JPH1149356A - 電着塗装用ハンガー - Google Patents
電着塗装用ハンガーInfo
- Publication number
- JPH1149356A JPH1149356A JP22012097A JP22012097A JPH1149356A JP H1149356 A JPH1149356 A JP H1149356A JP 22012097 A JP22012097 A JP 22012097A JP 22012097 A JP22012097 A JP 22012097A JP H1149356 A JPH1149356 A JP H1149356A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hanger
- coating
- electrodeposition coating
- main body
- removal hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Supports Or Holders For Household Use (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電着塗装用ハンガーの耐久性を向上させること
である。 【構成】ハンガー本体（１）を幅狭状の金属製プレート
を略レ字状に折曲して折曲部（１１）を形成し、この折
曲部（１１）における幅方向中央に塗料除去孔（１２）
を開孔したことを特徴とする。
である。 【構成】ハンガー本体（１）を幅狭状の金属製プレート
を略レ字状に折曲して折曲部（１１）を形成し、この折
曲部（１１）における幅方向中央に塗料除去孔（１２）
を開孔したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はカチオンなどの電着
塗料槽内に、被塗装品（例えば、自動車用座席のスライ
ド装置）を懸吊して浸漬することにより電着塗装する電
着塗装用ハンガーに関する。
塗料槽内に、被塗装品（例えば、自動車用座席のスライ
ド装置）を懸吊して浸漬することにより電着塗装する電
着塗装用ハンガーに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のハンガー（１′）を、図
５に示す。図中（２）（２）…は、ハンガー（１′）を
取付ける取付杆、（３）は吊下柱、（４）は吊下柱
（３）を電着塗料槽（不図示）に搬送するトロリーコン
ベヤを示す。
５に示す。図中（２）（２）…は、ハンガー（１′）を
取付ける取付杆、（３）は吊下柱、（４）は吊下柱
（３）を電着塗料槽（不図示）に搬送するトロリーコン
ベヤを示す。
【０００３】このトロリーコンベヤ（４）であるハンガ
ー（１′）にマイナス電流、電着塗料槽にプラス電流を
通電することにより、電着塗料槽内で被塗装品を塗装し
ている。
ー（１′）にマイナス電流、電着塗料槽にプラス電流を
通電することにより、電着塗料槽内で被塗装品を塗装し
ている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来品
のハンガー（１′）は、上向きに鋸刃（１Ａ）（１
Ａ′）を設け、この鋸刃（１Ａ）（１Ａ′）より被塗装
品に通電しているが、ハンガー（１′）の長期使用によ
り、鋸刃（１Ａ）（１Ａ′）が塗料によって目詰りして
絶縁状態が起る。
のハンガー（１′）は、上向きに鋸刃（１Ａ）（１
Ａ′）を設け、この鋸刃（１Ａ）（１Ａ′）より被塗装
品に通電しているが、ハンガー（１′）の長期使用によ
り、鋸刃（１Ａ）（１Ａ′）が塗料によって目詰りして
絶縁状態が起る。
【０００５】そのため、被塗装品に未塗装品が発生する
不具合があり、斯かる不具合を除去するためにハンガー
（１′）を短期間で交換している。
不具合があり、斯かる不具合を除去するためにハンガー
（１′）を短期間で交換している。
【０００６】そこで、本発明は長期間交換せずに使用で
きるハンガーを提供することを目的とする。
きるハンガーを提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明に係る塗装用ハンガーは、ハンガー本体は、
幅狭状の金属製プレートを略レ字状に折曲して折曲部を
形成し、該折曲部におけるプレートの幅方向中央に、塗
料除去孔を開孔したことを特徴とするものであり、ハン
ガー本体は鋼製で、そのエッヂを利用して被塗装品に通
電する。
めの本発明に係る塗装用ハンガーは、ハンガー本体は、
幅狭状の金属製プレートを略レ字状に折曲して折曲部を
形成し、該折曲部におけるプレートの幅方向中央に、塗
料除去孔を開孔したことを特徴とするものであり、ハン
ガー本体は鋼製で、そのエッヂを利用して被塗装品に通
電する。
【０００８】ハンガー本体の折曲角度を略４５度程度に
することにより、ハンガー本体に被塗装品に落下せず掛
止し易くなるし、塗料除去孔からの塗料の除去が速やか
に行うことができる。
することにより、ハンガー本体に被塗装品に落下せず掛
止し易くなるし、塗料除去孔からの塗料の除去が速やか
に行うことができる。
【０００９】また、ハンガー本体の先部を先端方向に狭
くした略三角状に形成することにより、エッヂに塗料が
付着し難くなり絶縁状態になることがない。
くした略三角状に形成することにより、エッヂに塗料が
付着し難くなり絶縁状態になることがない。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を、
図１乃至図４に基づいて説明する。図中（１）は本発明
に係るハンガー本体を示し、２．７ｍｍ程度の厚さを有
する焼入れした鋼製のプレートから構成され、下部が略
レ字状に折曲され、この折曲個所に塗料除去孔（１２）
が開孔されている。
図１乃至図４に基づいて説明する。図中（１）は本発明
に係るハンガー本体を示し、２．７ｍｍ程度の厚さを有
する焼入れした鋼製のプレートから構成され、下部が略
レ字状に折曲され、この折曲個所に塗料除去孔（１２）
が開孔されている。
【００１１】図中（１０）は垂直部、（１１）は折曲部
を各々示し、この垂直部（１０）の幅方向中央における
下部から折曲部（１１）に渉って、前記塗料除去孔（１
２）が開孔されている。
を各々示し、この垂直部（１０）の幅方向中央における
下部から折曲部（１１）に渉って、前記塗料除去孔（１
２）が開孔されている。
【００１２】折曲部（１１）は、図２に示すように折曲
角度（θ1）が略４５度程度に成形され、折曲部（１
１）上に付着した塗料が、ハンガー本体（１）を電着塗
料槽内から引き上げた際、塗料除去孔（１２）から除去
され易いようになっている。
角度（θ1）が略４５度程度に成形され、折曲部（１
１）上に付着した塗料が、ハンガー本体（１）を電着塗
料槽内から引き上げた際、塗料除去孔（１２）から除去
され易いようになっている。
【００１３】更に、図３、図４に示すように折曲部（１
１）は、先端部方向に狭く成形した略三角状になってお
り、折曲部（１１）に付着した塗料が、折曲部（１１）
から除去され易いように形成されている。そして、先端
部の角度（θ2）は２０度前後が好ましい。
１）は、先端部方向に狭く成形した略三角状になってお
り、折曲部（１１）に付着した塗料が、折曲部（１１）
から除去され易いように形成されている。そして、先端
部の角度（θ2）は２０度前後が好ましい。
【００１４】以上の垂直部（１０）の幅（Ｗ1）は２５
ｍｍ、塗料除去孔（１２）の幅（Ｗ2）は１０ｍｍ、折
曲部（１１）側の塗料除去孔（１２）の長さ（Ｌ2）は
１５ｍｍ、垂直部（１０）側の塗料除去孔（１２）の長
さ（Ｌ3）も１５ｍｍ程度にすることにより、塗料が速
やかにハンガー本体から除去され、電着塗装を確実に行
うことができる。
ｍｍ、塗料除去孔（１２）の幅（Ｗ2）は１０ｍｍ、折
曲部（１１）側の塗料除去孔（１２）の長さ（Ｌ2）は
１５ｍｍ、垂直部（１０）側の塗料除去孔（１２）の長
さ（Ｌ3）も１５ｍｍ程度にすることにより、塗料が速
やかにハンガー本体から除去され、電着塗装を確実に行
うことができる。
【００１５】なお、以上のハンガー本体（１）の各辺
（エッヂ）は、面取せずに鋭角状にして通電し易いよう
にする。そして、被塗装品をハンガー本体（１）に懸吊
すると、被塗料品がハンガー本体（１）のエッヂに接触
し、この接触個所により通電して塗装される。
（エッヂ）は、面取せずに鋭角状にして通電し易いよう
にする。そして、被塗装品をハンガー本体（１）に懸吊
すると、被塗料品がハンガー本体（１）のエッヂに接触
し、この接触個所により通電して塗装される。
【００１６】
【発明の効果】本発明によれば、ハンガー本体はプレー
トを略レ字状に折曲し、その折曲個所における幅方向中
央に塗料除去孔を開孔し、プレートのエッヂより通電す
る構成であるから、前記従来品の如く、塗料により目詰
まりすることがないし、耐荷重にも対応できる。
トを略レ字状に折曲し、その折曲個所における幅方向中
央に塗料除去孔を開孔し、プレートのエッヂより通電す
る構成であるから、前記従来品の如く、塗料により目詰
まりすることがないし、耐荷重にも対応できる。
【００１７】加えて、ハンガーの耐用期間が前記従来品
に比べ、大幅に長くなり、ハンガーの交換取付工数を削
減できる。
に比べ、大幅に長くなり、ハンガーの交換取付工数を削
減できる。
【図１】本発明に係るハンガー本体の斜視図である。
【図２】図１のIIーII線断面図である。
【図３】折曲部の正面図である。
【図４】背面図である。
【図５】従来品の斜視図である。
１ ハンガー本体 １１ 折曲部 １２ 塗料除去孔
Claims (3)
- 【請求項１】 被塗装品を懸吊して電着塗料槽内に浸漬
することにより、電着塗装するハンガーにおいて、 該ハンガー本体は、幅狭状の金属製プレートを略レ字状
に折曲して折曲部を形成し、 該折曲部におけるプレートの幅方向中央に、塗料除去孔
を開孔し、プレートのエッジを被塗装品に接触させて塗
装することを特徴とする電着塗装用ハンガー。 - 【請求項２】 前記ハンガー本体の折曲角度は、略４５
度である前記請求項１記載の電着塗装用ハンガー。 - 【請求項３】 前記ハンガー本体の先部は、先端方向を
狭くした略三角状に形成してなる前記請求項１記載の電
着塗装用ハンガー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22012097A JPH1149356A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 電着塗装用ハンガー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22012097A JPH1149356A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 電着塗装用ハンガー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1149356A true JPH1149356A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16746238
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22012097A Pending JPH1149356A (ja) | 1997-07-31 | 1997-07-31 | 電着塗装用ハンガー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1149356A (ja) |
-
1997
- 1997-07-31 JP JP22012097A patent/JPH1149356A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH1149356A (ja) | 電着塗装用ハンガー | |
| JPS6211967Y2 (ja) | ||
| JP3004039U (ja) | 電着ハンガー | |
| JPH061264Y2 (ja) | 被塗物搬送用ハンガーコンベア | |
| JPH06240495A (ja) | ディッピング処理装置 | |
| JPH049010Y2 (ja) | ||
| JPS6133002Y2 (ja) | ||
| JPS6220445Y2 (ja) | ||
| JPH0124018Y2 (ja) | ||
| CN209127881U (zh) | 涂装侧推式c型吊具 | |
| JPS629330Y2 (ja) | ||
| JP2594157Y2 (ja) | 電着塗装装置 | |
| US9682401B2 (en) | Coating application | |
| CN218147022U (zh) | 一种用于汽车零部件电泳涂漆的同向挂具 | |
| JPS584928Y2 (ja) | 電着塗装用物品支持具 | |
| JPS58701Y2 (ja) | 電着塗装用物品支持具 | |
| CN212152472U (zh) | 一种弧面形状产品的连续电泳挂具 | |
| JPS5852287Y2 (ja) | 電着塗装用ハンガ− | |
| JPH0641860U (ja) | 電着塗装用ハンガー | |
| JP3031875U (ja) | 押え具 | |
| JPS5852039B2 (ja) | 電着塗装方法 | |
| JPS6259885B2 (ja) | ||
| JPH0118614Y2 (ja) | ||
| US20040232096A1 (en) | Coating processes | |
| JPH09285834A (ja) | ワイパーブレードの金属部品の製造方法 |