JPH11501065A - 改良された自己潤滑性熱可塑性ポリマー組成物 - Google Patents

改良された自己潤滑性熱可塑性ポリマー組成物

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JPH11501065A JP8526216A JP52621696A JPH11501065A JP H11501065 A JPH11501065 A JP H11501065A JP 8526216 A JP8526216 A JP 8526216A JP 52621696 A JP52621696 A JP 52621696A JP H11501065 A JPH11501065 A JP H11501065A
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Abstract

(57)【要約】 少なくとも約70−約99.5重量%の熱可塑性ポリマーと、約30−約0.5重量%の潤滑系とを含み、該潤滑系が、高分子量及び低分子量のポリエチレンと、ポリエチレンワックスと、金属塩と、酸化防止剤と、安定剤とを含むことを特徴とする自己潤滑性組成物。組成物は、改善された摩擦特性及び表面摩耗性を示すギヤ、滑車、ローラ及び軸受けなどの成形品の製造に好適である。

Description

【発明の詳細な説明】 改良された自己潤滑性熱可塑性ポリマー組成物発明の分野 本発明は、熱可塑性ポリマーと潤滑系とを含むことを特徴とする自己潤滑性低 摩耗組成物に関する。組成物から製造された成形品は低摩擦性(low friction) 及び荷重下の表面減摩(reduced surface wear)を示す。発明の背景 ポリアミド、ポリエステル、ポリフェニレンスルフィド、ポリオキシメチレン 、ポリオレフィン、スチレンポリマー及びポリカーボネートなどの熱可塑性ポリ マーは、卓越した機械的特性及び電気的特性と優良な成形性及び耐薬品性とを示 すことを特徴としている。しかしながらこれらのポリマーは、プラスチック対金 属及びプラスチック対プラスチックの境界面のようなある種の摩擦環境で使用さ れたとき、不適正な摩擦学的特性を示すことがある。摩擦特性及び摩耗特性を改 善するために熱可塑性ポリマーには多くの潤滑用組成物が使用されているが、食 品処理、衣料品製造及び揮発性環境などのいくつかの用途では、汚染の可能性が あるため、多くの望ましい減摩剤の使用は禁止されている。 熱可塑性ポリマーから成形品を製造する前に減摩剤(lubricants)を熱可塑性 ポリマーに直接混和することによって、熱可塑性ポリマーから製造された成形品 の摩擦特性を改善し表面摩耗を減少させる試みがなされてきた。固体減摩剤及び 繊維(例えば、黒鉛、雲母、シリカ、タルク、窒化ホウ素及び硫化モリブデン) 、パラフィンワックス、石油及び合成潤滑油並びにポリマー類(例えばポリエチ レン及びポリテトラフルオロエチレン)のような多くの材料が様々な組合せで、 潤滑特性を改善するために熱可塑性ポリマーに添加されている。 しかしながら、これらの添加剤を種々の組合せで熱可塑性ポリマーに添加した とき、多くの添加剤については、摩擦学的特性は改善できたが他の望ましい物理 的特性及び機械的特性が低下することが観察された。いくつかの減摩剤は、低速 度及び低荷重の場合に短期間ならば十分な効果を示した。しかしながら、これら の減摩剤の多くでは、高荷重下に長期間維持されたとき望ましい摩擦特性が有意 に劣化した。 高荷重下で表面耐摩耗性及び低摩擦性を長期間維持し得る熱可塑性組成物が要 望されている。好適な組成物は、成形品として製造されたときに、熱可塑性ポリ マーと協力して望ましい機械的特性及び物理的特性を長期間維持することができ 、また、食品処理産業及び衣料品製造産業で使用されたときに非汚染性でなけれ ばならない。発明の概要 本発明は易滑性表面をもつ成形品の製造に好適な自己潤滑性組成物(self-lub ricating composition)に関する。組成物は、組成物の総重量を基準として、( a)約70−約99.5重量%の熱可塑性ポリマーと、(b)約30−約0.5 重量%の潤滑系と、(c)少なくとも約0.08重量%のリシノール酸カルシウ ムまたはヒドロキシステアリン酸カルシウムと、(d)少なくとも約0.2重量 %のヒンダードフェノールと、(e)少なくとも約0.2重量%のジエポキシド で架橋されたオキシメチレンコポリマーと、(f)少なくとも約0.01重量% のN,N′−エチレンビス−ステアラミドとを含み、潤滑系が、潤滑系の総重量 を基準として、(i)分子量約500,000以上、密度約0.94g/cm3 以上及びモールドフローインデックス(MFI)約0.4−約2.2g/10分 を示すことを特徴とする少なくとも約60−約70重量%の非常に高分子量(ve ry high molecular weight:VHMW)のポリエチレンと、(ii)密度約0.9 5g/cm3及びMFI約3.0g/10分を示すことを特徴とする少なくとも 約20−約30重量%の高密度ポリエチレンホモポリマーまたはコポリマーと、 (iii)ステアリン酸カルシウム及びステアリン酸亜鉛から選択された少なくと も約0.05重量%の酸金属塩と、(iv)分子量約5,000−約10,000 を示すことを特徴とする少なくとも約0.05重量%の低分子量非極性ポリエチ レンワックスと、(v)ビス−ステアロイルエチレン−ジアミド及びビス−パル ミトイルエチレン−ジアミドから選択された少なくとも約0.05重量%の脂肪 酸アミドワックスと、(vi)少なくとも約0.05重量%のフェノール系酸化防 止剤/ホスフィット補助安定剤とを含むことを特徴とする。 本発明はまた、熱可塑性製品の減摩性を改善する方法に関する。方法は、自己 潤滑性組成物から製品を製造するために、組成物の総重量を基準として、少なく とも約0.5重量%の潤滑系と熱可塑性ポリマーとを混合して自己潤滑性組成物 を調製し、組成物から、改善された表面特性及び摩擦特性を示す成形品を製造す る段階から成ることを特徴とする。組成物は、ギヤ、滑車、軸受け、カム、滑り 板、案内部材、レバー、ローラ、コンベヤーベルトリンクのような摩擦作用を受 ける多数の用途に好適である。発明の詳細な説明 本発明の自己潤滑性組成物は一般的には、熱可塑性ポリマーと潤滑系とを含む 。本組成物は、組成物の総重量を基準として約70−約99.5重量%の熱可塑 性ポリマーと約30−約0.5重量%の潤滑系とを含むことを特徴とする。典型 的には本組成物は、組成物の総重量を基準として、約85−約99重量%の熱可 塑性ポリマーと約15−約1重量%の潤滑系とを含有する。好ましくは組成物は 、約98重量%の熱可塑性ポリマーと約2重量%の潤滑系とを含有している。 潤滑系は通常はポリマーに添加する前に調製され、適当な加工助剤と共に熱可 塑性ポリマーに添加され得る。潤滑系がポリマー中で分散し易いように、潤滑系 、ポリマーの物理的及び機械的特性を劣化させない加工助剤を、配合、押出及び 成形品の製造に先立ってポリマーに添加し得る。 本発明は一般には、ポリアミド、ポリエステル、ポリフェニレンスルフィド、 ポリオキシメチレン、ポリオレフィン、スチレンポリマー及びポリカーボネート から選択された熱可塑性樹脂の表面摩耗及び減摩性を改善することを目的として いるが、特に好ましいクラスの熱可塑性樹脂はポリオキシメチレンである。 本発明で有用なオキシメチレンポリマー、即ち重合アセタールまたはポリオキ シメチレンの普遍的な特徴は、一般式: で示されるオキシメチレン反復単位を有していることである。 本発明の自己潤滑性組成物の製造に役立つ重合アセタールは概して、オキシメ チレン単位を高含量、即ち、通常は約85%を上回る含量で含む。これらの材料 は多くの製造業者から、ホモポリマー、コポリマー、ターポリマーなどの形態で 市販されている。以下に簡単に説明する高度に結晶性のこれらのアセタールは当 業界で公知であり文献にも十分に記載されている。例えば、“Acetal R esins,”という表題のT.J.DolceとJ.A.Gratesとによ る論文は、the Second Edition of Encyclope dia of Polymer Science and Engineeri ng ,John Wiley and Sons,New York,1985 ,Vol.1,pp.42−61に収載されている。アセタールコポリマーに関 する情報は更に、フランス特許第1,221,148号並びに慣例に従って譲渡 された米国特許第3,027,352号、第3,072,069号、第3,14 7,234号及び第3,210,318号に記載されている。 アセタールホモポリマーは典型的には、無水ホルムアルデヒドまたはトリオキ サンを重合させることによって製造できる。オキシメチレンホモポリマーを熱分 解に対して安定させるために通常は、無水アルカン酸(例えば無水酢酸)もしく はジアルキルエーテル(例えばジメチルエーテル)に由来のエステルもしくはエ ーテル基によってエンドキャッピングするかまたはホモポリマーに安定用化合物 を混入するとよい。市販のアセタールホモポリマーの製法では、無水ホルムアル デヒドを開始剤の存在下で重合させた後、ヘミアセタール末端基を酢酸ナトリウ ム触媒の存在下で無水酢酸でアセチル化することによってエンドキャッピングす る。エンドキャップされたアセタールホモポリマーの製法は、米国特許第2,7 86,994号及び第2,998,409号に教示されている。アセタールホモ ポリマーは当業界で公知であり、DELRIN(登録商標)及びTENAC(登 録商標)などの商品名で市販されている。 本発明の組成物中で使用するために特に好適であることが判明した重合アセタ ールは、一般式: 〔式中、R1及びR2の各々は、水素、低級アルキル基またはハロゲン置換低級ア ルキル基であり、R3の各々は、メチレン基、オキシメチレン基、低級アルキル −もしくはハロアルキル−置換メチレン基、または、低級アルキル−もしくはハ ロアルキル−置換オキシメチレン基であり、nは0であるかまたは1以上−3以 下の整数である〕で示されるオキシ(高級アルキレン)基が散在しているオキシ メチレン基から本質的に構成される反復単位を有する結晶性オキシメチレンコポ リマーである。低級アルキル基の各々は好ましくは1個または2個の炭素原子を 含む。オキシメチレン基は、通常はこのようなコポリマー中の反復単位の約85 −99.9%を構成し、通常は酸性触媒の存在下のトリオキサンの開環重合によ って取込まれる。オキシ(高級アルキレン)基は、トリオキサンに加えて環に少 なくとも2個の隣合う炭素原子を有する環状エーテルまたは環状ホルマールを共 重合させることによってポリマーに取込まれる。環状エーテルまたはホルマール は酸素対炭素結合(oxygen-to-carbon linkage)の切断によって取込まれる。好 ましいオキシ(高級アルキレン)基は式: で示されるオキシエチレンである。 オキシエチレンは、エチレンオキシドまたは1,3−ジオキソランをトリオキ サンと共重合させることによってポリマーに取込まれる。 本質的にオキシメチレン基及びオキシエチレン基から成る構造を有する上記の ような好ましい結晶性アセタールコポリマーは、少なくとも150℃の融点を示 す。これらのコポリマーは通常は約175℃−約230℃の範囲の温度で混練可 能または加工可能である。これらのコポリマーは通常は高度に結晶性であり、約 40%−約90%またはそれ以上のポリマー結晶化度を有している。 典型的には、オキシメチレンコポリマーの製造後、重合鎖の不安定な分子末端 を、比較的安定な炭素対炭素結合が存在する点まで分解する、即ち、重合鎖の各 末端のそれ以上の分解が阻止される点まで分解する、ことによってオキシメチレ ンコポリマーを安定化する。不安定な分子末端の分解は概して、例えばBera rdinelliの米国特許第3,219,623号に開示されたように加水分 解によって行う。また、例えば酢酸ナトリウム触媒の存在下の無水酢酸によるア セチル化のような同じく当業者に公知の技術を用いたエンドキャッピングによっ てオキシメチレンコポリマーを安定化してもよい。 特に好ましいクラスのオキシメチレンコポリマーはCELCON(登録商標) アセタールコポリマーなる商品名で市販されている。CELCONアセタールコ ポリマーは典型的には約98重量%のトリオキサンと約2%のジオキソランとの コポリマーである。CELCONはHoechst Celanese Cor porationの登録商標である。本発明の組成物は任意の商品グレードのC ELCONアセタール、例えばCELCONグレードU−10、M−25、M− 90、M−270及びM−450などを用いて製造できる。CELCON M− 25アセタールコポリマーは、ASTM D1238−82に準拠して試験した ときに約2.5g/10分のメルトインデックスを示す。CELCON M−9 0アセタールコポリマーは、CELCON M−25よりも低い分子量及び溶融 粘度を有している。CELCON M−270は、CELCON M−25より もいっそう低い分子量及び溶融粘度を有している。 本発明の自己潤滑性組成物を製造するためにオキシメチレンターポリマーを使 用し得る。これらのターポリマーは、オキシメチレン基と、一般式: に対応するようなオキシ(高級アルキレン)基と、オキシメチレン基及びオキシ (高級アルキレン))基に共重合(interpolymerized)した異なる第三の基とを 含んでいる。上記のごときターポリマーは典型的には、トリオキサンと、環状エ ーテルまたは環状アセタールと、式: 〔式中、Zは、炭素対炭素結合、酸素原子、炭素原子数1以上−8以下、好まし くは炭素原子2−4個のオキシアルコキシ基、炭素原子数4以上−8以下のオキ シシクロアルコキシ基、または、オキシポリ(低級アルコキシ)基、好ましくは 各々が炭素原子1−2個を有する低級アルコキシ基から成る反復単位を2−4個 有するオキシポリ(低級アルコキシ)基を示す〕で示されるジグリシドのような 二官能化合物から成る第三のモノマーとを反応させることによって製造される。 適当な二官能化合物の例としては、エチレングリコール、1,2−プロパンジオ ール及び1,4−ブタンジオールのジグリシジルエーテルがあり、1,4−ブタ ンジオールのジグリシジルエーテルが好ましい。一般的に、このようなターポリ マーを製造する場合、ターポリマーの形成に使用されるモノマー類の総重量を基 準として、89.0−99.89重量%のトリオキサン、0.1−10重量%の 環状エーテルまたは環状アセタール、0.01−1重量%の二官能化合物という 割合が好ましい。特に好ましいオキシメチレンターポリマーは、Hoechst Celanese CorporationからCELCON U10アセタ ールポリマーという商品名で市販されている。これは、3種類のモノマー、即ち 、1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル、ジオキソラン及びトリオキサ ンに由来の反復単位を、モノマー類の総重量を基準として、夫々約0.05重量 %、2.0重量%及び97.95重量%の割合で含むターポリマーである。コポ リマーの製造に使用される方法とほぼ同様の当業界で公知の方法によって、オキ シメチレン主体のターポリマーを製造し安定化する。オキシメチレン主体のター ポリマーの製造方法及びそれらの組成に関しては上記に引用の特許を参照すると よい。 オキシメチレンポリマーは、本発明の自己潤滑性組成物の製造に好適な樹脂を 形成するために、押出装置または同様の装置でメルトブレンディングによって種 々の割合に混合される。一般には、約170℃−約230℃の温度でポリマーを ブレンドするとよい。 潤滑系は、潤滑系の総重量%を基準として、(a)分子量約500,000− 約600,000、密度約0.94−約0.99g/cm3及びモールドフロー インデックス(MFI)約0.4−約2.2g/10分を示すことを特徴とする 約60−約98重量%の非常に高分子量(VHMW)のポリエチレンと、(b) 密度約0.95g/cm3及びMFI約3.0g/10分を示すことを特徴とす る約20−約40重量%の高密度ポリエチレンホモポリマーまたはコポリマーと 、(c)ステアリン酸カルシウム及びステアリン酸亜鉛から選択された約0.0 5−約1.00重量%の酸金属塩と、(d)分子量約5,000−約10,00 0を示すことを特徴とする約0.05−約5.00重量%の低分子量非極性ポリ エチレンワックスと、(e)融点143℃を示すことを特徴とする約0.05− 約5.00重量%のN,N′−エチレンビス−ステアラミドと、(f)約0.0 5−約3.00重量%のフェノール系酸化防止剤/ホスフィット補助安定剤とを 含むことを特徴とするポリオレフィン組成物を機械的に混合、即ちブレンドする ことによって調製される。 本発明の自己潤滑性組成物に混合できる他の加工添加剤は、ヒンダードフェノ ール、リシノール酸カルシウムまたはヒドロキシステアリン酸カルシウム、ジエ ポキシドで架橋されたオキシメチレンコポリマー、及び、N,N′−エチレンビ スーステアラミドである。本発明で有用なヒンダードフェノールは酸化防止剤ま たはフリーラジカル阻害剤として周知である。2,2′−メチレンビス(4−メ チル−6−t−ブチルフェノール)、ヘキサメチレングリコールービス(3,5 −ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、テトラビス〔メチレ ン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)〕メタン、 トリエチレングリコール−ビス−3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5− メチルフェニル)プロピオネート、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリ ス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジル)−ベンゼン、p−オ クタデシル−3−(4′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−t−ブチル−フェノー ル)プロピオネート、4,4′−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノ ール)、4,4′−ブチリデン−ビス−(6−t−ブチル−3−メチルフェノー ル)、2,2′−チオジエチル−ビス−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4− ヒドロキシフェノール)〕プロピオネート、ジ−ステアリル−3,5−ジ−t− ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホネート、及び、2−t−ブチル−6−( 3−t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシベンジル)−4−メチルフェニル アクリレートの少なくとも1種を使用するとよい。しかしながら、有用なヒンダ ードフェノールはこれらの化合物に限定されない。上述のものと同種の他のヒン ダードフェノールまたは立体障害フェノールも有効である。このようなフェノー ルのうちでも、Ciba−Geigy Ltd.製のIrganox(登録商標 )259のようなヘキサメチレングリコール−ビス(3,5−ジ−t−ブチル− 4−ヒドロキシヒドロシンナメート)、Ciba−Geigy Ltd.製のI rganox 1010のようなテトラキス〔メチレン(3,5−ジ−t−ブチ ル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)〕メタン、Ciba−Geigy L td.製のIrganox 245のようなトリエチレングリコール−ビス−3 −(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート、 が有効である。好ましいヒンダードフェノールは、ヘキサメチレングリコール− ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)である。 本発明で有用なN,N′−エチレンビス−ステアラミドは、Lonza,Inc .によって商品名Acrawax(登録商標)として販売されている。 本発明の1つの好ましい実施態様は、易滑性表面を有する成形品の製造に有用 な自己潤滑性ポリオキシメチレン組成物の製造方法に関する。方法の特徴は、 (a)(i)オキシメチレンホモポリマーと、 (ii)式: 〔式中、R1及びR2の各々は、水素、低級アルキル基及びハロゲン置換低級アル キル基から選択され、前記低級アルキル基の各々は1−2個の炭素原子を有して おり、R3の各々は、メチレン基、オキシメチレン基、低級アルキル−及びハロ アルキル−置換メチレン基、並びに、低級アルキル−及びハロアルキル−置換オ キシメチレン基から成るグループから選択され、nは0以上−3以下の整数を示 す〕で示される反復単位が散在する約85−約99.9%のオキシメチレン反復 単位から成るオキシメチレンコポリマーと、 (iii)トリオキサンと、環状エーテル及び/または環状アセタールと、式: 〔式中、Zは、炭素対炭素結合、酸素、炭素原子数1−8のオキシアルコキシ単 位、オキシポリ(低級アルコキシ)単位から選択される〕で示されるジグリシジ ルエーテルとの反応生成物であるオキシメチレンターポリマーと、 (iv)前項(i)、(ii)及び(iii)の混合物と、 から成るグループからオキシメチレンポリマーを選択する段階と、 (b)潤滑系の総重量を基準として、(i)分子量約500,000−600, 000、少なくとも密度約0.94g/cm3を示すことを特徴とする約60− 約70重量%の非常に高分子量(VHMW)のポリエチレンと、(ii)少なくと も約20−約30重量%の高密度ポリエチレンホモポリマーまたはコポリマーと 、(iii)少なくとも約0.05重量%の酸金属塩と、(iv)分子量約5,00 0−約10,000を示すことを特徴とする少なくとも約0.05重量%の非極 性ポリエチレンワックスと、(v)少なくとも約0.05重量%の脂肪酸アミド ワックスと、(vi)少なくとも約0.05重量%のホスフィット及びホスホナイ ト(phosphonite)補助安定剤とを含むフェノール系酸化防止剤とか ら本質的に構成される潤滑系を使用し、組成物の総重量を基準として約70−約 99.5重量%の熱可塑性ポリマーと、約30−約0.5重量%の潤滑系とを混 合 する段階と、 (c)更に、組成物の総重量を基準として少なくとも約0.05重量%のリシノ ール酸カルシウムまたはヒドロキシステアリン酸カルシウムと、少なくとも約0 .1重量%のヒンダードフェノールと、少なくとも約0.1重量%のジエポキシ ドで架橋されたオキシメチレンコポリマーと、少なくとも約0.08重量%のN ,N′−エチレンビス−ステアラミドとをポリオキシメチレン及び潤滑系に混合 して十分に分散した自己潤滑性組成物を調製する段階と、 (d)潤滑系が組成物内部に十分に分散した自己潤滑性組成物を形成する段階と 、 から成ることである。 本組成物の摩擦学的特性及び摩耗特性を低下させないという条件付きで当業者 に公知の多数の添加剤を本発明の自己潤滑性組成物に含有させ得る。組成物に望 ましい特性を与えるこれらの添加剤としては、離型剤、可塑剤、ガラス繊維、核 生成剤、酸化防止剤、ホルムアルデヒドスカベンジャー、鎖分断阻止剤、紫外線 抑制剤、耐衝撃性改良剤、酸スカベンジャー、着色剤、などがある。 本組成物は、食品処理及び衣料品製造なども含む業務用機械から自動車部品及 び家電製品に至る多くの用途または低摩擦性及び減摩性が望まれる用途に有用な 自己潤滑性成形品、例えば、軸受け、ギヤ、カム、ローラ、滑り板、滑車、レバ ー、案内部材、コンベヤーリンクなどの製造に使用され得る。 摩耗特性及び摩擦特性を試験するための準備として、試験円板をメタノール音 波浴で洗浄し、風乾し、1ミリグラムの十分の一(1/10)まで計量した。円 板の摩擦学的特性をPin−on−Disk摩耗試験で試験した。試験を開始す る際に、先端半径約0.187インチの機械加工したNYLATRONナイロン ピンを、Falex摩擦摩耗試験器の上部スピンドルに、下部スピンドルに取付 けた試験円板の中心から0.4688インチ離して取付けた。空気シリンダーに よって試験円板に20ポンドの荷重を作用させ、球状ピン先端に円板を押圧した 。空気シリンダー及び駆動モータによって試験円板に回転速度425rpm(1 04.3フィート/分)を与えた。試験中、毎時40標準立法フィート(SCF H)の空気流を2インチの距離から円板表面に送って落屑を除去した。試験時間 は約0.5時間から約65時間の範囲とした。試験後、ピン先端と円板との接触 を外 し、表面に圧縮空気を吹付けて円板から落屑を除去し、円板を再度計量して損失 重量、即ち表面摩耗を測定した。装置に用いた荷重及び速度に基づいて、試験中 に測定したトルク(Γ)を、等式: に代入することによって摩擦係数(f)に変換した。 表面摩耗の結果と摩擦係数とを後出の表Iに示す。 以下の実施例によって本発明の重合組成物及び成形品の製造方法を概略的に説 明する。これらの実施例が単なる非限定例であることは上記の記載から理解され よう。実施例1 1%の潤滑系を含有する自己潤滑性組成物のブレンドを調製するために以下の 成分を使用した: (a)214.94ポンドのポリオキシメチレンコポリマーの未安定化フレーク (97.7重量%); (b)1.1ポンドのジエポキシドで架橋されたポリオキシメチレンコポリマー ペレット(0.5重量%); (c)199.76gmのN,N′−エチレンビス−ステアラミド(0.2重量 %); (d)1ポンドのヘキサメチレングリコール−ビス(3,5−ジ−t−ブチル− 4−ヒドロキシヒドロシンナメート)(0.5重量%); (e)99.88gmのリシノール酸カルシウム(0.1重量%);及び (f)2.2ポンドの潤滑系(全組成物の1重量%)。 上記成分をバレルに入れて短時間混転させ、次いでヘンシェルミキサーで30 秒間高速撹拌することによって混合物を調製した。混合物をWerner an d Pfleidererの二軸スクリューZSK押出機でストランドとして押 出し、予熱し、ポリアセタールペレットでパージした。押出ゾーンの温度を37 2−387°Fとし、メルト温度を415°Fとして、27in.Hgの減圧下 で、スクリュー速度150rpmで処理した。押出物のストランドが38ポンド /時の速度で得られた。 次に、ストランドを冷水で急冷し、ペレットに裁断した。温度180−200 °F及び常用の設定値の圧力、速度及びサイクル時間を用い、ノズル温度を36 0−420°Fに設定し、バレル温度を350−420°Fに設定して、ペレッ トを射出形成し、各々が重量約7gmの直径1.25インチを有する円板を作製 した。0.5、1.5、17及び65時間後に円板の損失重量及び摩擦係数を分 析した。分析の結果を表Iに示す。実施例2 2%の潤滑系を含有する重合組成物のブレンドを調製するために以下の成分を 使用した: (a)212.74ポンドのポリオキシメチレンコポリマーの未安定化フレーク ; (b)1.1ポンドのジエポキシドで架橋されたポリオキシメチレンコポリマー ペレット; (c)199.76gmのN,N′−エチレンビス−ステアラミド; (d)1.1ポンドのヘキサメチレングリコール−ビス(3,5−ジ−t−ブチ ル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート); (e)99.88gmのリシノール酸カルシウム;及び (f)4.4ポンドの潤滑系(全組成物の2重量%)。 実施例1の方法に従って成分を混合し、押出し、成形して、損失重量及び摩擦 係数を分析するための公称7gmの円板を作製した。分析の結果を表Iに示す。実施例3 3%の潤滑系を含有する重合組成物のブレンドを調製するために以下の成分を 使用した: (a)210.54ポンドのポリオキシメチレンコポリマーの未安定化フレーク ; (b)1.1ポンドのジエポキシドで架橋されたポリオキシメチレンコポリマー ペレット; (c)199.76gmのN,N′−エチレンビス−ステアラミド; (d)1.1ポンドのヘキサメチレングリコール−ビス(3,5−ジ−t−ブチ ル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート); (e)99.88gmのリシノール酸カルシウム;及び (f)6.6ポンドの潤滑系(全組成物の3重量%)。 実施例1の方法に従って成分を混合し、押出し、成形して、損失重量及び摩擦 係数を分析するための7gmの円板を作製した。分析の結果を表Iに示す。実施例4 4%の潤滑系を含有する重合組成物のブレンドを調製するために以下の成分を 使用した: (a)208.34ポンドのポリオキシメチレンコポリマーの未安定化フレーク ; (b)1.1ポンドのジエポキシドで架橋されたポリオキシメチレンコポリマー ペレット; (c)199.76gmのN,N′−エチレンビス−ステアラミド; (d)1.1ポンドのヘキサメチレングリコール−ビス(3,5−ジ−t−ブチ ル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート); (e)99.88gmのリシノール酸カルシウム;及び (f)8.8ポンドの潤滑系(全組成物の4重量%)。 実施例1の方法に従って成分を混合し、押出し、成形して、損失重量及び摩擦 係数を分析するための7gmの円板を作製した。分析の結果を表Iに示す。実施例5 5%の潤滑系を含有する重合組成物のブレンドを調製するために以下の成分を 使用した: (a)184.7ポンドのポリオキシメチレンコポリマーの未安定化フレーク; (b)1.0ポンドのジエポキシドで架橋されたポリオキシメチレンコポリマー ペレット; (c)181.6gmのN,N′−エチレンビス−ステアラミド; (d)1.0ポンドのヘキサメチレングリコール−ビス(3,5−ジ−t−ブチ ル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート); (e)90.8gmのリシノール酸カルシウム;及び (f)10ポンドの潤滑系(全組成物の5重量%)。 実施例1の方法に従って成分を混合し、押出し、成形して、損失重量及び摩擦 係数を分析するための7gmの円板を作製した。分析の結果を表Iに示す。比較実施例6 比較実施例として、実施例1の潤滑系に代えてHOSTAFLON(登録商標 )TF9203ポリテトラフルオロエチレン(1.5重量%のPTFE)を使用 することによって重合組成物を調製した。以下の成分を使用した: (a)213.84ポンドのポリオキシメチレンコポリマーの未安定化フレーク ; (b)1.1ポンドのジエポキシドで架橋されたポリオキシメチレンコポリマー ペレット; (c)199.76gmのN,N′−エチレンビス−ステアラミド; (d)1.1ポンドのヘキサメチレングリコール−ビス(3,5−ジ−t−ブチ ル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート); (e)99.88gmのリシノール酸カルシウム;及び (f)3.3ポンドのPTFE(全組成物の1.5重量%)。 実施例1の方法に従って成分を混合し、押出し、成形して、損失重量及び摩擦 係数を分析するための7gmの円板を作製した。分析の結果を表Iに示す。比較実施例7 別の比較実施例として、実施例1の潤滑系に代えて3.0重量%のPTFEを 使用することによって重合組成物を調製した。以下の成分を使用した: (a)210.54ポンドのポリオキシメチレンコポリマーの未安定化フレーク ; (b)1.1ポンドのジエポキシドで架橋されたポリオキシメチレンコポリマー ペレット; (c)199.76gmのN,N′−エチレンビス−ステアラミド; (d)1.1ポンドのヘキサメチレングリコール−ビス(3,5−ジ−t−ブチ ル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート); (e)99.88gmのリシノール酸カルシウム;及び (f)6.6ポンドのPTFE(全組成物の3.0重量%)。 実施例1の方法に従って成分を混合し、押出し、成形して、損失重量及び摩擦 係数を分析するための7gmの円板を作製した。分析の結果を表Iに示す。比較実施例8 比較実施例として、以下の成分を使用して潤滑系非添加(潤滑系0重量%)の 重合組成物を調製した: (a)217.14ポンドのポリオキシメチレンコポリマーの未安定化フレーク ; (b)1.1ポンドのジエポキシドで架橋されたポリオキシメチレンコポリマー ペレット; (c)199.76gmのN,N′−エチレンビス−ステアラミド; (d)1.1ポンドのヘキサメチレングリコール−ビス(3,5−ジ−t−ブチ ル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート); (e)99.88gmのリシノール酸カルシウム;及び (f)0ポンドの潤滑系。 実施例1の方法に従って成分を混合し、押出し、成形して、損失重量及び摩擦 係数を分析するための7gmの円板を作製した。分析の結果を表Iに示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16C 33/20 F16C 33/20 A //(C08L 101/00 D01F 1/02 23:04 59:00) D01F 1/02

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.易滑性表面をもつ成形品の製造に好適に使用される自己潤滑性組成物であ って、組成物の総重量を基準として、(a)約70−約99.5重量%の熱可塑 性ポリマーと、(b)約30−約0.5重量%の潤滑系と、(c)少なくとも約 0.08重量%のリシノール酸カルシウムまたはヒドロキシステアリン酸カルシ ウムと、(d)少なくとも約0.2重量%のヒンダードフェノールと、(e)少 なくとも約0.2重量%のジエポキシドで架橋されたオキシメチレンコポリマー と、(f)少なくとも約0.01重量%のN,N′−エチレンビス−ステアラミ ドとを含み、前記潤滑系が、該潤滑系の総重量を基準として、(i)分子量約5 00,000以上、密度約0.94g/cm3及びモールドフローインデックス (MFI)約0.4−約2.2g/10分を示す少なくとも約60−約70重量 %の非常に高分子量のポリエチレンと、(ii)密度約0.95g/cm3及びM FI約3.0g/10分を示すことを特徴とする少なくとも約20−約30重量 %の高密度ポリエチレンホモポリマーまたはコポリマーと、(iii)少なくとも 約0.05重量%の酸金属塩と、(iv)分子量約5,000−約10,000を 示す少なくとも約0.05重量%の低分子量非極性ポリエチレンワックスと、( v)少なくとも約0.05重量%の脂肪酸アミドワックスと、(vi)少なくとも 約0.05重量%のフェノール系酸化防止剤/ホスフィット補助安定剤とを含む ことを特徴とする自己潤滑性組成物。 2.熱可塑性ポリマーが、ポリアミド、ポリエステル、ポリフェニレンスルフ ィド、ポリオキシメチレン、ポリオレフィン、スチレンポリマー及びポリカーボ ネートから成る群から選択されることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の組 成物。 3.熱可塑性ポリマーがポリオキシメチレンであることを特徴とする請求の範 囲第2項に記載の組成物。 4.ポリオキシメチレンが、 (i)オキシメチレンホモポリマーと、 (ii)式: 〔式中、R1及びR2の各々は、水素、低級アルキル基及びハロゲン置換低級アル キル基から成る群から選択され、前記低級アルキル基の各々は1−2個の炭素原 子を有しており、R3の各々は、メチレン基、オキシメチレン基、低級アルキル −及びハロアルキル−置換メチレン基、並びに、低級アルキル−及びハロアルキ ル−置換オキシメチレン基から成る群から選択され、nは0以上−3以下の整数 を示す〕で示される反復単位が散在する約85−約99.9%のオキシメチレン 反復単位を含むオキシメチレンコポリマーと、 (iii)トリオキサンと、環状エーテル及び/または環状アセタールと、式: 〔式中、Zは、炭素対炭素結合、酸素、炭素原子数1−8のオキシアルコキシ単 位、及び、オキシポリ(低級アルコキシ)単位から成るグループから選択される 〕で示されるジグリシジルエーテルとの反応生成物であるオキシメチレンターポ リマーと、 (iv)前項(i)、(ii)及び(iii)の混合物と、 から成る群から選択されることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の組成物。 5.潤滑系が、約70重量%の高分子量ポリエチレンと、約30重量%の高密 度ポリエチレンホモポリマーとを含むことを特徴とする請求の範囲第4項に記載 の組成物。 6.酸金属塩が、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム及びその混合物 から成る群から選択されることを特徴とする請求の範囲第5項に記載の組成物。 7.組成物が更に、約1重量%のパラフィンワックスを必須成分として含むこ とを特徴とする請求の範囲第6項に記載の組成物。 8.脂肪酸アミドワックスが、ビス−ステアロエチレンジアミド及びビス−パ ルミトイルエチレンジアミドから成る群から選択されることを特徴とする請求の 範囲第7項に記載の組成物。 9.ヒンダードフェノールが、ヘキサメチレングリコール−ビス(3,5−ジ −t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)であることを特徴とする請 求の範囲第8項に記載の組成物。 10.ポリオキシメチレンが、式: 〔式中、R1及びR2の各々は、水素、低級アルキル基及びハロゲン置換低級アル キル基から成る群から選択され、前記低級アルキル基の各々は1−2個の炭素原 子を有しており、R3の各々は、メチレン基、オキシメチレン基、低級アルキル −及びハロアルキル−置換メチレン基、並びに、低級アルキル−及びハロアルキ ル−置換オキシメチレン基から成る群から選択され、nは0以上−3以下の整数 を示す〕で示される反復単位が散在する約85−約99.9%のオキシメチレン 反復単位から本質的に構成されるオキシメチレンコポリマーであることを特徴と する請求の範囲第9項に記載の組成物。 11.易滑性表面をもつ成形品の製造に有用な自己潤滑性熱可塑性ポリマー組 成物の製造方法であって、 (a)ポリアミド、ポリエステル、ポリフェニレンスルフィド、ポリオキシメチ レン、ポリオレフィン、スチレンポリマー及びポリカーボネートから成る群から 選択される熱可塑性ポリマーを選択する段階と (b)潤滑系の総重量を基準として、(i)分子量約500,000−600, 000及び密度約0.94g/cm3を示す少なくとも約60−約70重量%の 非常に高分子量のポリエチレンと、(ii)少なくとも約20−約30重量%の高 密度ポリエチレンホモポリマーまたはコポリマーと、(iii)少なくとも約0. 0 5重量%の酸金属塩と、(iv)分子量約5,000−約10,000を示す少な くとも約0.05重量%の非極性ポリエチレンワックスと、(v)少なくとも約 0.05重量%の脂肪酸アミドワックスと、(vi)少なくとも約0.05重量% のホスフィット及びホスホナイト補助安定剤とを含むフェノール系酸化防止剤と を含む潤滑系を使用し、組成物の総重量を基準として、約70−約99.5重量 %の熱可塑性ポリマーと、約30−約0.5重量%の潤滑系とを混合する段階と 、 (c)更に、組成物の総重量を基準として、少なくとも約0.05重量%のリシ ノール酸カルシウムまたはヒドロキシステアリン酸カルシウムと、少なくとも約 0.10重量%のヒンダードフェノールと、少なくとも約0.10重量%のジエ ポキシドで架橋されたオキシメチレンコポリマーと、少なくとも約0.08重量 %のN,N′−エチレンビス−ステアラミドとをポリオキシメチレン及び潤滑系 に混合して十分に分散した自己潤滑性組成物を形成する段階とを含む方法。 12.熱可塑性ポリマーがポリオキシメチレンであることを特徴とする請求の 範囲第11項に記載の方法。 13.ポリオキシメチレンが、 (i)オキシメチレンホモポリマーと、 (ii)式: 〔式中、R1及びR2の各々は、水素、低級アルキル基及びハロゲン置換低級アル キル基から成る群から選択され、前記低級アルキル基の各々は1−2個の炭素原 子を有しており、R3の各々は、メチレン基、オキシメチレン基、低級アルキル −及びハロアルキル−置換メチレン基、並びに、低級アルキル−及びハロアルキ ル−置換オキシメチレン基から成る群から選択され、nは0以上−3以下の整数 を示す〕で示される反復単位が散在する約85−約99.9%のオキシメチレン 反復単位とを含むオキシメチレンコポリマーと、 (iii)トリオキサンと、環状エーテル及び/または環状アセタールと、式: 〔式中、Zは、炭素対炭素結合、酸素、炭素原子数1−8のオキシアルコキシ単 位、及び、オキシポリ(低級アルコキシ)単位から成るグループから選択される 〕で示されるジグリシジルエーテルとの反応生成物であるオキシメチレンターポ リマーと、 (iv)前項(i)、(ii)及び(iii)の混合物と、 から成る群から選択されることを特徴とする請求の範囲第12項に記載の方法。 14.ポリオキシメチレンが、 式: 〔式中、R1及びR2の各々は、水素、低級アルキル基及びハロゲン置換低級アル キル基から成る群から選択され、前記低級アルキル基の各々は1−2個の炭素原 子を有しており、R3の各々は、メチレン基、オキシメチレン基、低級アルキル −及びハロアルキル−置換メチレン基、並びに、低級アルキル−及びハロアルキ ル−置換オキシメチレン基から成る群から選択され、nは0以上−3以下の整数 を示す〕で示される反復単位が散在する約85−約99.9%のオキシメチレン 反復単位から成るオキシメチレンコポリマーであることを特徴とする請求の範囲 第13項に記載の方法。 15.潤滑系が、約70重量%の非常に高分子量のポリエチレンと、約30重 量%の高密度ポリエチレンホモポリマーとを含むことを特徴とする請求の範囲第 14項に記載の方法。 16.ポリオキシメチレンと潤滑系とを均質混合して得られた組成物から易滑 性の用途に好適な自己潤滑性ポリオキシメチレン成形品を製造する方法であって 、前記組成物が、組成物の総重量を基準として、約70−約99.5重量%のポ リオキシメチレンと、約30−約0.5重量%の潤滑系とを含み、前記方法が、 (a)(i)オキシメチレンホモポリマーと、 (ii)式: 〔式中、R1及びR2の各々は、水素、低級アルキル基及びハロゲン置換低級アル キル基から選択され、前記低級アルキル基の各々は1−2個の炭素原子を有して おり、R3の各々は、メチレン基、オキシメチレン基、低級アルキル−及びハロ アルキル−置換メチレン基、並びに、低級アルキル−及びハロアルキル−置換オ キシメチレン基から成るグループから選択され、nは0以上−3以下の整数を示 す〕で示される反復単位が散在する約85−約99.9%のオキシメチレン反復 単位を含むオキシメチレンコポリマーと、 (iii)トリオキサンと、環状エーテル及び/または環状アセタールと、式: 〔式中、Zは、炭素対炭素結合、酸素、炭素原子数1−8のオキシアルコキシ単 位、及び、オキシポリ(低級アルコキシ)単位から選択される〕で示されるジグ リシジルエーテルとの反応生成物であるオキシメチレンターポリマーと、 (iv)前項(i)、(ii)及び(iii)の混合物と、 から成るグループから選択されるポリオキシメチレンを調製する段階と、 (b)潤滑系の総重量を基準として、(i)分子量約500,000−約600 ,000及び密度約0.94g/cm3を示すことを特徴とする少なくとも約6 0−約70重量%の非常に高分子量のポリエチレンと、(ii)少なくとも約20 −約30重量%の高密度ポリエチレンホモポリマーまたはコポリマーと、(iii )少なくとも約0.05重量%の酸金属塩と、(iv)分子量約5,000−約1 0,000を示すことを特徴とする少なくとも約0.05重量%の非極性ポリエ チレンワックスと、(v)少なくとも約0.05重量%の脂肪酸アミドワックス と、(vi)少なくとも約0.05重量%のホスフィット及びホスホナイト補助安 定剤を含むフェノール系酸化防止剤とから本質的に構成される潤滑系とポリオキ シメチレンとを混合する段階と、 (c)組成物の総重量を基準として、少なくとも約0.05重量%のリシノール 酸カルシウムまたはヒドロキシステアリン酸カルシウムと、少なくとも約0.1 0重量%のヒンダードフェノールと、少なくとも約0.10重量%のジエポキシ ドで架橋されたオキシメチレンコポリマーと、少なくとも約0.08重量%のN ,N′−エチレンビス−ステアラミドとをポリオキシメチレン及び潤滑系に混合 して十分に分散した自己潤滑性組成物を調製する段階と、 (d)低摩擦性及び表面減摩性を示す成形品を組成物から形成する段階と、 を含む方法。 17.自己潤滑性組成物が、組成物の総重量を基準として、約85−約99重 量%のオキシメチレンポリマーと、約15−約1重量%の潤滑系とを含むことを 特徴とする請求の範囲第16項に記載の成形品。 18.自己潤滑性組成物が、組成物の総重量を基準として、約98重量%のオ キシメチレンポリマーと、約2重量%の潤滑系とを含むことを特徴とする請求の 範囲第17項に記載の成形品。 19.約20ポンドの荷重の作用下で約100フィート/分の速度で約17時 間の試験後に、約4.5mgの摩耗率を示すことを特徴とする請求の範囲第18 項に記載の成形品。 20.約0.053未満の摩擦係数を示すことを特徴とする請求の範囲第19 項に記載の成形品。 21.軸受け、ギヤ、カム、ローラ、滑り板、滑車、レバー及び案内部材から 成るグループから選択されることを特徴とする請求の範囲第20項に記載の成形 品。
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