JPH1147151A - 内視鏡用高周波処置具 - Google Patents

内視鏡用高周波処置具

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JPH1147151A
JPH1147151A JP9213534A JP21353497A JPH1147151A JP H1147151 A JPH1147151 A JP H1147151A JP 9213534 A JP9213534 A JP 9213534A JP 21353497 A JP21353497 A JP 21353497A JP H1147151 A JPH1147151 A JP H1147151A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】生体組織に高周波処置を施した後、直ちにガイ
ドワイヤを体内に導入することができる内視鏡用高周波
処置具の提供を目的としている。 【解決手段】本発明の内視鏡用高周波処置具は、経内視
鏡的に体内に挿入可能な案内管1と、案内管1内に進退
可能に挿通され、高周波電流が通電されることによって
生体組織を処置する処置手段2と、処置手段2または案
内管1に設けられ、ガイドワイヤを体内に導入するため
の通路とを具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経内視鏡的に体腔
内に挿入され、生体組織を高周波電流によって処置する
ための内視鏡用高周波処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】経内視鏡的に体腔内に挿入され、生体組
織を高周波処置する内視鏡用高周波処置具は、例えば特
開平9−38103号公報に開示されている。この公報
に開示された内視鏡用高周波処置具は、体内に挿入され
る案内管と、案内管の先端に設けられた筒状の第1の電
極と、 案内管内に配置された先端が棒状の第2の電極
と、第1の電極と第2の電極との間に介在された絶縁層
とを備えている。 そして、第1の電極と第2の電極と
の間で高周波を流すことによって、生体組織を処置する
というものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような内視鏡用高
周波処置具を用いた治療では、高周波によって生体組織
に孔を開け、この孔にステントを留置する手技がある。
この場合、ステントは、体内に導入されるガイドワイヤ
によって前記孔へと案内される。
【0004】しかし、前記公報を含めた従来の内視鏡用
高周波処置具にはガイドワイヤを体内に導入するための
手段が設けられていないため、ガイドワイヤを使用する
場合には、ガイドカテーテル等の処置具を新たに体内に
導入し、この処置具を通じてガイドワイヤを体内に挿入
しなければならない。したがって、手術時間が長くなる
といった問題がある。
【0005】本発明は前記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、生体組織に高周波処
置を施した後、直ちにガイドワイヤを体内に導入するこ
とができる内視鏡用高周波処置具を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の内視鏡用高周波処置具は、経内視鏡的に体
内に挿入可能な案内管と、前記案内管内に進退可能に挿
通され、高周波電流が通電されることによって生体組織
を処置する処置手段と、前記処置手段または前記案内管
に設けられ、ガイドワイヤを体内に導入するための通路
とを具備することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態について説明する。図1は本発明の第1の実
施形態を示している。図示のように、本実施形態の内視
鏡用高周波処置具は、モノポーラ(単一電極)型のもの
であり、 外シース1と、外シース1内に挿入される挿
入部2とから構成されている。
【0008】外シース1は、筒状の手元側部材5と、手
元側部材5に接続された長尺なチューブ3とから成り、
互いに連通するチューブ3の内孔と手元側部材5の内孔
とによって挿入部2を挿通して案内するためのガイド孔
を形成している。
【0009】チューブ3の先端部外周には、その内径が
チューブ3の外径よりも小さい筒状部材4が嵌め付けら
れている。したがって、筒状部材4によって縮径された
チューブ3の先端部には段部23が形成されている。チ
ューブ3の基端部は、手元側部材5の先端口金部5aに
固定されたパイプ6に取り付けられている。なお、手元
側部材5の先端口金部5aの外周には、チューブ3の基
端部を外側から覆うように延在する管状の折れ止め部材
9が嵌着されている。
【0010】手元側部材5の外面には、手元側部材5の
長手方向に沿って延び且つ手元側部材5の内孔に達する
開口7が形成されている。また、手元側部材5の基端側
の内面には段部8aが設けられている。
【0011】挿入部2は、外シース1の手元側部材5に
進退可能に取り付けられる筒状の手元側部材14と、手
元側部材14に接続され且つ外シース1のチューブ3内
に進退自在に挿入される長尺なチューブ10とから成
る。
【0012】手元側部材14は、外シース1の手元側部
材5の内孔に挿入されて取り付けられる本体部14a
と、手元側部材5の後方外側に位置して配置される接続
部14bとから成る。本体部14aの先端側外面には、
手元側部材5の開口7に位置され且つ開口7の基端側端
面21に当接可能な爪20が突設されている。また、本
体部14aの基端側外面には、手元側部材5の基端側の
内面に形成された段部8aと当接可能な段部8bが形成
されている。接続部14bの外面には、案内パイプ16
を介して本体部14aの内孔に連通するガイドワイヤ挿
入口22が形成されている。接続部14bの基端部には
筒状の連結部材19が嵌着されている。連結部材19の
内側には端子18が螺着され、連結部材19の外側には
環状のガイド部材17が螺着されている。
【0013】チューブ10の先端には、管状の針12
が、チューブ10と略同軸的に取り付けられている。針
12の基端側外周には、チューブ3の先端部に形成され
た段部23と当接可能な環状のストッパ部材11が嵌着
されている。チューブ10の基端部は、手元側部材14
の本体部14aの先端に差し込んで固定されたパイプ1
5に取り付けられている。
【0014】また、ストッパ部材11には、ワイヤ13
の先端部が固定されている。ワイヤ13は、チューブ1
0の外面に沿って基端側へ延び、手元側部材14の基端
部に取り付けられた端子18に接続されている。
【0015】なお、本実施形態において、 ストッパ部
材11、針12、ワイヤ13、端子18は、高周波電流
が導通可能な金属やカーボン等によって形成されてい
る。また、筒状部材4は、X線を透過させない材料、例
えばプラチナによって形成されている。
【0016】次に、上記構成の内視鏡用高周波処置具を
用いて、生体組織に孔を開け且つこの孔にステントを留
置する方法について説明する。まず、挿入部2の手元側
部材14を外シース1の手元側部材5に対して手元側に
移動させ( 手元側部材14の本体部14aを手元側部
材5の基端から引き出し)、 チューブ10の先端に設
けられた針12をチューブ3内に完全に引き込む。な
お、針12がチューブ3内に完全に引き込まれた状態か
らさらに手元側部材14を手元側に移動させると、本体
部14aの先端側外面に形成された爪20が手元側部材
5の開口7の基端側端面21に当接し、チューブ3内へ
の針12の過剰な引き込みが防止されるとともに、手元
側部材5からの本体部14aの抜けが防止される。
【0017】次に、針12がチューブ3内に完全に引き
込まれた状態で、内視鏡用高周波処置具を図示しない内
視鏡のチャンネルを通じて体内に挿入し、外シース1の
先端を体内の目的部位の近傍に位置させる。この状態
で、今度は、手元側部材14を手元側部材5に対して先
端側に移動させ(手元側部材14の本体部14aを手元
側部材5内に押し込み)、チューブ3の先端から針12
を突出させる。この時、本体部14aの基端側外面に形
成された段部8bが手元側部材5の基端側の内面に形成
された段部8aに当接するとともに、針12の基端側外
周に固定されたストッパ部材11がチューブ3の先端部
に形成された段部23に当接し、針12の突出量が規制
される。なお、この状態では、チューブ10がその長手
方向に若干圧縮された状態となる。
【0018】次に、端子18に図示しない高周波電源を
接続し、端子18とワイヤ13とを通じて針12に高周
波電流を通電する。 この状態で、針12を生体組織に
刺入し、針12によって生体組織を焼きながら組織に孔
を開けていく。目的の深さまで針12が生体組織内に刺
入されたら、高周波電流の通電を停止する。続いて、ガ
イドワイヤ挿入口22から図示しないガイドワイヤを挿
入部2内に導入する。ガイドワイヤは、案内パイプ16
の内孔、 手元側部材14の本体部14aの内孔、チュ
ーブ10の内孔、針12の内孔を通じて案内され、針1
2の先端開口から生体組織に開けられた孔内に突出す
る。
【0019】次に、ガイドワイヤをこの状態で体内に残
したまま、内視鏡用高周波処置具の全体を内視鏡から抜
去し、その後、ガイドワイヤの案内によってステントを
体内に導入して生体組織に開けられた孔内に留置する。
【0020】以上説明したように、本実施例の内視鏡用
高周波処置具は、ガイドワイヤを体内に導入するための
通路を有しているため、生体組織に孔を開けた後、直ち
にガイドワイヤを体内に導入することができる。したが
って、処置時間が短縮され、患者の苦痛も軽減される。
【0021】図2は本発明の第2の実施形態を示してい
る。図示のように、本実施形態の内視鏡用高周波処置具
は、モノポーラ(単一電極)型のものであり、外シース
101と、外シース101内に挿入される挿入部102
とから構成されている。
【0022】外シース101は、筒状の手元側部材13
0と、手元側部材130に接続された長尺なチューブ1
03とから成り、互いに連通するチューブ103の内孔
と手元側部材130の内孔とによって挿入部102を挿
通して案内するためのガイド孔を形成している。
【0023】手元側部材130は、筒状のカバー部材1
08と、カバー部材108の内孔にこれと同軸的に配設
された筒状の受け部材106と、受け部材106をカバ
ー部材108に対して固定するためにカバー部材108
に捩じ込んで取り付けられる固定部材109とから成
る。カバー部材108の外面には、受け部材106が配
設されたカバー部材108の内孔に達する通孔132が
形成されている。この通孔132にはガイド部材111
と端子112とが挿入配置されている。 この場合、端
子112は、受け部材106に取り付けられた接続座1
10に捩じ込んで取り付けられることにより、ガイド部
材111を固定している。
【0024】チューブ103は、その基端部が、受け部
材106の先端口金部106aに取り付けられている。
また、受け部材106の先端口金部106aの外周に
は、チューブ103の基端部を外側から覆うように延在
する管状の折れ止め部材107が嵌着されている。チュ
ーブ103の先端には切断リング104が取り付けられ
ている。この切断リング104にはワイヤ105の先端
が取り付けられている。ワイヤ105は、チューブ10
3の内面に沿って基端側へ延び、受け部材106の先端
口金部106aに取り付けられている。
【0025】挿入部102は、手元側部材150と、手
元側部材150に接続され且つ外シース101内に進退
自在に挿入される長尺なチューブ113とから成る。手
元側部材150は、筒状のカバー部材118と、カバー
部材118の内孔にこれと同軸的に配設された筒状の受
け部材116と、受け部材116をカバー部材118に
対して固定するためにカバー部材118に捩じ込んで取
り付けられる固定部材119とから成る。カバー部材1
18の外面には、受け部材116が配設されたカバー部
材118の内孔に達する通孔152が形成されている。
この通孔152にはガイド部材121と端子122とが
挿入配置されている。 この場合、端子122は、受け
部材116に取り付けられた接続座120に捩じ込んで
取り付けられることにより、ガイド部材121を固定し
ている。
【0026】チューブ113は、その基端部が、受け部
材116の先端に差し込んで固定されたパイプ117に
取り付けられている。チューブ113の先端には管状の
針114が取り付けられている。針114にはワイヤ1
15の先端が取り付けられている。ワイヤ115は、チ
ューブ113内を通って基端側へ延び、パイプ117に
取り付けられている。
【0027】なお、本実施形態において、針114、ワ
イヤ115、受け部材116、パイプ117、接続座1
20、端子122、および、切断リング104、ワイヤ
105、受け部材106、接続座110、端子112は
いずれも、高周波電流が導通可能な金属やカーボン等に
よって形成されている。また、針114および切断リン
グ104は、X線を透過させない材料、例えばプラチナ
によって形成されている。また、本実施形態において、
針114は、管状に形成されているが、中実の棒状であ
っても良い。
【0028】次に、上記構成の内視鏡用高周波処置具を
用いて、生体組織に孔を開け且つこの孔にステントを留
置する方法について説明する。まず、外シース101を
経内視鏡的に体内に挿入し、外シース101の先端を体
内の目的部位の近傍に位置させる。この状態で、今度
は、外シース101内に挿入部102を挿入し、チュー
ブ103の先端から針114を突出させる。
【0029】次に、端子122に図示しない高周波電源
を接続し、端子122と接続座120と受け部材116
とパイプ117とワイヤ115とを通じて針114に高
周波電流を通電する。この状態で、針114を生体組織
に刺入し、針114によって生体組織を焼きながら組織
に孔を開けていく。目的の深さまで針114が生体組織
内に刺入されたら、高周波電流の通電を停止する。続い
て、今度は、端子112に高周波電源を接続し、端子1
12と接続座110と受け部材106とワイヤ105と
を通じて切断リング104に高周波電流を通電する。こ
の状態で、切断リング104を、チューブ113をガイ
ドとして、針114によって形成された先の孔内に挿入
し、組織を焼きながら孔を大きく広げていく。
【0030】以上の処置が終了したら、外シース101
から挿入部102を抜去し、外シース101内に今度は
図示しないガイドワイヤを挿入する。ガイドワイヤは、
受け部材106の内孔およびチューブ103の内孔を通
じて案内され、切断リング104の先端開口から生体組
織に開けられた孔内に突出する。
【0031】次に、ガイドワイヤをこの状態で体内に残
したまま、外シース101を内視鏡から抜去し、その
後、ガイドワイヤの案内によってステントを体内に導入
して生体組織に開けられた孔内に留置する。
【0032】以上説明したように、本実施例の内視鏡用
高周波処置具によれば、第1の実施形態と同一の効果が
得られるとともに、体内に大きな孔を開けることができ
る。図3および図4は本発明の第3の実施形態を示して
いる。本実施形態の内視鏡用高周波処置具は、モノポー
ラ(単一電極)型のものであり、図3に示された挿入部
240と、図4に示された操作部250とから成る。な
お、図3の(a)は挿入部の正面図、図3の(b)は図
3の(a)のCーOーD線に沿う断面図、図3の(c)
は図3の(a)のCーOーB線に沿う断面図、図3の
(d)は図3の(a)のCーOーA線に沿う断面図をそ
れぞれ示している。
【0033】図4に示すように、操作部250は、本体
251と、本体251の基端部から分岐するハンドル2
52とから成る。本体251の先端側には口金217が
設けられている。口金217には流体導入口220を有
するコック218が取り付けられており、コック218
に設けられたハンドル219を操作することによりコッ
ク218と口金217との間の連通路が開閉されるよう
になっている。また、本体251の基端には、ガイドワ
イヤ導入口221が設けられている。さらに、ハンドル
252には、ハンドル252の長手方向に沿ってスライ
ド可能なスライダ205が装着されている。なお、スラ
イダ205には、図示しない高周波電源に接続される端
子206が設けられている。
【0034】図3に示すように、挿入部240は、その
長手方向に沿って延びる4つの孔(ルーメン)203,
207,211,222を有するマルチルーメンチュー
ブ(多孔性チューブ)201として形成され、その基端
が操作部250の本体251に接続されている。また、
チューブ201の先端はテーパー状に形成され、チュー
ブ201の先端部外周にはバルーン214が装着されて
いる。バルーン214は固定部215でその両側が固定
されている。
【0035】チューブ201内に形成された大径の第1
のルーメン222は、ガイドワイヤ挿通路として形成さ
れ、操作部本体251の内孔を介してガイドワイヤ導入
口221に連通している。また、第2のルーメン211
は、バルーン214に流体を供給するための流体通路と
して形成され、操作部本体251の内孔を介して口金2
17に連通している。図3の(d)に示すように、第2
のルーメン211の先端部内にはストッパ部材212が
圧入されており、このストッパ部材212は固定剤21
3によって両側から固定されている。すなわち、第2の
ルーメン211の先端開口がストッパ部材212によっ
て閉塞された状態となっている。また、バルーン214
が装着されたチューブ201の外周面部位には、第2の
ルーメン211とバルーン214内部とを接続する通孔
216が設けられている。
【0036】図3の(b)に示すように、第3のルーメ
ン203内にはワイヤ202が進退可能に挿通されてい
る。このワイヤ202の基端部は、操作部本体251お
よびハンドル252内を通ってスライダ205の端子2
06に接続されている。
【0037】図3の(c)に示すように、第4のルーメ
ン207の先端部内には、X線を透過させないチップ2
08が挿入され、 また、押さえ部材209が圧入され
ている。チップ208と押さえ部材209は、第4のル
ーメン207に達するようにチューブ201の外面に形
成された一対の孔210,210のかえり部219(
チューブ201の外面を切り起こして形成されている)
で位置決めされている。
【0038】なお、本実施形態において、ワイヤ202
および端子206は、高周波電流が導通可能な金属やカ
ーボン等によって形成されている。また、ストッパ部材
212は、X線を透過させない材料、例えばプラチナに
よって形成されている。
【0039】次に、上記構成の内視鏡用高周波処置具を
用いて、生体組織に孔を開け且つこの孔にステントを留
置する方法について説明する。まず、スライダ205を
ハンドル252の基端側に移動させ、ワイヤ202を第
3のルーメン203に完全に引き込む。この状態で、挿
入部240を図示しない内視鏡のチャンネルを通じて体
内に挿入し、チューブ201の先端を体内の目的部位の
近傍に位置させる。そして、スライダ205をハンドル
252の先端側に移動させ、チューブ201の先端から
ワイヤ202を突出させる。
【0040】次に、端子206に図示しない高周波電源
を接続し、端子206を通じてワイヤ202に高周波電
流を通電する。この状態で、ワイヤ202の先端部を生
体組織に刺入し、 ワイヤ202によって生体組織を焼
きながら組織に孔を開けていく。目的の深さまでワイヤ
202が生体組織内に刺入されたら、高周波電流の通電
を停止する。続いて、コック218の流体導入口220
に図示しない流体供給装置を接続するとともに、コック
218のハンドル219を操作してコック218と口金
217との間の連通路を開く。これにより、流体が第2
のルーメン211と通孔216とを通じてバルーン21
4の内部に送られ、バルーン214が図3の(d)に二
点鎖線で示すように膨脹する。このバルーン214の膨
脹によりチューブ201の先端部が体内で固定される。
【0041】このようにして、チューブ201の先端部
が体内で固定されたら、今度は、ガイドワイヤ導入口2
21から図示しないガイドワイヤを導入する。ガイドワ
イヤは、第1のルーメン222内を通じて案内され、
第1のルーメン222の先端開口から生体組織に開けら
れた孔内に突出する。ガイドワイヤの挿入が終わった
ら、バルーン214内の流体を排出してバルーン214
を収縮させる。
【0042】次に、ガイドワイヤをこの状態で体内に残
したまま、挿入部240を内視鏡から抜去し、その後、
ガイドワイヤの案内によってステントを体内に導入して
生体組織に開けられた孔内に留置する。
【0043】以上説明したように、本実施例の内視鏡用
高周波処置具によれば、第1の実施形態と同一の効果が
得られるとともに、体内で位置決めされた状態でガイド
ワイヤを挿入することができる。
【0044】なお、以上説明してきた技術内容によれ
ば、以下に示すような各種の構成が得られる。 1.近位端から遠位端まで貫通した管腔を有する1本以
上のガイドシースと、その中に遠位端から近位端まで挿
入可能な高周波処置可能な内シースを有する内視鏡用高
周波処置具に於いて、内シースの内部にガイドワイヤー
が挿通可能であることを特徴とする内視鏡用高周波処置
具。
【0045】2.第1項に於いて、内シース先端はX線
透視下で認識可能であることを特徴とする内視鏡用高周
波処置具。 3.第1項または第2項に於いて、内シース先端は針の
形状であることを特徴とする内視鏡用高周波処置具。
【0046】4.近位端から遠位端まで貫通した管腔を
有する1本以上のガイドシースと、その中に遠位端から
近位端まで挿入可能な棒状もしくは管状の高周波処置可
能な構造体を有する内視鏡用高周波処置具に於いて、ガ
イドシース及び前記構造体の先端にそれぞれ独立して使
用できる高周波電極を有することを特徴とする内視鏡用
高周波処置具。
【0047】5.第4項に於いて、少なくともガイドシ
ースに挿入する構造体先端はX線透視下で認識可能であ
ることを特徴とする内視鏡用高周波処置具。 6.第4項または第5項に於いて、ガイドシースに挿入
する構造体先端は針の形状であることを特徴とする内視
鏡用高周波処置具。
【0048】7.近位端から遠位端まで貫通した2個以
上の管腔を有するガイド用シースと、前記管腔の1個に
遠位端から近位端まで挿通可能で先端が高周波処置可能
な棒状もしくは管状の構造体を有する内視鏡用高周波処
置具に於いて、前記構造体が挿通されるのとは別の管腔
にガイドワイヤーが挿通可能であることを特徴とする内
視鏡用高周波処置具。
【0049】8.第7項に於いて、ガイド用シース先端
はテーパ形状を有することを特徴とする内視鏡用高周波
処置具。 9.第7項または第8項に於いて、ガイド用シース先端
はX線下で認識可能な構造になっていることを特徴とす
る内視鏡用高周波処置具。
【0050】10.第7項ないし第9項のうちのいずれ
か1項に於いて、ガイド用シース先端に体内挿入後に位
置決めが可能な機構を有することを特徴とする内視鏡用
高周波処置具。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の内視鏡用
高周波処置具によれば、ガイドワイヤを体内に導入する
ための通路を有しているため、生体組織に高周波処置を
施した後、直ちにガイドワイヤを体内に導入することが
できる。したがって、処置時間が短縮され、患者の苦痛
も軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る内視鏡用高周波
処置具の側断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る内視鏡用高周波
処置具の側断面図である。
【図3】(a)は本発明の第3の実施形態に係る内視鏡
用高周波処置具の挿入部の正面図、(b)は(a)のC
ーOーD線に沿う断面図、(c)は(a)のCーOーB
線に沿う断面図、(d)は(a)のCーOーA線に沿う
断面図である。
【図4】本発明の第3の実施形態に係る内視鏡用高周波
処置具の操作部を一部断面して示した図である。
【符号の説明】
1…外シース(案内管) 2…挿入部(処置手段) 101…外シース(案内管) 102…挿入部(処置手段) 201…挿入部(案内管) 202…ワイヤ(処置手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】図3の(c)に示すように、第4のルーメ
ン207の先端部内には、チップ208が挿入され、ま
た、押さえ部材209が圧入されている。チップ208
と押さえ部材209は、第4のルーメン207に達する
ようにチューブ201の外面に形成された一対の孔21
0,210のかえり部219(チューブ201の外面を
切り起こして形成されている)で位置決めされている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経内視鏡的に体内に挿入可能な案内管
    と、 前記案内管内に進退可能に挿通され、高周波電流が通電
    されることによって生体組織を処置する処置手段と、 前記処置手段または前記案内管に設けられ、ガイドワイ
    ヤを体内に導入するための通路と、 を具備することを特徴とする内視鏡用高周波処置具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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