JPH11502016A - 消耗品中の化合物の分析 - Google Patents

消耗品中の化合物の分析

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JPH11502016A JP8526960A JP52696096A JPH11502016A JP H11502016 A JPH11502016 A JP H11502016A JP 8526960 A JP8526960 A JP 8526960A JP 52696096 A JP52696096 A JP 52696096A JP H11502016 A JPH11502016 A JP H11502016A
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スティーブン・スピールバーグ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、消費者が食品及び飲料中の例えばカフェイン及びラクトースのような特定の化合物の存在又は不存在を判定することを可能にする、簡単なインジケーターに関する。このインジケーターは、対象化合物の存在(又は不存在)を迅速に目視可能に指示する部分を包含する。このインジケーターはポケット又は財布に入れて運ばれることを可能にする大きさであり、携帯性と目立たない使用とを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】 消耗品中の化合物の分析 発明の分野 本発明は、例えば食品や飲料のような消耗品中の特定の化合物の分析分野に含 まれる。特に、本発明は、個人が簡単な非自動化方法を用いて消耗品中のカフェ イン又はラクトースの存在を判定することができるような簡単な分析に関する。 発明の背景 種々な食品及び飲料中の化合物の検出は、分析化学実験室でおこなわれている 、充分に発達した方法である。食品及び飲料の製造者は典型的にかれらの製品の 品質と安全性を評価するため及びかれらの製品が原料、季節等の変化等に関係な く実質的に均質であることを保証するためにも実験室部門(laboratory services )を必要とする。 分析化学方法を用いて、広範囲に多様な化合物の存在を判定することは比較的 容易である。しかし、このような方法は、個人の消費者がかれらの食品及び飲料 中のある一定の化合物の有無を判定しようとするためには、しばしば有効ではな いか又は実用的ではない。例えば、“脱カフェイン化(decaffeined)”コーヒー 、茶及びソフトドリンクはこの数年間にわたってますます一般的になってきてい るが、平均的な消費者は、レストランや他の大衆的及び個人的なセッティング(s etting)でこのような飲料を受け取ったときに、このような飲料中のカフェイン の不存在(存在)を確認する手段を有さない。本明細書で用いる限り“脱カフェ イン化”なる用語が減少したカフェイン含量を有する飲料を意味する相対的用語 であることを理解するべきである。例えば、1杯のコーヒーは典型的に約100 mg(約400mg/リットル)のカフェインを含有するが、1杯の脱カフェイ ン化コーヒーは典型的に約4mg(約16mg/リットル)のカフェインを含有 し、1杯の茶は典型的に約35mg(約140mg/リットル)のカフェインを 含有するが、1杯の脱カフェイン化茶は約2mg(約8mg/リットル)未満の カフェ インを含有する。さらに、大抵の人々はカフェイン入り(caffeinated)飲料と脱 カフェイン化飲料とが非常に類似した味であることを発見するので、消費者はレ ストラント又は他のセッティングで受容した飲料がカフェインを含まない(又は 含有する)かどうかを知るために非常に限定された能力を有する。したがって、 1群の食事をする人がカフェイン入り飲料と脱カフェイン化飲料とを組み合わせ て注文したならば、給仕人がカフェイン入り飲料と脱カフェイン化飲料とを適切 な人に正しく分配したことを保証することは非常に困難になる。 関連した例では、人口のかなりの割合がラクトースの消化に必要な酵素を有し ていない。この“ラクトース−不耐性(lactose-intolerance)”は、幼児期に始 まって、年齢と共に顕著に増大して、青年期を通して進行する。ラクトース−不 耐性の罹患率(prevalence)は民族性によって変化することが知られている。例え ば、ベトナム人成人の実質的に全てがラクトース−不耐性であり、アメリカ原住 民成人の約95%、アフリカ系アメリカ人成人の65%、コーカサス人成人の2 2%及び北ヨーロッパ人成人の15%がラクトース−不耐性である。ラクトース −不耐性な個人は、かれらがミルク又は他のラクトース含有製品を飲食する場合 に、しばしば、重大なレベルの胃腸障害を経験する。ラクトース含量を減少した 又はラクトースを含まないといわれる、ミルクと他の食品及び飲料とはスーパー マーケット、食品雑貨店、レストラント等において入手可能であるが、このよう な製品を飲食する人々は、飲食された製品が実際にラクトースを含まないことを 製品の飲食後にかなりの時間が経過するまで保証することはできない。 さらに、一部の食品(例えば、シャーベット)はミルク又は乳製品を含有する ことも、含有しないこともできるが、このような食品がともかく存在するかどう か、ましてラクトース減少形で存在するかどうかをいうことを見分けることはし ばしば非常に困難である。 種々な媒質中のカフェイン及びラクトースの存在を判定するために非常に多く の方法が分析化学者に知られている。例えば、カフェインの場合には、科学文献 は、例えばオクタノール中に溶解したカフェイン−ピクリルスルホネートイオン 対複合体(complex)からカフェイン特異的電極を製造する電位差測定法(electr ometric determination);カフェインの緩衝化溶液をN−ブロモスクシンイミド によって酸化し、次にジメチル o−フェニレンジアミンと反応させ、その後に 480nmにおいて蛍光を測定する蛍光光度測定法;カフェインのエテノール溶 液を臭素酸カリウムによって酸化し、乾燥させ、次にジメチルホルムアミド中に 再溶解した後に、500nmにおいて吸光度測定する比色測定法;フーリエ変換 赤外分光測光法(FTIR);薄層/ガスクロマトグラフィー;血漿又は血清の カフェイン含有サンプルを緩衝化溶液中に溶解し、これがカフェイン抗体上の結 合部位に関してペルオキシダーゼ標識カフェインと競合するように容器中でイン キュベートした後に、o−フェニレンジアミンを添加して目視可能な色の変化を 検出する酵素結合イムノソルベントカフェイン分析法;カフェインに関して交差 感受性(cross-sensitivity)を有するテオフィリンのイムノリポソーム(immunoli posome)分析のような方法を包含する。 同様に、種々な媒質中のラクトースの存在を判定するために非常に多くの方法 がある。これらの方法は、ラクトースがガラクトースオキシダーゼ又はガラクト シダーゼ/グルコースオキシダーゼ組合せと反応して、電気化学的応答を生じる 過酸化物を放出するようにガラクトースオキシダーゼ又はβ−ガラクトシダーゼ 又は/グルコースオキシダーゼ組合せをH22電極と共に用いてラクトース特異 的電極を製造するラクトース酵素電極法;グルコース及びガラクトースを生成す るラクトースとβ−ガラクトシダーゼ(ラクトース)との反応を用いるミクロ− 熱量測定法;クエン酸銅(cupric citrate)アルカリ性溶液を用いて還元糖を検 出するBenedict試薬法;及びグルコース含有サンプルをグルコースオキ シダーゼと反応させて、酸素を放出させ、ペルオキシダーゼが酸素(過酸化物) の放出を促進させ、過酸化物がヨウ化カリウムと反応して、ヨウ素を放出して、 褐色への変色を生じるサンプル流体中のグルコースの半定量的測定方法に関する 米国特許第3,814,668号に明細に述べられた方法を包含する。 ラクトースの大抵の試験法に特有の問題は、大部分がラクトース特異的でない ことである。むしろ、大抵の方法がグルコースとも反応する。その上、上述した カフェイン分析法とラクトース分析法の各々が分析の実施に実験室機器と実験室 技術との使用を必要とし、このようなものとして、これらの分析法は消費者の使 用にあまり適さない。 上記を考慮にすると、食品及び飲料の消耗品中の例えばカフェイン及びラクト ースのような化合物の存在(不存在)を判定するために消費者が用いることがで きる簡単で、費用のかからない試験の必要性が存在する。 さらに、機器又は実験室技術を必要とせずにおこなうことができる簡単な分析 法の必要性も存在する。 食品又は飲料部分中の例えばカフェインやラクトースのような化合物の存在( 不存在)を、その部分(又は少なくともその有意な量)を汚染すること(adulter ating)なく、判定することができる分析法の必要性も存在する。 容易に携帯可能であり、迅速にかつ目立たずに実施することができる簡単な分 析法の必要性も存在する。 発明の概要 本発明は、例えば食品及び飲料のような消耗品中の例えばカフェインやラクト ースのような化合物の存在(又は不存在)を検出するための簡単な分析法に関す る。分析物質(assay material)はポケット又は財布に入れて容易に運ぶことがで き、簡単にかつ目立たないやり方で分析をおこなうことができる。各分析は、食 品又は飲料部分から採取したサンプルと接触して、対象化合物の存在(又は不存 在)又は場合によってはその濃度を表示する迅速な目視可能なフィードバックを 与えることができる、適当な試薬をその上部に有する芯、毛管、ディップスティ ック等の形状のインジケーターを含む。 好ましい1実施態様では、カフェイン及びラクトースのインジケーターがマッ チブック型パッケージ中に封入され、このパッケージは複数個のカフェインイン ジケーター又はラクトースインジケーター又はこれらの組合せを包含する。この ような構成は消費者によって容易に用いられる、簡単な、使い捨て式の、安価な パッケージを提供する。この実施態様では、一杯の例えば脱カフェイン化カプチ ーノ又はカフェラッテ(caffe latte)を注文した消費者はマッチブック(matchboo k)を開け、カフェイン及びラクトースのインジケーターをちぎり取り、これらの インジケーターを飲料のサンプルと短時間接触させる。その後すぐに、インジケ ーター上の着色部分を調べて、飲料中のカフェイン及びラクトースの有無を判定 する。 図面の簡単な説明 図1はカフェインのインジケーターの1実施態様の概略図であり; 図2はラクトースのインジケーターの1実施態様の概略図であり; 図3は複数個のインジケーターストリップを含有するパッケージの1実施態様 である。 図4aと4bは、インジケーターを含有するハウジングを示し、その使用方法 を説明する。 発明の詳細な説明 本発明は食品及び飲料サンプル中の例えばカフェイン又はラクトースのような 化合物の存在(又は不存在)を判定するための簡単な分析法を提供する。1実施 態様では、本発明の分析法は、消費者が簡単にディップスティックを食品又は飲 料サンプルと接触させ、その上の表示、典型的には比色的表示を観察することに よってターゲット種が存在するかどうかを実証することを可能にする、サンプル “ディップスティック”を用いる系を提供する。 カフェインの場合には、イムノアッセイを用いて判定がおこなわれる。特に、 種々な実験動物において産生させた(raised)カフェイン特異的抗体は、限定され た数の結合部位において特定数のカフェイン分子に結合することができる。飲料 から採取したカフェインサンプルと例えば標識カフェインサンプルのような対照 基準とを同時にカフェイン特異的抗体に導入することによって、標識カフェイン 分子と非標識カフェイン分子とが抗体上の有効結合部位に関して競合する競合分 析が生ずる。結合されない標識カフェインは次にインジケーターと接触して、消 耗性サンプル中のカフェインの存在を表示するために利用可能である。例えば、 カフェインの対照基準がインジケーターの変色を惹起するような作用剤によって 標識されて、カフェインを含有しない飲料サンプルと同時にカフェイン特異的抗 体に導入されるならば、抗体上の全ての有効な結合部位は標識カフェインによっ て占められて、インジケーターの変色を誘導する非結合形で利用可能な標識部分 を殆ど残さない。したがって、インジケーターの変色が生じるとは予想されない 。同様に、等濃度の標識カフェインと非標識カフェインとが抗体に供給されるな らば、抗体結合部位の約半分が標識カフェインによって占められ、他の半分は非 標識カフェインによって占められるので、最大に可能な変色の約半分が期待され る。結合されない標識カフェイン複合体はインジケーターに目視可能な変化を誘 導するために利用可能に留まる。したがって、サンプル中のカフェイン濃度が増 加するにつれて、標識カフェインによって占められる抗体上の結合部位の数は減 少し、それによってインジケーターとの相互作用のためにますます多くの標識カ フェインが解放される。結果はインジケーター上のさらに大きい変色である。好 ましい1実施態様では、ペルオキシダーゼによってカフェインを標識して、結合 されない標識カフェインの存在を検出するためにo−フェニレンジアミン又は他 の適当な指示試薬(indicating reagent)を用いることによって、これらの効果を 得ることができる。 カフェインインジケーターの好ましい1実施態様を図1に示す。この図では、 インジケーター10は流体を毛管作用で吸い上げる(wick)能力を有する物質から 形成された試験ストリップ12を含む。1種の好ましい物質は濾紙である。イン ジケーター10は5個の分離した部分:サンプル液体部分14、標識カフェイン 部分16、カフェイン抗体部分18、インジケーター部分20、及びグリップ部 分22を包含する。 使用時に、液体サンプル部分14を試験すべき、例えばコーヒーのような、液 体と接触させる。この部分14をコーヒー中に浸漬するか又はコーヒーを液体サ ンプル部分上にスプーン、点滴器等を用いて滴下することができる。液体サンプ ル部分のみが試験すべき飲料と接触することが好ましい。インジケーター全体を 飲料中に浸漬させるならば、サンプル中に存在するカフェインは標識カフェイン よりも迅速に抗体と結合して、これによって、不正確な結果を与えることになる 。さらに、このような浸漬は好ましくない化学試薬を飲料中に導入する可能性を 高める。これらの効果の各々は液体サンプル部分14中以外のインジケーターの 周囲に比較的不透性の鞘(sheath)又はジャケットを与えることによって避けるこ とができる。適当なジャッケト物質は、食品及び飲料接触用途に関して規制当局 に よって認可された、非常に多様な透明なポリマー物質のいかなるものをも包含す る。 サンプル液体はインジケーターストリップに沿って上方に毛管作用で吸い上げ られるので、サンプル液体は、標識カフェイン部分16中の毛管作用で吸い上げ 可能な(wickable)物質中に予め含浸された、例えばペルオキシダーゼ標識カフェ インのような標識カフェインと最初に遭遇して、混合される。標識カフェインは 液体サンプル中に含まれるカフェインと混合されて、毛管作用での吸い上げプロ セスが続くかぎり、芯に沿って運ばれる。サンプル液体はカフェイン抗体部分1 8に入り、標識カフェインと非標識カフェインとはカフェイン抗体上の結合部位 に関して競合する。上述したように、サンプル液体が実質的にカフェインを含ま ないならば、標識カフェインの実質的に全てがカフェイン抗体と結合することに なる。これに反して、サンプル液体中のカフェイン量が増加すると、標識カフェ インのさらに多くの量が抗体の結合部位に達することができなくなり、自由にイ ンジケーターストリップに沿って毛管作用で吸い上げられ続けることになる。 カフェイン抗体との相互作用の結果として今や標識カフェインの減少した量を 含むサンプル液体は、インジケーターストリップに沿って毛管作用で吸い上げら れ続けてインジケーター部分20に入る。インジケーター(o−フェニレンジア ミン等)と相互作用する標識カフェイン量に基づいて、インジケーターの色が反 応する。サンプルが比較的カフェインを含まないならば、例えばペルオキシダー ゼ標識カフェインのごく少量がインジケーターと相互作用するために使用可能で あり、インジケーターに有意な変色は生じない。これに反して、サンプル飲料が 重大な量のカフェインを含有するならば、より多量の結合されないペルオキシダ ーゼ標識カフェインがインジケーターと相互作用するために使用可能になり、イ ンジケーターの変色は顕著になる。インジケーターの色の反応を検査することに よって、消費者はサンプル飲料がカフェインを含有するか又は含有しないかに関 する表示を受けることになる。同様に、変色度を検査することによって、消費者 はカフェインの存在(又は不存在)のみでなく、存在する相対的量をも判定する ことができる。インジケーターストリップ全体がグリップ部分20を介して消費 者によって容易に取り扱われることができる。 本発明が上述した特定の競合分析法に限定されるように意図されないことを注 目すべきである。例えば、アポ酵素再活性化イムノアッセイ(ARIS)や“酵 素チャンネリング(enzyme channeling)”を包含する、他のアプローチも使用可 能である。ARIS分析では、カフェインを酵素補欠分子族(prosthetic group) のフラビンアデニンジヌクレオチド(FAD)、グルコースオキシダーゼの補因 子に結合させる。FAD−カフェイン複合体は抗カフェイン抗体への結合に関し て遊離カフェインと競合する。上記競合分析に関して、飲料中のカフェイン含量 が多ければ多いほど、より多くの結合されないFAD−カフェインがアポグルコ ースオキシダーゼとの相互作用のために使用可能になり、それによって、それを ペルオキシダーゼ及び呈色試薬としてのテトラメチルベンジジンの存在中でグル コースを代謝させる活性酵素に転化させる。結果はカフェイン濃度の増加による 青色の増強である。この実施態様では、試験デバイスは、水相を含浸させた後に 、乾燥させ、有機相を第2回塗布した濾紙を有するプラスチックストリップを含 むことができる。水性ディップは抗カフェイン抗体、アポグルコースオキシダー ゼ、抗グルコースオキシダーゼ(酵素安定化のため)、ペルオキシダーゼ及びグ ルコースを包含する。有機相はFAD−カフェインとテトラメチルベンジジン又 は同様な呈色試薬を含有する。ARIS方法についてのさらなる説明はGree nquist、AACC TDM−T、6巻、6号、1〜8頁、1984年12 月に見い出されることができ、これの教示は本明細書に援用される。もちろん、 他の酵素系も使用可能である。 ARISアレイ(array)に関連して、マルチフィルムテクノロジーを用いる多 層状免疫化学ディップスティックが使用可能である。結果は、試薬が反応の種々 な部分において空間的に分離されることである。このようなデバイスはGree nquist参考文献の7頁に概略的に示されている。 酵素チャンネリング反応では、ペルオキシダーゼに結合したカフェインが再び 用いられる。飲料中の遊離カフェインは毛管作用吸い上げ経路に沿って線状に間 隔を置いて配置されたカフェイン抗体への結合に関してカフェイン−ペルオキシ ダーゼと競合する。サンプル中のカフェイン量が多ければ多いほど、毛管作用吸 い上げ経路に沿った結合部位に関する競合は大きくなる。その結果、サンプルが 高いカフェイン濃度を有するならば、標識カフェインは経路に沿ってさらに毛管 作用によって吸い上げられる傾向がある。標識カフェインの移動長さを測定する ことによって、サンプル中の相対的カフェイン濃度を判定することができる。こ の分析は、色の高さ(即ち、遊離カフェイン−ペルオキシダーゼが移動した距離 )が飲料中のカフェイン量に比例する、多層状ディップスティックモデル、プラ スチックディップスティック上の連続的に含浸された紙、又は薄いプラスチック “温度計”型デバイスにおいて達成されることができる。酵素チャンネリング分 析法についてのさらなる説明は、Wagman等のAACC TDM−T、7巻 、8号、1〜6頁、1986年2月に見い出されることができ、これの教示は本 明細書に援用される。 各分析に関して、化学薬品を含まない(chemical-free)芯上のプラスチックサ ポートに沿って配列された多重含浸紙ストリップを用いることができる。マルチ フィルムテクノロジー、又は飲料中に浸漬することができる一定容量の毛管も使 用可能である。後者の場合には、管腔の内壁に固定された適当な試薬を有するこ とができる。この結果は中空の“温度計”型デバイスである。試験ストリップ又 は“温度計”はマッチブック状デバイス又は消費者が容易に携帯することができ る小容器内に包装することができる。各デバイスのサイズと形状とに依存して、 分析デバイスに小型の予め正確に計量されたプラスチックサンプリングスプーン を備えるか又は物理的に組み入れることができる。また、例えば半硬質プラスチ ックのようなサポート物質のストリップを各インジケーターに固定して、幾らか のレベルの物理的支持と取り扱いの容易さを与えることができる。 ラクトース指示デバイスの場合には、好ましい実施態様はグルコースとラクト ースの両方の存在のインジケーターを包含する。この理由は、ラクトースインジ ケーターの多くがグルコースの存在に関しても感受性であるが、必ずしもこの逆 はいえないからである。したがって、グルコースインジケーターをラクトースイ ンジケーターに比較することができ(対照として)、両者の差がラクトースの存 在を表示する。図2に示す好ましい1実施態様では、ラクトースインジケーター 50は、プラスチックストリップの端部に設けられた、グルコース試験点54と グルコース/ラクトース試験部分56とを有するディップスティック52を含む 。 各試験部分は、任意にポリマーフィルム内に封入された、インジケーター溶液を 含浸させた吸収性紙から成ることができる。消費者がインジケーターを取り扱う ことができるように、インジケーターのグリップ部分58も備えられる。上記二 重インジケーター実施態様では、試験部分のためのこのような製剤の1種は次の 通りである: 使用時に、消費者はインジケーターストリップを試験すべき飲料と接触させる 。この接触は、グルコースとラクトースの試験片(test squares)の各々がサン プル物質と完全に接触するようであるべきである。ラクトース試験片がグルコー ス 試験片の変色とは異なる変色を受ける場合には、サンプル中のラクトースの存在 が指示される。 本発明のインジケーターストリップのパッケージの1実施態様を図3に示す。 この図では、パッケージ80はカバー82と、リテイナー(retainer)86に取り 外し可能に取り付けられた、複数個のインジケーター84とを有するマッチ箱型 である。カバーはステープル88、接着剤等を用いてリテイナーに固定される。 インジケーターストリップ84の各々はリテイナーから引きちぎって、食品サン プル又は飲料サンプル中の目的化合物(desired compound)の存在を指示するため に用いることができる。この図に示すように、リテイナー86はラクトースイン ジケーター90とカフェインインジケーター92とを組合せて包含することがで きる、又は包装は簡単に単一型インジケーターを含有することもできる。さらに 、各パッケージに単一リテイナー/インジケーターの組合せより多くを用いて、 それによって、単一型インジケーターを包含する各リテイナー/インジケーター 組合せによる多重インジケーターを可能にする。 上記図に示した実施態様の各々では、消費者がインジケーターを握って、サン プルに接触させる。しかし、上述したように、インジケーター全体をサンプルと 接触させるのではなく、むしろサンプルをインジケーターストリップの小部分上 にのみ接触させることが好ましい。これを達成するための1方法はインジケータ ーの周囲に保護ジャケット又はスリーブを配置することである。しかし、他の実 施態様では、インジケーターをサンプリングエンクロージャー(sampling enclos ure)又はハウジング中に挿入する(内に供給する)ことができる。このような1 つの実施態様を図4aと4bに示す。これらの図において、サンプルハウジング 100は“U”の1端部に配置されたサンプルコレクター102を有する“U” 形管を含む。“U”のベンド104は、液体サンプル106がインジケーターデ バイス108と接触させられるサンプル室を形成する。必要な場合には、異なる 物質に対する2種類のインジケーターをハウジング内に背合わせに配置すること ができる。 図4aと4bに示した実施態様では、インジケーター108は図1に示したカ フェインインジケーターである。しかし、特定のインジケーターがカフェインイ ンジケーターに限定されることは意図されず、むしろ、本明細書に述べる種類の 任意のインジケーターであることができることに注目すべきである。ハウジング はそれに固定された単一インジケーターを有する一回使用型であることができ、 又は別の形式で、サンプルコレクター102を含有する脚とは反対の“U”の脚 が開放している若しくは開放可能であって、インジケーターの補充を可能にし、 それによって、多数回使用能力を有するハウジングを形成することもできる。ハ ウジングは透明なガラスから形成することができる;しかし、耐久性の透明ポリ マーが好ましい、このような材料が輸送及び使用中に破壊する傾向が少ないから である。 使用時に、サンプルコレクター102を分析すべきサンプル中に浸漬する。例 えば、コレクター102を一杯のコーヒー中に浸漬して、例えば約1mlの量を 有する少量の液体サンプル106を得ることができる。サンプル106は、デバ イスを逆にする(図4b)まで、デバイスの採集部分内に留まる。デバイスがひ と度逆さにされると、サンプル液体106は“U”のベンド104まで流れて、 インジケーター108の適当な部分に接触する。サンプルがインジケーターを毛 管作用で吸い上げられて、消費者に目的の分析を与える機会を有するまで、デバ イスを図4bの状態に維持する。分析の完了時に、デバイスは廃棄される(一回 使用型実施態様)か、又は空にされ、新鮮な水ですすぎ洗いされて、再使用を可 能にすることができる(多数回使用型実施態様)。 本発明の少なくとも1つの具体的な実施態様をこのように説明したが、種々な 変更、修正及び改良は当業者に容易に思いつかれるであろう。このような変更、 修正及び改良は本発明の要旨及び範囲に入ることになる。例えば、用いられる物 質、並びにそれらの形状とサイズはデバイスの必要条件に応じて変えられること ができる。したがって、上記説明は単なる例示のためであり、限定を意味するも ではない。本発明は下記請求の範囲及びその同等物に定義されるものとしてのみ 限定される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01N 33/53 G01N 33/53 S 33/66 33/66 Z (72)発明者 スティーブン・スピールバーグ アメリカ合衆国ペンシルバニア州19437, グウィネズ・バリー,グウィネズ・バリ ー・ドライブ 437

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.食品又は飲料サンプル中の化合物の存在を判定するためのキットであっ て、 (a)各インジケーター部材が、食品又は飲料サンプル中の化合物の存在を判 定するための少なくとも1個のインジケーターと、各インジケーター部材を取り 扱うための細長い部分とを有する、複数個のインジケーター部材と; (b)各インジケーター部材に取り外し可能に結合されたリテイナーと を含み、それによって、インジケーター部材が個別にリテイナーから取り外され るまで、複数個のインジケーター部材とリテイナーとを単一の単位として維持す るキット。 2.化合物がカフェイン及びラクトースから成る群から選択される、請求項 1記載のキット。 3.開けられて、インジケーター部材を暴露させることができるカバーをさ らに包含する、請求項1記載のキット。 4.食品又は飲料サンプル中のカフェインの存在を判定するように構成され 、配列された、請求項2記載のキット。 5.食品又は飲料サンプル中のラクトースの存在を判定するように構成され 、配列された、請求項2記載のキット。 6.下記成分: (a)近位端部と遠位端部とを有し、流体を毛管作用によって吸い上げる能力 を有する物質のセグメントと; (b)セグメントの遠位端部に配置されたサンプル受容部分と; (c)サンプル受容部分の近位に配置された、インジケーター中で目視可能な 変化を惹起することができる物質によって標識されたカフェインと; (d)標識カフェインの近位の物質上に配置されたカフェイン抗体と; (e)標識付け物質の存在下で目視可能な変化を受けることができるインジケ ーターと を含むカフェインインジケーター。 7.物質セグメントが細長いストリップを含む、請求項6記載のカフェイン インジケーター。 8.標識カフェインがペルオキシダーゼを含む物質によって標識されている 、請求項6記載のカフェインインジケーター。 9.インジケーターがo−フェニレンジアミンを含む、請求項8記載のカフ ェインインジケーター。 10.物質セグメントの少なくとも一部がサポート部材に結合する、請求項 6記載のカフェインインジケーター。 11.標識カフェイン、カフェイン抗体及びインジケーターの少なくとも1 つが実質的に流体不透性の透明な鞘内に封入される、請求項6記載のカフェイン インジケーター。 12.透明なハウジング内に配置された、請求項6記載のカフェインインジ ケーター。 13.各々が下記成分: (a)近位端部と遠位端部とを有し、流体を毛管作用によって吸い上げる能力 を有する物質のセグメントと; (b)セグメントの遠位端部に配置されたサンプル受容部分と; (c)インジケーター中で目視可能な変化を惹起することができる物質によっ て標識され、サンプル受容部分の近位に配置された標識カフェインと; (d)標識カフェインの近位の物質上に配置されたカフェイン抗体と; (e)標識付け物質の存在下で目視可能な変化を受けることができるインジケ ーターと を含む複数個のカフェインインジケーター部材を含み、各部材がリテイナーに取 り外し可能に結合し、それによって、インジケーター部材が個別に取り外される まで、複数個のインジケーター部材とリテイナーとを単一の単位として維持する カフェイン試験キット。 14.開けて、インジケーター部材を暴露させることができるカバーをさら に包含する、請求項13記載のカフェイン試験キット。 15.部材の少なくとも1つが標識カフェイン、カフェイン抗体及びインジ ケーターの少なくとも1つを封入する実質的に流体不透性の透明な鞘を包含する 、請求項13記載のカフェイン試験キット。 16.少なくとも1つの透明なハウジングをさらに包含する、請求項13記 載のカフェイン試験キット。 17.下記成分: (a)近位端部と遠位端部とを有し、流体を毛管作用によって吸い上げる能力 を有する物質のセグメントと; (b)物質セグメントに配置された、グルコースの存在を目視可能に指示する 第1インジケーターと; (c)第1インジケーターに実質的に隣接して、物質セグメントに配置された 、グルコースとラクトースとの存在を目視可能に指示する第2インジケーターと を含むラクトースインジケーター。 18.物質セグメントが細長いストリップを含む、請求項17記載のラクト ースインジケーター。 19.第1インジケーターがグルコースオキシダーゼを含む、請求項17記 載のラクトースインジケーター。 20.第2インジケーターがグルコースオキシダーゼとラクトースとを組合 せて含む、請求項17記載のラクトースインジケーター。 21.第1インジケーターと第2インジケーターとの少なくとも1つが実質 的に流体不透性の透明な鞘内に封入される、請求項17記載のラクトースインジ ケーター。 22.透明なハウジング内に配置された、請求項17記載のラクトースイン ジケーター。 23.各々が下記成分: (a)近位端部と遠位端部とを有し、流体を毛管作用によって吸い上げる能力 を有する物質のセグメントと; (b)物質セグメントに配置された、グルコースの存在を目視可能に指示する 第1インジケーターと; (c)第1インジケーターに実質的に隣接して、物質セグメントに配置された 、 グルコースとラクトースとの存在を目視可能に指示する第2インジケーターと を含む複数個のラクトースインジケーター部材を含み、各部材がリテイナーに取 り外し可能に結合し、それによって、インジケーター部材が個別に取り外される まで、複数個のインジケーター部材とリテイナーとを単一の単位として維持する ラクトース試験キット。 24.開けて、インジケーター部材を暴露させることができるカバーをさら に包含する、請求項23記載のラクトース試験キット。 25.部材の少なくとも1つが、第1インジケーターと第2インジケーター の少なくとも1つを封入する実質的に流体不透性の透明な鞘を包含する、請求項 23記載のラクトース試験キット。 26.少なくとも1つの透明なハウジングをさらに包含する、請求項23記 載のラクトース試験キット。 27.少なくとも1つのカフェインインジケーターと少なくとも1つのラク トースインジケーターとを含む、サンプル中のカフェインとラクトースとの存在 を判定するためのキットであって、各カフェインインジケーターが下記成分: (a)近位端部と遠位端部とを有し、流体を毛管作用によって吸い上げる能力 を有する物質のセグメントと; (b)セグメントの遠位端部に配置されたサンプル受容部分と; (c)サンプル受容部分の近位に配置された、インジケーター中で目視可能な 変化を惹起することができる物質によって標識されたカフェインと; (d)標識カフェインの近位の物質上に配置されたカフェイン抗体と; (e)標識付け物質の存在下で目視可能な変化を受けることができるインジケ ーターとを含み、各ラクトースインジケーターが下記成分: (a)近位端部と遠位端部とを有し、流体を毛管作用によって吸い上げる能力 を有する物質のセグメントと; (b)物質セグメントに配置された、グルコースの存在を目視可能に指示する 第1インジケーターと; (c)第1インジケーターに実質的に隣接して、物質セグメントに配置された 、グルコースとラクトースとの存在を目視可能に指示する第2インジケーターと を含む試験キット。 28.インジケーターが個別に取り外されるまで、複数個のインジケーター とリテイナーとが単一の単位として維持されるように、各カフェインインジケー ターがリテイナーに取り外し可能に結合されている、請求項27記載の試験キッ ト。 29.インジケーターが個別に取り外されるまで、複数個のインジケーター とリテイナーとが単一の単位として維持されるように、各ラクトースインジケー ターとリテイナーとが取り外し可能に結合されている、請求項27記載の試験キ ット。 30.インジケーターが個別に取り外されるまで、複数個のインジケーター とリテイナーとが単一の単位として維持されるように、各カフェインインジケー ターと各ラクトースインジケーターとがリテイナーに取り外し可能に結合してい る、請求項27記載の試験キット。 31.開けて、インジケーターを暴露させることができるカバーをさらに包 含する、請求項27記載のラクトース試験キット。 32.少なくとも1つのカフェインインジケーター又は少なくとも1つのラ クトースインジケーターが実質的に流体不透性の透明な鞘を含み、カフェインイ ンジケーターの場合には、鞘が標識カフェイン、カフェイン抗体及びインジケー ターの少なくとも1つを封入し、ラクトースインジケーターの場合には、鞘が第 1インジケーターと第2インジケーターの少なくとも1つを封入する、請求項2 7記載の試験キット。 33.少なくとも1つの透明なハウジングをさらに包含する、請求項27記 載の試験キット。 34.ハウジングが“U”形管を含む、請求項12、16、22、26又は 33のいずれかに記載の装置。 35.ハウジングが“U”形管の1端部に配置されたサンプルコレクターを 包含する、請求項34記載の装置。 36.飲料中のカフェインの存在を判定する方法であって、下記工程: (a)下記成分: (i)近位端部と遠位端部とを有し、流体を毛管作用によって吸い上げる能 力を有する物質のセグメントと; (ii)セグメントの遠位端部に配置されたサンプル受容部分と; (iii)サンプル受容部分の近位に配置された、インジケーター中で目視可 能な変化を惹起することができる物質によって標識されたカフェインと; (iv)標識カフェインの近位の物質上に配置されたカフェイン抗体と; (v)標識付け物質の存在下で目視可能な変化を受けることができるインジ ケーターと を含むカフェインインジケーターを形成する工程と; (b)サンプル受容部分を試験すべき飲料のサンプルと接触させる工程と; (c)インジケーターにカフェインの存在を目視可能に指示させるために充分な 時間、サンプルがインジケーターと接触するまで、サンプルが毛管作用で吸い上 げられる工程と; (d)インジケーターを観察して、サンプル中にカフェインが存在するか否かを 判定する工程と を含む方法。 37.インジケーターが個別に取り外されるまで複数個のインジケーターと リテイナーとが単一の単位として維持されるように、各インジケーターがリテイ ナーに取り外し可能に結合した、複数個のカフェインインジケーターを形成する 、請求項36記載の方法であって、インジケーターのサンプル受容部分を飲料サ ンプルと接触させる前に該インジケーターをリテイナーから取り外す付加的工程 をさらに包含する方法。 38.飲料中のラクトースの存在を判定する方法であって、下記工程: (a)下記成分: (i)近位端部と遠位端部とを有し、流体を毛管作用によって吸い上げる能 力を有する物質のセグメントと; (ii)物質セグメントに配置された、グルコースの存在を目視可能に指示す る第1インジケーターと; (iii)第1インジケーターに実質的に隣接して、物質セグメントに配置さ れた、グルコースとラクトースとの存在を目視可能に指示する第2インジケータ ーと を含むラクトースインジケーターを形成する工程と; (b)第1インジケーターと第2インジケーターの各々を試験すべき飲料のサン プルと接触させる工程と; (c)第1インジケーターにグルコースの存在を目視可能に指示させ、第2イン ジケーターにグルコースとラクトースとの存在を目視可能に指示させるために充 分な時間、サンプルを第1インジケーター及び第2インジケーターの各々と接触 させる工程と; (d)インジケーターを観察して、サンプル中にラクトースが存在するか否かを 判定する工程と を含む方法。 39.インジケーターが個別に取り外されるまで複数個のインジケーターと リテイナーとが単一の単位として維持されるように、各インジケーターがリテイ ナーに取り外し可能に結合した、複数個のカフェインインジケーターを形成する 、請求項38記載の方法であって、インジケーターを飲料サンプルと接触させる 前に該インジケーターをリテイナーから取り外す付加的工程をさらに包含する方 法。
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