JPH114351A - 印刷装置、情報処理系、印刷制御方法および記憶媒体 - Google Patents

印刷装置、情報処理系、印刷制御方法および記憶媒体

Info

Publication number
JPH114351A
JPH114351A JP9153487A JP15348797A JPH114351A JP H114351 A JPH114351 A JP H114351A JP 9153487 A JP9153487 A JP 9153487A JP 15348797 A JP15348797 A JP 15348797A JP H114351 A JPH114351 A JP H114351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
information
photosensitive drums
image information
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9153487A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3822315B2 (ja
Inventor
Akihisa Soda
彰久 曽田
Masayuki Horii
雅之 堀井
Eiichi Ebihara
栄一 海老原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP15348797A priority Critical patent/JP3822315B2/ja
Publication of JPH114351A publication Critical patent/JPH114351A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3822315B2 publication Critical patent/JP3822315B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、印刷装置、情報処理系、印刷制御
方法、記憶媒体に関し、低廉化に併せて、印刷速度の向
上をはかることを目的とする。 【解決手段】 印刷される媒体の搬送路に配置され、異
なる色に対応した色画像情報で示されるトナー像をその
媒体の印刷面に転写する複数の感光ドラムと、印刷対象
の画像情報をこれらの感光ドラムに対応した色の成分に
分離する分離手段と、その搬送路の上流に配置されたn
(<N)個の感光ドラムに、これらのn個の感光ドラムに
対応した色の色画像情報を個別に与えるn個の緩衝記憶
手段と、色の成分の内、n個の感光ドラムより搬送路の
下流に配置された(N-n) 個の感光ドラムに対応する各色
の色画像情報を圧縮し、個別に蓄積する(N-n)個の圧縮
処理手段と、(N-n)個の圧縮処理手段に個別に蓄積され
た圧縮色情報を展開して対応する感光ドラムに与える(N
-n)個の展開処理手段とを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンデムドラム方
式に基づいてカラー印刷を行う印刷装置、その印刷装置
が周辺装置として備えられた情報処理系、印刷対象の情
報に印刷の条件に適応した処理を施す印刷制御方法およ
びその情報処理系をコンピュータを利用して実現するプ
ログラムが格納された記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ、ワーク
ステーション、ワードプロセッサ等の情報処理装置の多
くにはカラー化された表示装置が適用され、これらの情
報処理装置に接続されるべき印刷装置としてもカラー印
刷が可能であるものが広く適用されつつある。
【0003】特に、OAの業務には、その業務の過程で
生成される文書によって表現されるべき重要な事項を色
分けする強調印刷、色分けによる図表の分かりやすさや
訴求力の向上を高速かつ確実に実現するために、低廉化
と小型化とに適応した1ドラム方式の印刷装置と共に、
4ドラム方式(タンデムドラム方式)が適用された印刷
装置が次第に多く適用されつつある。
【0004】また、4ドラム方式の印刷装置は、給紙路
が直線的に形成されて印刷の品質と速度とが高く、かつ
印刷可能な用紙の選択にかかわる制約が大幅に軽減され
るために、顧客等に配布されるべき印刷物の印刷に多く
適用されている。図8は、4ドラム方式が適用された従
来の印刷装置の構成例を示す図である。
【0005】図において、印刷装置は、一点鎖線枠内に
示すように、パーソナルコンピュータ110に標準のイ
ンタフェース(ここでは、簡単のため、セントロニクス
規格に準拠すると仮定する。)を介して接続された色デ
ータ分割処理部111と、その色データ分割処理部11
1が有する4つの出力に個別に接続された圧縮部112
-Y、112-M、112-C、112-Kと、圧縮部112-
Y、112-M、112-C、112-Kの後段に個別に配置
されたビットマップメモリ113-Y、113-M、113
-C、113-Kと、さらに、これらのビットマップメモリ
113-Y、113-M、113-C、113-Kの後段に個別
に配置された伸長部114-Y、114-M、114-C、1
14-Kとに併せて、これらの伸長部114-Y、114-
M、114-C、114-Kの出力に個別に接続された感光
ドラム115-Y、115-M、115-C、115-Kとから
構成される。
【0006】なお、上述した圧縮部112-Y、112-
M、112-C、112-K、ビットマップメモリ113-
Y、113-M、113-C、113-K、伸長部114-Y、
114-M、114-C、114-Kおよび感光ドラム115
-Y、115-M、115-C、115-Kの符号に付加された
添え文字「Y」、「M」、「C」、「K」は、それぞれ
黄、マゼンダ、シアンの各原色と黒色と(以下では、こ
れらを一括して単に「4原色」という。)にそれぞれ対
応することを示す。
【0007】また、以下では、上述した感光ドラム11
5-Y、115-M、115-C、115-Kには、個別に帯電
器、現像機、転写ユニット、クリーナその他の画像形成
に必要な機構が含まれるが、これらの機構については、
本願発明に関係がないので、図示および説明を省略す
る。このような構成の印刷装置では、色データ分割処理
部111は、パーソナルコンピュータ110から印刷の
対象として所定の形式の情報(ここでは、簡単のため、
多色で描かれた図表および文字を示すと仮定する。)が
与えられると、その情報を既述の4原色に個別に対応し
た成分の情報(以下、「原色情報」という。)に分割す
る。
【0008】圧縮部112-Y、112-M、112-C、1
12-Kは、これらの4つの原色情報に並行して圧縮処理
を施すことによって個々の原色に対応した圧縮原色情報
を生成し、かつこれらの圧縮原色情報をそれぞれビット
マップメモリ113-Y、113-M、113-C、113-K
に格納する。一方、印刷されるべき用紙は、感光ドラム
115-Yから感光ドラム115-M、115-Cを介して感
光ドラム115-Kに至る搬送路に、図示されない給紙機
構によって搬送される。
【0009】伸長部114-Y、114-M、114-C、1
14-Kは、先行してビットマップメモリ113-Y、11
3-M、113-C、113-Kに個別に格納された圧縮原色
情報に、それぞれ既述の圧縮処理と反対の処理である展
開処理を施し、搬送される用紙が感光ドラム115-Y、
115-M、115-C、115-Kに個別に到達する時点に
先行してその展開処理を完了することによって、原色情
報を再生する。さらに、伸長部114-Y、114-M、1
14-C、114-Kは、それぞれ再生された原色情報を感
光ドラム115-Y、115-M、115-C、115-Kに与
える。
【0010】感光ドラム115-Y、115-M、115-
C、115-Kは、上述したように原色情報が与えられる
と、対応する原色のトナー像を形成し、かつ給紙路に沿
って搬送される紙に対してそのトナー像を順次転写する
ことによってカラー印刷を実現する。このように従来例
では、パーソナルコンピュータ110から印刷の対象と
して与えられた情報は、4原色に個別に対応した原色情
報に分解されて並行して圧縮処理が施されることによっ
て情報量の低減がはかられると共に蓄積され、さらに、
給紙のタイミングに同期して展開処理が施されることに
よって、ビットマップメモリ113-Y、113-M、11
3-C、113-Kの記憶容量が削減され、かつ確実にカラ
ー印刷される。
【0011】したがって、上述した印刷装置に搭載され
るディジタル回路の内、価格および実装スペースを大き
な比率で占めるビットマップメモリ113-Y、113-
M、113-C、113-Kのハードウエアの規模は、印刷
について要求される速度や品質に制約が課されることな
く確実に縮小される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
例では、圧縮原色情報が蓄積される時間は、感光ドラム
115-Y、115-M、115-C、115-Kの内、搬送路
の上流側に配置された感光ドラムに対応するビットマッ
プメモリほど短い。
【0013】したがって、例えば、圧縮部112-Yが圧
縮処理に要する時間と伸長部114-Yが展開処理に要す
る時間とは、印刷速度が高いほど無視できない程度に長
いものとなって、無用にコストを要し、かつ印刷速度の
上限に制約が生じる主要因となっていた。本発明は、低
廉化をはかりつつ印刷速度の向上をはかる印刷装置、情
報処理系、印刷制御方式および記憶媒体を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1、11
に記載の発明の原理ブロック図である。請求項1に記載
の発明は、印刷が施されるべき媒体の搬送路に沿って配
置され、個別に異なる色に対応した色画像情報で示され
るトナー像を形成すると共に、その媒体の印刷面にこの
トナー像を転写する複数の感光ドラム11-1〜11-N
と、印刷の対象となるカラー画像を示す画像情報を複数
の感光ドラム11-1〜11-Nに個別に対応した色の成分
に分離する分離手段12と、搬送路に対する媒体の搬送
に同期しつつその搬送路の上流に隣接して配置されたn
(<N)個の感光ドラム11-1〜11-nに、分離手段12
によって分離された色の成分の内、これらの感光ドラム
11-1〜11-nに対応した色の色画像情報を個別に与え
るn個の緩衝記憶手段13-1〜13-nと、分離手段12
によって分離された色の成分の内、n個の感光ドラム1
1-1〜11-nより搬送路の下流に配置された(N-n) 個の
感光ドラム11-(n-1)〜11-Nに対応した個々の色の成
分を圧縮し、個別に圧縮色情報として蓄積する(N-n)個
の圧縮処理手段14-1〜14-(N-n) と、搬送路に対す
る媒体の搬送に同期しつつ(N-n)個の感光ドラム11-(n
-1)〜11-Nに、(N-n)個の圧縮処理手段14-1〜14-
(N-n)に個別に蓄積された圧縮色情報を展開して与える
(N-n)個の展開処理手段15-1〜15-(N-n)とを備えた
ことを特徴とする。
【0015】図2は、請求項2〜5、12〜15に記載
の発明の原理ブロック図である。請求項2に記載の発明
は、印刷が施されるべき媒体の搬送路に沿って配置さ
れ、個別に異なる色に対応した色画像情報で示されるト
ナー像を形成すると共に、その媒体の印刷面にこのトナ
ー像を転写する複数の感光ドラム11-1〜11-Nと、印
刷の対象となるカラー画像を示す画像情報を複数の感光
ドラム11-1〜11-Nに個別に対応した色の成分に分離
する分離手段12と、分離手段12によって分離された
個々の色の成分について、複数の感光ドラム11-1〜1
1-Nの内、その色に対応した感光ドラムが配置された搬
送路における上流からの順位が高いほど小さな比率を占
める部分に圧縮処理を施して圧縮色情報を生成し、この
圧縮色情報と残余の成分とを分離可能な形式で蓄積する
N個の圧縮処理手段21-1〜21-Nと、N個の圧縮処理
手段21-1〜21-Nによって個別に蓄積された圧縮色情
報と残余の成分と読み出し、かつ前者に展開処理を施し
つつ後者と共に、搬送路に対する媒体の搬送に同期して
N個の感光ドラム11-1〜11-Nに、それぞれ色画像情
報として与えるN個の展開処理手段22-1〜22-Nとを
備えたことを特徴とする。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の印刷装置において、印刷が行われるべき速度を取得す
る印刷速度取得手段31を備え、N個の圧縮処理手段2
1-1〜21-Nは、印刷速度取得手段31によって取得さ
れた速度が大きいほど比率の値を小さな値に設定する手
段を有することを特徴とする。請求項4に記載の発明
は、請求項3に記載の印刷装置において、印刷速度取得
手段31によって取得された速度に応じて圧縮処理手段
21-1〜21-Nが個別に圧縮処理を行って生成でき、か
つN個の展開処理手段22-1〜22-Nが個別に展開処理
を完結できる最大の圧縮色情報と残余の成分との情報量
の和以上のサイズを求め、これらのサイズの記憶領域を
圧縮処理手段21-1〜21-Nに個別に割り付ける領域管
理を行う領域管理手段41を備え、N個の圧縮処理手段
21-1〜21-Nの全てまたは一部は、領域管理手段41
によって行われた領域管理の下で記憶領域が割り付けら
れるメモリ42を共有し、そのメモリ42を個別に圧縮
色情報と残余の成分との蓄積に共用することを特徴とす
る。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項2ないし
請求項4の何れか1項に記載の印刷装置において、カラ
ー画像を示す画像情報は、そのカラー画像を構成するイ
メージ情報とそのイメージ情報以外の情報との識別が可
能な形式で与えられ、分離手段12は、画像情報を識別
が可能な形式を保ちつつ各色の成分に分離し、N個の圧
縮処理手段21-1〜21-Nは、分離手段12によって分
離された色の成分の内、形式でイメージ情報を示す成分
を圧縮処理の対象から除外する手段を有することを特徴
とする。
【0018】図3は、請求項6、16に記載の発明の原
理ブロック図である。請求項6に記載の発明は、印刷の
対象となるカラー画像を示す画像情報を送出する情報処
理装置50と、画像情報で示されるカラー画像が印刷さ
れるべき媒体の搬送路に沿って配置され、かつ個別に異
なる色に対応した色画像情報で示されるトナー像を形成
してその媒体の印刷面に転写する複数の感光ドラム51
-1〜51-Nを有し、これらの感光ドラム51-1〜51-N
を介してタンデムドラム方式に基づいてそのカラー画像
の印刷を行う印刷装置52とを備え、情報処理装置50
は、画像情報の内、搬送路の下流に隣接して配置された
(N-n) 個の感光ドラム51-(n-1)〜51-Nに対応した個
々の色を示す成分を圧縮して圧縮色情報を生成し、これ
らの圧縮色情報を識別可能な形式でその画像情報に盛り
込み、印刷装置52は、画像情報をN個の感光ドラム5
1-1〜51-Nに個別に対応した色の成分に分離する分離
手段53と、搬送路に対する媒体の搬送に同期しつつそ
の搬送路の上流に隣接して配置されたn(<N)個の感光
ドラム51-1〜51-nに、分離手段53によって分離さ
れた色の成分の内、これらの感光ドラム51-1〜51-n
に対応した色の色画像情報を個別に与えるn個の緩衝記
憶手段54-1〜54-nと、搬送路に対する媒体の搬送に
同期しつつ(N-n)個の感光ドラム51-(n-1)〜51-N
に、分離手段53によって分離された色の成分の内、情
報処理装置50によって生成された圧縮色情報を展開し
て与える(N-n)個の展開処理手段55-1〜55-(N-n) と
を備えたことを特徴とする。
【0019】図4は、請求項7〜10、16に記載の発
明の原理ブロック図である。請求項7に記載の発明は、
印刷の対象となるカラー画像を示す画像情報を送出する
情報処理装置50と、画像情報で示されるカラー画像が
印刷されるべき媒体の搬送路に沿って配置され、かつ個
別に異なる色に対応した色画像情報で示されるトナー像
を形成してその媒体の印刷面に転写する複数の感光ドラ
ム51-1〜51-Nを有し、これらの感光ドラム51-1〜
51-Nを介してタンデムドラム方式に基づいてそのカラ
ー画像の印刷を行う印刷装置52とを備え、情報処理装
置50は、画像情報の内、N個の感光ドラム51-1〜5
1-Nに個別に対応した色の成分について、これらの感光
ドラム51-1〜51-Nが配置された搬送路における上流
からの順位が高いほど小さな比率を占める部分に圧縮処
理を施して圧縮色情報を生成し、この圧縮色情報と残余
の部分とを識別可能な形式でその画像情報に盛り込み、
印刷装置52は、画像情報をN個の感光ドラム51-1〜
51-Nに個別に対応した色の成分に分離する分離手段6
1と、分離手段61によって分離された色の成分を情報
処理装置50によって生成された色圧縮情報と残余の成
分とに分離し、かつ前者に展開処理を施しつつ後者と共
に、搬送路に対する媒体の搬送に同期してN個の感光ド
ラム51-1〜51-Nにそれぞれ色画像情報として与える
N個の展開処理手段62-1〜62-Nとを備えたことを特
徴とする。
【0020】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の情報処理系において、情報処理装置50は、印刷が行
われるべき速度が大きいほど比率の値を小さな値に設定
することを特徴とする。請求項9に記載の発明は、請求
項8に記載の情報処理系において、印刷装置52は、印
刷が行われるべき速度を取得する印刷速度取得手段71
と、印刷速度取得手段71によって取得された速度に応
じてページ毎に展開処理が完結する最大の圧縮色情報と
残余の成分との情報量の和以上のサイズを求め、これら
のサイズの記憶領域をN個の展開処理手段62-1〜62
-Nに個別に割り付ける領域管理を行う領域管理手段72
とを備え、N個の展開処理手段62-1〜62-Nの全てま
たは一部は、領域管理手段72によって行われた領域管
理の下で記憶領域が割り付けられたメモリ73を有し、
そのメモリ73を個別に圧縮色情報と残余の成分との蓄
積に共用することを特徴とする。
【0021】請求項10に記載の発明は、請求項7ない
し請求項9の何れか1項に記載の情報処理系において、
情報処理装置50は、カラー画像に含まれるイメージ情
報を圧縮処理の対象から除外し、かつそのイメージ情報
に該当するか否かの識別が可能な形式で画像情報を送出
し、分離手段61は、画像情報を識別が可能な形式を保
ちつつ各色の成分に分離し、N個の展開処理手段62-1
〜62-Nは、分離手段61によって分離された色の成分
の内、形式でイメージ情報を示す成分を展開処理の対象
から除外する手段を有することを特徴とする。
【0022】請求項11に記載の発明は、印刷が施され
るべき媒体の搬送路に沿って配置され、個別に異なる色
に対応した色画像情報で示されるトナー像を形成すると
共に、その媒体の印刷面にこのトナー像を転写する複数
の感光ドラム11-1〜11-Nに個別に対応した色の成分
に、この印刷の対象となるカラー画像を示す画像情報を
分離し、搬送路に対する媒体の搬送に同期しつつその搬
送路の上流に隣接して配置されたn(<N)個の感光ドラ
ム11-1〜11-nに、分離された色の成分の内、これら
の感光ドラム11-1〜11-nに対応した色の色画像情報
を個別に与え、分離された色の成分の内、n個の感光ド
ラム11-1〜11-nより搬送路の下流に配置された(N-
n) 個の感光ドラム11-(n-1)〜11-Nに対応する個々
の色の成分を圧縮することによって、個別に圧縮色情報
として蓄積し、蓄積された圧縮色情報を搬送路に対する
媒体の搬送に同期しつつ(N-n) 個の感光ドラム11-(n-
1)〜11-Nに展開して与えることを特徴とする。
【0023】請求項12に記載の発明は、印刷が施され
るべき媒体の搬送路に沿って配置され、個別に異なる色
に対応した色画像情報で示されるトナー像を形成すると
共に、その媒体の印刷面にこのトナー像を転写する複数
の感光ドラム11-1〜11-Nに個別に対応した色の成分
に、この印刷の対象となるカラー画像を示す画像情報を
分離し、分離された個々の色の成分について、複数の感
光ドラム11-1〜11-Nの内、その色に対応した感光ド
ラムが配置された搬送路における上流からの順位が高い
ほど小さな比率を占める部分に圧縮処理を施して圧縮色
情報を生成すると共に、この圧縮色情報と残余の成分と
を分離可能な形式で蓄積し、搬送路に対する媒体の搬送
に同期して蓄積された圧縮色情報と残余の成分と読み出
し、かつ前者に展開処理を施しつつ後者と共に、N個の
個々の感光ドラム11-1〜11-Nにそれぞれ色画像情報
として与えることを特徴とする。
【0024】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の印刷制御方法において、印刷が行われるべき速度
が大きいほど比率の値が小さな値に設定されることを特
徴とする。請求項14に記載の発明は、請求項13に記
載の印刷制御方法において、速度に応じてN個の感光ド
ラム11-1〜11-Nに個別に対応した色の成分毎に、圧
縮処理を行って生成でき、かつ展開処理を完結できる最
大の圧縮色情報と残余の成分との情報量の和以上のサイ
ズを求めると共に、これらのサイズの記憶領域が割り付
けられ、N個の感光ドラム11-1〜11-Nの全てまたは
一部に個別に対応した色の成分の圧縮色情報と残余の成
分との蓄積に、割り付けられた記憶領域が共用されるこ
とを特徴とする。
【0025】請求項15に記載の発明は、請求項12な
いし請求項14の何れか1項に記載の印刷制御方法にお
いて、カラー画像を示す画像情報は、そのカラー画像を
構成するイメージ情報とそのイメージ情報以外の情報と
の識別が可能な形式で与えられ、N個の感光ドラム11
-1〜11-Nに個別に対応した色の成分に画像情報を分離
する処理は、識別が可能な形式を保ちつつ行われ、分離
された色の成分の内、形式に基づいてイメージ情報を示
す成分は、圧縮処理の対象から除外されることを特徴と
する。
【0026】請求項16に記載の発明は、コンピュータ
を請求項6ないし請求項10の何れか1項の情報処理系
を構成する情報処理装置50として機能させるプログラ
ムが格納され、かつコンピュータ読み取りが可能であ
る。請求項1に記載の発明にかかわる印刷装置では、分
離手段12は、印刷の対象となるカラー画像を示す画像
情報を複数の感光ドラム11-1〜11-Nに個別に対応し
た色の成分に分離する。n個の緩衝記憶手段13-1〜1
3-nは、上述した印刷が施されるべき媒体の搬送路に対
するその媒体の搬送に同期しつつこの搬送路の上流に隣
接して配置されたn(<N)個の感光ドラム11-1〜11
-nに、分離手段12によって分離された色の成分の内、
これらの感光ドラム11-1〜11-nに対応した色の色画
像情報を個別に与える。
【0027】また、(N-n) 個の圧縮処理手段14-1〜1
4-(N-n)は、分離手段12によって分離された色の成分
の内、上述したn個の感光ドラム11-1〜11-nより搬
送路の下流に配置された(N-n) 個の感光ドラム11-(n-
1)〜11-Nに対応する個々の成分を圧縮し、個別に圧縮
色情報として蓄積する。さらに、(N-n) 個の展開処理手
段15-1〜15-(N-n)は、この搬送路に対する媒体の搬
送に同期しつつ上述した(N-n)個の感光ドラム11-(n-
1)〜11-Nに、先行して(N-n)個の圧縮処理手段14-1
〜14-(N-n)に個別に蓄積された圧縮色情報を展開して
色画像情報として与える。
【0028】N個の感光ドラム11-1〜11-Nは、この
ようにしてn個の緩衝記憶手段13-1〜13-nと(N-n)
個の展開処理手段15-1〜15-(N-n) とによって与え
られ、かつ異なる色に対応した色画像情報で示されるト
ナー像を形成すると共に、媒体の印刷面にこのトナー像
を転写する。すなわち、搬送路の上流側に配置された感
光ドラムによって上述したトナー像の形成と転写とが行
われるべき色画像情報は、圧縮処理と展開処理とが施さ
れないので、このような圧縮処理と展開処理との所要時
間の短縮の限界に起因する印刷速度の制約が緩和され、
かつハードウエアの規模が縮小される。
【0029】請求項2に記載の発明にかかわる印刷装置
では、分離手段12は、印刷の対象となるカラー画像を
示す画像情報を複数の感光ドラム11-1〜11-Nに個別
に対応した色の成分に分離する。N個の圧縮処理手段2
1-1〜21-Nは、分離手段12によって分離された個々
の色の成分について、上述したN個の感光ドラム11-1
〜11-Nの内、その色に対応した感光ドラムが配置され
た前記搬送路における上流からの順位が高いほど小さな
比率を占める部分に、圧縮処理を施して圧縮色情報を生
成し、この圧縮色情報と残余の成分とを分離可能な形式
で蓄積する。さらに、N個の展開処理手段22-1〜22
-Nは、搬送路に対する媒体の搬送に同期しつつ圧縮処理
手段21-1〜21-Nによって個別に蓄積された圧縮色情
報と残余の成分と読み出し、かつ前者に展開処理を施し
つつ後者と共に色画像情報として感光ドラム11-1〜1
1-Nに与える。これらの感光ドラム11-1〜11-Nは、
このようにして個別に与えられ、かつ異なる色に対応し
た色画像情報で示されるトナー像を形成すると共に、上
述した搬送路を介して供給された媒体の印刷面にこのト
ナー像を転写する。
【0030】すなわち、搬送路に沿って配置された感光
ドラム11-1〜11-Nに与えられるべき色画像情報の
内、上述した圧縮処理と展開処理とが施される比率は、
その搬送路の上流側に配置された感光ドラムほど小さな
値に設定されるので、このような圧縮処理と展開処理と
の所要時間の短縮の限界に起因する印刷速度の制約が緩
和され、かつハードウエアの規模が縮小される。
【0031】請求項3に記載の発明にかかわる印刷装置
では、請求項2に記載の印刷装置において、印刷速度取
得手段31は印刷が行われるべき速度を取得し、圧縮処
理手段21-1〜21-Nはその取得された速度が大きいほ
ど比率の値を小さな値に設定する。すなわち、圧縮処理
および展開処理が施されるべき色画像情報の比率はこれ
らの処理の所要時間が印刷速度の低下の要因とならない
方向に可変されるので、印刷の対象となるカラー画像の
構成や適用されるフォントに応じて決定される印刷速度
に対して柔軟な適応が可能となる。
【0032】請求項4に記載の発明にかかわる印刷装置
では、請求項3に記載の印刷装置において、領域管理手
段41は、印刷速度取得手段31によって取得された速
度に応じて圧縮処理手段21-1〜21-Nが個別に圧縮処
理を行うことによって生成でき、かつ展開処理手段22
-1〜22-Nが展開処理を完結できる最大の圧縮色情報と
残余の成分との情報量の和以上のサイズを求め、そのサ
イズの記憶領域をこれらの展開処理手段22-1〜22-N
に割り付ける領域管理を行う。また、圧縮処理手段21
-1〜21-Nの全てまたは一部は、その領域管理の下で個
別に記憶領域が割り付けられたメモリ42を圧縮色情報
と残余の成分との蓄積に共用する。
【0033】したがって、圧縮処理手段21-1〜21-N
が「個別に蓄積し得る圧縮処理の結果の最大のサイズ以
上の記憶領域」を有する場合に比べて、これらの圧縮処
理手段21-1〜21-Nによってアクセスされるべき記憶
領域のサイズは小さくなる。請求項5に記載の発明にか
かわる印刷装置では、請求項2ないし請求項4の何れか
1項に記載された印刷装置において、カラー画像を示す
画像情報は、そのカラー画像を構成するイメージ情報と
そのイメージ情報以外の情報との識別が可能な形式で与
えられる。分離手段12はこのような画像情報を上述し
た識別が可能な形式を保ちつつ各色の成分に分離し、圧
縮処理手段21-1〜21-Nはこれらの分離された色の成
分の内、上述した形式に基づいてイメージ情報を示す成
分を圧縮処理の対象から除外する。
【0034】すなわち、冗長度の分布が広く、かつ圧縮
処理の効率や所要時間の予測が困難であるイメージ情報
については、分離手段12によって色の成分毎に分解さ
れた後に圧縮処理が施されることなく対応する感光ドラ
ムに与えられるので、これらの効率や所要時間が確度高
く設定され、かつ圧縮色情報と残余の成分との蓄積に供
される記憶領域は効率的に利用される。
【0035】請求項6に記載の発明にかかわる情報処理
系では、情報処理装置50は、印刷の対象となるカラー
画像を示す画像情報の内、その印刷が行われるべき媒体
の搬送路の下流に隣接して配置された(N-n) 個の感光ド
ラム51-(n-1)〜51-Nに個別に対応した色画像情報を
圧縮して圧縮色情報を生成し、これらの圧縮色情報を識
別可能な形式でその画像情報に盛り込みつつ送出する。
【0036】一方、印刷装置52では、分離手段53
は、上述した画像情報をN個の感光ドラム51-1〜51
-Nに個別に対応した色の成分に分離する。また、n個の
緩衝記憶手段54-1〜54-nは、上述した搬送路に対す
る媒体の搬送に同期しつつその搬送路の上流に隣接して
配置されたn(<N)個の感光ドラム51-1〜51-nに対
して、分離手段53によって分離された色の成分の内、
これらの感光ドラム51-1〜51-nに個別に対応した色
の色画像情報を個別に与える。さらに、(N-n) 個の展開
処理手段55-1〜55-(N-n)は、同様に搬送路に対する
前記媒体の搬送に同期しつつ上述した(N-n) 個の感光ド
ラム51-(n-1)〜51-Nに対して、分離手段53によっ
て分離された色の成分の内、情報処理装置50によって
生成された圧縮色情報を展開しつつ与える。N個の感光
ドラム51-1〜51-Nは、このようにして緩衝記憶手段
54-1〜54-nと展開処理手段55-1〜55-(N-n)とに
よって与えられた色画像情報で個別に示されるトナー像
を形成し、かつそのトナー像を媒体の印刷面に転写す
る。
【0037】すなわち、搬送路の上流側に配置された感
光ドラムによってトナー像の形成とその媒体の印刷面に
対する転写とが行われるべき色画像情報は、圧縮処理と
展開処理とが施されないので、これらの圧縮処理と展開
処理との所要時間に起因する印刷速度の制約が緩和さ
れ、かつハードウエアの規模の縮小がはかられる。さら
に、上述した圧縮処理が情報処理装置50によって行わ
れ、かつ展開処理が印刷装置52において行われること
によってその印刷装置52の負荷が情報処理装置50に
分散されるので、印刷装置52はその構成が簡略化され
ると共に応答性が向上し、かつ印刷の対象となるカラー
画像の構成に対する圧縮処理と展開処理との柔軟性が高
められる。
【0038】請求項7に記載の発明にかかわる情報処理
系では、情報処理装置50は、印刷の対象となるカラー
画像を示す画像情報の内、感光ドラム51-1〜51-Nに
個別に対応した成分について、これらの感光ドラム51
-1〜51-Nが配置された搬送路における上流からの順位
が高いほど小さな比率を占める部分に圧縮処理を施して
圧縮色情報を生成し、この圧縮色情報と残余の部分とを
識別可能な形式でその画像情報に盛り込んで送出する。
【0039】一方、印刷装置52では、分離手段61
は、上述した画像情報を感光ドラム51-1〜51-Nに個
別に対応した色の成分に分離する。また、展開処理手段
62-1〜62-Nは、上述した搬送路に対する媒体の搬送
に同期しつつ分離手段61によって分離された色の成分
を色圧縮情報と残余の成分とに分離して読み出し、かつ
前者に展開処理を施しつつ後者と共に色画像情報として
感光ドラム51-1〜51-Nに与える。さらに、感光ドラ
ム51-1〜51-Nは、このようにして展開処理手段62
-1〜62-Nによって与えられた個々の色画像情報で示さ
れるトナー像を形成し、かつそのトナー像を媒体の印刷
面に転写する。
【0040】すなわち、搬送路に沿って配置された感光
ドラム11-1〜11-Nに与えられるべき色画像情報の
内、上述した圧縮処理と展開処理とが施される比率は、
その搬送路の上流側に配置された感光ドラムほど小さな
値に設定されるので、このような圧縮処理と展開処理と
の所要時間の短縮の限界に起因する印刷速度の制約が緩
和され、かつハードウエアの規模の縮小がはかられる。
【0041】さらに、上述した圧縮処理が情報処理装置
50によって行われ、かつ展開処理が印刷装置52にお
いて行われることによってその印刷装置52の負荷が情
報処理装置50に分散されるので、印刷装置52はその
構成が簡略化されると共に応答性が向上し、かつ印刷の
対象となるカラー画像の構成に対する圧縮処理と展開処
理との柔軟性が高められる。
【0042】請求項8に記載の発明にかかわる情報処理
系では、請求項7に記載の情報処理系において、情報処
理装置50は、印刷が行われるべき速度が大きいほど比
率の値を小さな値に設定する。すなわち、圧縮処理およ
び展開処理が施されるべき色画像情報の比率はこれらの
処理の所要時間が印刷速度の低下の要因とならない方向
に可変されるので、印刷の対象となるカラー画像の構成
や適用されるフォントに応じて決定される印刷速度に対
して柔軟な適応が可能となる。
【0043】請求項9に記載の発明にかかわる情報処理
系では、請求項8に記載の情報処理系において、印刷速
度取得手段71は、印刷が行われるべき速度を取得す
る。また、領域管理手段72は、このようにして取得さ
れた速度に応じて展開処理手段62-1〜62-Nがページ
毎に展開処理を完結できる最大の圧縮色情報と、残余の
成分との情報量の和以上のサイズを求め、そのサイズの
記憶領域を割り付ける領域管理を行う。さらに、展開処
理手段62-1〜62-Nの全てまたは一部は、その領域管
理の下で個別に記憶領域が割り付けられたメモリを圧縮
色情報と残余の成分との蓄積に共用する。
【0044】したがって、「展開処理の対象となる圧縮
色情報の最大のサイズ以上の記憶領域を有するメモリが
展開処理手段62-1〜62-Nに個別に備えられた場合」
に比べて、その記憶領域のサイズの総和は確実に小さく
なる。請求項10に記載の発明にかかわる情報処理系で
は、請求項7ないし請求項9の何れか1項に記載の情報
処理系において、情報処理装置50は、カラー画像に含
まれるイメージ情報を圧縮処理の対象から除外し、かつ
そのイメージ情報以外の情報との識別が可能な形式で画
像情報を送出する。
【0045】一方、印刷装置52では、分離手段61
は、カラー画像を示す画像情報を上述した識別が可能な
形式を保ちつつ各色の成分に分離する。また、展開処理
手段62-1〜62-Nは、このようにして分離された色の
成分の内、上述した形式でイメージ情報を示す成分を展
開処理の対象から除外する。すなわち、冗長度の分布が
広く、かつ圧縮処理の効率や所要時間の予測が困難であ
るイメージ情報については、分離手段61によって色の
成分毎に分解された後に圧縮処理が施されることなく対
応する感光ドラムに与えられるので、これらの効率や所
要時間が確度高く設定され、かつ圧縮色情報と残余の成
分との蓄積に供される記憶領域は効率的に利用される。
【0046】請求項11に記載の発明にかかわる印刷制
御方法では、印刷が施されるべき媒体の搬送路に沿って
配置された複数の感光ドラム11-1〜11-Nに個別に対
応した色の成分に、その印刷の対象となるカラー画像を
示す画像情報は分離される。さらに、このようにして分
離された色の成分の内、上述した搬送路の上流に隣接し
て配置されたn(<N)個の感光ドラム11-1〜11-nに
対応した色の成分は、その搬送路に対する媒体の搬送に
同期しつつこれらの感光ドラム11-1〜11-nに個別に
与えられる。
【0047】また、同様にして分離された色の成分の
内、上述したn個の感光ドラム11-1〜11-nより搬送
路の下流に配置された(N-n)個の感光ドラム11-(n-1)
〜11-Nに対応した個々の色の成分は、圧縮されて個別
に圧縮色情報として蓄積される。これらの蓄積された圧
縮色情報は、展開されつつ搬送路に対する媒体の搬送に
同期して上述した(N-n) 個の感光ドラム11-(n-1)〜1
1-Nに与えられる。
【0048】すなわち、搬送路の上流側に配置された感
光ドラムによってトナー像の形成とその媒体の印刷面に
対する転写とが行われるべき色画像情報は、圧縮処理と
展開処理とが施されないので、このような圧縮処理と展
開処理との所要時間の短縮の限界に起因する印刷速度の
制約は緩和され、かつハードウエアの規模が縮小され
る。
【0049】請求項12に記載の発明にかかわる印刷制
御方法では、印刷が施されるべき媒体の搬送路に沿って
配置された複数の感光ドラム11-1〜11-Nに個別に対
応した色の成分に、その印刷の対象となるカラー画像を
示す画像情報は分離される。さらに、このようにして分
離された個々の色の成分は、その色に対応して配置され
た感光ドラムが上述した搬送路の上流から位置する順位
が高いほど、小さな比率を占める部分に圧縮処理が施さ
れることによって圧縮色情報に変換され、この圧縮色情
報と残余の成分との組み合わせとして分離可能な形式で
蓄積される。
【0050】また、これらの蓄積された圧縮色情報と残
余の成分とは、上述した搬送路に対する媒体の搬送に同
期して前者が展開処理が施され、かつ後者がその展開処
理が施されることなく読み出されることによって、感光
ドラム11-1〜11-Nに個別に色画像情報として与えら
れる。すなわち、搬送路に沿って配置された感光ドラム
11-1〜11-Nに与えられるべき色画像情報の内、上述
した圧縮処理と展開処理とが施される比率は、その搬送
路の上流側に配置された感光ドラムに対応した成分ほど
小さな値に設定されるので、このような圧縮処理と展開
処理との所要時間の短縮の限界に起因する印刷速度の制
約が緩和され、かつハードウエアの規模が小さくなる。
【0051】請求項13に記載の発明にかかわる印刷制
御方法では、請求項12に記載の印刷制御方式におい
て、印刷が行われるべき速度が大きいほど比率の値が小
さな値に設定される。すなわち、圧縮処理および展開処
理が施されるべき色画像情報の比率はこれらの処理の所
要時間が印刷速度の低下の要因とならない方向に可変さ
れるので、印刷の対象となるカラー画像の構成や適用さ
れるフォントに応じて決定される印刷速度に対して柔軟
な適応が可能となる。
【0052】請求項14に記載の発明にかかわる印刷制
御方法では、請求項13に記載の印刷制御方式におい
て、感光ドラム11-1〜11-Nの全てまたは一部に個別
に対応した色の圧縮色情報と残余の成分との蓄積に共通
のメモリが共用され、そのメモリの記憶領域は、これら
の感光ドラム11-1〜11-Nに個別に対応した色の成分
毎に、印刷の速度の下で圧縮処理によって生成され、か
つ展開処理が完結できる最大の圧縮色情報と残余の成分
との情報量の和以上のサイズで割り付けられる。
【0053】したがって、圧縮処理の結果が感光ドラム
11-1〜11-Nに個別に対応した色の成分毎に異なるメ
モリに蓄積される場合に比べて、「実際にはその圧縮処
理の結果が蓄積されない記憶領域のサイズ」は確実に小
さくなる。請求項15に記載の発明にかかわる印刷制御
方法では、請求項12ないし請求項14の何れか1項に
記載の印刷制御方式において、カラー画像を示す画像情
報は、そのカラー画像を構成するイメージ情報とそのイ
メージ情報以外の情報との識別が可能な形式で与えられ
る。
【0054】さらに、感光ドラム11-1〜11-Nに個別
に対応した色の成分に画像情報を分離する処理は上述し
た識別が可能な形式を保ちつつ行われ、かつ分離された
色の成分の内、その形式に基づいてイメージ情報を示す
成分は圧縮処理の対象から除外される。すなわち、冗長
度の分布が広く、かつ圧縮処理の効率や所要時間の予測
が困難であるイメージ情報については、圧縮処理が施さ
れることなく対応する感光ドラムに与えられるので、こ
れらの効率や所要時間が確度高く設定され、かつ圧縮色
情報と残余の成分との蓄積に供される記憶領域は効率的
に利用される。
【0055】請求項16に記載の発明にかかわる記憶媒
体は、コンピュータ読み取りが可能であり、かつ請求項
6ないし請求項10の何れか1項に記載の情報処理系を
構成する情報処理装置50として、コンピュータを機能
させるプログラムが格納される。上述したプログラム
は、請求項6ないし請求項10の何れか1項に記載の情
報処理系では、印刷装置52が印刷を行うために情報処
理装置50によって実行されるべきドライバ、BIOS
その他の基本ソフトウエアとして構成可能であり、かつ
その印刷装置52とは別体の着脱可能な記憶媒体に記録
されることによって流通し得る。
【0056】したがって、本発明にかかわる記憶媒体か
らこのようなプログラムを読みとって実行するコンピュ
ータは、上述した情報処理装置50として請求項6ない
し請求項10の何れか1項に記載の情報処理系の構成要
素となる。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について詳細に説明する。図5は、請求項1、
6、11、16に記載の発明に対応した実施形態を示す
図である。図において、図8に示すものと機能および構
成が同じものについては、同じ符号を付与して示し、こ
こではその説明を省略する。
【0058】本実施形態と図8に示す従来例との構成の
相違点は、ビットマップメモリ113-Y、113-Mに代
えてそれぞれビットマップメモリ113a-Y、113a
-Mが備えられ、これらのビットマップメモリ113a-
Y、113a-Mについては、入力が圧縮部112-Y、1
12-Mを介することなく色データ分割処理部111の対
応する出力にそれぞれ接続され、かつ出力が伸長部11
4-Y、114-Mを介することなく感光ドラム115-Y、
115-Mの入力にそれぞれ接続された点にある。
【0059】なお、本実施形態と図1に示すブロック図
との対応関係については、感光ドラム115-Y、115
-M、115-C、115-Kは感光ドラム11-1〜11-Nに
対応し、色データ分割処理部111は分離手段12に対
応し、ビットマップメモリ113a-Y、113a-Mは緩
衝記憶手段13-1〜13-nに対応し、圧縮部112-C、
112-Kおよびビットマップメモリ113-C、113-K
は圧縮処理手段14-1〜14-(N-n)に対応し、伸長部1
14-C、114-Kは展開処理手段15-1〜15-(N-n)に
対応する。
【0060】以下、請求項1、11に記載の発明に対応
した本実施形態の動作を説明する。色データ分割処理部
111によって出力された4つの原色情報の内、シアン
と黒とに対応した2つの原色情報は、それぞれ圧縮部1
12-C、112-K、ビットマップメモリ113-C、11
3-Kおよび伸長部114-C、114-Kの連係の下で、図
8に示す従来例と同様の処理が施された後に、感光ドラ
ム115-C、115-Kに個別に与えられる。
【0061】しかし、色データ分割処理部111は、黄
とマゼンダとに対応した残りの原色情報については、そ
れぞれビットマップメモリ113a-Y、113a-Mに直
接格納する。さらに、これらのビットマップメモリ11
3a-Y、113a-Mにそれぞれ格納された原色情報は、
感光ドラム115-Y、115-Mに直接与えられる。
【0062】このように本実施形態によれば、搬送路の
上流に配置された感光ドラム115-Y、115-Mを介し
て用紙に転写されるべきトナー像を示す原色情報は、圧
縮処理や展開処理が施されることなくこれらの感光ドラ
ム115-Y、115-Mに与えられる。すなわち、従来例
において圧縮部112-Y、112-Mが圧縮処理に所要し
ていた時間と伸長部114-Y、114-Mが展開処理に同
様にして所要していた時間とは、印刷の速度の如何にか
かわらず無くなるので、回路規模およびコストの削減が
はかられ、その印刷速度の上限にかかわる制約が大幅に
緩和される。
【0063】図6は、請求項2〜5、7〜10、12〜
16に記載の発明に対応した実施形態を示す図である。
図において、図5に示すものと構成が同じものについて
は、同じ符号を付与して示し、ここではその説明を省略
する。本実施形態と図5に示す実施形態との構成の相違
点は、ビットマップメモリ113a-Mに代えて適応圧縮
処理部80-Mが備えられ、圧縮部112-C、ビットマッ
プメモリ113-Cおよび伸長部114-Cに代えて適応圧
縮処理部80-Cが備えられた点にある。
【0064】適応圧縮処理部80-Mは、初段に備えられ
たデマルチプレクサ81-Mと、最終段に備えられたセレ
クタ82-Mと、これらのデマルチプレクサ81-Mとセレ
クタ82-Mとの選択入力に接続された制御部83-Mと、
デマルチプレクサ81-Mの一方の出力とセレクタ82-M
の一方の入力との間に縦属接続された圧縮部112S-
M、ビットマップメモリ113S-Mおよび伸長部114
S-Mと、デマルチプレクサ81-Mの他方の出力とセレク
タ82-Mの他方の入力との間に接続されたビットマップ
メモリ113N-Mとから構成される。
【0065】なお、適応圧縮処理部80-Cの構成につい
ては、図6に示すように上述した適応圧縮処理部80-M
の構成と同じであるから、以下では、対応する構成要素
に添え文字を「C」とする同じ符号を付与して示し、こ
こではその説明を省略する。また、本実施形態と図2に
示すブロック図との対応関係については、感光ドラム1
15-Y、115-M、115-C、115-Kは感光ドラム1
1-1〜11-Nに対応し、色データ分割処理部111は分
離手段12に対応し、制御部83-M、83-C、デマルチ
プレクサ81-M、81-C、圧縮部112S-M、112S
-C、112-Kおよびビットマップメモリ113a-Y、1
13S-M、113N-M、113S-C、113N-C、11
3-Kは圧縮処理手段21-1〜21-Nに対応し、制御部8
3-M、83-C、伸長部114S-M、114S-C、114
-Kおよびセレクタ82-M、82-C、は展開処理手段22
-1〜22-Nに対応する。
【0066】以下、請求項2、12に記載の発明に対応
した本実施形態の動作を説明する。色データ分割処理部
111によって出力された4つの原色情報の内、黄に対
応した原色情報は、何ら圧縮処理や展開処理が施される
ことなくビットメモリ113a-Yを介して感光ドラム1
15-Yに直接与えられる。また、上述した4つの原色情
報の内、黒に対応した原色情報は、その全てが圧縮部1
12-Kによって圧縮処理が施された後にビットマップメ
モリ113-Kに蓄積され、さらに、伸長部114-Kによ
って展開処理が施されて感光ドラム115-Kに与えられ
る。
【0067】さらに、適応圧縮処理部80-Mでは、制御
部83-Mは、搬送路に対する用紙の搬送との同期をとり
つつ単位ページ毎に、マゼンダに対応した原色情報(色
データ分割処理部111によって与えられる。)の予め
設定された割合(以下では、「比率M」という。)(例
えば、「1/3」)を占め、かつ先行して与えられる圧
縮処理の対象(以下、「圧縮対象M」という。)と、そ
の圧縮対象Mに後続する「非圧縮情報M」とを時系列の
順に示す入力選択信号Mを出力する。
【0068】デマルチプレクサ81-Mは、色データ分割
処理部111によって与えられた原色情報を取り込み、
上述した入力選択信号Mが圧縮対象Mを示す期間にはそ
の原色情報を圧縮部112S-Mに与え、反対に非圧縮情
報Mを示す場合にはビットマップメモリ113N-Mに格
納する。なお、圧縮部112S-M、ビットマップメモリ
113S-Mおよび伸長部114S-Mは、このようにして
与えられた圧縮対象Mのみに圧縮処理(以下、この圧縮
処理によって生成される情報を「圧縮情報M」とい
う。)を施し、さらに、展開処理を施す。しかし、これ
らの処理の過程における各部の連係動作については、そ
の処理の対象が圧縮対象Mのみに限定される点を除い
て、従来例において圧縮部112-C、ビットマップメモ
リ113-Cおよび伸長部114-Cによって行われていた
連係動作と同様であるから、ここではその説明を省略す
る。
【0069】さらに、ビットマップメモリ113N-M
は、上述した非圧縮情報Mを蓄積してセレクタ82-Mに
与えるが、その非圧縮情報Mには何ら圧縮処理や展開処
理が施されない。また、制御部83-Mは、搬送路に送り
込まれた用紙が感光ドラム115-Mの位置に移動するた
めに所要する時間(以下、「給紙所要時間M」とい
う。)に等しい遅延を上述した入力選択信号Mに与える
ことによって、出力選択信号Mを生成する。
【0070】セレクタ82-Mは、その出力選択信号Mが
圧縮対象Mを示す期間には、伸長部114-Mが圧縮対象
Mを展開して生成した情報を感光ドラム115-Mに与え
るが、反対に非圧縮情報Mを示す期間には、ビットマッ
プメモリ113N-Mに蓄積された非圧縮情報Mを感光ド
ラム115-Mに与える。また、適応圧縮処理部80-Cで
は、制御部83-Cは、搬送路に対する用紙の搬送との同
期をとりつつ単位ページ毎に、シアンに対応した原色情
報(色データ分割処理部111によって与えられる。)
の予め設定された割合(以下では、「比率C」とい
う。)(例えば、「2/3」)を占め、かつ先行して与
えられる圧縮処理の対象(以下、「圧縮対象C」とい
う。)と、その圧縮対象Cに後続する「非圧縮情報C」
とを時系列の順に示す入力選択信号Cを出力する。
【0071】デマルチプレクサ81-Cは、色データ分割
処理部111によって与えられた原色情報を取り込み、
上述した入力選択信号Cが圧縮対象Cを示す期間にはそ
の原色情報を圧縮部112S-Cに与え、反対に非圧縮情
報Cを示す場合にはビットマップメモリ113N-Cに格
納する。なお、圧縮部112S-C、ビットマップメモリ
113S-Cおよび伸長部114S-Cは、このようにして
与えられた圧縮対象Cのみに圧縮処理(以下、この圧縮
処理によって生成される情報を「圧縮情報C」とい
う。)を施し、さらに、展開処理を施す。しかし、これ
らの処理の過程における各部の連係動作については、そ
の処理の対象が圧縮対象Cのみに限定される点を除い
て、従来例において圧縮部112-C、ビットマップメモ
リ113-Cおよび伸長部114-Cによって行われていた
連係動作に同様であるから、ここではその説明を省略す
る。
【0072】さらに、ビットマップメモリ113N-C
は、上述した非圧縮情報Cを蓄積してセレクタ82-Cに
与えるが、その非圧縮情報Cには何ら圧縮処理や展開処
理が施されない。また、制御部83-Cは、搬送路に送り
込まれた用紙が感光ドラム115-Cの位置に移動するた
めに所要する時間(以下、「給紙所要時間C」とい
う。)に等しい遅延を上述した入力選択信号Cに与える
ことによって、出力選択信号Cを生成する。
【0073】セレクタ82-Cは、その出力選択信号Cが
圧縮対象Cを示す期間には、伸長部114-Cが圧縮対象
Cを展開して生成した情報を選択して感光ドラム115
-Cに与えるが、反対に非圧縮情報Cを示す期間には、ビ
ットマップメモリ113N-Cに蓄積された非圧縮情報C
を感光ドラム115-Cに与える。
【0074】このように本実施形態によれば、搬送路に
沿って配置された感光ドラム115-Y、115-M、11
5-C、115-Kによって個別にトナー像の形成と転写と
が行われるべき単位ページの原色情報毎に、異なる割合
を占める部分が圧縮処理と展開処理との対象となるの
で、ビットマップメモリ113S-M、113N-M、11
3S-C、113N-Cの記憶容量の総和は、これらの感光
ドラム115-Y、115-M、115-C、115-Kの配置
と印刷速度とに適応した小さな値に抑えられる。
【0075】特に、ビットマップメモリ113S-M、1
13N-Mの記憶容量の総和については、「前段で行われ
る圧縮処理と後段で行われる展開処理との所要時間と、
実際に得られる圧縮比とがほぼ一定であると見なし得る
場合には、その所要時間と、これらの圧縮処理および展
開処理の過程でビットマップメモリ113S-Mの書き込
みと読み出しとに所要する時間の積算値との総和」が既
述の給紙所要時間Mに等しい場合に極小値をとり、その
極小値は圧縮部112S-Mおよび伸長部114S-Mの処
理速度が速く、かつビットマップメモリ113S-Mのア
クセス時間が短いほど小さな値となる。
【0076】なお、ビットマップメモリ113S-C、1
13N-Cの記憶容量の総和については、ビットマップメ
モリ113S-Mに代わるビットマップメモリ113S-C
について書き込みと読み出しとの所要時間の積算値が適
用され、かつ給紙処理時間Mに代えて給紙所要時間Cが
適用される場合に同様にして極小値をとり、その極小値
は圧縮部112S-Cおよび伸長部114S-Cの処理速度
が速く、かつビットマップメモリ113S-Cのアクセス
時間が短いほど小さな値となる。
【0077】また、本実施形態では、黄に対応した原色
情報の全てについて圧縮処理と展開処理とが省略され、
かつ反対に黒に対応した原色情報は全てについて圧縮処
理と展開処理とが施されているが、このような構成に限
定されず、例えば、感光ドラム115-Yに対する給紙所
要時間Yが「0」でない場合には、黄の原色情報に対応
した適応圧縮処理部が備えられてもよい。
【0078】さらに、「単位ページ分の黒に対応した原
色情報に対して施される圧縮処理と展開処理との所要時
間の和と、これらの処理の過程でビットマップメモリ1
13-Kに対して行われる書き込みと読み出しとに要する
アクセス時間の積算値との総和」が感光ドラム115-K
に対する給紙所要時間K以上である場合には、黒の原色
情報についても対応する適応圧縮処理部が備えられても
よい。
【0079】以下、請求項3、13に記載の発明に対応
した実施形態について説明する。本実施形態と請求項
2、12に記載の発明に対応した実施形態との構成の相
違点は、図6に破線で示すように、制御部83-M、83
-C、圧縮部112-Kおよび伸長部114-Kの制御端子に
色データ分割処理部111の制御出力が接続された点に
ある。
【0080】なお、本実施形態と図2に示すブロック図
との対応関係については、色データ分割処理部111は
印刷速度取得手段31に対応する点を除いて、請求項
2、12に記載の発明に対応した実施形態における対応
関係と同じである。以下、図6を参照して請求項3、1
3に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明す
る。
【0081】色データ分割処理部111は、パーソナル
コンピュータ110から与えられた制御情報あるいは図
示されない操作部を介して設定された印刷のモードに基
づいて印刷速度を識別し、その印刷速度と予め決められ
た閾値との大小関係を示す2値情報を出力する。制御部
83-M、83-C、圧縮部112-Kおよび伸長部114-K
は、この2値情報に応じて「印刷速度が閾値を下回るこ
と」を認識した場合には、請求項2、12に記載の発明
に対応した実施形態と同様に作動する。
【0082】しかし、反対に「印刷速度が閾値を上回る
こと」を認識した場合には、制御部83-M(83-C)
は、デマルチプレクサ81-M(81-C)とセレクタ82
-M(82-C)とにビットマップメモリ113N-M(11
3N-C)のみを選択すべき旨を指示する。すなわち、圧
縮処理と展開処理とが追従できない程度に印刷速度が大
きい場合には、個々の原色情報についてこれらの圧縮処
理と展開処理とが自動的にかつ確実に省略されるので、
印刷の対象となる情報や所望の印刷モードに対する柔軟
な適応が可能となる。
【0083】以下、図6を参照して請求項3、13に記
載の発明に対応した他の実施形態の動作を説明する。な
お、本実施形態の構成は、請求項3、13、16に記載
の発明に対応した実施形態の構成と同じである。色デー
タ分割処理部111は、パーソナルコンピュータ110
から与えられた制御情報あるいは図示されない操作部を
介して設定された印刷のモードに基づいて印刷速度を識
別する。
【0084】制御部83-M、83-Cは、それぞれこのよ
うにして識別された印刷速度に反比例する値に比率M、
比率Cを設定する。すなわち、マゼンダとシアンとにそ
れぞれ対応した原色情報については、圧縮処理と展開処
理との対象となるべき情報の割合は、印刷速度が大きい
ほど小さな値に動的に設定される。
【0085】したがって、本実施形態によれば、圧縮処
理や展開処理によって無用に印刷速度が低下することな
く、その印刷速度に動的に適応しつつ印刷が行われる。
以下、請求項4、5、14、15に記載の発明に対応し
た実施形態について説明する。本実施形態と請求項3、
13に記載の発明に対応した実施形態との構成の相違点
は、ビットマップメモリ113S-M、113N-M、11
3S-C、113N-Cが単一のメモリ(図示されない。)
から構成され、かつ図6に点線で示すように、色データ
分割処理部111によって識別された印刷速度が与えら
れる点にある。
【0086】以下、図6を参照して請求項4、5、14
〜16に記載の発明に対応した本実施形態の動作を説明
する。制御部83-M、83-Cは、請求項3、13に記載
の発明に対応した実施形態と同様にして、それぞれ比率
Mおよび比率Cを印刷速度に反比例した値に動的に設定
する。
【0087】また、ビットマップメモリ113S-M、1
13N-M、113S-C、113N-Cは、それぞれ上述し
た単一のメモリの記憶領域を印刷速度に適応したサイズ
に亘って占有することによって、圧縮情報M、非圧縮情
報M、圧縮情報Cおよび非圧縮情報Cの格納に供する。
このように本実施形態によれば、ビットマップメモリ1
13S-M、113N-M、113S-C、113N-Cは、印
刷速度に適応した領域管理の下で記憶領域が動的に割り
付けられ、かつ単一のメモリとして構成される。
【0088】したがって、これらのビットマップメモリ
113S-M、113N-M、113S-C、113N-Cが個
別のメモリによって構成された場合に比べて、アクセス
されることがない無用の記憶領域が削減される。なお、
本実施形態では、請求項3に記載の発明に対応した実施
形態に請求項4、5に記載の発明が適用されているが、
請求項4、5に記載の発明は請求項2に記載の発明にも
同様に適用可能である。
【0089】また、上述した各実施形態では、圧縮対象
Mや圧縮対象Cがページ毎の原色情報の先頭から連続す
る部分となっているが、印刷速度が低下しない範囲にお
いて展開処理が確実に完了するならば、例えば、色デー
タ分割処理部111が単独で行う制御あるいはその色デ
ータ分割処理部11と制御部83-M、83-Cとの連係に
よって、原色単位にイメージ情報以外の情報が圧縮対象
Mや圧縮対象Cとして選択されてもよい。
【0090】以下、請求項6〜10に記載の発明に対応
した実施形態について説明する。本実施形態と請求項1
〜5に記載の発明に対応した各実施形態との構成の相違
点は、図5および図6にハンチングを施して示される圧
縮部112S-M、112-C、112S-C、112-Kが備
えらない点にある。なお、本実施形態と図3および図4
に示すブロック図との対応関係については、パーソナル
コンピュータ110は情報処理装置50に対応し、感光
ドラム115-Y、115-M、115-C、115-Kは感光
ドラム51-1〜51-Nに対応し、色データ分割処理部1
11は分離手段53、61に対応し、ビットマップメモ
リ113a-Y、113a-Mは緩衝記憶手段54-1〜54
-nに対応し、ビットマップメモリ113-C、113-Kお
よび伸長部114-C、114-Kは展開処理手段55-1〜
55-(N-n)に対応し、制御部83-M、83-C、デマルチ
プレクサ81-M、81-C、ビットマップメモリ113a
-Y、113S-M、113N-M、113S-C、113N-
C、113-K、伸長部114S-M、114S-C、114-
Kおよびセレクタ82-M、82-Cは展開処理手段62-1
〜62-Nに対応し、色データ分割処理部111は印刷速
度取得手段71および領域管理手段72に対応し、ビッ
トマップメモリ113a-Y、113S-M、113N-M、
113S-C、113N-Cおよび113-Kはメモリ73に
対応する。
【0091】図7は、本実施形態におけるパーソナルコ
ンピュータの動作フローチャートである。以下、図5〜
図7を参照して請求項6〜10に記載の発明に対応した
実施形態の動作を説明する。パーソナルコンピュータ1
10は、印刷の対象となる情報に含まれたマゼンダ、シ
アンおよび黒(圧縮部112-M、112-C、112-Kに
対応する。)の原色情報に、圧縮部112-M、112-
C、112-Kに代わって圧縮処理を施す(図7(1))。
【0092】さらに、パーソナルコンピュータ110
は、その圧縮処理の結果を原色単位に分離可能であって
黄の原色情報を含む形式の情報を生成する(図7(2))と
共に、その情報を印刷装置に与える(図7(3))。一方、
印刷装置では、色データ分割処理部111がこれらの情
報を原色情報毎に分離し、その色データ分割処理部11
1の後段の各部が既述の実施形態と同様の動作を行うこ
とによって、印刷が行われる。
【0093】このように本実施形態によれば、パーソナ
ルコンピュータ110と印刷装置との間で転送されるべ
き情報の情報量が大幅に削減されて印刷の効率が高めら
れ、かつ印刷装置はハードウエアの規模が小さくなると
共に、低廉化がはかられる。なお、上述した各実施形態
では、減法3原色と黒とに対応した感光ドラムが備えら
れているが、本願発明は、タンデムドラム方式が適用さ
れるならば、例えば、これらの4色の一部に対応した感
光ドラムが備えられなかったり、所望の中間色に対応し
た感光ドラムが備えられた印刷装置についても適用可能
である。
【0094】
【発明の効果】上述したように請求項1、2、6、7、
11、12に記載の発明では、印刷されるべきカラー画
像を示す画像情報について、圧縮処理と展開処理とに所
要する時間の短縮の限界に起因する印刷速度の制約が緩
和され、かつハードウエアの規模の縮小がはかられる。
【0095】また、請求項3、8、13に記載の発明で
は、印刷されるべきカラー画像の構成や適用されるフォ
ントに応じて決定される印刷速度に対して柔軟な適応が
可能となる。さらに、請求項4、9、14に記載の発明
では、個々の感光ドラムに与えられるべき色画像情報の
蓄積に供されるべき記憶領域のサイズが小さくなる。
【0096】また、請求項5、10、15に記載の発明
では、圧縮処理の効率が高めれられ、かつその圧縮処理
の所要時間の分布が圧縮されると共に、既述の記憶領域
はサイズの設定が確度高く行われて効率的に利用され
る。
【0097】さらに、請求項6〜10に記載の発明で
は、印刷装置は構成が簡略化されて応答性が向上し、か
つ印刷の対象となるカラー画像の構成に対する圧縮処理
と展開処理との柔軟性が高められる。また、請求項16
に記載の発明では、請求項6ないし請求項10の何れか
1項に記載の情報処理装置は、コンピュータによって確
実に構成される。したがって、これらの発明が適用され
た情報処理システムでは、信頼性と印刷速度との向上が
はかられ、かつランニングコストが削減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、11に記載の発明の原理ブロック図
である。
【図2】請求項2〜5、12〜15に記載の発明の原理
ブロック図である。
【図3】請求項6、16に記載の発明の原理ブロック図
である。
【図4】請求項7〜10、16に記載の発明の原理ブロ
ック図である。
【図5】請求項1、6、11、16に記載の発明に対応
した実施形態を示す図である。
【図6】請求項2〜5、7〜10、12〜16に記載の
発明に対応した実施形態を示す図である。
【図7】本実施形態におけるパーソナルコンピュータの
動作フローチャートである。
【図8】4ドラム方式が適用された従来の印刷装置の構
成例を示す図である。
【符号の説明】
11,51,115 感光ドラム 12,53,61 分離手段 13,54 緩衝記憶手段 14,21 圧縮処理手段 15,22,55,62 展開処理手段 31,71 印刷速度取得手段 41,72 領域管理手段 42,73 メモリ 50 情報処理装置 52 印刷装置 80 適応圧縮処理部 81 デマルチプレクサ 82 セレクタ 83 制御部 110 パーソナルコンピュータ 111 色データ分割処理部 112 圧縮部 113,113a,113S、113N ビットマップ
メモリ 114 伸長部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷が施されるべき媒体の搬送路に沿っ
    て配置され、個別に異なる色に対応した色画像情報で示
    されるトナー像を形成すると共に、その媒体の印刷面に
    このトナー像を転写する複数の感光ドラムと、 前記印刷の対象となるカラー画像を示す画像情報を前記
    複数の感光ドラムに個別に対応した色の成分に分離する
    分離手段と、 前記搬送路に対する前記媒体の搬送に同期しつつその搬
    送路の上流に隣接して配置されたn(<N)個の感光ドラ
    ムに、前記分離手段によって分離された色の成分の内、
    これらの感光ドラムに対応した色の色画像情報を個別に
    与えるn個の緩衝記憶手段と、 前記分離手段によって分離された色の成分の内、前記n
    個の感光ドラムより前記搬送路の下流に配置された(N-
    n) 個の感光ドラムに対応した個々の色の成分を圧縮
    し、個別に圧縮色情報として蓄積する(N-n)個の圧縮処
    理手段と、 前記搬送路に対する前記媒体の搬送に同期しつつ前記(N
    -n) 個の感光ドラムに、前記(N-n)個の圧縮処理手段に
    個別に蓄積された圧縮色情報を展開して与える(N-n)個
    の展開処理手段とを備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 印刷が施されるべき媒体の搬送路に沿っ
    て配置され、個別に異なる色に対応した色画像情報で示
    されるトナー像を形成すると共に、その媒体の印刷面に
    このトナー像を転写する複数の感光ドラムと、 前記印刷の対象となるカラー画像を示す画像情報を前記
    複数の感光ドラムに個別に対応した色の成分に分離する
    分離手段と、 前記分離手段によって分離された個々の色の成分につい
    て、前記複数の感光ドラムの内、その色に対応した感光
    ドラムが配置された前記搬送路における上流からの順位
    が高いほど小さな比率を占める部分に圧縮処理を施して
    圧縮色情報を生成し、この圧縮色情報と残余の成分とを
    分離可能な形式で蓄積するN個の圧縮処理手段と、 前記N個の圧縮処理手段によって個別に蓄積された圧縮
    色情報と残余の成分と読み出し、かつ前者に展開処理を
    施しつつ後者と共に、前記搬送路に対する前記媒体の搬
    送に同期して前記N個の感光ドラムに、それぞれ色画像
    情報として与えるN個の展開処理手段とを備えたことを
    特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の印刷装置において、 印刷が行われるべき速度を取得する印刷速度取得手段を
    備え、 N個の圧縮処理手段は、 前記印刷速度取得手段によって取得された速度が大きい
    ほど比率の値を小さな値に設定する手段を有することを
    特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の印刷装置において、 印刷速度取得手段によって取得された速度に応じて圧縮
    処理手段が個別に圧縮処理を行って生成でき、かつN個
    の展開処理手段が個別に展開処理を完結できる最大の圧
    縮色情報と残余の成分との情報量の和以上のサイズを求
    め、これらのサイズの記憶領域を圧縮処理手段に個別に
    割り付ける領域管理を行う領域管理手段を備え、 前記N個の圧縮処理手段の全てまたは一部は、 前記領域管理手段によって行われた領域管理の下で記憶
    領域が割り付けられるメモリを共有し、そのメモリを個
    別に圧縮色情報と残余の成分との蓄積に共用することを
    特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし請求項4の何れか1項に
    記載の印刷装置において、 カラー画像を示す画像情報は、 そのカラー画像を構成するイメージ情報とそのイメージ
    情報以外の情報との識別が可能な形式で与えられ、 分離手段は、 前記画像情報を前記識別が可能な形式を保ちつつ各色の
    成分に分離し、 N個の圧縮処理手段は、 前記分離手段によって分離された色の成分の内、前記形
    式で前記イメージ情報を示す成分を圧縮処理の対象から
    除外する手段を有することを特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項6】 印刷の対象となるカラー画像を示す画像
    情報を送出する情報処理装置と、 前記画像情報で示されるカラー画像が印刷されるべき媒
    体の搬送路に沿って配置され、かつ個別に異なる色に対
    応した色画像情報で示されるトナー像を形成してその媒
    体の印刷面に転写する複数の感光ドラムを有し、これら
    の感光ドラムを介してタンデムドラム方式に基づいてそ
    のカラー画像の印刷を行う印刷装置とを備え、 前記情報処理装置は、 前記画像情報の内、前記搬送路の下流に隣接して配置さ
    れた(N-n) 個の感光ドラムに対応した個々の色を示す成
    分を圧縮して圧縮色情報を生成し、これらの圧縮色情報
    を識別可能な形式でその画像情報に盛り込み、 前記印刷装置は、 前記画像情報を前記N個の感光ドラムに個別に対応した
    色の成分に分離する分離手段と、 前記搬送路に対する前記媒体の搬送に同期しつつその搬
    送路の上流に隣接して配置されたn(<N)個の感光ドラ
    ムに、前記分離手段によって分離された色の成分の内、
    これらの感光ドラムに対応した色の色画像情報を個別に
    与えるn個の緩衝記憶手段と、 前記搬送路に対する前記媒体の搬送に同期しつつ前記(N
    -n) 個の感光ドラムに、前記分離手段によって分離され
    た色の成分の内、前記情報処理装置によって生成された
    圧縮色情報を展開して与える(N-n) 個の展開処理手段と
    を備えたことを特徴とする情報処理系。
  7. 【請求項7】 印刷の対象となるカラー画像を示す画像
    情報を送出する情報処理装置と、 前記画像情報で示されるカラー画像が印刷されるべき媒
    体の搬送路に沿って配置され、かつ個別に異なる色に対
    応した色画像情報で示されるトナー像を形成してその媒
    体の印刷面に転写する複数の感光ドラムを有し、これら
    の感光ドラムを介してタンデムドラム方式に基づいてそ
    のカラー画像の印刷を行う印刷装置とを備え、 前記情報処理装置は、 前記画像情報の内、前記N個の感光ドラムに個別に対応
    した色の成分について、これらの感光ドラムが配置され
    た前記搬送路における上流からの順位が高いほど小さな
    比率を占める部分に圧縮処理を施して圧縮色情報を生成
    し、この圧縮色情報と残余の部分とを識別可能な形式で
    その画像情報に盛り込み、 前記印刷装置は、 前記画像情報を前記N個の感光ドラムに個別に対応した
    色の成分に分離する分離手段と、 前記分離手段によって分離された色の成分を前記情報処
    理装置によって生成された色圧縮情報と残余の成分とに
    分離し、かつ前者に展開処理を施しつつ後者と共に、前
    記搬送路に対する前記媒体の搬送に同期して前記N個の
    感光ドラムにそれぞれ色画像情報として与えるN個の展
    開処理手段とを備えたことを特徴とする情報処理系。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の情報処理系において、 情報処理装置は、 印刷が行われるべき速度が大きいほど比率の値を小さな
    値に設定することを特徴とする情報処理系。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の情報処理系において、 印刷装置は、 印刷が行われるべき速度を取得する印刷速度取得手段
    と、 前記印刷速度取得手段によって取得された速度に応じて
    ページ毎に展開処理が完結する最大の圧縮色情報と残余
    の成分との情報量の和以上のサイズを求め、これらのサ
    イズの記憶領域をN個の展開処理手段に個別に割り付け
    る領域管理を行う領域管理手段とを備え、 前記N個の展開処理手段の全てまたは一部は、 前記領域管理手段によって行われた領域管理の下で記憶
    領域が割り付けられたメモリを有し、そのメモリを個別
    に圧縮色情報と残余の成分との蓄積に共用することを特
    徴とする情報処理系。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし請求項9の何れか1項
    に記載の情報処理系において、 情報処理装置は、 カラー画像に含まれるイメージ情報を圧縮処理の対象か
    ら除外し、かつそのイメージ情報に該当するか否かの識
    別が可能な形式で画像情報を送出し、 分離手段は、 前記画像情報を前記識別が可能な形式を保ちつつ各色の
    成分に分離し、 N個の展開処理手段は、 前記分離手段によって分離された色の成分の内、前記形
    式で前記イメージ情報を示す成分を展開処理の対象から
    除外する手段を有することを特徴とする情報処理系。
  11. 【請求項11】 印刷が施されるべき媒体の搬送路に沿
    って配置され、個別に異なる色に対応した色画像情報で
    示されるトナー像を形成すると共に、その媒体の印刷面
    にこのトナー像を転写する複数の感光ドラムに個別に対
    応した色の成分に、この印刷の対象となるカラー画像を
    示す画像情報を分離し、 前記搬送路に対する前記媒体の搬送に同期しつつその搬
    送路の上流に隣接して配置されたn(<N)個の感光ドラ
    ムに、前記分離された色の成分の内、これらの感光ドラ
    ムに対応した色の色画像情報を個別に与え、 前記分離された色の成分の内、前記n個の感光ドラムよ
    り前記搬送路の下流に配置された(N-n) 個の感光ドラム
    に対応する個々の色の成分を圧縮することによって、個
    別に圧縮色情報として蓄積し、 前記蓄積された圧縮色情報を前記搬送路に対する前記媒
    体の搬送に同期しつつ前記(N-n)個の感光ドラムに展開
    して与えることを特徴とする印刷制御方法。
  12. 【請求項12】 印刷が施されるべき媒体の搬送路に沿
    って配置され、個別に異なる色に対応した色画像情報で
    示されるトナー像を形成すると共に、その媒体の印刷面
    にこのトナー像を転写する複数の感光ドラムに個別に対
    応した色の成分に、この印刷の対象となるカラー画像を
    示す画像情報を分離し、 前記分離された個々の色の成分について、前記複数の感
    光ドラムの内、その色に対応した感光ドラムが配置され
    た前記搬送路における上流からの順位が高いほど小さな
    比率を占める部分に圧縮処理を施して圧縮色情報を生成
    すると共に、この圧縮色情報と残余の成分とを分離可能
    な形式で蓄積し、 前記搬送路に対する前記媒体の搬送に同期して前記蓄積
    された圧縮色情報と残余の成分と読み出し、かつ前者に
    展開処理を施しつつ後者と共に、前記N個の個々の感光
    ドラムにそれぞれ色画像情報として与えることを特徴と
    する印刷制御方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の印刷制御方法にお
    いて、 印刷が行われるべき速度が大きいほど比率の値が小さな
    値に設定されることを特徴とする印刷制御方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の印刷制御方法にお
    いて、 速度に応じてN個の感光ドラムに個別に対応した色の成
    分毎に、圧縮処理を行って生成でき、かつ展開処理を完
    結できる最大の圧縮色情報と残余の成分との情報量の和
    以上のサイズを求めると共に、これらのサイズの記憶領
    域が割り付けられ、 前記N個の感光ドラムの全てまたは一部に個別に対応し
    た色の成分の圧縮色情報と残余の成分との蓄積に、前記
    割り付けられた記憶領域が共用されることを特徴とする
    印刷制御方法。
  15. 【請求項15】 請求項12ないし請求項14の何れか
    1項に記載の印刷制御方法において、 カラー画像を示す画像情報は、 そのカラー画像を構成するイメージ情報とそのイメージ
    情報以外の情報との識別が可能な形式で与えられ、 N個の感光ドラムに個別に対応した色の成分に前記画像
    情報を分離する処理は、 前記識別が可能な形式を保ちつつ行われ、 前記分離された色の成分の内、前記形式に基づいて前記
    イメージ情報を示す成分は、 圧縮処理の対象から除外されることを特徴とする印刷制
    御方法。
  16. 【請求項16】 コンピュータを請求項6ないし請求項
    10の何れか1項の情報処理系を構成する情報処理装置
    として機能させるプログラムが格納され、かつコンピュ
    ータ読み取りが可能である記憶媒体。
JP15348797A 1997-06-11 1997-06-11 印刷装置、情報処理系、印刷制御方法および記憶媒体 Expired - Fee Related JP3822315B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15348797A JP3822315B2 (ja) 1997-06-11 1997-06-11 印刷装置、情報処理系、印刷制御方法および記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15348797A JP3822315B2 (ja) 1997-06-11 1997-06-11 印刷装置、情報処理系、印刷制御方法および記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH114351A true JPH114351A (ja) 1999-01-06
JP3822315B2 JP3822315B2 (ja) 2006-09-20

Family

ID=15563654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15348797A Expired - Fee Related JP3822315B2 (ja) 1997-06-11 1997-06-11 印刷装置、情報処理系、印刷制御方法および記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3822315B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006093845A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Ricoh Co Ltd 光書き込み装置および画像形成装置
JP2008131111A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Sharp Corp カラー画像形成装置及びカラー画像処理装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006093845A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Ricoh Co Ltd 光書き込み装置および画像形成装置
JP4541083B2 (ja) * 2004-09-21 2010-09-08 株式会社リコー 光書き込み装置および画像形成装置
JP2008131111A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Sharp Corp カラー画像形成装置及びカラー画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3822315B2 (ja) 2006-09-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4151149B2 (ja) 画像形成装置
JP4136292B2 (ja) 画像処理装置
US7813565B2 (en) Image processing apparatus, image forming apparatus, and image processing method
EP1031915A2 (en) Disk-based image storage system and method with prioritized loading and retrieval operations
JPH114351A (ja) 印刷装置、情報処理系、印刷制御方法および記憶媒体
JP3154393B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
US6222636B1 (en) Disk-based image storage system invention disclosure
CN100574361C (zh) 图像处理设备、图像形成设备和图像处理方法
JP4063017B2 (ja) 画像形成システム、バックエンドプロセッサ、フロントエンドプロセッサ
JP7040058B2 (ja) 符号化装置
JP3757587B2 (ja) 画像処理装置および画像出力システム並びに画像処理方法
JP4328689B2 (ja) 画像処理装置および画像処理装置の制御方法
JP4223049B2 (ja) 画像処理装置及び画像形成装置
JP3296226B2 (ja) カラー画像処理装置
US7630096B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, image forming apparatus, image forming method, computer program and computer-readable storage medium
JP4200884B2 (ja) 画像伸長装置及びその方法、画像処理システム
JPH11179975A (ja) カラープリンタ制御装置
JP2001270161A (ja) カラー印刷装置及びそのビデオデータ出力方法
JP2001243023A (ja) 印刷制御装置、および印刷システム
JP2000137587A (ja) 印刷制御装置及び方法
US7443528B2 (en) Image forming apparatus and method of controlling same
JP4389199B2 (ja) プリンタシステム
JP2009088945A (ja) 画像形成システム、及び画像形成プログラム
JPH09164731A (ja) 印刷装置および印刷装置のデータ処理方法
JP3000914B2 (ja) 画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060620

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees