JPH11500415A - アテローム性動脈硬化症治療用置換アゼチジン−2−オン - Google Patents

アテローム性動脈硬化症治療用置換アゼチジン−2−オン

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JPH11500415A
JPH11500415A JP8519527A JP51952796A JPH11500415A JP H11500415 A JPH11500415 A JP H11500415A JP 8519527 A JP8519527 A JP 8519527A JP 51952796 A JP51952796 A JP 51952796A JP H11500415 A JPH11500415 A JP H11500415A
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ヒッキー,ディアードレ・メアリー・ベルナデット
ダナック,ダシュヤント
リーチ,コリン・アンドリュー
イフェ,ロバート・ジョン
テュー・デイビッド・グラハム
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スミスクライン・ビーチャム・パブリック・リミテッド・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 式(I): [式中、R1およびR2は、同一であっても異なっていてもよく、各々、水素、ハロゲンまたはC(1-8)アルキルから選択され;R3は、所望により置換されていてもよい、アリールまたはアリールC(1-4)アルキルであり;Xは、連結基であり;Yは、所望により置換されていてもよいアリール基であり;nは、0、1または2である]で示される化合物は、アテローム性動脈硬化症の治療用の酵素Lp−PLA2の阻害薬である。

Description

【発明の詳細な説明】 アテローム性動脈硬化症治療用置換アゼチジン−2−オン 本発明は、新規単環式β−ラクタム化合物、その製造方法、その製造において 有用な中間体、それを含有する医薬組成物、および治療における、特にアテロー ム性動脈硬化症の治療におけるそれらの使用に関する。 リポタンパク関連ホスホリパーゼA2(Lp−PLA2)。該酵素の配列、その単 離および精製、該酵素をコードしている単離された核酸、該酵素をコードしてい るDNAにより形質転換された組換え宿主細胞は、特許出願WO 95/00649(スミ スクライン・ビーチャム・パブリック・リミテッド・カンパニー(SmithKline Beecham plc))に開示されている。示唆されている酵素の阻害薬のための治 療用途としては、アテローム性動脈硬化症、糖尿病、慢性関節リウマチ、発作、 心筋梗塞、再灌流損傷ならびに急性および慢性炎症が挙げられる。後の特許出願 (WO 95/09921、イコス・コーポレーション(Icos Corporation))およびNature における関連する公表(Tjoelker et al.,vol 374,6 April 1995, 549)には 、同一の酵素が「血小板活性化因子アセチルヒドロラーゼ」(PAFアセチルヒ ドロラーゼ)なる名称で呼ばれているが開示されており、病的炎症事象を調節す るための治療用タンパクとしての能力を有することが示唆されている。 Lp−PLA2は、低密度リポタンパク(LDL)のその酸化された形への転換 の間のホスファチジルコリンのリゾホスファチジルコリンへの転換の原因である 。該酵素は、酸化ホスファチジルコリンのsn−2エステルを加水分解して、リゾ ホスファチジルコリンおよび酸化的に修飾された脂肪酸を得ることが知られてい る。Lp−PLA2作用の両方の生成物は、単球を循環させるのに有効な化学誘引 物質であることが知られている酸化LDLの成分であるリゾホスファチジルコリ ンと生物学的に活性である。そのままで、リゾホスファチジルコリンは、動脈に おいてコレステロールエステルを負荷された細胞の蓄積の原因であることにより 、アテローム性動脈硬化症において重要な役割を果たすと考えられる。したがっ て、 Lp−PLA2酵素の阻害は、これらのマクロファージ富化損傷の蓄積を(リゾホ スファチジルコリンおよび酸化された遊離脂肪酸の形成の阻害により)停止させ 、そこで、アテローム性動脈硬化症の治療において有用であることが予想される 。 酸化的に修飾したLDLの増加したリゾホスファチジルコリン含有量は、また 、アテローム性動脈硬化症の患者において観察された内皮機能不全の原因である と考えられる。したがって、Lp−PLA2の阻害薬は、糖尿病、高血圧症、狭心 症ならびに虚血後および再灌流後を含む内皮機能不全を示す他の病状における有 用性も見いだすことができる。 Lp−PLA2阻害薬は、また、活性化された単球、マクロファージまたはリン パ球(これらの細胞タイプの全てがLp−PLA2を発現するので)に関連する疾 患において一般的な用途をも有する。かかる疾患の例としては、乾癬が挙げられ る。 Lp−PLA2阻害薬は、また、2つの有害生成物、リゾホスファチジルコリン および酸化的に修飾された脂肪酸を生成するための、Lp−PLA2活性に関連す る脂質過酸化に関係する障害において一般的な用途をも有する。かかる症状とし ては、前記症状、アテローム性動脈硬化症、糖尿病、慢性関節リウマチ、発作、 アルツハイマー病などの脳の炎症性症状、心筋梗塞、再灌流損傷、敗血症ならび に急性および慢性炎症が挙げられる。さらに、かかる症状としては、精神分裂病 などの種々の神経精神医学的障害が挙げられる(Psychopharmacology Bulltein, 31,159-165,1995を参照)。 本発明者らは、今、Lp−PLA2の阻害薬として作用することが見いだされた 一連の化合物を同定した。 したがって、本発明は、式(I): [式中、 R1およびR2は、同一であっても異なっていてもよく、各々、水素、ハロゲン または所望により置換されていてもよいC(1-8)アルキルから選択され; R3は、所望により置換されていてもよい、アリールまたはアリールC(1-4)ア ルキルであり; Xは、連結基であり; Yは、所望により置換されていてもよいアリール基であり; nは、0、1または2である] で示される化合物を提供するものである。 式(I)で示される化合物は、Lp−PLA2の阻害薬であり、そのままで、アテ ローム性動脈硬化症および前記した他の病状を治療する際に有用であると思われ る。 R1およびR2の代表的な例としては、水素、ハロゲン、ブロモ、メチルおよび エチル(所望によりヒドロキシルで置換されていてもよい)が挙げられる。好適 には、R1およびR2は、各々、水素であるか、または、R1およびR2のうち一方 が水素であり、R1およびR2のうち他方がメチルである(trans−メチルが得ら れる)。好ましくは、R1およびR2は、各々、水素である。 R3内で、アリール基の代表的な例としては、フェニルおよびナフチルが挙げ られる。好適には、R3は、アリールC(1-3)アルキルである。R3の好適な例と しては、フェニル、ベンジル、2−フェニルエチルおよび3−フェニルプロピル が挙げられる(各々、フェニル環は、所望により3個までの置換基によって置換 されていてもよい)。任意の置換基は、(存在するとすれば)アリール部分およ び/またはアルキル部分にある。好ましくは、R3は、所望により置換されてい てもよいベンジル、好ましくは、4位で置換されているベンジルである。R3に おけるフェニルまたはナフチルについての好適な置換基としては、ハロ、ヒドロ キシ、C(1-6)アルキル、C(1-6)アルコキシ、カルボキシ、C(1-6)アルコキシ −カルボニル、C(2-6)アルケニルオキシカルボニル、カルボキシC(1-6)アルキ ルおよびC(1-6)アルコキシ−カルボニルC(1-6)アルキルが挙げられる。より好 ましくは、R3は、4−カルボキシベンジルまたはその対応するC(1-6)アルキル もしくはC(2-6)アルケニルエステルである。 好ましくは、nは、1または2であり、より好ましくは、1である。 好ましくは、S(O)n3は、所望により置換されていてもよいベンジルスルフ ィニル、より好ましくは、4−カルボキシベンジルスルフィニルまたはその対応 するC(1-6)アルキルまたはC(2-6)アルケニルエステルである。 好適には、Xは、直接結合;基X'(CH2)m(ここで、X'は、CO、CONR5 、COO、CONR5COまたはCONHOであり、R5は、水素またはC(1-6) アルキルであり、mは、0または1〜12の整数である);または所望によりX 'によって中断されていてもよいC(1-12)アルキレン鎖である。Xの代表的な例 としては、CO(CH2)m、CONH(CH2)m、COO(CH2)m、CONHCO( CH2)m、CONHO(CH2)mおよびC(1-12)アルキレンが挙げられる。好まし くは、X'は、COまたはCONR5、より好ましくは、CONHである。好まし くは、mは、1、2、5、6、7または9、好ましくは、6である。好ましくは 、Xは、CONH(CH2)6である。 好適には、Yは、所望により3個までのさらなる置換基によって置換されてい てもよいベンゼン環である。好適な置換基としては、ハロ、ヒドロキシ、C(1-8 ) アルキルおよびC(1-8)アルコキシが挙げられる。好ましくは、Yは、所望によ りハロによって置換されていてもよいフェニル、より好ましくは、4−クロロま たは4−フルオロ−フェニル、最も好ましくは、4−フルオロ−フェニルである 。 β−ラクタム環のC−4が立体異性体の存在を生じるであろうキラル中心であ ることは、当業者によって容易に明らかにされるであろう。本発明は、全てのか かる立体異性体を包含する。 さらに、スルホキシ化合物であるnが1である式(I)で示される化合物におい て、SO部分の存在が該分子中にさらなるキラル中心を導入し、したがって、特 別の立体異性体の存在を生じることは、当業者によって容易に明らかにされるで あろう。本発明は、全てのかかる立体異性体を包含する。 式(I)で示される好ましい化合物において、C−4およびSO部分での相対的 な位置は、R,SおよびS,Rであり、最も好ましい化合物は、C−4およびSO 部分での絶対配置が各々RおよびSである。 本明細書で用いる場合、用語「アルキル」および「アルコキシ」などの類似の 用語は、全て直鎖および分枝鎖状異性体を含む。その代表的な例としては、メチ ル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、iso− ブチル、t−ブチル、n−ペンチルおよびn−ヘキシルが挙げられる。 アルキル基についての適切な置換基としては、例えば、ハロゲン、シアノ、ア ジド、ニトロ、カルボキシ、(C1-6)アルコキシカルボニル、カルバモイル、モ ノ−もしくはジ−(C1-6)アルキルカルバモイル、スルホ、スルファモイル、モ ノ−もしくはジ−(C1-6)アルキルスルファモイル、アミノ、モノ−もしくはジ −(C1-6)アルキルアミノ、アシルアミノ、ウレイド、(C1-6)アルコキシカルボ ニルアミノ、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニルアミノ、アリール、ヘテ ロシクリル、ヒドロキシ、(C1-6)アルコキシ、アシルオキシ、オキソ、アシル 、2−チェノイル、(C1-6)アルキルチオ、(C1-6)アルキルスルフィニル、(C1 -6 )アルキルスルホニル、ヒドロキシイミノ、(C1-6)アルコキシイミノ、ヒドラ ジノ、ヒドラゾノ、ベンゾヒドロキシモイル、グアニジノ、アミジノおよびイミ ノアルキルアミノが挙げられる。 本明細書で用いる場合、用語「アリール」としては、特記しない限り、所望に 5個まで、好ましくは3個までの置換基より置換されていてもよいフェニルまた はナフチルが挙げられる。 アリール基についての好適な置換基としては、例えば、ハロゲン、シアノ、( C1-6)アルキル、(C3-7)シクロアルキル、(C1-6)アルコキシ、ハロ(C1-6)ア ルキル、ヒドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−(C1-6)アルキルアミノ、ア シルアミノ、ニトロ、カルボキシ、(C1-6)アルコキシカルボニル、(C2-6)アル ケニルオキシカルボニル、(C1-6)アルコキシカルボニル(C1-6)アルキル、(C2 -6 )アルケンオキシカルボニル(C1-6)アルキル、(C1-6)アルキルカルボニルオ キシ、カルボキシ(C1-6)アルコキシ、(C1-6)アルコキシカルボニル(C1-6) アルコキシ、(C2-6)アルケンオキシカルボニル(C1-6)アルコキシ、(C1-6)ア ルキルカルボニルオキシ、(C1-6)アルキルチオ、(C1-6)アルキルスルフィニル 、(C1-6)アルキルスルホニル、スルファモイル、モノ−およびジ−(C1-6)アル キルスルファモイル、カルバモイル、モノ−およびジ−(C1-6)アルキルカルバ モイル、およびヘテロシクリルが挙げられる。 本明細書で用いる場合、用語「ハロゲン」および「ハロ」としては、各々、フ ッ素、塩素、臭素およびヨウ素ならびにフルオロ、クロロ、ブロモおよびヨード が挙げられる。 式(I)で示される好ましい化合物としては、以下のものが挙げられる: (4R,SS/4S,SR)−N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(4−メトキシ フェニル)スルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)−N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(3,4−ジメ トキシフェニルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 、 (4R,SR/4S,SS)−N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(3,4−ジメ トキシフェニルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 、 (4R,SS/4S,SR)−4−(フェニルスルフィニル)−N−(4−フェニル −2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS)−4−(フェニルスルフィニル)−N−(4−フェニル−2−オキソ ブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)−4−(3,4−ジメトキシフェニルスルフィニル)− N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)−4−(3−メトキシフェニルスルフィニル)−N−( 4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)−4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)−N−( 4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (R,S/S,R)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メチ ルフェニル)スルフィニル−2−オキソ−アゼチジニル−1−イルアセトアミド 、 (R,S/S,R)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−フェニルス ルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 (+)−(R,SまたはS,R)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4− フェニルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 (−)−(R,RまたはS,S)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4− フェニルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 (R,S/S,R)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メト キシフェニルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−4−(4−アリルオキシカルボ ニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド( ジアステレオ異性体2)、 N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−4−(4−カルボキシベンジル スルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ 異性体2)、 N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−4−(4−イソプロピルオキシ カルボニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−2−イル)アセトア ミド(ジアステレオ異性体2)、 N−(6−{4−フルオロアェニル}ヘキシル)−4−(4−プロピルオキシカル ボニルベンジルスルフィニル−2−オキサアゼチジン−1−イル)アセトアミド (ジアステレオ異性体2)、 N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−4−(4−エチルオキシカルボ ニルベンジル)スルフィニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イル]−アセトアミ ド(ジアステレオ異性体2)、 N−(6−[4−フルオロフェニル]ヘキサ−1−イル)−4−カルボキシベンジ ルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−[4−(4−メチルオキシカルボ ニルベンジル)スルフィニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イル]−アセトアミ ド(ジアステレオ異性体2)、 N−(6−{4−クロロフェニル}ヘキシル)−4−(4−イソプロピルオキシカ ルボニルベンジルスルフィニル−2−オキソアセチジン−1−イルアセトアミド )(ジアステレオ異性体2)、 N−(6−{4−クロロフェニル}ヘキシル)−4−(4−プロピルオキシカルボ ニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド( ジアステレオ異性体2)、 N−(6−{4−クロロフェニル}ヘキシル)−4−(4−エチルオキシカルボニ ルベンジルスルフィニル−2−オキソアチジン−1−イル)アセトアミド(ジア ステレオ2)、 N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−4−[4−(4−(カルボキシメ チル)ベンジル)スルフィニル−2−オキソ−アセチジン−1−イル]−アセトア ミド(ジアステレオ異性体2)、 (4R,SS/4S,SR)4−(ベンジルスルフィニル)−1−(4−フェニル− 2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)4−(ベンジルスルフィニル)−1−(9−フェニル− 2−オキソノニル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)N−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベンジルスルフ ィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−ベンジル−(4−ベンジルスルフィニル−2−オ キソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−(9−フェニルノニル)−(4−ベンジルスルフィ ニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−[6−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ シフェニル)ヘキシル]−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン− 1−イル)アセトアミド、 (4R,SR/4S,SS)N−6−(4−メトキシフェニル)ヘキシル−(4−ベ ンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−6−(4−メトキシフェニル)ヘキシル−(4−ベ ンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベ ンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS)N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルフ ィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−(6−(3,5−ジクロロフェニル)ヘキシル)−(4 −ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド (4R,SS/4S,SR)N−(6−(3−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベ ルジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(4−エトキシカ ルボニル)ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミ ド、 N−(6−(3,5−ジクロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルホニル− 2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド (4R,SS/4S,SR)4−ベンジルスルフィニル−1−(2−フェネチル)ア ゼチジン−2−オン、 (3S,4R,SR)−N−(6−フェニルヘキシル)−4−ベンジルスルフィニル −3−ブロモ−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 (3S,4R,SR)−N−(6−フェニルヘキシル)−4−ベンジルスルフィニル −3−ブロモ−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−(6−[4−クロロフェニル]ヘキサ−1−イル)−(4−カルボキシルベン ジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステ レオ異性体2)、 N−(6−[4−クロロフェニル]ヘキサ−1−イル)−(4−メトキシカルボニ ルベンジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジ アステレオ異性体)、 N−(6−[4−クロロフェニル]ヘキサ−1−イル)−(4−アリルオキシルカ ボニル−ベンジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミ ド(ジアステレオ異性体2)。 本発明化合物、特に、式(I)で示される化合物は、医薬組成物における使用に ついて意図されるので、該化合物は、各々、実質的に純粋な形態で、例えば少な くとも純度50%、より好適には少なくとも純度75%、好ましくは少なくとも 純度95%(%は、wt/wtに基づいている)で提供されると解されるであろう。 式(I)で示される化合物の不純物を含む調製物は、医薬組成物において用いられ るより純粋な形態を調製するのに用いられる。本発明の中間化合物の純度は、あ まり重大ではないが、実質的に純粋な形態が式(I)で示される化合物に関する限 りでは好ましいことは、容易に解される。好ましくは、可能なかぎり常に、本発 明の化合物は、結晶形で得られる。 本発明化合物のいくつかが、結晶化されるか、または、有機溶媒から再結晶さ れる場合、結晶化の溶媒は、結晶生成物中に存在する。本発明は、かかる溶媒物 もその範囲内に含む。同様に、本発明化合物のいくつかは、水を含有する溶媒か ら結晶化または再結晶されてもよい。かかる場合、水化の水が形成されてもよい 。本発明は、化学量論的水和物および凍結乾燥などの方法によって生成される可 変量の水を含有する化合物をその範囲内に含む。さらに、種々の結晶化条件によ り、結晶生成物の種々の多形体の形成が導かれる。本発明は、式(I)で示される 化合物の全ての多形体をその範囲内に含む。 本発明化合物は、酵素リポタンパク関連ホスホリパーゼA2(Lp−PLA2) の阻害薬であり、そのままで、治療、特に、アテローム性動脈硬化症の治療に有 用なものであると思われる。したがって、さらなる態様では、本発明は、治療用 の式(I)で示される化合物を提供するものである。式(I)で示される化合物は、 Lp−PLA2によるリゾホスファチジルコリン生成の阻害薬であり、したがって 、アテローム性動脈硬化症、糖尿病、高血圧症、狭心症ならびに虚血後および再 灌流後などの内皮機能不全に関連する障害において一般的な用途も有する。さら に、式(I)で示される化合物は、酵素活性に関連する脂質過酸化に関連する障害 、例えば、アテローム性動脈硬化症および糖尿病のような症状に加えて、慢性関 節リウマチ、発作、アルツハイマー病のような脳の炎症性症状、心筋梗塞、再還 流損傷、敗血症ならびに急性および慢性炎症などの他の症状において一般的な用 途を 有する。さらに、かかる症状としては、精神分裂病などの種々の神経精神学的障 害が挙げられる(Psychopharmacology Bulletin,31,159-165,1995を参照)。 さらになる用途としては、活性化単球、マクロファージまたはリンパ球(これ らの細胞タイプの全てがLp−PLA2を発現させるので)に関連する障害が挙げ られる。かかる障害の例としては、乾癬が挙げられる。したがって、さらなる態 様では、本発明は、治療を必要とする患者を酵素Lp−PLA2の阻害薬の治療的 に有効な量で処置することを含む、酵素Lp−PLA2の活性に関連する病状の治 療方法を提供するものである。該病状は、単球、マクロファージまたはリンパ球 の増加した連累;リゾホスファチジルコリンおよび酸化した遊離脂肪酸の形成; Lp−PLA2活性に関連する脂質過酸化;または内皮機能不全に関連してもよい 。 本発明化合物は、また、抗高脂血症薬または抗アテローム性動脈硬化症薬また は抗糖尿病薬または抗狭心症薬または抗炎症薬または抗高血圧症薬と組み合わせ て、前記病状の治療において有用なものでもある。前記の例としては、スタチン などのコレステロール合成阻害薬、プロブコールなどの抗酸化剤、インスリン感 作物質、カルシウムチャンネル拮抗薬、およびNSAIDなどの抗炎症薬が挙げ られる。 治療的使用においては、本発明化合物は、通常、標準的な医薬組成物において 投与される。したがって、本発明化合物は、さらなる態様では、式(I)で示され る化合物および医薬的に許容される担体からなる医薬組成物を提供するものであ る。 好適な医薬組成物としては、経口または非経口投与または坐剤として適してい るものが挙げられる。 経口投与されると活性である式(I)で示される化合物は、例えばシロップ剤、 懸濁液剤または乳剤などの液剤、錠剤、カプセル剤およびロゼンジ剤として製剤 化することができる。 液体製剤は、一般に、懸濁化剤、保存剤、フレーバーリング剤、または着色剤 を含有する好適な液体担体、例えば、エタノール、グリセリン、非水性溶媒、例 えばポリエチレングリコール、油、または水中での、当該化合物またはその医薬 的に許容される塩の懸濁液または溶液からなる。 錠剤形態の組成物は、固体製剤を調製するのに慣用的に用いられる好適な医薬 担体を用いて調製することができる。かかる担体の例としては、ステアリン酸マ グネシウム、デンプン、ラクトース、スクロースおよびセルロースが挙げられる 。 カプセル形態の組成物は、慣用の被包化方法を用いて調製することができる。 例えば、活性成分を含有するペレットを標準的な担体を用いて調製し、次いで、 ゼラチン硬カプセル中に充填することができる;別法としては、散剤または懸濁 液剤を好適な医薬担体、例えば、水性ガム、セルロース、シリケートまたは油を 用いて調製し、次いで、該散剤または懸濁液剤をゼラチン軟カプセル中に充填す ることができる。 典型的な非経口組成物は、無菌水性担体または非経口的に許容される油、例え ば、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、レシチン、落花生油また はゴマ油中での式(I)で示される化合物の溶液または懸濁液からなる。別法とし ては、該溶液を凍結乾燥し、次いで、投与直前に好適な溶媒で再構成することが できる。 典型的な坐剤製剤は、この方法で投与されると活性である式(I)で示される化 合物ならびに高分子グリコール、ゼラチンまたはココアバターまたは他の低融点 植物油または合成ワックスまたは脂肪などの結合剤および/または滑沢剤からな る。 好ましくは、該組成物は、錠剤またはカプセル剤のような単位投与形態である 。 経口投与のための各投与単位は、好ましくは、式(I)で示される化合物1〜5 00mgを含有する(非経口投与のためには、好ましくは、0.1〜25mgを含有 する)。 成人患者のための日用量方針は、例えば、式(I)で示される化合物1mg〜10 00mg、好ましくは、1mg〜500mgの経口投与、または0.1mg〜100mg、 好ましくは、0.1mg〜25mgの静脈内、皮下、または筋肉内投与であり、該化 合物を1日当たり1〜4回投与する。好適には、当該化合物は、連続治療の期間 、例えば、1週間以上、投与されるであろう。 式(I)で示される化合物は、当該技術分野でよく知られている合成方法を適用 させることによって好都合な出発物質から製造される。好適なプロセスは、アル キル化条件下、式(II): [式中、 n、R1、R2およびR3は、前記定義と同じである] で示されるアゼチドンを式(III): ZCH2XY (III) [式中、Zは、ハロゲンなどの好適な離脱基であり; XおよびYは、前記定義と同じである] で示されるアルキル化剤で処理することからなる。 好適なアルキル化条件は、当業者によく知られており、−10〜0℃の範囲の 温度で、テトラヒドロフラン(THF)などの好適なアルキル化溶媒中、水素化 ナトリウムまたは水酸化カリウムなどの好適な塩基の使用が挙げられる。好適に は、アルキル化は、好都合には、nが0である式(II)で示される化合物に対して もたらされる。 nが1または2である式(I)で示される化合物は、nが0である式(I)で示さ れる化合物から、m−クロロ過安息香酸などの好適な酸化剤によるその処理によ って、容易に製造することができる。(+)−または(−)−1,1'−ビ−2−ナフ トール/チタニウムイソプロポキシド(N Komatsu et al,J Org Chem,1993,5 8, 7624-7626)などのキラル酸化剤の使用は、キラル的に純粋な化合物ではない 場合、ジアステレオ異性体選択性を与えることができる。 nが0である式(II)で示される化合物は、0〜5℃の範囲の温度で、エタノー ルなどの好適な溶媒中、ナトリウムエトキシドなどの塩基の存在下、4−アセト キシアゼチジノン、4−ベンゾイルオキシアゼチジノンまたは4−フェニルスル ホニルアゼチジノンをチオールR3SHで処理することによって得られる。この 置換をシンコニジンまたはシンコニンなどのキラル塩基の存在下で行うと、鏡像 異性体的に富んでいる化合物(II)を得ることができる(Shibasaki et al,JCS C hem.Commum.1883,1324)。 式(III)で示される化合物は、Xの特定値にしたがって、公知の合成方法に適 合させることによって容易に製造することができる。好都合な出発物質は、適当 に置換されたアリール化合物であり、次いで、これを、側鎖ZCH2X−を導入 するように合成する。 Xが基CONR5(CH2)m(アミド)またはCONHO(CH2)m(ヒドロキサ メート)を表す式(I)で示される化合物は、好都合には、好適なアミドまたはヒ ドロキサメート結合形成条件下(各々)、式(IV): [式中、 n、R1、R2およびR3は、前記定義と同じである] で示される酸を式(V): NHR5(CH2)mY (V) で示されるアミンまたは式(VI): NH2O(CH2)mY (VI) で示されるヒドロキシルアミン[式中、R5、Yおよびmは、前記定義と同じで ある]で処理することによって製造することができる。 好適なかかる条件は、当業者によく知られており、−10〜20℃の範囲の温 度で、クロロホルムまたはジメチルホルムアミドなどの好適な溶媒中、クロロギ 酸エチルまたはジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)などの活性化剤の使 用が挙げられる。 式(IV)で示される酸は、前記のようなアルキル化条件下、式(II)で示される化 合物を2−ブロモ酢酸のエステルで処理し、次いで、標準的な方法を用いて、形 成された中間体エステルを加水分解することによって得られる。 Xが基COO(CH2)m(エステル)を表す式(I)で示される化合物は、好都合 には、エステル交換反応条件を用いて、式(VII): [式中、R6は、(C1-6)アルキルであり; n、R1、R2およびR3は、前記定義と同じである] で示されるエステルをエステル交換反応に付すことによって製造することができ る。 好適なかかる条件は、当該技術分野でよく知られており、例えば、触媒量のナ トリウムメトキシドおよびアルコールの存在下、トルエン中で加熱することが挙 げられる。好適には、式(VII)で示される化合物は、R6がメチルであるメチルエ ステルである。 式(VII)で示される化合物は、前記のようなアルキル化条件下、式(II)で示さ れる化合物を2−ブロモ酢酸アルキルで処理することによって得られる。 式(VII)で示される化合物は、式(I)で示される化合物への中間体として有用 である新規化合物である。 したがって、さらなる態様では、本発明は、前記式(VII)で示される化合物を 提供するものである。 式(VII)で示される化合物は、酵素Lp−PLA2の阻害薬でもあり、したがっ て、式(I)で示される化合物について前記した種々の疾患において有用である。 別法としては、Xが基COO(CH2)m(エステル)を表す式(I)で示される化 合物は、式(IV)で示される化合物をアルコールY(CH2)mOHまたはその活性誘 導体、例えば、トシレートで処理することによって製造することができる。 さらに、nが0である式(I)で示される化合物は、好適なアルキル化条件下、 例えば、25℃の温度で、アセトニトリルなどの溶媒中、式(VIII): [式中、R1、R2およびR3は、前記定義と同じである] で示される化合物を式(IX): R3Z (IX) [式中、R3およびZは、前記定義と同じである] で示されるアルキル化剤で処理することからなる方法によって製造することがで きる。 式(VIII)で示される化合物は、対応する4−アセチルチオアゼチジノンから、 メタノールなどの好適な溶媒中、硝酸銀および塩基で処理することによって得ら れる。 式(I)で示されるジアステレオ異性体化合物の混合物は、所望により、当該技 術分野でよく知られている方法に従って、分割されてもよい。例えば、スルホキ シド(n=1)は、クロマトグラフィーおよび/または結晶化によって分離され る。キラル的に純粋な化合物は、キラル的に純粋な中間体からキラルクロマトグ ラフィーによって、またはキラル試薬または触媒を用いてキラル合成によって製 造することができる。好適なキラル中間体は、当業者によく知られている方法に 従って、分割もしくはキラル誘発によって、または、キラル試薬、特に、天然キ ラル分子を用いることによって得られる。キラル合成については、好都合なキラ ル出発物質は、β−ラクタム環のC−4で好ましい配座を有するペニシリン誘導 体である。以下のスキームにおいてこれを説明する: 出発物質(4−メトキシベンジル−6−ブロモペニシリネート−1−オキシド) の製造は、J.Chem.Soc.,Perkin Trans.1,1994,179-188に開示されている 。 本発明を以下の実施例によって説明する。これらの実施例において、スルホキ シド化合物のジアステレオ異性体は、R,R/S,SまたはR,S/S,R配座を有 することを表す。かかる配座は、まず、限定された数の化合物のX線分析によっ て得られ、次いで、それらの1H NMRスペクトルに基づいて残りの化合物につ いて推定する。特記しない限り、全ての化合物は、ラセミ化合物である。キラル 化合物は、4RまたはS,SRまたはS(ここで、4は、アゼチジノンにおける C4位での中心を示し、Sは、スルホキシド中心を示す)と記載する。スルホキ シドの混合物が得られる場合、スペクトルデータは、両方(50:50混合物) または主要な異性体(例えば、90:10混合物)について与える。全ての化合 物は、NMRによって特徴付けられ、ほとんどが微量分析および質量分析によっ て特徴付けられる。 製造例 製造例1.6−(4−メトキシフェニル)ヘキシルアミン a.6−ブロモ−1−(4−メトキシフェニル)ヘキサン 温度を20〜23℃に維持しつつ、塩化アルミニウム(31g、0.2モル)の 乾燥ジクロロメタン(100ml)中懸濁液に塩化6−ブロモヘキサノイル(50 g、0.2モル)の乾燥ジクロロメタン(40ml)中溶液を5分間かけて滴下した 。該混合物を室温て30分間撹拌して、黄色溶液を得た。乾燥ジクロロメタン( 30ml)中のアニソール(23g、0.2モル)を添加し、室温で20分間撹拌し た。温度を25℃〜35℃に維持しつつ、トリエチルシラン(59.9g、0.5 15モル)を10分間かけて添加した。該溶液を室温で60分間撹拌し、次いで 、氷/水(200g)上に注いだ。有機層を食塩水および水で、溶液のpHが中性 になるまで洗浄した。乾燥させ(MgSO4)、減圧下で蒸発させて、黄色油状物 を得、これを、90〜110℃/0.5ミリバールで、減圧下で蒸留させた。フ ラクションを含有する生成物を合わせ、溶離液としてヘキサンを用いてシリカゲ ル上でフラッシュクロマトグラフィーに付して精製して、無色の油状物を得た( 18.33g、33%)。 b.N−(4−メトキシベンジル)−6−ヘキシルフタルイミド DMF(140ml)に6−ブロモ−1−(4−メトキシフェニル)ヘキサン(2 6.5g、0.1モル)を溶解させ、カリウムフタルイミド(36.2g、0.2モル )を添加し、該混合物を100℃で18時間撹拌した。該混合物を蒸発させ、残 留物をエーテル中に取り、過剰のカリウムフタルイミドを濾去した。濾液を水で 洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、蒸発させて、黄色固体を得、これをエーテル/ 石油エーテル/から再結晶させて、薄黄色固体を得た(20.0g、61%)。融 点63°〜65℃。 c.6−(4−メトキシフェニル)ヘキシルアミン エタノール(300ml)にN−(4−メトキシベンジル)−6−ヘキシルフタル イミド(19.9g、60ミリモル)を溶解させ、ヒドラジン−水和物(8.9g、 0.11モル)を添加した。該混合物を3時間還流し、濾過し、残渣をエタノー ルで洗浄し、濾液を蒸発させた。残留物をジエチルエーテル中に取り、濾過し、 残留物をエーテルでよく洗浄した。濾液を蒸発させて、黄色固体を得、これを蒸 留によって精製して、透明の油状物を得た。沸点108〜110℃、0.02ミ リバール。 製造例2.6−(3,5−ジtブチル−4−ヒドロキシフェニル)ヘキシルアミン これは、製造例1の一般的な方法に従って、3,5−ジtブチル−4−ヒドロキ シフェノールから製造した。 製造例3.6−(3−クロロフェニル)ヘキシルアミン a.6−(3−クロロフェニル)ヘキシン−1−オール 3−クロロヨードベンゼン(14.3g、60ミリモル)、テトラキス(トリフ ェニルホスフィン)パラジウム(2.1g、1.8ミリモル)および5−ヘキシン− 1−オール(5.9g、60ミリモル)のトリエチルアミン(120ml)中撹拌混 合物を25℃で3時間撹拌し、次いで、水およびエーテルに分配させた。エーテ ル層を分離し、水性層をエーテルで抽出した。合わせたエーテル抽出物を1N HClで洗浄し、乾燥させた(Na2SO4)。エーテルを蒸発させ、残留物を、溶 離液としてジクロロメタンを用いてシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフ ィーに付して精製した。適切なフラクションの蒸発により、油状物として生成物 を得た(11.5g、92%)。 b.1−(フタルイミド)−6−(3−クロロフェニル)ヘキサ−1−イン 6−(3−クロロフェニル)ヘキシン−1−オール(11.5g、55ミリモル) 、トリフェニルホスフィン(14.5g、55モル)およびフタルイミド(8.1g 、55モル)の乾燥THF(110ml)中溶液をDEAD(9.6g、55ミリモ ル)のTHF(20ml)中溶液で数分間かけて処理した。16時間後、揮発成分 を真空下で除去し、残留物をエーテルで処理した。沈殿した固体を除去し、濾液 を蒸発させ、残留物を、溶離液としてジクロロメタンを用いてシリカゲル上での フラッシュクロマトグラフィーによって精製した。適切なフラクションを蒸発さ せて、固体として生成物を得た(16.5g、89%)。 c.6−(3−クロロフェニル)ヘキシルアミン 1−(フタルイミド)−6−(3−クロロフェニル)ヘキサ−1−イン(10g、 30ミリモル)のメタノール(100ml)中懸濁液を酸化白金(250mg)で処 理し、該混合物を50psiで72時間水素添加した。時々、さらに触媒を添加し 、水素の理論的摂取が完了した後、該混合物を濾過し、濾液を茶色の油状物に蒸 発 させた(9.5g、96%)。これをIMS99(100ml)に溶解させ、還流下 で16時間、ヒドラジン水和物(2.8g、56ミリモル)で処理した。該混合物 を5℃に冷却し、沈殿した固体を濾過によって除去した。濾液を蒸発させて、油 状物を得、これをエーテル中に取り、水で洗浄し、乾燥させ(Na2SO4)、茶 色の油状物に蒸発させた(5.8g、98%)。 製造例4.6−(3,5−ジクロロフェニル)ヘキシルアミン これは、製造例3の一般的な方法を用いて製造し、油状物として得られた。 製造例5.4−(4−アリルオキシカルボニル)ベンジルチオ)アゼチジン−2 −オン a.4−(ブロモメチル)安息香酸アリル 4−(ブロモメチル)安息香酸(13g、0.48モル)を塩化チオニル(200 ml)に懸濁させ、ジメチルホルムアミド(1ml)を添加した。該混合物を、透明 になるまで還流下で加熱し、蒸発させ、トルエン(2×150ml)と一緒に共沸 させた。得られた油状物をジクロロメタンに溶解させ、ピリジン(42ml)およ びアリルアルコール(40ml)のジクロロメタン中冷却溶液に滴下した。該混合 物を室温で1時間撹拌し、次いで、水、2M塩酸、炭酸水素ナトウリム溶液およ び食塩水で洗浄した。有機溶液を乾燥させ、蒸発させて、透明な油状物として4 −(ブロモメチル)安息香酸アリルを得た(98g、収率84%)。1H NMR δ (CDCl3)4.61(2H,s,CH2)、4.82(2H,m,C 2O)、5.34(2 H,m,C 2CH−)、6.05(1H,m,CCH2)、7.45(2H,d,Ph−H) 、8.03(2Hd,Ph−H)。 b.4−(アセチルチオメチル)安息香酸アリル チオ酢酸カリウム(46g、0.4モル)の乾燥ジメチルホルムアミド(200 ml)中冷却懸濁液に乾燥ジメチルホルムアミド(100ml)中の4−(ブロモメ チル)安息香酸アリル(98g、0.4モル)を滴下した。冷却浴を外し、該混合 物を一晩撹拌した。反応混合物を水中に注ぎ、酢酸エチル(×3)で抽出した。 合わせた抽出物を水および食塩水で洗浄した。該混合物を乾燥させ、蒸発させて 、橙色の油状物として4−(アセチルチオメチル)安息香酸アリルを得た(100 g、 収率100%)。1H NMR δ(CDCl3)2.36(3H,s,COC 3)、4. 13(2H,s,CH2)、4.82(2H,m,C 2O)、5.32(2H,m,C 2CH −)、6.05(1H,m,CCH2)、7.35(2H,d,Ph−H)、7.98(2H, d,Ph−H)。 c.4−(4−(アリルオキシカルボニル)ベンジルチオ)アゼチジン−2−オン カリウムtert−ブトキシド(4.93g、0.044モル)の乾燥テトラヒドロ フラン(100ml)中溶液に乾燥テトラヒドロフラン(50ml)中のアリルアル コール(27ml)を滴下した。5分間撹拌した後、4−(アセチルチオメチル)安 息香酸アリル(10.1g、0.04モル)の乾燥テトラヒドロフラン(100ml )中溶液を滴下した。15分間撹拌した後、4−アセトキシアゼチジン−2−オ ン(5.16g、0.04モル)の溶液を滴下した。該混合物を1時間撹拌し、蒸 発させた。残留物を酢酸エチルおよび水に分配させ、水性層を酢酸エチルで抽出 した。合わせた抽出物を食塩水で洗浄し、乾燥させ、蒸発させた。フラッシュク ロマトグラフィー(シリカゲル、酢酸エチル−ペトロール)に付して、油状物と して4−(4−アリルオキシカルボニルベンジルチオ)アゼチジン−2−オンを得 た(9.1g、収率82%)。1H NMR δ(CDCl3)2.84(1H,dd,H 3a)、4.31(1H,dd,H3b)、3.88(2H,s,S−CH2)、4.68( 1H,dd,H4)、4.78(2H,m,C 2O)、5.35(2H,m,C 2CH−) 、6.05(1H,m,CCH2)、6.07(1H,br singlet,N−H)、7.40( 2H,d,Ph−H)、8.03(2H,d,Ph−H)。 製造例6.4−(4−(アリルオキシカルボニルメチル)ベンジルチオ)アゼチジ ン−2−オン a.4−(ブロモメチル)フェニル酢酸アリル 無色油状物、収率95%。1H NMR δ(CDCl3)3.7(2H,s)、4.5 (2H,s)、4.6(2H,m)、5.25(2H,m)、5.9(1H,m)、7.15−7 .4(4H,dd)。 b.4−(アセチルチオメチル)フェニル酢酸アリル 無色油状物、収率96%。1H NMR δ(CDCl3)2.36(3H,s)、3. 6(2H,s)、4.1(2H,s)、4.65(2H,m)、5.25(2H,m)、5.9( 1H,m)、7.23(4H,dd)。 c.4−(4−(アリルオキシカルボニルメチル)ベンジルチオ)アゼチジン−2 −オン 黄色油状物、収率69%。1H NMR δ(CDCl3)2.81−2.88(1H ,dd)、3.26−3.35(1H,dd)、3.65(2H,s)、3.83(2H,s) 、4.6(2H,m)、4.68(1H,ss)、5.20−5.32(2H,m)、5.60 (1H,broad)、5.8−6.0(1H,m)、7.21−7.31(4H,dd)。 他のアミノについての参考文献 6−フェニルヘキシルアミン Morse M.A.et al.,Cancer Research,1991,1846 6−(4−クロロフェニル)ヘキシルアミン Lamattina J.L.EP 138464 A2 850424(CA 103:142000) 6−(4−ヒドロキシフェニル)ヘキシルアミン Goodwin B.L.et al.,Xenobiotica,1994,24(2),129 4−アセトキシゼチジン−2−オン Clauss K et al.,Annalen,1974,539 実施例 実施例1.4−(ベンジルチオ)−1−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼ チジン−2−オン a.4−(ベンジルチオ)アゼチジン−2−オン エタノール(250ml)にナトリウム(8.1g、0.35モル)を添加し、温 度を20℃〜25℃に維持しつつ、該混合物に窒素を通気させつつ、ベンジルメ ルカプタン(45.2g、0.37モル)を20分間かけて滴下した。15分後、 該反応を5℃に冷却し、温度を5℃に維持しつつ、4−アセトキシアゼチジン− 2−オン(45.0g、0.35モル)のエタノール(50ml)中溶液を15分間 かけて滴下した。該混合物を室温で60分間撹拌し、減圧下、蒸発乾固させた。 水(400ml)を添加し、該混合物をジクロロメタン(2×300ml)で抽出し 、 該抽出物を乾燥させ(MgSO4)、減圧下、油状物に蒸発させた。該油状物を− 20℃に冷却し、エーテル(400ml)と一緒に粉砕して、白色固体を得、これ を濾過によって単離した(50.2g、79%)。融点50〜51.0℃。 1H NMR δ(CDCl3)2.86(1H,m, 3a)、3.30(1H,m, 3b) 、3.85(2H,s,SC 2)、4.68(1H,m, 4)、7.31(5H,m,Ph− )。 b.4−(ベンジルチオ)−1−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン −2−オン 4−(ベンジルチオ)アゼチジン−2−オン(5.5g、28.5ミリモル)、臭 化テトラ−n−ブチルアンモニウム(0.9g、2.85ミリモル)および1−ブ ロモ−4−フェニルブタン−2−オン(7.1g、31.3ミリモル)の乾燥TH F(100ml)中冷却(氷水浴)溶液に、新しく粉砕した水酸化カリウム(1. 8g、31.3ミリモル)を添加し、該混合物を室温で2時間、強く撹拌した。水 を添加し、生成物を酢酸エチル中に抽出し、乾燥させ(MgSO4)、油状物に蒸 発させた。エーテルで処理して、白色の結晶性固体として生成物を得た(3.1 2g、32%)。融点79〜81℃。 1H NMR δ(CDCl3)2.58(2H,m,C 2CO)、2.86(2H,t, J=7.5Hz,C 2Ph)、2.96(1H,dd,J=2.2,15.2Hz, 3a)、3 .17、3.98(各々、1H,d,J=18.5Hz,NC 2)、3.43(1H,dd, J=5.1,15.2Hz, 3b)、3.70(2H,s,SC 2)、4.89(1H,dd, J=2.4,5.1Hz, 4)、7.15−7.33(10H,m,Ph−H)。 測定値:C,70.9;H,6.3;N,4.3%;C2021NO2Sの理論値:C, 70.8;H,6.2;N,4.1%。 実施例2.(4R,SR/4S,SS)4−(ベンジルスルフィニル)−1−(4−フ ェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 4−(ベンジルチオ)−1−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2 −オン(3.1g、9.2ミリモル)のジクロロメタン(100ml)中溶液を−5 0〜−60℃に冷却し、m−クロロ過安息香酸(1.9g、11ミリモル)のジク ロロメタン(80ml)中溶液を撹拌しつつ30分間かけて滴下した。−50〜− 60℃でさらに30分後、該反応混合物を亜硫酸ナトリウム飽和水溶液および炭 酸水素ナトリウム飽和水溶液の混合物と一緒に振盪し、有機層を分離し、乾燥さ せ(MgSO4)、固体に蒸発させた。酢酸エチルから2回の再結晶化により、( 4S,SR/4S,SS)4−(ベンジルスルフィニル)−1−(4−フェニル−2− オキソブチル)アゼチジン−2−オンを得た(0.8g、27%)。融点147− 9℃。 1H NMR δ(CDCl3)2.71(2H,m,C 2CO)、2.89(2H,m, C 2Ph)、2.93(1H,dd,J=4.7,14.8Hz,H3a)、3.36(1H,d d,J=1.8,14.8Hz, 3b)、3.72、4.37(各々、1H,d,J=18. 9Hz,NC 2)、3.9(2H,s,C 2SO)、4.70(1H,dd,J=2.2,4 .7Hz, 4)、7.12−7.40(10H,m,Ph−H)。 測定値:C,67.5;H,6.0;N,4.0%;C2021NO3Sの理論値:C, 67.6;H,6.0;N,3.9%。 実施例3.(4R,SS/4S,SR)4−(ベンジルスルフィニル)−1−(4−フ ェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 前記結晶化からの合わせた濾液を蒸発させ、残留物をエタノールから2回再結 晶させて、優勢的に(4R,SS/4S,SR)4−(ベンジルスルフィニル)−1− (4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オンを得た(1.2g、37 %)。融点110−11℃。 1H NMR δ(CDCl3)2.45(1H,dd,J=2.3,15.4Hz, 3a) 、2.71(2H,m,C 2CO)、2.89(2H,m,C 2Ph)、3.03(1H,d d,J=5.1,15.3Hz, 3b)、3.94、4.12(各々、1H,d,J=13. 0Hz,C 2SO)、4.19、4.37(各々、1H,d,J=19.2Hz,NC 2) 、4.65(1H,dd,J=2.4,5.1Hz,H4)、7.12−7.40(10H,m, Ph−H)。 測定値:C,67.5;H,6.1;N,4.1%;C2021NO3Sの理論値:C, 67.6;H,6.0;N,3.9%。 実施例4.4-(ベンジルスルホニル−N−(4−フェニル−2−オキソブチル) アゼチジン−2−オン 4−(ベンジルチオ)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジノン( 0.6g、1.76ミリモル)のジクロロメタン(25ml)中冷却(氷浴)溶液に m−クロロ過安息香酸(0.92g、5.3ミリモル)のジクロロメタン(25ml )中溶液を撹拌しつつ滴下した。氷浴を外し、1.5時間後、該溶液を炭酸水素 ナトリウム飽和水溶液および亜硫酸ナトリウム飽和水溶液の混合物で洗浄した。 水性層をジクロロメタンで抽出し、合わせた有機層を乾燥させ(MgSO4)、油 状物に蒸発させ、これをエーテルから結晶化した(0.56g、86%)。融点1 31−3℃。 1H NMR δ(CDCl3)2.69(2H,t,J=6.9Hz,C 2CO)、2. 9(2H,m,C 2Ph)、2.94(1H,dd,J=2.1,10.8Hz, 3a)、3. 14(1H,dd,J=5.1,15.4Hz, 3b)、3.82、4.35(各々、1H, d,J=18.8Hz,NC 2)、4.28(2H,s,SO2 2)、4.89(1H,d d,J=2.3,5.1Hz, 4)、7.14−7.43(10H,m,Ph−)。 測定値:C,64.5;H,5.8;N,3.8%;C2021NO4Sの理論値:C, 64.7;H,5.7;N,3.8%。 実施例1〜4の一般的な方法を用いて、以下の化合物(実施例5〜25)を製 造した。示す場合、比率は、1H NMRによって測定した場合の相対的なジアス テレオ異性体割合(4R,SR/4S,SS:4R,SS/4S,SR)を示す。 実施例5.4−(ベンジルチオ)−1−(2−フェニル−2−オキソエチル)アゼ チジン−2−オン 無色油状物、収率48%。 1H NMR δ(CDCl3)3.02(1H,dd,J=15.25,2.00Hz, 3a )、3.27(1H,dd,J=15.25,5.15Hz, 3b)、3.72(1H,d ,J=21.76,COC 2)、3.75(2H,s,SC 2)、4.70(1H,d,J =18.3,COC 2)、5.08(1H,dd,J=5.13,2.39,H4)、7.0 8−7.29(5H,m,Ph−H)、7.44−7.50(2H,m,Ph−H)、7.57 −7.64(1H,m,Ph−H)、7.76−7.80(2H,m,Ph−H)。 実施例6.(4R,SR/4S,SS)4−(ベンジルスルフィニル)−1−(2− フェニル−2−オキソエチル)アゼチジン−2−オン 白色固体、収率11.5%、融点130−31℃。 測定値:C,65.8;H,5.2;N,4.4%;C1817NO3Sの理論値:C, 66.0;H,5.2;N,4.3%。 実施例7.(4R,SS/4S,SR)4−(ベンジルスルフィニル)−1−(2− フェニル−2−オキソエチル)アゼチジン−2−オン 白色固体、ジアステレオ異性体比15:85、収率15%、融点92−93℃ 。 測定値:C,65.8;H,5.3;N,4.4%;C1817NO3Sの理論値:C, 66.0;H,5.2;N,4.3%。 実施例8.4−(ベンジルチオ)−1−(9−フェニル−2−オキソノニル)アゼ チジン−2−オン a.1−ブロモ−9−フェニルノナン−2−オン 温度を20〜23℃に維持しつつ、塩化アルミニウム(31.0g、0.233 モル)の乾燥ジクロロメタン(100ml)中懸濁液に塩化6−ブロモヘキサノイ ル(49.7g、0.233モル)の乾燥ジクロロメタン(40ml)中溶液を5分 間かけて滴下した。該混合物を室温で30分間撹拌して、黄色の溶液を得た。乾 燥ジクロロメタン(30ml)中のベンゼン(18.2g、0.233モル)を添加 し、室温で20時間撹拌した。温度を25℃〜35℃に維持しつつ、トリエチル シラン(59.9g、0.515モル)を10分間かけて添加した。該溶液を室温 で60分間撹拌した。次いで、これを氷/水(200g)上に注いだ。部分分配 を行い、有機層を、該溶液のpHが中性になるまで食塩水および水で数回洗浄し た。該有機溶液を乾燥させ(MgSO4)、減圧下、蒸発させて、黄色油状物を得 た。減圧下、90℃〜110℃/0.5ミリバールで、これを蒸留して、無色の 油状物を得た。適切なフラクションを合わせ、ヘキサンを用いてシリカゲル上で のフラッシュクロマトグラフィーに付すことによって精製して、無色の油状物と して6−ブロモ−1−フェニルヘキサンを得た(18.33g、33%)。 6−ブロモ−1−フェニルヘキサン(18.02g、0.075モル)をアセト ン(300ml)に溶解させ、NaI(44.85g、0.299モル)を添加し、該 混合物を還流温度で18時間加熱した。これを濾過し、減圧下、アセトンを蒸発 させて、残留物を得、これをn−ペンタン(150ml)で抽出した。不溶の固体 を濾去し、濾液を蒸発させて、無色の液体として6−ヨード−1−フェニルヘキ サンを得た(21.22g、99%)。 6−ヨード−1−フェニルヘキサン(17.43g、0.061モル)、アセチ ルアセトン(6.66g、0.067)および炭酸カリウム(8.41g、0.061 モル)を乾燥無水エタノール(75ml)に溶解させ、該溶液を18時間還流させ た。室温に冷却した後、該溶液を濾過し、減圧下、油状物に蒸発させた。これを 酢酸エチル(80ml)および水(80ml)に分配し、有機層を食塩水で洗浄し、 乾燥させ、橙色の油状物に蒸発させた(15.27g)。これを、石油エーテル/ 酢酸エチルを用いてシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーに付すことに よって精製して、無色の油状物として9−フェニルノナン−2−オンを得た(7 .12g、54%)。 0−フェニルノナン−2−オン(7.12g、0.033モル)の乾燥メタノー ル(75ml)中溶液に臭素(5.21g、0.033モル)を添加し、室温で2時 間撹拌した。水(50ml)を添加し、室温で18時間撹拌し続けた。エーテル( 175ml)および水(100ml)を添加し、有機層を希NaHCO3、水(×2) で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、減圧下、油状物に蒸発させた(5.39g)。 石油エーテル(40℃〜60℃、50ml)を添加し、該混合物を−10℃に冷却 し、濾過した。得られた固体をエーテル(40ml)に再溶液させ、減圧下、油状 物に蒸発させ(4.06g)、これを、ヘキサン/酢酸エチルを用いてシリカゲル 上でのフラッシュクロマトグラフィーに付すことによってさらに精製して、薄黄 色固体として1−ブロモ−9−フェニルノナン−2−オンを得た(3.80g、3 9%)。 b.4−(ベンジルチオ)−1−(9−フェニル−2−オキソノニル)アゼチジノ ン 無色油状物、収率66%。 1H NMR δ(CDCl3)1.3(6H,m,(C 2)3)、1.55(4H,m,C 2 CH2Ph,C 2CH2CO)、2.24(2H,m,C 2CO)、2.60(2H,t,J =7.5Hz,C 2Ph)、2.97(1H,dd,J=2.2,15.2Hz,H3a)、3. 21、4.01(各々、1H,d,J=18.6Hz,NC 2)、3.43(1H,dd, J=5.1,15.2Hz, 3b)、3.73(2H,s,SC 2)、4.93(1H,dd, J=2.4,5.1Hz,H4)、7.14−7.35(10H,m,Ph−H)。 実施例9.(4R,SR/4S,SS)4−(ベンジルスルフィニル)−1−(9− フェニル−2−オキソノニル)アゼチジン−2−オン 無色固体、収率25%、融点133−5℃。 1H NMR δ(CDCl3)1.30(m,6H,(C 2)3)、1.58(4H,m, C 2CH2Ph,C 2CH2CO)、2.37(2H,t,J=7.5Hz,C 2CO)、 2.59(2H,t,J=7.9Hz,C 2Ph)、2.94(1H,dd,J=4.7,14 .8Hz, 3a)、3.36(1H,dd,J=1.7,14.9Hz, 3b)、3.79、4. 42(各々、1H,d,J=18.9Hz,NC 2)、3.91(2H,s,SOC 2)、 4.77(1H,dd,J=2.2,4.7Hz,H4)、7.15-7.4(10H,m,Ph− )。 測定値:C,70.3;H,7.2;N,3.4%;C2531NO3Sの理論値:C, 70.6;H,7.3;N,3.3%。 実施例10.(4R,SS/4S,SR)4−(ベンジルスルフィニル)−1−(9 −フェニル−2−オキソノニル)アゼチジン−2−オン ジアステレオ異性体比1:9、無色固体、収率30%、融点75−6℃。 1H NMR δ(CDCl3)1.3(m,6H,(C 2)3)、1.58(4H,m,C 2 CH2Ph,C 2CH2CO)、2.34(2H,t,J=7.6Hz,C 2CO)、2 .43(1H,dd,J=2.3,15.2Hz, 3a)、2.59(2H,t,J=7.4Hz ,C 2Ph)、3.02(1H,dd,J=5.1,15.3Hz, 3b)、3.94、4.1 3(各々、1H,d,J=13.0Hz,SOC 2)、4.19、4.38(各々、1H, d,J=18.7Hz,NC 2)、4.65(1H,dd,J=2.4,5.1Hz,H4)、 7.14−7.43(10H,m,Ph−)。 測定値:C,70.4;H,7.3;N,3.4%;C2531NO3Sの理論値:C, 70.6;H,7.3;N,3.3%。 実施例11.4−(2−メトキシベンジルチオ)−N−(4−フェニル−2−オ キソブチル)アゼチジン−2−オン 無色油状物、収率62%。 1H NMR δ(CDCl3)2.60(2H,m,C 2CO)、2.87(2H,t, J=7.5Hz,C 2Ph)、3.01(1H,dd,J=2.2,15.2Hz, 3a)、3 .23、4.00(各々、1H,d,J=18.6Hz,NC 2)、3.43(1H,dd, J=5.1,15.2Hz, 3b)、3.72(2H,d,J=2.4Hz,SC 2)、3.8 3(3H,s,OC 3)、4.95(1H,dd,J=2.4,5.1Hz, 4)、6.81 −6.92(2H,m,3,5−(2−CH3OPh)−)、7.15−7.32(7H,m ,4,6−(2−CH3OPh)−,Ph−)。 実施例12.(4R,SR/4S,SS)4−(2−メトキシベンジルスルフィニル )−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 白色結晶性固体、収率8%、融点90−2℃。 1H NMR δ(CDCl3)2.71(2H,m,C 2CO)、2.88(2H,m ,C 2Ph)、3.00(1H,dd,J=4.7,14.8Hz, 3a)、3.46(1H, dd,J=1.9,14.8Hz, 3b)、3.70、4.35(各々、1H,d,J=18 .4Hz,NC 2)、3.88(3H,s,OC 3)、4.00(2H,s,SC 2)、4. 75(1H,dd,J=2.2,4.7Hz, 4)、6.90−7.38(9H,m,Ph− H+CH3OPh−)。 測定値:C,65.3;H,6.0;N,3.9%;C2123NO4Sの理論値:C, 65.4;H,6.0;N,3.6%。 実施例13.(4R,SS/4S,SR)4−(2−メトキシベンジルスルフィニル )−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 無色油状物、ジアステレオ異性体比1:3、収率25%。 1H NMR δ(CDCl3)2.49(1H,dd,J=2.2,15.4Hz, 3a) 、2.71(2H,m,C 2CO)、2.89(2H,m,C 2Ph)、3.04(1H,d d, J=5.1,15.4Hz, 3b)、3.87(3H,s,OC 3)、4.09(2H,s,S C 2)、4.19、4.36(各々、1H,d,J=18.6Hz,NCH2)、4.69( 1H,dd,J=2.3,5.0Hz, 4)、6.89−7.34(9H,m,Ph−+C H3OPh−)。 測定値:C,64.8;H,6.1;N,3.8%;C2123NO4S.0.17H2O の理論値:C,64.9;H,6.1;N,3.6%。 実施例14.4−(4−フルオロベンジルチオ)−N−(4−フェニル−2−オ キソブチル)アゼチジン−2−オン 無色油状物、収率41%。 1H NMR δ(CDCl3)2.64(2H,m,C 2CO)、2.88(2H,t, J=7.5Hz,C 2Ph)、2.95(1H,dd,J=2.3,15.3Hz, 3a)、3 .3、4.06(各々、1H,d,J=18.6Hz,NC 2)、3.42(1H,dd,J =5.1,15.3Hz, 3b)、3.67(2H,s,SC 2)、4.88(1H,dd,J =2.4,5.1Hz,H4)、6.84−7.33(9H,m,Ph−,4−FPh−)。 実施例15.(4R,SR/4S,SS)4−(4−フルオロベンジルスルフィニル )−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 白色結晶性固体、収率16%、融点152−4℃。 1H NMR δ(CDCl3)2.74(2H,t,J=7.0Hz,C 2CO)、2. 90(2H,t,J=6.8Hz,C 2Ph)、2.95(1H,dd,J=4.7,14.8 Hz, 3a)、3.35(1H,dd,J=1.8,14.8Hz, 3b)、3.76、4.4 0(各々、1H,d,J=18.9Hz,NC 2)、3.85(2H,m,SC 2)、4. 73(1H,dd,J=2.2,4.7Hz, 4)、7.04−7.32(9H,m,Ph− ,4−FPh−)。 測定値:C,64.2;H,5.4;N,3.9%;C2020FNO3Sの理論値: C,64.3;H,5.4;N,3.8%。 実施例16.(4R,SS/4S,SR)4−(4−フルオロベンジルスルフィニ ル)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 白色結晶性固体、収率26%、融点114−6℃。 1H NMR δ(CDCl3)2.60(1H,dd,J=2.3,15.2Hz, 3a) 、2.71(2H,m,C 2CO)、2.91(2H,m,C 2Ph)、3.15(1H,d d,J=5.1,15.2Hz, 3b)、3.96(2H,m,SC 2)、4.19、4.3 8(各々、1H,d,J=18.7Hz,NC 2)、4.65(1H,dd,J=2.4,5 .1Hz, 4)、7.05−7.33(9H,m,Ph−,4−FPh−)。 測定値:C,64.1;H,5.5;N,3.9%;C2020FNO3Sの理論値: C,64.3;H,5.4;N,3.8%。 実施例17.4−(4−メトキシベンジルチオ)−N−(4−フェニル−2−オ キソブチル)アゼチジン−2−オン 白色結晶、収率74%、融点70−71℃。 1H NMR δ(CDCl3)2.60(1H,t,J=7.13Hz,C 2Ph)、2 .86(1H,t,J=7.59Hz,COC 2)、2.96(1H,dd,J=15.25 ,2.20Hz, 3a)、3.24(1H,d,J=18.53Hz,NCH2)、3.42(1 H,dd,J=15.25,5.11Hz,H3b)、3.66(2H,s,SC 2)3.76( 3H,s,OC 3)、4.02(1H,d,J=18.53Hz,NC 2)、4.88(1 H,dd,J=5.10,2.39Hz,H4)、6.79−6.84(2H,m,Ph−H)、 7.16−7.32(7H,m,Ph−H)。 実施例18.(4R,SR/4S,SS)4−(4−メトキシベンジルスルフィニ ル)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 白色結晶性固体、収率20%、融点155−157℃。 測定値:C,64.5;H,6.0;N,3.5%;C2123NO4S.0.3H2Oの 理論値:C,64.5;H,6.1;N,3.6%。 実施例19.(4R,SS/4S,SR)4−(4−メトキシベンジルスルフィニ ル)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 白色結晶性固体、80%上記のジアステレオ異性体、融点92−93℃、収率 31%。 測定値:C,64.7;H,6.0;N,3.5% C2123NO4S.0.2H2Oの理論値:C,64.8;H,6.1;N,3.6%。 実施例20.4−(フェネチルチオ)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル) アゼチジン−2−オン 1H NMR δ(CDCl3)2.65−2.97(9H,m,S−C 2 2,CO C 2 2, 3a)、3.39(1H,dd,J=15.22,5.00Hz,H3b)、3. 50および4.17(1H各々,d,J=18.48Hz,N−C 2)、4.83(1H, dd,J=4.99,2.34Hz,H4)、7.14−7.33(10H,m,Ph−)。 実施例21.(4R,SR/4S,SS)4−(フェネチルスルフィニル)−N−( 4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 白色結晶性固体、収率8%、融点163−165℃。 測定値:C,68.0;H,6.2;N,4.0%;C2123NO3Sの理論値:C, 68.3;H,6.3;N,3.8%。 実施例22.(4R,SS/4S,SR)4−(フェネチルスルフィニル)−N−( 4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 白色結晶性固体、収率14.5%、融点91−92℃。 測定値:C,68.08;H,6.32;N,3.86%;C2123NO3Sの理論 値:C,68.3;H,6.3;N,3.8%。 実施例23.4−(3−フェニルプロピルチオ)−N−(4−フェニル−2−オ キソブチル)アゼチジン−2−オン 無色油状物、収率67%。 1H NMR δ(CDCl3)1.87(2H,m,SC 2CH2)、2.47(2H, m,C 2CO)、2.72(4H,m,2 x C 2Ph)、2.9(2H,t,J=7.1 Hz,C 2S)、2.96(1H,dd,J=2.2,15.2Hz, 3a)、3.48(1H ,dd,J=5.0,15.2Hz, 3b)、3.63、4.23(各々、1H,d,J=1 8.5Hz,NC 2)、4.86(1H,dd,J=2.3,5.0Hz, 4)、7.14− 7.32(10H,m,Ph−)。 実施例24.(4R,SR/4S,SS)4−(3−フェニルプロピルスルフィニ ル)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 白色結晶性固体、収率25%、融点136−8℃。 1H NMR δ(CDCl3)2.11(2H,m,SOCH2 2)、2.49(2 H,m,SOC 2)、2.78(4H,m,2xC2Ph)、2.91(2H,m,C 2 CO)、3.15(1H,dd,J=4.8,14.7Hz, 3a)、3.55(1H,dd, J=1.7,14.7Hz, 3b)、3.78、4.44(各々、1H,d,J=18.9H z,NC 2)、4.66(1H,dd,J=2.2,4.8Hz, 4)、7.14−7.35( 10H,m,Ph−)。 測定値:C,68.6;H,6.4;N,3.8%;C2225NO3Sの理論値:C, 68.9;H,6.6;N,3.7%。 実施例25.(4R,SS/4S,SR)4−(3−フェニルプロピルスルフィニ ル)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 白色結晶性固体、収率13%、融点65−6℃。 1H NMR δ(CDCl3)2.12(2H,m,SOCH2 2)、2.54(2 H,m,SOC 2)、2.55−2.94(7H,m,2 x C2Ph+C 2CO+ H3a)、3.33(1H,dd,J=5.2,15.1Hz, 3b)、4.20、4.40(各 々、1H,d,J=18.7Hz,NCH2)、4.66(1H,dd,J=2.2,4.8H z, 4)、7.14−7.35(10H,m,Ph−)。 測定値:C,68.6;H,6.5;N,3.9%;C2225NO3Sの理論値:C, 68.9;H,6.6;N,3.7%。 実施例26.trans3−メチル−4−(ベンジルチオ)−1−(4−フェニル−2 −オキソブチル)アゼチジン−2−オン −10℃で、窒素雰囲気下、水素化ナトリウム(油中60%分散物、0.15g 、3.8ミリモル)の乾燥THF(10ml)中懸濁液にtrans−3−メチル−4− (ベンジルチオ)アゼチジン−2−オン(0.73g、3.5ミリモル)の乾燥TH F(5ml)中溶液を5分間かけて滴下した。該混合物を−10℃で10分間撹拌 し、−10℃で、乾燥THF(10ml)中の1−ブロモ−4−フェニルブタン− 2−オン(0.79g、3.5ミリモル)を5分間かけて添加した。該混合物を室 温で30分間撹拌し、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機物を食塩水で洗浄し 、乾燥させ(MgSO4)、油に蒸発させた。これを、石油エーテル40−60℃ / 酢酸エチル3:1、2:1で溶離するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラ フィーに付すことによって精製して、無色の固体を得た(0.34g、27%)、 融点69−71℃。 1H NMR δ(CDCl3)1.34(3H,d,J=7Hz,SC 3)、2.55( 2H,m,C 2Ph)、2.85(2H,t,J=8Hz,COC 2CH2)、3.11、 3.97(各々、1H,d,J=18Hz,NC 2)、3.15(1H,m, 3)、3.7 0(2H,m,SC 2)、4.50(1H,d,J=2Hz, 4)、7.1−7.4(10H ,m,2xPh−)。 実施例27.(4R,SR/4S,SS)trans3−メチル−4−(ベンジルスルフ ィニル)−1−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 実施例2の一般的な方法を用いてtrans3−メチル−4−(ベンジルチオ)−1 −(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オンから製造し、白色固 体として得た。収率40%、融点87−94℃。 1H NMR δ(CDCl3)1.23(3H,d,J=7Hz,C 3)、2.71(2 H,m,C 2Ph)、2.9(3H,m,COC 2 3)、3.91、4.09(各々、 1H,d,J=13Hz,SOC 2)、4.17、4.39(各々、1H,d,J=19 Hz,NC 2)、4.38(1H,d,J=2Hz, 4)、7.1−7.4(10H,m,Ph −)。 測定値:C,68.1;H,6.3;N,4.0%;C2123NO3Sの理論値:C, 68.3;H,6.3;N,3.8%。 実施例28.(4R,SS/4S,SR)trans3−メチル−4−(ヘンジルスルフ ィニル)−1−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 実施例2および3の一般的な方法を用いてtrans3−メチル−4−(ベンジルチ オ)−1−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オンから製造し 、白色固体として得た。ジアステレオ異性体比1:4、収率19%、融点114 −17℃。 1H NMR δ(CDCl3)1.43(3H,d,J=8Hz,C 3)、2.7(2H, m,C 2Ph)、2.9(2H,m,COCH2)、3.65、4.37(各々、1H,d, J=19Hz,NC 2)、3.82(1H,m, 3)、3.93(2H,m,SOC 2)、 4.44(1H,d,J=2Hz, 4)、7.1−7.4(10H,m,Ph−H)。 測定値:C,68.1;H,6.3;N,4.0%;C2123NO3Sの理論値:C, 68.3;H,6.3;N,3.8%。 実施例29.N−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベンジルチオ−2−オキソ アゼチジン−1−イル)アセトアミド a.(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)酢酸メチル 4−(ベンジルチオ)アゼチジン−2−オン(5.0g、25ミリモル)、ブロモ 酢酸メチル(4.6g、30ミリモル)および臭化テトラブチルアンモニウム(0 .9g、0.28ミリモル)の乾燥THF(150ml)中溶液に水酸化カリウム粉 末(1.7g、30ミリモル)を添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌し た後、水(150ml)を添加した。該溶液を酢酸エチル(3×150ml)で抽出 し、合わせた抽出物を乾燥させ(MgSO4)、蒸発させた。残留物を、石油エー テル60°−80°:酢酸エチル4:1で溶離するシリカゲル上でのフラッシュ クロマトグラフィーに付すことによって精製して、黄色油状物として(4−ベン ジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)酢酸メチルを得た(5g、70%) 。 1H NMR δ(CDCl3)2.96(1H,dd,J=2.5,16Hz, 3a)、3 .24、3.99(各々、1H,d,J=18.00Hz,NC 2)、3.4(1H,dd, J=5,12.5Hz, 3b)、3.70(3H,s,OC 3)、3.77(2H,s,SC 2 )、4.92(1H,m, 4)、7.28(5H,m,Ph−)。 b.(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)酢酸 0℃で、(4−ベンジルチオ−2−オキソ−アゼチジン−1−イル)酢酸メチル (2.5g、9.4ミリモル)のメタノール(80ml)中溶液に1N水酸化ナトリ ウム(9.9ml、9.9ミリモル)の溶液を滴下した。該反応を1時間撹拌し、蒸 発乾固させた。水(50ml)を添加し、該溶液を希塩酸でpH3に酸性化し、酢 酸エチル(3×100ml)で抽出した。合わせた抽出物を乾燥させ(MgSO4) 、蒸発させ、残留物を再結晶(ヘキサン/エーテル)によって精製して、白色固 体として(4−ベンジルチオ−2−オキソ−アゼチジン−1−イル)酢酸を得た( 1. 3g、55%)。融点110−111℃。1H NMR δ(CDCl3)2.99(1 H,dd,J=6.87,17.5Hz, 3a)、3.27、4.06(各々、1H,d,J =18.40Hz,NC 2)、4.91(1H,m, 4)、7.27(5H,m,Ph−) 。 c.N−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジ ン−1−イル)アセトアミド DCC(8.2g、40ミリモル)、ヒドロキシベンゾトリアゾール(5.3g、 39ミリモル)および(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)酢 酸(10g、39ミリモル)に6−フェニルヘキシルアミン(Morse M.A.et al .,Cancer Research,1991,1846)(7.0g、40ミリモル)のDMF(20ml) 中溶液を添加し、該混合物を室温で2時間撹拌した。酢酸エチル(250ml)を 添加し、沈殿物を濾過し、濾液を希NaHCO3、水(×2)で洗浄し、乾燥させ (MgSO4)、油状物に蒸発させ、これを、ヘキサン/酢酸エチル(1:1)を 用いてシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーに付すことによって精製し た。適切なフラクションを蒸発させ、ヘキサンで処理して、白色固体を得た(1 1.2g、70%)。融点65−70℃。 実施例30.(4R,SR/4S,SS)N−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベ ンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド N−(6−フェニルヘキシル)−4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1 −イルアセトアミド(18.0g、43.8ミリモル)のジクロロメタン(500m l)中溶液を−70℃に冷却し、m−クロロ過安息香酸(6.7g。43.8ミリモ ル)のジクロロメタン(500ml)中溶液を撹拌しつつ60分間かけて滴下した 。−60℃でさらに3時間後、該反応混合物を亜硫酸ナトリウム飽和水溶液およ び炭酸水素ナトリウム飽和水溶液の混合物と一緒に振盪した。有機層を分離し、 食塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、固体に蒸発させ、これをエーテルと一 緒に粉砕し、濾過した。酢酸エチルから2回再結晶して、(4R,SR/4S,S S)N−(6−フェニルヘキシル)−4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼ チジン−1−イルアセトアミドを得た(3.8g、20%)。融点138−140 ℃。 測定値:C,67.4;H,6.9;N,6.8%;C243023Sの理論値:C ,67.6;H,7.1;N,6.6%。 実施例31.(4R,SS/4S,SR)N−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベ ンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 前記濾液をヘキサンで希釈し、濾過し、放置して、無色の結晶性固体として標 記化合物を沈殿させた(4.5g、24%)。融点107−108℃。 測定値:C,67.4;H,7.1;N,6.8%;C243023Sの理論値:C ,67.6;H,7.1;N,6.6%。 実施例29〜31の一般的な方法を用いて、以下の化合物(実施例32〜57 )を製造した。示す場合、比率は、1H NMRによって測定した場合の相対的な ジアステレオ異性体割合(4R,SR/4S,SS:4R,SS/4S,SR)を示す 。 実施例32.N−ベンジル−(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1 −イル)アセトアミド 白色固体、収率49%、融点89−90℃。 1H NMR δ(CDCl3)2.94(1H,dd,J=2.5,5.25Hz, 3a) 、3.37(1H,dd,J=2.5,5Hz,H3b)、3.65,3.76(各々、1H,d ,J=15.0Hz,NC 2)、3.76(2H,s,SC 2)、4.4(2H,m,NHC 2 )、4.81(1H,m, 4)、6.33(1H,bs,N)、7.20−7.37(1 0H,m,Ph−)。 実施例33.(4R,SR/4S,SS)N−ベンジル−(4−ベンジルスルフィ ニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 白色結晶性固体、収率8%、融点192−193℃。 測定値:C,63.8;H,5.7;N,8.0%;C192023Sの理論値:C ,64.0;H,5.7;N,7.9%。 実施例34.(4R,SS/4S,SR)N−ベンジル−(4−ベンジルスルフィ ニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 白色固体、ジアステレオ異性体比15:85、収率36%、融点181−18 2℃。 測定値:C,63.4;H,5.5;N,7.7%;C192023S.0.2H2O の理論値:C,63.5:H,5.7;N,7.8%。 実施例35.N−(4−フェニルブチル)−(4−ベンジルチオ−2−オキソア ゼチジン−1−イル)アセトアミド 無色油状物、収率100%。 1H NMR δ(CDCl3)1.5−1.7(4H,m,C 2 2)、2.63(2 H,t,J=7Hz,C 2Ph)、2.93(1H,dd,J=2,15Hz, 3)、3.2 6(2H,m,NC 2)、3.36(1H,dd,J=5,15Hz, 3)、3.53、3. 70(各々、1H,d,J=17Hz,NCH2)、3.79(2H,s,SC 2)、4.8 0(1H,m, 4)、6.07(1H,br s,N)、7.1−7.4(10H,m,2x Ph−)。 実施例36.(4R,SR/4S,SS)N−(4−フェニルブチル)−(4−ベン ジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 白色固体、ジアステレオ異性体比4:1、収率15%、融点161−2℃。 1H NMR δ(CDCl3)1.5−1.7(4H,m,C 2 2)、2.62(2 H,t,J=7Hz,C 2Ph)、2.95(1H,dd,J=5,15Hz, 3)、3.2 6(2H,m,NHC 2)、3.45(1H,dd,J=2,15Hz, 3)、3.71、 4.10(各々、1H,d,J=17Hz,NC 2)、3.88、4.04(各々、1H, d,J=13Hz,SOC 2)、4.51(1H,m, 4)、6.65(1H,br s, N)、7.1−7.4(10H,m,2xPh−)。 測定値:C,66.2;H,6.5;N,7.0%;C222623Sの理論値:C ,66.3;H,6.6;N,7.0%。 実施例37.(4R,SS/4S,SR)N−(4−フェニルブチル)−4−(ベン ジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 白色固体、ジアステレオ異性体比5:95、収率30%、融点107−8℃。 1H NMR δ(CDCl3)1.5−1.7(4H,m,C 2 2)、2.63(2 H,t,J=7Hz,C 2Ph)、2.85(1H,dd,J=2,15Hz, 3)、3.1 5(1H,dd,J=5,15Hz, 3)、3.3(2H,m,NHC 2)、3.90、4. 23(各々、1H,d,J=17Hz,NC 2)、3.97、4.15(各々、1H,d, J=13Hz,SOC 2)、4.60(1H,m, 4)、7.1−7.4(11H,m,2 xPh−+N)。 測定値:C,66.1;H,6.5;N,7.1%;C222623Sの理論値:C ,66.3;H,6.6;N,7.0%。 実施例38.N−(9−フェニルノニル)−(4−ベンジルチオ−2−オキソア ゼチジン−1−イル)アセトアミド 無色油状物、収率84%。 1H nmr δ(CDCl3)1.28−1.48(14H,m,7xC 2)、2.59( 2H,t,J=7.7Hz,PhC 2)、2.92、2.98(1H,dd,J=2.5,1 5.4Hz, 3)、3.2(2H,m,NHC 2)、3.34、3.40(1H,dd,J= 5.2,15.4Hz, 3)、3.56、3.72(各々、1H,d,J=16.8Hz,N C 2)、3.81(2H,s,SC 2)、4.81(1H,m, 4)、6.0(1H,m,N )、7.2(10H,m,2xPh−H)。 実施例39.(4R,SR/4S,SS)N−(9−フェニルノニル)−(4−ベン ジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 白色固体、ジアステレオ異性体比4:1、収率8%、融点124−128℃。 1H nmr δ(CDCl3)1.2−1.7(14H,m,7xC 2)、2.59(2H, t,J=7.8Hz,PhC 2)、2.93、2.97(1H,dd,J=4.8,14.8 Hz, 3)、3.23(2H,m,NHC 2)、3.44、3.48(1H,dd,J=2. 4,14.8Hz, 3)、3.7、4.1(各々、1H,d,J=17.2Hz,NC 2)、 3.9、4.13(各々、1H,d,J=12.8Hz,SOC 2)、4.5(1H,m, 4 )、6.59(1H,m,N)、7.16−7.41(10H,m,2xPh−)。 測定値:C,68.9;H,7.5;N,5.6%;C273623Sの理論値:C ,69.2;H,7.7;N,6.0%。 実施例40.(4R,SS/4S,SR)N−(9−フェニルノニル)−(4−ベン ジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 白色固体、ジアステレオ異性体比4:6、収率48%、融点123−128℃ 。 1H nmr δ(CDCl3)1.2−1.7(14H,m,7xC 2)、2.59(2H, t,J=7.8Hz,PhC 2)、2.85−2.97(1H,m, 3)、3.1−3.5( 3H,m,NHC 2, 3)、3.7−4.2(4H,m,SOC 2,NC 2)、4.5− 4.6(1H,2xm, 4)、6.68(m,N')、7.17−7.42(10H,m,2 xPh−)。 測定値:C,69.3;H,7.8;N,6.1%;C273623Sの理論値:C ,69.2;H,7.7;N,6.0%。 実施例41.N−メチル−N−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベンジルチオ −2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 黄色油状物、収率88%。 1H nmr δ(DMSO−d6350K)1.25-1.57(8H,m,4xC 2) 、2.55(2H,m,PhC 2)、2.79−2.95(4H,m,NC 3, 3)、3. 1−3.3(2H,m,NC 2)、3.32、3.35(1H,dd,J=5.2,14.8 Hz, 3)、3.45、4.09(各々、1H,d,J=16.8Hz,NC 2C=O)、 3.84(2H,s,SC 2)、4.94(1H,m, 4)、7.14−7.32(10H, m,2xPh−)。 実施例42.(4R,SR/4S,SS)N−メチル−N−(6−フェニルヘキシ ル)−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトア ミド 無色油状物、ジアステレオ異性体比55:45、収率67%。 1H NMR δ(DMSO−d6350K)1.2−1.6(8H,m,4xC 2) 、2.56(2H,t,J=7.6Hz,PhC 2)、2.86(4H,m,NC 3, 3)、 3.02−3.26(m,NC 2 2,H3)、3.81−4.4(4H,m,SOC 2, NC 2C=O)、4.81、4.90(1H,2xm, 4)、7.12−7.35(10 H,m,2xPh−)。 測定値:C,65.4;H,6.9;N,6.3%;C253223Sの理論値:C ,68.1;H,7.3;N,6.4%。 実施例43.(4R,SS/4S,SR)N−メチル−N−(6−フェニルヘキシ ル)−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトア ミド 無色油状物、収率13%。 1H nmr δ(DMSO−d6350K)1.2−1.6(8H,m,4xC 2)、2 .56(2H,t,J=7.6Hz,PhC 2)、2.86(4H,m,NC 3,H3)、3. 1−3.3(m,NC 2, 3)、4.01(2H,m,SOC,NCC=O)、4.1 7(1H,d,J=12.9Hz,SOC)、4.37(2H,d,J=17.4Hz,NC C=O)、4.81(1H,m, 4)、7.13−7.35(10H,m,2xPh−) 。 測定値:C,65.3;H,6.8;N,6.1%;C253223Sの理論値:C ,68.1;H,7.3;N,6.4%。 実施例44.N−[6−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル) ヘキシル]−(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミ ド 黄色油状物、収率83%、 1H NMR δ(CDCl3)1.3−1.6(26H,m,4xC 2+6xC 3) 、2.50(2H,t,J=8Hz,C 2Ph)、2.95(1H,dd,J=2,15Hz, 3 )、3.25(2H,q,J=7Hz,NHCH3)、3.37(1H,dd,J=5,1 5Hz, 3)、3.55、3.71(各々、1H,d,J=17Hz,NCH2)、3.82 (2H,s,SC 2)、4.80(1H,m, 4)、5.03(1H,s,O)、6.02( 1H,br s,NH)、6.96(2H,s,HOPh−)、7.3(5H,n,Ph−) 。 実施例45.(4R,SS/4S,SR)N−[6−(3,5−ジ−tert−ブチル− 4−ヒドロキシフェニル)ヘキシル]−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソ アゼチジン−1−イル)アセトアミド 淡褐色ガラス体、収率33%。 1H NMR δ(CDCl3)1.3−1.7(26H,m,4xC 2+6xC 3) 、2.50(2H,t,J=8Hz,C 2Ph)、2.88(1H,dd,J=2,15Hz, 3 )、3.17(1H,dd,J=5,15Hz, 3)、3.3(2H,m,NHC 2)、 3.89、4.25(各々、1H,d,J=17Hz,NC 2)、3.99、4.19(各 々、1H,d,J=13Hz,SOC 2)、4.61(1H,m, 4)、5.02(1H, s,O)、6.96(2H,s,HOPh−)、7.25(1H,br s,N)、7. 3−7.5(5H,m,Ph−)。 測定値:C,68.9;H,8.3;N,5.0%;C324624Sの理論値:C ,69.3;H,8.4;N,5.0%。 実施例46.N−6−(4−メトキシフェニル)ヘキシル−(4−ベンジルチオ −2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 黄色油状物、収率77%。 1H NMR δ(CDCl3)1.3−1.6(8H,m,4xC 2)、2.54(2H ,t,J=15Hz,C 2PhOCH3)、2.95(1H,dd,J=2,15Hz, 3) 、3.23(2H,m,NHC 2)、3.37(1H,dd,J=5,15Hz, 3)、3. 55、3.71(各々、1H,d,J=17Hz,NC 2)、3.78(3H,s,OC 3 )、3.81(2H,s,SC 2)、4.80(1H,m, 4)、6.01(1H,br s ,N)、6.82、7.07(各々、2H,d,J=8.5Hz,CH2OPh−)、7. 3(5H,m,Ph−)。 実施例47.(4R,SR/4S,SS)N−6−(4−メトキシフェニル)ヘキシ ル−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミ ド 白色固体、収率10%、融点129−133.5℃。 1H NMR δ(CDCl3)1.25-1.56(8H,m,C 2 2 2 2) 、2.52(2H,t,J=7.25Hz,C 2Ph−OMe)、2.94(1H,dd,J =14.75,4.5Hz, 3b)、3.20(2H,m,NHC 2)、3.45(1H,d d,J=14.75,2.0Hz, 3a)、3.71、4.23(2H,dd,J=15.5, 15.5Hz,SOC 2Ph)、3.78(3H,s,OC 3)、3.88、4.04(2 H,dd,J=13.0,12.75Hz,N−C 2)、4.53(1H,m, 4)、6.6 6(1H,s,N)、6.78−6.83、7.06−7.09(2H,2H,m,CH2 Ph−OMe)、7.22−7.26、7.36−7.40(3H,2H,m,SOCH2 Ph )。 測定値:C,64.9;H,6.6;N,6.1%;C253224Sの理論値:C ,65.8;H,7.1;N,6.1%。 実施例48.(4R,SS/4S,SR)N−6−(4−メトキシフェニル)ヘキシ ル−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミ ド 薄黄色固体、収率29%、融点85−88℃。 1H NMR δ(CDCl3)1.23-1.63(8H,m,C 2 2 2 2) 、2.53(2H,t,J=27.25Hz,C 2Ph)、2.88(1H,dd,J=15 .25,2.5Hz, 3a)、3.13−3.31(3H,m,NHCH2, 3b)、3.78( 3H,s,OC 3)、3.85−4.28(4H,m,NC 2,SOC 2Ph)、4.6 1(1H,m, 4)、6.78−6.84、7.05−7.10(2H,2H,m,CH2Ph −OMe)、7.18(1H,s,CON)、7.23−7.27、7.37−7.4 4(3H,2H,m,SOCH2 Ph)。 測定値:C,65.5;H,6.8;N,6.0%;C253224Sの理論値:C ,65.8;H,7.1;N,6.1%。 実施例49.N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルチオ −2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 薄黄色固体、収率89%、融点60−62℃。 1H NMR δ(CDCl3)1.3−1.6(8H,m,4xC 2)、2.55(2H ,t,J=7.6Hz,PhC 2)、2.90、2.97(1H,dd,J=2.4,15.4 Hz, 3)、3.3(2H,m,NHC 2)、3.33、3.40(1H,dd,J=5.2, 15.4Hz, 3)、3.56、3.71(各々、1H,d,J=16.8Hz,NC 2) 、3.81(2H,s,SC 2)、4.81(1H,m, 4)、6.05(1H,m,N) 、7.05−7.36(9Hm,2xPh−)。 実施例50.(4R,SR/4S,SS)N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシ ル)−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトア ミド 無色固体、収率17%、融点178−179℃。 1H NMR δ(CDCl3)1.2−1.6(8H,m,4xC 2)、2.55(2H ,t,J=7.6Hz,PhC 2)、2.93、2.99(1H,dd,J=4.7,14.8 Hz, 3)、3.22(2H,m,NHC 2)、3.44、3.49(1H,dd,J=2. 2,14.8Hz, 3)、3.68、4.13(各々、1H,d,J=17.4Hz,NC 2 )、3.87、4.05(各々、1H,d,J=13.2Hz,SOC 2)、4.50(1 H,m, 4)、6.65(1H,m,N)、7.07−7.40(9H,m,2xPh−) 。 測定値:C,62.5;H,6.3;N,6.3%;C2429ClN23Sの理論値 :C,62.5;H,6.3;N,6.1%。 実施例51.(4R,SS/4S,SR)N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシ ル)−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトア ミド 無色固体、ジアステレオ異性体比1:9、収率39%、融点103−104℃ 。 1H NMR(CDCl3)δ 1.3−1.6(8H,m,4xC 2)、2.56(2H ,t,J=7.6Hz,PhC 2)、2.87、2.90(1H,dd,J=2.5,15.3 Hz, 3)、3.16、3.20(各々、1H,d,J=5.3,15.3Hz, 3)、3. 26(2H,m,NHC 2)、3.87、4.25(各々、1H,d,J=17.2Hz, NC 2)、3.98、4.19(各々、1H,d,J=13Hz,SOCH2)、4.6( 1H,m, 4)、7.07−7.41(10H,m,2xPh−,N)。 測定値:C,62.5;H,6.3;N,6.2%;C2429ClN23Sの理論値 :C,62.5;H,6.3;N,6.1%。 実施例52.N−(6−(3,5−ジクロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジル チオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 薄黄色油状物、収率69%。 1H NMR δ(CDCl3)1.30−1.60(m,4xC 2)、2.57(2H ,t,J=7.63Hz,ArC 2)、2.95(1H,dd,J=2.4,15.4Hz, 3a )、3.24(1H,m,NHC 2)、3.38(1H,dd,J=5.13,15.4Hz, 3b )、3.64(2H,dd,J=16.8Hz,COC 2N)、3.81(2H,s, ArC 2S)、4.81(1H,m,J=2.5Hz,5.0Hz,4 )、6.0(1H,m, NC=O)、7.0−7.36(9H,m,9xAr)。 実施例53.(4R,SR/4S,SS)N−(6−(3,5−ジクロロフェニル)ヘ キシル)−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセ トアミド 白色固体、ジアステレオ異性体比36:1、収率37%、融点158−159 ℃。 測定値:C,58.2;H,5.7;N,5.7%;C2428Cl223Sの理論値 :C,58.2;H,5.7;N,5.7%。 実施例54.(4R,SS/4S,SR)N−(6−(3,5−ジクロロフェニル)ヘ キシル)−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセ トアミド 白色固体、ジアステレオ異性体比1:9、収率22%、融点108−109℃ 。 測定値:C,58.2;H,5.6;N,5.7%;C2428Cl223Sの理論値 :C,58.2;H,5.7;N,5.7%。 実施例55.N−(6−(3−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルチオ −2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 薄黄色油状物、収率75%。 1H NMR δ(CDCl3)1.30−1.60(8H,m,4xC 2)、2.55( 2H,t,J=7.63Hz,ArC 2)、2.95(1H,dd,J=2.5,15.5Hz , 3a)、3.24(2H,m,J=17.5Hz,NHC 2)、3.38(1H,dd,J =5.25,15.25Hz, 3b)、3.64(2H,dd,J=16.87Hz,COC2 N)、3.82(2H,s,ArC 2S)、4.81(1H,m,H4)、6.06(1H, m,N)、7.0−7.36(8H,m,8xAr)。 実施例56.(4R,SR/4S,SS)N−(6−(3−クロロフェニル)ヘキシ ル)−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトア ミド 白色固体、ジアステレオ異性体比36:1、収率18%、融点147−148 ℃。 測定値:C,62.3;H,6.1;N,6.2%;C2429ClN23Sの理論値 :C,62.5;H,6.3;N,6.1%。 実施例57.(4R,SS/4S,SR)N−(6−(3−クロロフェニル)ヘキシ ル)−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトア ミド 白色固体、ジアステレオ異性体比14:86、収率49%、融点74−75℃ 。 測定値:C,62.4;H,6.2;N,6.1%;C2429ClN23Sの理論値 :C,62.5;H,6.3;N,6.1%。 実施例58.N−6−(4−ヒドロキシフェニル)ヘキシル−(4−ベンジルチ オ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 黄色油状物、収率23%。 1H NMR δ(CDCl3)1.2−1.7(8H,m,4xC 2)、2.52(2H ,t,J=15Hz,C 2PhOH)、2.95(1H,dd,J=2,15Hz, 3)、3 .21(2H,m,NHC 2)、3.37(1H,dd,J=5,15Hz, 3)、3.53 、3.72(各々、1H,d,J=17Hz,NC 2)、3.76(2H,s,SC 2)、 4.83(1H,m, 4)、5.37(1H,s,O)、5.97(1H,br s,N) 、6.75、7.02(各々、2H,d,J=8.5Hz,HOPh−)、7.3(5H, m,Ph−)。 実施例59.(4R,SR/4S,SS)および(4R,SS/4S,SR)N−6− (4−ヒドロキシフェニル)ヘキシル−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソ アゼチジン−1−イル)アセトアミド 白色ガラス状固体、ジアステレオ異性体比1:2、収率79%、融点38−4 9℃。 1H NMR δ(CDCl3)1.25−1.58(16H,m,2xC 2 2 2 2)、2.52(4H,t,J=7.0Hz,2xC 2Ph)、2.83(1H,dd, J=15.0,2.0Hz, 3a)、2.90(1H,dd,J=15.0,2.5Hz, 3b )、3.12−3.25(5H,m,2xNHCH2, 3b)、3.40 (1H,dd,J=15.0,2.5Hz, 3a)、3.72−4.21(8H,m,2xSO C 2Ph,2xN−C 2)、4.56(1H,m, 4)、4.64(1H,m, 4)、6. 08(1H,s,O)、6.17(1H,s,O)、6.63(1H,m,N)、6.7 1−6.77、6.97-7.04(4H,5H,m,2xCH2 Ph−OH,N)、7. 22−7.29、7.35−7.39(4H,6H,m,2xSOCH2 Ph)。 測定値:C,63.47;H,6.53;N,6.24%;C243024Sの理論 値:C,65.13;H,6.83;N,6.33%。 実施例60.N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(4−エトキシカルボニル) ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド a.4−(4−(エトキシカルボニル)ベンジルチオ)アゼチジン−2−オン 黄色油状物、収率62%。 1H NMR δ(CDCl3)1.40(3H,t,J=7.13Hz,O-CH2CH3) 、2.85(1H,dd,カップリング中間体,H3a)、3.31(1H,dd,カップリ ング中間体,H3b)、3.88(2H,s,S−C 2)、4.38(2H,q,J=7.1 3Hz,O−CH2CH3)、6.10(1H,br,singlet,N−)、7.40(2H, d,J=8.36Hz,Ph−)、8.01(2H,d,J=8.34Hz,Ph−)。 b.N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(4−エトキシカルボニル)ベンジル チオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 無色油状物、収率59%。 1H NMR δ(CDCl3)1.23−1.71(13H,m,C 2 2,OCH2 3)2.56−2.62(2H,m,Ph−CH2)、2.93(1H,dd,カップリ ング中間体, 3a)、3.52および3.80(1H各々,d,J=16.64Hz,N− C 2)、4.37(2H,q,J=7.13Hz,O−C 2CH3)、4.85(1H,d d,カップリング中間体,H4)、6.01(1H,br.triplet,N−)、7.14−7 .29(5H,m,Ph−)、7.39(2H,d,J=8.34Hz,Ph−)、8.00 (2H,d,J=8.30Hz,Ph−)。 実施例61.(4R,SS/4S,SR)N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(4 −エトキシカルボニル)ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イ ル)アセトアミド 白色結晶性固体、収率25%、融点101−103℃。 測定値:C,64.69;H,6.64;N,5.72% C273425Sの理論値:C,65.04;H,6.87;N,5.62%。 実施例62.N−(6−フェニルヘキシル)−4−(4−クロロベンジルチオ)− 2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド a.4−(4−クロロベンジルチオ)アゼチジノン 結晶性固体、収率72%、融点73−74℃。 1H NMR δ(CDCl3)2.86(1H,m,H3a)、3.32(1H,m,H3b) 、3.81(2H,s,S-C 2)、4.68(1H,dd,J=5.07,2.46Hz,H4 )、6.04(1H,br.singlet,N−)、7.24−7.33(4H,m,Ph−)。 b.N−(6−フェニルヘキサ−1−イル)−4−(4−クロロベンジルチオ)− 2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド 無色油状物、収率41%。 1H NMR δ(CDCl3)1.28−1.35(4H,m,C 2 2)、1.4 0−1.51(2H,m,C 2)、1.53−1.60(2H,m,C 2)、2.60(2 H,t,J=7.65Hz,Ph=CH2)、2.92(1H,dd,J=15.37,2.4 0Hz,H3a)、3.23(2H,2H,dt,4 lines,NH−C 2)、3.38(1H, dd,J=15.36,5.16Hz,H3b)、3.54および3.82(1H各々,d,J =16.65Hz,N−CH2)、3.78(2H,s,S−CH2)、4.83(1H,dd ,J=5.15,2.43Hz,H4)、7.14−7.30(9H,m,Ph−)。 実施例63.(4R,SR/4S,SS)N−(6−フェニルヘキサ−1−イル)− 4−(4−クロロベンジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセ トアミド 白色結晶性固体、融点155−156℃、収率10%。 測定値:C,62.2;H,6.2;N,6.1%;C2429ClN23Sの理論値 :C,62.5;H,6.3;N,6.1%。 実施例64.(4R,SS/4S,SR)N−(6−フェニルヘキサ−1−イル)− 4−(4−クロロベンジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセ トアミド 融点92−93℃、収率33%。 測定値:C,62.4;H,6.3;N,6.1%;C2429ClN23Sの理論値 :C,62.5;H,6.3;N,6.1%。 実施例65.transN−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベンジルチオ−3−メ チル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 無色油状物、収率65%。 1H NMR δ(CDCl3)1.2−1.7(11H,m,4xC 2+C 3)、2 .59(2H,t,J=7Hz,C 2Ph)、3.2(3H,m,NHC 2 3)、3.5 0、3.70(各々1H,d,J=17Hz,NC 2)、3.80(2H,s,SC 2)、 4.42(1H,d,J=2Hz, 4)、6.04(1H,br s,N)、7.1−7.4 (10H,m,2xPh−)。 実施例66.transN−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベンジルスルフィニル −3−メチル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 白色半固体、ジアステレオ異性体比4:6、収率85%。 1H NMR δ(CDCl3)1.1−1.7(11H,m,4xC 2+C 3)、2 .59(2H,m,C 2Ph)、3.25(2.6H,m,NHC 2 3)、3.7−4. 3(3.4H,m,SOC 2 4 3')、6.65(0.6H,br s,N)、7. 1−7.4(10.4,m,2xPh−+N')。 測定値:C,67.2;H,7.3;N,6.0%;C253223Sの理論値:C ,68.2;H,7.3;N,6.4%。 実施例4の一般的な方法を用いて、以下の化合物(実施例67〜69)を対応 する前記スルフィドの酸化によって製造した。 実施例67.N−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベンジルスルホニル−2− オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 白色固体、収率65%、融点104−105℃。 測定値:C,64.7;H,6.6;N,6.3%;C243024Sの理論値:C , 65.1;H,6.8;N,6.3%。 実施例68.N−(6−(3,5−ジクロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジル スルホニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 白色固体、収率90%、融点115−116℃。 測定値:C,55.2;H,5.4;N,5.4%;C2428Cl224S.0.65 H2Oの理論値:C,55.1;H,5.6;N,5.4%。 実施例69.N−(6−(3−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスル フィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 白色固体、収率3%、融点95−98℃。 測定値:C,61.0;H,6.2;N,6.0%;C2429ClN24S.0.12 C614の理論値:C,60.9;H,6.3;N,5.3%。 実施例70.4−(ベンジルチオ)−1−(3−フェニルプロピル)アゼチジン− 2−オン N2雰囲気下、−20℃で、NaH(0.13g、5.6ミリモル)の乾燥THF (5ml)中懸濁液に4−(ベンジルチオ)アゼチジン−2−オン(1.1g、5.5 ミリモル)の乾燥THF(10ml)中溶液を10分間かけて滴下した。−55℃ で、3−フェニル−1−(トリフルオロメタンスルホニルオキシ)プロパン(1. 5g、5.6ミリモル)の乾燥THF(10ml)中溶液を10分間かけて滴下した 。1時間撹拌した後、該混合物を氷/水(50g)上に注ぎ、ハイフロ(hyflo) を介して濾過し、減圧下、THFを蒸発させ、残留物を酢酸エチル中に取った。 該溶液を食塩水(×2)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、減圧下、蒸発させ、 5:1石油エーテル:酢酸エチルで溶離するシリカゲル上でのフラッシュクロマ トグラフィーに付すことによって精製して、黄色油状物として標記化合物を得た (1.4g、81%)。 1H NMR δ(CDCl3)2.58(2H,m,C 2)、2.58(2H,t,J= 15Hz,C 2Ph)、2.9、3.2(各々、2H,m,−3 & NC 2)、3.7 3(2H,s,SC 2)、4.51(1H,m,−4)、7.2(10H,m,2xPh− )。 実施例71.(4R,SR/4S,SS)4−ベンジルスルフィニル−1−(3− フェニルプロピル)アゼチジン−2−オン 実施例2の一般的な方法を用いて4−(ベンジルチオ)−1−(3−フェニルプ ロピル)アゼチジン−2−オンから製造した。該生成物は、白色固体、ジアステ レオ異性体比97:3、収率19%、融点93−96℃として得た。 1H NMR δ(CDCl3)1.83−1.94(2H,m,CH2 2CH2)、2 .57−2.69(2H,m,C 2Ph)、2.76(1H,dd,J=14.5,4.5Hz , 3b)、3.22−3.39(3H,m,N−CH2, 3a)、3.83、3.98(2H, dd,J=13.0,13.0Hz,SOC 2Ph)、4.22(1H,m, 4)、7.13 −7.41(10H,m,C 2Ph,SOC 2Ph)。 測定値:C,69.5;H,6.5;N,4.5%;C1921NO2Sの理論値:C, 69.7;H,6.5;N,4.3%。 実施例72.(4R,SS/4S,SR)4−ベンジルスルフィニル−1−(3− フェニルプロピル)アゼチジン−2−オン 前記結晶化により得られた母液を再処理して、薄緑色の油状物として標記化合 物を得た。ジアステレオ異性体比80:20、収率14%。 1H NMR δ(CDCl3)1.90−2.04(2H,m,CH2CH2CH2)、2 .41(1H,dd,J=15.0,2.4Hz,H3a)、2.59−2.64(2H,m,C H2Ph)、2.84(1H,dd,J=15.0,5.0Hz,H3b)、3.41−3.49( 2H,m,N−CH2)、3.94−4.05(2H,dd,J=13.0,13.0Hz,S OCH2Ph)、4.23−4.26(1H,m,H4)、7.15−7.39(10H,m, SOCH2Ph,CH2Ph)。 測定値:C,66.0;H,6.4;N,3.3%;C1921NO2Sの理論値:C, 69.7;H,6.6;N,4.3%。 実施例70−72の一般的な方法を用いて、以下の化合物(実施例73−75 )を製造した。 実施例73.4−ベンジルチオ−1−(2−フェネチル)アゼチジン−2−オン 淡褐色油状物、収率60%。 1H NMR δ(CDCl3)2.8−2.9(3H,m,C 2Ph+ 3)、3.1、 3.5(各々、1H,m,NC 2)、3.18(1H,dd,J=5,15Hz, 3)、3. 66(2H,dd,J=14Hz,SC 2)、4.35(1H,m, 4)、7.1−7.4( 10H,m,2xPh−)。 実施例74.(4R,SR/4S,SS)4−ベンジルスルフィニル−1−(2− フェネチル)アゼチジン−2−オン 無色固体、収率16%、融点98−101℃。 1H NMR δ(CDCl3)2.71(1H,dd,J=2,15Hz, 3)、2.8 8(2H,t,J=7Hz,C 2Ph)、3.29(1H,dd,J=2,15Hz, 3)、 3.3(1H,m,NC 2)、3.7−3.9(3H,m,NC 2+SOC 2)、3.9( 1H,m, 4)、7.1−7.4(10H,m,Ph−)。 測定値:C,68.7;H,6.1;N,4.5%;C1819NO2Sの理論値:C, 69.0;H,6.1;N,4.5%。 実施例75.(4R,SS/4S,SR)4−ベンジルスルフィニル−1−(2− フェネチル)アゼチジン−2−オン 無色固体、収率27%、融点88−9℃。 1H NMR δ(CDCl3)2.40(1H,dd,J=2,15Hz, 3)、2.8 5(1H,dd,5,15Hz, 3)、3.0(2H,m,CH2 2Ph)、3.62、3. 76(各々、1H,m,NC 2)、3.92、4.03(各々、1H,d,SOC 2)、 4.16(1H,m, 4)、7.2−7.4(10H,m,Ph−)。 測定値:C,68.8;H,6.2;N,4.7%;C1819NO2Sの理論値:C, 69.0;H,6.1;N,4.5%。 実施例76.4−(ベンジルチオ)−1−(4−フェニルブチル)アゼチジン−2 −オン N2雰囲気下、−20℃で、4−(ベンジルチオ)アゼチジン−2−オン(1.1 g、5.5ミリモル)の乾燥THF(10ml)中溶液を10分間かけて滴下した。 −55℃で、1−ヨード−4−フェニルブタン(1.4g、5.5ミリモル)の乾 燥THF(10ml)中溶液を10分間かけて滴下した。18時間撹拌した後、該 混合物を氷/水(50g)上に注ぎ、ハイフロを介して濾過し、減圧下、THF を蒸発させ、残留物を酢酸エチル中に取った。該溶液を食塩水(×2)で洗浄し 、乾燥させ(MgSO4)、減圧下、蒸発させて、黄色油状物を得、これを、5: 1、3:1、次いで、1:1の石油エーテル/酢酸エチルで溶離するシリカゲル 上でのフラッシュクロマトグラフィーに付すことによって精製して、黄色油状物 として生成物を得た(0.25g、14%)。 1H NMR δ(CDCl3)1.5(4H,m,2xC 2)、2.6(2H,m,C 2 Ph)、2.85、3.2(各々、2H,m,−3 & NC 2)、3.73(2H,s, SC 2)、4.54(1H,m,−4)、7.2(10H,m,2xPh−)。 実施例77.(4R,SS/4S,SR)4−ベンジルスルフィニル−1−(4− フェニルブチル)アゼチジン−2−オン 実施例30の一般的な方法を用いて、4−(ベンジルチオ)−1−(4−フェニ ルブチル)アゼチジン−2−オンから製造した。該生成物は、フラッシュクロマ トグラフィー後に黄色油状物として得られた。収率76%。 1H NMR δ(CDCl3)1.61−1.66(8H,m,2xCH2 2 2 CH2)、2.47(1H,dd,J=15.0,1.50Hz, 3a)、2.60(4H,m, 2xCH2Ph)、2.83(1H,dd,J=14.5,4.5Hz, 3b)、2.93(1 H,dd,J=15.0,5.0Hz, 3b)、3.29−3.50(5H,m,2xN−C H2, 3a)、3.98、4.06(2H,dd,J=13.25,13.25Hz,SOC 2 Ph)、3.83、3.93(2H,dd,J=6.25,6.25Hz,SOC 2Ph) 、4.28(1H,m, 4)、4.31(1H,m, 4)、7.12−7.39(20H,m ,2xCH2 Ph,2xSOCH2 Ph)。 測定値:C,69.2;H,6.9;N,4.5%;C2023NO2Sの理論値:C, 70.2;H,6.8;N,4.1%。 実施例78.[(3S,4R)−4−ベンジルチオ−3−ブロモ−2−オキソアゼ チジン−1−イル]酢酸p−メトキシベンジル a.[(3S,4R)−4−アセチルチオ−3−ブロモ−2−オキソアゼチジン− 1−イル]酢酸p−メトキシベンジル −65〜−70℃で、パーマネントブルー色の溶液が得られるまで、2−[(3 S,4R)−4−アセチルチオ−3−ブロモ−2−オキソアゼチジン−1−イル] −3−メチルブタ−2−エン酸p−メトキシベンジル(Osborne N.F.et al., J.Chem.Soc.,Perkin Trans.1,1994,179)(20.16g、0.0456モル )の酢酸エチル(400ml)中溶液にオゾン化酸素を通気した。酸素のパッセー ジによって過剰のオゾンを除去し、次いで、亜リン酸トリメチル(53.8ml、 0.456モル)を滴下した。15分後、該溶液を蒸発させ、残留物をトルエン から2回再蒸発させ、次いで、酢酸エチル(300ml)に溶解させ、p−トルエ ンスルホン酸(2g)の水(100ml)中溶液と一緒に、1.5時間、強く撹拌し た。水で希釈後、有機層を分離し、水性層を酢酸エチルでさらに抽出した。合わ せ抽出物を、連続して、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液および食塩水で洗浄し、 次いで、乾燥させ(MgSO4)、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー( シリカゲル、酢酸エチル−石油エーテル)に付すことによって精製して、淡褐色 油状物として生成物を得た。収量10.6g(58%)。 b.(3S,4R)−3−ブロモ−1−(p−メトキシベンジルオキシカルボニル メチル)−2−オキソアゼチジン−4−チオール酸銀 弱い光の中で硝酸銀(2.27g、0.0133モル)のメタノール(90ml) 中溶液に[(3S,4R)−4−アセチルチオ−3−ブロモ−2−オキソアゼチジン −1−イル]酢酸p−メトキシベンジル(4.13g、0.01モル)のメタノール (90ml)中溶液を撹拌しつつ添加した。次いで、氷冷しつつトリエチルアミン (1.87ml、0.0133モル)を添加し、5−10℃で1時間、次いで、室温 で30分間撹拌し続けた。該混合物を再冷却(氷浴)し、沈殿した固体を濾過し 、氷冷メタノールで2回、次いで、ヘキサンで洗浄して、標記化合物を得た。収 量4.6g(96%)。 c.[(3S,4R)−4−ベンジルチオ−3−ブロモ−2−オキソアゼチジン− 1−イル]酢酸p−メトキシベンジル 窒素下、(3S,4R)−3−ブロモ−1−(p−メトキシベンジルオキシカルボ ニルメチル)−2−オキソアゼチジン−4−チオール酸銀(4.6g、0.0099 モル)のアセトニトリル(100ml)中溶液を臭化ベンジル(1.76ml、0.0 15モル)で処理し、該混合物を弱い光の中で48時間撹拌した。溶媒を蒸発さ せ、残留物をジクロロメタンで処理し、沈殿した塩を濾過した。濾液を蒸発させ 、残留物をフラッシュクロマトグラフィー(シリカ、酢酸エチル−石油エーテル )に付すことによって精製して、油状物として標記化合物を得た。収量3.37g (76%)。 1H NMR δ(CDCl3)3.39、4.02(各々、1H,d,J=18.1Hz ,NC 2)、3.76(2H,s,SC 2)、3.81(3H,s,OC 3)、4.61、 4.91(各々、1H,d,J=1.6Hz, 3 4)、5.08(2H,m,OC 2)、 6.89(2H,m,3,5−(4−CH3OPh)−)、7.22−7.33(7H,m, Ph−+2,6−(4−CH3OPh)−)。 実施例79.(3S,4R)−N−(6−フェニルヘキシル)−1−(4−ベンジル チオ−3−ブロモ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド a)2−[(3S,4R)−4−ベンジルチオ−3−ブロモ−2−オキソアゼチジ ン−1−イル]−3−メチルブタ−2−エン酸p−メトキシベンジル 2−[(3S,4R)−4−メルカプト−3−ブロモ−2−オキソアゼチジン−1 −イル]−3−メチルブタ−2−エン酸p−メトキシベンジルの銀塩(10g、2 0ミリモル)の乾燥アセトニトリル(100ml)中溶液を臭化ベンジル(4g、 24ミリモル)で処理し、得られた混合物を30分間還流した。該反応を室温に 冷却し、濾過し、蒸発乾固させ、残留物を、溶離液として1:1のエーテル:ペ ンタンを用いてフラッシュクロマトグラフィーに付すことによって精製した。適 切なフラクションを蒸発させて白色固体として生成物を得た(5.8g、59%) 、融点70−72℃。1H NMR δ(CDCl3)1.93(3H,s,C 3)、2. 23(3H,s,C 3)、3.66(1H,dd,J=2.9,17.5Hz,SC 2)、3 .79(3H,s,OC 3)、4.52(1H,d,J=1.8Hz, 3)、4.95(1H, d,J=1.9Hz, 4)、5.08(2H,q,J=12.0Hz,CO2 2)、6.8 4−6.90(2H,m,2,6Ph−)、7.13−7.31(7H,m,3,5Ph−H ,Ph−)。 b)(3S,4R)−4−ベンジルチオ−3−ブロモアゼチジン−2−オン −78℃で、2−[(3S,4R)−4−ベンジルチオ−3−ブロモ−2−オキソ アゼチジン−1−イル]−3−メチルブタ−2−エン酸p−メトキシベンジル( 2g、4ミリモル)のジクロロメタン(40ml)中溶液にオゾン化酸素を通気し 、該反応を赤外分光器によりモニターした。1780cm-1でのバンドが消失した 時、メタノール(4ml)を微量のナトリウムメトキシドおよび硫化ジメチル(1 ml)と一緒に添加し、室温て16時間撹拌し続けた。該反応を蒸発させ、残留物 を、溶離液として1:1のエーテル:ペンタンを用いてフラッシュクロマトグラ フィーに付すことによって精製した。適切なフラクションを蒸発させて、無色の 油状物として生成物を得た(0.7g、64%)。 1H NMR δ(CDCl3)3.87(2H,s,SCH2)、4.52(1H,m, 4) 、4.69(1H,d, 3)、5.85(1H,bs,N)、7.18−7.39(5H, m,Ph−)。 c)N−(6−フェニルヘキシル)[(3S,4R)−4−ベンジルチオ−3−ブロ モ−2−オキソアゼチジン−1−イル]アセトアミド (3S,4R)−4−ベンジルチオ−3−ブロモアセチジン−2−オン(0.7g、 2.6ミリモル)の乾燥THF(25ml)中溶液をN−(6−フェニルヘキシル)ブ ロモアセトアミド(0.8g、2.6ミリモル)、水酸化カリウム粉末(0.2g、 3ミリモル)および水酸化テトラブチルアンモニウム(0.1g、0.3ミリモル )で処理した。該混合物を室温で4時間撹拌し、エーテルおよび食塩水に分配さ せた。有機層を分離し、乾燥させ(MgSO4)、蒸発させた。残留物を、溶離液 として3:1のエーテル:ペンタンを用いてフラッシュクロマトグラフィーに付 すことによって精製した。適切なフラクションを蒸発させて、油状物として標記 化合物を得た(0.63g、53%)。 1H NMR δ(CDCl3)1.21−1.66(8H,m,(C 2)4)、2.59( 2H,t,J=7.4Hz,C 2)、3.48、3.82(各々、1H,d,J=16Hz, NC 2)、3.21(2H,h,J=6.00Hz,C 2)、3.37(1H,dd,J= 5,15Hz, 3b)、3.83(2H,s,SC 2)、4.59(1H,d,J=1.6 Hz, 4)、4.89(1H,d,J=1.6Hz, 3)、6.04(1H,bt,N)、7 .14−7.36(10H,m,Ph−)。 実施例2および3に記載の方法により(3S,4R)−N−(6−フェニルヘキシ ル)−4−ベンジルチオ−3−ブロモ−2−オキソアゼチジン−1−イルアセト アミドから実施例80および81を製造した。 実施例80.(3S,4R,SR)−N−(6−フェニルヘキシル)−4−ベンジル スルフィニル−3−ブロモ−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド 白色結晶、融点115−117℃、収率17.5%。 測定値:C,57.9;H,6.0;N,6.0%;C242923Sの理論値:C ,57.0;H,5.8;N,5.5%。 実施例81.(3S,4R,SS)−N−(6−フェニルヘキシル)−4−ベンジル スルフィニル−3−ブロモ−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド 無色固体、融点105−107℃、収率15%。 測定値:C,57.5;H,6.0;N,5.5%;C242923Sの理論値:C ,57.0;H,5.8;N,5.5%。 実施例82.(4R,SS/4R,SR)−N−(6−フェニルヘキシル)−4−ベ ンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド 以下のいずれかの方法で(3S,4R,SS)−N−(6−フェニルヘキシル)−4 −ベンジルスルフィニル−3−ブロモ−2−オキソアゼチジン−1−イルアセト アミドを処理して、NMRスペクトルが実施例30および31の混合物と同一で ある混合物として(4R,SS/4R,SR)−N−(6−フェニルヘキシル)−4− ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミドを得た。 a.5−10℃で、活性化亜鉛粉末(51.7mg、0.79ミリモル)のジクロ ロメタン(1.2ml)中撹拌懸濁液にN−(6−フェニルヘキシル)[(4R)−4− ベンジルスルフィニル−3−ブロモ−2−オキソアゼチジン−1−イル]アセト アミド(0.2g、0.4ミリモル)を添加した。1時間後、該混合物をジクロロ メタン−水で希釈し、有機層をNaHCO3飽和水溶液で洗浄し、乾燥させ(Mg SO4)、油状物に蒸発させた。酢酸エチルから結晶化させて、6:1比率 のジアステレオ異性体4R,SS:4R,SRの混合物として生成物を得た。収量 48mg(28%)、融点120−1℃。濾液を蒸発させ、残留物をエーテルで処 理して、3:1のジアステレオ異性体の混合物として第2生成物を得た。収量5 0mg(30%)、融点108−11℃。 b.N−(6−フェニルヘキシル)[(4R)−4−ベンジルスルフィニル−3− ブロモ−2−オキソアゼチジン−1−イル]アセトアミド(0.3g、0.59ミリ モル)および10%パラジウム−炭(50mg)のエタノール中懸濁液を、少量の 水中の炭酸水素ナトリウム(50mg、0.59ミリモル)の溶液で処理し、50p siで2時間、水素添加した。ハイプロを介して触媒を濾去し、濾液を油状物に蒸 発させ、これを水で処理し、ジクロロメタンで3回抽出した。合わせた抽出物を 乾燥させ(MgSO4)、油状物に蒸発させ、これをエーテルから結晶化させて、 3:1の比率のジアステレオ異性体4R,SS:4R,SRの混合物として生成物 を得た。収量0.17g(68%)、融点110−13℃。 実施例83.(3S,4R)−N−(6−フェニルヘキシル)−1−(4−ベンジル チオ−3−ブロモ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド a)((3S,4R)−4−ベンジルチオ−3−ブロモ−2−オキソアゼチジン− 1−イル)酢酸 −5〜−10℃で、[(3S,4R)−4−ベンジルチオ−3−ブロモ−2−オキ ソアゼチジン−1−イル]酢酸p−メトキシベンジル(3.03g、0.0067モ ル)のメタノール(50ml)中溶液に水酸化カリウム(7.4ml)の1M溶液を 撹拌しつつ滴下した。2時間後、メタノールを蒸発させ、残留物を水で希釈し、 エーテルで2回抽出し、水性層を氷冷しつつpH3に酸性化した(2M HCl) 。すぐに沈殿した油状物を結晶化し、濾過し、洗浄し、乾燥させて、標記化合物 を得た。収量0.9g(41%)、融点138−40℃。 b)(3S,4R)−N−(6−フェニルヘキシル)−1−(4−ベンジルチオ−3 −ブロモ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 実施例29における記載と同様に前記酢酸を6−フェニルヘキシルアミンで処 理して、実施例79と同一のスペクトルを有する標記化合物を得た。 実施例84.(4R,SS)−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4− ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 実施例154〜157を参照。 実施例85.N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メトキ シベンジルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド a.N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−1−ブロモアセトアミド 0−5℃で、6−(4−フルオロフェニル)ヘキシルアミン(2.0g)およびフ ニッヒ(Hunig)塩基(1.33g)の乾燥ジクロロメタン(25ml)中冷却溶液 をジクロロメタン(10ml)中の臭化ブロモアセチル(2.07g)で処理した。 後処理およびクロマトグラフィーの後、N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキ シル]−1−ブロモアセトアミドを無色固体として得た。2.71g、融点50− 51℃。 b.N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メトキシベンジ ルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド 水酸化カリウム(0.7g)および臭化テトラ−n−ブチルアンモニウム(0. 4g)の存在下、4−(4−メトキシベンジルチオ)−2−オキソアゼチジノン( 2.65g)を乾燥THF中の前記ブロモアセトアミド(4g)で処理し、クロマ トグラフィーに付した後、無色結晶としてN−[6−(4−フルオロフェニル)ヘ キシル]−4−(4−メトキシベンジルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イル アセトアミド(3.8g、収率65%)を得た。融点53−5℃。1H NMR δ (CDCl3)1.33(4H,m)、1.58(4H,m)、2.56(2H,t)、2.9 4(1H,dd)、3.24(2H,m)、3.37(1H,dd)、3.61(1H,d)、 3.75(1H,d)、3.77(2H,s)、3.79(3H,s)、4.79(1H,dd) 、6.09(1H,m)、6.82−7.26(8H,m)。 実施例86.N−(6−(2,4−ジフルオロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジ ルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 実施例29に記載した方法によって、ジメチルホルムアミド中、1−シクロヘ キシル−3−(2−モルホリンエチル)カルボジイミド,メト−p−トルエンスル ホネートおよび6−(2,4−ジフルオロフェニル)ヘキシルアミンで(4−ベンジ ルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)酢酸を連続的に処理して、無色固体 として標記化合物を得た。融点65−66℃、収率73%。 1H NMR δ(CDCl3)1.3−1.36(4H,m,4xC 2)、1.50− 1.60(4H,m,4xC 2)、2.58(2H,t,J=7.6Hz,PhC 2)、2. 93、2.97(1H,dd,J=2,4,15.6Hz, 3)、3.23(2H,m,NH C 2)、3.35、3.39(1H,dd,J=5.2,15.2Hz, 3)、3.57、 3.71(各々、1H,d,J=16.4Hz,NC 2)、3.81(2H,s,SOC 2 )、4.80(1H,m, 4)、6.02(1H,m,N)、6.76−7.33(8H,m ,2Ph−);νc=o1774cm-1測定値:C,64.5;H,6.3;N,6.5%; C2428222Sの理論値:C,64.6;H,6.3;N,6.3%。 実施例29、85または86に記載の方法の1つによって、以下のアミド、実 施例87〜96を製造した。 実施例87.N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メトキシ ベンジルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド 白色結晶、融点65−6℃、収率89%;測定値:C,63.1;H,6.5;N ,6.1%;C2531ClN23Sの理論値:C,63.2;H,6.6;N,5.9% 。 実施例88.N−(6−(3,4−ジフルオロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジ ルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 無色固体、融点53−54℃、収率77%;1H NMR δ(CDCl3)1.3 −1.39(4H,m,4xC 2)、1.44−1.60(4H,m,4xC 2)、2.5 5(2H,t,J=7.6Hz,PhC 2)、2.91、2.97(1H,dd,J=2.4, 15.4Hz, 3)、3.23(2H,m,NHC 2)、3.34、3.40(1H,dd, J=5.2,15.4Hz, 3)、3.56、3.71(各々、1H,d,J=16.8Hz ,NC 2)、3.81(2H,s,SOC 2)、4.80(1H,m, 4)、6.09(1 H,m,N)、6.82−7.33(8H,m,2Ph−);νc=o1776cm-1測定 値:C,64.2;H,6.3;N,6.2%;C2428222Sの理論値:C,6 4.6;H,6.3;N,6.3%。 実施例89.N−(7−フェニルヘプタ−1−イル)−4−ベンジルチオ−2− オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド 白色結晶性固体、融点63−65℃、収率96%;1H NMR δ(CDCl3 )1.25−1.63(10H,m)、2.59(2H,t)、2.93(1H,dd)、3. 22(2H,dt)、3.36(1H,dd)、3.50、3.71(各々、1H,d)、3 .81(2H,s)、4.81(1H,dd)、6.05(1H,br.singlet)、7.13− 7.36(10H,m)。 実施例90.N−(6−[4−クロロフェニル]ヘキサ−1−イル)−(4−メト キシカルボニルベンジルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド 白色結晶、融点87−88℃、収率88%;測定値:C,62.0;H,6.2; N,6.0%;C2631ClN24Sの理論値:C,62.1;H,6.2;N,5.6 %。 実施例91.N−(5−フェニルペンチル)−4−ベンジルチオ−2−オキソ− アゼチジニル-1−イルアセトアミド 無色油状物、収率70%;1H NMR δ(CDCl3)1.38−1.65(6H ,m,(CH2)3)、2.6(2H,t,J=7.75Hz)、2.89−2.96(1H,dd ,J=2.5,15Hz, 3a)、3.32(2H,q,J=6.68Hz,NHC 2)、3. 34(1H,dd,J=5,15Hz, 3b)、3.59、3.70(各々、1H,d,J= 17.00Hz,NCH2)、3.8(2H,s,SCH2)、4.80(1H,m,H4)、6. 07(1H,bs,N)、7.14−7.33(10H,m,Ph−)。 実施例92.N−(6−(4−ブロモフェニル)ヘキシル)−4−ベンジルチオ− 2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド 無色固体、融点73−5℃、収率91%;1H NMR δ(CDCl3)1.2− 1.7(8H,m,4xC 2)、2.54(2H,t,J=8Hz,C 2Ar)、2.94( 1H,dd,J=2,15Hz, 3)、3.23(2H,m,NC 2)、3.37(1H,d d,J=5,15Hz, 3)、3.56、3.71(各々、1H,d,J=17Hz,NC 2 )、3.81(2H,s,SC 2)、4.80(1H,m, 4)、6.06(1H,br s, N)、7.0−7.4(9H,m,Ph−+BrPh−)。 実施例93.N−(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル)−4−ベンジルチオ −2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド 無色油状物、収率97%;1H NMR δ(CDCl3)1.2−1.7(8H,m, 4xC 2)、2.56(2H,t,J=8Hz,C 2Ar)、2.94(1H,dd,J= 2,15Hz, 3)、3.23(2H,m,NC 2)、3.37(1H,dd,J=5,15 Hz, 3)、3.56、3.72(各々、1H,d,J=17Hz,NC 2)、3.81( 2H,s,SC 2)、4.81(1H,m, 4)、6.07(1H,br s,N)、6.9 −7.4(9H,m,Ph−+FPh−)。 実施例94.N−[5−(4−クロロフェニル)ペンチル]−4−ベンジルチオ− 2−オキソ−アゼチジン−1−イルアセトアミド 無色油状物、収率63.4%。 1H NMR δ(CDCl3)1.36−1.62(6H,m,3xC 2)、2.56( 2H,t,J=7.58Hz,ArC 2)、2.94(1H,dd,2.44Hz,15.38 Hz,H3a)、3.23(2H,m,NHC 2)、3.36(1H,dd,J=5.17Hz ,15.38Hz, 3b)、3.62&3.55(1H各々,J=16.89Hz,NC 2) 、3.80(2H,,SC 2Ph)、4.78(1H,dd,J=2.46Hz,5.16Hz ,H4)、6.05(1H,m,NC=O)、7.06−7.33(9H,m,9xAr) 。 実施例95.N−[6−(2−クロロフェニル)ヘキシル]−4−ベンジルチオ− 2−オキソ−アゼチジン−1−イルアセトアミド 無色油状物、収率84%。1H NMR δ(CDCl3)1.34−1.67(8H ,m,4xC 2)、2.71(2H,t,J=7.7Hz,ArC 2)、2.94(1H,d d,2.5Hz,15.4Hz,H3a)、3.21(2H,m,NHC 2)、3.37(1H, dd,J=5.2Hz,15.4Hz, 3b)、3.55、3.72(1H各々、J=16. 85Hz,NC 2)、3.81(2H,s,SC 2Ph)、4.82(1H,dd,J=2. 5Hz,5.2Hz,H4)、6.09(1H,m,NC=O)、7.10−7.33(9H, m,9xAr)。 実施例96.N−(6−[4−クロロフェニル]ヘキサ−1−イル)−(4−アリ ルオキシカルボニルベンジルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イル−アセト アミド 薄橙色油状物、収率36%。 1H NMR δ(CDCl3)1.25−1.59(10H,m)、2.55(2H,m) 、2.94(1H,dd)、3.38(1H,dd)、3.53および3.83(1H各々, d)、3.96(2H,s)、4.83(2H,m)、5.27−5.45(2H,m)、5. 92−6.09(2H,m)、7.07(1H,d)、7.22(1H,d)、7.39(1H ,d)、8.02(1H,d)。 実施例97.N−[6−(4−メチルフェニル)−ヘキシル]−[4−ベンジルス ルフィニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イル]−アセトアミド 無色固体、融点63−4℃、収率79%。 1H NMR δ(CDCl3)1.30−1.60(8H,m,4xC 2)、2.31( 3H,s,ArC 3)、2.55(2H,t,J=7.61Hz,ArC 2)、2.94(1 H,dd,J=2.5,15.4Hz, 3a)、3.23(2H,m,J=13.75Hz,N HC 2)、3.38(1H,dd,J=5.17,15.37Hz, 3b)、3.63(2H ,dd,J=16.75Hz,COC 2N)、3.81(2H,s,ArC 2S)、4.8 0(1H,m,J=5.14,2.47Hz,4 )、6.00(1H,m,N)、7.03− 7.36(9H,m,9xAr)。 アミンの代わりにフェニルヘキサノールを用いて、実施例86の一般的な方法 によって、実施例98および99を製造した。 実施例98.(4−ベンジルチオ−2−オキソ−アゼチジン−1−イル)酢酸6 −フェニルヘキシル 無色油状物、収率33%。1H NMR δ(CDCl3)1.35−1.60(8H ,m,4xC 2)、2.61(2H,t,J=7.64Hz,ArCH2)、3.01(1H, dd,2.12Hz,5.37Hz,H3a)、3.39(1H,dd,J=5.1Hz,15.2 6Hz, 3b)、3.25、4.00(1H各々、J=18.09Hz,NC 2)、3.7 7(2H,s,SC 2Ph)、4.05(2H,m,OCH2)、4.93(1H,dd,J= 2.37Hz,5.07Hz, 4)、7.15−7.31(10H,m,10xAr)。 実施例99.[4−ベンジルチオ−2−オキソ−アゼチジン−1−イル]酢酸6 −(4−クロロフェニル)ヘキシル 無色油状物、収率27%。1H NMR δ(CDCl3)1.31−1.68(8H ,m,4xC 2)、2.57(2H,t,J=7.61Hz,ArC 2)、2.97(1H, dd,2.17Hz,15.17Hz,H3a)、3.40(1H,dd,J=5.1Hz,1 5.25Hz, 3b)、3.25、4.00(1H各々,J=18.10Hz,NC 2)、 3.77(2H,s,SC 2Ph)、4.10(2H,m,OCH2)、4.93(1H,dd ,J=2.37Hz,5.10Hz, 4)、7.10−7.35(9H,m,9xAr)。 実施例100.1−(9−フェニルノニル)−4−ベンジルチオ−2−オキソア ゼチジン THF中の4−ベンジルチオ−2−オキソ−アゼチジン(1.35g)をNaH (0.18g)で処理し、次いで、9−フェニルノニルトリフレート(2.8g)で 処理して、無色油状物として標記化合物1.9gを得た。収率68%。 1H NMR δ(CDCl3)1.2−1.7(14H,m,7xC 2)、2.60(2 H,t,J=8Hz,C 2Ar)、2.8、3.2(各々2H,m, 3+NC 2)、3.7 6(2H,s,SC 2)、4.59(1H,m, 4)、7.15−7.35(10H,m,P h−)。 実施例101.N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メト キシベンジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド( ジアステレオ異性体1) 無色結晶、融点147−9℃、収率19%。 測定値:C,63.2;H,6.5;N,6.0%;C253124Sの理論値:C ,63.3;H,6.6;N,5.9%。 実施例102.N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メト キシベンジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド( ジアステレオ異性体2) 無色結晶、融点97−9℃、収率48%。 測定値:C,63.1;H,6.4;N,5.8%;C2531FN24Sの理論値: C,63.3;H,6.6;N,5.9%。 実施例103.N−(6−(2,4−ジフルオロフェニル)ヘキシル)−(4−ベン ジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステ レオ異性体1) 無色固体、融点153℃、収率19%;1H NMR δ(CDCl3)1.3−1 .36(4H,m,4xC 2)、1.50−1.60(4H,m,4xC 2)、2.57( 2H,t,J=7.6Hz,PhC 2)、2.94、2.98(1H,dd,J=4.8,1 4.8Hz, 3)、3.23(2H,m,NHC 2)、3.44、3.48(1H,dd,J =2.0,14.8Hz, 3)、3.70、4.12(各々1H,d,J=17.2Hz,N C 2)、3.89、4.05(各々1H,d,J=13.2Hz,SOC 2)、4.51( 1H,m, 4)、6.64(1H,m,N)、6.72−7.41(8H,m,2Ph−) ;νc=o1791cm-1測定値:C,62.3;H,6.1;N,6.1%;C2428223Sの理論値:C,62.3;H,6.1;N,6.1%。 実施例104.N−(6−(2,4−ジフルオロフェニル)ヘキシル)−(4−ベン ジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 無色固体、融点114−116℃、収率46%。 1H NMR δ(CDCl3)1.3−1.36(4H,m,4xC 2)、1.50− 1.60(4H,m,4xC 2)、2.58(2H,t,J=7.6Hz,PhC 2)、2. 87、2.90(1H,dd,J=2.4,15.2Hz, 3)、3.16、3.19(1H ,dd,J=5.6,15.2Hz, 3)、3.27(2H,m,NHC 2)、3.88、4 .25(各々1H,d,J=17.2Hz,NC 2)、3.99、4.20(各々1H,d, J=13.2Hz,SOCH2)、4.60(1H,m, 4)、6.72−7.41(9H, m,2Ph−,N);νc=o1793cm-1測定値:C,62.3;H,6.1;N,6 .2%;C2428223Sの理論値:C,62.3;H,6.1;N,6.1%。 実施例105.N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メトキ シベンジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジ アステレオ異性体1) 無色結晶、融点147−9℃、収率32%。 測定値:C,61.0;H,6.2;N,6.0%;C2531ClN24Sの理論値 :C,61.2;H,6.4;N,5.7%。 実施例106.N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メトキ シベンジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジ アステレオ異性体2) 無色結晶、融点102−3℃、収率31%。 測定値:C,60.6;H,6.2;N,5.8%;C2531ClN24S.0.3H2 Oの理論値:C,60.5;H,6.4;N,5.6%。 実施例107.N−(6−(3,4−ジフルオロフェニル)ヘキシル)−(4−ベン ジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステ レオ異性体1) 無色固体、融点171℃、収率20%。 1H NMR δ(CDCl3)1.3−1.36(4H,m,4xC 2)、1.50− 1.60(4H,m,4xC 2)、2.54(2H,t,J=7.6Hz,PhC 2)、2. 93、2.99(1H,dd,J=4.7,14.9Hz,3)、3.22(2H,m,NH C 2)、3.43、3.48(1H,dd,J=2.2,14.9Hz, 3)、3.70、 4.12(各々1H,d,J=17.4Hz,NC 2)、3.89、4.05(各々1H, d,J=13.1Hz,SOC 2)、4.51(1H,m, 4)、6.72(1H,m,N )、6.87−7.41(8H,m,2Ph−);νc=o1791cm-1測定値:C,62 .3;H,6.1;N,6.2%;C2428223Sの理論値:C,62.3;H, 6.1;N,6.1%。 実施例108.N−(6−{3,4−ジフルオロフェニル}ヘキシル)−(4−ベン ジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステ レオ異性体2) 無色固体、融点115−116℃、収率58%。 1H NMR δ(CDCl3)1.3−1.36(4H,m,2xC 2)、1.50− 1.60(4H,m,2xC 2)、2.54(2H,t,J=7.6Hz,PhC 2)、2. 87、2.92(1H,dd,J=2.5,15.3Hz, 3)、3.16、3.19(1H , dd,J−5.4,15.3Hz, 3)、3.27(2H,m,NHC 2)、3.88、4. 25(各々1H,d,J=17.2Hz,NC 2)、3.98、4.21(各々1H,d, J=13.0Hz,SOC 2)、4.60(1H,m, 4)、6.85−7.41(9H, m,2Ph−,N)。νc=o1793cm-1測定値:C,62.4;H,6.1;N,6 .1%;C2428223Sの理論値:C,62.3;H,6.1;N,6.1%。 実施例109.N−(7−フェニルヘプタ−1−イル)−4−ベンジルスルフィ ニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性体1) 無色結晶性固体、融点143−144℃、収率27%。 測定値:C,67.7;H,7.1;N,6.3%;C253223S.0.1H2O の理論値:C,67.9;H,7.3;N,6.3%。 実施例110.N−(7−フェニルヘプタ−1−イル)−4−ベンジルスルフィ ニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性体2) 無色結晶性固体、融点133−34℃、収率40%。 測定値:C,67.8;H,7.1;N,6.3%;C253223Sの理論値:C ,68.2;H,7.3;N,6.4%。 実施例111.N−(6−[4−クロロフェニル]ヘキサ−1−イル)−(4−メ トキシカルボニルベンジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルア セトアミド(ジアステレオ異性体1) 白色結晶、融点188−9℃、収率17%。 測定値:C,60.1;H,6.0;N,5.5%;C2631ClN25Sの理論値 :C,60.2;H,6.0;N,5.4%。 実施例112.N−(6−[4−クロロフェニル]ヘキサ−1−イル)−(4−メ トキシカルボニルベンジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルア セトアミド(ジアステレオ異性体2) 白色結晶、融点140−41℃、収率51%。 測定値:C,60.1;H,6.0;N,5.4%;C2631ClN25Sの理論値 :C,60.2;H,6.0;N,5.4%。 実施例113.N−(6−フェニルヘキサ−1−イル)−(4−エトキシカルボ ニルベンジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド( ジアステレオ異性体1) 無色結晶、融点177−178℃、収率8.4%。 測定値:C,64.3;H,6.7;N,5.7%;C273425S.0.3H2O の理論値:C,64.3;H,6.9;N,5.6%。 実施例114.N−(6−[4−クロロフェニル]ヘキサ−1−イル)−(4−ア リルカルボニルベンジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセ トアミド(ジアステレオ異性体2) 白色結晶性固体、融点110−112℃、収率30%。 測定値:C,61.7;H,6.1;N,5.1%;C2833ClN25Sの理論値 :C,61.7;H,6.1;N,5.1%。 実施例115.N−(5−フェニルペンチル)−4−ベンジルスルフィニル−2 −オキソ−アゼチジニル−1−イルアセトアミド 無色固体、融点140−142℃、収率6.5%。 νc=o1790、1690cm-1測定値:C,66.6;H,6.7;N,6.8%; C232823Sの理論値:C,67.0;H,6.8;N,6.8%。 実施例116.N−(5−(4−クロロフェニル)ペンチル)−4−ベンジルスル フィニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性 体1) 白色結晶、融点146−47℃、収率31.5%。 測定値:C,61.94;H,6.1;N,6.8%;C2327ClN23Sの理論 値:C,61.8;H,6.1;N,6.3。 実施例117.N−(5−(4−クロロフェニル)ペンチル)−4−ベンジルスル フィニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性 体2) 無色結晶、融点117−19℃、収率53%。 測定値:C,61.7;H,5.9;N,6.4%;C2327ClN23Sの理論値 :C,61.8;H,6.1;N,6.3。 実施例118.N−[5−(2−クロロフェニル)ヘキシル]−4−ベンジルスル フィニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性 体1) 無色結晶、融点96−8℃、収率35.2%。 測定値:C,61.82;H,6.18;N,6.14%;C2429ClN23S.0 .3H2Oの理論値:C,61.81;H,6.40;N,6.01%。 実施例119.N−[5−(2−クロロフェニル)ヘキシル]−4−ベンジルスル フィニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イルアセトアミド 無色結晶、融点86−8℃、収率57%。 測定値:C,62.6;H,6.2;N,6.1%;C2429ClN23Sの理論値 :C,62.5;H,6.3;N,6.1%。 実施例120.N−(6−(4−ブロモフェニル)ヘキシル)−4−ベンジルスル フィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性体 1) 無色固体、融点177−9℃、収率30%。 1H NMR δ(CDCl3)1.2−1.7(8H,m,4xC 2)、2.53(2H ,t,J=8Hz,C 2Ar)、2.95(1H,dd,J=5,15Hz, 3)、3.21( 2H,m,NC 2)、3.44(1H,dd,J=2,15Hz, 3)、3.72、4.1 0(各々1H,d,J=17Hz,NC 2)、3.89、4.04(各々1H,d,J=1 3Hz,SOC 2)、4.54(1H,m, 4)、6.74(1H,br s,N)、7.0− 7.4(9H,m,Ph−+BrPh−);νc=o1792cm-1測定値:C,56.9 ;H,5.7;N,5.6%;C2429BrN23Sの理論値:C,57.0;H,5. 8;N5.5%。 実施例121.N−(6−(4−ブロモフェニル)ヘキシル)−4−ベンジルスル フィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性体 2) 無色固体、融点111−3℃、収率45%。 1H NMR δ(CDCl3)1.2−1.7(8H,m,4xC 2)、2.54(2H , t,J=8Hz,C 2Ar)、2.88(1H,dd,J=2,15Hz, 3)、3.18( 1H,dd,J=5,15Hz, 3)、3.25(2H,m,NC 2)、3.89、4.2 4(各々1H,d,J=17Hz,NC 2)、3.98、4.19(各々1H,d,J=1 3Hz,SOC 2)、4.62(1H,m, 4)、7.0−7.4(10H,m,Ph−+ BrPh−+N);νc=o1793cm-1測定値:C,57.0;H,5.7;N,5 .6%;C2429BrN23Sの理論値:C,57.0;H,5.8;N,5.5%。 実施例122.N−(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル)−4−ベンジルス ルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性 体1) 無色固体、融点163−4℃、収率33%。 1H NMR δ(CDCl3)1.2−1.7(8H,m,4xC 2)、2.55(2H ,t,J=8Hz,C 2Ar)、2.96(1H,dd,J=5,15Hz, 3)、3.22( 2H,m,NC 2)、3.46(1H,dd,J=2,15Hz, 3)、3.71、4.1 2(各々1H,d,J=17Hz,NC 2)、3.89、4.06(各々1H,d,J=1 3Hz,SOC 2)、4.53(1H,m, 4)、6.70(1H,br s,N)、6.9、 7.1(4H,2xm,FPh−)、7.25、7.35(5H,2xm,Ph−);νc =o 1791cm-1測定値:C,64.8;H,6.5;N,6.2%;C2429FN23 Sの理論値:C,64.8;H,6.6;N,6.3%。 実施例123.N−(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル)−4−ベンジルス ルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性 体2) 無色固体、融点118−9℃、収率35%。 1H NMR δ(CDCl3)1.2−1.7(8H,m,4xC 2)、2.56(2H ,t,J=8Hz,C 2Ar)、2.89(1H,dd,J=2,15Hz, 3)、3.18( 1H,dd,J=5,15Hz, 3)、3.25(2H,m,NC 2)、3.89、4.2 4(各々1H,d,J=17Hz,NCH2)、3.99、4.19(各々1H,d,J=1 3Hz,SOCH2)、4.60(1H,m, 4)、6.93、7.10(4H,2xm,F Ph−)、7.2−7.5(6H,m,Ph−+N);νc=o1793cm-1測定値: C,64.8;H,6.5;N,6.2%;C2429FN23Sの理論値:C,64.8 ;H,6.6;N,6.3%。 実施例124.(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソ−アセチジン−1− イル)酢酸6−フェニルヘキシル(2:1のジアステレオ異性体2:ジアステレ オ異性体1) 無色結晶、融点64−7℃、収率80%。測定値:C,66.5;H,6.8;N ,3.3%;C2429NO4S.0.8CH2Cl2の理論値:C,66.6;H,6.9; N,3.1%。 実施例125.(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イ ル]酢酸6−(4−クロロフェニル)ヘキシル 無色油状物、収率25%、測定値:C,61.3;H,6.1;N,3.1%;C24 28ClNO4S.0.14CH2Cl2の理論値:C,61.2;H,6.0;N,3.0 %。 実施例126.1−(9−フェニルノニル)−4−ベンジルスルフィニル−2− オキソアゼチジン(ジアステレオ異性体1) 無色固体、融点87−8℃、収率10%。 1H NMR δ(CDCl3)1.2−1.7(14H,m,7xC 2)、2.59(2 H,t,J=8Hz,C 2Ar)、2.85(1H,dd,J=5,15Hz, 3)、3.2 5(2H,m,NC 2)、3.40(1H,dd,J=2,15Hz, 3)、3.86、4. 01(各々1H,d,J=13Hz,SOCH2)、4.33(1H,m, 4)、7.15− 7.45(10H,m,Ph-H)。νc=o1777cm-1。 実施例127.1−(9−フェニルノニル)−4−ベンジルスルフィニル−2− オキソアゼチジン(75%ジアステレオ異性体2) 無色固体、融点59−61℃、収率34%。 1H NMR δ(CDCl3)(ジアステレオ異性体2)1.2−1.7(14H, m,7xC 2)、2.46(1H,dd,J=2,15Hz, 3)、2.59(2H,t,J =8Hz,C 2Ar)、2.96(1H,dd,J=5,15Hz, 3)、3.37(2H, m,NC 2)、3.98、4.07(各々1H,d,J=13Hz,SOC 2)、4.3 7(1H,m, 4)、7.15−7.40(10H,m,Ph−)。 実施例128.N−[6−(4−メチルフェニル)−ヘキシル]−[4−ベンジル スルフィニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イル]−アセトアミド 無色固体、融点156−7℃、収率29%、測定値:C,67.9;H,7.1; N,6.3%;C253223Sの理論値:C,68.2;H,7.3;N,6.4%。 実施例129.N−[6−(4−メチルフェニル)−ヘキシル]−[4−ベンジル スルフィニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イル]−アセトアミド 無色固体、融点94−5℃、収率59%、測定値:C,68.0;H,7.2;N ,6.3%;C253223Sの理論値:C,68.2;H,7.3;N,6.4%。 実施例130.N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキサ−1−イル)−((4−カ ルボキシベンジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミ ド(ジアステレオ異性体2) N−(6−[4−クロロフェニル]ヘキサ−1−イル)−(4−アリルオキシカル ボニルベンジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド (ジアステレオ異性体2)(1.25g)、テトラキストリフェニルホスフィンパ ラジウム(0)(80mg)、トリフェニルホスフィン(635mg)およびピロリジ ン(171mg)のジクロロメタン(100ml)中溶液を25℃で16時間撹拌し た。次いで、該反応混合物を濃縮せずにクロマトグラフィー(ファインシリカ、 ジクロロメタン−ジクロロメタン中50%アセトン)に付して、白色固体として N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキサ−1−イル)−((4−カルボキシベンジル スルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ 異性体2)を得た。融点195−197℃、収率62%。 測定値:C,59.0;H,5.7;N,5.5%;C2529ClN23S.0.1H2 Oの理論値:C,59.2;H,5.8;N,5.5%。 実施例4の記載に従って、以下のスルホン(実施例131−144)を、対応 するスルフィドまたはスルホキシドを過剰なm−CPBAで処理することによっ て製造した。 実施例131.N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メト キシベンジルスルホニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド 無色結晶、融点115−8℃、収率37%。 測定値:C,61.0;H,6.3;N,5.7%;C2531FN25Sの理論値: C,61.2;H,6.4;N,5.7%。 実施例132.N−(6−(2,4−ジフルオロフェニル)ヘキシル)−(4−ベン ジルスルホニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 無色固体、融点130−131℃、収率68%。 1H NMR δ(CDCl3)1.3−1.36(4H,m,4xC 2)、1.50− 1.60(4H,m,4xC 2)、2.58(2H,t,J=7.6Hz,PhC 2)、2. 97、3.03(1H,dd,J=2.6,15.42Hz, 3)、3.08、3.14(1 H,dd,J=5.0,15.4Hz, 3)、3.24(2H,m,NHC 2)、3.84、 3.94(各々1H,d,J=16.9Hz,NC 2)、4.31、4.37(各々1H, d,J=14.3Hz,SO2 2)、4.81(1H,m, 4)、6.0(1H,m,N) 、6.72−7.44(9H,m,2Ph−)。νc=o1797cm-1。 測定値:C,60.1;H,5.9;N,5.9%;C2428224Sの理論値 :C,60.2;H,5.9;N,5.9%。 実施例133.N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メトキ シベンジルスルホニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド 無色結晶、融点118−20℃、収率94%。 測定値:C,59.0;H,6.1;N,5.5%;C2531ClN25Sの理論値 :C,59.2;H,6.2;N,5.5%。 実施例134.N−(6−(3,4−ジフルオロフェニル)ヘキシル)−(4−ベン ジルスルホニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 無色固体、融点114−115℃、収率%。 1H NMR δ(CDCl3)1.3−1.36(4H,m,4xC 2)、1.50− 1.60(4H,m,4xC 2)、2.55(2H,t,J=7.6Hz,PhC 2)、2. 97、3.03(1H,dd,J=2.5、15.4Hz, 3)、3.08、3.14(1 H,dd,J=5.0,15.4Hz,PhC 2)、3.24(2H,m,NHC 2)、3. 84、3.94(各々1H,d,J=16.9Hz,NC 2)、4.31、4.37(各々 1H,d,J=14.2Hz,SO2 2)、4.83(1H,m, 4)、6.04(1H, m,N)、6.82−7.44(9H,m,2Ph−)。νc=o1797cm-1。 測定値:C,60.1;H,5.9;N,5.9%;C2428224Sの理論値 :C,60.2;H,5.9;N,5.9%。 実施例136.N−(7−フェニルヘプタ−1−イル)−4−ベンジルスルホニ ル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド 白色結晶性固体、融点114−115℃、収率85%。 測定値:C,64.9;H,6.9;N,6.1%;C253224S.0.3H2O の理論値:C,65.0;H,7.1;N,6.1%。 実施例137.N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−(4−(4−カルボ キシベンジルスルホニル)−2−オキソ−アゼチジン−1−イル)アセトアミド 無色結晶、融点173−4℃、収率40%。測定値:C,56.9;H,5.7; N,5.1%;C2631ClN26Sの理論値:C,56.8;H,6.0;N,5.1 %。 実施例138.N−[5−(4−クロロフェニル)ペンチル]−4−ベンジルスル ホニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イルアセトアミド 無色結晶、融点109−10℃、収率81.7%。 測定値:C,59.6;H,5.7;N,6.0%;C2327ClN24Sの理論値 :C,59.7;H,5.89;N,6.1%。 実施例139.N−[5−(2−クロロフェニル)ヘキシル]−4−ベンジルスル ホニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イルアセトアミド 無色結晶、融点81−3℃、収率84%。 測定値:C,60.5;H,6.1;N,5.9%;C2429ClN24Sの理論値 :C,60.5;H,6.1;N,5.9%。 実施例140.N−(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル)−4−ベンジルス ルホニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド 無色固体、融点132−3℃、収率76%。 1H NMR δ(CDCl3)1.2−1.6(8H,m,4xC 2)、2.57(2H ,t,J=8Hz,C 2Ar)、3.02(1H,dd,J=2,15Hz, 3)、3.10( 1H,dd,J=5,15Hz, 3)、3.25(2H,m,NC 2)、3.85、3.9 4(各々1H,d,J=17Hz,NC 2)、4.34(2H,s,SO2 2)、4.8 2(1H,m, 4)、6.0(1H,br s,N)、6.9、7.15(4H,2xm,FPh −)、7.4(5H,m,Ph−);νc=o1797cm-1。測定値:C,62.5;H, 6.3;N,6.2%;C2429FN24Sの理論値:C,62.6;H,6.4;N, 6.1%。 実施例141.[4−ベンジルスルホニル−2−オキソアゼチジン−1−イル] 酢酸6−フェニルヘキシル 無色油状物;収率2.3%。 1H NMR δ(CDCl3)1.32−1.65(8H,m,4xC 2)、2.60( 2H,t,J=7.64Hz,ArC 2)、2.95(1H,dd,2.35Hz,15.35 Hz,H3a)、3.11(1H,dd,J=5.12Hz,15.39Hz, 3b)、3.7 2、4.27(1H各々,J=18.3Hz,NC 2)、4.34(2H,s,SC 2Ph )、4.11(2H,m,OCH2)、4.91(1H,dd,J=2.36Hz,5.08Hz, 4 )、7.15−7.43(10H,m,10xAr)。 実施例142.(4−ベンジルスルホニル−2−オキソアゼチジン−1−イル] 酢酸6−(4−クロロフェニル)ヘキシル 無色結晶、融点77−9℃、収率50%。 測定値:C,60.3;H,5.9;N,3.0%;C2428ClNO5Sの理論値: C,60.3;H,5.9;N,2.9%。 実施例143.1−(9−フェニルノニル)−4−ベンジルスルホニル−2−オ キソアゼチジン 無色固体、融点69−70℃、収率59%。 1H NMR δ(CDCl3)1.2−1.7(14H,m,7xC 2)、2.59(2 H,t,J=8Hz,C 2Ph)、2.92(1H,dd,J=2,15Hz, 3)、3.1( 2H,m, 3+NC 2)、3.4(1H,m,NC 2)、4.28(2H,s,SC 2) 、 4.50(1H,m, 4)、7.1−7.5(10H,m,Ph−);νc=o1782cm-1 。 測定値:C,70.0;H,7.6;N,3.4%;C2533NO3Sの理論値:C,7 0.2;H,7.8;N,3.3%。 実施例144.N−[6−(4−メチルフェニル)−ヘキシル]−[4−ベンジル スルホニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イル]−アセトアミド 無色固体、融点125−6℃、収率67%。 測定値:C,65.3;H,6.8;N,6.0%;C253324Sの理論値:C ,65.8;H,7.1;N,6.1%。 実施例145.N−(6−フェニルヘキソノイル)−(4−ベンジルチオ−2− オキソアゼチジン−イル)アセトアミド a.4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド ブック・ナンバー50516/061 窒素雰囲気下、10℃で撹拌した(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン −1−イル)酢酸(1.0g、3.98ミリモル)の乾燥テトラヒドロフラン(25 ml)中溶液を1,1'−カルボニルジドイミダゾール(0.71g、4.38ミリモ ル)で処理し、室温で2時間撹拌した。該反応にアンモニアガスを30分間通気 した。該反応をさらに60分間撹拌し、酢酸エチル(75ml)で希釈し、NaH CO3飽和水溶液、食塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、減圧下、蒸発させ た。20:1 CH2Cl2:MeOHで溶離したカラムクロマトグラフィーに付し て精製して、無色固体として生成物を得た。融点127−128℃(0.92g、 収率92%)。 1H NMR δ(CDCl3)2.93、2.99(1H,dd,J=2.4,15.4 Hz, 3)、3.36、3.42(1H,dd,J=6.2,15.4Hz, 3)、3.47 、3.79(各々1H,d,J=17Hz,NC 2)、3.82(2H,s,SC 2)、4 .85(1H,m, 4)、5.62(1H,bs,N)、6.07(1H,bs,N)、7.2 3−7.38(5H,m,Ph−)。 b.塩化6−フェニルヘキサノイル 6−フェニルヘキサン酸(2.5g、13ミリモル)を塩化チオニル(3.0ml 、 41.1ミリモル)で処理し、還流下、3時間撹拌した。減圧下、該混合物を蒸 発させて、塩化チオニルを除去し、次いで、92−95℃/0.1ミリバールで 蒸留して、無色油状物として生成物を得た(2.57g、94%)。 c.N−(6−フェニルヘキサノイル)−(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼ チジン−イル)アセトアミド 窒素雰囲気下、−10℃で、水素化ナトリウム(油中60%、0.10g、2. 5ミリモル)の乾燥THF中懸濁液に(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジ ン−1−イル)アセトアミド(0.63g、2.52ミリモル)の乾燥THF(15 ml)中溶液を添加した。該反応を−10℃で10分間撹拌し、次いで、温度を− 10℃に維持しつつ塩化6−フェニルヘキサノイル(0.58g、2.75ミリモ ル)の乾燥THF(5ml)中溶液で2分間かけて滴下処理した。冷却浴を外し、 60分間撹拌した後、該反応を、乾燥THF(2ml)中の水素化ナトリウム(5 0mg、1.25ミリモル)および塩化6−フェニルヘキサノイル(0.29g、1. 38ミリモル)で処理した。該反応を60分間撹拌し、氷/食塩水(100ml) 中に注ぎ、酢酸エチル(2×50ml)で抽出した。有機抽出物を合わせ、NaH CO3飽和水溶液、食塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、減圧下、橙色の油 状物に蒸発させた。ヘキサン:酢酸エチル(3:1〜1:1)で溶離するカラム クロマトグラフィーを繰り返すことによって精製して、無色油状物として生成物 を得た(0.22g、収率21%、6-フェニルヘキサン酸を10%含有する)。 1H NMR δ(CDCl3)1.3−1.7(6H,m,3xCH2)、2.44(2H ,t,J=7.4Hz,NHCOC 2)、2.62(2H,t,J=7.6Hz,PhC 2) 、2.96、3.02(1H,dd,J=2.4,15.3Hz, 3)、3.39、3.45 (1H,dd,J=5.1,15.3Hz, 3)、3.61、4.32(各々1H,d,J= 18.8Hz,NC 2CO)、3.76(2H,m,SC 2)、4.9(1H,m, 4)、 7.1−7.3(10H,m,2xPh−)、8.17(1H,m,N)。 実施例146.N−(6−フェニルヘキサノイル)−(4−ベンジルスルフィニ ル−2−オキソアゼチジン−イル)アセトアミド 実施例2におけると同様にmCPBAでN−(6−フェニルヘキサノイル)−(4 −ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−イル)アセトアミドを処理して、ジア ステレオ異性体の50:50混合物として標記化合物を得た。無色固体、融点1 53−156℃、収率37%。 1H NMR δ(CDCl3)1.36(4H,m,2xC 2)、1.64(8H,m, 4xC 2)、3.39(4H,m,2xPhC 2)、2.48、2.52(1H,dd,J =2.4,15.2Hz, 3)、2.60(4H,m,2xNC 2)、2.96、2.99( 1H,dd,J=4.8Hz, 3')、3.03、3.07(1H,dd,J=5.2,15. 2Hz, 3)、3.39、3.43(1H,J=2.0,14.8Hz, 3')、3.9−4. 6(8H,m,2xNC 2,2xSOC 2)、4.72(1H,m, 4')、4.81(1 H,m, 4)、7.16−7.40(20H,m,4xPh−)、8.49(1H,s,N )、9.01(1H,s,N);νc=o1787cm-1。 測定値:C,65.3;H,6.4;N,6.4%;C242824Sの理論値:C ,65.4;H,6.4;N,6.4%。 実施例147.N−(5−フェニルペンチルオキシ)−(4−ベンジルチオ−2 −オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 実施例1および86について記載した方法によって、(4−ベンジルチオ−2 −オキソ)アゼチジン−1−イル酢酸をN−(5−フェニルペンチル)ヒドロキシ ルアミンで処理して、無色油状物としてN−(5−フェニルペンチルオキシ)−( 4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミドを収率55 %で得た。 1H NMR δ(DMSO 350K)1.31−1.43(2H,m,C 2)、1. 53−1.67(4H,m,2xC 2)、2.58(2H,t,J=7.6Hz,PhC 2) 、2.85、2.91(1H,dd,J=2.4,15.0Hz, 3)、3.41(1H,d, J=18.2Hz,1 of NC 2)、3.74−3.91(5H,m,1 of NC 2,S C 2,NHOC 2)、4.87(1H,m, 4)、7.10−7.35(10H,m,2 xPh−)、10.8(1H,m,N)。 実施例2および3について記載したと同様に、m−CPBAでN−(5−フェニ ルペンチルオキシ)−(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)ア セトアミドを処理し、後処理後、以下の2つの化合物を得た。 実施例148.N−(5−フェニルペンチルオキシ)−(4−ベンジルスルフィ ニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体1 ) 無色固体、融点178−179℃、収率23%。 1H NMR δ(DMSO 350K)1.34−1.38(2H,m,C 2)、1. 56−1.62(4H,m,2xC 2)、2.58(2H,t,J=7.6Hz,PhC 2) 、3.0−3.17(2H,m, 3)、3.65、3.40(各々1H,m,SOC 2)、 3.75(2H,t,J=6.5Hz,NHOC 2)、3.85、4.10(各々1H,d, J=13Hz,NC 2)、4.87(1H,m, 4)、7.14−7.35(10H,m, 2xPh−)、10.9(1H,m,N);νc=o1777cm-1。 測定値:C,63.8;H,6.5;N,6.5%;C232824S(+1.0%H2 O)の理論値:C,63.8;H,6.6;N,6.5%。 実施例149.N−(5−フェニルペンチルオキシ)−(4−ベンジルスルフィ ニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体2 ) 無色油状物、収率39%。 1H NMR δ(DMSO 350K)1.36(2H,m,C 2)、1.56−1. 61(4H,m,2xC 2)、2.58(2H,t,J=7.6Hz,PhC 2)、2.9、 3.2(2H,m, 3)、3.75(2H,t,J=6.6Hz,NHOC 2)、3.9、4 .05(各々1H,m,SOC 2)、4.04−4.20(各々1H,d,J=12.9H z,NC 2)、4.79(1H,m, 4)、7.16−7.37(10H,m,2xPh− )、10.95(1H,m,N);νc=o1788cm-1。 測定値:C,63.7;H,6.6;N,6.2%;C232824S(+1.4%C482,1.0%H2O)の理論値:C,63.7;H,6.7;N,6.4%。 実施例150.R−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジ ルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 実施例29について記載した方法によりR−(−)−(4−ベンジルチオ−2− オキソアゼチジン−1−イル)酢酸[形成された塩のチンコニジンによる再結晶 によって対応するラセミ酸から製造した[αD 25]=−43°(c=1、CHCl3) ] をジシクロヘキシルカルボジイミドおよび6−(4−クロロフェニル)ヘキシルア ミンで処理して、無色固体としてR−N−(6−{4−クロロフェニル}ヘキシル) −(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミドを得た。 融点71℃、収率83%。 1H NMR δ(CDCl3)1.33(4H,m,2xC 2)、1.47−1.6(4 H,m,2xC 2)、2.56(2H,t,J=7.6Hz,PhC 2)、2.92、2.9 7(1H,dd,J=2.4,15.4Hz, 3)、3.22−3.24(2H,m,NHC 2 )、3.33、3.39(1H,dd,J=5.2,15.4Hz, 3)、3.54、3. 72(各々1H,d,J=16.8Hz,NC 2)、3.81(1H,s,SC 2)、4. 80(1H,m, 4)、6.11(1H,m,N)、7.07−7.33(9H,m,2x Ph−)。νc=o1776cm-1;25℃で[α]D=+36.0°(CHCl3中c= 1.1%w/v)。 測定値:C,64.8;H,6.5;N,6.4%;C2429ClN22Sの理論値 :C,64.8;H,6.6;N,6.3%。 実施例151.S−N−(6−{4−クロロフェニル}ヘキシル)−(4−ベンジ ルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 形成された塩のシンコニンまたはブルシンによる再結晶によって、対応するラ セミ酸から4S−(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)酢酸[ α]D 25=+34°(c=1.1%、CHCl3)を製造した。実施例29の方法に よって、このキラル的に純粋な酸を4−(クロロフェニル)ヘキシルアミンで処理 して、無色固体として標記化合物を得た。融点69−70℃、収率73%。1H NMR δ(CDCl3)1.33(4H,m,2xC 2)、1.47−1.6(4H,m, 2xC 2)、2.56(2H,t,J=7.6Hz,PhC 2)、2.93、2.97(1 H,dd,J=2.4,15.2Hz, 3)、3.22−3.24(2H,m,NHC 2)、 3.35、3.39(1H,dd,J=5.2,15.2Hz, 3)、3.54、3.72( 各々1H,d,J=16.8Hz,NC 2)、3.81(1H,s,SC 2)、4.80( 1H,m, 4)、6.11(1H,m,N)、7.05−7.36(9H,m,2xPh− );νc=o1776cm-1;25℃で[α]D=−36.3°(CHCl3中c=0.9% w/v)。 測定値:C,64.5;H,6.5;N,6.3%;C2429ClN22Sの理論値 :C,64.8;H,6.6;N,6.3%。 実施例152.4R,SR−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4− ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 25℃で16時間、ジクロロメタン(70ml)中、(+)−(8,8−ジクロロカ ンホリルスルホニル)オキサゾリジン(0.3g)で4R−N−(6−(4−クロロ フェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1 −イル)アセトアミド(0.5g)を処理し、クロマトグラフィー(シリカ/EtO Ac)に付した後、無色固体として標記化合物を得た。融点159−160℃( 0.21g、収率41%)。1H NMR δ(CDCl3)1.3−1.6(8H,m,4 xC 2)、2.55(2H,t,J=7.6Hz,PhC 2)、2.93、2.98(1H, dd,J=4.8,14.8Hz, 3)、3.22(2H,m,NHC 2)、3.44、3. 48(1H,dd,J=2.2,14.8Hz, 3)、3.68、4.13(各々1H,d, J=17.4Hz,NC 2)3.88、4.05(各々1H,d,J=12.8Hz,SO C 2)、4.50(1H,m, 4)、6.65(1H,m,N)、7.07−7.40(9 H,m,2xPh−);νc=o1791cm-1;25℃で[α]D=−166.91°( CHCl3中c=1.08%w/v)。 測定値:C,62.2;H,6.3;N,6.1%;C2429ClN23の理論値: C,62.5;H,6.3;N,6.1%。 実施例153.4S,SS−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4− ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 25℃で16時間、ジクロロメタン(75ml)中、(−)−(8,8−ジクロロカ ンホリルスルホニル)オキサジリジン(0.67g)で4S−N−(6−(4−クロ ロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン− 1−イル)アセトアミド(1g)を処理し、クロマトグラフィー(シリカ/EtO Ac)に付した後、無色固体として標記化合物を得た。融点159℃(0.95g 、収率83%);1H NMR δ(CDCl3)1.2−1.6(8H,m,4x C 2)、2.55(2H,t,J=7.6Hz,PhC 2)、2.93、2.99(1H,d d,J=4.8,14.8Hz, 3)、3.22(2H,m,NHC 2)、3.44、3.4 9(1H,dd,J=2.2,14.8Hz, 3)、3.68、4.13(各々1H,d,J =17.4Hz,NC 2)、3.88、4.05(各々1H,d,J=13.1Hz,SO C 2)、4.50(1H,m, 4)、6.65(1H,m,N)、7.07−7.40(9 H,m,2xPh−);νc=o1791cm-1;25℃で[α]D=+169.2°(C HCl3中c=1.0%w/v)。 測定値:C,62.4;H,6.3;N,6.1%;C2429ClN23の理論値: C,62.5;H,6.3;N,6.1%。 実施例154.4R,SS−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4− ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジア ステレオ異性体2) 実施例30の方法によって、ジクロロメタン(40ml)中、mCPBA(0.3 55g/純度65%)で4R−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4− ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(0.59g)を 処理し、ブタノンから繰り返し再結晶した後、無色固体として標記化合物を得た 。融点139−140℃、収率16%;1H NMR δ(CDCl3)1.33(4 H,m,2xC 2)、1.5−1.65(4H,m,2xC 2)、2.56(2H,t,J =7.6Hz,PhC 2)、2.87、2.91(1H,dd,J=2.4,15.6Hz, 3 )、3.16、3.20(1H,dd,J=5.2,15.6Hz, 3)、3.22−3.3 2(2H,m,NHC 2)、3.87、4.26(各々1H,d,J=16.8Hz,NC 2 )、3.97、4.18(6.11H,d,J=13.2Hz,SOC 2)、4.60( 1H,m, 4)、7.08−7.41(10H,m,2xPh−,N);νc=o179 3cm-1;測定値:C,61.6;H,6.1;N,6.1%;C2429ClN23S.0 .26H2Oの理論値:C,61.9;H,6.4;N,6.0%。 実施例155.4R,SS−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4− ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジア ステレオ異性体2) −70〜−74℃で120分間、ジクロロメタン(1500ml)中、mCPB A(26.3g/純度65%)で4R−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル) −(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(52. 2g)を処理した。亜硫酸ナトリウム水溶液および重炭酸ナトリウムで後処理し た後、有機層を乾燥させ、蒸発させた後、スルホキシドジアステレオ異性体の約 65:35混合物を得た(2:1)(53.1g)。これを物質の他の同様のバッ チと合わせ、固定相としてリクロスフェア(Lichrosphere)10umシリカ(2 20g)を有するメルク(Merck)50mmセルフパッカーカラムおよび溶離液と して60%エタノール/40%n−ヘキサンを用いて、セプテック(Septech) 800C装置上での分取用HPLCによって分離して、無色固体として標記化合 物を得た。融点139-140℃、全収率35%。25℃で[α]D=+126.4 °(CHCl3中c=1.004%w/v);測定値:C,62.5;H,6.2;N, 6.2%;C2429ClN23Sの理論値:C,62.5;H,6.3;N,6.1%; 実施例154についてと同一のスペクトル。 実施例156.4R,SS−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4− ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジア ステレオ異性体2) 25℃でR−(+)−1,1'−ビナフトール(0.256g)をトルエン(20ml )に懸濁させ、Ti(OiPr)4(0.134ml)および水(0.168ml)を添加し た。1時間後、トルエン(12ml)中の4R−N−(6−(4−クロロフェニル) ヘキシル)−(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミ ド(2.07g)を添加し、該混合物を30分間撹拌した。t−ブチルヒドロペル オキシド(1.36ml)を添加し、該混合物を66時間撹拌した。クロマトグラ フィーに付した後、スルホキシドジアステレオ異性体(4E,SS:4R,SR) の6:1混合物を単離した(1.6g、75%)。該混合物に4S,SS−N−(6 −(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソア ゼチジン−1−イル)アセトアミド0.222gを添加し、該混合物から4R,SR /4S,SSラセミ化合物を結晶化し、母液から4R,SS−N−(6−(4−クロ ロ フェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1 −イル)アセトアミド(1.19g、55%、無色固体、融点139−140℃) を結晶化することによって4R,SR異性体を除去した。実施例154スペクト ルおよび物理的性質は、実施例154のものと同一であった。 実施例157.4R,SS−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4− ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジア ステレオ異性体2) a.R−(−)(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル) 酢酸 R−(−)−(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)酢酸9.1 1gを乾燥ジクロロメタン250mlに溶解させ、−70℃に冷却した。次いで、 全ての出発物質が消費されるまで、パルス中、該溶液にオゾンガスを通気した。 次いで、該反応混合物を酸素でパージし、室温に加温した。該溶液にトリフェニ ルホスフィン(〜10mg)を添加し、次いで、油状物/固体に蒸発させた(10 .7g)。次いで、二成分を室温でクロロホルム(100ml)と一緒に粉砕し、油 状物を溶解させた。固体を濾過し、ジアステレオ異性体1(4R,SR)(4.55g 、46%)(ジアステレオ異性体1〜90%)を優勢に得た。融点142−14 4℃。濾液を蒸発乾固させて、hplcにより優勢に(94%)ジアステレオ異性体 2(4R,SS)であるガラスを得た(4.6g、47%)。融点:不確定。1H N MR δ 2.95(1H,dd, 3)、3.29(1H,dd, 3)、3.78−4.24 (4H,m,NC 2,SOC 2)、4.81(1H,m, 4)、7.36(5H,m,Ar− )。 b.室温で、乾燥ジメチルホルムアミド(50ml)中の1−ヒドロキシベンゾ トリアゾール(0.96g)、N,N'−ジシクロヘキシルカルボジイミド(1.5 2g)および前記(a)で優勢に製造された4R,SS−(−)−4−(ベンジルスル フィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)酢酸(2g)の混合物に乾燥ジメチ ルホルムアミド中の4−クロロフェニルヘキシルアミン(1.31g、0.007 4モル)を添加し、2時間撹拌した。水処理し、有機溶媒を蒸発させ、酢酸エチ ルから再結晶させた後、標記化合物を、対応する4R,SR異性体との94:6 混合物で単離した(1.66g、55%)。融点133−134℃。 実施例158.4S,SR−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4− ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジア ステレオ異性体2) R−(+)-1,1’-ビナフトールの代わりにS−(−)−1,1'−ビナフトールを 、4S,SS−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルフ ィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミドの代わりに4R,SR− N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルフィニル−2− オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミドを用いる以外は、実施例156に記 載した方法を用いて、4S−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4− ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミドから標記化合物 を製造した。無色固体、融点139−140℃、収率44%;1H NMR δ ( CDCl3)1.33(4H,m,2xC 2)、1.5−1.65(4H,m,2xC 2) 、2.56(2H,t,J=7.7Hz,PhC 2)、2.87、2.91(1H,dd,J =2.4,15.3Hz, 3)、3.16、3.20(1H,dd,J=5.1,15.3Hz , 3)、3.22−3.32(2H,m,NHC 2)、3.87、4.26(各々1H,d ,J=17.1Hz,NC 2)、3.97、4.18(各々1H,d,J=13Hz,SO C 2)、4.60(1H,m, 4)、7.08−7.41(10H,m,2xPh−,N );νc=o1793cm-1;25℃で[α]D=−124.11°(CHCl3中c=1. 1%w/v);測定値:C,62.4;H,6.3;N,6.1%;C2429ClN23 の理論値:C,62.5;H,6.3;N,6.1%。 実施例159.4R−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベン ジルスルホニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 実施例156において製造した反応混合物をクロマトグラフィーに付すことに よって標記化合物を単離し、無色の固体として得た。融点145℃、収率18% ;1H NMR(CDCl3)δ 1.3−1.6(8H,m,4xC 2)、2.56(2H ,t,J=7.6Hz,PhC 2)、2.96、3.02(1H,dd,J=2.5,15.4 Hz, 3)、3.09、3.13(各々1H,d,J=5.1,15.4Hz, 3)、3.2 4(2H,m,NHC 2)、3.85、3.94(各々1H,d,J=16.9Hz,NC 2 )、4.34(2H,dd,J=14.2Hz,SO2 2)、4.83(1H,m, 4) 、6.1(1H,m,N)、7.07−7.43(9H,m,2xPh−);νc=o17 97cm-1;25℃で[α]D=−34.7°(CHCl3中c=1.0%w/v)。 測定値:C,60.3;H,6.0;N,5.9%;C2429ClN24Sの理論値 :C,60.4;H,6.1;N,5.9%。 実施例160.4S−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベン ジルスルホニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 実施例4の記載に従って、4S−N−(6−(4−クロロフェニル}ヘキシル)− (4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミドをmCPB Aで処理することによって、標記化合物を製造し、無色固体として得た。融点1 47℃、収率62%;1H NMR(CDCl3)δ 1.3−1.6(8H,m,4xC 2 )、2.56(2H,t,J=7.6Hz,PhC 2)、2.96、3.03(1H,dd ,J=2.5、15.4Hz, 3)、3.09、3.12(各々1H,d,J=16.8Hz ,NC 2)、3.25(2H,m,NHC 2)、3.85、3.94(各々1H,d,J =16.8Hz,NC 2)、4.34(2H,dd,J=14.2Hz,SO2 2)、4. 83(1H,m, 4)、6.1(1H,m,N)、7.08−7.43(9H,m,2xPh −);νc=o1798cm-1;25℃で[α]D=+36.3°(CHCl3中c=1.1 %w/v)。 測定値:C,60.3;H,6.0;N,5.9%;C2429ClN24Sの理論値 :C,60.4;H,6.1;N,5.9%。 実施例161.4R−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベンジルチオ−2−オ キソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 実施例29に記載の方法によって、4R−(4−ベンジルチオ−2−オキソ− アゼチジン−1−イル)酢酸(実施例84)をジシクロヘキシルカルボジイミド および6−フェニルヘキシルアミンで処理して、無色固体として標記化合物を得 た。融点46−47℃、収率49%;1H NMR δ(CDCl3)1.33(4H, m,2xC 2)、1.5−1.65(4H,m,2xC 2)、2.59(2H,t,J=7 .6Hz,PhC 2)、2.92、2.96(1H,dd,J=2.4,15.2Hz, 3)、 3.22(2H,m,NHC 2)、3.35、3.39(1H,dd,J=5.2,15.2 Hz, 3)、3.56、3.71(各々1H,d,J=16.8Hz,NC 2)、3.81( 2H,s,SC 2)、4.80(1H,m, 4)、6.0(1H,m,N)、7.15−7 .4(10H,m,2xPh−);νc=o1776cm-1;25℃で[α]D=+6.6° (エタノール中c=1.1%w/v)。 測定値:C,70.0;H,7.2;N,6.9%;C243022Sの理論値:C ,70.2;H,7.4;N,6.8%。 実施例162.4R,SR−N−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベンジルスル フィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド (S)−(−)−1,1'−ビ−2−ナフトール(28mg、0.98ミリモル)の乾 燥トルエン(2ml)中混合物をチタニウムIVイソプロポキシド(14mg、0.0 494ミリモル)および水(25mg、1.34ミリモル)で処理した。黒ずんた 橙色の混合物を60分間撹拌し、R−N−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベン ジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(200mg、0.48 7ミリモル)の乾燥トルエン(1ml)中溶液で処理した。該反応を30分間撹拌 し、次いで、tert−ブチルヒドロペルオキシド(水中70%、0.14ml、1.0 2ミリモル)で処理し、3.5時間撹拌し続けた。カラムクロマトグラフィーに 付して酢酸エチル〜15:1の酢酸エチル:エタノールで溶離することにより精 製し、酢酸エチルから再結晶して、薄黄色固体として生成物を得た。融点145 ℃(0.079g、収率38%)。1H NMR δ(CDCl3)1.33(4H,m, 2xC 2)、1.5−1.65(4H,m,2xC 2)、2.59(2H,t,J=7.8 Hz,PhC 2)、2.93、2.97(1H,dd,J=4.8,14.8Hz, 3)、3. 22(2H,m,NHC 2)、3.45、3.48(1H,dd,J=2.4,14.8Hz , 3)、3.70、4.12(各々1H,d,J=17.2Hz,NC 2)、3.88、4 .06(各々1H,d,J=12.8Hz,SOC 2)、4.50(1H,m, 4)、6.6 5(1H,m,N)、7.16−7.4(10H,m,2xPh−);νc=o1789 cm-1。 測定値:C,65.7;H,6.7;N,6.3%;C243023Sの理論値:C ,67.6;H,7.1;N,6.6%。 実施例163.N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−4−(4−アリ ルオキシカルボニルベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトア ミド 実施例85aに記載の方法によって、4−(4−アリルオキシカルボニルベン ジルチオ)アゼチジン−2−オンをN−(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル) −1−ブロモアセトアミドで処理して、無色油状物として標記化合物を得た。収 率43%。1H NMR δ(CDCl3)1.30−1.60(8H,m,4xCH2)、 2.55(2H,t,J=7.6Hz,C 2Ph)、2.90、2.97(1H,dd,J= 2.4,15.4Hz, 3)、3.23(2H,m,NHC 2)、3.35、3.41(1H ,dd,J=5.1,15.4Hz, 3)、3.53、3.78(各々1H,d,J=16. 6Hz,NC 2)、3.86(2H,s,SC 2)、4.83(3H,m,CO2 2, 4 )、5.37(2H,m,C 2=CH)、6.0(2H,m,N,CH2=C)、6.9 4(2H,m,4−FPh−)、7.10(2H,m,4−FPh−)、7.39(2H, d,J=8.3Hz,4−CO2アリルPh−)、8.02(2H,d,J=8.3Hz,4 −CO2アリルPh−)。 実施例2および3について記載したと同様に、N−(6−(4−フルオロフェニ ル)ヘキシル)−4−(4−アリルオキシカルボニルベンジルチオ−2−オキソア ゼチジン−1−イル)アセトアミドをmCPBAで処理し、次いで、再結晶して、 実施例164および165に記載の化合物を得た。 実施例164.N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル−4−(4−アリル オキシカルボニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)ア セトアミド(ジアステレオ異性体1) 無色固体、融点190−191℃、収率24%。1H NMR δ(CDCl3) 1.30−1.60(8H,m,4xC 2)、2.55(2H,t,J=7.6Hz,C 2 Ph)、2.95、2.98(1H,dd,J=4.8,14.8Hz, 3)、3.24 (2H,m,NHC 2)、3.42、3.46(1H,dd,J=2.4,14.8Hz, 3 )、3.76、4.09(各々1H,d,J=17.2Hz,NC 2)、3.95、4.0 1(各々1H,d,J=13.2Hz,SOC 2)、4.59(1H,m, 4)、4.84( 2H,m,CO2 2)、5.37(2H,m,C 2=CH)、6.0(1H,m,CH2= C)、6.47(1H,m,N)、6.95(2H,m,4−FPh−)、7.10(2 H,m,4−FPh−)、7.36(2H,d,J=8Hz,4−CO2アリルPh−) 、8.09(2H,d,J=8Hz,4−CO2アリルPh−)。測定値:C,63.3 ;H,6.2;N,5.4%;C2833FN25Sの理論値:C,63.6;H,6.3 ;N,5.3%。 実施例165.N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−4−(4−アリ ルオキシカルボニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル) アセトアミド(ジアステレオ異性体2) 無色固体、融点115−117℃、収率53%。1H NMR δ(CDCl3) 1.30−1.60(8H,m,4xC 2)、2.56(2H,t,J=7.6Hz,C 2 Ph)、2.91、2.95(1H,dd,J=2.4,15.2Hz, 3)、3.27(3H ,m,NHC 2, 3)、3.94、4.22(各々1H,dd,J=2.4,15.2Hz, 3 )、4.04、4.18(各々1H,d,J=12.8Hz,SOC 2)、4.65(1 H,m, 4)、4.84(2H,m,CO2 2)、5.37(2H,m,C 2=CH)、 6.0(1H,m,CH2=C)、6.95(3H,m,4−FPh−,N)、7.10 (2H,m,4−FPh−)、7.36(2H,m,4−CO2アリルPh−)、8.0 9(2H,m,4−CO2アリルPh−H)。νc=o1795cm-1。測定値:C,63. 5;H,6.2;N,5.4%;C2833FN25Sの理論値:C,63.6;H,6. 3;N,5.3%。 実施例166.N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−4−(4−カル ボキシベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド (ジアステレオ異性体2) N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−4−(4−アリルオキシカルボ ニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド (ジアステレオ異性体2)(0.35g、0.662ミリモル)、トリフェニルホ スフィン(0.18g、0.686ミリモル)およびテトラキス(トリフェニルホス フィン)パラジウム(0)(22mg)の溶液をピロリジン(0.048g、0.675 ミリモル)の乾燥ジクロロメタン(1ml)中溶液で処理した。該反応混合物を2 2時間撹拌した。カラムクロマトグラフィーに付してCH2Cl2、1:1のCH2 Cl2:アセトン、50:50:1のCH2Cl2:アセトン:氷酢酸で溶離するこ とによって精製し、ジクロロメタンおよびエーテルで洗浄して、無色固体として 生成物を得た。融点185−196℃(収率67%)。1H NMR δ(CDCl3 )1.26(4H,m,2xC 2)、1.38(2H,m,C 2)、1.50(2H,m, C 2)、2.96、2.99(1H,dd,J=2,15.2Hz, 3)、3.06(2H, m,NHC 2)、3.84、4.09(各々1H,d,J=17.2Hz,NC 2)、4. 13、4.31(各々1H,d,J=12.8Hz,SOC 2)、4.84(1H,m, 4 )、7.05(2H,m,4−FPh−)、7.19(2H,m,4−FPh−H)、7.4 7(2H,d,J=8Hz,4−CO2アリルPh−)、7.93(2H,d,J=8Hz, 4-CO2アリルPh−)、8.10(1H,m,N)、13(1H,bs,CO2 )。 測定値:C,60.9;H,5.9;N,5.7%;C2529FN25S.0.136H2 Oの理論値:C,61.2;H,6.0;N,5.7%。 実施例167.N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−4−(4−イソ プロピルオキシカルボニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1− イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体2) N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−4−(4−カルボキシベンジル スルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(0.3g、0.6 ミリモル)のN−メチルピロリジン−2−オン(4ml)中溶液に無水炭酸カリウ ム(0.7g、5ミリモル)および2−ヨードプロパン(0.9g、5ミリモル)を 添加した。該混合物を室温で18時間撹拌し、食塩水で処理し、酢酸エチルで抽 出した。有機抽出物を水で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、蒸発させた。残留物 を、溶離液としてa)酢酸エチルおよびb)酢酸エチル:メタノール(95:5 )を用いてフラッシュクロマトグラフィーに付すことによって精製した。適切な フ ラクションを蒸発させて、白色粉末として標記化合物を得た(0.3g、75%) 。融点119℃。 1H NMR δ(CDCl3)1.33−1.41(10H,m)、1.45−1.58 (4H,m)、2.56(2H,t,J=7.5Hz)、2.92(1H,dd,J=2.5,1 5.4Hz)、3.15−3.40(3H,m)、3.93および4.24(各々1H,d, J=18Hz)、4.30および4.22(および1H,d,J=15Hz)、4.69( 1H,m)、5.25(1H,m)、6.86−7.15(5H,m)、7.35(2H,m) 、8.07(2H,m)。測定値:C,63.05;H,6.46;N,5.24%;C28 35FN25Sの理論値:C,63.38;H,6.65;N,5.24%。 同様の方法で、以下の化合物(実施例168、169)を製造した。 実施例168.N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−4−(4−プロ ピルオキシカルボニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル )アセトアミド(ジアステレオ異性体2) クリーム色固体、融点113℃、収率68%。1H NMR δ(CDCl3)1. 03(3H,t,J=7.4Hz,C 3)1.30−1.60(8H,m,4xC 2)、1. 80(2H,m,C 2CH3)、2.56(2H,t,J=7.6Hz,C 2Ph)、2.9 0、2.94(1H,dd,J=2.4,15.6Hz, 3)、3.22(3H,m,NHC 2 , 3)、3.94、4.22(各々1H,d,17.2Hz,NC 2)、4.04、4. 18(各々1H,d,J=12.8Hz,SOC 2)、4.30(2Ht,J=6.6Hz, CO2 2)、4.65(1H,m, 4)、6.95(3H,m,4−FPh−,N)、 7.10(2H,m,4−FPh−)、7.36(2H,m,4−CO2プロピルPh− )、8.07(2H,m,4−CO2プロピルPh−)、7.36(2H,m,4−CO2 プロピルPh−)、8.07(2H,m,4−CO2プロピルPh−)。νc=o179 5cm-1。測定値:C,62.4;H,6.4;N,5.3%;C2835FN25S.1 %H2Oの理論値:C,62.7;H,6.7;N,5.2%。 実施例169.N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−[4−(4−エチ ルオキシカルボニルベンジル)スルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル] −アセトアミド(ジアステレオ異性体2) オフホワイト色固体、収率82%、融点130−31℃。1H NMR δ(C DCl3)1.3−1.6(11H,m)、2.55(2H,t)、2.91(1H,dd)、 3.25(1H,dd)、3.27(2H,m)、3.94&4.23(各々1H,d,J= 30Hz)、4.17&4.02(各々1H,d,J=12.5Hz)、4.39(2H,q )、4.65(1H,dd)、7.05(5H,m)、7.35&8.07(各々2H,d,J =8.27Hz)。 測定値:C,62.6;H,6.3;N,5.4%;C2933FN25Sの理論値: C,62.8;H,6.4;N,5.4%。 実施例170.N−(6−[4−フルオロフェニル]ヘキサ−1−イル)−4−カ ルボキシベンジルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド 実施例166に記載の条件下、N−(6−[4−フルオロフェニル]ヘキサ−1 −イル)−4−アリルオキシカルボニルベンジルチオ)−2−オキソアゼチジン− 1−イルアセトアミドを処理して、無色油状物として標記化合物を得た。収率6 2%。1H NMR δ 1.24(4H,bm)、1.41−1.51(4H,bm)、2.50 (3H,t,J=7.4Hz)、2.87−2.93(1H,bdd)、3.09−3.47(4 H,m)、3.6−3.80(3H,m)、4.86(1H,bm)、6.75(1H,bm)、6. 86−6.96(2H,m)、7.03−7.09(2H,m)、7.26(2H,m)、7. 97(2H,m)。 実施例171.N−(6−[4−フルオロフェニル]ヘキサ−1−イル)−(4− メトキシカルボニルベンジルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトア ミド N−(6−[4−フルオロフェニル]ヘキサ−1−イル)−4−カルボキシベンジ ルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(1g、2.1ミリモル )を乾燥ジクロロメタン(5ml)に溶解させ、該溶液を、トリメチルシリルジア ゾメタンの溶液(2Mヘキサン溶液6ml)で撹拌しつつ3時間かけて処理した。 溶媒を除去し、残留物を、溶離液としてジクロロメタン:メタノール(9:1) を用いてシリカ上でクロマトグラフィーに付した。適切なフラクションを蒸発さ せて、油状物として標記化合物を得た(0.27g、収率26%)。 1H NMR δ 1.32(4H,bm)、1.4−1.7(4H,bm)、2.56(3H,t ,J=7.4Hz)、2.9(1H,dd,J=2.5,15.3Hz)、3.15−3.35( 3H,m)、3.4−4.0(7H,m)、4.86(1H,m)、5.99(1H,bm)、6. 90−6.98(2H,m)、7.07−7.13(2H,m)、7.40(2H,m)、7. 97(2H,m)。 実施例172.N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−[4−(4−メチ ルオキシカルボニルベンジル)スルフィニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イ ル]−アセトアミド(ジアステレオ異性体2) 実施例2および3に記載に従って、N−(6−[4−フルオロフェニル]ヘキサ −1−イル)−(4−メトキシカルボニルベンジルチオ)−2−オキソアゼチジン −1−イルアセトアミドをmCPBAで処理して、ワックス状固体として標記化 合物を得た。収率26%。1H NMR δ 1.34(3H,bm)、1.4−1.7(4 H,m)、1.55−1.79(4H,m)、2.50(3H,t)、2.95(1H,dd) 、3.15−3.3(3H,m)、3.9−4.3(7H,m)、4.6(1H,m)、6.9 4(2H,t)、7.12(2H,t)、7.36(2H,d)、8.06(2H,d)。νc=o 1795cm-1。測定値:C,61.72;H,6.17;N,5.5%;C2631FN25Sの理論値:C,62.13;H,6.22;N,5.6%。 実施例173.N−(6−{4−クロロフェニル}ヘキシル)−4−(4−イソプ ロピルオキシカルボニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イ ル)アセトアミド(ジアステレオ異性体2) 実施例169に記載の方法を用いて、N−(6−{4−クロロフェニル}ヘキシ ル)−4−(4−カルボキシベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1− イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体2)(実施例130)をヨウ化イソプ ロピルで処理して、白色結晶体として標記化合物を得た。収率78%、融点11 4−5℃。測定値:C,61.45;H,6.35;N,5.26%;C2835ClN2 5Sの理論値:C,61.47;H,6.45;N,5.12%。 実施例174.N−(6−{4−クロロフェニル}ヘキシル)−4−(4−プロピ ルオキシカルボニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル) アセトアミド(ジアステレオ異性体2) 実施例169に記載の方法を用いて、N−(6−{4−クロロフェニル}ヘキシ ル)−4−(4−カルボキシベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1− イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体2)(実施例130)をヨウ化n−プ ロピルで処理して、白色粉末として標記化合物を得た。収率69%、融点104 ℃。1H NMR δ(CDCl3)1.03(3H,t,J=7.4Hz)、1.36(4H ,m)、1.55(4H,m)、1.81(2H,m)、2.56(2H,t,J=7.9Hz) 、2.89(1H,dd,J=2.5,15.3Hz)、3.23(3H,m)、3.90およ び4.16(各々1H,d,J=17.1Hz)、4.00および4.27(および1H, d,J=12.9Hz)、4.32(t,J=7.4Hz)、4.63(1H,m)、7.01( 1H,bm)、7.06(2H,d,J=8.4Hz)、7.20(2H,d,J=8.4Hz)、 7.34(2H,d,J=8.3Hz)、8.05(2H,d,J=8.3Hz)。 実施例175.N−(6−{4−クロロフェニル}ヘキシル)−4−(4−エチル オキシカルボニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)ア セトアミド(ジアステレオ異性体2) 実施例169に記載の方法を用いて、N−(6−{4−クロロフェニル}ヘキシ ル)−4−(4−カルボキシベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1− イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体2)(実施例130)をヨウ化エチル で処理して、白色粉末として標記化合物を得た。収率70%、融点124℃。1 .33(4H,m)、1.40(3H,t,J=7.1Hz)、1.55(4H,m)、2.56 (t,J=7.4Hz)、2.88(1H,dd,J=<2,17.7Hz)、3.19−3. 27(3H,m)、3.90および4.19(各々1H,d,J=17.1Hz)、4.01 および4.16(各々1H,d,J=12.9Hz)、4.35(2H,q,J=7.2Hz) 、7.01(1H,bm)、7.06(2H,d,J=8.4Hz)、7.24(2H,d,J= 8.4Hz)、7.34(2H,d,J=8.3Hz)、8.05(2H,d,J=8.3Hz) 。 実施例176.N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−[4−(4−(ア リルオキシカルボニルメチル)ベンジル)チオ−2−オキソ−アゼチジン−1−イ ル]−アセトアミド 実施例85aに記載の方法によって、4−(4−(アリルオキシカルボニルメチ ル)ベンジルチオ)アゼチジン−2−オンをN−(6−(4−フルオロフェニル)ヘ キシル)−1−ブロモアセトアミドで処理して、無色油状物として標記化合物を 得た。収率16%。1H NMR δ(CDCl3)1.30−1.60(8H,m)、2 .56(2H,t)、3.00−2.95(1H,dd)、2.97&3.57(各々1H, dd)、3.23(1H,m)、3.42(1H,dd)、3.65(2H,s)、3.77( 2H,q)、4.59(2H,m)、4.88(1H,dd)、5.23−5.32(2H,m )、5.9(1H,m)、6.1(1H,t)、6.9−7.30(8H,m)。 実施例2および3の記載に従って、N−(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシ ル)−4−(4−)アリルオキシカルボニルメチル)ベンジルチオ−2−オキソアゼ チジン−1−イル)アセトアミドをmCPBAで処理し、次いで、再結晶して、実 施例178および179に記載の化合物を得た。 実施例177.N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−4−(4−(アリ ルオキシカルボニルメチル)ベンジル)スルフィニル−2−オキソ−アゼチジン− 1−イル]−アセトアミド(ジアステレオ異性体1) 白色結晶性固体、収率16%、融点132−33℃。 測定値:C,63.3;H,6.3;N,5.0%;C2935FN25S.0.5H2 Oの理論値:C,63.2;H,6.6;N,5.1%。 実施例178.N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−[4−(4−(ア リルオキシカルボニルメチル)ベンジル)スルフィニル−2−オキソ−アゼチジン −1−イル]−アセトアミド(ジアステレオ異性体2) 測定値:C,64.2;H,6.4;N,5.1%;C2935FN25Sの理論値: C,64.2;H,6.4;N,5.2%。 実施例179.N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−[4−(4−(カ ルボキシメチル)ベンジル)チオ−2−オキソ−アゼチジン−1−イル]アセトア ミド 実施例166について記載した条件下、N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘ キシル]−[4−(4−アリルオキシカルボニルメチル)−ベンジル)チオ−2−オ キソ−アゼチジン−1−イル]−アセトアミドを処理して、白色固体として標記 化合物を得た。収率87%、融点。1H NMR δ(CDCl3)1.21(4H,m )、1.45(2H,m)、1.58(4H,m)、2.56(2H,t,J=7.6Hz,)、 2.84および3.47(各々1H,d,J=16.9Hz)、2.90(1H,dd,J= <2,16.6Hz)、3.14(2H,m)、3.39(1H,dd,J=5.3,15.1 Hz)、3.64(2H,s)、3.69(2H,dd,J=7.7,14.3Hz)、4.86 (1H,m)、6.29(1H,bm)、6.91−7.26(8H,m)。 実施例180.N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−[4−(4−(カ ルボキシメチル)ベンジル)スルフィニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イル] −アセトアミド(ジアステレオ異性体1) 薄青色が持続するまで、−78℃で、N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキ シル]−[4−(4−(カルボキシメチル)ベンジル)チオ−2−オキソ−アゼチジン −1−イル]−アセトアミド(1.5g、3ミリモル)のジクロロメタン(100m l)中溶液にオゾン化酸素を通気さた。該反応に窒素をパージし、混合物を室温 にし、次いで、蒸発乾固させた。残留物を酢酸エチルから結晶化して、標記化合 物(0.49g、33%)を得た。融点160−161℃。1H NMR δ(DM SO−d6)1.26(4H,m)、1.38(2H,m)、1.53(2H,m)、2.54 (2H,t,J=7.6Hz)、3.04(3H,m)、3.14(1H,dd,J=1.6,> 12Hz)、3.57(2H,s)、3.57および4.00(各々1H,d,J=21.6 Hz)、3.80および4.10(各々1H,J=13.2Hz)、4.89(1H,m)、 7.05−7.26(8H,m)、7.98(1H,bm)、12.3(1H,bs)。 実施例181.N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−[4−(4−(カ ルボキシメチル)ベンジル)スルフィニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イル] −アセトアミド(ジアステレオ異性体2) 上記結晶化からの濾液を蒸発させて、ジアステレオ異性体1で汚染されたジア ステレオ異性体2を得た(比65:35)(0.31g、20%)融点125−1 29℃。1H NMR δ(DMSO−d6)1.26(4H,m)、1.37(2H,m) 、1.51(2H,m)、2.55(2H,m)、2.91(1H,dd,J=2.4,15. 2 Hz)、3.06(2H,m)、3.29(1H,m)、3.57(2H,s)、3.99−4. 21(4H,m)、4.82(1H,m)、7.05−7.29(8H,m)、8.13(1H ,bm)、12.32(1H,bs)。 実施例182.N−2,4−ジクロロベンジル−(4−ベンジルチオ−2−オキ ソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 実施例86について記載した条件下、(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチ ジン−1−イル)酢酸を2,4−ジクロロベンジルアミンで処理して、無色固体と して標記化合物を得た。融点132−133℃。収率72%。1H NMR δ ( CDCl3)2.93、2.97(1H,dd,J=2.4,15.4Hz, 3)、3.36 、3.39(1H,dd,J=5.2,15.4Hz, 3)、3.56、3.70(各々1H ,d,J=16.9Hz,NC 2)、3.76(2H,s,SC 2)、4.47(2H,m, NHC 2)、4.80(1H,m, 4)、6.5(1H,m,N)、7.20−7.34( 7H,m,Ph−,2,4−ジClPh−)、7.38(1H,d,J=2Hz,2,4− ジClPh−);νc=o1776cm-1。測定値:C,55.8;H,4.5;N,6.9 %;C1918Cl222Sの理論値:C,55.8;H,4.4;N,6.8%。 実施例2および3の記載に従って、N−2,4−ジクロロベンジル−(4−ベン ジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミドをmCPBAで処理し 、次いで、再結晶させて、実施例183および184に記載の化合物を得た。N −2,4−ジクロロベンジル−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジ ン−1−イル)アセトアミドをmCPBAで処理して、実施例185を得た。 実施例183.N−2,4−ジクロロベンジル−(4−ベンジルスルフィニル− 2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体1) 無色固体、融点224−226℃、収率16%。1H NMR δ(DMSO) 3.03、3.07(1H,dd,J=4.8,14.8Hz, 3)、3.15、3.18( 1H,dd,J=1.6,14.8Hz, 3)、3.78、4.16(各々1H,d,J=1 6.8Hz,NC 2)、3.85、4.14(各々1H,d,J=12.8Hz,SOC 2 )、4.33(2H,d,J=5.6Hz,NHC 2)、4.93(1H,m, 4)、7.3 2−7.42(7H,m,Ph−,2,4−ジClPh−)、7.61(1 H,d,J=2Hz,2,4−ジClPh−)、8.62(1H,m,N)。測定値:C, 51.7;H,4.2;N,6.4%;C1918Cl223Sの理論値:C,53.7 ;H,4.3;N,6.6%。 実施例184.N−2,4−ジクロロベンジル−(4−ベンジルスルフィニル− 2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体2) 無色固体、融点162−163℃、収率45%。1H NMR δ(DMSO) 2.91、2.95(1H,dd,J=2.2,15.4Hz, 3)、3.30(1H,m, 3 )、3.97、4.21(各々1H,d,J=17.2Hz,NC 2)、4.05、4.2 0(各々1H,d,J=12.8Hz,SOC 2)、4.34(2H,d,J=5.8Hz, NHC 2)、4.83(1H,m, 4)、7.32−7.42(7H,m,Ph−,2,4 −ジClPh−)、7.60(1H,d,J=2Hz,2,4−ジClPh−)、8.72 (1H,m,N)。νc=o1793cm-1。測定値:C,53.5;H,4.4;N,6. 6%;C1918Cl223Sの理論値:C,53.7;H,4.3;N,6.6%。 実施例185.N−2,4−ジクロロベンジル−(4−ベンジルスルホニル−2 −オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 無色固体、融点163−164℃、収率77%。1H NMR δ(DMSO) 3.08(1H,m, 3)、3.30(1H,m, 3)、3.77、4.19(各々1H,d ,J=17.2Hz,NC 2)、4.34(2H,m,NHC 2)、4.66、4.77( 各々1H,d,J=13.4Hz,SO2 2)、5.09(1H,m, 4)、7.38(7 H,m,Ph−,2,4−ジClPh−)、7.62(1H,m,2,4−ジClPh−) 、8.67(1H,m,N)。νc=o1796cm-1。測定値:C,51.5;H4.1, ;N6.3,%;C1918Cl224Sの理論値:C,51.7;H,4.1;N,6. 4%。 実施例186.N−3,4−ジクロロベンジル−(4−ベンジルチオ−2−オキ ソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 実施例86に記載の条件下、(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1 −イル)酢酸を3,4−ジクロロベンジルアミンで処理して、無色固体として標記 化合物を得た。融点90−91℃、収率68%。1H NMR δ(CDCl3)2. 94、2.98(1H,dd,J=2.4,15.6Hz, 3)、3.36、3.39(1H , dd,J=5.2,15.6Hz, 3)、3.62、3.70(各々1H,d,J=16.8 Hz,NC 2)、3.79(2H,s,SC 2)、4.38(2H,m,NHC 2)、4. 80(1H,m, 4)、6.5(1H,m,N)、7.12(1H,m,3,4−ジClPh −)、7.26−7.40(7H,m,Ph−,3,4−ジClPh−)。νc=o17 78cm-1。測定値:C,55.8;H,4.5;N,6.9%;C1918Cl222S の理論値:C,55.8;H,4.4;N,6.8%。 実施例2および3の記載に従って、N−3,4−ジクロロベンジル−(4−ベン ジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミドをmCPBAで処理し 、次いで、再結晶して、実施例187および188に記載の化合物を得た。N− 3,4−ジクロロベンジル−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン −1−イル)アセトアミドをmCPBAで処理して、実施例189を得た。 実施例187.N−3,4−ジクロロベンジル−(4−ベンジルスルフィニル− 2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体1) 無色固体、融点213−214℃、収率14%。1H NMR δ(DMSO) 3.03、3.06(1H,dd,J=4.4,14.8Hz, 3)、3.15、3.18( 1H,dd,J=2,14.8Hz, 3)、3.78、4.14(各々1H,d,J=17. 2Hz,NC 2)、3.85、4.14(各々1H,d,J=12.8Hz,SOC 2)、 4.29(2H,d,J=6Hz,NHC 2)、4.93(1H,m, 4)、7.25(1H ,m,3,4−ジClPh−)、7.31−7.40(5H,m,Ph−H)、7.52−7 .56(2H,m,3,4−ジClPh−)、8.62(1H,m,N)。測定値:C,5 3.0;H,4.3;N,6.5%;C1918Cl223Sの理論値:C,53.7; H,4.3;N,6.6%。 実施例188.N−3,4−ジクロロベンジル−(4−ベンジルスルフィニル− 2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体2) 無色固体、融点155−156℃、収率33%。1H NMR δ(DMSO) 2.91、2.95(1H,dd,J=2.2,15.3Hz, 3)、3.30(1H,m, 3 )、3.96、4.18(各々1H,d,J=17.2Hz,NC 2)4.05、4.20 (各々1H,d,J=12.8Hz,SOC 2)、4.31(2H,d,J=5.9Hz, NHCH2)、4.83(1H,m, 4)、7.27(1H,m,3,4−ジClPh−)、 7.31−7.37(5H,m,Ph−)、7.54−7.57(2H,m,3,4−ジCl Ph−)、8.72(1H,m,N)。νc=o1795cm-1。測定値:C,53.7; H,4.3;N,6.5%;C1918Cl2NOの理論値:C,53.7;H,4.3;N ,6.6%。 実施例189.N−3,4−ジクロロベンジル−(4−ベンジルスルホニル−2 −オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミトセミド 無色固体、融点173−174℃、収率86%。1H NMR δ(DMSO) 3.08(1H,m, 3)、3.30(1H,m, 3)3.76、4.18(各々1H,d, J=17.2Hz,NC 2)、4.31(2H,d,J=5.9Hz,NHC 2)、4.6 6、4.77(各々1H,d,J=13.4Hz,SO2 2)、5.09(1H,m, 4) 、7.27(1H,m,3,4−ジClPh−)、7.38(5H,s,Ph−)、7.5 3−7.59(2H,m,3,4−ジClPh−)、8.66(1H,m,N)。測定値 :C,51.6;H,4.2;N,6.4%;C1918Cl224Sの理論値:C,5 1.7;H,4.1;N,6.4%。 実施例190. (3S,4R)−N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−(3−クロロ−4 −ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド a.(3S,4R)−(4−ベンジルチオ−3−クロロ−2−オキソアゼチジン− 1−イル)酢酸 [(3S,4R)−4−ベンジルチオ−3−クロロ−2−オキソアゼチジン−1− イル)酢酸メチル(2.87g、0.00957モル)(実施例305)のメタノ ール(50ml)中懸濁液を10℃に冷却し、1当量の水酸化ナトリウム水溶液( 9.6ml)を40分間かけて添加した。冷却浴を外し、反応を30分間撹拌し、 蒸発させて、メタノールを除去し、水で希釈し、次いで、酢酸エチルで洗浄した 。水性層を希塩酸で酸性化し、酢酸エチル(×2)で抽出した。有機抽出物を合 わせ、食塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、油状物に蒸発させた。エーテル −石油エーテルから沈殿させて、無色固体として生成物1.15gを得た(42% 、融点 132−134℃)。 b.(3S,4R)−N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−(3−クロロ −4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 実施例86について記載した条件下、(3S,4R)−(4−ベンジルチオ−3− クロロ−2−オキソアゼチジン−1−イル)酢酸を6−(4−フルオロフェニル) ヘキシルアミンで処理して、無色油状物として標記化合物を得た。収率85%。1 H NMR δ(CDCl3)1.3−1.6(8H,m,4xC 2)、2.56(2H, t,J=7.6Hz,C 2Ph)、3.22(2H,m,NHCH2)、3.51、3.81( 各々1H,d,J=16.5Hz,NC 2)、3.83(2H,s,SCH2)、4.58( 1H,d,J=1.7Hz, 4)、4.79(1H,d,J=1.7Hz, 3)、5.80(1 H,m,N)、6.95(2H,m,4−FPh−)、(2H,m,4−FPh−)、7 .30(5H,m,Ph−)。 実施例2および3について記載した条件下、(3S,4R)−N−(6−{4−フ ルオロフェニル}ヘキシル)−(3−クロロ−4−ベンジルチオ−2−オキソアゼ チジン−1−イル)アセトアミドをmCPBAで処理して、実施例191および1 92に記載の化合物を得た。 実施例191.(SR,3S,4R)−N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシ ル)−(3−クロロ−4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イ ル)アセトアミド 無色固体、融点135−136℃、収率18%。1H NMR δ(CDCl3) 1.3−1.6(8H,m,4xC 2)、2.56(2H,t,J=7.8Hz,C 2Ph) 、3.22(2H,m,NHC 2)、3.80、4.13(各々1H,d,J=17.2H z,NC 2)、4.08、4.23(各々1H,d,J=13.2Hz,SOC 2)、4. 67(1H,d,J=1.6Hz, 4)、5.38(1H,d,J=1.6Hz, 3)、6.4 7(1H,m,N)、6.95(2H,m,4−FPh−)、7.10(2H,m,4−F Ph−)、7.39(5H,m,Ph−H)。νc=o1808cm-1。25℃での[α]D= −117.4(0.973%w/vCHCl3)。測定値:C,60.1;H,5.8; N,5.9%;C2428ClFN23Sの理論値:C,60.2;H,5.9; N,5.9%。 実施例192.(SS,3S,4R)−N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシ ル)−(3−クロロ−4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イ ル)アセトアミド 無色固体、融点87−89℃、収率52%。1H NMR δ(CDCl3)1.3 −1.6(8H,m,4xC 2)、2.56(2H,t,J=7.6Hz,C 2Ph)、3. 26(2H,m,NHC 2)、3.92、4.28(各々1H,d,J=17.2Hz,N C 2)、4.10、4.18(各々1H,d,J=13.2Hz,SOC 2)、4.65( 1H,d,J=2Hz, 4)、4.72(1H,d,J=2Hz, 3)、6.95(2H,m, 4−FPh−)、7.09(1H,m,N)、7.10(2H,m,4−FPh−)、 7.39(5H,m,Ph−H)。νc=o1809cm-1。25℃での[α]D=+75.3 (0.908%w/vCHCl3)。測定値:C,60.2;H,5.9;N,5.9% ;C2428ClFN23Sの理論値:C,60.2;H,5.9;N,5.9%。 実施例193.N−(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル)−(3S,4R)− 4−ベンジルチオ−3−((R)−ヒドロキシエチル)−2−オキソアゼチジン−1 −イルアセトアミド (a)(3S,4R)−4−ベンジルチオ−3((R)−(t−ブチルジメチルシリ ルオキシ)エチル)−2−アゼチジノン 実施例1の記載に従って、(3R,4R)−4−アセトキシ−3((R)−(t−ブ チルジメチルシリルオキシ)エチル)−2−アセチジノンをベンジルチオール酸ナ トリウムで処理して、ワックス状固体として標記化合物を得た。融点69−70 ℃、収率95%。1H NMR δ(CDCl3)0.01(6H,2xs,SiC 3)、 0.83(9H,s,tBu−)、1.13(3H,d,J=6Hz,C 3)、3.14(1 H,m, 3)、3.82(2H,s,SC 2)、4.15(1H,m,CH3)、4.7 5(1H,d,J=2Hz, 4)、5.36(1H,br s,N)、7.28(5H,m,Ph −)。 (b)N−(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル)−(3S,4R)−4−ベン ジルチオ−3−((R)−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)−2−オキソ アゼチジン−1−イルアセトアミド 実施例85の記載に従って、(3S,4R)−4−ベンジルチオ−3−((R)−( t−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)−2−アゼチジノンをN−(6−(4− フルオロフェニル)ヘキシル)−1−ブロモ−アセトアミドで処して、無色油状物 として標記化合物を得た。収率54%。1H NMR δ(CDCl3)0.01(6 H,2xs,SiC 3)、0.82(9H,s,tBu−)、1.07(3H,d,J=6H z,C 3)、1.3−1.6(8H,m,4xC 2)、2.56(2H,t,J=8Hz,C 2 Ar)、3.14(1H,m, 3)、3.25(2H,m,NHC 2)、3.54、3. 81(2H,2xd,J=17Hz,NC 2)、3.82(2H,s,SC 2)、4.20 (1H,m,CH3)、4.75(1H,d,J=2Hz, 4)、6.40(1H,br t, N)、6.95、7.10(4H,2xm,FPh−)、7.30(5H,m,Ph−) 。 (c)N−(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル)−(3S,4R)−4−ベン ジルチオ−3−((R)−ヒドロキシエチル)−2−オキソアゼチジン−1−イルア セトアミド N−(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル)−(3S,4R)−4−ベンジルチ オ−3−((R)−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)エチル)−2−オキソアゼチ ジン−1−イルアセトアミド(2.68g;4.57ミリモル)および氷酢酸(0. 4ml)を乾燥THF(50ml)に溶解させ、フッ化テトラブチルアンモニウムの THF(6.9ml;6.9ミリモル)中モル溶液を添加した。該溶液を24時間還 流させ、さらにTBAF(2ml;2ミリモル)を添加し、さらに24時間、還流 を続けた。該溶液を水(50ml)および酢酸エチル(50ml)中に注ぎ、分離し 、有機物を水、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、褐色固体に蒸発 させ、これを酢酸エチル/エーテルから再結晶して、クリーム色の固体を得た( 1.69g)。融点102−4℃、収率78%。1H NMR δ(CDCl3)1.2 −1.7(11H,m,4xC 2+C 3)、2.34(1H,br s,O)、2.56(2 H,t,J=8Hz,C 2Ar)、3.20(3H,m,NHC 2+C 3)、3.31、 3.92(2H,2xd,J=17Hz,NC 2)、3.79(2H,s,SC 2)、4. 34(1H,m,CH3)、4.76(1H,m, 4)、6.64(1H,br t,N)、 6. 95、7.09(4H,2xm,FPh−)、7.25(5H,m,Ph−)。 実施例194.N−(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル)−(3S,4R)− 4−ベンジルスルフィニル−3−((R)−ヒドロキシエチル)−2−オキソアゼチ ジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性体2) 実施例2の記載に従って、N−(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル)−(3 S,4R)−4−ヘンジルチオ−3−((R)−ヒドロキシエチル)−2−オキソアゼ チジン−1−イルアセトアミドをmCPBAで処理して、無色固体として標記化 合物を得た。融点164−7℃、収率17%。1H NMR δ(CDCl3)1.3 −1.7(11H,m,4xC 2+C 3)、2.45(1H,m,O)、2.56(2H ,t,J=8Hz,C 2Ar)、3.25(2H,m,NHC 2)、3.40(1H,m, 3 )、3.8−4.25(4H,m,NC 2+SOC 2)、4.33(1H,m,CH3 )、4.69(1H,m, 4)、6.95、7.09(4H,2xm,FPh−)、7.2 −7.5(6H,m,Ph−+N)。νc=o1782cm-1。測定値:C,63.6; H,6.7;N,5.8%;C2633FN24Sの理論値:C,63.9;H,6.8; N,5.7%。 実施例201.N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(4−メトキシフェニルチ オ)−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド a.(4−メトキシフェニルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)酢酸メチ ル 4−(4−メトキシフェニルチオ)アゼチジン−2−オン(H.Gu et al.,J.Or g.Chem.,1990,55,5655)(11.6g、55ミリモル)、ブロモ酢酸メチル( 9.2g、60ミリモル)および臭化テトラブチルアンモニウム(1.8g、0.5 6ミリモル)の乾燥THF(300ml)中溶液に水酸化カリウム粉末(3.4g、 60ミリモル)を添加した。得られた混合物を室温て2時間撹拌した後、水(1 00ml)を添加した。該溶液を酢酸エチル(3×150ml)で抽出し、合わせた 抽出物を乾燥させ(MgSO4)、蒸発させた。残留物を、酢酸エチル/ヘキサン (1:1→2:1)で溶離するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー によって精製して、固体として生成物を得た。融点101−103℃、収率58 %。 1H NMR δ(CDCl3)2.80(1H,dd,J=2.2,15Hz, 3a)、3 .34(1H,dd,J=5,15Hz, 3b)、3.72(3H,s,OC 3)、3.77 、4.29(各々1H,d,J=18.00Hz,NC 2)、3.80(3H,s,SCH3 )、5.07(1H,m, 4)、6.87(2H,d,J=10Hz,2,6Ph−)、7. 35(2H,d,J=10Hz,2,5Ph−)。 b.(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イル)酢 酸 0℃で、(4−メトキシフェニルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)酢酸 メチル(5.2g、18ミリモル)のメタノール(80ml)中溶液に1N水酸化ナ トリウムの溶液(20ml、20ミリモル)を滴下した。該反応を1時間撹拌し、 蒸発乾固させた。水(50ml)を添加し、溶液を希塩酸でpH3に酸性化し、酢 酸エチル(3×100ml)で抽出した。合わせた抽出物を乾燥させ(MgSO4) 、蒸発させ、残留物を再結晶(ヘキサン/エーテル)によって精製して、白色固 体として生成物を得た。融点78-79℃、収率79%。1H NMR δ(CDC l3)2.80(1H,dd,J=1.9,15Hz, 3a)、3.34(1H,dd,J=5, 15Hz, 3b)、3.80(3H,s,OC 3)、3.82、4.30(各々1H,d,J =18.00Hz,NC 2)、5.06(1H,m, 4)、6.40(1H,bs,N)、6 .87(2H,d,J=6.8Hz,2,6Ph−)、7.35(2H,d,J=6.8Hz, 3,5Ph−)。 c.N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2− オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 6−フェニルヘキシルアミン(Morse M.A.et al.,Cancer Research,1991, 1846)(1.4g、8ミリモル)のDMF(50ml)中溶液をDCC(1.6g、 8ミリモル)、ヒドロキシベンゾトリアゾール(1.0g、8ミリモル)および( 4−(4−メトキシフェニルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イル)酢酸(2. 1g,8ミリモル)に添加し、該混合物を室温て2時間撹拌した。酢酸エチル( 250ml)を添加し、沈殿物を濾過し、濾液を希NaHCO3、水(×2)で洗 浄し、油状物に蒸発させ、これを、ヘキサン/酢酸エチル(1:3)を用いてシ リカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィーに付すことによって精製した。適 切なフラクションを蒸発させて、無色油状物とし生成物を得た。収率77%。 1H NMR δ(CDCl3)1.34−1.47(10H,m,(C 2)5)、2.59 (2H,t,J=7.7Hz,C 2)、2.83(1H,dd,J=2.2,15Hz, 3a) 、3.18−3.36(3H,m,C 2, 3b)、3.78(3H,s,OC 3)、3.8 0、3.99(各々1H,d,J=15Hz,NC 2)、4.95(1H,m, 4)、6. 23(1H,bt,NH)、6.87(2H,d,J=6.8Hz,2,6Ph−)、7.14 −7.39(7H,m,3,5Ph−,Ph−)。 実施例202.(4R,SR/4S,SS)N−(6−フェニルヘキシル)−(4−( 4−メトキシフェニル)スルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセ トアミド N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2−オキ ソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(2.5g、5.8ミリモル)のジクロロメ タン(100ml)中溶液を−70℃に冷却し、m−クロロ過安息香酸(1.0g、 6.4ミリモル)のジクロロメタン(100ml)中溶液を60分間かけて撹拌し つつ滴下した。−60℃でさらに3時間後、反応混合物を、亜硫酸ナトリウム飽 和水溶液および炭酸水素ナトリウム飽和水溶液の混合物と一緒に振盪した。有機 層を分離し、食塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、固体に蒸発させ、これを エーテルと一緒に粉砕し、濾過した。酢酸エチルから2回再結晶させて、(Rcs /Rcs)N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(4−メトキシフェニル)スルフ ィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(0.4g、14%)を 得た。融点123−125℃。測定値:C,64.9;H,6.6;N,6.3%;C243024Sの理論値:C,65.1;H,6.8;N,6.3%。 実施例203.(4R,SS/4S,SR)−N−(6−フェニルヘキシル)−(4 −(4−メトキシフェニル)スルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イル)ア セトアミド 濾液を蒸発させて、ワックス状固体を得、これをシリカゲル上でのクロマトグ ラフィーに付すことによって精製して、標記化合物を選んでジアステレオ異性体 の9:1混合物としてガム状固体を得た。 測定値:C,64.0;H,6.8;N,6.1%;C243024S.0.4EtOAc の理論値:C,64.3;H,7.0;N,5.9%。 実施例204.N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(4−メトキシフェニル) スルホニル)−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2−オキ ソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(2.1g、5ミリモル)のジクロロメタ ン(100ml)中溶液を−70℃に冷却し、m−クロロ過安息香酸(2.0g、1 1ミリモル)のジクロロメタン(100ml)中溶液を60分間かけて撹拌しつつ 滴下した。20℃でさらに2時間後、反応混合物を亜硫酸ナトリウム飽和水溶液 および炭酸水素ナトリウム飽和水溶液の混合物と一緒に振盪した。有機層を分離 し、食塩水で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、固体に蒸発させ、これを酢酸エチ ルから白色固体1.2gに再結晶した。収率53%、融点93−85℃。 測定値:C,65.7;H,6.6;N,6.2%;C243025Sの理論値:C ,62.9;H,6.6;N,6.1%。 実施例205.N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(3,4−ジメトキシフェ ニルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド a.4−(3,4−ジメトキシフェニルチオ)アゼチジン−2−オン エタノール(150ml)にナトリウム(0.9g、39ミリモル)を溶解させ、 混合物に窒素を通気しつつ温度を20℃〜25℃に維持しつつ20分間かけてジ メトキシチオフェン(5.9g、35ミリモル)を滴下した。15分後、反応を5 ℃に冷却し、温度を5℃に維持しつつ15分間かけて4−アセトキシアゼチジン −2−オン(4.3g、33ミリモル)のエタノール(50ml)中溶液を滴下した 。混合物を室温で60分間かけて滴下し、減圧下、蒸発乾固させた。水(400 ml)を添加し、混合物をジクロロメタン(2×300ml)で抽出し、抽出物を乾 燥させ(MgSO4)、減圧下、油状物に蒸発させた。該油状物を−20℃に冷却 し、エーテル(400ml)と一緒に粉砕して、白色固体を得、これを濾過により 単離 した(4.1g、52%)。融点145−6℃。 1H NMR δ(CDCl3)2.85(1H,m, 3a)、3.31(1H,m, 3b) 、3.88(3H,s,O−C 3)、3.89(3H,s,O−C 3)、4.92(1H, dd,J=4.92,2.30Hz, 4)、6.30(1H,br.singlet,N−)、6.8 5(1H,d,J=8.30Hz,Ph−)、7.00(1H,d,J=2.04Hz,Ph− )、7.09(1H,dd,J=8.25,2.06Hz,Ph−)。 b.(4−(3,4−ジメトキシフェニル)チオ−2−オキソアゼチジン−1−イ ル)酢酸メチル 乾燥DMF(10ml)中の水素化ナトリウム(0.5g、12ミリモル)を−5 ℃に冷却し、−5℃で、窒素雰囲気下、4−(3,4−ジメトキシフェニルチオ) アゼチジン−2−オン(3g、12ミリモル)の乾燥DMF(20ml)中溶液を 15分間かけて滴下した。15分後、ブロモ酢酸メチル(2g、12ミリモル) を一度に添加し、混合物を室温で30分間撹拌した。反応混合物を食塩水/氷水 中に注意して注ぎ、酢酸エチル(100ml)を添加した。有機層を食塩水(×2 )で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、黄色油状物に蒸発させ、これを、石油エー テル/酢酸エチルで溶離するフラッシュカラムクロマトグラフィーに付すことに よって精製して、黄色油状物として生成物を得た(0.96g、収率25%)。 c.(4−(3,4−ジメトキシフェニルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イ ル)酢酸 実施例201bの一般的な方法に従って製造し、黄色油状物として得た。 d.N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(3,4−ジメトキシフェニルチオ)− 2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 実施例201cの一般的な方法に従って製造し、無色油状物として得た。1H NMR δ(CDCl3)1.3−1.7(8H,m,4xC 2)、2.59(2H,t,J =7.6Hz,C 2Ph)、2.89(1H,dd,J=2,15Hz, 3)、3.23(2 H,m,NHC 2)、3.37(1H,dd,J=5,15Hz, 3)、3.73、3.9 6(各々1H,d,J=17Hz,NC 2)、3.87(6H,s,2xOC 3)、4.9 9(1H,m, 4)、6.16(1H,br s,N)、6.8−7.3(8H,m,Ph−+ (CH3O)2Ph−)。 実施例206.(4R,SS/4S,SR)−N−(6−フェニルヘキシル)−(4 −(3,4−ジメトキシフェニルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イ ル)アセトアミド 実施例202&3の一般的な方法に従って製造し、黄色ガム状物として得た。 収率33%。 1H NMR δ(CDCl3)1.35-1.62(8H,m,C 2 2 2 2) 、2.58(2H,t,J=7.0Hz,C 2Ph)、3.15−3.45(4H,m, 3a, 3b ,NH−C 2)、3.43、3.82(2H,dd,J=17.0,17.0Hz,N −C 2)、3.90−3.92(6H,s,2xOC 3)、4.67(1H,m, 4)、 6.75(1H,s,N)、6.96-7.29(8H,m,Ar-,SO-Ph-(OMe)2) 。 実施例207.(4R,SR/4S,SS)N−(6−フェニルヘキシル)−(4−( 3,4−ジメトキシフェニルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イル) アセトアミド 実施例202&3の一般的な方法に従って製造し、白色固体として得た。融点 126−128℃、収率26%。 1H NMR δ(CDCl3)1.35-1.59(8H,m,C 2 2 2 2) 、2.59(2H,t,J=7.0Hz,C 2Ph)、2.78(1H,dd,J=15.0, 5.0Hz, 3b)、3.28(2H,m,NH−C 2)、3.47(1H,dd,J=15 .0,2.0Hz, 3a)、3.87、4.20(2H,dd,J=17.0,17.0Hz,N −C 2)、3.93(6H,s,2xOC 3)、4.51(1H,m, 4)、6.73(1 H,s,N)、6.98−7.28(8H,m,Ar−,SO−Ph−(OMe)2)。 実施例208.N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(4−クロロフェニルチオ )−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 実施例210の一般的な方法に従って、4−(4−クロロフェニル)アゼチジン −2−オン(H.Gu et al.,J.Org.Chem.,1990,55,5655)から製造した。 白色結晶性固体、融点52−4℃、収率80%。 1H NMR δ(CDCl3)1.33(4H,m,NCH2CH2(C 2)2)、1.4 8(2H,m,C 2CH2PhCl)、1.63(2H,m,NCH2 2)、2.60(2 H,t,J=7.4Hz,C 2PhCl)、2.88(1H,dd,J=2.3,15.3Hz, 3a )、3.21(2H,m,NHC 2)、3.43(1H,dd,J=5.0,15.3H z, 3b)、3.73、4.00(各々1H,d,J=16.6Hz,NC 2)、5.12( 1H,dd,J=2.3,5.0Hz, 4)、7.15−7.39(Ph−+ClPh-) 。 実施例209.4−(フェニルチオ)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル) アゼチジン−2−オン 4−フェニルチオアゼチジン−2−オン(Iwata-Reuyl et al.,J.Nat.Prod .,1993,56(8),1373)(1.9g、11ミリモル)、臭化テトラ−n−ブチルア ンモニウム(0.4g、1.1ミリモル)および1−ブロモ−4−フェニルブタン −2−オン(Tetrahedron,1970,26,5611)(2.7g、11.8ミリモル)の乾 燥テトラヒドロフラン(75ml)中冷却(冷水浴)溶液に新しい水酸化カリウム 粉末(1.8g、31ミリモル)を添加し、該混合物を室温で2時間、強く撹拌し た。水を添加し、生成物を酢酸エチル中に抽出し、乾燥させ(MgSO4)、油状 物に蒸発させた。エーテル/石油エーテル(沸点40−60)で処理して、白色 結晶性固体として生成物を得た(1.8g、51%)。融点62−4℃。 1H NMR δ(CDCl3)2.63(4H,m,C 2CO+C 2Ph)、2.85 (3H,m,C 2Ph+ 3a)、3.44(1H,dd,J=5.0,15.1Hz, 3b)、 3.73、4.27(各々1H,d,J=18.5Hz,N2)、5.21(1H,dd, J=2.3,4.9Hz, 4)、6.97−7.40(10H,m,Ph−)。 測定値:C,70.0;H,5.9;N,4.4%;C1919NO2Sの理論値:C, 70.1;H,5.9;N,4.3%。 実施例209の一般的な方法に従って、以下の化合物(実施例210または2 15)を製造した。A.Basak,Synth.Commun.23,1985,1993に開示された方 法によって、実施例210および211についての(R)−および(S)−4−フェ ニルチオアゼチジノンを製造した。 実施例210.(S)−4−(フェニルチオ)−N−(4−フェニル−2−オキソ ブチル)アゼチジン−2−オン 無色油状物、収率54%。 1H NMR δ(CDCl3)2.63(4H,m,C 2CO+C 2Ph)、2.85 (3H,m,C 2Ph+ 3a)、3.44(1H,dd,J=5.0,15.1Hz, 3b)、 3.73、4.27(各々1H,d,J=18.5Hz,N2)、5.21(1H,dd, J=2.3,4.9Hz, 4)、6.97−7.40(10H,m,Ph−)。 測定値:C,69.9;H,6.0;N,4.4%;C1919NO2Sの理論値:C, 70.1;H,5.9;N,4.3%。[a]D=+92.7°(c0.49、クロロホル ム、25℃) 実施例211.(R)−4−(フェニルチオ)−N−(4−フェニル−2−オキソ ブチル)アゼチジン−2−オン 無色油状物、収率63%。 1H NMR δ(CDCl3)2.63(4H,m,C 2CO+C 2Ph)、2.85 (3H,m,C 2Ph+ 3a)、3.44(1H,dd,J=5.0,15.1Hz, 3b)、 3.73、4.27(各々1H,d,J=18.5Hz,N2)、5.21(1H,dd, J=2.3,4.9Hz, 4)、6.97−7.40(10H,m,Ph−)。 測定値:C,69.3;H,5.9;N,4.4%;C1919NO2S.0.2H2Oの 理論値:C,69.4;H,5.9;N,4.3%.[a]D=−88.7°(c0.47、 クロロホルム、25℃)。 実施例212.4−(メトキシフェニルチオ)−N−(4−フェニル−2−オキ ソブチル)アゼチジン−2−オン a.4−(2−メトキシフェニルチオ)アゼチジン−2−オン 実施例205aの一般的な方法を用いて2−メトキシチオフェノールから製造 し、白色結晶性固体として得た。融点103−5℃、収率81%。 1H NMR δ(CDCl3)2.95(1H,m, 3a)、3.39(1H,m, 3b) 、3.90(1H,s,C 3OPh)、4.98(1H,dd,J=2.4,5.0Hz, 4) 、6.33(1H,s,N)、6.96(2H,m,3,5−(2−CH3OPh)−)、 7.39(2H,m,4,6−(2−CH3OPh)−)。 b.4−(2−メトキシフェニルチオ)−N−(4−フェニル−2−オキソブチ ル)アゼチジン−2−オン 無色油状物、収率76%。 1H NMR δ(CDCl3)2.59(2H,m,C 2CO)、2.81(2H,m, C 2Ph)、2.93(1H,dd,J=1.7,14.9Hz, 3a)、3.36(1H,d d,J=5.0,15.1Hz, 3b)、3.77、4.22(各々1H,d,J=18.6 Hz,NCH2)、3.86(3H,s,OC 3)、5.27(1H,dd,J=2.3,4. 9Hz, 4)、6.90(2H,m,3,5−(2−CH3OPh)−)、7.12−7.3 9(7H,m,4,6−(2−CH3OPh)−+Ph−)。 測定値:C,67.6;H,6.0;N,3.9%;C2021NO3Sの理論値:C, 67.6;H,6.0;N,3.9%。 実施例213.4−(3,4−ジメトキシフェニルチオ)−N−(4−フェニル− 2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 無色油状物、収率77%。 1H NMR δ(CDCl3)2.63−2.70(2H,m,C 2Ph)、2.77− 2.90(3H,m,COCH2, 3a)、3.38(1H,dd,J=15.03,4.96 Hz, 3b)、3.77および4.26(1H各々,d,J=18.41Hz,N−C 2) 、3.86および3.87(3H各々,s,OC 3)、5.11(1H,dd,J=4.9 4,2.29,H4)、6.79(1H,d,J=8.26,Ph−H)、6.90−6.98( 2H,m,Ph−H)、7.12−7.32(5H,m,Ph−H)。 実施例214.4−(3−メトキシフェニルチオ)−N−(4−フェニル−2− オキソブチル)アゼチジン−2−オン a.4−(3−メトキシフェニルチオ)アゼチジン−2−オン 実施例205aの一般的な方法を用いて3−メトキシチオフェノールから製造 し、白色結晶性固体として得た。融点55−6℃、収率86%。 1H NMR δ(CDCl3)2.90(1H,m, 3a)、3.38(1H,m, 3b) 、3.80(3H,s,OC 3)、5.02(1H,dd,J=4.94,2.33Hz, 4 )、6.64(1H,br.singlet,N−)、6.85−6.90(1H,m,Ph−)、 6.96−7.03(2H,m,Ph−)、7.23−7.30(1H,m,Ph−)。 b.4−(3−メトキシフェニルチオ)−N−(4−フェニル−2−オキソブチ ル)アゼチジン−2−オン 黄色油状物、収率86%。 1H NMR δ(CDCl3)2.50−2.97(5H,m,CH2CH2, 3a)、3 .45(1H,dd,J=15.0,4.97Hz,H3b)、3.73、4.27(1H各々, d,J=18.55Hz,N−C 2)、3.78(3H,s,OC 3)、5.24(1H, dd,J=4.97,2.34Hz,H4)、6.84(1H,m,Ph−H)、6.91−6. 96(2H,m,Ph−H)、7.12−7.31(6H,m,Ph−H)。 実施例215.4−(4−メトキシフェニルチオ)−N−(4−フェニル−2− オキソブチル)アゼチジン−2−オン 白色結晶性固体、融点57−58℃、収率80%。 測定値:C,67.4;H,6.0;N,4.1%;C2021NO3Sの理論値:C, 67.8;H,6.0;N,3.9%。 実施例216.(4R,SR/4S,SS)4−(フェニルスルフィニル)−N−( 4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 4−フェニルチオ−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2− オン(2.3g、7ミリモル)のジクロロメタン(80ml)中溶液を−50〜−6 0℃に冷却し、m−クロロ過安息香酸(1.5g、9ミリモル)のジクロロメタン (60ml)中溶液を撹拌しつつ40分間かけて滴下した。−50〜−60℃でさ らに2時間後、さらにm−クロロ過安息香酸(61mg、0.35ミリモル)を添 加し、30分間撹拌し続けた。次いで、反応混合物を亜硫酸ナトリウム飽和水溶 液および炭酸水素ナトリウム飽和水溶液の混合物と一緒に振盪し、有機層を回収 し、乾燥させ(MgSO4)、蒸発させた。エーテルから、次いで、ジクロロメタ ン/エーテルから結晶化して、白色結晶性固体として生成物を得た。融点125 −6℃。収率27%。 1H NMR δ(CDCl3)2.78(2H,m,C 2CO)、2.87(1H,dd ,J=4.7,15.0Hz, 3a)、2.94(2H,m,C 2Ph)、3.42(1H,d d,J=2.0,15.0Hz, 3b)、3.85、4.46(各々1H,d,J=18.9 Hz, C 2N)、4.73(1H,dd,J=2.1,4.7Hz, 4)、7.17−7.35(5 H,m,Ph−)、7.55(5H,s,SOPh−)。 測定値:C,66.7;H,5.7;N,4.2%;C1919NO3Sの理論値:C, 66.8;H,5.6;N,4.1%。 実施例217.(4R,SS/4S.SR)−4−(フェニルスルフィニル)−N− (4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 実施例216からの合わせた濾液を蒸発させ、残留物をフラッシュクロマトグ ラフィー(シリカ、酢酸エチル/石油エーテル)に付すことによって精製した。 生成物をエーテルから結晶化させて、白色結晶性固体として生成物を得た。融点 111−3℃、収率16%。 1H NMR δ(CDCl3)2.38−2.62(2H,m,C 2CO)、2.81( 2H,m,C 2Ph)、3.13−3.30(2H,m,H3a+H3b)、3.73、4.3 0(各々1H,d,J=18.8Hz,C 2N)、4.80(1H,dd,J=2.8,4. 8Hz, 4)、7.11−7.33(5H,m,Ph−)、7.50−7.65(5H,m, SOPh−)。 測定値:C,66.4;H,5.6;N,4.3%;C1019NO3Sの理論値:C, 66.8;H,5.6;N,4.1%。 実施例216および217の一般的な方法に従って、以下の化合物(実施例2 18−26)を製造した。 実施例218.(4R,SR)−4−(フェニルスルフィニル)−N−(4−フェニ ル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 白色結晶性固体、融点123−4℃、実施例211から収率26%。 1H NMR δ(CDCl3)2.78(2H,m,C 2CO)、2.87(1H,dd ,J=4.7,15.0Hz, 3a)、2.94(2H,m,C 2Ph)、3.42(1H,d d,J=2.0,15.0Hz, 3b)、3.85、4.46(各々1H,d,J=18.9 Hz,C 2N)、4.73(1H,dd,J=2.1,4.7Hz, 4)、7.17−7.3 5(5H,m,Ph−)、7.55(5H,s,SOPh−)。 測定値:C,66.3;H,5.6;N,4.4%;C1919NO3S.0.15H2O の理論値:C,66.3;H,5.7;N,4.1%。 [a]D=−309.69°(c0.42、クロロホルム、25℃) 実施例219.(4R,SS)−4−(フェニルスルフィニル)−N−(4−フェニ ル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 白色結晶性固体、融点49−51℃、実施例211から収率6%。 1H NMR δ(CDCl3)2.38−2.62(2H,m,C 2CO)、2.81( 2H,m,C 2Ph)、3.13−3.30(2H,m, 3a 3b)、3.73、4.3 0(各々1H,d,J=18.8Hz,C 2N)、4.80(1H,dd,J=2.8,4. 8Hz, 4)、7.11−7.33(5H,m,Ph−)、7.50−7.65(5H,m, SOPh−)。 測定値:C,66.3;H,5.7;N,4.5%;C1919NO3S.0.15CH3 CNの理論値:C,66.7;H,5.6;N,4.6%。 [a]D=+161.8°(c0.1、クロロホルム、25℃) 実施例220.(4R,SR/4S,SS)4−(2−メトキシフェニルスルフィ ニル)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 白色結晶性固体、融点129−31℃、収率12%。 1H NMR δ(CDCl3)2.79(3H,m, 3a+C 2CO)、2.96(2 H,m,C 2Ph)、3.35(1H,dd,J=1.6,14.9Hz, 3b)、3.87( 3H,s,OC 3)、3.93、4.50(各々1H,d,J=18.9Hz,NC 2)、 5.13(1H,dd,J=2.1,4.7Hz, 4)、6.93(1H,d,3−(2−CH2 OPh)−)、7.16−7.34(6H,Ph−+5−(2−CH3OPh)−)、 7.49(1H,m,4−(2−CH3OPh)−H)、7.67(1H,dd,6−(2−C H3OPh)−)。 測定値:C,64.0;H,5.8;N,3.9%;C2021NO4S.0.2H2Oの 理論値:C,64.0;H,5.8;N,3.7%。 実施例221.(4R,SS/4S,SR)−4−(2−メトキシフェニルスルフ ィニル)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 白色結晶性固体、融点85−7℃、収率31%。 1H NMR δ(CDCl3)2.20、2.44(2H,m,C 2CO)、2.67( 2H,m,C 2Ph)、3.26−3.45(2H,m,H3a+H3b)、3.39、4.2 2(各々1H,d,J=19.1Hz,NC 2)、3.85(3H,s,OC 3)、5.3 6(1H,dd,J=2.5,4.9Hz, 4)、6.83(1H,d,3−(2-CH3OPh )−)、7.08−7.32(6H,m,5−(2−CH3OPh)−+Ph−)、7. 46(1H,m,4−(2−CH3OPh)−)、7.76(1H,dd,6−(2−CH3 OPh)−)。 測定値:C,64.2;H,5.7;N,3.7%;C2021NO4Sの理論値:C, 64.7;H,5.7;N,3.8%。 実施例222.(4R,SS/4S,SR)−4−(3,4−ジメトキシフェニルス ルフィニル)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 白色結晶性固体、融点110−112℃、収率11%。 測定値:C,62.6;H,5.8;N,3.7%;C2123NO5Sの理論値:C, 62.8;H,5.8;N,3.5%。 実施例223.(4R,SR/4S,SS)4−(3−メトキシフェニルスルフィ ニル)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 白色結晶性固体、融点94−95℃、収率15%。 測定値:C,64.4;H,5.7;N,3.9%;C2021NO4Sの理論値:C, 64.7;H,5.7;N,3.8%。 実施例224.(4R,SS/4S,SR)−4−(3−メトキシフェニルスルフ ィニル)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 白色結晶性固体、融点88−90℃、収率4%。 測定値:C,64.4;H,5.7;N,3.9%;C2021NO4Sの理論値:C, 64.7;H,5.7;N,3.8%。 実施例225.(4R,SR/4S,SS)4−(4−メトキシフェニルスルフィ ニル)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 白色結晶性固体、融点154−155℃、収率42%。 測定値:C,64.6;H,5.8;N,3.9%;C2021NO4Sの理論値:C, 64.7;H,5.7;N,3.8%。 実施例226.(4R,SS/4S,SR)−4−(4−メトキシフェニルスルフ ィニル)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 白色結晶性固体、融点67−69℃、収率13.5%。 測定値:C,64.6;H,5.8;N,3.9%;C2021NO4Sの理論値:C, 64.7;H,5.7;N,3.8%。 実施例227.4−(フェニルスルホニル)−N−(4−フェニル−2−オキソ ブチル)アゼチジン−2−オン 4−(フェニルチオ)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2 −オン(0.5g、1.54ミリモル)のジクロロメタン(20ml)中冷却撹拌溶液 にm−クロロ過安息香酸(0.66g、3.84ミリモル)のジクロロメタン(2 5ml)中溶液を滴下した。冷却浴を外し、さらにm−クロロ過安息香酸(0.1 3g、0.75ミリモル)を添加して、反応を完了させた。30分後、該混合物を 亜硫酸ナトリウム飽和水溶液および炭酸水素ナトリウム飽和水溶液の混合物と一 緒に振盪し、有機層を回収し、乾燥させ(MgSO4)、油状物に蒸発させ、これ を、石油エーテル下で結晶化させた。ジクロロメタン−エーテルから再結晶して 、白色固体として標記化合物0.45g(82%)を得た。融点110−11℃。 1H NMR δ(CDCl3)2.68(2H,m,C 2CO)、2.89(2H,t, CH2Ph)、3.06(1H,dd,J=1.9,15.3Hz, 3a)、3.35(1H,d d,J=5.2,15.1Hz, 3b)、3.94、4.41(各々1H,d,J=18.8 Hz,C 2N)、5.02(1H,dd,J=2.2,5.2Hz, 4)、7.15−7.3 4(5H,m,Ph−)、7.58−7.89(5H,m,SO2Ph−)。 測定値:C,63.4;H,5.4;N,4.2%;C1919NO4Sの理論値:C, 63.9;H,5.4;N,3.9%。 実施例228.4−(2−メトキシフェニルスルホニル)−N−(4−フェニル −2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン 実施例227の一般的な方法に従って製造し、白色固体として得た。融点12 2−3℃、収率70%。 1H NMR δ(CDCl3)2.44(2H,m,C 2CO)、2.57(2H,m, C 2Ph)、3.37(2H,m,H3a+H3b)、3.67、4.36(各々1H,d,J =19.0Hz,NC 2)、3.93(3H,s,OC 3)、5.49(1H,dd,J= 2.7,4.7Hz, 4)、6.99(1H,d,3−(2−CH3OPh)−)、7.11 −7.33(6H,m,5−(2−CH3OPh)−+Ph−)、7.63(1H,m,4 −(2−CH3OPh)−)、7.93(1H,dd,6−(2−CH3OPh)−)。 測定値:C,61.8;H,5.5;N,3.7%;C2021NO5Sの理論値:C ,62.0;H,5.5;N,3.6%。 実施例229.N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メチル フェニルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド a.6−(3−クロロフェニル)ヘキシン−1−オール 3−クロロヨードベンゼン(14.3g、60ミリモル)、テトラキス(トリフ ェニルホスフィン)パラジウム(2.1g、1.8ミリモル)および5−ヘキシン− 1−オール(5.9g、60ミリモル)のトリエチルアミン(120ml)中混合物 を25℃で3時間撹拌し、水とエーテルとに分配させた。エーテル層を分離し、 水性層を水で抽出した。合わせたエーテル抽出物を1N HClで洗浄し、乾燥さ せた(MgSO4)。エーテルを蒸発させ、残留物を、溶離液としてジクロロメタ ンを用いるシリカ上でのフラッシュクロマトグラフィーに付すことによって精製 した。適切なフラクションを蒸発させて、油状物として生成物アルコールを得た (11.5g、92%)。 b.1−(フタルイミド)−6−(3−クロロフェニル)ヘキサ−1−イン 6−(3−クロロフェニル)ヘキシン−1−オール(11.5g、55ミリモル) 、トリフェニルホスフィン(14.5g、55ミリモル)およびフタルイミド(8 .1g、55ミリモル)の乾燥THF(110ml)中溶液をジエチルアゾジカルボ キシレート(9.6g、55ミリモル)のTHF(20ml)中溶液で数分間処理し た。16時間後、揮発成分を真空除去し、残留物をエーテルで処理した。沈殿し た固体を除去し、濾液を蒸発させ、残留物を、溶離液としてジクロロメタンを用 いるシリカ上でのフラッシュクロマトグラフィーに付すことによって精製した。 適切なフラクションを蒸発させて、固体として生成物(16.5g、89%)を得 た。 c.6−(3−クロロフェニル)ヘキシルアミン 1−(ブチルイミド)−6−(3−クロロフェニル)ヘキサ−1−イン(10g、 30ミリモル)のメタノール(100ml)中懸濁液を酸化パラジウム(250mg )で処理し、混合物を50psiで72時間水素添加した。時折さらに触媒を添加 し、理論的な水素摂取が完了した後、該混合物を濾過し、濾液を褐色油状物に蒸 発させた(9.5g、96%)。これをエタノール(100ml)に溶解させ、還流 下で16時間、ヒドラジン・水和物(2.8g、56ミリモル)で処理した。該 混合物を5℃に冷却し、沈殿した固体を濾過により除去した。濾液を蒸発させて 、油状物を得、これをエーテル中に取り、水で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、 褐色油状物に蒸発させた(5.8g、98%)。 d.N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−1−ブロモアセトアミド 0−5℃で、6−(4−クロロフェニル)ヘキシルアミン(20g)およびフニ ッヒ(Hunig)塩基(12.15g)の乾燥ジクロロメタン(250ml)中冷却溶 液をジクロロメタン(50ml)中の臭化ブロモアセチル(19.0g)で処理した 。後処理およびクロマトグラフィーの後、N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキ シル]−1−ブロモアセトアミドを白色固体として得た(20.4g、収率65% )。融点63−65℃。 e.4−メチルフェニルチオ−2−オキソ−アゼチジン−1−オン エタノール中ナトリウムエトキシドの存在下、4−メチルフェニルチオールお よび4−アセトキシアゼチジノンから4−メチルフェニルチオ−2−オキソ−ア ゼチジン−1−オンを製造し、クリーム色の固体として単離した。融点105− 107℃、収率4.3%;1H NMR δ(CDCl3)2.35(3H,s,C 3)、 2.85、3.32(各々1H,dd,J=2.5,15Hz, 3a)、3.34−3.40 (1H,dd,J=5,15Hz, 3b)、4.93(1H,m, 4)、5.03(1H,m, H4)、6.41(1H,bs,N)、7.14(2H,d,J=10Hz,Ph−)、7.3 6(2H,d,J=10Hz,Ph−)。 f.N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メチルフェニルチ オ)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド 18−クラウン−6(〜5mg)および臭化tetra−n−ブチルアンモニウム (1.44g)の存在下、4−(4−メチルフェニルチオ)−2−オキソアゼチジノ ン(2.5g)を乾燥THF(100ml)中のN−[6−(4−クロロフェニル)ヘ キシル]−1−ブロモアセトアミド(4.3g)で処理し、クロマトグラフィーに 付した後、無色のマイクロプリズムとしてN−[6−(4−クロロフェニル)ヘキ シル]−4−(4−メチルフェニルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセ トアミド(2.35g、収率43%)を得た。融点63−65℃。1H NMR δ (CDCl3)1.28−1.34(2H,m,C 2)、1.45−1.60(4H,m,( CH2)2)、2.6(2H,t,J=7.75Hz,C 2)、2.89、2.90(各々1H ,dd,J=2.5,15Hz, 3a)、2.85(2H,q,J=7.5Hz,NHC 2)、 3.34、3.40(1H,dd,J=5,15Hz, 3b)、3.80、3.96(各々1 H,dd,J=19.00Hz,NC 2)、5.03(1H,m,H4)、6.14(1H,bs ,N)、7.06−7.32(8H,m,Ph−H)。 実施例230.(R,R/S,S)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]− 4−(4−メチルフェニル)スルフィニル−2−オキソ−アゼチジニル−1−イル アセトアミド 実施例202についてと同様にN−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4 −(4−メチルフェルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミドをm CPBAで処理し、ジアステレオ異性体から結晶化させた後、白色のマイクロプ リズムとして標記化合物を得た融点133−134℃、収率32%;νc=o17 90、1690cm-1。 測定値:C,62.3;H,6.2;N,6.0%;C2429ClN23Sの理論値 :C,62.5;H,6.3;N,6.1%。 実施例231.(R,S/S,R)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]− 4−(4−メチルフェニル)スルフィニル−2−オキソ−アゼチジニル−1−イル アセトアミド 実施例230における結晶化からの母液を蒸発させて、ワックス状固体として 標記化合物を得た。融点:不確定、収率11%;νc=o1791、1690cm-1 。 測定値:C,60.2;H,6.0;N,5.8%;C2429ClN23S.1H2Oの 理論値:C,60.5;H,6.5;N,5.9%。 実施例232.N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メチル フェニル)スルホニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イルアセトアミド 実施例204と同様にN−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4− メチルフェニルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミドをmCPB A(2当量)で処理して、白色マイクロプリズムとして標記化合物を得た。融点 132−133℃、収率71%;νc=o1794、1690cm-1。測定値:C,6 0.1;H,6.1;N,5.9%;C2429ClN24Sの理論値:C,60.4;H ,6.1;N,5.9%。 実施例233.(+/−)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−フ ェニルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド・水和物 実施例201に記載の条件下、(4−フェニルチオ−2−オキソ)アゼチジン− 1−イル酢酸を6−(4−クロロフェニル)ヘキシルアミンで処理して、無色結晶 体として標記化合物を得た。融点57−9℃、収率96%;測定値:C,61.3 ;H,6.3;N,6.3%;C2327ClN22S.H2Oの理論値:C,61.5; H,6.3;N,6.5%。 キラル支持体上での高速液体クロマトグラフィーによって、前記ラセミ化合物 (実施例233)を分離して、構造性の鏡像異性体(実施例234、35)を得 た。 実施例234.(−)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−フェニ ルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド・水和物 無色油状物、[α]D 20=−59.9(CHCl3、c=0.2%w/v) 実施例235.(+)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−フェニ ルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド・水和物 無色油状物、[α]D 20=+56.0(CHCl3、c=0.3%) 実施例202および203についての記載と同様に(+/−)−N−[6−(4− クロロフェニル)ヘキシル]−4−フェニルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イ ルアセトアミドをmCPBAで処理して、以下のスルホキシド(実施例236、 237)を得た。 実施例236.(R,R/S,S)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]− 4−フェニルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド 無色固体、融点110−111℃、収率23%。 測定値:C,61.7;H,6.1;N,6.3%;C2327ClN23Sの理論値 :C,61.8;H,6.1;N,6.3%。 実施例237.(R,S/S,R)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]− 4−フェニルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド 無色結晶体、融点85−88℃、収率30%。 測定値:C,61.9;H,6.1;N,6.3%;C2327ClN23Sの理論値 :C,61.8;H,6.1;N,6.3%。 キラル支持体上での高速液体クロマトグラフィーによって、(R,R/S,S)− N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−フェニルスルフィニル−2−オ キソアゼチジン−1−イルアセトアミド(実施例236)を分離して、構造性鏡 像異性体(実施例238、39)を得た。 実施例238.(−)−(R,RまたはS,S)−N−[6−(4−クロロフェニル) ヘキシル]−4−フェニルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセ トアミド 無色固体、融点115−118℃、[α]D 20=−238.6(CHCl3、c=0 .04%w/v)。 実施例239.(+)−(R,SまたはS,R)−N−[6−(4−クロロフェニル) ヘキシル]−4−フェニルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセ トアミド 無色固体、融点116−118.5℃、[α]D 20=+251.5(CHCl3、c =0.03%w/v)。 キラル支持体上での高速液体クロマトグラフィーによって、(R,S/S,R)− N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−フェニルスルフィニル−2−オ キソアゼチジン−1−イルアセトアミド(実施例237)を分離して、構造性鏡 像異性体(実施例240、41)を得た。 実施例240.(+)−(R,SまたはS,R)−N−[6−(4−クロロフェニル) ヘキシル]−4−フェニルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセ トアミド 無色固体、融点115−116.5℃、[α]D 20=+188.6(CHCl3、c =0.04%w/v) 実施例241.(−)−(R,RまたはS,S)−N−[6−(4−クロロフェニル) ヘキシル]−4−フェニルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセ トアミド 無色固体、融点113−115℃、[α]D 20=−212.8(CHCl3、c=0 .04%w/v) 実施例242.N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−フェニルスル ホニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド (R,R/S,S)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−フェニルス ルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミドをmCPBAで処理 して、無色結晶体として標記化合物を得た。融点144−146℃、92%。 測定値:C,59.6;H,5.9;N,6.1%;C2327ClN24Sの理論値 :C,59.7;H,5.9;N,6.1%。 キラル支持体上での高速液体クロマトグラフィーによって、(+/−)−N−[ 6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−フェニルスルホニル−2−オキソア ゼチジン−1−イルアセトアミド(実施例242)を分離して、構造性鏡像異性 体(実施例243、44)を得た。 実施例243.(−)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−フェニ ルスルホニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド 無色固体、融点106−109℃、[α]D 20=−67.7(CHCl3、c=0. 07%w/v) 実施例244.(+)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−フェニ ルスルホニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド 無色固体、融点110−111℃、[α]D 20=+69.1(CHCl3、c=0. 08%w/v) 実施例245.N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メトキ シフェニルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド 実施例201に記載の方法によって標記化合物を製造し、無色結晶体として単 離した。融点84−86℃、収率94%。 測定値:C,62.4;H,6.3;N,6.1%;C2429ClN23Sの理論値 :C,62.5;H,6.3;N,6.1%。 実施例202および203についての記載と同様にN−[6−(4−クロロフェ ニル)ヘキシル]−4−(4−メトキシフェニルチオ)−2−オキソアゼチジン−1 −イルアセトアミドをmCPBAで処理して、以下のスルホキシドジアステレオ 異性体(実施例246、247)を得た。 実施例246.(R,R/S,S)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル] −4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イル アセトアミド 白色結晶体、融点114−116℃、収率39%。 測定値:C,60.1;H,6.0;N,6.0%;C2429ClN24Sの理論値 :C,60.4;H,6.1;N,5.9%。 実施例247.(R,S/S,R)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]− 4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルア セトアミド 白色結晶体、融点74−77℃、収率24%。 測定値:C,60.5;H,6.0;N,5.9%;C2429ClN24Sの理論値 :C,60.4;H,6.1;N,5.9%。 実施例248.N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メトキ シフェニルスルホニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド (R,R/S,S)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メト キシフェニルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミドをm CPBAで処理して、無色結晶体として標記化合物を得た。融点105−7℃、 収率91%。 測定値:C,58.6;H,5.9;N,5.8%;C2429ClN25Sの理論値 :C,58.5;H,5.9;N,5.7%。 実施例249.N−ベンジル−[4−(4−メトキシフェニルチオ)−2−オキ ソアゼチジン−1−イル]アセトアミド 実施例86に記載の条件下、(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2−オキソ アゼチジン−1−イル)酢酸をベンジルアミンで処理して、無色油状物として標 記化合物を得た。収率74%。1H NMR δ(CDCl3)2.80、2.86(1 H,dd,J=2.3,15.2Hz, 3)、3.29、3.35(1H,dd,J=5,1 5.2Hz, 3)、3.79(3H,s,OC 3)、3.85、4.05(各々1H,d,J =16.7Hz,NC 2)、4.42(2H,d,J=5.7Hz,NHC 2)、4.97( 1H,m, 4)、6.5(1H,m,N)、6.83(2H,d,J=8.6Hz,4−OC H3Ph−)、7.24−7.35(7H,m,Ph−,4−OCH3Ph−)。νc=o 1775cm-1。測定値:C,64.0;H,5.8;N,8.1%;C192023S の理論値:C,64.0;H,5.7;N,7.9%。 実施例2および3についての記載と同様に、N−ベンジル−[4−(4−メトキ シフェニルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イル]アセトアミドをmCPBA で処理し、次いで、再結晶して、実施例250および251に記載の化合物を得 た。 実施例250.N−ベンジル−[4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)− 2−オキソアゼチジン−1−イル]アセトアミド(ジアステレオ異性体1) 無色固体、融点165℃、収率35%。1H NMR δ(CDCl3)2.75、 2.81(1H,dd,J=4.7,15Hz, 3)、3.41、3.47(1H,dd,J =2.2,15Hz, 3)、3.86(3H,s,OC 3)、3.99、4.16(各々1 H,d,J=17.2Hz,NC 2)、4.47(2H,m,NHC 2)、4.55(1H, m, 4)、7.05(2H,m,4−OCH3Ph−)、7.1(1H,m,N)、7.3 3(5H,m,Ph−)、7.47(2H,m,4−OCH3Ph−)。νc=o1791c m-1。測定値:C,61.3;H,5.4;N,7.5%;C192024Sの理論値 :C,61.3;H,5.4;N,7.5%。 実施例251.N−ベンジル−[4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)− 2−オキソアゼチジン−1−イル]アセトアミド(ジアステレオ異性体2) 泡状物、収率21%。1H NMR δ(CDCl3)3.23(2H,m,2x 3) 、3.35、3.89(各々1H,d,J=16.9Hz,NC 3)、3.83(3H,s ,OC 3)、4.39、4.57(2H,2xd of d,J=6,15Hz,NHC 2) 、4.65(1H,m, 4)、6.90(2H,m,4−OCH3Ph−)、7.26−7 .50(7H,m,Ph−,4−OCH3Ph−)、7.60(1H,m,N)。νc=o 1790cm-1。測定値:C,60.9;H,5.5;N,7.4%;C192024S の理論値:C,61.3;H,5.4;N,7.5%。 実施例301.(4−(4−メトキシベンジルチオ)−2−オキソアゼチジン− 1−イル)酢酸メチル 実施例29aについて記載の条件下、4−(4−メトキシベンジルチオ)−アゼ チジン−2−オン(7g)をブロモ酢酸メチル(5.3g)で処理して、無色固体 として標記化合物5.9g(64%)を得た。融点45−46℃。 実施例302.(4−メトキシフェニルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イ ル)酢酸メチル 4−(4−メトキシフェニルチオ)アゼチジン−2−オン(H.Gu et al.,J.Or g.Chem.,1990,55,5655)(11.6g、55ミリモル)、ブロモ酢酸メチル( 92g、60ミリモル)および臭化テトラブチルアンモニウム(1.8g、0.56 ミリモル)の乾燥THF(300ml)中溶液に水酸化カリウム粉末(3.4g、6 0ミリモル)を添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した後、水(10 0ml)を添加した。該溶液を酢酸エチル(3×150ml)で抽出し、合わせた抽 出物を乾燥させ(MgSO4)、蒸発させた。残留物を、酢酸エチル/ヘキサン (1:1→2:1)で溶離するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィー に付すことによって精製して、固体として生成物を得た。融点101−103℃ 、収率58%。 1H NMR δ(CDCl3)2.80(1H,dd,J=2.2,15Hz, 3a)、3 .34(1H,dd,J=5,15Hz, 3b)、3.72(3H,s,OC 3)、3.77 、4.29(各々1H,d,J=18.00Hz,NC 2)、3.80(3H,s,SC 3 )、5.07(1H,m, 4)、6.87(2H,d,J=10Hz,2,6Ph−)、7. 35(2H,d,J=10Hz,3,5Ph−)。 実施例303.(4−フェニルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)酢酸メ チル 実施例1bについて記載した条件下、4−フェニルチオアゼチジン−2−オン (Iwata-Reuyl et al.,J.Nat.Proc.,1993,56(8),1373)(8g)をブロモ 酢酸メチル(7.5g)で処理して、無色油状物として標記化合物を得た(6g、 収率53%)。1H NMR δ(CDCl3)2.87(1H,dd, 3a)、3.42( 1H,dd, 3b)、3.70(3H,s,CH3 )、3.75、4.29(各々1H,d,N C 2)、5.22(1H,dd, 4)、7.26−7.46(5H,m,Ph−)。 実施例304.[(3S,4R)−4−ベンジルチオ−3−クロロ−2−オキソア ゼチジン−1−イル)酢酸メチル a.メチル(6S)−クロロペニシラナート1−オキシド (6S)−クロロペニシラン酸メチル(13.34g、0.0534モル)(Tet.L ett.No.11,p1205-1210,1996)のジクロロメタン(200ml)中溶液を−7 0℃に冷却し、温度を−70℃に維持しつつ1時間かけて3−クロロ過安息香酸 (16.76g、0.0534モル)のジクロロメタン(400ml)中溶液で処理 した。冷却浴を外し、反応を1.5時間撹拌した。3−クロロ過安息香酸(0.5 g)のジクロロメタン(100ml)中溶液を添加し、30分間撹拌した。反応混 合物を。連続して10%亜硫酸ナトリウム水溶液、NaHCO3飽和水溶液、水で 洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー( シリカ、石油エーテル−酢酸エチル)に付すことによって精製して、無色油状 物として標記化合物1.41g(99%)を得た。 b.2−[(3S,4R)−4−アセチルチオ−3−クロロ−2−オキソアゼチジ ン−1−イル]−3−メチルブタ−2−エン酸メチル メチル(6S)−クロロペニシラナート1−オキシド(13.94g、0.062 5モル)、無水酢酸(24.7ml、0.2618モル)および亜リン酸三イソプロ ピル(14.25ml、0.0578モル)のベンゼン(150ml)中混合物を還流 させながら21時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残留物をキシレンから2回再結 晶させた。橙色の油状物を酢酸エチル(150ml)で希釈し、トリエチルチアミ ン(0.53g、0.00524ミリモル)で処理し、1時間撹拌した。反応を、 連続して5%クエン酸水溶液、食塩水、5%NaHCO3水溶液、食塩水で洗浄し 、褐色油状物に蒸発させた。蒸留して、揮発性不純物を除去し、クロマトグラフ ィー(シリカ、ジクロロメタン)に付し、次いで、石油エーテルから沈殿させて 、クリーム色の固体として標記化合物6.7gを得た(44%、融点62−63℃ )。 c.[(3S,4R)−4−アセチルチオ−3−クロロ−2−オキソ−アゼチジン −1−イル]酢酸メチル パーマネントブルー色を得るまで、−65〜−70℃で、2−[(3S,4R)− 4−アセチルチオ−3−クロロ−2−オキソアゼチジン−1−イル]−3−メチ ルブタ−2−エン酸メチル(7.6g、0.026モル)の酢酸エチル(300ml )中溶液にオゾン化酸素を通気した。酸素の通気によって、過剰のオゾンを除去 し、次いで、亜リン酸三メチル(30.7ml、0.26モル)を滴下した。15分 後、該溶液を室温に加温し、19時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残留物をトル エンから2回再蒸発させ、次いで、酢酸エチル(175ml)に溶解させ、p−ト ルエンスルホン酸(1.14g)の水(60ml)中溶液と一緒に強く撹拌した。水 で希釈した後、有機層を分離し、水性層を酢酸エチルでさらに抽出した。合わせ た有機抽出物を、連続して炭酸水素ナトリウム飽和水溶液および食塩水で洗浄し 、乾燥させ(MgSO4)、蒸発させた。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ 、石油エーテル−酢酸エチル)に付すことによって精製して、無色固体として標 記化合物3.69gを得た(56%、融点82−83℃)。 d.(3S,4R)−3−クロロ−1−(メトキシカルボニルメチル)−2−オキ ソアゼチジン−4−チオール酸銀 弱い光の下、硝酸銀(3.2g、0.0188モル)のメタノール(55ml)中 溶液に[(3S,4R)−4−アセチル−3−クロロ−2−オキソ−アゼチジン−1 −イル]酢酸メチル(3.64g、0.0145モル)のメタノール(125ml)中 溶液を撹拌しつつ添加した。次いで、トリエチルアミン(2.6ml、0.0187 モル)を氷冷しつつ添加し、該反応を5−10℃で1時間、次いで、室温で40 分間撹拌した。該混合物を濾過し、固体をメタノール(×2)およびヘキサンで 洗浄して、標記化合物4.19g(92%)を得た。 e.[(3S,4R)−4−ベンジルチオ−3−クロロ−2−オキソアゼチジン− 1−イル)酢酸メチル 窒素下、(3R,4R)−3−クロロ−1−(メトキシカルボニルメチル)−2− オキソアゼチジン−4−チオール酸銀(4.12g、0.013モル)のアセトニ トリル(125ml)中溶液を臭化ベンジル(2.3ml、0.0193モル)で処理 し、該混合物を暗所で18時間撹拌した。該混合物を濾過し、濾液を蒸発させた 。フラッシュクロマトグラフィー(シリカ、石油エーテル−酢酸エチル)に付す ことによって精製して、無色固体として標記化合物2.93gを得た(75%、融 点77−79℃)。 1H NMR δ(CDCl3)3.57、4.0(各々1H,d,J=18Hz,NC 2 )、3.72(3H,s,C 3)、3.82(2H,s,SC 2)、4.62(1H,d,J =1.7Hz, 4)、4.87(1H,d,J=1.7Hz, 3)、7.3(5H,m,Ph− )。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 31/395 ABU A61K 31/395 ABU ABX ABX ADN ADN ADP ADP AED AED C07D 205/08 T W (31)優先権主張番号 9511599.4 (32)優先日 1995年6月8日 (33)優先権主張国 イギリス(GB) (31)優先権主張番号 9511600.0 (32)優先日 1995年6月8日 (33)優先権主張国 イギリス(GB) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AL,AM,AT,AU,BB,BG,BR,B Y,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES ,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,TJ,TM,TT,UA,UG,US,UZ,V N (72)発明者 ダナック,ダシュヤント イギリス、エイエル6・9エイアール、ハ ートフォードシャー、ウェルウィン、ザ・ フリス、スミスクライン・ビーチャム・フ ァーマシューティカルズ (72)発明者 リーチ,コリン・アンドリュー イギリス、エイエル6・9エイアール、ハ ートフォードシャー、ウェルウィン、ザ・ フリス、スミスクライン・ビーチャム・フ ァーマシューティカルズ (72)発明者 イフェ,ロバート・ジョン イギリス、エイエル6・9エイアール、ハ ートフォードシャー、ウェルウィン、ザ・ フリス、スミスクライン・ビーチャム・フ ァーマシューティカルズ (72)発明者 テュー・デイビッド・グラハム イギリス、エイエル6・9エイアール、ハ ートフォードシャー、ウェルウィン、ザ・ フリス、スミスクライン・ビーチャム・フ ァーマシューティカルズ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I): [式中、 R1およびR2は、同一であっても異なっていてもよく、各々、水素、ハロゲン またはC(1-8)アルキルから選択され; R3は、所望により置換されていてもよい、アリールまたはアリールC(1-4)ア ルキルであり; Xは、連結基であり; Yは、所望により置換されていてもよいアリール基であり; nは、0、1または2である] で示される化合物。 2.R1およびR2が各々水素である請求項1記載の化合物。 3.R3がアリールC(1-3)アルキルである請求項1または2記載の化合物。 4.R3において、アリール基が所望により置換されていてもよいフェニルで ある請求項1〜3のいずれか1項記載の化合物。 5.R3が所望により置換されていてもよいベンジルである請求項1〜4のい ずれか1項記載の化合物。 6.R3が4−カルボキシベンジルまたはその対応するC(1-6)アルキルエステ ルもしくはC(2-6)アルケニルエステルである請求項1〜5のいずれか1項記載 の化合物。 7.nが1である請求項1〜6のいずれか1項記載の化合物。 8.S(O)n3が4−カルボキシベンジルスルフィニルまたはその対応する C(1-6)アルキルエステルもしくはC(2-6)アルケニルエステルである請求項1〜 7のいずれか1項記載の化合物。 9.Xが直接結合;基X'(CH2)m(ここで、X'は、CO、CONR5、CO O、CONR5COまたはCONHOであり、R5は、水素またはC(1-6)アルキ ルであり、mは、0または1〜12の整数である);または所望によりX'によ り中断されていてもよいC(1-12)アルキレン鎖である請求項1〜8のいずれか1 項記載の化合物。 10.XがCO(CH2)m、CONH(CH2)m、COO(CH2)m、CONHCO (CH2)m、CONHO(CH2)mおよびC(1-12)アルキレンである請求項9記載の 化合物。 11.XがCONH(CH2)6である請求項10記載の化合物。 12.Yが、所望により3個までのさらなる置換基によって置換されていても よいベンゼン環である請求項1〜11のいずれか1項記載の化合物。 13.Yが所望によりハロによって置換されていてもよいフェルである請求項 12記載の化合物。 14.Yが4−クロロまたは4−フルオロ−フェニルである請求項13記載の 化合物。 15.C−4およびSO基での相対配置がR,SおよびS,Rである請求項1〜 14のいずれか1項記載の化合物。 16.C−4およびSO基での絶対配置が各々RおよびSである請求項1〜1 5のいずれか1項記載の化合物。 17.以下の化合物から選択される式(I)で示される化合物: 4−(ベンジルチオ)−1−(4−フェニル−1−オキソブチル)アゼチジン−2 −オン、 (4R,SR/4S,SS)4−(ベンジルスルフィニル)−1−(4−フェニル− 2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)4−(ベンジルスルフィニル)−1−(4−フェニル− 2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 4−(ベンジルスルホニル)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジ ン−2−オン、 4−(ベンジルチオ)−1−(2−フェニル−2−オキソエチル)アゼチジン−2 −オン、 (4R,SR/4S,SS)4−(ベンジルスルフィニル)−1−(2−フェニル− 2−オキソエチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)4−(ベンジルスルフィニル)−1−(2−フェニル− 2−オキソエチル)アゼチジン−2−オン、 4−(ベンジルチオ)−1−(9−フェニル−2−オキソノニル)アゼチジン−2 −オン、 (4R,SR/4S,SS)4−(ベンジルスルフィニル)−1−(9−フェニル− 2−オキソノニル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)4−(ベンジルスルフィニル)−1−(9−フェニル− 2−オキソノニル)アゼチジン−2−オン、 4−(2−メトキシベンジルチオ)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)ア ゼチジン−2−オン、 (4R,SR/4S,SS)4−(2−メトキシベンジルスルフィニル)−N−(4 −フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)4−(2−メトキシベンジルスルフィニル)−N−(4 −フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 4−(4−フルオロベンジルチオ)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)ア ゼチジン−2−オン、 (4R,SR/4S,SS)4−(4−フルオロベンジルスルフィニル)−N−(4 −フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)4−(4−フルオロベンジルスルフィニル)−N−(4 −フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 4−(4−メトキシベンジルチオ)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)ア ゼチジン−2−オン、 (4R,SR/4S,SS)4−(4−メトキシベンジルスルフィニル)−N−(4 −フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)4−(4−メトキシベンジルスルフィニル)−N−(4 −フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 4−(フェネチルチオ)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン− 2−オン、 (4R,SR/4S,SS)4−(フェネチルスルフィニル)−N−(4−フェニル −2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)4−(フェネチルスルフィニル)−N−(4−フェニル −2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 4−(3−フェニルプロピルチオ)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)ア ゼチジン−2−オン、 (4R,SR/4S,SS)4−(3−フェニルプロピルスルフィニル)−N−(4 −フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)4−(3−フェニルプロピルスルフィニル)−N−(4 −フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 trans3−メチル−4−(ベンジルチオ)−1−(4−フェニル−2−オキソブチ ル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SR/4S,SS)trans3−メチル−4−(ベンジルスルフィニル)−1 −(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)trans3−メチル−4−(ベンジルスルフィニル)−1 −(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 N−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン− 1−イル)アセトアミド、 (4R,SR/4S,SS)N−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベンジルスルフ ィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベンジルスルフ ィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−ベンジル−(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセト アミド、 (4R,SR/4S,SS)N−ベンジル−(4−ベンジルスルフィニル−2−オ キソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−ベンジル−(4−ベンジルスルフィニル−2−オ キソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−(4−フェニルブチル)−(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1 −イル)アセトアミド、 (4R,SR/4S,SS)N−(4−フェニルブチル)−(4−ベンジルスルフィ ニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−(4−フェニルブチル)−(4−ベンジルスルフィ ニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−(9−フェニルノニル)−(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1 −イル)アセトアミド、 (4R,SR/4S,SS)N−(9−フェニルノニル)−(4−ベンジルスルフィ ニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−(9−フェニルノニル)−(4−ベンジルスルフィ ニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−メチル−N−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベンジルチオ−2−オキソ アゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SR/4S,SS)N−メチル−N−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベ ンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−メチル−N−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベ ンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−[6−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ヘキシル]−( 4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−[6−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ シフェニル)ヘキシル]−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン− 1−イル)アセトアミド、 N−6−(4−メトキシフェニル)ヘキシル−(4−ベンジルチオ−2−オキソ アゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SR/4S,SS)N−6−(4−メトキシフェニル)ヘキシル−(4−ベ ンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−6−(4−メトキシフェニル)ヘキシル−(4−ベ ンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルチオ−2−オキソ アゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SR/4S,SS)N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベ ンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベ ンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−(6−(3,5−ジクロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルチオ−2−オ キソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SR/4S,SS)N−(6−(3,5−ジクロロフェニル)ヘキシル)−(4 −ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−(6−(3,5−ジクロロフェニル)ヘキシル)−(4 −ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−(6−(3−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルチオ−2−オキソ アゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SR/4S,SS)N−(6−(3−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベ ンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−(6−(3−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベ ンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−6−(4−ヒドロキシフェニル)ヘキシル−(4−ベンジルチオ−2−オキ ソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SR/4S,SS)および(4R,SS/4S,SR)N−6−(4−ヒドロ キシフェニル)ヘキシル−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン− 1−イル)アセトアミド、 N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(4−エトキシカルボニル)ベンジルチオ −2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(4−エトキシカ ルボニル)ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミ ド、 N−(6−フェニルヘキサ−1−イル)−4−(4−クロロベンジルチオ)−2− オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SR/4S,SS)N−(6−フェニルヘキサ−1−イル)−4−(4−ク ロロベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−(6−フェニルヘキサ−1−イル)−4−(4−ク ロロベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 transN−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベンジルチオ−3−メチル−2−オ キソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 transN−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベンジルスルフィニル−3−メチル −2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベンジルスルホニル−2−オキソアゼチ ジン−1−イル)アセトアミド、 N−(6−(3,5−ジクロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルホニル− 2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−(6−(3−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルフィニル−2 −オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 4−(ベンジルチオ)−1−(3−フェニルプロピル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SR/4S,SS)4−ベンジルスルフィニル−1−(3−フェニルプロ ピル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)4−ベンジルスルフィニル−1−(3−フェニルプロ ピル)アゼチジン−2−オン、 4−ベンジルチオ−1−(2−フェネチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SR/4S,SS)4−ベンジルスルフィニル−1−(2−フェネチル)ア ゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)4−ベンジルスルフィニル−1−(2−フェネチル)ア ゼチジン−2−オン、 4−(ベンジルチオ)−1−(4−フェニルブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)4−ベンジルスルフィニル−1−(4−フェニルブチ ル)アゼチジン−2−オン、 [(3S,4R)−4−ベンジルチオ−3−ブロモ−2−オキソアゼチジン−1− イル]酢酸p−メトキシベンジル、 (3S,4R)−N−(6−フェニルヘキシル)−1−(4−ベンジルチオ−3−ブ ロモ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (3S,4R,SR)−N−(6−フェニルヘキシル)−4−ベンジルスルフィニル −3−ブロモ−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 (3S,4R,SS)−N−(6−フェニルヘキシル)−4−ベンジルスルフィニル −3−ブロモ−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 (4R,SS/4R,SR)−N−(6−フェニルヘキシル)−4−ベンジルスルフ ィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 (3S,4R)−N−(6−フェニルヘキシル)−1−(4−ベンジルチオ−3−ブ ロモ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS)−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスル フィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−[(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル)]−4−(4−メトキシベンジル チオ)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−(6−(2,4−ジフルオロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルチオ−2− オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−[(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)]−4−(4−メトキシベンジルチ オ)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−(6−(3,4−ジフルオロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルチオ−2− オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−(7−フェニルヘプタ−1−イル)−4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチ ジン−1−イルアセトアミド、 N−(6−[4−クロロフェニル]ヘキサ−1−イル)−(4−メトキシカルボニ ルベンジルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−(5−フェニルペンチル)−4−ベンジルチオ−2−オキソ−アゼチジン− 1−イルアセトアミド、 N−(6−(4−ブロモフェニル)ヘキシル)−4−ベンジルチオ−2−オキソア ゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル)−4−ベンジルチオ−2−オキソ アゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−[5−(4−クロロフェニル)ペンチル]−4−ベンジルチオ−2−オキソ− アゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−[6−(2−クロロフェニル)ヘキシル)−4−ベンジルチオ−2−オキソア ゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−(6−[4−クロロフェニル]ヘキサ−1−イル)−(4−アリルオキシカル ボニルベンジルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−[6−(4−メチルフェニル)−ヘキシル]−[4−ベンジルスルフィニル− 2−オキソ−アゼチジン−1−イル]アセトアミド、 (4−ベンジルチオ−2−オキソ−アゼチジン−1−イル)酢酸6−フェニルヘ キシル、 [4−ベンジルチオ−2−オキソ−アゼチジン−1−イル]酢酸6−(4−クロ ロフェニル)ヘキシル、 1−(9−フェニルノニル)−4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン、 N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メトキシベンジルス ルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異 性体1)、 N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メトキシベンジルス ルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異 性体2)、 N−(6−(2,4−ジフルオロフェニル)ヘキシル]−(4−ベンジルスルフィニ ル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性体1) 、 N−(6−(2,4−ジフルオロフェニル)ヘキシル]−(4−ベンジルスルフィニ ル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メトキシベンジルスル フィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性 体1)、 N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メトキシベンジルスル フィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性 体2)、 N−(6−(3,4−ジフルオロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルフィニ ル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体1) 、 N−(6−{3,4−ジフルオロフェニル}ヘキシル)−(4−ベンジルスルフィニ ル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体2) 、 N−(7−フェニルヘプタ−1−イル)−4−ベンジルスルフィニル−2−オキ ソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性体1)、 N−(7−フェニルヘプタ−1−イル)−4−ベンジルスルフィニル−2−オキ ソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性体2)、 N−(6−[4−クロロフェニル]ヘキサ−1−イル)−(4−メトキシカルボニ ルベンジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジ アステレオ異性体1)、 N−(6−[4−クロロフェニル]ヘキサ−1−イル)−(4−メトキシカルボニ ルベンジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジ アステレオ異性体2)、 N−(6−フェニルヘキサ−1−イル)−(4−エトキシカルボニルベンジルス ルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異 性体1)、 N−(6−[4−クロロフェニル]ヘキサ−1−イル)−(4−アリルオキシカル ボニル−ベンジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミ ド(ジアステレオ異性体2)、 N−(5−フェニルペンチル)−4−ベンジルスルフィニル−2−オキソ−アゼ チジニル−1−イルアセトアミド、 N−(5−(4−クロロフェニル)ペンチル)−4−ベンジルスルフィニル−2− オキソ−アゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性体1)、 N−(5−(4−クロロフェニル)ペンチル)−4−ベンジルスルフィニル−2− オキソ−アゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性体2)、 N−[5−(2−クロロフェニル)ヘキシル]−4−ベンジルスルフィニル−2− オキソ−アゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性体1)、 N−[5−(2−クロロフェニル)ヘキシル]−4−ベンジルスルフィニル−2− オキソ−アゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−(6−(4−ブロモフェニル)ヘキシル)−4−ベンジルスルフィニル−2− オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性体1)、 N−(6−(4−ブロモフェニル)ヘキシル)−4−ベンジルスルフィニル−2− オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性体2)、 N−(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル)−4−ベンジルスルフィニル−2 −オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性体1)、 N−(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル)−4−ベンジルスルフィニル−2 −オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステレオ異性体2)、 (4−ベンジルスルフィニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イル)酢酸6−フ ェニルヘキシル(ジアステレオ異性体2:ジアステレオ異性体1=2:1)、 (4−ベンジルスルフィニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イル]酢酸6−( 4−クロロフェニル)ヘキシル、 (4−ベンジルスルフィニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イル]酢酸6− (4−クロロフェニル)ヘキシル、 1−(9−フェニルノニル)−4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジ ン(ジアステレオ異性体1)、 1−(9−フェニルノニル)−4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジ ン(75%ジアステレオ異性体2)、 N−[6−(4−メチルフェニル)−ヘキシル]−[4−ベンジルスルフィニル− 2−オキソ−アゼチジン−1−イル]アセトアミド、 N−[6−(4−メチルフェニル)−ヘキシル]−[4−ベンジルスルフィニル− 2−オキソ−アゼチジン−1−イル]アセトアミド、 N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキサ−1−イル)−((4−カルボキシベンジ ルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレ オ異性体2)、 N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メトキシベンジルス ルホニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−(6−(2,4−ジフルオロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルホニル −2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メトキシベンジルスル ホニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−(6−(3,4−ジフルオロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルホニル −2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−(7−フェニルヘプタ−1−イル)−4−ベンジルスルホニル−2−オキソ アゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−(4−(4−カルボキシベンジルス ルホニル)−2−オキソ−アゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−[5−(4−クロロフェニル)ペンチル]−4−ベンジルスルホニル−2−オ キソ−アゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−[5−(2−クロロフェニル)ペンチル]−4−ベンジルスルホニル−2−オ キソ−アゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル)−4−ベンジルスルホニル−2− オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 [4−ベンジルスルホニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イル]酢酸6−フェ ニルヘキシル、 (4−ベンジルスルホニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イル]酢酸6−(4 −クロロフェニル)ヘキシル、 1−(9−フェニルノニル)−4−ベンジルスルホニル−2−オキソアゼチジン 、 N−[6−(4−メチルフェニル)−ヘキシル]−[4−ベンジルスルホニル−2 −オキソ−アゼチジン−1−イル]アセトアミド、 N−(6−フェニルヘキサノイル)−(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジ ン−1−イル)アセトアミド、 N−(6−フェニルヘキサノイル)−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソ アゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−(5−フェニルペンチルオキシ)−(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチ ジン−1−イル)アセトアミド、 N−(5−フェニルペンチルオキシ)−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキ ソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体1)、 N−(5−フェニルペンチルオキシ)−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキ ソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体2)、 R−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルチオ−2−オ キソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 S−N−(6−{4−クロロフェニル}ヘキシル)−(4−ベンジルチオ−2−オ キソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 4R,SR−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルフ ィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 4S,SS−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルフ ィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 4R,SS−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルフ ィ ニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体2) 、 4R,SS−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルフ ィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体2 )、 4R,SS−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルフ ィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体2 )、 4R,SS−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルフ ィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体2 )、 4S,SR−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルフ ィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体2 )、 4R−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルホニル −2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 4S−N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルホニル −2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 4R−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン −1−イル)アセトアミド、 4R,SR−N−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベンジルスルフィニル−2− オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−4−(4−アリルオキシカルボ ニルベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−4−(4−アリルオキシカルボ ニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド( ジアステレオ異性体1)、 N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−4−(4−アリルオキシカルボ ニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド( ジアステレオ異性体2)、 N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−4−(4−カルボキシベンジル スルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ 異性体2)、 N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−4−(4−イソプロピルオキシ カルボニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトア ミド(ジアステレオ異性体2)、 N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−4−(4−プロピルオキシカル ボニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド (ジアステレオ異性体2)、 N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−[4−(4−エチルオキシカルボ ニルベンジル)スルフィニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イル]アセトアミド (ジアステレオ異性体2)、 N−(6−[4−フルオロフェニル]ヘキサ−1−イル)−4−カルボキシベンジ ルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−(6−[4−フルオロフェニル]ヘキサ−1−イル)−(4−メチルカルボキ シベンジルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−[4−(4−メチルオキシカルボ ニルベンジル)スルフィニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イル]アセトアミド (ジアステレオ異性体2)、 N−(6−{4−クロロフェニル}ヘキシル)−4−(4−イソプロピルオキシカ ルボニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミ ド(ジアステレオ異性体2)、 N−(6−{4−クロロフェニル}ヘキシル)−4−(4−プロピルオキシカルボ ニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド( ジアステレオ異性体2)、 N−(6−{4−クロロフェニル}ヘキシル)−4−(4−エチルオキシカルボニ ルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジ アステレオ異性体2)、 N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−[4−(4−アリルオキシカルボ ニルメチル)ベンジル)チオ−2−オキソ−アゼチジン−1−イル]アセトアミド 、 N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−[4−(4−アリルオキシカルボ ニルメチル)ベンジル)スルフィニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イル]アセ トアミド(ジアステレオ異性体1)、 N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−[4−(4−アリルオキシカルボ ニルメチル)ベンジル)スルフィニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イル]アセ トアミド(ジアステレオ異性体2)、 N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−[4−(4−(カルボキシメチル) ベンジル)チオ−2−オキソ−アゼチジン−1−イル]アセトアミド、 N−[6-(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−[4−(4−(カルボキシメチル) ベンジル)スルフィニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イル]アセトアミド(ジ アステレオ異性体1)、 N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−[4−(4−(カルボキシメチル) ベンジル)スルフィニル−2−オキソ−アゼチジン−1−イル]アセトアミド(ジ アステレオ異性体2)、 N−2,4−ジクロロベンジル−(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン− 1−イル)アセトアミド、 N−2,4−ジクロロベンジル−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼ チジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体1)、 N−2,4−ジクロロベンジル−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼ チジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体2)、 N−2,4−ジクロロベンジル−(4−ベンジルスルホニル−2−オキソアゼチ ジン−1−イル)アセトアミド、 N−3,4−ジクロロベンジル−(4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン− 1−イル)アセトアミド、 N−3,4−ジクロロベンジル−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼ チジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体1)、 N−3,4−ジクロロベンジル−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼ チジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ異性体2)、 N−3,4−ジクロロベンジル−(4−ベンジルスルホニル−2−オキソアゼチ ジン−1−イル)アセトアミド、 (3S,4R)−N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−(3−クロロ−4 −ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (SR,3S,4R)−N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−(3−クロ ロ−4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミ ド、 (SS,3S,4R)−N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−(3−クロ ロ−4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミ ド、 N−(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル)−(3S,4R)−4−ベンジルチ オ−3−((R)−ヒドロキシエチル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトア ミド、 N−(6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル)−(3S,4R)−4−ベンジルス ルフィニル−3−((R)−ヒドロキシエチル)−2−オキソアゼチジン−1−イル アセトアミド(ジアステレオ異性体2)、 N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(4−メトキシフェニルチオ)−2−オキ ソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SR/4S,SS)−N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(4−メトキシ フェニル)スルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)−N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(4−メトキシ フェニル)スルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(4−メトキシフェニル)スルホニル)−2 −オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(3,4−ジメトキシフェニルチオ)−2− オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)−N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(3,4−ジメ トキシフェニルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 、 (4R,SR/4S,SS)−N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(3,4−ジメ トキシフェニルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 、 N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(4−クロロフェニルチオ)−2−オキソ アゼチジン−1−イル)アセトアミド、 4−(フェニルチオ)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2 −オン、 (S)−4−(フェニルチオ)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジ ン−2−オン、 (R)−4−(フェニルチオ)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジ ン−2−オン、 4−(2−メトキシフェニルチオ)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)ア ゼチジン−2−オン、 4−(3,4−ジメトキシフェニルチオ)−N−(4−フェニル−2−オキソブチ ル)アゼチジン−2−オン、 4−(3−メトキシフェニルチオ)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)ア ゼチジン−2−オン、 4−(4−メトキシフェニルチオ)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)ア ゼチジン−2−オン、 (4R,SR/4S,SS)−4−(フェニルスルフィニル)−N−(4−フェニル −2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)−4−(フェニルスルフィニル)−N−(4−フェニル −2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SR)−4−(フェニルスルフィニル)−N−(4−フェニル−2−オキソ ブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS)−4−(フェニルスルフィニル)−N−(4−フェニル−2−オキソ ブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SR/4S,SS)−4−(2−メトキシフェニルスルフィニル)−N−( 4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)−4−(2−メトキシフェニルスルフィニル)−N− (4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)−4−(3,4−ジメトキシフェニルスルフィニル)− N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SR/4S,SS)−4−(3−メトキシフェニルスルフィニル)−N−( 4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)−4−(3−メトキシフェニルスルフィニル)−N−( 4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SR/4S,SS)−4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)−N−( 4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)−4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)−N−( 4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 4−(フェニルスルホニル)−N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジ ン−2−オン、 4−(2−メトキシフェニルスルホニル)−N−(4−フェニル−2−オキソブ チル)アゼチジン−2−オン、 N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メチルフェニルチオ)− 2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 (R,R/S,S)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メチ ルフェニル)スルフィニル−2−オキソ−アゼチジニル−1−イルアセトアミド 、 (R,S/S,R)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メチ ルフェニル)スルフィニル−2−オキソ−アゼチジニル−1−イルアセトアミド 、 N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メチルフェニル)スルホ ニル)−2−オキソ−アゼチジニル−1−イルアセトアミド、 (+/−)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−フェニルチオ−2 −オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド・水和物、 (−)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−フェニルチオ−2−オ キソアゼチジン−1−イルアセトアミド・水和物、 (+)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−フェニルチオ−2−オ キソアゼチジン−1−イルアセトアミド・水和物、 (R,R/S,S)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−フェニルス ルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 (R,S/S,R)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−フェニルス ルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 (−)−(R,RまたはS,S)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4− フェニルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 (+)−(R,SまたはS,R)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4− フェニルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 (+)−(R,SまたはS,R)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4− フェニルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 (−)−(R,RまたはS,S)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4− フェニルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−フェニルスルホニル−2−オ キソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 (−)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−フェニルスルホニル− 2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 (+)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−フェニルスルホニル− 2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メトキシフェニルチオ) −2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 (R,R/S,S)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メト キシフェニルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 (R,S/S,R)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メト キシフェニルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メトキシフェニルスル ホニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−ベンジル−[4−(4−メトキシフェニルチオ)−2−オキソアゼチジン− 1−イル]アセトアミド、 N−ベンジル−[4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)−2−オキソアゼ チジン−1−イル]アセトアミド(ジアステレオ異性体1)、 N−ベンジル−[4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)−2−オキソアゼ チジン−1−イル]アセトアミド(ジアステレオ異性体2)。 18.以下の化合物から選択される式(I)で示される化合物: (4R,SS/4S,SR)−N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(4−メトキシ フェニル)スルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)−N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(3,4−ジメ トキシフェニルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 、 (4R,SR/4S,SS)−N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(3,4−ジメ トキシフェニルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド 、 (4R,SS/4S,SR)−4−(フェニルスルフィニル)−N−(4−フェニル −2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS)−4−(フェニルスルフィニル)−N−(4−フェニル−2−オキソ ブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)−4−(3,4−ジメトキシフェニルスルフィニル)− N−(4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)−4−(3−メトキシフェニルスルフィニル)−N−( 4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)−4−(4−メトキシフェニルスルフィニル)−N−( 4−フェニル−2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (R,S/S,R)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メチ ルフェニル)スルフィニル−2−オキソ−アゼチジニル−1−イルアセトアミド 、 (R,S/S,R)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−フェニルス ルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 (+)−(R,SまたはS,R)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4− フェニルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 (−)−(R,RまたはS,S)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4− フェニルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、および (R,S/S,R)−N−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]−4−(4−メト キシフェニルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド。 19.以下の化合物から選択される式(I)で示される化合物: N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−4−(4−アリルオキシカルボ ニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド( ジアステレオ異性体2)、 N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−4−(4−カルボキシベンジル スルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジアステレオ 異性体2)、 N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−4−(4−イソプロピルオキシ カルボニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトア ミド(ジアステレオ異性体2)、 N−(6−{4−フルオロフェニル}ヘキシル)−4−(4−プロピルオキシカル ボニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド (ジアステレオ異性体2)、 N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−[4−(4−エチルオキシカルボ ニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル]アセトアミド( ジアステレオ異性体2)、 N−(6−[4−フルオロフェニル]ヘキサ−1−イル)−4−カルボキシベンジ ルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−[6−[4−フルオロフェニル]ヘキシル]−[4−4−メチルオキシカルボ ニルベンジル)スルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル]アセトアミド( ジアステレオ異性体2)、 N−(6−{4−クロロフェニル}ヘキシル)−4−(4−イソプロピルオキシカ ルボニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミ ド(ジアステレオ異性体2)、 N−(6−{4−クロロフェニル}ヘキシル)−4−(4−プロピルオキシカルボ ニルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド( ジアステレオ異性体2)、 N−(6−{4−クロロフェニル}ヘキシル)−4−(4−エチルオキシカルボニ ルベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド(ジ アステレオ異性体2)、 N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−[4−(4−アリルオキシカルボ ニルメチル)ベンジル)スルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル]アセト アミド(ジアステレオ異性体2)、 N−[6−(4−フルオロフェニル)ヘキシル]−[4−(4−カルボキシメチル) ベンジル)スルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル]アセトアミド(ジア ステレオ異性体2)、 (4R,SS/4S,SR)4−(ベンジルスルフィニル)−1−(4−フェニル− 2−オキソブチル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)4−(ベンジルスルフィニル)−1−(9−フェニル− 2−オキソノニル)アゼチジン−2−オン、 (4R,SS/4S,SR)N−(6−フェニルヘキシル)−(4−ベンジルスルフ ィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−ベンジル−(4−ベンジルスルフィニル−2−オ キソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−(9−フェニルノニル)−(4−ベンジルスルフィ ニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−[6−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキ シフェニル)ヘキシル]−(4−ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン− 1−イル)アセトアミド、 (4R,SR/4S,SS)N−6−(4−メトキシフェニル)ヘキシル−(4−ベ ンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−6−(4−メトキシフェニル)ヘキシル−(4−ベ ンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベ ンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS)N−(6−(4−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルフ ィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−(6−(3,5−ジクロロフェニル)ヘキシル)−(4 −ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−(6−(3−クロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベ ンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)N−(6−フェニルヘキシル)−(4−(4−エトキシカ ルボニル)ベンジルスルフィニル−2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミ ド、 N−(6−(3,5−ジクロロフェニル)ヘキシル)−(4−ベンジルスルホニル− 2−オキソアゼチジン−1−イル)アセトアミド、 (4R,SS/4S,SR)4−ベンジルスルフィニル−1−(2−フェネチル)ア ゼチジン−2−オン、 (3S,4R,SR)−N−(6−フェニルヘキシル)−4−ベンジルスルフィニル −3−ブロモ−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 (3S,4R,SR)−N−(6−フェニルヘキシル)−4−ベンジルスルフィニル −3−ブロモ−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド、 N−(6−[4−クロロフェニル]ヘキサ−1−イル)−(4−カルボキシルベン ジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジアステ レオ異性体2)、 N−(6−[4−クロロフェニル]ヘキサ−1−イル)−(4−メトキシカルボニ ルベンジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミド(ジ アステレオ異性体2)、 N−(6−[4−クロロフェニル]ヘキサ−1−イル)−(4−アリルオキシカル ボニル−ベンジルスルフィニル)−2−オキソアゼチジン−1−イルアセトアミ ド(ジアステレオ異性体2)、および [(3S,4R)−4−ベンジルチオ−3−クロロ−2−オキソアゼチジン−1− イル)酢酸メチル。 20.式(I)で示される化合物および医薬的に許容される塩からなる医薬組成 物。 21.治療用の式(I)で示される化合物。 22.アテローム性動脈硬化症の治療薬の製造における請求項1記載の式(I) で示される化合物の使用。 23.糖尿病、高血圧症、狭心症、虚血後、再灌流、慢性関節リウマチ、発作 、心筋梗塞、再還流損傷、敗血症、ならびに、急性および慢性炎症、アルツハイ マー病などの脳の炎症性症状、精神分裂病などの神経精神病、および乾癬の治療 薬の製造における請求項1記載の式(I)で示される化合物の使用。 24.酵素Lp−PLA2の活性に関連する病状の治療を必要とする患者を治 療的に有効な量の該酵素の阻害薬で処置することからなる、酵素Lp−PLA2 の活性に関連する病状の治療方法。 25.病状が単球、マクロファージまたはリンパ球の増加した連累に関連して いる請求項24記載の方法。 26.病状がリゾホスファチジルコリンおよび酸化された遊離脂肪酸の形成に 関連している請求項24記載の方法。 27.病状がLp PLA2活性に関連する脂質過酸化に関連している請求項2 4記載の方法。 28.病状が内皮機能不全に関連している請求項24記載の方法。 29.治療用の抗高脂血症薬、抗アテローム性動脈硬化症薬、抗糖尿病薬、抗 狭心症薬、抗炎症薬または抗高血圧症薬から選択されるさらなる治療的に活性な 薬剤と組み合わせる請求項1記載の式(I)で示される化合物。 30.(i)アルキル化条件下、式(II): [式中、 n、R1、R2およびR3は、前記定義と同じである] で示されるアゼチドンを式(III): ZCH2XY (III) [式中、Zは、離脱基であり; XおよびYは、前記定義と同じである] で示されるアルキル化剤で処理すること; (ii)Xが基CONR5(CH2)mまたはCONHO(CH2)mを表す場合、アミ ドまたはヒドロキサメート結合形成条件下、式(IV): [式中、n、R1、R2およびR3は、前記定義と同じである] で示される酸を式(V): NHR5(CH2)mY (V) で示されるアミンまたは式(VI): NH2O(CH2)mY (VI) で示されるヒドロキシルアミン[式中、Yおよびmは、前記定義と同じである] で処理すること; (iii)Xが基COO(CH2)mを表す場合、エステル交換反応条件を用いて、 式(VII): [式中、 R6は、(C1-6)アルキルであり; n、R1、R2およびR3は、前記定義と同じである] で示されるエステルをエステル交換反応に付すこと; (iv)Xが基COO(CH2)mを表す場合、エステル形成条件を用いて、前記式 (IV)で示される化合物をアルコールY(CH2)mOHまたはその活性誘導体で処理 すること;または (v)アルキル化条件下、式(VIII): [式中、R1、R2およびR3は、前記定義と同じである] で示される化合物を式(IX): R3Z (IX) [式中、R3およびZは、前記定義と同じである] で示されるアルキル化剤で処理すること からなることを特徴とする請求項1記載の式(I)で示される化合物の製造方法。 31.請求項30記載の式(VII)で示される化合物。 32.治療用の請求項30記載の式(VII)で示される化合物。 33.以下の化合物から選択される式(VII)で示される化合物: (4−ベンジルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)酢酸メチル; (4−(4−メトキシベンジルチオ)−2−オキソアゼチジン−1−イル)酢酸メ チル; (4−メトキシフェニルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)酢酸メチル; および (4−フェニルチオ−2−オキソアゼチジン−1−イル)酢酸メチル。
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