JPH1145068A - 動きベクトル検出回路 - Google Patents

動きベクトル検出回路

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JPH1145068A
JPH1145068A JP9213954A JP21395497A JPH1145068A JP H1145068 A JPH1145068 A JP H1145068A JP 9213954 A JP9213954 A JP 9213954A JP 21395497 A JP21395497 A JP 21395497A JP H1145068 A JPH1145068 A JP H1145068A
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JP
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motion vector
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JP9213954A
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Inventor
Masayuki Kobayashi
正幸 小林
Isato Denda
勇人 傳田
Masamichi Nakajima
正道 中島
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像の揺らぎやノイズで相関値にバラツキが
生じても、動画補正時に画質の悪化を招くような誤った
動きベクトルを検出しないようにすること。 【解決手段】 映像の揺らぎで相関値演算部10で求め
た相関値にバラツキが生じ、最低相関値検出部20で検
出した最低相関値S1(例:9)が原点からかけ離れた
誤ったブロックに対する相関値で、原点に近いブロック
に対する本来の最低相関値がS1より大きなS1a
(例:10)に変化した場合、相関値変換部26は相関
値演算部10で求めた相関値のうちの乗算部22の乗算
値1.5×S1以下の相関値を0に置換し、置換前のS
1aも検出対象範囲に含める。動きベクトル生成部28
は、相関値0の複数ブロックのうちの原点に最も近いブ
ロックに対する相関値0(置換前のS1aに対応)を検
出し、この検出相関値のブロック位置と原点とを始点、
終点とする正しい動きベクトルを生成して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画補正用などに
用いられる動きベクトルを検出するための動きベクトル
検出回路に関するもので、この検出された動きベクトル
は、例えば、PDP(プラズマディスプレイパネル)や
LCD(液晶ディスプレイパネル)を用いた表示装置
(例えば、アドレス・表示分離型駆動方式のディスプレ
イ装置)において、動画表示時に発生する視覚的な表示
ずれを少なくするために用いられる。
【0002】
【従来の技術】薄型、軽量の表示装置として、PDPや
LCDを用いた表示装置が注目されている。このPDP
表示装置の駆動方式は、従来のCRT表示装置の駆動方
式とは全く異なっており、ディジタル化された入力映像
信号による直接駆動方式である。したがって、パネル面
から発光される輝度階調は、扱う信号のビット数によっ
て定まる。
【0003】PDP表示装置は、基本的特性の異なるA
C型とDC型の2方式に分けられる。AC型PDP表示
装置では、輝度と寿命については十分な特性が得られて
いるが階調表示に関しては、試作レベルで最大64階調
表示までの報告しかなかった。しかし、アドレス・表示
分離型駆動法(ADSサブフィールド法)による256
階調の手法が提案されている。この方法に使用されるP
DP表示装置の駆動シーケンスと駆動波形は、例えば図
3(a)(b)に示すようになる。
【0004】図3(a)は8ビット、256階調の駆動
シーケンスを示すもので、1フレームは、輝度の相対比
が1、2、4、8、16、32、64、128の8個の
サブフィールドSF1、SF2、SF3、SF4、SF
5、SF6、SF7、SF8で構成され、8画面の輝度
の組み合わせで256階調の表示を行う。
【0005】それぞれのサブフィールドは、図3(b)
に示すように、リフレッシュした1画面分のデータの書
込みを行うアドレス期間とそのサブフィールドの輝度レ
ベルを決めるサスティン期間で構成される。アドレス期
間では、最初全画面同時に各ピクセルに初期的に壁電荷
が形成され、その後サスティンパルスが全画面に与えら
れ表示を行う。サブフィールドの明るさはサスティンパ
ルスの数に比例し、所定の輝度に設定される。このよう
にして256階調表示が実現される。
【0006】上述のようなアドレス・表示分離型駆動方
式のディスプレイ装置で動画像を表示した場合に発生す
る視覚的な表示ずれを少なくするために、従来は図4に
示すような動きベクトル検出回路を用いて動きベクトル
を検出し、この動きベクトルを用いて動画補正処理など
を行っていた。
【0007】すなわち、図4に示す動きベクトル検出回
路では、フレームメモリ10によって入力端子12に入
力した映像信号に基づく現フレーム画面と1フレーム前
の画面(以下前フレーム画面という)の映像信号を作成
し、相関値演算部14によって、現フレーム画面におけ
る検出対象のブロック(例えば2×2ドット)を基準と
し、前フレーム画面の動きベクトルの検出領域内の全て
のブロックに対する映像信号の相関値(差分値)を順次
求め、動きベクトル生成部16によって、相関値が最小
となる前フレーム画面のブロック位置と、動きベクトル
零の原点(現フレーム画面のブロックに対応した位置に
ある前フレーム画面のブロック位置)とを始点、終点と
する移動ベクトル(移動方向と移動量を表す信号)を生
成し、この移動ベクトルを検出対象ブロックの動きベク
トルとして出力端子18から出力するようにしていた。
【0008】相関値演算部14による相関値の演算は、
次のようにして行われていた。説明を簡単にするため
に、図5(a)(b)に示すように、前フレーム画面の
動きベクトルの検出領域KRを25ブロック(5×5ブ
ロック)とし、この動きベクトル検出領域KR内のブロ
ックZB51の位置にあった映像(画像)が、現フレーム
画面ではブロックGB33の位置に移動しているものとす
る。また、前フレーム画面のブロックZB11〜ZB55
現フレーム画面のブロックGB11〜GB55のそれぞれが
2×2ドット(画素)で形成されているものとする。
【0009】そして、現フレーム画面の検出対象のブロ
ックがGB33のときには、相関値演算部14は、このブ
ロックGB33を基準として前フレーム画面の動きベクト
ル検出領域KR内の全てのブロックZB11〜ZB55に対
する映像信号の相関値を、図5(a)に二点鎖線矢印で
示す方向に沿って、順次次式によって算出する。 S=|A1−A2|+|B1−B2|+|C1−C2|
+|D1−D2| 前式でA1、B1、C1、D1は、図6(a)に示すよ
うに前フレーム画面のブロックZB11〜ZB55のそれぞ
れを形成するドットの輝度レベルを表し、A2、B2、
C2、D2は、図6(b)に示すように現フレーム画面
のブロックGB33を形成するドットの輝度レベルを表わ
す。
【0010】また、動きベクトル生成部16は、相関値
演算部14で求めた複数の相関値を比較し、図5(b)
に実線で示すように、相関値が最低となる前フレーム画
面のブロックZB51位置と、動きベクトル零の原点(現
フレーム画面のブロックGB33に対応した位置にある前
フレーム画面のブロックZB33位置)とを始点、終点と
する移動ベクトルMVを生成し、これを検出対象のブロ
ックGB33の動きベクトルとして出力する。現フレーム
画面のその他のブロック(例えばGB11やGB55)につ
いての動きベクトルも同様にして求められる。このと
き、前フレーム画面の動きベクトル検出領域KRは、原
点(例えばブロックGB11やGB55に対応した前フレー
ム画面のブロックZB11やZB55の位置)を中心とした
周辺の25ブロック(5ブロック×5ブロック)とな
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、映像の
揺らぎやノイズ等によって相関値演算部14で求めた相
関値にバラツキが生じた場合、必ずしも最低相関値に対
応したブロック位置が移動ベクトルの始点(又は終点)
に該当するとは限らないため、人間の目から見た動きを
表す本来の動きベクトルとは違う誤った動きベクトルを
検出し、動画補正時に画質の悪化を招くことがあるとい
う問題点があった。
【0012】例えば、説明の便宜上、前フレーム画面の
検出領域KRを9×9の81ブロックとし、この検出領
域KR内のブロックZB11〜ZB99について相関値演算
部14で求めた相関値が図7に示すような値であると
し、映像の揺らぎやノイズ等によって、これらの相関値
のうちの前フレーム画面の原点(水平ベクトル「0」、
垂直ベクトル「0」のブロックZB55位置)に近いブロ
ックZB65に対する相関値が本来の「0」から「10」
に変化し、原点からかけ離れたブロックZB82に対する
相関値が本来の「20」から「9」に変化しているもの
とする。すると、動きベクトル生成部16は、図7に示
した相関値を比較し、最小相関値「9」に対応したブロ
ックZB82位置を始点とし、原点を終点とする動きベク
トルを生成して出力する。すなわち、図7に示すよう
に、本来の最低相関値「0」に対応したブロックZB65
位置を始点とした水平ベクトル「0」、垂直ベクトル
「1」の動きベクトルでなく、単位ブロックZB82を始
点とした水平ベクトル「−3」、垂直ベクトル「3」の
誤った動きベクトルを出力してしまうという問題点があ
った。
【0013】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、映像の揺らぎやノイズ等により相関値演算部で
求めた相関値にバラツキが生じても、補正時に画質の悪
化を招くような誤った動きベクトルを検出することのな
い動きベクトル検出回路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による動きベクト
ル検出回路は、現フレーム画面の検出対象のブロックを
基準として、前フレーム画面の検出領域内の全てのブロ
ックに対する映像信号の相関値を演算する相関値演算部
と、この相関値演算部で求めた複数の相関値のうちの最
も相関性が高い最低相関値S1を検出する最低相関値検
出部と、この最低相関値S1に係数k(k>1)を掛け
る乗算部と、相関値演算部で求めた複数の相関値のうち
乗算値k・S1以下の相関値を最低相関値S1以下の設
定相関値S2に置換して出力する相関値変換部と、この
相関値変換部から出力する設定相関値S2のうちの原点
(現フレーム画面のブロック位置に対応した位置にある
前フレーム画面のブロック位置)に最も近いブロックに
対応した相関値を検出し、この検出相関値に対応したブ
ロックの位置と原点とを始点、終点とする移動ベクトル
を生成し、動きベクトルとして出力する動きベクトル生
成部とを具備してなることを特徴とする。
【0015】説明の便宜上、映像の揺らぎノイズ等によ
り相関値演算部で求めた相関値にバラツキが生じ、最低
相関値検出部で検出した最低相関値S1(例えば9)が
原点からかけ離れた誤ったブロックに対応した相関値
で、原点に近いブロックに対応した本来の最低相関値
(例えば0)がS1より大きな相関値S1a(例えば1
0)に変化した場合について考える。このような場合、
図4に示す従来例では、最低相関値S1に対応したブロ
ック位置と原点とを始点、終点とする誤った動きベクト
ルが検出される。これに対して本発明では、相関値変換
部が、相関値演算部で求めた相関値のうちの、乗算部の
乗算値k・S1(例えば1.5×S1)以下の相関値を
S1以下の設定相関値S2(例えば0)に置換し、置換
前の相関値S1aを検出対象の最低相関値(S2)に含
める。そして、動きベクトル生成部が、複数の最低相関
値のうちの原点に最も近いブロックに対応した相関値
(置換前の相関値S1aに対応)を検出し、この検出相
関値に対応したブロック位置と原点とを始点、終点とす
る移動ベクトルを生成し動きベクトルとして出力する。
このため、映像の揺らぎノイズ等による誤った動きベク
トルの検出を防止し、動画補正時に画質が悪化するのを
防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による動きベクトル
検出回路の一実施形態例を図面を用いて説明する。図1
において図4と同一部分は同一符号とする。図1におい
て、10はフレームメモリで、このフレームメモリ10
は、入力端子12に入力した映像信号を1フレーム遅延
させ、現フレーム画面と前フレーム画面の映像信号を作
成して相関値演算部14へ出力するように構成されてい
る。
【0017】前記相関値演算部14は、現フレーム画面
における検出対象のブロックGB(例えば図5(b)の
GB33)を基準とし、前フレーム画面の動きベクトル検
出領域KR内の全てのブロック(例えば図5(a)のZ
11〜ZB55)との相関値(差分値)を順次求めて出力
するように構成されている。
【0018】20は最低相関値検出部で、この最低相関
値検出部20は、前記相関値演算部14で求めた複数の
相関値のうちの最も相関性が高い最低相関値S1を検出
し、検出した最低相関値S1を出力するように構成され
ている。22は乗算部で、この乗算部22は、前記最低
相関値検出部20で検出した最低相関値S1に予め設定
した係数1.5(係数kが1.5の場合)を掛けて乗算
値1.5×S1を出力するように構成されている。
【0019】24は遅延部で、この遅延部24は、前記
相関値演算部14で求めた相関値を、前記最低相関値検
出部20及び乗算部22の信号処理に要した時間分だけ
遅延させて出力するように構成されている。26は相関
値変換部で、この相関値変換部26は、前記相関値演算
部14で求め前記遅延部24で所定時間遅延させた相関
値のうちの乗算値1.5×S1以下の相関値を、設定相
関値0(設定相関値S2=0の場合)に置換して出力す
るように構成されている。
【0020】28は動きベクトル生成部で、この動きベ
クトル生成部28は、前記相関値変換部26から出力す
る相関値を比較し、複数の設定相関値0のうちの原点
(例えば図5(a)のZB33位置)に最も近い位置のブ
ロックに対応した相関値を検出し、この検出相関値に対
応したブロック位置を始点とし原点を終点とする移動ベ
クトルを生成し、現フレーム画面の検出対象のブロック
の動きベクトルとして出力端子18に出力するように構
成されている。
【0021】つぎに、図1の作用について図2を併用し
て説明する。説明の便宜上、前フレームの検出領域KR
を、図7に示した場合と同様に原点(現フレームの検出
対象のブロックGB55に対応した前フレームのブロック
ZB 55位置)を中心とした周囲の9×9の81ブロック
とし、この検出領域KR内のブロックZB11〜ZB99
ついて相関値演算部14で求めた相関値が、映像の揺ら
ぎやノイズ等によって、図2(a)に示すような相関値
データ1(図7と同値)に変化したものとする。すなわ
ち、相関値データ1のうちの前フレーム画面の原点(ブ
ロックZB55位置)に近いブロックZB65に対する相関
値が本来の「0」から「10」に変化し、原点からかけ
離れたブロックZB82に対する相関値が本来の「20」
から最低の「9」に変化しているものとし、その他のブ
ロックに対する相関値は変化していないものとする。
【0022】最低相関値検出部20は、相関値演算部1
4で求めた相関値(図2(a)の相関値データ1、図7
の相関値と同一)のうち、最も相関性が高い最低相関値
「9」(S1=9)を検出し、乗算部22は最低相関値
「9」に係数1.5(k=1.5)を掛け乗算値「1
3.5」(k・S1=13.5)を出力する。相関値変
換部26は、相関値演算部14で求め、遅延部24で所
定時間遅延した図2(a)に示す相関値データ1のうち
の、乗算値「13.5」以下の相関値を設定相関値
「0」に置換し、同図(b)に示すような相関値データ
2を出力する。すなわち、相関値が乗算値「13.5」
以下のブロックZB64、ZB65、ZB66、ZB75及びZ
82に対する相関値「12」、「10」、「12」、
「12」及び「9」を、設定相関値「0」に置換して、
検出対象範囲を広げる。
【0023】動きベクトル生成部28は、相関値変換部
26から出力する図2(b)の相関値データ2の各相関
値を比較し、複数の設定相関値「0」(ブロックZ
64、ZB65、ZB66、ZB75及びZB82に対する相関
値)のうちの、原点(ブロックZB55位置)に最も近い
ブロックZB65に対する相関値を検出し、この検出相関
値に対応したブロックZB65位置と原点(ブロックZB
55位置)を始点、終点とする移動ベクトルを生成し動き
ベクトルとして出力端子18へ出力する。すなわち、図
2(b)に示すように、本来の最低相関値「0」に対応
したブロックZB65位置を始点とし、原点(ブロックZ
55位置)を終点とした水平ベクトル「0」、垂直ベク
トル「1」の正しい動きベクトルを出力端子18へ出力
する。このため、映像の揺らぎやノイズ等による誤った
動きベクトルの検出を防止することができ、動画補正時
に画質が悪化するのを防止できる。
【0024】前記実施形態例では、相関値変換部によっ
て置換される設定相関値S2が「0」の場合について説
明したが、本発明はこれに限るものでなく、最低相関値
検出部で検出された最低相関値S1以下の値(例えば
「5」)であればよい。
【0025】前記実施形態例では、乗算部によって最低
相関値S1(例えば「9」)に掛ける係数kが1.5の
場合について説明したが、本発明はこれに限るものでな
く、映像の揺らぎやノイズ等で相関値にバラツキが生じ
ても、本来の最低相関値(例えば相関値「10」)を動
きベクトルの検出対象範囲に含むようにするための、1
を超えた係数であればよい。
【0026】前記実施形態例では、相関値演算部は、検
出対象のブロック(例えばGB55)に対応した位置にあ
る前フレーム画面のブロック(例えばZB55)を中心と
した周辺の複数ブロック(例えば9×9の81ブロッ
ク)を、動きベクトル検出領域KRとして相関値を算出
するようにしたが、本発明はこれに限るものではない。
例えば、動きベクトル検出領域KRが、図5(a)に示
すように前フレーム画面の対応したブロックZB33(G
33に対応したブロック)を中心とした一定領域(例え
ば5×5の25ブロック)の場合や、前フレーム画面の
対応したブロックを中心以外の位置に含む一定領域(例
えば5×5の25ブロック)の場合であってもよい。
【0027】
【発明の効果】発明による動きベクトル検出回路は、相
関値演算部、最低相関値検出部、乗算部、相関値変換部
及び動きベクトル生成部を具備し、映像の揺らぎやノイ
ズ等により相関値演算部で求めた相関値にバラツキが生
じ、最低相関値検出部で検出した最低相関値S1(例え
ば9)が原点からかけ離れた誤ったブロックに対応した
相関値で、原点に近いブロックに対応した本来の最低相
関値(例えば0)がS1より大きな相関値S1a(例え
ば10)に変化した場合、相関値変換部が、相関値演算
部で求めた相関値のうちの、乗算部の乗算値k・S1
(例えば1.5×S1)以下の相関値をS1以下の設定
相関値S2(例えば0)に置換し、置換前の相関値S1
aを検出対象の最低相関値(S2)に含め、動きベクト
ル生成部が、複数の最低相関値のうちの原点に最も近い
ブロックに対応した相関値(置換前の相関値S1aに対
応)を検出し、この検出相関値に対応したブロック位置
と原点とを始点、終点とする移動ベクトルを生成し動き
ベクトルとして出力するように構成した。このため、映
像の揺らぎノイズ等による誤った動きベクトルの検出を
防止でき、動画補正時に画質が悪化するのを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による動きベクトル検出回路の一実施形
態例を示すブロック図である。
【図2】図1の相関値変換部で置換される前と後の相関
値データを説明するもので、(a)は置換される前の相
関値データ1の説明図、(b)は置換された後の相関値
データ2の説明図である。
【図3】サブフィールド点灯方式を説明するもので、
(a)は256階調の手法における駆動シーケンスの説
明図、(b)は駆動波形図である。
【図4】従来例における動きベクトル検出回路のブロッ
ク図である。
【図5】図4の作用を説明する図で、(a)は前フレー
ム画面を示す図、(b)は現フレーム画面を示す図であ
る。
【図6】相関値の算出を説明するためのブロックの構成
例を示すもので、(a)は前フレーム画面のブロック
(2×2ドット)を構成する各ドットの輝度レベルがA
1、B1、C1、D1であることを示す図、(b)は現
フレーム画面のブロック(2×2ドット)を構成する各
ドットの輝度レベルがA2、B2、C2、D2であるこ
とを示す図である。
【図7】図4の回路において、ノイズ混入や映像の揺ら
ぎ等によって相関値演算部で求めた相関値にバラツキが
生じたときの相関値データの説明図である。
【符号の説明】
10…フレームメモリ、 12…映像信号の入力端子、
14…相関値演算部、 16、28…動きベクトル生
成部、 18…動きベクトルの出力端子、 20…最低
相関値検出部、 22…乗算部、 24…遅延部、 2
6…相関値変換部、 A1、B1、C1、D1…前フ
レーム画面のブロック(2×2ドット)を構成する各ド
ットの輝度レベル、 A2、B2、C2、D2…現フレ
ーム画面のブロック(2×2ドット)を構成する各ドッ
トの輝度レベル、 GB11〜GB55…現フレーム画面の
ブロック、 KR…前フレーム画面の動きベクトル検出
領域、 MV…移動ベクトル(動きベクトル)、 ZB
11〜ZB79…前フレーム画面のブロック。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現フレーム画面の検出対象のブロックを基
    準として、前フレーム画面の検出領域内の全てのブロッ
    クに対する映像信号の相関値を演算する相関値演算部
    と、この相関値演算部で求めた複数の相関値のうちの最
    も相関性が高い最低相関値S1を検出する最低相関値検
    出部と、この最低相関値S1に係数k(k>1)を掛け
    る乗算部と、前記相関値演算部で求めた複数の相関値の
    うち乗算値k・S1以下の相関値を前記最低相関値S1
    以下の設定相関値S2に置換して出力する相関値変換部
    と、この相関値変換部から出力する設定相関値S2のう
    ちの原点(現フレーム画面のブロック位置に対応した位
    置にある前フレーム画面のブロック位置)に最も近いブ
    ロックに対応した相関値を検出し、この検出相関値に対
    応したブロックの位置と原点とを始点、終点とする移動
    ベクトルを生成し、動きベクトルとして出力する動きベ
    クトル生成部とを具備してなることを特徴とする動きベ
    クトル検出回路。
  2. 【請求項2】相関値演算部は、原点を中心とした周辺の
    複数ブロックを前フレーム画面の検出領域として映像信
    号の相関値を演算してなる請求項1記載の動きベクトル
    検出回路。
  3. 【請求項3】乗算部は、最低相関値検出部で検出した最
    低相関値S1に1.5(係数kが1.5の場合)を掛け
    てなる請求項1又は2記載の動きベクトル検出回路。
  4. 【請求項4】相関値変換部は、相関値演算部で求めた複
    数の相関値のうち乗算値k・S1以下の相関値を0(設
    定相関値S2が0の場合)に置換して出力してなる請求
    項1、2又は3記載の動きベクトル検出回路。
JP9213954A 1997-03-06 1997-07-25 動きベクトル検出回路 Pending JPH1145068A (ja)

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