JP2003063693A - 用紙識別方法 - Google Patents

用紙識別方法

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JP2003063693A
JP2003063693A JP2001260606A JP2001260606A JP2003063693A JP 2003063693 A JP2003063693 A JP 2003063693A JP 2001260606 A JP2001260606 A JP 2001260606A JP 2001260606 A JP2001260606 A JP 2001260606A JP 2003063693 A JP2003063693 A JP 2003063693A
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sensor
paper
sheet
light
electric signal
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JP2001260606A
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Hiroyuki Suzuki
博行 鈴木
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Sato Corp
Original Assignee
Sato Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セットされた用紙の種類を識別し、用紙の種
類に応じた動作が行われるようにする。 【解決手段】 横ホールセンサ16からの出力信号、セ
ンタホールセンサ15からの出力信号、ギャップセンサ
14からの出力信号、及びアイマークセンサ13からの
出力信号に基づいて、用紙1の種類を識別する。そし
て、例えば、用紙の種類がラベルの場合、カット動作及
びバックフィード動作が無効とされ、用紙の種類がセン
タホールタグ又は横ホールタグである場合、カット動作
及びバックフィード動作は有効とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙識別方法に関
し、特に、複数種類の用紙に対して印刷可能な印刷装置
における用紙識別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、運輸や流通業などでは、商品や荷
物に宣伝PRや値段、内容表示、商品コードや配送コー
ドなど膨大な情報を添付する必要から、種々の粘着ラベ
ルや下げ札(タグ)が用いられている。これらのラベル
やタグには、ブランド表示用や値付用など、用途に応じ
て形状、紙質、被着物への取り付け方法などの異なる様
々なものが供給されており、いずれも専用プリンタを用
いて印字されている。通常、この種のプリンタでは、複
数種のラベルやタグ(即ち、用紙種)に対応するため、
印字用紙をセットしたときに、その用紙種に適した動作
条件を設定する必要がある。例えば、値札のように、テ
ープ状の剥離紙に粘着ラベルが等間隔で仮着されたラベ
ルでは、剥離紙の裏に印刷された位置検出マークをプリ
ンタの光反射センサで検知して紙送りするタイプと、こ
のマークを省略し、各ラベルの間隔(ギャップ)をプリ
ンタの光透過センサで検出するタイプがあり、どちらの
ラベルを使用するか(=どちらのセンサを有効にする
か)、予めプリンタの動作条件を設定する必要がある。
衣料品用などの糸吊タグでは、厚手の連続紙に糸通し孔
が穿設され、この糸通し孔を上記ラベルのギャップに代
えて検出し、印字後にプリンタのカッタ装置で単葉のタ
グに切断する。そして、この糸通し孔の位置が中央のも
の(センタホールタグ)と、横位置のもの(横孔タグ)
があり、予めプリンタのセンタ位置を移動させて設定す
る必要がある。また、カッタ装置を使用する場合には、
一旦印字した用紙をカッタ装置まで先送りしてカットし
た後、次の印字用紙を印字部まで逆送りする、バックフ
ィード動作を有効にするか否かの設定を行う必要があ
る。そして、各ラベルやタグには、その紙質等に応じて
適当な印字濃度や印字スピードを設定する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のラベ
ルプリンタでは、上述のように印字用紙をセットしたと
きに、プリンタ本体を操作したり、プリンタに接続され
たホストコンピュータからコマンドを送信して、用紙種
の設定を行い、センサの種類を選択し、センサの位置を
調整し、印字濃度、印字スピードを設定する必要があっ
た。しかし、個々の設定操作を独立して行い得るため
に、いずれかの設定をし忘れたり、誤設定すると、正し
く印字できないという問題があった。例えば、粘着ラベ
ルをバックフィード動作させると、ラベルが印字ヘッド
に衝突して剥離してしまう等の問題が起こり得た。この
ように、従来方法によれば、プリンタの動作原理をよく
理解していない限り、操作が煩雑で、取り扱いを困難な
ものにしていた。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、プリンタが用紙種を自動で識別し、オペレ
ータの負担を軽減できる用紙識別方法を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の用紙識
別方法は、複数種類の用紙に対して印刷可能な印刷装置
にセットされた用紙の種類を識別する用紙識別方法であ
って、用紙を所定の搬送方向に搬送し、用紙の複数の位
置に光を照射し、用紙からの透過光又は反射光を位置毎
に受光し、各位置毎に、透過光又は反射光の強度に対応
する電気信号を出力し、各位置における電気信号に基づ
いて、用紙の種類を判定することを特徴とする。また、
各位置は、搬送方向に対して直角の方向における用紙の
中央の位置と、搬送方向に対して直角の方向における用
紙の一方の端部から所定の距離だけ離れた位置と、搬送
方向に対して直角の方向における用紙の他方の端部から
所定の距離だけ離れた位置とすることができる。また、
用紙の種類を判定した結果に応じて、印刷装置の動作条
件を設定することができる。本発明に係る用紙識別方法
においては、用紙を所定の搬送方向に搬送し、用紙の複
数の位置に光を照射し、用紙からの透過光又は反射光を
位置毎に受光し、各位置毎に、透過光又は反射光の強度
に対応する電気信号を出力し、各位置における電気信号
に基づいて、用紙の種類を判定する。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用されるプリ
ンタの第1の実施の形態の構成例を示している。同図に
示すように、プリンタは、各部を制御する制御部10
と、用紙1を搬送する搬送ローラ17と、用紙1をプラ
テンローラ6に押圧し、該用紙1に印刷を行うサーマル
ヘッド5と、制御部10の制御により駆動されるステッ
ピングモータ(以下では、適宜単にモータと記載する)
7と、ベルト8を介して伝達されるモータ7の回転駆動
力によって回転し、用紙1を搬送するプラテンローラ6
と、所定の光を出射する発光部と、発光部から出射され
た光を受光し、受光した光の強度(単位時間当たりの受
光量)に対応する電気信号を出力する受光部とからな
り、用紙1を挟むように発光部と受光部を配し、用紙1
に設けられた横ホール(図3)を受光部の受光量に基づ
いて検出する横ホールセンサ16と、所定の光を出射す
る発光部と、発光部から出射された光を受光し、受光し
た光の強度に対応する電気信号を出力する受光部とから
なり、用紙1を挟むように発光部と受光部を配し、用紙
1に設けられたセンタホール(図3)を受光部の受光量
に基づいて検出するセンタホールセンサ15と、所定の
光を出射する発光部と、発光部から出射された光を受光
し、受光した光の強度に対応する電気信号を出力する受
光部とからなり、用紙1を挟むように発光部と受光部を
配し、用紙1が台紙に剥離可能に貼付されたラベルであ
る場合、ラベルとギャップ(隣接する2つのラベルの間
の台紙のみの部分)を受光部の受光量に基づいて検出す
るギャップセンサ14と、所定の光を出射する発光部
と、発光部から出射された光の用紙1からの反射光を受
光し、受光した光の強度に対応する電気信号を出力する
受光部とからなり、用紙1の裏面の側に発光部と受光部
を並べて配し、用紙1の裏面に印刷された識別マーク
(以下、アイマークと記載する)を受光部の受光量に基
づいて検出するアイマークセンサ13と、用紙1を所定
の位置で切り離すロータリカッタ12とを備えている。
なお、上述した図1のアイマークセンサ13、ギャップ
センサ14、センタホールセンサ15、及び横ホールセ
ンサ16は、便宜的に用紙の搬送方向に沿って描かれて
いるが、実際には図3の如く、用紙進行方向を直交方向
に横断する直線に沿って離間して配設されている。
【0007】図2は、図1の実施の形態の電気的な構成
例を示すブロック図である。同図に示すように、制御部
10は、所定の制御プログラムを記憶するROM(re
adonly memory)22と、ROM22に記
憶されている制御プログラムに従って動作し、各部を制
御するCPU(central processing
unit)21と、CPU21が動作する上で必要と
なる各種データを記憶するとともに、印刷データを展開
するための描画領域を有するRAM(random a
ccess memory)23と、ステッピングモー
タ7にパルス信号を供給し、ステッピングモータ7を回
転させるモータ制御部24と、CPU21の制御下、R
AM23の描画メモリに展開された印刷すべき文字、図
形、及びバーコードなどの印刷データに対応する制御信
号を生成し、サーマルヘッド5に供給し、印刷動作を行
わせるサーマルヘッド制御部25と、CPU21の制御
下、アイマークセンサ13の発光部を制御し、光を出射
させるとともに、受光部から出力される電気信号を受け
取り、デジタルのデータに変換してアイマーク検出デー
タとしてCPU21に供給するアイマークセンサ制御部
33と、CPU21の制御下、ギャップセンサ14の発
光部を制御し、光を出射させるとともに、受光部から出
力される電気信号を受け取り、ギャップ検出データとし
てCPU21に供給するギャップセンサ制御部34と、
CPU21の制御下、センタホールセンサ15の発光部
を制御し、光を出射させるとともに、受光部から出力さ
れる電気信号を受け取り、センタホール検出データとし
てCPU21に供給するセンタホールセンサ制御部35
と、CPU21の制御下、横ホールセンサ16の発光部
を制御し、光を出射させるとともに、受光部から出力さ
れる電気信号を受け取り、横ホール検出データとしてC
PU21に供給する横ホールセンサ制御部36と、ロー
タリカッタ12を制御し、用紙1を所定の位置で切り離
すカッタ制御部32と、外部インタフェース27と、イ
ンタフェース30とを備えている。そして、印刷時の動
作や印刷形態に関する設定や数値等を入力するための入
力部28と、入力部28から入力された入力データや、
各種情報を表示するための表示部29とがインタフェー
ス30を介して接続されている。入力部28より入力さ
れた入力データは、インタフェース30を介してCPU
21に供給され、表示部29に表示される各種情報に対
応する表示データは、インタフェース30を介してCP
U21より供給されるようになっている。また、外部イ
ンタフェース27を介して、外部に接続された機器との
間で各種データの送受信を行うことができるようになっ
ている。
【0008】図3は、各種センサの用紙1上での位置を
示している。横ホールセンサ16は、用紙1の一方の端
部から、例えば6ミリメートル(mm)の位置に配置さ
れている。また、センタホールセンサ15は、用紙1の
中央の位置に配置されている。センタホールセンサ15
は、用紙サイズに合わせて用紙ガイド18を用紙1の搬
送方向に対して直角の方向に移動させても、常に用紙の
中央に位置するようになっている。即ち、センタホール
センサ15は、不動点であるピニオンギア20の回転中
心に設けられ、このピニオンギア20と噛合する各用紙
ガイド18のラック19がピニオンギア20を挟んで対
向配置されている。そして、片方の用紙ガイド18を用
紙1の搬送方向と直交する方向に移動させたときに、ピ
ニオンギア20が回転し、もう一方の用紙ガイド18の
ラック19を近接・離間方向に直線運動させ、用紙1を
各用紙ガイド18の中央に幅寄せする。そして、このと
き、センタホールは常に各用紙ガイド18の中央(=セ
ンタホールセンサ15の位置)に位置するようになって
いる。
【0009】また、ギャップセンサ14は、用紙1の他
方の端部から、例えば12mmの位置に配置されてい
る。また、アイマークセンサ13は、用紙1の他方の端
部から、例えば7mmの位置に配置されている。横ホー
ルセンサ16、センタホールセンサ15、及びギャップ
センサ14は透過型のセンサであり、アイマークセンサ
13は、反射型のセンサである。
【0010】図4は、用紙1の種類に応じて、各センサ
の受光部から出力される電気信号の電圧値の例を示して
いる。図4(A)は、用紙1がアイマークラベル(裏面
にアイマークが印刷されているラベル)の場合にアイマ
ークセンサ13の受光部が出力する電気信号の電圧値の
例を示している。同図に示すように、アイマークセンサ
13の出力信号の電圧値は、アイマークを検出したとき
は、最大で約4.2ボルト(V)、アイマークを検出し
ていないときは、約1Vとなっている。
【0011】図4(B)は、用紙1がギャップラベル
(ラベルとラベルの間のギャップによりラベルの位置を
検出するもの)の場合にギャップセンサ14の受光部が
出力する電気信号の電圧値の例を示している。同図に示
すように、ギャップセンサ14が出力する電気信号の電
圧値は、ギャップを検出しないときは、最大で約3.7
(V)、ギャップを検出したときは、約1Vとなってい
る。
【0012】図4(C)は、用紙1が、センタホールを
有するセンタホールタグ、及び横ホールを有する横ホー
ルタグの場合に、センタホールセンサ15、及び横ホー
ルセンサ16の受光部が出力する電気信号の電圧値の例
を示している。同図に示すように、センタホールセンサ
15が出力する電気信号の電圧値は、センタホールを検
出しないときは、最大で約3.7(V)、センタホール
を検出したときは、約1Vとなっている。同様に、横ホ
ールセンサ16が出力する電気信号の電圧値は、横ホー
ルを検出しないときは、最大で約3.7(V)、横ホー
ルを検出したときは、約1Vとなっている。
【0013】次に、図5のフローチャートを参照して、
本実施の形態が用紙種を検出し、用紙種に対応した処理
が行われるように所定の設定を行う手順について説明す
る。
【0014】まず最初に、ステップS1において、CP
U21はアイマークレベルを読み込む。即ち、CPU2
1は、アイマークセンサ制御部33に対して、アイマー
クセンサ13の受光部から出力される電気信号の電圧値
に対応するアイマーク検出データ(アイマークレベル)
を供給するよう指令する。この指令を受けたアイマーク
センサ制御部33は、アイマークセンサ13から供給さ
れる電気信号のレベルに対応するアイマーク検出データ
をCPU21に供給する。アイマーク検出データは、例
えば、アイマークセンサ13から出力される電気信号の
レベルをデジタルのデータに変換したものである。
【0015】次に、ステップS2において、CPU21
により、アイマーク検出データに基づいて、アイマーク
が検出されたか否かが判定される。即ち、用紙1がアイ
マークラベルであるか否かが判定される。その結果、ア
イマークが検出され、アイマークラベルであると判定さ
れた場合、ステップS3に進む。ステップS3において
は、アイマークセンサアドレスセットが行われる。即
ち、CPU21により、RAM23のワークエリアの所
定の番地(いまの場合、80000h番地乃至8000
1h番地(ここで、80000hのhは、80000が
16進表示であることを表している))に、アイマーク
センサ13からの出力信号の電圧値が書き込まれる。そ
の後、ステップS7に進む。
【0016】一方、ステップS2において、CPU21
により、アイマーク検出データに基づいて、アイマーク
が検出されていないと判定された場合、ステップS4に
進む。
【0017】ステップS4においては、CPU21は、
ギャップレベルを読み込む。即ち、CPU21は、ギャ
ップセンサ制御部34に対して、ギャップセンサ14の
受光部から出力される電気信号の電圧値に対応するギャ
ップ検出データ(ギャップレベル)を供給するよう指令
する。この指令を受けたギャップセンサ制御部34は、
ギャップセンサ14から供給される電気信号のレベルに
対応するギャップ検出データをCPU21に供給する。
ギャップ検出データは、例えば、ギャップセンサ14か
ら出力される電気信号のレベルをデジタルのデータに変
換したものである。
【0018】次に、ステップS5において、CPU21
により、ギャップ検出データに基づいて、ギャップが検
出されたか否かが判定される。即ち、用紙1がギャップ
ラベルであるか否かが判定される。その結果、ギャップ
が検出され、用紙1がギャップラベルであると判定され
た場合、ステップS6に進む。ステップS6において
は、ギャップセンサアドレスセットが行われる。即ち、
RAM23のワークエリアの所定の番地(いまの場合、
80002h番地乃至80003h番地)に、ギャップ
センサからの出力信号の電圧値が書き込まれる。その
後、ステップS7に進む。
【0019】ステップS7においては、カット動作が無
効とされ、ステップS8において、バックフィード動作
が無効とされる。即ち、アイマーク又はギャップが検出
されたことにより、プリンタにセットされた用紙1がラ
ベルであると判定され、カット動作及びバックフィード
動作が無効とされる。
【0020】一方、ステップS5において、CPU21
により、ギャップが検出されていないと判定された場
合、ステップS9に進む。
【0021】ステップS9においては、CPU21は、
センタホールレベルを読み込む。即ち、センタホールセ
ンサ制御部35に対して、センタホールセンサ15の受
光部から出力される電気信号の電圧値に対応するセンタ
ホール検出データ(センタホールレベル)を供給するよ
う指令する。この指令を受けたセンタホールセンサ制御
部35は、センタホールセンサ15から供給される電気
信号のレベルに対応するセンタホール検出データをCP
U21に供給する。センタホール検出データは、例え
ば、センタホールセンサ15から出力される電気信号の
レベルをデジタルのデータに変換したものである。
【0022】次に、ステップS10において、CPU2
1により、センタホール検出データに基づいて、センタ
ホールが検出されたか否かが判定される。即ち、用紙1
がセンタホールタグであるか否かが判定される。その結
果、センタホールが検出され、用紙1がセンタホールタ
グであると判定された場合、ステップS11に進む。ス
テップS11においては、センタホールセンサアドレス
セットが行われる。即ち、RAM23のワークエリアの
所定の番地(いまの場合、80004h番地乃至800
05h番地)に、センタホールセンサ15からの出力信
号の電圧値が書き込まれる。その後、ステップS15に
進む。
【0023】一方、ステップS10において、CPU2
1により、センタホールが検出されていないと判定され
た場合、ステップS12に進む。
【0024】ステップS12においては、CPU21
は、横ホールレベルを読み込む。即ち、横ホールセンサ
制御部36に対して、横ホールセンサ16の受光部から
出力される電気信号の電圧値に対応する横ホール検出デ
ータ(横ホールレベル)を供給するよう指令する。この
指令を受けた横ホールセンサ制御部36は、横ホールセ
ンサ16から供給される電気信号のレベルに対応する横
ホール検出データをCPU21に供給する。横ホール検
出データは、例えば、横ホールセンサ16から出力され
る電気信号のレベルをデジタルのデータに変換したもの
である。
【0025】次に、ステップS13において、CPU2
1により、横ホール検出データに基づいて、横ホールが
検出されたか否かが判定される。即ち、用紙1が横ホー
ルタグであるか否かが判定される。その結果、横ホール
が検出され、用紙1が横ホールタグであると判定された
場合、ステップS14に進む。ステップS14において
は、横ホールセンサアドレスセットが行われる。即ち、
RAM23のワークエリアの所定の番地(いまの場合、
80006h番地乃至80007h番地)に、横ホール
センサ16からの出力信号の電圧値が書き込まれる。そ
の後、ステップS15に進む。
【0026】一方、ステップS13において、CPU2
1により、横ホールが検出されていないと判定された場
合、ステップS17に進み、1ステップ分だけ用紙1が
搬送される。その後、ステップS1に戻り、ステップS
1以降の処理が繰り返し実行される。
【0027】ステップS15においては、カット動作が
有効とされ、ステップS16において、バックフィード
動作が有効とされる。即ち、センタホール又は横ホール
が検出されたことにより、プリンタにセットされた用紙
1がタグであると判定され、カット動作及びバックフィ
ード動作が有効とされる。ステップS8又はステップS
16の処理が終了すると、本処理を終了する。
【0028】これにより、その後、印刷動作や搬送動作
を行うときに、RAM23上のワークエリアの上記アド
レスに書き込まれたデータを読み込むことにより、用紙
1の種類を認識し、用紙種に応じた処理を実行すること
ができる。
【0029】以上説明したように、本実施の形態によ
り、タグやラベルに印刷が可能なプリンタに用紙1がセ
ットされ、セットされた用紙1が搬送方向に搬送される
とき、プリンタに元々備え付けられているアイマークセ
ンサ13、ギャップセンサ14、センタホールセンサ1
5、及び横ホールセンサ16からの出力信号の電圧値を
利用して、セットされた用紙1の種類を自動で識別する
ことができる。従って、オペレータは、用紙1をセット
する度に、用紙1の種類をプリンタに設定する必要がな
くなり、オペレータの負担を軽減するとともに、使い勝
手を向上させることができる。
【0030】次に、図6に示すのは、本発明の第2の実
施の形態であり、本実施の形態の特徴は、片寄せ式の用
紙ガイドにセンタホールセンサを設けたことにある。こ
こでは、上述した第1の実施の形態と重複する構成要素
には同一符号を付し、その説明は適宜省略するものとす
る。100は片寄せ式の用紙ガイドであり、101は該
用紙ガイド100の一端側をなす固定ガイド部であり、
該固定ガイド部101には、プリンタ筐体の内壁などが
そのまま利用できる。102は上記固定ガイド部101
と対をなす可動ガイド部で、該可動ガイド部102は上
記固定ガイド部101と対向状態で近接・離間方向の移
動が可能に設けられており、該各ガイド部101,10
2をその間に用紙1を挟むように移動させて用紙サイズ
を変更するようになっている。
【0031】103はワイヤであり、該ワイヤ103
は、その一端がプリンタ筐体などに固定されたワイヤ固
定部(固定端)104となり、他端は上記可動ガイド部
102に固定されたワイヤ取付部(可動端)105とな
って、該可動ガイド部102とともに移動するようにな
っている。
【0032】106は上記ワイヤ103の固定端10
4、可動端105の間に配設された動滑車であり、該動
滑車106にはセンタホールセンサ15が取り付けられ
ており、これによって、上記可動ガイド部102を移動
させたとき、該センタホールセンサ15はそれと同方向
に1/2の変位量を以て移動するようになっている。
【0033】107は上記動滑車106を固定ガイド部
101側に付勢してワイヤ103に張力を与える引っ張
りばねであり、該引っ張りばね107の一端側は固定ガ
イド部101側のプリンタ筐体などに固定され、他端側
は動滑車106に連結されている。
【0034】さらに、図示はしないが、アイマークセン
サ13、ギャップセンサ14、横ホールセンサ16が、
前述した第1の実施の形態の場合と同様にして、用紙ガ
イド100にそれぞれ設けられているものとする。そし
て、上述したように、可動ガイド部102を移動させた
ときに、これに追随してセンタホールセンサ15も同じ
方向に1/2の変位量で移動するため、あるサイズの用
紙1を用いてその用紙1のセンタホール位置とセンタホ
ールセンサ15の位置とを一致させておけば、用紙交換
によって用紙1の幅が変化しても、センタホールセンサ
15は常に用紙1のセンタホール位置に移動するように
なる。
【0035】本実施の形態は以上の構成を有するもの
で、その基本的作用において上述した第1の実施の形態
と格別差異はない。然るに、本実施の形態によれば、片
寄せ式の用紙ガイド100にワイヤ103と動滑車10
6を用いたセンサ移動機構を設けたため、可動ガイド部
102を1つにでき、ラックとピニオンからなる用紙ガ
イドのように用紙幅を狭めたときに外向きにラックが突
出する空間を確保する必要がなくなる。
【0036】また、固定ガイド部101は、プリンタ筐
体の一部をそのまま利用できるため、機構が簡略化され
るとともに、プリンタ自体の重量を利用して用紙1を安
定して支持・ガイドすることができる。さらに、ラッ
ク、ピニオンの噛合部のがたつきや、用紙幅を変更する
ときの動作の重さ等の問題から解放されるといった効果
を奏する。
【0037】なお、上記第1の実施の形態において用い
た具体的な数値は例であってこれに限定されるものでは
ない。
【0038】また、上記各実施の形態の構成及び動作は
例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更
することができることは言うまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る用紙識別方法
によれば、用紙を所定の搬送方向に搬送し、用紙の複数
の位置に光を照射し、用紙からの透過光又は反射光を位
置毎に受光し、各位置毎に、透過光又は反射光の強度に
対応する電気信号を出力し、各位置における電気信号に
基づいて、用紙の種類を判定するようにしたので、用紙
の種類を自動認識させ、用紙の種類に応じた動作が行わ
れるようにすることができ、オペレータの負担を軽減す
ることができる。従って、用紙をセットすると同時に用
紙種のマーク、ギャップ、ホールに応じた位置にセンサ
を自動的に移動させることができる。また、用紙をフィ
ードしたときに、複数あるセンサのうちからマークやホ
ールを検知したセンサが有効となるので、プリンタ本体
の調整(ディップスイッチやキー入力)を行う必要がな
くなり、ホストからコマンド入力する煩わしさや、誤設
定の危険からも解放される。また、カットの有無、バッ
クフィードの有無、印字濃度、印字スピードなど、各用
紙種に応じた用紙の取り扱い設定も自動で行われるの
で、プリンタ操作を熟知しなくても確実かつ容易にラベ
ル、タグへの印字発行ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を応用したプリンタの第1の一実施の形
態の構成例を示す図である。
【図2】図1の制御部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図3】用紙と各センサの位置関係を示す図である。
【図4】各センサの出力信号のレベル変化を示す図であ
る。
【図5】図1の実施の形態の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図6】第2の実施の形態に係る片寄せ式の用紙ガイド
とセンタホールセンサを示す図である。
【符号の説明】
1 用紙 5 サーマルヘッド 6 プラテンローラ 7 ステッピングモータ 8 ベルト 10 制御部 12 ロータリカッタ 13 アイマークセンサ 14 ギャップセンサ 15 センタホールセンサ 16 横ホールセンサ 17 搬送ローラ 18 用紙ガイド 19 ラック 20 ピニオンギア 21 CPU 22 ROM 23 RAM 24 モータ制御部 25 サーマルヘッド制御部 27 外部インタフェース 28 入力部 29 表示部 30 インタフェース 32 カッタ制御部 33 アイマークセンサ制御部 34 ギャップセンサ制御部 35 センタホールセンサ制御部 36 横ホールセンサ制御部 100 用紙ガイド 101 固定ガイド部 102 可動ガイド部 103 ワイヤ 104 ワイヤ固定部 105 ワイヤ取付部 106 動滑車 107 引っ張りばね

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の用紙に対して印刷可能な印刷
    装置にセットされた用紙の種類を識別する用紙識別方法
    であって、 前記用紙を所定の搬送方向に搬送し、 前記用紙の複数の位置に光を照射し、 前記用紙からの透過光又は反射光を前記位置毎に受光
    し、 各位置毎に、前記透過光又は反射光の強度に対応する電
    気信号を出力し、 各位置における前記電気信号に基づいて、前記用紙の種
    類を判定することを特徴とする用紙識別方法。
  2. 【請求項2】 各位置は、前記搬送方向に対して直角の
    方向における前記用紙の中央の位置と、前記搬送方向に
    対して直角の方向における前記用紙の一方の端部から所
    定の距離だけ離れた位置と、前記搬送方向に対して直角
    の方向における前記用紙の他方の端部から所定の距離だ
    け離れた位置であることを特徴とする請求項1に記載の
    用紙識別方法。
  3. 【請求項3】 前記用紙の種類を判定した結果に応じ
    て、前記印刷装置の動作条件が設定されることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の用紙識別方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH1149405A (ja) * 1997-07-31 1999-02-23 Sharp Corp 反射型光結合装置

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