JPH0479240B2 - - Google Patents

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JPH0479240B2
JPH0479240B2 JP58146856A JP14685683A JPH0479240B2 JP H0479240 B2 JPH0479240 B2 JP H0479240B2 JP 58146856 A JP58146856 A JP 58146856A JP 14685683 A JP14685683 A JP 14685683A JP H0479240 B2 JPH0479240 B2 JP H0479240B2
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Osamu Maehara
Yoshitaka Nakajima
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Ono Sokki Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P23/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by a control method other than vector control
    • H02P23/18Controlling the angular speed together with angular position or phase
    • H02P23/186Controlling the angular speed together with angular position or phase of one shaft by controlling the prime mover
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P25/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details
    • H02P25/02Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the kind of motor
    • H02P25/022Synchronous motors
    • H02P25/024Synchronous motors controlled by supply frequency
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P25/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details
    • H02P25/02Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the kind of motor
    • H02P25/022Synchronous motors
    • H02P25/03Synchronous motors with brushless excitation

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、移相形回転検出器を用いた永久磁石
形同時モータの制御システムに関する。
工作機械のテーブルや主軸あるいはロボツト等
の位置制御用サーボモータには、一般に直流モー
タが用いられている。その主たる理由は、制御が
極めて容易なことにあるが、半面、ブラシとコミ
ユテータを内蔵しているために、その摩耗や火花
の発生等があり、保守管理が煩わしいのが欠点で
ある。特に、産業用ロボツトのようにモータを他
の要素部品と一体化してアーム内部に組み込むよ
うな場合は、でき得れば分解しての補修は避けた
いわけである。さらに、ブラシ、コミユテータが
あるために回転速度の制約もある。
そこで、最近では制御は直流モータに比べてや
や複雑ではあるが、ロータを永久磁石とし、問題
の発生源であるブラシを省いた構造の永久磁石形
同期モータを採用することが多くなつてきた。
以下、その制御系について簡単に説明する。
第1図において、30は被制御モータである永
久磁石系同期モータであり、その回転軸31は例
えば、レゾルバよりなる増分形と移相形の両機能
をもつ回転検出器40の検出軸41とカツプリン
グ50を介して結合されている。
先ず、制御系の説明に先立ち、そのレゾルバ4
0について簡単に説明する。
その原理を示す第2図において、レゾルバはス
テータ1に直交状態に巻装された二つのコイル
2,3、そのステータ1の内側にて回動自在のロ
ータ4に巻装されたコイル5とからなる。なお、
ロータ4のコイル5に対する信号の授受はロータ
リトランスを介して非接触で行われる。このレゾ
ルバの使用法には、ロータ4のコイル5を励磁
し、ステータ1のコイル2,3に発生する電圧を
利用する方法と、その逆に、コイル2,3を励磁
し、コイル5に発生する電圧を利用する方法の二
つがある。
すなわち、前者はレゾルバ40の駆動回路42
(第1図)から第3図に示すような電圧Vc、 Vc=V1sinωt ここにV1:振幅 ω:励磁角速度 を発生させ、それをコイル5に印加しておくと、
ロータ4の回動角度θに対応してコイル2,3と
鎖交する磁束が変化し、それによりコイル2,3
に発生する電圧Va,Vbの振幅が回動角度θに対
応して正弦波状に変わる現象を利用したものであ
り、結局回動角度θを次式のように振幅信号に変
換しているものである。
Va=K1V1sinθsinωt Vb=K1V1cosθsinωt ここに、K1:比例係数(一定) これに対し、後者は、第4図に示すようにコイ
ル2,3に90度位相差の電圧Va,Vb Va=V2sinωt Vb=V2cosωt を印加しておくと、その各々の磁束のうちコイル
5と鎖交する磁束はロータ4の回動角度θに対応
して変わり、その結果、次のようにコイル5の発
生電圧Vcの位相が回動角度θに対応して変わる
現象を利用したものであり、結局、回動角度θを
次式のように位相信号に変換するものである。
Vc=K2V2cosωtsinθ+K2V2 sinωtcosθ=K3V2sin(ωt+θ) 以上がレゾルバであり、これによりロータ4の
回動角度θは、振幅または位相が回動角度θに対
応した角度信号に変換されて外部に取出される。
次に、これらまたは式の角度信号は、信号
変換器43(第1図)に送られ、そこで信号処理
されて角度θのデータ信号、角速度信号および角
度θに対応するパルス列信号の三種の信号に変換
されて出力される。
以下、前記式の振幅信号を入力して処理する
信号変換器43につき、簡単に説明する。
第5図において、6,7はそれぞれ前記レゾル
バのコイル2,3の出力電圧Va,Vbの出力端で
あり、その出力端6,7は各対応したコサイン乗
算器11、サイン乗算器12の一方の入力端とそ
れぞれ結線され、コサイン乗算器11、サイン乗
算器12の角度データ用の他方の入力端は後記の
可逆カウンタ13の計数値出力端と結線され、コ
サイン乗算器11、サイン乗算器12の出力端は
偏差増幅器14の正、負入力端とそれぞれ結線さ
れ、偏差増幅器14の出力端は位相検波回路15
の入力端と結線され、その検波指令入力端は、前
記レゾルバの励磁信号の矩形波整形回路(図示さ
れていない)の出力端8と結線され、位相検波回
路15の検波信号出力端は加減パルス発生器20
のローパスフイルタ21の入力端と結線され、そ
のローパスフイルタ21の出力端は絶対値回路2
2の入力端と結線され、絶対値回路22の出力端
は電圧制御発振器23の入力端と結線され、電圧
制御発振器23の出力端は第1、第2のゲート回
路24,25の一方の入力端と結線され、第1の
ゲート回路24の他方の入力端は、位相検波回路
15の極性信号出力端とインバータ26を介して
結線され、第2のゲート回路25の他方の入力端
は直接前記極性信号出力端と結線され、その第
1、第2のゲート回路24,25の出力端は外部
端子27,28とそれぞれ結線されると共に、前
記可逆カウンタ13の加、減入力端とそれぞれ結
線されている。
第6図は前記第4図の信号線路上に丸印で囲ん
だ数字で表示した番号に対応する信号の波形図で
あり、以下、第5,6図を参照し、レゾルバの回
動角度θが30度から45度に変化させられた場合を
例にとり、上記変換器43の動作を説明する。
いま、回動角度が30度一定とすると、コイル
2,3の出力端6,7から取出される電圧Va,
Vbはそれぞれ式より Va=(K1V1/2)sinωt Vb=(√3K1V1/2)sinωt である。また、角度一定状態においては、可逆カ
ウンタ13への入力パルスがない(すなわち、イ
ンクリメンタル信号の発生がない)わけであり、
可逆カウンタ13の計数値は30度に対応したもの
となる。すなわち、コサイン乗算器11、サイン
乗算器12においては、それぞれ、Va・cos30、
Vb・sin30の乗算が行われ、結局、両乗算結果は
同一の(√3K1V1/4)sinωtとなり、その結
果、偏差増幅器14の出力が0となり、位相検波
回路15、加減パルス発生器20の入出力はいず
れも0である。次に、レゾルバのロータ4が30度
から回動し始めると、コイル2の出力電圧Vaは
増加し、コイル3の出力電圧Vbは減少する。そ
れによりコサイン乗算器11の出力が増加し、サ
イン乗算器12の出力が減少する。その結果、偏
差増幅器14からは、その両出力の差に対応した
振幅を有する角速度ωのサイン波が出力され、位
相検波回路15において、そのサイン波の0〜
180度の位相範囲の出力が検波され、それがロー
パスフイルタ21を介して平滑化され、次いで絶
対値回路22を介して(この場合には検波出力が
正であり、ローパスフイルタ21の出力は単に絶
対値回路22を通過するだけ)電圧制御発振器2
3に送られ、そこでその入力に比例した周波数の
パルスを発生する。このとき、前記位相検波回路
15の検波信号は正であり、この結果、極性信号
は送出されないので第1のゲート回路24のみが
導通し、前記電圧制御発振器23の出力パルスは
外部端子27に出力されると共に、可逆カウンタ
13の加算入力端に導入される。これにより可逆
カウンタ13の計数値は増加し、その計数値がコ
サイン乗算器11、サイン乗算器12に加えられ
る。ここで、レゾルバのロータ4の回動が停止
し、Va,Vbが前記の値のままのときは、乗算に
よりコサイン乗算器11の出力は前記より減少
し、サイン乗算器12の出力は前記より増加し、
その結果、偏差増幅器14の出力は小にされ、そ
れに応じて前記と同様に電圧制御発振器23から
パルスが送出され、可逆カウンタ13の計数値が
増加し、それがコサイン乗算器11、サイン乗算
器12に加えられる結果、さらに両出力の偏差は
小にされ、上記の繰返しにより偏差0に収斂され
る。また、レゾルバのロータ4がさらに回動する
場合には、可逆カウンタ13の計数値の増加と同
時にロータ4の回動に伴なうコイル2,3の出力
電圧Va,Vbの増加、減少があるが、その瞬
時々々の挙動は、前記のロータ4が微小角度回動
する際の動作を連続的に行つているわけであり、
結局、可逆カウンタ13の係数値φがロータ1の
回動角θと一致し、コサイン乗算器11とサイン
乗算器の出力(K1V1cosφsinθ)sinωtと
(K1V1sinφcosθ)sinωtが一致するようなループ
制御が行われる。したがつて、この間に外部出力
端子27から送出されるパルスの数はロータ4の
正方向への回動角度の増分に対応し、出力端子2
8から送出されるパルスの数はロータ4の負方向
への回動角度の増分に対応したパルス列信号、す
なわち、インクリメンタル信号P〓となる。そし
て、このインクリメンタル信号を加減係数してい
る可逆カウンタ13の計数値は、そのままロータ
4の回動角度θに対応したデータ信号N〓となり、
さらに、ローパスフイルタ21の出力電圧は、ロ
ータ4の回動角速度dθ/dtと対応したものとな
る。
以上がレゾルバ40とその出力信号の信号変換
器43である。
再び第1図において、前記信号変換器43の各
出力端、すなわち、インクリメンタル信号P〓の出
力端27,28は、速度偏差信号発生部140内
において偏差カウンタ141の加、減入力端とそ
れぞれ結線され、同様に回動角速度信号dθ/dtの
出力端は、減算器144の一方の入力端と結線さ
れ、さらに角度データ信号N〓の出力端は3相信
号発生部90内のリードオンリメモリ群60の第
1、第2、第3のメモリのそれぞれの読出番地指
定信号入力端と結線されている。そして、その各
リードオンメモリ61〜63には、番地に対応し
て読出データが正弦波状に変わり、かつ相互は
120度の位相差を有する3相信号データが書込ま
れている。
さて、速度偏差信号発生部140は、前記の偏
差カウンタ141、D−A変換器143、前記の
減算器144とからなり、偏差カウンタ141の
加減入力端は、指令パルスの入力端子142とも
結線され、その出力端はD−A変換器143の入
力端と結線され、D−A変換器143の出力端は
減算器144の他方の入力端子と結線され、その
減算器144の出力端は、後記する3相信号発生
部90内の第1、第2、第3の乗算器111,1
12,113の一方の入力端と結線されている。
次に、3相信号発生部90は、各3個を一群と
するリードオンリメモリ群60、D−A変換器群
70、乗算器群80からなり、その第1〜第3の
リードオンメモリ61〜63の各出力端は第1〜
第3のD−A変換器71〜73の入力端とそれぞ
れ結線され、その第1〜第3のD−A変換器71
〜73の各出力端は前記第1〜第3の乗算器81
〜83の他方の入力端と結線され、その各乗算器
81〜83の出力端はモータ駆動回路100内の
第1〜第3減算器111〜113の一方の入力端
と結線されている。
そのモータ駆動回路100は、各3個を一群と
する前記乗算器群110、パワー増幅器群12
0、電流センサー124〜125、電流増幅器群
130とからなり、その第1〜第3の乗算器11
1〜113の出力端は第1〜第3のパワー増幅器
121〜123とそれぞれ結線され、その第1〜
第3のパワー増幅器121〜123の出力端はモ
ータ30の各々の電機子巻線とそれぞれ結線さ
れ、その各パワー増幅器121〜123と電機子
巻線の信号線中に介入させた電流センサ124〜
125はそれぞれの電流増幅器131〜133に
導入され、その増幅器131〜133の出力端が
前記第1〜第3の減算器111〜113の他方の
入力端子と結線されている。
以下、制御指令パルスPを第7図に示すよう
に、ある時間内はその周波数を直線的に増加し、
続いて一定の周波数を所定時間の間保ち、次い
で、直線的に減少させるように設定し、モータ3
0の速度パターンvを台形状に変化させる場合を
例にとり、前記制御系の動作を説明する。
先ず、モータ30が停止中には、信号変換器4
3の角速度信号dθ/dt、インクリメンタル信号P〓
はいずれも0であり、かつ、偏差カウンタ141
の計数値も0であるから乗算器群80の各乗算器
81〜83の出力は0にされ、モータ30の駆動
回路100へと信号の送出はない。
次に、指令パルスPが送出され始めると、偏差
カウンタ141はそのパルスを計数し、その計数
値に対応した出力EがD−A変換器143から送
出され、減算器144を介して乗算器群80に導
入される。このとき、リードオンリメモリ群60
には、信号変換器43からそのときのモータ30
の回動角度θに対応した角度データN〓が番地指
定信号として導入され、各メモリ61,62,6
3からは、それぞれsinθ、sin(θ+120°)、sin(θ
+240°)に対応したデータが送出され、それぞれ
D−A変換された後前記乗算器群80に導入され
る。その結果、各乗算器81〜83の出力は、そ
れぞれEsinθ、Esin((θ+120°)、Esin(θ+120°

となり、それがモータ駆動回路100に送られ
る。駆動回路100においては、その各入力は第
1〜第3の減算器111〜113に加えられ、モ
ータ30の各対応する電機子巻線への供給電流と
の偏差が算出され、その偏差信号はパワー増幅器
121〜123に送られ、その結果、各電機子巻
線には前記乗算器81〜83の出力に対応した電
流が供給され、それにより磁界が発生し、モータ
30のロータにはその3つの電界の合成ベクトル
に対応した回転力が加えられ、ロータが回転させ
られる。
このロータの回動によりレゾルバ40の出力信
号の振幅が変化し、信号変換器43の角度データ
N〓が増加し、角速度出力dθ/dtが送出され、イ
ンクリメンタルパルス信号P〓が送出される。この
結果、以後は制御指令パルスPとインクリメンタ
ルパルスP〓とのパルス数差に対応した出力と角速
度出力dθ/dtとの偏差信号が乗算器群80に加え
られる。このとき、乗算器群80に加えられるD
−A変換器群70の出力は、信号変換器43の角
度データN〓の変化により前記とはロータの回動
回度分だけ位相のずれたものとなり、それが偏差
信号倍された後、駆動回路100に加えられ、前
記と同様の制御が行われる。結局、乗算器80に
加えられているリードオンリメモリ群80から読
出される信号はモータ30に対して回転磁界を生
じさせる信号となり、乗算器80に加えられてい
る減算器144の出力は、磁界の強さを決定する
信号となり、したがつて、速度偏差が大きけれ
ば、それだけロータに大きな回転力を与えて速度
補償を行わせ、順次指令パルスPにより設定され
る速度パターンにモータ30の回転角速度を追従
させる制御が行われる。
ところで、上記制御系は、制御速度が大になつ
た場合、レゾルバ40の信号変換器43の遅れや
D−A変換器の遅れが問題となり、第7図に破線
で示すように目標値に対してオーバシユートやア
ンダーシユートを生じてしまう問題点がある。
また、デイジタル回路とアナログ回路を併用す
るために、必然的に使用素子数が増加し、高価に
なることも避けられない。
また、速度偏差信号発生部40においては、そ
のD−A変換器143のドリフトが避けられず、
その安定度が制御精度を大きく左右する問題点が
ある。
本発明の目的は、応答性の高い制御系を実現す
ることにある。
本発明の別の目的は、構成の単純な制御系を実
現することにある。
本発明のさらに別の目的は、高精度な制御系を
実現することにある。
すなわち、本発明は、永久磁石形同期モータの
回転軸と移送形回転検出器を結合し、その移送形
回転検出器の2相の駆動信号と出力位相信号とを
第1の位相比較器に導入し、各駆動信号と出力位
相信号との位相差信号を形成し、その2相の位相
差信号を第1の波形変換器群に導入して連続的な
2相の正弦波信号に変換し、前記移相形回転検出
器の出力位相信号と予め設定した制御指令位相信
号を第2の位相比較器に導入し、両信号の位相差
に対応した時間幅または電圧を有する位相差信号
を形成し、その位相差信号を第2の波形変換器に
導入して連続的な電圧信号を形成し、その電圧信
号と前記第1の波形変換器の2相の正弦波信号と
を乗算器群に導入し、2相の正弦波信号の振幅を
電圧信号に応じて変化させ、その乗算器群からの
2相の正弦波信号を2相−3相変換期に導入し、
3相の正弦波信号に変換し、それをモータの駆動
回路に加えるようにしたものである。これによ
り、モータに回転磁界を発生させる信号は、移相
形回転検出器の駆動信号と出力位相信号との位相
比較と、それにより発生させた2相正弦波信号の
3相信号への変換により形成し、磁界の大きさを
定める信号は、制御指令位相信号と位相形回転検
出器の出力位相信号との位相差により与えるよう
にしたものである。
以下、本発明の実施例につき詳細に説明する。
第8図において、前記第1図と同番号を付した
モータ30、その回転軸31とカツプリング50
を介して結合されたレゾルバ40は前記と同様の
ものであり、また、モータ30の駆動回路10
0、すなわち、第1〜第3の減算器111〜11
3、パワー増幅器121〜123、電流センサ1
24〜126、電流増幅器133も前記と同様の
ものであり、同様に結線されている。但し、レゾ
ルバ40の駆動回路42′からは、前記第7図と
異なり、2相の駆動信号Va,Vb(前記式参照)
がレゾルバ40のコイル2,3(第1図参照)に
供給され、コイル5に発生する位相信号Vcが取
出されている。
そして、その2相の駆動信号Va,Vbと出力位
相信号Vcの出力端は、第1の位相比較器210
の入力端と結線されている。なお、第1の位相比
較器210は、例えば出力位相信号Vcにより開
閉される2個のアナログスイツチ回路からなり、
出力位相信号Vcが正のときのみそれぞれ駆動信
号Va,Vbを通過させる。したがつて、その各出
力は出力位相信号と各駆動信号との位相差に応じ
て電圧が正弦波状に変化し、かつ相互に90度の位
相差をもつ2相の位相差信号となる。さて、その
第1の位相比較器210の各出力端はそれぞれロ
ーパスフイルタ221,222からなる第1の波
形変換器220の入力端と結線され、その第1の
波形変換器220の各フイルタ221,222の
出力端はそれぞれ乗算器群230の第1、第2の
乗算器231,232の一方の入力端と結線さ
れ、その各乗算器231,232の出力端は2相
−3相変換器240の入力端と結線され、その3
相正弦波の出力端は、モータ30の駆動回路10
0内の第1〜第3の減算器111〜113の加算
入力端と結線されている。また、前記レゾルバ4
0の位相信号出力端は、第2の位相比較器310
の一方の入力端と結線され、その第2の位相比較
器310は、その他方の入力端が制御指令位相信
号入力端330と結線され、出力端がローパスフ
イルタからなる第2の波形変換器320と結線さ
れ、その第2の波形変換器320の出力端は、前
記第1、第2の乗算器231,232の他方の入
力端と結線されている。なお、前記第2の位相比
較器310は、各入力信号の微分回路と、その両
微分出力により開閉が制御されるフリツプフロツ
プ回路とからなり、両入力信号の位相差に対応し
た時間幅の間出力を送出する。
以上のものにおいて、前記7図のvに示す速度
パターンに沿つて制御する場合を例にとつて説明
すると、モータ30の停止状態では、制御指令位
相信号とレゾルバ40の出力位相信号(以下、帰
還位相信号と呼ぶ)の位相は同一であり、したが
つて、ローパスフイルタ320の出力は0であ
り、この結果、乗算器231,232の出力も0
であり、モータ30の駆動回路100への制御信
号の送出はない。
次に、指令位相信号の位相の変化率を直線的に
増加させると、第2の位相比較器は帰還位相信号
との位相差に対応した位相差信号を発生し、それ
がローパスフイルタを介して平滑化された後、偏
差信号E′としてそれぞれ第1、第2の乗算器23
1,232に加えられる。このとき、第1の位相
比較器210は、レゾルバ40の2相の駆動信号
と出力位相信号(帰還信号)とのそれぞれの位相
差に対応した90度位相の2相のサイン関数値Vd,
Veを、その位相信号の周期ごとに出力する(詳
細は波形図により後述する)ことになり、この
Vd,Veは、次にローパスフイルタ221,22
2により平滑化された後、その出力Vf,Vgは前
記第1、第2の乗算器231,232に加えられ
る。これにより、平滑化された2相のサイン関数
値Vf,Vgは前記の偏差信号E′の大きさに対応し
て増幅され、次いで、その2相の乗算出力Vh,
Viは2相−3相変換器240を介して3相信号
に変換された後、モータ30の駆動回路100に
加えられる。その結果、駆動回路100はモータ
30の各電機子巻線にそれぞれ前記3相信号に対
応した電流を供給し、それにより回転磁界を発生
させて永久磁石ロータを回転させる。
このロータの回動によりレゾルバ40の出力位
相信号、すなわち帰還信号の位相が変化し、その
変化した位相と制御指令位相信号の位相とのつき
あわせが行われ、それに対応した偏差信号E′が第
1、第2の乗算器231,232に加えられる。
同時に、このとき帰還信号の位相の変化により第
1の位相比較器210の位相差信号も変化し、そ
の位相変化分だけ変化した2相サイン関数値Vd,
Veが出力され、平滑化された後、その出力Vf,
Vgは乗算器231,232に加えられる。そし
て、そのVf,Vgは偏差信号E′に応じて増幅され
た後3相信号に変換され、モータ30の駆動回路
100に加えられ、前記と同様の制御が行われ
る。したがつて、第1の位相比較器210から送
出され、3相に変換された信号は回転磁界を発生
させる役割をもち、それの振幅を変化させる第2
の位相比較器310の出力は、磁界の強さを速度
偏差に応じて変化させる役割をもち、結局、これ
により偏差の大きさに応じてロータに生じる回転
力を変化させ、制御指令速度パターンへの追従制
御が行われる。
さて、第9図は上記制御系において定速制御状
態の各部の波形を示したものであり、波形の左に
付した符号は、前記第8図の同符号の出力と対応
させてある。すなわち、レゾルバ40の駆動信号
Va,Vbは同一周波数で位相が90度ずれた正弦波
信号であり、これに対し、レゾルバ40の帰還信
号Vcは、ある速度に制御されているのでその分
だけ周波数の高い(結局、位相の時間に対する変
化率が一定な)正弦波信号となる。このとき、前
記位相信号Vcと駆動信号Va,Vbの位相比較信
号、すなわち、Vcの正の間だけVa,Vbを通過
させた信号Vd,Veは、両信号の位相差が360度
ずれる間、すなわちモータ30のロータが1回転
する時間を周期としてその電圧がサイン波状に変
化したものとなり、それはローパスフイルタ20
0により平滑化することにより実質的にはVf,
Vgに示すような連続的に変化する2相のサイン
波信号となる。
第10図は、その2相のサイン波信号Vf,Vg
を縮小して示したものであり、前記偏差信号
E′が、いま、正のある値から負のある値間で変化
した場合、すなわち、最初は制御指令値より実際
の制御結果が遅れていた状態から追従状態に達
し、その後行過ぎを起こした場合は、その2相の
サイン波信号Vf,Vgの振幅が偏差信号E′に対応
して変えられてVh,Viのようになり、結局偏差
が小さい程小さくなる。そして、行過ぎが生じた
場合には、偏差信号E′が負となり、その結果、2
相のサイン波信号Vf,Vgは反転され、モータ3
0の駆動回路100に対して、負方向の磁界を発
生させる信号(モータ30のロータにブレーキ力
を与える)となる。また、2相−3相変換器24
0については詳述していないが、前記の乗算器2
31,232の出力Vi,Vhを入力し、次の3相
信号Vj,Vk,Vlに変換するものであり、すでに
公知のものである。
Vj=Vi Vk=(1/2)(√3Vh−Vi) Vl=(1/2)(√3Vh+Vi) なお、上記実施例においては、第1の位相比較
器210をアナログスイツチ回路により構成し、
第1の波形変換器をローパスフイルタ221,2
22により構成し、第1の位相比較器210に
は、2相の正弦波信号Va,Vbと出力位相信号
Vcを導入させる場合を例示したが、第11図に
示すように2相の正弦波信号Va,Vbと出力位相
信号Vcは波形整形回路群400の各波形整形回
路401〜403を介して第12図にVa′,
Vb′にて示す2相の矩形信号とVc′にて示す矩形
の位相信号に整形後、第1の位相比較器210′
に導入し、第1の位相比較器210′は、例えば
位相出力Vcとそれぞれの矩形信号Vc′により開閉
制御される矩形波信号を形成するフリツプフロツ
プ回路群により構成し、それによりVc′とVa′,
Vc′,Vb′の位相差に対応した時間幅を有する
Vd′,Ve′にて示すような位相差信号を形成し、
続いて、その2相の位相差信号Vd′,Ve′を第1
の波形変換器220ののローパスフイルタ22
1,222にそれぞれ送り、そこで、位相差信号
を平滑化して位相差信号Vd′,Ve′の0〜360°の
位相差の変化に対して出力が三角波の1周期と対
応する2相の三角波信号Vf′,Vg′を形成し、続
いて、第1の波形変換器220内に新らたに付加
した例えば非線形演算器よりなる三角波−正弦波
変換回路223,224にその三角波信号Vf′,
Vg′を送り、三角波信号Vf′,Vg′を前記第9図の
Vf,Vgと同様な正弦波信号Vf,Vgを得るよう
にしても同様である。
また、上記実施例は磁気式のレゾルバを用いた
場合を例示したが、これに限られるものではなく
移送形回転検出器であれば同様である。
以上のとおりであり、本発明は移送形回転検出
器の信号変換器を省き、かつ全体を応答性の高い
アナログ制御系とし、移相形回転検出器の出力位
相信号と2相の駆動信号との位相比較と、波形変
換と、2相−3相変換によりモータ制御用の3相
の正弦波信号を形成し、かつ、その3相の正弦波
信号の振幅も制御用指令位相信号と前記移相形回
転検出器の出力位相信号との位相差に応じて変化
させるものであり、応答時間は位相形回転検出器
の駆動信号の周期となり、極めて高い応答性が実
現され、かつ、高精度となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のモータ制御系を示すブロツク
線図、第2図はレゾルバの原理を示す構成正面
図、第3,4図はレゾルバの励磁信号波形と出力
信号波形を示す波形図、第5図は公知の信号変換
器のブロツク線図、第6図は第5図の各要素の出
力波形を示す波形図、第7図は制御速度パターン
の一例を示す波形図、第8図は本発明の実施例を
示すブロツク線図、第9,10図は第8図の各要
素の出力波形を示す波形図、第11図は本発明の
他の実施例を示すブロツク線図、第12図は第1
1図の各要素の出力波形を示す波形図である。 40:レゾルバ、42′:レゾルバ駆動回路、
210,210′:第1の位相比較器、220:
第1の波形変換器、221,222:ローパスフ
イルタ回路、223,224:三角波−正弦波変
換器、230:乗算器群、240:2相−3相変
換器、310:第2の位相比較器、320:ロー
パスフイルタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 永久磁石形同期モータの回転軸と結合した移
    相形回転検出器と、その移相形回転検出器の2相
    の駆動信号と出力位相信号とを入力し、各々の駆
    動信号と出力位相信号との位相差信号を形成する
    第1の位相比較器と、その第1の位相比較器の2
    相差信号を入力し、連続的な2相の正弦波信号に
    変換する第1の波形変換器群と、前記移相形回転
    検出器の出力位相信号と制御指令位相信号とを入
    力し、その周期ごとに両信号の位相差信号を形成
    する第2の位相比較器と、その第2の位相比較器
    の位相差信号を入力し、連続的な電圧信号に変換
    する第2の波形変換器と、その第1、第2の波形
    変換器の2相正弦波信号と電圧信号とを入力し、
    電圧信号を乗算した2相の正弦波信号を形成する
    乗算器群と、その乗算器群の2相の正弦波信号を
    入力し、3相の正弦波信号に変換してモータの駆
    動回路に送出する2相−3相変換器とからなると
    ころの永久磁石形同期モータ制御装置。
JP58146856A 1983-08-11 1983-08-11 永久磁石形同期モ−タ制御装置 Granted JPS6039391A (ja)

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EP84109503A EP0133580A1 (en) 1983-08-11 1984-08-09 Permanent magnet synchronous motor control system

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JPS6039391A (ja) 1985-03-01
EP0133580A1 (en) 1985-02-27

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