JPH1147836A - ロール圧延曲げ加工方法及びその装置 - Google Patents
ロール圧延曲げ加工方法及びその装置Info
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- JPH1147836A JPH1147836A JP20160597A JP20160597A JPH1147836A JP H1147836 A JPH1147836 A JP H1147836A JP 20160597 A JP20160597 A JP 20160597A JP 20160597 A JP20160597 A JP 20160597A JP H1147836 A JPH1147836 A JP H1147836A
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- roll
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】断面略コの字状等の被加工物を低コストで、か
つ、生産性高く曲げ加工し、しかも曲げ形状の自由度を
高める。 【解決手段】底部12aと、底部12aの両側に一体的
に設けられた一対のフランジ部12b、12cとを有す
る被加工物12を曲げ加工する。被加工物12の上下に
配設された上下ロール1、2、及び被加工物12の左右
に配設された左右ロール3、4のうちの少なくとも一つ
のロールについて、該ロールのロール軸を傾斜させると
ともに、該ロールと該ロールが対向するロールとを相対
的に近接移動させる。これにより、該傾斜させたロール
のロール面により圧縮加工される被加工物12の面部に
おいて、傾斜させた側の板厚を反対側の板厚よりも大き
く減少させ該板厚の減少分に応じて被加工物12を長手
方向に延ばして曲げ加工することを特徴とする。
つ、生産性高く曲げ加工し、しかも曲げ形状の自由度を
高める。 【解決手段】底部12aと、底部12aの両側に一体的
に設けられた一対のフランジ部12b、12cとを有す
る被加工物12を曲げ加工する。被加工物12の上下に
配設された上下ロール1、2、及び被加工物12の左右
に配設された左右ロール3、4のうちの少なくとも一つ
のロールについて、該ロールのロール軸を傾斜させると
ともに、該ロールと該ロールが対向するロールとを相対
的に近接移動させる。これにより、該傾斜させたロール
のロール面により圧縮加工される被加工物12の面部に
おいて、傾斜させた側の板厚を反対側の板厚よりも大き
く減少させ該板厚の減少分に応じて被加工物12を長手
方向に延ばして曲げ加工することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、底部の両側に一対
のフランジ部が一体的に設けられた被加工物を曲げ加工
するためのロール圧延曲げ加工方法及びその装置に関す
る。
のフランジ部が一体的に設けられた被加工物を曲げ加工
するためのロール圧延曲げ加工方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の構成部品として、断面
コの字状フレームを曲げ加工する場合、従来、プレス加
工方法が一般的に利用されている。この方法は、断面コ
の字状の被加工物をフランジ部が突出する上面側が凸状
又は凹状となるように曲げ加工するものである。
コの字状フレームを曲げ加工する場合、従来、プレス加
工方法が一般的に利用されている。この方法は、断面コ
の字状の被加工物をフランジ部が突出する上面側が凸状
又は凹状となるように曲げ加工するものである。
【0003】例えば、フランジ部が突出する上面側が凸
状となるように曲げ加工する場合、被加工物の底部の上
面に湾曲凹状型面を有する上型を、被加工物の底部の下
面に湾曲凸状型面を有する下型を、被加工物のフランジ
部の外面に一対のサイドプレートをそれぞれ当接させ、
断面コの字状の被加工物を全面拘束しながらプレス曲げ
加工する。
状となるように曲げ加工する場合、被加工物の底部の上
面に湾曲凹状型面を有する上型を、被加工物の底部の下
面に湾曲凸状型面を有する下型を、被加工物のフランジ
部の外面に一対のサイドプレートをそれぞれ当接させ、
断面コの字状の被加工物を全面拘束しながらプレス曲げ
加工する。
【0004】なお、フランジ部が突出する上面側が凹状
となるように曲げ加工する場合は、被加工物の底部の上
面に湾曲凸状型面を有する上型を、被加工物の底部の下
面に湾曲凹状型面を有する下型を、被加工物のフランジ
部の外面に一対のサイドプレートをそれぞれ当接させ、
上記と同様に断面コの字状の被加工物を全面拘束しなが
らプレス曲げ加工する。
となるように曲げ加工する場合は、被加工物の底部の上
面に湾曲凸状型面を有する上型を、被加工物の底部の下
面に湾曲凹状型面を有する下型を、被加工物のフランジ
部の外面に一対のサイドプレートをそれぞれ当接させ、
上記と同様に断面コの字状の被加工物を全面拘束しなが
らプレス曲げ加工する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記プ
レス加工方法を利用する場合、一度のプレス加工で所定
の曲率の凸状となるように被加工物を曲げ加工すること
は困難である。このため、徐々に曲率半径が小さくなる
ように、複数回のプレス加工に分けて曲げ加工する必要
があり、各曲率半径の湾曲凹凸状型面を有する上下型を
それぞれ準備する必要がある。
レス加工方法を利用する場合、一度のプレス加工で所定
の曲率の凸状となるように被加工物を曲げ加工すること
は困難である。このため、徐々に曲率半径が小さくなる
ように、複数回のプレス加工に分けて曲げ加工する必要
があり、各曲率半径の湾曲凹凸状型面を有する上下型を
それぞれ準備する必要がある。
【0006】従って、上記従来のプレス加工方法は、量
産加工部品を曲げ加工する場合は特に問題とならない
が、他種類の部品を少量加工生産する場合に、1個あた
りの型償却費が高くなりコストの高騰につながる。ま
た、複数回のプレス加工を要することから、生産性も低
い。さらに、被加工物を任意の形状に曲げ加工すること
が困難である。
産加工部品を曲げ加工する場合は特に問題とならない
が、他種類の部品を少量加工生産する場合に、1個あた
りの型償却費が高くなりコストの高騰につながる。ま
た、複数回のプレス加工を要することから、生産性も低
い。さらに、被加工物を任意の形状に曲げ加工すること
が困難である。
【0007】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、断面略コの字状等の被加工物を低コストで、か
つ、生産性高く曲げ加工することができ、しかも曲げ形
状の自由度を高めることのできる曲げ加工方法及びその
装置を提供することを解決すべき技術課題とするもので
ある。
あり、断面略コの字状等の被加工物を低コストで、か
つ、生産性高く曲げ加工することができ、しかも曲げ形
状の自由度を高めることのできる曲げ加工方法及びその
装置を提供することを解決すべき技術課題とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のロール圧延加工方法は、底部と、該底部の両側に一
体的に設けられた一対のフランジ部とを有する被加工物
を曲げ加工する方法であって、該被加工物の上下に配設
され、該被加工物の底部の上下面にそれぞれのロール面
が当接する一対の上下ロール、及び該被加工物の左右に
配設され、該被加工物のフランジ部の外面にそれぞれの
ロール面が当接する一対の左右ロールのうちの少なくと
も一つのロールについて、該ロールのロール軸を傾斜さ
せるとともに、該ロールと該ロールが対向するロールと
を相対的に近接移動させることにより、該傾斜させたロ
ールのロール面により圧縮加工される該被加工物の面部
において、傾斜させた側の板厚を反対側の板厚よりも大
きく減少させ該板厚の減少分に応じて該被加工物を長手
方向に延ばして曲げ加工することを特徴とするものであ
る。
明のロール圧延加工方法は、底部と、該底部の両側に一
体的に設けられた一対のフランジ部とを有する被加工物
を曲げ加工する方法であって、該被加工物の上下に配設
され、該被加工物の底部の上下面にそれぞれのロール面
が当接する一対の上下ロール、及び該被加工物の左右に
配設され、該被加工物のフランジ部の外面にそれぞれの
ロール面が当接する一対の左右ロールのうちの少なくと
も一つのロールについて、該ロールのロール軸を傾斜さ
せるとともに、該ロールと該ロールが対向するロールと
を相対的に近接移動させることにより、該傾斜させたロ
ールのロール面により圧縮加工される該被加工物の面部
において、傾斜させた側の板厚を反対側の板厚よりも大
きく減少させ該板厚の減少分に応じて該被加工物を長手
方向に延ばして曲げ加工することを特徴とするものであ
る。
【0009】上記課題を解決する本発明のロール圧延曲
げ加工装置は、底部と、該底部の両側に一体的に設けら
れた一対のフランジ部とを有する被加工物を曲げ加工す
る装置であって、該被加工物の上下に配設され、該被加
工物の底部の上下面にそれぞれのロール面が当接する一
対の上下ロール、及び該被加工物の左右に配設され、該
被加工物のフランジ部の外面にそれぞれのロール面が当
接する一対の左右ロールを備え、上記上下ロール及び上
記左右ロールのうちの少なくとも一つのロールは、ロー
ル軸が傾動可能とされるとともに、該ロールが対向する
ロールと相対的に近接移動可能とされていることを特徴
とするものである。
げ加工装置は、底部と、該底部の両側に一体的に設けら
れた一対のフランジ部とを有する被加工物を曲げ加工す
る装置であって、該被加工物の上下に配設され、該被加
工物の底部の上下面にそれぞれのロール面が当接する一
対の上下ロール、及び該被加工物の左右に配設され、該
被加工物のフランジ部の外面にそれぞれのロール面が当
接する一対の左右ロールを備え、上記上下ロール及び上
記左右ロールのうちの少なくとも一つのロールは、ロー
ル軸が傾動可能とされるとともに、該ロールが対向する
ロールと相対的に近接移動可能とされていることを特徴
とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のロール圧延曲げ加
工方法及びその装置の具体的な実施形態について、図面
を参照しつつ説明する。図1にその構成を模式的に示す
ように、このロール圧延曲げ加工装置は、被加工物12
の上下に配設され、被加工物12の底部12aの上下面
にそれぞれのロール面が当接する一対の上下ロール1、
2と、被加工物12の左右に配設され、被加工物12の
フランジ部12b、12cの外面にそれぞれのロール面
が当接する一対の左右ロール3、4とを備えている。
工方法及びその装置の具体的な実施形態について、図面
を参照しつつ説明する。図1にその構成を模式的に示す
ように、このロール圧延曲げ加工装置は、被加工物12
の上下に配設され、被加工物12の底部12aの上下面
にそれぞれのロール面が当接する一対の上下ロール1、
2と、被加工物12の左右に配設され、被加工物12の
フランジ部12b、12cの外面にそれぞれのロール面
が当接する一対の左右ロール3、4とを備えている。
【0011】上ロール1は、駆動ロール5により、上ロ
ール軸1A回りに回動可能とされている。下ロール2
は、図示しない駆動ロールにより、下ロール軸2A回り
に回動可能とされている。この下ロール軸2Aの両端部
は、ベアリング6a、6bを介して油圧シリンダ7a、
7bに揺動可能に支持されている。各油圧シリンダ7
a、7bは図示しない制御装置により独立して制御可能
とされている。
ール軸1A回りに回動可能とされている。下ロール2
は、図示しない駆動ロールにより、下ロール軸2A回り
に回動可能とされている。この下ロール軸2Aの両端部
は、ベアリング6a、6bを介して油圧シリンダ7a、
7bに揺動可能に支持されている。各油圧シリンダ7
a、7bは図示しない制御装置により独立して制御可能
とされている。
【0012】左ロール3は、図示しない駆動ロールによ
り、左ロール軸3A回りに回動可能とされている。この
左ロール軸3Aの両端部は、ベアリング8a、8bを介
して油圧シリンダ9a、9bに揺動可能に支持されてい
る。各油圧シリンダ9a、9bは図示しない制御装置に
より独立して制御可能とされている。右ロール4は、図
示しない駆動ロールにより、右ロール軸4A回りに回動
可能とされている。この右ロール軸4Aの両端部は、ベ
アリング10a、10bを介して油圧シリンダ11a、
11bに揺動可能に支持されている。各油圧シリンダ1
1a、11bは図示しない制御装置により独立して制御
可能とされている。
り、左ロール軸3A回りに回動可能とされている。この
左ロール軸3Aの両端部は、ベアリング8a、8bを介
して油圧シリンダ9a、9bに揺動可能に支持されてい
る。各油圧シリンダ9a、9bは図示しない制御装置に
より独立して制御可能とされている。右ロール4は、図
示しない駆動ロールにより、右ロール軸4A回りに回動
可能とされている。この右ロール軸4Aの両端部は、ベ
アリング10a、10bを介して油圧シリンダ11a、
11bに揺動可能に支持されている。各油圧シリンダ1
1a、11bは図示しない制御装置により独立して制御
可能とされている。
【0013】なお、上記上下ロール1、2及び左右ロー
ル3、4の上下ロール軸1A、2A及び左右ロール軸3
A、4Aは、同一面内に軸芯を有している。この装置で
は、上ロール1が固定位置で回動可能とされている。そ
して、下ロール2が、油圧シリンダ7a、7bの作動に
より、上ロール1に対して近接又は遠隔するように移動
可能とされるとともに、下ロール軸2Aが傾動可能とさ
れている。また、左ロール3は、油圧シリンダ9a、9
bの作動により、右ロール4に対して近接又は遠隔する
ように移動可能とされるとともに、左ロール軸3Aが傾
動可能とされている。一方、右ロール4も、油圧シリン
ダ11a、11bの作動により、左ロール3に対して近
接又は遠隔するように移動可能とされるとともに、右ロ
ール軸4Aが傾動可能とされている。
ル3、4の上下ロール軸1A、2A及び左右ロール軸3
A、4Aは、同一面内に軸芯を有している。この装置で
は、上ロール1が固定位置で回動可能とされている。そ
して、下ロール2が、油圧シリンダ7a、7bの作動に
より、上ロール1に対して近接又は遠隔するように移動
可能とされるとともに、下ロール軸2Aが傾動可能とさ
れている。また、左ロール3は、油圧シリンダ9a、9
bの作動により、右ロール4に対して近接又は遠隔する
ように移動可能とされるとともに、左ロール軸3Aが傾
動可能とされている。一方、右ロール4も、油圧シリン
ダ11a、11bの作動により、左ロール3に対して近
接又は遠隔するように移動可能とされるとともに、右ロ
ール軸4Aが傾動可能とされている。
【0014】ここで、右ロール4について、左ロール3
に対して近接移動するとともに、右ロール軸4Aが傾動
する様子を図2に基づき説明する。なお、下ロール2及
び左ロール3も右ロール3と同様に作用する。例えば、
右ロール4の右ロール軸4Aを上端が対向する左ロール
3に近づく側に傾動させたい場合は、上側の油圧シリン
ダ11aへの供給油圧を下側の油圧シリンダ11bへの
供給油圧よりも大きくすることにより、上側の油圧シリ
ンダ11aのピストンロッド部を下側の油圧シリンダ1
1bのピストンロッド部よりも大きく前進させる。これ
により、右ロール4の右ロール軸4Aは、ベアリング1
0a、10bを介して揺動し、その上端側が対向する左
ロール3に近づく方向に傾動する。一方、右ロール4の
右ロール軸4を下端が対向する左ロール3に近づく側に
傾動させたい場合は、逆に、下側の油圧シリンダ11b
への供給油圧を上側の油圧シリンダ11aへの供給油圧
よりも大きくすることにより、下側の油圧シリンダ11
bのピストンロッド部を上側の油圧シリンダ11aのピ
ストンロッド部よりも大きく前進させればよい。また、
右ロール軸4Aを傾動させることなく、右ロール4を対
向する左ロール3に対して単に近接移動させる場合は、
上下の油圧シリンダ11a、11bに対する供給油圧を
同等とすればよい。
に対して近接移動するとともに、右ロール軸4Aが傾動
する様子を図2に基づき説明する。なお、下ロール2及
び左ロール3も右ロール3と同様に作用する。例えば、
右ロール4の右ロール軸4Aを上端が対向する左ロール
3に近づく側に傾動させたい場合は、上側の油圧シリン
ダ11aへの供給油圧を下側の油圧シリンダ11bへの
供給油圧よりも大きくすることにより、上側の油圧シリ
ンダ11aのピストンロッド部を下側の油圧シリンダ1
1bのピストンロッド部よりも大きく前進させる。これ
により、右ロール4の右ロール軸4Aは、ベアリング1
0a、10bを介して揺動し、その上端側が対向する左
ロール3に近づく方向に傾動する。一方、右ロール4の
右ロール軸4を下端が対向する左ロール3に近づく側に
傾動させたい場合は、逆に、下側の油圧シリンダ11b
への供給油圧を上側の油圧シリンダ11aへの供給油圧
よりも大きくすることにより、下側の油圧シリンダ11
bのピストンロッド部を上側の油圧シリンダ11aのピ
ストンロッド部よりも大きく前進させればよい。また、
右ロール軸4Aを傾動させることなく、右ロール4を対
向する左ロール3に対して単に近接移動させる場合は、
上下の油圧シリンダ11a、11bに対する供給油圧を
同等とすればよい。
【0015】以下、具体的に被加工物12を曲げ加工す
る方法について説明する。本実施形態では、被加工物1
2として、底部12aと、底部12aの両側に一体的に
設けられた一対のフランジ部12b、12cとを有する
断面コの字状の物を準備した。まず、上記被加工物12
について、図3に示すように、底部12aの上面側が凸
状となるように曲げ加工(伸びフランジ)する場合を説
明する。この場合、図4に示すように、上下ロール1、
2は、被加工物12の底部12aを圧延せずに底部12
aの上下面を拘束するのみとする。すなわち、固定位置
に配設された上ロール1のロール面に被加工物12の底
部12aの上面が当接するように、被加工物12をセッ
トし、その後下ロール軸2Aを傾動させることなく下ロ
ール2を上ロール1に対して近接移動させ、下ロール2
のロール面を被加工物12の底部12aの下面に当接さ
せる。そして、左右の油圧シリンダ9a、9b及び11
a、11bの作動により、左右ロール軸3A、4Aをそ
の上端側が互いに近接するように傾動させ、かつ、左右
ロール3、4を相互に近接させる。なお、左右ロール
3、4において、左右ロール3、4の左右方向の移動量
及び左右ロール軸3A、4Aの傾動量は、相互に同等と
なるようにする。また、左右ロール3、4のロール面が
当接する被加工物12のフランジ部12b、12cは、
左右ロール3、4のロール面及び上ロール1の側面間で
挟持され、圧延される。
る方法について説明する。本実施形態では、被加工物1
2として、底部12aと、底部12aの両側に一体的に
設けられた一対のフランジ部12b、12cとを有する
断面コの字状の物を準備した。まず、上記被加工物12
について、図3に示すように、底部12aの上面側が凸
状となるように曲げ加工(伸びフランジ)する場合を説
明する。この場合、図4に示すように、上下ロール1、
2は、被加工物12の底部12aを圧延せずに底部12
aの上下面を拘束するのみとする。すなわち、固定位置
に配設された上ロール1のロール面に被加工物12の底
部12aの上面が当接するように、被加工物12をセッ
トし、その後下ロール軸2Aを傾動させることなく下ロ
ール2を上ロール1に対して近接移動させ、下ロール2
のロール面を被加工物12の底部12aの下面に当接さ
せる。そして、左右の油圧シリンダ9a、9b及び11
a、11bの作動により、左右ロール軸3A、4Aをそ
の上端側が互いに近接するように傾動させ、かつ、左右
ロール3、4を相互に近接させる。なお、左右ロール
3、4において、左右ロール3、4の左右方向の移動量
及び左右ロール軸3A、4Aの傾動量は、相互に同等と
なるようにする。また、左右ロール3、4のロール面が
当接する被加工物12のフランジ部12b、12cは、
左右ロール3、4のロール面及び上ロール1の側面間で
挟持され、圧延される。
【0016】このような状態を維持したまま、駆動ロー
ル5の作動により上ロール1を回転駆動させるととも
に、図示しない駆動ロールの作動により下ロール2及び
左右ロール3、4を回転駆動させる。これにより、被加
工物12の底部12aの上下面が上下ロール1、2のロ
ール面により拘束された状態で、被加工物12のフラン
ジ部12b、12cが圧延される。そして、傾斜させた
左右ロール3、4のロール面により圧縮加工される被加
工物のフランジ部12b、12cの面部において、傾斜
させた側の板厚を反対側の板厚よりも大きく減少させ該
板厚の減少分に応じて被加工物12を長手方向に延ばし
て曲げ加工することができる。すなわち、被加工物12
のフランジ部12b、12cにおいて、上方側を下方側
よりも圧延率を大きくして、フランジ部12b、12c
の上方側の板厚を下方側の板厚よりも減少させ、この板
厚の減少分だけフランジ部12b、12cの上方側を長
手方向に延ばすことができ、その結果被加工物12の底
部12aの上面側が凸状となるように曲げ加工すること
ができる。
ル5の作動により上ロール1を回転駆動させるととも
に、図示しない駆動ロールの作動により下ロール2及び
左右ロール3、4を回転駆動させる。これにより、被加
工物12の底部12aの上下面が上下ロール1、2のロ
ール面により拘束された状態で、被加工物12のフラン
ジ部12b、12cが圧延される。そして、傾斜させた
左右ロール3、4のロール面により圧縮加工される被加
工物のフランジ部12b、12cの面部において、傾斜
させた側の板厚を反対側の板厚よりも大きく減少させ該
板厚の減少分に応じて被加工物12を長手方向に延ばし
て曲げ加工することができる。すなわち、被加工物12
のフランジ部12b、12cにおいて、上方側を下方側
よりも圧延率を大きくして、フランジ部12b、12c
の上方側の板厚を下方側の板厚よりも減少させ、この板
厚の減少分だけフランジ部12b、12cの上方側を長
手方向に延ばすことができ、その結果被加工物12の底
部12aの上面側が凸状となるように曲げ加工すること
ができる。
【0017】なお、被加工物12の底部12aを圧延し
ながら、上記と同様に曲げ加工することも可能である
が、上記のように底部12aを圧延しない方がより効果
的に大きく曲げ加工することができる。次ぎに、上記被
加工物12について、図5に示すように、底部12aの
上面側が凹状となるように曲げ加工(縮みフランジ)す
る場合を説明する。この場合、図6に示すように、固定
位置に配設された上ロール1のロール面に被加工物12
の底部12aの上面が当接するように、被加工物12を
セットし、その後下ロール軸2Aを傾動させることなく
下ロール2を上ロール1に対して近接移動させ、上ロー
ル1のロール面と下ロール2のロール面との間で被加工
物12の底部12aを挟持して、圧延する。そして、左
右の油圧シリンダ9a、9b及び11a、11bの作動
により、左右ロール軸3A、4Aをその下端側が互いに
近接するように傾動させ、かつ、左右ロール3、4を相
互に近接させる。なお、左右ロール3、4において、左
右ロール3、4の左右方向の移動量及び左右ロール軸3
A、4Aの傾動量は、相互に同等となるようにする。ま
た、左右ロール3、4がのロール面が当接する被加工物
12のフランジ部12b、12cは、左右ロール3、4
のロール面及び上ロール1の側面間で挟持され、圧延さ
れる。
ながら、上記と同様に曲げ加工することも可能である
が、上記のように底部12aを圧延しない方がより効果
的に大きく曲げ加工することができる。次ぎに、上記被
加工物12について、図5に示すように、底部12aの
上面側が凹状となるように曲げ加工(縮みフランジ)す
る場合を説明する。この場合、図6に示すように、固定
位置に配設された上ロール1のロール面に被加工物12
の底部12aの上面が当接するように、被加工物12を
セットし、その後下ロール軸2Aを傾動させることなく
下ロール2を上ロール1に対して近接移動させ、上ロー
ル1のロール面と下ロール2のロール面との間で被加工
物12の底部12aを挟持して、圧延する。そして、左
右の油圧シリンダ9a、9b及び11a、11bの作動
により、左右ロール軸3A、4Aをその下端側が互いに
近接するように傾動させ、かつ、左右ロール3、4を相
互に近接させる。なお、左右ロール3、4において、左
右ロール3、4の左右方向の移動量及び左右ロール軸3
A、4Aの傾動量は、相互に同等となるようにする。ま
た、左右ロール3、4がのロール面が当接する被加工物
12のフランジ部12b、12cは、左右ロール3、4
のロール面及び上ロール1の側面間で挟持され、圧延さ
れる。
【0018】このような状態を維持したまま、駆動ロー
ル5の作動により上ロール1を回転駆動させるととも
に、図示しない駆動ロールの作動により下ロール2及び
左右ロール3、4を回転駆動させる。これにより、被加
工物12の底部12aの上下面が上下ロール1、2のロ
ール面により圧延されつつ、被加工物12のフランジ部
12b、12cが圧延される。そして、傾斜させた左右
ロール3、4のロール面により圧縮加工される被加工物
のフランジ部12b、12cの面部において、傾斜させ
た側の板厚を反対側の板厚よりも大きく減少させ該板厚
の減少分に応じて被加工物12を長手方向に延ばして曲
げ加工することができる。すなわち、被加工物12のフ
ランジ部12b、12cにおいて、下方側を上方側より
も圧延率を大きくして、フランジ部12b、12cの下
方側の板厚を上方側の板厚よりも減少させ、この板厚の
減少分だけフランジ部12b、12cの下方側を長手方
向に延ばすことができ、その結果被加工物12の底部1
2aの上面側が凹状となるように曲げ加工することがで
きる。
ル5の作動により上ロール1を回転駆動させるととも
に、図示しない駆動ロールの作動により下ロール2及び
左右ロール3、4を回転駆動させる。これにより、被加
工物12の底部12aの上下面が上下ロール1、2のロ
ール面により圧延されつつ、被加工物12のフランジ部
12b、12cが圧延される。そして、傾斜させた左右
ロール3、4のロール面により圧縮加工される被加工物
のフランジ部12b、12cの面部において、傾斜させ
た側の板厚を反対側の板厚よりも大きく減少させ該板厚
の減少分に応じて被加工物12を長手方向に延ばして曲
げ加工することができる。すなわち、被加工物12のフ
ランジ部12b、12cにおいて、下方側を上方側より
も圧延率を大きくして、フランジ部12b、12cの下
方側の板厚を上方側の板厚よりも減少させ、この板厚の
減少分だけフランジ部12b、12cの下方側を長手方
向に延ばすことができ、その結果被加工物12の底部1
2aの上面側が凹状となるように曲げ加工することがで
きる。
【0019】なお、被加工物12の底部12aを拘束す
るのみで圧延しない場合も、上記と同様に曲げ加工する
ことができるが、上記のように底部12aを圧延した方
がより効果的に大きく曲げ加工することができる。さら
に、上記被加工物12について、図7に示すように、底
部12aと同一面内において、左右方向に曲げ加工する
場合を説明する。この場合、図8に示すように、固定位
置に配設された上ロール1のロール面に被加工物12の
底部12aの上面が当接するように、被加工物12をセ
ットする。そして、油圧シリンダ7a、7bの作動によ
り、下ロール軸2Aの右側が上方に傾斜するように傾動
させ、かつ、下ロール2を上ロール1に対して近接移動
させ、上ロール1のロール面と下ロール2のロール面と
の間で被加工物12の底部12aを挟持して、圧延す
る。また、油圧シリンダ9a、9bの作動により、左ロ
ール軸3Aを傾動させることなく対向する右ロール4に
対して近接移動させ、左ロール3のロール面を被加工物
12のフランジ部12bの外面に当接させる。なお、こ
のフランジ部12bは、その内外面が上ロール1の側面
及び左ロール3のロール面により拘束されるのみで、圧
延されることはない。一方、右ロール4は、油圧シリン
ダ11a、11bの作動により、右ロール軸4Aを傾動
させることなく、左ロール3に対して近接移動させ、右
ロール4のロール面を被加工物12のフランジ部12c
の外面に当接させる。このとき、このフランジ部12c
は、その内外面が上ロール1の側面及び左ロール3のロ
ール面間で挟持され、圧延される。
るのみで圧延しない場合も、上記と同様に曲げ加工する
ことができるが、上記のように底部12aを圧延した方
がより効果的に大きく曲げ加工することができる。さら
に、上記被加工物12について、図7に示すように、底
部12aと同一面内において、左右方向に曲げ加工する
場合を説明する。この場合、図8に示すように、固定位
置に配設された上ロール1のロール面に被加工物12の
底部12aの上面が当接するように、被加工物12をセ
ットする。そして、油圧シリンダ7a、7bの作動によ
り、下ロール軸2Aの右側が上方に傾斜するように傾動
させ、かつ、下ロール2を上ロール1に対して近接移動
させ、上ロール1のロール面と下ロール2のロール面と
の間で被加工物12の底部12aを挟持して、圧延す
る。また、油圧シリンダ9a、9bの作動により、左ロ
ール軸3Aを傾動させることなく対向する右ロール4に
対して近接移動させ、左ロール3のロール面を被加工物
12のフランジ部12bの外面に当接させる。なお、こ
のフランジ部12bは、その内外面が上ロール1の側面
及び左ロール3のロール面により拘束されるのみで、圧
延されることはない。一方、右ロール4は、油圧シリン
ダ11a、11bの作動により、右ロール軸4Aを傾動
させることなく、左ロール3に対して近接移動させ、右
ロール4のロール面を被加工物12のフランジ部12c
の外面に当接させる。このとき、このフランジ部12c
は、その内外面が上ロール1の側面及び左ロール3のロ
ール面間で挟持され、圧延される。
【0020】このような状態を維持したまま、駆動ロー
ル5の作動により上ロール1を回転駆動させるととも
に、図示しない駆動ロールの作動により下ロール2及び
左右ロール3、4を回転駆動させる。これにより、被加
工物12の底部12aの右側部分が上下ロール1、2の
ロール面により圧延されつつ、被加工物12のフランジ
部12cが圧延される。そして、傾斜させた下ロール2
のロール面により圧縮加工される被加工物の底部12a
の面部において、傾斜させた側の板厚を反対側の板厚よ
りも大きく減少させ該板厚の減少分に応じて被加工物1
2を長手方向に延ばして曲げ加工することができる。す
なわち、被加工物12の底部12aにおいて、右側を左
側よりも圧延率を大きくして、底部12aの右側の板厚
を左側の板厚よりも減少させ、この板厚の減少分だけ底
部12aの右側を長手方向に延ばすことができ、その結
果被加工物12を、底部12aと同一面内において、左
右方向に曲げ加工することができる。
ル5の作動により上ロール1を回転駆動させるととも
に、図示しない駆動ロールの作動により下ロール2及び
左右ロール3、4を回転駆動させる。これにより、被加
工物12の底部12aの右側部分が上下ロール1、2の
ロール面により圧延されつつ、被加工物12のフランジ
部12cが圧延される。そして、傾斜させた下ロール2
のロール面により圧縮加工される被加工物の底部12a
の面部において、傾斜させた側の板厚を反対側の板厚よ
りも大きく減少させ該板厚の減少分に応じて被加工物1
2を長手方向に延ばして曲げ加工することができる。す
なわち、被加工物12の底部12aにおいて、右側を左
側よりも圧延率を大きくして、底部12aの右側の板厚
を左側の板厚よりも減少させ、この板厚の減少分だけ底
部12aの右側を長手方向に延ばすことができ、その結
果被加工物12を、底部12aと同一面内において、左
右方向に曲げ加工することができる。
【0021】なお、被加工物12の右側のフランジ部1
2cを拘束するのみで圧延しない場合や、左側のフラン
ジ部12bも圧延する場合も、上記と同様に曲げ加工す
ることができるが、上記のように右側のフランジ部cの
みを圧延した方がより効果的に大きく曲げ加工すること
ができる。また、上記説明において、下ロール2及び左
右ロール3、4の移動量や傾動量を適宜調節することに
より、曲げ加工の度合を容易に、かつ、任意に調節する
ことができる。また、加工途中で、下ロール2や左右ロ
ール3、4の移動量や傾動量を変化させることにより、
曲げ方向や曲げ度合を途中で変更することも可能であ
る。
2cを拘束するのみで圧延しない場合や、左側のフラン
ジ部12bも圧延する場合も、上記と同様に曲げ加工す
ることができるが、上記のように右側のフランジ部cの
みを圧延した方がより効果的に大きく曲げ加工すること
ができる。また、上記説明において、下ロール2及び左
右ロール3、4の移動量や傾動量を適宜調節することに
より、曲げ加工の度合を容易に、かつ、任意に調節する
ことができる。また、加工途中で、下ロール2や左右ロ
ール3、4の移動量や傾動量を変化させることにより、
曲げ方向や曲げ度合を途中で変更することも可能であ
る。
【0022】以上の説明から明らかなように、本発明に
よれば、一対の上下ロール1、2及び一対の左右ロール
3,4を備えたロール圧延加工装置において、少なくと
も一つのロールのロール軸を傾動可能とするという簡単
な改良により、底部12a及び一対のフランジ部12
b、12cを有する断面コの字状の被加工物12を容易
に、かつ、任意に曲げ加工することができる。
よれば、一対の上下ロール1、2及び一対の左右ロール
3,4を備えたロール圧延加工装置において、少なくと
も一つのロールのロール軸を傾動可能とするという簡単
な改良により、底部12a及び一対のフランジ部12
b、12cを有する断面コの字状の被加工物12を容易
に、かつ、任意に曲げ加工することができる。
【0023】したがって、断面略コの字状等の被加工物
を低コストで、かつ、生産性高く曲げ加工することがで
き、しかも曲げ形状の自由度を高めることが可能とな
る。また、圧延加工の場合、プレス加工と比べて、材料
歩留まりが向上するため、素材費の低減にも貢献する。
なお、上記実施形態では、油圧シリンダを利用してロー
ル軸を傾動させる例について説明したが、ロール軸を傾
動させる方法はこれに限定されるものではない。例え
ば、図9に示すように、右ローラ4等を枢軸13回りに
揺動可能に支持し、正逆回転可能な駆動モータ14の駆
動により回動駆動するボールネジ15に係合するギヤ部
16を右ローラ4に設けた構成とすることも可能であ
る。この構成によりば、ボールネジ15の回転に伴って
右ローラ4の右ローラ軸4Aを傾動させることができ、
ボールネジ15の回転量に応じて右ローラ軸4Aの傾動
量を、またボールネジ15の回転方向に応じて右ローラ
軸4Aの傾動方向を制御することができる。
を低コストで、かつ、生産性高く曲げ加工することがで
き、しかも曲げ形状の自由度を高めることが可能とな
る。また、圧延加工の場合、プレス加工と比べて、材料
歩留まりが向上するため、素材費の低減にも貢献する。
なお、上記実施形態では、油圧シリンダを利用してロー
ル軸を傾動させる例について説明したが、ロール軸を傾
動させる方法はこれに限定されるものではない。例え
ば、図9に示すように、右ローラ4等を枢軸13回りに
揺動可能に支持し、正逆回転可能な駆動モータ14の駆
動により回動駆動するボールネジ15に係合するギヤ部
16を右ローラ4に設けた構成とすることも可能であ
る。この構成によりば、ボールネジ15の回転に伴って
右ローラ4の右ローラ軸4Aを傾動させることができ、
ボールネジ15の回転量に応じて右ローラ軸4Aの傾動
量を、またボールネジ15の回転方向に応じて右ローラ
軸4Aの傾動方向を制御することができる。
【0024】また、上記実施形態では、底部12a及び
一対のフランジ部12b、12cを有する断面コの字状
の被加工物12を曲げ加工する例について説明したが、
底部12aが平坦面でなく湾曲面である断面U字状のも
のや、フランジ部12b、12cに鍔部が一体的に設け
られた断面ハット状のものに適用することも可能であ
る。
一対のフランジ部12b、12cを有する断面コの字状
の被加工物12を曲げ加工する例について説明したが、
底部12aが平坦面でなく湾曲面である断面U字状のも
のや、フランジ部12b、12cに鍔部が一体的に設け
られた断面ハット状のものに適用することも可能であ
る。
【0025】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
断面略コの字状等の被加工物を低コストで、かつ、生産
性高く曲げ加工することができ、しかも曲げ形状の自由
度を高めることが可能となる。また、圧延加工の場合、
プレス加工と比べて、材料歩留まりが向上するため、素
材費の低減にも貢献する。
断面略コの字状等の被加工物を低コストで、かつ、生産
性高く曲げ加工することができ、しかも曲げ形状の自由
度を高めることが可能となる。また、圧延加工の場合、
プレス加工と比べて、材料歩留まりが向上するため、素
材費の低減にも貢献する。
【図1】本実施形態に係るロール圧延加工装置の構成を
模式的に示す断面図である。
模式的に示す断面図である。
【図2】本実施形態に係り、ロールを傾動させる様子を
説明する断面図である。
説明する断面図である。
【図3】本実施形態に係り、底部の上面側が凸状となる
ように曲げ加工した被加工物の斜視図である。
ように曲げ加工した被加工物の斜視図である。
【図4】本実施形態に係り、底部の上面側が凸状となる
ように曲げ加工する様子を説明する断面図である。
ように曲げ加工する様子を説明する断面図である。
【図5】本実施形態に係り、底部の上面側が凹状となる
ように曲げ加工した被加工物の斜視図である。
ように曲げ加工した被加工物の斜視図である。
【図6】本実施形態に係り、底部の上面側が凹状となる
ように曲げ加工する様子を説明する断面図である。
ように曲げ加工する様子を説明する断面図である。
【図7】本実施形態に係り、底部と同一面内において、
左右方向に曲げ加工した被加工物の斜視図である。
左右方向に曲げ加工した被加工物の斜視図である。
【図8】本実施形態に係り、底部と同一面内において、
左右方向に曲げ加工する様子を説明する断面図である。
左右方向に曲げ加工する様子を説明する断面図である。
【図9】本実施形態に係り、ロールを傾動させる様子を
説明する断面図である。
説明する断面図である。
1…上ロール、 2…下ロール、
3…左ロール、4…右ロール、 1A…上ロール
軸、 2A…下ロール軸、3A…左ロール軸、
4A…右ロール軸7a、7b、9a、9b、11
a、11b…油圧シリンダ12…被加工物、 1
2a…底部、12b、12c…フランジ部
3…左ロール、4…右ロール、 1A…上ロール
軸、 2A…下ロール軸、3A…左ロール軸、
4A…右ロール軸7a、7b、9a、9b、11
a、11b…油圧シリンダ12…被加工物、 1
2a…底部、12b、12c…フランジ部
Claims (2)
- 【請求項1】 底部と、該底部の両側に一体的に設けら
れた一対のフランジ部とを有する被加工物を曲げ加工す
る方法であって、 該被加工物の上下に配設され、該被加工物の底部の上下
面にそれぞれのロール面が当接する一対の上下ロール、
及び該被加工物の左右に配設され、該被加工物のフラン
ジ部の外面にそれぞれのロール面が当接する一対の左右
ロールのうちの少なくとも一つのロールについて、該ロ
ールのロール軸を傾斜させるとともに、該ロールと該ロ
ールが対向するロールとを相対的に近接移動させること
により、該傾斜させたロールのロール面により圧縮加工
される該被加工物の面部において、傾斜させた側の板厚
を反対側の板厚よりも大きく減少させ該板厚の減少分に
応じて該被加工物を長手方向に延ばして曲げ加工するこ
とを特徴とするロール圧延加工方法。 - 【請求項2】 底部と、該底部の両側に一体的に設けら
れた一対のフランジ部とを有する被加工物を曲げ加工す
る装置であって、 該被加工物の上下に配設され、該被加工物の底部の上下
面にそれぞれのロール面が当接する一対の上下ロール、
及び該被加工物の左右に配設され、該被加工物のフラン
ジ部の外面にそれぞれのロール面が当接する一対の左右
ロールを備え、 上記上下ロール及び上記左右ロールのうちの少なくとも
一つのロールは、ロール軸が傾動可能とされるととも
に、該ロールが対向するロールと相対的に近接移動可能
とされていることを特徴とするロール圧延曲げ加工装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20160597A JPH1147836A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | ロール圧延曲げ加工方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20160597A JPH1147836A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | ロール圧延曲げ加工方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1147836A true JPH1147836A (ja) | 1999-02-23 |
Family
ID=16443833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20160597A Pending JPH1147836A (ja) | 1997-07-28 | 1997-07-28 | ロール圧延曲げ加工方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1147836A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007030023A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Kobe Steel Ltd | ロール成形装置、ロール成形方法及びロール成形部品 |
JP2008539083A (ja) * | 2005-04-28 | 2008-11-13 | ウーティク・トレデー・アーベー | 形材を成形加工する生産ラインおよび方法 |
CN104014693A (zh) * | 2014-06-17 | 2014-09-03 | 无锡忻润汽车安全系统有限公司 | 汽车锁用锁扣环成型装置 |
-
1997
- 1997-07-28 JP JP20160597A patent/JPH1147836A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008539083A (ja) * | 2005-04-28 | 2008-11-13 | ウーティク・トレデー・アーベー | 形材を成形加工する生産ラインおよび方法 |
US8650923B2 (en) | 2005-04-28 | 2014-02-18 | Ortic 3D Ab | Production line and a method of shaping profiles |
JP2007030023A (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Kobe Steel Ltd | ロール成形装置、ロール成形方法及びロール成形部品 |
JP4732055B2 (ja) * | 2005-07-29 | 2011-07-27 | 株式会社神戸製鋼所 | ロール成形装置、ロール成形方法及びロール成形部品 |
CN104014693A (zh) * | 2014-06-17 | 2014-09-03 | 无锡忻润汽车安全系统有限公司 | 汽车锁用锁扣环成型装置 |
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