JP4158950B2 - ディスプレイ装置の動画補正回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、1フレームを複数のサブフィールド(又はサブフレーム)に時分割し、入力映像信号の輝度レベルに対応したサブフィールドを発光して多階調画像を表示するディスプレイ装置の動画補正回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
薄型、軽量のディスプレイ装置として、PDP(プラズマディスプレイパネル)やLCD(液晶ディスプレイパネル)が注目されている。このPDPの駆動方式は、従来のCRT駆動方式とは全く異なっており、ディジタル化された入力映像信号による直接駆動方式である。したがって、パネル面から発光される輝度階調は、扱う信号のビット数によって定まる。
【0003】
PDPは、基本的特性の異なるAC型とDC型の2方式に分けられる。AC型PDPでは、輝度と寿命については十分な特性が得られているが階調表示に関しては、試作レベルで最大64階調表示までの報告しかなかったが、アドレス・表示分離型駆動法(ADSサブフィールド法)による将来の256階調の手法が提案されている。
この方法に使用されるPDPの駆動シーケンスと駆動波形が図5(a)(b)に示される。
【0004】
図5(a)において、例えば、8ビット、256階調の場合、1フレームは、輝度の相対比が1、2、4、8、16、32、64、128の8個のサブフィールドSF1、SF2、SF3、SF4、SF5、SF6、SF7、SF8で構成され、8画面の輝度の組み合わせで256階調の表示を行うものとする。
【0005】
図5(b)において、それぞれのサブフィールドは、リフレッシュした1画面分のデータの書込みを行うアドレス期間とそのサブフィールドの輝度レベルを決めるサスティン期間で構成される。アドレス期間では、最初全画面同時に各ピクセルに初期的に壁電荷が形成され、その後サスティンパルスが全画面に与えられ表示を行う。サブフィールドの明るさはサスティンパルスの数に比例し、所定の輝度に設定される。このようにして256階調表示が実現される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のようなアドレス・表示分離型駆動方式のディスプレイ装置の動画補正回路は、従来、図6に示すように構成され、動き検出部10が入力端子12に入力した映像信号に基づいてフレーム間における画素(例えば動画素)の動きベクトルを検出し、動画補正部14が動き検出部10の検出値に基づいて入力端子12に入力した映像信号を補正し、この補正した映像信号を出力端子16を介してPDP(図示省略)へ出力し、注目画素についての各サブフィールドの表示位置を補正して動画補正を行っていた。
【0007】
しかしながら、図6に示した従来例では、処理対象となる注目画素について動きベクトルを検出し、この動きベクトルに基づいて注目画素の動きを補正するようにしていたので、ノイズ等による画像の揺らぎから実際の動きベクトルと違う動きベクトルを検出して、補正時の画質の悪化を招くことがあるという問題点があった。
【0008】
例えば、図7に示すように、注目画素G1を中心とした周辺画素G2〜G9の9画素(3×3)からなる動画素を考えた場合、ノイズ等の影響を受けて注目画素G1の動きベクトルの検出値が「2」から「5」に変化し、周辺の8画素G2〜G9の動きベクトルの検出値がノイズ等の影響をそれ程受けずに「2」又は「3」であるとすると、周辺画素G2〜G9については検出値「2」、「3」に基づいて動き補正が行われるのに対して、注目画素G1については間違った検出値「5」に基づいて動き補正が行われるので、動き補正によって画質が悪化するという問題点があった。
【0009】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、1フレームを複数のサブフィールドに時分割し、入力映像信号の輝度レベルに対応したサブフィールドを発光して多階調画像を表示するディスプレイ装置において、ノイズ等による画像の揺らぎで周辺の画素とかけ離れた動きベクトルを検出した場合においても、動き補正で画質が悪化するのを防止することのできる動画補正回路を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明による動画補正回路は、1フレームを複数のサブフィールドに時分割し、入力映像信号の輝度レベルに対応したサブフィールドを発光して多階調画像を表示するディスプレイ装置において、入力映像信号に基づいてフレーム間における画素の動きベクトルを検出する動き検出部と、注目画素を含む設定範囲S内の画素についての動き検出部による検出値の中から最も数の多い同一の検出値を求める多数決処理部と、動き検出部による検出値同一の画素が設定範囲S内において注目画素を含んで縦、横、斜めのいずれかに連続して並んでいるか否かを検出するとともに、検出時に同一の検出値を出力する縦・横・斜め検出部と、この縦・横・斜め検出部の検出出力が有るときには縦・横・斜め検出部の出力する検出値を選択し、縦・横・斜め検出部の検出出力が無いときには多数決処理部で求めた検出値を選択するセレクタと、このセレクタで選択した検出値に基づき注目画素についての各サブフィールドの表示位置を補正してディスプレイ装置側に出力する動画補正部とを具備してなることを特徴とする。
【0013】
1フレームをn個のサブフィールドSFn〜SF1に時分割し、nビットの入力映像信号の多階調画像を表示する場合について考えると、動き検出部はフレーム間における画素(例えば動画素)の動きベクトルを検出する。多数決処理部は、設定範囲S内の画素についての動き検出部による検出値の中から最も数の多い同一の検出値を求める。縦・横・斜め検出部は、動き検出部による検出値同一の画素が設定範囲S内において注目画素を含んで縦、横、斜めのいずれかに連続して並んでいるか否かを検出するとともに、検出時に同一の検出値(例えば注目画素の検出値)を出力する。セレクタは、縦・横・斜め検出部の検出出力が有るときには縦・横・斜め検出部の出力する検出値を選択し、縦・横・斜め検出部の検出出力が無いときには多数決処理部で求めた検出値を選択する。動画補正部は、セレクタで選択した検出値に基づいて、注目画素についての各フレームのn個のサブフィールドSFn〜SF1の表示位置を補正する。
【0014】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、多数決処理で決まらない範囲をなくすために、多数決処理部は設定範囲S内の画素に順位付けをし、多数決で求めた検出値が複数あるときに、この複数の検出値の中から順位付けの高い方の画素の検出値を求める。
【0015】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、多数決処理部や縦・横・斜め検出部の構成を簡単にするために、設定範囲S内の画素を、注目画素とその周辺の画素の3×3の9画素とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づき説明する。
図1は本発明によるディスプレイ装置の動画補正回路の一実施形態例を示すものである。
図1において図6と同一部分は同一符号とする。図1において、10は動き検出部で、この動き検出部10は入力端子12に入力した映像信号(例えばnビットのディジタル信号)に基づいてフレーム間における画素(例えば動画素)の動きベクトル(移動方向と移動量)を検出するように構成されている。例えば、現フレームと前フレームの映像信号に基づいて、PDPにおける現フレーム画面の動画素の動きベクトルを検出する。
【0017】
18は多数決処理部で、この多数決処理部18は、注目画素を含む設定範囲S内の画素についての前記動き検出部10による検出値の中から、最も数の多い同一の検出値を求めて出力するように構成されている。
具体的には、図7(a)に示すように、注目画素G1の検出値が「5」、周辺画素のうちのG2、G3、G5、G7及びG8の検出値が「2」、G4、G6及びG9の検出値が「3」の場合には、検出値「2」の画素が5個で最も多いので、この検出値「2」を多数決として求めて出力する。
【0018】
14は動画補正部で、この動画補正部14は、前記多数決処理部18から出力する検出値(例えば「2」)に基づいて、前記入力端子12に入力した注目画素G1についての各サブフィールド(SFn〜SF1)の表示位置を補正し、出力端子16を介してPDPへ出力するように構成されている。
【0019】
つぎに、図1の作用につき図7(a)を併用して説明する。
説明の便宜上、図7(a)に示すように、設定範囲Sを処理対象である注目画素G1とその周辺画素G2〜G9からなる3×3の9画素とし、注目画素G1の動きベクトルの検出値が、ノイズ等による画像の揺らぎから本来の検出値(例えば「2」)と違う検出値「5」となり、周辺画素のうちのG2、G3、G5、G7及びG8の検出値が「2」、G4、G6及びG9の検出値が「3」で、ノイズ等による画像の揺らぎの影響を殆ど受けていないものとする。検出値「5」、「2」、「3」は所定方向(例えば上方向)の移動量(例えば5、2、3ドット/フレーム)を表している。このため、検出値「−5」、「−2」、「−3」(図示省略)は、反対方向の移動量(例えば5、2、3ドット/フレーム)を表すことになる。
【0020】
動き検出部10は、入力端子12に入力する現フレームと前フレームの映像信号に基づいて、PDPにおける現フレーム画面の各画素(例えば動画素)の動きベクトルを検出する。この動きベクトルは、各画素の移動方向(例えば画面の上方向)と移動量(例えば2ドット/フレーム)を表し、図7(a)に示す設定範囲Sについて、注目画素G1の検出値が「5」、周辺画素のうちのG2、G3、G5、G7及びG8の検出値が「2」、G4、G6及びG9の検出値が「3」となる。
【0021】
多数決処理部18は、注目画素G1を含む設定範囲S内の画素G1〜G9についての動き検出部10による検出値「5」、「2」、「3」の中から、最も数の多い同一の検出値「2」を求める。
動画補正部14は、多数決処理部18で求めた検出値「2」に基づき、注目画素G1についてのn個のサブフィールドSFn〜SF1の表示位置を補正する。このため、ノイズ等による画像の揺らぎによって、注目画素G1の検出値が周辺画素G2〜G9の検出値(「2」、「3」)からかけ離れた値(「5」)となった場合でも、多数決処理で突出した値(「5」)を除去することができ、動画補正を行ったときの画質の劣化を防ぐことができる。
【0022】
前記実施形態例では、多数決処理部は、設定範囲S内の画素についての動き検出部によるの検出値の中から最も数の多い同一の検出値(図7(a)の例では「2」)を求めるように構成したが、本発明はこれに限るものでなく、設定範囲S内の画素に順位付けをし、多数決で求めた同一の検出値が複数あるときに、この複数の同一検出値の中から順位付けの高い方の画素の検出値を求めるように構成した場合についても利用することができる。
【0023】
例えば、図7(b)に示すように、注目画素G1を第1順位、周辺画素G2からG9までを英字に付加した数字に従って第2順位から第9順位までとする。このように順位付けをした場合、多数決処理部は、動きベクトルの検出値が図7(a)のときには前記実施態様例と同様に最も数の多い同一の検出値「2」を求めて出力するが、図7(b)に示すように、周辺画素G2〜G9のうちのG2、G3、G4及びG6の検出値が「3」、G5、G7、G8及びG9の検出値が「2」の場合には、多数決で求めた検出値が「3」と「2」の2つあるとき(すなわち検出値が「3」と「2」の画素数が共に4で多数決が決まらないとき)には、順位付けの高い方の周辺画素G2の検出値「3」を求めて出力する。この順位付けは一例であって、上述のようなG1〜G9の添数字に従った場合に限らないのは勿論である。
【0024】
前記実施形態例では、多数決処理(順位付けする場合としない場合を含めて)で突出した値を除去することによって、動画補正を行ったときの画質の劣化を防ぐように構成したが、多数決処理だけでは解決できない次のような例外的な場合がある。
すなわち、一本の縦線画像が所定方向(例えば横方向)へ所定量(例えば3ドット/フレーム)移動しているような場合、動き検出部10の検出値は、図2(a)に示すように、注目画素G1及び周辺画素G3、G8については「3」、それ以外の周辺画素G2、G4、G5、G6、G7及びG9については「0」となるので、多数決処理すると一番数の多い検出値「0」が出力し、動画補正部14は注目画素G1の動きがないものととして処理してしまうという問題点があった。一本の横線画像や斜め線画像が所定方向へ移動(例えば3ドット/フレーム)しているような場合、動き検出部10の検出値が図2(b)(c)(d)に示すようになるので、同様の問題点があった。
【0025】
図3は上述のような問題点を解決するための実施形態例を示すもので、図1と同一部分は同一符号とする。図3において、20は縦・横・斜め検出部、22はセレクタである。前記縦・横・斜め検出部20は、前記動き検出部10による検出値同一の画素が設定範囲S内において注目画素G1を含んで縦、横、斜めのいずれかに連続して並んでいるか否かを検出するとともに、検出時に前記同一の検出値(例えば注目画素G1の検出値)を出力するように構成されている。前記セレクタ22は、前記縦・横・斜め検出部20の検出出力slが有る(例えばHレベル)ときには、この縦・横・斜め検出部20の出力する検出値sv(動きベクトル)を選択し、前記縦・横・斜め検出部20の検出出力slが無い(例えばLレベル)ときには多数決処理部18で求めた検出値tv(動きベクトル)を選択するように構成されている。
【0026】
このため、注目画素G1を中心とした設定範囲S内の画素についての動き検出部10による検出値が、図4(a)に示すように、注目画素G1及び周辺画素G3、G8については特定値「N」(例えばN=3)、それ以外の周辺画素G2、G4、G5、G6、G7及びG9についてはN以外の不定値「X」(例えばX=0や1)である縦線に対応しているときには、縦・横・斜め検出部20の検出出力slによってセレクタ22が検出値「N」(sv=N)を選択し、動画補正部14は、セレクタ22で選択した検出値「N」に基づいて、注目画素G1についてのn個のサブフィールドSFn〜SF1の表示位置を補正する。
【0027】
注目画素G1を中心とした設定範囲S内の画素についての動き検出部10による検出値が、図4(b)、(c)、(d)に示すように、横線、左上り斜め線、右上り斜め線に対応したときには、前記縦線の場合と同様にして、縦・横・斜め検出部20の検出出力slによってセレクタ22が検出値「N」(sv=N)を選択し、動画補正部14は、セレクタ22で選択した検出値「N」に基づいて、注目画素G1についてのn個のサブフィールドSFn〜SF1の表示位置を補正する。
【0028】
一方、注目画素G1を中心とした設定範囲S内の画素についての動き検出部10による検出値が、図4(a)、(b)、(c)、(d)に示す場合と異なる場合(例えば縦、横、斜め線に対応した検出値でない場合)には、縦・横・斜め検出部20の検出出力slが無い(例えばLレベル)ので、セレクタ22は多数決処理部18の出力する検出値tvを出力し、動画補正部14は、セレクタ22で選択した検出値tvに基づいて、注目画素G1についてのn個のサブフィールドSFn〜SF1の表示位置を補正する。
【0029】
前記実施形態例では、多数決処理部が多数決をとる範囲、縦・横・斜め検出部の検出対象とする範囲である設定範囲Sが3×3の9画素の場合について説明したが、本発明はこれに限るものではない。例えば設定範囲が5×5の25画素の場合についても利用することができる。
【0030】
前記実施形態例では、ディスプレイ装置がPDPの場合について説明したが、本発明はこれに限るものでなく、ディジタルディスプレイ装置(例えばLCD)の場合について利用することができる。
【0032】
【発明の効果】
請求項1の発明による動画補正回路は、1フレームを複数のサブフィールドに時分割し、入力映像信号の輝度レベルに対応したサブフィールドを発光して多階調画像を表示するディスプレイ装置において、前記入力映像信号に基づいてフレーム間における画素の動きベクトルを検出する動き検出部と、注目画素を含む設定範囲S内の画素についての前記動き検出部による検出値の中から最も数の多い同一の検出値を求める多数決処理部と、前記動き検出部による検出値同一の画素が前記設定範囲S内において前記注目画素を含んで縦、横、斜めのいずれかに連続して並んでいるか否かを検出するとともに、検出時に前記同一の検出値を出力する縦・横・斜め検出部と、この縦・横・斜め検出部の検出出力が有るときには前記縦・横・斜め検出部の出力する検出値を選択し、前記縦・横・斜め検出部の検出出力が無いときには前記多数決処理部で求めた検出値を選択するセレクタと、このセレクタで選択した検出値に基づいて、前記注目画素についての各サブフィールドの表示位置を補正して前記ディスプレイ装置側に出力する動画補正部とを具備しているので、ノイズ等の画像の揺らぎによって注目画素について周辺画素とかけ離れた動きベクトルを検出したような場合にも、多数決処理で均一でない動きベクトルを除去することができ、動画補正を行ったときに画質の劣化を防ぐことができる。さらに、一本の縦線、横線、斜め線の画像が所定方向へ動くような場合に、縦・横・斜め検出部の検出出力で縦線、横線、斜め線の画素についての検出値を、多数決で求めた検出値に優先させるようにしたので、一本の縦線、横線、斜め線の画像が所定方向へ動く場合にも、その動きベクトルを検出して映像の細部まで正確な動き補正を行うことができる。
【0033】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、多数決処理部が、設定範囲S内の画素に順位付けをし、多数決で求めた同一の検出値が複数あるときに、この複数の検出値の中から順位付けの高い方の画素の検出値を求めるように構成したので、多数決処理で決まらない範囲をなくすことができる。
【0034】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、設定範囲S内の画素を注目画素とその周辺の画素の3×3の9画素とした場合には、多数決処理部や縦・横・斜め検出部の構成を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスプレイ装置の動画補正回路の一実施形態例を示すブロック図である。
【図2】1本の縦線、横線、斜め線の画像が所定方向へ移動する場合の設定範囲S内の画素の動きベクトルの検出値の一例を示すもので、(a)は1本の縦線画像の場合、(b)は1本の横線画像の場合、(c)は1本の左上り斜め線画像の場合、(d)は1本の右上り斜め線画像の場合の検出値を示す説明図である。
【図3】本発明によるディスプレイ装置の動画補正回路の他の実施形態例を示すブロック図である。
【図4】1本の縦線、横線、斜め線の画像が所定方向へ移動する場合の縦・横・斜め検出部による動きベクトルの検出値の一例を示すもので、(a)は1本の縦線画像の場合、(b)は1本の横線画像の場合、(c)は1本の左上り斜め線画像の場合、(d)は1本の右上り斜め線画像の場合の検出値を示す説明図である。
【図5】サブフィールド点灯方式を説明するもので、(a)は256階調の手法における駆動シーケンスの説明図、(b)は駆動波形図である。
【図6】従来例のディスプレイ装置の動画補正回路を示すブロック図である。
【図7】注目画素G1の動きベクトル検出値が、ノイズ等による画像の揺らぎによって周辺画素G2〜G9とかけ離れた動きベクトル検出値となった場合を示す説明図で、(a)は設定範囲S内の画素G1〜G9のうちの検出値が「2」の画素が最も多い場合、(b)は設定範囲S内の画素G1〜G9のうちの検出値が「2」と「3」の画素が最も多い場合の説明図である。
【符号の説明】
10…動き検出部、 12…入力端子、 14…動画補正部、 16…出力端子、 18…多数決処理部、 20…縦・横・斜め検出部、 22…セレクタ、G1…注目画素、 G2〜G9…周辺画素、 N…設定範囲S内で注目画素G1を含んで縦、横、斜めに連続して並んだ画素についての同一の動きベクトル値(固有値)、 PDP…プラズマディスプレイパネル(ディスプレイ装置の一例)、 S…注目画素G1及び周辺画素G2〜G9の範囲を定める設定範囲、 SF1〜SFn…サブフィールド、 sl…セレクト信号、 sv…動きベクトル値(検出値)、 tv…多数決処理部から出力する動きベクトル値(検出値)、
X…設定範囲S内の画素の動きベクトル検出値で、検出値N以外の不定値。
Claims (3)
- 1フレームを複数のサブフィールドに時分割し、入力映像信号の輝度レベルに対応したサブフィールドを発光して多階調画像を表示するディスプレイ装置において、前記入力映像信号に基づいてフレーム間における画素の動きベクトルを検出する動き検出部と、注目画素を含む設定範囲S内の画素についての前記動き検出部による検出値の中から最も数の多い同一の検出値を求める多数決処理部と、前記動き検出部による検出値同一の画素が前記設定範囲S内において前記注目画素を含んで縦、横、斜めのいずれかに連続して並んでいるか否かを検出するとともに、検出時に前記同一の検出値を出力する縦・横・斜め検出部と、この縦・横・斜め検出部の検出出力が有るときには前記縦・横・斜め検出部の出力する検出値を選択し、前記縦・横・斜め検出部の検出出力が無いときには前記多数決処理部で求めた検出値を選択するセレクタと、このセレクタで選択した検出値に基づいて、前記注目画素についての各サブフィールドの表示位置を補正して前記ディスプレイ装置側に出力する動画補正部とを具備してなることを特徴とするディスプレイ装置の動画補正回路。
- 多数決処理部は、設定範囲S内の画素に順位付けをし、多数決で求めた検出値が複数あるときに、この複数の検出値の中から順位付けの高い方の画素の検出値を求めてなる請求項1記載のディスプレイ装置の動画補正回路。
- 設定範囲S内の画素は、注目画素とその周辺の画素の9画素(3×3画素)としてなる請求項1又は2記載のディスプレイ装置の動画補正回路。
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