JPH1149146A - 内容物固定機能付き中枠 - Google Patents

内容物固定機能付き中枠

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JPH1149146A
JPH1149146A JP22088197A JP22088197A JPH1149146A JP H1149146 A JPH1149146 A JP H1149146A JP 22088197 A JP22088197 A JP 22088197A JP 22088197 A JP22088197 A JP 22088197A JP H1149146 A JPH1149146 A JP H1149146A
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JP
Japan
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base plate
contents
plastic film
plate
fixing function
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Withdrawn
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JP22088197A
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English (en)
Inventor
Masahiro Tanpo
雅博 反保
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装する内容物を確実に固定でき、輸送、保
管、取扱時において内容物が破損したり損傷を受けるの
を防止することができる内容物固定機能付き中枠を提供
することである。 【解決手段】 四角形状の台板を、台板の左右寸法の3
倍以上の長さを有する短冊状の柔軟性に優れたプラスチ
ックフイルムの長手方向の中央部の上面に、台板とプラ
スチックフイルムの上下方向の中心線を合わした状態で
載置し接着固定した構成の内容物固定機能付き中枠であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装する内容物を
固定できるようにして保管、輸送、取扱時に内容物が破
損したり損傷を受けるのを防止した紙箱用の中枠に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、段ボール箱等に内容物を固定した
状態で包装する方法としては、内容物を収納できる形状
に加工された中枠を段ボール箱内に装着して、その中枠
内に内容物を収納して固定した状態で包装する方法、内
容物を収納できる形状に成形された発泡スチロール等か
らなる緩衝材を段ボール箱内に装着して、その中に内容
物を収納して固定した状態で包装する方法等が一般的に
使用されている。しかしながら、上記の様な包装方法で
は、内容物を収納できる形状に加工ないしは成形した中
枠ないしは発泡スチロールを、内容物の形状に応じて作
製しておくことが必要であり、包装する内容物の形状が
種々異なる場合には、それらの内容物の形状に合った中
枠ないしは発泡スチロールを準備しておくことが必要で
あり、その製造、保管、管理がきわめて煩雑になるとい
う欠点があった。
【0003】上記のように別体の中枠ないしは成形品を
使用する方法ではなく、段ボール箱等の内面に取り付け
たフイルムにより内容物を固定した状態で包装する方法
としては、例えば、特公昭58−3904号公報に記載
されている方法が知られている。その方法は、品物を載
置する面と、品物がほぼ封入される所定の大きさの空間
を限定する対向して配置されたほぼ平行な側壁の対とを
有する板材と、品物を載置する面と対向する側壁との合
体部に隣接する部分、即ち、側壁の下部に沿ってホイル
シートからなる熱収縮材の一端が接合されると共に他端
が自由端の方へ伸長する少なくとも1枚のホイルシート
からなる熱収縮材を備えた構成からなり、包装材の品物
を載置する面に品物を載置して、品物の上に熱収縮材の
伸長する部分を折り重ねて熱収縮させることにより、包
装される品物の数や満たされる空間の大きさに関係な
く、品物を固定できるようにした包装方法である。しか
しながら、上記の包装方法の場合には、品物を固定して
包装するためのホイルシートからなる熱収縮材が段ボー
ル箱等に取り付けられている構成の包装材であるため、
包装材の製造工程の自動化が困難である上に、包装材の
嵩が大きいために、包装作業が煩雑になるという欠点が
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、包装
する内容物を確実に固定でき、輸送、保管、取扱時にお
いて内容物が破損したり損傷を受けるのを防止できる内
容物固定機能付き中枠を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】四角形状の台板を、前記
台板の左右寸法の3倍以上の長さを有する短冊状の柔軟
性に優れたプラスチックフイルムの長手方向の中央部の
上面に、前記台板と前記プラスチックフイルムの上下方
向の中心線を合わして重ね合わせて接着した構成の内容
物固定機能付き中枠である。この場合、台板上に内容物
を載置して、台板の左右両側に延在するプラスチックフ
イルムを内容物の全体を覆うように折り重ねて加熱する
ことにより、プラスチックフイルムが収縮して内容物の
上面に密着するので、内容物を台板上に確実に固定する
ことができる。この状態で段ボール箱等に包装すること
により、輸送、保管、取扱時における衝撃により内容物
が損傷を受けるのを防止できる。また、別体の中枠であ
るため台板上に内容物を固定する作業が簡単となる。
【0006】上記の内容物固定機能付き中枠において、
前記台板の上下端縁に折り曲げ可能に側面板をそれぞれ
連接した構成とすることにより、段ボール箱等の内部に
収納した状態で、側面板により台板上に固定された内容
物が上下方向に移動するのを防止することができるの
で、段ボール箱等に包装する際に上部に別体の緩衝材等
を使用して固定する必要がなくなる。
【0007】上記の内容物固定機能付き中枠において、
前記台板の上下端縁に折り曲げ可能に側面板および前記
側面板より長い支持板をそれぞれ連接した構成とするこ
とにより、支持板によって台板上に固定された内容物を
宙吊りの状態とすることができるのできわめて優れた緩
衝効果が得られる。
【0008】四角形状で且つ上下端縁に折り曲げ可能に
折重ね板がそれぞれ連接された台板上に、前記台板の左
右寸法の3倍以上の長さを有する短冊状の柔軟性に優れ
たプラスチックフイルムの長手方向の中央部を前記台板
と前記プラスチックフイルムの上下方向の中心線を合わ
して重ね合わせ、前記折重ね板を前記プラスチックフイ
ルム上面に折り重ねて接着した構成の内容物固定機能付
き中枠である。この場合、折重ね板をプラスチックフイ
ルムを挟むように台板の上面に折り重ねて、折重ね板上
に内容物を載置して包装することにより、底面が台板上
に折重ね板が折り重ねられた2層構造となるので、底面
のクッション性が良くなり緩衝効果のより優れたものと
なる。
【0009】上記の内容物固定機能付き中枠において、
前記台板の左右端縁に折り曲げ可能に側面板をそれぞれ
連接した構成とすることにより、段ボール箱等の内部に
収納した状態で、台板上に固定された内容物が上下方向
に移動するのを側面板により防止できると共に、底面の
緩衝効果の優れたものとすることだできる。
【0010】上記の内容物固定機能付き中枠において、
前記台板の左右端縁に折り曲げ可能に側面板および前記
側面板よりも長い支持板をそれぞれ連接した構成とする
ことにより、支持板により台板上に固定された内容物を
宙吊りの状態で包装することができるので、きわめて優
れた緩衝効果が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を引用して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態を示
す(イ)は平面図で(ロ)はI−I断面図で(ハ)は内
容物を包装した状態の横断面図、図2は本発明の第2実
施形態を示す(イ)は平面図で(ロ)はI−I断面図で
(ハ)II−II断面図で(ニ)は内容物を包装した状態の
横断面図、図3は本発明の第3実施形態を示す(イ)は
平面図で(ロ)は内容物を包装した状態の縦断面図、図
4は本発明の第4実施形態を示す(イ)は平面図で
(ロ)はI−I断面図で(ハ)は内容物を包装した状態
の横断面図、図5本発明の第5実施形態を示す(イ)は
平面図で(ロ)は内容物を包装した状態の縦断面図、図
6本発明の第6実施形態を示す(イ)は平面図で(ロ)
はI−I断面図で(ハ)は内容物を包装した状態の横断
面図であって、11,12,13,14,15,16 は内容物固定機能付
き中枠、2は台板、3は折重ね板、4は側面板、5は支
持板、6はプラスチックフイルム、7は接着部、8は内
容物をそれぞれ表す。
【0012】本発明の第1実施形態の内容物固定機能付
き中枠11は、図1に示すとおりであって、四角形状の台
板2を、台板2の上下寸法と略同寸の巾を有し台板2の
左右寸法の3倍以上の長さを有する短冊状の柔軟性に優
れたプラスチックフイルム6の長手方向の中央部の上面
に、図1(イ)に示すように、台板2およびプラスチッ
クフイルム6の上下方向の中心線が一致するように載置
して、図1(ロ)に示すように、台板2とプラスチック
フイルム6とを接着部7にて接着固定した構成である。
台板2とプラスチックフイルム6とを接着固定する接着
部7は、台板2の左右端縁に近い位置にて台板2の上下
全巾に設けるのが好ましい。第1実施形態の場合は、台
板2の寸法を包装に使用する段ボール箱等の内寸よりや
や大きめにして、台板2が段ボール箱等の内部で上下左
右方向に移動するのを防止することが好ましい。
【0013】第1実施形態の内容物固定機能付き中枠11
の台板2上に内容物8を載置して、台板2の左右端縁か
ら延在するプラスチックフイルム6a,6b を順次内容物8
の上面を覆うように折り重ねて加熱することにより、図
1(ハ)に示すように、プラスチックフイルムが軟化し
収縮して内容物8の上面に密着すると同時に内容物8を
台板2上に確実に固定することができる。プラスチック
フイルム6a,6b を順次内容物8の上に折り重ねた状態で
プラスチックフイルム6a,6b 同志を熱接着してもよい
が、柔軟性の優れたフイルムを使用することにより、重
ね合わされたプラスチックフイルム6同志が自己密着す
るので熱接着しない状態でも、プラスチックフイルム6
を熱収縮させて内容物8を固定することができる。
【0014】本発明の内容物固定機能付き中枠は、台板
2の左右端縁からそれぞれ外方に延出しているプラスチ
ックフイルム6a,6b により、台板2上に載置された内容
物8全体を確実に覆うことが必要であるため、左右端縁
からそれぞれ外方に延出しているプラスチックフイルム
6a,6b の長さを、少なくとも台板2の左右寸法よりも長
くしておく必要がある。したがって、プラスチックフイ
ルム6の長手方向の長さを台板2の左右寸法の3倍より
も長くしておくことが必要になる。高さの高い内容物8
を包装する場合には、プラスチックフイルム6の長手方
向の長さを、台板2の左右寸法の3倍の長さに内容物8
の高さをプラスした長さにしておくことが必要である。
【0015】本発明の第2実施形態の内容物固定機能付
き中枠12は、図2に示すとおりであって、四角形状で且
つ上下端縁に折り曲げ可能に折重ね板3がそれぞれ連接
された台板2上に、図2(イ)、(ロ)、(ハ)に示す
ように、台板2の左右寸法の3倍以上の長さを有する短
冊状の柔軟性に優れたプラスチックフイルム6の長手方
向の中央部を、台板2とプラスチックフイルム6の上下
方向の中心線を合わして重ね合わせて、折重ね板3をプ
ラスチックフイルム6を挟み込むようにプラスチックフ
イルム6の上面に折り重ねて、接着部7にて折重ね板3
とプラスチックフイルム6とを接着固定した構成であ
る。接着部7を台板2とプラスチックフイルム6との間
に設けてもよく、また、折重ね板3とプラスチックフイ
ルム6間および台板2とプラスチックフイルム6間の両
方に設けて接着固定してもよい。第2実施形態の場合
は、プラスチックフイルム6が台板2と折重ね板3との
間に挟持された状態となっているので、内容物8を包装
する際には上面と下面を反転させて折重ね板3が下側と
なるようにして使用することも可能である。第2実施形
態の場合においても、台板2の寸法を包装に使用する段
ボール箱等の内寸よりやや大きめにして、台板2が段ボ
ール箱等の内部で上下左右方向に移動するのを防止する
ことが好ましい。
【0016】第2実施形態の内容物固定機能付き中枠12
の上面に内容物8を載置して、台板2の左右端縁からそ
れぞれ外方に延出しているプラスチックフイルム6a,6b
を、内容物8の上面を完全に覆うように折り重ねて加熱
することにより内容物8を固定した状態は、図2(ニ)
に示すとおりである。第2実施形態の中枠は第1実施形
態の中枠と比較して、底面が台板2と折重ね板3との2
重の構成になっている以外は同一であり、第1実施形態
の中枠と同様の効果が得られると共に、台板2の上面に
折重ね板3が折り重ねられた2重構造となっていること
により、底面のクッション性が良くなり緩衝効果がより
優れたものとなっている。
【0017】本発明の第3実施形態の内容物固定機能付
き中枠13は、図3に示すとおりであり、第1実施形態に
おける台板2の上下端縁に折罫を介して側面板4が折り
曲げ可能にそれぞれ連接された、図3(イ)に示す平面
形状をなしている。側面板4は中枠が段ボール等の内部
で輸送中等における振動により上下方向に移動するのを
防止するが目的であるので、側面板4の長さは包装に使
用する段ボール等の内寸の高さと同寸にしておくことが
必要である。第3実施形態の台板2の上面に内容物8を
載置して、プラスチックフイルム6a,6b を、内容物8の
上面を完全に覆うように折り重ねて加熱することにより
内容物8を固定した状態は、図3(ロ)に示すとおりで
ある。この状態で段ボール箱等に収納して包装した際
に、側面板4により内容物8が固定された台板2が段ボ
ール箱等の内部で中枠が上下方向に移動するのを防止す
ることができるので、輸送中等における振動により内容
物8が上下方向に移動することがなく、より優れた内容
物の保護効果が得られるものである。
【0018】本発明の第4実施形態の内容物固定機能付
き中枠14は、図4に示すとおりであり、第2実施形態に
おける台板2の左右端縁に折り曲げ可能に側面板4がそ
れぞれ連接された、図4(イ)、(ロ)に示す構成であ
る。側面板4は中枠が段ボール等の内部で振動等により
上下方向に移動するのを防止するが目的であるので、側
面板4の長さは包装に使用する段ボール等の内寸の高さ
と同寸にしておくことが必要である。第4実施形態の台
板2の上面に内容物8を載置して、プラスチックフイル
ム6a,6b により内容物8を固定した状態は、図4(ハ)
に示すとおりである。第4実施形態の中枠は、第3実施
形態の中枠と同様に、段ボール箱等に収納して包装した
際に、側面板4により内容物8が固定された台板2が段
ボール箱等の内部で輸送中の振動により上下方向に移動
するのを防止することができると共に、台板2の上面に
折重ね板3が折り重ねられた2重構造となっているので
底面のクッション性が良く緩衝効果がより優れたものと
なっている。
【0019】本発明の第5実施形態の内容物固定機能付
き中枠15は、図5に示すとおりであり、第3実施形態に
於ける台板2の上下端縁に折り曲げ可能に連接された側
面板4の端縁に更に側面板4よりも長さの長い支持板5
が折り曲げ可能にそれぞれ連接された、図5(イ)に示
す平面形状をなしている。第5実施形態の場合には、支
持板5の長さを包装に使用する段ボール箱等の内寸高さ
と同寸にし側面板4の長さを支持板5の長さよりもやや
短く設定しておくことが必要である。第5実施形態の台
板2の上面に内容物8を載置して、プラスチックフイル
ム6a,6b にて内容物8を固定し、側面板4を上方に更に
支持板5を下方にそれぞれ折り曲げた状態は、図5
(ロ)に示すとおりである。この状態で段ボール箱等に
収納して包装した際に、側面板4よりも支持板5の方が
長く設定さているので、台板2が側面板4にて持ち上げ
られて支持板5により宙吊りの状態で包装されることに
なるので、きわめて優れた内容物の保護効果が得られる
ものである。
【0020】本発明の第6実施形態の内容物固定機能付
き中枠16は、図6に示すとおりであり、第4実施形態に
於ける台板2の上下端縁に折り曲げ可能に連接された側
面板4の端縁に更に側面板4よりも長さの長い支持板5
が折り曲げ可能にそれぞれ連接された、図6(イ)、
(ロ)、(ハ)に示す構成である。第6実施形態の場合
も、第5実施形態の場合と同様に、支持板5の長さを包
装に使用する段ボール箱等の内寸高さと同寸にし側面板
4の長さを支持板5の長さよりもやや短く設定しておく
ことが必要である。第6実施形態の台板2の上面に内容
物8を載置して、プラスチックフイルム6a,6b にて内容
物8を固定し、側面板4を上方に更に支持板5を下方に
それぞれ折り曲げた状態は、図6(ハ)に示すとおりで
ある。この状態で段ボール箱等に収納して包装した際
に、第5実施形態の場合と同様に、台板2が側面板4に
て持ち上げられて支持板5により宙吊りの状態で包装さ
れることになるので、きわめて優れた内容物の保護効果
が得られるものである。
【0021】プラスチックフイルム6としては柔軟性に
優れた少なくとも長手方向に延伸された熱収縮性を有す
るフイルムが好ましい。プラスチックフイルム6として
は、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−ア
クリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタクリル酸
共重合体(EMAA)、塩化ビニリデン系樹脂、アイオ
ノマー、ポリ塩化ビニル等からなるものが使用できる。
プラスチックフイルム6は少なくとも長手方向に延伸さ
れて熱収縮性を有しているものが好ましく、1軸延伸フ
イルムでも2軸延伸フイルムでもよい。。プラスチック
フイルム6は柔軟で自己密着性の大きいものが好まし
く、紙箱に収納された内容物の上面にプラスチックフイ
ルムを折り重ねた際にプラスチックフイルム同志が密着
するので、熱接着することなしに内容物を固定すること
ができる。台板2、折重ね板3、側面板4、支持板5を
構成する素材としては板紙、各種段ボールが使用でき
る。
【0022】本発明の内容物固定機能付き中枠にて内容
物8を包装する方法は、上記で説明したように、内容物
固定機能付き中枠11,12,13,14,15,16 の台板2上に内容
物8を載置しプラスチックフイルム6にて内容物8を完
全に覆った状態でプラスチックフイルム6を加熱して内
容物8を台板2に固定した後に、段ボール箱等に収納し
て包装してもよいし、また、先に内容物固定機能付き中
枠11,12,13,14,15,16を組み立てて段ボール箱等に挿入
した後に、台板2上に内容物8を載置してプラスチック
フイルム6にて内容物8の上面を覆った状態でプラスチ
ックフイルム6を加熱して固定する方法で行ってもよ
い。包装方法に関しては、包装する内容物8の種類、包
装作業性等を考慮して決めればよい。
【0023】本発明の内容物固定機能付き中枠11,12,1
3,14,15,16 を使用して内容物8を固定した状態で段ボ
ール箱等に収納して包装することにより、内容物8が段
ボール箱等の内部で移動することがないと共に、クッシ
ョン性および緩衝効果が優れたものであるので、輸送、
保管、取扱時における振動、衝撃等により内容物8が破
損したり損傷を受けたりするのを確実に防止することが
できるものである。また、嵩の小さい複数の内容物8を
包装する場合であっても、内容物を台板2上に配列した
状態でプラスチックフイルム6により確実に固定するこ
とができるので包装作業を効率化が可能となる。
【0024】
【発明の効果】四角形状の台板を、台板の左右寸法の3
倍以上の長さを有する短冊状の柔軟性に優れたプラスチ
ックフイルムの長手方向の中央部の上面に、台板とプラ
スチックフイルムの上下方向の中心線を合わして重ね合
わせて接着した構成の内容物固定機能付き中枠である。
この場合、台板上に内容物を載置して、台板の左右両側
に延在するプラスチックフイルムを内容物の上に折り重
ねて加熱することにより、プラスチックフイルムが収縮
して内容物の上面に密着するので、内容物を台板上に確
実に固定することができる。この状態で段ボール箱等に
包装することにより、輸送、保管、取扱時における衝撃
により内容物が損傷を受けるのを防止できる。また、台
板上に内容物を固定する作業が簡単となる。上記の内容
物固定機能付き中枠において、台板の上下端縁に折り曲
げ可能に側面板をそれぞれ連接した構成とすることによ
り、段ボール箱等の内部に収納した状態で、側面板によ
り台板上に固定された内容物が上下方向に移動するのを
防止することができるので、段ボール箱等に包装する際
に上部に別体のを緩衝材等を使用して固定する必要がな
くなる。上記の内容物固定機能付き中枠において、台板
の上下端縁に折り曲げ可能に側面板および側面板より長
い支持板をそれぞれ連接した構成とすることにより、支
持板によって台板上に固定された内容物を宙吊りの状態
とすることができるのできわめて優れた緩衝効果が得ら
れる。四角形状で且つ上下端縁に折り曲げ可能に折重ね
板がそれぞれ連接された台板上に、台板の左右寸法の3
倍以上の長さを有する短冊状の柔軟性に優れたプラスチ
ックフイルムの長手方向の中央部を台板とプラスチック
フイルムの上下方向の中心線を合わして重ね合わせ、折
重ね板をプラスチックフイルム上面に折り重ねて接着し
た構成の内容物固定機能付き中枠である。この場合、折
重ね板をプラスチックフイルムを挟むように台板の上面
に折り重ねて、折重ね板上に内容物を載置して包装する
ことにより、底面が台板上に折重ね板が折り重ねられた
2層構造となるので、底面のクッション性が良くなり緩
衝効果のより優れたものとなる。上記の内容物固定機能
付き中枠において、台板の左右端縁に折り曲げ可能に側
面板をそれぞれ連接した構成とすることにより、段ボー
ル箱等の内部に収納した状態で、台板上に固定された内
容物が上下方向に移動するのを側面板により防止できる
と共に、底面の緩衝効果の優れたものとすることができ
る。上記の内容物固定機能付き中枠において、台板の左
右端縁に折り曲げ可能に側面板および側面板よりも長い
支持板をそれぞれ連接した構成とすることにより、支持
板により台板上に固定された内容物を宙吊りの状態で包
装することができるので、きわめて優れた緩衝効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す(イ)は平面図で
(ロ)はI−I断面図で(ハ)は内容物を包装した状態
の横断面図。
【図2】本発明の第2実施形態を示す(イ)は平面図で
(ロ)はI−I断面図で(ハ)II−II断面図で(ニ)は
内容物を包装した状態の横断面図。
【図3】本発明の第3実施形態を示す(イ)は平面図で
(ロ)は内容物を包装した状態の縦断面図。
【図4】本発明の第4実施形態を示す(イ)は平面図で
(ロ)はI−I断面図で(ハ)は内容物を包装した状態
の横断面図。
【図5】本発明の第5実施形態を示す(イ)は平面図で
(ロ)は内容物を包装した状態の縦断面図。
【図6】本発明の第6実施形態を示す(イ)は平面図で
(ロ)はI−I断面図で(ハ)は内容物を包装した状態
の横断面図。
【符号の説明】
11,12, 13,14,15, 16 内容物固定機能付き中枠 2 台板 3 折重ね板 4 側面板 5 支持板 6 プラスチックフイルム 7 接着部 8 内容物

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 四角形状の台板を、前記台板の左右寸法
    の3倍以上の長さを有する短冊状の柔軟性に優れたプラ
    スチックフイルムの長手方向の中央部の上面に、前記台
    板と前記プラスチックフイルムの上下方向の中心線を合
    わして重ね合わせ接着した構成からなることを特徴とす
    る内容物固定機能付き中枠。
  2. 【請求項2】 前記台板の上下端縁に折り曲げ可能に側
    面板をそれぞれ連接した構成からなることを特徴とする
    請求項1記載の内容物固定機能付き中枠。
  3. 【請求項3】 前記台板の上下端縁に折り曲げ可能に側
    面板および前記側面板よりも長い支持板をそれぞれ連接
    した構成からなることを特徴とする請求項1記載の内容
    物固定機能付き中枠。
  4. 【請求項4】 四角形状で且つ上下端縁に折り曲げ可能
    に折重ね板がそれぞれ連接された台板上に、前記台板の
    左右寸法の3倍以上の長さを有する短冊状の柔軟性に優
    れたプラスチックフイルムの長手方向の中央部を、前記
    台板と前記プラスチックフイルムの上下方向の中心線を
    合わして重ね合わせ、前記折重ね板を前記プラスチック
    フイルム上面に折り重ねて接着した構成からなることを
    特徴とする内容物固定機能付き中枠。
  5. 【請求項5】 前記台板の左右端縁に折り曲げ可能に側
    面板をそれぞれ連接した構成からなることを特徴とする
    請求項4記載の内容物固定機能付き中枠。
  6. 【請求項6】 前記台板の左右端縁に折り曲げ可能に側
    面板および前記側面板よりも長い支持板をそれぞれ連接
    した構成からなることを特徴とする請求項4記載の内容
    物固定機能付き中枠。
JP22088197A 1997-08-01 1997-08-01 内容物固定機能付き中枠 Withdrawn JPH1149146A (ja)

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JP22088197A Withdrawn JPH1149146A (ja) 1997-08-01 1997-08-01 内容物固定機能付き中枠

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JP (1) JPH1149146A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008074460A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Rengo Co Ltd 商品包装体

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JP2008074460A (ja) * 2006-09-22 2008-04-03 Rengo Co Ltd 商品包装体

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