JPS61103546A - 安定化されたゼオライトyと架橋粘土とを基礎成分として含む中間留分製造用水素化クラツキング触媒 - Google Patents

安定化されたゼオライトyと架橋粘土とを基礎成分として含む中間留分製造用水素化クラツキング触媒

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JPS61103546A
JPS61103546A JP23853385A JP23853385A JPS61103546A JP S61103546 A JPS61103546 A JP S61103546A JP 23853385 A JP23853385 A JP 23853385A JP 23853385 A JP23853385 A JP 23853385A JP S61103546 A JPS61103546 A JP S61103546A
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zeolite
metals
alumina
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JP23853385A
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Inventor
ピエール・デユフレンス
クリスチヤン・マルシリー
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IFP Energies Nouvelles IFPEN
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J29/00Catalysts comprising molecular sieves
    • B01J29/04Catalysts comprising molecular sieves having base-exchange properties, e.g. crystalline zeolites
    • B01J29/06Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof
    • B01J29/08Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof of the faujasite type, e.g. type X or Y
    • B01J29/10Crystalline aluminosilicate zeolites; Isomorphous compounds thereof of the faujasite type, e.g. type X or Y containing iron group metals, noble metals or copper
    • B01J29/106Y-type faujasite

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、基礎成分として、安定化されたぜオライドY
と架橋粘土を含み、ガソリンおよび特に中間留分、灯油
ならびに軽油を得るどいつた石油分留のための水素化ク
ランキング触媒に関するものである。
更に詳しく言うと、この触媒は、安定化されたY型の酸
性ゼオライトと、スメクタイト族(モンモリロナイト族
)に属する架橋粘土と、アルミナを含有する無定形マト
リックスと、元素周期律表の第1族の少なくとも1つの
金属、ならびに場合によっては第■B族の少なくとも1
つの金属を含む水素化・脱水素化の成分との     
1混合物を含む(Handbook Of Chemi
sty and Physics、第192〜193頁
、1955−1956年)。
従来技術およびその問題点 石油留分の水素化クラッキングは石油精製の重要な工程
であり、この工程は、はとんど気化しない超重な重質仕
込物から、精製業者がその製造を需要構造に合わせるた
めに求めている、ガソリン、ジェットエンジン用燃料お
よび軽油のようなより軽質な留分を製造することを可能
にする。接触水素化クランキングの利点は、接触クラッ
キングに比べ、非常に質の良い中間留分、ジェットエン
ジン用燃料および軽油を提供することである。反対に製
造されたガソリンは、接触クランキングで製造されたガ
ソリンよりはるかに低いオクタン価を示す。
水素化クランキングに用いられる触媒はすべて、酸性官
能基を水素化官能基に組合せる二官能基型である。酸性
官能基は、表面酸性度を示す大きな比表面積(約150
〜8001112  ・Q−1)の担体例えばハロゲン
化(特に塩化またはフッ化)アルミナ、酸化ホウ素と酸
化アルミニウムの組合せ、無定形シリカ・アルミナおよ
びゼオライトによりもたらされる。水素化官能基は、元
素周期律表第■族の1つまたは複数の金属例えばニッケ
ル、パラジウムまたは白金あるいは周期律表第VIB族
(特にモリブデンとタングステン)および周期律表第■
族(特にコバルトとニッケル)の中から選ばれた少なく
とも2つの金属の組合せ、2つの異なる族(上記第VI
B族および第1族)に属するこの組合せの金属の少なく
とも2つによりもたらされる。
酸性および水素化の2つの官能基間の平衡は、触媒の活
性と選択性を支配する基本的パラメーターである。弱い
酸性官能基と強い水素化官能基とは、一般に高い温度(
約390℃以上)および低い供給空間速度(触媒1単位
容積あたり処理される仕込物の容積表示の1時間あたり
のVVHは、一般に2以下である)において操作が行な
われると、はとんど活性的でないが中間留分の非常に良
好な選択性が備わっている触媒を生じる。逆に強い酸性
官能基と弱い水素化官能基は、非常に活性であるが中間
留分の選択性が悪い触媒を生じる。
従来の接触水素化クラブキング触媒の大部分は、例えば
無定形シリカ・アルミナのようなやや酸性を帯びた担体
で構成されていた。この系は、非常に良質な中間留分、
またはさらにその酸性度が非常に弱い場合には、ベース
・オイルを製造するために用いられる。
はとんど酸性でない担体の中には、無定形シリカ・アル
ミナ族がみられる。水素化クランキング市場の多くの触
媒は、第1族の金属、好ましくは処理すべき仕込物のへ
テロ原子毒含量が0.5重量%を超える時、第VIB族
および第1族の金属の硫化物の組合せと組合せたシリカ
・アルミナから成る。これらの系では、中間留分の選択
性が非常に良ル)。形成された生成物は良好な品質を有
する。これらの触媒は、その中で最も酸性度の少ないも
のについては、同様に潤滑基油を生じることができる。
無定型担体ベースのこれらのあらゆる触媒系の不都合は
、すでに記載したようにそれらの活性が低いことである
酸性のゼオライトは、前記のその他の酸性担体に対して
、はるかに高い酸性度をもたらすという利点を示す。従
ってこれらを含む触媒ははるかに活性的であり、このた
めにより低い温度および/またはより高い供給空間速度
VVHにおいて操作を行なうことを可能にする。それと
は逆に、より高いこの酸性度は、酸性接触官能基および
水素化接触官能基の2つの官能基間の平衡を変える。そ
の結果従来の触媒に対して、これらの触媒の顕著な選択
性の改良が生じる。
これらはよりクランキングしやすく、その結果中間留分
よりはるかに多くのガソリンを生じる。
さらに、酸性ゼオライトは、約10オングストローム以
上の大きさの分子を転換しにくいという不都合を有する
。これらの分子は、構造のミクロ細孔内に入り込むこと
ができない。従ってこれらの分子は無定形マトリックス
の酸性部    1位、およびゼオライトの晶子の外部
表面上の非常に数少ない酸性部位においてしか転換しえ
ない。
問題点の解決手段 本発明は、この物理的特徴と酸性度が特に改良されたゼ
オライトと、層間に酸化物好ましくは金属酸化物の挿間
物を挿し込むことにより、特に改良されたスメクタイト
族(モンモリロナイト族)の粘度と、アルミナをベース
とする無定形マトリックスと、後で定義する水素化官能
基とを包含する新規ゼオライト触媒に関するものである
。この新規触媒は、ゼオライトをベースとする従来技術
による系に比べて、中間留分に対する著しく改良された
活性と選択性を有する。
本発明の触媒に用いたゼオライト(1〜70重量%好ま
しくは3〜50@量%)は、様々な規格で特徴付けられ
る酸性ゼオライトHYである。この規格の測定方法は以
下に詳述する。す・ なわち、S i 02 /A12
03モル比が約8〜70好ましくは約12〜40 ; 
1100℃で焼成されたゼオライトに対して測定された
ナトリウム金山が0.15重量%以下;単位格子の結晶
性パラメーターa0は、24.55X10 −10〜2
4.24×10−1°m好;1:L<G;t24゜38
x10 〜24.26X10 ”m;変性され中性化さ
れついで焼成されたゼオライト100QにつきNaのダ
ラム表示のナトリウムイオン吸収容量cN、が約0.8
5以上である(ナトリウムイオン吸収容量CNaは、以
下により詳しく定義されるものとする’);B、E、T
法により測定される比表面積が約400m・Q−1好ま
しくは550尻・g−1であり、25℃で2.6トル(
346,6Pa)(P/Po=0゜10)の分圧の場合
の水蒸気吸着容量が約6重量%以上であり、J、Am、
Chem、Soc。
第73巻、第373頁(1951年)にBARRETT
 、JOYNERおよびHALENDAが記述している
方法によって測定したミクロ細孔の分布は、約0゜8〜
0.9ナノメートル(nm)の直径を中心とする従来の
構造に加え、二次的なミクロ細孔がより広く約2.0〜
8.0nm好ましくは2゜0〜6゜Qnmの平均値とい
うより多きな値に分布するバイモード(bimodal
e)型である。前記二次ミクロ細孔は後で定義するゼオ
ライトの細孔容積の1〜20%である。
種々の特徴が、以下に記載する方法で測定される。
S ! 02 /Alz Oaモル比が化学分析により
測定される。アルミニウムの量が少なくなった時、例え
ばもっと詳しく言えば2%以下になった時、原子吸光計
による定量法を用いるのがよい。
単位格子のパラメーターは、ASTMリストD3.94
2−80に記載された方法によって、xm回折図表から
計算される。この計算を正確に行なうためには、生成物
の結晶度が十分なものでなければならないのは明らかで
ある。
比表面積は、液体窒素の温度における窒素吸着恒温測定
によって測定され、従来のB、E。
王、法により計算される。試料は測定前に500℃で乾
燥窒素掃気下に予備処理される。
水の吸収割合(すなわち水蒸気の吸着容量)は、従来の
比重計装置によって測定される。試料は400℃、第1
激減圧下予備処理され、ついて25℃という安定温度に
される。次に水圧2.6トル(346,6Pa)が加え
られる。
これはP/PO比(装置に入れられる水の分圧と、25
℃での飽和水蒸気圧との比)約0.10に対応する。
ナトリウムイオンのイオン交換容ff1cI4a(すな
わちナトリウムイオン吸収容量)は、次の方法で測定さ
れる。ゼオライト1oを1時間20℃でよく撹拌しなが
らNaC10,2M溶液100Cala中の3回の連続
イオン交換に付す。イオン交換の間、溶液は、自然なp
Hに置かれる。
実際もしpHが少量のNaC/の添加により7付近の値
に再調整されるならば、イオン交換されたナトリウム率
は高くなるだろう。これは、再イオン交換され、ついで
1100℃で焼成ざ     1れた変性ゼオライト1
00qあたりのナトリウム9で表示される。
ミクロ細孔分布はB、J、H,法(前記J。
A 、 C、S 、 BARRETT 、JOYNE’
RおよびHALENDA )により測定される。この方
法は、窒脱着恒温法の数量的利用に基づいている。測定
は、CARLOERBAのSORPTOMAT ICI
 800シリーズ型の装置を用いて行なわれる。ゼオラ
イトの総組孔容積は、ここでP/PO=0゜99に対応
する窒素圧において、(脱着恒温法により)吸着された
窒素容積として定義される。
水素化クランキングによって中間留分の製造に対して、
注目すべき活性および選択性を提供することが証明され
た。このゼオライトは一般にはゼオライトNaYから、
基本となる二つの処理の適切な組合せによって製造され
る。すなわち、(a)W度と水蒸気分圧を組合せる水熱
処理および(b)好ましくは濃強無機酸による酸処理。
一般に、ゼオライトNaYは(本発明によるゼオライト
がこれから調製される>8!02/A/203モル比約
4〜6を有する。そのナトリウム金山を3%以下好まし
くは2.8%以下の値に予め下げるのがよいであろう。
一般にゼオライトNaYは約750〜950m2/qの
比表面積を有する。
複数の調製変法があり、これらはすべてゼオライトの水
熱処理の後で酸処理を行なう。水熱処理は従来技術の既
知の操作であり、所謂安定化さらには超安定化ゼオライ
トを得ることを可能にする。このようにしてMACDA
NIELおよびMA)−IERは、米国特許第3293
192号において、水熱処理とアンモニウム塩溶液によ
る陽イオン交換との組合せによって、24.45X10
−10〜24.2X10 −1°の結晶パラメーターと
ナトリウムの低割合を特徴とする所謂超安定ゼオライト
Yの製造を特許請求した。KERRらは、同様にエチレ
ンジアミンテトラアセテートのようなキレート化剤によ
ってアルミニウムの選択的抽出によりシリカに富んだゼ
オライトYを製造した(米国特許第3442795号)
EBERLYらは、脱アルミナゼオライ1−を得るため
に、これら2つの後者の技術を組合わせたく米国特許第
3506400号および米国特許第3591488号)
。彼らは、水熱処理が、アルミノシリケート構造からテ
トラ配位のアルミニウムを選択的に抽出することから成
ることを示した。彼らはこの工程ならびに種々の陽イオ
ンを含む溶液による後の処理を特許請求している。1つ
の実施例は、もはやアルミニウムを含まないホージャサ
イトに到達する、0゜1NのHC/による後の抽出を用
いて行なわれている。しかし、この事例は、後で5CH
ERZERが、記述されたとおりの生成物を作り出せな
いと抗議している(Jounal of Cataly
sis第54巻、第285頁、1978年)。
WARDは、中間留分の製造用のゼオライト触媒の製造
について記載している(米国特許第3853742号)
。ゼオライトは安定化されているが、一連の処理の終了
時に酸浸蝕に付されない。その結晶パラメーターは、2
4.40X10−10m 〜24.50X10−10m
である。
BEZMA15よびRABOt;L、水素化り5ツキン
グ触媒のベースとして、24.20X10−10m 〜
24.45X 10−10mの様々なものである結晶パ
ラメーターを有するより強度に安定化されたゼオライト
を用いたく欧州特許第28938号)。この型のゼオラ
イトは、より詳しくは、0.07以下のイオン交換容量
” I EC11を特徴とする。イオン交換容量は、こ
の特許において次のように定義される。: IEC二(イオン交換容り (NazO)モル IEC=K  □ (SfO2)モル には、Na+イオンへの逆イオン交換前に測定されたS
 ! 02 /A/203モル比である。
S f 02 /A l 2O3モル比がKであり、か
つIECが0.07であるゼオライトは、およそ下記式
に対応する。: HNa    AlO2(S 1o2)K/20.93
     0.07 このような生成物のナトリウムイオン吸収容量(重量%
表示)は: CN8= (23x  O,07/(23x O,07
+  0.93 +59+ 860xK/2 ) ) 
x 1o。
に〜4,8の時、CNa=0.78% に〜10の時、 CNa−0,45% 従ってIECの値が0.07以下か0.07の場合、ナ
トリウムイオン吸収容量CNaはいずれの場合も0.8
以下である。
BEZMANおよびRABO法による超安定化ゼオライ
トはまた、疎水性例えば25℃およびP/Poの値0.
1における水吸着容量5%以下を特徴とする。
S CHE RZ E R(Journal of C
atalysis。
第54巻、第285頁、1978年)は、水熱処理と酸
処理との組合わせにより合成し、かつシリカに非常に富
むゼオライトのX線回折を特徴とする(S ! 02 
/A / 2O3モル比≧10O)。同じ頃、V、BO
5ACEKらも同様の処理を行なって、S i 02 
/A/203比約75の超安定ゼオライトを得た。
これらの生成物はあまりに強度に脱アルミナされており
、このためにそれらの水素化クラッキングにとっての利
点が疑わしい。実際、構造内に最小限のアルミニウム原
子を保持して、水素化クラッキング触媒に必要な十分な
酸性を保つことが必要である。
ベルギー特許第895873号は、水蒸気で処理されつ
いで浸出させられたゼオライトYを含む触媒によって、
中間留分を製造するための水素化クランキングを実施す
る可能性について指摘している。この超安定ゼオライト
は、種々のパラメーター、特にSiO2/AI203モ
ル比が10以上、結晶パラメーターが24.4X10−
10m以下、および特別なメン細孔分布を特徴とする。
水蒸気および酸で処理されていないゼオライトYの細孔
は、完全に20X10−10m以下の直径の細孔に含ま
れる。
超安定化処理はこの分配を変える。このベルギー特許第
895873号において、記載された処理は、水蒸気処
理されたゼオライトについては約80xlO”mに集中
したメソ細孔および後で酸処理に付された同じゼオライ
トについては、約135X10”mに集中したメソ細孔
を作り出している。
中間留分を製造するための水素化クランキング触媒の成
分として好ましいゼオライトは、中位ノ酸性度スなワチ
、S io2/A/203モル比約8〜70好ましくは
12〜40を有する必要がある。結晶度は少なくとも4
5%の高さに保たれなければならない。これは比表面積
400112/Gに相当する。結晶度は好ましくは60
%であるが、これは比表面積55012/Qに相当する
。細孔容積の1〜20%好ましくは3〜15%を含む細
孔分布は、20〜80×1o −10mの直径の細孔内
に含まれる。その他の細孔容積は主として、20X10
”m以下の直径の細孔内に含まれることが今や確められ
た。
実際このようにして調製された触媒は、中間留分を製造
するための重質留分の水素化クラッキングにおいて優れ
た結果を生じることが確認された。
これらの生成物の顕著な特性を生じる基本的なあらゆる
理由を予断することなく、いくつかの仮説を進めること
ができる。これらのゼオライトの変性は、いくつかの矛
盾した次の要求条件に気をつけながら行なわなければな
らない。
すなわち5iOz/A/zo3比の増加、第2次ミクロ
細孔の創製、結晶度の保持である。5i02/Al2O
3比の増加は、結晶格子の部分的または完全な破壊を導
くかもしれないので、非常に限定された実験条件下で行
なわれなければならない構造の大幅な改造を含む。ゼオ
ライトに良好な結晶度を保持する必要がある。すなわち
珪素原子の組織された三次元格子を保持し     1
なければならない。これらの原子の中には、いくつかの
アルミニウム原子が、それらの組合せられた陽子ととも
に存続している。しかしながら、このミクロ細孔三次元
構造の内部において、重質分子の分散過程および酸性部
位への接近容易性を促進しうる第2次ミクロ細孔をさら
に作り出す必要がある。この型の触媒によって処理され
た水素化クラッキング仕込物は、約350℃以上の初留
点の留分である。従って一般に代表的な分子の平均炭素
原子数は20〜40である。これらの分子のかさばりは
大きく、分散が限られることは触媒の活性に有害である
。従って、分散法および酸性部位への接近容易性を促進
しつる第2次ミクロ細孔をゼオライト中に作ることが有
利である。また水素化クランキングの2官能基機構にお
いて、酸性部位と水素化部位の間の分子の転移が急速で
あることも重要である。実際オレフィン類のような脱水
素化生成物すなわち酸性部位から出る、炭素陽イオンの
脱着生成物は、その他の酸性部位においてその他の転換
を受ける危険があるので、急速に水素化されなければな
らない。実際これらの生成物は、非常に反応的であり、
再吸着後、再分解されるかあるいはその他の分子と再び
結びついて重縮合を生じることもある。これら2つの現
象は、両方とも触媒の良好な作用に有害であり、第1の
ものは過度のクランキングを生じ、ガソリンさらにはガ
スの製造のために中間留分の選択性を損う。第2のもの
はコークスの形成を生じ、触媒の安定性を損う。従って
触媒中の分散工程を容易にする重要性がわかる。しかし
ながら、この第2次ミクロ細孔は、ゼオライトの結晶度
を害する危険があるので、80×10−10mを越えて
はならない直径を有する細孔によって作り出されなけれ
ばならないことが確認された。
この型の超安定ゼオライトは、水熱処理と水相処理との
組合せにより、次の2つのことに注意して得られる。
安定化水熱処理は、アルミナシリケート構造のSi/A
/比が高くなりすぎないように、所謂超安定化ゼオライ
ト例えばMACDANIELおよびMAHER(米国特
許第3293192 号) * タLt B E Z 
M A N オJ: U RA 80(欧州特許第28
938号)により記載されたものに導きうるような従来
技術の方法より、比較的穏やかな条件下で行なわなけれ
ばならない。
水熱処理は、3つの操作変数すなわち温度、時間および
水蒸気分圧の組合せにより完全に限定される。出発生成
物のナトリ°ウムイオン含量もまた、これらが脱アルミ
ナ工程を部分的に妨げ、格子構造の破壊を促進する限り
は、重要である。
水熱処理の最適条件は、もつと後で記載する。
ゼオライトの調製は酸媒質処理で終えなければならない
。この最終工程が、このようにして変性されたゼオライ
トY1架橋スメクタイト、マトリックスおよび水素化官
能基から成る水素化クランキング触媒の活性および選択
性に大きな影響を与えることが認められた。
安定化ゼオライトのこの酸処理が、ゼオライトの物理化
学特性に大きな影響を与える。これはゼオライトの比表
面積(B、E、T、法により測定したもの)を変える。
変性されていないゼオライトNa−Yの比表面積は75
0〜950112/Q、より一般には800〜b/gで
あり、24.50x10 ”8m以下の結晶パラメータ
ーの安定化ゼオライトYの比表面積は、普通、用いられ
た水熱処理の厳しさに従って350〜7501I12/
qである。酸抽出後、比表面積は、処理の型に従って1
00さらには250Il12/gに上昇する。このため
比表面積の値は450〜900g12/Qになる。この
結果、このように構造の一部または全部が、流路を邪魔
しかつミクロ細孔を一部塞いでいるアルミナ種から発生
していることがわかる。この処理は、このようにして調
製されたゼオライトの水吸着性を少し増す。これはまた
単位格子の結晶パラメーターを実質的に・減じる。この
処理による低下は、0.04〜1%より一般的には0゜
1〜0.3%である。この処理は有利な効果と    
 1して、直径、5〜8.0nmの付近に集中した二次
的なミクロ細孔によって細孔容積を出現古せないしは増
大せしめるものである(8.J。
Ho、法)。酸処理の最適条件を以下に示す。
このようにして調製されたゼオライトを含む水素化クラ
ンキング触媒であって、水素化処理された減圧残油また
はその他の水素化クランキングの従来の重質仕込物を用
いてテストされたものは、酸処理されていない安定化ゼ
オライトを含む従来技術の触媒よりはるかに活性であり
、中間留分の選択性がある。この改良の理由を予断する
ことなく、酸性処理が触媒の酸性官能基の種類と強さを
改良し、かつ特に1分子につき20〜40個の炭素原子
を含む炭化水素重質分子が部位へ接近し易くしたと言う
ことができる。
種々の調製方法が、所望の生成物の型によって考えられ
る。必要な水熱処理数が異なる主として2つの変法があ
る。中位に安定化された、すなわちアルミノシリケート
構造のレベルで中位に脱アルミナされた生成物について
は、ただ1度の処理で十分である−より強く安定化され
た生成物については、2度の処理が必要であることがわ
かる。従来技術では、安定化レベルを位置づけるために
結晶パラメーターの値を汎用している。
一連の調製工程の終りに測定された結晶パラメーターが
24.30X10−10〜24.55x10”m(中位
に安定化されたゼオライト)である生成物を得るために
は、ただ1度の水熱処理しか一行なわないのが経済的に
有利であろう。
出発ゼオライトNaYは、従来、4〜6の3i02/A
/2O3モル比および24.60X10  〜24.8
0X10 −10mより一般的には24.65X10 
”〜24.75X10−’10mの結晶パラメーターを
有する。水熱処理を行なう前に、ナトリウム率を3重量
%以下、好ましくは2.8重量%以下に下げなければな
らない。これは従来、イオン化しつるアンモニウム塩例
えば硝酸塩、塩化物、硫酸塩またはこれと同等なものの
溶液中でイオン交換を繰返し行なうことによって実施さ
れている。このようにして得られたゼオライトN84N
aYは今は下記条件下で焼成される。すなわち温度約5
00〜880℃好ましくは600〜830℃、水蒸気分
圧的0.05〜10バール好ましくは0゜1〜5バール
、時間少なくとも20分好ましくは1時間以上である。
このようにして安定化されたゼオライトを有機酸または
無tiM!例えば塩酸、硝酸、硫酸、過塩素酸、燐酸、
酢酸、蓚酸、蟻酸またはこれらと同等の酸の希釈溶液ま
たは錯生成剤によって処理する。
24.24X10 ”m 〜24.35x10−10m
のパラメーターのゼオライトを得るために、2つの水熱
処理工程を用いることが好ましい。第1工程は、比較的
高いナトリウム率であって、常に3%以下好ましくは2
.8%以下のナトリウム率の生成物に対して、非常に穏
やかであってもよい条件下において、好ましい温度53
0〜700℃、好ましくは水蒸気最小分圧20トル(0
,026バール)および時間少な(とも20分、可能で
あれば1時間以上で行なわれる。次に生成物は、イオン
化しうるアンモニウム塩の溶液中において、さらには有
機酸または無機酸の溶液中において、しかしながら、好
ましくは最終溶液のpl−no、5以下にならない条件
で、1つまたは複数のイオン交換に付される。また、こ
れら2つの型のイオン交換の組合せを用いることも、こ
の酸をアンモニウム塩溶液に混合することもできる。そ
の際ナトリウム率は1%以下好ましくは0.7%以下で
ある。
次に、第1水熱処理より厳しい条件下、すなわち温度6
00〜900℃、好ましくは650〜850℃(第2水
熱処理の温度は第1の処理の温度より約20〜250℃
高い)、好ましくは水蒸気分圧約20トル(0,026
バール)以上、好ましくは200トル(0,26バール
)以上、時間少なくとも30分好ましくは1時間以上で
実施される第2水熱処理工程が行なわれる。
1つまたは複数の水熱処理の後に、有機酸または無櫟酸
例えば、塩酸、硝酸、硫酸、過塩素酸、燐酸、酢酸、蓚
酸、11酸またはこれらと同等のものの溶液中での1つ
または複数の抽°出処理が行なわれる。同様に従来技術
のもののような錯生成剤例えばエチレンジアミンテトラ
アセテート、アセチルアセトンまたはこれらと同等のも
のを用いることもできる。しかしながら好ましい処理は
、0.1〜11N好ましくは0゜5〜3Nの規定度の塩
酸または硝酸溶液を用いて行なわれる。ゼオライトの結
晶性を作り出すために、より厳しい条件下すなわち濃酸
中における唯1度の浸蝕よりむしろ穏やかなすなりち低
い規定度の酸の溶液中の複数の連続浸触を行なうのが有
利であろう。このような酸処理の後または前に、常に最
終ゼオライトのナトリウム含量をさらに減じるためにア
ンモニウム塩を用いた1つまたは複数の従来のイオン交
換を行なってもよい。このイオン交換は酸を、アンモニ
ウム塩の水溶液に添加して、酸浸蝕と同時に行なわれて
も何の不都合もない。また、この酸処理の後、第1[A
族の金属の陽イオン、稀土類の陽イオン、さらにはクロ
ムおよび亜鉛の陽イオン、または触媒を改良するのに有
効なその他のあらゆる元素とのイオン交換を行なうこと
もできる。
本発明の触媒の第2の成分は、スメクタイト族(モンモ
リロナイト族)の粘土であり、これは、この粘土を膨張
させた時に得られる層の間隔を保持するように、層の間
に金属酸化物の挿間物を挿入して特に改良したものであ
る。
ある種の粘土は、実際に、膨張し得る層状格子構造を有
する。この粘土は、粘土を構成する層の門に、各種の溶
媒、特に水を吸収するという特質を有する。これは、層
の間の静電結合の低下の結果として、固体の膨張を引起
こすことに起因する。これらの粘土は、基本的に、スメ
クタイト族(すなわちモンモリロナイト族)に属し、か
つこれらのうちのある−ものはひる石(バーミキュライ
ト)族に属する。これらの構造は三層の単位層で構成さ
れ、2つのS i Oc四面体層のうち、四面体の位置
にある珪素の−3+ 部をアルミニウムA/  あるいは時にはFe”の、よ
うな他の陽イオンで置換えることができる。
これら2つの四面体層の間に酸素の八面体層が3+3+ あり、その中心に、AI  、Fe  、MQ2+のよ
うな金属陽イオンが置かれている。この八面体層は、先
の四面体層の頂点または水酸基OHに由来する酸素の密
な集積によって構成されている。これら酸素の六面体格
子は6つの八面体空洞を含む。金属陽イオンがこれら空
洞の4つく例えばアルミニウムの場合には3つのうちの
2つ)を占めた時、層は子穴面体と称される。
全部の空洞(例えばマグネシウムの場合は3つのうちの
3つ)を占めた時、層は二十四面体と称される。
これらの粘土の単位層は、負の電荷のキャリヤであり、
負の電荷は、交換可能な陽イオンであるLi”、Na+
、K+のようなアルカリ類、Mq+、Ca+のようなア
ルカリ土類、時にはヒドロニウムイオンHa OHの存
在によって、補償される。スメクタイトは層に関しひる
石型の粘土より低い電荷密度(すなわちイオン交換容量
)を有する(ひる石については単位格子あたり1〜、4
の電荷であるのに対し、スメクタイトについては単位格
子あたり0.66の電荷となる)。補償の陽イオンは、
スメクタイトでは本質的にナトリウムおよびカルシウム
であり、ひる石ではマグネシウムおよびカルシウムであ
る。電荷密度から見ると、スフメタイトおよびひる石は
、一方ではタルクとパイロフィライトの間にある中間体
であり、他方ではこの層は中性の雲母である。雲母は一
般的にはに+イオンで補償された層の上の大きな電荷密
度(単位格子あたり約2)によって特徴付けられる。
スメクタイトおよびひる石の層間の陽イオンは、他の陽
イオン、例えばアンモニウムイオンまたはアルカリ土類
金属、稀土類金属のイオンによってかなり容易に置換え
ることができる。      1粘土の膨張する性質は
、電荷密度や補償陽イオンの性質などの種々の要素によ
って左右される。電荷密度がひる石よりも小さいスメク
タイトは、従ってひる石よりも高い膨張性を示し、これ
によって固体の中で興味ある1つの「族」を構成する。
反復する距離すなわち基本間隔は、隣接した2つの層の
中に位置した、結晶学的には同一の2つの繰返し単位(
モチーフ)を分離する最も短い間隔によって表わされる
。スメクタイトの基本間隔は、このように膨張によって
約1〜2nm以上に亘る値に達することができる。
スメクタイト型の「膨張する」千枚岩のような珪酸塩の
うちで一般式が次のような主要固体を上げることができ
る。
■(M3)4 (Ml。+)x/n(Ml)2 ■ 01o(OH)2 式中、Mlは居間の陽イオンである。
Mlは八面体の位置にある金属である。
M3は四面体の位置にある金属である。
Xは陽イオン/M1によってもたらされた電荷の数であ
る。
十人面体スメクタイト モンモリロナイト バイデライト ■ (AI  Si   )  010(OH)2x4−× ノントロライト ■ (AI  Si   )  01g(OH)2X   
4−x 二十四面体スメクタイト ヘクトライト Na  (Li  MQ   )■5iIv Ox  
  x3−x      410(OH)。
サボナイト ■ Na  MQ   (AI Si   )■Ox   
 3    x   4−x    10(OH)、。
スチーブンサイト ■   ・■ Na2xMq  3−xSl  0  (OH)2スメ
クタイト中に水または有機極性溶媒を飽和状態に吸収さ
せると、層の間隔(2つの層の間)は最大となり、ln
mに近い値に達することができる。従ってこれらの固体
は潜在的に触媒として有益である。何故ならその比表面
積およびその潜在的な酸性度が高いからである。スメク
タイトはあいにく100℃の加熱によってその膨張特性
を失い、またこの事実によって、その膨張の結果として
増加した比表面積を保持しないという不都合な点がある
従来の技術でも、増大した層間隔を保持する架橋スメク
タイトを得るために、熱処理後にスメクタイトの層の間
に支柱または橋状物を挿入するという様々な方法が記述
されている。
金属水酸化物、特に水酸化アルミニウムのオリゴマーに
よって構成された橋状物を挿入することから成る方法が
、relays  andclays  fvline
ralJ第26巻、(Na3)第107〜115頁(1
978年)およびフランス特許第2394324号にお
いてLAHAV、SHAMIおよび5HABTA Iに
よって記述されている。その調製方法および接触クラン
キングでの利用についても同時に米国特許第42383
64号で記述されている。アルミニウム水酸化物、アル
ミニウムとマグネシウムの混合水酸化物、ジルコニウム
の水酸化物、珪素と硼素の混合水酸化物のオリゴマーに
よって構成される橋状物の形成に関しては、米国特許第
4248739号に記述されている。クロム、アルミニ
ウム、ジルコニウムおよびチタン等の水酸化物の助けで
透析によってスメクタイトを架橋する技術は、欧州特許
第0073718号に権利主張されている。
これらの方法の原理は、アルミニウム水酸化物型(アル
ミニウムの場合)の多少ともオリゴマー化されたイオン
種を含む溶液に粘土を接触〜 させることにある。この操作は、一般的に、はとんど濃
縮されていない溶液中で、80℃以下の温度で、かつも
し可能ならば金属水酸化物の析出の初期に生じる混濁が
ない間に行なわれる。
金属イオンと粘土の濃縮液は、堅固な橋状物が十分に形
成されるように、かつ金属酸化物を余りにも多聞に挿入
し粘土の細孔が減少し過ぎないように、最適の状態にし
なければならない。
アルカリ金属またはアルカリ土類金属の層間イオンが、
直接的に酸を非常に希釈した水溶液の助けによるか、好
ましくは300〜700℃の間で焼成したアンモニウム
塩とのイオン交換によって、陽子と置換えられる場合、
架橋スメクタイトは、一般に知られた型のゼオライトま
たは例えばモルデナイトの酸性度より全般的に低いとは
言うものの、強い酸性度を生じる。この酸性度は存在す
る重い分子のクラツキキングを行なう場合、有利に利用
できる。
このようにして得られた酸性架橋スメタタ・イトは、特
にその電荷密度、比表面積および基本間隔の値によって
特徴付けられる。本発明の水素転換の触媒にとって特に
望ましい架橋スメクタイトは、上述の3つの特徴の値が
次の2つの数値の低い方にあるものである。
電荷’1611:0.6〜、2icQ −9−1(ミリ
当量/グラム) 比表面積:200〜600T1t−g−1基本間隔: 
、6〜2.0nm本 発明において用いることができる架橋スメクタイトは、
例えば硼素、マグネシウム、アルミニウム、燐、珪素、
チタン、クロム、ジルコニウム、モリブデン、タングス
テンより成る群から選ばれた少なくとも1つの金属また
は半金属(メタロイド)の酸化物で構成された仲間物の
存在によって、層の間隔が保持されたものである。
工業化の望ましい形態において、アルミニウム酸化物が
特に望ましいが、少なくとも1つの金属酸化物によって
仲間物が構成されている。
本発明の触媒の第3の成分は、アルミナをベースとする
無定形マトリックスであり、この中に、先に定義した2
つの成分(安定化させた酸性ゼオライトYと架橋スメク
タイト)が組込まれる。さらに詳しくは、この無定形マ
トリックスはγ、η、δまたはθ型のアルミナないしこ
れらの混合物、または硼素、マグネシウム、珪素、燐、
カルシウム、チタン、バナジウム、クロム、マンガン、
鉄、ガリウム、イットリウム、ジルコニウム、錫、ラン
タン、セリウム、プラセオジム、ネオジムのうちから選
ばれた元素の少なくとも1つの酸化物と組合わされたア
ルミナより成る群から選ばれる。
無定形マトリックスは、好ましくは少なくとも50重量
%のアルミナを含んでいる。
架橋スメクタイトは、アルミナをベースとするマトリッ
クスに元のスメクタイトを組込むことによって有利に調
製できる。組込みのもつも簡単な技術は、マトリックス
を構成する酸化物の湿ったゲル(予め酸を加えることに
よって解凝固したもの)に、湿ったスメクタイトを混練
することである。恐らくイオンオリゴマー例えばアルミ
ニウム水酸化物が、ゲルの解凝固時に放出され、混練中
にスメクタイトの層の中に移動して挿入されるものと思
われる。ゼオライトはとのような混練段階でも入れるこ
とはできるが、本発明において望ましい方法は、スメク
タイトを入れた後、数分ないし数十分の後にゼオライト
を入れることである。
本発明の触媒の第4の成分は、水素化・脱水素化の成分
である。これは、例えば元素周期律表の第1族の金属(
特にニッケル、パラジウム、および/またはプラチナ)
の化合物、または第VIB族の金属(特にモリブデンお
よび/またはタングステン)の化合物(特に酸化物)と
第1族の非貴金属(特にコバルトおよび/またはニッケ
ル)との組合せである。
この水素化・脱水素化官能基は、(第1VB族と第1族
の金属の酸化物の組合わせの場合)、マトリックスとし
て選ばれた酸化物のゲルによって架橋されたスメクタイ
トと、ゼオライトとを混線する際に、一部だけまたは全
部に導入さ      1れる。この官能基は、ゼオラ
イトHYと、選ばれたマトリックス中に分散させた架橋
スメクタイトとによって、成形され焼成された担体に対
し、金属が第1族に属する場合は、この金属のプレカー
サー塩を含む溶液の助けによってイオン交換を1回ない
し数回行なうことによって導入される。またこれは、第
1VB族の金属(M。
および/またはW)の酸化物のプレカーサーが担体の混
練の際に前もって入れられた場合は、第1族の金H,(
Coおよび/またはNi>の酸化物のプリカーサ−溶液
によって焼成担体に含浸すべく、1回ないし数回の操作
によって導入される。結局、ゼオライトHYと架橋スメ
クタイトとマトリックスとによって構成された焼成担体
への含浸は、第1VB族および/または第1族の金属の
酸化物のプレカーサーを含む溶液によって1回ないし数
回の操作によって導入することができる。第1族の金属
の酸化物のプレカーサーは、第1VB族のプレカーサー
の導入後またはこれと同時に導入する方がよい。利用で
きる主要なプレカーサー塩は、例えば: 第■族COまたはNiについては:水和した二価陽イオ
ンまたはへクサミン陽イオン2+2+ Co(NH)   およびN1(NH)   の硝酸塩
、酢酸塩、硫酸塩 第rVB族MOまたはWについては:各種の良く知られ
たアンモニウム・モリブデン酸塩またはタングステン酸
塩 金属の酸化物が、対応するプリカーサ−塩の複数の含浸
で導入される場合、触媒の中間焼成工程は、250〜6
00℃の温度で行なわれなければならない。
モリブデンの含浸は、パラモリブデン酸アンモニウムの
溶液中の燐酸の添加により容易にされる。
スメクタイトの架橋がアルミナをベースとする成分とス
メクタイトを混練する工程で行なわれる場合には1、第
rVB族の金属、場合によっては第1族の金属を対応す
る金属塩と、その分解がスメクタイトの膨張を助ける過
酸化水素とを含む溶液の助けで混練中に入れることがで
きる。
最終の触媒は、特に改良されたゼオライトを1〜70重
量%好ましくは3〜50重量%、架橋スメクタイトを1
〜70重澁%好ましくは3〜60重量%、および粘度と
は別の無定形酸化物と独立のないしは結合したアルミナ
によって構成された無定形マトリックスを5〜97重量
%好ましくは10〜90重量%を含有しなければならな
い。金属酸化物と呼ばれる金属化合物の濃縮物は次のも
のである。パラジウムまたはプラチナのような貴金属だ
けの場合には、含量は第1族の金属の0.01〜5重量
%好ましくは0.03〜3重量%、また例えばニッケル
のような第1族の非貴金属の場合には、含量は第1族の
金属の0.01〜15重量%好ましくは0.05〜10
重量%である。同時に第1族の金属または金属化合物の
少なくとも1つと第■B族の金属化合物の少なくとも1
とを使用する場合には、第■8族の金属(特にモリブデ
ンまたはタングステン)の少なくとも1つの化合物(特
に酸化物)と、第1族の金属(特にコバルトまたはニッ
ケル)または金属化合物の少なくとも1つとの組合わせ
を5〜40重量%好ましくは12〜30重量%用いる。
また第TVB族の金属に対する第1族の金属の重量比(
金属酸化物で表示)は0.05〜0.8好ましくは0゜
13〜0.5である。
発明の効果 このようにして得られた触媒は、重質留分の水素化クラ
ンキング用に使用され、従来技術に対しても改良された
活性を示し、さらに非常に高品質な中間留分の製造に対
しても改良された選択性を有する。特に、超安定化させ
た酸性ゼオライトYを含有する触媒に架橋スメクタイト
を加えることによって、水素化クランキングでの触媒性
能を著しく改良することができる。
この方法において使用される仕込物は、軽油、減圧軽油
、脱アスファルトされたまたは水素化処理された残留油
またはこれらと同等のものである。これらの少なくとも
80容量%は350〜580℃の沸点を有する化合物の
から成る。
これらは例えば硫黄および窒素のようなペテロ原子を含
む。例えば温度、圧力、水素の再循環率、毎時の容積速
度のような水素化クランキング条件は、特に沸点範囲、
芳香族またはポリ芳香族含量、ヘテロ原子含量を特徴と
する仕込物の種類に合わせなければならない。窒素含量
は一般に5〜2000 ppmであり、硫黄含堡は50
〜30000 ppmである。
温度は一般に230’C以上で多くの場合300〜43
0℃である。圧力は15パ一ル以上であり、一般には3
0バ一ル以上である。水素の再循環率は、仕込物11に
つき水素が最小で100、多くの場合260〜3000
 /である。
毎時容積速度は、一般に0.2〜10である。
石油精製業者にとって重要な結果は、活性および中間留
分の選択性である。定められた目標は、経済的現実と相
客れる条件下で達成されなければならない。従って、精
製業者は、温度、圧力、水素の再循環率を減じるように
し、かつ毎時の容積速度を最大にするようにしなければ
ならない。転換率は、温度の上昇により増加されうろこ
とは知られているが、多くの場合選択性が犠牲にされる
。中間留分の選択性は圧力または水素の再循環率の増加
により改良されるが、これは本方法の経済性が1に牲に
なる。この型の触媒によって、従来の操作条件において
、150〜380℃の沸点の留分の選択性が67%以上
、それに変換レベルの場合は、380℃以下の沸点の生
成物の選択性が55容量%以上に達しうる。さらに触媒
は、これらの条件下で顕著な安定性を示す。特にこれは
、生成物の高い比表面積による。最後に触媒の組成とゼ
オライトの品質および架橋スメクタイトの良好な熱安定
性によって、この触媒は容易に再生しうる。
(以下余白) 実  施  例 本発明の特徴を以下に示すいくつかの実施例により詳し
く示す。
実施例1:酸処理された安定化ゼオライトHYのw4製 弐NaAlO2(Si(h )2.5のゼオライトNa
Yを用いる。
このゼオライトは下記の特徴を有する。
S ICh /A/203モル比:5 結晶パラメーター: 24.69X10 −10m25
℃における水蒸気の吸着容量:26%(P/Po :0
.1において) 比表面積二880II12/q このゼオライトを、2Mf1度の硝酸アンモニウム溶液
中において、95℃の温度で、1時間30分、ゼオライ
トの重量に対する溶液の容量比8で、相次ぐ4回のイオ
ン交換に付す。
得られたゼオライトNaNH4Yのナトリウム率は0.
95重量%である。次にこの生成物を770℃に予備加
熱された炉内に急いで導入し、4時間静的雰囲気下(従
って気体掃気の不存在下に)放置する。ついでゼオライ
トは、次の条件で酸処理に付される。2NIill酸の
容積と固体の重量の比は6、温度は95℃、時間は3時
間である。ついで同じ条件であるが、規定度0.3Nの
酸でもう1回の処理を行なう。その場合、5i02/A
/203のモル比は18となり、残留ナトリウムの割合
は0.1%、結晶パラメーターは24.32オングスト
ローム、比表面積は805ゴ/g、水吸収容量は13゜
7%、ナトリウムイオンの吸収容量は、8重量%、25
X10 〜60X10−10mの直径の細孔容積の%は
11%であり、従って細孔容積の残りは20X10”m
以下の直径の細孔に含まれることになる。
実施例2:I!処理された安定化ゼオライトHYの調製 〜 実施例1において用いられたゼオライトNaYを、塩化
アンモニウムの溶液中で2回のイオン交換に付し、ナト
リウム率が2.5%になるようにする。次に生成物を冷
たい炉に導入し、乾燥空気下400℃まで焼成する。こ
の温度において、焼成雰囲気下、蒸発後対応する水流を
、分圧380トル(50661Pa)t’導入する。
それから温度を2時間565℃にする。次に生成物を塩
化アンモニウム溶液とのイオン交換に付し、その後に下
記条件で非常に細心の酸処理を行なう:すなわち固体の
重量に対する0、4N塩酸の容積10、時間3時間。そ
の際ナトリウム率が0.6%まで低下し、5f02/A
d203比が7.2である。ついでこの生成物を780
℃で3時間、セルフ・スチーミングに付す。ついでこれ
は再び2規定の塩酸によって酸溶液として吸収される。
ゼオライトWffiに対する溶液の容積比は10である
。結晶パラメーターは24.28X10−10m、比表
[iは825m2/q、水吸収容量は1、7%、ナトリ
ウムイオン吸収容量は、2重量%、ナトリウム含Mは0
.05重量%であり、2〜6nmの直径の細孔容積の%
は13%、残りの細孔容積は20x10−10m以下の
直径の細孔に含まれる。
実施例3:架橋スメクタイトの調製 BAROI D社のNLインダストリ一部門(HOUS
TON−TEXAS)から、マイカ・モンモリロナイト
の商品名で市販されている合成モンモリロナイト(その
主要特性は第1表で示しである>114gを蒸留水2.
5リツトル中に投入し、1時間の間撹拌する。
第1表 AIC:、13の0.2M溶液を、p)−14まで希釈
したアンモニアの添加によって中和するのと平行し、2
4時間の間熟成する。この熟成した溶液、5リツトルに
先のマイカ・モンモリロナイト懸濁液を加え、この混合
物を4時間強く撹拌する。固形物は洗浄され、遠心分離
される。
120℃で乾燥後、測定した基本間隔は、82nmであ
り、比表面積は320m−g−1、電荷密度は0.91
11eQ −9−1である。
実施例4:本発明に基づく触媒AおよびBの調製 実施例1および2のゼオライトと実施例3の架橋スメク
タイトは、次の組成バランスの触媒を調製するのに用い
られる。
ゼオライト  12% スメクタイト 20% NiO4,5% MOOa    15% A/203  48.5%(マトリックス)元のアルミ
ナは、アルミニウムアルコレートを加水分解することに
よって得たプソイドベイマイトである。これは、C0N
DEA社よりPURALの商品名で市販されたものであ
り(コンチネンタル・オイルのコノコ・ケミカル部門が
米国で市販するCATAPALに匹敵し得る)、異なっ
たアルミナの粒サイズDに対応する幾つかの異なって品
質のものが入手できる。
P(JRAL  SS:粒サイズDの分布約1Qnm’
PtJRAL   100:粒サイズDの分布約2Qn
mP U RA L  200 :粒サイズDの分布約
4Qnmこの実施例で選んだアルミナの品質はPtJR
AL  SBである。このアルミナは先ず最初にペース
ト状になるように硝酸を加え、解凝固し、スメクタイト
ついでゼオライトと混合し、撹拌する。ついでゲージ直
径、6mmで押し出し、押し出し品を120℃で16時
間乾燥し、温度を毎分2.5℃の速度で500℃まで上
げた後、500℃で2時間焼成する。このようにして得
〜 た担体を、化価モリブデン酸アンモニウムついで硝酸ニ
ッケルの溶液による連続的な2工程によって含浸する。
しかしながら、これらの2つの工程は、400℃2時間
の焼成で分断される。
さらに触媒を500℃で2時間の間焼成する。
実施例1で記述したゼオライトは触媒Aに対応し、実施
例2のものは触媒Bに対応する。触媒Aおよび8は、そ
れぞれ263Trt−9−1および271尻・9−1の
比表面積を有する。
実施例5(比較):触媒CおよびDの調製実施例1およ
び2のゼオライトから触媒CおよびDに達するために、
実施例4と同様な調製を繰返す。この触媒では、ゼオラ
イトと第rVB族および第1族の金属の酸化物とは同一
の良であるが、スメクタイトがなくアルミナに置換えら
れている。
実施例6二本発明に基づく触媒Eの調製組成バランスが
SiO225%−A/20375%のシリカ・アルミナ
は、次の連続した工程により調製される。
1)珪酸ナトリウムの溶液をHNO3によって中和し、 2)得られたシリカ・ゲルを洗浄し、 3)シリカ・ゲルの懸濁液に硝酸アルミニウムの溶液を
加え、 4)水酸化アルミニウムを析出するためにアンモニアを
加え、 5)障害となるイオン(Na” 、NOa  >を最大
限に除去するため、得られたシリカ・アルミナのゲルを
洗浄し、フィルターにかける。
触媒Eは、実施例3の架橋スメクタイトを注意深く組み
込みながら調製し、このようにして得られたシリカ・ア
ルミナの中に実施例1のゼオライトを撹拌しながら混合
し、ゲージ直径1゜6111mで押出し、押し出し品を
500℃で2時間の間焼成する。500℃への温度上昇
速度は実施例4と同一である。得られた担体を引続いて
実施例4で定めたのと同一の方法で含浸し、最後に50
0℃で2時間の間焼成する。最終触媒Eは、次のような
最終組成バランスを有する。
ゼオライト   12% スメクタイト  20% NiO4,5% MOOa      15% A/2 03   36. 4% 5iOz      12.1% 実施例7(比較):触媒Fの調製 撹拌中にスメクタイトを加えずに、実施例6と同様な調
製を繰返す。ゼオライト(実施例1のもの)と第1V 
B族および第■族の金属の酸化物の含量は同一に保たれ
る。スメクタイトは全部アルミナPURAL SBで@
換えられている。
実施例8:高圧試験条件 調製方法が前記実施例に記載されている触媒を、下記特
徴を有する仕込物に対して、水素化クランキング条件に
おいて用いる。
仕込物   初留点   318 10%点   378 50%点   431 90%点   467 終  点     494 密度d  、      0.854 N (DDm)      980 S %      、92 (重量)触媒試験装置は、
触媒60がが導入される“up flow”式に備わっ
た固定床反応器を含む。
触媒は、H2/H2S (973)混合物により420
℃まで予備硫化される。圧力は120バールである。水
素再循環率は、仕込物11につき10001で、毎時容
積速度は1である。
実施例9:触媒A、B、CおよびDによって得た結果 触媒を類似した転換率および異なる温度において比較し
た。
転換率を380℃以下の沸点の受入れ留分として定義し
た。
選択性を″、150〜380の沸点の受入れ留分の転換
率に対するものとして定義した。
結果を表に示す。                 
1この表は、本発明に基づいて調製した触媒AおよびB
が触媒CおよびDよりすぐれた活性と比較的すぐれた選
択性を有することを示している。実施例10:触媒Eお
よびFによって得た結果 結果は次の表に表わされる。
本発明に基づいて調製した触媒Eは、触媒Fよりすぐれ
た活性と比較的すぐれた選択性を有する。
実施例11:低い圧力での試験結果 触媒AおよびCを、硫黄および窒素で僅かに汚染した仕
込物について、低い圧力での試験で比較した。試験は、
前以て水素化処理した仕込物について、低い圧力で水素
化クラッキングを行なうという観点から記録された。
真空下での残留物の密度(d”)0.906ゲ および硫黄含ff12.37重量%は、酸性化していな
い従来の触媒で60バールで水素化処理したものである
。処方物は蒸留され、留分295〜500は60バール
で触媒AおよびCの上で水素化クラッキングされる。仕
込物は次のような特性を有する。
シO dり=0.871 S(DI)Ill)=50O N(111)Ill)=130 圧力は60バール、水素の再循環率は仕込物リットルあ
たり700リツトル、時間あたりの容積速度は1である
実施例12:低い圧力での触W、AおよびCによって得
た結果 転換率および選択性は、実施例9で決めたように定めた
。ここでは2つの触媒に対しほとんど同じ温度で操作し
た。結果は次の表で示す。
ここでも、本発明に基づいて調製した触媒Aは実験対照
の触媒Cよりもすぐれた活性と選択性を有する。
以  上 特許出願人   アンスティテユ・フランセ外4名

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量で、 a)スメクタイト族に属する架橋粘土約1〜70%であ
    って、その層の間隔が、次の少 なくとも1つの元素の酸化物で構成された 挿間物の存在によって保持されているもの:硼素、マグ
    ネシウム、アルミニウム、燐、 珪素、チタン、クロム、ジルコニウム、モ リブデン、タングステン、 b)安定化させたY型の酸性ゼオライト約1〜70%で
    あって、 SiO_2/Al_2O_3のモル比が約8〜70で、 1100℃で焼成されたゼオライトに対 して測定されたナトリウム含量が0.15 重量%以下で、 単位格子のパラメーターa_0が24.5 5×10^−^1^0〜24.24×10^−^1^0
    mで、中性化されかつ焼成された変性ゼオライ ト100gあたりのナトリウムg表示のナ トリウムイオン吸収容量C_N_aが約0.85以上で
    、 比表面積が約400m^2・g^−^1以上で、25℃
    における水蒸気吸着容量が約6重 量%以上(P/Po比0.10において) で、 細孔分布が、細孔容積の1〜20%が、 20×10^−^1^0〜80×10^−^1^0mの
    直径の細孔であり、残りの細孔容積が主として 20×10^−^1^0m以下の直径の細孔であるもの
    であり、 c)γ、η、δまたはθ型の遊離アルミナあるいはこれ
    らの混合物、または次の元素の 酸化物の少なくとも1つと組合わされたア ルミナで構成された無定形マトリックス約 5〜97%:硼素、マグネシウム、珪素、 燐、カルシウム、チタン、バナジウム、ク ロム、マンガン、鉄、ガリウム、イットリ ウム、ジルコニウム、錫、ランタン、セリ ウム、プラセオジム、ネオジム、および d)元素周期律表の第VIII族の貴金属または非貴金属よ
    り成る群から選ばれた少なくとも 1つの金属または金属化合物であって、第 VIII族の1つまたは複数の貴金属の重量で表 示された濃度が0.01〜5重量%であり、第VIII族の
    1つまたは複数の非貴金属の重量 で表示された濃度が0.01〜15重量% であるもの、 を含む炭化水素仕込物の水素化クラッキング触媒。
  2. (2)重量で、 a)スメクタイト族に属する架橋粘土約1〜70%であ
    って、その層の間隔が、次の少 なくとも1つの元素の酸化物で構成された 挿間物の存在によって保持されているもの:硼素、マグ
    ネシウム、アルミニウム、燐、 珪素、チタン、クロム、ジルコニウム、モ リブデン、タングステン、 b)安定化させたY型の酸性ゼオライト約1〜70%で
    あって、 SiO_2/Al_2O_3のモル比が約12〜40で
    、 1100℃で焼成されたゼオライトに対 して測定されたナトリウム含量が0.15 重量%以下で、 単位格子のパラメーターa_0が24.3 8×10^−^1^0〜24.26×10^−^1^0
    mで、中性化されかつ焼成された変性ゼオライ ト100gあたりのナトリウムg表示のナ トリウムイオン吸収容量C_N_aが約0.85以上で
    、 比表面積が約550m^2・g^−^1以上で、25℃
    における水蒸気吸着容量が約6重 量%以上(P/Po比0.10において) で、 細孔分布が、細孔容積の3〜15%が、 20×10^−^1^0〜80×10^−^1^0mの
    直径の細孔であり、残りの細孔容積が20×1 0^−^1^0m以下の直径の細孔であるものであり、 c)γ、η、δまたはθ型の遊離アルミナあるいはこれ
    らの混合物、または次の元素の 酸化物の少なくとも1つと組合わされた前 記アルミナで構成された無定形マトリック ス約5〜97%:硼素、マグネシウム、珪 素、燐、カルシウム、チタン、バナジウム、クロム、マ
    ンガン、鉄、ガリウム、イット リウム、ジルコニウム、錫、ランタン、セ リウム、プラセオジム、ネオジム、および d)元素周期律表の第VIII族の貴金属または非貴金属よ
    り成る群から選ばれた少なくとも 1つの金属または金属化合物であって、第 VIII族の1つまたは複数の貴金属の重量で表 示された濃度が0.03〜3重量%であり、第VIII族の
    1つまたは複数の非貴金属の重量 で表示された濃度が0.05〜10重量% であるもの、 を含む炭化水素仕込物の水素化クラッキング触媒。
  3. (3)特許請求の範囲第1項または2項記載の触媒にお
    いて、架橋スメタイトが0.6〜1.2meq・g^−
    ^1の電荷密度と200〜600m^2・g^−^1の
    比表面積と1.6〜2.0nmの基本間隔を有するもの
  4. (4)特許請求の範囲第1〜3項のうちいずれか1項記
    載の触媒において、コバルトおよびニッケルより成る群
    から選ばれた金属の少なくとも1つの化合物を、周期律
    表の第VIB族の金属の少なくとも1つの化合物と組合わ
    せて用い、第VIII族と第VIB族の金属の酸化物の全濃度
    が5〜40%であり、第VIB族の1つ又は複数の金属に
    対する第VIII族の1つ又は複数の金属の重量比(金属酸
    化物で表示)が0.05〜0.8であるもの。
  5. (5)特許請求の範囲第4項記載の触媒において、第V
    IB族の金属がモリブデンとタングステンであり、第VI
    II族と第VIB族の金属の酸化物の全濃度が12〜30%
    であり、第VIB族の1つ又は複数の金属に対する第VII
    I族の1つ又は複数の金属重量比が0.13〜0.5で
    あるもの。
  6. (6)特許請求の範囲第1〜5項のうちいずれか1項記
    載の触媒において、スメクタイトの層の間に入り基本間
    隔を保持することを可能ならしめる橋状物がアルミナで
    構成されていることを特徴とするもの。
  7. (7)特許請求の範囲第1〜6項のうちいずれか1項記
    載の触媒において、架橋スメクタイトの含量が約3〜6
    0重量%であるもの。
  8. (8)特許請求の範囲第1〜7項のうちいずれか1項記
    載の触媒において、安定化させたY型の酸性ゼオライト
    の含量が約3〜50重量%であり、無定形マトリックス
    の含量が約10〜90重量%であるもの。
  9. (9)特許請求の範囲第1〜8項のうちいずれか1項記
    載の触媒において、無定形マトリックスがアルミナまた
    はアルミナを少なくとも50重量%含むシリカ・アルミ
    ナから成ることを特徴とするもの。
JP23853385A 1984-10-24 1985-10-24 安定化されたゼオライトyと架橋粘土とを基礎成分として含む中間留分製造用水素化クラツキング触媒 Pending JPS61103546A (ja)

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