JPH1147927A - アークスタート装置 - Google Patents

アークスタート装置

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JPH1147927A
JPH1147927A JP20953097A JP20953097A JPH1147927A JP H1147927 A JPH1147927 A JP H1147927A JP 20953097 A JP20953097 A JP 20953097A JP 20953097 A JP20953097 A JP 20953097A JP H1147927 A JPH1147927 A JP H1147927A
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英樹 井原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消耗電極式アーク溶接法において、接続する
溶接ケーブルの延長を図り、アークスタート性能の向上
を図る。 【解決手段】入力された溶接開始信号により、高電圧印
加信号を予め決められた周波数で出力し、入力された高
電圧印加信号により所定の周期で高電圧の印加、停止を
行い、実効電流値を抑えることで接続する溶接ケーブル
の延長を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明はワイヤを自動送給して溶
接を行う消耗電極式アーク溶接装置におけるアークスタ
ート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高電圧アークスタート方式、たと
えば特開平8−118013号公報によれば、アークス
タート時に母材−電極間に予め決められたの高電圧によ
る火花放電を発生させ、発生させた火花放電の電撃によ
り、ワイヤ先端部の絶縁物質(一例としてスラグ)を破
壊するか、母材上の絶縁物質上を沿面放電することによ
ってアークを誘起するものであった。
【0003】従来はアークスタート成功率の向上を図る
ために、図8のような構成で対応していた。すなわち、
ワイヤ41を電極43に送給して母材44の溶接個所に
突出さらるするワイヤ送給装置42と、電極43に高電
圧を印加する直流電源装置45と、電極43に溶接電源
を供給する電源装置46と、アーク検出器47によりア
ーク電流を検出後、直流電源装置45への供給電源を停
止するスイッチ48から構成されており、アークスター
ト時に一定電圧により火花放電を発生させる構造であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方式で
は、絶縁物質等の状態によっては火花放電が発生してい
るにも関わらず、アーク放電への遷移期間が充分でな
く、アークスタートできないという問題が発生すること
があり、またこの方式を消耗電極式アーク溶接機に適応
すると、ケーブル及びワイヤの持つ浮遊容量の関係か
ら、溶接ケーブルをあまり長くすることができないとい
う問題があった。
【0005】本発明は、アークスタート性能を向上させ
るとともに、溶接ケーブルを延長できて溶接機器の設置
の自由度の向上できるアークスタート装置を提供するこ
とを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るアークスタート装置は、高
電圧印加制御器により、予め設定した全高電圧印加期間
中、高電圧を予め決められた周波数で印加、停止を交互
に行うことにより、全高電圧印加期間の実効電流を抑え
て溶接ケーブルの延長を図ることができるものである。
【0007】本発明の請求項2に係るアークスタート装
置は、一回目の高電圧印加時に検出した実効電流値から
高電圧を最も適正なパルスデューティ選択し、予め決め
られた周波数で印加することにより、予め設定された全
高電圧印加期間の実効電流値を抑えることができ、全高
電圧印加期間の実効電流値を抑え溶接ケーブルの延長を
図ることができるものである。
【0008】本発明の請求項3に係るアークスタート装
置は、推定された実効電流値が規定値を越える場合に、
実効電流値が規定値以下になるタイミングで印加停止信
号を出力して、溶接ケーブルへの過負荷を確実に防止で
きるものである。
【0009】本発明の請求項4に係るアークスタート装
置は、高電圧印加時に畜電器に蓄えた電荷を放電させる
ことにより、アークヘの遷移を容易にしてアークスター
ト性能を向上させることができるものである。
【0010】本発明の請求項5に係るアークスタート装
置は、高電圧印加時に検出した実効電流値と前回溶接時
のアークスタートの有無から高電圧を最も適切なパルス
デューティおよび周波数で印加し、またパルスデューテ
ィおよび周波数から高電圧印加時に畜電器に蓄える電荷
の量を適正に変えることにより、アークスタート性能を
向上させ、溶接ケーブル長の延長を図ることができるも
のである。
【0011】本発明の請求項6に係るアークスタート装
置は、デューティ周波数推定型高圧電流検出器により、
推定した実効電流値が規定値を越える場合に、実効電流
値が規定値以下になるタイミングで印加停止信号を出力
するので、溶接ケーブルの延長または引き回しに伴う浮
遊容量増加による実効電流値の増加を確実に防止できる
ものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載した発明
は、溶接電流を検出しアーク検出信号を出力するアーク
検出器と、入力された溶接開始信号により高電圧印加信
号を予め決められた周波数で出力するとともに、入力さ
れたアーク検出信号により高電圧印加信号の出力を停止
する高電圧印加制御器と、入力された高電圧印加信号に
より高電圧の印加、停止を行う高電圧発生器とを備えた
ものであり、全高電圧印加期間中に、高電圧を所定の周
波数で印加、停止を行うことにより、実効電流値を低く
抑えることができ、溶接ケーブルを延長することができ
る作用効果を有する。
【0013】請求項2に記載した発明は、高電圧印加信
号により高電圧の印加停止を行う高電圧発生器と前記高
圧発生器による高電圧印加時に一回目の放電によって流
れた電流値を検出し、この電流値と、現在のパルスデュ
ーティを示すパルス信号に基づき、全高電圧印加期間の
実効電流値を推定して実効電流値信号を出力するデュー
ティ推定型高圧電流検出器と、溶接電流を検出してアー
ク検出信号を出力するアーク検出器と、前記デューティ
推定型高圧電流検出器から入力された実効電流値信号か
ら、高電圧印加信号のパルスデューティを選択して予め
決められた周波数で高電圧印加信号を前記高圧発生器に
出力し、また前記印加停止信号または前記アーク検出信
号により高電圧印加信号の出力を停止するデューティ可
変型高電圧印加制御器とを備えたものであり、1回目の
放電により検出した電流値とバルスデューティから推定
した実効電流値から、高電圧を最も適正なパルスデュー
ティを選択して予め決められた周波数で印加するので、
全高電圧印加期間の実効電流値を抑えることができて溶
接ケーブルの延長を図ることができる作用効果を有す
る。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2の構成に
おいて、デューティ推定型高圧電流検出器を、推定した
実効電流値が規定値を越える場合に、予め設定した全高
電圧印加期間の実効電流値が規定値以下になるタイミン
グで印加停止信号を出力するように構成したものであ
り、推定した実効電流値が規定値を越える場合に、実効
電流値が規定値以下になるタイミングで印加停止信号を
出力するので、溶接ケーブルへの過負荷を確実に防止で
きる作用効果を有する。
【0015】請求項4に記載した発明は、請求項1また
は2の構成において、高電圧発生器から印加される高電
圧により電荷を蓄え、火花放電時電流を供給する蓄電器
を備えたものであり、高電圧印加時に蓄えた電荷を畜電
器から放電させることにより、アークヘの遷移を容易に
行えてアークスタート性能を向上させることができる作
用効果を有する。
【0016】請求項5に記載した発明は、高電圧印加信
号により高電圧の印加、停止を行う高電圧発生器と、こ
の高電圧発生器による高電圧印加時に、一回目の放電に
よって流れた電流値を検出し、この電流値と、現在のパ
ルスデューティを示すパルス信号と、現在の周波数を示
す周波数信号とに基づいて、予め設定した全高電圧印加
期間の実効電流値を推定して実効電流値信号を出力する
デューティ周波数推定型高圧電流検出器と、溶接電流を
検出してアーク検出信号を出力するアーク検出器と、前
回溶接時のアーク検出信号を記憶する記憶器と、前記高
圧電流検出器から入力された前回高電圧印加時に、実効
電流値信号および記憶器に記憶された前回溶接時のアー
ク検出信号により、最も適正な高電圧印加信号のパルス
デューティとパルス周波数を選択して高電圧印加信号を
前記高電圧発生器に出力し、また前記印加停止信号また
はアーク検出信号により、高電圧印加信号の出力を停止
するデューティ周波数可変型高電圧印加制御器と、デュ
ーティ周波数可変型高電圧印加制御器からの高電圧印加
信号により、静電容量を変えることができるパルス可変
型蓄電器とを備えたものであり、デューティ周波数型推
定型高圧電流検出器により、一回目の放電の電流値とそ
のパルス信号と周波数信号から適正な実効電流値を出力
し、高電圧を最も適正なパルスデューティを選択して予
め決められた周波数で印加し、予め設定した全高電圧印
加期間の実効電流値を抑えることで溶接ケーブルの延長
を図ることができる高電圧印加時に畜電器に蓄えた電荷
が放電することによりアークヘの遷移を容易にすること
でアークスタート性能を向上させることができる作用を
有する。
【0017】請求項5に記載した発明は、上記構成のデ
ューティ周波数推定型高圧電流検出器を、推定した実効
電流値が規定値を越える場合に全高電圧印加期間の実効
電流値が規定値以下になるタイミングで印加停止信号を
出力するように構成したものであり、推定した実効電流
値が規定値を越える場合に、実効電流値が規定値以下に
なるタイミングで印加停止信号を出力するので、溶接ケ
ーブルの延長または引き回しに伴う浮遊容量増加による
実効電流値の増加を確実に防止できるものである。
【0018】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図5を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は請求項1に係るアークスタート
装置の発明の実施1の形態を示す。
【0019】ワイヤ1はワイヤ送給装置2によって電極
3に送給され、電極3から母材4の溶接箇所に突出され
る。そして送給されたワイヤ1は、溶接電源11から溶
接電流が電極3に給電され、そのエネルギーによってワ
イヤ1と母材4間にアークが誘起されてアークスタート
する。溶接電流指示器13は溶接電源11に溶接電流値
の指示を行うものである。電極3に接続される電源供給
回路(溶接ケーブル)31A,31bのうち正側の電源
供給回路31Aには、溶接電流を検出してアーク検出信
号を出力するアーク検出器12と、低電圧部保護のため
ダイオード7が介在されている。また高電圧印加制御器
14は、入力された溶接開始信号により高電圧印加信号
を予め決められた周波数で出力し、またアーク検出器1
2から入力されたアーク検出信号により高電圧印加信号
を停止するものである。さらに高電圧発生器15は、高
電圧印加制御器14から入力された高電圧印加信号によ
り高電圧の印加、停止を行う。
【0020】以上のように構成されるアークスタート装
置について、その動作を説明する。 .溶接電流指示器13によって溶接に必要な溶接電流
値を溶接電源11に指示する。
【0021】.溶接開始信号の入力により、高電圧印
加制御器14は、図2に示すように、予め設定した全高
電圧印加期間中、予め決められた周波数で高電・圧印加
信号(矩形波状)を出力し、高電圧発生器15によって
溶接電源11の出力に高電圧の重畳、停止が高電圧印加
信号に倣って行われる。
【0022】.高電圧印加からアーク放電に移行する
と、アーク検出器12から高電圧印加制御器14に対し
てアーク検出信号が出力され、高電圧印加制御器14の
高電圧印加信号が停止される。
【0023】以上のような動作により、ワイヤ1先端の
絶縁物質が破壊あるいは絶縁物質上を沿面放電すること
により、従来法と同様のアークスタート性能が得られる
とともに、予め設定した全高電圧印加期間中、設定され
た周期で印加、停止を交互に行うことにより、実効電流
値を低く抑えることができて、従来法と比較して溶接ケ
ーブルの延長を図ることができる。
【0024】(実施の形態2)図3は請求項2および3
に係るアークスタート装置の発明の実施2の形態を示
す。なお、上記実施の形態と同一部材には同一符号を付
して、詳細な説明は省略する。
【0025】電源供給回路31Aに接続されたデューテ
ィ推定型高圧電流検出器16は、高電圧印加時、一回目
の放電によって流れた電流値を検出し、検出した電流値
と入力された現在のパルスデューティを示すパルス信号
から、予め設定した全高電圧印加期間の実効電流値を推
定して実効電流値信号を出力し、さらにこの推定した実
効電流値が規定値を越える場合、予め設定した全高電圧
印加期間の実効電流値が規定値以下になるタイミングで
印加停止信号を出力するものである。
【0026】またデューティ推定型高圧電流検出器16
から実効電流値信号が入力されるデューティ可変型高電
圧印加制御器17は、デューティ推定型高圧電流検出器
16の実効電流値信号を基に、最も適正な高電圧印加信
号のパルスデューティを選択し、入力された溶接開始信
号により、予め決められた周波数で高電圧印加信号を高
電圧発生器15に出力し、またデューティ推定型高圧電
流検出器16から入力された印加停止信号、またはアー
ク検出器12から入力されたアーク検出信号により、高
電圧印加信号の出力を停止するものである。
【0027】以上のように構成されるアークスタート装
置について、その動作を説明する。 .溶接電流指示器13によって溶接に必要な溶接電流
を溶接電源11に指示する。
【0028】.デューティ推定型高圧電流検出器16
では、高電圧印加時、一回目の放電によって流れた電流
値を検出し、この検出電流値と、デューティ可変型高電
圧印加制御器17から入力された現在のパルスデューテ
ィを示すパルス信号とにより、予め設定した全高電圧印
加期間の実効電流値を推定し、実効電流値信号をデュー
ティ可変型高電圧印加制御器17に出力する。
【0029】なお、デューティ推定型高圧電流検出器1
6では、推定した実効電流値が規定値を越える場合、デ
ューティ可変型高電圧印加制御器17に対して予め設定
した全高電圧印加期間の実効電流値が規定値以下になる
タイミングで印加停止信号を出力する。
【0030】.デューティ可変型高電圧印加制御器1
7では、デューティ推定型高圧電流検出器16から入力
された実効電流値信号より、予め設定された全高電圧印
加期間の実効電流値が規定値になるように、高電圧印加
信号のパルスデューティを変更して高電圧発生器15に
出力する。
【0031】.高電圧発生器15では、高電圧印加信
号に基づいて高電圧が発生され、全高電圧印加期間中に
溶接電源11の出力に高電圧が所定周波数で重畳、停止
が繰り返される。
【0032】.高電圧印加からアーク放電に移行した
場合、アーク検出器12からデューティ可変型高電圧印
加制御器17に対してアーク検出信号が出力され、デュ
ーティ可変型高電圧印加制御器17では、このアーク検
出信号に基づいて高電圧印加信号の出力を停止する。
【0033】上記実施の形態2によれば、高電圧印加期
間中の高電圧の印加により、ワイヤ1先端の絶縁物質が
破壊されて従来法と同様のアークスタート性能が得られ
る。また予め設定した全高電圧印加期間中、設定された
周期で印加、停止を交互に行うとともに、デューティ推
定型高圧電流検出器16により、一回目の放電によって
流れた電流値とパルス信号に基づいて実効電流値信号を
出力させ、デューティ可変型高電圧印加制御器17によ
り、この実効電流値信号に基づいて全高電圧印加期間の
実効電流値が規定値になるように、パルスデューティを
変更して高電圧印加信号を出力するので、実効電流値が
低く抑えられ、従来法と比較して溶接ケーブルの延長を
図ることができる。さらに、デューティ推定型高圧電流
検出器16により、推定した実効電流値が規定値を越え
る場合に、全高電圧印加期間の実効電流値が規定値以下
になるようなタイミングで印加停止信号を出力するの
で、確実に全高電圧印加期間の実効電流値を規定値以下
にすることができ、溶接ケーブルの延長または引き回し
に伴う浮遊容量増加による実効電流値の増加を確実に防
止できるものである。
【0034】(実施の形態3)図4は請求項1に従属す
る請求項4に係るアークスタート装置の実施の形態3を
示し、また図5(a),(b)は同アークスタート装置
の信号の波形を示し、(a)は印加電圧を示す波形図、
(b)は放電電流を示す波形図である。なお、上記実施
の形態と同一部材には同一符号を付して、詳細な説明は
省略する。
【0035】この実施の形態3は、実施の形態1におい
て、高圧発生器15の高電圧供給回路31Aに、高電圧
印加による電荷を蓄える蓄電器18を設けたものであ
る。上記構成のアークスタート装置について、その動作
を説明する。
【0036】.溶接電流指示器13によって溶接に必
要な溶接電流を溶接電源11に指示する。 .溶接開始信号の入力により高電圧印加制御器14は
予め設定した全高電圧印加期間中、予め決められた周波
数で高電圧印加信号(矩形波状)を出力し、高電圧発生
器15によって溶接電源11の出力に高電圧の重畳、停
止が高電圧印加信号に倣って行われる。
【0037】.この時、図5に示すように蓄電器18
によって高電圧印加による電荷が蓄えられ火花放電時電
流が流れる。 .高電圧印加からアーク放電に移行し場合、アーク検
出器12から高電圧印加制御器14に対してアーク検出
信号が出力される。
【0038】上記実施の形態3によれば、高電圧印加期
間中の高電圧の印加、停止の繰り返と、蓄電器18に蓄
えられた電荷が火花放電時に放電されることにより、従
来法に比較してワイヤ1先端の絶縁物質が破壊あるいは
絶縁物質上の沿面放電がより容易に行われ、更に高いア
ークスタート性能が得られる。また、全高電圧印加期間
中、印加、停止が交互に行われることにより実効電流値
が低く抑えられ、従来法と比較して溶接ケーブルの延長
を図ることができる。
【0039】(実施の形態4)図6は請求項2に従属す
る請求項4に係るアークスタート装置の実施の形態4を
示す。なお、上記実施の形態と同一部材には同一符号を
付してその説明は省略する。
【0040】この実施の形態4は、実施の形態2の構成
に、実施の形態3の畜電器8を追加したものである。上
記構成のアークスタート装置について、その動作を説明
する。
【0041】.溶接電流指示器13によって溶接に必
要な溶接電流を溶接電源11に指示する。 .デューティ推定型高圧電流検出器16では、高電圧
印加時、一回目の放電によって流れた電流値を検出し、
検出した電流値とデューティ可変型高電圧印加制御器1
7によって入力された現在のパルスデューティを示すパ
ルス信号より、予め設定した全高電圧印加期間の実効電
流値を推定し、実効電流値信号を出力する。
【0042】またデューティ推定型高圧電流検出器16
では、推定した実効電流値が規定値を越える場合、デュ
ーティ可変型高電圧印加制御器17に対して予め設定し
た全高電圧印加期間の実効電流値が規定値以下になるタ
イミングで印加停止信号を出力する。
【0043】.デューティ可変型高電圧印加制御器1
7では、デューティ推定型高圧電流検出器16から入力
された実効電流値信号より、予め設定した全高電圧印加
期間の実効電流値が規定値になるように、高電圧印加信
号のパルスデューティを変更して高電圧発生器15に出
力する。
【0044】.高電圧発生器15では、高電圧印加信
号に基づいて高電圧が発生され、全高電圧印加期間中に
溶接電源11の出力に高電圧が所定周波数で重畳、停止
が繰り返される。そしてこの時、蓄電器18によって高
電圧印加による電荷が蓄えられ火花放電時電流が流れ
る。
【0045】.高電圧印加からアーク放電に移行した
場合、アーク検出器12からデューティ可変型高電圧印
加制御器17に対してアーク検出信号が出力され、デュ
ーティ可変型高電圧印加制御器17では、このアーク検
出信号に基づいて高電圧印加信号が停止される。
【0046】上記実施の形態4によれば、高電圧印加期
間中の高電圧の印加、停止の繰り返と、蓄電器18に蓄
えられた電荷が火花放電時に放電されることにより、従
来法に比較してワイヤ1先端の絶縁物質が破壊あるいは
絶縁物質上の沿面放電がより容易に行われ、更に高いア
ークスタート性能が得られる。
【0047】また予め設定した全高電圧印加期間中、予
め決められた周期で印加、停止を交互に行うとともに、
デューティ推定型高圧電流検出器16により、一回目の
放電によって流れた電流値とパルス信号に基づいて実効
電流値信号を出力させ、デューティ可変型高電圧印加制
御器17により、この実効電流値信号に基づいて全高電
圧印加期間の実効電流値が規定値になるように、パルス
デューティを変更して高電圧印加信号を出力するので、
実効電流値が低く抑えられ、従来法と比較して溶接ケー
ブルの延長を図ることができる。
【0048】さらに、デューティ推定型高圧電流検出器
16により、推定した実効電流値が規定値を越える場合
に、全高電圧印加期間の実効電流値が規定値以下になる
ようなタイミングで印加停止信号を出力するので、溶接
ケーブルの延長または引き回しに伴う浮遊容量増加によ
る実効電流値の増加を確実に防止でき、全高電圧印加期
間の実効電流値を規定値以下にでき、溶接ケーブルの延
長を図ることができる。 (実施の形態5)図7は請求項4に係るアークスタート
装置の実施の形態5を示す。なお、上記実施の形態と同
一部材には同一符号を付してその説明は省略する。
【0049】記憶器19は前回溶接時のアーク検出信号
と溶接終了信号をトリガに記憶するものである。デュー
ティ周波数推定型高圧電流検出器21は、高電圧印加
時、一回目の放電によって流れた電流値を検出し、検出
した電流値と、入力された現在のパルスデューティを示
すパルス信号と、現在の周波数を示す周波数信号とによ
り、予め設定した全高電圧印加期間の実効電流値を推定
し、実効電流値信号を出力する。また、推定した実効電
流値が規定値を越える場合、予め設定した全高電圧印加
期間の実効電流値が規定値以下になるタイミングで印加
停止信号を出力するものである。
【0050】デューティ周波数可変型高電圧印加制御器
22は、デューティ周波数推定型高圧電流検出器21か
ら入力された前回高電圧印加時に推定した実効電流値信
号と、記憶器19に記憶された前回溶接時のアーク検出
信号とに基づいて、最も適正な高電圧印加信号のパルス
デューティとパルス周波数とを選択し、入力された溶接
開始信号によって、選択された周波数で高電圧印加信号
を高圧発生器15に出力する。またデューティ周波数推
定型高圧電流検出器21から入力された印加停止信号、
またはアーク検出器12からのアーク検出信号により、
高電圧印加信号の出力を停止するものである。
【0051】さらにパルス可変型蓄電器23は、デュー
ティ周波数可変型高電圧印加制御器22から入力された
高電圧印加信号により、静電容量を変えることができる
ものである。
【0052】上記構成のアークスタート装置について、
その動作を説明する。 .溶接電流指示器13によって溶接に必要な溶接電流
を溶接電源11に指示する。
【0053】.デューティ周波数推定型高圧電流検出
器21では、高電圧印加時に一回目の放電によって流れ
た電流値を検出し、検出した電流値と、デューティ周波
数可変型高電圧印加制御器22によって入力された現在
のパルスデューティを示すパルス信号と、現在の周波数
を示す周波数信号とより、予め設定した全高電圧印加期
間の実効電流値を推定して実効電流値信号を出力する。
【0054】.そしてデューティ周波数可変型高電圧
印加制御器22では、記憶器19に記憶された前回溶接
時のアーク検出信号と、デューティ周波数推定型高圧電
流検出器21から入力された実効電流値信号とにより、
予め設定した全高電圧印加期間の実効電流値が規定値に
なるように、高電圧印加信号のパルスデューティとパル
ス周波数とを選択して高電圧発生器15に出力する。
【0055】.高電圧発生器15では、高電圧印加信
号に基づいて高電圧が発生され、全高電圧印加期間中に
溶接電源11の出力に高電圧が所定周波数で重畳、停止
が繰り返される。そしてこの時、蓄電器18によって高
電圧印加による電荷が蓄えられ火花放電時電流が流れ
る。さらに、入力された高電圧印加信号に基づいて静電
容量が適正な値になるようにパルス可変型蓄電器23に
制御信号が出力される。
【0056】.高電圧印加からアーク放電に移行した
場合、アーク検出器12からデューティ可変型高電圧印
加制御器17に対してアーク検出信号が出力され、デュ
ーティ可変型高電圧印加制御器17では、このアーク検
出信号に基づいて高電圧印加信号が停止される。
【0057】なお、デューティ周波数推定型高圧電流検
出器21では、推定した実効電流値が規定値を越える場
合、デューティ周波数可変型高電圧印加制御器22に対
して全高電圧印加期間の実効電流値が規定値以下になる
タイミングで印加停止信号を出力する。
【0058】.デューティ周波数可変型高電圧印加制
御器22では、アーク検出器12によりアークスタート
の失敗(アークスタート無し)が検出された場合、記憶
器19の記憶値に基づいてパルス可変型蓄電器23の静
電容量を制御し、アークスタートが容易(アーク放電へ
の遷移期間が充分とれるように)かつ実効電流値が規定
値を越えないように高電圧印加信号を生成する。
【0059】.アーク検出器12により高電圧印加か
らアーク放電に移行したのが検出された場合、デューテ
ィ周波数可変型高電圧印加制御器22に対してアーク検
出信号の出力が停止される。
【0060】上記実施の形態5によれば、高電圧印加期
間中の高電圧の印加、停止の繰り返と、パルス可変型蓄
電器23に蓄えられた電荷が火花放電時に放電されるこ
とにより、従来法に比較してワイヤ1先端の絶縁物質が
破壊あるいは絶縁物質上の沿面放電がより容易に行わ
れ、更に高いアークスタート性能が得られる。
【0061】また、全高電圧印加期間中、所定の周期で
印加、停止を交互に行うとともに、デューティ周波数推
定型高圧電流検出器21により、一回目の放電によって
流れた電流値と、現在のパルスデューティを示すパルス
信号と、現在の周波数を示す周波数信号とに基づき、全
高電圧印加期間の実効電流値を推定して実効電流値信号
を出力させ、さらに記憶器19の前回溶接時のアーク検
出信号と、この実効電流値信号とより、全高電圧印加期
間の実効電流値が規定値になるように、パルスデューテ
ィとパルス周波数とを選択してアークスタートに効果的
な高電圧印加信号を出力するので、実効電流値が低く抑
えられ、従来法と比較して溶接ケーブルの延長を図るこ
とができる。
【0062】さらにデューティ周波数可変型高電圧印加
制御器22により、推定した実効電流値が規定値を越え
る場合に、予め設定した全高電圧印加期間の実効電流値
が規定値以下になるタイミングで印加停止信号を出力す
ることができ、溶接ケーブルの延長または引き回しに伴
う浮遊容量増加による実効電流値の増加を確実に防止で
き、溶接ケーブルの延長を図ることができる。
【0063】さらに、アークスタートの失敗した場合、
デューティ周波数可変型高電圧印加制御器22により、
記憶器9の前回溶接時のアーク検出信号の記憶値に基づ
いてパルス可変型蓄電器23の静電容量を適正な値に変
更することができ、アークスタートが容易でかつ実効電
流値が規定値を越えないように高電圧印加信号を生成す
ることができ、効果的なアークスタートが実施できる。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、所定の周
期で印加、停止を繰り返す高電圧の印加によって流れる
電流の実効電流値を抑えることにより、溶接ケーブルの
延長を図ることができ、溶接機器の設置の自由度の向上
できる。また蓄えられた電荷が火花放電時放電すること
で、より一層アークスタート性能が向上するという有効
な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアークスタート装置の実施の形態
1を示す構成図である。
【図2】(a),(b)は同アークスタート装置の信号
の波形を示し、(a)は高電圧印加信号の波形図、
(b)は印加電圧を示す波形図である。
【図3】本発明に係るアークスタート装置の実施の形態
2を示す構成図である。
【図4】本発明に係るアークスタート装置の実施の形態
3を示す構成図である。
【図5】(a),(b)は同アークスタート装置の信号
の波形を示し、(a)は印加電圧を示す波形図、(b)
は放電電流を示す波形図である。
【図6】本発明に係るアークスタート装置の実施の形態
4を示す構成図である。
【図7】本発明に係るアークスタート装置の実施の形態
5を示す構成図である。
【図8】従来のアークスタート装置を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 ワイヤ 3 電極 5 直流電源装置 6 電源装置 11 溶接電源 12 アーク検出器 13 溶接電流指示器 14 高電圧印加制御器 15 高電圧発生器 16 デューティ推定型高圧電流検出器 17 デューティ可変型高電圧印加制御器 18 蓄電器 19 記憶器 20 可変型蓄電器 21 デューティ周波数推定型高圧電流検出器 22 デューティ周波数可変型高電圧印加制御器 23 パルス可変型蓄電器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接電流を検出しアーク検出信号を出力
    するアーク検出器と、入力された溶接開始信号により高
    電圧印加信号を予め決められた周波数で出力するととも
    に、入力されたアーク検出信号により高電圧印加信号の
    出力を停止する高電圧印加制御器と、入力された高電圧
    印加信号により高電圧の印加、停止を行う高電圧発生器
    とを備えたアークスタート装置。
  2. 【請求項2】 高電圧印加信号により高電圧の印加停止
    を行う高電圧発生器と、 前記高圧発生器による高電圧印加時に一回目の放電によ
    って流れた電流値を検出し、この電流値と、現在のパル
    スデューティを示すパルス信号に基づき、全高電圧印加
    期間の実効電流値を推定して実効電流値信号を出力する
    デューティ推定型高圧電流検出器と、 溶接電流を検出してアーク検出信号を出力するアーク検
    出器と、 前記デューティ推定型高圧電流検出器から入力された実
    効電流値信号から、高電圧印加信号のパルスデューティ
    を選択して予め決められた周波数で高電圧印加信号を前
    記高圧発生器に出力し、また前記印加停止信号または前
    記アーク検出信号により高電圧印加信号の出力を停止す
    るデューティ可変型高電圧印加制御器とを備えたアーク
    スタート装置。
  3. 【請求項3】 デューティ推定型高圧電流検出器を、推
    定した実効電流値が規定値を越える場合に、予め設定し
    た全高電圧印加期間の実効電流値が規定値以下になるタ
    イミングで印加停止信号を出力するように構成した請求
    項2記載のアークスタート装置。
  4. 【請求項4】 高電圧発生器から印加される高電圧によ
    り電荷を蓄え、火花放電時電流を供給する蓄電器を備え
    た請求項1乃至3のいずれかに記載のアークスタート装
    置。
  5. 【請求項5】 高電圧印加信号により高電圧の印加、停
    止を行う高電圧発生器と、 この高電圧発生器による高電圧印加時に、一回目の放電
    によって流れた電流値を検出し、この電流値と、現在の
    パルスデューティを示すパルス信号と、現在の周波数を
    示す周波数信号とに基づいて、予め設定した全高電圧印
    加期間の実効電流値を推定して実効電流値信号を出力す
    るデューティ周波数推定型高圧電流検出器と、 溶接電流を検出してアーク検出信号を出力するアーク検
    出器と、 前回溶接時のアーク検出信号を記憶する記憶器と、 前記高圧電流検出器から入力された前回高電圧印加時
    に、実効電流値信号および記憶器に記憶された前回溶接
    時のアーク検出信号により、最も適正な高電圧印加信号
    のパルスデューティとパルス周波数を選択して高電圧印
    加信号を前記高電圧発生器に出力し、また前記印加停止
    信号またはアーク検出信号により、高電圧印加信号の出
    力を停止するデューティ周波数可変型高電圧印加制御器
    と、 デューティ周波数可変型高電圧印加制御器からの高電圧
    印加信号により、静電容量を変えることができるパルス
    可変型蓄電器とを備えたアークスタート装置。
  6. 【請求項6】 デューティ周波数推定型高圧電流検出器
    を、推定した実効電流値が規定値を越える場合に全高電
    圧印加期間の実効電流値が規定値以下になるタイミング
    で印加停止信号を出力するように構成した請求項5記載
    のアークスタート装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103659063B (zh) * 2012-09-04 2015-07-15 厦门思尔特机器人系统有限公司 一种用于焊接寻位的电压切换装置
KR102021893B1 (ko) * 2018-03-22 2019-09-17 케이제이에프 주식회사 자동 용접장치로 튜브시트 용접 시 제어알고리즘을 이용한 용착 제어 방법

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CN103659063B (zh) * 2012-09-04 2015-07-15 厦门思尔特机器人系统有限公司 一种用于焊接寻位的电压切换装置
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