JP3204929B2 - 自転車用内装変速ハブ - Google Patents

自転車用内装変速ハブ

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JP3204929B2
JP3204929B2 JP21523597A JP21523597A JP3204929B2 JP 3204929 B2 JP3204929 B2 JP 3204929B2 JP 21523597 A JP21523597 A JP 21523597A JP 21523597 A JP21523597 A JP 21523597A JP 3204929 B2 JP3204929 B2 JP 3204929B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M11/00Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels
    • B62M11/04Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio
    • B62M11/14Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio with planetary gears
    • B62M11/16Transmissions characterised by the use of interengaging toothed wheels or frictionally-engaging wheels of changeable ratio with planetary gears built in, or adjacent to, the ground-wheel hub

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変速ハブ、特に、
入力体の回転を変速して出力体に伝達する自転車用内装
変速ハブに関する。
【0002】
【従来の技術】20インチの車輪を有するBMXと呼ば
れる小型の自転車は、オフロードを走行するモトクロス
レースに使用されている。この種のBMXは、通常はた
とえばギアクランク側が歯数43枚程度で、後輪の小ギ
ア側が歯数16枚程度の固定の変速比で後輪が駆動され
ている。
【0003】BMXを用いたモトクロスレースではスタ
ートダッシュをいかに速くするかが重要である。スター
ト時の加速度を大きくするためには、スタート時に通常
走行時より僅かに軽いギア比に減速した方がよい。この
ため、クロスレシオの2枚のスプロケットを有する小ギ
アとリアディレーラとからなる外装変速機と、リアディ
レーラとケーブルで連結された変速レバーとを装着した
BMXがモトクロスレースで使用されている。
【0004】しかし、外装変速機を装着するとそれを動
作させるための変速レバーによる操作が必要になる。B
MXを用いたモトクロスレースでは細かな起伏やカーブ
が連続したコースを走行するのでハンドル操作が忙しく
変速操作を行う暇があまりない。このため、レース中に
変速操作を行うのは煩わしい。そこで、後輪に内装変速
ハブを装着して速度に応じて自動的に内装変速ハブを変
速するようにすれば変速操作を行わなくてもよい。この
種の内装変速ハブは、ハブ軸と、ハブ軸回りに回転可能
な駆動体と、ハブシェルと、駆動体からハブシェルに回
転を変速して伝達するための遊星歯車機構と、遊星歯車
機構の出力をハブシェルに伝達・遮断するクラッチ機構
と、クラッチ機構をたとえば遠心力により切り換えるた
めのクラッチ切換機構とを備えている。
【0005】駆動体の一端とハブ軸、ハブシェルの一端
と駆動体の他端及びハブシェルの他端とハブ軸の間には
軸受部がそれぞれ設けられており、これにより駆動体及
びハブシェルはハブ軸回りに回転可能になっている。遊
星歯車機構は、内歯ギアと、太陽ギアと、内歯ギアと太
陽ギアとに噛み合う複数の遊星ギアと、複数の遊星ギア
を支持するキャリアとを備えている。クラッチ切換機構
は、ハブシェルの回転により生じる遠心力によりクラッ
チ機構を連結・遮断状態のいずれかに切り換える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
内装変速ハブで変速比を小さく(クロスレシオ)したと
き、つまり駆動体の回転に対してハブシェルの回転をあ
まり変化させないようにしたときには、太陽ギアの歯数
に対して内歯ギアの歯数を相当大きくする必要がある。
このため、内歯ギアと太陽ギアとの隙間が大きくなり遊
星ギアの外径が大きくなる。
【0007】一方、変速比を大きくしたときにも遊星ギ
アの外径が大きくなる場合がある。たとえば、遊星ギア
を大小2つのギア部で構成し、小ギア部に太陽ギアを噛
み合わせ大ギア部に内歯ギアを噛み合わせるようにした
とき、変速比を大きくすると大ギア部の外径が大きくな
る。このように遊星ギアの外径が大きくなると、たとえ
ば駆動体の内周面に内歯ギアを形成し内歯ギアから動力
を入力して遊星ギアを介してキャリアから出力する減速
の場合、駆動体の外径が大きくなる。駆動体の外径が大
きくなると、駆動体を支持するために駆動体の両端に設
けられる軸受部のうち少なくとも一方の軸受部の外径
は、遊星歯車機構を軸方向に沿って内部に装着可能にす
るためにさらに大きくなる。このため、内装変速ハブの
外径が大きくなる。
【0008】本発明の課題は、遊星歯車機構を有する内
装変速ハブにおいて、大きい外径の遊星ギアであっても
全体の外径をコンパクトに維持することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】発明1に係る自転車用内
装変速ハブは、入力体の回転を遠心力により変速して出
力体に伝達するハブであって、ハブ軸と、駆動体と、従
動体と、遊星歯車機構と、クラッチ機構と、クラッチ切
換機構とを備えている。ハブ軸は、自転車用フレームに
固定可能な軸である。駆動体は、入力体に連結可能な第
1筒体と、第1筒体と相対回転不能に連結された第2筒
体とを有し、2つの筒体のずれか一方の内部に収納空
間が形成されハブ軸回りに回転可能な部材である。従動
体は、第2筒体の内周側に少なくとも一部が配置されハ
ブ軸回りに回転可能であり出力体に連結可能な部材であ
る。遊星歯車機構は、収納空間内に配置され、駆動体か
らの動力を変速して従動体に伝達する機構である。クラ
ッチ機構は、従動体と第2筒体とを連結・遮断可能な機
構である。クラッチ切換機構は、クラッチ機構の連結・
遮断状態を遠心力により切り換える機構である。
【0010】この内装変速ハブでは、ペダルをこぎだし
たスタート時にはクラッチ機構は遮断状態(又は連結状
態)であり、入力体の回転は駆動体から遊星歯車機構を
介して減速して(又は入力体の回転はそのまま)出力体
に伝達される。そして、速度が所定以上に上昇し所定の
遠心力がクラッチ切換機構に作用するとクラッチ機構が
遮断状態から連結状態(又は連結状態から遮断状態)に
切り換わり、入力体の回転がそのまま駆動体、従動体を
介して(又は入力体の回転が遊星歯車機構を介して増速
して)出力体に伝達される。この駆動体は相対回転不能
な第1筒体と第2筒体とを有し、その一方の筒体に形成
された収納空間内に遊星歯車機構が収納され他方の筒体
には収納されない。このため、それぞれの筒体に駆動体
を支持するための小径の軸受部を設けることで他方の筒
体の外径を収納空間を有する一方の筒体の外径以下にす
ることができる。したがって、大きい外径の遊星ギアを
有する遊星歯車機構を駆動体の収納空間内に収納して
も、内装変速ハブ全体の外径をコンパクトに維持するこ
とができる。しかも、クラッチ機構を遠心力により切り
換えているので、変速操作を行うことなく自動的にシフ
トアップでき、スタートダッシュを決めることができ
る。
【0011】発明2に係る自転車用内装変速ハブは、発
明1に記載のハブにおいて、第1筒体及び第2筒体のう
ち他方の筒体の外径は一方の筒体の外径と等しいか又は
小さい。この場合には、遊星歯車機構を一方の筒体内に
収納しても、他方の筒体の外径が一方の筒体の外径以下
であるので、駆動体の外径がコンパクトになり、内装変
速ハブの外径をコンパクトに維持することができる。
【0012】発明3に係る自転車用内装変速ハブは、発
明1又は2に記載のハブにおいて、第1筒は外周面に
入力体を回転不能に取り付けるための入力体取付部を有
している。この場合には、たとえばスプロケットのよう
な入力体を第1筒体の外周面に簡単に着脱自在に装着で
きる。発明4に係る自転車用内装変速ハブは、発明1か
ら3のいずれかに記載のハブにおいて、第1筒体及び第
2筒体はハブ軸回りに回転するための玉受けを内周面に
それぞれ有している。この場合には、駆動体のそれぞれ
の筒体に軸受部を簡単に設けることができる。
【0013】発明5に係る自転車用内装変速ハブは、発
明1から4のいずれかに記載のハブにおいて、第1筒体
と第2筒体とは雌雄ねじにより相対回転不能にねじ結合
されている。この場合には、2つの筒体をねじ結合によ
り簡単に連結できる。発明6に係る自転車用内装変速ハ
ブは、発明1から4のいずれかに記載のハブにおいて、
第1筒体と第2筒体とはセレーション結合により簡単に
回転不能に連結できる。
【0014】発明7に係る自転車用内装変速ハブは、発
明1から6のいずれかに記載のハブにおいて、第1筒体
及び第2筒体のいずれか一方は、他方の筒体の先端が当
接する当接部を有している。この場合には、2つの筒体
の軸方向の位置決め精度が向上する。発明8に係る自転
車用内装変速ハブは、発明1から7のいずれかに記載の
ハブにおいて、遊星歯車機構は、第1筒体の内周面に設
けられた内歯ギアと、ハブ軸の外周面に形成された太陽
ギアと、内歯ギアと太陽ギアとに噛み合う1又は複数の
遊星ギアと、ハブ軸回りに回転可能であり、遊星ギアを
回転自在に支持し従動体に連結された枠体とを有し、駆
動体の回転を減速して従動体に伝達する。この場合に
は、駆動体の回転を小さい変速比で減速しても、駆動体
の外径が第1筒体以上には大きくならず、内装変速ハブ
の外径をコンパクトに維持することができる。
【0015】発明9に係る自転車用内装変速ハブは、発
明8に記載のハブにおいて、遊星ギアは、内歯ギアに噛
み合う小径の第1ギア部と、第1ギア部と軸方向に隣接
しかつ同芯に配置され太陽ギアに噛み合う大径の第2ギ
ア部とを有する。この場合には、遊星歯車機構の変速比
を内歯ギアの外径を大きくすることなくさらに小さくす
ることができる。
【0016】発明10に係る自転車用内装変速ハブは、
発明9に記載のハブにおいて、第1筒体は、第2筒体に
連結され遊星ギアの第2ギア部を内部に収納した大径部
と、第1ギア部を内部に収納し内周面に内歯ギアが形成
された小径部とを有する。この場合には、第2筒体の小
径部の外周面に入力体を取り付けることで入力体の外径
を小さくすることができる。
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】
〔全体構成〕図1において、本発明の一実施形態を採用
した自転車はBMX車であり、ダイヤモンド形のフレー
ム体2とフロントフォーク3とを有するフレーム1と、
ハンドル部4と、駆動部5と、前輪6と、2段変速の内
装変速ハブ10が装着された後輪7と、後輪7を制動す
る横引きカンチレバー形の後ブレーキ装置9とを備えて
いる。
【0020】フレーム1にはサドル11、ハンドル部4
及び前輪6及び後輪7を含む各部が取り付けられてい
る。ハンドル部4は、フロントフォーク3の上部に固定
されたハンドルステム14とハンドルステム14に固定
されたハンドルバー15とを有している。ハンドルバー
15の右端に後ブレーキ装置9を構成するブレーキレバ
ー16とグリップ17とが装着されている。
【0021】駆動部5は、フレーム体2の下部(ハンガ
ー部)に設けられたギアクランク18と、ギアクランク
18に掛け渡されたチェーン19と、スプロケット20
が取り付けられた内装変速ハブ10とを有している。 〔内装変速ハブの構成〕 内装変速ハブ10は、減速及び直結の動力伝達経路を含
む2段構成のハブである。この内装変速ハブ10は、図
2に示すように、自転車のフレーム体2の1対の後爪2
aの間に装着される。内装変速ハブ10は、後爪2aに
固定されるハブ軸21と、ハブ軸21の一端外周にハブ
軸回りに回動自在に装着された駆動体22と、ハブ軸2
1及び駆動体22のさらに外周側に配置され後輪7に連
結された従動体23と、駆動体22の内周側に配置され
た遊星歯車機構24と、駆動体22と従動体23とを連
結・遮断するクラッチ機構25と、クラッチ機構25を
切り換えるクラッチ切換機構26と、遊星歯車機構24
から従動体23に進行方向の回転のみ伝達するワンウェ
イクラッチ27とを有している。駆動体22は、図2右
端を軸受部31によりハブ軸21に、左端を軸受部32
により従動体23によりそれぞれ回転自在に支持されて
いる。従動体23は、軸受部33,34により両端をハ
ブ軸21に回転自在に支持されている。
【0022】ハブ軸21は、自転車のフレーム体2の後
爪2aに固定される部材である。ハブ軸21の両端に
は、後爪2aに固定等するためのネジが形成されてい
る。ハブ軸21の中央部よりやや図2右側に大径部21
aが形成され、大径部21aの右側に遊星歯車機構24
の太陽ギア50が形成されている。ハブ軸21の後爪2
aの装着部分の内側には、軸受部31,34をそれぞれ
構成する碗状の玉押し面31a,34aを有する玉押し
部材37,38がねじ込まれている。
【0023】駆動体22は、スプロケット20の回転を
伝達するための部材である。駆動体22は、図3に示す
ように、右端が軸受部31に回転自在に支持された第1
筒部40と、第1筒部40に回転不能に連結され左端が
軸受部32に回転自在に支持された第2筒部41とを有
している。第1筒部40は、図3右側の小径部42と、
小径部42の左側で拡径された大径部43とから構成さ
れている。第1筒部40の内部には、遊星歯車機構24
を収納するための収納空間44が形成されている。小径
部42の端部外周面には雄ネジ部42aが形成され、そ
こにスプロケット20を固定するためのロックナット4
5が螺合している。雄ネジ部42aに隣接する小径部4
2の外周面にはセレーション外歯からなるスプロケット
取付部42bが形成され、スプロケット20が回転不能
に取り付けられている。小径部42の大径部43側の内
周面には遊星歯車機構24の内歯ギア51が形成されて
いる。小径部42の端部内周面には軸受部31を構成す
る碗状の玉受け面31bが形成されている。軸受部31
は、この玉受け面31bと、玉押し面31aと、玉受け
面31bと玉押し面31aとの間に挟持された複数のボ
ール31cとから構成されている。
【0024】大径部43の端部内周面には雌ネジ部43
aが形成されており、第2筒部41の端面に形成された
雄ネジ部41aに螺合して第2筒部41を回転不能に連
結している。大径部43の外周面には従動体23との隙
間をシールするシールリング28が嵌め込まれている。
第2筒部41は、第1筒部の内周面にねじ込まれる第
1筒部40より小径の部材であり、その端部外周面に
は、雌ネジ部43aに螺合する雄ネジ部41aが形成さ
れている。第2筒部41の外周面には、雄ネジ部41a
に隣接して第1筒部40の大径部43の先端が当接する
当接部41bが形成されている。当接部41bの外径は
第1筒部40の大径部43の外径と実質的に同じ寸法で
ある。第2筒部41の内周側には、軸受部32とクラッ
チ機構25とが配置されている。このため、第2筒部4
1の内周面には軸受部32の玉受け面32bと、クラッ
チ機構25のラチェット歯70とが形成されている。軸
受部32は、玉受け面32bと、従動体23の動力伝達
体61(後述)の端部外周面に形成された玉押し面32
aと、玉受け面32bと玉押し面32aとの間に挟持さ
れた複数のボール32cとから構成されている。
【0025】このように駆動体22を第1筒部40と第
2筒部41との2分割構成とすることで、軸受部32を
設けても第2筒部41部分の外径を第1筒部40部分の
外径より大きくすることなく遊星歯車機構24をハブ軸
21に沿って装着できる。このため、ハブ全体の外径を
コンパクトに維持できる。従動体23は、図2に示すよ
うに、駆動体22により駆動され後輪7を回転させるた
めの筒状部材である。従動体23は、その一部が駆動体
22の外周側に配置されるハブシェル60と、ハブシェ
ル60に固定ボルト66により締結され駆動体22の内
周側に配置される動力伝達体61とを有している。この
動力伝達体61は、駆動体22や遊星歯車機構24から
ハブシェル60に動力伝達する機能に加えて後述するク
ラッチ切換機構26の重り支持体としての機能も果たし
ている。
【0026】ハブシェル60は、たとえばアルミニウム
製の筒状部材であり、駆動体22,クラッチ切換機構2
6等を収納する大径の機構収納部62と、機構収納部6
2と一体で形成された小径の細筒部63とを有してい
る。機構収納部62及び細筒部63の外周面には後輪7
のスポーク(図示せず)が係止されるハブフランジ6
4,65がそれぞれ一体で形成されている。細筒部63
の右端には、図3に示すように、動力伝達体61を回転
不能に係止するためのセレーション外歯63aが形成さ
れ、内周面には固定ボルト66が螺合する雌ネジ部63
bが形成されている。細筒部63の図2左端には軸受部
34を収納する空間が形成されており、そこに軸受部3
4を構成する玉受け面34bが形成された玉受け部材3
5が装着されている。軸受部34は、玉押し面34a
と、玉受け面34bと、玉受け面34bと玉押し面34
aとの間に挟持された複数のボール34cとから構成さ
れている。この軸受部34の外側にはダストキャップ3
6が嵌め込まれている。
【0027】動力伝達体61は、たとえばクロムモリブ
デン鋼製の段付の筒状部材であり、図3に示すように、
左端内周面には細筒部63のセレーション外歯63aに
噛み合うセレーション内歯61aが形成されている。動
力伝達体61の右端外周面には軸受部32を構成する玉
押し面32aが、右端内周面にワンウェイクラッチ2
を構成するラチェット歯80がそれぞれ形成されてい
る。また、ラチェット歯80に隣接して内周面には軸受
部33を構成する玉受け面33bが形成されている。軸
受部33は、玉受け面33bと、ハブ軸21の大径部2
1aの左端に碗状に形成されてた玉押し面33aと、玉
押し面33aと玉受け面33bとの間に挟持された複数
のボール33cとから構成されている。動力伝達体61
の内周面には、玉受け面33b形成部に隣接してテーパ
部61bが形成されている。
【0028】固定ボルト66は、図2に示すように中空
筒状のボルトであり、ハブシェル60と動力伝達体61
とを同芯に緊密に締結する。固定ボルト66の頭部66
aにはテーパ部61bに係合するテーパ面66bが形成
されており、動力伝達体61とハブシェル60とを芯出
しして締結できる。遊星歯車機構24は、図3に示すよ
うに、ハブ軸21に形成された太陽ギア50と、駆動体
22の第1筒部40の小径部42に形成された内歯ギア
51と、ハブ軸21の大径部21aに回転自在に装着さ
れたキャリア52と、キャリア52に回転自在に支持さ
れた3つの遊星ギア53とを備えている。キャリア52
は内部にハブ軸21が貫通する鍔付フランジ状の部材で
あり、その外周面に周方向に間隔を隔てて3つのギア収
納部52aが形成されている。キャリア52には遊星ギ
ア53を回転自在に支持するための3本のギア軸54が
固定されている。遊星ギア53は、内歯ギア51に噛み
合う小径の第1ギア部53aと、太陽ギア50に噛み合
う大径の第2ギア部53bとを有している。第1ギア部
53aと第2ギア部53bとは軸方向に隣接して形成さ
れている。このように遊星ギア53を2つのギア部53
a,53bで構成することで、クロスレシオの変速比を
1つのギア部で得るより少ない内歯ギアの歯数で得るこ
とができる。
【0029】ここで、図4(a)に示すように、太陽ギ
ア50の歯数をZs ,内歯ギア51の歯数をZr ,遊星
ギア53の第1ギア部53aの歯数をZp1,第2ギア部
53bの歯数をZp2とすると、変速比GR は、内歯ギア
入力キャリア出力の減速の場合は以下の式で表せる。 GR =1/(1+(Zs /Zr )×(Zp2/Zp1)) ここで、たとえば、太陽ギアの歯数Zs を15,内歯ギ
アの歯数Zr を57,第1ギア部の歯数Zp1を28,第
2ギア部の歯数Zp2を13とすると、 GR =1/(1+(15/57)×(13/28)) =0.891 したがって、変速比GR は0.891になり、駆動体2
2の1回転は0891回転に減速されて従動体23に伝
達される。
【0030】なお、遊星歯車機構24の変速比は、0.
8〜0.95の間であればよい。この場合には、スター
トダッシュを速くすることができ、かつクロスレシオで
減速しても内装変速ハブ10の外径をコンパクトに維持
できる。なお、遊星ギアが1つのギア部しかない減速の
場合には変速比GR は以下の式で表せる。
【0031】GR =1/(1+(Zs /Zr )) ここでは内歯ギアの歯数Zr と外歯ギアの歯数Zs とだ
けで変速比GR が決定される。ここで太陽ギアの歯数Z
s を15として前述したクロスレシオの変速比0.89
1を得ようとすると、0.891=1/(1+(15/
r )の方程式の解を求めればよい。この結果、内歯ギ
アの歯数Zr は123となり、駆動体22の外径が2つ
のギア部を有するものより2倍以上大きくなる。
【0032】クラッチ機構25は、図3,図5及び図6
に示すように、駆動体22の第2筒部41の内周面に形
成されたラチェット歯70と、ラチェット歯70に噛合
可能な2つのクラッチ爪71と、クラッチ爪71を付勢
するバネ部材72とを有している。ラチェット歯70
は、第2筒部41の内周面に鋸歯状に形成されている。
クラッチ爪71は、動力伝達体61の外周面にラチェッ
ト歯70に噛み合う連結姿勢とラチェット歯70から離
脱する遮断姿勢とに揺動自在に装着されている。動力伝
達体61の外周面にはクラッチ爪71を収納する爪収納
部73が2か所設けられている。バネ部材72は、動力
伝達体61の外周面に形成された溝74に巻き付けられ
ており、クラッチ爪71を連結姿勢に付勢する。このク
ラッチ機構25では、クラッチ爪71が連結姿勢にある
とき、駆動体22が進行方向に回転したときのみその回
転が従動体23の動力伝達体61に伝達される。
【0033】クラッチ切換機構26は、クラッチ爪71
を連結姿勢と遮断姿勢とに切り換えるための制御板75
と、制御板75をハブ軸回りに往復移動させるための移
動機構76と、動力伝達体61と兼用された重り支持体
とを備えている。制御板75は、図7に示すように、変
形リング状の板状部材であり、その中心部が動力伝達体
61に回動自在に支持されている。制御板75の外縁部
には径方向外方に延びるフック75aが形成されてい
る。また、内外周の間にはクラッチ爪71を制御するた
めの2つの制御窓75bが形成されている。この制御窓
75bからクラッチ爪71が移動機構76側に突出して
配置されている。制御窓75bは、クラッチ爪71を遮
断姿勢に保持するための遮断枠部75dと、連結姿勢に
切り換えるための連結枠部75eとが形成されている。
この連結枠部75eを遮断枠部75dより径方向外方に
形成することで、バネ部材72により付勢されたクラッ
チ爪71が連結姿勢に起立可能になる。なお、このフッ
ク75a及び制御窓75b等は全て回転バランスを考慮
して個数に応じて180度離れて形成されている。ま
た、内外周の間には後述する重り保持体85の揺動軸8
7が貫通する2つの貫通孔75cも形成されている。こ
の制御板75は、通常は後述するバネ機構79により、
図6及び7に示す遮断位置に配置されている。このと
き、クラッチ爪71は、制御窓75bの遮断枠部75d
に先端が係止され遮断姿勢に保持されている。
【0034】移動機構76は、図5に示すように、制御
板75の左側に配置されており、揺動する2つの重り部
材77と、2つの重り部材77と制御板75とをそれぞ
れ連結するリンク78と、制御板75を図6時計回りに
付勢するバネ機構79とを備えている。重り部材77
は、動力伝達体61の端面61cに揺動自在に装着され
た2つの重り保持体85と、重り保持体85の先端に装
着された重り86とを有している。2つの重り保持体8
5は、たとえばポリアセタール樹脂製である。重り保持
体85は、それぞれ動力伝達体61を迂回するように湾
曲して形成され、動力伝達体61の周囲に180度離れ
て同じ姿勢で配置されている。重り保持体85の基端に
はボス部85aが、先端には2本の突出ピンからなる重
り装着部85bがそれぞれ一体で形成されており、ボス
部85aに揺動軸87が貫通している。揺動軸87は貫
通孔75cを貫通しており、その先端は動力伝達体61
に固定されている。また、重り保持体85の先端部にお
いて重り装着部85bと逆側の面にはリンク連結ピン8
5dが一体で形成されている。リンク連結ピン85d
は、リンク78を回動自在に装着するためのピンであ
る。重り86は、たとえば鉛や鋼鉄製の扇形形状の部材
であり、重り装着部85cの2本のピンにより固定され
ている。
【0035】リンク78は、基端で揺動する重り部材
の先端部の動きに連動して制御板75を回動するため
の部材であり、その両端で重り保持体85の先端部と制
御板75とを連結している。リンク78は金属製の板状
部材であり、一端にリンク連結ピン85dが挿入される
丸孔が、他端に制板75と連結するための連結ピン7
8aが挿入される丸孔がそれぞれ形成されている。
【0036】バネ機構79は、図6に示すように、フッ
ク75aに一端が係止されたコイルバネ88と、コイル
バネ88のバネ力を調整するためのバネ力調整機構89
とを有している。このコイルバネ88のバネ力を調整す
ることで変速タイミングを調整できる。また、重り86
を交換することでも変速タイミングを変更できる。ワン
ウェイクラッチ27は、たとえば爪式のものであり、図
6に示すように、動力伝達体61の内周面に形成された
ラチェット歯80と、遊星歯車機構24のキャリア52
の外周面に連結姿勢と遮断姿勢とに揺動自在に装着され
たクラッチ爪81と、クラッチ爪81を連結姿勢に付勢
するバネ部材(図示せず)とを備えている。このワンウ
ェイクラッチ27では、クラッチ爪81は、常に連結姿
勢に起立しており、キャリア52が進行方向に回転する
とその回転を動力伝達体61に伝達する。ただし動力伝
達体61がキャリア52より高速で進行方向に回転する
場合には回転は伝達しない。
【0037】〔変速動作〕 このような遊星歯車機構24、クラッチ機構25、クラ
ッチ切換機構26及びワンウェイラッチ27により、こ
の内装変速ハブ10は、駆動体22−内歯ギア51−遊
星歯車機構24−キャリア52−従動体23で構成され
る減速動力伝達経路と、駆動体22−クラッチ機構25
−従動体23で構成される直結動力伝達経路とを有して
いる。
【0038】ライダーがスタート時にペダルを踏んで自
転車を発進すると、その回転がスプロケット20を介し
て駆動体22に伝達される。このとき、制御板75は遮
断位置にあり、制御板75によりクラッチ爪71は遮断
姿勢に保持されている。このため、駆動体22と動力伝
達体61とは連結されず、駆動体22の回転は減速動力
伝達経路を介して動力伝達体61に伝達される。この結
果、スタート時には、スプロケット20の回転がたとえ
ば0.891に減速されてハブシェル60に伝達され
る。このため、スタート時にはペダルを軽く踏むことが
できスタートダッシュを決めることができる。
【0039】動力伝達体61がバネ機構79の調整や重
りの質量等により決定される所定以上の回転速度になる
と、制御板75のコイルバネ88による付勢力に抗して
重り部材77が図8,9に示すように外方に揺動する。
重り部材77が揺動すると、リンク78を介して制御板
75が図8の反時計回りに連結位置まで回転する。制御
板75が連結位置に回転すると制御窓75bの連結枠部
75eにクラッチ爪71の先端に位置し、クラッチ爪7
1がバネ部材72の付勢力により連結姿勢に起立する。
この結果、駆動体22の進行方向の回転が直結動力伝達
経路を介して動力伝達体61に直接伝達され、スプロケ
ット20の回転が後輪7にそのまま伝達される。したが
って、所定回転速度以上になると高速側に変速される。
この通常走行時には、駆動体22と従動体23とが直結
されるので、遊星歯車機構24による伝達効率の低下は
ない。
【0040】そしてコーナーを回るときなどに動力伝達
体61が所定回転数以下になると、重り部材77がコイ
ルバネ88により元の遮断姿勢に揺動し減速動力伝達経
路を介して駆動体22の回転が従動体23に伝達され
る。 〔他の実施形態〕 (a) 重り部材やクラッチ爪の個数は2つに限定され
ず、1つでも3つ以上でもよい。3つ以上の場合には、
その個数に応じて間隔を隔てて配置すればよい。たとえ
ば、重り部材77が3つのときには、図10(a)に示
すように、重り部材77をハブ軸回りに120度間隔で
同じ姿勢で配置すればよい。また、クラッチ爪71の個
数も1つ又は複数個であればいくつでもよい。ここで
は、回転速度が所定以上になると、図10(b)に示す
ように重り部材77が外側に揺動しリンク78を介して
制御板75が回転してクラッチ爪71が遮断姿勢から連
結姿勢に起立する。このように重り部材77を増やすと
遠心力が増加し、より確実に制板75が回動する。
【0041】(b) 前記実施形態では、減速から直結
に変速したが、直結から増速に変速してもよい。この場
合には、図4(b)に示すように、駆動体22をキャリ
ア52に連結し、キャリア52から内歯ギア51に動力
を伝達すればよい。このとき、2つのギア部53a,5
3bのうち大径の第2ギア部53bを内歯ギア51に噛
み合わせ、小径の第1ギア部53aを太陽ギア50を噛
み合わせれば、1つのギア部よりも小さい内歯ギアの外
径で大きな変速比を得ることができる。また、クロスレ
シオの増速の変速比を得たければ、図4(a)の構成で
キャリア52と駆動体22とを連結すればよい。
【0042】(c) 前記実施形態では、駆動体22の
第1筒部40と第2筒部41とをねじにより固定した
が、図11に示すように、たとえば第1筒部40にセレ
ーション内歯40cを、第2筒部41にセレーション外
歯41cをそれぞれ形成し、それらの噛合により2つの
筒部を固定するようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、駆動体は第1筒体と第
2筒体とを有し、その一方の筒体に形成された収納空間
内に遊星歯車機構が収納され他方の筒体には収納されな
い。このため、それぞれの筒体に駆動体を支持するため
の小径の軸受部を設けることで駆動体の外径を収納空間
を有する一方の筒体の外径以下にすることができる。し
たがって、大きい外径の遊星ギアを有する遊星歯車機構
を駆動体の収納空間内に収納しても、内装変速ハブ全体
の外径をコンパクトに維持することができる。しかも、
クラッチ機構を遠心力により切り換えているので、変速
操作を行うことなく自動的にシフトアップでき、スター
トダッシュを決めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した自転車の側面
図。
【図2】その内装変速ハブの縦断面図。
【図3】その要部断面図。
【図4】遊星歯車機構の模式図。
【図5】内装変速ハブの要部分解斜視図。
【図6】クラッチ遮断状態における図3のIV−IV断面図
【図7】クラッチ遮断状態における制御板の正面図。
【図8】クラッチ連結状態における図3のIV−IV断面図
【図9】クラッチ連結状態における制御板の正面図。
【図10】他の実施形態の図6及び図8に相当する図。
【図11】他の実施形態の図5に相当する図。
【符号の説明】
10 内装変速ハブ 21 ハブ軸 22 駆動体 23 従動体 24 遊星歯車機構 25 クラッチ機構 26 クラッチ切換機構 31b,32b 玉受け面 40 第1筒体 41 第2筒体 41b 当接部 42 小径部 42b スプロケット取付部 43 大径部 44 収納空間 50 太陽ギア 51 内歯ギア 52 キャリア 53 遊星ギア 53a 第1ギア部 53b 第2ギア部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62M 11/16

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力体の回転を遠心力により変速して出力
    体に伝達する自転車用内装変速ハブであって、 自転車用フレームに固定可能なハブ軸と、 前記入力体に連結可能な第1筒体と、前記第1筒体と相
    対回転不能に連結された第2筒体とを有し、2つの筒体
    ずれか一方の内部に収納空間が形成され前記ハブ軸
    回りに回転可能な駆動体と、 前記第2筒体の内周側に少なくとも一部が配置され前記
    ハブ軸回りに回転可能であり前記出力体に連結可能な従
    動体と、 前記収納空間内に配置され、前記駆動体からの動力を変
    速して前記従動体に伝達する遊星歯車機構と、前記従動体と前記第2筒体とを連結・遮断可能なクラッ
    チ機構と、 前記クラッチ機構の連結・遮断状態を遠心力により切り
    換えるクラッチ切換機構と、 を備えた自転車用内装変速ハブ。
  2. 【請求項2】前記第1筒体及び第2筒体のうち前記他方
    の筒体の外径は前記一方の筒体の外径と等しいか又は小
    さい、請求項1に記載の自転車用内装変速ハブ。
  3. 【請求項3】前記第1筒は外周面に前記入力体を回転
    不能に取り付けるための入力体取付部を有している、請
    求項1又は2に記載の自転車用内装変速ハブ。
  4. 【請求項4】前記第1筒体及び第2筒体は前記ハブ軸回
    りに回転するための玉受けを内周面にそれぞれ有してい
    る、請求項1から3のいずれかに記載の自転車用内装変
    速ハブ。
  5. 【請求項5】前記第1筒体と第2筒体とは雌雄ねじによ
    り相対回転不能にねじ結合されている、請求項1から4
    のいずれかに記載の自転車用内装変速ハブ。
  6. 【請求項6】前記第1筒体と第2筒体とはセレーション
    結合により相対回転不能に結合されている、請求項1か
    ら4のいずれかに記載の自転車用内装変速ハブ。
  7. 【請求項7】前記第1筒体及び第2筒体のいずれか一方
    は、他方の筒体の先端が当接する当接部を有している、
    請求項1から6のいずれかに記載の自転車用内装変速ハ
    ブ。
  8. 【請求項8】前記遊星歯車機構は、 前記第1筒体の内周面に設けられた内歯ギアと、 前記ハブ軸の外周面に形成された太陽ギアと、 前記内歯ギアと太陽ギアとに噛み合う1又は複数の遊星
    ギアと、 前記ハブ軸回りに回転可能であり、前記遊星ギアを回転
    自在に支持し前記従動体に連結された枠体とを有し、 前記駆動体の回転を減速して前記従動体に伝達する、請
    求項1から7のいずれかに記載の自転車用内装変速ハ
    ブ。
  9. 【請求項9】前記遊星ギアは、 前記内歯ギアに噛み合う小径の第1ギア部と、 前記第1ギア部と軸方向に隣接しかつ同芯に配置され前
    記太陽ギアに噛み合う大径の第2ギア部とを有する、請
    求項8に記載の自転車用内装変速ハブ。
  10. 【請求項10】前記第1筒体は、前記第2筒体に連結さ
    れ前記遊星ギアの第2ギア部を内部に収納した大径部
    と、前記第1ギア部を内部に収納し内周面に前記内歯ギ
    アが形成された小径部とを有する、請求項9に記載の自
    転車用内装変速ハブ。
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