JPH1146653A - 竿受装置 - Google Patents

竿受装置

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JPH1146653A
JPH1146653A JP21359897A JP21359897A JPH1146653A JP H1146653 A JPH1146653 A JP H1146653A JP 21359897 A JP21359897 A JP 21359897A JP 21359897 A JP21359897 A JP 21359897A JP H1146653 A JPH1146653 A JP H1146653A
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tightening bolt
locking
bolt rod
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Masao Yamai
正夫 山井
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SUNOO P-KU KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ワンタッチで締付ボルト杆を押し上げた上で
締付回動し少ない締付回動操作量で取付固定できると共
に、取付強度が飛躍的に向上し、製作も飛躍的に容易と
なり、公知例よりもコストダウンが図れ、量産性に秀れ
るなど極めて実用性に秀れた画期的な竿受装置を提供す
る。 【解決手段】 垂下部3の上下方向に係止歯部6を設
け、この係止歯部6に係止することで下方へは移動不能
となる係止爪部を備えた移動体8をこの垂下部3に設
け、係止歯部6と係止爪部との係止状態を係脱させる操
作部9を設けてこの操作部9により係止歯部6と係止爪
部との係止状態を解除した状態においては移動体8が垂
下部3に沿って移動自在となるように構成し、この移動
体8に締付ボルト杆4を上下方向に螺動自在に螺着配設
した竿受装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば舟べりに取
り付けて釣竿を支承する竿受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に竿受装置は次のような構成であ
る。
【0003】舟縁などの取付部の上面に載置当接する竿
受本体部の前方位置に(舟に対して海側に)、上端部に
竿を支承するU字支承部を有する前側竿受支承部を設
け、この竿受本体部の後方位置に(舟内側に)、竿尻に
取り付けた竿固定部を起伏回動自在に嵌合する後側竿受
支承部を設け、一方この竿受本体部にL字腕杆状の垂下
部を並設状態に垂設し、この垂下部の水平突設部に夫々
上下方向に螺動自在に締付ボルト杆を螺着配設した構成
である。
【0004】従って、例えば舟釣り使用に際して竿受本
体部を舟縁上面に載置当接し、舟縁の裏側に配されるこ
ととなる締付ボルト杆を締付回動して螺動上昇させ、こ
の締付ボルト杆の上端の押さえ付け部を舟縁の裏面に圧
接して本装置を舟縁に取り付け固定する。
【0005】釣竿の竿尻に取り付けた竿固定部を前記後
側竿支承部に差し込み嵌合して起伏回動自在に設け、こ
の竿のやや前方を前記前側竿支承部に嵌合支承させて舟
釣りを行うものである。
【0006】しかしながら、舟縁などの取付部の厚みは
様々なものがあり、厚い取付部があることを想定して垂
下部を長く設計すると、さほど厚くない取付部に取り付
け固定する場合には、締付ボルト杆をかなり回動操作し
て螺動上昇させなければならず、締付固定操作がやっか
いとなる。
【0007】最近では舟の大きさや種類によって舟縁の
取付部の厚みがかなり厚いものから薄いものまで様々あ
るために、前記締付回動操作量が多く必要となり締付操
作が非常にやっかいであった。
【0008】そこで、このような問題を解決するため、
単に締付ボルト杆を上方へ押しやると締付ボルト杆が取
付部の裏面に当接する位置まで一挙に上昇し、その上で
この締付ボルト杆を締付回動操作することでしっかりと
取付部に挾持固定できるようにしたものが市販されてい
る。
【0009】即ち、具体的に説明すると、図4に示すよ
うに、L字腕杆状の垂下部30の水平突出部31の挿通孔部
32に移動管33を上下移動自在に配設し、この移動管33の
外周面上下方向に多数の係止歯部34を左右に夫々形成
し、前記水平突出部31の挿通孔部32にこの係止歯部34に
係止する係止爪部35を夫々設け、この係止爪部35に夫々
操作部36を設け、この操作部36の押動操作により係止歯
部34と係止爪部35との係止状態が解除されるように構成
している。
【0010】そして、係止歯部34と係止爪部35とが係止
した係止状態においては、移動管33は上方へは移動可能
となるが下方へは移動不能に係止固定され、操作部36の
押動操作によりこの係止状態が解除された状態では下方
へも移動管33は移動できるように構成している。
【0011】また、この移動管33内に上方へ突出状態に
して締付ボルト杆37を上下方向に螺動自在に螺着配設し
た構成としている。
【0012】従って、このように構成することで、たと
えさほど厚くない取付部5に取り付け固定する場合に
も、締付ボルト杆37をその分だけ多量に締付回動するの
ではなく、締付ボルト杆37や移動管33を単に上方へ押し
やるだけで係止爪部35が係止歯部34を次々と乗り越え一
挙に締付ボルト杆37の上端部の押さえ付け部37Aが取付
部5の裏面に当接するまで移動し、その上で少し締付ボ
ルト杆37を締め付け回動するだけで取付部5の裏面に締
付ボルト杆37の押さえ付け部37Aが圧接し、本装置を締
付固定できることになる。
【0013】即ち、手で一挙に移動管33を締付ボルト杆
37を伴って押しやることができるため、わずかな締付回
動量で締付固定でき、再び厚い取付部5に取り付ける場
合には、操作部36を押動操作して移動管33を締付ボルト
杆37と共に一挙に下方へ移動できることになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例は、前述の
ように厚みの違う取付部にも対応でき、その上さほど厚
くない取付部5の取り付けに際しても締付回動操作量は
少なくて済むという利点を有するが、次のような問題点
がある。
【0015】 さほど厚くない取付部5に取り付ける
場合、前記公知例では取付部5よりかなり下方に位置す
るL字腕杆状の垂下部3の水平突出部31より移動管33を
上方に長く突出し、その移動管33より締付ボルト杆37を
突出させて取付部5の裏面に圧接する構成であるため、
移動管33や締付ボルト杆37が固定部分となる水平突出部
31からかなり長く上方へ突出した構成であるから、支承
強度が十分でない欠点を有する。即ち、固定部分から長
く突出した締付ボルト杆37(移動管33)により締付固定
するため取付強度が劣るという問題がある。
【0016】 一方逆にこの問題を解決すべく垂下部
30の垂下長を短くし、固定部分となる水平突出部31の位
置を高く設計してしまうと、厚い取付部には対応できな
くなってしまう。
【0017】 また、この公知例は、係止歯部34を形
成した移動管33を備え、この移動管33内に締付ボルト杆
37を螺着する構造であるため、部品点数が増える上にこ
の移動管33の製作も非常に難しく、量産性に適しない
し、また非常にコスト高となっていまう。
【0018】本発明は、前記公知例の利点を有しつつも
前記公知例の問題点を解決し、前述のようにワンタッチ
で締付ボルト杆を押し上げた上で締付回動し少ない締付
回動操作量で取付固定できると共に、取付強度が飛躍的
に向上し、製作も飛躍的に容易となり、公知例よりもコ
ストダウンが図れ、量産性に秀れるなど極めて実用性に
秀れた画期的な竿受装置を提供するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0020】竿支承部1を設けた竿受本体部2に垂下部
3を垂下し、この垂下部3を介して締付ボルト杆4を上
下方向に移動自在にして螺着配設し、舟縁などの取付部
5上に前記竿受本体部2を配し、前記締付ボルト杆4を
締付回動して締付ボルト杆4の上部をこの取付部5裏面
側に圧接して前記竿受本体部2を前記取付部5に締付固
定するように構成した竿受装置において、前記垂下部3
の上下方向に係止歯部6を設け、この係止歯部6に係止
することで少なくとも下方へは移動不能となる係止爪部
7を備えた移動体8をこの垂下部3に設け、前記係止歯
部6と係止爪部7との係止状態を係脱させる操作部9を
設けてこの操作部9により係止歯部6と係止爪部7との
係止状態を解除した状態においては前記移動体8が前記
垂下部3に沿って移動自在となるように構成し、この移
動体8に螺着部10を設け、この螺着部10に前記締付ボル
ト杆4を上下方向に螺動自在に螺着配設したことを特徴
とする竿受装置に係るものである。
【0021】また、前記垂下部3の縁部上下方向に多数
の係止歯部6を設けたことを特徴とする請求項1記載の
竿受装置に係るものである。
【0022】また、前記係止歯部6と前記係止爪部7と
が係止した係止状態においては、前記移動体8は前記垂
下部3に対して上方へは移動可能であるが下方へは移動
不能となるように構成し、前記操作部9の操作によりこ
の係止状態を解除した際には下方向へも移動可能となる
ように構成したことを特徴とする請求項1,2のいずれ
か1項に記載の竿受装置に係るものである。
【0023】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0024】移動体8を上方へ押し上げて移動させた上
で、締付ボルト杆4を締付回動して締付ボルト杆4の上
端部の押し付け部4Aを取付部5の裏面に圧接し、本装
置を取付部5に締付固定する。
【0025】後述する実施例に基づいて更に詳しく説明
すれば、垂下部3に設けた係止歯部6と移動体8に設け
た係止爪部7とが係止状態のままであってもあるいは操
作部9を操作して係止状態を解除すれば、垂下部3に対
して移動体8が上方へ移動することができるため、移動
体8や締付ボルト杆4を上方へ押し上げると、移動体8
は締付ボルト杆4をともなって上昇する。
【0026】従って、締付ボルト杆4の押し付け部4A
が取付部5の裏面に当接するまで押しやれば、仮固定で
き、更にわずかな回動操作量だけ締付ボルト杆4を回動
操作するだけで締付ボルト杆4の押し付け部4Aは取付
部5の裏面に圧接し、本装置を簡単にしてスピーディー
に取り付け固定できる。
【0027】しかも、単に操作部9を操作して係止歯部
6と係止爪部7との係止状態を解除すれば移動体8を下
方へ移動でき、簡単に締付解除できるし、厚い取付部5
にもは対応できることになる。
【0028】また、本発明によれば、締付ボルト杆4の
螺着固定部分となる移動体8自体が上下移動するため、
締付部分となる締付ボルト杆4の押し付け部4Aと移動
体8との距離はさほどない状態で締付固定可能であるか
ら、従来技術として示した公知例に比べて取付強度が飛
躍的に向上する。また、締付ボルト杆4の移動体8から
の突出長はきわめて短くてすむから螺着部分にかたよっ
た負荷(不安定な負荷)がかかりにくいため、構造的な
耐久性の意味からも、更に安定した取付構造となる意味
において取付強度が向上し、締付時の螺動操作もスムー
ズとなり、締付作業も良好となる。
【0029】また、係止歯部6は垂下部3に設ける構成
のため、製作が容易であり、また係止歯部6の形成長も
容易に設計変更可能である。
【0030】例えば垂下部3をロストワックス法で成形
する場合には、この係止歯部6も同様に一体形成可能で
あるため極めて製作が容易となり公知例に比してコスト
ダウンも図れ、量産性が向上することとなる。
【0031】また、取付部の厚みが厚いことを考慮して
移動体8の移動量を増したい場合においても単に垂下部
3を長く設計して成形時に係止歯部6の形成長を長くす
れば良く、設計変更が容易となるなど極めて実用性に秀
れる。
【0032】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0033】竿11を受け止める竿支承部1を設けた竿受
本体部2に着脱自在に並設状態に垂下した垂下部3の内
縁部の上下方向に多数の係止歯部6を設け、この係止歯
部6に係止することで上方へは移動可能であるが下方へ
は移動不能となる係止爪部7を備えた移動体8をこの左
右の垂下部3に夫々設け、前記係止歯部6と係止爪部7
との係止状態を係脱させる操作部9を設けて、この操作
部9により係止歯部6と係止爪部7との係止状態を左右
双方とも解除した状態においては前記各移動体8が前記
左右の垂下部3に沿って移動自在となるように構成し、
この各移動体8に螺着部10を設け、この螺着部10に前記
締付ボルト杆4を夫々上下方向に螺動自在に螺着配設し
ている。
【0034】具体的には、垂下腕杆状の垂下部3をロス
トワックス法などで成形するに際して、この垂下部3の
内縁部の上下方向に多数の係止歯部6を一体成形してい
る。
【0035】この垂下部3に移動体8の基端部に設けた
被嵌孔部8Aを被嵌し、移動体8を垂下部3に沿って上
下移動自在に構成し、この移動体8の先端部に螺着孔部
8Bを設け、この螺着孔部8Bに締付ボルト杆4を上下
方向に螺動自在に螺着している。
【0036】この締付ボルト杆4の上端部には取付部5
の裏面に締付圧接する押し付け部4Aを設け、下端部に
は回動操作用のリング形の操作ハンドル部4Bを設けて
いる。
【0037】本実施例では、この移動体8にバネ付勢力
により前記係止歯部6に係止する係止爪部7を設け、こ
の係止爪部7をバネ付勢力に抗して係止歯部6より離反
させて係止状態を解除する押動式の操作部9を移動体8
に設けている。具体的には、移動体8に先端部突出状態
にして可動部材7Aを可動自在に設け、この可動部材7
Aの下端部を前記係止歯部6に係止する係止爪部7とし
ている。また、この可動部材7Aに近接してバネ取付軸
12を設け、このバネ取付軸12に可動部材7Aに圧接して
係止爪部7を係止歯部6に係止するように付勢するバネ
13を設け、この可動部材7Aの突出先端部を押動式の操
作部9としている。
【0038】従って、本実施例では、常態においては前
記バネ付勢力によって、前記係止歯部6と前記係止爪部
7とが係止し、この係止状態においては、前記移動体8
は前記垂下部3に対して上方へは次々と係止爪部7が係
止歯部6を乗り越えて移動可能であるが、下方へは係止
ロックされて移動不能となるように構成し、前記操作部
9の押動操作により前記係止爪部7(可動部材7A)を
離反させてこの係止状態を解除した際には下方へも移動
可能となるように構成している。
【0039】従って、本実施例では、移動体8やこれと
螺着している締付ボルト杆4を上方へ押しやると、垂下
部3に沿って移動体8は係止爪部7が係止歯部6を次々
と乗り越えて移動し、一挙に締付ボルト杆4の押し付け
部4Aを取付部5の裏面に当接でき、その上で締付ボル
ト杆4を少し締付回動操作するだけで押し付け部4Aを
取付部5の裏面に圧接でき、簡単に取り付け固定できる
ことになる。
【0040】取り外す場合には、締付ボルト杆4を逆に
緩め回動しても良いが、操作部9を押動操作して前記係
止状態を解除した状態とし、移動体8を締付ボルト杆4
をともなって一挙に下げて締付を解除することができ
る。
【0041】このように本実施例においては、締付ボル
ト杆4の押し付け部4Aが取付部5の裏面に当接するま
で押しやれば、仮固定でき、更にわずかな回動操作量だ
け締付ボルト杆4を回動操作するだけで締付ボルト杆4
の押し付け部4Aは取付部5の裏面に圧接し、本装置を
簡単にしてスピーディーに取り付け固定できる。
【0042】しかも、単に操作部9を操作して係止歯部
6と係止爪部7との係止状態を解除すれば移動体8を下
方へ移動でき、簡単に締付解除できるし、厚い取付部5
にも対応できることになる。即ち、厚い取付部5に対応
できるように取付部5裏面と締付ボルト杆4との上端部
との距離が大きくとれるように設計しても、前記作動に
よって薄い取付部5に取り付ける場合において締付回動
操作量は少なくてすむことになる。
【0043】また、本実施例によれば、締付ボルト杆4
の螺着固定部分となる移動体8自体が上下移動するた
め、締付部分となる締付ボルト杆4の押し付け部4Aと
移動体8との距離はさほどない状態で締付固定可能であ
るから、従来技術として示した公知例に比べて取付強度
が飛躍的に向上する。また、締付ボルト杆4の移動体8
からの突出長はきわめて短くてすむから螺着部分にかた
よった負荷(不安定な負荷)がかかりにくいため、構造
的な耐久性の意味からも、更に安定した取付構造となる
意味においても取付強度が向上し、締付時の螺動操作も
スムーズとなり、締付作業も良好となる。
【0044】また、係止歯部6は垂下部3に設ける構成
のため、製作が容易であり、また係止歯部6の形成長も
容易に設計変更可能である。
【0045】例えば垂下部3をロストワックス法で成形
する場合には、この係止歯部6も同様に一体形成可能で
あるため極めて製作が容易となり公知例に比してコスト
ダウンも図れ、量産性が向上することとなる。
【0046】また、取付部の厚みが厚いことを考慮して
移動体8の移動量を増したい場合においても単に垂下部
3を長く設計して成形時に係止歯部6の形成長を長くす
れば良く、設計変更が容易となるなど極めて実用性に秀
れる。
【0047】また、本実施例では、係止状態においても
垂下部3に沿って移動体8を上方へは移動可能となるよ
うに構成し、何も操作しなくても単に移動体8や締付ボ
ルト杆4を上方に押しやるだけで締付ボルト杆4を移動
できるようにしたが、係止歯部6と係止爪部7とが係止
した係止状態では、上下方向いずれにおいても移動不能
となるように構成し、操作部9を操作して係止状態を解
除させたときのみ、上下方向に移動できるように構成し
ても良い。
【0048】即ち、操作部9を操作して一挙に移動体8
とともに締付ボルト杆4を上昇させ、再び係止状態とし
て締付ボルト杆4を締付回動するように構成しても良
い。
【0049】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、様
々な厚みの取付部に対応できると共に、移動体や締付ボ
ルト杆を上方へ押動することで締付ボルト杆を螺動させ
なくても上昇できるため、締付ボルト杆の締付回動操作
量が少なくすみ取付作業性に秀れ、しかも締付ボルト杆
の螺着固定部分となる移動体自体が上下移動するため、
締付部分となる締付ボルト杆の押し付け部と移動体との
距離はさほどない状態で締付固定可能であるから、従来
技術として示した公知例に比べて取付強度が飛躍的に向
上し、また締付ボルト杆の移動体からの突出長はきわめ
て短くてすむから螺着部分にかたよった負荷(不安定な
負荷)がかかりにくいため、構造的な耐久性の意味から
も、更に安定した取付構造となる意味においても取付強
度が向上し、締付時の螺動操作もスムーズとなり、締付
作業も良好となり、構造も簡易に設計できるためコスト
ダウンも図れ、量産性にも秀れた画期的な竿受装置とな
る。
【0050】また、請求項2記載の発明においては、製
作が容易であり、また係止歯部の形成長も容易に設計変
更可能となる。即ち、例えば垂下部をロストワックス法
で成形する場合には、この係止歯部も同様に一体形成可
能であるため極めて製作が容易となり公知例に比してコ
ストダウンも図れ、量産性が向上するなど一層秀れた竿
受装置となる。
【0051】また、請求項3記載の発明においては、垂
下部に設けた係止歯部と移動体に設けた係止爪部とが係
止状態のままであっても垂下部に対して移動体は上方へ
移動することができるため、単に移動体や締付ボルト杆
を上方へ押し上げると、移動体は締付ボルト杆をともな
って上昇する構成となるため、例えば単に締付ボルト杆
の押し付け部が取付部の裏面に当接するまで押しやれ
ば、仮固定でき、更にわずかな回動操作量だけ締付ボル
ト杆を回動操作するだけで締付ボルト杆の押し付け部は
取付部の裏面に圧接し、本装置を簡単にしてスピーディ
ーに取り付け固定でき、一層取付作業性に秀れた画期的
な竿受装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の要部の概略構成斜視図である。
【図2】本実施例の取付状態の説明側面図である。
【図3】本実施例の係止歯部と係止爪部との係止構造を
示す要部の拡大説明側断面図である。
【図4】従来例の取付状態の説明側面図である。
【符号の説明】
1 竿支承部 2 竿受本体部 3 垂下部 4 締付ボルト杆 5 取付部 6 係止歯部 7 係止爪部 8 移動体 9 操作部 10 螺着部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竿支承部を設けた竿受本体部に垂下部を
    垂下し、この垂下部を介して締付ボルト杆を上下方向に
    移動自在にして螺着配設し、舟縁などの取付部上に前記
    竿受本体部を配し、前記締付ボルト杆を締付回動して締
    付ボルト杆の上部をこの取付部裏面側に圧接して前記竿
    受本体部を前記取付部に締付固定するように構成した竿
    受装置において、前記垂下部の上下方向に係止歯部を設
    け、この係止歯部に係止することで少なくとも下方へは
    移動不能となる係止爪部を備えた移動体をこの垂下部に
    設け、前記係止歯部と係止爪部との係止状態を係脱させ
    る操作部を設けてこの操作部により係止歯部と係止爪部
    との係止状態を解除した状態においては前記移動体が前
    記垂下部に沿って移動自在となるように構成し、この移
    動体に螺着部を設け、この螺着部に前記締付ボルト杆を
    上下方向に螺動自在に螺着配設したことを特徴とする竿
    受装置。
  2. 【請求項2】 前記垂下部の縁部上下方向に多数の係止
    歯部を設けたことを特徴とする請求項1記載の竿受装
    置。
  3. 【請求項3】 前記係止歯部と前記係止爪部とが係止し
    た係止状態においては、前記移動体は前記垂下部に対し
    て上方へは移動可能であるが下方へは移動不能となるよ
    うに構成し、前記操作部の操作によりこの係止状態を解
    除した際には下方向へも移動可能となるように構成した
    ことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の
    竿受装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7200968B2 (en) * 2005-07-19 2007-04-10 Lonnie Jaworski Portable securing rod or pole holder
CN102294638A (zh) * 2010-06-22 2011-12-28 安东石油技术(集团)有限公司 一种可以提高砂带磨床磨削质量的砂带磨床及其使用方法
CN103355275A (zh) * 2012-03-27 2013-10-23 古洛布莱株式会社 钓竿保持装置
JP2016171758A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 株式会社シマノ 万力

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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