JPH1147948A - インバ―タ式抵抗溶接機の制御方式 - Google Patents

インバ―タ式抵抗溶接機の制御方式

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JPH1147948A
JPH1147948A JP21544997A JP21544997A JPH1147948A JP H1147948 A JPH1147948 A JP H1147948A JP 21544997 A JP21544997 A JP 21544997A JP 21544997 A JP21544997 A JP 21544997A JP H1147948 A JPH1147948 A JP H1147948A
Authority
JP
Japan
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current
welding
polarity
voltage
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP21544997A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Nishiwaki
敏博 西脇
Teruzo Yamaguchi
照三 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obara Corp
Original Assignee
Obara Corp
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Filing date
Publication date
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  • Generation Of Surge Voltage And Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1回の溶接サイクルの最終の極性に格別の配
慮を払うことなく、通電開始時の溶接変圧器の残留磁化
の方向を予め記憶保持しておき、その方向と反対の極性
の電圧から溶接変圧器へ印加するようにして、簡易な制
御回路で溶接変圧器における磁化飽和現象を回避し過大
電流の発生を防止し得るインバ―タ式抵抗溶接機の制御
方式を提供する。 【解決手段】 インバ―タ回路3から溶接変圧器4への
溶接電流の最終パルス電流の方向を記憶保持10し、次
回の溶接時には前記記憶した極性と反対の極性から溶接
変圧器への溶接電流の通電を始めるようにしたインバ―
タ式抵抗溶接機の制御方式。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商用交流を直流電
圧に変換する整流回路と、前記直流電圧を高周波交流電
圧に逆変換するインバ―タ回路と、前記高周波交流電圧
を低電圧・大電流に変換する溶接変圧器と、前記低電圧
・大電流を直流電流に変換する整流回路とを備えたイン
バ―タ式抵抗溶接機における溶接電流の制御方式に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来,商用交流を直流電圧に変換する整
流回路と、前記直流電圧を高周波交流電圧に逆変換する
インバ―タ回路と、前記高周波交流電圧を低電圧・大電
流に変換する溶接変圧器と、前記低電圧・大電流を直流
電流に変換する整流回路とを備えたインバ―タ式抵抗溶
接機は普通に知られている。
【0003】ところで、前記インバ―タ式抵抗溶接機に
おいては、溶接変圧器に最初に印加される電圧が溶接変
圧器の残留磁化の方向と同じ方向に磁化するようにイン
バ―タ回路で電流を発生させた場合,その変圧器が過度
な磁化飽和現象を起こし、それによる過大磁化電流と本
来の負荷電流とのベクトル和による過大電流が流れる危
険が存在する。
【0004】そこで、溶接変圧器にインバ―タ回路から
印加される電圧を完全な1サイクルで終るようにして前
記過大電流が流れる危険を防止するものが提案されてい
る(例えば特許第2507295号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】ところが、例えば溶接
条件が各サイクル毎に変化するような環境のもとで、前
記のように溶接変圧器にインバ―タ回路から印加される
電圧を常に完全な1サイクルで終るように制御を行うに
は、その制御回路に精密性を要し複雑なものとなって過
分のコストを必要とする。
【0006】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、1回の溶接サイクルの最終の極性に格別の配慮
を払うことなく、通電開始時の溶接変圧器の残留磁化の
方向を予め記憶保持しておき、その方向と反対の極性の
電圧から溶接変圧器へ印加するようにして、簡易な制御
回路で溶接変圧器における磁化飽和現象を回避し過大電
流の発生を防止し得るインバ―タ式抵抗溶接機の制御方
式を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明におけるインバ―タ式抵抗溶接機の制御方式
は、商用交流を直流電圧に変換する整流回路と、前記直
流電圧を高周波交流電圧に逆変換するインバ―タ回路
と、前記高周波交流電圧を低電圧・大電流に変換する溶
接変圧器と、前記低電圧・大電流を直流電流に変換する
整流回路とを備えたインバ―タ式抵抗溶接機において、
インバ―タ回路から溶接変圧器への溶接電流の最終パル
ス電流の方向を記憶保持し、次回の溶接時には前記記憶
した極性と反対の極性から溶接変圧器への溶接電流の通
電を始めるようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1及び図2を参照してこの発明
の実施例について説明する。図1において、1は三相の
商用交流電源(単相でもよい)を受電しそれを直流電圧
に変換する整流回路、2は波形整形用のフィルタ、3は
前記フィルタ2からの直流電圧をより高い周波数の交流
電圧に逆変換するIGBTまたは大容量のトランジスタ
を含むインバ―タ回路、4は変換された高周波の交流電
圧を受電しそれを抵抗溶接機に適した低電圧・大電流に
変換する溶接変圧器、5は前記溶接変圧器4の交流出力
電圧を直流電圧に変換し最終的に直流の溶接電流とする
ための整流回路、6はワ―ク挟みつけ、整流回路5から
の直流溶接電流を流すための電極部である。
【0009】また、7は電流比較回路、8は変流器、9
は発振回路、10は通電極性記憶回路、11は溶接シ―
ケンス制御回路、12はパルス幅制御回路、13はアン
ドゲ―ト、14は起動スイッチである。
【0010】以上のような構成からなるもので、起動ス
イッチ14をオンすると、溶接シ―ケンス制御回路11
が作動を始めて、加圧指令につづいて通電指令,電流値
指令を発振回路9と電流比較回路7に発信する。発振回
路9はアンドゲ―ト13,インバ―タ回路3を介して溶
接変圧器4に高周波電圧を印加し、それによって流れる
負荷電流を変流器8でピックアップし、その値と電流値
指令とを電流比較回路7で比較し、両者を常に等しくな
るようにパルス幅制御回路12で通電パルス幅を自動調
整する。同時に変流器8による測定電流を通電極性記憶
回路10に入力し、その極性を監視する。溶接電流の通
電が完了すると、その時点での電流極性を通電極性記憶
回路10が記憶保持する。
【0011】このようにして、前記通電極性記憶回路1
0が記憶保持する最終パルス電流の方向が図2のイのよ
うに−極性で終っている場合には次回の溶接時には前記
記憶した−極性と反対の+極性から溶接変圧器への溶接
電流の通電を始め、図2のロのように+極性で終ってい
る場合には次回の溶接時には前記記憶した+極性と反対
の−極性から溶接変圧器への溶接電流の通電を始めるよ
うに溶接シ―ケンス制御回路11が通電指令を出す。
【0012】なお、前記通電極性記憶回路10には、コ
ンデンサの残留電圧または電池による電圧で記憶を保持
するRAMまたは無電源状態でもその記憶を保持するI
C等を使用することにより停電又は電源オフになって
も、その記憶が保持されるようになっている。
【0013】この実施例によると、インバ―タ回路から
溶接変圧器への溶接電流の最終パルス電流の方向を記憶
保持し、次回の溶接時には前記記憶した極性と反対の極
性の電圧から溶接変圧器4へ溶接用の高周波交流電圧を
印加するようにしたので、簡易な制御回路で溶接変圧器
4における磁化飽和現象が確実に回避される。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、インバ―タ回路から溶
接変圧器への溶接電流の最終パルス電流の方向を記憶保
持し、次回の溶接時には前記記憶した極性と反対の極性
から溶接変圧器への溶接電流の通電を始めるようにした
ので、1回の溶接サイクルの最終の極性に格別の配慮を
払うことなく、簡易な制御回路で溶接変圧器における磁
化飽和現象を回避し過大電流の発生を防止し得るインバ
―タ式抵抗溶接機の制御方式となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るインバ―タ式抵抗溶接機の
一実施例のブロック図である。
【図2】図2は溶接変圧器へ供給される高周波交流電圧
の一実施例の波形の説明図である。
【符号の説明】
1 整流回路 3 インバ―タ回路 4 溶接変圧器 5 整流回路 6 電極部 7 電流比較回路 8 変流器 9 発振回路 10 通電極性記憶回路 11 溶接シ―ケンス制御回路 12 パルス幅制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用交流を直流電圧に変換する整流回路
    と、前記直流電圧を高周波交流電圧に逆変換するインバ
    ―タ回路と、前記高周波交流電圧を低電圧・大電流に変
    換する溶接変圧器と、前記低電圧・大電流を直流電流に
    変換する整流回路とを備えたインバ―タ式抵抗溶接機に
    おいて、インバ―タ回路から溶接変圧器への溶接電流の
    最終パルス電流の方向を記憶保持し、次回の溶接時には
    前記記憶した極性と反対の極性から溶接変圧器への溶接
    電流の通電を始めるようにしたことを特徴とするインバ
    ―タ式抵抗溶接機の制御方式。
JP21544997A 1997-07-28 1997-07-28 インバ―タ式抵抗溶接機の制御方式 Pending JPH1147948A (ja)

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JP21544997A JPH1147948A (ja) 1997-07-28 1997-07-28 インバ―タ式抵抗溶接機の制御方式

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105471292A (zh) * 2015-12-25 2016-04-06 辽宁北方科技集团有限公司 一种等离子体电解氧化电源

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