JPH1149436A - ダンボール製紙管 - Google Patents

ダンボール製紙管

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Publication number
JPH1149436A
JPH1149436A JP21697797A JP21697797A JPH1149436A JP H1149436 A JPH1149436 A JP H1149436A JP 21697797 A JP21697797 A JP 21697797A JP 21697797 A JP21697797 A JP 21697797A JP H1149436 A JPH1149436 A JP H1149436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cardboard
flute
corrugated board
wound
winding
Prior art date
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Pending
Application number
JP21697797A
Other languages
English (en)
Inventor
Terumasa Kojima
輝征 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAMIKOO KK
Original Assignee
KAMIKOO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KAMIKOO KK filed Critical KAMIKOO KK
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Publication of JPH1149436A publication Critical patent/JPH1149436A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で入手できるダンボールを用い
て、十分な剛性を有する紙管を作ること。 【解決手段】 片面ダンボール製の帯状体7をその
フルート部2を内側として少なくとも2回以上回巻し、
巻き重ねられた部分のフルート部2の稜線4に接着剤層
5を設けて帯状体7の重ね合せ部を相互に接着すると共
に、巻き終わり部分には巻き始め部分を越した若干のオ
ーバーラップ部分6を設け、該オーバーラップ部分6の
フルート部2を剥ぎ取り、その裏面を重畳した帯状体7
の表面側に接着したことを特徴とするダンボール製紙
管。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はダンボール製紙
管、詳しくは十分な剛性を持ち、安価に製造できる経済
的なダンボール製紙管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】紙製の円筒体である紙管は紙製のスプー
ルやボビンの芯材、長尺紙ロール材や布材ロール材の芯
材等に多く用いられている。これらの用途に用いられて
いる紙管は、それ自体使用中の変形や歪を防止する為に
も大きい剛性を持たなければならず、固く圧縮した肉厚
の大きい丈夫な厚紙をその素材として用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】厚紙製の紙管は丈夫に
する為、紙の使用量を多く必要とし、又高い真円度を維
持する為、その製造も特別な装置を用いなければなら
ず、製造には比較的コストがかかり、必然的に製品価格
も高くならざろう得なかった。又、紙製スプールやボビ
ンを製造する場合、両端のつば板はダンボール板を使用
するのが普通であるが、通常、ダンボール板とこの厚紙
製紙管とは製造業者、流通ルートが異なっている為、ス
プールやボビン製造の際、これら資材の納入時期がずれ
が生じやすく、紙製スプールやボビンの製造に支障を来
たし、最終製品の納期が遅れてしまう事態もたびたび生
じていた。
【0004】又、この厚紙製紙管は重量が相当にあり、
紙製スプールやボビン全体の重量を過大にする主な原因
となっており、取扱いや運搬を容易にする為、軽量化が
求められていたが、従来通りの素材ではこの軽量化の要
求の実現はなかなか困難であった。
【0005】この発明は紙製スプールやボビンの芯材と
して用いられるこの紙管に関する上記課題を解決するこ
とを目的とするものであり、ダンボールを素材として使
用し、従来の厚紙製紙管に匹敵する剛性を有しながら、
低コストで生産でき、重量も軽く、取扱も容易に行える
安価な紙管を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】片面ダンボール製の帯状
体7をそのフルート部2を内側として少なくとも2回以
上回巻し、巻き重ねられた部分のフルート部2の稜線に
接着剤層5を設けて帯状体7の重ね合せ部を相互に接着
すると共に、巻き終わり部分には巻き始め部分を越した
若干のオーバーラップ部分6を設け、該オーバーラップ
部分6のフルート部2を剥ぎ取り、その裏面を重畳した
帯状体7の表面側に接着して紙管を構成することによ
り、上記課題を解決せんとするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1はこの発明に係るダンボール
製紙管の一実施形態の斜視図、図2はその側面図、図3
はその要部の拡大図である。図中7は紙管本体を構成す
る帯状体であり、フルート部2の一方の側のみにライナ
ー部3を有する所謂片面ダンボールをその素材としてお
り、フルート部2を内側にして少なくとも2回以上回巻
重畳されている。
【0008】又、ライナー部3に重ね合わされる部分の
フルート部2の稜線4には帯状に接着剤層5が設けられ
ており、この接着剤層5によって回巻重畳された帯状体
7は相互に接着されている。なお、この実施の形態にお
いては帯状体7は2重に回巻されているが、3重以上に
回巻しても良いことはもちろんであり、回巻数が多くな
る程、剛性が高まり、強度の大きい紙管となる。又、帯
状体7の巻き終わり部分10は巻き始め部分11を越し
てフルート数ピッチ部に相当する長さだけオーバーラッ
プするオーバーラップ部分6となっており、このオーバ
ーラップ部分6のフルート部は剥ぎ取られ、図3に示す
様にライナー部3のみが一周手前の帯状体7の表面側に
接着されている。
【0009】次に、このダンボール製紙管の製造方法の
一例を説明する。なお、この例は2重に回巻したものの
一例である。まずはじめに、片面ダンボールを所定の長
さに切断し、図4に示す様にダンボール製の帯状体7を
作り、オーバーラップ部分6のフルート部2を剥ぎ取
る。次にダンボールの厚みを考慮し、図5に示す様に外
側回巻部分8を長くとりフルート部2を外側に2つ折り
にし、外側回巻部分8のフルート部2の稜線4にのみに
帯状に接着剤を塗布して接着剤層5を設ける。
【0010】その後、図6に示す様にフルート部2を内
側にして鉄芯9に巻き付け、フルート部2を剥ぎ取った
オーバーラップ部分6を帯状体7の表面に接着した後、
鉄芯9を抜き取り、全体を乾燥させて所望の径を有する
紙管本体を完成される。なお、この製造方法はあくまで
一例に過ぎず、他の方法によって製造しても良いことは
もちろんである。
【0011】このダンボール製紙管においては、重畳さ
れる帯状体のフルート部の稜線にのみ接着剤層を設け、
これにより重畳された帯状体を接着しているので、接着
剤の乾燥に伴い、この紙管に歪みや変形が生ずることな
く、重畳部分は強固に接着されている。又、ダンボール
の厚みを利用して十分な剛性が付与せしめており、つぶ
れに抗し、その真円度を保持し続けることができる。
【0012】
【発明の効果】この発明に係るダンボール製紙管は上述
の通りの構成を有するものであり、どこでも容易に調達
できるダンボールを回巻して紙管としており、十分な剛
性及び真円度を保持しながら、極めて低コストで生産す
ることができ、重量も軽く、極めて実用的なものであ
る。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るダンボール製紙管の一実施形態
の斜視図。
【図2】その側面図。
【図3】その要部の拡大側面図。
【図4】その製造方法を説明する為の製造過程の斜視
図。
【図5】同じく製造過程の斜視図。
【図6】同じく製造過程の斜視図。
【符号の説明】
2 フルート部 3 ライナー部 4 稜線 5 接着剤層 6 オーバーラップ部分 7 帯状体 8 外側回巻部分 9 鉄芯 10 巻き終り部分 11 巻き始め部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面ダンボール製の帯状体7をそのフ
    ルート部2を内側として少なくとも2回以上回巻し、巻
    き重ねられた部分のフルート部2の稜線4に接着剤層5
    を設けて帯状体7の重ね合せ部を相互に接着すると共
    に、巻き終わり部分には巻き始め部分を越した若干のオ
    ーバーラップ部分6を設け、該オーバーラップ部分6の
    フルート部2を剥ぎ取り、その裏面を重畳した帯状体7
    の表面側に接着したことを特徴とするダンボール製紙
    管。
JP21697797A 1997-07-29 1997-07-29 ダンボール製紙管 Pending JPH1149436A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21697797A JPH1149436A (ja) 1997-07-29 1997-07-29 ダンボール製紙管

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21697797A JPH1149436A (ja) 1997-07-29 1997-07-29 ダンボール製紙管

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1149436A true JPH1149436A (ja) 1999-02-23

Family

ID=16696888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21697797A Pending JPH1149436A (ja) 1997-07-29 1997-07-29 ダンボール製紙管

Country Status (1)

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JP (1) JPH1149436A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008025580A1 (de) * 2008-05-28 2009-12-03 Tesa Se Wickelkern für Klebebänder

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008025580A1 (de) * 2008-05-28 2009-12-03 Tesa Se Wickelkern für Klebebänder

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