JP2575408B2 - 郵便物の宛先住所読取装置 - Google Patents
郵便物の宛先住所読取装置Info
- Publication number
- JP2575408B2 JP2575408B2 JP62221401A JP22140187A JP2575408B2 JP 2575408 B2 JP2575408 B2 JP 2575408B2 JP 62221401 A JP62221401 A JP 62221401A JP 22140187 A JP22140187 A JP 22140187A JP 2575408 B2 JP2575408 B2 JP 2575408B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- value
- density
- area
- unit
- information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Character Input (AREA)
- Character Discrimination (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は宛先住所の記載位置が種々の書式の郵便物か
らその郵便物の宛先住所を読取る郵便物の宛先住所読取
装置に関する。
らその郵便物の宛先住所を読取る郵便物の宛先住所読取
装置に関する。
(従来の技術) 光学的文字読取装置(OCR)による文字読取りに供さ
れる帳票のフォーマット(書式)は一般に予め定められ
ており、文字読取装置は帳票の所定の領域に記載された
文字情報だけを読取り対象とするようになっている。こ
れ故、従来では専ら所定の書式に従って文字記入領域を
枠組等によって指定した帳票を準備しており、また文字
読取装置にとっては、その文字読取り領域を固定的に設
定している。
れる帳票のフォーマット(書式)は一般に予め定められ
ており、文字読取装置は帳票の所定の領域に記載された
文字情報だけを読取り対象とするようになっている。こ
れ故、従来では専ら所定の書式に従って文字記入領域を
枠組等によって指定した帳票を準備しており、また文字
読取装置にとっては、その文字読取り領域を固定的に設
定している。
また、種々の書式の帳票を読取り対象とする文字読取
装置にあっては、帳票にその書式(フォーマット)を特
定するID番号やIDコード等を帳票上の所定の位置にプレ
プリントしておき、文字読取装置ではこのID情報を読取
り認識することによってその書式を知り、該帳票からの
文字読取りを行うものとなっている。この際、文字認識
装置には、予め上記ID情報に対応してその書式における
文字読取り領域の情報が、例えば基準位置からの座標値
データ等として設定される。これ故、この種の多種書式
の帳票を読取り対象とする文字読取装置にあっては、上
述したID情報を予め帳票に記載しておくことが必要不可
決となる。
装置にあっては、帳票にその書式(フォーマット)を特
定するID番号やIDコード等を帳票上の所定の位置にプレ
プリントしておき、文字読取装置ではこのID情報を読取
り認識することによってその書式を知り、該帳票からの
文字読取りを行うものとなっている。この際、文字認識
装置には、予め上記ID情報に対応してその書式における
文字読取り領域の情報が、例えば基準位置からの座標値
データ等として設定される。これ故、この種の多種書式
の帳票を読取り対象とする文字読取装置にあっては、上
述したID情報を予め帳票に記載しておくことが必要不可
決となる。
これに対して郵便物の宛先住所を読取る宛先住所読取
読取装置にあっては、郵便物の宛先住所の記載位置の書
式が定まっていないので次のような不具合がある。即
ち、或る程度、宛先住所の記載領域が特定されるような
場合であっても、装置にとってはその書式を同定する手
段を有しないため、郵便物上における宛先住所記載領域
(文字読取り対象領域)を画像処理等によって識別検出
することが必要となる。この為には、例えば帳票上の通
信文,切手,消印,宣伝文,画像,図形等をそれぞれ画
像処理によって認識し、これらと区別して上記宛先住所
の記載領域を識別検出する必要が生じる。しかしこのよ
うな画像処理は非常に複雑であることのみならず多大な
処理時間を必要とし、また誤認識の可能性も非常に高
い。しかも読取り対象領域の誤認識が生じた場合、その
宛先住所の読取り自体が全く意味をなさないことにな
る。
読取装置にあっては、郵便物の宛先住所の記載位置の書
式が定まっていないので次のような不具合がある。即
ち、或る程度、宛先住所の記載領域が特定されるような
場合であっても、装置にとってはその書式を同定する手
段を有しないため、郵便物上における宛先住所記載領域
(文字読取り対象領域)を画像処理等によって識別検出
することが必要となる。この為には、例えば帳票上の通
信文,切手,消印,宣伝文,画像,図形等をそれぞれ画
像処理によって認識し、これらと区別して上記宛先住所
の記載領域を識別検出する必要が生じる。しかしこのよ
うな画像処理は非常に複雑であることのみならず多大な
処理時間を必要とし、また誤認識の可能性も非常に高
い。しかも読取り対象領域の誤認識が生じた場合、その
宛先住所の読取り自体が全く意味をなさないことにな
る。
このように宛先住所の記載位置が種々の書式の郵便物
を読取り対象とする従来の郵便物の宛先住所読取装置に
あっては、上記郵便物からの宛先住所の読取りの正確化
と処理効率の点で大きな問題があった。
を読取り対象とする従来の郵便物の宛先住所読取装置に
あっては、上記郵便物からの宛先住所の読取りの正確化
と処理効率の点で大きな問題があった。
(発明が解決しようとする問題点) このように従来の郵便物の宛先住所読取装置にあっ
て、宛先住所の記載位置が種々の書式の郵便物を読取り
対象とするような場合、その書式を特定する為のID情報
を帳票上にプレプリントしておく必要があるとか、また
その書式が定まっていない場合には繁雑な画像処理によ
って読取り対象領域を識別検出する必要がある等の不具
合があり、その処理効率が非常に悪いと云う問題があっ
た。
て、宛先住所の記載位置が種々の書式の郵便物を読取り
対象とするような場合、その書式を特定する為のID情報
を帳票上にプレプリントしておく必要があるとか、また
その書式が定まっていない場合には繁雑な画像処理によ
って読取り対象領域を識別検出する必要がある等の不具
合があり、その処理効率が非常に悪いと云う問題があっ
た。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、
その目的とするところは、種々の書式の郵便物の書式情
報を簡易に、且つ効果的に登録しておき、その情報を有
効に用いることによって上記郵便物からの宛先住所の読
取りの正確化と処理効率の向上に大きく寄与させ得る郵
便物の宛先住所読取装置を提供することにある。
その目的とするところは、種々の書式の郵便物の書式情
報を簡易に、且つ効果的に登録しておき、その情報を有
効に用いることによって上記郵便物からの宛先住所の読
取りの正確化と処理効率の向上に大きく寄与させ得る郵
便物の宛先住所読取装置を提供することにある。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) この発明の郵便物の宛先住所読取装置は、宛先住所の
記載位置が種々の書式の郵便物からその郵便物の画像情
報を濃淡画像として入力する画像入力部、この画像入力
部から入力された郵便物の濃淡画像を所定の単位領域に
分割し、各単位領域ごとに濃度値とその濃度値の出現頻
度で現わされる濃度値ヒストグラムを求める第1手段、
この第1手段で求められた濃度値ヒストグラムから極大
値を示す濃度値とその出現頻度値とを各単位領域ごとに
求める第2手段、この第2手段により求められた各単位
領域ごとの極大値を示す濃度値及びその出現頻度値の集
まりを、その郵便物における読取るべき宛先住所記載領
域を示す情報と対応付けて記憶する記憶手段、上記画像
入力部から読取るべき郵便物の濃淡画像が入力された
際、上記第1手段で分割された各単位領域についての濃
度値ヒストグラムを求めるとともに、上記第2手段によ
り各単位領域ごとの極大値を示す濃度値及びその出現頻
度値を求める第3手段、この第3手段により求められた
各単位領域ごとの極大値を示す濃度値及びその出現頻度
値の集まりを上記記憶手段に記憶されている各単位領域
ごとの極大値を示す濃度値及びその出現頻度値の集まり
と比較する比較手段、この比較手段による比較に基づい
て各単位領域ごとの極大値を示す濃度値及びその出現頻
度値の集まりに対応する郵便物における読取るべき宛先
住所記載領域を示す情報を出力する判定部、およびこの
判定部から出力された情報に応じて郵便物における読取
るべき宛先住所記載領域の情報を読取る読取手段から構
成されている。
記載位置が種々の書式の郵便物からその郵便物の画像情
報を濃淡画像として入力する画像入力部、この画像入力
部から入力された郵便物の濃淡画像を所定の単位領域に
分割し、各単位領域ごとに濃度値とその濃度値の出現頻
度で現わされる濃度値ヒストグラムを求める第1手段、
この第1手段で求められた濃度値ヒストグラムから極大
値を示す濃度値とその出現頻度値とを各単位領域ごとに
求める第2手段、この第2手段により求められた各単位
領域ごとの極大値を示す濃度値及びその出現頻度値の集
まりを、その郵便物における読取るべき宛先住所記載領
域を示す情報と対応付けて記憶する記憶手段、上記画像
入力部から読取るべき郵便物の濃淡画像が入力された
際、上記第1手段で分割された各単位領域についての濃
度値ヒストグラムを求めるとともに、上記第2手段によ
り各単位領域ごとの極大値を示す濃度値及びその出現頻
度値を求める第3手段、この第3手段により求められた
各単位領域ごとの極大値を示す濃度値及びその出現頻度
値の集まりを上記記憶手段に記憶されている各単位領域
ごとの極大値を示す濃度値及びその出現頻度値の集まり
と比較する比較手段、この比較手段による比較に基づい
て各単位領域ごとの極大値を示す濃度値及びその出現頻
度値の集まりに対応する郵便物における読取るべき宛先
住所記載領域を示す情報を出力する判定部、およびこの
判定部から出力された情報に応じて郵便物における読取
るべき宛先住所記載領域の情報を読取る読取手段から構
成されている。
(作用) この発明は、宛先住所の記載位置が種々の書式の郵便
物からその郵便物の画像情報を濃淡画像として画像入力
部で入力し、この入力された郵便物の濃淡画像を所定の
単位領域に分割し、各単位領域ごとに濃度値とその濃度
値の出現頻度で現わされる濃度値ヒストグラムを第1手
段で求め、この求められた濃度値ヒストグラムから極大
値を示す濃度値とその出現頻度値とを各単位領域ごとに
第2手段で求め、この求められた各単位領域ごとの極大
値を示す濃度値及びその出現頻度値の集まりを、その郵
便物における読取るべき宛先住所記載領域を示す情報と
対応付けて記憶手段で記憶し、上記画像入力部から読取
るべき郵便物の濃淡画像が入力された際、上記第1手段
で分割された各単位領域についての濃度値ヒストグラム
を求めるとともに、上記第2手段により各単位領域ごと
の極大値を示す濃度値及びその出現頻度値を第3手段で
求め、この求められた各単位領域ごとの極大値を示す濃
度値及びその出現頻度値の集まりを上記記憶手段に記憶
されている各単位領域ごとの極大値を示す濃度値及びそ
の出現頻度値の集まりと比較し、この比較に基づいて各
単位領域ごとの極大値を示す濃度値及びその出現頻度値
の集まりに対応する郵便物における読取るべき宛先住所
記載領域を示す情報を出力し、この出力された情報に応
じて郵便物における読取るべき宛先住所記載領域の情報
を読取るようにしたものである。
物からその郵便物の画像情報を濃淡画像として画像入力
部で入力し、この入力された郵便物の濃淡画像を所定の
単位領域に分割し、各単位領域ごとに濃度値とその濃度
値の出現頻度で現わされる濃度値ヒストグラムを第1手
段で求め、この求められた濃度値ヒストグラムから極大
値を示す濃度値とその出現頻度値とを各単位領域ごとに
第2手段で求め、この求められた各単位領域ごとの極大
値を示す濃度値及びその出現頻度値の集まりを、その郵
便物における読取るべき宛先住所記載領域を示す情報と
対応付けて記憶手段で記憶し、上記画像入力部から読取
るべき郵便物の濃淡画像が入力された際、上記第1手段
で分割された各単位領域についての濃度値ヒストグラム
を求めるとともに、上記第2手段により各単位領域ごと
の極大値を示す濃度値及びその出現頻度値を第3手段で
求め、この求められた各単位領域ごとの極大値を示す濃
度値及びその出現頻度値の集まりを上記記憶手段に記憶
されている各単位領域ごとの極大値を示す濃度値及びそ
の出現頻度値の集まりと比較し、この比較に基づいて各
単位領域ごとの極大値を示す濃度値及びその出現頻度値
の集まりに対応する郵便物における読取るべき宛先住所
記載領域を示す情報を出力し、この出力された情報に応
じて郵便物における読取るべき宛先住所記載領域の情報
を読取るようにしたものである。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の一実施例に係る郵便物
の宛先住所読取装置につき説明する。この郵便物の宛先
住所読取装置は、例えば光学的文字読取装置の一部等と
して組込まれるもので、概略的には第1図に示すように
構成される。
の宛先住所読取装置につき説明する。この郵便物の宛先
住所読取装置は、例えば光学的文字読取装置の一部等と
して組込まれるもので、概略的には第1図に示すように
構成される。
第1図において1は処理対象となる郵便物であり、例
えばTVカメラからなる濃淡画像入力部2は上記郵便物1
を濃淡画像として映像入力し、以下に示す書式情報の抽
出処理に供している。尚、上記濃淡画像は、例えば郵便
物画像を構成する複数の画素がそれぞれその部位での或
る濃度値を持った画像データとして表現される。
えばTVカメラからなる濃淡画像入力部2は上記郵便物1
を濃淡画像として映像入力し、以下に示す書式情報の抽
出処理に供している。尚、上記濃淡画像は、例えば郵便
物画像を構成する複数の画素がそれぞれその部位での或
る濃度値を持った画像データとして表現される。
分割濃度ヒストグラム作成部3は上記濃淡画像を、例
えば第2図に示すように縦・横にそれぞれ区分して上記
濃淡画像を所定の単位領域に分割し、各単位領域毎にそ
の濃度値のヒストグラムを求めている。この濃度ヒスト
グラムは、例えば第3図に示すように濃淡画像が取り得
る各濃度値の単位領域における出現頻度をそれぞれ調べ
ることにより求められる。しかして分割濃度ヒストグラ
ム作成部3は各単位領域についてそれぞれ求められた濃
度ヒストグラムの特徴を、例えばそのヒストグラムにお
いて極大値をとる点の濃度値とその出現頻度、および極
大点の数として求めている。具体的には、第3図におい
てx,y点がそれぞれ極大点として求められ、その濃度値A
x,Ay,および出現頻度値Bx,Byがそれぞれ求められる。
えば第2図に示すように縦・横にそれぞれ区分して上記
濃淡画像を所定の単位領域に分割し、各単位領域毎にそ
の濃度値のヒストグラムを求めている。この濃度ヒスト
グラムは、例えば第3図に示すように濃淡画像が取り得
る各濃度値の単位領域における出現頻度をそれぞれ調べ
ることにより求められる。しかして分割濃度ヒストグラ
ム作成部3は各単位領域についてそれぞれ求められた濃
度ヒストグラムの特徴を、例えばそのヒストグラムにお
いて極大値をとる点の濃度値とその出現頻度、および極
大点の数として求めている。具体的には、第3図におい
てx,y点がそれぞれ極大点として求められ、その濃度値A
x,Ay,および出現頻度値Bx,Byがそれぞれ求められる。
そしてこの例では極大点の数は“2"として求められる
ことになる。
ことになる。
このような単位領域の特徴の抽出は、前述した如く分
割設定された各単位領域毎にそれぞれ行われる。そして
その特徴情報は第4図に示すような形式でフォーマット
情報記憶部4に格納され、これらの各単位領域の特徴情
報が統合されて前記郵便物1の書式情報が求められる。
換言すれば上記郵便物1のフォーマット情報は、各単位
領域の濃度ヒストグラムからそれぞれ求められる特徴情
報の集りとして表現される。
割設定された各単位領域毎にそれぞれ行われる。そして
その特徴情報は第4図に示すような形式でフォーマット
情報記憶部4に格納され、これらの各単位領域の特徴情
報が統合されて前記郵便物1の書式情報が求められる。
換言すれば上記郵便物1のフォーマット情報は、各単位
領域の濃度ヒストグラムからそれぞれ求められる特徴情
報の集りとして表現される。
尚、このようにして郵便物1の書式情報をフォーマッ
ト情報記憶部4に登録する際、同時にその郵便物1の文
字読取り対象とする文字列が記載される読取り対象領域
の情報が第5図に示すようにして登録される。この読取
り対象領域の情報は、例えば第6図に例示するように郵
便物1の左上隅を座標原点として、その矩形領域の対角
線上の角部を特定する始端座標(xs,ys)、および終端
座標(xe,ye)等として与えられる。このような読取り
対象領域の情報は郵便物1に複数箇所存在する場合、各
領域毎にそれぞれ与えられ、郵便物1に対応付けて管理
される。
ト情報記憶部4に登録する際、同時にその郵便物1の文
字読取り対象とする文字列が記載される読取り対象領域
の情報が第5図に示すようにして登録される。この読取
り対象領域の情報は、例えば第6図に例示するように郵
便物1の左上隅を座標原点として、その矩形領域の対角
線上の角部を特定する始端座標(xs,ys)、および終端
座標(xe,ye)等として与えられる。このような読取り
対象領域の情報は郵便物1に複数箇所存在する場合、各
領域毎にそれぞれ与えられ、郵便物1に対応付けて管理
される。
しかしてフォーマット情報記憶部4には、上述した如
くして求められる各種書式の郵便物の書式情報(フォー
マット情報)が前述した読取り対象領域の情報とそれぞ
れ対応付けて格納される。そして書式が未知なる郵便物
1の文字読取り時等に、その書式の判定、つまり読取り
対象領域の検出に利用されるものとなっている。
くして求められる各種書式の郵便物の書式情報(フォー
マット情報)が前述した読取り対象領域の情報とそれぞ
れ対応付けて格納される。そして書式が未知なる郵便物
1の文字読取り時等に、その書式の判定、つまり読取り
対象領域の検出に利用されるものとなっている。
ここで書式の不明な郵便物1を光学的文字読取装置に
よる文字読取りに供する場合、前述した濃淡画像入力部
2による濃淡画像の入力が行われ、その濃淡画像に対す
る前記分割濃度ヒストグラム作成部3による画像処理が
同様にして実行される。
よる文字読取りに供する場合、前述した濃淡画像入力部
2による濃淡画像の入力が行われ、その濃淡画像に対す
る前記分割濃度ヒストグラム作成部3による画像処理が
同様にして実行される。
そしてこの書式が未知なる郵便物1の前述したヒスト
グラムの特徴によって示される書式情報が求められる
と、フオーマット情報判定部5が起動される。
グラムの特徴によって示される書式情報が求められる
と、フオーマット情報判定部5が起動される。
このフォーマット情報判定部5は画像入力された郵便
物1のフォーマット情報と、前述した如くフォーマット
情報記憶部4に予め登録された各種郵便物のフォーマッ
ト情報とをそれぞれ参照比較し、この比較結果に従って
上記郵便物1の書式を識別判定するものである。この識
別判定によって書式が未知である郵便物1の書式が特定
されたとき、その書式情報に対応して前記フォーマット
情報記憶部4に格納されている読取り対象領域の情報が
求められる。そしてその情報が光学的文字読取装置に与
えられ、該郵便物1の上記読取り対象領域の情報によっ
て特定される領域に記載されている文字情報の読取り処
理が実行されることになる。
物1のフォーマット情報と、前述した如くフォーマット
情報記憶部4に予め登録された各種郵便物のフォーマッ
ト情報とをそれぞれ参照比較し、この比較結果に従って
上記郵便物1の書式を識別判定するものである。この識
別判定によって書式が未知である郵便物1の書式が特定
されたとき、その書式情報に対応して前記フォーマット
情報記憶部4に格納されている読取り対象領域の情報が
求められる。そしてその情報が光学的文字読取装置に与
えられ、該郵便物1の上記読取り対象領域の情報によっ
て特定される領域に記載されている文字情報の読取り処
理が実行されることになる。
かくしてこのように構成された本装置によれば、分割
領域毎に求められた濃度値ヒストグラムに基く特徴情報
によって郵便物の書式を簡易表現し、この情報を用いて
郵便物1の書式を同定するようにしているので、その処
理手続が非常に簡単である。
領域毎に求められた濃度値ヒストグラムに基く特徴情報
によって郵便物の書式を簡易表現し、この情報を用いて
郵便物1の書式を同定するようにしているので、その処
理手続が非常に簡単である。
しかも従来のようにID番号やIDコード等を郵便物1に
プレプリントしておく必要がないので、郵便物1自体に
文字読取りに供し得るか否かの制限が加わることがな
く、文字読取装置にとっては郵便物に対する汎用性を持
たせることが可能となる。
プレプリントしておく必要がないので、郵便物1自体に
文字読取りに供し得るか否かの制限が加わることがな
く、文字読取装置にとっては郵便物に対する汎用性を持
たせることが可能となる。
また種々書式の郵便物毎に、その宛先住所の読取り対
象領域を簡易に求めることが可能となるので、その処理
効率の向上を図ることが可能となり、更には郵便物上に
画像や図形,不必要な文字等が混在していてもその宛先
住所の読取り対象領域を簡易に、且つ正確に特定して、
宛先住所の読取り処理を効率良く実行させることが可能
となる。そして宛先住所の読取りの信頼性を大幅に向上
させることが可能となる。
象領域を簡易に求めることが可能となるので、その処理
効率の向上を図ることが可能となり、更には郵便物上に
画像や図形,不必要な文字等が混在していてもその宛先
住所の読取り対象領域を簡易に、且つ正確に特定して、
宛先住所の読取り処理を効率良く実行させることが可能
となる。そして宛先住所の読取りの信頼性を大幅に向上
させることが可能となる。
尚、本発明は上述した実施例に限定されるものではな
い。例えば濃淡画像を分割設定する単位領域の大きさや
その数は、装置の仕様や郵便物の書式等に応じて定めれ
ば良いものである。またフォーマット情報記憶部4に登
録されたフォーマット情報との比較参照に失敗した場合
には、その時点で新たな書式の郵便物であるとしてその
情報を登録するようにすれば良い。また濃度ヒストグラ
ムから抽出する特徴の情報も種々変形可能であり、要す
るに本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施することができる。
い。例えば濃淡画像を分割設定する単位領域の大きさや
その数は、装置の仕様や郵便物の書式等に応じて定めれ
ば良いものである。またフォーマット情報記憶部4に登
録されたフォーマット情報との比較参照に失敗した場合
には、その時点で新たな書式の郵便物であるとしてその
情報を登録するようにすれば良い。また濃度ヒストグラ
ムから抽出する特徴の情報も種々変形可能であり、要す
るに本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、簡易な処理手続
によって入力郵便物の書式を同定し、その郵便物に対す
る宛先住所の読取り対象領域を特定することができるの
で、処理効率の向上を図ることのみならず、宛先住所の
読取りの信頼性向上にも大きく寄与する等の実用上多大
なる効果が奏せられる。
によって入力郵便物の書式を同定し、その郵便物に対す
る宛先住所の読取り対象領域を特定することができるの
で、処理効率の向上を図ることのみならず、宛先住所の
読取りの信頼性向上にも大きく寄与する等の実用上多大
なる効果が奏せられる。
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は実施例に
係る郵便物の宛先住所読取装置の概略構成図、第2図は
濃淡画像の分割例を示す図、第3図は単位領域の濃度値
ヒストグラムとその特徴を示す図、第4図は解析された
書式情報のフォーマット情報記憶部への登録形式を示す
図、第5図はフォーマット情報記憶部に登録する読取り
対象領域の情報の形式を示す図、第6図は読取り対象領
域を示す座標の概念を示す図である。 1……郵便物、2……濃淡画像入力部、3……分割濃度
ヒストグラム作成部、4……フォーマット情報記憶部、
5……フォーマット情報判定部。
係る郵便物の宛先住所読取装置の概略構成図、第2図は
濃淡画像の分割例を示す図、第3図は単位領域の濃度値
ヒストグラムとその特徴を示す図、第4図は解析された
書式情報のフォーマット情報記憶部への登録形式を示す
図、第5図はフォーマット情報記憶部に登録する読取り
対象領域の情報の形式を示す図、第6図は読取り対象領
域を示す座標の概念を示す図である。 1……郵便物、2……濃淡画像入力部、3……分割濃度
ヒストグラム作成部、4……フォーマット情報記憶部、
5……フォーマット情報判定部。
Claims (1)
- 【請求項1】宛先住所の記載位置が種々の書式の郵便物
からその郵便物の画像情報を濃淡画像として入力する画
像入力部と、 この画像入力部から入力された郵便物の濃淡画像を所定
の単位領域に分割し、各単位領域ごとに濃度値とその濃
度値の出現頻度で現わされる濃度値ヒストグラムを求め
る第1手段と、 この第1手段で求められた濃度値ヒストグラムから極大
値を示す濃度値とその出現頻度値とを各単位領域ごとに
求める第2手段と、 この第2手段により求められた各単位領域ごとの極大値
を示す濃度値及びその出現頻度値の集まりを、その郵便
物における読取るべき宛先住所記載領域を示す情報と対
応付けて記憶する記憶手段と、 上記画像入力部から読取るべき郵便物の濃淡画像が入力
された際、上記第1手段で分割された各単位領域につい
ての濃度値ヒストグラムを求めるとともに、上記第2手
段により各単位領域ごとの極大値を示す濃度値及びその
出現頻度値を求める第3手段と、 この第3手段により求められた各単位領域ごとの極大値
を示す濃度値及びその出現頻度値の集まりを上記記憶手
段に記憶されている各単位領域ごとの極大値を示す濃度
値及びその出現頻度値の集まりと比較する比較手段と、 この比較手段による比較に基づいて各単位領域ごとの極
大値を示す濃度値及びその出現頻度値の集まりに対応す
る郵便物における読取るべき宛先住所記載領域を示す情
報を出力する判定部と、 この判定部から出力された情報に応じて郵便物における
読取るべき宛先住所記載領域の情報を読取る読取手段
と、 を具備したことを特徴とする郵便物の宛先住所読取装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62221401A JP2575408B2 (ja) | 1987-09-04 | 1987-09-04 | 郵便物の宛先住所読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62221401A JP2575408B2 (ja) | 1987-09-04 | 1987-09-04 | 郵便物の宛先住所読取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6464085A JPS6464085A (en) | 1989-03-09 |
JP2575408B2 true JP2575408B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=16766176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62221401A Expired - Lifetime JP2575408B2 (ja) | 1987-09-04 | 1987-09-04 | 郵便物の宛先住所読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2575408B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3090070B2 (ja) * | 1996-11-26 | 2000-09-18 | 日本電気株式会社 | 帳票識別方法及び装置 |
JP3344995B2 (ja) * | 2000-09-22 | 2002-11-18 | 東芝アイティー・ソリューション株式会社 | 錠剤表面検査装置 |
CN102576409A (zh) * | 2009-09-17 | 2012-07-11 | 日本电气株式会社 | 图像处理设备、图像处理方法、分类器和程序 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0664624B2 (ja) * | 1984-03-02 | 1994-08-22 | 日本電気株式会社 | 光学文字読取方式 |
JPS6180961A (ja) * | 1984-09-28 | 1986-04-24 | Fuji Xerox Co Ltd | 画信号処理方法 |
-
1987
- 1987-09-04 JP JP62221401A patent/JP2575408B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6464085A (en) | 1989-03-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6159568A (ja) | 文書処理装置 | |
US5164996A (en) | Optical character recognition by detecting geo features | |
JPH07265807A (ja) | 宛名領域検出装置 | |
JP2575408B2 (ja) | 郵便物の宛先住所読取装置 | |
JP3483919B2 (ja) | 伝票文書情報システム | |
JP3268552B2 (ja) | 領域抽出方法、宛名領域抽出方法、宛名領域抽出装置、及び画像処理装置 | |
JP3015448B2 (ja) | 宛名領域検出装置 | |
JPH07111729B2 (ja) | 読取装置 | |
JP3276554B2 (ja) | フォーマット認識装置及び文字読取り装置 | |
JPH0797390B2 (ja) | 文字認識装置 | |
JP2000210624A (ja) | 郵便宛名認識装置 | |
JP2000331117A (ja) | 文書読取システム | |
JP3090928B2 (ja) | 文字認識装置 | |
JP2003271955A (ja) | 証紙識別装置および証紙識別方法 | |
JP2544589B2 (ja) | 文書処理方法及び装置 | |
JP2616995B2 (ja) | 文字認識装置 | |
KR100240627B1 (ko) | 인식 코드의 구조 및 그 인식 방법과 인식을 위한 코드 제어기의 구조 | |
JP2977219B2 (ja) | 郵便物の宛名読取装置 | |
JP3112190B2 (ja) | 認識対象領域の設定方法 | |
JPH07116606A (ja) | 郵便物あて名認識装置及びあて名認識方法 | |
JP2714003B2 (ja) | 宛名領域検出装置 | |
JPH0420506B2 (ja) | ||
JPH06251191A (ja) | 画像処理装置 | |
JPS62103784A (ja) | 文字読取装置 | |
JPH01201789A (ja) | 文字読取装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |