JPH1148979A - ドラム用台車及び台車収納装置 - Google Patents

ドラム用台車及び台車収納装置

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JPH1148979A
JPH1148979A JP21448197A JP21448197A JPH1148979A JP H1148979 A JPH1148979 A JP H1148979A JP 21448197 A JP21448197 A JP 21448197A JP 21448197 A JP21448197 A JP 21448197A JP H1148979 A JPH1148979 A JP H1148979A
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Tamotsu Yoshida
保 吉田
Jiyunji Uenoyama
准次 上野山
Hiroshi Terajima
宏 寺島
Hideki Tabuchi
英輝 田淵
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドラムの荷台への積み降ろしを容易にし、さ
らに、荷台に積載されたドラムの回転を容易にすること
で作業性を向上させ、加えて、収納スペースの節約を図
る。 【解決手段】 荷台10を四片の枠材により形成された
矩形枠体10aに二重管11,11を所定間隔を隔て
て、互いに平行に配設して構成する。キャスタ2,2,
…を枠体の四隅部に配設し荷台を構成する。スロープ部
材3を荷台の端部に取り付け、一対の荷台を連結手段を
構成する連結バー4,4により連結し、ドラム用台車を
形成する。スロープ部材により、容易にドラム5を荷台
に積み降ろしすることができ、二重管の外管11b,1
1bが回転自在なため、二重管により両つば部5b,5
bの外周縁の二点ずつで支持されたドラムを容易に回転
させることができる。スロープ部材、及び、連結バーを
取り外して分解でき、スペースを節約して収納できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラムを積載して
運搬するために用いられるドラム用台車、及び、このド
ラム用台車を収納する台車収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば図10に示すように、
円筒形状を有する胴部5aと、この胴部5aの両端部に
おいて径方向外側に突出したつば部5b,5bとにより
構成されたドラムを積載して移動するためのドラム用台
車が知られている。このものでは、四辺の枠材により矩
形枠体として形成された荷台10の下部の四隅部にキャ
スタ2,2,…がそれぞれ配設されている。そして、図
10の二点鎖線で示すように、上記荷台10の相対向す
る一対の枠材に対し、上記ドラム5の両つば部5b,5
bの外周縁の二点ずつの合計四点が支持されて上記ドラ
ム5が上記ドラム用台車に積載されるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ドラム
はケーブル等を巻き付けるために用いられるものである
が、例えば、光ファイバケーブル等の通信ケーブルの場
合には、ケーブルはドラムに巻き付けられた状態にされ
た後に、まず、注文に応じてケーブル端部の処理工程、
例えば、コネクタの取り付け等を行い、次いで、その検
査工程、そして、ケーブル端部の梱包工程という各工程
を経て出荷されるようになっている。上記ドラム用台車
は、上記の各工程の作業場にドラムを運搬するために用
いられるものである。
【0004】ところが、上記従来のドラム用台車におい
ては、ドラム5の荷台10に対する積み降ろしをドラム
5を持ち上げて行う必要があり、ケーブルが巻かれた状
態のドラムはかなりの重量となるため、その作業は困難
なものとなる。また、上記の各工程においては、ケーブ
ル端部を作業台までドラムから引き出す必要があり、上
記荷台10に積載されたドラム5を回転させてケーブル
を引き出そうとしても、上記荷台10の枠材と、上記ド
ラム5のつば部5b,5bの外周縁との当接点において
互いが引っかかってしまうため、上記ドラム5の回転を
容易には行い得ず作業効率に劣るという問題がある。さ
らに、ドラムは、巻き付けるケーブルの長さによって、
つば部の外径は同じでも外幅が、例えば、500,60
0,750,900mm等と異なるものを用いるように
しており、そのドラムの外幅に応じた異なるサイズのド
ラム用台車をそれぞれ用意しなければならず煩雑なもの
となる。加えて、そのドラム用台車の収納に広大なスペ
ースが必要になるという不都合がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、ドラムの荷台
への積み降ろしの容易化、及び、ドラムの回転作業の容
易化を図ることで作業効率の向上を図ることができ、さ
らに、サイズ変更の容易化を図り、かつ、収納スペース
の節約を図り得るドラム用台車を提供することにある。
加えて、多数のドラム用台車を取り扱う上でコンパクト
に収納可能にし得る台車収納装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、相対向する少なくとも一対
の枠材により形成された枠体と、この枠体の下部に配設
されて床面上を転動する転動輪とを備えたドラム用台車
を前提としている。このものにおいて、上記枠体の相対
向する一対の枠材に掛け渡されて、所定間隔を隔てて互
いに平行に配設された一対の二重管と、上記二重管の管
軸に対して直交する方向の外側端位置の上記枠体から斜
め下方に延びるスロープ部材とを備えたものとする。そ
して、上記二重管を構成する内管及び外間の内、内管の
両端部を上記一対の枠材に対し固定する一方、外管を上
記内管に対し回転自在に外挿し、上記スロープ部材の最
下縁を、上記床面より僅かに上方位置に設定する構成と
するものである。
【0007】上記の構成の場合、ドラムを積み降ろしす
る際に、ドラムを回転させてスロープ部材上を転がすよ
うにすれば、容易に積み降ろしすることが可能になる。
さらに、二重管の外管が内管に対して回転自在であるた
め、この二重管に支持されたドラムを回転させようとし
た場合、上記外管が上記ドラムと反対方向に回転するよ
うになり、上記ドラムをドラム用台車上に積載した状態
で容易に回転させることが可能になる。
【0008】請求項2記載の発明は、ドラムを構成する
一対のつば部をそれぞれ縦置き状態で保持するドラム用
台車であって、上記縦置きの各つば部の平面投影形状に
対応して細長い枠形状を有し、下面に転動輪が取り付け
られ、上面に上記各つば部の下端部外周縁を互いに離れ
た2点で支持するように構成された一対の荷台と、この
一対の荷台を上記ドラムの両つば部の間隔に対応する間
隔に離れた状態で互いに連結する連結手段とを備えたも
のとする。そして、上記連結手段を、上記各荷台に対し
て着脱可能に構成するものである。
【0009】上記の構成の場合、連結手段を取り外せ
ば、ドラム用台車は一対の荷台と、連結手段とに分解さ
れるため、上記ドラム用台車の収納スペースの節約が可
能になる。加えて、上記連結手段を異なる長さのものに
変更することにより上記ドラム用台車の幅を容易に変更
することが可能になり、ドラムの大きさに応じた多数の
ドラム用台車を用意する必要がなく、収納スペースのよ
り一層の節約が図られる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、荷台を、四辺の枠材により形成された枠体
と、上記枠体の相対向する一対の枠材間に掛け渡され
て、所定間隔を隔てて互いに平行に配設された一対の二
重管と、上記二重管の管軸に対して直交する方向の外側
端位置の上記枠体から斜め下方に延びるスロープ部材と
を備えたものとする。そして、上記二重管を構成する内
管及び外管の内、内管の両端部を上記一対の枠材に対し
固定する一方、上記外管を上記内管に対し回転自在に外
挿し、上記スロープ部材の最下縁を、床面より僅かに上
方位置に設定する構成とするものである。
【0011】上記の構成の場合、ドラムを積み降ろしす
る際に、ドラムを回転させてスロープ部材上を転がすよ
うにすれば、容易に積み降ろしすることが可能になる。
さらに、二重管の外管が内管に対して回転自在であるた
め、この二重管に支持されたドラムを回転させようとし
た場合、上記外管が上記ドラムと反対方向に回転するよ
うになり、上記ドラムを容易に回転させることが可能に
なる。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1または請
求項3記載の発明において、スロープ部材を、枠体に対
して着脱可能に構成するものである。
【0013】上記の構成の場合、スロープ部材を取り外
してドラム用台車をより一層小さく分解することが可能
となるため、収納スペースのより一層の節約が図られ
る。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の発明において、枠体または連結手段のいず
れかに着脱可能に連結されて、荷台の移動を阻止するス
トッパーを備えたものとする。そして、上記ストッパー
を、枠体または連結手段のいずれかに係脱可能に係合す
る係合部と、この係合部が係合状態で少なくとも一部が
床面上に当接する足載せ部とを有する構成とするもので
ある。
【0015】上記の構成の場合、ドラムをスロープ部材
上を転がせて積み降ろしする際に、ストッパーの係合部
を枠体または連結手段のいずれかに係合させた状態で足
載せ部に足を載せることにより、荷台にかかる反力によ
る荷台の移動が阻止されるため、上記ドラムを積み降ろ
しすることを確実に、そして、より一層容易に行い得る
ようになる。
【0016】請求項6記載の発明は、荷台に対し一対の
二重管が互いに平行に配設されたドラム用台車を収納す
る台車収納装置であって、床面から立設配置された支持
枠と、この支持枠の上下方向複数段の各位置から水平方
向に互いに平行に突出する少なくとも一対の支持棒とを
備えたものとする。そして、上記一対の支持棒の間隔
を、上記各二重管を構成する一対の内管の間隔と同じ間
隔に設定し、かつ、上記各支持棒の外径を上記内管に対
し挿入可能な寸法に設定する構成とするものである。
【0017】上記の構成の場合、支持枠の各段位置にお
いて一対の支持棒に対し、一対の内管をそれぞれ外挿さ
せてドラム用台車を支持させることが可能になる。これ
により、上記ドラム用台車を上下方向に並べて収納する
ことが可能となり、収納スペースのより一層の節約が図
られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基いて説明する。
【0019】図1は、本発明の実施形態に係るドラム用
台車を示し、10,10はドラム5の両つば部5b,5
bがそれぞれ積載される荷台、2,2,…は上記各荷台
10の下部に配設される転動輪としてのキャスタ、3,
3は上記各荷台10に取り付けられるスロープ部材、
4,4は上記一対の荷台10,10を連結する連結バ
ー、5はケーブルが巻き付けられるドラムである。上記
一対の連結バー4,4により連結手段が構成されてい
る。
【0020】上記荷台10は、図2に示すように、四片
の枠材により形成された矩形枠体10aに対して、二重
管11,11が所定間隔を隔てて、互いに平行に配設さ
れて構成されている。上記各二重管11は、内管11a
の両端部が上記枠体10aにそれぞれ固定されて支持さ
れ、上記内管11aに、その外径より大きい内径を有す
る外管11bが外挿されて形成されている。そして、上
記各外管11bは、上記内管11aを軸として時計及び
反時計回りに回転自在になっている。上記一対の二重管
11,11の所定間隔は、上記各つば部5bの下端部外
周縁を互いに離れた2点で支持して、上記ドラム5が上
記二重管11,11上に安定に載置される程度に設定さ
れている。
【0021】そして、上記二重管11,11に隣接し
て、連結部10b,10bがそれぞれ配設されている。
この各連結部10bの上面には、貫通孔10c,10c
がそれぞれ形成されており、上記連結バー4に形成され
た係合ピン4a,4aがそれぞれ内嵌されるようになっ
ている(図3参照)。さらに、上記連結部10bと上記
枠体10aの内側壁面との間にはスリット10dが形成
されており、このスリット10dに対し上記スロープ部
材3が後述の如く取り付けられるようになっている(図
3参照)。
【0022】上記キャスタ2,2,…は、図2に示すよ
うに、上記枠体10aの四隅部に配設されており、それ
ぞれX軸及びY軸周りに回転自在になっている。これに
より、上記荷台10が自由に移動できるようになってい
る。
【0023】上記スロープ部材3は、図3に示すよう
に、上記荷台10のスリット10dに対し着脱可能に内
嵌する取り付け部3aと、この取り付け部3aの上端か
ら直交方向に延びる水平部3bと、この水平部3bの先
端からこの水平部3bに対して所定角度だけ傾いて下方
に延びる斜壁部3cとにより形成されている。そして、
上記スロープ部材3の取り付け部3aが、上記荷台10
のスリット10dに内嵌して(図3参照)、上記スロー
プ部材3が上記荷台10に取り付けられるようになって
いる。この取り付け状態では、上記スロープ部材3の斜
壁部3cの最下縁が、床面に対し僅かに上方に位置する
ように位置付けられている。これにより、上記キャスタ
2,2,…によりドラム用台車を床面上を移動させる際
に上記スロープ部材3と床面とが非接触に保たれるよう
になっている。
【0024】上記各連結バー4は、図4に示すように、
帯板部材4bと、その両端部にそれぞれ一対ずつ突出形
成された2組の係合ピン4a,4a、4a,4aとによ
り形成されている。この各係合ピン4aは、上記貫通孔
10cの内径とほぼ同じ外径を有するようになってい
る。そして、上記一対の係合ピン4a,4aを各荷台1
0の貫通孔10c,10cにそれぞれ内嵌させて(図3
参照)、上記荷台10,10を上記一対の連結バー4,
4により連結し、上記荷台10,10が互いに左右方向
(ドラムの軸方向)に離れないよう、そして、前後方向
(ドラムの軸方向に直交する方向)にずれないよう係止
して、ドラム用台車を形成するようにしている(図1参
照)。
【0025】図5は上記ドラム用台車の移動を阻止する
ストッパー6を示しており、上記ストッパー6は、平板
形状を有する足載せ部6aと、この足載せ部6aの一端
部から上方に向かって延びる垂片部6bと、この垂片部
6bの先端に取り付けられ、上記連結バー4の長手方向
に延びる係合部6cとにより形成されている。この係合
部6cは、開口が下方に向いた溝形状の断面形状を有す
るようになっており、上記連結バー4に対し上から外嵌
されることにより上記連結バー4を把持することができ
るようになっている。そして、上記係合部6cを連結バ
ー4に対し外嵌した状態で上記足載せ部6aの下面に貼
られた滑り止めのゴム製のシート部材6dが床面に当接
するように設定されている。
【0026】図6は上記ドラム用台車を収納する台車収
納装置7を示しており、基台7aと、この基台7aから
上方に延びる支持枠としての支柱7b,7bと、上下方
向に複数段に並んで上記各支柱7bの両側面から水平方
向に突出する各一対の支持棒7c,7cとにより構成さ
れている。この各段の一対の支持棒7c,7cは、荷台
10に固定された一対の二重管11,11の内管11
a,11aの間隔だけ隔てて配設されており、上記内管
11a,11aをそれぞれ外挿させることにより、上記
ドラム用台車が支持されるようにしている。
【0027】つぎに、上記実施形態の作用・効果を説明
する。
【0028】まず、ドラム5を荷台10,10に対して
積み降ろしするには、このドラム5を回転させて、上記
スロープ部材3,3の各斜壁部3cの面上を転がすよう
にすれば、上記ドラム5を上記荷台10,10に対して
容易に積み降ろしすることができるようになる。この
際、図7に示すように、ストッパー6の係合部6cを連
結バー4に係合させ、上記ストッパー6の足載せ部6a
を足で踏んで押さえておけば、上記荷台10,10を静
止した状態に保持することができるようになる。このた
め、上記ドラム5がスロープ部材3,3上を転がる際に
上記各荷台10にかかる反力による荷台10の移動を阻
止して、上記ドラム5を上記荷台10,10に対して積
み降ろしすることを確実に、そして、より一層容易に行
うことができるようになる。
【0029】そして、図1の二点鎖線で示すように、ド
ラム5は、その両つば部5b,5bの外周縁のそれぞれ
二点ずつが各荷台10の二重管11,11の外管11
b,11bに当接して支持されようになる。この状態で
は、上記ドラム5を例えば時計回りに回転させると、上
記外管11b,11b,…はそれぞれ反時計回りに回転
し、逆に、上記ドラム5を反時計回りに回転させると、
上記外管11b,11b,…はそれぞれ時計回りに回転
するようになる。このとき、上記ドラム5はその場で回
転のみを行い、移動することはないため、上記荷台1
0,10上に積載した状態であっても、ドラム5が上記
荷台10,10上から落ちることなく、上記ドラム5を
ドラム用台車上に積載した状態で容易に回転させること
ができるようになる。
【0030】さらに、上記ドラム用台車を収納する際に
は、まず、上記スロープ部材3,3、及び、連結バー
4,4をそれぞれ上記荷台10,10から取り外して分
解する。これにより、上記ドラム用台車をそのままでは
なく構成部品毎にコンパクトに収納することができるよ
うになる。さらに、台車収納台7の一対の支持棒7b,
7bに対して上記二重管11,11の内管11a,11
aをそれぞれ外挿させて、上記荷台10が支持されるよ
うにすると(図6参照)、この荷台10を上下方向に並
べて収納することができ、スペースを節約してよりコン
パクトに収納することが可能になる。
【0031】加えて、連結バー4,4の長さにより上記
荷台10,10間の寸法が異なるドラム用台車にするこ
とができるようになる。例えば、図4に示す連結バー4
を用いれば、図1に示すドラム5の外幅に合わせたドラ
ム用台車にすることができる一方、図8に示すように、
上記連結バー4より所定寸法短い連結バー40を用いれ
ば、図1のドラム5より外幅の狭いドラムに合わせたド
ラム用台車にすることができるようになる。このため、
ドラムの外幅に合わせた複数種類の長さの連結バーを用
意しておけば、ドラムのサイズ毎に異なる大きさのドラ
ム用台車を用意する必要がなく、収納スペースをより一
層節約することができるようになる。
【0032】<他の実施形態>なお、本発明は上記実施
形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態
を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、
一対の荷台10,10を連結バー4,4で連結して分解
可能にしているが、これに限らず、例えば、図9に示す
ように、四辺の枠材により矩形枠体に形成された荷台1
0に対し二重管11,11を所定間隔を隔てて互いに平
行に固定し、上記二重管11の管軸に平行な上記荷台1
0の枠体10bにスロープ部材3を取り付けるようにし
てもよい。上記各二重管11は、内管11aの両端部が
枠体10aにそれぞれ固定されて支持され、上記内管1
1aに、その外径より大きい内径を有する外管11bが
外挿されて形成されている。そして、上記各外管11b
は、上記内管11aを軸として時計及び反時計回りに回
転自在になっている。また、上記スロープ部材3は、上
記枠材10bに固定しても、図3と同様構成により着脱
可能にしてもよい。この場合、ドラム5を荷台10に対
して積み降ろしするには、このドラム5を回転させて、
上記スロープ部材3上を転がすようにすれば、上記ドラ
ム5を上記荷台10に対して容易に積み降ろしすること
ができるようになる。さらに、図9の二点鎖線で示すよ
うに、ドラム5は、その両つば部5b,5bの外周縁の
それぞれ二点ずつが荷台10の二重管11,11の外管
11b,11bに当接して支持されようになる。この状
態では、上記ドラム5を例えば時計回りに回転させる
と、上記外管11b,11bはそれぞれ反時計回りに回
転し、逆に、上記ドラム5を反時計回りに回転させる
と、上記外管11b,11bはそれぞれ時計回りに回転
するようになる。このとき、上記ドラム5はその場で回
転のみを行い、移動することはないため、上記荷台10
上に積載した状態であっても、ドラム5が上記荷台10
上から落ちることなく、上記ドラム5をドラム用台車上
に積載した状態で容易に回転させることができるように
なる。
【0033】また、上記実施形態では、各荷台10を枠
材として板材を用いるようにしているが、これに限ら
ず、例えばパイプまたは棒材等を用いるようにしてもよ
い。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明におけるドラム用台車によれば、容易にドラムを積み
降ろしすることができるとともに、上記ドラムをドラム
用台車上で容易に回転させることができ、作業効率を向
上させることができる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、ドラム用台
車を分解することができ、このドラム用台車の収納スペ
ースを節約できる。加えて、連結手段の長さを変更する
だけで上記ドラム用台車の幅を変更することができ、ド
ラムの外幅に応じた複数種類の大きさのドラム用台車を
用意する必要がなく、収納スペースのより一層の節約を
図ることができる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
2記載の発明による効果に加えて、容易にドラムを積み
降ろしすることができるとともに、上記ドラムを荷台上
で容易に回転させることができ、作業効率を向上させる
ことができる。
【0037】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1または請求項3記載の発明による効果に加えて、スロ
ープ部材を荷台から取り外してドラム用台車をより一層
小さく分解することができ、収納スペースをより一層節
約することができる。
【0038】請求項5記載の発明によれば、上記請求項
1または請求項2記載の発明による効果に加えて、ドラ
ムを積み降ろしする際の荷台の移動を阻止することがで
き、上記ドラム積み降ろし作業を確実に、そして、より
一層容易に行うことができる。
【0039】請求項6記載の発明によれば、ドラム用台
車を上下方向に並べて収納することが可能となり、収納
スペースのより一層の節約が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドラム用台車に係る実施形態を示す斜
視図である。
【図2】図1の1つの荷台を示す拡大斜視図である。
【図3】スロープ部材と、連結バーとの荷台に対する取
り付けを示す斜視図である。
【図4】連結バーを示す斜視図である。
【図5】ストッパーを示す斜視図である。
【図6】本発明の台車収納装置に係る実施形態を示す斜
視図である。
【図7】ストッパーの使用状態を示す斜視図である。
【図8】図4とは異なる長さの連結バーを示す斜視図で
ある。
【図9】本発明のドラム用台車に係る他の実施形態を示
す斜視図である。
【図10】従来のドラム用台車を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 キャスタ(転動輪) 3 スロープ部材 4,40 連結バー(連結手段) 5 ドラム 6 ストッパー 7 台車収納装置 10 荷台 11 二重管 5b つば部 6a 足載せ部 6c 係合部 7b 支柱(支持枠) 7c 支持棒 10a 枠体 11a 内管 11b 外管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田淵 英輝 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向する少なくとも一対の枠材を有す
    る枠体と、この枠体の下部に配設されて床面上を転動す
    る転動輪とを備えたドラム用台車において、 上記枠体の相対向する一対の枠材間に掛け渡されて、所
    定間隔を隔てて互いに平行に配設された一対の二重管
    と、 上記二重管の管軸に対して直交する方向の外側端位置の
    上記枠体から斜め下方に延びるスロープ部材とを備え、 上記二重管を構成する内管及び外管の内、内管の両端部
    が上記一対の枠材に対し固定される一方、上記外管が上
    記内管に対し回転自在に外挿され、 上記スロープ部材の最下縁が、上記床面より僅かに上方
    位置に設定されていることを特徴とするドラム用台車。
  2. 【請求項2】 ドラムを構成する一対のつば部をそれぞ
    れ縦置き状態で保持するドラム用台車であって、 上記縦置きの各つば部の平面投影形状に対応して細長い
    枠形状を有し、下面に転動輪が取り付けられ、上面に上
    記各つば部の下端部外周縁を互いに離れた2点で支持す
    るように構成された一対の荷台と、 この一対の荷台を上記ドラムの両つば部の間隔に対応す
    る間隔に離れた状態で互いに連結する連結手段とを備
    え、 上記連結手段が、上記各荷台に対して着脱可能に構成さ
    れていることを特徴とするドラム用台車。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 荷台が、 四辺の枠材により形成された枠体と、 上記枠体の相対向する一対の枠材間に掛け渡されて、所
    定間隔を隔てて互いに平行に配設された一対の二重管
    と、 上記二重管の管軸に対して直交する方向の外側端位置の
    上記枠体から斜め下方に延びるスロープ部材とを備え、 上記二重管を構成する内管及び外管の内、内管の両端部
    が上記一対の枠材に対し固定される一方、上記外管が上
    記内管に対し回転自在に外挿され、 上記スロープ部材の最下縁が、床面より僅かに上方位置
    に設定されていることを特徴とするドラム用台車。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項3において、 スロープ部材が、枠体に対して着脱可能に構成されてい
    ることを特徴とするドラム用台車。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2において、 枠体または連結手段のいずれかに着脱可能に連結され
    て、荷台の移動を阻止するストッパーを備え、 上記ストッパーは、枠体または連結手段のいずれかに係
    脱可能に係合する係合部と、 この係合部が係合状態で少なくとも一部が床面上に当接
    する足載せ部とを有していることを特徴とするドラム用
    台車。
  6. 【請求項6】 荷台に対し一対の二重管が互いに平行に
    配設されたドラム用台車を収納する台車収納装置であっ
    て、 床面から立設配置された支持枠と、 この支持枠の上下方向複数段の各位置から水平方向に互
    いに平行に突出する少なくとも一対の支持棒とを備え、 上記一対の支持棒の間隔が、上記各二重管を構成する一
    対の内管の間隔と同じ間隔に設定され、かつ、上記各支
    持棒の外径が上記内管に対し挿入可能な寸法に設定され
    ていることを特徴とする台車収納装置。
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