JP2001229339A - バーコード読み取り装置 - Google Patents

バーコード読み取り装置

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JP2001229339A
JP2001229339A JP2000040679A JP2000040679A JP2001229339A JP 2001229339 A JP2001229339 A JP 2001229339A JP 2000040679 A JP2000040679 A JP 2000040679A JP 2000040679 A JP2000040679 A JP 2000040679A JP 2001229339 A JP2001229339 A JP 2001229339A
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bar
bar code
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JP2000040679A
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Atsuharu Yamamoto
淳晴 山本
Mikio Fujita
幹男 藤田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多様な背景パターンの存在する文書画像中に
任意の位置、任意の方向に存在するバーコードをその印
字状態に関わらず正確に検出して復号化する。 【解決手段】 画像入力手段11により文書画像を読み
取り、領域検出手段2により画像中のバーコード候補領
域を検出し、トレース手段3によりバーコード候補領域
を走査してバーコードデータにトレースデータを生成
し、バーのピッチ毎にトレースデータを参照してバーの
有無を検出し、復号化手段4によりバーの有無情報から
バーコードを復号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字、図形、模様
など多様な背景パターンの存在する文書画像中に、任意
の位置、任意の方向に存在するバーコードを検出して復
号化するバーコード読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バーコードは商品販売、物流、生産工程
などにおける物品の管理情報を表記する手段として、幅
広い分野で活用されている。このようなバーコードを読
み取る場合、一般に、ハンドスキャナやペン入力スキャ
ナにより作業者がバーコード面を直接指示してバーコー
ドを読み取る方式や、定置型スキャナにより複数方向の
ビームでバーコード面を走査し、少なくとも1本のビー
ムの走査によりバーコードを読み取る方式が用いられて
いる。
【0003】このような一次元バーコードに対して、対
象物を2次元の画像データとして入力し、画像に含まれ
るバーコード領域を画像処理により抽出して読み取り、
復号化する方式がある。この種の2次元画像におけるバ
ーコードの読み取り技術が、例えば特開平2−1253
86号公報(画信号処理装置)に開示されている。この
画信号処理装置は、図13に示す構成を備えている。図
13において、まず、入力画像データを画信号記憶手段
902に記憶すると同時に、2値化手段901で2値化
し、2値レベル変化検出手段903により輪郭画像に変
換した後、黒膨張手段904によりバーコードの一定周
期で並ぶ輪郭線を融合し、バーコード領域を塗り潰す。
続いて黒収縮手段905により背景を消滅させ、バーコ
ード領域を抽出する。続いて、回帰直線演算手段90
6、読み出し座標演算手段907により、バーコード領
域の中心を通る回帰直線に沿ってバーコードデータを読
み出し、バーコード復号化手段908によりバーコード
を復号化する。この方式の場合、バーコードの位置、方
向の限定を受けることがなく、また対象物に複数のバー
コードが存在していても、すべてのバーコードを復号化
することができる利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像処理によるバーコードの読み取り方式で
は、例えば郵便用局内バーコードのように、バーの長さ
(高さ)が短い場合、バーコード領域を背景から性格に
分離することが難しいという問題がある。図14に示す
ように、郵便用局内バーコード(4ステート3バー)
は、ロングバー、セミロングバーから構成されている。
バーコード各部の標準寸法は、ロングバーの長さが5.
0mm、ショートバーの長さが2.5mm、バーの幅が
0.4〜0.5mm、バーピッチが1.2〜1.3mm
となっており、バーの長さが印刷文字と同程度であるた
め、文字などの背景に対しバーコードを正確に分離抽出
することが困難になっている。また、この郵便用局内バ
ーコードのように、蛍光インクで印字されると、紙質や
紙の地の濃さによって、印字バーコードが潰れたり、バ
ーコードの背景に対するコントラストが低下して読み取
れないという問題がある。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、4ステートコードのようにピッチや
大きさが背景と類似している場合でも、バーコード領域
を正確に検出して復号化することができ、さらに、背景
とバーコードのコントラストが低く見えにくい場合や、
印字の際にバー間が潰れている場合でも、バーコードを
確実に検出して復号化することのできる信頼性の高いバ
ーコード読み取り装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のバーコード読み取り装置は、バーコードを含む文書画
像を読み込む画像入力手段と、入力画像中のバーコード
の位置と傾きを検出する領域検出手段と、バーコード領
域の中心軸に沿った平行方向に入力画像を走査し、バー
コードのトレースデータを生成し、バーのピッチごとに
トレースデータを参照し、バーの有無を検出するトレー
ス手段と、バーの有無情報からバーコードを復号化する
復号化手段とを具備している。この構成により、印字の
際の滲みによりバー間が潰れていても、バーコード領域
を正確に検出して復号化することができる。本発明の請
求項2に記載のバーコード読み取り装置は、請求項1の
構成において、トレース手段は、複数の走査線のトレー
スデータの論理和をとったデータ列に対して復号化する
ようにしている。この構成により、バーの一部が掠れて
単一の走査線では復号化不可能なバーコードでも正確に
復号化することができる。本発明の請求項3に記載のバ
ーコード読み取り装置は、バーコードを含む文書画像を
読み込む画像入力手段と、入力画像中のバーコードの位
置と傾きを検出する領域検出手段と、バーコード候補領
域の中心軸を境界とする2つの領域に対して、個々の画
素の濃淡データを中心軸の直交方向に累積し、投影デー
タを生成する投影手段と、投影データを走査し、バーの
存在による信号のピークの有無を検出するピーク検出手
段と、ピークの有無情報からバーコードを復号化する復
号化手段とを具備している。この構成により、バーコー
ドの背景に対するコントラストが低下していても、バー
コード領域を正確に検出して復号化することができる。
本発明の請求項4に記載のバーコード読み取り装置は、
請求項1乃至3のいずれかの構成において、領域検出手
段は、入力画像を2値化する2値化手段と、個々のパタ
ーンに対し個別のラベルを与える領域分離手段と、各ラ
ベル領域間で所定の距離で隣り合うラベル領域を統合す
るグループ化手段と、グループのメンバー数、個々のラ
ベルの面積及びグループの長軸方向の長さからバーコー
ドの種別を判定する判定手段とを具備している。この構
成により、複数のバーコードが入力画像内のいかなる場
所に存在していても、その位置と方向とを特定して、複
数のバーコードを正確に復号化することができる。本発
明の請求項5に記載のバーコード読み取り装置は、請求
項4の構成において、領域分離手段は、入力画像をライ
ン単位で処理し、注目ラインに含まれるランとその1つ
前のラインに含まれるランの接続を検出し、接続を検出
する毎にそのグループの外接矩形と面積を更新するよう
にしている。この構成により、入力画像を複数回走査す
ることなく、すべてのパターンを個別のラベル領域に分
離するため、ラベリング処理を高速化することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1乃至図12を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の第1の実施の形態の
バーコード読み取り装置の構成を示している。図1にお
いて、このバーコード読み取り装置は、バーコードを含
む文書を読み取り、濃淡画像を生成する画像入力手段1
と、入力画像内のバーコード領域を検出する領域検出手
段2と、バーコード領域を走査してバーコードデータ列
を検出するトレース手段3と、バーコードデータ列を復
号化する復号化手段4とを備える。以下、各手段の具体
的な構成と動作について説明する。
【0008】まず、画像入力手段1について図2を用い
て説明する。図2は画像入力手段1の具体的な構成を示
している。101は読み取り対象のワーク111を搬送
するベルトコンベア、102はワーク111の通過を検
知する通過センサ、103はワーク111を照明する照
明ランプ、104はワーク111から反射光を選択的に
透過する光学フィルタ、105はワーク111からの反
射光を光電変換するラインセンサカメラ、106はライ
ンセンサカメラ105からの画信号をデジタルデータに
変換するA/D変換部、107は通過センサ102から
タイミングを受けて画像データの画像メモリへの書き込
みを制御する画像取込制御部、108はマイクロコンピ
ュータ、109は画像データを記憶する画像メモリ、1
10はCPUである。
【0009】本実施の形態においては、読み取り対象の
バーコードが図14の郵便用局内バーコードで、その郵
便番号部9と住所部10が蛍光インクで印字されている
ため、照明ランプ103に300〜400nmの波長を
有する紫外照明を用い、蛍光インクがこの紫外照明によ
り615nmにピークを有する赤色の励起光を発するよ
うになっている。光学フィルタ104は、前記励起光を
選択的に透過させるために、615nmを中心に半値幅
±14nmの波長を透過するバンドパス特性を有してお
り、ラインセンサカメラ105は、光学フィルタ104
を通過する蛍光インクの励起光のみを検知する。この画
像入力手段1では、蛍光バーコードの印字されたワーク
111を一定の速度で搬送し、通過センサ102がワー
ク111の通過を検知したとき、画像取込制御部107
は画像データを画像メモリ109に一定ライン数書き込
み、この書き込みが終了するとCPU110に対して割
り込みを発生する。ここでラインセンサカメラ105の
読み取り分解能は8本/mmとし、読み取り幅1024
画素(128mm)、取り込みライン数2048ライン
(256mm)の画像を画像メモリ109に書き込むも
のとする。したがって入力画像でのバーコード各部のサ
イズは、バーの幅が4画素、ロングバーの長さが40画
素、セミロングバーの長さが20画素、バーピッチが1
0画素程度となる。マイクロコンピュータ108は、前
記書き込みが終了して割り込みを受けると、画像メモリ
109上の画像データを処理し、ワーク上に印字された
バーコードを読み取る。
【0010】次に、領域検出手段2について図3乃至図
8を用いて説明する。図3は領域検出手段2の処理ブロ
ックの構成を示している。
【0011】2値化手段201は濃淡データを2値デー
タに変換する。すなわち、画像入力手段1により撮像さ
れた濃淡画像を、ワークごとに決められる閾値で2値化
画像に変換する。2値化閾値は、バーコードの背景輝度
(ベース輝度)を超える画素をピックアップし、これら
の信号レベルの平均値を求めて決定する。本実施の形態
では、バーコード背景のベース輝度は値5とし、画像全
体を走査し、値5を超える画素の平均値を閾値として画
像全体を2値化する。
【0012】領域分離手段202は2値パターンを連結
成分ごとに分離し、ラベル付けを行う。図4にこの領域
分離手段202におけるパターンを個別のラベル領域に
分離する手順を示し、図5にラベル領域のデータを登録
する構造体テーブルを示し、図6にランデータの接続関
係を示している。図4において、ステップ211で副走
査方向のラインカウンタy=1にセットし、ステップ2
12において画像メモリからyライン目のランデータを
取得する。2値化画像はパターン部が値”1”、背景部
が”0”であるとし、値”1”の連続する始点のx座標
Rsと終点のx座標Reが取り込まれ、ステップ213
以下の判定にかけられる。ステップ213の判定では、
図5(a)に示すラベル領域テーブルを検索し、既に登
録されているラベル領域のうち有効フラグflagが
1、かつそのラベルに属する最新ランのy座標Last
Yが現ラインyに対して1つ前のラインであるラベル領
域をピックアップし、ステップ215へ進む。ステップ
215では、注目しているランはそのラベル領域と連結
しているかどうかを判定し、そのラベル領域に所属する
最新ラインのラン(Xs[0],Xe[0])、(Xs
[1],Xe[1])…に対し、(数1)の比較処理で連結
をチェックする。図6(a)に注目ラン226と前ライ
ン225のランが連結する関係を示している。
【数1】 を満たすとき、注目ランとそのラベル領域は連結してい
るとして、ステップ216へ進み、データを更新する。
ステップ216では、ラベル領域の面積sに注目ランの
ラン長を加算し、外接矩形座標を更新する。図5(b)
に外接矩形の座標を示しており、ラベル領域のx座標の
最大値Xmax及びx座標の最小値Xminと、注目ラ
ンの始点Rs及び終点Reとを大小比較し、座標値を更新
する。またラベル領域のy座標の最大値Ymax及びy座
標の最小値Yminと、注目ランの座標yを大小比較
し、座標値を更新する。そして更新された外接矩形座標
を用いてラベル領域の中心座標CxとCyを更新する。
CxはXmaxとXminの加算平均値、CyはYma
xとYminの加算平均値とする。図6(b)に示すよ
うに、注目ラン228が、1つのラベル領域227とも
う1つのラベル領域229の両方に連結している場合
は、ラベル領域227にラベル領域229を統合し、ラ
ベル領域229の有効フラグflagを0とし無効ラベ
ルとする。続いてステップ217で、注目ランがすべて
の登録されているラベル領域に対して連結チェックを行
ったかどうかを判定する。連結チェックを行った場合は
ステップ218へ進み、行っていない場合は、次のラベ
ル領域に対して同様の連結判定処理を行う。ステップ2
18では、注目ランが既存のいずれかのラベル領域に連
結しているかどうかを判定する。連結している場合はス
テップ220へ進み、連結していない場合はステップ2
19へ進み、注目ランを新たなラベル領域として登録す
る。ステップ220で、現ラインのすべてのランについ
て連結判定が終了したかどうかを判定し、終了していな
い場合にはステップ212からの処理を繰り返し、終了
した場合には、現ラインy上のランに連結していたすべ
てのラベル領域の最新ランのy座標LastYをyに更新
し、各ラベル領域のラン数RunCntとランの座標X
s、Xeを更新し、ステップ221へ進む。ステップ2
21では、画像の全ラインについて処理が終了したかど
うかを判定し、終了していない場合にはステップ222
でラインカウンタを更新し、ステップ212からの処理
を繰り返し、終了した場合には領域分離の全処理を終了
する。このようにしてラベル領域テーブルにおいて、有
効フラグflagが1の領域が入力画像に含まれる独立
したパターンとして検出される。
【0013】グループ化手段203は各ラベル領域間で
所定の距離で隣り合うラベル領域を統合する。図7にグ
ループ化手段203の処理手順を示し、図8にグループ
データを登録する構造体テーブルを示している。図7に
おいて、ステップ231でラベル領域テーブルからラベ
ルデータを1つ取得し、以下の処理でそのラベル領域が
どのグループに属するかを判定する。続いてステップ2
32で、ラベルの有効フラグflagをチェックし、有
効である場合はステップ233へ進み、無効な場合はス
テップ231へ戻り、次のラベルデータを取得する。続
いてステップ233で、Smin未満の小面積のラベル
領域及びSmax以上の大面積のラベル領域をバーコー
ド以外の背景パターンとしてグループ化処理の対象から
除外し、面積の条件Smin≦s≦Smaxを満たすと
き、ステップ234へ進み、満たさないときはステップ
231へ戻り、次のラベルデータを取得する。本実施の
形態では、Smin=4画素、Smax=5000画素
としている。ステップ234では、注目ラベル領域が既
存のグループに距離が近接しているかどうかを判定す
る。図8に示すグループデータのmem個のメンバーの
ラベル番号を参照し、LID[0]〜LID[mem]
の示すラベル領域との距離を計算し、いずれかのラベル
領域との距離が所定距離内にあるとき、注目ラベルはそ
のグループに含まれるものとする。距離はお互いの4点
の外接矩形座標(Xmax,Ymax)、(Xmax,
Ymin)、(Xmin,Ymax)、及び(Xmi
n,Ymin)に関して、16通りの座標どうしすべて
について行い、いずれかの距離が所定値以内にあると
き、注目ラベルはそのグループに含まれるものとする。
ここでグループ化の距離は50画素以内としている。所
定距離内と判定された場合、ステップ235で、注目ラ
ベルの属するすべてのグループデータを統合し、1つの
グループとして生成する。続いてステップ236で、既
存のすべてのグループに関して距離判定が終了したかど
うかをチェックし、終了していない場合、次のグループ
データを取得し、ステップ234及び235の処理を行
い、終了した場合、ステップ238へ進む。ステップ2
38では、注目ラベルが既存のいずれかのグループに含
まれているかどうかを判定する。含まれている場合はス
テップ240へ進み、含まれていない場合にはステップ
239へ進み、注目ランを新たなラベル領域として登録
する。ステップ240では、ラベル領域テーブル上のす
べての有効なラベル領域に対して処理が終了したかどう
かを判定し、終了していない場合にステップ231から
の処理を繰り返し、終了した場合はグループ化の全処理
を終了する。
【0014】判定手段204はバーコード領域を判定検
出する。グループ化手段203で生成されたグループデ
ータを参照し、そのグループのバーコード種別、読み取
り位置を判定し、グループデータテーブルに設定する。
先ず個々のグループに対して、そのグループに属するm
em個のラベル領域LID[i](i=0〜mem−
1)を、座標順にソートする。すなわちラベル領域LI
D[i]の指し示すラベル領域の中心座標(Cx,C
y)に関して、まずCyの値で昇順にソートし、次に同
一値に対しCxで昇順にソートする。ソート後、最初の
ラベルLID[0]と最後のラベルLID[mem−
1]の中心座標間の距離Lを算出し、グループの長さと
する。グループ種別typeは、グループの長さLとメ
ンバー数memにより判定される。本実施の形態では、
郵便番号部バーコードの長さの上限を390画素、その
下限を200画素とし、ラベル数の上限を34、その下
限を20とする。また、住所部バーコードの長さの上限
を570画素、その下限を400画素とし、ラベル数の
上限を49、その下限を35とする。グループ種別ty
peは長さL及びラベル数memがともに前記条件を満
足するときにグループ種別typeを1又は2にセット
し、それ以外の場合は0をセットする。次に、グループ
種別が郵便番号部のとき、グループ長さLを郵便番号部
規定本数32で割った値をラベル領域のピッチpに設定
する。またグループ種別が住所部のとき、グループ長さ
Lを住所部規定本数47で割った値をラベル領域のピッ
チpに設定する。次に、グループの中心軸の算出につい
て説明する。前記ソート後のラベル領域LID[0]と
LID[mem−1]の中心座標どうしを比較し、X座
標間の差分がY座標間差分以上のとき、中心軸はX軸と
のなす角が±45°以内であり、方向dirに1をセッ
トする。逆に、X座標間の差分がY座標間の差分未満で
あれば、中心軸とY軸のなす角が±45°未満であり、
方向dirに0をセットする。中心軸の方向dirが決
定されると、最小自乗法により中心軸の傾きaと切片b
を算出する。方向dirが1のとき、直線Y=aX+b
の係数a、bは(数2)で求められる。
【数2】 方向dirが0のとき、直線X=aY+bの係数a、b
は(数3)で求められる。
【数3】 ここに個々のx、y座標はグループメンバーのラベル領
域の中心座標、nは標本点の数である。以上のように判
定手段204において、バーコード領域を走査するため
の読み取り位置と方向を決定する。
【0015】次に、トレース手段3について図9、図1
0を用いて説明する。グループテーブルのうち、有効な
グループデータに対し、中心線の直線を用いて2値化画
像をトレースし、バーコードのバーの有無を検知する。
図9(a)に示すように、中心線301に対し切片bに
一定のオフセットを加えた走査線302上を最初のラベ
ル領域から最後のラベル領域にかけて走査する。例えば
走査線y=ax+cに対し、x座標を1画素ずつ増加させ
y座標を算出し、2値化画像中の(x,y)の座標の画
素値を記録してトレースデータ303を得る。図9
(b)に示すように、トレースデータ312に対し、そ
のグループのバーピッチpでサンプリングしていき、バ
ーの有無を示すデータ列を得る。例えば、図9(b)に
おいて、トレースデータの立ち上がりエッジ313から
次の立ち上がりエッジ314までの長さdをピッチpで
分割し、4本分のバーの存在を検知する。次にトレース
データに対し、p/4の奇数倍の画素位置を参照し、そ
の値を順次取得することにより、バーの有無を示すデー
タ列が得られる。図9(b)の注目位置1から注目位置
2にかけてのデータ列は、位置315から318のトレ
ースデータを参照するので、順に”1111”となる。
以上のようにトレースデータの立ち上がりエッジ間をピ
ッチpでサンプリングしているので、バー間が潰れて個
々に分離していない場合でも、正確にバー有無のデータ
列を取得できる。復号化は、中心軸に対し、もう一方の
走査線によるデータ列を取得し、両側のデータ列を用い
て行う。図10に示すように、バー407と、バー40
8に欠損があるバーコードに対して複数の走査線を用い
て、新たなデータ列を生成する。バー407、408に
対して、走査線404と405、及び走査線402と4
03のデータ列の論理和をとったデータ列を生成するこ
とにより、走査線402、及び走査線405で未検出と
なるデータを補正できる。
【0016】次に、復号化手段4について図10を用い
て説明する。復号化手段4はトレース手段3から、中心
軸401を境界として、走査線402と404、走査線
402と405、走査線403と404、走査線403
と405のデータ列のペアと、走査線402と403を
論理和したデータ列と走査線404と405を論理和し
たデータ列のペアの計5個のペアを復号化の対象として
入力し、いずれかのデータ列ペアを復号化して符号検査
をパスすると復号化を終了する。図10の例では、走査
線403と405のデータ列のペア、及び論理和された
データ列のペアが、412データ列A、及び413デー
タ列Bを生成し、規定の変換テーブルによりコード列4
14”223… ”が得られる。得られたコード列に対
し、所定の符号検査をパスすると復号化を終了する。な
お、符号列が誤り訂正符号である場合には、次プロセス
で誤り訂正処理を行うが、公知の技術であり、ここでは
その説明を省略する。
【0017】以上のように、本発明の第1の実施の形態
によれば、第1に、バーコード領域の中心軸に沿った平
行方向に入力画像を走査して、バーコードのトレースデ
ータを生成し、バーのピッチごとにトレースデータを参
照してバーの有無を検出することにより、印字の滲みで
バー間が潰れていても、バーコードを正確に復号化する
ことができるという効果が得られる。第2に、トレース
手段で複数の走査線のトレースデータの論理和をとった
データ列に対しても復号を行うことにより、バーの一部
が掠れていても正確に復号することができるという効果
が得られる。第3に、入力画像中の個々のパターンを分
離し、個別のラベルを付け、各ラベル間の距離でグルー
プ化してバーコード候補領域を検出し、バーコード候補
領域の長軸方向の長さとラベル数からバーコードの種別
を判定することにより、複数のバーコードが入力画像の
いかなる場所に存在しても、位置・方向・種別を正確に
特定して復号化することができるという効果が得られ
る。第4に、入力画像をライン単位で処理し、注目ライ
ンに含まれるランとその1つ前のラインに含まれるラン
との接続を検出する毎にそのグループの外接矩形と面積
を更新していくことにより、個々のパターンに対し高速
にラベル付けを行うことができるという効果が得られ
る。
【0018】(実施の形態2)図11は、本発明の第2
の実施の形態のバーコード読み取り装置の構成を示して
いる。図11において、このバーコード読み取り装置
は、バーコードを含む文書を読み取り、濃淡画像を生成
する画像入力手段11と、入力画像内のバーコード領域
を検出する領域検出手段12と、バーコード部の濃淡デ
ータをバーコード中心軸上に投影する投影手段13と、
投影データ曲線上でのピークを検出するピーク検出手段
14と、ピークの有無からバーコードを復号化する復号
化手段15とを備える。このバーコード読み取り装置に
おいては、画像入力手段11、領域検出手段12、復号
化手段15は、第1の実施の形態のバーコード読み取り
装置と構成、処理内容が同じであるため、ここではその
重複した説明を省略する。この第2の実施の形態では、
領域検出手段12の次に、低濃度のバーも安定に検出す
るためにバーコード領域の中心軸上に領域内の濃淡デー
タを投影する投影手段13と、投影データ列の中からバ
ーの存在によるピークを検出するピーク検出手段14を
順次設け、バーコード領域全域のピークの存在位置に基
づいてバーコードを復号化するように構成している。
【0019】図12に投影手段13及びピーク検出手段
14の具体的処理を示している。領域検出手段12で検
出されたグループの中心線501から、一定値5画素離
れた位置から幅W画素の領域502、及び領域503を
とり、中心軸に対し1列ずつ垂直方向にW画素分の濃淡
データを累積加算することにより、それぞれ投影データ
505、及び投影データ506が得られる。ピーク検出
手段14は、スタートバー504の位置から投影データ
を走査し、ピッチpで区切られる位置を中心として±δ
画素の範囲でピークを検索する。本実施の形態では、ピ
ーク検出条件として、まず注目位置と1画素前の走査位
置の累積投影値の差分をとり、差分値が正から負に変化
する位置をピーク候補位置507としてピックアップ
し、次にその位置の累積投影値Lpが、所定の閾値Tp
以上である場合に、候補位置をピークと判定する。バー
間が潰れる場合でも、バーの中心位置付近は画信号レベ
ルが高くなるので、ピークは必ず検出され、安定にバー
を検出することができる。中心軸を境界とする領域50
2及び503に対しピーク検出を行うことにより、デー
タ列“010010001…”、及び、“101101
101…”が得られる。このようにして得られたバーの
データ列を、復号化手段15に入力してバーコードを復
号化する。
【0020】以上のように、本発明の第2の実施の形態
によれば、入力画像のバーコード領域を検出し、バーコ
ード領域の中心軸に対し個々の画素の濃淡データを累積
して投影データを生成し、投影データのピークを検出し
てバーの有無を判定することにより、低コントラストの
バーコードに対しても正確に復号化することができると
いう効果が得られる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、入力画
像に対しパターンにラベル付けを行い、各ラベル領域間
の距離から複数のラベル領域を1つのグループに統合し
てバーコード候補領域として検出し、このバーコード領
域を走査してバーコードのトレースデータを生成し、バ
ーのピッチごとにトレースデータを参照して検出したバ
ーの有無情報からバーコードを復号化するので、文書画
像中の任意の位置、任意の方向のバーコード領域を正確
に検出することができ、印字の際にバー間が潰れるなど
印字品質の低下したバーコードでも正確に復号化するこ
とができる。本発明はまた、入力画像に対しパターンに
ラベル付けを行い、各ラベル領域間の距離から複数のラ
ベル領域を1つのグループに統合してバーコード候補領
域として検出し、このバーコード候補領域の中心軸に対
し個々の画素の濃淡データを累積して投影データを生成
し、投影データを走査し画信号のピークを検出して判定
したバーの有無情報からバーコードを復号化するので、
文書画像中の任意の位置、任意の方向のバーコード領域
を正確に検出することができ、背景とバーコードのコン
トラストが低く見えにくいバーコードでも正確に復号化
することができる。したがって、信頼性の高い高精度の
バーコード読み取り装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるバーコード
読み取り装置の構成を示すブロック図
【図2】同バーコード読み取り装置の画像入力手段の構
成を示すブロック図
【図3】同バーコード読み取り装置の領域検出手段の構
成を示すブロック図
【図4】同バーコード読み取り装置の領域検出手段にお
いて領域分離手段の処理手順を示すフロー図
【図5】同バーコード読み取り装置の領域検出手段にお
いて領域分離手段のラベル領域のデータを登録する構造
体テーブルを示す図
【図6】同バーコード読み取り装置の領域検出手段にお
いて領域分離手段によるランデータの接続関係を示す図
【図7】同バーコード読み取り装置の領域検出手段にお
いてグループ化手段の処理手順を示すフロー図
【図8】同バーコード読み取り装置の領域検出手段にお
いてグループ化手段のグループデータを登録する構造体
テーブルを示す図
【図9】同バーコード読み取り装置の領域検出手段にお
いてトレース手段によるバーコードデータの検出を説明
する図
【図10】同バーコード読み取り装置の領域検出手段に
おいてトレース手段による複数走査線を用いたバーコー
ドデータの検出を説明する図
【図11】本発明の第2の実施の形態におけるバーコー
ド読み取り装置の構成を示すブロック図
【図12】同バーコード読み取り装置のピーク検出手段
によるピーク検出を説明する図
【図13】従来のバーコード読み取り装置の一例を示す
ブロック図
【図14】バーコード読み取り装置の読み取り対象とし
て例示する郵便用局内バーコードの図
【符号】
1 画像入力手段 2 領域検出手段 3 トレース手段 4 復号化手段 9 郵便用局内バーコード(郵便番号部) 10 郵便用局内バーコード(住所部) 101 ベルトコンベア 102 通過センサ 103 照明ランプ 104 光学フィルタ 105 ラインセンサカメラ 106 A/D変換部 107 画像取込制御部 108 マイクロコンピュータ 109 画像メモリ 110 CPU 111 読み取り対象のワーク 201 2値化手段 202 領域分離手段 203 グループ化手段 204 判定手段 11 画像入力手段 12 領域検出手段 13 投影手段 14 ピーク検出手段 15 復号化手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F079 AA01 CA02 CA03 CA06 CB08 CB26 CB29 CB33 CB35 5B072 AA02 CC01 CC24 DD15 DD23 KK07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーコードを含む文書画像を読み込む画
    像入力手段と、入力画像中のバーコードの位置と傾きを
    検出する領域検出手段と、バーコード領域の中心軸に沿
    った平行方向に入力画像を走査し、バーコードのトレー
    スデータを生成し、バーのピッチごとにトレースデータ
    を参照し、バーの有無を検出するトレース手段と、バー
    の有無情報からバーコードを復号化する復号化手段とを
    具備することを特徴とするバーコード読み取り装置。
  2. 【請求項2】 トレース手段は、複数の走査線のトレー
    スデータの論理和をとったデータ列に対して復号化する
    ことを特徴とする請求項1に記載のバーコード読み取り
    装置。
  3. 【請求項3】 バーコードを含む文書画像を読み込む画
    像入力手段と、入力画像中のバーコードの位置と傾きを
    検出する領域検出手段と、バーコード候補領域の中心軸
    を境界とする2つの領域に対して、個々の画素の濃淡デ
    ータを中心軸の直交方向に累積し、投影データを生成す
    る投影手段と、投影データを走査し、バーの存在による
    信号のピークの有無を検出するピーク検出手段と、ピー
    クの有無情報からバーコードを復号化する復号化手段と
    を具備することを特徴とするバーコード読み取り装置。
  4. 【請求項4】 領域検出手段は、入力画像を2値化する
    2値化手段と、個々のパターンに対し個別のラベルを与
    える領域分離手段と、各ラベル領域間で所定の距離で隣
    り合うラベル領域を統合するグループ化手段と、グルー
    プのメンバー数、個々のラベルの面積及びグループの長
    軸方向の長さからバーコードの種別を判定する判定手段
    とを具備することを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載のバーコード読み取り装置。
  5. 【請求項5】 領域分離手段は、入力画像をライン単位
    で処理し、注目ラインに含まれるランとその1つ前のラ
    インに含まれるランの接続を検出し、接続を検出する毎
    にそのグループの外接矩形と面積を更新することを特徴
    とする請求項4に記載のバーコード読み取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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