JPH1144412A - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
- Publication number
- JPH1144412A JPH1144412A JP19859397A JP19859397A JPH1144412A JP H1144412 A JPH1144412 A JP H1144412A JP 19859397 A JP19859397 A JP 19859397A JP 19859397 A JP19859397 A JP 19859397A JP H1144412 A JPH1144412 A JP H1144412A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- secondary air
- burner head
- center line
- flame
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Spray-Type Burners (AREA)
Abstract
し、燃焼性能を向上させつつ、キシミ音の発生や水熱交
換器の損傷を防止できるようにする。 【解決手段】 水熱交換器に連結されて横向きに設置さ
れる燃焼装置であり、燃料と一次空気を混合する混合部
23Aと、中心線イを略水平にして混合部23Aの下流
に設けられ、その混合部23Aからの混合ガスを炎孔部
29から噴出して燃焼させるバーナヘッド30と、この
バーナヘッド30に形成される火炎Fの外周に二次空気
を噴出させる二次空気孔36A、36Bとを備えてい
る。そして、二次空気孔はバーナヘッド30の中心線イ
より上方に位置する開口面積の総和が中心線よりも下方
に位置する開口面積の総和よりも大きくなるように構成
している。
Description
に使用される燃焼装置に関するものである。
ば、特開平8−5021号公報に開示されているよう
に、気化筒の内部は供給された燃料を気化すると共に一
次空気と混合する混合部となっており、この混合部の下
流には混合部からの混合ガスを多数の炎孔から噴出して
燃焼させる円板状でセラミックス製のバーナヘッドが設
けられ、また、気化筒とこの気化筒を収容したバーナケ
ースとの間には、バーナファンからの空気が分流されて
送り込まれる環状の蓄気室が形成され、図4に示すよう
に、この蓄気室先端のリング板1には、複数の同一形状
の二次空気孔2、2が全周に均等に配列されており、そ
して、蓄気室内の二次空気は二次空気孔2を介して火炎
の外周に噴出し、二次燃焼を促進させるようになってい
る。
イラ等の燃焼機器では、燃焼装置を水熱交換器に連結し
て外装ケース内に横向きに設置する場合が多々ある。そ
の場合、バーナヘッドに形成される火炎は先端部が上向
きになる。特に、強燃焼から弱燃焼までの燃焼量可変幅
を大きくしたものでは、弱燃焼状態時に、その弱燃焼に
バランスするように空気供給量が減少し、そのため、炎
孔部から噴出する混合ガスの噴出圧力や二次空気孔から
噴出する二次空気の噴出圧力が微弱となり、火炎が極端
に上向きとなって水熱交換器の上部壁に接触し、その上
部壁の一部を過熱する片寄った燃焼状態となるものであ
った。このように、火炎が水熱交換器に接触すると、そ
の火炎温度が急激に低下して、一酸化炭素(CO)やハ
イドロカーボン(HC)の発生量が増加し、また、水熱
交換器の上部壁の一部が過熱されることで、キシミ音の
発生を招いたり、熱交換器が損傷して排ガス漏れが生じ
る心配があった。
であり、一酸化炭素やハイドロカーボンの発生を抑制
し、燃焼性能を向上させつつ、キシミ音の発生や水熱交
換器の損傷を防止できるようにすることを目的としてい
る。
では、水熱交換器に連結されて横向きに設置される燃焼
装置において、燃料と一次空気を混合する混合部と、中
心線を略水平にして混合部の下流に設けられ、その混合
部からの混合ガスを炎孔部から噴出して燃焼させるバー
ナヘッドと、このバーナヘッドに形成される火炎の外周
に二次空気を噴出させる二次空気孔とを備え、前記二次
空気孔はバーナヘッドの中心線より上方に位置する開口
面積の総和が中心線よりも下方に位置する開口面積の総
和よりも大きくなるようにした構成である。
に連結されて横向きに設置される燃焼装置において、燃
料と一次空気を混合する混合部と、中心線を略水平にし
て混合部の下流に設けられ、その混合部からの混合ガス
を炎孔部から噴出して燃焼させるバーナヘッドと、この
バーナヘッドに形成される火炎の外周に二次空気を噴出
させる二次空気孔とを備え、前記バーナヘッドの中心線
より上方に位置する二次空気孔の孔径を中心線よりも下
方に位置する二次空気孔の孔径よりも大きくした構成で
ある。
いて、図1ないし図3に基づき説明する。図1中の符号
10は、本実施形態に係わる燃焼装置が適応された温水
暖房用熱源機等の石油ボイラを示し、この石油ボイラ1
0は、箱体状の外装ケース11を有し、この外装ケース
11内には、瞬間湯沸かし型の水熱交換器12と、この
水熱交換器12に被加熱水を供給する循環ポンプ13
と、リサーブタンク14と、灯油などの石油燃料を貯溜
する燃料タンク15と、前記水熱交換器12の一端に連
結され、その水熱交換器12を加熱する燃焼装置16と
を収容している。また、前記水熱交換器12とこれに連
結された燃焼装置16は、外装ケース11内の上部空間
に横向き水平に設置されている。
巻回された燃焼室となる銅製の熱交換胴12Aと、この
熱交換胴12Aの下流側に設けられたフィンチューブ熱
交換部12Bと、このフィンチューブ熱交換部12Bに
連結された排気部12Cとから構成され、排気部12C
内の燃焼排ガスは、排気トップ18を介して外部に排出
される。19は燃焼装置16を支える第1支持板、20
は排気部12Cを支える第2支持板である。
と、この燃焼装置16は、図2に示すように、有底円筒
状のバーナケース21と、このバーナケース21の底部
外方に併設されたファンケース22と、バーナケース2
1内に収容固定された気化筒23と、ファンケース22
内に収容された送風ファン24、24と、ファンケース
22の外部に装着されて送風ファン24、24を回転駆
動する直流モータ等のモータ25とを備えて構成され、
前記ファンケース22には空気入口22Aを設けてい
る。
それの底壁中央に一次空気口26が設けられると共に周
壁にはシーズヒータ等の気化用の電気ヒータ27が埋設
され、また、軸方向で先端寄りの中間部には、多数の炎
孔29、29を有する平板状でセラミックス製のバーナ
ヘッド30を、その中心線イを略水平にして装着してお
り、このバーナヘッド30の上流の気化筒23の内部
は、石油燃料を気化させると共にこの気化燃料と一次空
気口26を介して流入する送風ファン24、24からの
一次空気とを混合させる混合部23Aとなっている。3
1は混合部23A内に配置された回転霧化攪拌装置であ
り、この回転霧化攪拌装置31は、前記モータ25にて
回転駆動され、燃料供給管32から供給された燃料を遠
心力で噴霧させると共に気化燃料と一次空気とを攪拌混
合させる。
には環状の蓄気室33が形成され、この蓄気室33には
バーナケース21の底壁に設けた通気孔34、34を介
して送風ファン24、24からの空気の一部が二次空気
として送り込まれる。そして、前記蓄気室33の下流側
先端部には、気化筒23の先端部とバーナケース21と
の間に位置してリング板35が設けられ、このリング板
35とバーナケース21と気化筒23とで前記蓄気室3
3を形成している。
近傍に傾斜面部35Aが設けられ、この傾斜面部35A
部には、バーナヘッド30の前方に形成される火炎Fの
外周に二次空気を供給する二次空気孔36A、36A、
36B、36Bが全周に略等間隔で列設してあり、これ
ら二次空気孔36A、36Bは、バーナへッド30の中
心線イより上方に位置する開口面積の総和が中心線より
も下方に位置する開口面積の総和よりも大きくなるよう
に、上方の二次空気孔36A、36Aの孔径を約3mm
に設定すると共に、下方の二次空気孔36B、36Bの
孔径を約2mmに設定している。
グ、40は気化筒23の温度を検出する温度検出器、図
1中の41は燃料タンク15内の石油燃料を汲み上げて
燃料供給管32に送り込む電磁ポンプ等の燃料ポンプで
ある。
の動作を説明する。燃焼運転が開始され、燃料ポンプ4
1が駆動すると、燃料タンク15内の石油燃料が燃料ポ
ンプ41にて汲み上げられ、燃料供給管32を介して回
転中の回転霧化攪拌装置31に供給される。この回転霧
化攪拌装置31に供給された石油燃料は、予め電気ヒー
タ27によって加熱された気化筒23の混合部23A内
で飛散されて気化し、この気化燃料は一次空気口26を
介して混合部23A内に流入する送風ファン24、24
からの一次空気と混合し、この混合ガスはバーナヘッド
30の炎孔29より噴出して点火プラグ38で着火さ
れ、バーナヘッド30の前方に火炎Fを形成して燃焼を
開始する。
気室33内の二次空気は、リング板35の傾斜面部35
Aに設けられた二次空気孔36A、36A、36B、3
6Bから噴出し、火炎Fの外周に供給される。
ことにより、この燃焼装置16によって水熱交換器12
が加熱され、被加熱水が昇温する。そして、前記熱交換
胴12A内の燃焼ガスは、フィンチューブ熱交換部12
Bを通過して排気部12C内に入り、この排気部12C
内の燃焼排ガスは排気トップ18を介して外部に排出さ
れる。
て熱出力が約3000〜1200kcal/hに可変さ
れる。
連結されて横向き水平に外装ケース11内に設置される
燃焼装置16であり、バーナヘッド30の前方に形成さ
れる火炎Fの外周に二次空気を噴出させて供給する複数
の二次空気孔36A、36Bが、前記リング板35の傾
斜面部35Aの全周に列設されており、そして、これら
二次空気孔36A、36Bは、略水平に設けられたバー
ナへッド30の中心線イより上方に位置する開口面積の
総和が中心線よりも下方に位置する開口面積の総和より
も大きくなるように、上方の二次空気孔36Aの孔径を
下方の二次空気孔36Bの孔径よりも大きくした構成で
あるから、例えば、熱出力が、約1200kcal/h
の弱燃焼状態の時でも、上方の二次空気孔36Aから噴
出する二次空気量を下方の二次空気孔36Bから噴出す
る二次空気量よりも多量(約2倍)とすることが可能と
なるため、上方より多量に供給される二次空気のエアー
カーテン作用で、火炎Fを熱交換胴12Aの上部壁に接
触させないようにできる。
あっても、熱交換胴12Aによる火炎温度の急激な低下
が抑えられ、一酸化炭素やハイドロカーボンの発生量を
減少させることができるばかりでなく、熱交換胴12A
の上部壁の局部過熱が防止され、キシミ音の発生を抑え
ることができると共に局部過熱による熱交換胴12Aの
穴開きを防止できる。 また、上方より多量に供給され
る二次空気により、燃焼ガスの流れが熱交換胴12A内
の上部側やフィンチューブ熱交換部12Bの上部側に片
寄らないようにできるので、水熱交換器12の熱交換効
率を高めることが可能となった。
で、水熱交換器による火炎温度の急激な低下を抑えるこ
とが可能となるため、一酸化炭素やハイドロカーボンの
発生が抑制され、燃焼性能を向上させることができるば
かりでなく、水熱交換器の局部過熱が防止され、キシミ
音の発生や水熱交換器の損傷を防くことができ、さら
に、水熱交換器の熱交換効率を向上させることができ
る。
の構成図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 水熱交換器に連結されて横向きに設置さ
れる燃焼装置において、燃料と一次空気を混合する混合
部と、中心線を略水平にして混合部の下流に設けられ、
その混合部からの混合ガスを炎孔部から噴出して燃焼さ
せるバーナヘッドと、このバーナヘッドに形成される火
炎の外周に二次空気を噴出させる二次空気孔とを備え、
前記二次空気孔はバーナヘッドの中心線より上方に位置
する開口面積の総和が中心線よりも下方に位置する開口
面積の総和よりも大きくなるようにしたことを特徴とす
る燃焼装置。 - 【請求項2】 水熱交換器に連結されて横向きに設置さ
れる燃焼装置において、燃料と一次空気を混合する混合
部と、中心線を略水平にして混合部の下流に設けられ、
その混合部からの混合ガスを炎孔部から噴出して燃焼さ
せるバーナヘッドと、このバーナヘッドに形成される火
炎の外周に二次空気を噴出させる二次空気孔とを備え、
前記バーナヘッドの中心線より上方に位置する二次空気
孔の孔径を中心線よりも下方に位置する二次空気孔の孔
径よりも大きくしたことを特徴とする燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19859397A JP3594458B2 (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19859397A JP3594458B2 (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 燃焼装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1144412A true JPH1144412A (ja) | 1999-02-16 |
JP3594458B2 JP3594458B2 (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=16393775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19859397A Expired - Fee Related JP3594458B2 (ja) | 1997-07-24 | 1997-07-24 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3594458B2 (ja) |
-
1997
- 1997-07-24 JP JP19859397A patent/JP3594458B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3594458B2 (ja) | 2004-12-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1904789B1 (en) | Catalytic combustor and method thereof | |
CN1697614A (zh) | 产生负离子的燃气式便携干燥机及该干燥机的负离子产生方法 | |
JP3594458B2 (ja) | 燃焼装置 | |
JP2003083535A (ja) | 燃焼装置 | |
JP2740398B2 (ja) | 燃焼装置 | |
JP3030979B2 (ja) | 石油燃焼器 | |
JP4616717B2 (ja) | 液体燃料燃焼装置 | |
JP2002122309A (ja) | 旋回型予混合バーナ及びこれを備えた熱源機 | |
JP3653376B2 (ja) | 燃焼装置 | |
JP2000283410A (ja) | 液体燃料燃焼装置 | |
KR100287708B1 (ko) | 공기 조화기의 버너 | |
KR200162667Y1 (ko) | 석유 연소기 버너링 | |
JP2001355810A (ja) | 液体燃料燃焼装置 | |
KR200329050Y1 (ko) | 강제대류형 로터리히터의 불완전 연소 방지구조 | |
JP3116719B2 (ja) | 液体燃料燃焼装置 | |
KR0161205B1 (ko) | 석유연소기기의 플레임로드 고정장치 | |
JP3596741B2 (ja) | 触媒燃焼装置 | |
KR200156823Y1 (ko) | 개방형 기화식 석유난방기 | |
JP2000274607A (ja) | 液体燃料燃焼装置 | |
KR100201415B1 (ko) | 개방형 기화식 석유난방기의 제어부 냉각장치 | |
JP2002310404A (ja) | ガス処理装置 | |
JPH06207705A (ja) | 燃焼装置 | |
JPH06117606A (ja) | 燃焼装置 | |
JPS6280415A (ja) | 燃焼装置 | |
JPH06213414A (ja) | 燃焼装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20040824 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Effective date: 20040831 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 3 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070910 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 4 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |