JPH114526A - ワイヤーハーネス取付構造 - Google Patents

ワイヤーハーネス取付構造

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Publication number
JPH114526A
JPH114526A JP9169572A JP16957297A JPH114526A JP H114526 A JPH114526 A JP H114526A JP 9169572 A JP9169572 A JP 9169572A JP 16957297 A JP16957297 A JP 16957297A JP H114526 A JPH114526 A JP H114526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
fastener
wiring member
present
mounting structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP9169572A
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English (en)
Inventor
Hideki Ueno
秀樹 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK
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Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Harness Sogo Gijutsu Kenkyusho KK filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication of JPH114526A publication Critical patent/JPH114526A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤーハーネスを所定の取付位置に、正確
かつ容易に取付られるようにしたワイヤーハーネス取付
構造を提供する。 【解決手段】 ワイヤーハーネス21の分岐部24にお
いて、本発明に従う留め具31が適用される。即ち、留
め具31の2本の締付バンド35A、35Bが枝線部2
3を跨ぐように、留め具31が位置決めされ、2本の締
付バンド35A、35Bが幹線部22を周回して、その
先端がベース部34に形成されたバンドロック部37
A、37Bに挿入され、ロックされる。そして、この留
め具31が、ワイヤーハーネス取付の位置基準となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体パネルへのワ
イヤーハーネスの取付構造に関し、特にワイヤーハーネ
スを所定の取付位置に正確かつ容易に取付られるように
したワイヤーハーネス取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時の自動車においては、そのインスト
ルメントパネルには、メータ類、各種スイッチ、接続用
ボックス、センサー、ラジオ、エアーコンデショナーな
どの電装品が配置されている。これら電装品を結合する
ために数多くの電線をテープなどで結束して形成された
ワイヤーハーネスが配索される。ワイヤーハーネスは、
従来、実開平6−51014号公報に見られるように、
数多くのクリップをワイヤーハーネスに取付け、これら
クリップを用いてインストルメントパネルの裏面の狭い
空間の配索経路に沿って固定される。
【0003】車輌パネル等の剛性の高い配索部材へワイ
ヤーハーネスを配索・固定する従来のワイヤーハーネス
取付構造例を図1に示す。この例では、クリップ1はや
じり状の係止部2を有し、この係止部2を車輌パネルな
どの配索部材3に形成した挿通孔4に嵌入することによ
って、配索部材3に対するワイヤーハーネス5の固定が
行われていた。より詳しく説明すると、ワイヤーハーネ
ス5に対し、複数個のクリップ1を粘着テープ6を用い
て適当な間隔を隔てて取付け、このようにしてワイヤー
ハーネス5に固定したクリップ1の係止部2を、それぞ
れ予め配索部材3に形成した挿通孔4に嵌入することに
より、ワイヤーハーネス5の固定及びその配索が行われ
ていた。
【0004】上記ではクリップ1の取付に粘着テープが
使用されているが、これに替えて1本の締付バンドをク
リップと一体に成形したものを用い、この締付バンドを
用いてクリップのワイヤーハーネスへの取付を行うもの
も提案されている(特開平8−200317号公報)。
【0005】ところで、配索部材は金属パネル等の剛性
部材であり、クリップ挿通孔は常にこの配索部材の一定
の位置にあけられる。しかし、ワイヤーハーネスは多数
本の電線を粘着テープ等で束ねたものであり、曲げ等に
よりその長さ方向の滑りが起こりやすい。また、クリッ
プはこのワイヤーハーネスの上に粘着テープや締付バン
ドを用いて取付けられるため、クリップの取付位置がず
れやすく、またクリップ間の距離も変動しやすい。この
ようにワイヤーハーネスの滑りや、クリップの位置ずれ
あるいはクリップ間の間隔の変動が起きると、配索部材
側にあけられたクリップ挿通孔と、ワイヤーハーネスに
取付けられたクリップとの相対位置がずれてしまい、配
索部材へのワイヤーハーネスの取付作業に多大な労力を
要することとなる。場合によっては、ワイヤーハーネス
の配索部材への取付が不可能となる不具合を生じること
もある。
【0006】本発明は、かかる従来技術の問題点を解消
し、ワイヤーハーネスを所定の取付位置に、正確かつ容
易に取付られるようにしたワイヤーハーネス取付構造を
提供することをその課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前記課
題を解決するため、ワイヤーハーネスの幹線部の分岐部
の少なくとも一ヶ所以上に、ワイヤーハーネスの配索部
材への取付位置基準となる留め具を取り付けたことを特
徴とするワイヤーハーネス取付構造が提供される。ま
た、本発明の好ましい実施態様においては、該留め具と
して、配索部材に設けられた孔に嵌入する係止部と少な
くとも2本の締付バンドとを一体的に有する留め具が使
用される。また、本発明の別の好ましい実施態様におい
ては、該留め具として、配索部材に設けられたリブに差
し込まれ該リブを挟み込む係止部と少なくとも2本の締
付バンドとを一体的に有する留め具が使用される。さら
に、本発明の別の好ましい実施態様においては、該留め
具の少なくとも2本の締付バンドのうちの2本が、ワイ
ヤーハーネスの幹線部から分岐した枝線部を跨ぐように
取付が行われる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
本発明のワイヤーハーネス取付構造は、ワイヤーハーネ
スの幹線部の分岐部の少なくとも一ヶ所以上に、ワイヤ
ーハーネスの配索部材への取付位置基準となる留め具を
取り付けたことを特徴とする。
【0009】このようにワイヤーハーネスの分岐部に、
ワイヤーハーネスの配索部材への取付基準となる留め具
を取付けることによって、ワイヤーハーネスにおける留
め具の取付位置が明確となり、従来のように単にワイヤ
ーハーネスの幹線上の決められた位置に留め具を取付け
る構造に比べ、留め具のワイヤーハーネスへの取付が正
確かつ容易になる。また、本発明に従う留め具は従来公
知の留め具と併用することができ、この場合、本発明に
従う留め具を取付位置基準とすることにより、他の留め
具も従来に比べ、より容易かつ正確に取付が行えるよう
になる。
【0010】また、本発明では、本発明に従う上記留め
具として、配索部材に設けられた挿通孔に嵌入する係止
部(クリップ本体)と少なくとも2本の締付バンドとを
一体に有する留め具を用いることができる。このような
構成とすると、粘着テープあるいは1本の締付バンドで
クリップ本体をワイヤーハーネスに取付・固定していた
従来の取付構造に比べ、より強固にクリップ本体をワイ
ヤーハーネスに取付・固定することができ、しかもワイ
ヤーハーネスの曲げや滑り等によるクリップ本体の取付
位置ずれが効果的に防止できるようになる。
【0011】さらに、本発明では、本発明に従う上記留
め具が有する少なくとも2本の締付バンドのうちの2本
が、ワイヤーハーネスの幹線部から分岐した枝線部を跨
ぐように取付を行うことができる。この場合、2本の締
付バンドは互いに平行な状態で取り付けてもよいし、途
中でクロスするような状態で取り付けてもよい。このよ
うな構成にすると、ワイヤーハーネスの枝線部が2本の
締付バンドの間を通るため、この2本の締付バンドがガ
イドの役目を果たし、ワイヤーハーネスの分岐部への留
め具取付のための位置決めがより確実に行うことがで
き、しかも取付・固定されたクリップの位置ずれがさら
に効果的に防止できるようになる。
【0012】上記手段の採用により、配索部材に固定す
るための留め具をワイヤーハーネスに、より確実にかつ
正確な位置に取付けることができるとともに、取付後の
留め具の位置ずれを抑えることが可能となる。従って、
ワイヤーハーネスに取り付けられた留め具と、配索部材
に形成されたクリップ挿通孔との相対位置のずれも抑え
ることが可能となり、ワイヤーハーネスの配索作業が非
常に容易化される。
【0013】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明する。図2は本発明による実施例のワイヤーハーネス
取付構造を説明するための斜視図、図3は本発明に従う
留め具の正面図である。
【0014】先ず、本発明に従う留め具の構成例につい
て説明する。図3に示すように、この留め具31は、配
索部材に対する固定手段としてのやじり状の係止部32
と、該係止部32から下方に延びるネック部33と、該
ネック部33の下端に連結されたベース部34と、該ベ
ース部34の矩形状下端面の一辺からともに下方に平行
に延びる2本の締付バンド35A、35Bとからなり、
ネック部33の下方には、配索部材の表面と接触するフ
ランジ36が形成されている。これら各部材は、例えば
合成樹脂等により一体的に形成されている。また、ベー
ス部34にはバンドロック部37A、37Bが形成され
ている。
【0015】次に、本発明の実施例のワイヤーハーネス
取付構造について説明する。図2において11は剛性材
料からなる車輌パネル等の配索部材、21は複数本の電
線を束ねたワイヤーハーネスである。配索部材11には
係止部挿通孔12が適当な間隔をあけて形成されてい
る。一方、図示のワイヤーハーネス21は、幹線部22
と枝線部23とからなり、両者は分岐部24において連
結している。本実施例では、この分岐部24において、
本発明に従う上記留め具31が適用される。即ち、留め
具31の2本の締付バンド35A、35Bが枝線部23
を跨ぐように、留め具31が位置決めされ、2本の締付
バンド35A、35Bが幹線部22を周回して、その先
端がベース部34に形成されたバンドロック部37A、
37Bに挿入され、ロックされる。そして、この留め具
31が、ワイヤーハーネス取付の位置基準となる。一
方、分岐部24以外の所では、従来公知の留め具41が
適用され、粘着テープ42で幹線部22に取付・固定さ
れる。
【0016】本実施例では、このように分岐部22にお
いて本発明に従う留め具31を適用したので、配索部材
11の係止部挿通孔12の位置、間隔L1、L2、L
3と、ワイヤーハーネスのクリップ位置、間隔L1’、L
2’、L3’との相対的なずれがきわめて少なくなる。ま
た、留め具取付後においてクリップ本体の位置ずれが効
果的に防止される。従って、ワイヤーハーネスを配索部
材に取付ける作業が非常に容易になる。
【0017】以上本発明を一実施例に基づいて説明した
が、本発明のこの実施例に限定されるものではなく、種
々の変形、変更が可能である。例えば、上記では留め具
の係止部の形状がやじり状であったが、勿論これに限定
されるものではなく、公知の各種の形状のものを採用す
ることができる。例えば、ワイヤーハーネス付のクラン
プで先端が配索部材のリブに差し込まれる様なものに複
数のバンドを形成したものを使用することができる。こ
のものの係止部と配索部材のリブとの関係を図4に示
す。図中51は配索部材、52はリブ、53は留め具の
係止部である。また、締付バンドとバンドロック部との
関係も、上記以外の適宜の形態のものを採用しうる。例
えば、締付バンドのうち一つが、ワイヤーハーネスの幹
線に沿って可動な構造となっているもの、締付バンドの
うち一つが、分岐線を締付ける構造となっているもの等
を使用することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、上記構成を採用したの
で、配索部材に固定するための留め具をワイヤーハーネ
スに、より確実にかつ正確な位置に取付けることがで
き、取付後の留め具の位置ずれを抑えることも可能とな
る。従って、ワイヤーハーネスに取り付けられた留め具
と、配索部材に形成された係止部挿通孔との相対位置の
ずれも抑えることが可能となり、ワイヤーハーネスの配
索作業が非常に容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のクリップを用いたワイヤーハーネス取付
構造を示す説明図である。
【図2】本発明による実施例のワイヤーハーネス取付構
造を示す説明図である。
【図3】本発明に従う留め具の構造を示す正面図であ
る。
【図4】本発明に従う別の留め具の係止部と配索部材の
リブとの関係を示す図である。
【符号の説明】
11 配索部材 12 挿通孔 21 ワイヤーハーネス 22 幹線部 23 枝線部 24 分岐部 31 留め具 32 係止部 33 ネック部 34 ベース部 35A、35B 締付バンド 36 フランジ 37A、37B バンドロック部 41 留め具
(従来タイプ) 42 粘着テープ 51 配索部材 52 リブ 53 係止部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤーハーネスの幹線部の分岐部の少
    なくとも一ヶ所以上に、ワイヤーハーネスの配索部材へ
    の取付位置基準となる留め具を取り付けたことを特徴と
    するワイヤーハーネス取付構造。
  2. 【請求項2】 該留め具が、配索部材に設けられた孔に
    嵌入する係止部と少なくとも2本の締付バンドとを一体
    的に有するものであることを特徴とする請求項1に記載
    のワイヤーハーネス取付構造。
  3. 【請求項3】 該留め具が、配索部材に設けられたリブ
    に差し込まれ該リブを挟み込む係止部と少なくとも2本
    の締付バンドとを一体的に有するものであることを特徴
    とする請求項1に記載のワイヤーハーネス取付構造。
  4. 【請求項4】 該留め具の少なくとも2本の締付バンド
    のうちの2本が、ワイヤーハーネスの幹線部から分岐し
    た枝線部を跨ぐように取付が行われることを特徴とする
    請求項2又は3に記載のワイヤーハーネス取付構造。
JP9169572A 1997-06-11 1997-06-11 ワイヤーハーネス取付構造 Pending JPH114526A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020205733A (ja) * 2019-06-19 2020-12-24 日立金属株式会社 ワイヤハーネス

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020205733A (ja) * 2019-06-19 2020-12-24 日立金属株式会社 ワイヤハーネス

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