JPH1146767A - ヒトホスファチジルイノシトール合成酵素遺伝子およびその利用 - Google Patents

ヒトホスファチジルイノシトール合成酵素遺伝子およびその利用

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JPH1146767A
JPH1146767A JP9207562A JP20756297A JPH1146767A JP H1146767 A JPH1146767 A JP H1146767A JP 9207562 A JP9207562 A JP 9207562A JP 20756297 A JP20756297 A JP 20756297A JP H1146767 A JPH1146767 A JP H1146767A
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leu
gene
ala
ser
seq
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JP9207562A
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Nobuko Tachikawa
伸子 立川
Masako Nishizawa
雅子 西澤
Hiroko Murakami
裕子 村上
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヒトホスファチジルイノシトール合成酵素遺伝
子等を提供する。 【解決手段】配列番号1に示されるアミノ酸配列、また
は、配列番号1に示されるアミノ酸配列において1もし
くは数個のアミノ酸が欠失、置換、修飾、もしくは付加
されたアミノ酸配列をコードする塩基配列を有すること
を特徴とするヒトホスファチジルイノシトール合成酵素
遺伝子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒトホスファチジ
ルイノシトール合成酵素遺伝子およびその利用に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】ホス
ファチジルイノシトールは、真核細胞の細胞膜の主要な
構成成分であり、様々なホルモン、神経伝達物質、細胞
増殖因子などの生理活性物質からのシグナル伝達に関わ
り細胞内のセカンドメッセンジャーとして働くポリホス
ホイノシチドやジアシルグリセロールなどの前駆体とし
て重要である(Cell, 80, 269-278,1995)。このような
ホスファチジルイノシトールの細胞内合成の最終段階の
反応を行う重要な酵素がホスファチジルイノシトール合
成酵素(EC 2.7.8.11)(以下、PISと記す。)であ
る(蛋白質核酸酵素、Vol.39, No.4, 667-677, 199
4)。PISの精製標品が大量に得られれば、その活性
を制御する化合物のスクリーニング系の構築やPISを
認識する抗体の作製等が可能となり、新たな医薬品開発
の途が開かれる。しかしながら、哺乳動物由来のPIS
の単離はその成功例が少なく、ヒト由来のPISについ
ては胎盤組織からほぼ単一に精製された例が報告されて
いる(Biochem,J., 297, 517-522, 1994、Biochem,J.,
304, 301-305, 1995)ものの、その収量は極めて少な
い。出発材料であるヒト組織の入手は量に限りがあるた
め、上記報告された方法でPISを大量に取得するのは
困難であり、PISのアミノ酸配列の解析や該酵素の利
用において支障を来たしている。このため、遺伝子組換
え技術を用いたPISの大量取得方法の利用が望まれて
いるが、ヒトPIS遺伝子は未だ単離されていない。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
を行った結果、PIS遺伝子の単離に成功しその塩基配
列の決定を行い、本発明に至った。すなわち本発明は、
(1)配列番号1に示されるアミノ酸配列、または、配
列番号1に示されるアミノ酸配列において1もしくは数
個のアミノ酸が欠失、置換、修飾、もしくは付加された
アミノ酸配列をコードする塩基配列を有することを特徴
とするPIS遺伝子(以下、本発明遺伝子と記す。)、
(2)配列番号2に示される塩基配列を有することを特
徴とする前項1記載のPIS遺伝子、(3)前項1また
は前項2記載のPIS遺伝子を含有することを特徴とす
るプラスミド(以下、本発明プラスミドと記す。)、
(4)前項3記載のプラスミドで宿主細胞を形質転換さ
せてなることを特徴とする形質転換体(以下、本発明形
質転換体と記す。)、(5)前項4記載の形質転換体を
培養することにより該形質転換体にPISを産生させ、
該酵素を回収することを特徴とするPISの製造方法を
提供するものである。
【0004】
【発明の実施の形態】以下、さらに詳細に本発明を説明
する。
【0005】本発明遺伝子は、配列番号1に示されるア
ミノ酸配列、または、配列番号1に示されるアミノ酸配
列において1もしくは数個のアミノ酸が欠失、置換、修
飾、もしくは付加されたアミノ酸配列をコードする塩基
配列を有するPIS遺伝子である。より具体的な本発明
遺伝子の例としては、例えば配列番号2に示される塩基
配列を有する遺伝子をあげることができる。
【0006】本発明遺伝子は、例えば、J.Sambrook,E.
F.Frisch,T.Maniatis著;モレキュラー クローニング第
2版(Molecular Cloning 2nd edition)、コールドス
プリング ハーバー ラボラトリー(Cold Spring Harbor
Laboratory)発行、1989年等に記載の遺伝子工学
的方法に準じて得られる。具体的には、まず、ヒト組織
由来のRNAを調製する。ヒト組織を塩酸グアニジンや
グアニジンチオシアネート等の強力な蛋白質変性剤を含
む溶液中で粉砕し、さらに該粉砕物にフェノール、クロ
ロホルム等を加えることにより蛋白質を変性させる。変
性蛋白質を遠心分離等により除去した後、回収された上
清画分から塩酸グアニジン/フェノール法、SDS−フ
ェノール法、グアニジンチオシアネート/CsCl法等
の方法により全RNAを抽出する。なお、これらの方法
に基づいた市販のキットとしては、例えばISOGEN(ニッ
ポンジーン製)がある。得られた全RNAを鋳型として
オリゴdTプライマーをRNAのポリA配列にアニール
させ、逆転写酵素により一本鎖cDNAを合成し、該一
本鎖cDNAを鋳型とし、かつ大腸菌RNaseHを用
いてRNA鎖にニックとギャップを入れることにより得
られるRNA断片をプライマーとして大腸菌のDNAポ
リメラーゼIを用いて二本鎖のcDNAを合成する。更
に該cDNAの両末端をT4 DNAポリメラーゼによ
り平滑化する。得られたcDNAはフェノール、クロロ
ホルム抽出、エタノール沈殿等の通常の方法(Gubler,
U., B.J.Hoffman, Gene, 25,263 (1983)、Okayama,H.,
P.Berg, Mol.Cell.Biol, 2, 161 (1982) 等に記載され
ている)により精製、回収する。なお、これらの方法に
基づいた市販のキットとしては、例えばcDNA合成シ
ステムプラス(アマシャム社製)がある。つぎに、得ら
れたcDNAを例えば、プラスミドpUC118やファージλ
gt11などのベクターにリガーゼを用いて挿入することに
よりcDNAライブラリーを作製する。尚、cDNAラ
イブラリーとしては、ヒト組織由来の市販のcDNAラ
イブラリー(Clontech社製)を用いることも可
能である。このようなcDNAライブラリーから、例え
ば、配列番号2で示される塩基配列の一部を有するDN
A断片をプローブとして用いるハイブリダイゼーション
法や、上記DNA断片をプライマーとして用いるPCR
法により本発明遺伝子を調製することができる。得られ
た本発明遺伝子の塩基配列は、Maxam Gilbert法 (例え
ば、Maxam,A.M& W.Gilbert, Proc.Natl.Acad.Sci.USA,
74, 560, 1977 等に記載される)やSanger法(例えばSan
ger,F. & A.R.Coulson, J.Mol.Biol., 94, 441, 1975、
Sanger,F, & Nicklen and A.R.Coulson., Proc.Natl.Ac
ad.Sci.USA, 74, 5463, 1977等に記載される)により確
認することができる。また本発明遺伝子は、配列番号2
で示される塩基配列に基づいて、例えばホスファイト・
トリエステル法(Hunkapiller,M.et al., Nature, 310,
105, 1984)等の通常の方法に準じて、核酸の化学合成
を行うことにより調製することもできる。
【0007】このようにして調製された本発明遺伝子
を、例えば、形質転換させる宿主細胞において通常用い
られるベクター、例えば、宿主細胞中で複製可能な遺伝
情報を含み、自立的に増殖できるものであって、宿主細
胞からの単離、精製が容易であり、検出可能なマーカー
をもつベクターに通常の遺伝子工学的手法を用いて組み
込むことにより本発明プラスミドを構築できる。具体的
には、例えば、微生物である大腸菌を宿主細胞とする場
合、用いるベクターとしては、pUC119(宝酒造(株)
製)、pBluescriptII(ストラタジーン社製)等をあげ
ることができる。本発明プラスミドとして、具体的に
は、例えば、配列番号2に示される塩基配列を有する遺
伝子がベクターpUC118(宝酒造(株)製)に組み込まれ
てなるプラスミドp010があげられる。さらに、本発
明遺伝子上流にリボゾーム結合領域を連結することによ
り高発現プラスミドの構築が可能である。リボゾーム結
合領域としてはGuarente.Lら(Cell 20 p543(1980))
の報告や谷口ら(Genetics of Industrial Microorgani
sms p202 (1982) 講談社)の報告に記載される塩基配列
を用いることができる。
【0008】構築された本発明プラスミドにより宿主細
胞を形質転換する方法は、形質転換される宿主細胞に応
じて通常用いられる方法であればよく、例えば、微生物
である大腸菌を宿主細胞とする場合、「モレキュラー・
クローニング」(J.Sambrookら、コールド・スプリング
・ハーバー、1989年)等に記載される通常の方法を
用いることができる。尚、形質転換体を選抜するには、
例えば、前記ベクターが有するマーカーの性質に基づく
方法を用いればよい。
【0009】このようにして本発明形質転換体を得て、
該形質転換体を培養することによりヒトPISを産生さ
せることができる。例えば、該形質転換体が微生物であ
る場合、該形質転換体は、一般微生物における通常の培
養に使用される炭素源や窒素源、有機ないし無機塩等を
適宜含む各種の培地を用いて培養される。炭素源として
は、ク゛ルコース、グリセロール、デキストリン、シュークロ
ース、有機酸、動植物油、糖蜜等があげられる。窒素源
としては、肉エキス、ペプトン、酵母エキス、麦芽エキ
ス、大豆粉、コーン・スティープ・リカー(Corn Stee
p Liquor)、綿実粉、乾燥酵母、カザミノ酸、硝酸ナ
トリウム、尿素などの有機または無機窒素源等があげら
れる。有機ないし無機塩としては、カリウム、ナトリウ
ム、マグネシウム、鉄、マンガン、コバルト、亜鉛等の
塩化物、硫酸物、酢酸塩、炭素塩類およびリン酸塩類、
具体的には、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸マグ
ネシウム、硫酸第一鉄、硫酸マンガン、塩化コバルト、
硫酸亜鉛、硫酸銅、酢酸ナトリウム、炭酸カルシウム、
炭酸ナトリウム、リン酸水素一カリウム、リン酸水素二
カリウム等をあげることができる。培養は、一般微生物
における通常の方法に準じて行い、固体培養、液体培養
(試験管振とう式培養、往復式振とう培養、ジャーファ
ーメンター(Jar Fermenter)培養、培養タンク等)等
が可能である。特に、ジャーファンメンターを用いる場
合、無菌空気を導入する必要があり、通常、培養液量の
約0.1〜約2倍/分の通気条件を用いる。培養温度
は、微生物が生育する範囲で適宜変更できるが、例え
ば、約15℃〜約40℃の培養温度、約6.0〜約8.
0の培地pHで培養することが好ましい。培養時間は、種
々の培養条件によって異なるが、通常約1〜約5日間で
ある。本発明形質転換体により産生されたヒトPISの
回収は、適宜、通常の単離、精製の方法を組み合わせて
行えば良く、例えば、培養終了後、形質転換体の細胞を
遠心分離等で集め、破砕または溶菌せしめ、イオン交
換,疎水,ゲルろ過、アフィニティ等の各種クロマトグ
ラフィーを組み合わせて単離、精製することにより目的
の酵素を回収できる。回収された酵素のホスファチジル
イノシトール合成活性は、Biochem.Biophys.Acta, 348,
306-314 (1974)等に記載の方法により測定することが
できる。また、ヒトPISを産生する本発明形質転換体
は、当該酵素の活性を制御する化合物のスクリーニング
に利用することもできる。
【0010】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれら実施例によって何ら限定される
ものではない。
【0011】実施例1(プローブの調製) 29merのオリゴヌクレオチド5'-AGGCCTGCTCTGTTCACCTTGT
GTGCTGG-3'(配列番号3)をDNA合成機(アプライド
バイオシステムズ モデル394)を用いて合成した。
このプローブDNA50pmolに3μlの0.5Mト
リス塩酸(pH7.6)、0.1MMgCl2、0.05M
DTT、0.001MEDTA、10unitsT4ポ
リヌクレオチドカイネース(宝酒造社製)、10μl
[γ32P]ATP(アマーシャム社製)を混合し、37
℃ 60分反応させた後、セファデックスG−50(フ
ァルマシア社製)によるゲルろ過を行うことによりアイ
ソトープ標識したDNAプローブを調製した。
【0012】実施例2(ヒト組織cDNAライブラリー
のスクリーニング) (1)スクリーニング用フィルターの作製 10mM MgSO4を添加したLB(トリプトン1%(W/V)、酵母
エキス0.5%(W/V)、NaCl 0.5%(W/V))の寒天培地
に50000pfuのヒトfatcDNAライブラリー(CLON
TECH社製)ファージを蒔き、37℃で8時間培養し
た。このプレートを4℃に冷やした後、表面にニトロセ
ルロースフィルター(商品名Colony/PlaqueScree
n、 デュポン社製)を1分間密着させることによりフ
ァージをフィルターに吸着させた。次にこのフィルター
をアルカリ処理(0.5N NaOH、2分x2回)することによ
りファージを溶解させ、該フィルターにDNAを結合させ
た後、中和処理(1M Tris-HCl pH8.0、2分x2回)を
行った。風乾後、2分間UV照射することによりDNAをフィ
ルターに固定した。このようにして作製されたフィルタ
ーを用いて、以下のハイブリダイゼーション反応を行っ
た。 (2)プラークハイブリダイゼーション 前工程(1)により作製されたフィルターをハイブリバ
ックに入れ、ハイブリダイゼーション液(商品名DIG-EA
SYHYB ベーリンガー社製)を入れて、40℃で1時間保温
し、プレハイブリダイゼーションを行った。一方、32P
で5'-末端をラベルしたプローブ(300万cpm)を添加した1
0mlのハイブリダイゼーション液およびフィルターをハ
イブリバックに封入し、40℃で1晩保温した。ハイブリ
ダイゼーション反応後、該フィルターを2xSSC/
0.1%SDS中25℃で10分洗浄した。この洗浄を2
回繰り返し、さらに0.1xSSC/0.1%SDS中
で50℃で20分洗浄した。洗浄されたフィルターをイ
メージングプレートで15時間露光した後、BAS20
00(富士フイルム社製)を用いて解析した。シグナル
が検出された位置に相当するプレートを5mm角にくり抜
き、50μlのSMバッファーに浸して、ファージを溶出さ
せた。このファージ懸濁液から1プレート当たり数百pfu
のファージを蒔き、37℃で8時間培養した。1シグナルに
つき2プレートから上記と同様にフィルターを作製し、
同様にハイブリダイゼーションを行った。イメージアナ
ライザーで検出されたポジティブシグナルの領域からフ
ァージを回収し、3度目のスクリーニングを上記の方法
と同様に行い、ヒトPIS遺伝子の挿入断片を含むと予
想されるファージクローン#37株を単離した。このプ
ラーククローンよりJ.Sambrook,E.F.Frisch,T.Maniatis
著;モレキュラー クローニング第2版(Molecular Cl
oning 2nd edition)、コールドスプリング ハーバー
ラボラトリー(Cold Spring Harbor Laboratory)発
行、1989年に記載の方法に準じてファージDNAを調
製し、約1.7Kbpの挿入DNA断片を回収してこれをp
UC118のEcoRI−HindIII部位にライゲーションし、プラ
スミドp010を得た(図1)。
【0013】実施例3(本発明DNAの塩基配列の決
定) 実施例2で得られたプラスミドp010のインサート部
分の塩基配列を、TaqDye Primer Cycle Sequencing Kit
及びTaq Dye Deoxy Terminator Cycle Sequencing Kit
(Applied Biosystems 製) を用いてApplied Biosystem
s製の373ADNASequencerにより決定した。インサ
ート部分のサイズは1701塩基であった(配列番号
2)。該塩基配列からオープンリーディングフレームを
検索した結果、塩基番号第237番目のATGから第8
75番目のAAGまでが唯一のコーディング領域である
ことが判明した。このコーディング領域は639bpか
らなり213個のアミノ酸残基からなる分子量2353
8の蛋白をコードすることが判明した。該コーディング
領域にコードされるアミノ酸配列を配列番号1に示す。
【0014】実施例4(本発明蛋白質の相同性) 実施例3で決定された配列番号2に示される塩基配列お
よびこれにコードされるアミノ酸配列(配列番号1)
を、データベースEMBLおよびNBRFに対して検索した。そ
の結果、配列番号2に示される塩基配列と高い相同性を
示す遺伝子は、ラットPIS遺伝子で、その相同性は8
8%であった。また、配列番号1に示されるアミノ酸配
列と高い相同性を示す蛋白質は、前記ラットPIS遺伝
子にコードされる蛋白質であり、その相同性は95%で
あった。
【0015】
【発明の効果】本発明により、ヒトホスファチジルイノ
シトール合成酵素遺伝子を提供可能にした。さらに本発
明遺伝子を利用することにより、ヒトホスファチジルイ
ノシトール合成酵素の大量取得が可能となった。
【0016】
【配列表】 配列番号:1 配列の長さ:213 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列 Met Pro Asp Glu Asn Ile Phe Leu Phe Val Pro Asn Leu Ile Gly Tyr 5 10 15 Ala Arg Ile Val Phe Ala Ile Ile Ser Phe Tyr Phe Met Pro Cys Cys 20 25 30 Pro Leu Thr Ala Ser Ser Phe Tyr Leu Leu Ser Gly Leu Leu Asp Ala 35 40 45 Phe Asp Gly His Ala Ala Arg Ala Leu Asn Gln Gly Thr Arg Phe Gly 50 55 60 Ala Met Leu Asp Met Leu Thr Asp Arg Cys Ser Thr Met Cys Leu Leu 65 70 75 80 Val Asn Leu Ala Leu Leu Tyr Pro Gly Ala Thr Leu Phe Phe Gln Ile 85 90 95 Ser Met Ser Leu Asp Val Ala Ser His Trp Leu His Leu His Ser Ser 100 105 110 Val Val Arg Gly Ser Glu Ser His Lys Met Ile Asp Leu Ser Gly Asn 115 120 125 Pro Val Leu Arg Ile Tyr Tyr Thr Ser Arg Pro Ala Leu Phe Thr Leu 130 135 140 Cys Ala Gly Asn Glu Leu Phe Tyr Cys Leu Leu Tyr Leu Phe His Phe 145 150 155 160 Ser Glu Gly Pro Leu Val Gly Ser Val Gly Leu Phe Arg Met Gly Leu 165 170 175 Trp Val Thr Ala Pro Ile Ala Leu Leu Lys Ser Leu Ile Ser Val Ile 180 185 190 His Leu Ile Thr Ala Ala Arg Asn Met Ala Ala Leu Asp Ala Ala Asp 195 200 205 Arg Ala Lys Lys Lys 210 213
【0017】配列番号:2 配列の長さ:1701 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列の特徴 特徴を表す記号:CDS 存在位置:237..875 特徴を決定した方法:P 配列 CGGGTTGCGG GTAGGAAGGG CGGACTGCGC GCGCCCCCTG CGTCCCGCGC ACCTCGGGGC 60 CGGTCCATGC TCCCGACGGC TGCGGGCTTC AGCATCTGGG GCCAGGTTGG GGCGGCGGGG 120 TCCAGGGCGC AGGTGGTGCG GCCGATGCGC CGGGCCGGAG GCTGAGGCCG CGCTGCGGGG 180 CTGGGACAGC ACTGGCATCT CCAGAGCAGG CCCGGGGCAG CAAGGGAGGC GCCGC GATG 239 Met 1 CCA GAC GAA AAT ATC TTC CTG TTC GTG CCC AAC CTC ATC GGT TAT GCC 287 Pro Asp Glu Asn Ile Phe Leu Phe Val Pro Asn Leu Ile Gly Tyr Ala 5 10 15 CGG ATT GTC TTC GCC ATC ATT TCT TTC TAC TTC ATG CCC TGC TGC CCC 335 Arg Ile Val Phe Ala Ile Ile Ser Phe Tyr Phe Met Pro Cys Cys Pro 20 25 30 CTC ACG GCC TCC TCC TTC TAC CTG CTC AGC GGC CTG CTG GAC GCT TTC 383 Leu Thr Ala Ser Ser Phe Tyr Leu Leu Ser Gly Leu Leu Asp Ala Phe 35 40 45 GAT GGA CAC GCT GCT CGC GCT CTT AAT CAA GGA ACC CGG TTT GGG GCC 431 Asp Gly His Ala Ala Arg Ala Leu Asn Gln Gly Thr Arg Phe Gly Ala 50 55 60 65 ATG CTG GAC ATG CTG ACG GAC CGC TGC TCC ACC ATG TGC CTG TTG GTC 479 Met Leu Asp Met Leu Thr Asp Arg Cys Ser Thr Met Cys Leu Leu Val 70 75 80 AAC CTG GCC CTG CTG TAC CCT GGA GCC ACG CTG TTC TTC CAA ATC AGC 527 Asn Leu Ala Leu Leu Tyr Pro Gly Ala Thr Leu Phe Phe Gln Ile Ser 85 90 95 ATG AGT TTG GAT GTG GCC AGT CAC TGG CTG CAC CTC CAC AGT TCT GTG 575 Met Ser Leu Asp Val Ala Ser His Trp Leu His Leu His Ser Ser Val 100 105 110 GTC CGA GGC AGT GAG AGT CAC AAG ATG ATC GAC TTG TCC GGG AAT CCG 623 Val Arg Gly Ser Glu Ser His Lys Met Ile Asp Leu Ser Gly Asn Pro 115 120 125 GTG CTT CGG ATC TAC TAC ACC TCG AGG CCT GCT CTG TTC ACC TTG TGT 641 Val Leu Arg Ile Tyr Tyr Thr Ser Arg Pro Ala Leu Phe Thr Leu Cys 130 135 140 145 GCT GGG AAT GAG CTC TTC TAC TGC CTC CTC TAC CTG TTC CAT TTC TCT 719 Ala Gly Asn Glu Leu Phe Tyr Cys Leu Leu Tyr Leu Phe His Phe Ser 150 155 160 GAG GGA CCT TTA GTT GGC TCT GTG GGA CTG TTC CGG ATG GGC CTC TGG 767 Glu Gly Pro Leu Val Gly Ser Val Gly Leu Phe Arg Met Gly Leu Trp 165 170 175 GTC ACT GCC CCC ATC GCC TTG CTG AAG TCG CTC ATC AGC GTC ATC CAC 815 Val Thr Ala Pro Ile Ala Leu Leu Lys Ser Leu Ile Ser Val Ile His 180 185 190 CTG ATC ACG GCC GCC CGC AAC ATG GCT GCC CTG GAC GCA GCA GAC CGC 863 Leu Ile Thr Ala Ala Arg Asn Met Ala Ala Leu Asp Ala Ala Asp Arg 195 200 205 GCC AAG AAG AAG TGACGCTG GAGCCCCGGG TCCTGGCTGC CCACCTGCCC TGGGAGTCTT 923 Ala Lys Lys Lys 210 213 GCTGTGCCAC ACAGCTCCCC ACCCCCTGCT AGGAGGTCCC AGTCTCACGC CTTCCTCATG 983 TGTTGTTCTA CCTGCTGGGA TGGGGGTCAG CCTCTCTTTG GTGACGTCAC GTTCTCTGGA 1043 TCCTGAGGAC CCGGGCCTCA AATCAGGGAG GATACGCGGG AGGCCCCCTC CATCCAGGCG 1103 GTGCTCCTGG GGTGCCGGGA CCGGGCAGTG TCACACCCTG CCTGCTCAGT CCTGGGGTCC 1163 GAGATGCTAG GGACGCTTGA GTGAGGGAGG TGGTGTGAGG GCCAGGTTTC CTGAAAGGCG 1223 GGAGTCAGAC CTCCGCCCCC AGCCAGAGCA AGCTTGGGGC ACCATGCCCA GGAGGGAAGA 1283 AGCCATCCAC AGCCTTCCCT GTCACCGGCT CCTCTGTCCT GCCTACCCTG GTCCTGGCGG 1343 GACTTCACTA TTTGACTTGG TTTCCTTTCA GATATTCTTG GCTCAGGGCC TGGGTTGAGG 1403 GAGCTTAGGG AAGGACGTCC GTCTGGGTGC TTTTCCTCCA GTTTGCTGGC TGGCTTCTCC 1463 GTCTACCCAC AGTGACCTCA CAGAGAGGCC CTCCTGCCAC CCATGCTCAT GTGGTGTCCC 1523 CACCGCCCAC TTGTTTGATG TCACTGACTGT CTACATGTA TTTATATTCT TGATATTTTC 1583 TACCCTCACT AGAATGTAAA CTCCATGAAG GCACAGACTT TTCTTGTTCT CTTCTCTATC 1643 CCTAGAGTAA GACCAACTTG AACCTGGCAT ATAGTAGCTG CTTAATAAAT ACTCGCCG 1701
【0018】配列番号:3 配列の長さ:29 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:その他 合成DNA 配列 AGGCCTGCTC TGTTCACCTT GTGTGCTGG 29
【図面の簡単な説明】
【図1】配列番号2に示される塩基配列を有する本発明
遺伝子を含有するプラスミドであるp010を示す図で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C12N 1/21 C12R 1:19) (C12N 9/12 C12R 1:19)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配列番号1に示されるアミノ酸配列、また
    は、配列番号1に示されるアミノ酸配列において1もし
    くは数個のアミノ酸が欠失、置換、修飾、もしくは付加
    されたアミノ酸配列をコードする塩基配列を有すること
    を特徴とするヒトホスファチジルイノシトール合成酵素
    遺伝子。
  2. 【請求項2】配列番号2に示される塩基配列を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のヒトホスファチジルイノ
    シトール合成酵素遺伝子。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載のヒトホスフ
    ァチジルイノシトール合成酵素遺伝子を含有することを
    特徴とするフ゜ラスミト゛。
  4. 【請求項4】請求項3記載のプラスミドで宿主細胞を形
    質転換させてなることを特徴とする形質転換体。
  5. 【請求項5】請求項4記載の形質転換体を培養すること
    により該形質転換体にヒトフォスファチジルイノシトー
    ル合成酵素を産生させ、該酵素を回収することを特徴と
    するヒトホスファチジルイノシトール合成酵素の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001074876A1 (fr) * 2000-03-22 2001-10-11 Biowindow Gene Development Inc. Nouveau polypeptide, phosphatidylinositol-3 kinase humaine 14, et polynucleotide codant pour ce polypeptide

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WO2001074876A1 (fr) * 2000-03-22 2001-10-11 Biowindow Gene Development Inc. Nouveau polypeptide, phosphatidylinositol-3 kinase humaine 14, et polynucleotide codant pour ce polypeptide

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