大した小円120'が特徴である。小円120'の方が大円100'よりも多くの 質量を含んでいるので、第1および第2の検出のサブルーチンは、小円120' を大円として識別しようとする。第3の検出の試みのサブルーチン800は、大 円110'が小円120'よりも公称の大きい方の要素に近似した半径方向の分散 を有しているので、大円110'を最も可能性の高い大円の要素として識別する 。 第1および第2の検出の試みの次に行ったのと同様に、ソフトウェアプログラ ム100が、好適な大円の候補の重心を中心とした公称の大円よりもわずかに大 きい円形の領域を考察することによって、検出の質を判定する。円内の蛍光発光 する画素の質量が計算される。質量が閾値T4よりも小さい場合には、そのマー クは非常に浸食されているので、相関では大円の位置を十分正確に検出しなかっ たかもしれない。この場合には、ソフトウェアプログラムが第4の検出の試みを 行わねばならない。そうではない場合には、ソフトウェアプログラム100は小 円検出に進む。 図14は、第4の検出の試みのサブルーチン1000のステップをより詳細に 示す。第4の検出の試みのサブルーチン1000への入力は、AOIイメージ2 22である。第1のステップ1020は、AOI222内のイメージのエッジの 点を含むAOI222内の画素値を識別する。第1のステップ1020は、AO Iイメージ222をランレングス符号化によりランが開始または終了する点をエ ッジの点として識別することによって、エッジの点を識別する。次のステップ1 030は、エッジの点の数を閾値THと比較し、エッジの点の数がTHよりも多け れば第4の検出の試みのサブルーチン1000を終了する。その場合には、第3 の検出の試みの間に識別された好適な候補が大円の候補として用いられる。好適 な実施例では、THが、公称の基準マークのエッジの点の数の125パーセント 以下であるときに、許容性能が認められる。このパラメータは、本発明の性能に 甚だしく影響を及ぼさない程度にいくぶん変えてもよい。 第4の検出の試みのサブルーチン1000がステップ1030によって打ち切 られない場合には、ステップ1040が、画像処理技術において周知のハフメソ ッドを備える手続きによって大円の候補を識別する。例えば、DudaとHartの"Use of the Hough Transformation to Detect Lines and Curves in Pictures,"Com munication of the ACM,Vol.15,No.1,January 1972,pp.11-15を参照。 図15は、第4の検出の試みのサブルーチンが成功するタイプのイメージを示 す。最初の3つの検出の試みによって大円として識別されるのに十分な質量は、 要素1101と1120のどちらにもない。しかし、イメージのエッジは十分う まく形成されているのでエッジのイメージの識別によって識別される。 図16および17は、ハフメソッドを含む手続きがステップ1040にどのよ うに適用されるかを示す。そのそれぞれの要素またはビン(bin)がAOIイメー ジ222内の画素位置と対応する、累算器のアレイが規定されている。図16を 参照すると、エッジの画素1210は、大円である可能性のあるものの位置12 20aないし1220nの群に共通の点である。この群の要素の中心は、エッジ の画素1210を中心とした円1230の軌跡を描く。従って、円1230のエ ッジのそれぞれの要素は、エッジの画素1210を備える大円の中心の位置であ る可能性がある。 次に図17を参照すると、AOI222における画素位置は、図17(a)に示 すような大円である可能性のあるものの位置のひとつに対応し、図17(b)に示 すようなアレイ内のビン1240にも対応する。それぞれのビン1240xは、 AOI222内の画素位置のひとつに対応する。それぞれのビン1240xは、 AOI222内のエッジの画素1210xに対応する、大円である可能性のある ものの位置を含む度に、すなわち、それぞれのエッジの画素1210xについて 画素1230xの群に対応するビンがインクリメントされる度に、インクリメン トされる。AOI222におけるそれぞれのエッジの画素について、いったんア レイのビンがインクリメントされると、最大値のビンが大円の位置に対応するビ ンであるとみなされる。 次に図14および6を参照すると、上に説明したステップ1040は、大円を 検出しようという試みにおいて取られる可能性のある最後のステップである。ソ フトウェアプログラム100が、大円は前のステップで識別されたとみなして既 に小円検出ルーチン240に移っている場合以外は、ステップ1040の後には 小円検出ルーチン240が続く。 小円検出ルーチン240が用いる第1の検出の試みは、上に説明した大円の第 1の検出の試みのサブルーチン500とほぼ同一であるが、大きい違いが3つあ る。第1に、大円として識別された画素値がすべてゼロにセットされる。第2に 、AOIは図18に示す大円の位置の回りの環形の領域に制限される。第3に、 用いるフィルタの核は、最大寸法が公称の小円の直径DSに等しい三角形である 。 検出された円の質量が閾値TS1よりも大きく閾値TS2よりも小さい場合には、 ソフトウェアプログラムは検出の信頼性の閾値比較ルーチン250に進む。好適 な実施例では、TS1が公称の小円の質量の95パーセントにほぼ等しく、TS2が 公称の小円の質量の105パーセントに等しいときに、許容性能が認められる。 これらのパラメータは、本発明の性能に甚だしく影響を及ぼさない程度にいくぶ ん変えてもよい。質量が両閾値間の外側に逸脱する場合には、第2の検出の試み が必要である。 小円の位置を検出するのに用いられる第2の検出の試みは、大円の位置の検出 について説明したものと本質的に同じである。ただし2つ例外がある。第1に、 相関に用いるテンプレートは今回の場合は公称の小円に対応する。第2に、大円 の位置が既知であるので、相関は、図18に示すように小円の位置である可能性 があるところに対応する大円を中心とした環形の領域242においてのみ行われ る。次に、2パスの相関(粗いものと細かいもの)が行われ、結果として得られる 相関の尺度が閾値TS3と比較されて、第2の検出の試みによって小円の位置が検 出されたとみなせるかどうかが判定される。好適な実施例では、TS3が50パー セントに等しいときに、許容性能が認められる。このパラメータは、本発明の性 能に甚だしく影響を及ぼさない程度にいくぶん変えてもよい。質量が閾値の外側 に逸脱する場合には、第3の検出の試みが必要である。 大円の位置が既に検出されているので、すり替えのエラーをしている可能性を チェックする理由はなく、従って小円を検出するときには第3の検出の試みのサ ブルーチン800に相当するものはない。しかし、第2の検出の試みの相関の尺 度が閾値TS3よりも小さい場合には、以下に説明する第3の検出の試みが行われ る。相関の尺度が閾値よりも大きい場合には、ソフトウェアプログラム100は 直接、検出の信頼性の閾値比較ルーチン250に進む。 小円の第3の検出の試みは、第4の検出の試みのサブルーチン1000に相当 する。すなわち、ハフメソッドが用いられる。前と同じように、この手続きは、 小円が非常に浸食されているので、相関によってもおそらく十分に正確な位置を 与えられないという場合に用いられる。この手続きは、今回の場合は円形の軌跡 の半径が公称の小円の半径に等しい、という点で、大円の手続きと異なる。 この時点で、ソフトウェアプログラム100は、基準マークを構成する大円お よび小円の位置を判定するのに最良のジョブを行った。しかし、ソフトウェアプ ログラムには失敗の余地がないわけではないので、これらのマークの内の片方ま たは両方の位置の検出が不正確である可能性がある。実際、元のイメージが、真 の基準マークではなくノイズのみから成っている可能性がある。こういった理由 のため、真のマークが検出された可能性を計算する必要がある。従って、小円検 出ルーチン240の次には検出の信頼性の閾値比較ルーチン250に進む。 検出信頼性の閾値比較ルーチン250は、3つの別個の信頼の尺度を用いて、 識別されたイメージが実際に基準マークであるかどうかを判定する。図3に示す 公称の基準マークの物理的特性、および基準マークシステム10が用いられる図 1に示す物理的環境、この環境はCCDカメラ60とコンベア20の間の光路長 や基準マークシステム10が処理する大部分の小包の高さを含む、に基づき、公 称の基準マークの大きさが基準マークシステム10が処理するすべての小包につ いて一定であるとみなせるように、システムは十分な視界の深度を有している。 従って、公称の基準マークの2つの円の間の距離も、一定であるとみなしてよい 。 検出された大円と小円の間の距離が予想から著しく異なる場合には、ソフトウェ アプログラム100は、そのマークが無効であると結論づける。従って、ソフト ウェアプログラム100は、2つの円の中心点間の距離dに関係する信頼性CC- C を次式により計算する。 上式において、dcは公称の中心−中心間距離であり、△cは信頼性がゼロになる ときの公称の距離からの偏差であり、u()は単位ステップ関数である。上式では 、2つの中心が予想距離だけ離れている場合に最も信頼性が高くなる。距離が公 称の値からどちらかの方向に逸脱するにつれて、信頼性が直線的に減少する。 検出された円のそれぞれについて、円の検出に関連する信頼性に対応して信頼 値が計算される。CLは大円に関連する信頼性であり、CSは小円に関連する信頼 性である。信頼性の計算は、最終的にその円がどの検出の試みで検出されたかに 依存する。第1の検出の試みが成功した場合には、信頼性は1にセットされる。 相関が用いられた場合には(すなわち、大円については第2または第3の検出の 試み、小円については第2の検出の試み)、信頼性は、正規化したパーセント相 関に等しい(すなわち、パーセント相関は完全に合っている場合に1に等しい)。 ハフメソッドが用いられた場合には(すなわち、大円については第4の検出の試 み、小円については第3の検出の試み)、信頼性は、最大値の累算器のアレイの ビンの正規化された値に等しい。この信頼性は、イメージ内にどれくらい多くの 円弧が存在しているかの尺度である。完全な円が存在している場合には、ビンは 可能な最高の値に達し、信頼性は1にセットされる。 マークが有効かどうかについて、最終的な決定が行われる。最終的な信頼性を 判定するのには、この3つの個々の信頼値の様々な形での線形的なまたは非線形 的な組み合わせ等、様々な計算を用いてもよい。好適な実施例のためには、慎重 なアプローチが取られる。ソフトウェアプログラム100は、最終的な信頼性を 、次式のように、この3つの個々の信頼性の最小値として計算する。 C=min(CC-C,CL,CS) 最終的な信頼性は、閾値TCと比較される。最終的な信頼性がTCよりも小さい場 合には、ソフトウェアプログラム100は、AOI222内では有効な基準マー クが検出されなかったと結論づける。言い換えれば、この3つの尺度のいずれか について信頼性の尺度が劣っていれば、その結果検出の宣言が行われないことに なる。そうでない場合には、マークは適合していると宣言され、最終的な位置お よび方向が出力される。好適な実施例では、TCが25パーセントに等しいとき に、許容性能が認められる。このパラメータは、本発明の性能に甚だしく影響を 及ぼさない程度にいくぶん変えてもよい。 このように、本発明は、ベルト上のOCR読み取り装置と共に使用できる、非 常に正確な、しかし計算効率がよい基準マークシステムを提供するということが わかるであろう。本システムは、低コストの要素を用いて基準マークのついた多 数の小包を処理し、標準化したまたは前もって印刷されたラベルや容器に依存す ることなく、小包上の宛先住所の位置および方向を確認する。本システムは、宛 先住所が小包上に書かれたりつけられる前あるいは後に、小包の宛先住所と同じ 領域につけることができる基準マークを、宛先住所を不明瞭にすることなく読み 取る。本システムは、うまく形成されていないまたは傷んだ基準マークでも高い 信頼性で識別し、偽のマークを高い信頼性で拒絶する。 前述の事柄は本発明の好適な実施例にのみ関係することであり、添付の請求の 範囲に規定する本発明の精神および範囲から逸脱することなく本発明に多くの変 更を行うことができる、ということが理解されるべきである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年4月18日 【補正内容】 (補正後の明細書第5頁及び第5A頁の翻訳文) ・・・、走査されるテキストがつけられてからマーキングを蛍光マーキングペン でつけてもよい。 Buchar et al.、およびNg et al.が説明しているシステムには、重大な制限が ある。すなわち、こういったシステムを用いる文書は、テキストが正しく読み取 られるように、文書スキャナに入れるときに正しい方向にしなければならない。 こういったシステムは、テキストの位置を識別するのに蛍光マーキングを用いる ことを教示しているが、テキストの方向を特定するのに蛍光マーキングを用いる ことは教示していない。従って、こういったシステムは、小包がコンベア上をコ ンベアに沿って動く間に小包の表面上のテキストを読み取るのには有用ではない 。 米国特許第5,086,478号のKelly-Mahaffey et al.は、回路基板上に 電子部品を配置するのに基準マークを使用することを説明している。基準マーク 検出アルゴリズムは、エラーを検出したときには割り込みを許可する一連の検出 ステップを含む。米国特許第3,603,728号のArimuraは、トランジスタ 等の対象上の方向を規定するマークの光学的検出を説明している。IBM技術開 示報告書(IBM technical disclosure bulletin)第30巻11号の「用紙整列を 決定するシステム」は、用紙の裏側の基準マークを用いた、文書手書き認識シス テムを説明している。基準マークは、用紙の表側の前もって割り当てられた手書 きの領域と関連してもよい。ユーザは、用紙を、基準マークがタブレットの方を 向くようにタブレット上に置いて、予め割り当てられた領域に書き込む。タブレ ット内のスキャナが基準マークの位置および方向を検出し、圧力センサが手書き を記録する。Kelly-Mahaffey、Arimura、およびIBM開示報告書が説明する基 準マークは、コンベア上を動く小包に関係して用いられるものではない。 従って、ベルト上のまたはその他のOCR読み取り装置と共に用いることので きる、融通が利き、簡単に使え、非常に正確で、高価でない基準マークシステム に対する需要は大きい。特に、非常に多くのイメージを、小包配達業で用いられ ている自動小包取扱いシステムの不可欠な部分として用いることができるほど十 分に素早く処理できる基準マークシステムに対する需要は大きい。有利にするた めに、かかるシステムは、以下のような多数の重要な利点を有するべきである。 (1)低解像度のモノクロのCCDカメラや汎用コンピュータ等の低コストの要素 を用いる。(2)標準化したまたは前もって印刷されたラベルや容器に依存するこ となく、住所ブロックの位置および方向を確認することができる。(3)住所が小 包上に書かれたりつけられる前あるいは後のいずれにつけられた場合にも、住所 を不明瞭にすることなく基準マークを読み取ることができる。(4)うまく形成さ れていない、または傷んだ基準マークでも識別することができる。(5)偽のマー クを高い信頼性で拒絶することができる。(6)非常に正確な、しかし計算効率の よい方法で、識別を行うことができる。 発明の概要 本発明は、下地の位置および方向を下地につけられた基準マークを用いて確認 するシステムおよび方法を提供することによって、上記目的を満たす。基準マー クは下地の位置および方向を規定する。 さらに、本発明は小包上の住所ブロック内のテキスト等の、下地につけられた 読み取り可能な指標の位置および方向を、同じ下地の読み取り可能な指標と同じ 位置につけられた基準マークを用いて確認するシステムおよび方法を提供するこ とによって、上記目的を満たす。基準マークは、下地につけられた読み取り可能 な指標の位置および方向を規定する。基準マークは、読み取り可能な指標を妨害 するものではなく、読み取り可能な指標が下地につけられる前であっても後であ っても、走査前のいかなる時点で下地につけられてもよい。基準マークと読み取 り可能な指標は、両方が同じ下地上の同じ位置につけられても、別個に読み取り 可能である。 基準マークは、光学的特徴が異なる2つの非同心の円を有し、それぞれの円が 別個に識別可能なようになっている。従って、一方の円の中心から他方の円の中 心へのベクトルが、基準マークの位置と方向の両方を規定する。 (補正後の明細書第12頁の翻訳文) ・・・。特に、小包が顧客から受け取られ小包取扱いシステム内に配置された時 点で、おそらく人間のオペレータが基準マーク50をゴムのインクスタンプでつ けるであろうということが予想される。 図2は、小包30の表面上の宛先住所ブロック40内に配置された基準マーク 50をよりはっきりと示す。小包30は、宛先住所ブロック40内に、小包30 の宛先住所を示すテキスト59を有する。基準マーク50は宛先住所ブロック4 0のほぼ中央に配置されており、大きい方の要素から小さい方の要素へのベクト ルが下にあるテキスト59とほぼ同じ方向になるような方向の、大きさの異なる 重なり合わない2つの円形のイメージを備える。当業者には、他の実施例では、 テキストのある領域40と既知の関係にある、または下にあるテキストと別の既 知の関係にある、小包上のどこか他の場所に基準マークを配置してもよい、とい うことが明白であろう。同様に、基準マーク50は、ラベルについていても、小 包上に前もって印刷されていても、その中に住所ラベルが配置されるような透明 な封筒上についていてもよい。 図3は、公称の基準マーク50の好適な構成をより詳細に示す。公称の基準マ ーク50は、大きい要素110および小さい要素120を備える。要素110お よび120はそれぞれ円形であり、距離Gだけ離れている。大きい要素110の 直径DLは約3/4インチであり、小さい方の要素120の直径DSは約7/1 6インチである。Gは約1/4インチである。好適な実施例では、上記の基準マ ークのパラメータを用いたときに、許容性能が認められる。他の実施例において は、本発明の性能に甚だしく影響を及ぼさない程度に基準マーク50の要素の大 きさをいくぶん変えてもよい。 CCDカメラ60の解像度によって、基準マーク50の大きさに制限が設けら れる。従って、CCDカメラ60の解像度が高ければ基準マーク50はもっと小 さくしてもよく、基準マーク50がもっと大きくなるならCCD60の解像度を 低くしてもよい。図3に示す公称の基準マークの物理的特性、および基準マーク システム10が用いられる図1に示す物理的環境、この環境はCCDカメラ60 とコンベア20の間の光路長や基準マークシステム10が処理する大部分の小包 の高さを含むが、に基づき、基準マークシステム10が処理するすべての小包に ついて公称の基準マークの大きさが一定であるとみなされるように、システムは 十分な視界の深度を有している。 (補正後の第14頁の翻訳文) 例えば、投影ヒストグラムは、1組の直交軸の一つに沿ったイメージの表現を 含む一次元の配列であってもよい。投影ヒストグラムのそれぞれの要素は、軸に 沿った1点に対応してもよく、対応する直交する行または列におけるマトリクス 値の合計と等しい値を含んでもよい。このようにして、投影ヒストグラムは、軸 に沿ったビットマップの「質量」を表す。この文脈においては、ビットマップの 要素のグループの「質量」は、要素の値の合計を意味するものとする。1画素の 質量は、蛍光発光する場合には1に等しく、蛍光発光しない場合には0に等しい 。従って、ビットマップの領域の質量は、CCDカメラ60の画素のグループに 当たる光の量を表す。 図8(a)は、基準マークである可能性があるもの50'''を含むイメージ21 0、および投影ヒストグラム410、420を示す。投影ヒストグラム410は 、イメージ210を一次元で表したものであり、投影ヒストグラムのそれぞれの 要素が、投影ヒストグラム410に垂直なイメージ210の行の質量を表す。投 影ヒストグラム420は、イメージ210を一次元で表したものであり、投影ヒ ストグラムのそれぞれの要素が、投影ヒストグラム410に垂直なイメージ21 0の列の質量を表す。 AOI検出ルーチン220の次のステップ216は、最大幅が公称の基準マー クの最大幅であるDL+DS+Gに等しい三角形の核での重畳によって、投影ヒス トグラム410、420にフィルタをかけることを含む。重畳は、信号処理の分 野においては公知のフィルタ技術である。三角形の核での重畳は、三角形の核と 幅が同様である対象の重心を識別するのに役立つ。例えば、Herbert P.Neffの 、"Continuous and Discrete Linear Systems"(1984年)の66−69ページ を参照。 図8(b)は、基準マークである可能性を持つもの50'''を含むイメージ21 0、およびフィルタをかけた後の投影ヒストグラム430、440を示す。投影 ヒストグラム410、420に、最大幅が公称の基準マークの最大幅に等しい三 角形の核でフィルタをかけることによって、公称の基準マークと一致しない投影 ヒストグラムの特徴が減少する傾向がある。 AOI検出ルーチン220の次のステップ218は、投影ヒストグラムの最大 ライン450、460を判定することを含む。投影ヒストグラムの最大ライン4 50は、フィルタをかけた後の投影ヒストグラム430と垂直であり、フィルタ をかけた後の投影ヒストグラム430の最高値の要素455を通る。投影ヒスト グラムの最大ライン460は、フィルタをかけた後の投影ヒストグラム440と 垂直であり、フィルタをかけた後の投影ヒストグラム440の最高値の要素46 5を通る。次に、ライン450と460の交点480の回りに略正方形470が 規定される。正方形470は公称の基準マークを確実に包含するように、十分大 きく規定される。図3を参照すると、正方形470は、DL+DS+Gよりもわず かに大きいエッジ寸法であるように規定される。 AOI検出ステップ220の結果がAOIイメージ222であり、これは正方 形470によって境界が定まるイメージ210の一部である。AOIイメージ2 22を識別するのに用いた投影ヒストグラムとフィルタ技術は、次の、計算的に より高価な二次元の技術を用いて処理しなければならないイメージ210の量を 制限するのに効率的な、一次元の手段である。 (補正後の請求の範囲) 1.対象30の一方の側を走査装置60、95にさらすことによって、前記対象 30のイメージ210を取り込む段階、前記イメージ210に対応する座標系を 規定するマトリクスを生成する段階、および前記イメージ210に対応する1組 の画素値を前記マトリクスに移す段階を含み、対象30上の読み取り可能な指標 59の位置および方向を確認する方法において、 前記対象に、前記読み取り可能な指標59と互いに重ね合わされるように、前 記読み取り可能な指標59を妨害しない、前記読み取り可能な指標59と共に前 記対象30の同じ位置につけられても両者が別個に読み取り可能である、方向を 規定するマーク50をつける段階、および 前記画素値を処理することによって、前記座標系に関して前記マーク50の位 置および方向を判定し、前記座標系に関して前記読み取り可能な指標59の位置 および方向を判定する段階を備えることを特徴とする方法。 2.前記マーク50が、直径の異なる重なり合わない2つの略円形の要素110 と120とを有する請求項1に記載の方法。 3.前記マーク50が蛍光インクを含む請求項1に記載の方法。 4.前記読み取り可能な指標59がバーコードである請求項1に記載の方法。 5.前記マーク50が、前記対象30につけられた前記読み取り可能な指標59 を備えるラベルにつけられ、または組み込まれている請求項1に記載の方法。 6.前記マーク50が、その中に前記読み取り可能な指標59を備えるラベルが 配置され、前記対象30につけられ、または組み込まれている、透明な袋につけ られているまたは組み込まれている請求項1に記載の方法。 7.前記読み取り可能な指標59の位置および方向を判定する前記段階が、第1 の光学的特徴を有する第1の要素110および第2の光学的特徴を有する第2の 要素120を含むマーク50を分析する方法100を含み、前記画素値を処理す ることによって、前記座標系に関して前記マーク50の位置および方向を判定し 、前記座標系に関して前記読み取り可能な指標59の位置および方向を判定する 前記段階が、 前記イメージ210を第1の領域400に縮小する第1の切取りステップ22 0を備え、前記第1の領域400内で (i)前記第1の要素110の検出に成功するまで計算的な複雑さが次第に増 大する第1の一連の検出の試み230を行い、 (ii)前記第1の要素110に関連する第1の点130を規定し、 (iii)前記第1の要素110に関連する画素値をゼロにセットし、 (iv)前記第2の要素120の検出に成功するまで計算的な複雑さが次第に 増大する第2の一連の検出の試み240を行い、 (v)前記第2の要素に関連する第2の点140を規定し、および (vi)前記第1の1組の座標軸に関して、前記第1の点130から前記第2 の点140へのベクトル150の方向を判定する請求項1に記載の方法。 8.前記第1の切取り段階220は、 前記領域210に対応する1組の投影ヒストグラム410,420を計算する ステップ214であって、前記1組の投影ヒストグラムのそれぞれの要素が、前 記1組の座標軸の一方の軸に対応し、および 1組の第1のフィルタをかけられた投影ヒストグラム430,440を計算す るステップ216であって、前記1組の第1のフィルタをかけられた投影ヒスト グラム410,420のそれぞれの要素が、前記指標50に対応しない特徴を減 少させるように調整された前記1組の投影ヒストグラムの要素に対応し、 ステップ218が、 第1の1組の最大点455,465を規定する段階であって、前記第1の1 組の最大点のそれぞれの要素が、前記1組の座標軸の一方の軸に対応し、前記第 1の1組の最大点のそれぞれの要素が、第1のフィルタをかけられた投影ヒスト グラムの最大値を有するその軸に沿った点に対応し、 第1の1組の最大ライン450,460を規定する段階であって、前記第1 の1組の最大ラインのそれぞれの要素が、前記1組の座標軸の一方の軸に対応し 、前記第1の1組の最大ラインのそれぞれの要素が、同じ軸に対応する前記第1 の1組の最大点の要素を含み、他方の軸と平行に延び、および 前記第1の1組の最大ライン403,404の要素の交点480のまわりに 第1の所定の形状470を規定する段階を備える請求項7に記載の方法。 9.前記1組の第1のフィルタをかけられた投影ヒストグラムを計算する前記ス テップ530が、前記1組の投影ヒストグラム410,420のそれぞれの要素 の第1の三角形の核での重畳を備える請求項8に記載の方法。 10.前記指標50が、公称では直径の異なる重なり合わない2つの円110, 120を具備し、前記第1の三角形の核の最大寸法が、前記それぞれの円の直径 の合計プラス前記円の間の最小距離に略等しい請求項9に記載の方法。 11.前記段階(i)が、 第1の検出の試み500を行う段階、 前記第1の検出の試み500が失敗した場合には、前記第1の検出の試み50 0よりも計算的な複雑さが大きい第2の検出の試み700を行う段階、および 前記第2の検出の試み700が失敗した場合には、前記第2の検出の試み70 0よりも計算的な複雑さが大きい第3の検出の試み800を行う段階を備える請 求項8に記載の方法。 12.前記第1の検出の試み500が、 前記イメージを第2の領域600に縮小する第2の切り取り段階520−54 0、 ステップ550が、 前記第2の領域600内の画素値650の重心630を計算する段階、 前記第2の領域600内の画素値650の重心630の回りに第1の領域64 0を規定する段階、 前記第1の領域640内の画素値650の質量を計算する段階、および 前記第1の領域460内の画素値650の前記質量を公称の第1の要素110 内の画素の質量と比較するステップ570を含む請求項11に記載の方法。 13.前記第1の領域640が略円形であり前記公称の第1の要素110よりも 大きい請求項12に記載の方法。 14.前記第2の切り取りステップが、 前記第1の所定の形状470に対応する1組の投影ヒストグラムを計算するス テップ520であって、前記1組の投影ヒストグラムのそれぞれの要素が、前記 1組の座標軸の一方の軸に対応し、 1組の第2のフィルタをかけられた投影ヒストグラムを計算するステップ53 0であって、前記1組の第2のフィルタをかけられた投影ヒストグラムのそれぞ れの要素が、前記第1の要素に対応しない特徴を減少させるように調整された前 記1組の投影ヒストグラムの要素に対応し、 ステップ530が、 第2の1組の最大点を規定する段階であって、前記第2の1組の最大点のそ れぞれの要素が、前記1組の座標軸の一方の軸に対応し、前記第2の1組の最大 点のそれぞれの要素が、第2のフィルタをかけられた投影ヒストグラムの最大値 を有するその軸に沿った点に対応し、 第2の1組の最大ラインを規定する段階であって、前記第2の1組の最大ラ インのそれぞれの要素が、前記1組の座標軸の一方の軸に対応し、前記第2の1 組の最大ラインのそれぞれの要素が、同じ軸に対応する前記第2の1組の最大点 の要素を含み、他方の軸と平行に延び、および 前記第2の1組の最大ラインの要素の交点の回りに第2の所定の形状600 を規定する段階を備える請求項12に記載の方法。 15.前記第2の検出の試み700が、 公称の第1の要素110に対応する第1のテンプレートを生成するステップ7 20と、 第1の一連の相関を行うステップ730であって、前記第1の一連の相関のそ れぞれが、第1の複数の選択された画素に関して配置された前記第1のテンプレ ートによって包含される画素間で行われ、前記第1の複数の選択された画素によ って領域内の画素値が規定され、 ステップ740が、 前記第1の複数の選択された画素の、相関が最大の要素と関連した第2の複 数の選択された画素を規定する段階、 第2の一連の相関を行う段階であって、前記第2の一連の相関のそれぞれが 、前記第2の複数の選択された画素の1つに関して配置された前記第1のテンプ レートによって包含される画素間で行われ、前記第2の複数の選択された画素に よ って領域内の画素値が規定され、 前記第2の複数の選択された画素の、相関が最大の要素を判定する段階を含 み、 前記第2の複数の選択された画素の、相関が最大の要素と関連する相関に対応 する第1の相関の尺度を計算するステップ750、および 前記第1の相関の尺度を閾値と比較するステップ760を備える請求項11に 記載の方法。 16.前記第1の複数の選択された画素の要素が、互いに第1の距離だけ離れて 配置されており、前記第2の複数の選択された画素の要素が、互いに第2の距離 だけ離れて配置されており、前記第2の距離が前記第1の距離よりも小さい請求 項15に記載の方法。 17.前記第3の検出の試み800が、 第1の候補の1組の画素を規定するステップ810、 前記第1の候補と関連する画素値のすべてをゼロにセットするステップ820 、 第2の候補の1組の画素を規定するステップ830、 ステップ840が、 前記第1の候補と関連する画素値の半径方向の分散を計算する段階、 前記第2の候補と関連する画素値の半径方向の分散を計算する段階、 前記第1および第2の候補のうちの、半径方向の分散が公称の第1の要素の 半径方向の分散により近似した方を第1の好適な候補に規定する段階を備え、 前記第1の好適な候補に関連する半径方向の分散に対応する第1の分散の尺度 を計算するステップ850、および 前記第1の分散の尺度を閾値と比較するステップ860を備える請求項16に 記載の方法。 18.第4の検出の試み1000を更に含み、この試み1000が、 第1の1組のエッジの画素のグループを決定するステップ1020であって、 前記第1の1組のエッジの画素のグループのそれぞれの要素は、前記第1の領域 内の画素に隣接して形成されたエッジを形成する画素を備え、および 前記第1の1組のエッジの画素のグループの要素を、公称の第1の要素の エッジの画素と比較するステップ1040を備える請求項11に記載の方法。 19.指標と予想されるものが検出された可能性についての、正味の信頼値を計 算するステップ250をさらに備える請求項7に記載の方法。 20.正味の信頼値を計算する前記ステップ250が、 前記第1の点130と前記第2の点140の間の距離を前記公称の指標50に 関連する距離と比較することによって、第1の信頼値を計算する段階、 前記一連の第1の検出の試み230の尺度を前記公称の第1の要素110と関 連する第1の公称の値と比較することによって、第2の信頼値を計算する段階、 または 前記一連の第2の検出の試み240の尺度を前記公称の第2の要素120と関 連する第2の公称の値と比較することによって、第3の信頼値を計算する段階を 備える請求項19に記載の方法。 21.前記公称の要素110,120が、直径の異なる略円形のイメージである 請求項7に記載の方法。 22.その位置および方向を確認することができる下地30、前記下地30上に 配置された読み取り可能な指標59を備え、前記読取可能な指標が、前記下地3 0の一方の側を走査装置95にさらすことによって、識別可能であり、 方向を規定するマーク50が前記下地上の前記読み取り可能な指標59に関し て重ね合わせられ、 前記マーク50と前記読み取り可能な指標59が、前記下地30の同じ側を走 査装置60,95にさらすことによって、別個に識別可能である物品。 23.前記マーク50が蛍光インクを含む請求項22に記載の物品。 24.前記マーク50が、前記読み取り可能な指標59の方向を規定するように 整列した、大きさの異なる1対の円110,120を備える請求項23に記載の 物品。 25.移動する対象30を走査して、前記対象30に関する方向および情報を確 認するシステムが、前記対象30のイメージを取り込む走査装置60と、前記走 査装置60に隣接して前記対象30を移動させる運搬システム20と、前記対象 30上に配置された読み取り可能な指標59とを備え、 方向を規定するマーク50が前記対象30上の前記読み取り可能な指標59に 関して重ね合わされ、前記マーク50は、前記読取可能な指標59を妨害せず、 前記マーク50と前記読取可能な指標59とは、前記対象30の同一の側を走 査装置60,95にさらすことによって別個に識別可能であり、および 前記マーク50のイメージを処理して、前記読み取り可能な指標59の位置お よび方向を判定するように構成されているコンピュータ80を備えるシステム。 26.前記マーク50が、前記対象30の方向を規定するように整列した、大き さの異なる1対の円110,120を備える請求項25に記載のシステム。 27.前記マーク50が蛍光インクを含む請求項25に記載のシステム。 【図2】 【図3】 【図4】 【図8】 【図10】 【図12】 【図13】 【手続補正書】 【提出日】1998年3月25日 【補正内容】 (1)明細書第4頁第8行目に記載の「前もって印刷されたラベルを用いており 、浄書検出マークは、」を「前もって印刷されたラベルを用いており、住所検出 マークは、」と補正し、同頁第20行目に記載の「かかるシステムでは通常、基 準間へ苦を含む」を「かかるシステムでは通常、基準マークを含む」と補正する 。 (2)明細書第4頁第29行目から第5頁1行目に記載の「同様に、米国特許第 3,8012,775号のAckerは、」を「同様に、米国特許第3,801,7 75号のAckerは、」と補正する。 (3)明細書第5頁第10行目に記載の「多目的にしようできる基準マークシス テムの必要性は残っている。」を「多目的に使用できる基準マークシステムの必 要性は残っている。」と補正する。 (4)明細書の第7頁第28行目に記載の「小包についている住所の位置および 配置を判定する。」を「小包についている住所の位置および方向を判定する。」 と補正する。 (5)明細書第8頁第19行目に記載の「非常に正確ではあるが計算効率がよい な」を「非常に正確ではあるが計算効率がよい」と補正する。 (6)明細書第15頁第9行目から第12行目に記載の「小包30の宛先住所を 示すテキスト60を有する。基準マーク50は宛先住所ブロック40のほぼ中央 に配置されており、大きい方の要素から小さい方の要素へのベクトルが下にある テキスト60とほぼ同じ方向になるような方向の、」を「小包30の宛先住所を 示すテキスト59を有する。基準マーク50は宛先住所ブロック40のほぼ中央 に配置されており、大きい方の要素から小さい方の要素へのベクトルが下にある テキスト59とほぼ同じ方向になるような方向の、」と補正する。 (7)明細書第23頁第24行目に記載の「半径方向の分散r2を計算する。」 を「半径方向の分散r2を計算する。」と補正する。 (8)平成9年10月13日提出の補正書の翻訳文提出書(特許法第184条の8 第1項)で提出された請求の範囲を別紙の通りする。 (9)平成9年10月13日提出の補正書の翻訳文提出書(特許法第184条の8 第1項)で提出された図10を別紙の通り補正する。(他は変更なし) 請求の範囲 1.対象30の一方の側を走査装置60、95にさらすことによって、前記対象 30のイメージ210を取り込む段階、前記イメージ210に対応する座標系を 規定するマトリクスを生成する段階、および前記イメージ210に対応する1組 の画素値を前記マトリクスに移す段階を含み、対象30上の読み取り可能な指標 59の位置および方向を確認する方法において、 前記対象に、前記読み取り可能な指標59と互いに重ね合わされるように、前 記読み取り可能な指標59を妨害しない、前記読み取り可能な指標59と共に前 記対象30の同じ位置につけられても両者が別個に読み取り可能である、方向を 規定するマーク50をつける段階、および 前記画素値を処理することによって、前記座標系に関して前記マーク50の位 置および方向を判定し、前記座標系に関して前記読み取り可能な指標59の位置 および方向を判定する段階を備えることを特徴とする方法。 2.前記マーク50が、直径の異なる重なり合わない2つの略円形の要素110 と120とを有する請求項1に記載の方法。 3.前記マーク50が蛍光インクを含む請求項1に記載の方法。 4.前記読み取り可能な指標59がバーコードである請求項1に記載の方法。 5.前記マーク50が、前記対象30につけられた前記読み取り可能な指標59 を備えるラベルにつけられ、または組み込まれている請求項1に記載の方法。 6.前記マーク50が、その中に前記読み取り可能な指標59を備えるラベルが 配置され、前記対象30につけられ、または組み込まれている、透明な袋につけ られているまたは組み込まれている請求項1に記載の方法。 7.前記読み取り可能な指標59の位置および方向を判定する前記段階が、第1 の光学的特徴を有する第1の要素110および第2の光学的特徴を有する第2の 要素120を含むマーク50を分析する方法100を含み、前記画素値を処理す ることによって、前記座標系に関して前記マーク50の位置および方向を判定し 、前記座標系に関して前記読み取り可能な指標59の位置および方向を判定する 前記段階が、 前記イメージ210を第1の領域400に縮小する第1の切取りステップ22 0を備え、前記第1の領域400内で (i)前記第1の要素110の検出に成功するまで計算的な複雑さが次第に 増大する第1の一連の検出の試み230を行い、 (ii)前記第1の要素110に関連する第1の点130を規定し、 (iii)前記第1の要素110に関連する画素値をゼロにセットし、 (iv)前記第2の要素120の検出に成功するまで計算的な複雑さが次第 に増大する第2の一連の検出の試み240を行い、 (v)前記第2の要素に関連する第2の点140を規定し、および (vi)前記第1の1組の座標軸に関して、前記第1の点130から前記第 2の点140へのベクトル150の方向を判定する請求項1に記載の方法。 8.前記第1の切取り段階220は、 前記領域210に対応して、それぞれの要素が前記1組の座標軸の一方の軸に 対応するような1組の投影ヒストグラム410,420を計算するステップ21 4と、 それぞれの要素が、前記指標50に対応しない特徴を減少させるように調整さ れた前記1組の投影ヒストグラム410,420の要素に対応する1組の第1の フィルタをかけられた投影ヒストグラム430,440を計算するステップ21 6と、 それぞれの要素が、前記1組の座標軸の一方の軸に対応し、かつ、第1のフ ィルタをかけられた投影ヒストグラムの最大値を有するその軸に沿った点に対応 する第1の1組の最大点455,465を規定する段階、 それぞれの要素が、前記1組の座標軸の一方の軸に対応し、かつ、同じ軸に 対応する前記第1の1組の最大点の要素を含み、他方の軸と平行に延びる第1の 1組の最大ライン450,460を規定する段階、および 前記第1の1組の最大ライン403,404の要素の交点480のまわりに 第1の所定の形状470を規定する段階、を備えるステップ218とを備える請 求項7に記載の方法。 9.前記1組の第1のフィルタをかけられた投影ヒストグラムを計算する前記ス テップ530が、前記1組の投影ヒストグラム410,420のそれぞれの要素 の第1の三角形の核での重畳を備える請求項8に記載の方法。 10.前記指標50が、公称では直径の異なる重なり合わない2つの円110, 120を具備し、前記第1の三角形の核の最大寸法が、前記それぞれの円の直径 の合計プラス前記円の間の最小距離に略等しい請求項9に記載の方法。 11.前記段階(i)が、 第1の検出の試み500を行う段階、 前記第1の検出の試み500が失敗した場合には、前記第1の検出の試み50 0よりも計算的な複雑さが大きい第2の検出の試み700を行う段階、および 前記第2の検出の試み700が失敗した場合には、前記第2の検出の試み70 0よりも計算的な複雑さが大きい第3の検出の試み800を行う段階を備える請 求項8に記載の方法。 12.前記第1の検出の試み500が、 前記イメージを第2の領域600に縮小する第2の切り取りステップ520− 540と、 前記第2の領域600内の画素値650の重心630を計算し、 前記第2の領域600内の画素値650の重心630の回りに第1の領域6 40を規定し、 前記第1の領域640内の画素値650の質量を計算するステップ550と 、 前記第1の領域460内の画素値650の前記質量を公称の第1の要素110 内の画素の質量と比較するステップ570を含む請求項11に記載の方法。 13.前記第1の領域640が略円形であり前記公称の第1の要素110よりも 大きい請求項12に記載の方法。 14.前記第2の切り取りステップが、 前記第1の所定の形状470に対応して、それぞれの要素が、前記1組の座 標軸の一方の軸に対応する1組の投影ヒストグラムを計算するステップ520と 、 それぞれの要素が、前記第1の要素に対応しない特徴を減少させるように調整 された前記1組の投影ヒストグラムの要素に対応する1組の第2のフィルタをか けられた投影ヒストグラムを計算するステップ530と、 ステップ530が、 それぞれの要素が、前記1組の座標軸の一方の軸に対応し、かつ、第2のフ ィルタをかけられた投影ヒストグラムの最大値を有するその軸に沿った点に対応 する第2の1組の最大点を規定し、 それぞれの要素が、前記1組の座標軸の一方の軸に対応し、かつ、同じ軸に 対応する前記第2の1組の最大点の要素を含み、他方の軸と平行に延びる第2の 1組の最大ラインを規定し、 前記第2の1組の最大ラインの要素の交点の回りに第2の所定の形状600 を規定するステップ540とを備える請求項12に記載の方法。 15.前記第2の検出の試み700が、 公称の第1の要素110に対応する第1のテンプレートを生成するステップ7 20と、 それぞれが、第1の複数の選択された画素に関して配置された前記第1のテン プレートによって包含される画素間で行われ、前記第1の複数の選択された画素 によって領域内の画素値が規定される第1の一連の相関を行うステップ730と 、 前記第1の複数の選択された画素の、相関が最大の要素と関連した第2の複 数の選択された画素を規定し、 それぞれが、前記第2の複数の選択された画素の1つに関して配置された前 記第1のテンプレートによって包含される画素間で行われ、前記第2の複数の選 択された画素によって領域内の画素値が規定される第2の一連の相関を行い、 前記第2の複数の選択された画素の、相関が最大の要素を判定するステッ プ740と、 前記第2の複数の選択された画素の、相関が最大の要素と関連する相関に対応 する第1の相関の尺度を計算するステップ750と、 前記第1の相関の尺度を閾値と比較するステップ760とを備える請求項11 に記載の方法。 16.前記第1の複数の選択された画素の要素が、互いに第1の距離だけ離れて 配置されており、前記第2の複数の選択された画素の要素が、互いに第2の距離 だけ離れて配置されており、前記第2の距離が前記第1の距離よりも小さい請求 項15に記載の方法。 17.前記第3の検出の試み800が、 第1の候補の1組の画素を規定するステップ810と、 前記第1の候補と関連する画素値のすべてをゼロにセットするステップ820 と、 第2の候補の1組の画素を規定するステップ830と、 前記第1の候補と関連する画素値の半径方向の分散を計算し、 前記第2の候補と関連する画素値の半径方向の分散を計算し、 前記第1および第2の候補のうちの、半径方向の分散が公称の第1の要素の 半径方向の分散により近似した方を第1の好適な候補に規定するステップ840 と、 前記第1の好適な候補に関連する半径方向の分散に対応する第1の分散の尺度 を計算するステップ850と、 前記第1の分散の尺度を閾値と比較するステップ860とを備える請求項16 に記載の方法。 18.第4の検出の試み1000を更に含み、この試み1000が、 それぞれのグループの要素が、前記第1の領域内の画素に隣接して形成された エッジを形成する画素を備えた第1の1組のエッジの画素のグループを決定する ステップ1020と、 前記第1の1組のエッジの画素のグループの要素を、公称の第1の要素の エッジの画素と比較するステップ1040とを備える請求項11に記載の方法。 19.指標と予想されるものが検出された可能性についての、正味の信頼値を計 算するステップ250をさらに備える請求項7に記載の方法。 20.正味の信頼値を計算する前記ステップ250が、 前記第1の点130と前記第2の点140の間の距離を前記公称の指標50に 関連する距離と比較することによって、第1の信頼値を計算する段階、 前記一連の第1の検出の試み230の尺度を前記公称の第1の要素110と関 連する第1の公称の値と比較することによって、第2の信頼値を計算する段階、 または 前記一連の第2の検出の試み240の尺度を前記公称の第2の要素120と関 連する第2の公称の値と比較することによって、第3の信頼値を計算する段階の うちの一つまたは複数の段階を含む請求項19に記載の方法。 21.前記公称の要素110,120が、直径の異なる略円形のイメージである 請求項7に記載の方法。 22.その位置および方向を確認することができる下地30、前記下地30上に 配置された読み取り可能な指標59を備え、前記読取可能な指標が、前記下地3 0の一方の側を走査装置95にさらすことによって、識別可能であり、 方向を規定するマーク50が前記下地上の前記読み取り可能な指標59に関し て重ね合わせられ、 前記マーク50と前記読み取り可能な指標59が、前記下地30の同じ側を走 査装置60,95にさらすことによって、別個に識別可能である物品。 23.前記マーク50が蛍光インクを含む請求項22に記載の物品。 24.前記マーク50が、前記読み取り可能な指標59の方向を規定するように 整列した、大きさの異なる1対の円110,120を備える請求項23に記載の 物品。 25.移動する対象30を走査して、前記対象30に関する方向および情報を確 認するシステムが、前記対象30のイメージを取り込む走査装置60と、前記走 査装置60に隣接して前記対象30を移動させる運搬システム20と、前 記対象30上に配置された読み取り可能な指標59とを備え、 方向を規定するマーク50が前記対象30上の前記読み取り可能な指標59に 関して重ね合わされ、前記マーク50は、前記読取可能な指標59を妨害せず、 前記マーク50と前記読取可能な指標59とは、前記対象30の同一の側を走 査装置60,95にさらすことによって別個に識別可能であり、 前記マーク50のイメージを処理して、前記読み取り可能な指標59の位置お よび方向を判定するように構成されているコンピュータ80を備えるシステム。 26.前記マーク50が、前記対象30の方向を規定するように整列した、大き さの異なる1対の円110,120を備える請求項25に記載のシステム。 27.前記マーク50が蛍光インクを含む請求項25に記載のシステム。 【図8】 【図10】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レックテンウォルト,ジェームズ,ヴイ. アメリカ合衆国,06776 コネチカット, ニュー ミルフォード,オールド ノース ビル ロード 14番地 (72)発明者 ビュルナー,ヨハネス,エー.,エス. アメリカ合衆国,06798 コネチカット, ウッドバリー,タマラック レーン 7番 地 (72)発明者 レイズ,ケネス,エー. アメリカ合衆国,06812 コネチカット, ニュー フェアフィールド,ロッキー ヒ ル ロード 32番地 【要約の続き】 にあるテキスト(60)と同じ方向を向くように、向けら れている。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第1の光学的特徴を有する第1の要素および第2の光学的特徴を有する第2 の要素を含む指標を分析する方法において、 (a)前記指標を読み取る段階、 (b)前記指標に対応する画素値のイメージを1組の座標軸を規定するマトリク ス内に記憶する段階、 (c)前記イメージを第1の領域に縮小し、前記第1の領域内で (i)前記第1の要素の検出に成功するまで計算的な複雑さを増大する第1の 一連の検出の試みを行い、 (ii)前記第1の要素に関連する第1の点を規定し、 (iii)前記第1の要素に関連する画素値をゼロにセットし、 (iv)前記第2の要素の検出に成功するまで計算的な複雑さを増大する第2 の一連の検出の試みを行い、 (v)前記第2の要素に関連する第2の点を規定し、および (vi)前記第1の1組の座標軸に関して、前記第1の点から前記第2の点へ のベクトルの方向を判定する 第1の切り取り段階を備える方法。 2.前記段階(c)が、 前記イメージに対応する1組の投影ヒストグラムを計算する段階であって、前 記1組の投影ヒストグラムのそれぞれの要素が、前記1組の座標軸の一方の軸に 対応し、 1組の第1のフィルタをかけられた投影ヒストグラムを計算する段階であって 、前記1組の第1のフィルタをかけられた投影ヒストグラムのそれぞれの要素が 、前記指標に対応しない特徴を減少させるように調整された前記1組の投影ヒス トグラムの要素に対応し、 第1の1組の最大点を規定する段階であって、前記第1の1組の最大点のそれ ぞれの要素が、前記1組の座標軸の一方の軸に対応し、前記第1の1組の最大点 のそれぞれの要素が、第1のフィルタをかけられた投影ヒストグラムの最大値を 有するその軸に沿った点に対応し、 第1の1組の最大ラインを規定する段階であって、前記第1の1組の最大ライ ンのそれぞれの要素が、前記1組の座標軸の一方の軸に対応し、前記第1の1組 の最大ラインのそれぞれの要素が、同じ軸に対応する前記第1の1組の最大点の 要素を含み、他方の軸と平行に延び、および 前記第1の1組の最大ラインの要素の交点のまわりに第1の所定の形状を規定 する段階を備える請求項1に記載の方法。 3.前記1組の第1のフィルタをかけられた投影ヒストグラムを計算する前記段 階が、前記1組の投影ヒストグラムのそれぞれの要素の第1の三角形の核での重 畳を備える請求項2に記載の方法。 4.前記指標が、公称では直径の異なる重なり合わない2つの円を具備し、前記 第1の三角形の核の最大寸法が、前記それぞれの円の直径の合計プラス前記円の 間の最小距離に略等しい請求項3に記載の方法。 5.前記段階(c)(i)が、 第1の検出の試みを行う段階、 前記第1の検出の試みが失敗した場合には、前記第1の検出の試みよりも計算 的な複雑さが大きい第2の検出の試みを行う段階、および 前記第2の検出の試みが失敗した場合には、前記第2の検出の試みよりも計算 的な複雑さが大きい第3の検出の試みを行う段階を備える請求項1に記載の方法 。 6.前記第1の検出の試みが、 前記イメージを第2の領域に縮小する第2の切り取り段階、 前記第2の領域内の画素値の重心を計算する段階、 前記第2の領域内の画素値の重心の回りに第1の領域を規定する段階、 前記第1の領域内の画素値の質量を計算する段階、および 前記第1の領域内の画素値の前記質量を公称の第1の要素内の画素の質量と比 較する段階を含む請求項5に記載の方法。 7.前記第1の領域が略円形であり前記公称の第1の要素よりも大きい請求項6 に記載の方法。 8.前記第2の切り取り段階が、 前記イメージに対応する1組の投影ヒストグラムを計算する段階であって、前 記1組の投影ヒストグラムのそれぞれの要素が、前記1組の座標軸の一方の軸に 対応し、 1組の第2のフィルタをかけられた投影ヒストグラムを計算する段階であって 、前記1組の第2のフィルタをかけられた投影ヒストグラムのそれぞれの要素が 、前記第1の要素に対応しない特徴を減少させるように調整された前記1組の投 影ヒストグラムの要素に対応し、 第2の1組の最大点を規定する段階であって、前記第2の1組の最大点のそれ ぞれの要素が、前記1組の座標軸の一方の軸に対応し、前記第2の1組の最大点 のそれぞれの要素が、第2のフィルタをかけられた投影ヒストグラムの最大値を 有するその軸に沿った点に対応し、 第2の1組の最大ラインを規定する段階であって、前記第2の1組の最大ライ ンのそれぞれの要素が、前記1組の座標軸の一方の軸に対応し、前記第2の1組 の最大ラインのそれぞれの要素が、同じ軸に対応する前記第2の1組の最大点の 要素を含み、他方の軸と平行に延び、および 前記第2の1組の最大ラインの要素の交点の回りに第2の所定の形状を規定す る段階を備える請求項6に記載の方法。 9.前記第2の検出の試みが、 第1の一連の相関を行う段階であって、前記第1の一連の相関のそれぞれが、 第1の複数の選択された画素に関して配置された公称の第1の要素に対応する第 1のテンプレートによって包含される画素間で行われ、前記第1の複数の選択さ れた画素によって領域内の画素値が規定され、 前記第1の複数の選択された画素の、相関が最大の要素と関連した第2の複数 の選択された画素を規定する段階、 第2の一連の相関を行う段階であって、前記第2の一連の相関のそれぞれが、 前記第2の複数の選択された画素の1つに関して配置された前記第1のテンプレ ートによって包含される画素間で行われ、前記第2の複数の選択された画素によ って領域内の画素値が規定され、 前記第2の複数の選択された画素の、相関が最大の要素を判定する段階、 前記第2の複数の選択された画素の、相関が最大の要素と関連する相関に対応 する第1の相関の尺度を計算する段階、および 前記第1の相関の尺度を閾値と比較する段階を備える請求項5に記載の方法。 10.前記第1の複数の選択された画素の要素が、互いに第1の距離だけ離れて 配置されており、前記第2の複数の選択された画素の要素が、互いに第2の距離 だけ離れて配置されており、前記第2の距離が前記第1の距離よりも小さい請求 項9に記載の方法。 11.前記第3の検出の試みが、 第1の候補の1組の画素を規定する段階、そして 前記第1の候補と関連する画素値の半径方向の分散を計算する段階、 前記第1の候補と関連する画素値のすべてをゼロにセットする段階、 第2の候補の1組の画素を規定する段階、 前記第2の候補と関連する画素値の半径方向の分散を計算する段階、 前記第1および第2の候補のうちの、半径方向の分散が公称の第1の要素の半 径方向の分散により近似した方を第1の好適な候補に規定する段階、 前記第1の好適な候補に関連する半径方向の分散に対応する第1の分散の尺度 を計算する段階、および 前記第1の分散の尺度を閾値と比較する段階 を備える、請求項5に記載の方法。 12.第1の1組のエッジの画素のグループを決定する段階であって、前記第1 の1組のエッジの画素のグループのそれぞれの要素は、前記第1の領域内の画素 に隣接して形成されたエッジを形成する画素を備え、および 前記第1の1組のエッジの画素のグループの要素を、公称の第1の要素の エッジの画素と比較する段階を備える第4の検出の試みをさらに備える請求項5 に記載の方法。 13.指標と予想されるものが検出された可能性についての、正味の信頼値を計 算する段階をさらに備える請求項1に記載の方法。 14.正味の信頼値を計算する前記段階が、 前記第1の点と前記第2の点の間の距離を前記公称の指標に関連する距離と比 較することによって、第1の信頼値を計算する段階、 前記第1の検出の段階の尺度を前記公称の第1の要素と関連する第1の公称の 値と比較することによって、第2の信頼値を計算する段階、または 前記第2の検出の段階の尺度を前記公称の第2の要素と関連する第2の公称の 値と比較することによって、第3の信頼値を計算する段階のうちの1つまたはそ れ以上を備える請求項13に記載の方法。 15.前記要素が、直径の異なる略円形のイメージである請求項1に記載の方法 。 16.対象上の読み取り可能な指標の位置および方向を確認する方法において、 前記対象に、方向を規定するマークを、前記方向を規定するマークおよび前記 読み取り可能な指標が互いに関して重ね合わされているようにつける段階、 前記対象の一方の側を走査装置にさらすことによって、そこから走査装置を用 いて前記読み取り可能な指標が別個に識別可能な、前記マークを含むイメージを 取り込む段階、 前記第1のイメージに対応する座標形を規定するマトリクスを作り出す段階、 前記第1のイメージに対応する1組の画素値を前記マトリクスに移す段階、 前記画素値を処理して前記座標系に関して前記マークの位置および方向を判定 することにより、前記座標系に関して前記読み取り可能な指標の位置および方向 を判別する段階を備える方法。 17.前記マークが、直径の異なる重なり合わない2つの略円形の要素を備える 請求項16に記載の方法。 18.前記マークが蛍光インクを含む請求項16に記載の方法。 19.前記読み取り可能な指標がバーコードである請求項16に記載の方法。 20.前記マークが、前記対象につけられた前記読み取り可能な指標を備えるラ ベルにつけられているまたは組み込まれている請求項16に記載の方法。 21.前記マークが、その中に前記読み取り可能な指標を含むラベルが配置され 、前記対象につけられているまたは組み込まれている透明な袋につけられている または組み込まれている請求項16に記載の方法。 22.その位置および方向を確認することができる下地、 前記下地上に配置された読み取り可能な指標、 前記下地上の前記読み取り可能な指標に関して重ね合わされた、方向を規定す るマークを備え、 前記マークが、前記下地の一方の側を走査装置にさらすことによって、識別可 能であり、 前記読み取り可能な指標が、前記下地の同じ側を走査装置にさらすことによっ て、別個に識別可能である、 物品。 23 前記マークが蛍光インクを含む請求項22に記載の物品。 24.前記マークが、前記読み取り可能な指標の方向を規定するように整列した 、大きさの異なる1対の円を備える請求項23に記載の物品。 25.移動する対象を走査して、前記対象に関する方向および情報を確認するシ ステムにおいて、 前記対象のイメージを取り込む走査装置、 前記走査装置に隣接して前記対象を移動する運搬システム、 前記対象上に配置された読み取り可能な指標、 前記対象上の前記読み取り可能な指標に関して重ね合わされた、方向を規定す るマークであって、前記マークは、前記対象の一方の側を走査装置にさらすこと によって識別可能であり、その側から走査装置を用いて前記読み取り可能な指標 が別個に識別可能である、および 前記マークのイメージを処理して、前記読み取り可能な指標の位置および方向 を判定するように構成されているコンピュータを備えるシステム。 26.前記マークが、前記対象の方向を規定するように整列した、大きさの異な る1対の円を備える請求項25に記載のシステム。 27.前記マークが蛍光インクを含む請求項25に記載のシステム。
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