JPH1144982A - 現像装置及びその制御方法 - Google Patents

現像装置及びその制御方法

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JPH1144982A
JPH1144982A JP9201599A JP20159997A JPH1144982A JP H1144982 A JPH1144982 A JP H1144982A JP 9201599 A JP9201599 A JP 9201599A JP 20159997 A JP20159997 A JP 20159997A JP H1144982 A JPH1144982 A JP H1144982A
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JP
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developing roller
developing
gear
image
roller
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JP9201599A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Takeyama
佳伸 竹山
Masanori Saito
政範 斉藤
Hideaki Kibune
英明 木船
Nobuyuki Yanagawa
信之 柳川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従動歯車と一体的な第1現像ローラと、他の従
動歯車と一体的な第2現像ローラとを交互に駆動して同
一の画像担持体の潜像を現像するために、これら従動歯
車の一方に対し選択的に駆動歯車を噛み合わせて現像ロ
ーラの駆動を切り換える現像装置において、噛み合うべ
き駆動歯車と従動歯車とが両者とも回転停止状態である
ために生ずる歯と歯のぶつかり合いによる噛合不可能状
態を回避すること。 【解決手段】現像ローラを穂切りのために逆転させるべ
く、切り換え前の第1現像ローラを現像ローラ駆動モー
タにより逆転させている間、従って、駆動歯車が現像ロ
ーラ切換モータにより逆転駆動させられている間に、こ
の逆転中の駆動歯車を、回転を停止している第2現像ロ
ーラと一体の従動歯車に噛み合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一の画像担持体
に形成された潜像を複数の現像ローラにより切り換えて
現像する現像装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】同一の画像担持体の潜像を第1の色で可
視像化するべく回転する第1現像ローラと第2の色で可
視像化するべく回転する第2現像ローラなど、複数の現
像ローラを有し、現像を終えた現像ローラから別の現像
ローラによる現像へと現像の切り換え動作を行なう際
に、現像を終えた現像ローラを逆転させて穂切りを行な
うようにした現像装置が特開平5−249833号公
報、特開平5−216337号公報、特開平8−179
621号公報、特開平5−333701号公報等に開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に開示された
技術では、複数の各現像ローラの駆動方法については言
及されておらず、個々に駆動源を備えるものとすれば、
現像装置ばかりか、画像形成装置全体のコンパクト化の
要請に反する。そこで、各現像ローラの駆動源を共通化
することが考えられる。
【0004】共通の駆動源側と、従動側としての複数の
各現像ローラ側とを歯車を介して選択的に動力伝達可能
にする構成を採用した場合、ある現像ローラから別の現
像ローラへと駆動系を切り換える際に、駆動源側の歯車
と従動側の歯車との噛み合いに関し、非噛み合い状態か
ら噛み合い状態に移行するとき、一方の歯車と他方の歯
車の歯形の山と谷とが対向していれば、噛み合いは円滑
になされるが、一方の歯車の歯と他方の歯車の歯形の山
同士が対向していると、歯形の山同士がぶつかり合い噛
み合いが行なわれない或いは噛み合いが困難になる。こ
のため、現像ローラの駆動系の切り換えが円滑になされ
なくなる。
【0005】そこで本発明は、現像ローラの駆動系の切
り換えを円滑に行なうことのできる現像装置及びその制
御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、以下の構成とした。 (1)同一の画像担持体の潜像を第1の色で可視像化す
るべく回転する第1現像ローラと第2の色で可視像化す
るべく回転する第2現像ローラとを有し、一方の現像ロ
ーラによる現像から他方の現像ローラによる現像へと現
像の切り換え動作を行なう際に、それまで現像を行なっ
ていた現像ローラを逆転させて穂切りを行なうようにし
た現像装置であって、前記第1現像ローラに連結された
第1歯車と、前記第2現像ローラに連結された第2歯車
と、これら第1、第2現像ローラを駆動するための共通
駆動源としての駆動歯車手段と、前記駆動歯車手段と前
記第1歯車との噛み合い時には前記駆動歯車手段と前記
第2歯車との噛み合いが解除され、前記駆動歯車手段と
前記第2歯車との噛み合い時には前記駆動歯車手段と前
記第1歯車との噛み合いを解除されるように、前記駆動
歯車手段を変位させる駆動歯車手段の変位手段と、前記
穂切りのための前記駆動歯車手段の逆転駆動中に、前記
駆動歯車手段の変位手段による前記駆動歯車手段の噛み
合い位置の変更を行なう制御手段とを有することとした
(請求項1)。
【0007】(2)同一の画像担持体の潜像を第1の色
で可視像化するべく回転する第1現像ローラと第2の色
で可視像化するべく回転する第2現像ローラとを有し、
一方の現像ローラによる現像から他方の現像ローラによ
る現像へと現像の切り換え動作を行なう際に、それまで
現像を行なっていた現像ローラを逆転させて穂切りを行
なうようにした現像装置の制御方法であって、前記第1
現像ローラに連結された第1歯車と、前記第2現像ロー
ラに連結された第2歯車と、これら第1、第2現像ロー
ラを駆動するための共通駆動源としての駆動歯車手段
と、前記駆動歯車手段と前記第1歯車との噛み合い時に
は前記駆動歯車手段と前記第2歯車との噛み合いが解除
され、前記駆動歯車手段と前記第2歯車との噛み合い時
には前記駆動歯車手段と前記第1歯車との噛み合いを解
除されるように、前記駆動歯車手段を変位させる駆動歯
車手段の変位手段を有する現像装置について、前記穂切
りのための前記駆動歯車手段の逆転駆動中に、前記駆動
歯車手段の変位手段による前記駆動歯車手段の噛み合い
位置の変更を行なうこととした(請求項2)。
【0008】(3)同一の画像担持体の潜像を第1の色
で可視像化するべく回転する第1現像ローラと第2の色
で可視像化するべく回転する第2現像ローラとを有し、
一方の現像ローラによる現像から他方の現像ローラによ
る現像へと現像の切り換え動作を行なう際に、それまで
現像を行なっていた現像ローラを逆転させて穂切りを行
なうようにした現像装置の制御方法であって、前記第1
現像ローラに連結された第1歯車と、前記第2現像ロー
ラに連結された第2歯車と、これら第1、第2現像ロー
ラを駆動するための共通駆動源としての駆動歯車手段
と、前記駆動歯車手段が前記第1歯車に噛み合うときに
は前記第2歯車との噛み合いが解除され、前記駆動歯車
手段が前記第2歯車に噛み合うときには前記第1歯車と
の噛み合いが解除されるように該駆動歯車手段の位置を
変位させる駆動歯車手段の変位手段と、を有する現像装
置を同一の中間転写体に対向させて複数配置し、これら
各現像装置にそれぞれ設けた前記各現像ローラを所定の
現像順位で動作させて順次可視像化し、こうして可視像
化された画像を順次前記画像担持体から前記中間転写体
に重ね転写してカラー画像を得るものであるとき、前記
穂切りのため前記駆動歯車手段の逆転駆動中に行なう、
前記駆動歯車手段の変位手段による前記駆動歯車手段の
噛み合い位置の変更にかかる一連の動作を所定のタイミ
ングで行なうこととした(請求項3)。
【0009】(4)(3)記載の現像装置の制御方法に
おいて、前記所定のタイミングとは、前記画像担持体に
対し前記他方の現像ローラにより現像されるべき像の可
視像化前であることとした(請求項4)。
【0010】(5)(3)又は(4)において、前記中
間転写体の移動方向下流側の現像装置の下流位置に転写
紙への転写手段を設けたとき、前記所定の現像順位を、
同一の中間転写体に対向させて複数配置し各現像装置間
では、先に前記中間転写体の移動方向上流側の現像装置
中の任意の現像ローラ、次に前記中間転写体の移動方向
下流側の現像装置中の任意の現像ローラ、次に前記上流
側の現像装置の他の現像ローラ、次に前記下流側の現像
装置中の他の現像ローラの順にした(請求項5)。
【0011】(6)(3)又は(4)において、前記所
定の現像順位を、前回の画像形成における現像順位の最
後に用いた現像ローラを今度の画像形成における現像順
位の最初のものにした(請求項6)。
【0012】(7)(3)又は(4)において、フルカ
ラーモードと1色カラーモードとを選択自在とすると
き、前記所定の現像順位として最初に使用する現像ロー
ラを、最も使用頻度の高い色の現像剤を用いる現像ロー
ラにした(請求項7)。
【0013】(8)(3)又は(4)において、フルカ
ラーモードと1色カラーモードとを選択自在とすると
き、前記所定の現像順位として最初に使用する現像ロー
ラを、黒色の現像剤を用いる現像ローラにした(請求項
8)。
【0014】(9)(5)において、前記任意の現像ロ
ーラは、前記画像担持体の回転方向上流側の現像ローラ
であることとした(請求項9)。
【0015】
【発明の実施の形態】
(一)画像形成装置全体の説明 以下に、本発明の実施に適する画像形成装置の一例を画
像形成のプロセスとともに説明する。感光体ドラムや感
光体ベルトなどの画像担持体に少なくともA色、B色、
C色の三原色で形成されるトナー画像を中間転写体とし
ての中間転写ベルトに転写し、この中間転写ベルト上の
カラー画像を転写手段により転写紙に転写する画像形成
方法において、図11に示すように、矢印aの向きに走
行する中間転写ベルト10の同一移動面に沿って一定の
間隔を置いて配置され、感光体ドラム、帯電手段、現像
手段をそれぞれ有する第1の画像形成ユニット14およ
び第2の画像形成ユニット24により、中間転写ベルト
10上に、図12または図13に示す順序でトナー画像
を転写し、中間転写ベルト10上に得られたカラー画像
を転写手段11で転写紙Pに転写する。
【0016】ここで、中間転写ベルト10の全長をL、
転写紙Pの転写時における移動方向の長さの相当する長
さをmとしたとき、図12はL=m+αである場合のカ
ラー画像形成工程を、図13はL=2(m+α)である
場合のカラー画像形成工程をそれぞれ示す。ただし、図
12、図13では、αは中間転写ベルト上の非画像領域
の中間転写ベルト移動方向の長さであって、図12、図
13では、α<mであるとする。なお、αの長さは、中
間転写ベルト上の画像領域の長さ、または用いられる転
写紙の長さによって変化する。したがって転写紙Pの長
さよってはα>mの場合も存在する。
【0017】図12において、 (1)A色現像手段を有する第1の画像形成ユニット1
4により中間転写ベルト10にA色トナー画像を転写す
る。
【0018】(2)第2の画像形成手段24によりA色
トナー画像にB色トナー画像を重ね転写してA、B色ト
ナー画像を得、このA、B色トナー画像に第1の画像形
成ユニット14によりC色トナー画像を重ね転写して
A、B、C色トナー画像を得る。この時点で中間転写ベ
ルト10は略1回転する。
【0019】(3)工程(2)で得られたA、B、C色
トナー画像に、第2の画像形成ユニット24によりD色
トナー(黒色トナー)画像を重ねて転写し、得られたフ
ルカラー画像を転写紙P(1枚目)に転写手段11によ
り転写する。転写紙P(1枚目)への転写は中間転写ベ
ルト10の2回転目中に行なわれる。
【0020】(4)複数枚のカラープリントをとる場合
は、上記(3)の工程における第2の画像形成ユニット
24によるD色トナー画像の重ね転写と同時に、第1の
画像形成ユニット14によりA色トナー画像を転写し、
第2の画像形成ユニット24によりB色トナー画像を重
ね転写してA、B色トナー画像を得る。
【0021】(5)工程(4)で得られたA、B色トナ
ー画像に、第1の画像形成ユニット14によりC色トナ
ー画像を、続いて第2の画像形成ユニット24によりD
色トナー画像を重ねて転写して得、これを2枚目の転写
紙P(2枚目)に転写する。転写紙P(2枚目)への転
写は中間転写ベルト10の4回転目中に行なわれる。
【0022】(6)3枚目以降のプリントは、工程
(3)からの工程が繰り返されることにより、中間転写
ベルト10の6回転目に得られる。
【0023】図13において(L/2=m+α)の場合 (1)A色現像手段を有する第1の画像形成ユニット1
4により中間転写ベルト10にA色トナー画像を転写す
る。
【0024】(2)さらに第1の画像形成ユニット14
により中間転写ベルト10に後続のA色トナー画像を転
写しながら、先行のA色トナー画像に第2の画像形成ユ
ニット24によりB色トナー画像を重ねて転写してA、
B色トナー画像を得る。この時点で中間転写ベルト10
は略1回転する。
【0025】(3)工程(2)で得た中間転写ベルト1
0上のA、B色トナー画像に、第1の画像形成ユニット
14によりC色トナー画像を重ねて転写してA、B、C
色トナー画像を得、このA、B、C色トナー画像に第2
の画像形成ユニット24によりD色トナー(黒色トナ
ー)画像を重ねて転写し、得られたフルカラー画像を転
写紙P(1枚目)に転写手段11により転写する。転写
紙P(1枚目)への転写は、中間転写ベルト10の略
1.5回転から開始される。
【0026】(4)複数枚のカラーコピーをとる場合
は、工程(3)で第1の画像形成ユニット14により
A、B、C色トナー画像を得、第1の画像形成ユニット
14によりA色トナー画像を転写しながら、A、B、C
色トナー画像に第2の画像形成ユニット24によりD色
トナー画像を重ねて転写し、得られたフルカラー画像を
2枚目の転写紙P(2枚目)に転写する。転写紙P(2
枚目)への転写は、中間転写ベルトの略2.5回転から
開始される。
【0027】(5)工程(4)で第1の画像形成ユニッ
ト14により転写されたA色トナー画像に、第2の画像
形成ユニット24によりB色トナー画像を重ねて転写す
る。
【0028】(6)第1の画像形成ユニット14により
中間転写ベルト10に後続のA色トナー画像を転写しな
がら、工程(4)で得られたA色トナー画像に第2の画
像形成ユニット24によりB色トナー画像を重ねて転写
してA、B色トナー画像を得る。
【0029】(7)工程(6)で得られたA、B色トナ
ー画像に、第1の画像形成ユニット14によりC色トナ
ー画像を重ねて転写してA、B、C色トナー画像を得、
このA、B、C色トナー画像に第2の画像形成ユニット
24によりD色トナー画像を重ねて転写し、得られたカ
ラー画像を3枚目の転写紙P(3枚目)に転写する。転
写紙P(3枚目)への転写は、中間転写ベルト10の略
3.5回転から開始される。
【0030】(8)第1の画像形成ユニット14により
A色トナー画像を転写しながら、工程(7)で得られた
A、B、C色トナー画像に第2の画像形成ユニット24
によりD色トナー画像を重ねて転写し、得られたカラー
画像を4枚目の転写紙P(4枚目)に転写する。転写紙
P(4枚目)への転写は、中間転写ベルト10の略4.
5回転から開始される。
【0031】このように、中間転写ベルト10が、用い
られる転写紙Pの2倍以上の長さを有する場合、一枚目
のプリントは中間転写ベルト10の2回転で、2枚目は
3回転で、3枚目は4回転で、4枚目は5回転でそれぞ
れ得られる。すなわち、各プリントは、プリント枚数に
約0.5を加えた中間転写ベルト10の回転数目で開始
され、得ようとするプリント枚数は、このプリント枚数
に1を加えた回転数で得られる。
【0032】画像形成装置の全体の概要を示した図14
において、中間転写ベルト10は駆動ローラ13と従動
ローラ12との間に掛け渡されており、駆動ローラ13
によって矢印aの向きに走行するように駆動される。中
間転写ベルト10は、テンションローラ60により最適
の張力が与えられている。中間転写ベルト10の下側走
行面には、中間転写ベルト10の走行方向に沿って、第
1の画像形成ユニット14と、第2の画像形成ユニット
24とが一定の間隔を置いて配置されている。中間転写
ベルト10は、この実施例の画像形成装置に使用される
最大サイズの転写紙の移動方向の長さよりも非画像領域
分だけ長い。
【0033】第1の画像形成ユニット14は、画像担持
体としての感光体ドラム16の表面を一様に帯電するロ
ーラからなる帯電器17と、感光体ドラム16の帯電表
面に原稿に基づく画像信号によって変調されたビームで
書き込みを行う書き込み手段18と、A色現像器19、
C色現像器20、クリーニング手段21から主に構成さ
れていて、A色現像器19とC色現像器20とで第1の
現像装置6を構成している。
【0034】第2の画像形成ユニット24は、第1の画
像形成ユニット14と同じ構成からなり、感光体ドラム
26と、帯電器27と、書き込み手段28と、B色現像
器29、D色現像器30、クリーニング手段31を具備
しており、B色現像器29とD色現像器30とで第2の
現像装置8を構成している。第2の画像形成ユニット2
4は第1の画像形成ユニット14と同じ姿勢で装置本体
に装着されている。
【0035】各画像形成ユニット14、24は、装置本
体に対し着脱自在に設けられている。各感光体ドラム1
6、26の回転は中間転写ベルト10の走行と同期して
おり、その周速は、中間転写ベルト10の走行速度と厳
密に一致するように定められている。帯電器17、27
に代えて、コロナ放電器またはブラシによる帯電手段を
採用することができる。
【0036】各現像器は2成分現像剤を使用している。
A色現像器19はマゼンタトナー及びキャリアを、C色
現像器20はシアントナー及びキャリアを、B色現像器
29はイエロートナー及びキャリアを、D色現像器30
はブラックトナー及びキャリアをそれぞれ収容してお
り、帯電器17と書き込み手段18とによる周知の方法
で形成された各感光体ドラム16、26上の静電潜像
を、それぞれの現像ローラ32、33、34、35によ
り現像する。これらの現像ローラ32、33、34、3
5は固定磁石のまわりを非磁性のスリーブを回転させる
形式のものを使用した磁気ブラシ現像方式を採用してい
る。
【0037】4個の現像器19、20、29、30はそ
れぞれ図15にも示すような現像剤撹拌器であるパドル
2M、2C、2Y、2B、トナー補給器である搬送スク
リュー4M、4C、4Y、4B等を具備する同様の構成
を有し、例えば、特開平8−160697号公報記載そ
の他の周知のカラー現像器を採用することができる。
【0038】搬送スクリュー4M、4C、4Y、4Bは
羽根を螺旋状に巻いた如き構成をしている。パドル2
M、2C、2Y、2Bは現像剤の撹拌機能と搬送機能を
もたせるために、螺旋状の羽根と、放射状の板を有して
いる。図14では、煩雑さを避けるため螺旋状の羽根は
示さず、放射状の板のうち、対向する2枚について符号
1a、1bで示している。図15では、螺旋状の羽根を
符号1c、放射状の板のうち、対向する2枚のみ符号1
a,1bとともに図示し、他は省略している。
【0039】パドル4Mと搬送スクリュー4Mとはそれ
ぞれ回転により軸方向上互いに逆向きに現像剤を搬送
し、現像ローラ32の軸長手方向上に均等に現像剤を分
布させる。各感光体ドラム16、26には、転写用のバ
イアス電圧が印加される第1の転写ブラシ41および第
2の転写ブラシ42が、中間転写ベルト10を挾んでそ
れぞれ接離自在に、また、駆動ローラ13には、転写用
のバイアス電圧を印加される転写ローラ11が、中間転
写ベルト10を介して接離自在にそれぞれ設けられてい
る。なお、転写ブラシ41、42に代えて転写ローラを
使用することができる。
【0040】各感光体ドラム16、26は、平生、中間
転写ベルト10から下方に僅かに離れており、また第1
の転写ブラシ41および第2の転写ブラシ42は、中間
転写ベルト10から上方に離れており、各感光体ドラム
16、26上のトナー画像を中間転写ベルト10に転写
する工程で、第1の転写ブラシ41および/または第2
の転写ブラシ42により中間転写ベルト10を感光体ド
ラム16および/または26に接触させる。これらの接
触、離間の各動作は、第1の転写ブラシ41については
図2に示す第1の転写ブラシ接離手段106、第2の転
写ブラシ42については図2に示す第2の転写ブラシ接
離手段108により行なう。
【0041】駆動ローラ13と転写ローラ11とにより
カラー画像の転写部45を構成している。第1の転写ブ
ラシ41および第2の転写ブラシ42に代えて、コロナ
放電器またはブラシ帯電器による転写手段を採用するこ
とができる。従動ローラ12には中間転写ベルト10の
表面に残存するトナーを除去するクリーニング装置61
が接離自在に設けられている。このクリーニング装置6
1は後述する図2に符号104で示すように、中間転写
体用クリーニング装置の接離駆動手段104により接離
制御される。
【0042】第1、第2の画像形成ユニット14、24
の下方には、積載された転写紙を図14において右方に
一枚ずつ送り出す給紙装置(図示されず)が配置され
る。この給紙装置から送り出された一枚の転写紙Pは、
送りローラ対43、一対のレジストローラ44によって
転写部45に給送される。転写部45の斜め上方には、
矢印bの向きに回転駆動される加熱ローラ47とこれに
圧接して回転する加圧ローラ48とからなる定着装置5
0が配置されていいる。加熱ローラ47には、同加熱ロ
ーラの表面にオフセット防止液を塗布するローラ51が
必要に応じて当接している。
【0043】定着装置50の下流側には、定着装置50
から送り出される転写紙を排紙トレイ53上に送り出す
排紙ローラ対54が配置されている。図14の左上部に
は、排熱用の排気ファン55が設けられており、排紙ト
レイ53の下位に納められる電装部品が定着装置50の
熱の影響で加熱されるのを防止している。
【0044】以上述べた構成による動作を、L=m+α
の場合を例にとって説明する。 〔画像形成動作〕 (1)第1の画像形成ユニット14の感光体ドラム16
に、帯電器17と書き込み手段18とによりA色現像器
19に対応する静電潜像が形成され、この静電潜像がA
色現像器19で顕像化されてマゼンタトナー像(以下、
M像という)が得られる。このM像が第1の転写ブラシ
41により中間転写ベルト10に転写される。
【0045】(2)一方、中間転写ベルト10の矢印a
方向への走行に従い、M像が第2の画像形成ユニット2
4に近づく間に、感光体ドラム26に帯電器27と書き
込み手段28とによりB色現像器29に対応する静電潜
像が形成され、この静電潜像がB色現像器29で顕像化
されてイエロートナー像(以下、Y像という)が得られ
る。このY像が中間転写ベルト10上の、第1の画像形
成ユニット14で得られたM像に第2の転写ブラシ42
で重ね転写される。
【0046】(3)M、Y像の重ね像が、中間転写ベル
ト10の走行に従い、第1の画像形成ユニット14に近
づく間に、感光体ドラム16に帯電器17と書き込み手
段18とによりC色現像器20に対応する静電潜像が形
成され、この静電潜像がC現像器20で顕像化されてシ
アントナー像(以下、C像という)が得られる。このC
像が中間転写ベルト10上の、第2の画像形成ユニット
24で得られたM、Y像に第1の転写ブラシ41で重ね
転写される。
【0047】(4)M、Y、C像の重ね像が、中間転写
ベルト10の走行に従い、第2の画像形成ユニット24
に近づく間に、感光体ドラム26に帯電器27と書き込
み手段28とによりD色現像器35に対応する静電潜像
が形成され、この静電潜像がD色現像器35で顕像化さ
れてブラックトナー像(以下、BK像という)が得られ
る。このBK像が中間転写ベルト10上の、第1の画像
形成ユニット14で得られたM、Y、C像に第2の転写
ブラシ42で重ね転写される。
【0048】第2の転写ブラシ42で最終的にカラー画
像が中間転写ベルト10上に形成される頃、給紙装置か
ら送り出された転写紙がレジストローラ対44で転写部
45に送り込まれて、ここで転写紙にカラー画像が転写
される。転写されたカラー画像は定着装置50で転写紙
に定着され、排紙ローラ54で排紙トレイ53に送り出
される。カラー画像の転写を終えた中間転写ベルト10
はクリーニング装置61で残存トナーを除去される。
【0049】複数枚のプリントを得る場合は、M、Y像
の重ね像が第2の画像形成ユニット24で中間転写ベル
ト10に転写されるときに、第1の画像形成ユニット1
4で引き続いてM像を中間転写ベルト10に転写し、上
記(1)〜(4)の工程を繰り返す。
【0050】(二)請求項1、2に記載した発明の例 前記図12、図13、図14等と共に説明した各画像形
成のプロセスからもわかるように、画像形成の過程で、
第1の画像形成ユニット14については現像ローラ32
による現像と、現像ローラ33による現像が交互に行な
われ、第2の画像形成ユニット24については現像ロー
ラー34による現像と現像ローラ35による現像が交互
に行なわれる。このように、使用する現像ローラを切り
換える際には、それまで使用していた現像ローラについ
て現像不能の状態にする所謂穂切りの動作がなされる。
この穂切りの動作は、周知のように、穂切りの対象とな
る現像ローラを現像時における回転方向に対して逆転さ
せることにより行なう。
【0051】本例では、第1の画像形成ユニット14の
第1の現像装置6について、現像ローラ32、33のみ
ならず、搬送スクリュー4M、4C及びパドル2M、2
Cについても共通の駆動源から駆動力を得る機構を採用
している。そこで、共通の1つの駆動源を用いてこれら
現像ローラ32、33、搬送スクリュー4M、4C、パ
ドル2M、2C等を駆動し、かつ、穂切りも可能とする
機構の例を以下に説明する。第2の画像形成ユニット2
4の第2の現像装置8についても以下の説明に準じて同
じ機構が採用されるものとする。
【0052】これまでの説明に用いたA色(例えばマゼ
ンタトナーによる)は本発明における第1の色、C色
(例えばシアントナーによる)は本発明における第2の
色に対応するものとする。よって、A色で感光体ドラム
16の潜像を可視像化する現像ローラ32は本発明にお
ける第1現像ローラ、C色で感光体ドラム16の潜像を
可視像化する現像ローラ33は本発明における第2現像
ローラに対応する。
【0053】図14に示した第1の画像形成ユニット1
4のうち、第1の現像装置6について、その駆動機構を
示したのが図16であり、図16のうち駆動歯車手段及
びその変位手段の部分を示したのが図17である。第2
の現像装置8についても、図16、図17に示したもの
と全く同じ機構が採用されている。
【0054】図16において、動力伝達系を従動側から
現像側に向けてたどると、第1現像ローラとしての現像
ローラ32には歯車70Gが一体的に設けられていて、
この歯車70Gにアイドル歯車71Gが噛み合わされて
いる。さらに、アイドル歯車71Gはパドル2M(図1
4、図15参照)と一体的に設けられた歯車72Gに噛
み合い、歯車72Gはアイドル歯車73Gを介して第1
歯車74Gと噛み合っている。この第1歯車74Gは、
搬送スクリュー4M(図14、図15参照)と一体的に
構成されている。このように、第1歯車74Gは歯車7
3G,72G,71G,70G等を介して、第1現像ロ
ーラとしての現像ローラ32に連結されている。また、
これらの歯車70G〜74GはA色現像器19を構成す
る側板に軸支されている。
【0055】同様に、第2現像ローラとしての現像ロー
ラ33には歯車75Gが一体的に設けられていて、この
歯車75Gにアイドル歯車76Gが噛み合わされてい
る。さらに、アイドル歯車76Gはパドル2C(図1
4、図15参照)と一体的に設けられた歯車77Gに噛
み合い、歯車77Gはアイドル歯車78Gを介して第2
歯車79Gと噛み合っている。この第2歯車79Gは、
搬送スクリュー4C(図14、図15参照)と一体的に
構成されている。このように、第2歯車79Gは歯車7
8G,77G,76G,75G等を介して、第2現像ロ
ーラとしての現像ローラ33に連結されている。また、
これらの歯車75G〜79GはC色現像器20を構成す
る側板に軸支されている。
【0056】図16に示すように、第1歯車74Gと第
2歯車79Gとは間隔をおいて設けられていて、これら
の第1歯車74Gと第2歯車79Gとの間には、現像ロ
ーラ32、現像ローラ33を駆動するための共通駆動源
としての駆動歯車手段62が介在している。この駆動歯
車手段62は、第1歯車74Gと噛み合い得る歯車80
Gと、第2歯車79Gと噛み合い得る歯車81Gと、こ
れら歯車80G,81Gとの間に位置してこれら歯車8
0G,81Gと常時噛み合っている歯車82からなる。
【0057】以下、図16、図17を参照しながら説明
する。これら図16、図17において、歯車80G、8
1Gはそれぞれ揺動アーム64に軸支されている。歯車
82Gについては、該歯車82Gと共に回転する軸82
dが揺動アーム64より突出している筒状部64aに軸
支されると共に該筒状部を貫通し、貫通した軸端部に歯
車83Gが固定されている。歯車83Gはアイドル歯車
84Gを介して歯車85Gに噛み合わされている。歯車
85Gは正逆転可能な現像ローラ駆動モータ90の回転
軸に固定されている。現像ローラ駆動モータ90は不動
部材に固定されている。
【0058】筒状部64aは軸方向でのセグメント64
a−1の両側部分が、当該画像形成装置の本体側板及び
該本体側板に取り付けられた支持部材(図示省略)に軸
支されている。このため、揺動アーム64は筒状部64
a回転軸にして揺動可能である。また、軸82dは筒状
部64aに軸支されているので歯車83Gの回転は軸8
2dを介して歯車82Gに伝えられる。
【0059】筒状部64aの軸長手方向の略中央部から
は軸直角方向にセグメント64a−1が該筒状部64a
と一体的に延出している。セグメント64a−1はウオ
ーム65と噛み合うウオームホイールを想定したとき、
このウオームホイールの一部をセグメント状に切り出し
た如きものとして構成されていて、延出方向の端部には
歯車の歯が形成されている。セグメント64a−1には
ウオーム65が噛み合わされている。ウオーム65は正
逆転可能な現像ローラ切換モータ66の回転軸と一体的
に設けられている。現像ローラ切換モータ65は不動部
材に取り付けられている。
【0060】現像ローラ切換モータ66を駆動すること
により、ウオーム65を回転させ、これに伴いセグメン
ト64a−1を介して揺動アーム64を、筒状部64a
を揺動の支点にして揺動させることができる。図16、
図17を参照するに、揺動アーム64のある揺動位置で
は、歯車80Gと第1歯車74Gとを噛み合わせた状態
にすることができるし、ある揺動位置では歯車81Gと
第2歯車79Gとを噛み合わせた状態におくことができ
る。
【0061】図16に示すように揺動アーム64を反時
計回りの向きに揺動することにより、歯車80Gと第1
歯車74Gとを噛み合い状態におくと共に歯車80Gと
第2歯車79Gとの噛み合いを解除することができる。
このとき、現像ローラ32の駆動系が連結されると共に
現像ローラ33の駆動系の連結が絶たれる。上記の場合
と逆に揺動アーム64を時計回りの向きに揺動させるこ
とにより、歯車81Gと第2歯車79Gとを噛み合い状
態におくと共に、歯車80Gと第1歯車74Gとの噛み
合いを解除することができる。このとき、現像ローラ3
3の駆動系が連結されると共に現像ローラ32の駆動系
の連結が絶たれる。
【0062】このように、揺動アーム64、セグメント
64a−1、筒状部64a、ウオーム65、現像ローラ
切換モータ66等は、駆動歯車手段62を変位させて第
1歯車74G、第2歯車79Gに対する駆動歯車手段6
2の噛み合い状態を変える働きを有する。そこで、これ
らの部材からなる構成を駆動歯車手段の変位手段68と
称する。
【0063】現像ローラ駆動モータ90が回転するとき
その回転は、歯車85G→歯車84G→歯車83G→歯
車83G→歯車82Gの順に伝達される。歯車82Gに
は歯車80G,81が共通に噛み合っているので、歯車
80G,81も同時に同じ向きに回転する。このため、
これら歯車80G及び歯車81Gから同じ段数の歯車列
を経て駆動される歯車70G(現像ローラ32)と歯車
75G(現像ローラ33)も同じ向きに回転される。つ
まり、現像ローラ駆動モータ90を正転させるときに
は、現像ローラ32、33は共に現像に適する向きに回
転するし、現像ローラ駆動モータ90を逆転させれば現
像ローラ32、33は共に穂切りに適する向きに逆転さ
せることができる。
【0064】図16において、画像形成時での感光体ド
ラム16の回転方向を時計回りの向きとすると、現像ロ
ーラ32、33について現像に適する回転方向は反時計
回りの向きとなる。そこで、変位手段68により歯車8
0Gと第1歯車74Gとを噛み合い状態にして、現像ロ
ーラ32(歯車70G)を現像に適する向き(図16の
例では反時計回りの向き)に回転させるときの現像ロー
ラ駆動モータ90の回転方向を「正転」と称すれば、変
位手段68により現像ローラを切り換えて、歯車81G
と第2歯車79Gとを噛み合わせたときにも現像ローラ
駆動モータ90を「正転」させることにより、現像ロー
ラ33(歯車75G)を現像に適する向き(図16の例
では反時計回りの向き)に回転させることができる。
【0065】よって、現像ローラ駆動モータ90を正転
させるとき、現像ローラ32、33の何れについても現
像に適する向きに回転し、現像ローラ駆動モータ90を
逆転させるとき、現像ローラ32、33も逆転するの
で、穂切りを行なうことができる。この関係は駆動歯車
手段62についても同様で、現像ローラ32(歯車70
G)や現像ローラ33(歯車75G)を現像に適する向
きに回転させるときの駆動歯車手段62の各歯車の回転
方向を正転と称すれば、現像ローラ32(歯車70G)
や現像ローラ33(歯車75G)について穂切りを行な
うときには、駆動歯車手段62の各歯車は逆転させれば
よいということとなる。
【0066】この穂切りのための逆転の量をどの程度に
するかについては、種々の内容があるが、本例では、9
0°逆転させることとしている。このように駆動歯車手
段の変位手段68を設けることにより、1つの現像ロー
ラ駆動モータ90を用いて2つの現像ローラによる現像
を可能にしている。
【0067】本例の画像形成装置では図14において、
図16、図17で説明した構成の第1の現像装置6と全
く同じ構成を第2の現像装置8に採用している。よっ
て、同一の中間転写ベルト10に対向して同じ構成の第
1の現像装置6と第2の現像装置8とが配置されている
ことになる。
【0068】前記図14に則した画像形成プロセスの説
明で述べたように、第1の画像形成ユニット14と第2
の画像形成ユニット24とで交互に潜像形成及び現像を
行なうようにしている。例えば、1枚目の画像について
「現像ローラ32→現像ローラ34→現像ローラ33→
現像ローラ35」→2枚目の画像について「現像ローラ
32→現像ローラ34→現像ローラ33→現像ローラ3
5」→3枚目の画像について「現像ローラ32→現像ロ
ーラ34→現像ローラ33→現像ローラ35」…(以下
同じ)の順に現像を行なうようにしている。
【0069】この場合、第1の現像装置6について着目
すると、「現像ローラ32→現像ローラ33」→「現像
ローラ32→現像ローラ33」…(以下同じ)の順に切
り換えが交互に行なわれる。現像ローラ32から現像ロ
ーラ33への切換に際しては、現像ローラ32を、現像
に適する向きに回転している状態から、この向きと逆向
きに回転、つまり逆転させて穂切りを行ない、現像ロー
ラ33から現像ローラ32への切換に際しては、現像ロ
ーラ33を、現像に適する向きに回転している状態か
ら、この向きと逆向きに回転、つまり逆転させて穂切り
を行なう。
【0070】第2の現像装置8について着目すると、
「現像ローラ34→現像ローラ35」→「現像ローラ3
4→現像ローラ35」…(以下同じ)の順に切換が交互
に行なわれる。現像ローラ34から現像ローラ35への
切り換えに際しては、現像ローラ34を、現像に適する
向きに回転している状態から、この向きと逆向きに回
転、つまり逆転させて穂切りを行ない、現像ローラ35
から現像ローラ34への切り換えに際しては、現像ロー
ラ35を、現像に適する向きに回転している状態から、
この向きと逆向きに回転、つまり逆転させて穂切りを行
なう。
【0071】この発明では、図1に示すように、現像ロ
ーラ32から現像ローラ33に切り換えるとき、現像ロ
ーラ32について穂切りを行なうため正転の状態から一
時的に(時間T1の間)逆転に切り変える。そして、こ
の時間T1の間に、現像ローラ切換モータ68を時間T
2の間、正転させる。この正転により図16において揺
動アーム64が時計回りの向きに揺動し歯車80Gと歯
車74Gとの噛み合い状態が解除されると共に、歯車8
1Gと歯車79Gとが噛み合い状態になる。
【0072】ここで、歯車81Gと噛み合うべき歯車7
9Gは歯車81Gと噛み合うまでは回転が止まったまま
であり、仮に歯車81Gについても回転が止まったまま
であると、歯形の山と山とがぶつかり合うために噛み合
いが不能となることがある。この点、本発明では、現像
ローラ32の穂切りのために歯車82Gが逆転し、この
回転に連れて歯車81Gも回転している間に該歯車81
Gを歯車79Gに噛み合わせるようにしているので一方
の歯車の歯形の山と他方の歯車の歯形の山とがずれて、
歯形の山と歯形の谷とを円滑に噛み合わせることができ
る。時間T1を経過すると現像ローラ駆動モータ90の
駆動は停止して、現像ローラ33による現像の時機を待
ち、再び正転を開始する。
【0073】このような制御、つまり、穂切りのための
駆動歯車手段62の逆転駆動中に、駆動歯車手段の変位
手段68による駆動歯車手段62の噛み合い位置の変更
を行なうという制御は、図2に符号100で示す制御手
段により行なう。制御手段100はCPUからなるタイ
ミング信号生成回路からなり、図14に示した画像形成
装置についても、画像形成プロセスを実行する手段とし
て機能する。
【0074】制御手段100に対する入力は、中間転写
体のマーク検出信号S1、プリントオン信号S2、クロ
ック発信器の出力の3つからなるが、これに限定される
ものではない。マーク検出信号S1は図14に符号10
1で示すベルトマーク検知用のセンサ102からの出力
である。中間転写ベルト10の内周面には1箇所、ベル
トマークが印されている。センサ102は中間転写ベル
ト10が1回転する度に上記ベルトマークを検知して、
その検知出力S1を制御手段100に出力する。
【0075】本画像形成装置と接続されたパソコン(図
示されず)から出力される信号又はプリント オン信号
S2は、画像形成装置の操作パネルに設けられたプリン
トスイッチ(図示省略)をオンすることにより出力され
る信号で、この信号をトリガーとして画像形成プロセス
が開始される。クロック発振器の出力は画像形成に際し
ての種々のタイミングを定める基準となる。制御手段1
00の出力は、画像形成装置全体に係るもの、第1の画
像形成ユニット14に係るもの、第2の画像形成ユニッ
ト24に係るもの、の3種に分け、図2に示している。
但し、バイアス電位供給等は省略してある。
【0076】画像形成装置全体に係るものとして、中間
転写体用クリーニング装置の接離駆動手段104があ
り、制御手段100の出力により該接離駆動手段104
が制御される。この接離駆動手段104により、中間転
写ベルト10に残存するトナーが適時にクリーニングさ
れる。第1の画像形成ユニット14に係るものとして
は、制御手段100から、書き込み手段18、現像ロー
ラ駆動モータ90、変位手段68、第1の転写ブラシ接
離手段106等に対して出力がなされることが示されて
いる。第2の画像形成ユニット24に係るものについて
も、第1画像形成ユニット14に係るものと同様であ
る。
【0077】図14に示した画像形成装置による画像形
成プロセスの概要を、図3〜図14を参照しつつ説明す
る。この例は、中間転写ベルト10が、用いられる転写
紙Pの2倍に満たない長さを有するケースであり、中間
転写ベルト10の2回転毎に1枚ずつプリントが完成す
る。
【0078】図3はプリントスイッチのオンから中間転
写ベルト上にトナー像が転写されるまでの工程を説明し
たタイミングチャートであり、図4〜図10はプリント
スイッチのオンから画像形成を経て中間転写ベルトや感
光体ドラムの駆動が停止するまでのプロセスを説明した
フローチャートである。図4は全体のフローを示してい
るが、スペースの関係で縮小した図とならざるを得なか
ったので見やすくするため、図4に示すフローチャート
を(a)〜(f)の6区分に仕切り、この仕切られた各
区分を図5〜図9に分散した上、拡大して示している。
図5は図4(a)、図6は図4(b)、図7は図4
(c)、図8は図4(d)、図9は図4(e)、図10
は図4(f)をそれぞれ拡大した図に相当する。これら
図5〜図9に示した符号※1〜※6で各図の部分的なフ
ローを連結すると図4に示す1つのフローチャートがで
きるようになっている。
【0079】画像形成装置のメインスイッチをオンにす
ることで、パワー オンの状態になる。ステップP1で
は、画像形成装置の異常の有無がチェックされる。例え
ば転写紙通路にジャムが発生していれば、操作パネルに
該当箇所のジャム表示が出るので、画像形成装置のカバ
ーを開き、ジャム紙の除去等、異常の原因を除去する処
理である異常処理(ステップP2)を実行する。異常が
なければ、ステップP3でプリントスター指令を待つ。
【0080】図3において、プリントスイッチをオンす
ることによりプリント オン信号S2が立上り、ステッ
プ3からステップP4に進み転写クリーニング オンに
なる。転写クリーニング オンでは、クリーニング装置
61(図14参照)のクリーニングブレードが中間転写
ベルト10の外側の周面に当接し、クリーニング可能な
状態になる。同時に、ステップP5で、感光体ドラム1
6、26や中間転写ベルト10が駆動を開始する。ま
た、ステップP6で現像ローラ駆動モータ90、90’
が正転を開始する。このことは、図3でプリント オン
信号S2に同期して現像ローラ駆動モータ90、90’
の波形の立ち上がりで示されている。現像ローラ駆動モ
ータ90が正転することで現像ローラ32が正転し、現
像ローラ駆動モータ90’が正転することで現像ローラ
34が正転する。このことを図3では、現像実行ローラ
の欄に各現像ローラの符号である32、34を以って示
している。
【0081】既に中間転写ベルト10が駆動を開始して
いるのでステップP5において、やがて、センサ102
により中間転写ベルトのマークが検出され(ステップP
7)、図3に示すようにセンサ102出力としてパルス
が出る。以後、中間転写ベルト10が1回転する毎に、
周期的にこのパルス波形が出る。このセンサ出力102
からの出力が制御手段100に入力されるとFゲートが
生成される(ステップ8、9)。Fゲートはセンサ10
2の出力により制御手段100のCPU内部で生成さ
れ、各種制御信号の許可信号となるものである。
【0082】ステップP10でセンサ102による中間
転写ベルトのマークの検知回数が偶数かどうかを判断
し、奇数ならばステップP11でクリーニング装置61
による中間転写ベルト10のクリーニングを行なうし
(ステップP11)、偶数ならばステップP13に進み
クリーニング装置61による中間転写ベルト10のクリ
ーニングを解除する。このように偶数か奇数かで中間転
写ベルト10のクリーニングを行なう(オン)、行なわ
ない(オフ)を切り換えるのはこの画像形成プロセスで
は、中間転写ベルト10が奇数回転目にあるときプリン
ト1枚目用の画像はまだ画像形成の途中であり、中間転
写ベルト10が偶数回転したときに中間転写ベルト10
での画像の形成が終了するからである。
【0083】センサ102の出力があってから時間t1
の後、ステップP12において書き込み手段18による
感光体ドラム16に対する潜像の書き込みが開始され
る。以後もセンサ102の出力がある毎に、時間t1
けずれて書き込み手段18による書き込みが行なわれ
る。
【0084】次に、前記ステップP7で転写ベルトのマ
ークが1回検知された状態であるので、ステップP14
を経てステップP16に進む。書き込み手段18により
書き込まれた潜像は現像ローラ32によりA色のトナー
像により可視像化された上、第1の転写ブラシ41が配
置された転写位置に感光体ドラム16と共に回動する。
これに合わせて、書き込み手段18による書き込み開始
の時点から時間t2の後、ステップ16で第1の転写ブ
ラシ41が中間転写ベルト10に接して転写可能な状態
になる。この動作は第1の転写ブラシ接離手段106
(図2)の働きにより行なわれる。
【0085】ステップP17において、書き込み手段1
8による感光体ドラム16に対する書き込みの開始時点
から時間t3遅れて書き込み手段28による感光体ドラ
ム26への書き込みを開始する。この時間t3は、書き
込み手段18及び書き込み手段28による各潜像が可視
像化された後、中間転写体10上の同一位置で重なり合
うようなタイミングとして設定されている。
【0086】ステップP18では、前記ステップP7で
転写ベルトのマークが1回検知された状態であるので、
ステップP18を経てステップP20に進む。書き込み
手段28により書き込まれた潜像は現像ローラ34によ
りB色のトナー像により可視像化された上、第2の転写
ブラシ42が配置された転写位置に至り、これに合わせ
て、書き込み手段28による書き込み開始の時点から時
間t4の後、ステップ20で第2の転写ブラシ42が中
間転写ベルト10に接する(オンする)ように制御され
る。この動作は第2の転写ブラシ接離手段108(図
2)の働きにより行なわれる。なお、第1の転写ブラシ
41がオンしてから第2の転写ブラシ42がオンするま
での時間t8は、中間転写ベルト10が第1転写ベルト
41から第2の転写ベルト42まで進むのに要する時間
に相当し、これにより第1の画像形成ユニット14によ
るトナー像と、第2の画像形成ユニット24によるトナ
ー像とを重ねることができる。
【0087】この例では、第1の画像形成ユニット14
と第2の画像形成ユニット24を総合してみたとき、第
1の現像装置6における現像ローラ32、33、第2の
現像装置8における現像ローラ34、35の各現像ロー
ラによる現像順位として、「現像ローラ32→現像ロー
ラ34→現像ローラ33→現像ローラ35」→「現像ロ
ーラ32→現像ローラ34→現像ローラ33→現像ロー
ラ35」…(以下同じ)の所定の現像順位で現像ローラ
が使用されてプリントが行なわれるように設定してい
る。この所定の現像順位は、1枚のプリントを得るため
の画像形成毎に繰り返される。
【0088】従って、第1の画像形成ユニット14で
は、「現像ローラ32→現像ローラ33」→「現像ロー
ラ32→現像ローラ33」…(以下同じ)のように実行
現像ローラの切り換えが行なわれる。同様に、第2の画
像形成ユニット24では、現像ローラ34→現像ローラ
35→現像ローラ34→現像ローラ35→…(以下同
じ)のように実行現像ローラの切り換えが行なわれる。
【0089】第1の画像形成ユニット14について、現
像実行ローラの切り換えは、前記図1に則して説明した
手順により駆動歯車手段62や変位手段68を動作させ
ることにより行なわれる。現像ローラ32から現像ロー
ラ33への切り換えに際しての、現像ローラ32の穂切
りのための逆転の開始の時点は、図3において書き込み
手段18による書き込みが終了した時点から時間t5
過後の時点である。この時間t5は、感光体ドラム16
の周面上、潜像の後端が現像ローラ32の対向位置を通
過する時点として設定される。
【0090】やがて、書き込み手段18による書き込み
が終了し、この書き込みの終了がステップP21におい
て判断されると、ステップP22において現像ローラ駆
動モータ90の逆転が行なわれ、この逆転中にステップ
P23において現像ローラ切換モータ68の駆動が行な
われる。一方、現像ローラ駆動モータ90の逆転は継続
して行なわれ、穂切りのために設定された現像ローラ3
2の逆転量90°の逆転が行なわれたら、ステップP2
5で現像ローラ駆動モータ90の逆転を停止させる。さ
らに、ステップP26で第1の画像形成ユニット14に
おける切り換え1(この場合は現像ローラ32から現像
ローラ33への切り換え)が完了したかどうかが判断さ
れる。
【0091】ステップP26で切り換え1が完了したと
判断されると、ステップP23で駆動を開始した現像ロ
ーラ切換モータ66の駆動を停止する。この切り換え1
の完了の判断は、現像ローラ切換モータ66の回転数を
カウントすることにより行なう。或いは、揺動アーム6
4の揺動端にセンサを設けておきこのセンサの出力によ
り行なうこともできる。
【0092】前記ステップP16で、現像ローラ33に
より形成されたA色のトナー像を中間転写ベルト10に
転写していた第1の転写ブラシ41は、該トナー像が通
過した時点で、ステップP28にて中間転写ベルト10
から離間(オフ)する。この中間転写ベルト10の離間
の時から時間t6の後、書き込み手段28による感光体
ドラム26に対する書き込みが終了する。
【0093】この書き込みの終了がステップP29で判
断され、かつ、図3において書き込み手段28による書
き込みが終了した時点から時間t7(時間t5に対応す
る)経過後、つまり、感光体ドラム26の周面上、潜像
の後端が現像ローラ34の対向位置を通過した後、ステ
ップP30において現像ローラ34の穂切りを行なうべ
く、現像ローラ駆動モータ90’が逆転する。以下ステ
ップP31〜P36までのプロセスは、前記ステップP
23〜P28までのプロセスに準じて、第2の画像形成
ユニット24において現像ローラ34から現像ローラ3
5へと現像実行ローラを切り換えることにより行なわれ
る。
【0094】つまり、現像ローラ34について逆転穂切
り中に現像ローラ34から現像ローラ35へと駆動系の
連結切り換えが行なわれた上、現像ローラ34によるB
色のトナー像の転写が終了すると前記ステップ20でオ
ン状態になっていた第2の転写ブラシ42が中間転写ベ
ルト10から離間(オフ)する。
【0095】ステップP37でセンサ102による中間
転写ベルト10のマークの検知回数を判断する。ここで
は、まだ1であるので、ステップP7に戻り、マークの
検知を待つ。検知がなされると、ステップP8を経てス
テップP10に至り、偶数であるので、ステップP13
に進む。ステップP13では既に中間転写ベルト10に
形成されているA色、B色のトナー画像を消去させない
ためにクリーニング装置61によるクリーニングをオフ
にする。
【0096】次いで、ステップP12で書き込み手段1
8により画像の書き込みを行ない、ステップP14に進
む。ステップP14において、ベルトマークの検知は2
回目であるので、ステップP15に進み、前記ステップ
P25で逆転を停止したまま停止状態にある現像ローラ
駆動モータ90を正転させ、現像ローラ33によりC色
でステップP12で形成した潜像を現像する。
【0097】ステップP16でこのC色のトナー像を中
間転写ベルト10に転写を開始する。次いでステップP
17で、第2の画像形成ユニット24の書き込み手段2
8により、感光体ドラム26に潜像を書き込み、ステッ
プP18を経てステップP19で現像ローラ駆動モータ
90’を起動して、現像ローラ35によりD色の現像を
行ない、このトナー像をステップP20で第2の転写ブ
ラシ42をオンすることにより中間転写ベルト10に転
写する。これにより、中間転写ベルト10上には、A
色、B色、C色に加え、D色のトナー像の色重ねが開始
される。
【0098】ステップP20で書き込みが終了し、この
書き込み潜像が現像ローラ20により全て現像を終了し
たら、ステップP22で現像実行ローラを現像ローラ3
3から現像ローラ32に切り換えるために現像ローラ駆
動モータ90をそれまでと逆転させ現像ローラ33の穂
切りを行なう。この逆転中に、ステップP33で現像ロ
ーラ切換モータ66を駆動して揺動アーム64を揺動さ
せる。
【0099】ステップP24で現像ローラ33の穂切り
に必要な90°の回転がなされたら、ステップP25で
現像ローラ駆動モータ90の逆転を停止し、ステップP
26で現像ローラ33から現像ローラ32への切り換え
の終了を確認した上で、ステップP27で現像ローラ切
換モータ66の駆動を停止する。C色のトナー像が第1
の転写ブラシ41を通過したら、ステップP28で第1
の転写ブラシ41を中間転写ベルト10から離間させ
る。
【0100】同じように、ステップP29〜P36まで
の手順で、第2の画像形成ユニット24において現像ロ
ーラ35から現像ローラ34への現像実行ローラの切り
換え、及び現像ローラ35によるD色トナー像の中間転
写ベルト10への重ね転写が行なわれ、ステップP36
で第2の転写ブラシ42が中間転写ベルト10から離間
した時点で4色のトナー像の重ね転写が終了する。その
後、センサ102により、3回目のマークの検知がなさ
れる。このように、センサ102からの最初の出力があ
ってから、3回目の出力がなされる直前までの時間内
で、1枚目の画像形成がなされる。同じようなプロセス
を経て順次画像形成がなされる。このことを図3では、
「1枚目」、「2枚目」のように図示している。
【0101】このようにして、中間転写ベルト10上に
形成された4色の重ねトナー像は、ステップP37以後
の手順により転写紙Pに転写される。ステップP37で
は、センサ102により、中間転写ベルト10のマーク
の検知が行なわれる。このケースでは偶数(2)である
ので、ステップP38に進み、紙搬送プロセスが実行さ
れる。
【0102】この紙搬送プロセスでは、前記(一)の説
明で述べたように、給紙部(図示されず)から転写紙P
が送り出され、レジストローラ44に至る。レジストロ
ーラ44は、中間転写ベルト10上の色重ねトナー像が
転写手段11の部位で転写紙Pと会合するような適宜の
タイミングで転写紙Pを送り出す。レジストローラ44
から送り出されて、転写手段11により色重ねトナー転
写された転写紙Pは、定着装置50を通過する間に定着
されて排紙ローラ対54を経て排紙トレイ53に向けて
送り出される。
【0103】ステップP39では、転写紙Pの搬送過程
でのジャムの有無が検知され、ジャムがあればステップ
P40でジャム処理が行なわれるし、ジャムがなければ
ステップP41で操作パネル等に予め指示された所定の
プリント枚数分の画像形成処理が済んだかどうかが判断
される。済んでいなければ、ステップP7に戻り、さら
なる画像形成のプロセスが繰り返される。済んでいれ
ば、ステップP42で最後のコピーの排紙トレイ53へ
の排紙が完了しているかどうかが確認され、完了してい
ればステップP43で紙搬送プロセスを終了し、ステッ
プP44でFゲードを閉じ、ステップP45で前記ステ
ップP5で駆動を開始した中間転写ベルト10や感光体
ドラム16、26等の駆動を停止する。
【0104】(三)請求項3、4に記載した発明の例 前記(一)、(二)で説明した例において、第1の画像
形成ユニット14における第1の現像装置6について現
像ローラの穂切りのため駆動歯車手段62の逆転駆動中
に行なう、該駆動歯車手段の変位手段68による駆動歯
車手段62の噛み合い位置の変更にかかる一連の動作
は、現像ローラ切換モータ66の回転により行なわれ、
この動作が行なわれる所定のタイミングは図3のタイミ
ングチャートからもわかるように、切り換え前の現像ロ
ーラによる現像終了後であって切り換え後の現像ローラ
により現像されるべき潜像が該切り換え後の現像ローラ
による現像位置に達する前に切り換えが完了するような
タイミング、本例では余裕をみて切り換え後の現像ロー
ラにより現像されるべき潜像の形成前、つまり書き込み
手段18による潜像の書き込み前としている。
【0105】このことは、第2の画像形成ユニット24
における第2の現像装置8についても同様であり、書き
込み手段28による潜像の書き込み前に駆動歯車手段の
変位手段による駆動歯車手段の噛み合い位置の変更にか
かる一連の動作を行なうようにしている。これにより、
切り換え後の現像ローラによって潜像の可視像化が可能
になる。
【0106】また、「書き込み手段28による潜像の書
き込み前」には、「任意の枚数のカラーコピープロセス
の終了後」のケースも含まれるので、任意の枚数分のカ
ラーコピーを終了後には、現像ローラは必ず、カラーコ
ピープロセスの最初の現像ローラにより現像される状態
に戻っていることになる。よって、イニシャライズ(パ
ワー オン時)に現像ローラを切り換えることなく、所
定の現像順位での現像が可能になる。さらに、書き込み
手段18、28等に対する画像メモリ中に保存された画
像データの出力順序を変えて出力する必要がないので、
画像出力の制御手段の複雑化を免れる。
【0107】(四)請求項5、6に記載した発明の例 前記(一)、(二)で説明した例において、中間転写ベ
ルト10の回転方向上、第1の画像形成ユニット14よ
りも下流に第2の画像形成ユニット24が配置されてい
る。よって、第1の現像装置6よりも中間転写ベルト1
0の移動方向下流側に第2の現像装置8が配置された関
係にある。そして、中間転写ベルト10上、第2の現像
装置8よりも下流の位置に転写手段11が設けられてい
て、中間転写ベルト10に形成された主として重ねトナ
ー像が転写紙Pに転写されるようになっている。
【0108】このような構成では、最初に下流側の第2
の画像形成ユニット24により画像を形成してこの画像
を中間転写ベルト10に転写し、この転写像に、上流側
に位置する第1の画像形成ユニット14で形成した画像
を重ね転写するよりも、最初に第1の画像形成ユニット
14により画像を形成してこの画像を中間転写ベルト1
0に転写し、この転写像に、下流側に位置する第2の画
像形成ユニット24で形成した画像を重ね転写するとい
うようにした方が、中間転写ベルト10上に色重ねした
トナー像を、転写手段11により効率的に転写紙Pに転
写することができる。
【0109】そこで、本例では、前記したように、第1
の現像装置6による現像を第2の現像装置8による現像
よりも先に行なわれるようにしている。具体的には、
「現像ローラ32→現像ローラ34→現像ローラ33→
現像ローラ35」→「現像ローラ32→現像ローラ34
→現像ローラ33→現像ローラ35」→「現像ローラ3
2→現像ローラ34→現像ローラ33→現像ローラ3
5」…(以下同じ)の順に現像順位を定めて現像してい
る。
【0110】この場合、第1の現像装置6において、現
像ローラ32、33の何れを先に現像するか、また、第
2の現像装置8において、現像ローラ34、35の何れ
を先に現像するかは任意に定めることができる。
【0111】例えば、現像順位を、前回の画像形成にお
ける現像順位の最後に用いた現像ローラを今度の画像形
成における現像順位の最初のものにするという方法があ
る。具体例で示せば、「現像ローラ32→現像ローラ3
4→現像ローラ33→現像ローラ35」→「現像ローラ
33→現像ローラ35→現像ローラ32→現像ローラ3
4」→「現像ローラ32→現像ローラ34→現像ローラ
33→現像ローラ35」→「現像ローラ33→現像ロー
ラ35→現像ローラ32→現像ローラ34」…(以下同
じ)の順になる。
【0112】つまり、第1の現像装置6については、
「現像ローラ32→現像ローラ33」→「現像ローラ3
3→現像ローラ32」→「現像ローラ32→現像ローラ
33」→「現像ローラ33→現像ローラ32」…(以下
同じ)の順になるし、第2の現像装置8については、
「現像ローラ34→現像ローラ35」→「現像ローラ3
5→現像ローラ34」→「現像ローラ34→現像ローラ
35」→「現像ローラ35→現像ローラ34」…(以下
同じ)の順になる。
【0113】これがこの例における所定の現像順位であ
り、1枚のプリントを得るための画像形成毎に繰り返さ
れる。上記において、カギ括弧(「 」)で囲んだ現像
ローラの組み合わせで1枚の画像が形成される。よっ
て、1枚分の画像形成が行なわれる毎での現像ローラの
切り換えは必要でなく、1枚おきに現像ローラの切り換
えを行なえばよいこととなり現像ローラの切換頻度が減
少するといえる。よって、この現像順位を採用した場合
には、現像ローラの切換頻度が減少するので、画像形成
のプロセス速度を速くでき、また、駆動歯車手段の変位
手段の劣化を遅らせることができる。
【0114】このように、前回の画像出力において最後
に使用した現像ローラを次の画像出力の最初に使用する
ときは、連続プリント時に、転写紙同士の紙間での現像
ローラの切り換えが必要なくなり、時間的(切換時
間)、空間的(中間転写ベルトの長さ)に余裕ができ
る。
【0115】(五)請求項7に記載した発明の例 ユーザーがカラーコピーをとる場合には、前記(一)〜
(四)で説明したように、フルカラーモードによるフル
カラー画像の作成を希望する場合もあるが、これに限ら
ない。ユーザーは、使用目的により、シアン、マゼン
タ、イエロー、ブラックの4色の中から必要な色1色だ
けのカラーコピーを得たい場合もある。そのような必要
性を満足させるために画像形成装置に、フルカラーモー
ドの他にユーザーの希望に応じて、シアン、マゼンタ、
イエロー、ブラックの4色の中から任意に1色だけを選
択してカラーコピーを得る1色カラーモードを、任意に
選択可能とすることができる。
【0116】このようなフルカラーモードと1色カラー
モードとを選択可能にした画像形成装置においては、選
択された色のカラーコピーを簡易な制御で早く出力でき
るようにすることが望まれる。そこで、この例では、1
色カラーモードで最も多く選択される色(使用頻度の高
い色)の現像剤を使用する現像器の現像ローラを、フル
カラーモードでの所定の現像順位の最初のものと合致さ
せている。
【0117】例えば、あるユーザーについて、1色カラ
ーモードで最も使用頻度の高い色の現像剤がM色であっ
たとすると、M色の現像剤で現像を行なう現像ローラ3
2をフルカラーモードでの所定の現像順位の最初のもの
にする。このようにすれば、フルカラーモードにおいて
も、また、1色カラーモードにおいても、パワーオンの
後、最初の画像形成時(所謂イニシャル時)の現像に用
いられるのは、同じM色を用いる現像ローラ32とな
る。
【0118】仮に、1色カラーモードにおいて使用頻度
の高い色がC色だった場合には、この画像形成装置で
は、パワーオンの後、最初に現像する色がM色であるの
で、最初に現像する現像ローラを現像ローラ32(M
色)から現像ローラ33(C色)に切り換えなければな
らず、そのための時間を要することになる。この点、こ
の発明のように、フルカラーモードにおけるイニシャル
時の最初の現像ローラと、1色カラーモードでの使用頻
度の高い色を用いる現像ローラとが合致しているので、
1色カラーモードを選択した場合に、現像ローラを切り
換えることなく、そのまま画像形成に移行することがで
きる。よって、切換頻度が低下する。
【0119】(六)請求項8に記載した発明の例 前記(五)の例において、一般的に、1色カラーモード
で使用頻度の高い色は黒である。よって、フルカラーモ
ードにおける現像順位として最初に使用する現像ローラ
を黒色の現像剤を用いる現像ローラにすれば、1色カラ
ーモードを簡易迅速に実行することができる。
【0120】所定の現像順位として、「現像ローラ32
→現像ローラ34→現像ローラ33→現像ローラ35」
→「現像ローラ32→現像ローラ34→現像ローラ33
→現像ローラ35」→「現像ローラ32→現像ローラ3
4→現像ローラ33→現像ローラ35」…(以下同じ)
の順とし、また、「現像ローラ32→現像ローラ34→
現像ローラ33→現像ローラ35」→「現像ローラ33
→現像ローラ35→現像ローラ32→現像ローラ34」
→「現像ローラ32→現像ローラ34→現像ローラ33
→現像ローラ35」→現像ローラ32→…(以下同じ)
の順に現像順位を定めてフルカラーモードを実行する場
合において、現像ローラ32が用いられるA色現像器1
9に用いる現像剤をブラックトナー及びキャリアとし、
D色現像器30に用いる現像剤をマゼンタトナー及びキ
ャリアとする。C色現像器20に用いる現像剤はこれま
でどおりシアントナー及びキャリアであり、Y色現像器
29に用いる現像剤もこれまでどおりイエロートナー及
びキャリアである。このように、、本例では、イニシャ
ル時(パワー オン時)に最初に使用される現像ローラ
が最も使用頻度の高い黒の現像ローラのとき、現像ロー
ラの切換頻度が低下する。
【0121】(七)請求項9に記載した発明の例 図14において、第1の画像形成装置14について、書
き込み手段18が配置された転写位置よりも感光体ドラ
ム16の回転方向上、下流側の位置に現像ローラ32が
配置され、この現像ローラ32よりもさらに下流側に現
像ローラ33が配置されている。このような配置では、
書き込み手段18から現像ローラ32までの距離よりも
書き込み手段18から現像ローラ33での距離の方が大
きい。
【0122】このため、書き込み手段18により形成さ
れた潜像は、該現像ローラ32よりも現像ローラ33に
達するまでの所要時間が長い。
【0123】従って、先に現像ローラ32で現像し次に
現像ローラ33で現像するようにすれば、先に現像ロー
ラ33で現像し次に現像ローラ32で現像する場合より
も現像ローラの切り換えを余裕をもって行なうことがで
きる。そこで、この例では、現像ローラ32から先に現
像を行なうようにしている。このようなことは、第2の
画像形成装置24についても全く同様に考えることがで
き、最初に現像ローラ35で現像し次に現像ローラ34
で現像する。
【0124】このため、本例では所定の現像順位を、
「現像ローラ32→現像ローラ35→現像ローラ33→
現像ローラ34」→「現像ローラ32→現像ローラ35
→現像ローラ33→現像ローラ34」→「現像ローラ3
2→現像ローラ35→現像ローラ33→現像ローラ3
4」…(以下同じ)の順とする。なお、本発明における
現像装置は、所謂、1成分系の現像剤、2成分系の現像
剤の何れを用いるものについても適用することができ
る。
【0125】
【発明の効果】請求項1、2記載の発明によれば、現像
ローラの駆動系の切り換えに際しての歯車の噛み合いを
円滑に行なうことにより、現像ローラの切り換えを円滑
に行なうことができる。
【0126】請求項3、4記載の発明によれば、切り換
え後の現像ローラによる潜像の可視像化が可能になる。
また、所望のコピープロセス終了後には、現像ローラは
所定のカラーコピープロセス可能な状態に戻っているの
で、イニシャライズ(パワーオン時)に現像ローラを切
り換える必要がなく、また、画像メモリ中に保存された
画像データの出力順序を変えて出力する必要がないの
で、制御手段の複雑化を免れることができる。
【0127】請求項5記載の発明によれば、色重ね像を
効率的に転写手段に導くができる。
【0128】請求項6記載の発明によれば、連続プリン
ト時に紙間での現像ローラの切り換えが必要なくなり、
時間的、空間的に余裕ができるし、現像ローラの切換頻
度が減少するので、画像形成のプロセス速度を速くで
き、また、駆動歯車手段の変位手段の劣化を遅らせるこ
とができる。
【0129】請求項7記載の発明によれば、使用頻度の
高い色について1色カラーモードを選択した場合に、現
像ローラを切り換えることなく、そのまま画像形成に移
行することができる。また、現像ローラの切換頻度を低
下させることができる。
【0130】請求項8記載の発明によれば、黒色につい
て1色カラーモードを選択した場合に、現像ローラを切
り換えることなく、そのまま画像形成に移行することが
できる。また、黒色コピーを多くとるケースでは、現像
ローラ切換頻度を低下させることができる。
【0131】請求項9記載の発明によれば、現像ローラ
の切り換えを余裕をもって行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】現像ローラの切り換えのタイミングを説明した
タイミングチャートである。
【図2】制御系のブロック図である。
【図3】画像形成に際して、画像形成ユニット相互の動
作関係を説明したタイミングチャートである。
【図4】画像形成プロセスの一例を説明したタイミング
チャートである。
【図5】画像形成プロセスの一例を説明したタイミング
チャートである。
【図6】画像形成プロセスの一例を説明したタイミング
チャートである。
【図7】画像形成プロセスの一例を説明したタイミング
チャートである。
【図8】画像形成プロセスの一例を説明したタイミング
チャートである。
【図9】画像形成プロセスの一例を説明したタイミング
チャートである。
【図10】画像形成プロセスの一例を説明したタイミン
グチャートである。
【図11】本発明にかかる画像形成装置の概略図であ
る。
【図12】本発明にかかる画像形成装置によるカラー画
像形成工程の例を説明した動作説明図である。
【図13】本発明にかかる画像形成装置によるカラー画
像形成工程の別の例を説明した動作説明図である。。
【図14】本発明にかかる画像形成装置の一例を示す側
面図である。
【図15】現像器の主要構成部材を説明した部分断面図
である。っ
【図16】現像装置の駆動系を説明した図である。
【図17】現像装置の駆動系の主要部を説明した斜視図
である。
【符号の説明】
10 (中間転写体としての)中間転写ベルト 16 (画像担持体としての)感光体ドラム 32、33、34、35 現像ローラ 62 駆動歯車手段 68 変位手段 100 制御手段 74G 第1歯車 79G 第2歯車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳川 信之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の画像担持体の潜像を第1の色で可視
    像化するべく回転する第1現像ローラと第2の色で可視
    像化するべく回転する第2現像ローラとを有し、一方の
    現像ローラによる現像から他方の現像ローラによる現像
    へと現像の切り換え動作を行なう際に、それまで現像を
    行なっていた現像ローラを逆転させて穂切りを行なうよ
    うにした現像装置であって、 前記第1現像ローラに連結された第1歯車と、 前記第2現像ローラに連結された第2歯車と、 これら第1、第2現像ローラを駆動するための共通駆動
    源としての駆動歯車手段と、 前記駆動歯車手段と前記第1歯車との噛み合い時には前
    記駆動歯車手段と前記第2歯車との噛み合いが解除さ
    れ、前記駆動歯車手段と前記第2歯車との噛み合い時に
    は前記駆動歯車手段と前記第1歯車との噛み合いを解除
    されるように、前記駆動歯車手段を変位させる駆動歯車
    手段の変位手段と、 前記穂切りのための前記駆動歯車手段の逆転駆動中に、
    前記駆動歯車手段の変位手段による前記駆動歯車手段の
    噛み合い位置の変更を行なう制御手段とを有することを
    特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】同一の画像担持体の潜像を第1の色で可視
    像化するべく回転する第1現像ローラと第2の色で可視
    像化するべく回転する第2現像ローラとを有し、一方の
    現像ローラによる現像から他方の現像ローラによる現像
    へと現像の切り換え動作を行なう際に、それまで現像を
    行なっていた現像ローラを逆転させて穂切りを行なうよ
    うにした現像装置の制御方法であって、 前記第1現像ローラに連結された第1歯車と、 前記第2現像ローラに連結された第2歯車と、 これら第1、第2現像ローラを駆動するための共通駆動
    源としての駆動歯車手段と、 前記駆動歯車手段と前記第1歯車との噛み合い時には前
    記駆動歯車手段と前記第2歯車との噛み合いが解除さ
    れ、前記駆動歯車手段と前記第2歯車との噛み合い時に
    は前記駆動歯車手段と前記第1歯車との噛み合いを解除
    されるように、前記駆動歯車手段を変位させる駆動歯車
    手段の変位手段を有する現像装置について、前記穂切り
    のための前記駆動歯車手段の逆転駆動中に、前記駆動歯
    車手段の変位手段による前記駆動歯車手段の噛み合い位
    置の変更を行なうことを特徴とする現像装置の制御方
    法。
  3. 【請求項3】同一の画像担持体の潜像を第1の色で可視
    像化するべく回転する第1現像ローラと第2の色で可視
    像化するべく回転する第2現像ローラとを有し、一方の
    現像ローラによる現像から他方の現像ローラによる現像
    へと現像の切り換え動作を行なう際に、それまで現像を
    行なっていた現像ローラを逆転させて穂切りを行なうよ
    うにした現像装置の制御方法であって、 前記第1現像ローラに連結された第1歯車と、 前記第2現像ローラに連結された第2歯車と、 これら第1、第2現像ローラを駆動するための共通駆動
    源としての駆動歯車手段と、 前記駆動歯車手段が前記第1歯車に噛み合うときには前
    記第2歯車との噛み合いが解除され、前記駆動歯車手段
    が前記第2歯車に噛み合うときには前記第1歯車との噛
    み合いが解除されるように該駆動歯車手段の位置を変位
    させる駆動歯車手段の変位手段と、を有する現像装置を
    同一の中間転写体に対向させて複数配置し、 これら各現像装置にそれぞれ設けた前記各現像ローラを
    所定の現像順位で動作させて順次可視像化し、こうして
    可視像化された画像を順次前記画像担持体から前記中間
    転写体に重ね転写してカラー画像を得るものであると
    き、 前記穂切りのため前記駆動歯車手段の逆転駆動中に行な
    う、前記駆動歯車手段の変位手段による前記駆動歯車手
    段の噛み合い位置の変更にかかる一連の動作を所定のタ
    イミングで行なうことを特徴とする現像装置の制御方
    法。
  4. 【請求項4】請求項3記載の現像装置の制御方法におい
    て、前記所定のタイミングとは、前記画像担持体に対し
    前記他方の現像ローラにより現像されるべき像の可視像
    化前であることを特徴とする現像装置の制御方法。
  5. 【請求項5】請求項3又は請求項4において、前記中間
    転写体の移動方向下流側の現像装置の下流位置に転写紙
    への転写手段を設けたとき、前記所定の現像順位を、同
    一の中間転写体に対向させて複数配置し各現像装置間で
    は、先に前記中間転写体の移動方向上流側の現像装置中
    の任意の現像ローラ、次に前記中間転写体の移動方向下
    流側の現像装置中の任意の現像ローラ、次に前記上流側
    の現像装置の他の現像ローラ、次に前記下流側の現像装
    置中の他の現像ローラの順にしたことを特徴とする現像
    装置の制御方法。
  6. 【請求項6】請求項3又は請求項4において、前記所定
    の現像順位を、前回の画像形成における現像順位の最後
    に用いた現像ローラを今度の画像形成における現像順位
    の最初のものにすることを特徴とする現像装置の制御方
    法。
  7. 【請求項7】請求項3又は請求項4において、フルカラ
    ーモードと1色カラーモードとを選択自在とするとき、 前記所定の現像順位として最初に使用する現像ローラ
    を、最も使用頻度の高い色の現像剤を用いる現像ローラ
    にすることを特徴とする現像装置の制御方法。
  8. 【請求項8】請求項3又は請求項4において、フルカラ
    ーモードと1色カラーモードとを選択自在とするとき、 前記所定の現像順位として最初に使用する現像ローラ
    を、黒色の現像剤を用いる現像ローラにすることを特徴
    とする現像装置の制御方法。
  9. 【請求項9】請求項5において、前記任意の現像ローラ
    は、前記画像担持体の回転方向上流側の現像ローラであ
    ることを特徴とする現像装置の制御方法。
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DE69838014T DE69838014T2 (de) 1997-07-28 1998-07-22 Bilderzeugungsgerät zum selektiven Betrieb einer von mehreren Entwicklungseinheiten
US09/122,114 US6292641B1 (en) 1997-07-28 1998-07-24 Image forming apparatus selectively operating one of a plurality of developing units and a method for controlling a switching operation for the developing units

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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