JPH114581A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JPH114581A
JPH114581A JP15202597A JP15202597A JPH114581A JP H114581 A JPH114581 A JP H114581A JP 15202597 A JP15202597 A JP 15202597A JP 15202597 A JP15202597 A JP 15202597A JP H114581 A JPH114581 A JP H114581A
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JP
Japan
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voltage
reactor
power supply
voltages
windings
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JP15202597A
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English (en)
Inventor
Nobuhiro Domoto
信裕 道本
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Seiko Precision Inc
Original Assignee
Seiko Precision Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2系統の交流電圧に対応するAC−DC電源
回路において、構成を大きくせずにそれぞれの交流電圧
に対応した高調波電流を抑制できるようにする。 【解決手段】 交流電源1として100V系の交流電圧
が印加される場合、スイッチ4を端子4bに接続するこ
とにより、コンデンサ3a、3bにより倍電圧整流し、
リアクトル5の巻線の片側ずつを高調波電流抑制用とし
て使用する。200V系の交流電源が印加される場合
は、スイッチ4を端子4aに接続することにより、全波
整流を行い高調波電流抑制用としてリアクトル5の2つ
の巻線を直列接続して使用する。この場合、リアクトル
5の2つの巻線のコアが共通なのでリアクトル5のイン
ダクタンスは片側だけの場合の比べて4倍となり、10
0V系の2倍の200V系の交流電源の高調波電流を抑
制するのに最適な値となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、交流電圧を直流電圧に変換するい
わゆる電源装置では、交流電源に含まれている高調波電
流を抑制するため、図6に示すように交流電源61内の
高調波電流抑制用の単巻線のコイルからなるリアクトル
62を交流ラインに直列に接続していた。リアクトル6
2は交流電源61の大きさに応じて巻数等を設定し、高
調波電流を抑制するのに最適なインダクタンスになるよ
うに調整されている。なお、同図において、63は交流
電源61を整流する整流回路で、その出力端子間に平滑
用コンデンサ64を接続してあり、その電圧をスイッチ
ング回路65によって適宜の直流電圧に変換して出力し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電圧の
異なる2系統の交流電圧に対応可能としたAC−DC電
源回路では、例えば実開平4−93444号公報に開示
されてるようなAC100V系、AC200V系を2系
統の入力電圧とし、それぞれの電圧が印加されても同一
の直流電圧を発生するような両電圧系に対応する電源回
路では、当然のことながら1つのリアクトルではそれぞ
れの交流電圧に含まれる高調波電流を抑制できず、この
ような場合、それぞれの電圧に対応したリアクトルを選
択的に接続しなければならなかった。したがって、構成
が大きくなってしまうという問題点を有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、電圧の異なる
2系統の交流電圧を直流電圧に変換する電源回路におい
て、1つのコアに2つの巻線を巻いてある高調波電流抑
制用のリアクトルを用い、高電圧の交流電圧を整流する
際には、双方向の電流路のそれぞれにおいてリアクトル
の巻線が直列的に介挿され、低電圧の交流電圧を整流す
る際には、双方向の電流路においてリアクトルの各巻線
が交互に介挿されるよう構成することにより、2系統の
交流電圧に対して1つのリアクトルで対応できる。よっ
て、構成を小さくでき、低コスト化が図れる。
【0005】2系統の交流電圧のうち小さい方の電圧が
印加された際、2つのコンデンサを用いて印加された交
流電圧を倍電圧整流するとともにリアクトルの2つの巻
線のうち片側ずつを用いて交流電圧の高調波成分を抑制
し、2系統の交流電圧のうち大きい方の電圧が印加され
た際、2つのコンデンサを用いて印加された交流電圧を
全波整流するとともにリアクトルの2つの巻線を直列に
接続しそれにより交流電圧の高調波成分を抑制するの
で、2系統の交流電圧に対して1つのリアクトルで対応
でき、構成を小さくでき、低コスト化が図れる。
【0006】
【発明の実施の形態】本願の請求項1に係る発明は、電
圧の異なる2系統の交流電圧のいずれかを選択的に直流
電圧に変換する電源回路において、交流電圧を整流する
整流手段と、上記整流手段の出力を平滑する平滑手段
と、1つのコアに2つの巻線を巻いてある高調波電流抑
制用のリアクトルと、高電圧の上記交流電圧を整流する
ときと低電圧の上記交流電圧を整流するときとで電流路
を切り換えるスイッチとを備え、上記高電圧の交流電圧
を整流する際には、双方向の電流路のそれぞれにおいて
上記リアクトルの巻線が直列的に介挿され、上記低電圧
の交流電圧を整流する際には、双方向の電流路において
上記リアクトルの各巻線が交互に介挿されるように構成
してある。
【0007】本願の請求項2に係る発明は、上記平滑手
段を2つの直列接続されたコンデンサを備えるように
し、上記高電圧の交流電圧は全波整流され、上記低電圧
の交流電圧は倍電圧整流されるようにしている。
【0008】本願の請求項3に係る発明は、電圧の異な
る2系統の交流電圧を所望の直流電圧に変換する電源回
路において、上記2系統の交流電圧を選択的に入力する
入力端子と、直列に接続された2つのコンデンサと、1
つのコアに2つの巻線を巻いてある高調波電流抑制用の
リアクトルと、上記2系統の交流電圧のうち小さい方の
電圧が印加された際、上記2つのコンデンサを用いて上
記印加された交流電圧を倍電圧整流するとともに上記リ
アクトルの2つの巻線のうち片側ずつを用いて上記交流
電圧の高調波成分を抑制し、上記2系統の交流電圧のう
ち大きい方の電圧が印加された際、上記2つのコンデン
サを用いて上記印加された交流電圧を全波整流するとと
もに上記リアクトルの2つの巻線を直列に接続しそれに
より上記交流電圧の高調波成分を抑制する整流制御手段
とを備えている。
【0009】本願の請求項4の係る発明は、請求項1ま
たは3において、上記電圧の異なる2系統の交流電圧
を、一方の大きさが他方の大きさの2倍もしくは略2倍
としている。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。
【0011】図1において、1は交流電源で、入力端子
a,bに接続される。なお、本例では交流電源としてA
C100V系電圧(100V〜120V)とAC200
V系電圧(220V〜240V)とを用いる。2は整流
手段を構成する整流回路で、交流電源1からの交流電圧
を整流する。3a、3bは平滑手段を構成するコンデン
サで直列に接続してあり、整流回路2の出力端子間に接
続してある。4はスイッチで、200V系の交流電圧を
整流するときと100V系の交流電圧を整流するときと
で電流路を切り換える。すなわち、200V系では端子
4aと接続して全波整流を行わせ、100V系では端子
4bと接続して倍電圧整流を行わせるようにしている。
5は高調波電流抑制用のリアクトルで、1つのコアに2
つの巻線を巻いてある。なお、リアクトル5のそれぞれ
の巻線のインダクタンスは、100V系の交流電圧が印
加された際に発生する高調波電流を抑制するのに最適な
値に設定してある。6はスイッチング電源である。7は
整流制御手段で、整流回路2、スイッチ4等からなる。
【0012】つぎに、動作を説明する。
【0013】まず、100V系の場合について図2、3
を参照して説明する。なお、図2、3において図1と同
一番号のものは同一のものとする。
【0014】交流電源1として100V系の交流電圧が
印加される場合、スイッチ4を端子4bと接続する。
【0015】この状態で、入力端子aに交流電源1の高
電位側、入力端子bに低電位側が生じると電流は図2の
矢印で示したように流れる。すなわち、交流電源1から
発生する電流は整流回路2により整流され、リアクトル
5の一方の巻線を経て、コンデンサ3aに入力し、スイ
ッチ4を介して交流電源1に戻る。また、交流電源の極
性が反転した場合、図3の矢印で示すように交流電源1
から発生する電流はスイッチ4から端子4bに流れ、コ
ンデンサ3bに入力し、リアクトル5の他方の巻線を経
て、整流回路2で整流され、交流電源1に戻る。
【0016】したがって、100V系の交流電源が印加
される場合は、コンデンサ3a、3bを用いて倍電圧整
流するとともにリアクトル5の巻線の片側ずつを高調波
電流抑制用として使用する。
【0017】リアクトル5のそれぞれの巻線は100V
系の高調波電流抑制用に調整されているので、100V
系の交流電圧が印加された場合、確実に高調波電流を抑
制できる。
【0018】つぎに、200V系の場合を図4、5を参
照して説明する。なお、図4、5において図1と同一番
号のものは同一のものとする。この場合、スイッチ4は
端子4aと接続する。なお、図4は入力端子aに交流電
源1の高電位側、入力端子bに低電位側が生じている場
合の説明図、図5は交流電源の極性が反転した場合の説
明図である。
【0019】図4および図5の場合、それぞれ矢印で示
すように整流回路2の働きにより電流はリアクトル5の
一方の巻線を経て、コンデンサ3a、3bに入力し、さ
らにリアクトル5の他方の巻線を経て交流電源1に戻
る。
【0020】したがって、200V系の交流電源が印加
される場合は、全波整流するとともに高調波電流抑制用
としてリアクトル5の2つの巻線を直列に使用する。こ
の場合、2つの巻線のコアが共通なのでリアクトルのイ
ンダクタンスは片側だけの場合の比べて4倍となり、1
00V系の2倍の200V系の交流電源の高調波電流を
抑制するには最適な値となる。
【0021】このように100V系と200V系に対応
した電源回路において、1つのリアクトルで100V系
と200V系とで発生する高調波電流を抑制できる。よ
って、部品の共通化により構成を小さくできるととも
に、低コスト化が図れる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、電圧の異なる2系統の
交流電圧を所望の直流電圧に変換する電源回路におい
て、1つのリアクトルで電圧の異なる2系統の交流電圧
で発生するそれぞれの高調波電流を抑制できる。よっ
て、構成を小さくできるとともに、低コスト化が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示した回路図。
【図2】図1の動作説明図。
【図3】図1の動作説明図。
【図4】図1の動作説明図。
【図5】図1の動作説明図。
【図6】従来の電源回路を示した回路図。
【符号の説明】
2 整流手段 3 平滑手段(コンデンサ) 4 スイッチ 5 リアクトル 7 整流制御手段 a、b 入力端子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧の異なる2系統の交流電圧のいずれ
    かを選択的に直流電圧に変換する電源回路において、 交流電圧を整流する整流手段と、 上記整流手段の出力を平滑する平滑手段と、 1つのコアに2つの巻線を巻いてある高調波電流抑制用
    のリアクトルと、 高電圧の上記交流電圧を整流するときと低電圧の上記交
    流電圧を整流するときとで電流路を切り換えるスイッチ
    とを備え、 上記高電圧の交流電圧を整流する際には、双方向の電流
    路のそれぞれにおいて上記リアクトルの巻線が直列的に
    介挿され、上記低電圧の交流電圧を整流する際には、双
    方向の電流路において上記リアクトルの各巻線が交互に
    介挿されるように構成したことを特徴とする電源回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記平滑手段は2つ
    の直列接続されたコンデンサを備え、上記高電圧の交流
    電圧は全波整流され、上記低電圧の交流電圧は倍電圧整
    流されることを特徴とする電源回路。
  3. 【請求項3】 電圧の異なる2系統の交流電圧を所望の
    直流電圧に変換する電源回路において、 上記2系統の交流電圧を選択的に入力する入力端子と、 直列に接続された2つのコンデンサと、 1つのコアに2つの巻線を巻いてある高調波電流抑制用
    のリアクトルと、 上記2系統の交流電圧のうち小さい方の電圧が印加され
    た際、上記2つのコンデンサを用いて上記印加された交
    流電圧を倍電圧整流するとともに上記リアクトルの2つ
    の巻線のうち片側ずつを用いて上記交流電圧の高調波成
    分を抑制し、上記2系統の交流電圧のうち大きい方の電
    圧が印加された際、上記2つのコンデンサを用いて上記
    印加された交流電圧を全波整流するとともに上記リアク
    トルの2つの巻線を直列に接続しそれにより上記交流電
    圧の高調波成分を抑制する整流制御手段とを備えたこと
    を特徴とする電源回路。
  4. 【請求項4】 請求項1または3において、上記電圧の
    異なる2系統の交流電圧は、一方の大きさが他方の大き
    さの2倍もしくは略2倍であることを特徴とする電源回
    路。
JP15202597A 1997-06-10 1997-06-10 電源回路 Abandoned JPH114581A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004208340A (ja) * 2002-10-31 2004-07-22 Sony Corp スイッチング電源回路
US9472334B2 (en) 2014-06-19 2016-10-18 Efore Oyj Transformer

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