JPH0632186Y2 - メタル触媒担体 - Google Patents

メタル触媒担体

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JPH0632186Y2
JPH0632186Y2 JP5603488U JP5603488U JPH0632186Y2 JP H0632186 Y2 JPH0632186 Y2 JP H0632186Y2 JP 5603488 U JP5603488 U JP 5603488U JP 5603488 U JP5603488 U JP 5603488U JP H0632186 Y2 JPH0632186 Y2 JP H0632186Y2
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JP
Japan
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catalyst carrier
metal catalyst
center
core portion
corrugated
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JP5603488U
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JPH01163436U (ja
Inventor
嘉信 野口
Original Assignee
カルソニック株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、触媒コンバータに用いられるメタル触媒担体
に係わり、特に、排気ガスの浄化性能を向上したメタル
触媒担体に関する。
〔従来の技術〕
自動車の排気系には、例えば、特開昭61−19957
4号公報,実開昭62−162329号公報に開示され
るようなメタル触媒担体が配置されているものがある。
第4図は、この種のメタル触媒担体の詳細を示すもの
で、このメタル触媒担体は、第5図に示すように、金属
製の波板11と平板13とを交互に重ね、これ等を芯材
を中心にして、円形形状に多重に巻回して仮コア部15
が形成され、この仮コア部15を押し潰すことにより、
楕円形状のコア部17が形成される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来のメタル触媒担体では、
コア部17の中心部および外周部において、波板11の
波形形状が同一であるため、中心部および外周部におけ
る排気ガスの流通抵抗がほぼ同一であり、これに起因し
てコア部17の外周部を通過する排気ガスの通過量が設
計量より少なくなり、コア部17の容量に見合った排気
ガスの充分な浄化を行なうことができないという問題が
ある。
すなわち、一般に、このようなメタル触媒担体は、第6
図に示すように、フランジ部18を有する筒状容器19
内に収容されて触媒コンバータとして使用されるが、一
般に、フランジ部18の内径がコア部17の外径より小
さいため、排気ガスが主にコア部17の中心部に向けて
流れることとなり、コア部17の外周部における排気ガ
スの圧力および流速が中心部に比較して小さくなり、コ
ア部17の中心部と外周部における排気ガスの流通抵抗
が同一の場合には、コア部17の外周部を通過する排気
ガスの量が少なくなるという問題がある。
本考案は、上記のような問題を解決すべくなされたもの
で、コア部の外周部に充分な排気ガスを流通することの
できるメタル触媒担体を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係わるメタル触媒担体は、排気ガスの浄化を行
なうメタル触媒担体において、中心から放射状に配置さ
れる複数の支持板の間に、波形形状が中心から外側に向
けて順次大となる金属製の波状板を、それぞれ嵌挿した
ものである。
〔作用〕
本考案のメタル触媒担体では、中心から放射状に配置さ
れる複数の支持板の間に、波形形状が中心から外側に向
けて順次大となる金属製の波状板を、それぞれ嵌挿した
ので、コア部の外周部の波形形状が、コア部の中心部の
波形形状より大きくなる。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を図面に示す一実施例について説明
する。
第1図は、本考案のメタル触媒担体の一実施例を示して
おり、図において符号21は、中心から放射状に配置さ
れる多数の支持板を示している。
これ等の支持板21の間には、波形形状が中心から外側
に向けて順次大となる金属製の波状板23がそれぞれ嵌
挿されている。
そして、支持板21および波状板23を囲繞して、筒状
の外筒25が配置されている。
すなわち、この実施例のメタル触媒担体では、第2図に
示すように、中心には、例えば、ステンレス鋼からなる
直径2mm程度の円柱状の中心材27が配置されている。
そして、この中心材27の外周には、例えば、20Cr
−5Alのフェライト系ステンレス鋼からなる厚み0.
05mmの支持板21が、中心から放射状に所定角度で多
数配置されている。
なお、これ等の支持板21の中心材27への固着は、第
3図に示すように、平板を中心から半分に折曲し、V字
形状にした後、折曲部を中心材27にスポット溶接等す
ることにより行なわれる。
そして、これ等の支持板21の間には、波形形状が中心
から外側に向けて順次大となる、例えば、支持板21と
同一基材からなる波状板23がそれぞれ嵌挿されてい
る。
さらに、支持板21および波状板23を囲繞して、例え
ば、フェライト系ステンレス鋼からなる筒状の外筒25
が配置されている。
なお、この外筒25および波状板23は、コア部29の
両端面において、それぞれ支持板21に、炭酸ガスレー
ザ溶接等により溶着されている。
しかして、以上のように構成されたメタル触媒担体で
は、中心から放射状に配置される複数の支持板21の間
に、波形形状が中心から外側に向けて順次大となる金属
製の波状板23を、それぞれ嵌挿するように構成したの
で、コア部29の外周部の波形形状を、コア部29の中
心部の波形形状より、容易に大とすることが可能とな
る。
すなわち、以上のように構成されたメタル触媒担体で
は、コア部29の外周部の波形形状が、コア部29の中
心部の波形形状より大であるため、コア部29の外周部
における排気ガスの流通抵抗が、コア部29の内周部の
排気ガスの流通抵抗より小となり、この結果、コア部2
9の外周部を通過する排気ガスの通過量が、従来より大
幅に増大し、メタル触媒担体全体としての浄化性能を従
来より大幅に向上することが可能になる。
そして、特に、S/V(燃焼室の表面積/容積比)値の
高い、高加速時等において、効率の良い浄化性能を得る
ことができる。
また、以上のように構成されたメタル触媒担体では、中
心から放射状に配置される複数の支持板21の間に、波
形形状が中心から外側に向けて順次大となる金属製の波
状板23を、それぞれ嵌挿するように構成したので、コ
ア部29の中心部における剛性が大きくなり、一方、コ
ア部29の外周部における剛性が小さくなるため、コア
部29の変形あるいは振動を有効に吸収することが可能
になり、高い耐衝撃性および耐振動性を備えたメタル触
媒担体を提供することができる。
なお、以上述べた実施例では、支持板21,波状板23
等にフェライト系のステンレス鋼を用いた例について述
べたが、本考案は、かかる実施例に限定されるものでは
なく、例えば、オーステナイト系,マルテンサイト系等
のステンレス鋼あるいは耐熱鋼等を使用できることは勿
論である。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案のメタル触媒担体では、中心
から放射状に配置される複数の支持板の間に、波形形状
が中心から外側に向けて順次大となる金属製の波状板
を、それぞれ嵌挿したので、コア部の外周部に充分な排
気ガスを流通することができるメタル触媒担体を容易に
提供することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のメタル触媒担体の一実施例を示す斜視
図である。 第2図は第1図の要部を拡大して示す斜視図である。 第3図は中心材への支持板の固定方法を示す斜視図であ
る。 第4図は従来のメタル触媒担体を示す斜視図である。 第5図は波板と平板とを巻回している状態を示す斜視図
である。 第6図は触媒コンバータを示す説明図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 21……支持板 23……波状板 29……コア部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01N 3/28 301 P

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】排気ガスの浄化を行なうメタル触媒担体に
    おいて、中心から放射状に配置される複数の支持板の間
    に、波形形状が前記中心から外側に向けて順次大となる
    金属製の波状板を、それぞれ嵌挿したことを特徴とする
    メタル触媒担体。
JP5603488U 1988-04-26 1988-04-26 メタル触媒担体 Expired - Lifetime JPH0632186Y2 (ja)

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JP5603488U JPH0632186Y2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26 メタル触媒担体

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JP5603488U JPH0632186Y2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26 メタル触媒担体

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JPH01163436U JPH01163436U (ja) 1989-11-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010214304A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Cataler Corp 排ガス浄化触媒用メタル担体

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JPH08158863A (ja) * 1994-12-02 1996-06-18 Usui Internatl Ind Co Ltd メタルハニカム体

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