JPH1149405A - 反射型光結合装置 - Google Patents
反射型光結合装置Info
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- JPH1149405A JPH1149405A JP9206872A JP20687297A JPH1149405A JP H1149405 A JPH1149405 A JP H1149405A JP 9206872 A JP9206872 A JP 9206872A JP 20687297 A JP20687297 A JP 20687297A JP H1149405 A JPH1149405 A JP H1149405A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 カバー前面の清掃を容易、且つ確実に行える
集光レンズ付きの反射型光結合装置を提供する。 【解決手段】 遮光性樹脂からなるボディ１０内に、発
光素子２０ａ及び受光素子２０ｂを封入する。発光素子
２０ａ及び受光素子２０ｂの前面側に位置して、ボディ
１０内にカバー３０を嵌合させる。発光素子２０ａ及び
受光素子２０ｂにそれぞれ対応して、カバー３０に集光
レンズ部３１ａ及び３１ｂを形成する。集光レンズ部３
１ａ及び３１ｂを、前面側の表面３２ａ及び３２ｂが平
面であり、素子側の表面３３ａ及び３３ｂが素子側へ球
面状に突出した凸レンズとする。
集光レンズ付きの反射型光結合装置を提供する。 【解決手段】 遮光性樹脂からなるボディ１０内に、発
光素子２０ａ及び受光素子２０ｂを封入する。発光素子
２０ａ及び受光素子２０ｂの前面側に位置して、ボディ
１０内にカバー３０を嵌合させる。発光素子２０ａ及び
受光素子２０ｂにそれぞれ対応して、カバー３０に集光
レンズ部３１ａ及び３１ｂを形成する。集光レンズ部３
１ａ及び３１ｂを、前面側の表面３２ａ及び３２ｂが平
面であり、素子側の表面３３ａ及び３３ｂが素子側へ球
面状に突出した凸レンズとする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、並列配置された発
光素子及び受光素子を備え、発光素子から照射された光
が物体（被検出体）により反射されたときの反射光を受
光素子により受光することにより物体の検出を行う反射
型光結合装置に関し、より詳しくは集光レンズにより検
出範囲を制限した集光レンズ付きの反射型光結合装置に
関する。
光素子及び受光素子を備え、発光素子から照射された光
が物体（被検出体）により反射されたときの反射光を受
光素子により受光することにより物体の検出を行う反射
型光結合装置に関し、より詳しくは集光レンズにより検
出範囲を制限した集光レンズ付きの反射型光結合装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】反射型の光センサとして、反射型フォト
インタラプタと称せられる反射型光結合装置がある。こ
の反射型光結合装置は、被検出体である各種物体を非接
触状態で検出する非接触センサとして使用されており、
そのなかでも集光レンズにより検出範囲を制限した集光
レンズ付きの反射型光結合装置は、複写機、プリンタ等
の用紙搬送系における用紙の検出に主に使用されてい
る。
インタラプタと称せられる反射型光結合装置がある。こ
の反射型光結合装置は、被検出体である各種物体を非接
触状態で検出する非接触センサとして使用されており、
そのなかでも集光レンズにより検出範囲を制限した集光
レンズ付きの反射型光結合装置は、複写機、プリンタ等
の用紙搬送系における用紙の検出に主に使用されてい
る。
【０００３】集光レンズを備えた従来の反射型光結合装
置の一例を図４に示し、その反射型結合装置に使用され
た集光レンズの構造を図５及び図６に示す。また、その
反射型結合装置の使用例を図７に示す。
置の一例を図４に示し、その反射型結合装置に使用され
た集光レンズの構造を図５及び図６に示す。また、その
反射型結合装置の使用例を図７に示す。
【０００４】図４に示された反射型光結合装置は、遮光
性樹脂からなるボディ１０と、ボディ１０内に封入され
た発光素子２０ａ及び受光素子２０ｂと、発光素子２０
ａ及び受光素子２０ｂの前面側（図では上側）に位置し
てボディ１０内に嵌合されたカバー４０とを備えてい
る。
性樹脂からなるボディ１０と、ボディ１０内に封入され
た発光素子２０ａ及び受光素子２０ｂと、発光素子２０
ａ及び受光素子２０ｂの前面側（図では上側）に位置し
てボディ１０内に嵌合されたカバー４０とを備えてい
る。
【０００５】発光素子２０ａ及び受光素子２０ｂは、そ
れぞれの間で共用されるフレーム２１の上に発光ダイオ
ード及びフォトダイオードを実装し、これらを透光性樹
脂からなる樹脂体２３ａ及び２３ｂ中にそれぞれ封入し
た構造になっている。
れぞれの間で共用されるフレーム２１の上に発光ダイオ
ード及びフォトダイオードを実装し、これらを透光性樹
脂からなる樹脂体２３ａ及び２３ｂ中にそれぞれ封入し
た構造になっている。
【０００６】カバー４０は透光性樹脂で形成されてい
る。このカバー４０には、発光素子２０ａ及び受光素子
２０ｂの各前面側に位置して、集光レンズ部４１ａ及び
４１ｂがそれぞれ形成されている。集光レンズ部４１ａ
及び４１ｂは、図５及び図６に示すように、それぞれの
前面側の表面４２ａ及び４２ｂが前面側に突出した凸レ
ンズであり、且つそれぞれの光軸が前面側で交差する方
向に傾斜している。
る。このカバー４０には、発光素子２０ａ及び受光素子
２０ｂの各前面側に位置して、集光レンズ部４１ａ及び
４１ｂがそれぞれ形成されている。集光レンズ部４１ａ
及び４１ｂは、図５及び図６に示すように、それぞれの
前面側の表面４２ａ及び４２ｂが前面側に突出した凸レ
ンズであり、且つそれぞれの光軸が前面側で交差する方
向に傾斜している。
【０００７】そして、発光素子２０ａ側の樹脂体２３ａ
と受光素子２０ｂ側の樹脂体２３ｂとの間、及び発光素
子２０ａ側の集光レンズ部４１ａと受光素子２０ｂ側の
集光レンズ部４１ｂとの間は、いずれも遮光性樹脂から
なるボディ１０の一部により遮光されている。
と受光素子２０ｂ側の樹脂体２３ｂとの間、及び発光素
子２０ａ側の集光レンズ部４１ａと受光素子２０ｂ側の
集光レンズ部４１ｂとの間は、いずれも遮光性樹脂から
なるボディ１０の一部により遮光されている。
【０００８】発光素子２０ａから照射された光は、カバ
ー４０の集光レンズ部４１ａにより集光され、前面側に
照射される。その照射方向前方に被検出体５０が存在す
る場合は、照射光が被検出体５０により反射される。そ
の反射光は、カバー４０の集光レンズ部４１ｂにより集
光されて受光素子２０ｂに入射し、受光素子２０ｂによ
り光電変換されて出力される。そして、この出力電気信
号により、被検出体５０の有無が光学的に非接触検出さ
れる。
ー４０の集光レンズ部４１ａにより集光され、前面側に
照射される。その照射方向前方に被検出体５０が存在す
る場合は、照射光が被検出体５０により反射される。そ
の反射光は、カバー４０の集光レンズ部４１ｂにより集
光されて受光素子２０ｂに入射し、受光素子２０ｂによ
り光電変換されて出力される。そして、この出力電気信
号により、被検出体５０の有無が光学的に非接触検出さ
れる。
【０００９】このように、集光レンズにより照射光及び
反射光の各光束を絞り、検出範囲を制限した反射型光結
合装置は、前述したとおり、複写機、プリンタ等の用紙
搬送系における用紙の検出に主に使用されている。
反射光の各光束を絞り、検出範囲を制限した反射型光結
合装置は、前述したとおり、複写機、プリンタ等の用紙
搬送系における用紙の検出に主に使用されている。
【００１０】図７はこの用紙検出系の一例を示したもの
である。この用紙検出系においては、対向配置された水
平なガイド板６０，７０の間に形成された隙間８０（通
常２〜４ｍｍ）内を、被検出体５０としての用紙が搬送
される際に、その用紙が、ガイド板６０，７０の下方に
配置された上述の集光レンズ付き反射型光結合装置によ
り検出される。この用紙検出のために、ガイド板６０，
７０には、抜き孔６１，７１が、反射型光結合装置の前
面側に位置して設けられている。
である。この用紙検出系においては、対向配置された水
平なガイド板６０，７０の間に形成された隙間８０（通
常２〜４ｍｍ）内を、被検出体５０としての用紙が搬送
される際に、その用紙が、ガイド板６０，７０の下方に
配置された上述の集光レンズ付き反射型光結合装置によ
り検出される。この用紙検出のために、ガイド板６０，
７０には、抜き孔６１，７１が、反射型光結合装置の前
面側に位置して設けられている。
【００１１】このとき、抜き孔６１，７１の径が大きい
と、これらの孔に用紙が引っ掛かりやすくなり、紙づま
りの原因となる。このため、抜き孔６１，７１の径は１
０ｍｍ程度まで制限されている。
と、これらの孔に用紙が引っ掛かりやすくなり、紙づま
りの原因となる。このため、抜き孔６１，７１の径は１
０ｍｍ程度まで制限されている。
【００１２】このような状況下で、反射型光結合装置に
おける照射光及び反射光の各光束が大きいと、ガイド板
６０，７０の抜き孔６１，７１の周囲の部分に光が当た
り、不必要な反射光が検出される。その結果、用紙の有
無により得られるＳ／Ｎ比の低下が生じ、最悪の場合
は、用紙が存在しない状態でも、抜き孔６１，７１の周
囲からの反射光により、誤って用紙が検出されてしま
う。
おける照射光及び反射光の各光束が大きいと、ガイド板
６０，７０の抜き孔６１，７１の周囲の部分に光が当た
り、不必要な反射光が検出される。その結果、用紙の有
無により得られるＳ／Ｎ比の低下が生じ、最悪の場合
は、用紙が存在しない状態でも、抜き孔６１，７１の周
囲からの反射光により、誤って用紙が検出されてしま
う。
【００１３】このため、複写機、プリンタ等の用紙搬送
系における用紙の検出には、集光レンズにより照射光及
び反射光の各光束を絞り、検出範囲を制限した集光レン
ズ部付きの反射型光結合装置が使用されているわけであ
る。
系における用紙の検出には、集光レンズにより照射光及
び反射光の各光束を絞り、検出範囲を制限した集光レン
ズ部付きの反射型光結合装置が使用されているわけであ
る。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
集光レンズ付きの反射型光結合装置には、次のような問
題がある。
集光レンズ付きの反射型光結合装置には、次のような問
題がある。
【００１５】図７に示されるような用紙検出系にあって
は、ガイド板６０，７０の間に形成された隙間８０を用
紙が通過するごとに、微量ではあるが、下段のガイド板
６０の抜き孔６１から紙粉が落下する。この紙粉は、下
方に配置された反射型光結合装置のカバー４０上に堆積
し、集光レンズ部４１ａ，４１ｂを覆うことにより、光
の出入経路を塞ぐ。このため、メンテナンスサービス等
によりカバー４０の前面を定期的に拭き取る清掃作業が
行われている。
は、ガイド板６０，７０の間に形成された隙間８０を用
紙が通過するごとに、微量ではあるが、下段のガイド板
６０の抜き孔６１から紙粉が落下する。この紙粉は、下
方に配置された反射型光結合装置のカバー４０上に堆積
し、集光レンズ部４１ａ，４１ｂを覆うことにより、光
の出入経路を塞ぐ。このため、メンテナンスサービス等
によりカバー４０の前面を定期的に拭き取る清掃作業が
行われている。
【００１６】この清掃作業は、カバー４０の前面側の表
面が平坦であるほど簡単で確実なものとなるが、従来の
反射型光結合装置においては、カバー４０に形成された
集光レンズ部４１ａ及び４１ｂが、それぞれの前面側の
表面４２ａ及び４２ｂが前面側に突出した凸レンズであ
るため、カバー４０の前面側の表面の凹凸が多い。この
ため、清掃作業の作業性が悪く、しかも清掃状態の確認
が容易でないという問題があった。
面が平坦であるほど簡単で確実なものとなるが、従来の
反射型光結合装置においては、カバー４０に形成された
集光レンズ部４１ａ及び４１ｂが、それぞれの前面側の
表面４２ａ及び４２ｂが前面側に突出した凸レンズであ
るため、カバー４０の前面側の表面の凹凸が多い。この
ため、清掃作業の作業性が悪く、しかも清掃状態の確認
が容易でないという問題があった。
【００１７】本発明は上記従来の問題を解決するもので
あり、その目的は、集光レンズ付きであるにもかかわら
ず、そのレンズ部の清掃を容易に且つ確実に行うことが
できる反射型光結合装置を提供することにある。
あり、その目的は、集光レンズ付きであるにもかかわら
ず、そのレンズ部の清掃を容易に且つ確実に行うことが
できる反射型光結合装置を提供することにある。
【００１８】
【課題を解決するための手段】本発明の反射型光結合装
置は、遮光部材を挟んで並列配置された発光素子と受光
素子とを備え、該発光素子から照射され、被検出体によ
って反射される反射光を該受光素子によって受光するこ
とにより該被検出体の有無を検出する反射型光結合装置
において、該発光素子及び該受光素子の前面側にカバー
を備え、該カバーの前面側が平面であり、且つ該カバー
の後面側の該発光素子及び該受光素子に対向する部分に
集光用レンズを設けており、そのことにより上記目的が
達成される。
置は、遮光部材を挟んで並列配置された発光素子と受光
素子とを備え、該発光素子から照射され、被検出体によ
って反射される反射光を該受光素子によって受光するこ
とにより該被検出体の有無を検出する反射型光結合装置
において、該発光素子及び該受光素子の前面側にカバー
を備え、該カバーの前面側が平面であり、且つ該カバー
の後面側の該発光素子及び該受光素子に対向する部分に
集光用レンズを設けており、そのことにより上記目的が
達成される。
【００１９】以下に本発明の作用を説明する。
【００２０】本発明の反射型光結合装置においては、発
光素子及び受光素子にそれぞれ対応してカバーに形成さ
れる各集光レンズ部が、カバーの後面側に突出する状態
で形成されているため、カバーの前面側の表面が平坦化
され、その表面の凹凸が少なくなる。このため、カバー
の前面側の表面を清掃する場合に、その清掃作業が簡単
になる。また、その表面が見やすく、表面の清掃状態の
確認が容易となる。これらにより、メンテナンス性が向
上する。
光素子及び受光素子にそれぞれ対応してカバーに形成さ
れる各集光レンズ部が、カバーの後面側に突出する状態
で形成されているため、カバーの前面側の表面が平坦化
され、その表面の凹凸が少なくなる。このため、カバー
の前面側の表面を清掃する場合に、その清掃作業が簡単
になる。また、その表面が見やすく、表面の清掃状態の
確認が容易となる。これらにより、メンテナンス性が向
上する。
【００２１】なお、集光機能については、各集光レンズ
部の前面側の表面を前面側へ突出させた場合と変わらな
い。
部の前面側の表面を前面側へ突出させた場合と変わらな
い。
【００２２】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【００２３】図１〜図３は本発明反射型光結合装置の実
施形態を示す。本実施形態の反射型光結合装置は、図１
に示されるように、遮光性樹脂からなるボディ１０と、
ボディ１０内に封入された発光素子２０ａ及び受光素子
２０ｂと、これらの前面側に位置してボディ１０内に嵌
合されたカバー３０とを備えている。
施形態を示す。本実施形態の反射型光結合装置は、図１
に示されるように、遮光性樹脂からなるボディ１０と、
ボディ１０内に封入された発光素子２０ａ及び受光素子
２０ｂと、これらの前面側に位置してボディ１０内に嵌
合されたカバー３０とを備えている。
【００２４】この反射型光結合装置は、図４〜図６に示
された従来の反射型光結合装置と比較して、カバー３０
が相違している。以下、カバー３０に関係する部分を中
心にして、各部の構造を説明する。
された従来の反射型光結合装置と比較して、カバー３０
が相違している。以下、カバー３０に関係する部分を中
心にして、各部の構造を説明する。
【００２５】遮光性樹脂からなるボディ１０は、平板状
のベース部１１と、その中央部から上方に突出した凸部
１２とを有する。凸部１２の上面には、カバー３０が嵌
合する四角形の凹部１３が設けられている。凹部１３の
底面には、凹部１３を下方の発光素子２０ａ及び受光素
子２０ｂと光学的に連通させるために、開口部１４ａ及
び１４ｂが設けられている。また、開口部１４ａ及び１
４ｂの間に位置して突起１５が設けられている。
のベース部１１と、その中央部から上方に突出した凸部
１２とを有する。凸部１２の上面には、カバー３０が嵌
合する四角形の凹部１３が設けられている。凹部１３の
底面には、凹部１３を下方の発光素子２０ａ及び受光素
子２０ｂと光学的に連通させるために、開口部１４ａ及
び１４ｂが設けられている。また、開口部１４ａ及び１
４ｂの間に位置して突起１５が設けられている。
【００２６】発光素子２０ａ及び受光素子２０ｂは、ボ
ディ１０のベース部１１の中央部内に封入され、開口部
１４ａ及び１４ｂを介して凹部１３にそれぞれ臨んでい
る。発光素子２０ａ及び受光素子２０ｂの構造は、前述
した通り、それぞれの間で共用されるフレーム２１の上
に発光ダイオード及びフォトダイオードを実装し、各チ
ップを透光性樹脂からなる樹脂体２３ａ及び２３ｂ中に
それぞれ封入したものになっている。樹脂体２３ａ及び
２３ｂは、その間に充填されたボディ１０の形成材料
（遮光性樹脂）によって遮光されている。
ディ１０のベース部１１の中央部内に封入され、開口部
１４ａ及び１４ｂを介して凹部１３にそれぞれ臨んでい
る。発光素子２０ａ及び受光素子２０ｂの構造は、前述
した通り、それぞれの間で共用されるフレーム２１の上
に発光ダイオード及びフォトダイオードを実装し、各チ
ップを透光性樹脂からなる樹脂体２３ａ及び２３ｂ中に
それぞれ封入したものになっている。樹脂体２３ａ及び
２３ｂは、その間に充填されたボディ１０の形成材料
（遮光性樹脂）によって遮光されている。
【００２７】カバー３０は透光性樹脂を使用した四角形
の平板状の一体成形品であり、カバー３０の凹部１３に
上側（前面側）から挿入されている。このカバー３０
は、図２及び図３に示されるように、ボディ１０の突起
１５が嵌合するスリット３４を中央部に有すると共に、
スリット３４の両側に位置して集光レンズ部３１ａ及び
３１ｂを有する。
の平板状の一体成形品であり、カバー３０の凹部１３に
上側（前面側）から挿入されている。このカバー３０
は、図２及び図３に示されるように、ボディ１０の突起
１５が嵌合するスリット３４を中央部に有すると共に、
スリット３４の両側に位置して集光レンズ部３１ａ及び
３１ｂを有する。
【００２８】集光レンズ部３１ａ及び３１ｂは、発光素
子２０ａ及び受光素子２０ｂの各前面側にそれぞれ位置
し、それぞれの光軸が前面側で交差する方向に傾斜して
いる。そして、発光素子２０ａ側の集光レンズ部３１ａ
は、前面側の表面３２ａを平面とし、素子側の表面３ａ
を素子側へ球面状に突出させた凸レンズである。集光レ
ンズ部３１ａの表面３２ａ及び３３ａは、上述した光軸
の傾斜に伴ってスリット３４の側へ傾斜している。同様
に、受光体２０ｂ側の集光レンズ部３１ｂは、正面側の
表面３２ｂを平面とし、素子側の表面３３ｂを素子側へ
球面状に突出させた凸レンズであり、その表面３２ｂ及
び３３ｂは、上述した光軸の傾斜に伴ってスリット３４
の側へ傾斜している。
子２０ａ及び受光素子２０ｂの各前面側にそれぞれ位置
し、それぞれの光軸が前面側で交差する方向に傾斜して
いる。そして、発光素子２０ａ側の集光レンズ部３１ａ
は、前面側の表面３２ａを平面とし、素子側の表面３ａ
を素子側へ球面状に突出させた凸レンズである。集光レ
ンズ部３１ａの表面３２ａ及び３３ａは、上述した光軸
の傾斜に伴ってスリット３４の側へ傾斜している。同様
に、受光体２０ｂ側の集光レンズ部３１ｂは、正面側の
表面３２ｂを平面とし、素子側の表面３３ｂを素子側へ
球面状に突出させた凸レンズであり、その表面３２ｂ及
び３３ｂは、上述した光軸の傾斜に伴ってスリット３４
の側へ傾斜している。
【００２９】また、集光レンズ部３１ａ及び３１ｂは、
その間のスリット３４にボディ１０の突起１５が嵌合す
ることによって遮光される。
その間のスリット３４にボディ１０の突起１５が嵌合す
ることによって遮光される。
【００３０】このような構成の反射型光結合装置の動作
について説明する。
について説明する。
【００３１】発光素子２０ａから照射された光は、カバ
ー３０の集光レンズ部３１ａにより集光され、前面側に
照射される。その照射方向前方に被検出体５０が存在す
る場合は、照射光が被検出体５０により反射される。そ
の反射光は、カバー３０の集光レンズ部３１ｂにより集
光されて受光素子２０ｂに入射し、上記の従来例同様に
光電変換され、これで被検出体５０の有無が非接触状態
で検出されるようになっている。
ー３０の集光レンズ部３１ａにより集光され、前面側に
照射される。その照射方向前方に被検出体５０が存在す
る場合は、照射光が被検出体５０により反射される。そ
の反射光は、カバー３０の集光レンズ部３１ｂにより集
光されて受光素子２０ｂに入射し、上記の従来例同様に
光電変換され、これで被検出体５０の有無が非接触状態
で検出されるようになっている。
【００３２】この反射型光結合装置は、例えば複写機、
プリンタ等の用紙搬送系において、上方を搬送される用
紙の検出に使用される（図７参照）。その場合、反射型
光結合装置の上方を被検出体５０である用紙が通過する
ごとに、微量ではあるが、紙粉が落下する。落下した紙
粉は、下方に配置された反射型光結合装置のカバー３０
上に堆積し、その集光レンズ部３１ａ，３１ｂを覆うこ
とにより、光の出入経路を塞ぐ。このため、メンテナン
スサービス等によりカバー３０の正面側の表面を定期的
に拭き取る清掃作業が行われるが、カバー３０に形成さ
れた集光レンズ部３１ａ，３１ｂが、それぞれの素子側
の表面３３ａ，３３ｂを素子側に突出させた凸レンズで
あり、その正面側の表面３２ａ，３２ｂが平面になって
いるため、カバー３０の正面側の表面の凹凸が少ない。
このため、カバー３０の正面側の表面を清掃する場合
に、その清掃作業が簡単になる。また、その表面が見や
すく、表面の清掃状態の確認が容易となる。これらによ
り、メンテナンス性が向上する。
プリンタ等の用紙搬送系において、上方を搬送される用
紙の検出に使用される（図７参照）。その場合、反射型
光結合装置の上方を被検出体５０である用紙が通過する
ごとに、微量ではあるが、紙粉が落下する。落下した紙
粉は、下方に配置された反射型光結合装置のカバー３０
上に堆積し、その集光レンズ部３１ａ，３１ｂを覆うこ
とにより、光の出入経路を塞ぐ。このため、メンテナン
スサービス等によりカバー３０の正面側の表面を定期的
に拭き取る清掃作業が行われるが、カバー３０に形成さ
れた集光レンズ部３１ａ，３１ｂが、それぞれの素子側
の表面３３ａ，３３ｂを素子側に突出させた凸レンズで
あり、その正面側の表面３２ａ，３２ｂが平面になって
いるため、カバー３０の正面側の表面の凹凸が少ない。
このため、カバー３０の正面側の表面を清掃する場合
に、その清掃作業が簡単になる。また、その表面が見や
すく、表面の清掃状態の確認が容易となる。これらによ
り、メンテナンス性が向上する。
【００３３】
【発明の効果】以上の本発明反射型光結合装置によれ
ば、発光素子及び受光素子にそれぞれ対応してカバーに
形成される各集光レンズ部が、カバーの後面側に突出す
る状態で形成されているため、カバーの前面側の表面が
平坦化され、カバーの前面側の表面の凹凸が少なくなる
ので、カバーの前面側の表面を清掃する場合に、その清
掃作業が簡単になる。また、その表面が見やすく、表面
の清掃状態の確認が容易となる。従って、集光レンズ付
きであるにもかかわらず、優れたメンテナンス性が確保
される。
ば、発光素子及び受光素子にそれぞれ対応してカバーに
形成される各集光レンズ部が、カバーの後面側に突出す
る状態で形成されているため、カバーの前面側の表面が
平坦化され、カバーの前面側の表面の凹凸が少なくなる
ので、カバーの前面側の表面を清掃する場合に、その清
掃作業が簡単になる。また、その表面が見やすく、表面
の清掃状態の確認が容易となる。従って、集光レンズ付
きであるにもかかわらず、優れたメンテナンス性が確保
される。
【図１】本発明反射型光結合装置の縦断側面図。
【図２】本発明反射型光結合装置のカバーの平面図。
【図３】本発明反射型光結合装置のカバーの縦断側面
図。
図。
【図４】従来の反射型光結合装置の縦断側面図。
【図５】従来の反射型光結合装置のカバーの平面図。
【図６】従来の反射型光結合装置のカバーの縦断側面。
【図７】反射型光結合装置を使用した用紙検出系の縦断
側面図。
側面図。
１０ ボディ ２０ａ 発光素子 ２０ｂ 受光素子 ３０ カバー ３１ａ，３１ｂ 集光レンズ部
Claims (1)
- 【請求項１】 遮光部材を挟んで並列配置された発光素
子と受光素子とを備え、該発光素子から照射され、被検
出体によって反射される反射光を該受光素子によって受
光することにより該被検出体の有無を検出する反射型光
結合装置において、 該発光素子及び該受光素子の前面側に透光性材料からな
るカバーを備え、該カバーの前面側が平面であり、且つ
該カバーの後面側の該発光素子及び該受光素子に対向す
る部分に集光用レンズを設けた反射型光結合装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20687297A JP3800455B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 反射型光結合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20687297A JP3800455B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 反射型光結合装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1149405A true JPH1149405A (ja) | 1999-02-23 |
| JP3800455B2 JP3800455B2 (ja) | 2006-07-26 |
Family
ID=16530446
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20687297A Expired - Fee Related JP3800455B2 (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 反射型光結合装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3800455B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003063693A (ja) * | 2001-08-30 | 2003-03-05 | Sato Corp | 用紙識別方法 |
| US6995358B2 (en) | 2002-07-05 | 2006-02-07 | Rohm Co., Ltd. | Reflective sensor, filter for reflective sensor, and method of detecting object using the same |
| JP2009298538A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Kyocera Mita Corp | 用紙搬送装置及びそれを備えた画像形成装置 |
| JP2009298539A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Kyocera Mita Corp | 用紙搬送装置及びそれを備えた画像形成装置 |
| JP2012238091A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-06 | Nec Personal Computers Ltd | 情報処理装置 |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP20687297A patent/JP3800455B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN100334439C (zh) * | 2002-07-05 | 2007-08-29 | 罗姆股份有限公司 | 反射式传感器、过滤板及被检测物检测方法 |
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| JP2009298539A (ja) * | 2008-06-12 | 2009-12-24 | Kyocera Mita Corp | 用紙搬送装置及びそれを備えた画像形成装置 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3800455B2 (ja) | 2006-07-26 |
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