JP3482764B2 - ディスプレイ装置の動画補正用動き量検出回路 - Google Patents

ディスプレイ装置の動画補正用動き量検出回路

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JP3482764B2
JP3482764B2 JP10637296A JP10637296A JP3482764B2 JP 3482764 B2 JP3482764 B2 JP 3482764B2 JP 10637296 A JP10637296 A JP 10637296A JP 10637296 A JP10637296 A JP 10637296A JP 3482764 B2 JP3482764 B2 JP 3482764B2
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徹 相田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1フレームをn
(例えば8)個のサブフィールドに分割して点灯するデ
ィスプレイパネル(例えばPDPやLCD)で、nビッ
トの映像信号の中間調画像を表示するディスプレイ装置
において、動画補正に必要な動き量(移動量と移動方向
を表す動きベクトル、以下同様)を検出する動き量検出
回路に関するものである。ここで、PDPはプラズマデ
ィスプレイパネルを表し、LCDは液晶ディスプレイパ
ネルを表す。
【0002】
【従来の技術】最近、薄型、軽量のディスプレイ装置と
して、PDPが注目されている。このPDPの駆動方式
は、従来のCRT駆動方式とは全く異なっており、ディ
ジタル化された映像入力信号による直接駆動方式であ
る。したがって、パネル面から発光される輝度階調は、
扱う信号のビット数によって定まる。
【0003】PDPは基本的特性の異なるAC型とDC
型の2方式に分けられる。AC型PDPでは、階調表示
に関し試作レベルで最大64階調表示までの報告しかな
かったが、アドレス・表示分離型駆動法(ADSサブフ
ィールド法)による将来の256階調の手法が提案され
ている。
【0004】ADSサブフィールド法における1フレー
ム(又は1フィールド)は、輝度の相対比が、たとえば
1、2、4、8、16、32、64、128の8個のサ
ブフィールドで構成され、8画面の輝度の組み合わせで
256階調の表示を行う。それぞれのサブフィールド
は、リフレッシュした1画面分のデータの書込みを行う
アドレス期間とそのサブフィールドの輝度レベルを決め
るサスティン期間で構成される。アドレス期間では、最
初全画面同時に各ピクセルに初期的に壁電荷が形成さ
れ、その後サスティンパルスが全画面に与えられ表示を
行う。サブフィールドの明るさはサスティンパルスの数
に比例し、所定の輝度に設定される。このようにして2
56階調表示が実現される。
【0005】以上のようなAC駆動方式のディスプレイ
装置では、動画表示時に生じる画質低下(例えば格子状
模様の発生)を補正するために、1フレーム又は複数フ
レーム間における動画の動き量を検出することが必要な
場合がある。
【0006】例えば、上述のようなAC駆動方式のディ
スプレイ装置では、階調数を増やせば増やすほど画質は
向上するが発光期間としてのサスティン期間が相対的に
短くなって最大輝度が低下し、逆に扱う信号のビット数
を減らせば発光輝度が増加するが階調表示が少なくなっ
て画質の低下を招くため、入力信号のビット数よりも出
力駆動信号のビット数を低減して発光輝度を低下させ
ず、しかも、入力信号と発光輝度との差(例えば濃淡誤
差)を最小にするための擬似中間調処理が用いられるこ
とがある。
【0007】このようなディスプレイ装置の中間調処理
を行う一例として、点灯ドットと不点灯ドットを逆に配
列したパターン1、2の信号をフレーム毎に切り換えて
出力し、この出力信号をnビットの入力映像信号の最下
位ビットが「1」のときに上位(n−1)ビットの信号
に加算してPDP等へ出力して擬似中間調表示をする場
合があるが、点灯ドットと不点灯ドットを逆に配列した
パターン1、2の信号が1フレーム毎に切り換えとなる
ので、動画で1フレームにおける水平方向又は垂直方向
の動き量が奇数ドットの場合に画面上に格子状の模様が
目立って画質が低下することがあるという問題点があっ
た。
【0008】上述のような動画表示時に生じる画質低下
を補正するための動き量検出回路は、従来、図2(a)
に示すように構成されていた。すなわち、図2(b)
(c)および図3(a)(b)に示すように、PDP1
0の表示画面を2ドット×2ドット(M×NのM、Nが
2の場合)の単位ブロックUBに区分し、ブロックレベ
ル差演算部12の一方のブロック化処理部14が、入力
端子16に入力した現フレームのnビットの映像信号V
を順次単位ブロックUB化し、この単位ブロックUB内
の各ドット(画素)の輝度レベルを抽出する。
【0009】ブロックレベル差演算部12の他方のブロ
ック化処理部18が、入力端子16に入力し1フレーム
遅延部20で1フレーム遅延された前フレーム(1フレ
ーム前のフレーム)のnビットの映像信号Vを順次単位
ブロックUB化し、この単位ブロックUB内の各ドット
(画素)の輝度レベルを抽出する。
【0010】ブロックレベル差演算部12の計算部22
は、ブロック化処理部14、18で抽出された現フレー
ムと前フレームの単位ブロックUBの対応ドットの輝度
レベルを用いて、次式(1)に示すような対応ドット間
の輝度レベル差の総和Sを演算する。 S=(1g−1z)+(2g−2z)+(3g−3z)
+(4g−4z)…(1) (1)式において、1z、
2z、3z、4zは、図2(b)に示すように、前フレ
ームの単位ブロックUBz内の1、2、3、4に位置す
る各ドットの輝度レベルを表し、1g、2g、3g、4
gは、同図(c)に示すように、現フレームの単位ブロ
ックUBg内の1、2、3、4に位置する各ドットの輝
度レベルを表す。
【0011】動き量演算部24は、ブロックレベル差演
算部12の計算部22からの演算値Sと、位置カウンタ
26からの位置信号とに基づいて、単位ブロックUB毎
の演算値Sを順次比較し、演算値Sが最小となる単位ブ
ロックの位置を検出し、1フレーム間における単位ブロ
ックUBの移動量と移動方向を演算し、出力端子28か
ら動き量(動きベクトル)信号Moを出力する。
【0012】すなわち、前フレーム画面の図3(a)に
斜線を付した対象とする単位ブロックUBzの輝度レベ
ル1z、2z、3z、4zと、現フレーム画面の図3
(b)に斜線を付した対象とする単位ブロックUBgの
輝度レベル1g、2g、3g、4gとの差の総和S(式
(1)の演算値)が、現フレーム画面の対象とする単位
ブロックUBgを順次矢印方向へ切り換えつつ1画面全
部について単位ブロック毎に求められる。
【0013】そして、このような総和Sを求める演算
は、前フレーム画面の全画面について対象とする単位ブ
ロックUBz順次切り換えて行われる。上述のようにし
て求められた演算値Sは順次比較され、演算値Sが最小
となる前フレームの単位ブロックUBzと現フレームの
単位ブロックUBgの位置が検出され、1フレーム間に
おける単位ブロックUBの移動量と移動方向が演算され
る。
【0014】しかしながら、図2(a)に示した従来例
では、nビットの映像信号V自体を対象として、前フレ
ームと現フレームの単位ブロックUB毎のレベル差の総
和Sを比較し動画の動き量を求めていたので、単位ブロ
ックUB内静止しているレベル(静止しているビット)
と動いているレベルが混在している時、静止しているレ
ベルも動いていると判断してしまう。このため、1フレ
ームをn個のサブフィールドに分割して点灯するディス
プレイパネル(例えばPDP)で、nビットの映像信号
の中間調画像を表示するディスプレイ装置において、よ
り適正な動画補正を行うことができないという問題点が
あった。
【0015】本発明は、上述の問題点に鑑みなされたも
ので、動画の動き量を検出するために用いる単位ブロッ
ク内に動き量の異なるレベルが混在していても(例えば
動き量がゼロのビットと動き量のあるビットが混在して
いても)、各ビット毎に動き量を検出して、より適正な
動画補正を行うことのできるディスプレイ装置の動画補
正用動き量検出回路を提供することを目的とするもので
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
1フレームをn(nは2以上の整数、例えば8)個のサ
ブフィールドに分割して点灯するディスプレイパネル
で、nビットの映像信号の中間調画像を表示するディス
プレイ装置において、ディスプレイパネルの表示画面を
M×N(M、Nは2以上の整数)ドットの単位ブロック
で区分し、1フレーム前又は複数フレーム前の対象とす
る単位ブロックの映像信号と現フレームの対象とする
(例えば全ての)単位ブロックの映像信号とを順次比較
し、1フレーム又は複数フレーム間における単位ブロッ
クの移動量と移動方向を検出する動き量検出回路を、n
ビットの映像信号の各ビットに対応したn個設けてなる
ことを特徴とするものである。
【0017】nビットの映像信号の各ビットに対応した
n個の動き量検出回路は、nビットの映像信号の対応し
たビットの映像信号について、1フレーム前又は複数フ
レーム前の対象とする単位ブロックの映像信号と現フレ
ームの対象とする(例えば全ての)単位ブロックの映像
信号とを順次比較し、1フレーム又は複数フレーム間に
おける単位ブロックの移動量と移動方向を検出する。こ
のようにnビットの映像信号の各ビット毎に動画補正用
の動き量を検出するので、1フレームをn個のサブフィ
ールドに分割して点灯するディスプレイパネルでnビッ
トの映像信号の中間調画像を表示するディスプレイ装置
において、より適正な動画補正を行うことができる。
【0018】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おける各ビットに対応したn個の動き量検出回路が、1
フレーム前の対応する単位ブロックの映像信号と現フレ
ームの対象とする(例えば全ての)単位ブロックの映像
信号とを順次比較し、単位ブロック内の対応するドット
間で点灯、不点灯の状態が一致するドット数を演算する
一致ドット数演算部と、この一致ドット数演算部の演算
値が最大となる単位ブロックの位置を検出して1フレー
ム間における単位ブロックの移動量と移動方向を演算す
る動き量演算部とを具備する。このため、1フレーム間
における動画補正用の動き量を検出することができる。
【0019】請求項3に係る発明は、請求項1の発明に
おける各ビットに対応したn個の動き量検出回路が、複
数フレーム前の対象とする単位ブロックの映像信号と現
フレームの対象とする(例えば全ての)単位ブロックの
映像信号とを順次比較し、単位ブロック内の対応するド
ット間で点灯、不点灯の状態が一致するドット数を演算
する一致ドット数演算部と、この一致ドット数演算部の
演算値が最大となる単位ブロックの位置を検出して複数
フレーム間における単位ブロックの移動量と移動方向を
演算する動き量演算部とを具備する。このため、複数フ
レーム間における動画補正用の動き量を検出することが
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態例を図1に基
づき説明する。図1において図2と同一部分は同一符号
とする。図1において、30(0)、30(1)、…、
30(n−1)は、n(例えば8)ビットの映像信号V
の各ビットに対応して独立に設けられたn個の動き量検
出回路である。26は位置カウンタで、この位置カウン
タ26は、垂直同期信号、水平同期信号およびクロック
信号に基づいて位置信号を作成し、前記動き量検出回路
30(0)、30(1)、…、30(n−1)のそれぞ
れに各ビットに対応した位置信号を出力するように構成
されている。
【0021】前記動き量検出回路30(0)は、入力端
子32に結合されたブロック化処理部34と、前記入力
端子32に1フレーム遅延部36を介して結合されたブ
ロック化処理部38と、前記ブロック化処理部34、3
8の出力側に順次結合された一致ドット数演算部40、
動き量演算部42とからなっている。
【0022】前記ブロック化処理部34は、前記入力端
子32に入力した現フレームのnビットの映像信号Vの
うちの最下位ビットの信号V(0)を順次単位ブロック
UBg化し、この単位ブロックUBg内の16個のドッ
ト(画素)が点灯しているか否かを判別して出力するよ
うに構成され、前記ブロック化処理部38は、前フレー
ム(1フレーム前)の最下位ビットの映像信号V(0)
を順次単位ブロックUBz化し、この単位ブロックUB
z内の16個のドット(画素)が点灯しているか否かを
判別して出力するように構成されている。
【0023】前記単位ブロックUBz、UBgは、図1
(b)(c)に示すように、前記PDP10の表示画面
を4ドット×4ドット(M、Nがともに4の場合)で区
分した場合の単位ブロックを表し、図2(b)(c)の
2ドット×2ドット(M、Nがともに2の場合)の単位
ブロックUBz、UBgの他の例に対応している。
【0024】前記一致ドット数演算部40は、前記ブロ
ック化処理部34から出力する現フレーム画面の対象と
する(例えば全ての)単位ブロックUBgの映像信号V
(0)と、前記ブロック化処理部38から出力する前フ
レーム画面の対象とする(例えば全ての)単位ブロック
UBzの映像信号V(0)とを単位ブロック毎に順次比
較し、単位ブロック内の対応する16個のドット間で点
灯、不点灯の状態が一致するドット数を演算して出力す
るように構成されている。
【0025】前記動き量演算部42は、前記一致ドット
数演算部40から出力する演算値と前記位置カウンタ2
6から出力する位置信号とに基づいて、前記一致ドット
数演算部40から出力する演算値が最大となる前フレー
ムの単位ブロックUBzと現フレームの単位ブロックU
Bgの位置を検出し、1フレーム間における単位ブロッ
クの移動量と移動方向を演算し、最下位ビットの映像信
号V(0)についての動き量(動きベクトル)信号Mo
(0)を出力端子44に出力するように構成されてい
る。
【0026】前記動き量検出回路30(1)は、nビッ
トの映像信号Vのうちの最下位ビットの次のビットの信
号V(1)についての動き量信号Mo(1)を検出して
出力する回路で、前記動き量検出回路30(0)と同様
に構成されている。以下同様に構成されている。例え
ば、前記動き量検出回路30(n−1)は、nビットの
映像信号Vのうちの最上位ビットの信号V(n−1)に
ついての動き量信号Mo(n−1)を検出して出力する
回路で、前記動き量検出回路30(0)と同様に構成さ
れている。
【0027】つぎに図1(a)に示した実施形態例の作
用を同図(b)(c)を併用して説明する。nビットの
映像信号Vのうちの最下位ビットの信号V(0)につい
ての動き量検出回路30(0)は、前フレームの対象と
する単位ブロックUBzの映像信号と、現フレームの対
象とする単位ブロックUBgの映像信号とを単位ブロッ
ク毎に比較し、1フレーム間における単位ブロックの移
動量と移動方向を検出する。
【0028】さらに詳しくは、ブロック化処理部34は
現フレームの映像信号V(0)を順次単位ブロックUB
g化し、この単位ブロックUBg内の16個のドット
(画素)が点灯しているか否かを判別して出力し、ブロ
ック化処理部38は、前フレームの映像信号V(0)を
順次単位ブロックUBz化し、この単位ブロックUBz
内の16個のドット(画素)が点灯しているか否かを判
別して出力する。
【0029】いま、対象とする単位ブロックUBg、U
Bgが全フレーム画面、現フレーム画面の全画面につい
ての単位ブロックであるとすると、一致ドット数演算部
40は、まず、ブロック化処理部34から出力する前フ
レーム画面の対象とする第1の単位ブロックUBzとブ
ロック化処理部38から出力する現フレーム画面の全て
の単位ブロックUBgとを単位ブロック毎に順次比較
し、単位ブロック内の対応する16個のドット間で点
灯、不点灯の状態が一致するドット数を演算する。つい
で、前フレーム画面の対象とする第2の単位ブロックU
Bzと現フレーム画面の全ての単位ブロックUBgとを
単位ブロック毎に順次比較し、点灯、不点灯の状態が一
致するドット数を演算する。以下、前フレーム画面の対
象とする第3、第4、…の単位ブロックUBzのそれぞ
れに対して、同様の演算を行い、前フレーム画面の全画
面について行う。
【0030】動き量演算部42は、一致ドット数演算部
40から出力する演算値と位置カウンタ26から出力す
る位置信号とに基づいて、一致ドット数演算部40から
出力する演算値が最大となる前フレームの単位ブロック
UBzと現フレームの単位ブロックUBgの位置を検出
し、1フレーム間における単位ブロックの移動量と移動
方向を演算し、映像信号V(0)についての動き量(動
きベクトル)信号Mo(0)を出力端子44に出力す
る。
【0031】例えば、前フレーム画面の対象とする単位
ブロックUBz内の16個のドットの点灯、不点灯状態
が図1(b)であるとすると、現フレーム画面の単位ブ
ロックUBg内の16個のドットの点灯、不点灯状態が
図1(c)のときに演算値が最大(すなわち16)とな
るから、この条件を満足する単位ブロックUBz、UB
gの位置から単位ブロックの移動量と移動方向が求めら
れる。
【0032】最下位ビットの次のビットの信号V(1)
についての動き量検出回路30(1)は、動き量検出回
路30(0)と同様に作用して、映像信号V(1)につ
いての動き量信号Mo(1)を求めて出力し、以下同様
にして、最上位ビットの信号V(n−1)についての動
き量検出回路30(n−1)は、映像信号V(n−1)
についての動き量信号Mo(n−1)を求めて出力す
る。
【0033】上述のように、nビットの映像信号Vの各
ビット毎に動画補正用の動き量を検出するので、1フレ
ームをn個のサブフィールドに分割して点灯するPDP
でnビットの映像信号Vの中間調画像を表示するディス
プレイ装置において、より適正な動画補正を行うことが
できる。
【0034】前記実施形態例では、一致ドット数演算部
が比較対象とする前フレームの単位ブロックを前フレー
ム画面の全てを形成する単位ブロックとし、これらの単
位ブロックの各々を現フレームの対象とする全ての単位
ブロックと比較し、単位ブロック内の対応するドット間
で点灯、不点灯の状態が一致するドット数を演算するよ
うにしたが、本発明はこれに限るものでなく、一致ドッ
ト数演算部が比較対象とする前フレームの単位ブロック
を前フレーム画面のうちの所定箇所(例えば1又は複数
の単位ブロックおき)の単位ブロックとし、これらの単
位ブロックの各々を現フレームの対象とする(例えば、
全ての又は1若しくは複数の単位ブロックおきの)単位
ブロックと比較し、単位ブロック内の対応するドット間
で点灯、不点灯の状態が一致するドット数を演算するよ
うにしてもよい。
【0035】前記実施形態例では、1フレーム遅延部を
設け、一致ドット数演算部が1フレーム前の対象とする
単位ブロックの映像信号と現フレームの対象とする(例
えば全ての)単位ブロックの映像信号とを順次比較し、
単位ブロック内の対応するドット間で点灯、不点灯の状
態が一致するドット数を演算し、動き量演算部が一致ド
ット数演算部の演算値が最大となる単位ブロックの位置
を検出して1フレーム間における単位ブロックの移動量
と移動方向を演算するようにしたが本発明はこれに限る
ものではない。
【0036】例えば、1フレーム遅延部の代わりに複数
フレーム遅延部を設け、一致ドット数演算部が複数フレ
ーム前の対象とする単位ブロックの映像信号と現フレー
ムの対象とする(例えば全ての)単位ブロックの映像信
号とを順次比較し、単位ブロック内の対応するドット間
で点灯、不点灯の状態が一致するドット数を演算し、動
き量演算部が一致ドット数演算部の演算値が最大となる
単位ブロックの位置を検出して複数フレーム間における
単位ブロックの移動量と移動方向を演算するようにして
もよい。
【0037】前記実施形態例では、動き量検出回路は一
致ドット数演算部と動き量演算部とを具備するようにし
たが、本発明はこれに限るものでなく、1フレーム前又
は複数フレーム前の対象とする単位ブロックの映像信号
と現フレームの対象とする(例えば全ての)単位ブロッ
クの映像信号とを順次比較し、1フレーム又は複数フレ
ーム間における単位ブロックの移動量と移動方向を検出
するものであればよい。
【0038】前記実施形態例では、単位ブロックUBを
形成するM×NのM、Nがともに4の場合について説明
したが、本発明はこれに限るものでなく、このM、Nは
2以上の整数であればよい。
【0039】前記実施形態例では、ディスプレイパネル
がPDPの場合について説明したが、本発明はこれに限
るものでなく、1フレームを複数のサブフィールドに分
割して点灯するディスプレイパネル(例えば液晶ディス
プレイパネル)の場合について利用することができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1に係る発明は、1フレームをn
個のサブフィールドに分割して点灯するディスプレイパ
ネルで、nビットの映像信号の中間調画像を表示するデ
ィスプレイ装置において、1フレーム前又は複数フレー
ム前の対象とする単位ブロックの映像信号と現フレーム
の対象とする(例えば全ての)単位ブロックの映像信号
とを順次比較し、1フレーム又は複数フレーム間におけ
る単位ブロックの移動量と移動方向を検出する動き量検
出回路を、nビットの映像信号の各ビットに対応したn
個設けることによって、nビットの映像信号の各ビット
毎に動画補正用の動き量を検出しているので、1フレー
ムをn個のサブフィールドに分割して点灯するディスプ
レイパネルでnビットの映像信号の中間調画像を表示す
るディスプレイ装置において、より適正な動画補正を行
うことができる。
【0041】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、各ビットに対応したn個の動き量検出回路が、
1フレーム前の対象とする単位ブロックの映像信号と現
フレームの対象とする(例えば全ての)単位ブロックの
映像信号とを順次比較し、単位ブロック内の対応するド
ット間で点灯、不点灯の状態が一致するドット数を演算
する一致ドット数演算部と、この一致ドット数演算部の
演算値が最大となる単位ブロックの位置を検出して1フ
レーム間における単位ブロックの移動量と移動方向を演
算する動き量演算部とを具備したので、1フレーム間に
おける動画補正用の動き量を検出することができる。
【0042】請求項3に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、各ビットに対応したn個の動き量検出回路が、
複数フレーム前の対象とする単位ブロックの映像信号と
現フレームの対象とする(例えば全ての)単位ブロック
の映像信号とを順次比較し、単位ブロック内の対応する
ドット間で点灯、不点灯の状態が一致するドット数を演
算する一致ドット数演算部と、この一致ドット数演算部
の演算値が最大となる単位ブロックの位置を検出して複
数フレーム間における単位ブロックの移動量と移動方向
を演算する動き量演算部とを具備したので、複数フレー
ム間における動画補正用の動き量を検出することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスプレイ装置の動画補正用動
き量検出回路の一実施形態例を示すもので、(a)はブ
ロック図、(b)(c)は(a)の一致ドット数演算部
の演算値が最大となる場合の単位ブロックの点灯、不点
灯状態の説明図で、(b)は前フレームの単位ブロック
UBzの点灯、不点灯状態の説明図、(c)は現フレー
ムの単位ブロックUBgの点灯、不点灯状態の説明図で
ある。
【図2】従来例を示すもので、(a)はブロック図、
(b)(c)は(a)(b)は前フレームの対象とする
単位ブロックUBzの輝度レベルの説明図、(c)は現
フレームの単位ブロックUBgの輝度レベルの説明図で
ある。
【図3】PDPの表示画面を示すもので、(a)は前フ
レームの表示画面の対象とする第1の単位ブロックUB
zの説明図、(b)は(a)の対象とする第1の単位ブ
ロックUBzと比較する現フレームの表示画面の対象と
する単位ブロックUBgのの説明図である。
【符号の説明】
10…PDP(プラズマディスプレイパネル)、 12
…ブロックレベル差演算部、 14、18、34、38
…ブロック化処理部、 16、32…入力端子、 2
0、36…1フレーム遅延部、 22…計算部、 2
4、42…動き量演算部、 26…位置カウンタ、 2
8、44…出力端子、 30(0)…nビットの映像信
号Vのうちの最下位ビットの信号V(0)についての動
き量検出回路、 30(1)…nビットの映像信号Vの
うちの最下位ビットの次のビットの信号V(1)につい
ての動き量検出回路、 30(n−1)…nビットの映
像信号Vのうちの最上位ビットの信号V(n−1)につ
いての動き量検出回路、 40…一致ドット数演算部、
1g〜4g…現フレームの単位ブロックUBg内の各
ドットの輝度レベル、 1z〜4z…前フレームの単位
ブロックUBz内の各ドットの輝度レベル、 Mo…n
ビットの映像信号についての動き量信号、 Mo(0)
…最下位ビットの映像信号V(0)についての動き量信
号、 UBg…現フレームのM×N(M、Nがともに4
又は2の場合)ドットの単位ブロック、UBz…前フレ
ームのM×N(M、Nがともに4又は2の場合)ドット
の単位ブロック、 V…nビットの映像信号、 V
(0)…nビットの映像信号Vのうちの最下位ビットの
信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G09G 3/28 G09G 3/36 3/36 3/28 K (72)発明者 小野寺 純一 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株 式会社富士通ゼネラル内 (72)発明者 傳田 勇人 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株 式会社富士通ゼネラル内 (72)発明者 松永 誠司 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株 式会社富士通ゼネラル内 (72)発明者 相田 徹 神奈川県川崎市高津区末長1116番地 株 式会社富士通ゼネラル内 (56)参考文献 特開 平3−73686(JP,A) 特開 平6−165157(JP,A) 特開 平6−165162(JP,A) 特開 平7−302061(JP,A) 特開 平8−130696(JP,A) 特開 平8−211848(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/20 660 G09G 3/20 612 G09G 3/20 641 G09F 9/313 G09G 3/28 G09G 3/36

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1フレームをn(nは2以上の整数)個の
    サブフィールドに分割して点灯するディスプレイパネル
    で、nビットの映像信号の中間調画像を表示するディス
    プレイ装置において、前記ディスプレイパネルの表示画
    面をM×N(M、Nは2以上の整数)ドットの単位ブロ
    ックで区分し、1フレーム前又は複数フレーム前の対象
    とする単位ブロックの映像信号と現フレームの対象とす
    る単位ブロックの映像信号とを順次比較し、1フレーム
    又は複数フレーム間における単位ブロックの移動量と移
    動方向を検出する動き量検出回路を、nビットの映像信
    号の各ビットに対応したn個設けてなることを特徴とす
    るディスプレイ装置の動画補正用動き量検出回路。
  2. 【請求項2】各ビットに対応したn個の動き量検出回路
    は、1フレーム前の対象とする単位ブロックの映像信号
    と現フレームの対象とする単位ブロックの映像信号とを
    順次比較し、単位ブロック内の対応するドット間で点
    灯、不点灯の状態が一致するドット数を演算する一致ド
    ット数演算部と、この一致ドット数演算部の演算値が最
    大となる単位ブロックの位置を検出して1フレーム間に
    おける単位ブロックの移動量と移動方向を演算する動き
    量演算部とを具備してなる請求項1記載のディスプレイ
    装置の動画補正用動き量検出回路。
  3. 【請求項3】各ビットに対応したn個の動き量検出回路
    は、複数フレーム前の対象とする単位ブロックの映像信
    号と現フレームの対象とする単位ブロックの映像信号と
    を順次比較し、単位ブロック内の対応するドット間で点
    灯、不点灯の状態が一致するドット数を演算する一致ド
    ット数演算部と、この一致ドット数演算部の演算値が最
    大となる単位ブロックの位置を検出して複数フレーム間
    における単位ブロックの移動量と移動方向を演算する動
    き量演算部とを具備してなる請求項1記載のディスプレ
    イ装置の動画補正用動き量検出回路。
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