JPH1147497A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JPH1147497A
JPH1147497A JP21037097A JP21037097A JPH1147497A JP H1147497 A JPH1147497 A JP H1147497A JP 21037097 A JP21037097 A JP 21037097A JP 21037097 A JP21037097 A JP 21037097A JP H1147497 A JPH1147497 A JP H1147497A
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JP
Japan
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clothes
hanging member
drying
clothes dryer
hung
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JP21037097A
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Inventor
Hideyuki Kimura
秀行 木村
Kenichi Ogoshi
憲一 大越
Tsunetoshi Komatsu
常利 小松
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロッカー形衣類乾燥機では吊り下げ部材の位置
が高いので、ハンディキャップを持つ人、高齢者および
子供には作業し難い。 【解決手段】電動モータ、作業棒等の稼動手段(図示せ
ず)を用いて、吊り下げ部材16をきょう体1に対し
て、その水平方向の姿勢を保って低い位置まで回転移動
可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類乾燥機に関
し、特に車椅子利用者のようなハンディキャップを持つ
人や高齢者等でも自由かつ容易に取り扱える、バリアフ
リー対応形衣類乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】細い棒状部材にハンガー等によって湿っ
た衣類を吊るして乾燥させるロッカー形衣類乾燥機にお
いて衣類の吊り下げ作業性を工夫した衣類乾燥機として
特開平9-10485号公報記載のものがある。
【0003】また、天井に吊り下げる天吊り式衣類乾燥
機としてハンガー掛けが昇降できるようにした特開平5-
115687号公報に記載のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平9-10485号公報
記載のものは、吊り下げ部材がスライド可能の移動方式
であり、下方への移動時は吊り下げ部材は必ず傾斜(前
方のみ下方向へ移動)する構成であり、傾斜時に衣類が
前方に片寄るため、衣類を引っ掛けたハンガーがずれな
いようハンガー係止用谷部が必要となってしまう。ま
た、目的がキャビネット内に体をいれずに収納すること
であるために、下降時の高さも健常者に対応したもので
あった。
【0005】また、特開平5-115687号公報記載のもの
は、天井に配置して使用する天吊り式の衣類乾燥機で、
ドアはきょう体の下面に設けられている。この場合、吊
り下げ部材の高さは天井付近であるため、必然的に吊り
下げ部材は上下方向に移動可能である必要があるが、ど
の程度の高さまで移動可能であるか、及び移動を簡単に
行う手段についてはなんら考慮されていなかった。
【0006】さらに、いずれの公報記載の発明において
も、車椅子利用者を考慮した操作盤の配置についてはな
んら考慮されていない。
【0007】本発明の目的は、車椅子利用者のようなハ
ンディキャップを持つ人、高齢者等が、自由かつ容易に
衣類の取り付けおよび取り外しの作業(衣類の着脱作
業)、およびその作業に関連する操作が行えるバリアフ
リー対応形衣類乾燥機を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願は、きょう体内に設置される吊り下げ部材に衣
類を吊り下げ、衣類を乾燥させるものであって、吊り下
げ部材を回転移動させる稼動手段を備えた衣類乾燥機と
する。
【0009】以上のように構成すると、吊り下げ部材は
水平方向の姿勢を保って回転移動するため、移動中に衣
類が片寄るという問題は生じない。
【0010】また、きょう体内に設置される吊り下げ部
材に衣類を吊り下げ、衣類を乾燥させるものであって、
操作盤を床から70〜100センチメートルの高さに設
けた衣類乾燥機とする。
【0011】以上のように構成すると、操作盤を低い位
置に設けたことで、車椅子利用者でもスイッチ類を一人
で操作することができる。
【0012】また、きょう体内に設置される吊り下げ部
材に衣類を吊り下げ、衣類を乾燥させるものであって、
吊り下げ部材を移動させる力を補助する補助手段を備え
た衣類乾燥機とする。
【0013】以上のように構成すると、衣類等の重量
(荷重)より小さい力で吊り下げ部材を移動させるた
め、力のない人でも、簡単に吊り下げ部材を上下させる
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を、まず図1から
図3で説明する。
【0015】図1は横断面図、図2は同斜視図である。
実施例では、縦長で断面が四角いロッカー形衣類乾燥機
を例にとって説明するが、床上に設置される直立型衣類
乾燥機であればいかなる形状でも差し支えない。また、
きょう体1の材質は金属系のみならず、プラスチック樹
脂やビニール系であっても良い。
【0016】きょう体1の前面には衣類3出し入れ用の
開閉可能なドア2が設けられ、きょう体1は仕切り板7
により前後方向に2つの部屋に区切られる。ここでドア
2を開閉する取っ手を持ち易いように大きくする。前方
の大きい部屋が乾燥室4で、後方の小さい部屋が戻り流
路5になっている。衣類3の乾燥・除湿を行う冷凍サイ
クルユニット6(以下、冷凍ユニット)の主構成部品
は、圧縮機8,凝縮器9,蒸発器10および送風機11
等である。フィルタ12は衣類3から出る綿ぼこり等を
回収する。
【0017】衣類3を乾燥させる温風13の循環系は以
下の如くである。まず、凝縮器9により乾燥した温度レ
ベルの高い空気となって戻り流路5を上昇し、流入孔1
4から乾燥室4へ至る。ここで、衣類3を乾燥させなが
ら下降し、湿った空気となり下部の流出孔15からフィ
ルタ12に流入後、蒸発器10で除湿され、再び凝縮器
9に至る。
【0018】ここで、本衣類乾燥機は、除湿機やルーム
エアコン等に用いる冷凍サイクルを利用しているため、
凝縮器9で得られる温風13の温度は30〜50℃程度
であるが、たとえば電気ヒータを利用すれば100℃以
上の高温も得ることができる。
【0019】吊り下げ部材16は、乾燥室4上部に設け
られ、乾燥室4の前から見て幅方向(左右方向)に水平
に伸びる細長い棒状部材である。乾燥時は、吊り下げ部
材16にハンガー17により湿った衣類3を吊り下げ、
温風13により乾燥させる。
【0020】吊り下げ部材16の両端には支持棒18が
設けられており、支持棒18は回転軸19に接続されて
いる。そして回転軸19の少なくとも一端には駆動源と
して電動モータ20が取り付けられており、電動モータ
20により支持棒18を回転させ、吊り下げ部材16を
円弧状の軌跡を描いて矢印21方向に、水平方向の姿勢
を保って、作業する人が作業しやすい高さである吊り下
げ部材16’およびハンガー17’の位置に回転移動さ
せさせることができる。
【0021】吊り下げ部材16’は図に示すように、ド
ア2よりもきょう体1の外側に突出する形態の方が、衣
類3を吊しやすいが、きょう体1の奥行きの寸法などに
よっては突出しない形態であってもよい。
【0022】ここで、図3に示すきょう体1の斜視図に
より、衣類の取り付け、取り外し作業に最適な高さにつ
いて一例を述べる。
【0023】市販されているロッカーの大きさは、概
略、高さHが180センチメートル(170〜200セ
ンチメートル)であり、幅Wおよび奥行きLが45から
60センチメートル程度である。そのため、たとえば車
椅子に乗った人23のような人が使おうとするために
は、衣類3を吊り下げる吊り下げ部材16を作業しやす
い位置(高さhおよび奥行き)まで下げることが望まし
い。
【0024】ここで、作業しやすい高さhとは、吊り下
げ部材16’に衣類3を吊るしたとき衣類3が床に着か
ない高さ(床から60センチメートル程度)から、手を
肩の上に伸ばしてハンガーを掛ける高さ(床から120
センチメートル程度)である。また、車椅子利用者はき
ょう体1内部に入れないことを考えると、奥行き方向の
位置としては、乾燥時に閉める前面のドア2付近がよ
い。
【0025】以上のように構成された衣類乾燥機では、
吊り下げ部材16は、上下方向(下方向)と共に前後方
向(前方向)にも移動できる。衣類取り付け作業終了時
には、逆に、吊り下げ部材16’が衣類乾燥機のきょう
体1の高さ方向中央部の前方付近からきょう体1の上部
まで稼動手段20により円弧状の軌跡を描いて、破線矢
印21’方向に元の位置16まで水平姿勢を保って回転
移動し、その位置に固定された後、乾燥工程に入る。
【0026】なお、乾燥工程終了後の衣類取り外し作業
時も、吊り下げ部材16は前記乾燥工程前と同様に移動
し、衣類3の取り外し作業が行われる。
【0027】また、稼動手段(支持棒18、回転軸1
9、および電動モータ20)をきょう体1の天井部で乾
燥時の吊り下げ部材16の位置より手前に設け、衣類3
の吊り下げ時に吊り下げ部材16を手前側に回転移動さ
せる構造としてもよい。
【0028】乾燥時の吊り下げ部材16の位置(きょう
体1上部)は、衣類着脱作業時には高さ方向中央部のき
ょう体前方にまで一気に(支持棒18の回転角度で約9
0度)降ろさずに、この間に何段階かの位置(高さ)で
吊り下げ部材16を止めることができるストッパ(ロッ
ク機構)を設けてもよい。このように構成すると、作業
する人それぞれの身長および作業しやすい姿勢位置に応
じて、吊り下げ部材16を任意の高さで止めることがで
きる。
【0029】この場合、電動モータ20等により吊り下
げ部材16を止める高さ(作業する高さ)を無段階に制
御してもよい。
【0030】なお、温風13を衣類3の上方から下方に
向かって流す吹き降ろし式の衣類乾燥機を例にとって述
べたが、逆に、温風13を衣類3の下方から上方に向か
って流す吹き上げ式であってもよい。この場合、図1に
おいて、冷凍ユニット6の前後方向の向きを逆にすれ
ば、容易に温風13の流れ方向が変えられる。また、冷
凍ユニット6はきょう体1の下部でなく、上部に設置し
てもよい。
【0031】次に、車椅子利用者及び高齢者が扱いやす
い高さにスイッチ類の操作盤を設ける構成について述べ
る。図4に斜視図、図5はそれを正面から見た断面図を
示す。
【0032】きょう体1の前面には、衣類3を出し入れ
する開閉可能なドア2(図では開放している)を設ける
と共に、その左側に戻り流路5の一面を構成するように
前面カバー24が設けられており、前面カバー24の高
さ方向のほぼ中央部に吊り下げ部材16を稼動する駆動
源である電動モータ20を含め、衣類乾燥機を制御する
スイッチ等が収められている操作部25を設けている。
【0033】操作部25の高さh’は前述の吊り下げ部
材16の高さと同様、低い位置に設けることが必要であ
る。少なくともhと同様の60〜120センチメートル
程度にする必要があり、特に車椅子に座ったときの肘の
高さである70センチメートルから肩の高さである10
0センチメートルの範囲であることが望ましい。これに
より、車椅子利用者や高齢者であっても操作が楽に行え
る高さとなる。
【0034】なお、操作部25を前面カバー24から取
り外し可能にし、衣類乾燥機から離れていても容易にリ
モコン操作できるように構成してもよい。
【0035】また、操作部25に設けるスイッチや押し
ボタン等は大きくて操作し易いものとし、その数を少な
くすることが望ましい。また、表示文字等も大きい方が
よい。
【0036】本実施例では、先の実施例とは異なる温風
13を左右方向に循環させる方式を例にとっている。き
ょう体1は前面から見て左右に2つの部屋が設けられて
いる。向かって右側の広い部屋が乾燥室4で、左側の狭
い部屋が戻り流路5である。きょう体1の幅Wが60セ
ンチメートル程度であれば、乾燥室4の幅を45センチ
メートル程度にし、戻り流路5の幅を15センチメート
ル程度にすればよい。
【0037】なお、図5において、電動モータ20は戻
り流路5内に露出しており温風13の影響を受けるが、
電動モータ20はドア2を開放した衣類3の着脱時しか
駆動、発熱しないので、大きな問題になることはない。
また、図では、送風機としてブロア11を用いており、
冷凍ユニット6内の部品の配置は図1と異なっている
が、いずれの構成であっても差し支えない。さらに、図
1の様に温風をきょう体1の前後方向に循環させる方式
でも全くかまわない。
【0038】次に、衣類3を吊るした吊り下げ部材16
を持ち上げるための力を低減させ、力の弱い者であって
も、衣類3を干した状態の重い吊り下げ部材16を上下
できる衣類乾燥機の実施例について述べる。
【0039】図6から図8は、滑車を利用した作用力
(吊り下げ部材16を上げ下げする力)低減法の例であ
る。図6は図7に示す動滑車30を利用した例で、定滑
車31、固定点32、ロープ33、滑車支え34からな
る。
【0040】ロープ33をゆるめる(33から33’
へ)と動滑車30が下方へ下がるが、動滑車30は吊り
下げ部材16に固定されているため、同時に吊り下げ部
材も水平方向の姿勢を保って下方へ移動し、16’の位
置に達する。ここで、ハンガー17’へ衣類3の取り付
け、取り外し作業が行われる。ここで、動滑車の原理よ
り、図7に示す作用力Pは荷重Qの半分の力ですむこと
になり、衣類3、ハンガー17および吊り下げ部材16
等を含めた重量(荷重)Qに対して半分の力Pで吊り下
げ部材16を稼動させることができる。
【0041】この場合も、任意の位置にストッパーを設
け、吊り下げ部材16を適度な高さで停止し、衣類3の
取り付け、取り外し作業を行うようにしてもよい。ま
た、前述の電動モータ20を利用してロープ33を引っ
張ったりゆるめたりしてもよい。この場合、電動モータ
20の動力が少なくて済むことになる。
【0042】図8は滑車を利用した他の実施例で、段滑
車35を利用した一実施例である。段滑車35は小さい
半径rの滑車35aと大きい半径Rの滑車35bが結合
されており、小さい滑車35aにロープ33bを介して
吊り下げ部材16が取り付けられており、大きい滑車3
5bに引っ張るロープ33a取り付けられている。
【0043】ロープ33aをゆるめると小さい滑車35
aのロープ33bが伸び、吊り下げ部材16が水平方向
の姿勢を保って下方に移動する。そして、ハンガー17
へ衣類3の取り付け、取り外し作業が行われる。
【0044】ここで、段滑車の原理より、図8に示す作
用力Pは荷重Qの r/R(半径比) の力ですむこと
になり、衣類3、ハンガー17および吊り下げ部材16
等を含めた重量(荷重)Qに対して(r/R)の力Pで
吊り下げ部材16を稼動させることができる。ここで、
段滑車35の半径比(r/R)を2以上に取れれば、動
滑車30を利用した場合より小さい作用力Pで吊り下げ
部材16等を上下方向に手軽に移動させることができ
る。
【0045】なお、小さな力で吊り下げ部材16を上下
させる構成については、説明を簡単にするために、単な
る上下動をする吊り下げ部材としたが、最初の実施例で
説明したように、吊り下げ部材16がきょう体1の扉側
に回転しながら下降する構造に適用できるのはもちろん
のことである。
【0046】最後に、上記各実施例で説明した、本願発
明の様々な実施形態について説明する。
【0047】図9は図2で説明した衣類乾燥機と同形状
であるが、稼動手段は作業棒26を用いて、手動により
吊り下げ部材16を移動させている。作業棒26は吊り
下げ部材16に移動自在に取り付けられており、作業棒
26の付け根にある握り部27を持って吊り下げ部材1
6を、水平方向の姿勢を保って、回転軸19を中心に回
転移動させることができる。吊り下げ部材16の移動の
軌跡、衣類3の着脱等の作業および操作は、前述の自動
稼動の場合と同様である。
【0048】作業棒26は、吊り下げ部材16から取り
外しができない構成であり、吊り下げ部材16がきょう
体1の上部にある時は、作業棒26はきょう体1の乾燥
室4中央部にそのまま収納されることになる。このよう
に作業棒26を吊り下げ部材16から取り外し不可に構
成すると、作業棒26の保管場所確保や紛失の心配がな
くなる。
【0049】なお、作業棒は吊り下げ部材16から着脱
可能にし、吊り下げ部材16を上げ下げする時のみ、吊
り下げ部材16に作業棒を引っ掛けて稼動させる構成に
してもよい。
【0050】図10はその一例で、作業棒26’は着脱
可能な形状とし、使用しない時に作業棒26’を保管す
るホルダー28は、作業棒26’の紛失を防ぐため、ド
ア2内部に設けるとよい。ここで、作業棒26および2
6’は前記形状に限る必要はなく、また材質はプラスチ
ック等であってもよい。
【0051】図11は戻り流路5がない形状の衣類乾燥
機で、冷凍ユニット6から吐き出された温風13は乾燥
室4を上昇し、衣類を乾燥後、乾燥室4を下降し、再び
冷凍ユニット6に吸い込まれる構成で、温風13は乾燥
室4内を循環するだけである。
【0052】図12は空冷式の衣類乾燥機で、きょう体
1内には図1と同様乾燥室4と戻り流路5を有している
が、高温の温風13を作る部品が冷凍ユニットの凝縮器
ではなく電気ヒータ38である。電気ヒータ38は、例
えばPTC半導体ヒータやシーズヒータ等で構成され
る。
【0053】電気ヒータ38により暖められた空気は、
温風循環用送風機11aによりきょう体1内に送り込ま
れる。一方、冷却空気用送風機11bにより、冷却空気
37が仕切り板7bの外側の冷却ダクト36内を流れる
ようになっている。衣類から奪った湿気は、この冷却空
気37により冷却されて、除湿される。
【0054】温風循環用送風機11aおよび冷却空気3
7用送風機11bは、ブロアやファンで構成される。こ
こでは、仕切り板7bの内外において、温風13は戻り
流路5を上から下へ、冷却空気37は冷却ダクト36を
下から上へ流れているが、その逆であってもよい。
【0055】図13は排気形の衣類乾燥機の実施例であ
る。きょう体1の下部に設けられた送風機11と電気ヒ
ータ38により高温になった温風13は、乾燥室4を通
過中に衣類から湿気を奪って、最終的にはきょう体1の
後方上部からきょう体1外に排気される。
【0056】また、衣類乾燥機の作業の中には、適宜行
うフィルタ12の掃除がある。これは、乾燥中に衣類3
が温風13によって攪拌されるため、衣類3から綿ぼこ
りや衣類くずが出て、綿ぼこり等は衣類3の下流側の流
出孔15付近にあるフィルタ12に溜まる。フィルタ1
2が目詰まりすると温風13の風量が少なくなり、乾燥
されにくくなる。このため、適宜、フィルタ12の掃除
が必要になる。図1や図5のフィルタ位置でも、フィル
タの掃除作業はフィルタ12を上方向に引き上げること
により容易に達成できるが、次のように構成してもよ
い。
【0057】図14はフィルタ設置位置の一実施例で、
例として図5に示す衣類乾燥機に適用した場合である。
フィルタ12は流出孔15の手前に水平に設けられてお
り、設置高さは図1や図5のフィルタ位置より高めにな
っている。フィルタ12は、掃除作業時には前方ドア2
側(図では手前)に引き出す構造である。
【0058】なお、前記各実施例を組み合わせれば、よ
りバリアフリーな衣類乾燥機を提供することができる
し、様々な実施形態を任意に組み合わせても良いことは
もちろんである。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、ハンガーを引っ掛ける
水平設置の吊り下げ部材が、その水平方向の姿勢を保っ
て、回転移動可能に構成されており、衣類の着脱時には
吊り下げ部材を作業者の前方に位置させることができる
ため、また、操作部も低い位置設けられているため、ま
た、吊り下げ部材の移動させるために必要な力を軽減さ
せることができるために、車椅子等を利用されるハンデ
ィキャップを持つ人、力の弱い人、高齢者および小さい
子供でも自由にかつ容易に、ハンガーを介して吊り下げ
部材への衣類の取り付け、取り外しの作業が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】ロッカー形除湿式衣類乾燥機の側面断面図であ
る。
【図2】ロッカー形除湿式衣類乾燥機の斜視図である。
【図3】吊り下げ部材の最適高さを示す説明図である。
【図4】前面中央部に操作部を有する衣類乾燥機の斜視
図である。
【図5】図4に示す衣類乾燥機の正面から見た断面図で
ある。
【図6】稼動補助手段を利用した衣類乾燥機の側面から
見た断面図である。
【図7】稼動補助手段である動滑車の斜視図である。
【図8】稼動補助手段である段滑車の斜視図である。
【図9】作業棒を利用した衣類乾燥機の斜視図である。
【図10】取り外し可能な作業棒を有する衣類乾燥機の
斜視図である。
【図11】戻り流路のないロッカー形衣類乾燥機の側面
断面図である。
【図12】空冷式の衣類乾燥機の側面断面図である。
【図13】排気式の衣類乾燥機の側面断面図である。
【図14】水平フィルタを有する衣類乾燥機の正面から
見た断面図である。
【符号の説明】
1…きょう体、2…ドア、3…衣類、4…乾燥室、5…
戻り流路、6…冷凍ユニット、7…仕切り板、8…圧縮
機、9…凝縮器、10…蒸発器、11…送風機、12…
フィルタ、13…温風、14…流入孔、15…流出孔、
16…吊り下げ部材、17…ハンガー、18…支持棒、
19…回転軸、20…電動モータ、21…移動方向、2
2…蝶番、23…車椅子に乗った人、24…前面カバ
ー、25…操作部、26…作業棒、27…握り部、28
…ホルダー、30…動滑車、31…定滑車、32…固定
点、33…ロープ、34…滑車支え、35…段滑車、3
6…冷却ダクト、37…冷却空気、38…電気ヒータ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】きょう体内に設置される吊り下げ部材に衣
    類を吊り下げ、前記衣類を乾燥させる衣類乾燥機におい
    て、 前記吊り下げ部材を回転移動させる稼動手段を備えた衣
    類乾燥機。
  2. 【請求項2】前記吊り下げ部材は水平方向の姿勢を保っ
    て回転移動する請求項1に記載の衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】前記吊り下げ部材がきょう体のドア近傍ま
    で突出する請求項1または2に記載の衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】きょう体内に設置される吊り下げ部材に衣
    類を吊り下げ、前記衣類を乾燥させる衣類乾燥機におい
    て、 操作盤を床から70〜100センチメートルの高さに設
    けた衣類乾燥機。
  5. 【請求項5】きょう体内に設置される吊り下げ部材に衣
    類を吊り下げ、前記衣類を乾燥させる衣類乾燥機におい
    て、 前記吊り下げ部材を移動させる力を補助する補助手段を
    備えた衣類乾燥機。
  6. 【請求項6】前記補助手段は、滑車である請求項5記載
    の衣類乾燥機。
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