JP2000139944A - 高周波処置具 - Google Patents

高周波処置具

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JP2000139944A
JP2000139944A JP10319188A JP31918898A JP2000139944A JP 2000139944 A JP2000139944 A JP 2000139944A JP 10319188 A JP10319188 A JP 10319188A JP 31918898 A JP31918898 A JP 31918898A JP 2000139944 A JP2000139944 A JP 2000139944A
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electrode
distal end
frequency
frequency treatment
needle
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JP10319188A
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Masatoshi Tonomura
正敏 外村
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、必要とする範囲に限定して深部まで
高周波電流を流して効率的に治療を行うことができるバ
イポーラ型電極を提供することを目的とするものであ
る。 【解決手段】本発明の高周波処置具は、体腔内に挿入さ
れるシース部3にその先端部付近に第1電極32を配置
し、上記シース部3の先端から先方へ突き出して生体組
織部位に穿刺可能な針状本体部4を設け、この針状本体
部4には上記第1電極32から離間して第2電極45を
設け、上記両電極32,45によりバイポーラ型電極を
構成し、必要とする範囲に限定して深部まで高周波電流
を流し、患部を効率的に治療できるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば内視鏡を通
じて体腔内に導入され、体内の患部を高周波で処置する
ようにした高周波処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平9−38103号公報において知
られる内視鏡用高周波処置具はその挿入部の先端部分に
筒状の第1電極を設け、この第1電極内には棒状の第2
電極を配置し、二重構造のバイポーラ型電極を構成し、
両電極の間には筒形状の絶縁層を配置してなるものであ
る。そして、バイポーラ型電極の先端を病変部に接触さ
せて両電極に高周波を通電して病変部を焼灼する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】(従来技術の問題点)
上述した内視鏡用高周波処置具は筒状の第1の電極内に
絶縁層を介在して棒状の第2の電極を配置する二重構造
のバイポーラ型電極を構成するものである。従って、そ
のバイポーラ型電極を病変部表面に接触させて両電極の
先端間に高周波を通電して病変部を焼灼する場合、高周
波電流は主に病変部の表層を流れ、その病変部の表面部
分が集中的に焼灼されることになる。従って、病変部が
生体内深部まで浸潤している場合には深部の病変部まで
効率的に治療することができなかった。
【0004】ところで、高周波処置具には、モノポーラ
型の電極とバイポーラ型の電極があり、バイポーラ型の
電極はモノポーラ型のものに比べて範囲を限定して狭い
範囲に高周波電流を流すことができるため、処置する意
図がない領域の組織部分まで高周波電流を流す必要がな
くなる。また、小さな出力でも処置できる。この点でバ
イポーラ型のものの方が、モノポーラ型のものに比べて
望ましいが、前述したように、従来のバイポーラ型の高
周波処置具には上記の問題点があった。
【0005】(発明の目的)本発明は上記事情に着目し
てなされたもので、その目的とするところは治療が必要
な範囲に限定してその深部部位まで高周波電流を流して
効率的な治療を行うことができるバイポーラ型電極を構
成した高周波処置具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】第1の発明の高
周波処置具は、体腔内に挿入される挿入部材に、その先
端部付近に第1電極を配置し、上記挿入部材の先端から
先方へ突き出して生体組織部位に穿刺可能な穿刺針部材
を設け、この穿刺針部材には上記第1電極から離間して
第2電極を設け、上記両電極によりバイポーラ型電極を
構成したものである。この発明によれば、治療が必要な
範囲に限定して深い部位まで高周波電流を流して効率的
に患部を治療することが可能である。
【0007】第2の発明の高周波処置具は、体腔内に挿
入される挿入部材と、この挿入部材にその先端部付近に
配置された第1電極と、上記挿入部材の先端から先方へ
突き出して設けられ、生体組織部位に穿刺可能な穿刺針
部材と、この穿刺針部材に上記第1電極から先方へ離間
して配置された第2電極とを有し、第2電極の表面積よ
り上記第1電極の表面積を大きくして上記両電極により
バイポーラ型電極を構成したことを特徴とするものであ
る。この発明によれば、治療が必要な範囲に限定して深
い部位まで高周波電流を流して効率的に患部を治療する
ことが可能であると同時に、病変部に高周波電流を有効
かつ効率的に流すことができる。
【0008】また、第3の発明は、穿刺針部材が中空の
注射針を兼ね、第1電極に対して同軸状に配置されたこ
とを特徴とするものである。この発明によれば、病変部
に高周波治療に合わせて粘膜を浮き上げたり、局所麻酔
をしたり、焼灼作用を高める薬液を注入したりする治療
を行うことが可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]図1及び図2に
基づいて第1実施形態に係る高周波処置具を説明する。 (構成)図1は高周波処置具1の全体を示す。高周波処
置具1は操作部2とシース部3と針状本体部4とから構
成される。操作部2とシース部3はこの内部に上記針状
本体部4を挿通できるように構成されている。上記操作
部2は中空状のハウジング21を有し、このハウジング
21上には図示しない高周波電源装置に接続される第1
コネクタ22が設けられている。
【0010】上記シース部3は内視鏡のチャンネル等を
通じて体腔内に挿入される挿入部材となるものであり、
これは電気的絶縁性で可撓性の中空管を形成するチュー
ブ31によって構成されている。上記チューブ31の先
端には環状に形成された第1電極32が同心的に設けら
れている。このチューブ31は上記ハウジング21の先
端に接続されている。また、上記第1電極32は上記第
1コネクタ22に電気的に接続されている。
【0011】上記針状本体部4は中空管腔を有する細い
長尺なパイプからなる針部41と、この針部41内に液
体を送ることができるように針部41の基端と液密に接
続された口金42と、この口金42の後端部分に形成さ
れ、送液用シリンジ等(図示せず)を接続する開口43
と、上記口金42上に設けられた第2コネクタ44とに
よって構成されている。上記針部41は上記チューブ3
1の先端から先方へ突き出して生体組織部位に穿刺可能
な穿刺針部材を構成している。そして、上記針状本体部
4は操作部2およびシース部3の内腔を通り進退自在に
挿通されるようになっている。
【0012】図2に示すように、上記針部41はその先
端部分で第2電極45を形成しており、この第2電極4
5の後端部分から上記口金42の部分までにわたりその
針部41の外周は電気絶縁性の被覆46により覆われて
いる。上記第2電極45は針部41を介して上記口金4
2に設けられた第2コネクタ44に電気的に導通してい
る。第2電極45の表面積は前述した環状の第1電極3
2の表面積に比べて小さい。第2電極45を形成した針
部41の先端は鋭利に形成されていて、生体組織に穿刺
可能な尖端47を形成している。
【0013】(作用)上記高周波処置具1を使用する場
合、予め体腔内に挿入した、例えば図示しない内視鏡の
鉗子チャンネルを通じて高周波処置具1のシース部3を
体腔内に導入する。このとき、高周波処置具1の針部4
1はシース部3の内部に収納した状態にしておく。
【0014】次に、シース部3の先端部分を内視鏡挿入
部の先端から突き出した後に、針部41を前進させて第
2電極45を第1電極32から先方まで突き出す。そし
て、針部41の部分を目的部位ヘ穿刺すると共に、第1
電極32が病変部の表面に接触させる状態にする。両方
の電極32,45は病変部に安定的に保持される。この
状態で両方の電極32,45に高周波電源装置から高周
波電流を供給し、病変組織部に流して焼灼する。穿刺し
た針部41の先端の第2電極45から病変部の表面に接
触する帰還電極としての第1電極32に向かって高周波
電流が集中的に流れ、意図しない部位には流れない。ま
た、生体組織部位に穿刺する穿刺針部材に設けた第2電
極よりも病変部の表面に接触する第1電極32の表面積
が大きいため、病変部に高周波電流を有効かつ効率的に
流すことができる。
【0015】また、上記針状本体部4の針部41は中空
管腔を有する細い長尺なパイプからなり、言わば注射針
を構成しており、口金42に送液用シリンジを接続し
て、食塩水や薬液等の液を注射することができる。この
注射を利用して粘膜を浮き上げたり、局所麻酔をした
り、焼灼作用を高める薬液を注入したりすることが可能
である。
【0016】(効果)本実施形態では、針状の第2電極
45を病変部に穿刺することで、その病変部を簡単に捕
らえることができる。また、病変部の深部に第2電極4
5が位置するので病変部の深部領域まで高周波電流を十
分に流すことができる。このため、病変部の表層のみな
らず、深部を含めて病変部の領域全体を限定して焼灼す
ることが可能である。さらには第1電極32と第2電極
45はバイポーラ型電極を構成するので、高周波で治療
すべき病変部の領域に高周波電流を集中させて流すこと
ができ、意図しない部位には高周波電流が不必要に流れ
ることがない。つまり、病変部領域以外に広く高周波電
流を流さざるを得ないモノポーラ型のものとは異なり、
限定した範囲にのみ高周波電流を流して効率的な治療を
行うことが可能である。これを使うことで、例えば狭窄
解除や前立腺肥大の治療にあたりより安全に処置可能で
ある。また、第1電極と第2電極が相対的に移動可能で
あるから焼灼範囲を自由に調節して選ぶことができる。
【0017】[第2実施形態]図3及び図4に基づいて
第2実施形態に係る高周波処置具を説明する。 (構成)図3は高周波処置具5の全体を示す。この高周
波処置具5はガイドシース部6と第1電極部7と第2電
極部8とから構成される。上記ガイドシース部6は少な
くとも2つ以上の管腔61a,61bを有する可撓性チ
ューブ部61と、この可撓性チューブ部61に接続さ
れ、かつ上記可撓性チューブ部61の管腔61a,61
bにそれぞれ個別的に連通した管腔62a,62bを有
するハウジング62とからなる。ハウジング62には上
記管腔62bに連通する挿入口部63が側方へ突出する
ように連設されている。
【0018】上記第1電極部7は連通する管腔61a,
62a内に進退自在に挿通される第1電極本体部71
と、この第1電極本体部71の後端に接続された第1コ
ネクタ72とから構成される。上記第1電極本体部71
は導電性ワイヤ部材の外周に絶縁部材を被覆してなり、
その先端には第1電極73が設けられ、第1電極73の
先端は生体組織に穿刺するために鋭利に形成された尖端
74となっている。
【0019】上記第2電極部8は連通する管腔61b,
62b内に進退自在に挿通される第2電極本体部81
と、この第2電極本体部81の後端に接続された第2コ
ネクタ82とから構成される。上記第2電極本体部81
は導電性ワイヤ部材の外周に絶縁部材を被覆してなり、
その先端には第2電極83が設けられている。
【0020】(作用)上記高周波処置具5を使用する場
合、予め体腔内に挿入した図示しない内視鏡の鉗子チャ
ンネルを通じて高周波処置具5のガイドシース部6を体
腔内まで導き入れる。このとき、第1電極部7と第2電
極部8はガイドシース部6の各管腔61a,61b,6
2a,62bの内部に収納した状態としておく。
【0021】ガイドシース部6の先端部分を内視鏡挿入
部の先端から突き出した後、第1電極部7の第1電極本
体部71を可撓性チューブ部61の先端より突き出し、
第1電極73を目的部位へ穿刺する。
【0022】一方、第2電極部8の第2電極本体部81
も可撓性チューブ部61の先端より突き出し、焼灼する
範囲で上記第1電極73から離れた位置の生体組織部位
に第2電極83を当て付ける。そして、上記同様に第1
電極73と第2電極83の間に高周波電源装置より高周
波電流を流し、患部組織を焼灼する。
【0023】(効果)本実施形態でも、針状の第1電極
73を病変組織部に穿刺することで、病変部を簡単に捕
らえることができる。また、病変部深部まで高周波電流
を流すことができる。従って、病変部の表層のみなら
ず、病変部の領域全体を焼灼することが可能であり、さ
らにはバイポーラ型電極を構成するので、病変部領域に
高周波電流を集中させることができる。例えば前立腺肥
大の治療に対して焼灼範囲を自由に調節して選ぶことが
できる。
【0024】[第3実施形態]図5及び図6に基づいて
第3実施形態に係る高周波処置具を説明する。 (構成)図5は本発明の高周波処置具15の全体を示
す。高周波処置具15はガイドシース部16と第1電極
部17と第2電極部18とから構成される。ガイドシー
ス部16及び第1電極部17は第2実施形態のものと同
じ構成のものである。
【0025】第2電極部18は上記ガイドシース部16
内に進退自在に挿通される第2電極本体部181を有
し、この第2電極本体部181は導電性シース部材の外
周に絶縁部材を被覆してなる。第2電極本体部181の
先端部には第2電極182が設けられている。第2電極
本体部181の先端部には第2電極182よりも手元側
に位置して外側に部分的に露出して突き出した電気的絶
縁性の湾曲ワイヤ184が設けられている。この湾曲ワ
イヤ184の先端は第2電極本体部181の先端部分に
取着され、湾曲ワイヤ184の後端側は第2電極本体部
181内を通り、その第2電極本体部181の基端に設
けられたハンドル部185のスライダ186に接続され
ている。そして、スライダ186を進退することにより
湾曲ワイヤ184を牽引して第2電極本体部181にお
いて湾曲ワイヤ184を露出させた先端部分を湾曲させ
ることができるようになっている。
【0026】(作用)上記ハンドル部185を操作する
ことで、第2電極本体部181における先端部分を湾曲
させ、第2電極182の向きを自在に選択する操作がで
きる。これ以外は前述した第2実施形態と同じである。
【0027】(効果)前述した第2実施形態と同じ効果
に加えて、第2電極182の向きを自在に選択できるた
め、患部の状況に合わせて第2電極182の位置を最適
な位置に選択変更し、焼灼範囲を自由に設定することが
できる。例えば狭窄部の解除や前立腺肥大の治療に対し
て、焼灼範囲を自由に調節して選ぶことができる。
【0028】[第4実施形態]図7及び図8に基づいて
第4実施形態に係る高周波処置具を説明する。 (構成)図7は高周波処置具100の全体を示す。この
高周波処置具100はガイドシース部110と第1電極
部120と第2電極部130とから構成される。上記ガ
イドシース部110は少なくとも2つ以上の管腔110
a,110bを有する可撓性チューブ111と、この可
撓性チューブ111の基端に接続され、かつその可撓性
チューブ111の管腔110a,110bにそれぞれ連
結した2つの管腔を有するハウジング112とからな
る。
【0029】上記第1電極部120は上記ガイドシース
部110の管腔110a内を進退自在に移動できる第1
電極本体部121を有し、この第1電極本体部121は
導電性シース部材の外側に絶縁部材を被覆してなる。第
1電極本体部121の先端部にはその先端部で外側に部
分的に露出して突出している第1電極ワイヤ122が設
けられている。第1電極ワイヤ122の先端は第1電極
本体部121の先端部分に取着され、第1電極ワイヤ1
22の後端側は第1電極本体部121内を通り、その第
1電極本体部121の基端に設けられたハンドル部12
3のスライダ124に接続されている。そして、スライ
ダ124を進退することにより第1電極ワイヤ122を
牽引して上記第1電極本体部121の先端部分を湾曲さ
せることができるようになっている。また、スライダ1
24には上記第1電極ワイヤ122に電気的に接続した
第1コネクタ125が設けられ、この第1コネクタ12
5には図示しない高周波電源装置に接続される。
【0030】上記第2電極部130は第1電極部120
と同様の構造であるため、その第2電極本体部131、
第2電極ワイヤ132、ハンドル部133、スライダ1
34、第2コネクタ135等の説明を省略する。
【0031】(作用)上記高周波処置具100を使用す
る場合、予め体腔内に挿入した図示しない例えば内視鏡
の鉗子チャンネルを通じて高周波処置具100のガイド
シース部110を体腔内まで導き入れる。このとき、第
1電極部120と第2電極部130はガイドシース部1
10の内部に収納した状態としておく。
【0032】そして、ガイドシース部110を内視鏡挿
入部の先端から突き出した後、第1電極部120の第1
電極本体部121と第2電極部130の第2電極本体部
131を可撓性チューブ111の先端よりそれぞれ突き
出し、それぞれのスライダ124,134を操作して第
1電極ワイヤ122と第2電極ワイヤ132を目的部位
へ接触させる。そして、第1電極ワイヤ122と第2電
極ワイヤ132の間に高周波電源装置より高周波電流を
流し、患部組織を焼灼する。
【0033】(効果)それぞれの電極部分が、別々に湾
曲操作をすることができるため、焼灼範囲を自由に設定
できる。例えば狭窄部の解除や前立腺肥大の治療に対し
て、焼灼範囲を自由に調節して行える。
【0034】尚、この第4実施形態に係る高周波処置具
100において、第1電極本体部121及び/又は第2
電極本体部131の先端部分を生体組織に穿刺可能な尖
端部を形成して電極本体部121,131の先端を生体
組織部内に穿刺するようにしてもよい。
【0035】<付記> 1.体腔内に挿入される挿入部材と、この挿入部材にそ
の先端部付近に配置された第1電極と、上記挿入部材の
先端から先方へ突き出して設けられ、生体組織部位に穿
刺可能な穿刺針部材と、この穿刺針部材に上記第1電極
から離間して配置された第2電極とを有し、上記両電極
によりバイポーラ型電極を構成したことを特徴とする高
周波処置具。 2.第1電極よりも先方へ突き出して第2電極を配置し
たことを特徴とする第1項に記載の高周波処置具。 3.体腔内に挿入される挿入部材と、この挿入部材にそ
の先端部付近に配置された第1電極と、上記挿入部材の
先端から先方へ突き出して設けられ、生体組織部位に穿
刺可能な穿刺針部材と、この穿刺針部材に上記第1電極
から先方へ離間して配置された第2電極とを有し、第2
電極の表面積より上記第1電極の表面積を大きくして上
記両電極によりバイポーラ型電極を構成したことを特徴
とする高周波処置具。
【0036】4.穿刺針部材は中空の注射針を兼ね、第
1電極に対して同軸状に配置されたことを特徴とする第
3項に記載の高周波処置具。 5.第1電極と第2電極が相対的に移動可能であること
を特徴とする第1〜4項に記載の高周波処置具。 6.穿刺針部材に略平行に配置された部材を設け、この
部材に第1電極を設けたことを特徴とする第1項に記載
の高周波処置具。
【0037】7.体腔内に挿入される挿入部材に少なく
とも2つ以上の内腔を設け、その1つの内腔に第1部材
を進退自在に挿通し、他の1つの内腔に第2部材を進退
自在に挿通し、上記第1部材は先端部付近に第1電極を
配置してなり、上記第2部材はその先端部分が生体組織
に穿刺可能な針状であると共にその先端部付近には第2
電極を配置してなり、各電極の部分を上記挿入部材の先
端から先方へ突き出して離間して配置し、両電極により
バイポーラ型電極を構成することを特徴とする高周波処
置具。 8.第1部材はその先端部を湾曲するための牽引ワイヤ
を具備したものであることを特徴とする第7項に記載の
高周波処置具。 9.2つ以上の管腔を有する可撓性チューブの2つの管
腔にそれぞれ可撓性のシースが進退自在に配置され、可
撓性シースの先端には導電性ワイヤからなる電極がシー
スの内腔から外部へ部分的に突出して配置され、上記可
撓性シースはお互いに独立して配置され、個々に操作可
能であることを特徴とするバイポーラ型の高周波処置
具。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明によれ
ば、必要とする範囲に限定して高周波電流を流すと共に
効率的に治療をすることができる。第2の発明によれ
ば、それに加えて、病変部に高周波電流を有効かつ効率
的に流すことができる。第3の発明によれば、病変部に
高周波治療に合わせて粘膜を浮き上げたり、局所麻酔を
したり、焼灼作用を高める薬液を注入したりする治療を
合わせて行うことが可能であり、能率的かつ効果的な治
療を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る高周波処置具の側面図。
【図2】同じくその高周波処置具の先端部の縦断面図。
【図3】第2実施形態に係る高周波処置具の側面図。
【図4】同じくその高周波処置具の先端部の斜視図。
【図5】第3実施形態に係る高周波処置具の側面図。
【図6】同じくその高周波処置具の先端部の斜視図。
【図7】第4実施形態に係る高周波処置具の斜視図。
【図8】同じくその高周波処置具の先端部の斜視図。
【符号の説明】
1…高周波処置具、2…操作部、3…シース部、4…針
状本体部、21…ハウジング、22…第1コネクタ、3
1…チューブ、32…第1電極、41…針部、42…口
金、45…第2電極、47…尖端。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】体腔内に挿入される挿入部材と、この挿入
    部材にその先端部付近に配置された第1電極と、上記挿
    入部材の先端から先方へ突き出して設けられ、生体組織
    部位に穿刺可能な穿刺針部材と、この穿刺針部材に上記
    第1電極から離間して配置された第2電極とを有し、上
    記両電極によりバイポーラ型電極を構成したことを特徴
    とする高周波処置具。
  2. 【請求項2】体腔内に挿入される挿入部材と、この挿入
    部材にその先端部付近に配置された第1電極と、上記挿
    入部材の先端から先方へ突き出して設けられ、生体組織
    部位に穿刺可能な穿刺針部材と、この穿刺針部材に上記
    第1電極から先方へ離間して配置された第2電極とを有
    し、第2電極の表面積より上記第1電極の表面積を大き
    くして上記両電極によりバイポーラ型電極を構成したこ
    とを特徴とする高周波処置具。
  3. 【請求項3】穿刺針部材は中空の注射針を兼ね、第1電
    極に対して同軸状に配置されたことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の高周波処置具。
JP10319188A 1998-11-10 1998-11-10 高周波処置具 Pending JP2000139944A (ja)

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