JPH1149977A - 防錆顔料組成物およびこれを含有する防錆塗料 - Google Patents
防錆顔料組成物およびこれを含有する防錆塗料Info
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Abstract
有する防錆顔料および防錆塗料を提供する。 【解決手段】 Mg、Ca、Ba、Sr、ZnまたはA
lから選ばれた1種または2種以上の金属のリンのオキ
シ酸塩と、酸化亜鉛および亜硝酸塩を主成分とする防錆
顔料組成物。
Description
するために有用な、無公害型の白色系の防錆顔料および
これを含有する防錆塗料に関するものである。
ナミド鉛、鉛酸カルシウム、塩基性硫酸鉛などの鉛塩
系、塩基性クロム酸亜鉛カリウム、四塩基性クロム酸亜
鉛、クロム酸バリウム、クロム酸カルシウム、クロム酸
ストロンチウムなどのクロム酸塩系のものが主に用いら
れてきた。しかしながら、これらの防錆顔料は金属に対
して優れた錆止め性能を発揮するものの、健康障害や環
境保全上の問題から次第にその使用が規制されるに至っ
ている。
て、リン酸亜鉛、リン酸カルシウムマグネシウムなどの
金属リン酸塩系、トリポリリン酸アルミニウムなどの縮
合リン酸塩系、亜リン酸亜鉛、亜リン酸カルシウム、亜
リン酸ストロンチウム、亜リン酸アルミニウムなどの亜
リン酸塩系、モリブデン酸亜鉛、モリブデン酸カルシウ
ム、ホウ酸バリウム、ホウ酸亜鉛等の無公害、無毒の防
錆顔料が開発され一部実用化に至っている。しかしなが
ら、なおもクロム塩系または鉛塩系顔料に匹敵しうるも
のではないため、一層強力な防錆力を有する顔料が要望
され、例えば塩基性亜リン酸亜鉛(特開昭50−502
97号公報)、ヒドロキシ亜リン酸亜鉛錯体(特開昭5
8−194725号公報)、亜リン酸亜鉛と亜鉛華との
反応生成物による防錆顔料(特開昭57−109862
号公報)、亜リン酸亜鉛カリウム系の防錆顔料(特開昭
58−84109号公報、特開昭59−20466号公
報)、亜リン酸亜鉛カルシウム系(特開平3−1114
57号公報)、板状亜リン酸カルシウム系(特開平3−
285808号公報)、縮合リン酸塩と亜鉛化合物およ
び/またはホウ酸塩化合物の表面を化学修飾した防錆顔
料(特開平2−151664号公報)、亜リン酸亜鉛お
よび/または亜リン酸カルシウムにキレート能を有する
有機リン化合物を含有させた防錆顔料(特開平6−93
478号公報)、酸化亜鉛にキレート能を有する有機ホ
スホン酸で反応処理した防錆顔料およびこの防錆顔料と
リン酸塩系または亜リン酸塩系の白色防錆顔料からなる
防錆顔料(特開平6−122986号公報)等の無公害
型白色防錆顔料が提案されている。
顔料は、ある程度の効果が期待できるものの、特に、自
動車や電気器具等の塗装に用いられる電着塗料用および
PCM塗料用の無公害型の防錆顔料は、緊急の必要があ
るにも拘わらず、鉛塩やクロム酸塩の防錆機能に匹敵す
るものが実用化されていない。一方、これら防錆顔料を
含有する塗料の面からみると、環境上の問題から、従来
の溶剤系塗料に代わって、水性塗料への転換が要請され
ており、より防錆力を発揮する無公害型防錆塗料の開発
が望まれている。
の防錆顔料について鋭意研究を重ねた結果、リンのオキ
シ酸塩と、酸化亜鉛および亜硝酸塩を主組成として含有
する防錆顔料が、優れた防錆力を有し、かつ安定した顔
料特性を示すことを知見し、本発明を完成するに至っ
た。即ち、本発明は、無公害で優れた防錆性能を有する
防錆顔料およびこれを含有する防錆塗料を提供すること
を目的とする。
る防錆顔料組成物は、Mg、Ca、Ba、Sr、Znま
たはAlから選ばれた1種又は2種以上の金属のリンの
オキシ酸塩と、酸化亜鉛および亜硝酸塩を主成分とする
ことを構成上の特徴とする。また、本発明が提供しよう
とする防錆塗料は、上記の防錆顔料組成物を含有するこ
とを構成上の特徴とする。
る。本発明に係る防錆顔料組成物は、Mg、Ca、B
a、Sr、ZnまたはAlから選ばれた1種又は2種以
上の金属のリンのオキシ酸塩、酸化亜鉛および亜硝酸塩
を主成分とする。リンのオキシ酸塩とは、Mg、Ca、
Ba、Sr、ZnまたはAlから選ばれた1種又は2種
以上の金属の亜リン酸塩、リン酸塩および/またはポリ
リン酸塩であって、亜リン酸塩としては、例えば亜リン
酸マグネシウム、亜リン酸カルシウム、亜リン酸バリウ
ム、亜リン酸ストロンチウム、亜リン酸亜鉛、亜リン酸
アルミニウム、亜リン酸亜鉛カルシウム、亜リン酸亜鉛
カリウム等が挙げられる。リン酸塩としては、例えば、
リン酸マグネシウム、リン酸カルシウム、リン酸バリウ
ム、リン酸ストロンチウム、リン酸亜鉛、リン酸アルミ
ニウム、リン酸亜鉛マグネシウム、リン酸亜鉛カルシウ
ム、リン酸亜鉛カリウム等が挙げられる。ポリリン酸塩
としては、ポリリン酸カルシウム、ポリリン酸マグネシ
ウム、ポリリン酸亜鉛、ポリリン酸アルミニウム等が挙
げられる。リンのオキシ酸塩は、正塩または塩基性塩の
いずれであってもよく、また、含水または無水のいずれ
であってもよい。
に規定されているものが好ましいが、これに限定される
ものではない。亜硝酸塩としては、例えば、亜硝酸ナト
リウム、亜硝酸カリウム、亜硝酸リチウム、亜硝酸マグ
ネシウム、亜硝酸カルシウム、亜硝酸バリウム、亜硝酸
ストロンチウム、亜硝酸亜鉛、亜硝酸アルミニウム等の
1種または2種以上が挙げられ、これらの中、亜硝酸カ
ルシウムが好ましい。また、これらの亜硝酸塩は、含水
または無水物のいずれであってもよい。
シ酸塩の含有量は、顔料組成物中30〜90重量%、好
ましくは40〜80重量%である。この含有量が30重
量%より小さくなると顕著な防錆力が発揮されない。酸
化亜鉛の含有量は、10〜60重量%、好ましくは20
〜50重量%である。この含有量が10重量%より小さ
くなると顕著な防錆力が発揮されず、一方、60重量%
より大きくなると、防錆塗料の安定化が困難となるので
望ましくない。
1〜10重量%、好ましくは0.2〜2重量%である。
この含有量が0.1重量%より小さくなると防錆性能が
劣る傾向がある。一方、10重量%より大きくなっても
防錆効果が飽和するばかりでなく、特に水性塗料とした
場合、塗膜の性能、耐水性および塗料安定性が悪くなる
傾向があり、原料自体も高価なこともあって経済的でな
い。
割合に均一な組成配合となるように、湿式法或いは乾式
法による強力な剪断力が作用する機械的手段にて調製さ
れる。湿式法は、ボールミル、ディスパーミル、ホモジ
ナイザー、振動ミル、サンドグラインドミル、アトライ
ターおよび強力撹拌機等の装置にて操作される。一方、
乾式法では、ハイスピードミキサー、スーパーミキサ
ー、ターボスフェアミキサー、ヘンシェルミキサー、ナ
ウターミキサーおよびリボンブレンダー等の装置を用い
ることができる。なお、これら均一配合操作は、例示し
た機械的手段に限定されるものではない。また、所望に
よりジェットミル等で粉砕処理して粒度調整を行っても
差し支えない。
化亜鉛は所望により酸性リン酸エステルおよび/または
キレート能を有するホスホン酸、またはその誘導体から
選ばれた有機リン酸化合物で表面処理したものであって
もよい。更に酸化亜鉛は、上記変性の他に、白色不溶性
の微細な金属酸化物、含水酸化物、シリカ、金属シリケ
ート等で表面処理されたものを用いてもよい。酸性リン
酸エステルとしては、例えばメチルアシッドホスフェー
ト、ジメチルアシッドホスフェート、エチルアシッドホ
スフェート、ジエチルアシッドホスフェート、メチルエ
チルアシッドホスフェート、正−またはイソープロピル
アシッドホスフェート、正−またはイソ−ジプロピルア
シッドホスフェート、メチルブチルアシッドホスフェー
ト、エチルブチルアシッドホスフェート、プロピルブチ
ルアシッドホスフェート、正−またはイソ−オクチルア
シッドホスフェート、正−またはイソ−ジオクチルアシ
ッドホスフェート、正−デシルアシッドホスフェート、
正−ジデシルアシッドホスフェート、正−ラウリルアシ
ッドホスフェート、正−ジラウリルアシッドホスフェー
ト、正−またはイソ−セシルアシッドホスフェート、正
−またはイソ−ジセシルアシッドホスフェート、正−ス
テアリルアシッドホスフェート、正−またはイソ−ジス
テアリルアシッドホスフェート、アリルアシッドホスフ
ェート、ジアリルアシッドホスフェートなどが挙げれ、
これら化合物のMg、Ca、Sr、Ba、ZnまたはA
lから選ばれた1種または2種以上の金属塩、アンモニ
ウム塩等が挙げられる。
しては、例えばアミノアルキレンホスホン酸、エチレン
ジアミンテトラアルキレンホスホン酸、アルキルメタン
−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸または、2−
ヒドロキシホスホノ酢酸などが代表的な化合物として挙
げられる。このうちアミノアルキレンホスホン酸として
は、例えば、ニトリロトリスチレンホスホン酸、ニトリ
ロトリスポロピレンホスホン酸、ニトリロジエチルメチ
レンホスホン酸、ニトリロプロピルビスメチレンホスホ
ン酸等が挙げられる。エチレンジアミンテトラアルキレ
ンホスホン酸としては、例えば、エチレンジアミンテト
ラメチレンホスホン酸、エチレンジアミンテトラエチレ
ンホスホン酸、エチレンジアミンテトラプロピレンホス
ホン酸等が挙げられる。アルキレン−1−ヒドロキシ−
1,1−ジホスホン酸としては、例えば、メタン−1−
ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸、エタン−1−ヒド
ロキシ−1,1−ジホスホン酸、プロパン−1−ヒドロ
キシ−1,1−ジホスホン酸等が挙げられ、これら化合
物のMg、Ca、Sr、Ba、ZnまたはAlから選ば
れた1種または2種以上の金属塩であってもよいが、こ
れら化合物に限定されるものではない。
テルとキレート能を有するホスホン酸の化合物を1種ま
たは2種以上を組み合わせて用いてもよい。リンのオキ
シ酸塩に対する酸性リン酸エステルおよび/またはキレ
ート能を有するホスホン酸の配合量は、用いる化合物の
物性や種類等によって一様ではないが、通常0.1〜3
0重量%、好ましくは、1〜10重量%である。酸化亜
鉛に対する酸性リン酸エステルおよび/またはキレート
能を有するホスホン酸の配合量は、その上限値において
特に制限がないが、通常0.1〜30重量%、好ましく
は、1〜20重量%である。
錆顔料を使用するに当り、必要に応じ、モリブデン酸亜
鉛、モリブデン酸カルシウム、ホウ酸亜鉛、ホウ酸バリ
ウム、ホウケイ酸亜鉛等の他の白色防錆顔料やその他助
剤成分と併用してもよい。なお、本発明の防錆顔料組成
物は、必要に応じて分散性を改善する目的で高級脂肪酸
またはその誘導体、界面活性剤、シランカップリング剤
等でさらに表面処理したものであってもよい。本発明の
防錆塗料は、リンのオキシ金属塩、酸化亜鉛および亜硝
酸塩を主組成とする防錆顔料を塗料ビヒクルに含有させ
てなるものである。塗料ビヒクルとは、顔料を分散させ
る媒体をいう。すなわち、塗膜形成成分である重合油、
天然または合成樹脂、繊維素やゴムの誘導体等の高分子
物質やそれらを溶剤に溶解させたものである。
は、例えばフェノール樹脂、アルキド樹脂、メラミン樹
脂、グアナジン樹脂、ビニル樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
アミン樹脂、アクリル樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリ
エステル樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素
樹脂等が挙げられ、これらは必要に応じ、混合系または
変性された樹脂であっても差し支えない。また、希釈剤
としては、水、アルコール類、ケトン類、ベンゼン類、
トルエン、キシレンの如き芳香族炭化水素類、液化パラ
フィンの如き脂肪族炭化水素類など、一般的に塗料で用
いられている溶剤が適用できる。塗料ビヒクルに対する
本発明の防錆顔料の配合量は、通常0.3〜30重量
%、好ましくは1〜20重量%である。配合量が0.3
重量%より小さくなると防錆力が低くなり、30重量%
より大きくなると、塗料粘性が高くなり、好ましい塗料
特性や塗膜が得られなくなる。本発明に係る防錆塗料
は、刷毛やローラー塗り、スプレー塗装、静電気塗装、
粉体塗装、ロールコーター、カーテンフローコーター、
ディッピング塗装や電着塗装等に供することができる。
び亜硝酸塩からなる白色防錆顔料組成物は、無公害、低
毒性に加えて優れた防錆力を有し、顔料特性はもちろん
のことこれを塗料化した場合の塗料の安定性にも優れて
いる。本発明の防錆顔料組成物の強力な防錆機構につい
ては、複雑で未だ解明には至っていないが、おそらくリ
ンのオキシ酸イオンの強力なキレート能を介してFe2+
を捕捉し、同時にMg、Ca、Ba、Sr、Znまたは
Alが塩基として、或いは犠牲電極として作用し、酸化
亜鉛の防錆力助長効果、亜硝酸イオンによる不動態形成
作用および亜硝酸塩由来の金属イオンの塩基としての作
用効果が相俟って強力な防錆能を発揮すると考えられ
る。
更に具体的にに説明するが本発明は、これらに限定され
るものではない。 (実施例1)リン酸亜鉛49重量部、酸化亜鉛49重量
部および亜硝酸カルシウム・1水塩2重量部の配合割合
で、ハイスピードミキサーを2000rpmで5分間操
作して防錆顔料組成物を調製した。 (比較例1〜3)実施例1と同様な操作で表1に記載す
る配合に基づき防錆顔料組成物を調製した。
錆顔料1gを水道水100mlに加えて400〜500
rpmのスターラーで5分間撹拌した後、5日間静置
し、濾過した。次いで脱脂および研磨したSPCC−S
D鋼板に、濾液5mlをそれぞれスポットした。濾液の
スポット後、経時的な鋼板表面の視覚観察により防錆性
能を評価し、その結果を表2に示した。なお、表中の記
号は以下のことを示す。 ◎:錆の発生が全くない。 ○:全面積の10%以下で錆が発生 △:全面積の10%以上で錆が発生 ×:全面積で錆が発生。
よび亜硝酸カルシウム・1水塩2重量部の配合割合で、
ハイスピードミキサーを2000rpmで5分間操作し
て防錆顔料組成物を調製した。 比較例4〜6 実施例2と同様な操作で、表3に示した配合で防錆顔料
組成物を調製した。
較例4〜6で得られた防錆顔料1gを水道水100ml
に加えて400〜500rpmのスターラーで5分間撹
拌した後、7日間静置した。次いで、濾過、脱脂および
研磨したSPCC−SD鋼板に、濾液5mlをスポット
した。濾液のスポット後、経時的な鋼板表面の視覚観察
により防錆性能を評価し、その結果を表4に示した。な
お、表中の記号は前記に定義したとおりである。
塩、酸化亜鉛および亜硝酸塩を表5に示した割合で配合
し、ハイスピードミキサーを2000rpmで5分間操
作して防錆顔料組成物を調製した。
られた防錆顔料組成物1gを水道水100mlに加え
て、400〜500rpmのスターラーで5分間撹拌し
た後、7日間静置した。次いで、濾過、脱脂および研磨
したSPCC−SD鋼板に、濾液5mlをスポットし
た。濾液のスポット後、経時的な鋼板表面の視覚観察に
より防錆性能を評価し、その結果を表6に示した。な
お、表中の記号は前記に定義したとおりである。
料組成物と市販の無公害型白色防錆顔料(比較例7〜
9) 比較例7:亜リン酸亜鉛型 比較例8:ポリリン酸アルミニウム型 比較例9:リンモリブデン酸アルミニウム型 の塗料を作成して、塗料分散性および防錆性能を評価し
その結果を表8に示す。なお、防錆顔料を配合していな
い塗料をブランク試料(比較例10)とした。 (1)防錆塗料の調製 表7に示す組成の主剤に硬化剤を添加して、ペイントコ
ンディショナー法にて常乾型エポキシ樹脂塗料を調製し
た。
トパネル製、SPCC−SD鋼板に乾燥塗装膜厚が30
〜35μmになるようにバーコーターにて塗布し、25
℃、湿度60%の恒温恒湿器で1週間乾燥させて塗装鋼
板を得た。 (3)塗料分散性の評価 (1)で調製した塗料をJIS K5101に準ずるグ
ラインドゲージにて防錆顔料の分散度合を評価した。 良 :10μm以下の分散 可 :10〜50μmの分散 不可:50μm以上の分散 (4)防錆試験 (2)で調製した塗装鋼板を裏面および端面を3M社ス
コッチブランドテープでマスキング後、クロスカットし
て塩水噴霧試験機にセットし、防錆試験を行った。
価法により評価し、防錆顔料の防錆効果を判定した。 評価5:クロスカット部以外の錆発生が全くなく、ブリ
スターもない。 評価4:クロスカット部から片側2mm以内に錆が発
生、ブリスターもない。 評価3:クロスカット部から片側6mm以内に錆および
部分的にブリスターが発生。 評価2:クロスカット部から片側12mm以内に錆およ
び部分的にブリスターが発生。 評価1:鋼板全体に錆およびブリスターが発生。
は、Mg、Ca、Ba、Sr、ZnまたはAlの1種又
は2種以上から選ばれたリンのオキシ酸金属塩と、酸化
亜鉛および亜硝酸金属塩を主組成とすることから、無公
害で優れた防錆力を発揮する。従って、金属の錆止顔料
として、また該顔料組成物を含有する塗料は防錆塗料と
して有用である。
Claims (5)
- 【請求項1】 Mg、Ca、Ba、Sr、ZnまたはA
lから選ばれた1種または2種以上の金属のリンのオキ
シ酸塩と、酸化亜鉛および亜硝酸塩を主成分とすること
を特徴とする防錆顔料組成物。 - 【請求項2】 亜硝酸塩は、Na、K、Li、Mg、C
a、Ba、Sr、ZnまたはAlから選ばれた金属の塩
である請求項1記載の防錆顔料組成物。 - 【請求項3】 亜硝酸塩は、顔料組成物中、0.1〜1
0重量%の範囲で含有されるものである請求項1または
2記載の防錆顔料組成物。 - 【請求項4】 顔料組成物中、リンのオキシ酸塩30〜
90重量%、酸化亜鉛10〜60重量%および亜硝酸塩
0.1〜10重量%の範囲で含有する請求項1、2また
は3記載の防錆顔料組成物。 - 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の防錆顔
料を含有する防錆塗料。
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JP20660597A JP3868071B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 防錆顔料組成物およびこれを含有する防錆塗料 |
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JPH1149977A true JPH1149977A (ja) | 1999-02-23 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005097395A (ja) * | 2003-09-24 | 2005-04-14 | Tayca Corp | 顔料組成物及びこれを含む水性塗料組成物 |
WO2006054593A1 (ja) * | 2004-11-17 | 2006-05-26 | Dai Nippon Toryo Co., Ltd. | 防食塗料組成物 |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP20660597A patent/JP3868071B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2005097395A (ja) * | 2003-09-24 | 2005-04-14 | Tayca Corp | 顔料組成物及びこれを含む水性塗料組成物 |
WO2006054593A1 (ja) * | 2004-11-17 | 2006-05-26 | Dai Nippon Toryo Co., Ltd. | 防食塗料組成物 |
US7658791B2 (en) | 2004-11-17 | 2010-02-09 | Dai Nippon Toryo Co., Ltd. | Anticorrosive coating compositions |
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---|---|
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