JPH1150063A - 炭化水素の流動接触分解触媒組成物 - Google Patents

炭化水素の流動接触分解触媒組成物

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JPH1150063A
JPH1150063A JP9219155A JP21915597A JPH1150063A JP H1150063 A JPH1150063 A JP H1150063A JP 9219155 A JP9219155 A JP 9219155A JP 21915597 A JP21915597 A JP 21915597A JP H1150063 A JPH1150063 A JP H1150063A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 炭化水素油、特に減圧軽油の接触分解にも使
用可能であるが、重質残渣油の接触分解に使用して、分
解活性が高く、しかもガソリン収率が高く、ガスおよび
コークの生成量が少なく、効果的にボトムを軽質炭化水
素油、特に灯軽油留分炭化水素油(LCO)に分解する
ことができる接触分解用触媒組成物の提供。 【解決手段】 SiO2/Al23重量比が0.01〜
0.85の範囲にあり、アルミナ成分が結晶子径40Å
以下の擬ベーマイト形アルミナ水和物から構成された複
合物質を出発原料とした触媒成分を含有することを特徴
とする炭化水素の流動接触分解触媒組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭化水素の流動接
触分解触媒組成物に関し、特に重質残渣油の流動接触分
解(RFCC)に使用して、分解活性が高く、ガソリン
および灯軽油留分(LCO)の液収率が高い触媒組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】重質炭化水素油の接触
分解に用いられる原料油、特に常圧蒸留残渣油、減圧蒸
留残渣油などの重質残渣油の流動接触分解(RFCC)
に用いられる原料油は、ニッケル、バナジウム等の重金
属と、レジン、アスファルテン、コンラドソンカーボン
と呼ばれる主に多環芳香族からなる高分子化合物を多量
に含有している。このような重質残渣油の流動接触分解
においては、有用なガソリン及びLCOの生成量が減少
する上に、ニッケルなどの重金属が触媒上に沈着し、こ
の重金属が脱水素活性を有するため好ましくない水素及
びコークの生成量が増加する。原料油中のアスファルテ
ン、コンラドソンカーボン或いは高沸点留分炭化水素油
を効果的にガソリン、LCO等の低沸点留分炭化水素油
に分解することは困難であり、その殆どはコークとな
り、触媒活性点を被毒して触媒失活の原因となり易い。
【0003】流動接触分解プロセスにおいて生成するコ
ークは、原料油中のアスファルテン、コンラドソンカー
ボン或いは高沸点留分炭化水素油などがさらに縮合して
形成されるコークを主とし、接触分解反応で形成される
分解コークなどから構成されており、そのコーク生成量
の多少が触媒を再生塔で再生する際の再生温度に影響を
与え、即ち、重質残渣油の接触分解反応に使用した後の
多量のコークが付着した触媒は、再生温度を上昇させる
ため、ゼオライトの劣化を誘導して触媒失活の原因とな
っている。
【0004】したがって、重質残渣油の流動接触分解用
触媒組成物としては、(1)重質残渣油を効果的に軽質
炭化水素油に分解する残渣油分解能(ボトム分解能)を
有すること、(2)重金属による水素生成量の増加およ
びゼオライト破壊を抑制する耐メタル性を有すること、
(3)高温多湿での再生による活性低下が小さく安定な
耐水熱安定性を有することが要求される。
【0005】一般に、炭化水素油の流動接触分解触媒組
成物は、多孔性無機酸化物マトリックス成分とゼオライ
トからなる活性成分から構成されている。しかし、原料
油が重質残渣油の場合は、これに含有される高沸点留分
炭化水素の分子サイズが大きく、ゼオライト細孔(細孔
径約3〜12Å)内に拡散困難なために、主にゼオライ
ト粒子の外部表面及び比較的大きな細孔を有する多孔性
無機酸化物マトリックスによってまず分解される。
【0006】そのため重質残渣油を効率的に分解するた
めに種々の多孔性無機酸化物マトリックス成分、例えば
シリカ−アルミナ、アルミナ、シリカ−マグネシア、シ
リカ−ジルコニア等の多孔性無機酸化物マトリックス成
分が用いられている。これらはいずれも固体酸物質で固
体酸点を分解活性点として有しており、重質残渣油の接
触分解触媒マトリックス成分として有用であることが知
られている。
【0007】しかし、これらの多孔性無機酸化物マトリ
ックスは、高沸点留分炭化水素を分解する反面強酸点を
多く有するためガス及びコークの生成量が増加する問題
があった。そこで、例えば触媒の多孔性無機酸化物マト
リックス成分の比表面積を低下させ、その固体酸特性を
制御する手法がとられているが(例えば、特開平8−7
1417号公報)、比表面積を低下させることはその分
解活性を低減することになり、重質残渣油を効率的に有
用なガソリン或いはライトサイクルオイル(LCO)に
分解し難いという問題もあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、炭化
水素油、特に減圧軽油の接触分解にも使用可能である
が、重質残渣油の接触分解に使用して、分解活性が高
く、しかもガソリン収率が高く、ガスおよびコークの生
成量が少なく、効果的にボトムを軽質炭化水素油、特に
灯軽油留分炭化水素油(LCO)に分解することができ
る接触分解用触媒組成物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するために、種々化合物について重質残渣油の分
解特性について研究した結果、微小擬ベーマイト型アル
ミナ成分とシリカ成分とを特定の割合で含有する複合物
質を出発原料とする触媒成分を含有する触媒が、重質残
渣油を、特に灯軽油留分炭化水素油(LCO)に分解す
る能力を有し、かつコーク生成量の少ない極めて優れた
流動接触分解触媒組成物であることを見出し本発明を完
成するに至った。
【0010】本発明は、SiO2/Al23重量比が
0.01〜0.85の範囲にあり、アルミナ成分の結晶
子径が40Å以下の擬ベーマイトから構成された複合物
質を出発原料とする触媒成分を含有することを特徴とす
る炭化水素の流動接触分解触媒組成物に関する。
【0011】本発明に於ける触媒成分の出発原料である
複合物質は、SiO2/Al23重量比が0.01〜
0.85の範囲にあり、アルミナ成分が結晶子径40Å
以下の擬ベーマイト形アルミナ水和物から構成される。
【0012】該SiO2/Al23重量比が0.01未
満の場合は、アルミナ成分である擬ベーマイト型アルミ
ナ水和物の結晶子径が増大して、シリカ−アルミナ結合
が減少するため、得られる触媒成分の比表面積が低下
し、そのため分解性能が低下し、灯軽油留分の重質留分
に対する収率比(以下LCO/HCO比と略す)が低下
するので好ましくない。またSiO2/Al23重量比
が0.85を超えて高い場合にも、アルミナ成分の擬ベ
ーマイト型アルミナ水和物の結晶子径が増大して、シリ
カ成分の凝集が生じることで得られる触媒成分の比表面
積が低下するため、分解性能が低下し、LCO/HCO
比が低下するので好ましくない。本発明での触媒成分の
出発原料である複合物質のSiO2/Al23重量比
は、0.01〜0.85、とくに0.05〜0.70の
範囲であることが好ましい。
【0013】また、該アルミナ成分が結晶子径40Å以
下の擬ベーマイト形アルミナ水和物(以下、擬ベーマイ
トという)であることが必須である。該アルミナ成分の
結晶形が、バイヤライト、ギブサイトなどの擬ベーマイ
ト以外の結晶形アルミナ水和物では得られる触媒組成物
は所望の効果が得られず、また、擬ベーマイトの結晶子
径が、40Åよりも大きい場合にも得られる触媒組成物
はLCO/HCO比が低下するので好ましくない。した
がって、本発明での触媒成分の出発原料である擬ベーマ
イトの結晶子径は、40Å以下、通常40Å〜10Å、
好ましくは30〜15Åの範囲である。
【0014】本発明における複合物質である擬ベーマイ
トの結晶子径は、該複合物質を110℃で24時間乾燥
した試料について、デバイーシエラーの式に基づき、X
線回折図における2θ=13.9度または27.9度の
回折ピークの半値幅を用いて求めたものである。
【0015】前述の複合物質は、例えば次のようにして
製造することができる。先ず硫酸アルミニウムを溶解し
てアルミナ(Al23)として0.5〜15wt%、好
ましくは1〜10wt%濃度の硫酸アルミニウム水溶液
を調整する。アルミン酸ナトリウムを溶解してアルミナ
(Al23)として0.5〜15wt%、好ましくは1
〜10wt%濃度のアルミン酸ナトリウム水溶液を調整
する。また、一方では水硝子溶液を希釈してシリカ(S
iO2)として0.5〜15wt%、好ましくは1〜1
0wt%濃度の希釈水硝子水溶液を調製する。次に、前
述の各々の水溶液を20〜80℃、好ましくは40〜7
0℃の温度に保持し、アルミン酸ナトリウム水溶液を撹
拌しながら、これに硫酸アルミニウム水溶液と希釈水硝
子水溶液を同時に添加し、調合pHを5.0〜9.0、
好ましくは6.0〜8.0の範囲に調整してアルミナ−
シリカ水性ゲルを得る。前述の添加時間は2〜15分
間、好ましくは5〜12分間の範囲となるよう徐々に添
加することが望ましい。次いで、得られた水性ゲルを濾
過、洗浄した後、純水でアルミナ−シリカ濃度を2〜2
0wt%、好ましくは5〜15wt%に調製し、さら
に、その水性ゲルをアンモニア水溶液により、該水性ゲ
ルのpHを7〜12、好ましくは9〜11の範囲に調節
し、温度50〜120、好ましくは70〜110℃で、
1〜24時間、好ましくは3〜20時間の熟成して複合
物質を得る。
【0016】得られた複合物質は、触媒成分の出発原料
として使用される。該複合物質は水性ゲルの状態で使用
することもできるし、また水性ゲルを乾燥あるいは乾
燥、焼成し、必要に応じて、平均粒子径を0.5〜10
ミクロン、好ましくは1〜5ミクロンに粉砕して使用す
ることもできる。このようにして得た複合物質を出発原
料とした水性ゲルを乾燥した後、500℃で3時間焼成
したものの比表面積は300m2/g以上、好ましくは
350〜550m2/gが好適である。
【0017】本発明の接触分解触媒組成物では、前述の
複合物質を出発原料とする触媒成分だけ(100wt
%)でも良いが、好ましくは該触媒成分を1〜50wt
%、更に好ましくは5〜40wt%の範囲で含有した形
で使用することができる。該触媒成分の含有量が1wt
%未満では、得られる触媒組成物は所望の効果が得られ
ないことがある。
【0018】また本発明の接触分解触媒組成物では、S
iO2/Al23重量比が0.01〜0.85の範囲に
あり、アルミナ成分の結晶子径が40Å以下の擬ベーマ
イトから構成された複合物質を出発原料とする触媒成分
に、結晶性アルミノシリケートゼオライトおよび無機酸
化物マトリックス成分を含有させることが好ましい。
【0019】前述の結晶性アルミノシリケートゼオライ
ト成分としては、通常の炭化水素の接触分解触媒組成物
に使用されるゼオライトが使用可能であり、例えば、X
型ゼオライト、Y型ゼオライト、モルデナイト、ZSM
型ゼオライトおよび天然ゼオライトなどを挙げることが
でき、また、通常の接触分解触媒組成物の場合と同様、
ゼオライトを水素、アンモニウムおよび多価金属から選
ばれるカチオンでイオン交換された形で使用される。Y
型ゼオライト、特に超安定性Y型ゼオライトは耐水熱性
に優れているので好適である。
【0020】前述の無機酸化物マトリックス成分として
は、シリカ、シリカ−アルミナ、アルミナ、シリカ−マ
グネシア、アルミナ−マグネシア、リン−アルミナ、シ
リカ−ジルコニアなど、結合剤としても作用する通常の
接触分解触媒組成物に使用されるマトリックス成分が使
用できる。また、マトリックス成分には、従来の粘土物
質や、アルミナ、マンガン化合物などのメタル捕捉剤を
併用して含有せしめることもできる。
【0021】本発明の接触分解触媒組成物では、前述の
触媒成分と、前述の結晶性アルミノシリケートゼオライ
ト(活性成分)および無機酸化物マトリックス成分を同
一粒子中に含有させた組成物であることができる。この
場合の該触媒成分の含有量は全組成物に対して、1〜5
0wt%、好ましくは5〜40wt%の範囲で使用する
ことができ、該ゼオライト成分の含有量は、通常の接触
分解触媒組成物に用いられる量が使用可能であり、全組
成物に対して好ましくは10〜40wt%、更に好まし
くは15〜35wt%であり、無機マトリックス成分の
使用量は、全組成物に対して好ましくは20〜85wt
%、更に好ましくは25〜80wt%である。
【0022】また、該触媒組成物では、細孔容積が0.
26ml/g以上、好ましくは0.27〜0.35ml
/gの範囲にあり、比表面積が250m2/g以上、好
ましくは255〜300m2/gの範囲にあることが望
ましい。
【0023】該触媒組成物は、例えば、水硝子を硫酸溶
液で中和して得られたシリカゾル(マトリックス成分)
に、前述の複合物質の水性ゲル(触媒成分)または粉末
(触媒成分)、ゼオライト(活性成分)およびカオリン
などの粘土物質(マトリックス成分)を加えて混合し、
得られた混合物スラリーを噴霧乾燥して微小球状粒子と
し、必要に応じて微小球状粒子を洗浄した後、乾燥ある
いは乾燥、焼成して製造される。
【0024】また、本発明の接触分解触媒組成物では、
前述の触媒成分を含有する粒子(A)と、結晶性アルミ
ノシリケートゼオライトおよび無機酸化物マトリックス
成分を含有する粒子(B)との物理的混合物であっても
よい。この場合の各成分の割合は、同一粒子中の各成分
の割合と同様にすることが好ましい。
【0025】該触媒成分を含有する粒子(A)は、前述
の触媒成分だけからなる粒子であっても良いし、また、
前述の触媒成分と無機酸化物マトリックス成分とからな
る粒子であっても良いし、また、前述の触媒成分とゼオ
ライト成分および無機酸化物マトリックス成分とからな
る粒子であっても良い。
【0026】また、該結晶性アルミノシリケートゼオラ
イトおよび無機酸化物マトリックス成分を含有する粒子
(B)は、前述の触媒成分を含有しない通常のゼオライ
ト含有接触分解触を用いることができる。
【0027】前述の粒子(A)と前述の粒子(B)の混
合割合は、(A)/(B)重量比で1/99〜99/1
の範囲、好ましくは5/95〜50/50の範囲である
ことが望ましい。
【0028】本発明の触媒組成物は、SiO2/Al2
3重量比が0.01〜0.85の範囲にあり、アルミナ
成分の結晶子径が40Å以下の擬ベーマイトから構成さ
れた複合物質を出発原料とした触媒成分を含有し、該触
媒成分は比表面積が大きく、シリカ−アルミナ結合によ
る適度の個体酸量を有するため、炭化水素の過分解が抑
制されボトム分解反応が促進される。
【0029】本発明の触媒組成物を使用した流動接触分
解においては、通常の炭化水素油の流動接触分解条件を
採用することができ、例えば以下に述べる条件が好適に
採用できる。接触分解に使用される原料油としては、通
常の炭化水素原料油を用いることができ、また減圧蒸留
軽油を用いることも可能であるが、特に常圧蒸留残渣
油、減圧蒸留残渣油等の重質残渣油、あるいはそれらを
水素化処理した重質残渣油等が好適に使用される。
【0030】また、前述の炭化水素原料油を接触分解す
る際の反応温度は470〜550℃の範囲が好適に採用
され、反応圧力は一般的にはおよそ1〜3kg/cm2
の範囲が好適であり、触媒/油の重量比は2.5〜7.
0の範囲が好ましく、さらに接触時間は10〜60hr
-1の範囲が好ましい。
【0031】
【実施例】以下に実施例と比較例を示し具体的に本発明
を説明するが、これらのものに本発明が限定されるもの
ではない。
【0032】実施例1 〔複合物質(A−1)の製造〕Al23としての濃度が
それぞれ2.5wt%の硫酸アルミニウム水溶液34.
20kgと5.0wt%のアルミン酸ナトリウム水溶液
36.00kgとをそれぞれ調製し、さらにSiO2
しての濃度が2.5wt%の3号水硝子水溶液5.40
kgを調製し、すべての水溶液を60℃の温度に保持し
た。そして、撹拌しているアルミン酸ナトリウム水溶液
中に、硫酸アルミニウム水溶液と3号水硝子水溶液を同
時に10分間かけて添加して、pH7.0の水性ゲルを
得た。次いで、得られた複合物質の水性ゲルを液から分
離して、0.3%水酸化アンモニウム水溶液159.6
0kgで洗浄した後、水性ゲルに純水を添加して濃度1
0.0wt%の複合物質を含有する水性ゲルを調製し
た。さらに、その水性ゲルに15wt%水酸化アンモニ
ウム水溶液を用いて、pH10.8に調節し、温度95
℃で20時間熟成して水性ゲル状の複合物質(A−1)
を得た。この水性ゲル状の複合物質(A−1)のSiO
2/Al23の重量比は0.05であり、さらに水性ゲ
ル状の複合物質(A−1)を110℃で24時間乾燥し
たものは擬ベーマイト形アルミナ水和物であり、その結
晶子径は28Åであった。また、このものを500℃で
3時間焼成した物の比表面積は430m2/gであっ
た。なお、複合物質の性状を表1に示した。
【0033】〔複合物質(A−1)を含有した触媒組成
物Aの製造〕SiO2としての濃度が17.0wt%で
pHが12.0の3号水硝子水溶液に、濃度24.0w
t%の硫酸水溶液を添加してpHが1.6でSiO2
しての濃度が12.5wt%のシリカゾル(マトリック
ス成分)を得た。次にそのシリカゾル4.00kgにカ
オリナイト(マトリックス成分)1.00kg、前述の
水性ゲル状の複合物質(A−1)(触媒成分)2.50
kg、及び超安定化Y型ゼオライト(活性成分)750
gを加えて混合し分散させた後、噴霧乾燥して微小球状
粒子とし、さらに洗浄乾燥して平均粒子径65ミクロン
の接触分解触媒組成物(A)を得た。この触媒組成物
は、乾燥重量でそれぞれゼオライト(活性成分)を30
wt%、カオリナイト(マトリックス成分)を40wt
%、シリカ(マトリックス成分)を20wt%、及び複
合物質(A−1)を出発原料とする触媒成分を10wt
%含有していた。なお、触媒組成物(A)の性状を表3
に示した。
【0034】実施例2 〔複合物質(B−1)の製造〕Al23としての濃度が
それぞれ2.5wt%の硫酸アルミニウム水溶液31.
70kgと5.0wt%のアルミン酸ナトリウム水溶液
36.00kgを調製し、さらにSiO2としての濃度
が2.5wt%の3号水硝子水溶液13.60kgを調
製し、すべての水溶液を60℃の温度に保持した。そし
て、撹拌しているアルミン酸ナトリウム水溶液中に、硫
酸アルミニウム水溶液と3号水硝子水溶液を同時に10
分間かけて添加し、pH7.0の水性ゲルを得た。次い
で、得られた複合物質の水性ゲルを液から分離して、
0.3%水酸化アンモニウム水溶液146.40kgで
洗浄した後、水性ゲルに純水を添加して濃度を10.0
wt%にした複合物質の水性ゲルを調製した。さらに、
その水性ゲルを15wt%水酸化アンモニウム水溶液に
より、pHを10.8に調節し、温度95℃で20時間
熟成して水性ゲル状の複合物質(B−1)を得た。な
お、実施例1と同様に処理した複合物質(B−1)の性
状を表1に示した。
【0035】〔複合物質(B−1)を含有した触媒組成
物(B)の調製〕実施例1において、複合物質(A−
1)の代わりに複合物質(B−1)を使用した以外は実
施例1と同様にして触媒組成物(B)を調製した。触媒
組成物(B)は、乾燥重量でそれぞれゼオライトを30
wt%、カオリナイトを40wt%、シリカを20wt
%、及び複合物質(B−1)出発原料とする触媒成分を
10wt%含有していた。なお、触媒組成物(B)の性
状を表3に示した。
【0036】実施例3 〔複合物質(C−1)の製造〕Al23としての濃度が
それぞれ2.5wt%の硫酸アルミニウム水溶液39.
80kgと5.0wt%のアルミン酸ナトリウム水溶液
18.00kgを調製し、さらにSiO2としての濃度
が2.5wt%の3号水硝子水溶液36.40kgを調
製し、すべての水溶液を60℃の温度に保持した。そし
て、撹拌しているアルミン酸ナトリウム水溶液中に、硫
酸アルミニウム水溶液と3号水硝子水溶液を同時に10
分間かけて添加し、pH7.0の水性ゲルを得た。次い
で、得られた複合物質の水性ゲルを液から分離して、
0.3%水酸化アンモニウム水溶液102.00kgで
洗浄した後、水性ゲルに純水を添加して濃度を10.0
wt%にした複合物質の水性ゲルを調製した。さらに、
その水性ゲルを15wt%水酸化アンモニウム水溶液に
より、pHを10.8に調節し、温度95℃で20時間
熟成して水性ゲル状の複合物質(C−1)を得た。な
お、実施例1と同様に処理した複合物質(C−1)の性
状を表1に示した。
【0037】〔複合物質(C−1)を含有した触媒組成
物(C)の調製〕実施例1において、複合物質(A−
1)の代わりに複合物質(C−1)を使用した以外は実
施例1と同様にして触媒組成物(C)を調製した。な
お、触媒組成物(C)の性状を表3に示した。
【0038】比較例1 〔アルミナ水和物(D−1)の製造〕Al23としての
濃度がそれぞれ2.5wt%の硫酸アルミニウム水溶液
40.75kgと5.0wt%のアルミン酸ナトリウム
水溶液45.00kgを調製し、すべての水溶液を60
℃の温度に保持した。そして、撹拌しているアルミン酸
ナトリウム水溶液中に、硫酸アルミニウム水溶液を10
分間かけて添加しpH7.0の水性ゲルを得た。次い
で、得られた水性ゲルを液から分離して、0.3%水酸
化アンモニウム水溶液196.20kgで洗浄した後、
水性ゲルに純水を添加して濃度を10.0wt%にした
アルミナ水和物の水性ゲルを調製した。さらに、その水
性ゲルを15wt%水酸化アンモニウム水溶液により、
pHを10.8に調節し、温度95℃で20時間熟成し
て水性ゲル状のアルミナ水和物(D−1)を得た。この
水性ゲル状の結晶形態は、110℃−24時間乾燥物で
擬ベーマイト形であり、その結晶子径は60Aであっ
た。また、比表面積は500℃−3時間の焼成物で30
0m2/gであった。なお、アルミナ水和物(D−1)
の性状を表2に示した。
【0039】〔アルミナ水和物(D−1)を含有した触
媒組成物(D)の調製〕実施例1において、複合物質
(A−1)の代わりにアルミナ水和物(D−1)を使用
した以外は実施例1と同様にして触媒組成物(D)を調
製した。触媒組成物(D)は、乾燥重量でそれぞれゼオ
ライトを30wt%、カオリナイトを40wt%、シリ
カを20wt%、および複合物質(D−1)出発原料と
する活性アルミナを10wt%含有していた。なお、触
媒組成物(D)の性状を表4に示した。
【0040】比較例2 〔複合物質(E−1)の製造〕Al23としての濃度が
それぞれ2.5wt%の硫酸アルミニウム水溶液19.
40kgと5.0wt%のアルミン酸ナトリウム水溶液
14.00kgを調製し、さらにSiO2としての濃度
が2.5wt%の3号水硝子水溶液36.40kgを調
製し、すべての水溶液を60℃の温度に保持した。そし
て、撹拌しているアルミン酸ナトリウム水溶液中に、硫
酸アルミニウム水溶液と3号水硝子水溶液を同時に10
分間かけて添加しpH7.0の水性ゲルを得た。次い
で、得られた複合物質の水性ゲルを液から分離して、
0.3%水酸化アンモニウム水溶液71.10kgで洗
浄した後、水性ゲルに純水を添加して濃度を10.0w
t%にした複合物質の水性ゲルを調製した。さらに、こ
の水性ゲルを15wt%水酸化アンモニウム水溶液によ
り、pHを10.8に調節し、温度95℃で20時間熟
成して水性ゲル状の複合物質(E−1)を得た。なお、
実施例1と同様に処理した複合物質(E−1)の性状を
表2に示した。
【0041】〔複合物質(E−1)を含有した触媒組成
物(E)の調製〕実施例1において、複合物質(A−
1)の代わりに複合物質(E−1)を使用した以外は実
施例1と同様にして触媒組成物(E)を調製した。な
お、触媒組成物(E)の性状を表4に示した。
【0042】比較例3 〔複合物質(F−1)の製造〕Al23としての濃度が
それぞれ2.5wt%の硫酸アルミニウム水溶液31.
70kgと5.0wt%のアルミン酸ナトリウム水溶液
36.00kgを調製し、さらにSiO2としての濃度
が2.5wt%の3号水硝子水溶液13.60kgを調
製し、すべての水溶液を60℃の温度に保持した。そし
て、撹拌しているアルミン酸ナトリウム水溶液中に、硫
酸アルミニウム水溶液と3号水硝子水溶液を同時に20
分間かけて添加しpH7.0の水性ゲルを得た。次い
で、得られた複合物質の水性ゲルを液から分離して、
0.3%水酸化アンモニウム水溶液146.40kgで
洗浄した後、水性ゲルに純水を添加して濃度を10.0
wt%にした複合物質の水性ゲルを調製した。さらに、
その水性ゲルを15wt%水酸化アンモニウム水溶液に
より、pHを10.8に調節し、温度95℃で20時間
熟成して水性ゲル状の複合物質(F−1)を得た。な
お、実施例1と同様に処理した複合物質(F−1)の性
状を表2に示した。
【0043】〔複合物質(F−1)を含有した触媒組成
物(F)の調製〕実施例1において、複合物質(A−
1)の代わりに複合物質(F−1)を使用した以外は実
施例1と同様にして触媒組成物(F)を調製した。な
お、触媒組成物(F)の性状を表4に示した。
【0044】比較例4 〔複合物質(G−1)の製造〕Al23としての濃度が
それぞれ2.5wt%の硫酸アルミニウム水溶液31.
70kgと5.0wt%のアルミン酸ナトリウム水溶液
36.00kgを調製し、さらにSiO2としての濃度
が2.5wt%の3号水硝子水溶液13.60kgを調
製し、すべての水溶液を60℃の温度に保持した。そし
て、撹拌しているアルミン酸ナトリウム水溶液中に、先
ず3号水硝子水溶液を全量添加し、次いで硫酸アルミニ
ウム水溶液を10分間かけて添加しpH7.0の水性ゲ
ルを得た。次いで、得られた複合物質の水性ゲルを液か
ら分離して、0.3%水酸化アンモニウム水溶液14
6.40kgで洗浄した後、水性ゲルに純水を添加して
濃度を10.0wt%にした複合物質の水性ゲルを調製
した。さらに、その水性ゲルを15wt%水酸化アンモ
ニウム水溶液により、pHを10.8に調節し、温度9
5℃で20時間熟成して水性ゲル状の複合物質(G−
1)を得た。なお、実施例1と同様に処理した複合物質
(G−1)の性状を表2に示した。
【0045】〔複合物質(G−1)を含有した触媒組成
物(G)の調製〕実施例1において、複合物質(A−
1)の代わりに複合物質(G−1)を使用した以外は実
施例1と同様にして触媒組成物(G)を調製した。な
お、触媒組成物(G)の性状を表4に示した。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】
【表3】 *PV:水銀圧入法による細孔容積
【0049】
【表4】
【0050】実施例4 (触媒の性能評価)実施例及び比較例で得た触媒組成物
を用いて、ASTMに準拠したMicroActivi
ty Test(MAT)装置により炭化水素の分解反
応を行ない、触媒の評価を行った。触媒は、反応に使用
する前に以下のような前処理(擬似平衡化処理、即ち実
装置に近似した反応特性が得られるように、予め触媒を
高温でスチーム処理して適度に失活させる処理。)を施
して反応に用いた。即ち、触媒にはバナジウム(V)と
して4,000wtppmと、ニッケル(Ni)として
2,000wtppmとなるようにナフテン酸バナジウ
ムとナフテン酸ニッケルのトルエン溶液を含浸し、溶媒
を除去した後に550℃で焼成し、次いで、780℃で
13時間100%のスチーム雰囲気下で前処理を施し
た。
【0051】(MAT評価条件) (1)原料油 :水素化脱硫常圧蒸留残渣油(DSA
R)40vol%と水素化脱硫常圧蒸留軽油(DSVG
O)60vol%の混合油を使用した。その原料油中の
金属濃度はNiが5.2wtppmでVが7.9wtp
pmであった。また、原料油中の残留炭素濃度は5.2
wt%であり、その比重は0.9330であり、硫黄分
濃度は0.28wt%であった。 (2)反応温度:510℃ (3)反応圧力:常圧 (4)触媒/油の重量比:3.0〜5.0 (5)接触時間:40hrs-1
【0052】(反応結果について)反応結果は転化率が
70.0wt%の時の収率値を表5〜6に示した。な
お、それぞれの生成物の収率の算出は以下の式に従い行
なった。 転化率(wt%)=(A−B)/A×100 ガソリン収率(wt%)=C/A×100 LCO収率(wt%)=D/A×100 HCO収率(wt%)=E/A×100 コーク収率(wt%)=F/A×100 (LCO/HCO)比=(LCO収率)/(HCO収
率) 但し、Aは原料油の重量、Bは生成油中の沸点204℃
以上の留分の重量、Cは生成油中のガソリン(沸点範囲
C5−204℃)の重量、Dは生成油中のLCO(沸点
範囲216−343℃)の重量、Eは生成油中のHCO
(沸点範囲343℃+)の重量、Fは触媒上に析出した
コークの重量である。触媒A、触媒B及び触媒Cはガソ
リン及びライトサイクルオイル(LCO)の液収率が極
めて高く、さらに特徴的に高い(LCO/HCO)比を
示していることから、重質残渣油の分解能が高く選択的
にLCOを得られる極めて優れてた触媒である。
【0053】
【表5】
【0054】
【表6】
【0055】
【発明の効果】 (1)本発明の複合物質は、微小擬ベーマイト型アルミ
ナ成分とシリカ成分とからなり、微小なアルミナの結晶
子径を有しており、触媒成分は特別に高い比表面積を有
する。 (2)本発明の触媒組成物は極めて優れた重質残さ油の
分解特性を示し、炭化水素油、特に常圧蒸留残さ油或い
は減圧残さ油等の接触分解において、ガソリン及びライ
トサイクルオイル(LCO)の液収率が極めて高い。 (3)さらに本発明の触媒組成物のMAT反応結果によ
れば(LCO/HCO)比が極めて高い点からみて、重
質残渣油の分解能に優れており、選択的かつ効率的にL
COが得られることが判る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SiO2/Al23重量比が0.01〜
    0.85の範囲にあり、アルミナ成分が結晶子径40Å
    以下の擬ベーマイト形アルミナ水和物から構成された複
    合物質を出発原料とした触媒成分を含有することを特徴
    とする炭化水素の流動接触分解触媒組成物。
  2. 【請求項2】 SiO2/Al23重量比が0.01〜
    0.85の範囲にあり、アルミナ成分が結晶子径40Å
    以下の擬ベーマイト形アルミナ水和物から構成された複
    合物質を出発原料とした触媒成分と、結晶性アルミノシ
    リケートゼオライトおよび無機酸化物マトリックス成分
    を含有することを特徴とする請求項1記載の炭化水素の
    流動接触分解触媒組成物。
  3. 【請求項3】 前記触媒成分と、結晶性アルミノシリケ
    ートゼオライトおよび無機酸化物マトリックス成分を同
    一粒子中に含有することを特徴とする請求項1または2
    記載の炭化水素の流動接触分解触媒組成物。
  4. 【請求項4】 前記触媒成分を含有する粒子と、結晶性
    アルミノシリケートゼオライトおよび無機酸化物マトリ
    ックス成分を含有する粒子との物理的混合物からなる請
    求項1または2記載の炭化水素の流動接触分解触媒組成
    物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011147933A (ja) * 2009-12-25 2011-08-04 Jgc Catalysts & Chemicals Ltd 流動接触分解触媒用添加剤
JP2019166436A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 日揮触媒化成株式会社 活性マトリックスおよびその製造方法、ならびに(残油)流動接触分解触媒

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JP2019166436A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 日揮触媒化成株式会社 活性マトリックスおよびその製造方法、ならびに(残油)流動接触分解触媒

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