JPH11501703A - 安全保護紙 - Google Patents

安全保護紙

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JPH11501703A
JPH11501703A JP8527375A JP52737596A JPH11501703A JP H11501703 A JPH11501703 A JP H11501703A JP 8527375 A JP8527375 A JP 8527375A JP 52737596 A JP52737596 A JP 52737596A JP H11501703 A JPH11501703 A JP H11501703A
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ハウランド,ポール
フォールクス,ジョナサン・ポール
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、安全保護特徴を含む安全保護紙を製造するための方法に関するものである。この方法は、1或はそれよりも多くの安全保護特徴を組み込んだ紙を湿潤状態で形成すること、その紙にサイジング剤を塗布すること、その後、無着色のポリウレタンからなるコーティングをサイジングされた紙の一方の側或は両側に施すことを含んでいる。無着色のポリウレタンは、もし機能添加剤の存在が1%以上紙の不透明度を増大させなければ、随意的に機能添加剤を含んでもよい。ポリウレタンの適用後、紙は乾燥させられる。上記コーティング組成物は、ガラス面上に流し込まれたとき、15から130セカンドのケーニヒ硬度を有するフィルムを生じるようなもので、以下のステップで定められる耐水性テストを通過し、即ち、a)上記コーティングに使用される全配合物は、乾量80g/m2でフィルムを製造するようにガラス板上に流し込まれ;b)このフィルムは、初めに23℃で乾燥される。一旦、それが不粘着性になると、それは80℃で追加された時間、乾燥され;c)湿潤状態にされ、引張強さ、ヤング率の試験を受ける前に、このフィルムは、押圧され、そしてその透明度における何らかの変化に対して目視により検査され;d)フィルムのサンプルは、30分間、Na2CO3を10g/l含む水の中で煮沸され;e)それから、このフィルムは冷水内でリンスされ、そして上記ステップb)からc)までのステップが繰り返され;このフィルムが、乾燥され、再度押圧されると、以下の規準を満たし、その規準は、i)煮沸されたフィルムの湿潤引張強さおよびヤング率が、初めのフィルムの湿潤引張強さおよびヤング率の90%よりも低くない;ii)このフィルムが、透明度の知覚できるロスを示さない;iii)このフィルムの乾量が、最初の重量の98%以下でない;というものである。

Description

【発明の詳細な説明】 安全保護紙 本発明は、安全保護書類用の紙、具体的には、例えば銀行券および自動車運転 免許証のような、かなり多くの取扱いを受ける書類に関するものである。斯る安 全保護書類は耐久性があるべきであること、換言すれば、それらは引き裂き、折 り畳みによるダメージおよび汚れに対して抵抗力を有すべきであることが重要で ある。取扱いの間、斯る安全保護書類により吸収された水分および化学物質は、 物理的な品質低下に至らせることがある。斯る安全保護書類用の支持体(substr ate)は、吸収に対して抵抗力を有するのが望ましい。もちろん、支持体に適用 される印刷が、特に機械的なすり傷、或は偶発的な洗濯を含み厳しい条件下で、 よく付着すべきであることが、斯る書類に対する最も重要な要件である。 本発明が関係している種類の安全保護書類は、偽造を防止し或は思いとどまら せるために1或はそれよりも多くの目に見える安全保護特徴を組み込んでいる。 透かしや紙内に存在する安全保護糸は、使用され得る安全保護特徴に含まれる。 安全保護糸は、紙内に完全に配置れるか、或は例えば英国銀行シリーズEの銀行 券にあるような紙の両面の間に上記糸が位置させられている領域の間に配置され たいわゆる窓部(windows)に表れる。支持体が、例えば公知の凹版印刷(Intag lio printing)により作られるエンボッシングのように、十分なエンボッシング が達成されるのを可能にするため、そして良好な耐久特性を保証するために良好 な品質を有することは安全保護書類において通常である。 汚れに対する良好な抵抗力および良好な耐久性を有する安全保護書類用の紙を 提供しようとする以前の提案は、例えばエラストマー系結合剤のような結合剤と 一緒になった顔料を組み込んだコーティング組成物(coating compositions)の 使用を伴っていた。また、種々のポリウレタン組成物が、一種類或は別の保護的 な効果を有するコーティングをもたらすために広範囲に多様な支持体に使用され ること、その内で、ポリウレタンが木材、或は他の支持体用のワニスとして用い られてきたことは一般に知られている。また、紙に対するサイジング(sizings )としてポリウレタン組成物を使用することは欧州特許EP-B-189945号により知 られている。 例えばPCT出願WO91/12372号におけるように、顔料を含むコーティング組成物 物が安全保護紙の製造のために使用される場合、そのような顔料は、十分なイン ク定着が達成されることを可能にする微孔性および荒さをもたらすのに通常利点 がある。しかしながら、顔料の存在が原因で重大な欠点、つまり支持体に存する 透かしや窓部に設けられた糸のような安全保護特徴がある程度不明瞭になるとい う欠点が生じる。 着色コーティング(pigmented coatings)は、結合剤を特定の位置において支 持体により弱く付着させる顔料の存在が原因で本質的に弱い。 通常、着色コーティング組成物が使用されるとき、コーティングのステップは 、紙が製造された後に行われ、そしてこれがコーティング組成物を加える前にこ の紙を乾燥させなければならないという欠点を伴う。先の明細書EP-B-189945号 はサイジングに言及し、紙が天然、或は合成サイジング剤(sizing agent)でサ イジングされた後に安全保護紙に適用されるポリウレタン組成物の使用に本発明 が関係していることが後に注目されるであろう。さらにまた、いかなる安全保護 特徴も不明瞭にすることがないように顔料が存在しないということが、本発明の コーティング組成物の基本的な特徴である。しかしながら、後述するように、も し紙の不透明度が1%以上増大しなければ、種々の機能添加剤(functional add itives)がポリウレタンコーティングに存在してもよい。 本発明は、汚れに対する向上した耐久性および抵抗力を有する安全保護書類を 作り出す目的で、発明者らにより広範囲に研究された後に生じたものである。 本発明によれば、安全保護特徴を含んだ安全保護紙を製造するための方法が提 供され、その方法は、1或はそれよりも多くの安全保護特徴を組み込んだ紙を湿 潤状態で形成し、その紙にサイジング剤を塗布し、その後、もし機能添加剤の存 在が1%以上紙の不透明度を増大させなければ、随意的に機能添加剤を備え得る 無着色のポリウレタンからなるコーティングをサイジングされた紙の一方の側或 は両側に施し、その後、紙を乾燥させことからなり、上記コーティング組成物は 、ガラス面上に流し込まれたとき、15から130セカンド(seconds)のケー テップで定められる耐水性テストを通過し、即ち a) 上記コーティングに使用される全配合物(total formulation)は、乾 量80g/m2でフィルムを製造するようにガラス板上に流し込まれる。 b) このフィルムは、初めに23℃で乾燥される。一旦、それが不粘着性に なると、それは80℃で追加された時間(an additional hour)、乾燥される。 c) 湿潤状態にされ、引張強さ、ヤング率の試験を受ける前に、このフィル ムは、押圧され(weighed)、そしてその透明度における何らかの変化に対して 目視により検査される。 d) フィルムのサンプルは、30分間、Na2CO3を10g/l含む水の中 で煮沸される。 e) それから、このフィルムは冷水内でリンスされ、そして上記ステップb )からc)までのステップが繰り返される。このフィルムは、乾燥され、再度押 圧される。 以上のステップで定められ、 このテストされたフィルムは、もしも以下の規準を満たせば、耐水性ありと分類 され、その規準は、 i) 煮沸されたフィルムの湿潤引張強さ(wet tensile strength)お よびヤング率が、初めのフィルムの湿潤引張強さおよびヤング率の90%よりも 低くない。 ii) このフィルムが、透明度の知覚できるロスを示さない。 iii) このフィルムの乾量が、最初の重量の98%以下でない。 というものである。 研究は、十分なポリウレタンコーティングが本発明のために結び付き得ること を上述したテストが可能にすることを明らかにしている。 水性ポリウレタン(aqueous polyurethane)は、水性分散液であってもよい。 このコーティングは、ポリアクリレート(a polyacrylate)のような増量剤(ex tender)を含んでもよく、それ故にウレタン−アクリルブレンド(an urethane- acrylic blend)でもよく、そのようなブレンドは、良好な耐水性および耐薬品 性あるコーティングをもたらさなければならない。また、ポリウレタンに比して 増量剤の低コストは、ポリウレタンのみよりも上記ブレンドがコスト面でかなり 低くなるといことをもたらす。 このコーティングは、一成分の予め架橋したポリウレタン、或は一成分のブロ ックドポリウレタン(blocked polyurethane)を伴ったポリウレタン分散液で、 ブロックドポリウレタンは、重合体鎖に化学的に結び付けられたイソシアネート 基を有する一方、このイソシアネート基は、一般に紙製造プロセスの最終段階で 使用される上昇した温度で再生される。さらにまた、上記コーティングは、メラ ミン/ホルムアルデヒド初期縮合物のような多官能性試薬を使用することにより 架橋され得る2成分生成物のポリウレタン分散液であってもよい。使用され得る 架橋した薬剤(agents)は、ポリアジリジンズ(polyaziridines)を含んでいる 。架橋した薬剤は、無着色のポリウレタンコーティングの耐洗濯性(laundry re sistance)を含む耐水性を高め、それから作られる改善された安全保護紙および 書類をもたらす。 本発明の方法において使用するためのポリウレタン組成物は、触媒、補助溶剤 および乳化剤或は界面活性剤を含む当業者に知られている配合剤を含んでもよい 。しかしながら、注意すべきで、その理由は、乳化剤は、ウェットな即ち湿った (humid)条件下でコーティングの性能を損なうからである。さらに、脱泡剤、 流動性添加剤、増粘剤或は粘度調整剤を含み他の公知の添加剤を使用してもよい 。−般に、コーティング組成物に含まれる添加剤は、支持体に対する粘着性のよ うな重要な特性が不利に影響され得るので、最小量に保たれるべきである。 本発明の主たる面は、ここに記述されている利点をもたらすために、有益な無 着色コーティングの提供である一方、本発明の一面においては、種々の機能添加 剤が、無着色のポリウレタンコーティングによりもたらされる全般的な利益を著 しく損なうことなく、本発明の紙から作られる安全保護書類の安全性を高める特 定の効果をもたらすために、使用されてもよい。顔料は、色彩を与えるために、 或は不透明にするためにコーティング、特に紙のコーティングに加えられること は当業者により理解されるであろう。これと対照的に、本発明にしたがって使用 される機能安全保護添加剤(functional security additives)は、顔料ではな いが、以下の規準を満足する微粒子材料で、その規準は、 a) 一旦、コーティングが1%以上適用されると、添加物は紙の不透明度を 増大させない。このことは、その添加物が、コーティングの透明度に対して容易 に感知できる効果を有しないということを保証しており、それ故に、無着色コー ティングの全体的な利益は保たれ、 b) ポリウレタンコーティングにおける添加物の存在が、本発明のためにポ リウレタンコーティングを確認するテスト、即ちケーニヒ硬度テストおよび耐水 性テストの失敗を引き起こさない ということで、 本発明による機能添加剤は、蛍光性の、或は玉虫色の顔料が好ましい。 安全保護機能添加物は、本発明による紙から製造された書類の安全保護或は認 識可能性(recognisability)を高め、それ故に、そのような添加物がポリウレ タンコーティングに存在するとき、付加的な安全保護特徴を構成する。一般に、 安全保護機能添加物は、 (a) 玉虫色の(iridescent)顔料のような公然と認識できる安全保護 特徴 (b) 蛍光性顔料、或は磁性顔料のような、より高いレベルの安全保護 を提供し、安全保護装置でもって検出できる安全保護特徴 (c) 例えば、特有の消滅時間(decay times)を有する発光顔料(pho sphorescent pigments)のような、中央銀行によって使用される得るような精巧 な検出装置の使用により検出可能な公然の安全保護特徴 の三つのクラスに分けられる。 一般に、ポリウレタンコーティングの被膜重量は、0.05から20、好ましくは0. 5から5g/m2の間であろう。 好ましくは、ポリウレタンコーティングは、サイジング用バス(a size bath )の絞りロールの直後で、紙がサイジングでなお湿潤状態である場合には後乾燥 器(after-dryer)の前の紙に適用されるのがよい。しかしながら、これに代え 、ポリウレタンは、通常の製紙ステップの完了の後、乾燥紙に塗布されてもよい 。 好ましくは、ポリウレタンコーティングは、紙の両側に適用されるのがよい。 紙に存在する繊維は、天然或は合成の繊維、或は天然および合成の繊維の混合 物である。 ポリウレタンは、脂肪族ポリエステルタイプからなること、2から70重量% の範囲のポリウレタン含有量を有する分散液に使用されることが好ましく、5か ら30重量%の範囲のポリウレタン含有量であることがさらに好ましいが、脂肪 族ポリエーテルタイプのポリウレタンが、代りに、本発明の方法に用いられても よい。また、ポリウレタンは、脂肪族ポリカーボネートポリウレタンであっても よい。 好ましくは、この方法に使用される紙は、透かし、或は目で見える、或は目に つかない安全保護エレメントを組込んだ埋め込まれた、或は窓部の糸のような安 全保護特徴を備えるのがよい。 本発明の主要な要件を達成するために、ポリウレタンを含むコーティングは、 ここに説明されているように、実質的に透明でなければならず、好ましくは4.0m Paより大きい100%モジュラスを有するのがよい。ポリウレタンコーティングは 、40mPaより大きい、例えば40から80mPaまでの極限引張り強さを有するのに加え て、20セカンドより大きい、例えば20から40セカンドのケーニヒ硬度を有するの が望ましい。 例えば銀行券を作るための紙のような安全保護紙の生産に、ここに述べられて いるような無着色のポリウレタンコーティングを使用することは全く新規な提案 である。本発明の方法は、安全保護紙にいくつかの予期しない、そして有益な特 性、即ち、 a.充填剤がないポリウレタンコーティングは、透明で、それ故に、そ れは紙の中に存在する目で見える安全保護特徴を汚さない。 b.表面の多孔度と荒さを低減させることにより、コーティングは、紙 の汚れに対する抵抗力を大いに向上させている。このことは、銀行券の流通寿命 (circulation life)を延ばすために重要である。 c.b)とは反対に、コーティングは、湿潤状態および乾燥状態のしわ (crumple)、湿潤状態でのこすり、および洗濯テストにより証明されたように 、紙の表面への印刷の付着を著しく改善する。このことは最も驚きであり、当業 者ならば本発明のポリウレタンコーティングは貧弱な印刷の付着に導くと予想す るであろう。 d.着色コーティングとは異なり、ここに記述されているポリウレタン コーティングは、紙の感触或は外観を著しく変える。このことは重要であり、な ぜならば銀行券の紙の異常な目に見える、そして触知できる特性は、偽造品の識 別において公衆を助けるからである。 e.さらにまた、コーティングは、凹版印刷の鮮明度(definition)お よびエンボッシングを向上させる。 f.コーティングはまた、偶発的な洗濯の間、光学的増白剤(optical brightening agents)の吸収を防ぐ。このことは非常に利益があり、かつ予期し ない特性であり、なぜならば銀行券の紙の非蛍光性性質もまた偽造品の検出に助 けになるからである。それはまた、光学的増白剤の蛍光が銀行券内に存在するど のような意図的な蛍光性安全保護特徴も不明瞭にするのを防ぐ。 g.コーティングは、製紙加工、或は印刷プロセスの効率に影響を及ぼ さない。特に、それは妨げにならない。 という特性をもたらす。 本発明の方法から生じるこれらの特性は、耐水性テストの通りのポリウレタン コーティングの機械的および化学的抵抗力、化学的性質、および先に明らかにし たケーニヒ硬度の特徴の結果である。これらの二つのテストに満足しない材料は 、一般に銀行紙の期待される要求仕様を満足しない。 別の面での本発明は、安全保護書類を作る方法を提供し、それでは、安全保護 紙が、ここに記述の方法により作られ、作られた安全保護紙は、その後、安全保 護書類を形成するために印刷される。安全保護書類なる語は、銀行券、証明書類 (identification document)、運転免許書、およびパスポート用シートが含ま れる。 以下の例は、本発明を説明している。これらの例において、ここに記述され、 或は定義されるある標準のテストが参照されている。部は重量部である。 a)乾燥しわテスト 印刷された紙の銀行券のサイズにされたサンプルを、標準の手法により10回 、マニュアルでしわくちゃにし、そして平にする。そして、この印刷されたサン プルを、調べ、インクロスの評価をする。 b)湿潤しわテスト 乾燥しわテストに関するようにするが、紙は各しわを加える前に湿潤状態にす る。 c)光沢湿潤摩擦テスト 印刷された紙の銀行券のサイズにされたサンプルを、光沢湿潤テスト装置によ り駆動される800gの重みをかけたブラシにより300回こする。テストの間 に失われたインクの量を目視により評価する。 d)過酷な洗濯テスト 印刷された紙の銀行券のサイズにされたサンプルを、5部の家庭用粉末洗剤と 10部の炭酸ナトリウムを含む溶液内にて30分間煮沸する。 そして、このサンプルを冷水でリンスする。そして、インクロスの量を目視に より評価する。 e)FIRA汚れテスト(FIRA soil test) シリンダの一方の端に置かれた規準サンプルと、人工の汗およびコロイドグラ ファイト(colloidal graphite)をしみ込ませた20個のフエルト製立方体と一 緒に、印刷された紙のサンプルを、シリンダの反対側の端に置く。このシリンダ は、30分間、交互に方向を変えて回転させられる。上記印刷されたサンプルの 反射率の変化を測定し、テスト結果を比較することにより相対的な汚れの付着量 を計算する。標本1 1枚の紙を、製紙産業において使用される合成繊維、或は無機充填剤或は他の 添加剤を選択的に混合したセルロース繊維の水性懸濁液から製紙機械で作る。そ して、この紙を乾燥し、サイジングし、再度乾燥し、巻き取る。 コーティング配合物は、 15部 Baxenden Applied Chemicals Limitedにより供給される 脂肪族ポリエステルポリウレタン(Witocobond 785TM) 85部 水 からなっている。 サイジングされ、巻き取られた紙を巻きほぐし、マイヤーバーコータ(Meyer bar coater)を使って紙の両面にコーティングを施し、乾燥し、それによりこの 紙に両面において2g/m2のコーティングを生じさせる。 そして、このコーティングされた紙を、カレンダー仕上げして、カットして、 通常の方法にて仕上げる。 そして、このコーティングされた紙に凹版およびオフセット印刷方法の双方に より印刷する。 コーティング配合物のサンプルは、上述した耐水性テストとケーニヒ硬度テス トを使ってテストされた。このコーティングは、100セカンドのケーニヒ硬度 を有することが分かった。このコーティングはまた、良好な耐水性を有すること が分かった。 コーティングされた印刷紙とコーティングされていない印刷紙が、湿潤しわテ スト、乾燥しわテスト、過酷な洗濯テスト、FIRA汚れテストおよびシーン湿潤摩 擦テスト(Sheen wet rub test)を使ってテストされた。コーティングされたサ ンプルを同じ製紙バッチ(papermaking batch)からのコーティングされていな い紙と比較すると、各テストに対して以下の結果がもたらされた。 湿潤しわテスト: 著しく少ないインクロス 乾燥しわテスト: 注目に値する程少ないインクロス 過酷な洗濯テスト: コーティングされていない紙の場合における80 %を超えるロスに比して殆ど観察できないインク ロス 湿潤摩擦テスト: コーティングされていない紙,印刷されたエリア の50%以上が消滅した。;ポリウレタンコーテ ィングされた紙、消滅したのは印刷されたエリア の10%以下である。 FIRA汚れテスト: 30%少ない汚れ付着量 紫外線の下で洗濯されたサンプルの検査は、洗濯プロセスの後、著しく蛍光性 になったコーティングされていないサンプルとは異なり、コーティングされたサ ンプルは、知覚できない程少量の光学上の増白剤を付着させる(pick up)こと を示している。 コーティングされたサンプル、コーティングされていないサンプルの双方につ いて凹版印刷が検査された。コーティングされていない紙は、銀行券紙に予期さ れる特有のにじみを示している。コーティングされた紙は、著しく少ないにじみ を示している。標本2 1枚の紙を、製紙産業において使用される合成繊維、或は無機充填剤或は他の 添加剤を選択的に混合したセルロース繊維の水性懸濁液から製紙機械で作る。そ して、この紙を乾燥し、サイジングし、再度乾燥し、巻き取る。 コーティング配合物は、 7.5部 Baxenden Applied Chemicals Limitedにより供給される 脂肪族ポリエステルポリウレタン(Witocobond 785TM) 7.5部 Vinamul Limitedにより供給されるビニルアセテート−ベ オバ(Veova)共重合体(Vinamul 6975TM) 0.5部 Zeneca Resins BVにより供給されるポリアジリジン(CX1 00TM) 84.5部 水 からなっている。 サイジングされ、巻き取られた紙を巻きほぐし、マイヤーバーコータを使って 紙の両面にコーティングを施し、乾燥し、それによりこの紙に両面において2g/ m2のコーティングを生じさせる。 コーティングされた紙は、次に通常の方法でカレンダー仕上げされ、カットさ れる。 そして、このコーティングされた紙に凹版およびオフセット印刷方法の双方に より印刷する。 コーティング配合物のサンプルは、上述した耐水性とケーニヒ硬度テストを使 ってテストされた。このコーティングは、120セカンドのケーニヒ硬度を有す る。このポリウレタンコーティングは、良好な耐水性を有することが分かった。 コーティングされた印刷された紙とコーティングされていない印刷された紙が 、湿潤しわテスト、乾燥しわテスト、過酷な洗濯テスト、FIRA汚れテストおよび 上記湿潤摩擦テストを使ってテストされた。その結果、生じた紙は、湿潤しわテ スト等に関し、標本1の方法により作られた紙について報告したのと本質的に同 様な特性を有していた。 紫外線の下で洗濯されたサンプルの検査は、洗濯プロセスの後著しく蛍光性に なったコーティングされていないサンプルとは異なり、コーティングされたサン プルは、知覚できない程少量の光学上の増白剤を付着させることを示している。 コーティングされたサンプル、コーティングされていないサンプルの双方につ いて凹版印刷が検査された。コーティングされていない紙は、銀行券紙に予期さ れる特有のにじみを示している。コーティングされた紙は、著しく少ないにじみ を示している。標本3 1枚の紙を、製紙産業において使用される合成繊維、或は無機充填剤或は他の 添加剤を選択的に混合したセルロース繊維の水性懸濁液から製紙機械で作る。そ して、この紙を乾燥し、サイジングし、再度乾燥し、巻き取る。 コーティング配合物は、 10.5部 Baxenden Applied Chemicals Limitedにより供給される 脂肪族ポリエステルポリウレタン(Witocobond 779TM) 4.5部 Vinamul Limitedにより供給されるアニオンスチレン−ア クリレート共重合体(Vinamul 7172TM) 0.5部 Zeneca Resins BVにより供給されるポリアジリジン(CX1 00TM) 84.5部 水 からなっている。 サイジングされ、巻き取られた紙を巻きほぐし、マイヤーバーコータを使って 紙の両面にコーティングを施し、乾燥し、それによりこの紙に両面において2g/ m2のコーティングを生じさせる。 コーティングされた紙は、次に通常の方法でカレンダー仕上げされ、カットさ れる。 そして、このコーティングされた紙に凹版およびオフセット印刷方法の双方に より印刷する。 コーティング配合物のサンプルは、上述した耐水性テストとケーニヒ硬度テス トを使ってテストされた。このコーティングは、80セカンドのケーニヒ硬度を 有する。このコーティングは、良好な耐水性を有することが分かった。 コーティングされた印刷紙とコーティングされていない印刷紙が、湿潤しわテ スト、乾燥しわテスト、過酷な洗濯テスト、FIRA汚れテストおよびシーン湿潤摩 擦テストを使ってテストされた。その結果、生じた紙は、湿潤しわテスト等に関 し、標本1の方法により作られた紙について報告したのと本質的に同様な特性を 有していた。 紫外線の下で洗濯されたサンプルの検査は、洗濯プロセスの後著しく蛍光性に なったコーティングされていないサンプルとは異なり、コーティングされたサン プルは、知覚できない程少量の光学上の増白剤を付着させることを示している。 コーティングされたサンプル、コーティングされていないサンプルの双方につ いて凹版印刷が検査された。コーティングされていない紙は、銀行券紙に予期さ れる特有のにじみを示している。コーティングされた紙は、著しく少ないにじみ を示している。標本4 1枚の紙を、製紙産業において使用される合成繊維、或は無機充填剤或は他の 添加剤を選択的に混合したセルロース繊維の水性懸濁液から製紙機械で作る。そ して、この紙を乾燥し、サイジングし、再度乾燥し、巻き取る。 コーティング配合物は、 15部 Industrial Copolymers Limitedにより供給される脂肪族 ポリエステル−ポリカーボネートポリウレタン(IR140TM ) 0.5部 Zeneca Resins BVにより供給されるポリアジリジン(CX1 00TM) 84.5部 水 からなっている。 サイジングされ、巻き取られた紙を巻きほぐし、マイヤーバーコータを使って 紙の両面にコーティングを施し、乾燥し、それによりこの紙に両面において2g/ m2のコーティングを生じさせる。 コーティングされた紙は、次に通常の方法でカレンダー仕上げされ、カットさ れる。 そして、このコーティングされた紙に凹版およびオフセット印刷方法の双方に より印刷する。 コーティング配合物のサンプルは、上述した耐水性とケーニヒ硬度テストを使 ってテストされた。このコーティングは、120セカンドのケーニヒ硬度を有す る。このコーティングは、良好な耐水性を有することが分かった。 コーティングされた印刷された紙とコーティングされていない印刷された紙が 、湿潤しわテスト、乾燥しわテスト、過酷な洗濯テスト、FIRA汚れテストおよび シーン湿潤摩擦テストを使ってテストされた。その結果、生じた紙は、湿潤しわ テスト等に関し、標本1の方法により作られた紙について報告したのと本質的に 同様な特性を有していた。 紫外線の下で洗濯されたサンプルの検査は、洗濯プロセスの後著しく蛍光性に なったコーティングされていないサンプルとは異なり、コーティングされたサン プルは、知覚できない程少量の光学上の増白剤を付着させることを示している。 コーティングされたサンプル、コーティングされていないサンプルの双方につ いて凹版印刷が検査された。コーティングされていない紙は、銀行券紙に予期さ れる特有のにじみを示している。コーティングされた紙は、著しく少ないにじみ を示している。標本5 1枚の紙を、製紙産業において使用される合成繊維、或は無機充填剤或は他の 添加剤を選択的に混合したセルロース繊維の水性懸濁液から製紙機械で作る。そ して、この紙を乾燥し、サイジング溶液が適用される。 コーティング配合物は、 15部 Industrial Copolymers Limitedにより供給される脂肪族 ポリエステル−ポリカーボネートポリウレタン(IR140TM ) 0.5部 Zeneca Resins BVにより供給されるポリアジリジン(CX1 00TM) 84.5部 水 からなっている。 サイジングバス絞りロールの後、マイヤーバーコータを使って湿潤状態のサイ ジングされた紙の両面にコーティングを施し、乾燥し、それによりこの紙に両面 において2g/m2のコーティングを生じさせる。この手順は乾燥ステップが省かれ るという点において経済的な利点をもたらす。 コーティングされた紙は、次に乾燥され、そして巻き取られる。 コーティングされた紙は、次に通常の方法でカレンダー仕上げされ、カットさ れる。 そして、このコーティングされた紙に凹版およびオフセット印刷方法の双方に より印刷する。 コーティング配合物のサンプルは、耐水性テストとケーニヒ硬度テストを使っ てテストされた。このコーティングは、120セカンドのケーニヒ硬度を有する 。このコーティングはまた、良好な耐水性を有することが分かった。 コーティングされた印刷された紙とコーティングされていない印刷された紙が 、湿潤しわテスト、乾燥しわテスト、過酷な洗濯テスト、FIRA汚れテストおよび シーン湿潤摩擦テストを使ってテストされた。その結果、生じた紙は、湿潤しわ テスト等に関し、標本1の方法により作られた紙について報告したのと本質的に 同様な特性を有していた。 紫外線の下で洗濯されたサンプルの検査は、洗濯プロセスの後著しく蛍光性に なったコーティングされていないサンプルとは異なり、コーティングされたサン プルは、知覚できない程少量の光学上の増白剤を付着させることを示している。 コーティングされたサンプル、コーティングされていないサンプルの双方につ いて凹版印刷が検査された。コーティングされていない紙は、銀行券紙に予期さ れる特有のにじみを示している。銀行券のような安全保護書類を形成するための インクで印刷されたとき、コーティングされた紙は、著しく少ないにじみを示し ている。 標本1から5の各々により作られた全ての紙は、上記の立案された規準(i) ,(ii),(iii)により決められるような耐水性を有している。 特に、(i)湿潤引張り強さおよびヤング率は、何ら低下を示さず;(ii)透 明度の目に見える低下はなく;(iii)フィルムの重量に何ら変化はなかった。 比較のために、不十分な耐水性と機械的強度とを有するコーティングからの典 型的な強度を示す標本がここに与えられている。標本A 1枚の紙を、製紙産業において使用される合成繊維、或は無機充填剤或は他の 添加剤を選択的に混合したセルロース繊維の水性懸濁液から製紙機械で作る。そ して、この紙を乾燥し、サイジングし、再度乾燥し、巻き取る。 コーティング配合物は、 15部 Baxenden Applied Chemicals Limitedにより供給される 脂肪族ポリエステルポリウレタン(Witocobond 290HTM) 84.5部 水 からなっている。 サイジングされ、巻き取られた紙を巻きほぐし、マイヤーバーコータを使って 紙の両面にコーティングを施し、乾燥し、それによりこの紙に両面において2g/ m2のコーティングを生じさせる。 この紙は、次に通常の方法でカレンダー仕上げされ、カットされる。 そして、この紙に凹版およびオフセット印刷方法の双方により印刷する。 コーティング配合物のサンプルは、上述した耐水性とケーニヒ硬度テストを使 ってテストされた。このコーティングは、15セカンドのケーニヒ硬度を有する 。このコーティングまたは、良好な耐水性を有していないことも分かった。 コーティングされた印刷された紙とコーティングされていない印刷された紙が 、FIRA汚れテストを使ってテストされた。その結果は、コーティングされた紙の 汚れに対する抵抗力は、コーティングされていない紙よりも著しくよいことを示 している。 コーティングされた印刷された紙とコーティングされていない印刷された紙が 、湿潤しわテスト、乾燥しわテスト、過酷な洗濯テストおよびシーン湿潤摩擦テ ストを使ってテストされた。同じ製紙バッチからのコーティングされていない紙 のサンプルと比較すると、コーティングされたサンプルが著しく劣っていた。 コーティングされたサンプル、コーティングされていないサンプルの双方につ いて凹版印刷が検査された。コーティングされていない紙は、銀行券紙に予期さ れる特有のにじみを示している。コーティングされた紙は、著しく少ないにじみ を示している。 標本1〜5における種々のテストにより上に示されているように、 本発明にしたがって製造された紙は、標準の銀行券紙と比較して著しく向上し た特性を有している。 良好な印刷付着性が、湿潤しわテスト、湿潤摩擦テストおよび過酷な洗濯テス トにより証明されている。また、本発明による紙についての印刷の鮮明度は、従 来の銀行券紙を使用して得られたものよりも著しくよい。さらにまた、特に凹版 印刷は、より鮮明で、また凹版エンボッシングも改善されている。また、優秀な 汚れ抵抗力は、本発明の方法により作られたコーティングされた紙は、コーティ ングれていない紙に比して汚れ媒体の2/3より少ない量を引き付けたことを意 味ている。 上述したように、コスト低減のためにコーティングの配合剤に増量剤を使用す ることができ、それはまた、安全保護特徴、例えばホログラムを適用された表面 の向上した付着性のような有用な特性をも与える。 本発明にしたがい使用され得る増量剤は、スチレン/アクリル共重合体、アク リル化ビニルアセテート、ビニルクロリド/エチレン共重合体、或はビニルアセ テート共重合体のような水に不溶性の結合剤の典型的な分散液である。それらは 、一般に、耐水性および硬度テストの双方に持ちこたえることはできない。 代わりの増量剤は、VA/VEOVA共重合体で、それは、例えばVinamul 6975TMの商 品名で販売されている。 しかしながら、適当なポリウレタンと組合わさって、それらは前に試みられた 規準の見地から、十分に機能し、もしもその配合物がポリウレタンを含めば、増 量剤は特徴付けられたケーニヒ硬度を有し、耐水性テストを切り抜ける。 増量剤は、コーティング配合物100部において70部までのレベルで、好ま しくは15から50部までのレベルで加えられてもよい。最も強力で最も耐水性 のある増量剤は、このレベルまで加えることができる。より弱く、より耐水性の ない増量剤は、コーティング組成物に対して特徴付けられる特性を念頭におくと 、そのような高いレベルでは加えることはできない。 架橋剤は、ポリウレタンコーティングの耐水性および硬度を増すために使用さ れる。それらは、他の場合には不適当であろうポリウレタンからの要求される特 性を得るために使用され得る。また、それらはポリウレタン組成物の特性を改善 することもでき、それにより、より多くの増量剤が使用されることを可能にする 。適当な架橋剤は、ポリアジリジン、カルボジイミド、イソシアネートおよびジ ルコニア塩を含んでいる。エポキシ樹脂のような他の架橋剤は、使用できるが、 その高い硬化温度或は長い硬化時間のためにより非実用的である。 さらにまた、さらなる研究は、本発明に係るポリウレタンコーティングは、重 要な付加的利点を備えていることを示している。特別なポリウレタンコーティン グの使用は、耐久性、および箔(foils)、ホログラム、キノグラム(kinograms )等の光学的効果を高めることが見出された。これは、ポリウレタンコーティン グが、ホログラムを含む貼付け用箔に使用される接着剤が紙面に吸収される量を 著しく低減するからである。この接着剤は、より平等に使用され、そしてこのこ とがよりよい接着、より光沢のある表面をもたらすことが見出された。得られる より光沢のある表面は、ホログラムに存在する目に見える細部が見る者に著しく より明瞭になるので、ホログラムに対して特に有利である。よく知られているよ うに、ホログラムは、一般的に高価であり、そしてそれらが、銀行券のような安 全保護書類が流通しているときに長期間、適所に止まっていることは疑いの余地 のない商業上の利益であり、このことは本発明に係るポリウレタンコーティング によりもたらされる向上した耐久性の結果である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年2月12日 【補正内容】 請求の範囲 1.(1) 抄紙機に製紙用ファイバを供給し; (2) 紙の製造の間に、少なくとも一つの安全保護特徴を紙に組み込み 、そして紙を製造し; (3) 生じた紙に、この紙をサイジングするためにサイジング剤を塗布 し; (4) もし機能添加剤の存在が1%以上紙の不透明度を増大させなけれ ば、随意的に機能添加剤を含み得る無着色のポリウレタンからなる実質的に透明 なコーティング組成物を選択し、上記コーティング組成物が、ガラス面上に流し 込まれたとき、15から130セカンドのケーニヒ硬度を有するフィルムを生じ るようにし、かつまた以下のステップで定められる耐水性テストを通過するよう にし、即ち (a) 上記コーティングに使用される全配合物は、乾量80g/m2で フィルムを製造するようにガラス板上に流し込まれ; (b) このフィルムは、初めに23℃で乾燥される。一旦、それが不粘 着性になると、それは80℃で追加された時間、乾燥され; (c) 湿潤状態にされ、引張強さ、ヤング率の試験を受ける前に、この フィルムは、押圧され、そしてその透明度における何らかの変化に対して目視に より検査され; (d) フィルムのサンプルは、30分間、Na2CO3を10g/l含む 水の中で煮沸され; (e) それから、このフィルムは冷水内でリンスされ、そして上記ステ ップb)からc)までのステップが繰り返され; このフィルムは、乾燥され、再度押圧され、以下の規準を満たし、その規準は 、 i) 煮沸されたフィルムの湿潤引張強さおよびヤング率が、初めのフ ィルムの湿潤引張強さおよびヤング率の90%よりも低くない; ii) このフィルムが、透明度の知覚できるロスを示さない; iii) このフィルムの乾量が、最初の重量の98%以下でない; というもので; (5) 上記サイジングされた紙の一方の面或いは両面に上記選択された コーティング組成物を塗布し; (6) その後、安全保護紙を製造するために上記紙を乾燥する 安全保護特徴を含む安全保護紙の製造方法。 2. 上記ポリウレタンが、水性分散液である請求項1に記載の方法。 3. 上記コーティングもまた増量剤を含む請求項1または2に記載の方法。 4. 上記増量剤が、ポリアクリレートである請求項3に記載の方法。 5. 上記ポリウレタンを含むコーティングの重量が平米当たり0.05から20グラ ムの間である請求項1から4のいずれかに記載の方法。 6. 上記コーティング重量が平米当たり0.5から5グラムの間である請求項5に 記載の方法。 7. 上記ポリウレタンを含むコーティングが、サイジング直後、紙が未だ湿潤 である間にこの紙に施される請求項1から6のいずれかに記載の方法。 8. 上記ポリウレタンを含むコーティングが、通常の製紙のステップの完了後 の乾燥した紙に施される請求項1から6のいずれかに記載の方法。 9. 上記紙内に存在するファイバーが、天然或は合成ファイバーか、或は天然 および合成ファイバーの混合物である請求項1から8のいずれかに記載の方法。 10.上記ポリウレタンが、脂肪族ポリエステルタイプで、重量で2%から70% までの範囲のポリウレタン含有量を有する分散液とともに分散液内で使用される 請求項1から9のいずれかに記載の方法。 11.上記分散液が、重量で5%から30%までの範囲のポリウレタン含有量を有 する請求項10に記載の方法。 12.上記ポリウレタンが、架橋可能で、紙の乾燥の間に架橋される請求項1か ら11のいずれかに記載の方法。 13.上記架橋が、架橋剤としてアジリジンを使用してなされる請求項12に 記載の方法。 14.上記安全保護特徴が透かし、或は糸が目に見えるか目につかない安全保護 エレメントを組み込んだ埋設糸である請求項1から13のいずれかに記載の方法 。 15.上記ポリウレタンが無着色である請求項1から14のいずれかに記載の方 法。 16.上記ポリウレタン組成物が、蛍光性或は玉虫色の添加剤である機能添加剤 を含む請求項1から14のいずれかに記載の方法。 17.無地の箔、ホログラム或はキノグラムを含む箔が、印刷前或は後の安全保 護紙に貼り付けられる請求項1から16のいずれかに記載の方法。 18.安全保護紙が請求項1から16のいずれかに記載の方法により製造され、 その後、生じた安全保護紙が、銀行券のような安全保護書類を形成するために印 刷される安全保護書類の製造方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 1或はそれよりも多くの安全保護特徴を組み込んだ紙を湿潤状態で形成し 、その紙にサイジング剤を塗布し、その後、もし機能添加剤の存在が1%以上紙 の不透明度を増大させなければ、随意的に機能添加剤を備え得る無着色のポリウ レタンからなるコーティングをサイジングされた紙の一方の側或は両側に施し、 その後、紙を乾燥させことからなり、上記コーティング組成物は、ガラス面上に 流し込まれたとき、15から130セカンドのケーニヒ硬度を有するフィルムを 生じるようなもので、以下のステップで定められる耐水性テストを通過し、即ち a) 上記コーティングに使用される全配合物は、乾量80g/m2でフィルム を製造するようにガラス板上に流し込まれ; b) このフィルムは、初めに23℃で乾燥される。一旦、それが不粘着性にな ると、それは80℃で追加された時間、乾燥され; c) 湿潤状態にされ、引張強さ、ヤング率の試験を受ける前に、このフィルム は、押圧され、そしてその透明度における何らかの変化に対して目視により検査 され; d) フィルムのサンプルは、30分間、Na2CO3を10g/l含む水の中で 煮沸され; e) それから、このフィルムは冷水内でリンスされ、そして上記ステップb) からc)までのステップが繰り返され; このフィルムは、乾燥され、再度押圧され、以下の規準を満たし、その規準は 、 i) 煮沸されたフィルムの湿潤引張強さおよびヤング率が、初めのフ ィルムの湿潤引張強さおよびヤング率の90%よりも低くない; ii) このフィルムが、透明度の知覚できるロスを示さない; iii) このフィルムの乾量が、最初の重量の98%以下でない; というものである安全保護特徴を含む安全保護紙を製造する方法。 2. 上記ポリウレタンが、水性分散液である請求項1に記載の方法。 3. 上記コーティングもまた増量剤を含む請求項1または2に記載の方法。 4. 上記増量剤が、ポリアクリレートである請求項3に記載の方法。 5. 上記ポリウレタンを含むコーティングの重量が平米当たり0.05から20グラ ムの間である請求項1から4のいずれかに記載の方法。 6. 上記コーティング重量が平米当たり0.5から5グラムの間である請求項5に 記載の方法。 7. 上記ポリウレタンを含むコーティングが、サイジング直後、紙が未だ湿潤 である間にこの紙に施される請求項1から6のいずれかに記載の方法。 8. 上記ポリウレタンを含むコーティングが、通常の製紙のステップの完了後 の乾燥した紙に施される請求項1から6のいずれかに記載の方法。 9. 上記紙内に存在するファイバーが、天然或は合成ファイバーか、或は天然 および合成ファイバーの混合物である請求項1から8のいずれかに記載の方法。 10.上記ポリウレタンが、脂肪族ポリエステルタイプで、重量で2%から70% までの範囲のポリウレタン含有量を有する分散液とともに分散液内で使用される 請求項1から9のいずれかに記載の方法。 11.上記分散液が、重量で5%から30%までの範囲のポリウレタン含有量を有 する請求項10に記載の方法。 12.上記ポリウレタンが、架橋可能で、紙の乾燥の間に架橋される請求項1か ら11のいずれかに記載の方法。 13.上記架橋が、架橋剤としてアジリジンを使用してなされる請求項12に記 載の方法。 14.上記安全保護特徴が透かし、或は糸が目に見えるか目につかない安全保護 エレメントを組み込んだ埋設糸である請求項1から13のいずれかに記載の方法 。 15.上記ポリウレタンが無着色である請求項1から14のいずれかに記載の方 法。 16.上記ポリウレタン組成物が、蛍光性或は玉虫色の添加剤である機能添加 剤を含む請求項1から14のいずれかに記載の方法。 17.無地の箔、ホログラム或はキノグラムを含む箔が、印刷前或は後の安全保 護紙に貼り付けられる請求項1から16のいずれかに記載の方法。 18.安全保護紙が請求項1から16のいずれかに記載の方法により製造され、 その後、生じた安全保護紙が、銀行券のような安全保護書類を形成するために印 刷される安全保護書類の製造方法。
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