JPH1149074A - 自転車用内装変速ハブ - Google Patents

自転車用内装変速ハブ

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JPH1149074A
JPH1149074A JP9215237A JP21523797A JPH1149074A JP H1149074 A JPH1149074 A JP H1149074A JP 9215237 A JP9215237 A JP 9215237A JP 21523797 A JP21523797 A JP 21523797A JP H1149074 A JPH1149074 A JP H1149074A
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clutch
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power transmission
bicycle
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Koshi Tanabe
耕嗣 田部
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M11/00Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels
    • B62M11/04Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio
    • B62M11/14Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio with planetary gears
    • B62M11/16Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio with planetary gears built in, or adjacent to, the ground-wheel hub

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠心力により変速比を切換可能な内装変速ハ
ブにおいて、簡単に組立分解できるようにする。 【解決手段】 自転車用内装変速ハブ10は、遠心力に
より変速比を切換可能なハブであって、ハブ軸21と駆
動体22と従動体23と遊星歯車機構24とクラッチ機
構25とクラッチ切換機構26と固定ボルト66とを備
えている。従動体は、ハブ軸回りに回転可能なハブシェ
ル60を有している。遊星歯車機構は、駆動体からの回
転を変速して従動体に伝達する。クラッチ機構は、駆動
体と従動体とを連結・遮断する。クラッチ切換機構は、
揺動する重り部材77と、重り部材の揺動に連動して回
動可能な制御部材と、重り部材及び制御部材が装着され
ハブ軸回りに回転可能でありクラッチ機構を介して駆動
体に連結された動力伝達体61を有している。固定ボル
トは、ハブ軸と同芯に配置され動力伝達体とハブシェル
とを連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内装変速ハブ、特
に、入力体の回転を選択された変速比で変速して出力体
に伝達するとともに、遠心力により前記変速比を切換可
能な自転車用内装変速ハブに関する。
【0002】
【従来の技術】20インチの車輪を有するBMXと呼ば
れる小型の自転車は、オフロードを走行するモトクロス
レースに使用されている。この種のモトクロスレースに
使用されるBMXは、通常はたとえばギアクランク側が
歯数43枚程度で、後輪の小ギア側が歯数16枚程度の
固定の変速比で後輪が駆動されている。
【0003】BMXを用いたモトクロスレースではスタ
ートダッシュをいかに速くするかが重要である。スター
ト時の加速度を大きくするためには、スタート時に通常
走行時より僅かに軽いギア比に減速した方がよい。この
ため、クロスレシオの2枚のスプロケットを有する小ギ
アとリアディレーラとからなる外装変速機と、リアディ
レーラとケーブルで連結された変速レバーとを装着した
BMXがモトクロスレースで使用されている。
【0004】しかし、外装変速機を装着するとそれを動
作させるための変速レバーによる操作が必要になる。B
MXを用いたモトクロスレースでは細かな起伏やカーブ
が連続したコースを走行するのでハンドル操作が忙しく
変速操作を行う暇があまりない。このため、レース中に
変速操作を行うのは煩わしい。そこで、後輪に内装変速
ハブを装着して速度に応じて遠心力により自動的に内装
変速ハブを変速するようにすれば変速操作を行わなくて
もよい。この種の内装変速ハブが特公昭49−2065
6号公報に開示されている。この内装変速ハブは、ハブ
軸と、ハブ軸回りに回転可能な駆動体と、ハブシェル
と、駆動体からハブシェルに回転を変速して伝達するた
めの遊星歯車機構と、遊星歯車機構の出力をハブシェル
に伝達・遮断するクラッチ機構と、クラッチ機構を遠心
力により切り換えるためのクラッチ切換機構と、遊星歯
車機構とハブシェルとの間に配置された支承スリーブと
を備えている。
【0005】遊星歯車機構は、内歯ギアと、太陽ギア
と、内歯ギアと太陽ギアとに噛み合う複数の遊星ギア
と、複数の遊星ギアを支持するキャリアとを備えてい
る。クラッチ切換機構は、遠心力により揺動する重り部
材と重り部材の揺動に連動して回動する制御部材とを備
えている。この重り部材及び制御部材は、支承スリーブ
に回動自在に支持された重り支持体に装着されている。
重り支持体は内歯ギアに連結されており、クラッチ機構
は、重り支持体に収納された揺動するクラッチ爪を有し
ている。
【0006】この内装変速ハブでは、所定の遠心力が作
用するまではクラッチ切換機構によりクラッチ機構が遮
断状態に保持され、駆動体の回転が、キャリア,支承ス
リーブを介してハブシェルに伝達され、ハブシェルが直
結駆動される。そしてハブが回転して所定以上の遠心力
が作用するとクラッチ切換機構の重り部材が揺動しクラ
ッチ機構が遮断状態から連結状態に切り換えられる。す
ると、駆動体の回転がキャリア,遊星ギア,内歯ギアを
介して重り支持体に出力され重り支持体からクラッチ機
構を介してハブシェルに伝達され、ハブシェルが増速駆
動される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成では直
結駆動から増速駆動に切り換えられるので、通常走行時
には遊星歯車機構を介した増速駆動になる。遊星歯車機
構では複数のギアを介して動力が伝達されるので動力伝
達効率が低下する。したがって、前記従来の構成では、
通常走行時に増速駆動されるので、通常走行時の動力伝
達効率が走行開始時に比べて低下する。
【0008】通常走行時の動力伝達効率を高めるために
は、スタート時には遊星歯車機構により減速し、遠心力
が所定以上になると駆動体とハブシェルとを直結すれば
よい。この構成を実現するためには、駆動体から内歯ギ
ア,遊星ギア及びキャリアを介してハブシェルに回転を
伝達する減速経路と、駆動体からハブシェルに直接回転
を伝達する直結経路との2つの動力伝達経路を設け、2
つの経路をクラッチ機構で切り換えればよい。そこで、
前記従来の内装変速ハブの重り支持体をハブシェルに回
動不能に連結し、駆動体と重り支持体との間にクラッチ
機構を設けるとともに、重り支持体をキャリアに連結す
る構成が考えられる。この構成では、減速経路の場合に
は、駆動体、内歯ギア,遊星ギア、キャリア,重り支持
体を介してハブシェルに動力を伝達し、直結経路の場合
には、駆動体,クラッチ機構、重り支持体を介してハブ
シェルに動力を伝達する。
【0009】このような構成で重り支持体とハブシェル
とを連結する場合、通常は溶接やカシメ等の固着手段に
より2つの部材を連結している。重り支持体とハブシェ
ルとを固着手段により連結すると、2つの部材を簡単に
芯出しできその芯出し精度が劣化しない。このため、高
速で回転する2つの部材の回転バランスがくずれにく
い。しかし、固着手段により連結すると2つの部材を分
解することができない。重り部材とハブシェルとを分解
できないと、重り部材の交換や調整を行うことが困難に
なる。重り部材の交換や調整を行えないと、変速タイミ
ングの変更を行えず、モトクロスレースにおいてコース
やライダーの好み等に応じて変速タイミングを調整でき
ない。
【0010】そこで、複数のボルトによりハブシェルと
重り部材とを連結することが考えられる。しかし、複数
のボルトで重り支持体とハブシェルとを連結すると、組
立時のボルトの締結や分解時のボルトの取り外しが面倒
であるとともに、組立の都度2つの部材を芯出しして連
結する必要があり、組立がさらに面倒である。一方、自
転車用のフリーハブでは、実公平1−13605号公報
にハブシェルとフリーハブの従動筒とを筒状ボルトで締
結した構成が開示されている。このような1本の筒状ボ
ルトで2つの部材を連結すれば、簡単に分解及び組立で
きかつ2つの部材の芯出しも行える。
【0011】本発明の課題は、遠心力により変速比を切
換可能な内装変速ハブにおいて、簡単に組立分解できる
ようにすることにある。本発明の別の課題は、分解可能
な2つの部材を簡単に芯出しできるようにすることにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】発明1に係る自転車用内
装変速ハブは、入力体の回転を選択された変速比で変速
して出力体に伝達するとともに、遠心力により変速比を
切換可能なハブであって、ハブ軸と、駆動体と、従動体
と、動力伝達機構と、クラッチ機構と、クラッチ切換機
構と、筒状ボルトとを備えている。ハブ軸は、自転車用
フレームに固定可能な軸である。駆動体は、ハブ軸回り
に回転可能であり入力体に連結可能なものである。従動
体は、ハブ軸回りに回転可能であり出力体に連結可能な
ものである。動力伝達機構は、駆動体と従動体との間に
配置され、駆動体からの回転を変速して従動体に伝達す
るための機構である。クラッチ機構は、駆動体と従動体
とを連結・遮断するための機構である。クラッチ切換機
構は、遠心力により内周側の第1位置から外周側の第2
位置に揺動する重り部材と、クラッチ機構を連結状態に
する連結位置と遮断状態にする遮断位置との間でハブ軸
回りに回動可能であり重り部材の揺動に連動して回動可
能な制御部材と、重り部材及び制御部材が装着されハブ
軸回りに回転可能でありクラッチ機構を介して駆動体に
連結されるとともに動力伝達機構の出力側に連結された
重り支持体とを有している。筒状ボルトは、ハブ軸と同
芯に配置され重り支持体と従動体とを連結する。
【0013】この内装変速ハブでは、入力体が回転を始
め所定の遠心力が重り部材に作用すると、第1位置にあ
る重り部材は第2位置に揺動する。重り部材が第1位置
にある時には制御部材が遮断位置又は連結位置に配置さ
れる。制御部材が遮断位置に配置されている時には、ク
ラッチ機構が遮断状態になり駆動体と重り支持体とが遮
断され、駆動体の回転が動力伝達機構により変速されて
出力され重り支持体を介して従動体に伝達される。ま
た、制御部材が連結位置に配置されている時には、クラ
ッチ機構が連結状態になり駆動体と重り支持体とが連結
され駆動体の回転が重り支持体を介してそのまま従動体
に出力される。そして重り部材が第1位置から第2位置
に揺動すると制御部材が遮断位置から連結位置又は連結
位置から遮断位置に回動する。この結果、遮断位置から
連結位置に制御部材が配置された場合には動力伝達機構
による変速から直結に切り換えられ、連結位置から遮断
位置に制御部材が配置された場合には直結から動力伝達
機構による変速に切り換えられる。ここでは、重り支持
体と従動体とがハブ軸と同芯に配置された筒状ボルトに
より連結されているので、筒状ボルトを着脱するだけで
重り支持体と従動体とを簡単に組立分解できる。しかも
筒状ボルトにテーパ面等を設ければ分解可能な2つの部
材の芯出しも簡単に行える。
【0014】発明2に係る自転車用内装変速ハブは、発
明1に記載のハブにおいて、重り支持体と従動体とは、
セレーション結合により回転不能に連結されている。こ
の場合には、2つの部材がセレーション結合により連結
されているので、2つの部材を位相を合わせて確実に回
転不能に連結できる。発明3に係る自転車用内装変速ハ
ブは、発明1又は2に記載のハブにおいて、重り支持体
は、筒状ボルト装着孔の内周面に傾斜部を有し、筒状ボ
ルトは一端外周面に前記傾斜部に係合する傾斜面が形成
された突出部を有する。この場合には傾斜部に傾斜面を
係合させることで、2つの部材を筒状ボルトで締結する
だけで2つの部材の芯出しも行える。
【0015】発明4に係る自転車用内装変速ハブは、発
明1から3のいずれかに記載のハブにおいて、重り支持
体は合金鋼製であり、従動体は軽金属製である。この場
合には、強度が必要な重り支持体だけを比重が大きい合
金鋼製にすることで、ハブ全体の軽量化を図れる。発明
5に係る自転車用内装変速ハブは、発明1から4のいず
れかに記載のハブにおいて、クラッチ機構は、重り支持
体の外周面に連結姿勢と遮断姿勢とに揺動自在に装着さ
れかつ制御部材により連結姿勢と遮断姿勢とに制御され
る連結爪部と、駆動体の内周面に設けられ連結姿勢にあ
る連結爪部を係止可能な連結歯部と、連結爪部を連結姿
勢側に付勢する付勢部材とを有する。この場合には、制
御部材が遮断位置に回動すると、連結爪部が遮断姿勢に
制御され駆動体の回転は従動体に伝達されない。連結姿
勢に制御されると連結爪部が付勢部材により連結姿勢側
に付勢され、その先端が連結歯部に係止される。このた
め、駆動体の回転が重り支持体に直接伝達される。ここ
では、連結爪部の揺動という簡単な構成で連結・遮断状
態を取り得るクラッチ機構を構成できる。
【0016】発明6に係る自転車用内装変速ハブは、発
明1から5のいずれかに記載のハブにおいて、動力伝達
機構の出力側と重り支持体との間に設けられ、動力伝達
機構の進行方向の回転に連動して重り支持体を進行方向
に回転させるワンウェイクラッチをさらに備える。この
場合には、クラッチ機構が遮断状態にあるとき出力側か
ら重り支持体に進行方向の回転のみ伝達できるととも
に、クラッチ機構が連結状態にあり重り支持体が出力側
より進行方向に高速で回転すると、出力側から重り支持
体に回転が伝達されない。
【0017】発明7に係る自転車用内装変速ハブは、発
明1から6のいずれかに記載のハブにおいて、動力伝達
機構は、駆動体に設けられた内歯ギアと、ハブ軸に設け
られた太陽ギアと、内歯ギアと太陽ギアとに噛み合う複
数の遊星ギアと、ハブ軸回りに回転可能であり、遊星ギ
アを回転可能に支持する枠体とを有する遊星歯車機構で
ある。この場合には、駆動体の回転が内歯ギアから遊星
歯車機構に伝達され減速して枠体から従動体に出力され
る。このため、最初にクラッチ機構を遮断状態にし遠心
力により連結姿勢にすることで、スタート時には駆動体
の回転が減速して従動体で伝達され軽い力でペダルをこ
ぐことができ、スタートダッシュが速くなる。また、通
常走行時には連結状態に切り換わり直結状態になるので
遊星歯車機構による伝達効率の低下がなく効率よく回転
を伝達できる。しかも、遊星歯車機構により小さい空間
で大きな変速比から小さい変速比まで変速比を自由に得
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
〔全体構成〕図1において、本発明の一実施形態を採用
した自転車はBMX車であり、ダイヤモンド形のフレー
ム体2とフロントフォーク3とを有するフレーム1と、
ハンドル部4と、駆動部5と、前輪6と、2段変速の内
装変速ハブ10が装着された後輪7と、後輪7を制動す
る横引きカンチレバー形の後ブレーキ装置9とを備えて
いる。
【0019】フレーム1にはサドル11、ハンドル部4
及び前輪6及び後輪7を含む各部が取り付けられてい
る。ハンドル部4は、フロントフォーク3の上部に固定
されたハンドルステム14とハンドルステム14に固定
されたハンドルバー15とを有している。ハンドルバー
15の右端に後ブレーキ装置9を構成するブレーキレバ
ー16とグリップ17とが装着されている。
【0020】駆動部5は、フレーム体2の下部(ハンガ
ー部)に設けられたギアクランク18と、ギアクランク
18に掛け渡されたチェーン19と、スプロケット20
が取り付けられた内装変速ハブ10とを有している。 〔内装変速ハブの構成〕内装変速ハブ10は、減速及び
直結の動力伝達経路を含む2段構成のハブである。この
内装変速ハブ10は、図2に示すように、自転車のフレ
ーム体2の1対の後爪2aの間に装着される。内装変速
ハブ10は、後爪2aに固定されるハブ軸21と、ハブ
軸21の一端外周にハブ軸回りに回動自在に装着された
駆動体22と、ハブ軸21及び駆動体22のさらに外周
側に配置され後輪7に連結された従動体23と、駆動体
22の内周側に配置された遊星歯車機構24と、駆動体
22と従動体23とを連結・遮断するクラッチ機構25
と、クラッチ機構25を切り換えるクラッチ切換機構2
6と、遊星歯車機構24から従動体23に進行方向の回
転のみ伝達するワンウェイクラッチ機構27とを有して
いる。駆動体22は、図2右端を軸受部31によりハブ
軸21に、左端を軸受部32により従動体23によりそ
れぞれ回転自在に支持されている。従動体23は、軸受
部33,34により両端をハブ軸21に回転自在に支持
されている。
【0021】ハブ軸21は、自転車のフレーム体2の後
爪2aに固定される部材である。ハブ軸21の両端に
は、後爪2aに固定等するためのネジが形成されてい
る。ハブ軸21の中央部よりやや図2右側に大径部21
aが形成され、大径部21aの右側に遊星歯車機構24
の太陽ギア50が形成されている。ハブ軸21の後爪2
aの装着部分の内側には、軸受部31,34をそれぞれ
構成する碗状の玉押し面31a,34aを有する玉押し
部材37,38がねじ込まれている。
【0022】駆動体22は、スプロケット20の回転を
伝達するための部材である。駆動体22は、図3に示す
ように、右端が軸受部31に回転自在に支持された第1
筒部40と、第1筒部40に回転不能に連結され左端が
軸受部32に回転自在に支持された第2筒部41とを有
している。第1筒部40は、図3右側の小径部42と、
小径部42の左側で拡径された大径部43とから構成さ
れている。第1筒部40の内部には、遊星歯車機構24
を収納するための収納空間44が形成されている。小径
部42の端部外周面には雄ネジ部42aが形成され、そ
こにスプロケット20を固定するためのロックナット4
5が螺合している。雄ネジ部42aに隣接する小径部4
2の外周面にはセレーション外歯からなるスプロケット
取付部42bが形成され、スプロケット20が回転不能
に取り付けられている。小径部42の大径部43側の内
周面には遊星歯車機構24の内歯ギア51が形成されて
いる。小径部42の端部内周面には軸受部31を構成す
る碗状の玉受け面31bが形成されている。軸受部31
は、この玉受け面31bと、玉押し面31aと、玉受け
面31bと玉押し面31aとの間に挟持された複数のボ
ール31cとから構成されている。
【0023】大径部43の端部内周面には雌ネジ部43
aが形成されており、第2筒部41の端面に形成された
雄ネジ部41aに螺合して第2筒部41を回転不能に連
結している。大径部43の外周面には従動体23との隙
間をシールするシールリング28が嵌め込まれている。
第2筒部41は、第1筒部の内周面にねじ込まれる第1
筒部40より小径の部材であり、その端部外周面には、
雌ネジ部43aに螺合する雄ネジ部41aが形成されて
いる。第2筒部41の外周面には、雄ネジ部材41aに
隣接して第1筒部40の大径部43の先端が当接する当
接部41bが形成されている。当接部41bの外径は第
1筒部40の大径部43の外径と実質的に同じ寸法であ
る。第2筒部41の内周側には、軸受部32とクラッチ
機構25とが配置されている。このため、第2筒部41
の内周面には軸受部32の玉受け面32bと、クラッチ
機構25のラチェット歯70とが形成されている。軸受
部32は、玉受け面32bと、従動体23の動力伝達体
61(後述)の端部外周面に形成された玉押し面32a
と、玉受け面32bと玉押し面32aとの間に挟持され
た複数のボール32cとから構成されている。
【0024】このように駆動体22を第1筒部40と第
2筒部41との2分割構成とすることで、軸受部32を
設けても第2筒部41部分の外径を第1筒部40部分の
外径より大きくすることなく遊星歯車機構24をハブ軸
21に沿って装着できる。このため、ハブ全体の外径を
コンパクトに維持できる。従動体23は、図2に示すよ
うに、駆動体22により駆動され後輪7を回転させるた
めの筒状部材である。従動体23は、その一部が駆動体
22の外周側に配置されるハブシェル60と、ハブシェ
ル60に固定ボルト66により締結され駆動体22の内
周側に配置される動力伝達体61とを有している。この
動力伝達体61は、駆動体22や遊星歯車機構24から
ハブシェル60に動力伝達する機能に加えて後述するク
ラッチ切換機構26の重り支持体としての機能も果たし
ている。
【0025】ハブシェル60は、たとえばアルミニウム
製の筒状部材であり、駆動体22,クラッチ切換機構2
6等を収納する大径の機構収納部62と、機構収納部6
2と一体で形成された小径の細筒部63とを有してい
る。機構収納部62及び細筒部63の外周面には後輪7
のスポーク(図示せず)が係止されるハブフランジ6
4,65がそれぞれ一体で形成されている。細筒部63
の右端には、図3に示すように、動力伝達体61を回転
不能に係止するためのセレーション外歯63aが形成さ
れ、内周面には固定ボルト66が螺合する雌ネジ部63
bが形成されている。細筒部63の図2左端には軸受部
34を収納する空間が形成されており、そこに軸受部3
4を構成する玉受け面34bが形成された玉受け部材3
5が装着されている。軸受部34は、玉押し面34a
と、玉受け面34bと、玉受け面34bと玉押し面34
aとの間に挟持された複数のボール34cとから構成さ
れている。この軸受部34の外側にはダストキャップ3
6が嵌め込まれている。
【0026】動力伝達体61は、たとえばクロムモリブ
デン鋼製の段付の筒状部材であり、図3に示すように、
左端内周面には細筒部63のセレーション外歯63aに
噛み合うセレーション内歯61aが形成されている。動
力伝達体61の右端外周面には軸受部32を構成する玉
押し面32aが、右端内周面にワンウェイクラッチ機構
27を構成するラチェット歯80がそれぞれ形成されて
いる。また、ラチェット歯80に隣接して内周面には軸
受部33を構成する玉受け面33bが形成されている。
軸受部33は、玉受け面33bと、ハブ軸21の大径部
21aの左端に碗状に形成されてた玉押し面33aと、
玉押し面33aと玉受け面33bとの間に挟持された複
数のボール33cとから構成されている。動力伝達体6
1の内周面には、玉受け面33b形成部に隣接してテー
パ部61bが形成されている。
【0027】固定ボルト66は、図2に示すように中空
筒状のボルトであり、ハブシェル60と動力伝達体61
とを同芯に緊密に締結する。固定ボルト66の頭部66
aにはテーパ部61bに係合するテーパ面66bが形成
されており、動力伝達体61とハブシェル60とを芯出
しして締結できる。遊星歯車機構24は、図3に示すよ
うに、ハブ軸21に形成された太陽ギア50と、駆動体
22の第1筒部40の小径部42に形成された内歯ギア
51と、ハブ軸21の大径部21aに回転自在に装着さ
れたキャリア52と、キャリア52に回転自在に支持さ
れた3つの遊星ギア53とを備えている。キャリア52
は内部にハブ軸21が貫通する鍔付フランジ状の部材で
あり、その外周面に周方向に間隔を隔てて3つのギア収
納部52aが形成されている。キャリア52には遊星ギ
ア53を回転自在に支持するための3本のギア軸54が
固定されている。遊星ギア53は、内歯ギア51に噛み
合う小径の第1ギア部53aと、太陽ギア50に噛み合
う大径の第2ギア部53bとを有している。第1ギア部
53aと第2ギア部53bとは軸方向に隣接して形成さ
れている。このように遊星ギア53を2つのギア部53
a,53bで構成することで、クロスレシオの変速比を
1つのギア部で得るより少ない内歯ギアの歯数で得るこ
とができる。
【0028】ここで、図4(a)に示すように、太陽ギ
ア50の歯数をZs ,内歯ギア51の歯数をZr ,遊星
ギア53の第1ギア部53aの歯数をZp1,第2ギア部
53bの歯数をZp2とすると、変速比GR は、内歯ギア
入力キャリア出力の減速の場合は以下の式で表せる。 GR =1/(1+(Zs /Zr )×(Zp2/Zp1)) ここで、たとえば、太陽ギアの歯数Zs を15,内歯ギ
アの歯数Zr を57,第1ギア部の歯数Zp1を28,第
2ギア部の歯数Zp2を13とすると、 GR =1/(1+(15/57)×(13/28)) =0.891 したがって、変速比GR は0.891になり、駆動体2
2の1回転は0891回転に減速されて従動体23に伝
達される。
【0029】なお、遊星歯車機構24の変速比は、0.
8〜0.95の間であればよい。この場合には、スター
トダッシュを速くすることができ、かつクロスレシオで
減速しても内装変速ハブ10の外径をコンパクトに維持
できる。なお、遊星ギアが1つのギア部しかない減速の
場合には変速比GR は以下の式で表せる。
【0030】GR =1/(1+(Zs /Zr )) ここでは内歯ギアの歯数Zr と外歯ギアの歯数Zs とだ
けで変速比GR が決定される。ここで太陽ギアの歯数Z
s を15として前述したクロスレシオの変速比0.89
1を得ようとすると、0.891=1/(1+(15/
r )の方程式の解を求めればよい。この結果、内歯ギ
アの歯数Zr は123となり、駆動体22の外径が2つ
のギア部を有するものより2倍以上大きくなる。
【0031】クラッチ機構25は、図3,図5及び図6
に示すように、駆動体22の第2筒部41の内周面に形
成されたラチェット歯70と、ラチェット歯70に噛合
可能な2つのクラッチ爪71と、クラッチ爪71を付勢
するバネ部材72とを有している。ラチェット歯70
は、第2筒部41の内周面に鋸歯状に形成されている。
クラッチ爪71は、動力伝達体61の外周面にラチェッ
ト歯70に噛み合う連結姿勢とラチェット歯70から離
脱する遮断姿勢とに揺動自在に装着されている。動力伝
達体61の外周面にはクラッチ爪71を収納する爪収納
部73が2か所設けられている。バネ部材72は、動力
伝達体61の外周面に形成された溝74に巻き付けられ
ており、クラッチ爪71を連結姿勢に付勢する。このク
ラッチ機構25では、クラッチ爪71が連結姿勢にある
とき、駆動体22が進行方向に回転したときのみその回
転が従動体23の動力伝達体61に伝達される。
【0032】クラッチ切換機構26は、クラッチ爪71
を連結姿勢と遮断姿勢とに切り換えるための制御板75
と、制御板75をハブ軸回りに往復移動させるための移
動機構76と、動力伝達体61と兼用された重り支持体
とを備えている。制御板75は、図7に示すように、変
形リング状の板状部材であり、その中心部が動力伝達体
61に回動自在に支持されている。制御板75の外縁部
には径方向外方に延びるフック75aが形成されてい
る。また、内外周の間にはクラッチ爪71を制御するた
めの2つの制御窓75bが形成されている。この制御窓
75bからクラッチ爪71が移動機構76側に突出して
配置されている。制御窓75bは、クラッチ爪71を遮
断姿勢に保持するための遮断枠部75dと、連結姿勢に
切り換えるための連結枠部75eとが形成されている。
この連結枠部75eを遮断枠部75dより径方向外方に
形成することで、バネ部材72により付勢されたクラッ
チ爪71が連結姿勢に起立可能になる。なお、このフッ
ク75a及び制御窓75b等は全て回転バランスを考慮
して個数に応じて180度離れて形成されている。ま
た、内外周の間には後述する重り保持体85の揺動軸8
7が貫通する2つの貫通孔75cも形成されている。こ
の制御板75は、通常は後述するバネ機構79により、
図6及び7に示す遮断位置に配置されている。このと
き、クラッチ爪71は、制御窓75bの遮断枠部75d
に先端が係止され遮断姿勢に保持されている。
【0033】移動機構76は、図5に示すように、制御
板75の左側に配置されており、揺動する2つの重り部
材77と、2つの重り部材77と制御板75とをそれぞ
れ連結するリンク78と、制御板75を図6時計回りに
付勢するバネ機構79とを備えている。重り部材77
は、動力伝達体61の端面61cに揺動自在に装着され
た2つの重り保持体85と、重り保持体85の先端に装
着された重り86とを有している。2つの重り保持体8
5は、たとえばポリアセタール樹脂製である。重り保持
体85は、それぞれ動力伝達体61を迂回するように湾
曲して形成され、動力伝達体61の周囲に180度離れ
て同じ姿勢で配置されている。重り保持体85の基端に
はボス部85aが、先端には2本の突出ピンからなる重
り装着部85bがそれぞれ一体で形成されており、ボス
部85aに揺動軸87が貫通している。揺動軸87は貫
通孔75cを貫通しており、その先端は動力伝達体61
に固定されている。また、重り保持体85の先端部にお
いて重り装着部85bと逆側の面にはリンク連結ピン8
5dが一体で形成されている。リンク連結ピン85d
は、リンク78を回動自在に装着するためのピンであ
る。重り86は、たとえば鉛や鋼鉄製の扇形形状の部材
であり、重り装着部85cの2本のピンにより固定され
ている。
【0034】リンク78は、基端で揺動する重り部材7
8の先端部の動きに連動して制動部材75を回動するた
めの部材であり、その両端で重り保持体85の先端部と
制御板75とを連結している。リンク78は金属製の板
状部材であり、一端にリンク連結ピン85dが挿入され
る丸孔が、他端に制動板75と連結するための連結ピン
78aが挿入される丸孔がそれぞれ形成されている。
【0035】バネ機構79は、図6に示すように、フッ
ク75aに一端が係止されたコイルバネ88と、コイル
バネ88のバネ力を調整するためのバネ力調整機構89
とを有している。このコイルバネ88のバネ力を調整す
ることで変速タイミングを調整できる。また、重り86
を交換することでも変速タイミングを変更できる。ワン
ウェイクラッチ27は、たとえば爪式のものであり、図
6に示すように、動力伝達体61の内周面に形成された
ラチェット歯80と、遊星歯車機構24のキャリア52
の外周面に連結姿勢と遮断姿勢とに揺動自在に装着され
たクラッチ爪81と、クラッチ爪81を連結姿勢に付勢
するバネ部材(図示せず)とを備えている。このワンウ
ェイクラッチ27では、クラッチ爪81は、常に連結姿
勢に起立しており、キャリア52が進行方向に回転する
とその回転を動力伝達体61に伝達する。ただし動力伝
達体61がキャリア52より高速で進行方向に回転する
場合には回転は伝達しない。
【0036】〔変速動作〕このような遊星歯車機構2
4、クラッチ機構25、クラッチ切換機構26及びワホ
ンウェイラッチ27により、この内装変速ハブ10は、
駆動体22−内歯ギア50−遊星歯車機構24−キャリ
ア52−従動体23で構成される減速動力伝達経路と、
駆動体22−クラッチ機構25−従動体23で構成され
る直結動力伝達経路とを有している。
【0037】ライダーがスタート時にペダルを踏んで自
転車を発進すると、その回転がスプロケット20を介し
て駆動体22に伝達される。このとき、制御板75は遮
断位置にあり、制御板75によりクラッチ爪71は遮断
姿勢に保持されている。このため、駆動体22と動力伝
達体61とは連結されず、駆動体22の回転は減速動力
伝達経路を介して動力伝達体61に伝達される。この結
果、スタート時には、スプロケット20の回転がたとえ
ば0.891に減速されてハブシェル60に伝達され
る。このため、スタート時にはペダルを軽く踏むことが
できスタートダッシュを決めることができる。
【0038】動力伝達体61がバネ機構79の調整や重
りの質量等により決定される所定以上の回転速度になる
と、制御板75のコイルバネ88による付勢力に抗して
重り部材77が図8,9に示すように外方に揺動する。
重り部材77が揺動すると、リンク78を介して制御板
75が図8の反時計回りに連結位置まで回転する。制御
板75が連結位置に回転すると制御窓75bの連結枠部
75eにクラッチ爪71の先端に位置し、クラッチ爪7
1がバネ部材72の付勢力により連結姿勢に起立する。
この結果、駆動体22の進行方向の回転が直結動力伝達
経路を介して動力伝達体61に直接伝達され、スプロケ
ット20の回転が後輪7にそのまま伝達される。したが
って、所定回転速度以上になると高速側に変速される。
この通常走行時には、駆動体22と従動体23とが直結
されるので、遊星歯車機構24による伝達効率の低下は
ない。
【0039】そしてコーナーを回るときなどに動力伝達
体61が所定回転数以下になると、重り部材77がコイ
ルバネ88により元の遮断姿勢に揺動し減速動力伝達経
路を介して駆動体22の回転が従動体23に伝達され
る。 〔他の実施形態〕 (a) 重り部材やクラッチ爪の個数は2つに限定され
ず、1つでも3つ以上でもよい。3つ以上の場合には、
その個数に応じて間隔を隔てて配置すればよい。たとえ
ば、重り部材77が3つのときには、図10(a)に示
すように、重り部材77をハブ軸回りに120度間隔で
同じ姿勢で配置すればよい。また、クラッチ爪71の個
数も1つ又は複数個であればいくつでもよい。ここで
は、回転速度が所定以上になると、図10(b)に示す
ように重り部材77が外側に揺動しリンク78を介して
制御板75が回転してクラッチ爪71が遮断姿勢から連
結姿勢に起立する。このように重り部材77を増やすと
遠心力が増加し、より確実に制動板75が回動する。
【0040】(b) 動力伝達機構の構成は遊星歯車機
構に限定されるものではなく、サイクロ変速機(商標)
等の他の変速機構を用いてもよい。 (c) 筒状ボルトの装着方向は重り支持体61側から
に限定されるものではなく、ハブシェル60側からでも
よい。 (d) 前記実施形態では、減速から直結に変速した
が、直結から増速に変速してもよい。この場合には、図
4(b)に示すように、駆動体22をキャリア52に連
結し、キャリア52から内歯ギア51に動力を伝達すれ
ばよい。このとき、2つのギア部53a,53bのうち
大径の第2ギア部53bを内歯ギア51に噛み合わせ、
小径の第1ギア部53aを太陽ギア50を噛み合わせれ
ば、1つのギア部よりも小さい内歯ギアの外径で大きな
変速比を得ることができる。また、クロスレシオの増速
の変速比を得たければ、図4(a)の構成でキャリア5
2と駆動体22とを連結すればよい。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、重り支持体と従動体と
がハブ軸と同芯に配置された筒状ボルトにより連結され
ているので、筒状ボルトを着脱するだけで重り支持体と
従動体とを簡単に組立分解できる。しかも筒状ボルトに
テーパ面等を設ければ分解可能な2つの部材の芯出しも
簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した自転車の側面
図。
【図2】その内装変速ハブの縦断面図。
【図3】その要部断面図。
【図4】遊星歯車機構の模式図。
【図5】内装変速ハブの要部分解斜視図。
【図6】クラッチ遮断状態における図3のIV−IV断面図
【図7】クラッチ遮断状態における制御板の正面図。
【図8】クラッチ連結状態における図3のIV−IV断面図
【図9】クラッチ連結状態における制御板の正面図。
【図10】他の実施形態の図6及び図8に相当する図。
【符号の説明】
10 内装変速ハブ 21 ハブ軸 22 駆動体 23 従動体 24 遊星歯車機構 25 クラッチ機構 26 クラッチ切換機構 27 ワンウェイクラッチ 50 太陽ギア 51 内歯ギア 52 キャリア 53 遊星ギア 60 ハブシェル 61 動力伝達体 61a セレーション内歯 61b テーパ部 63a セレーション外歯 63b 雌ネジ部 66 固定ボルト 66a 頭部 66b テーパ面 70 ラチェット歯 71 クラッチ爪 72 バネ部材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】駆動部5は、フレーム体2の下部(ハンガ
ー部)に設けられたギアクランク18と、ギアクランク
18に掛け渡されたチェーン19と、スプロケット20
が取り付けられた内装変速ハブ10とを有している。 〔内装変速ハブの構成〕内装変速ハブ10は、減速及び
直結の動力伝達経路を含む2段構成のハブである。この
内装変速ハブ10は、図2に示すように、自転車のフレ
ーム体2の1対の後爪2aの間に装着される。内装変速
ハブ10は、後爪2aに固定されるハブ軸21と、ハブ
軸21の一端外周にハブ軸回りに回動自在に装着された
駆動体22と、ハブ軸21及び駆動体22のさらに外周
側に配置され後輪7に連結された従動体23と、駆動体
22の内周側に配置された遊星歯車機構24と、駆動体
22と従動体23とを連結・遮断するクラッチ機構25
と、クラッチ機構25を切り換えるクラッチ切換機構2
6と、遊星歯車機構24から従動体23に進行方向の回
転のみ伝達するワンウェイクラッチ27とを有してい
る。駆動体22は、図2右端を軸受部31によりハブ軸
21に、左端を軸受部32により従動体23によりそれ
ぞれ回転自在に支持されている。従動体23は、軸受部
33,34により両端をハブ軸21に回転自在に支持さ
れている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】大径部43の端部内周面には雌ネジ部43
aが形成されており、第2筒部41の端面に形成された
雄ネジ部41aに螺合して第2筒部41を回転不能に連
結している。大径部43の外周面には従動体23との隙
間をシールするシールリング28が嵌め込まれている。
第2筒部41は、第1筒部の内周面にねじ込まれる第1
筒部40より小径の部材であり、その端部外周面には、
雌ネジ部43aに螺合する雄ネジ部41aが形成されて
いる。第2筒部41の外周面には、雄ネジ部41aに隣
接して第1筒部40の大径部43の先端が当接する当接
部41bが形成されている。当接部41bの外径は第1
筒部40の大径部43の外径と実質的に同じ寸法であ
る。第2筒部41の内周側には、軸受部32とクラッチ
機構25とが配置されている。このため、第2筒部41
の内周面には軸受部32の玉受け面32bと、クラッチ
機構25のラチェット歯70とが形成されている。軸受
部32は、玉受け面32bと、従動体23の動力伝達体
61(後述)の端部外周面に形成された玉押し面32a
と、玉受け面32bと玉押し面32aとの間に挟持され
た複数のボール32cとから構成されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】動力伝達体61は、たとえばクロムモリブ
デン鋼製の段付の筒状部材であり、図3に示すように、
左端内周面には細筒部63のセレーション外歯63aに
噛み合うセレーション内歯61aが形成されている。動
力伝達体61の右端外周面には軸受部32を構成する玉
押し面32aが、右端内周面にワンウェイクラッチ2
を構成するラチェット歯80がそれぞれ形成されてい
る。また、ラチェット歯80に隣接して内周面には軸受
部33を構成する玉受け面33bが形成されている。軸
受部33は、玉受け面33bと、ハブ軸21の大径部2
1aの左端に碗状に形成されてた玉押し面33aと、玉
押し面33aと玉受け面33bとの間に挟持された複数
のボール33cとから構成されている。動力伝達体61
の内周面には、玉受け面33b形成部に隣接してテーパ
部61bが形成されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】リンク78は、基端で揺動する重り部材
の先端部の動きに連動して制御板75を回動するため
の部材であり、その両端で重り保持体85の先端部と制
御板75とを連結している。リンク78は金属製の板状
部材であり、一端にリンク連結ピン85dが挿入される
丸孔が、他端に制御板75と連結するための連結ピン7
8aが挿入される丸孔がそれぞれ形成されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】〔変速動作〕このような遊星歯車機構2
4、クラッチ機構25、クラッチ切換機構26及びワン
ウェイラッチ27により、この内装変速ハブ10は、駆
動体22−内歯ギア51−遊星歯車機構24−キャリア
52−従動体23で構成される減速動力伝達経路と、駆
動体22−クラッチ機構25−従動体23で構成される
直結動力伝達経路とを有している。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】そしてコーナーを回るときなどに動力伝達
体61が所定回転数以下になると、重り部材77がコイ
ルバネ88により元の遮断姿勢に揺動し減速動力伝達経
路を介して駆動体22の回転が従動体23に伝達され
る。 〔他の実施形態〕 (a) 重り部材やクラッチ爪の個数は2つに限定され
ず、1つでも3つ以上でもよい。3つ以上の場合には、
その個数に応じて間隔を隔てて配置すればよい。たとえ
ば、重り部材77が3つのときには、図10(a)に示
すように、重り部材77をハブ軸回りに120度間隔で
同じ姿勢で配置すればよい。また、クラッチ爪71の個
数も1つ又は複数個であればいくつでもよい。ここで
は、回転速度が所定以上になると、図10(b)に示す
ように重り部材77が外側に揺動しリンク78を介して
制御板75が回転してクラッチ爪71が遮断姿勢から連
結姿勢に起立する。このように重り部材77を増やすと
遠心力が増加し、より確実に制板75が回動する。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力体の回転を選択された変速比で変速し
    て出力体に伝達するとともに、遠心力により前記変速比
    を切換可能な自転車用内装変速ハブであって、 自転車用フレームに固定可能なハブ軸と、 前記ハブ軸回りに回転可能であり前記入力体に連結可能
    な駆動体と、 前記ハブ軸回りに回転可能であり前記出力体に連結可能
    な従動体と、 前記駆動体と従動体との間に配置され、前記駆動体から
    の回転を変速して前記従動体に伝達するための動力伝達
    機構と、 前記駆動体と前記従動体とを連結・遮断するためのクラ
    ッチ機構と、 遠心力により内周側の第1位置から外周側の第2位置に
    揺動する重り部材と、前記クラッチ機構を連結状態にす
    る連結位置と遮断状態にする遮断位置との間で前記ハブ
    軸回りに回動可能であり前記重り部材の揺動に連動して
    回動可能な制御部材と、前記重り部材及び制御部材が装
    着され前記ハブ軸回りに回転可能であり前記クラッチ機
    構を介して前記駆動体に連結されるとともに前記動力伝
    達機構の出力側に連結された重り支持体とを有するクラ
    ッチ切換機構と、 前記ハブ軸と同芯に配置され前記重り支持体と前記従動
    体とを連結する筒状ボルトと、を備えた自転車用内装変
    速ハブ。
  2. 【請求項2】前記重り支持体と前記従動体とは、セレー
    ション結合により回転不能に連結されている、請求項1
    に記載の自転車用内装変速ハブ。
  3. 【請求項3】前記重り支持体は、前記筒状ボルト装着孔
    の内周面に傾斜部を有し、 前記筒状ボルトは一端外周面に前記傾斜部に係合する傾
    斜面が形成された突出部を有する、請求項1又は2に記
    載の自転車用内装変速ハブ。
  4. 【請求項4】前記重り支持体は合金鋼製であり、前記従
    動体は軽金属製である、請求項1から3のいずれかに記
    載の自転車用内装変速ハブ。
  5. 【請求項5】前記クラッチ機構は、 前記重り支持体の外周面に前記連結姿勢と遮断姿勢とに
    揺動自在に装着されかつ前記制御部材により前記連結姿
    勢と遮断姿勢とに制御される連結爪部と、 前記駆動体の内周面に設けられ前記連結姿勢にある連結
    爪部を係止可能な連結歯部と、 前記連結爪部を前記連結姿勢側に付勢する付勢部材とを
    有する、請求項1から4のいずれかに記載の自転車用内
    装変速ハブ。
  6. 【請求項6】前記動力伝達機構の出力側と前記重り支持
    体との間に設けられ、前記動力伝達機構の進行方向の回
    転に連動して前記重り支持体を進行方向に回転させるワ
    ンウェイクラッチをさらに備える、請求項1から5のい
    ずれかに記載の自転車用内装変速ハブ。
  7. 【請求項7】前記動力伝達機構は、前記駆動体に設けら
    れた内歯ギアと、前記ハブ軸に設けられた太陽ギアと、
    前記内歯ギアと太陽ギアとに噛み合う複数の遊星ギア
    と、前記ハブ軸回りに回転可能であり、前記遊星ギアを
    回転可能に支持する枠体とを有する遊星歯車機構であ
    る、請求項1から6のいずれかに記載の自転車用内装変
    速ハブ。
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