JPH1144212A - 触媒コンバータ - Google Patents

触媒コンバータ

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Publication number
JPH1144212A
JPH1144212A JP21712397A JP21712397A JPH1144212A JP H1144212 A JPH1144212 A JP H1144212A JP 21712397 A JP21712397 A JP 21712397A JP 21712397 A JP21712397 A JP 21712397A JP H1144212 A JPH1144212 A JP H1144212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shape
metal catalyst
catalyst carrier
shell
catalytic converter
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21712397A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Inokoshi
優 猪越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
Application filed by Calsonic Corp filed Critical Calsonic Corp
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Publication of JPH1144212A publication Critical patent/JPH1144212A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属触媒担体の熱変形を防止する。 【解決手段】 偏平筒状のシェル3内に、分割された金
属触媒担体7a、7bを収納し、各金属触媒担体7a、
7bの間には形状規制ブラケット8が設けてある。形状
規制ブラケットは中央部を凹ませた湾曲側縁9aを有す
る規制板9の上下にフランジ10を備え、そのフランジ
10をシェル3の上下の対向壁面3a、3bに溶接して
ある。これにより、シェルの熱による変形が大幅に減少
するので、金属触媒担体の口開きが防止される。また、
個々の金属触媒担体も分割により偏平度が小さくなり、
山谷の移動が抑制されて、金属触媒担体の摩耗も低減す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は触媒コンバータに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関の排気系には、排ガスを
浄化する触媒コンバータが装着されており、この種の触
媒コンバータに用いる触媒担体として、金属製薄板から
なる金属触媒坦体(メタル偏平担体)が広く用いられて
いる。
【0003】そして、例えば図5に示すように、該金属
触媒担体101は、帯状に裁断し山谷を有する波形状と
した一枚の金属(例えばFe−Cr−Al合金)製の薄
板102をつづら折りして積層した構造となっている。
図の(a)は上下方向に積層したもの、(b)は横方向
に積層した例を示す。触媒コンバータは車両フロア下の
限定されたスペースに所定の地上高を確保しながら配置
されるために、上下あるいは左右方向に偏平の形状とさ
れる例が多い。したがって、触媒コンバータのシェル内
に挿入される金属触媒担体の断面も偏平形状となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな触媒コンバータにあっては、金属触媒担体が偏平の
ために、これを収容する触媒コンバータのシェルの表面
温度が上がりやすく、シェルが変形するおそれがある。
変形によりシェルの上下面間の間隔が広がると、つづら
折りに積層された金属触媒担体が口開きして、アコーデ
ィオンのように山谷が変位して断面に不均一が生じると
いう問題が起きる。また、変位する山谷が互いにこすれ
て摩耗も進行することになる。したがって本発明は、こ
のような従来の問題点に着目し、金属触媒担体の熱変
形、いわゆる口開きを防止した触媒コンバータを提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、偏
平筒状のシェルを備えるケーシング内に金属触媒担体を
収納した触媒コンバータにおいて、金属触媒担体が並列
の複数個に分割されて収納され、分割された各金属触媒
担体の間には、金属触媒担体の形状にそわせた形状を有
する形状規制手段がシェルの対向壁面に結合されて設け
られているものとした。
【0006】形状規制手段は、中央部を凹ませた湾曲側
縁を有する規制板の上下にフランジを備え、該フランジ
をシェルの対向壁面に溶接された形状規制ブラケットと
することができる。この場合、形状規制ブラケットは、
金属触媒担体の少なくとも前端部および後端部に配置す
るのが好ましい。
【0007】また、形状規制手段は、中央部を凹ませた
湾曲面とする箱状で、その上下面をシェルの対向壁面に
溶接された形状規制体とすることもできる。さらに、金
属触媒担体はさらに排気の流れ方向に分割され、流れ方
向に間隙をおいて配置することもできる。
【0008】
【作用】形状規制手段がシェルの対向壁面に結合されて
いるので、熱によるシェルの変形が大幅に減少し、これ
により、金属触媒担体の口開きが抑えられる。また、金
属触媒担体が形状規制ブラケットにより分割されるから
個々の金属触媒担体の偏平度も小さくなる。
【0009】形状規制手段は、中央部を凹ませた湾曲側
縁を有する規制板とフランジからなる形状規制ブラケッ
トとすることにより、構成が簡単となる。また、形状規
制手段を湾曲面を備える箱状の形状規制体とすることに
より、金属触媒担体の形状が長い範囲にわたって規制さ
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を実施例
により説明する。図1、図2は、本発明の第1の実施例
の構成を示す図である。図1はシェルの上半部を切り欠
いて示す平面図、図2は図1におけるA−A断面図であ
る。触媒コンバータ1は、上半部4aと下半部4bを重
ね合わせて偏平筒状としたシェル3の前後にディフュー
ザ5、6を接続してケーシング2とし、そのシェル3内
に4個に分割された金属触媒担体を収納している。すな
わち、矢示Bで示す排気の流れ方向に対して左右に2個
の金属触媒担体7a、7bをならべて1組とし、これを
2組直列に配置してある。
【0011】各組における前端部と後端部には、2個の
金属触媒担体7a、7bの間に形状規制ブラケット8が
設けてあり、また上流側の組と下流側の組の間にはリン
グ状フランジ11が設置されている。形状規制ブラケッ
ト8は、とくに図3に示すように、中央部を凹ませた湾
曲側縁9aを有する規制板9の上下にフランジ10を備
え、そのフランジ10をシェル3の上下の対向壁面3
a、3bに溶接されている。形状規制ブラケット8の湾
曲側縁9aは、金属触媒担体7a、7bの外形に沿わせ
た形状となっている。リング状フランジ11も同様にシ
ェル3の上記流れ方向中央部に溶接されている。
【0012】組み立てにおいては、まず、上半部4aと
下半部4bを重ね合わせて偏平筒状としたシェル3内
に、形状規制ブラケット8およびリング状フランジ11
を溶接して固定したあと、このシェル3の前後両端から
シェルの筒壁と形状規制ブラケットの湾曲側縁9aとで
画成されるスペースに金属触媒担体7a、7bをリング
状フランジ11に突き当たるまで挿入する。こうして4
個の金属触媒担体がシェル3内に設置された後、シェル
3の前後にディフューザ5、6を溶接接続して、触媒コ
ンバータとする。
【0013】本実施例は以上のように構成され、形状規
制ブラケット8がシェル3の上下対向壁面3a、3bに
溶接されているので、シェル3の熱による変形が大幅に
減少する。これにより、金属触媒担体7a、7bの口開
きが防止される。また、金属触媒担体7a、7bは、形
状規制ブラケット8により左右に分けられているので、
個々の金属触媒担体7a、7bの偏平度も小さくなり、
山谷の移動がさらに抑制されるから、金属触媒担体の摩
耗も低減するという効果を有する。
【0014】図4は、第2の実施例の構成を示し、図1
と同様に、シェルの上半部を一部切り欠いて示す平面図
である。前実施例と同じく、触媒コンバータ20は、上
半部24aと下半部24bを重ね合わせて偏平筒状とし
たシェル23の前後にディフーザ25、26を接続して
ケーシング22とする。
【0015】シェル23内には、排気の流れC方向に延
びる形状規制体28が設けてあり、この形状規制体28
に分離されて左右に2個の金属触媒担体27a、27b
がならべて収納してある。形状規制体28は、金属板で
形成された長尺箱状で、とくに図5に示すように、中央
部を金属触媒担体27a、27bの外形に沿わせて凹ま
せた湾曲面29とし、上下面30は前実施例と同様にシ
ェルの上下対向壁面に対応させた平面となっている。
【0016】組み立てにおいては、まず、上半部24a
と下半部24bを重ね合わせて偏平筒状としたシェル2
3内に、形状規制体28をその上下面で溶接して固定す
る。この際、シェルの上下対向壁面の中央部には長手方
向(排気の流れ方向)にそって適宜間隔で溶接孔31が
設けられ、これらの溶接孔31と形状規制体28の上下
面30とを隅肉溶接する。次にシェル23の端部からシ
ェルの筒壁と形状規制体28とで画成されるスペースに
金属触媒担体27a、27bを挿入する。こうして2個
の金属触媒担体がシェル23内に設置された後、シェル
23の前後にディフューザ25、26を接続して、触媒
コンバータとする。
【0017】本実施例によっても、前実施例と同様に、
形状規制体28がシェル23の対向壁面に溶接されてい
るので、シェルの熱による変形が大幅に減少し、金属触
媒担体の口開きが防止される。また、金属触媒担体の全
長にわたって形状規制体の湾曲面が延びているので、個
々の金属触媒担体の偏平度が小さくなるとともに、長期
間にわたり金属触媒担体の形状保持が確保される。
【0018】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、金属触媒担体
を並列の複数個に分割してケーシングのシェル内に収納
し、シェルの対向壁面に結合された形状規制手段を各金
属触媒担体の間に設けたものとしたので、個々の金属触
媒担体の偏平度が小さくなるのに加えて、熱によるシェ
ルの変形が大幅に減少して金属触媒担体の口開きが抑え
られ、金属触媒担体の山谷の不均一や摩耗が防止され
る。
【0019】上記形状規制手段は、中央部を凹ませた湾
曲側縁を有する規制板とフランジからなる形状規制ブラ
ケットとすることにより、構成が簡単となる。また、形
状規制手段を湾曲面を備える箱状の形状規制体とするこ
とにより、金属触媒担体の形状が長い範囲にわたって規
制されるので、金属触媒担体の口開きがより一層有効に
抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す図である。
【図2】図1におけるA−A部断面図である。
【図3】形状規制ブラケットを示す斜視図である。
【図4】第2の実施例の構成を示す図である。
【図5】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1、20 触媒コンバータ 2、22 ケーシング 3、23 シェル 3a、3b 対向壁面 4a、24a 上半部 4b、24b 下半部 5、6、25、26 ディフューザ 7a、7b,27a、27b 金属触媒担体 8 形状規制ブラケット 9 規制板 9a 湾曲側縁 10 フランジ 11 リング状フランジ 28 形状規制体 29 湾曲面 30 上下面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】そして、例えば図6に示すように、該金属
触媒担体101は、帯状に裁断し山谷を有する波形状と
した一枚の金属(例えばFe−Cr−Al合金)製の薄
板102をつづら折りして積層した構造となっている。
図の(a)は上下方向に積層したもの、(b)は横方向
に積層した例を示す。触媒コンバータは車両フロア下の
限定されたスペースに所定の地上高を確保しながら配置
されるために、上下あるいは左右方向に偏平の形状とさ
れる例が多い。したがって、触媒コンバータのシェル内
に挿入される金属触媒担体の断面も偏平形状となる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す図である。
【図2】図1におけるA−A部断面図である。
【図3】形状規制ブラケットを示す斜視図である。
【図4】第2の実施例の構成を示す図である。
【図5】形状規制体を示す斜視図である。
【図6】 従来例を示す図である。
【符号の説明】 1、20 触媒コンバータ 2、22 ケーシング 3、23 シェル 3a、3b 対向壁面 4a、24a 上半部 4b、24b 下半部 5、6、25、26 ディフューザ 7a、7b,27a、27b 金属触媒担体 8 形状規制ブラケット 9 規制板 9a 湾曲側縁 10 フランジ 11 リング状フランジ 28 形状規制体 29 湾曲面 30 上下面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平筒状のシェル(3、23)を備える
    ケーシング(2、22)内に金属触媒担体(7a、7
    b、27a、27b)を収納した触媒コンバータにおい
    て、前記金属触媒担体が並列の複数個に分割されて収納
    され、分割された各金属触媒担体の間には、金属触媒担
    体の形状にそわせた形状を有する形状規制手段(8、2
    8)がシェルの対向壁面に結合されて設けられているこ
    とを特徴とする触媒コンバータ。
  2. 【請求項2】 前記形状規制手段は、中央部を凹ませた
    湾曲側縁(9a)を有する規制板(9)の上下にフラン
    ジ(10)を備え、該フランジをシェル(3)の対向壁
    面(3a、3b)に溶接された形状規制ブラケット
    (8)であることを特徴とする請求項1記載の触媒コン
    バータ。
  3. 【請求項3】 前記形状規制ブラケット(8)は、金属
    触媒担体(7a、7b)の少なくとも前端部および後端
    部に配置されていることを特徴とする請求項2記載の触
    媒コンバータ。
  4. 【請求項4】 前記形状規制手段は、中央部を凹ませた
    湾曲面(29)とする箱状で、その上下面をシェル(2
    3)の対向壁面に溶接された形状規制体(28)である
    ことを特徴とする請求項1記載の触媒コンバータ。
  5. 【請求項5】 前記金属触媒担体(7a、7b)がさら
    に排気の流れ方向に分割され、流れ方向に間隙をおいて
    配置されていることを特徴とする請求項1、2、3また
    は4記載の触媒コンバータ。
JP21712397A 1997-07-28 1997-07-28 触媒コンバータ Withdrawn JPH1144212A (ja)

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JP21712397A JPH1144212A (ja) 1997-07-28 1997-07-28 触媒コンバータ

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JP21712397A JPH1144212A (ja) 1997-07-28 1997-07-28 触媒コンバータ

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Publication Number Publication Date
JPH1144212A true JPH1144212A (ja) 1999-02-16

Family

ID=16699222

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JP21712397A Withdrawn JPH1144212A (ja) 1997-07-28 1997-07-28 触媒コンバータ

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JP (1) JPH1144212A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008190505A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の触媒配置構造

Cited By (1)

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JP2008190505A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の触媒配置構造

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041005