JPH11501497A - 経済的ワイドレンジ速度制御システム - Google Patents

経済的ワイドレンジ速度制御システム

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Abstract

(57)【要約】 速度制御システムにおいて、ブラシレスDCモータおよび磁気抵抗エンコーダにより、モータを任意の低い速度で回転させることができる。モータは、エンコーダによって発生されるろ波された信号をその入力に加えることにより、低速度で回転することができる。エンコーダは、結果的に生ずるエンコーダ信号からDCレベルおよび調波歪みを除去する一連のフィルタに結合される。そして、これらのろ波された信号は、モータに加えられて、モータの回転速度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】 経済的ワイドレンジ速度制御システム 発明の技術分野 本発明は、一般的に、モータ速度制御システムに関し、詳細には、速度の広い 範囲すなわちワイドレンジにわたって精密な速度制御を可能にするモータ速度制 御システムに関する。 発明の背景 ワイドレンジ速度制御システムは、多数の異分野のアプリケーションにおいて 使用するために開発されてきた。かかるシステムの1例は、Sequential Electro nic Systems IncによるバンドスキャンFPL制御システム(“Jitterless Phtpr econ Systems”,Electromechanichal Design誌,1965年12月刊参照)である。他 の例が、Lamber Cowger 著による論文“The Solution to Extremely Slow Motio n Control”,(Drivers & Controls Int'l誌,1982年 1月刊)に見られる。 更に、1976年 8月10日公布の米国特許第 3,974,428号に示される、米国アーカン ソー州のLittle Rock のBEIのシステムは、モータシャフト又は可動の部材の 位置信号を発生するため光学エンコーダを使用する速度制御システムを開示して いる。このエンコーダは、変調周波数において位相可変の出力信号を生成するよ うに構成されており、出力信号の位相が基準信号と比較される。上記の2つの信 号の周波数と位相とに基づいて、回転部材のための駆動モータの速度が増大又は 減少される。 上記の両システムは、高価であり、BEIシステムの場合には光学エンコーダ を使用しており、その出力信号は低歪み正弦波形及び余弦波形を生成するために 注意深く整形されねばならない。KODAK 社の Datatape DivisionのATAテープ レコーダもまた高品質の光学エンコーダを用いている。ディジタルの離散的時間 制御システムを使用することにより、電子部分のコストやサイズは小さくできる が、高品質の正弦波及び余弦波信号を生成する光学エンコーダはまだ必要とされ ている。 高価ではない磁気抵抗(MR)エンコーダを用いる低コスト速度制御システム はビデオテープレコーダに使用されている。しかし、それらのシステムは、約5 RPMより低い速度でモータを回転させることはできない。MR信号は、その性 質上本質的にアナログであり、準正弦波であるけれど、光学エンコーダによって 発生された信号と比較すると、相当な歪み、振幅変調及び直流レベルのドリフト から影響を受ける。直流レベルドリフトは、ふらふらと、ミリボルトの10の2 〜3乗にわたってひろがるので、特に重視される。しかし、MRエンコーダは、 速度に依存して、ミリボルトのピーク・ピークの10の2〜3乗の信号を生成す る。これは、そのピークMR信号が、従来の動作条件の下での同時の直流レベル の不確定性によって実質的に隠されてしまうことを意味する。更に、現在の従来 のMRエンコーダは、直径約1.5インチのパッケージにおいて、1回転あたり 約1500正弦波及び余弦波サイクルに制限される。 エンコーダのサーボループのバンド幅までの回転周波数において、エンコーダ の不規則性が、一般的に、シャフト位置の乱れとして表される。エンコーダのサ ーボの固有周波数付近の周波数におけるエンコーダの不規則性が、実際には、高 調波的に悪化させるであろう。 精密なモータ速度制御を要求する特定のアプリケーションには、直線的なテー プ媒体にデータを記憶し及びテープ媒体からデータを検索することが含まれる。 代表的には、速度制御されたモータは、テープに機械的にリンクされた速度変更 機構を通して、キャプスタンを直接駆動するのに用いられる。従って、書き込み モードにおいて非長手方向のデータトラックを有するシステムについては、一様 ではないキャプスタンの動きが、2つの望ましくない結果、すなわち(a)トラッ クピッチ変動及び(b)テープを交差するヘッドの所望の軌跡からの位置の偏差を 、生ずる。読み取りモードにおいては、トラックピッチ変動は有効なオフトラッ クマージンによって減少する。トラック軌跡の変動も、その変動が続かない範囲 に対して、オフトラックマージンによって減少する。 本発明は、対応する信号処理技術セットを使用し、他の場合には不適当なMR 正弦波/余弦波エンコーダと比較的高いトルクリップルのブラシレスモードとに よって、任意の低い速度でモータ動作を精密に制御するのを可能にする。MRエ ンコーダの異なるサンプルからの直流レベルの不確定さを無くするために、特定 のエンコーダのサンプルのMR信号の平均直流レベルが動作の初期位相において 確立される。他の直流レベルの不確定性は、MRエンコーダからの位置依存信号 のピーク値より低いものとして知られる。それ故、MR信号は、1の方形波回路 中に直流結合されることができ、その方形波回路の出力が、速度ゼロから高速に 至るまで、1正弦波エンコーダサイクルあたり2つのパルスと、1余弦波エンコ ーダサイクルあたり2つのパルスを与えるのを確実にする。この2つのパルス列 は、カウンタと組合わされて、(1回転につき)1サイクルのエンコーダシャフ トアドレスを生成するのに使用される。ルックアップテーブルを用いて、3相の 正弦波信号がシャフトアドレスから発生される。 本発明の1つの利点は、高価ではないMRエンコーダを用いて任意の低速度に おいてモータの回転を精密に制御することのできるモータ速度制御システムを提 供することにある。 本発明の他の1つの利点は、小さなマイクロプロセッサベースの制御システム において最適に実施できる対応の信号処理技術セットを使用することにある。 本発明の更に別の利点は、生のエンコーダ出力の対応の処理が、高いトルクリ ップルのモータが任意の低速度で駆動されるのを可能にするの十分なフィルタ処 理した信号を生成することにある。 本発明の更に別の利点は、対応の信号処理技術セットが、ディジタルの領域ひ いては最小のマイクロプロセッサベースの制御システムにおいて、有効に実施さ れることにある。 本発明の更に別の利点は、本発明のモータ速度制御システムの実施には適度の 性能と低価格のマイクロプロセッサだけしか必要とされないことにある。 本発明の他の利点及び特徴は、以下の実施例の記述を、添付の図面とともに参 照するとき一層明瞭に理解されるであろう。なお、図面においては、同じ符号は 同じ要素に付されている。 図面の簡単な説明 図1は、本発明に関連して使用されるテープ駆動システムのブロック図である 。 図2は、本発明の速度制御システムの全体ブロック図である。 図3は、本発明の搬送波抑制アルゴリズムのブロック図である。 図4は、本発明の高調波抑制アルゴリズムのブロック図である。 図5は、本発明の粘性補償アルゴリズムの系統図である。 図6は、本発明のリップル抑制アルゴリズムのブロック図である。 図7は、スタートアップ中のモータの駆動波形を示す図である。 実施の形態の詳細な説明 本発明の速度制御システム300と関係して使用される代表的なテープ駆動シ ステム100が図1に示されている。このテープ駆動システム100はマイクロ コントローラを含み、これはホスト(図示せず)からライン301を介してコマ ンドを受信する。好適な実施の形態においては、マイクロコントローラ200は Intelによって製造された80C196マイクロコントローラである。ホス トは、マイクロコントローラ200にコマンドを送り、これによってテープ11 に情報の書き込みを行ない、又テープ11から情報の読み出しを行なう。コント ローラ200は、テープ11が伝播する速度を制御するキャプスタンモータ21 0に結合している。キャップスタンモータ210は、MRエンコーダ212内の 安価なMRセンサーと結合しており、回転毎に1542のサイン及びコサイン波 周期をそれぞれライン213及び214に発生する。これらの周期は、キャプス タンモータ210のモータシャフトの回転情報を含んでいる。MRエンコーダ2 12の出力サイン及びコサイン波形はマイクロコントローラ200に送信され、 マイクロコントローラ200内の一連のデジタルフィルターは、ライン213及 び214のエンコーダサイン及びコサイン波形内に存在するノイズ及び他の歪を 除去し、高度に濾波された信号をキャプスタンモータ210に送信して、キャッ プスタンモータ210の捲線を効率的に転流するのに使用される。本発明で使用 されるエンコーダの例示的な記載は、発明の名称「弧状スキャン読出し/書込み アッセンブリ(Arcuate Scan Read/Write Assembly)」、発明者Gary Nelson及 びStephen J.Crompton 、出願日1994年11月10、出願番号第08/33 7,255の、本出願人に譲渡され、参考文献として組み入れられる、米国特許 出願に与えられている。本発明の好適な実施の態様で使用されるキャプスタンモ ータ210は、発明の名称「弧状スキャンテープ駆動(Arcuate Scan Tape Driv e)」、発明者John M.Rothenburg,Joseph Lin,Robert H.Peirce, Richard Milo及びMichael Andrews、出願日1993年8月30、出願番号第0 8/113,996の、本出願人に譲渡され、参考文献として組み入れられる、 米国特許出願に記述されている。 本発明の速度制御システム300は図2に示されている。速度制御システム3 00は、情報がテープ11に書き込まれる時及び情報がデープ11から読みださ れる時の両方で作動するエンコーダサーボセクション10、及び情報がテープ1 1から読み出される時のみに作動するトラッキングサーボセクション20から成 る。本発明の好適な実施の形態において、速度制御システム300によって発生 されたプラント制御信号は、転流器ブロック150に通過される。転流器ブロッ ク150の出力は、デジタルアナログコンバータ(DAC)及びモータ駆動アン プ(MDA)50にライン12を介して通過され、ブラシレスDCモータ(即ち 、キャプスタンモータ210)を転流する。本発明のキャプスタンモータ210 の転流は、発明の名称「ブラシレスDCモータの最高スピードを最大にする方法 及び装置(Method and Apparatus To Maximize The Top Speed Of Brushless DC Motors)」、発明者Martyn A.Lewis、出願日1995年11月10日、出願番号 第08/336,981の、本出願人に譲渡され、参考文献として組み入れられ る、米国特許出願に詳細に記述されている。 プラント14内のキャプスタンモータ210は、テープキャプスタンに回転可 能に取り付けられた、θaの位置を有するシャフト、又は他の移動可能な部材を 有している。モータシャフト位置θaは、トラッキング信号をライン19に与え 、テープ駆動システム100のトランスジューサヘッド13の絶対位置を調節す るのに使用される。この目的にために、シャフト位置θaが、ASHAプリアン プ204を通過され、このASHAプリアンプ204の出力がライン35を介し てバースト復調器38に通過される。バースト復調器38の出力は、ライン37 を介してマイクロコントローラ200内のマルチプレクサ234に送信される。 シャフト位置θaは、テープ駆動システム100の読出しヘッド13を通過する テープ11の相対長手方向速度を制御するのにも使用される。シャフト位置θa は、またサイン/コサインエンコーダ212に与えられ、これによって、ライン 19に実際のシャフト位置θaのサイン/コサイン表現を発生する。(ライン1 9は、 図1に示されるライン213及び214と同じである。)ライン19上に現われ る信号は、マイクロコントローラ200のマルチプレクサー234に通過される 。マルチプレクサー234は、ライン19上のシャフト位置のサイン/コサイン 表現又はライン37上のバースト復調器38の出力の何れかを選択して、マイク ロコントローラ200のADC36に与える様に作動する。ライン19上の信号 はシャフトアドレスカウンタ56にも通過される。このカウンタ56の出力、θa のシャフトアドレスはライン57を介して転流器ブロック150及びフィルタ ブロック72の両方に送信される。 本発明の駆動システムは、絶対シャフト位置はエンコーダから得ることができ るが、エンコーダが増分装置であるので、電力投入時には、直ちに絶対位置は知 ることが出来ないということを仮定している。従って、所望のサイン位相とエン コーダとの間の関係を初期化する或る手段が与えられる必要がある。上述した様 に、モータシャフト転流度に決めることが出来る。3相、12極モータでは、機 械的度数毎に6電気的度数が存在する。0転流度コイルの電流印加がゼロで、1 20転流度コイルに正のフルスケール電流が印加され、且つ240転流度コイル に負のフルスケール電流が印加される際にピーク右周りトルクを与えるモータシ ャフト位置が、0転流度と定義される。+又は−90転流度で、同じコイル励振 がゼロトルクを発生する。180度転流度で、同じ励振がピーク右周りトルクを 発生する。図7は、3つの状態に対する転流度シャフト角度の関数としてのモー タトルクを示している。3つの状態の何れにおいても、コイル電流は、シャフト 角度と独立して維持される。即ち、(a)0転流度コイルで正のフルスケール電流 で、他のコイルではフルスケールの半分の電流である。(b)120転流度コイル で正のフルスケール電流で、他のコイルではフルスケールの半分の負の電流であ る。(c)240転流度コイルで正のフルスケール電流で、他のコイルではフルス ケールの半分の負の電流である。 図7を観察すると、任意のシャフト位置に対して、T0、T120又はT240のい ずれもが、最大トルクを発生する。更に、トルクが Tmin:=1.5・Kph・Ip (1) よりも小さいシャフト位置は存在しない。 また観察によっても3つの励起のそれぞれに関連付けられた二つのヌルが存在 する; しかしながら、ヌルの一つは、潜在的に不安定であり、他のものは、安 定である。例えば、T0励起で、摩擦なしで、理想的励起からの微小なずれが軸 をヌルから離れるように駆動するので、0コミュテーション度の軸位置は、不安 定である; 他方、軸が180コミュテーション度にあるならば、ヌルから離れ る障害が復元トルクによって取り消されるので、これは、T0励起を有する安定 ヌルである。明らかに、安定ヌルは、トルク特性の負の勾配に関連付けられる。 特定されたような最悪の場合のカートリッジ摩擦及び他の低速損で、T0励起に 対する実際の静止位置は、180コミュテーション度からのある角度の範囲内で あろう。この範囲は、0コミュテーション度コイルの定常状態電流により表され る。 θrコミュテーション度のポテンシャル・エラーに係わらず、静止位置が18 0コミュテーション角度ヌルであるということを想定してコミュテーションが始 まるならば、有効モータ・トルク定数が1−cos(θr)分の1まで低減され うる。 このエラーは、低速動作に対しては深刻ではないが、高速動作に対して低減さ れなければならない。アルゴリズムのパワーは: 1. 0コミュテーション度コイルに正のフル・スケール電流(電力増幅器 のGmが0.8アンペア/ボルトであれば2アンペア)及び他のコイルに負のハ ーフ・スケール電流を供給する。これは、安定ヌルが180コミュテーション度 の電気軸角度で存在することに対して、180コミュテーション度ヌルと呼ばれ る。 2. その初期位置により、モータは、いま静止したままであるかまたはモ ータ・トルクが摩擦トルクによって平衡される位置に向かって動くかのいずれか である。 3. モータが静止するまで約4秒待つ。静止したとき、モータは、(もし あれば)発生したモータ・トルクがモータ摩擦によって平衡されるような位置に あることがわかる。上記計算から、静止位置は、安定ヌル位置からθrコミュテ ーション度よりも小さい。エンコーダsine(正弦)、cosine(余弦) 、 及びインデックス・チャネルに対して3ゼロ設定DAC’sを調整するアルゴリ ズムは、この動きの期間中に用いられる。アルゴリズムは、少なくともあるモー タの動きに依存するので、何にも生じなければ、動きを確実にすべく異なるコイ ル・シーケンスが通電される。 4. エラーのポテンシャルθfコミュテーション度を受け容れている、コ ミュテーション・カウンタの値に対してゼロを割り当て、かつ実際の動きの方向 により、増分されたかまたは減少されたコミュテーション・カウンタを有する動 き指令をシステムに受け容れさせ、エンコーダ・サイクル毎に4カウント、4’ 1542カウント毎にカウンタをリセットする。モータに対する正弦波導出のフ ェージングは、カウント・ゼロが180コミュテーション度、または30機械軸 角度に対応している、ワンス・アラウンド基準(once around fiduciary)として ゼロ・カウントを用いる。 5. そして、コミュテーション・インデックスの推定(予測)を改良する ために、(IR降下と比較して)発生されるべき有意味なバックe.m.f.に 対して十分に高いスピードで、しかし誘導リアクタンスが小さいように十分に低 く、(現在所定に置かれているデータ・カートリッジを駆動すると同時に)モー タは、短時間回転される。このスピードで移動している間、モータの位相Aに供 給された電圧とモータの位相Aに供給された電流の間の位相関係が測定され、か つコミュテーションの位相は、モータ及び電流の位相関係がゼロであるまで進め られるかまたは遅らされる。このときに、遅いスピード動作に対する最適モータ ・コミュテーション角度は、学習された。この検査に対するオペレーティング・ スピードは、以下に導出される。 回線19のsin/cos信号がマルチプレクサ234を介してシステム10 0にマルチプレクスされるような情況をここで考える。回線19のsin/co s信号は、ADC36をまず通過する。ADC出力、回線23のディジタル位置 信号は、エンコーダ・カウント・インテグリティを確実にすべく回線23の信号 におけるdcレベル・ドリフトを打ち消すためにコース・バイアス・コンペンセ ータ(CBC)フィルタ84を通過する。CBCフィルタ84の出力は、DAC s50を通過しかつ加算器74でsin/cosエンコーダ212の出力 に加えられる。回線23のディジタル化位置信号は、次いで、高調波抑制/バイ アス学習アルゴリズム(HHS/BLA)ノッチ・フィルタ・ブロック86を通 して四相関器(quadricorrelator)24への第1の入力としてパスされる。四相関 器24への第2の入力は、“sin/cosモード”30とラベル付けられたル ックアップ・テーブルによって生成された基準信号である。テーブル30は、s in/cosエンコーダ30が実際のモータ・エンコーダ軸位置を表すのと実質 的に同じ方法で軸位置を表す理想的な一連の値のモデルを記憶する。 回線23の信号は、6168カウント・プリ・レボルーションを有している軸 アドレス増分(または減少)カウントを供給すべく正弦及び余弦信号の全てのバ イアス・レベル・クロッシングに対応しているディジタル信号として用いられる 。エンコーダ212は、磁化パターンの二つのトラックを有している磁化ドラム に隣接した配置された3チャネルMRセンサに基づく: 交互している北−北(N orth−North)または南−南(South−South)遷移の1542サイクルで構成されて いる位置トラック、及びN−N及びS−S遷移の単対(solitary pair)で構成さ れているインデックス・トラック。位置トラックは、二つのグループが公称で9 0度離れたアナログ正弦波信号を生成するように構成された一対のクワッド−セ ンサ・グループによって検知される。インデックス・チャネルは、回転毎に単一 正及び単一負電圧を生成する双方向センサ・グループによって読み取られる。信 号の振幅は、サーボ・アーキテクチャによって要求されたように、キャップスタ ン・モータのオペレーティング・スピード範囲にわたり実質的に周波数独立であ る。残念ながら、dcオフセットは、ゼロ・トゥ・ピーク出力信号とほとんど同 じ大きさでありうる。これは、軸位置を測定するカウンタによるパルスの信頼で きない検出、及び低スピードにおける実質的な四相関器24ひずみを導く。 (DACsボックス50の一部である)。3つのプリアンプの入力にdc電圧 を調整することができる(DACs50とラベル付けされたボックスの部分であ る)3つのDAC’sは、3つのMRセンサ信号に対して用いられる。起動時に 、キャップスタン・モータ210のコミュテーション・シーケンスを学習するア ルゴリズム(の間)は、一回転の少なくとも12分の1移動すべく誘導される。 この時間の間中に、3つのDAC’sは、CBCフィルタ84によって実行され る 以下の手順で調整される: 第1に、ADCを高速で、例えば、fscサンプル/秒でクロックすることによ り3つのチャンネルのサンプルを獲得する。 第2に、サイン及びコサインのチャンネルのピークツウピーク値及びインデッ クスチャンネルの平均値を決定する。インデックスチャンネルの平均値は、イン デックスパルスの一つ又は両方を網羅するシャフト運動を含んでもよいし含まな くてもよい。インデックスパルスのエネルギーは、およそ1/12の運動(12 8エンコーダサイクル)の間の総エネルギーに比べて小さいので、これは平均化 プロセスにとって非常に小さな悪影響に過ぎない。 第3に、回路構成要素の値から、DAC50ワードの関数として導入されたオ フセットは、既知となる。サイン及びコサインチャンネルは、それらのそれぞれ 正負のピーク値の間の中間点に対応するDAC50ワードでオフセットされるが 、インデックスチャンネルはその測定された平均値に対応するDACワードによ りオフセットされる。 第4に、そのオフセットは、上記第2のステップの間にサイン及びコサインチ ャンネルが飽和してもよいように充分大きいので、適当なモータ位相を付勢する ことによりさらに回転運動の1/12が誘導され、そして上記ステップ2が繰り 返され、その信号が飽和状態外になる。この後に、上記ステップ3が繰り返され る。 第5に、エンコーダからの3つの信号は、すべての可能な将来のキャプスタン 動作の間に、回転毎のインデックスリセットを含むエンコーダパルスカウンタの 完全性が保証されるように、充分に良好に中心合わせされている。 周波数がサーボバンド幅以内か又はちょうど超えたばかりのエンコーダ212 の特異点は、エンコーダサーボ部分10の不安定化を避けるために、非常に高い Q(すなわち、低いダンピング値)のノッチフィルタを使用して処理しなければ ならない。ノッチが臨界サーボループクロスオーバ周波数に近づけば近づく程、 クロスオーバ周波数に位相遅れが生じるのを避けるために、そのQ値は高くなけ ればならない。同様に、ノッチ周波数が臨界サーボループクロスオーバ周波数か ら遠ければ遠い程、クロスオーバ周波数の位相遅れを避けるために、そのQ値は 低くなければならない。キャプスタン速度は、読み出しモードにおいて±数パー セント変化し、それに伴ってエンコーダ特異点の周波数も変化するので、固定さ れた高いQ値のノッチフィルタは有効ではない。というのは、積極的外乱周波数 であれば、高く選択されたノッチフィルタの範囲外に出るからである。従って、 ノッチフィルタは適応性のあるものでなければならない。幾つかの異なるタイプ のノッチフィルタが用いられる。 エンコーダサーボループサンプリング周波数の1/4までの周波数(好ましい 実施例では、2083Hz又は520.833Hzの1/4)においては、最適 のタイプの適応性のある高いQのトラッキングノッチは、1985年に、Prenti ce-Hall により出版されたWidrow & Stearns,Adaptive Signal Processingに記 載されたLeast Mean Square(LMS)アルゴリズムに基づくものである。従って、 キャリヤ周波数の半分(189.665Hz)及びキャリヤ周波数(379.33 Hz)の歪みはLMSタイプのノッチを使用して処理される。 そのサンプリング周波数の1/2までの周波数においては、ノッチフィルタは 、エンコーダサンプリング速度でサンプルリングされ、標準のプリワーピングの バイリニア変換技術(1990年にAddison Wesleyにより出版されたFranklin, Powell及びWorkman の「Digital Control of Dynamic System」第2版、参照) により設計された、標準の2次ディジタルノッチフィルタであってもよい。 そのようなノッチのQは、LMSに基づくノッチと同様に高くすることはでき ないが、これは高周波数歪みにとってはそれ程必要ではない。というのは、高周 波数歪みはクロスオーバ周波数から充分に除去されるからである。第2次のノッ チは、単一のパラメータ制御により動作速度を追従するようにされる。 サンプリング速度の半分よりも高い周波数においてさえもエンコーダ歪みは存 在する。これらの特異点は、ライン23上のディジタル化サイン/コサイン信号 で動作する2重サンプリング(エンコーダサーボループサンプリング速度の2倍 でサンプリングされたことを意味する)フィルタを使用して処理される。これら のフィルタは前の段落の単一サンプリングフィルタと同じ方法で設計されている 。しかしながら、2重にサンプリングされることにより、エンコーダサーボサン プリング周波数までの周波数を処理できる。それらも適応性があるように作られ る。 高調波はLMSアルゴリズムの使用により処理することができない。というのは 、LMSは直角位相信号の発生を必要とし、サーボサンプリング速度は、エンコ ーダキャリヤ周波数よりも高い周波数についてこれらの直角位相信号を発生する 程充分に高くないからである。従って、それぞれ10のQを有する標準の2次ノ ッチは、高い周波数エンコーダの特異点に対して使用される。これは、サーボサ ンプリング速度で動作する制御信号についてHHS/BLSフィルタボックスで 見つけられた2次ノッチフィルタを用いることにより、又、高調波に対してはサ ーボサンプリング速度の2倍でエンコーダ信号をサンプリングし、サーボサンプ リング速度で動作するサーボ制御アルゴリズムに送る前に2重サンプリング信号 の各々に2つのノッチを加えることにより達成される。ノッチフィルタに対する 変換関数は、 ここで、βは次のように表される。 ここで、δは次のように表される。 ここで、φは次のように表される。 これらの係数は、復帰が行われるレイト、所望のノッチ周波数及び減衰ファク ターの関数である。高い方の周波数ノッチは、サーボサンプルレイトの2倍で実 行され、低い方の周波数ノッチは、サーボサンプルレイトで実行される。6つの 第2次ノッチが存在し、このノッチのうちの2つは、コントロール信号で動作し 他の2つのペアは、ライン23上のサイン及びコサイン信号で動作する。全ての ノッチは0.05の減衰ファクターに対応する10のQを有する。次の表は、こ の状況を示す。 δ及びφは両方共ノッチ周波数及びサンプリングレイトに対して比較的鈍感で あることを理解されたい。したがって、指令された速度の僅かな変化は線型でβ を変化させることによって補うことができる。 上記の方法は、エンコーダカウントの完全性を確実にする点については、適当 であるが、ライン25のカドリコレレータ出力qの外乱を避ける目的でサイン及 びコサインのチャンネルの十分に正確なセンタリングを行うことができない可能 性がある。この理由は、オフセットされたDACの50の中心値とゲインがAD C36の中心値とゲインに対応していない可能性があるからである。したがって 、サイン及びコサインチャンネルのバイアス値の決定をさらに精密に行うことが 望ましい。これは、バイアス学習アルゴリズム(BLA)86によって行われ、 1つのレボリューションに対して1ips で実行される。0.5734ipsの最低 システム速度でレボリューションを回転させるのに必要な4.5秒の代わりのこ のアルゴリズムに必要な時間を約2.5秒に減少するのでBLA86の速度が選 択される。一つのレボリューションのサイン及びコサインチャンネルの平均値は 、1つのレボリューションにわたるすべてのサンプル(480マイクロ秒/サン プル)の平均をとることによって確かめることができる。この2つの平均値はつ ぎにサイン及びコサインチャンネルのすべての将来のサンプルから減算され、そ の後、カドリコレレータに与えられる。 上記したパワー−オン調整ののちバイアスのさらに遅い変化が、カットオフ周 波数が速度に応じて変化するハイパスフィルタを介して信号を通過させることに よって考慮される。このハイパスフィルタは、デルタ変換が優れた以下の数値条 件を有しているのでZ変換の変わりにデルタ変換を用いて実行される。 ここで、U(k):ハイパスフィルタへの入力 Y(k):ハイパスフィルタへの出力 X(k):ハイパスフィルタにおける中間状態 fe :エンコーダ周波数 tse :エンコーダサーボサンプルインターバル この結果としてのハイパスフィルタはたエンコーダ周波数に関係するカットオフ 周波数を有する。 ハイパスフィルタ86の出力はカドリコレレータ24に与えられる。 カドリコレレータ24は、HHS/BLAフィルタ86から伝送された実際 のモータシャフト位置を表すフィルタデジタル信号とライン31を介してサイン /コサインモデル30から発生した理論上のすなわちモデルエンコーダシャフト 位置信号との角度の差を計算する。 ライン23上の実際のシャフト位置とライン31上のモデルシャフト位置との 相違に対応するライン25上のカドリコレレータqの出力はライン25を介して 合計ジャンクション28とスリーエレメント係数ベクトルLe26の両方に伝送 される。エンコーダサーボモデル32は、与えられた入力に基づいて、ライン9 0上のモデルシャフト位置信号θeを発生する速度制御システム300のモデル を形成する。ライン90上のモデルシャフト位置信号θeはライン91を介して ルックアップテーブルをアドレスする。ライン91上のモデルシャフト位置信号 θeも合算ジャンクション28に送られ、ライン25上のカドリコレレータ出力 25に加算され、キャプスタンモータ210の実際シャフト位置θaに比例する ライン33上ののこぎり歯信号θfを発生する。のこぎり歯波形θfはまた入力と してライン33を介してフィルタボックス72に送られる。 ライン91上のモデル位置信号θeの他に、エンコーダーサーボモデル32は 、ライン27を経由する係数ベクトル26に基づき3つの出力を発生する。第1 は、ゲインブロックKe(2)内のスカラー値で増幅され、ライン41を通ってジ ャンクション68に伝達される装置の速度推定信号(vel.est.)である。第2は、 ラインdist.est.で伝達される装置内の妨害の量を表す信号である。妨害信号は 、ジャンクション38でライン35と37上のゲインブロックKe(3)36とKe( 4)34の出力を加算することにより発生する。ゲインブロックKe(3)36とKe (4)34への入力は、エンコーダーモデル32から来て、使用される装置モデル による。妨害推定値は、ライン39を経由してジャンクション38へラインdist .est.上を伝達される。第3の出力は、ラインpos.est.上の位置誤差の推定値で あり、ライン91上のモデル位置信号θcと同じである。電気機械装置の設計と 、モデルから装置への位置(pos.est.)、速度(vel.est.)、妨害(dist.est.)を比 較する値の発生は、用途による。 エンコーダーモデル32で発生したライン90上の誤差推定信号pos.est.は、 減算器82で位置基準信号Erから減算され、それによりライン83上の波形間 の位相差を生じる。ライン83上の位置誤差信号εpを示すこの位相差に、位置 フィードバックゲインKe(1)74をかける。ゲインブロックKe(2)40のス カラー値をかけた速度推定信号vel.est.と、dist.est.の 装置の妨害推定値は 、ジャンクション68でライン75上の位置誤差信号εpから減算され、それに よりライン79上に速度誤差信号εvを生じる。ライン79上の速度誤差信号εv は、フィルターボックス72へ行き、その出力であるライン73上の制御信号Um が、速度補償アルゴリズム(VCA)78を駆動し、その出力が、キャプスタン モーター22を整流するのに使用されるライン12上のプラント制御信号Uであ る。ライン23上のモデル制御信号Umもまた、エンコーダーサーボモデル32 への第2の入力として伝達される。 エンコーダーサーボ部分10は、コマンド入力として周波数20.2248 Hzの鋸 波ランプ信号θrampを減算器64に伝達することにより発生するライン65上の 位置基準信号Erを受信し、該減算器の出力はライン67を通って加算器62へ 伝達される。加算器62への他の入力は、ライン61を通って加算器62へ結合 する一定値信号源60と、トラッキングサーボ部分からでるライン71上の速度 調節信号である。 ランプ信号θrampは、ジャンクション66でライン33上の鋸波波形信号θr から減算され、それにより誤差信号θrcを発生し、該誤差信号はキャプスタンモ ーターが一定速度で作動しているとき、モーター軸位置θ0の動力を含む。誤差 信号θrcはまた、設備14移送機能の尺度としても使用できる。 トラッキングサーボ部分20は、ヘッド位置をテープ11の追跡中心線に保持 するように作動する。トラッキングサーボ部分20は、ファームウェアスイッチ Sを閉じることにより読み取り動作中作動可能にされる。ライン37上のバース トデモジュレーター38の出力は、ヘッド13のテープ11の追跡中心線に対す るずれを表すが、ADC30経由でライン23を通ってトラッキングサーボ部分 20へ伝達される。ライン23上の信号は、ライン49上のトラッキングサーボ モデル48の出力と一緒にサブトラクター44に接続される。サーボモデル48 は、上述のエンコーダー部分により生じる閉ループ装置のモデルを含み、エンコ ーダー位置フィードバックが作動不能になる。サブトラクター44の出力は、ず れの程度とモデル装置の値との差を表し、ライン45を通ってトラッキング係数 ベクトルLt46へ伝達され、該ベクトルの出力はライン47を通ってトラッキ ングモデル48の2つの入力のうち1つへ行く。トラッキングモデル48への第 2の入力は、後述する修正トラッキング誤差信号Utである。トラッキングモデ ル48の出力は、ヘッド13の中心線に対する位置誤差の推定値であり、ライン 51上のPES推定値と呼ばれる。テープの追跡中心線に対するヘッドの位置合 わせの例は、本発明の譲受人の所有する発明者マーチンAルイスとポール・スタ ビッシの1994年11月10日に出願された出願番号08/337,093号「正確な弓形走査ヘ ッド位置合わせ」という題の共に係属する出願に記述されている。 PES推定値は、ライン51を通って欠陥ハンドラー50へ伝達される。ライ ン53上の欠陥ハンドラー50の出力は、装置のトラッキング誤差を表し、ライ ン54上のεtで表されるゲインファクターKt52をかけられる。欠陥ハンドラ ーの機能は、当業者の公知でありここではこれ以上詳述しない。トラッキングモ デル48の入力である修正トラッキング誤差信号Utは、加算器54でライン5 5上の位置誤差信号εtをグラウンドに加算することにより発生する。キャプス タンモーター210の速度は、ヘッド13を追跡中心線に合わせて保持するため 加速又は減速される。読み取りモードのときの公称速度からの速度の調節は、速 度コマンドを修正トラッキング誤差信号Utを使用してエンコーダー部分10へ 伝達することにより行われる。 搬送周波数は、エンコーダー212によりライン19上に発生し、ライン79 上の速度誤差信号εvに存在するsin/cos信号の基本的周波数成分である 。モーター軸が一定速度で移動するとき、搬送周波数は一定である。好適な実施 例では、読み取りと書き込みの作動中にテープ11を送る所望のテープ速度は、 0.5734ipsであり、対応するモーター軸/エンコーダー212速度は、約0.24 6 回転/秒である。本発明のエンコーダーは、1回転当たり1542のエンコーダー のサイクルを有し、約379.33Hzの搬送波周波数に対応する。 エンコーダー212により生じ、ライン79上の速度誤差信号εvに存在する DCレベルのドリフトは、図3に示すフィルターボックス72内の搬送抑制アル ゴリズム(CSA)72aにより打ち消される。ライン79上の速度誤差信号εv は、コンパレーター110を通ってCSA72aへ行く。コンパレーター110 の出力は、ライン118を通って小型中間スクエア(LMS)ブロック104へ 伝達する前にライン79上の速度誤差信号εvからDCのずれを除去するハイパ スフィルター102へ行く。LMSアルゴリズムを展開する一般的な規則は、19 90年アディソン・ウェスレイが出版したフランクリン、ポーウェル、ウォークマ ンの「ダイナミック装置のデジタル制御第2版」及び1985年プレンティス・ホー ルが出版したウィドローとスターンの「信号処理の適用」に記載されている。L MSブロック104で使用される式は、復元したランプ信号Urec120から入 力サインとコサイン信号を追跡するノッチフィルターを生じる標準LMS反復で ある。 LSMブロック104によっって実行される式は、 Ws(k+1)=Ws(k)-μc・(Umf(k)・sin(θr(k))) (8) Wc(k+1)=Wc(k)-μc・(Umf(k)・cos(θr(k))) (9) である。 ここで、kは、サンプル数のインデックス;sin(θr(k))は、ライン95s上 の再構成された基準ランプからのインデックスkでのサイン信号;cos(θr(k)) は、ライン95c上の再構成された基準ランプからのインデックスkにおけるコ サイン信号;Ws(k+1)は、サイン信号に対するインスタントkにおける重量値 ;Wc(k+1)は、コサイン信号に対するインスタントkにおける重量値;Umf(k )は:ライン118上のインスタントkにおける制御信号のハイパスフィルター されたバージョン;そしてμcは、LMPループのゲインである。ライン95s とライン95c上のθrのサインおよびコサイン成分がLMSブロック104へ もそれぞれ送信される。 ライン114上のLMSブロックWsとライン116上のWcの出力は、マルチ プレックサ106と108で、LMSブロック104へも入力されるライン95 s上のsin(θr)信号とライン95s上のcos(θr)信号に、それぞれマルチプレッ クスされる。マルチプレックスされた出力は、加算器112で加算され、 その出力は、比較器110でライン79上の速度誤り信号Evから減算される。 この減算の結果、ライン120上の再構成制御信号Urecは、ハーモニック抑制 アルゴリズム(HSA)50bへ送信される。 サイン/コサイン・エンコーダ212によって生じた歪みはシャフトの位置6 0、温度或いは時間と共に一定ではない。理想的なアルゴリズムはエンコーダの 歪みの全ての3つの特徴をキャンセルする。CSA72aは、非常に高いQファ クターのトラッキングノッチフィルターを用いる。高いQファクターは、エンコ ーダ周波数(クロスオーバー周波数より約23%大きい)でのノッチは、クロス オーバー周波数で不安定にする遅れを生じない。フィルターは、トラッキングフ ィルターでなければならない、何故なら読み取りモードのキャップスタン速度と 関連するエンコーダーの周波数は、カートリッジの駆動速度上の許容によって、 書き込みモードのキャップスタン速度と関連するエンコーダーの周波数とは8% まで相違しても良いからである。 ハーモニック歪み効果は、図4に示されたフィルターボックス72内でハーモ ニック抑制アルゴリズム(HSA)72bによって、ライン120上の再構成制 御信号Urecから除かれる。ライン120上の再構成制御信号Urecは、比較器2 10を介してHSA72bへ送られる。比較器210の出力は、ライン218を 介してLMSブロック204へそれを通過する前に、ライン120上の再構成制 御信号Urecからハモニック歪みを除くハイパスフィルター202へ送られる。 LMSブロック204において用いられる式は、ライン210上の再構成制御信 号Urecから入力サイン及びコサイン信号を追尾するノッチフィルターを生成す る標準LMSの反復である。 一つの更なる複雑さがある。ライン222sと222c上の基準サインとコサ イン波形は適切なハーモニック、即ち分数のハーモニックになければならない。 これは、比例的に高いスロープのあるランプ信号はライン120上の再構成制御 信号Urecから駆動されなければならないことを意味している。このランプ信号 を発生するために、アルゴリズムは; 再構成エンコーダのランプ信号は、範囲[0,655355]を有する信号である;ハ ーモニック比は、範囲[1.5,2,2.5,3,4]である;そして所望のハーモニック ランプは、θhである。ここで、 θh=mod(θrr/8・a)・a/4範囲:[0,2047] (10) である。 LMSブロック204によって実行される式は、 Ws(k+1)=Ws(k)-μc・(Umf(k)・sin(θh(k))) (11) Wc(k+1)=Wc(k)-μc・(Umf(k)・cos(θh(k))) (12) である。 ここで、kは、サンプル数のインデックス;sin(θh(k))は、ライン222s 上の再構成された基準ランプからのインデックスkでのサイン信号;cos(θh(k) )は、ライン222c上の再構成された基準ランプからのインデックスkでのコ サイン信号;Ws(k+1)は、サイン信号に対するインスタントkにおける重量値 ;Wc(k+1)は、コサイン信号に対するインスタントkにおける重量値;Umf(k )は:ライン118上のインスタントkにおける制御信号のハイパスフィルター されたバージョン;そしてμcは、LMPループの利得ある。ライン222sと ライン222c上のθhのサインおよびコサイン成分がLMSブロック104へ もそれぞれ送信される。 ライン214上のLMSブロックWshの出力とライン216上のLMSブロッ クWchの出力は、ライン222s上のsin(θh)信号とライン222c上の cos(θh)信号に、それぞれ掛け算され、また、sin(θh)信号とcos( θh)信号は、LMSブロック204にも入力される。ライン215上の掛け算 信号とライン216上の掛け算信号は、加算器212で足し合わされ、この出力 は、比較器210で、ライン120上の再構築制御信号(reconstructed contro l signal)Urecから引き算される。この引き算の結果は、ライン73を通じて 、ビスカシティ補償アルゴリズム(VCA)へ送られる。 キャリア周波数エラーに加え、エラーは、分数調波を含んだキャリア周波数の 調波においても発生する。これらは、非常に高いQファクタを有するノッチフィ ルタを使用することによってキャリア周波数ひずみがちょうど処理されるときに 処理される。HSA72bは、非常に高いQファクタのトラッキングノッチフィ ルタをサーボループで使用する。フィルタはトラッキングフィルタでなければな らない。なぜなら、カートリッジ駆動速度における許容差に起因して、読出しモ ードの速度と、関連エンコーダ周波数は、書込みモードキャプスタン速度と、関 連エンコーダ周波数から8%まで異なることがあるためである。 テープカートリッジ(即ち、負荷)によって生じたビスカシティひずみは、図 5に示されたビスカシティ補償アルゴリズム(VCA)70によって取り除かれ る。VCA70は、約125Hzのループゲインクロスオーバ周波数と約30度 の位相余裕を確実なものにする。このアルゴリズムは、また、モデル基準適合構 造(MRAS)との関連で標準LMS再帰を使用して、ゲインと基準位相遅れの まとまりである所望の属性を有する基準モデルを(上の見積りモデルの混乱を防 止するために)生成し、この基準モデルを実際のシステム位相遅れ及びゲインと 比較する。(システムサーボモデル32で具体化された)目標位相及びゲインと 、実際のループ位相及びゲインとの差が、これらの差が0となるまで、つまり、 システム位相とゲインがそれらの目標値となるまで、システムループ位相とゲイ ンを調整するために使用される。 図5の大きな点線の箱は、VCA70の動作の間にファームウェアによって一 時的に負荷された全ての機能を含んでいる。図示されているように、点線の箱は 、2つの半部分、即ち、位相余裕半部分と、ゲインクロスオーバ半部分、を含む 。ライン173上のHSAの出力は、転送ブロック402を介してVCA70へ 送られる。補償器の位相余裕目標は35度である。このことは、ライン416上 のリターン信号の位相がライン418上のエラー信号の位相より145度だけ遅 れなければならないことを意味する。位相を測定するために使用される位相検出 器はマルチプライヤ422である。信号はマルチプライヤ422を通じて送られ るのであるが、この信号は、直流信号がマルチプライヤ422の入力へ送られな いよう、AC結合されなければならない。2個の帯域フィルタ404、406が 、それぞれ、前述のAC結合を実行する。帯域フィルタ404、406は、ライ ン414上に存在するほぼ122.07Hzの刺激周波数における1つのピーク と、10というQファクタとを有する別々の時間フィルタである。転送ブロック 402の出力、即ち、ライン416上のリターン信号は、帯域フィルタ404と 加算器412の両方に送られる。帯域フィルタ404の出力は、マルチプライア 422とLMS位相余裕アルゴリズムの両方を通じて送られる。マルチプライア 422の平均出力は、ある量、即ち、その量によってそれら2つの入力の位相が 90度だけ異なるような量に比例する。それ故、ライン416上のリターン信号 とライン418上のエラー信号が145度の位相差を有するときはマルチプライ ヤ422に0の平均出力信号を送らせるために、遅延ブロック410において、 55度の遅れが、ライン407上のフィルタエラー信号中へ、該フィルタエラー 信号がマルチプライヤ422へ送る前に導入される。この位相遅れは、ライン4 08上のリターン信号がライン407上の遅延エラー信号よりも90度だけ遅れ ることを意味する。 位相余裕アルゴリズムのための基準モデルは、それ故、ライン411上の55 度の位相遅延と、マルチプライヤ422の固有の90度オペレーションから構成 され、総計145度の位相遅れを基準モデルに生じさせる。マルチプライヤ42 2は、35度の所望の位相余裕が達成されたときに0平均出力を有する。この特 性によって積分器426をマルチプライヤ出力として使用することが可能とされ 、この積分器の出力は、所望の位相余裕を達成するために補償器の分子係数(num erator coefficient)の値を正しい方向で駆動するために使用される。ライン4 11上の遅延エラー信号とライン416上のフィルタリターン信号を掛け算する ことによって生じた信号に、その後、LMSエクスカーションゲイン424か掛 け算される。この値は積分器426へ加算される。積分器426の出力、即ち、 リターン416上のリターン信号は、加算器412における122.07Hzの 刺激に加算され、この出力、即ち、ライン418上のエラー信号は、その後、V CA70によって処理される前にバンドパスフィルタ406へ送られるとともに 、ゲインブロック420にも送られ、このゲインブロック420の出力は、ライ ン12を介して整流子420へ送られる。キャプスタンモータ210を駆動する ために信号を発生する整流子150の一例が、本発明の譲受人に譲渡された、1 994年11月10日出願の発明者 Martyn A.Lewisによる同時継続出願第08 /336,981号、“METHOD AND APPARATUS TO MAXIMIZE THE TOP SPEED OF BRUSHLESS DC MOTORS”にある。VCA70は、エラー信号の位相より135度 だけ遅れた位相をリターン信号に生じさせる。 上述され、図5に示されるようにファームウェアにより実行される位相余裕に 関する帰納的方程式は、 Kze(k+1)=Kze(k)−μp・R(k)・Ed(k) (13) となる。ここで、帰納に関する指数はkであり、係数の次の値はKze(k+1)であ り、係数の現在の値はKze(k)であり、リターン信号の現在のサンプルはR(k)で あり、遅延エラー信号の現在のサンプルはEd(k)であり、LMS帰納のゲイン はμPである。 ゲインクロスオーバ調整アルゴリズムは、ライン416のリターン信号とライ ン418のエラー信号が同位相の又は位相を異にしたバージョンを用いなければ ならない。上述した位相余裕調整アルゴリズムが、ライン416のリターン信号 とライン418のエラー信号の間で 145°の位相を確実にするために、位相を異 にした状態が、ライン416のリターン信号を35°だけ遅延することによって実 現され、正味180°位相をずらす。この遅延は、ブロック408で行われる。ラ イン407のフィルタ処理されたエラー信号は、加算器430で、ライン409 の違相状態の遅延リターン信号に加算され、その結果が、乗算器432で遅延リ ターンエラー信号を掛けられる。乗算器432は、ライン407のフィルタ処理 されたエラー信号とライン409の遅延リターン信号の振幅が等しいときに、平 均出力がゼロ(0)である位相感応同期整流器として作用する。上述した位相余 裕調整において、積分器の出力436が、ループのゲイン定数を変更するために 用いられる。積分器436の存在によるVCA70が、およそ122.07Hzの刺激 周波数でループのゲインを単位ゲインにする。 上述され、図5に示されたファームウェアにより実行されるゲインクロスオー バに関する帰納的方程式は、 Kg(k+1)=Kg(k)−μG・Rd(K)・(Rd(k)−E(k)) (14) となる。ここで、帰納に関する指数はkであり、係数の次の値はKg(k+1)であ り、係数の現在の値はKg(k)であり、遅延リターン信号の現在のサンプルはRd (k)であり、エラー信号の現在のサンプルはE(k)であり、LMS帰納のゲインは μGである。 このプラントのゲインは、トルクリップルによりシャフト位置θsの関数とし ておよそ 1.5dBだけ変化する。この変化は、モータ間で完全に一致し、上記アル ゴリズムで得た値に加えて、シャフト位置の関数としてループゲイン調整ファク タを変更することによって補償されることができる。このプロセスは、位相余裕 調整に同期して実行され、両方が、およそ 500ミリ秒以内に収束する。 本発明の別の具体例が、基準モデルとしてエンコーダモデル32を使用し、65 .1Hzの刺激が与えられる間、ゼロの位置とループゲインを設定するための規準 として2次相関計出力q振幅を用いる。この場合、2次相関計出力qは、それに 65.1Hzの刺激を乗じ、2つの連立LMSアルゴリズムを用いて、ゼロ位置係数 とループゲイン係数を、同期整流器の平均出力をゼロにする値にし、その点でル ープゲインが単位ゲインになることによって同期的に整流され、位相余裕が、お よそ45°に統合される。 本発明の別の具体例が、フィルタボックス72内のHSA72bと、キャプス タンモータ210により生じるHSA72bの出力のトルクリップルひずみを取 り除くVCA70との間に、図6に示されるリップル抑制アルゴリズムを結合す ることを除けば、図2に示された同一の機構を用いる。 リップル抑制アルゴリズム(RSA)72cが、図6を参照して説明される。 CSA72a及びHSA72bと比較すると、これらはトラッキングノッチフィ ルタを用いることによってエンコーダ異常(anomaly)を除去するが、RSA72 cの機能は、トラッキングバンドパスフィルタを用いることによってモータトル クリップルを補償するものである。 HSAの出力が、ハイパスフィルタ302を介してRSA72cに送られる。 このフィルタ処理された信号318は、LMSブロック304に送られる。LM Sブロック304によって実行される方程式は、 Wsr(k+1)=Wsr(k)−μR・(Uhf(k)・sin(θπ(k))) (15) Wer(k+1)=Wer(k)−μR・(Uhf(k)・cos(θπ(k))) (15) となる。ここで、サンプルナンバー指数はkであり、指数kで1回転あたり36回 の割合の正弦波発生器による正弦信号はライン322sのsin(θπ(k))であり、 指数kで1回転あたり36回の割合の余弦波発生器による余弦信号がライン322 cのcos(θπ(k))であり、瞬間kの正弦信号に対する重みづけ値が Wsr(k+1)であり、瞬間kの余弦信号に対する重みづけ値がWer(k+1)であり、瞬 間kのHSA出力のハイパスフィルタバージョンがライン318のUhf(k)であ り、LMSループのゲインがμRである。 CSA72a及びHSA72bに関して、ハイパスフィルタ302が、LMS ブロック304にライン73上のHSA出力を送る前に、その出力からDCオフ セットを取り除くために用いられる。LMSブロック304により実行される方 程式は、復元した信号からライン322sの入力正弦信号及びライン322cの 余弦信号を追跡するバンドパスフィルタを作る標準LMS帰納であり、このよう にして、中心周波数が、現実の瞬間エンコーダ周波数を追跡する。 LMSブロックのライン314の出力Wsrとライン316の出力Werが、ライ ン318sと318cのそれぞれの復元された信号の正弦成分と余弦成分ととも に、マルチプレクサ306及び308で多重送信される。この多重送信の結果が 、加算器312で組み合わされる。この加算の結果が、比較器310でライン7 3のHSA出力から引かれる。それから比較器310の出力は、VCA70及び システムサーボモデル32に送られる。 RSA72cは、リップル周波数制御の正確な量をキャプスタンモータ210 に与えることによって、ライン73のエンコーダ信号からリップル周波数成分を 取り除くノッチフィルタとして示される。これは、エンコーダ出力からエンコー ダ異常信号のちょうど正確な量を引くことによって、制御信号からエンコーダ異 常を取り除くCSA72a及びHSA72bと比較される。説明したように、こ のアルゴリズムが、(一回転の周波数で36回の割合で)1つのリップル周波数成 分のみを除去するが、さらなるリップル周波数成分が、抑制されなければならな いリップル周波数成分に同調するリップル抑制アルゴリズムをカスケードするこ とによって除去されてもよい。 本発明の好適な具体例が例示され、説明されてきたが、これ以外の様々な具体 例が当業者にとって明白であることを理解されたい。発明の詳細な説明は単なる 例示であり、いかなる意味においても本発明の範囲を制限するものではない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.変調周波数信号を発生するための信号源と、 速度制御すべき装置に作動的に接続された可動部材を有するエンコーダであ って、前記変調周波数信号を、前記可動部材の位置の関数として変化される位相 を有する位相可変信号へと変換する変換手段を含むエンコーダと、 前記変調周波数信号を前記エンコーダに供給する供給手段と、 前記変調周波数信号源に結合され可変基準周波数信号を発生する基準周波数 信号発生手段と、 前記変調周波数信号と前記基準周波数信号とを比較してエラー信号を発生す る比較手段と、 前記エラー信号に存在する歪みを除去するための複数のニューラルネットワ ークをを含むフィルタ手段と、 を備えることを特徴とする速度制御システム。 2.前記フィルタ手段は、前記エラー信号から粘性歪みを除去するためのニュー ラルネットワークをさらに含む請求項1記載の速度制御システム。 3.前記フィルタ手段は、高域フィルタまたは帯域フィルタをさらに含む請求項 1記載の速度制御システム。 4.前記変調周波数信号と前記可変基準周波数信号とは異なる請求項1記載の速 度制御システム。 5.変調周波数信号を発生するための信号源と、 速度制御すべき装置に作動的に接続された可動部材を有するエンコーダであ って、前記変調周波数信号を、前記可動部材の位置の関数として変化される位相 を有する位相可変信号へと変換する変換手段を含むエンコーダと、 前記変調周波数信号を前記エンコーダに供給する供給手段と、 前記変調周波数信号源に結合され、前記変調周波数信号とは周波数または位 相において異なりうる可変基準周波数信号を発生する基準周波数信号発生手段と 、 前記変調周波数信号と前記基準周波数信号とを比較して、前記変調周波数信 号と前記基準周波数信号との間の位相差の関数としてエラー信号を発生する比較 手段と、 前記エラー信号の搬送周波数での歪みを除去するように作動する第1のフィ ルタと、 前記エラー信号の第三調波およびそれより高い調波での歪みを除去するよう に作動する第2のフィルタと、 前記エンコーダによって生じた歪みを除去するように作動する第3のフィル タと、 前記エラー信号の粘性歪みを除去するように作動する第4のフィルタと、 を備えることを特徴とする速度制御システム。 6.前記第1のフィルタは、高域フィルタおよびニューラルネットワークをさら に含む請求項5記載の速度制御システム。 7.前記第2のフィルタは、高域フィルタおよびニューラルネットワークをさら に含む請求項5記載の速度制御システム。 8.前記第3のフィルタは、帯域フィルタおよびニューラルネットワークをさら に含む請求項5記載の速度制御システム。 9.前記第4のフィルタは、少なくとも1つの高域フィルタおよび少なくとも1 つのニューラルネットワークをさらに含む請求項5記載の速度制御システム。 10.前記第3のフィルタは、縦続接続されうる請求項8記載の速度制御システム 。 11.変調周波数信号を発生するための変調信号源と、 シャフトを有し前記変調信号源に結合されるモータと、 該モータに結合され、前記モータのシャフトの位置の関数として変化される 位相を有する位相可変信号を発生するエンコーダと、 前記変調信号源に結合され、前記変調周波数信号とは周波数または位相にお いて異なりうる可変基準周波数信号を発生するように作動する基準信号発生器と 、 前記変調信号源および前記基準信号発生器に結合され、前記変調信号と前記 基準信号との差に基づくエラー信号を発生する比較器と、 該比較器に結合され、前記エラー信号に存在する歪みを除去するための複数 のニューラルネットワークを含むフィルタと、 を備えることを特徴とする速度制御システム。 12.前記フィルタは、少なくとも1つの高域フィルタおよび少なくとも1つの帯 域フィルタを含む請求項11記載の速度制御システム。 13.変調周波数信号を発生する変調信号源と、 シャフトを有し前記変調信号源に結合されるブラシレスモータと、 該モータに結合され、前記モータのシャフトの位置の関数として変化される 位相を有する位相可変信号を発生する磁気抵抗エンコーダと、 前記変調信号源に結合され、前記変調周波数信号とは周波数または位相にお いて異なりうる可変基準周波数信号を発生するように作動する基準信号発生器と 、 前記変調信号源および前記基準信号発生器に結合され、前記変調信号と前記 基準信号との間の差に基づくエラー信号を発生する比較器と、 前記エラー信号の搬送周波数での歪みを除去するように作動する第1のフィ ルタと、 前記エラー信号周波数の調波での歪みを除去するように作動する第2のフィ ルタと、 前記エンコーダによって生じた歪みを除去するように作動する第3のフィル タと、 前記エラー信号から粘性歪みを除去するように作動する第4のフィルタと、 を備えることを特徴とする速度制御システム。
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