JPH1144024A - セパレータ - Google Patents
セパレータInfo
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- JPH1144024A JPH1144024A JP20406897A JP20406897A JPH1144024A JP H1144024 A JPH1144024 A JP H1144024A JP 20406897 A JP20406897 A JP 20406897A JP 20406897 A JP20406897 A JP 20406897A JP H1144024 A JPH1144024 A JP H1144024A
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Abstract
る型枠部材をセパレータによって互いに所定間隔離間し
て相対峙して配置することが簡単にでき、鉄筋を配筋す
る際にも簡単に配筋でき、しかも、上下に多段に配置し
てコンクリートを打設した時に型枠部材が厚さ方向に膨
出してしまうことのないセパレータを提供する。 【解決手段】 セパレータ本体10と、セパレータ本体
10の上端面および下端面に着脱自在に装着され、外方
向への拡がりを防止するセパレータ補助片20とからな
るセパレータ。
Description
建築物に使用されるセパレータに関する。
合に、近年では、資源有限が叫ばれており、木材のコン
パネからなる型枠に代えて、発泡合成樹脂からなる発泡
合成樹脂型枠が使用され、その内部空間にコンクリート
を打設することにより基礎あるいは壁等を構築する工法
が広く行なわれるようになっている。
からなる型枠を使用することにより、資源に限りがある
木材の使用が低減できるとともに、型枠を組む際の作業
性が大幅に改善され、熟練工不足による工期遅れ等の問
題が生じることもなく、コンクリート壁等に断熱性をも
付与することができるため広範に用いられている。
来より、例えば、図5に示したように、相対峙して配置
された2枚のパネル部101、101間を、パネル部と
同じ発泡合成樹脂の連結壁102で一体成形によって連
結した発泡合成樹脂型枠100が用いられている。この
発泡合成樹脂型枠100では、端面に互いに係合可能な
嵌合部103または104を形成することにより、上下
前後方向に複数個、並べることが可能になっている。
うな発泡合成樹脂型枠100では、複数個の発泡合成樹
脂型枠を比較的簡単に組んでいくことができるが、嵩が
張るため持ち運びが不便であるという問題があった。
では、縦横の鉄筋を配筋する際に、連結壁102、10
2の間の空隙106および間隙108にこれらの鉄筋を
配筋して結束線にて結束しなければならないため、その
配筋作業が面倒で煩雑であった。
0では、上下方向に多段に突き合わせて内部にコンクリ
ートを打設すると、特に連結部分における幅Aが厚さ方
向に拡がってしまい、その結果、コンクリートの壁が厚
さ方向に膨出してしまうという問題があった。
では、コンクリート打設時に連結壁102の周囲にコン
クリートが回り込みにくく、そのため、コンクリート欠
損空間が生じてしまう虞れがあり、建築物の基礎あるい
は壁としての構造強度が低下してしまい好ましくなかっ
た。
びが容易な一組の発泡合成樹脂からなる型枠部材をセパ
レータによって互いに所定間隔離間して相対峙して配置
することが簡単にでき、鉄筋を配筋する際にも簡単に配
筋でき、しかも、上下に多段に配置してコンクリートを
打設した時に型枠部材が厚さ方向に膨出してしまうこと
のないセパレータを提供することを目的としている。
来技術の課題及び目的を達成するためになされたもので
あって、本発明のセパレータは、発泡合成樹脂型枠工法
で使用されるセパレータであって、所定間隔離間して両
端部に構成されたパネル挟持部と、これらパネル挟持部
間に差し渡され所定間隔置きに横筋挿通部が形成された
コンクリート幅設定部と、を備えたセパレータ本体と、
前記セパレータ本体の上端面および下端面に着脱自在に
装着され、セパレータ本体の外方向への拡がりを防止す
るセパレータ補助片とからなることを特徴としている。
上下端がセパレータ補助片で強固に支持されるので、コ
ンクリートを打設した際に、連結部付近で外側に膨出す
ることが防止される。また、横筋挿入部に横鉄筋を係止
することが可能であるので、配筋作業、型枠組立作業が
簡単に実施できる。
て、一組の発泡合成樹脂製の型枠部材をセパレータによ
って、互いに所定間隔離間して相対峙して配置すること
が簡単にでき、しかも、セパレータ補助片が上下に配置
されるので、コンクリートの打設の際にも打設側圧力に
耐えることが可能である。
隔置きに横筋挿通部が形成されていれば、この補助片に
も横筋を配置することができ、横筋の上下方向の間隔を
狭めることができる。
の実施例について説明する。図1は、本発明の一実施例
によるセパレータの斜視図である。
成樹脂からなり、略H字状のセパレータ本体10と、セ
パレータ本体10の上端面および下端面に着脱自在に装
着されるセパレータ補助片20とから構成されている。
設空間の幅を設定する略矩形のコンクリート幅設定部1
1を中央に有している。また、このコンクリート幅設定
部11は、隔壁17、17により上下方向に延びる断面
略凸条の板状体12、12と連結されており、上下左右
対称に形成されている。
体からなるもので、最上部に配置された水平板部2およ
び最下部に配置された水平板部3には、横筋挿通部13
が上下で対をなすように、かつ水平方向に所定間隔離間
して形成されている。
aと、板状体12の側壁12aとにより、それぞれパネ
ル挟持部18が構成され、このパネル挟持部18の空間
にパネル状の型枠が挟持される。
に着脱自在に装着されるセパレータ補助片20は、硬質
の合成樹脂からなるもので、このセパレータ補助片20
には、セパレータ本体10と同様に、横筋挿通部13が
所定間隔離間して上下一対で3列に形成されている。さ
らに、セパレータ補助片20の両端部には、断面三角形
状のコーナー用突起14、14が上下面に突出されてい
る。これらのコーナー用突起14、14は、セパレータ
本体10の板状体12に形成された略三角形状の空隙内
に挿入される。
ータ補助片20からなるセパレータ1で組み付けられる
パネル状の型枠部材30、50を2段に重ねた状態を示
したものである。
は、互いにセットで使用されるもので、型枠部材30が
常に型枠部材50の上段に配置される。すなわち、上下
方向に多段に延ばしていく場合には、下から上に向かっ
て、型枠部材50、型枠部材30、型枠部材50、型枠
部材30と、2つの型枠が交互に配置される。また、型
枠部材30と型枠部材50とでは、内部に形成される凹
所の形成位置が逆であり、一方の型枠部材30では下半
部に凹所が拡がり、他方の型枠部材50では、上半部に
凹所が拡がっている。そして、これら2つの凹所内に跨
がって、セパレータ本体10が収容される。
幅1820mm程の直方体形状に形成されている。ここ
で、これら型枠部材30または50を形成する樹脂発泡
体は、例えば発泡ポリスチレン、発泡ポリウレタン、発
泡ポリ塩化ビニルまたは発泡ポリオレフィン等のよう
に、合成樹脂を発泡させたものであり、この発泡倍率
は、例えば5〜100倍、好ましくは、20〜80倍、
更に好ましくは、30〜70倍程度である。
ら形成することにより、この軽量化を図るとともに、型
枠部材30自体に高い断熱性能と吸音効果を持たせ、更
に腐蝕の防止とコストダウンを図ることができる。
は、縦方向の凹溝31が所定間隔おきに、例えば3つ形
成されている。また、この凹溝31は、前記板状体12
を嵌合できる形状に形成されている。さらに、型枠部材
30、50の上端面および下端面には、円柱状の凸部3
2とこれと相補的な形状の凹部33とが多数形成されて
いる。
対の型枠部材30、50をセパレータ本体10および2
つのセパレータ補助片20で連結する場合の作用につい
て説明する。
50を上下に嵌合させるにあたり、型枠部材30の下半
部と型枠部材50の上半部との間に、セパレータ本体1
0を差し渡す。この時、板状体12は型枠部材30、5
0の上記凹溝31内に挿入される。このとき、板状体1
2の上下端部は、それぞれ型枠部材30の上端および型
枠部材50の下端と略同一の高さに配置される。さら
に、型枠部材30、50は、セパレータ本体10に形成
されたパネル挟持部18の面板4aにより内側から押圧
され挟持される。
に、それぞれセパレータ補助片20を差し渡す。これに
より、セパレータ本体10の上端部および下端部は、図
3に示したように互いに連結される。したがって、型枠
部材30、50の上下端部は強固に固定される。
レータ補助片20をセットすることにより、互いに対向
する型枠部材30、30および型枠部材50、50同士
の間隔が一定に規定され、コンクリートの打設幅が設定
される。なお、セパレータ1は、未発泡の合成樹脂から
形成されることが好ましい。
高さおよび幅方向に一段ずつ延ばしていけば、所定の壁
構築用のコンクリート型枠を構築することができる。こ
こで、図4に示したように、所定の横筋挿通部13に横
筋25を挿通すれば、水平方向に横筋25を引っ掛ける
ことができる。また、縦筋26は横筋25にクロスさせ
るように配置すると良い。したがって、配筋の作業性が
向上する。なお、使用する横筋挿通部13は、例えば上
方に開口した横筋挿通部13を好ましく用いることがで
きる。また、水平板部2、3における上下一対の横筋挿
通部13を用いることにより、ダブル配筋にすることも
容易である。
が全て完了し、実際にコンクリート型枠内にコンクリー
トが打設される。コンクリートを打設した場合に、型枠
部材30、50の上下端部はセパレータ補助片20で連
結されているので、型枠が外側に膨出してしまうことは
ない。これにより、所望とする幅のコンクリート壁を構
築することができる。
形成した場合には、各セパレータ1の室内側および室外
側に、各々内装板および外装材等を当てがって、これら
に釘を打ちつけることができる。このとき、釘が打たれ
る板状体12は、十分に長く設定されているので、釘打
ちのできる範囲も広い。
型枠部材同士を断面H字状のセパレータ本体10と上下
端部に配置されるセパレータ補助片20とで係止してい
くので、一人で容易に行なうことができる。
が、本発明は上記実施例に何ら限定されない。例えば、
セパレータ本体10のコンクリート幅設定部11の形
状、板状体12、セパレータ補助片20の形状などは、
他の形状であっても良い。
で、断熱材を別途用意することなく、軽量で断熱性能が
優れ、かつ安価に製造できる樹脂発泡体からなる型枠部
材を用いて、断熱性能、構造強度に優れた基礎あるいは
壁を容易かつ迅速に構築することができる。
レータによって、互いに所定間隔離間して相対峙して配
置することが簡単にでき、しかも、セパレータ補助片で
上下端部を強固に固定し、しかもパネル挟持部で型枠部
材を押さえているので、コンクリートを打設した際にも
打設側圧力に耐えること可能であり、均一厚さのコンク
リート壁を構築することができる。
で、コンクリート打設の際にコンクリート欠損部分が生
じることがないので、構造強度に優れた基礎あるいは壁
を構築することが可能である。
止することが可能であるので、配筋作業、型枠組立作業
が簡単に実施できる。しかも、横鉄筋係止部の位置、使
用数を選択することによって、ダブル配筋、シングル配
筋とも容易に施工することが可能である。
分解斜視図である。
に組付けたときの正面図である。
組込んだ状態の側面図である。
配筋した状態を示す断面図である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 発泡合成樹脂型枠工法で使用されるセパ
レータであって、所定間隔離間して両端部に構成された
パネル挟持部と、これらパネル挟持部間に差し渡され所
定間隔置きに横筋挿通部が形成されたコンクリート幅設
定部と、を備えたセパレータ本体と、 前記セパレータ本体の上端面および下端面に着脱自在に
装着され、セパレータ本体の外方向への拡がりを防止す
るセパレータ補助片とからなることを特徴とするセパレ
ータ。 - 【請求項2】 前記セパレータ補助片に、所定間隔置き
に横筋挿通部が形成されていることを特徴とする請求項
1に記載のセパレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20406897A JP3345310B2 (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | セパレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20406897A JP3345310B2 (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | セパレータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1144024A true JPH1144024A (ja) | 1999-02-16 |
JP3345310B2 JP3345310B2 (ja) | 2002-11-18 |
Family
ID=16484241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20406897A Expired - Fee Related JP3345310B2 (ja) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | セパレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3345310B2 (ja) |
-
1997
- 1997-07-30 JP JP20406897A patent/JP3345310B2/ja not_active Expired - Fee Related
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