JPH1148454A - インキ供給装置 - Google Patents

インキ供給装置

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Publication number
JPH1148454A
JPH1148454A JP9211459A JP21145997A JPH1148454A JP H1148454 A JPH1148454 A JP H1148454A JP 9211459 A JP9211459 A JP 9211459A JP 21145997 A JP21145997 A JP 21145997A JP H1148454 A JPH1148454 A JP H1148454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
film thickness
blade
roller
fountain
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9211459A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Kaneko
雅仁 金子
Hitoshi Isono
仁 磯野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP9211459A priority Critical patent/JPH1148454A/ja
Publication of JPH1148454A publication Critical patent/JPH1148454A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、印刷開始時に発生する引き出し膜
厚の変動を改善し、印刷物の刷り始めに発生する損紙を
低減させることが可能なインキ供給装置を提供すること
にある。 【解決手段】 本発明では、インキ元ローラ2の近傍に
設けられるインキ膜厚制御用ブレード4と、膜厚制御用
ブレード4に関連して幅方向に複数個並べて設けられる
加圧キー7と、加圧キー7を介して膜厚制御用ブレード
4を加圧する加圧装置6とから構成されるインキの引き
出し膜厚を制御する手段を備えたインキ供給装置におい
て、インキ元ローラ2と膜厚制御用ブレード4とよって
インキ壺8を形成し、膜厚制御用ブレード4より引き出
されたインキがインキ壺8に戻る際の膜厚を常に一定に
するための掻き取りブレード1を、インキ元ローラ2上
におけるインキ受け渡しローラ3とインキ壺8との間に
配設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフセット印刷機
の印刷ユニットに適用されるインキ供給装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4は、オフセット印刷機の印刷ユニッ
トに適用される従来のブレード式インキ供給装置を示し
ている。このようなインキ供給装置は、1枚のインキ膜
厚制御用ブレード4と、幅方向に複数個並べられた加圧
キー7と、これら加圧キー7を介して膜厚制御用ブレー
ド4を加圧する加圧装置6とから構成されるインキの引
き出し膜厚を制御する手段を備えている。そして、この
制御手段では、インキ元ローラ2上に引き出されるイン
キ膜厚を加圧キー7の加圧量によって制御するようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のブレード式インキ供給装置では、インキ元ロー
ラ2の高速回転時に、インキ壺8に戻ってくる膜厚(図
4中における位置10’上のインキ膜厚)に変化が生じ
た場合、インキ膜厚制御用ブレード4から引き出される
膜厚(図4中における位置9’上のインキ膜厚)に差異
が発生する。すなわち、このインキ供給装置においてイ
ンキ元ローラ2の回転速度が高速である場合、印刷の中
断中に空転している状態、即ちインキ消費が無い状態
(図3中の符号18の区間)と、印刷を開始した状態、
即ちインキ元ローラ上2のインキが受け渡しローラ3を
経て消費される状態(図3中の符号19の区間)とで
は、同一加圧量の状態下においてインキ膜厚制御用ブレ
ード4から引き出される膜厚に差異が生じることにな
る。
【0004】このため、従来のインキ供給装置にあって
は、空転中から印刷を開始した場合に、図3中における
符号20の区間で点線17が示すように、インキ膜厚制
御用ブレード4から引き出される膜厚が経時的に変化
し、その結果、印刷物濃度も同様に変化することにな
り、これによって印刷物の刷り始めに損紙が発生し、コ
スト高を招くなどの不具合を有していた。
【0005】本発明はこのような実状に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、印刷開始時に発生する引き
出し膜厚の変動を改善し、印刷物の刷り始めに発生する
損紙を低減させることが可能なインキ供給装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の有する課
題を解決するために、本発明では、インキ元ローラの近
傍に設けられるインキ膜厚制御用ブレードと、この膜厚
制御用ブレードに関連して幅方向に複数個並べて設けら
れる加圧キーと、該加圧キーを介して前記膜厚制御用ブ
レードを加圧する加圧装置とから構成されるインキの引
き出し膜厚を制御する手段を備えたインキ供給装置にお
いて、前記インキ元ローラと前記膜厚制御用ブレードと
よってインキ壺を形成し、前記膜厚制御用ブレードより
引き出されたインキが前記インキ壺に戻る際の膜厚を常
に一定にするための掻き取りブレードを、前記インキ元
ローラ上におけるインキ受け渡しローラと前記インキ壺
との間に配設している。すなわち、本発明では、インキ
元ローラとインキ受け渡しローラとの接点からインキ元
ローラの回転方向へ向かってインキ壺までの間に、一定
膜厚通過用の掻き取りブレードを設置している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。ここで、図1は本発明の実
施の形態に係るブレード式薄膜インキ連続供給装置の構
成図、図2は同インキ連続供給装置を採用したオフセッ
ト印刷機の印刷部の構成図である。
【0008】本実施の形態のオフセット印刷機には、図
1及び図2に示す如く、インキ元ローラ2が矢印方向へ
回転可能に配設されており、このインキ元ローラ2に関
連して回転可能なインキ受け渡しローラ3、複数のイン
キ練りローラ12、複数のインキ着けローラ13及び刷
面を有する版胴11が下方へ向かって順次設備されてい
る。そして、隣接するインキ元ローラ2と受け渡しロー
ラ3とは、印刷開始時に、互いに接触すべく配置構成さ
れている。しかも、上記版胴11の側方には、これと関
連して回転可能な湿し水供給ローラ14群及び水舟15
が配設されている。
【0009】また、上記オフセット印刷機の印刷ユニッ
トに適用されるブレード式薄膜インキ連続供給装置は、
インキ元ローラ2の近傍に設けられる1枚のインキ膜厚
制御用ブレード4と、この膜厚制御用ブレード4に関連
して幅方向に複数個並べて設けられる加圧キー(ロッ
ド)7と、これら加圧キー7を介して膜厚制御用ブレー
ド4をインキ元ローラ2側へ向けて加圧する加圧装置6
とから構成されるインキの引き出し膜厚を制御する手段
を備えている。インキ膜厚制御用ブレード4の先端部4
aは、加圧キー7の上方位置からインキ元ローラ2の外
周面に接近すべく斜め下方へ向かって配置されており、
インキ元ローラ2の外周面との間にはインキを引き出せ
る隙間が設けられている。しかも、この隙間と対応する
上方位置には、インキ元ローラ2と膜厚制御用ブレード
4とによって形成されるインキ壺(インキ溜め)8が設
けられており、このインキ壺8はオフセット印刷機のイ
ンキを溜めておく部分として構成されている。なお、イ
ンキ膜厚制御用ブレード4の基端部4bは、加圧装置6
の上方に設備されたブレード固定装置5に支持されてい
る。
【0010】上記加圧キー7は、加圧装置6の作用によ
り水平方向に沿って移動可能に配設され、その先端部7
aはインキ膜厚制御用ブレード4の先端部4aと接触で
きる位置に設けられている。したがって、インキ膜厚制
御用ブレード4の先端部4aは、複数個の加圧キー7を
介して加圧装置6により加圧され、インキ元ローラ2と
の間の隙間を調整するように構成されている。
【0011】一方、上記インキ元ローラ2上におけるイ
ンキ受け渡しローラ3と、上記インキ壺8との間には、
インキ膜厚制御用ブレード4より引き出されたインキが
インキ壺8に戻る際の膜厚を常に一定にするための掻き
取りブレード1が配設されている。そのため、掻き取り
ブレード1は、水平方向へ延びてインキ元ローラ2に接
近して設けられており、一端部がインキ元ローラ2の外
周面に臨み、他端部はインキ壺8の上方に位置すべく配
置されている。なお、図1において、符号9はインキ元
ローラ2上におけるインキ引き出し膜厚直後の位置、符
号10はインキ元ローラ2上におけるインキ壺8直前の
位置をそれぞれ示している。
【0012】次に、本発明の実施の形態に係るブレード
式薄膜インキ連続供給装置の作用について説明する。ま
ず、インキ元ローラ2の付近でのインキの流れは以下の
ようになる。すなわち、インキ壺8に溜められたインキ
は、加圧装置6及び加圧キー7によって加圧されるイン
キ膜厚制御用ブレード4とインキ元ローラ2との隙間よ
り引き出される。そして、この引き出されたインキは、
高速で回転するインキ元ローラ2の外周面上を回り、掻
き取りブレード1で一定膜厚をインキ元ローラ2の外周
面上に残して掻き取られる。掻き取られたインキは、掻
き取りブレード1上に移され、そこから低速でかつイン
キ元ローラ2とは切り放された状態でインキ壺8に戻さ
れてくる。
【0013】上記オフセット印刷機が印刷を開始した場
合、インキ受け渡しローラ3がインキ元ローラ2に接触
し、インキの受け渡しが起こり、インキ練りローラ12
及びインキ着けローラ13を経由して版胴11に転移し
ていく。この版胴11には、予め水舟15及び湿し水供
給ローラ14群により非画線部に湿し水が供給されてい
る。その後は、インキ着けローラ13よりインキが供給
され、版胴11の版面上に画像が生成される。印刷開始
(インキ元ローラ2と受け渡しローラ3とが接触した状
態)直後、インキ元ローラ2と受け渡しローラ3のニッ
プ部通過後のインキ膜厚は急激に減少するが、掻き取り
ブレード1の作用により、インキ元ローラ2上に乗って
インキ壺8に戻るインキ膜厚は、印刷の中断時と変化が
ないため、インキ膜厚制御用ブレード4から引き出され
る膜厚は変化しないことになる。
【0014】本発明の実施の形態に係るインキ供給装置
においては、掻き取りブレード1により、インキ壺8内
に戻るインキ元ローラ2上のインキ膜厚(図1中におけ
る位置10上のインキ膜厚)が、空転中及び印刷中のい
ずれの状態にも拘らず一定になるため、インキ膜厚制御
用ブレード4から引き出される膜厚は、図3のグラフの
実線16で示すように、空転中(図3中の符号18の区
間)と印刷中(図3中の符号19の区間)とで変動する
ことが無くなる。
【0015】以上、本発明の実施の形態につき述べた
が、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更
が可能である。
【0016】
【発明の効果】上述の如く、本発明に係るインキ供給装
置は、インキ元ローラの近傍に設けられるインキ膜厚制
御用ブレードと、この膜厚制御用ブレードに関連して幅
方向に複数個並べて設けられる加圧キーと、該加圧キー
を介して前記膜厚制御用ブレードを加圧する加圧装置と
から構成されるインキの引き出し膜厚を制御する手段を
備えており、前記インキ元ローラと前記膜厚制御用ブレ
ードとよってインキ壺を形成し、前記膜厚制御用ブレー
ドより引き出されたインキが前記インキ壺に戻る際の膜
厚を常に一定にするための掻き取りブレードを、前記イ
ンキ元ローラ上におけるインキ受け渡しローラと前記イ
ンキ壺との間に配設しているので、次のような効果が得
られる。すなわち、本発明のインキ供給装置によれば、
印刷開始時に発生する引き出し膜厚の変動を改善するこ
とができる。その結果、刷り出し時の印刷物の色調の変
動を最小限に抑えることが可能となり、損紙(商品価値
の無い印刷物)を低減でき、生産性の向上とコストダウ
ンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るブレード式薄膜イン
キ供給装置の構成例を示す概略図である。
【図2】上記インキ供給装置を採用したオフセット印刷
機の印刷ユニットの全体を示す概略図である。
【図3】従来と本発明の実施の形態のインキ供給装置に
よる引き出しインキ膜厚の経時的変化の比較例を示すグ
ラフである。
【図4】従来のブレード式薄膜インキ供給装置の構成例
を示す概略図である。
【符号の説明】
1 掻き取りブレード 2 インキ元ローラ 3 インキ受け渡しローラ 4 インキ膜厚制御用ブレード 5 ブレード固定装置 6 加圧装置 7 加圧キー 8 インキ壺 9 インキ元ローラ上における引き出し膜厚直後の位置 10 インキ元ローラ上におけるインキ壺直前の位置 11 版胴 12 インキ練りローラ 13 インキ着けローラ 14 湿し水供給ローラ 15 水舟 16 本発明装置の採用時のインキ引き出し膜厚の経時
変化 18 空転中の期間 19 印刷中の期間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インキ元ローラの近傍に設けられるイン
    キ膜厚制御用ブレードと、この膜厚制御用ブレードに関
    連して幅方向に複数個並べて設けられる加圧キーと、該
    加圧キーを介して前記膜厚制御用ブレードを加圧する加
    圧装置とから構成されるインキの引き出し膜厚を制御す
    る手段を備えたインキ供給装置において、前記インキ元
    ローラと前記膜厚制御用ブレードとよってインキ壺を形
    成し、前記膜厚制御用ブレードより引き出されたインキ
    が前記インキ壺に戻る際の膜厚を常に一定にするための
    掻き取りブレードを、前記インキ元ローラ上におけるイ
    ンキ受け渡しローラと前記インキ壺との間に配設したこ
    とを特徴とするインキ供給装置。
JP9211459A 1997-08-06 1997-08-06 インキ供給装置 Withdrawn JPH1148454A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9211459A JPH1148454A (ja) 1997-08-06 1997-08-06 インキ供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9211459A JPH1148454A (ja) 1997-08-06 1997-08-06 インキ供給装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1148454A true JPH1148454A (ja) 1999-02-23

Family

ID=16606298

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9211459A Withdrawn JPH1148454A (ja) 1997-08-06 1997-08-06 インキ供給装置

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JP (1) JPH1148454A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110549727A (zh) * 2019-09-25 2019-12-10 阜阳市宏洋木艺制品有限公司 一种酒盒用的印刷装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110549727A (zh) * 2019-09-25 2019-12-10 阜阳市宏洋木艺制品有限公司 一种酒盒用的印刷装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041102