JPH1143281A - コンクリート製品の吊下げ用係止具 - Google Patents
コンクリート製品の吊下げ用係止具Info
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- JPH1143281A JPH1143281A JP20022597A JP20022597A JPH1143281A JP H1143281 A JPH1143281 A JP H1143281A JP 20022597 A JP20022597 A JP 20022597A JP 20022597 A JP20022597 A JP 20022597A JP H1143281 A JPH1143281 A JP H1143281A
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- locking
- concrete product
- locking tool
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構成が簡易で、製作が容易であり、製造コス
トの低減を図ることができるコンクリート製品の吊下げ
用係止具を提供する 【解決手段】 合成樹脂製の一方の係止具本体12a
は、小径部16と大径部17を有している。小径部16
の内周面にはガイド溝19、大径部17の内周面には環
状溝20と、係合溝21とが形成されている。実質的に
同じ構造である他方の係止具本体12bの端面は閉塞部
により閉鎖されている。両係止具本体12a,12b
は、連結筒13によって結合されている。連結筒13は
2つの分割筒24より構成されている。コイルスプリン
グ15は、両分割筒24の間に介装されている。両端に
抜け止め用頭部28を有する連結ロッド14は、軸部2
7において両係止具本体12a,12bの外周上の係止
突片18に係合されている。
トの低減を図ることができるコンクリート製品の吊下げ
用係止具を提供する 【解決手段】 合成樹脂製の一方の係止具本体12a
は、小径部16と大径部17を有している。小径部16
の内周面にはガイド溝19、大径部17の内周面には環
状溝20と、係合溝21とが形成されている。実質的に
同じ構造である他方の係止具本体12bの端面は閉塞部
により閉鎖されている。両係止具本体12a,12b
は、連結筒13によって結合されている。連結筒13は
2つの分割筒24より構成されている。コイルスプリン
グ15は、両分割筒24の間に介装されている。両端に
抜け止め用頭部28を有する連結ロッド14は、軸部2
7において両係止具本体12a,12bの外周上の係止
突片18に係合されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、U字溝等のコン
クリート製品に埋設して、そのコンクリート製品の吊り
下げ金具等を係止するために使用されるコンクリート製
品の吊下げ用係止具に関するものである。
クリート製品に埋設して、そのコンクリート製品の吊り
下げ金具等を係止するために使用されるコンクリート製
品の吊下げ用係止具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のコンクリート製品用の吊
下げ係止具としては、例えば次のような構成のものが知
られている。すなわち、ほぼ円筒状をなす合成樹脂製の
係止具本体の外周に、先端を閉塞したほぼ円筒状をなす
合成樹脂製の調節部材を軸線方向へ移動可能に嵌挿して
構成されている。そして、係止具本体と調節部材との間
にはバネが介装され、調節部材が係止具本体から離間す
る方向に付勢されている。また、係止具本体及び調節部
材の外周には突部が設けられるとともに、これらの突部
には係合溝が形成されている。そして、係合溝には連結
ロッドが軸線方向へ相対移動可能に嵌挿されるととも
に、係止具本体と調節部材とが離脱することを防止する
ようになっている。
下げ係止具としては、例えば次のような構成のものが知
られている。すなわち、ほぼ円筒状をなす合成樹脂製の
係止具本体の外周に、先端を閉塞したほぼ円筒状をなす
合成樹脂製の調節部材を軸線方向へ移動可能に嵌挿して
構成されている。そして、係止具本体と調節部材との間
にはバネが介装され、調節部材が係止具本体から離間す
る方向に付勢されている。また、係止具本体及び調節部
材の外周には突部が設けられるとともに、これらの突部
には係合溝が形成されている。そして、係合溝には連結
ロッドが軸線方向へ相対移動可能に嵌挿されるととも
に、係止具本体と調節部材とが離脱することを防止する
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
吊下げ用係止具においては、係止具本体と調節部材の形
状が異なるため、この2つの部材の構成が複雑で、各部
材を別々の金型により製作しなければならず製作に手間
がかかり、製造コストの上昇を招くという問題があっ
た。
吊下げ用係止具においては、係止具本体と調節部材の形
状が異なるため、この2つの部材の構成が複雑で、各部
材を別々の金型により製作しなければならず製作に手間
がかかり、製造コストの上昇を招くという問題があっ
た。
【0004】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、構成が簡易で、製作が容易であり、製造
コストの低減を図ることができるコンクリート製品の吊
下げ用係止具を提供することにある。
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、構成が簡易で、製作が容易であり、製造
コストの低減を図ることができるコンクリート製品の吊
下げ用係止具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、コンクリート製品を吊
下げるための支持体を挿入可能な筒状をなす一対の係止
具本体をスライド可能に結合し、コンクリート製品の厚
さに応じて両係止具本体を移動調節可能に構成するとと
もに、両係止具本体には両係止具本体が離脱しないよう
に規制するための連結部材を備え、コンクリート製品に
埋設されることを要旨としている。
めに、請求項1に記載の発明は、コンクリート製品を吊
下げるための支持体を挿入可能な筒状をなす一対の係止
具本体をスライド可能に結合し、コンクリート製品の厚
さに応じて両係止具本体を移動調節可能に構成するとと
もに、両係止具本体には両係止具本体が離脱しないよう
に規制するための連結部材を備え、コンクリート製品に
埋設されることを要旨としている。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記両係止具本体間には、両係止具本
体をスライド可能に結合するための連結筒を備えたこと
を要旨としている。
の発明において、前記両係止具本体間には、両係止具本
体をスライド可能に結合するための連結筒を備えたこと
を要旨としている。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記両係止具本体間に
は、両係止具本体を離間するように付勢する付勢部材を
介装したことを要旨としている。
求項2に記載の発明において、前記両係止具本体間に
は、両係止具本体を離間するように付勢する付勢部材を
介装したことを要旨としている。
【0008】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のいずれかに記載の発明において、前記両係止具本
体の内周面に軸線方向に延びるガイド溝を設け、そのガ
イド溝の内奥部から周方向に延びる環状溝を設け、かつ
その環状溝の先端から軸線方向の外方へ延びる係合溝を
設けたことを要旨としている。
項3のいずれかに記載の発明において、前記両係止具本
体の内周面に軸線方向に延びるガイド溝を設け、そのガ
イド溝の内奥部から周方向に延びる環状溝を設け、かつ
その環状溝の先端から軸線方向の外方へ延びる係合溝を
設けたことを要旨としている。
【0009】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明において、前記係合溝は、ガイド溝に対して周方
向に90度から180度ずらした位置にあることを要旨
としている。
の発明において、前記係合溝は、ガイド溝に対して周方
向に90度から180度ずらした位置にあることを要旨
としている。
【0010】請求項6に記載の発明は、請求項4又は請
求項5に記載の発明において、前記両係止具本体は、内
端部に分割筒を組付け可能に備えたことを要旨としてい
る。請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6に記
載の発明において、前記係止具本体の一方は、先端を閉
塞したものであることを要旨としている。
求項5に記載の発明において、前記両係止具本体は、内
端部に分割筒を組付け可能に備えたことを要旨としてい
る。請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6に記
載の発明において、前記係止具本体の一方は、先端を閉
塞したものであることを要旨としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、図
1〜図17に基づいて詳細に説明する。図1に示すよう
に、本実施形態におけるコンクリート製品10の吊下げ
用係止具11は、合成樹脂製の筒状をなす2つの係止具
本体12a,12bと、両係止具本体12a,12b間
に嵌挿された連結筒13と、両係止具本体12a,12
bの離脱を規制する連結部材としての一対の連結ロッド
14と、両係止具本体12a,12b間に介装された付
勢部材としての金属製のコイルスプリング15とから構
成されている。
1〜図17に基づいて詳細に説明する。図1に示すよう
に、本実施形態におけるコンクリート製品10の吊下げ
用係止具11は、合成樹脂製の筒状をなす2つの係止具
本体12a,12bと、両係止具本体12a,12b間
に嵌挿された連結筒13と、両係止具本体12a,12
bの離脱を規制する連結部材としての一対の連結ロッド
14と、両係止具本体12a,12b間に介装された付
勢部材としての金属製のコイルスプリング15とから構
成されている。
【0012】一方の係止具本体12aは、基端側が大径
部17、先端側が小径部16となり、大径部17の外周
面の上下には一対の二又状をなす係止突片18が突設さ
れている。図2(a)及び図4(a)に示すように、前
記小径部16の内面には、半径方向の外方へ凹設された
ガイド溝19が軸線方向に延びるように形成されてい
る。図2(b)及び図3(b)に示すように、前記大径
部17には、内周面に前記ガイド溝19の内端部から連
なり、周方向に90度の範囲で延びる切欠きにより環状
溝20が形成されている。図4(a)、図5(a)及び
(b)に示すように、大径部17内には前記環状溝20
の先端から軸線方向の外方へ向かって延びるように係合
溝21が形成されている。
部17、先端側が小径部16となり、大径部17の外周
面の上下には一対の二又状をなす係止突片18が突設さ
れている。図2(a)及び図4(a)に示すように、前
記小径部16の内面には、半径方向の外方へ凹設された
ガイド溝19が軸線方向に延びるように形成されてい
る。図2(b)及び図3(b)に示すように、前記大径
部17には、内周面に前記ガイド溝19の内端部から連
なり、周方向に90度の範囲で延びる切欠きにより環状
溝20が形成されている。図4(a)、図5(a)及び
(b)に示すように、大径部17内には前記環状溝20
の先端から軸線方向の外方へ向かって延びるように係合
溝21が形成されている。
【0013】図2(a)及び(c)に示すように、他方
の係止具本体12bは、前記一方の係止具本体12aと
実質的に同じ構造であるが、他方の係止具本体12bの
小径部16の端面は閉塞部22により閉鎖されているの
に対し、一方の係止具本体12aの小径部16の端面は
開口部22aとされている。この閉塞部22は、環状の
薄肉打ち抜き用溝23を介して小径部16と一体に形成
され、鉄筋などで叩くことにより打ち抜くことができる
ようになっている。
の係止具本体12bは、前記一方の係止具本体12aと
実質的に同じ構造であるが、他方の係止具本体12bの
小径部16の端面は閉塞部22により閉鎖されているの
に対し、一方の係止具本体12aの小径部16の端面は
開口部22aとされている。この閉塞部22は、環状の
薄肉打ち抜き用溝23を介して小径部16と一体に形成
され、鉄筋などで叩くことにより打ち抜くことができる
ようになっている。
【0014】図1に示すように、連結筒13は2つの分
割筒24より構成されている。図6(a)及び(b)に
示すように、各分割筒24は、一端側の大径筒部25と
他端側の小径筒部26とよりなっている。この大径筒部
25は、前記係止具本体12a,12bの大径部17と
対応し、大径筒部25が大径部17内に嵌合されるよう
になっている。図6(c)に示すように、一方の分割筒
24の小径筒部26は他方の分割筒24の小径筒部26
より大きく形成され、一方の分割筒24の小径筒部26
が他方の分割筒24の小径筒部26に嵌挿されている。
これにより、連結筒13は軸線方向にスライドすること
ができる。
割筒24より構成されている。図6(a)及び(b)に
示すように、各分割筒24は、一端側の大径筒部25と
他端側の小径筒部26とよりなっている。この大径筒部
25は、前記係止具本体12a,12bの大径部17と
対応し、大径筒部25が大径部17内に嵌合されるよう
になっている。図6(c)に示すように、一方の分割筒
24の小径筒部26は他方の分割筒24の小径筒部26
より大きく形成され、一方の分割筒24の小径筒部26
が他方の分割筒24の小径筒部26に嵌挿されている。
これにより、連結筒13は軸線方向にスライドすること
ができる。
【0015】図1に示すように、前記コイルスプリング
15は、両分割筒24の小径筒部26の外周において両
大径筒部25間に介装され、両分割筒24を離間するよ
うに付勢している。従って、分割筒24が嵌合された両
係止具本体12a,12bも互いに離間するように付勢
されている。
15は、両分割筒24の小径筒部26の外周において両
大径筒部25間に介装され、両分割筒24を離間するよ
うに付勢している。従って、分割筒24が嵌合された両
係止具本体12a,12bも互いに離間するように付勢
されている。
【0016】前記連結ロッド14は、軸部27両端に拡
径された抜け止め用頭部28が形成されている。連結ロ
ッド14の軸部27は両係止具本体12a,12bの係
止突片18に係合され、両係止具本体12a,12bが
その軸線方向に移動できる。そして、コイルスプリング
15により離間するように付勢されている両係止具本体
12a,12bは、連結ロッド14両端の抜け止め用頭
部28が前記係止突片18に係止されることにより離脱
しないようになっている。
径された抜け止め用頭部28が形成されている。連結ロ
ッド14の軸部27は両係止具本体12a,12bの係
止突片18に係合され、両係止具本体12a,12bが
その軸線方向に移動できる。そして、コイルスプリング
15により離間するように付勢されている両係止具本体
12a,12bは、連結ロッド14両端の抜け止め用頭
部28が前記係止突片18に係止されることにより離脱
しないようになっている。
【0017】図7に示すように、成型用型枠29は、コ
ンクリート製品10の側壁30の内壁面30a及び両端
面32を形成するための内側枠板31と、コンクリート
製品10の外壁面30bを形成するために、内側枠板3
1の下部両端に開閉可能に取付けられた一対の外側枠板
33とを備えている。そして、成型用型枠29内には、
外側枠板33と内側枠板31との間に成型用空間39が
形成されている。
ンクリート製品10の側壁30の内壁面30a及び両端
面32を形成するための内側枠板31と、コンクリート
製品10の外壁面30bを形成するために、内側枠板3
1の下部両端に開閉可能に取付けられた一対の外側枠板
33とを備えている。そして、成型用型枠29内には、
外側枠板33と内側枠板31との間に成型用空間39が
形成されている。
【0018】前記各外側枠板33の先端側には、円孔状
の取付孔34が透設されている。図8(a)に示すよう
に、取付金具35は、円板状の本体36と、その端面の
中心に突設された接合突起37と、外周面上に設けられ
た支持突起38とから構成されている。そして、図8
(b)に示すように、前記外側枠板33の取付孔34に
接合突起37が挿通され、取付孔34から突出した接合
突起37の部分が外側枠板33の外面に溶接されてい
る。
の取付孔34が透設されている。図8(a)に示すよう
に、取付金具35は、円板状の本体36と、その端面の
中心に突設された接合突起37と、外周面上に設けられ
た支持突起38とから構成されている。そして、図8
(b)に示すように、前記外側枠板33の取付孔34に
接合突起37が挿通され、取付孔34から突出した接合
突起37の部分が外側枠板33の外面に溶接されてい
る。
【0019】次に、前記のように構成された吊下げ用係
止具11をコンクリート製品10に埋設する作業の手順
について説明する。さて、この埋設作業時には図7に2
点鎖線で示すように、成型用型枠29の両外側枠板33
を外方へ回動させる。この状態で、一方の係止具本体1
2aの小径部16をそのガイド溝19に取付金具35の
支持突起38が係合するように押し付け、吊下げ用係止
具11を取付金具35に取付ける。
止具11をコンクリート製品10に埋設する作業の手順
について説明する。さて、この埋設作業時には図7に2
点鎖線で示すように、成型用型枠29の両外側枠板33
を外方へ回動させる。この状態で、一方の係止具本体1
2aの小径部16をそのガイド溝19に取付金具35の
支持突起38が係合するように押し付け、吊下げ用係止
具11を取付金具35に取付ける。
【0020】次に、両外側枠板33を回動させて垂立さ
せると、外側枠板33と内側枠板31との間に成型用空
間39が形成される。このとき、他方の係止具本体12
bの小径部16の端面が内側枠板31に当接する。そし
て、他方の係止具本体12bが両枠板31,33間の間
隔の減少に応じて、コイルスプリング15の付勢力に抗
し、一方の係止具本体12a側へ相対移動される。これ
により、吊下げ用係止具11が両枠板31,33間に弾
発状態で介在され、コンクリート打設においてコンクリ
ートが両係止具本体12a,12bの小径部16の端面
と内側枠板31との細隙から内部に侵入するのを防止す
ることができる。
せると、外側枠板33と内側枠板31との間に成型用空
間39が形成される。このとき、他方の係止具本体12
bの小径部16の端面が内側枠板31に当接する。そし
て、他方の係止具本体12bが両枠板31,33間の間
隔の減少に応じて、コイルスプリング15の付勢力に抗
し、一方の係止具本体12a側へ相対移動される。これ
により、吊下げ用係止具11が両枠板31,33間に弾
発状態で介在され、コンクリート打設においてコンクリ
ートが両係止具本体12a,12bの小径部16の端面
と内側枠板31との細隙から内部に侵入するのを防止す
ることができる。
【0021】この状態の型枠29の成型用空間39内に
コンクリートを打設し、その固化後にコンクリートから
型枠29を離間すると、チャンネル状のコンクリート製
品10が成形される。図15に示すように、このコンク
リート製品10の両側壁30には吊下げ用係止具11が
埋設され、一方の係止具本体12aの先端開口部22a
がコンクリート製品10の外壁面30bに開口されると
ともに、他方の係止具本体12bの基端の閉塞部22が
コンクリート製品10の内壁面30aに露出される。
コンクリートを打設し、その固化後にコンクリートから
型枠29を離間すると、チャンネル状のコンクリート製
品10が成形される。図15に示すように、このコンク
リート製品10の両側壁30には吊下げ用係止具11が
埋設され、一方の係止具本体12aの先端開口部22a
がコンクリート製品10の外壁面30bに開口されると
ともに、他方の係止具本体12bの基端の閉塞部22が
コンクリート製品10の内壁面30aに露出される。
【0022】次に、コンクリート製品10の吊下げ用係
止具11と対応した吊下げ用金具42について説明す
る。図9及び図10に示すように、吊下げ用金具42
は、逆U字状をなす吊下げ金具43と、その吊下げ金具
43に連結される支持体としての支持ピン44とから構
成されている。図11に示すように、吊下げ金具43は
金属により逆U字状に形成され、両開口端には円孔状の
挿通孔45が透設されている。
止具11と対応した吊下げ用金具42について説明す
る。図9及び図10に示すように、吊下げ用金具42
は、逆U字状をなす吊下げ金具43と、その吊下げ金具
43に連結される支持体としての支持ピン44とから構
成されている。図11に示すように、吊下げ金具43は
金属により逆U字状に形成され、両開口端には円孔状の
挿通孔45が透設されている。
【0023】図12に示すように、支持ピン44は頭部
46及び軸部47を有するとともに、頭部46には棒状
をなすハンドル48が溶接接合されている。支持ピン4
4の軸部47には、その中央より頭部46側に環状係止
溝49が形成され、図13(b)に示すような止め輪5
0が係止される。また、軸部47の先端側には透孔51
が設けられるとともに、この透孔51には、係合ピン5
2が軸部47の半径方向に突出するように嵌合されてい
る。
46及び軸部47を有するとともに、頭部46には棒状
をなすハンドル48が溶接接合されている。支持ピン4
4の軸部47には、その中央より頭部46側に環状係止
溝49が形成され、図13(b)に示すような止め輪5
0が係止される。また、軸部47の先端側には透孔51
が設けられるとともに、この透孔51には、係合ピン5
2が軸部47の半径方向に突出するように嵌合されてい
る。
【0024】そして、図9に示すように、吊下げ金具4
3の一方の挿通孔45に支持ピン44の軸部47を挿通
した後、図13(a)に示すようなワッシャ53を介し
コイルスプリング54を支持ピン44の軸部47に嵌挿
する。さらに、支持ピン44の軸部47を他方の挿通孔
45に挿通した後、止め輪50を環状係止溝49に係止
する。この状態で吊下げ金具43は、支持ピン44に対
して直交する面内で回動できるようになっている。
3の一方の挿通孔45に支持ピン44の軸部47を挿通
した後、図13(a)に示すようなワッシャ53を介し
コイルスプリング54を支持ピン44の軸部47に嵌挿
する。さらに、支持ピン44の軸部47を他方の挿通孔
45に挿通した後、止め輪50を環状係止溝49に係止
する。この状態で吊下げ金具43は、支持ピン44に対
して直交する面内で回動できるようになっている。
【0025】さらにこの状態で、係合ピン52が支持ピ
ン44の軸部47先端側に設けられた透孔51に嵌合さ
れ、接着剤によって接合される。このようにして、支持
ピン44は常にはコイルスプリング54の付勢力により
頭部46側に付勢されている。
ン44の軸部47先端側に設けられた透孔51に嵌合さ
れ、接着剤によって接合される。このようにして、支持
ピン44は常にはコイルスプリング54の付勢力により
頭部46側に付勢されている。
【0026】図16に示すように、一対の吊下げ用金具
42をコンクリート製品10の両側壁30に装着した状
態で、フック55にワイヤ56を介して吊下げ金具43
を支持することにより、図示しないクレーンを用いコン
クリート製品10を引き上げて移動できるようになって
いる。
42をコンクリート製品10の両側壁30に装着した状
態で、フック55にワイヤ56を介して吊下げ金具43
を支持することにより、図示しないクレーンを用いコン
クリート製品10を引き上げて移動できるようになって
いる。
【0027】次に、コンクリート製品10の吊下げ用係
止具11に、吊下げ用金具42を取付ける場合の作用を
説明する。まず、図14(a)に示したように、支持ピ
ン44の軸部47の先端部に設けられた係合ピン52
を、一方の係止具本体12aに設けられたガイド溝19
(図1に示す)に沿って支持ピン44を吊下げ用係止具
11の先端開口部22aから挿入する。このまま挿入し
ていくと、吊下げ金具43側面がコンクリート製品10
の外壁面30bと当接する。
止具11に、吊下げ用金具42を取付ける場合の作用を
説明する。まず、図14(a)に示したように、支持ピ
ン44の軸部47の先端部に設けられた係合ピン52
を、一方の係止具本体12aに設けられたガイド溝19
(図1に示す)に沿って支持ピン44を吊下げ用係止具
11の先端開口部22aから挿入する。このまま挿入し
ていくと、吊下げ金具43側面がコンクリート製品10
の外壁面30bと当接する。
【0028】この状態で、図14(b)に示したよう
に、支持ピン44をコイルスプリング54による挿入方
向と逆の方向にかかる付勢力に抗してさらに押し込む。
すると係合ピン52は、一方の係止具本体12aに設け
られた環状溝20(図4(a)に示す)の入口に達す
る。
に、支持ピン44をコイルスプリング54による挿入方
向と逆の方向にかかる付勢力に抗してさらに押し込む。
すると係合ピン52は、一方の係止具本体12aに設け
られた環状溝20(図4(a)に示す)の入口に達す
る。
【0029】この状態で、図15に示したように、支持
ピン44頭部46に設けられたハンドル48を90度回
動させると、係合ピン52は、環状溝20を通って係合
溝21の位置に到る。このまま手を離すと、支持ピン4
4に設けられたコイルスプリング54により、係合ピン
52は係合溝21と係合する方向に付勢され、吊下げ用
金具42が吊下げ用係止具11に係止される。このと
き、吊下げ金具43は、支持ピン44と直交する方向に
回動することができる。さらに、支持ピン44上に装着
されたコイルスプリング54により、係合ピン52は係
合溝21と係合するように常時付勢されているため、吊
下げ用金具42が吊り下げ用係止具11から抜け落ちる
ことはない。
ピン44頭部46に設けられたハンドル48を90度回
動させると、係合ピン52は、環状溝20を通って係合
溝21の位置に到る。このまま手を離すと、支持ピン4
4に設けられたコイルスプリング54により、係合ピン
52は係合溝21と係合する方向に付勢され、吊下げ用
金具42が吊下げ用係止具11に係止される。このと
き、吊下げ金具43は、支持ピン44と直交する方向に
回動することができる。さらに、支持ピン44上に装着
されたコイルスプリング54により、係合ピン52は係
合溝21と係合するように常時付勢されているため、吊
下げ用金具42が吊り下げ用係止具11から抜け落ちる
ことはない。
【0030】図16に示すように、吊下げ用金具42を
コンクリート製品10の外壁面30bに装着する場合、
2点鎖線で示したように、図示しないクレーンにフック
55が吊下げられ、そのフック55にワイヤ56を介し
て吊下げ金具43が支持される。これにより、コンクリ
ート製品10を引き上げ、所定位置まで移動させること
ができる。
コンクリート製品10の外壁面30bに装着する場合、
2点鎖線で示したように、図示しないクレーンにフック
55が吊下げられ、そのフック55にワイヤ56を介し
て吊下げ金具43が支持される。これにより、コンクリ
ート製品10を引き上げ、所定位置まで移動させること
ができる。
【0031】これに対し、コンクリート製品10を狭い
場所などに設置する場合には、充分な設置面積が得られ
ず、吊下げ用金具42をコンクリート製品10の外壁面
30bに装着できない場合がある。このような場合に
は、吊下げ用金具42をコンクリート製品10の内壁面
30aに装着する。図15に示すように、内壁面30a
に露出している吊下げ用係止具11の閉塞部22を他方
の開口部22aより鉄筋等を挿入して叩くことによっ
て、打ち抜き用溝23を破断させる。
場所などに設置する場合には、充分な設置面積が得られ
ず、吊下げ用金具42をコンクリート製品10の外壁面
30bに装着できない場合がある。このような場合に
は、吊下げ用金具42をコンクリート製品10の内壁面
30aに装着する。図15に示すように、内壁面30a
に露出している吊下げ用係止具11の閉塞部22を他方
の開口部22aより鉄筋等を挿入して叩くことによっ
て、打ち抜き用溝23を破断させる。
【0032】こうして得られた開口部に、支持ピン44
を挿通し、上記に示したように吊下げ用係止具11に吊
下げ用金具42を係止する。そして、図16に示すよう
に、フック55にワイヤ56を介して吊下げ金具43を
支持し、コンクリート製品10を引き上げ、所定位置ま
で移動させる。このように、コンクリート製品10を狭
い場所等に設置する場合でも、吊下げ用金具42を内壁
面30aに装着することにより、外壁面30bに装着し
た場合と同様に、円滑に作業を進めることができる。
を挿通し、上記に示したように吊下げ用係止具11に吊
下げ用金具42を係止する。そして、図16に示すよう
に、フック55にワイヤ56を介して吊下げ金具43を
支持し、コンクリート製品10を引き上げ、所定位置ま
で移動させる。このように、コンクリート製品10を狭
い場所等に設置する場合でも、吊下げ用金具42を内壁
面30aに装着することにより、外壁面30bに装着し
た場合と同様に、円滑に作業を進めることができる。
【0033】以上のような本実施形態におけるコンクリ
ート製品10の吊下げ用係止具11によれば、次のよう
な効果が発揮される。 ・ 本実施形態のコンクリート製品10の吊下げ用係止
具11によれば、両係止具本体12a,12bは実質的
に同一形状である。このため、両係止具本体12a,1
2bを同じ金型から製作でき、構成が簡易で製作が容易
であり、製造コストの低減を図ることができる。
ート製品10の吊下げ用係止具11によれば、次のよう
な効果が発揮される。 ・ 本実施形態のコンクリート製品10の吊下げ用係止
具11によれば、両係止具本体12a,12bは実質的
に同一形状である。このため、両係止具本体12a,1
2bを同じ金型から製作でき、構成が簡易で製作が容易
であり、製造コストの低減を図ることができる。
【0034】・ 本実施形態のコンクリート製品10の
吊下げ用係止具11によれば、両係止具本体12a,1
2b間には2つの分割筒24をスライド可能に嵌挿した
連結筒13が嵌合されている。従って、両係止具本体1
2a,12bを確実にスライド可能に連結することがで
きる。
吊下げ用係止具11によれば、両係止具本体12a,1
2b間には2つの分割筒24をスライド可能に嵌挿した
連結筒13が嵌合されている。従って、両係止具本体1
2a,12bを確実にスライド可能に連結することがで
きる。
【0035】・ 本実施形態のコンクリート製品10の
吊下げ用係止具11によれば、両係止具本体12a,1
2bに嵌合される分割筒24間にはコイルスプリング1
5が介装され、そのコイルスプリング15により、両係
止具本体12a,12bが離間するように付勢されてい
る。このため、吊下げ用係止具11をコンクリート製品
10に埋設する際には、吊下げ用係止具11の開口部2
2aを型枠29の外側枠板33に隙間なく当接させるこ
とができるとともに、他方の係止具本体12bの小径部
16の端面を内側枠板31に隙間なく当接させることが
できる。
吊下げ用係止具11によれば、両係止具本体12a,1
2bに嵌合される分割筒24間にはコイルスプリング1
5が介装され、そのコイルスプリング15により、両係
止具本体12a,12bが離間するように付勢されてい
る。このため、吊下げ用係止具11をコンクリート製品
10に埋設する際には、吊下げ用係止具11の開口部2
2aを型枠29の外側枠板33に隙間なく当接させるこ
とができるとともに、他方の係止具本体12bの小径部
16の端面を内側枠板31に隙間なく当接させることが
できる。
【0036】従って、コンクリートを打設する際には、
吊下げ用係止具11内にコンクリートが侵入することを
防止することができる。さらに、コンクリート製品10
から型枠29を取り外した際に、外壁面30bに開口部
22aを露出させることができるとともに、内壁面30
aに閉塞部22を露出させることができる。
吊下げ用係止具11内にコンクリートが侵入することを
防止することができる。さらに、コンクリート製品10
から型枠29を取り外した際に、外壁面30bに開口部
22aを露出させることができるとともに、内壁面30
aに閉塞部22を露出させることができる。
【0037】・ 本実施形態のコンクリート製品10の
吊下げ用係止具11によれば、両係止具本体12a,1
2bの小径部16には軸線方向に延びるガイド溝19が
設けられている。そして、支持ピン44を両係止具本体
12a,12bに挿入する際には、ガイド溝19により
支持ピン44の係合ピン52が案内されるため、支持ピ
ン44を位置決めしながら容易に挿入することができ
る。
吊下げ用係止具11によれば、両係止具本体12a,1
2bの小径部16には軸線方向に延びるガイド溝19が
設けられている。そして、支持ピン44を両係止具本体
12a,12bに挿入する際には、ガイド溝19により
支持ピン44の係合ピン52が案内されるため、支持ピ
ン44を位置決めしながら容易に挿入することができ
る。
【0038】・ 本実施形態のコンクリート製品10の
吊下げ用係止具11によれば、両係止具本体12a,1
2bの大径部17には環状溝20が設けられている。こ
れにより、支持ピン44上に設けられた係合ピン52を
環状溝20を介して係合溝21内に確実に案内すること
ができる。
吊下げ用係止具11によれば、両係止具本体12a,1
2bの大径部17には環状溝20が設けられている。こ
れにより、支持ピン44上に設けられた係合ピン52を
環状溝20を介して係合溝21内に確実に案内すること
ができる。
【0039】・ 本実施形態のコンクリート製品10の
吊下げ用係止具11によれば、両係止具本体12a,1
2bの大径部17には係合溝21が設けられている。従
って、この係合溝21と支持ピン44上の係合ピン52
との係合により、吊下げ用金具42を吊下げ用係止具1
1に確実に係止することができる。
吊下げ用係止具11によれば、両係止具本体12a,1
2bの大径部17には係合溝21が設けられている。従
って、この係合溝21と支持ピン44上の係合ピン52
との係合により、吊下げ用金具42を吊下げ用係止具1
1に確実に係止することができる。
【0040】・ 本実施形態のコンクリート製品10の
吊下げ用係止具11によれば、係合溝21はガイド溝1
9より周方向に90度ずらした位置に設けられている。
このため、ハンドル48の向きを目視により確認するだ
けで、吊下げ用係止具11と吊下げ用金具42の係止を
容易に確認することができる。また、支持ピン44を係
合させる際に、少ない回動で係合ピン52を係合溝21
に確実に係合することができるため、作業性を容易なも
のにすることができる。
吊下げ用係止具11によれば、係合溝21はガイド溝1
9より周方向に90度ずらした位置に設けられている。
このため、ハンドル48の向きを目視により確認するだ
けで、吊下げ用係止具11と吊下げ用金具42の係止を
容易に確認することができる。また、支持ピン44を係
合させる際に、少ない回動で係合ピン52を係合溝21
に確実に係合することができるため、作業性を容易なも
のにすることができる。
【0041】・ 本実施形態のコンクリート製品10の
吊下げ用係止具11によれば、両係止具本体12a,1
2bと分割筒24は別体として形成されている。このた
め、両係止具本体12a,12b内に設けられる係合溝
21、環状溝20及びガイド溝19の成形を容易に行う
ことができる。
吊下げ用係止具11によれば、両係止具本体12a,1
2bと分割筒24は別体として形成されている。このた
め、両係止具本体12a,12b内に設けられる係合溝
21、環状溝20及びガイド溝19の成形を容易に行う
ことができる。
【0042】・ 本実施形態のコンクリート製品10の
吊下げ用係止具11によれば、他方の係止具本体12b
に閉塞部22を設けたことにより、吊下げ用係止具11
をコンクリート製品10に埋設する際に、吊下げ用係止
具11内にコンクリートが侵入することを防止すること
ができ、さらにコンクリート製品10の内側から外部へ
の水漏れを防止することができる。
吊下げ用係止具11によれば、他方の係止具本体12b
に閉塞部22を設けたことにより、吊下げ用係止具11
をコンクリート製品10に埋設する際に、吊下げ用係止
具11内にコンクリートが侵入することを防止すること
ができ、さらにコンクリート製品10の内側から外部へ
の水漏れを防止することができる。
【0043】・ 本実施形態のコンクリート製品10の
吊下げ用係止具11によれば、両係止具本体12a,1
2bは連結ロッド14で連結されていることから、コイ
ルスプリング15の付勢力により、両係止具本体12
a,12bが離脱することを防止することができる。
吊下げ用係止具11によれば、両係止具本体12a,1
2bは連結ロッド14で連結されていることから、コイ
ルスプリング15の付勢力により、両係止具本体12
a,12bが離脱することを防止することができる。
【0044】・ 本実施形態のコンクリート製品10の
吊下げ用係止具11によれば、コンクリートを打設する
ための外側枠板33には、取付金具35が接合されてい
る。このため、吊下げ用係止具11をボルト等を螺合す
ることにより、位置決めして固定する必要がなく、コン
クリートの打設作業を容易に行うことができる。
吊下げ用係止具11によれば、コンクリートを打設する
ための外側枠板33には、取付金具35が接合されてい
る。このため、吊下げ用係止具11をボルト等を螺合す
ることにより、位置決めして固定する必要がなく、コン
クリートの打設作業を容易に行うことができる。
【0045】・ 本実施形態のコンクリート製品10の
吊下げ用金具42によれば、支持ピン44上に環状係止
溝49が設けられ、これにコイルスプリング54の端部
を規制する止め輪50が係止されている。従って、支持
ピン44上に装着されたコイルスプリング54の付勢力
を確実に発揮させることができ、吊下げ金具43に対し
て支持ピン44を所定方向に付勢することができる。
吊下げ用金具42によれば、支持ピン44上に環状係止
溝49が設けられ、これにコイルスプリング54の端部
を規制する止め輪50が係止されている。従って、支持
ピン44上に装着されたコイルスプリング54の付勢力
を確実に発揮させることができ、吊下げ金具43に対し
て支持ピン44を所定方向に付勢することができる。
【0046】・ 本実施形態のコンクリート製品10の
吊下げ用金具42によれば、支持ピン44上にコイルス
プリング54が装着されている。このコイルスプリング
54により、係合ピン52は係合溝21と係合するよう
に常に付勢されるため、支持ピン44が抜け落ちること
を防止することができる。
吊下げ用金具42によれば、支持ピン44上にコイルス
プリング54が装着されている。このコイルスプリング
54により、係合ピン52は係合溝21と係合するよう
に常に付勢されるため、支持ピン44が抜け落ちること
を防止することができる。
【0047】・ 本実施形態のコンクリート製品10の
吊下げ用金具42によれば、止め輪50が環状係止溝4
9に位置決めされ、吊下げ金具43がコイルスプリング
54の付勢力によって位置決めされている。これによ
り、支持ピン44に対する吊下げ金具43の移動を制限
することができ、吊下げ金具43にワイヤ56を安定し
た状態で掛けることができる。
吊下げ用金具42によれば、止め輪50が環状係止溝4
9に位置決めされ、吊下げ金具43がコイルスプリング
54の付勢力によって位置決めされている。これによ
り、支持ピン44に対する吊下げ金具43の移動を制限
することができ、吊下げ金具43にワイヤ56を安定し
た状態で掛けることができる。
【0048】・ 本実施形態のコンクリート製品10の
吊下げ用金具42によれば、コイルスプリング54と止
め輪50との間にはワッシャ53が介装されている。こ
れにより、コイルスプリング54の機能を確実に発揮さ
せることができる。
吊下げ用金具42によれば、コイルスプリング54と止
め輪50との間にはワッシャ53が介装されている。こ
れにより、コイルスプリング54の機能を確実に発揮さ
せることができる。
【0049】・ 本実施形態のコンクリート製品10の
吊下げ用金具42によれば、支持ピン44の頭部46に
ハンドル48が設けられている。このため、支持ピン4
4の頭部46を直接手で回すより容易かつ確実に支持ピ
ン44を回動させることができる。
吊下げ用金具42によれば、支持ピン44の頭部46に
ハンドル48が設けられている。このため、支持ピン4
4の頭部46を直接手で回すより容易かつ確実に支持ピ
ン44を回動させることができる。
【0050】なお、前記実施形態は、次のように変更し
て具体化することも可能である。 ・ 両係止具本体12a,12bを図17に示すように
構成すること。すなわち、前記実施形態と同様に両係止
具本体12a,12bの大径部17内周には、環状溝2
0及び係合溝21を設け、小径部16内周にはガイド溝
19を設ける。さらに、一方の係止具本体12aの大径
部17の端面には周方向に所定間隔をおいて軸線方向に
延びる突出片57を設けるとともに、他方の係止具本体
12bの端面にも、周方向に所定間隔をおいて、前記突
出片57と嵌合するように軸線方向に延びる突出片57
aを設ける。そして、互いの突出片57,57aを嵌合
させ、両係止具本体12a,12b間がスライド可能と
なるように構成すること。
て具体化することも可能である。 ・ 両係止具本体12a,12bを図17に示すように
構成すること。すなわち、前記実施形態と同様に両係止
具本体12a,12bの大径部17内周には、環状溝2
0及び係合溝21を設け、小径部16内周にはガイド溝
19を設ける。さらに、一方の係止具本体12aの大径
部17の端面には周方向に所定間隔をおいて軸線方向に
延びる突出片57を設けるとともに、他方の係止具本体
12bの端面にも、周方向に所定間隔をおいて、前記突
出片57と嵌合するように軸線方向に延びる突出片57
aを設ける。そして、互いの突出片57,57aを嵌合
させ、両係止具本体12a,12b間がスライド可能と
なるように構成すること。
【0051】このように構成しても、実施形態と同様の
スライド効果を得ることができるとともに、前記実施形
態と比較して両分割筒24よりなる連結筒13を省略す
ることができ、構成部品を減少させ、コスト低減を図る
ことができる。
スライド効果を得ることができるとともに、前記実施形
態と比較して両分割筒24よりなる連結筒13を省略す
ることができ、構成部品を減少させ、コスト低減を図る
ことができる。
【0052】・ 図18に示すように、前記分割筒24
を一体にした連結筒13を円筒状に形成するとともに、
その両端を各係止具本体12a,12bの大径部17に
スライド可能に嵌入すること。
を一体にした連結筒13を円筒状に形成するとともに、
その両端を各係止具本体12a,12bの大径部17に
スライド可能に嵌入すること。
【0053】このように構成しても、実施形態と同様の
スライド効果を得ることができるとともに、実施形態と
比較して構成部品を減少させ、コスト低減を図ることが
できる。
スライド効果を得ることができるとともに、実施形態と
比較して構成部品を減少させ、コスト低減を図ることが
できる。
【0054】・ 係止具本体12a,12bを図19
(a)〜(c)に示すように構成すること。すなわち、
係止具本体12a,12bをほぼ円筒状に形成し、その
内周面には実施形態と同様のガイド溝19、環状溝20
及び係合溝21を設けるとともに、外周面には三角板状
をなす4枚の補強リブ58を突設すること。
(a)〜(c)に示すように構成すること。すなわち、
係止具本体12a,12bをほぼ円筒状に形成し、その
内周面には実施形態と同様のガイド溝19、環状溝20
及び係合溝21を設けるとともに、外周面には三角板状
をなす4枚の補強リブ58を突設すること。
【0055】このように構成しても、実施形態と同様
に、吊下げ用金具42の支持ピン44に設けられた係合
ピン52を係合溝21に係合させることができる。さら
に、外周面に設けられた補強リブ58により、コンクリ
ート製品10に対する抜け止め効果を向上させることが
できる。
に、吊下げ用金具42の支持ピン44に設けられた係合
ピン52を係合溝21に係合させることができる。さら
に、外周面に設けられた補強リブ58により、コンクリ
ート製品10に対する抜け止め効果を向上させることが
できる。
【0056】・ 図20に示すように、実施形態におけ
る係合溝21を省略し、これに変えて環状溝20上に支
持ピン44上の係合ピン52と係合する三角柱状の係合
突部59を設けること。
る係合溝21を省略し、これに変えて環状溝20上に支
持ピン44上の係合ピン52と係合する三角柱状の係合
突部59を設けること。
【0057】このように構成した場合、吊下げ用金具4
2の支持ピン44を回動させるとき、その係合ピン52
が係合突部59を乗り越えることにより、支持ピン44
を係止具本体12a,12bに容易に係合させることが
できる。
2の支持ピン44を回動させるとき、その係合ピン52
が係合突部59を乗り越えることにより、支持ピン44
を係止具本体12a,12bに容易に係合させることが
できる。
【0058】・ 前記実施形態において分割筒24間に
介装されたコイルスプリング15を円筒状に形成したゴ
ム等の他の付勢効果を持つ部材に変えること。このよう
に構成しても実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
介装されたコイルスプリング15を円筒状に形成したゴ
ム等の他の付勢効果を持つ部材に変えること。このよう
に構成しても実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0059】・ 前記実施形態において支持ピン44上
に装着されたコイルスプリング54を円筒状に形成した
ゴム等の他の付勢効果を持つ部材に変えること。このよ
うに構成しても実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
に装着されたコイルスプリング54を円筒状に形成した
ゴム等の他の付勢効果を持つ部材に変えること。このよ
うに構成しても実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0060】・ 前記実施形態において止め輪50とコ
イルスプリング54の間にだけ介装されたワッシャ53
を吊下げ金具43とコイルスプリング54との間にも介
装すること。
イルスプリング54の間にだけ介装されたワッシャ53
を吊下げ金具43とコイルスプリング54との間にも介
装すること。
【0061】このように構成することにより、コイルス
プリング54の先端が挿通孔45に入り込むことをより
確実に防止することができる。 ・ 前記実施形態において両係止具本体12a,12b
の上下だけに設けられた連結ロッド14及び係止突片1
8を、外周面に沿って複数、例えば左右にも設けるこ
と。
プリング54の先端が挿通孔45に入り込むことをより
確実に防止することができる。 ・ 前記実施形態において両係止具本体12a,12b
の上下だけに設けられた連結ロッド14及び係止突片1
8を、外周面に沿って複数、例えば左右にも設けるこ
と。
【0062】このように構成することにより、両係止具
本体12a,12bの離脱防止効果をより確実なものと
することができるとともに、両係止具間における歪みを
防止することができる。
本体12a,12bの離脱防止効果をより確実なものと
することができるとともに、両係止具間における歪みを
防止することができる。
【0063】・ 前記実施形態において連結筒13をゴ
ム等により円筒状に形成し、両係止具本体12a,12
b間に嵌合すること。このように構成することにより、
前記実施形態と比べてコイルスプリング15と分割筒2
4を省略することができ、部品点数を減らし、コスト低
減を図ることができる。
ム等により円筒状に形成し、両係止具本体12a,12
b間に嵌合すること。このように構成することにより、
前記実施形態と比べてコイルスプリング15と分割筒2
4を省略することができ、部品点数を減らし、コスト低
減を図ることができる。
【0064】・ 前記実施形態においてガイド溝19に
対する係合溝21の周方向のずれを、例えば180度に
変えること。このように構成した場合、支持ピン44の
頭部46に設けられたハンドル48の回動操作がやや面
倒となるが、支持ピン44の抜け止め効果をより確実な
ものとすることができる。
対する係合溝21の周方向のずれを、例えば180度に
変えること。このように構成した場合、支持ピン44の
頭部46に設けられたハンドル48の回動操作がやや面
倒となるが、支持ピン44の抜け止め効果をより確実な
ものとすることができる。
【0065】・ 前記実施形態において、一方の分割筒
24の小径筒部26の内周面先端に環状の凸部を設ける
とともに、他方の分割筒24の小径筒部26の外周面先
端に環状の凸部を設けること。そして、両分割筒24を
嵌合させる際には、一方の凸部が他方の凸部を乗り越え
ることにより嵌合されること。
24の小径筒部26の内周面先端に環状の凸部を設ける
とともに、他方の分割筒24の小径筒部26の外周面先
端に環状の凸部を設けること。そして、両分割筒24を
嵌合させる際には、一方の凸部が他方の凸部を乗り越え
ることにより嵌合されること。
【0066】このように構成することにより、分割筒2
4内にコンクリートが侵入することを確実に防止するこ
とができる。 ・ 前記実施形態において、係止具本体12a,12b
の大径部17の内周に雌ネジを螺刻するとともに、分割
筒24の大径筒部25の外周には雄ネジを螺刻し、分割
筒24を係止具本体12a,12bに螺合すること。
4内にコンクリートが侵入することを確実に防止するこ
とができる。 ・ 前記実施形態において、係止具本体12a,12b
の大径部17の内周に雌ネジを螺刻するとともに、分割
筒24の大径筒部25の外周には雄ネジを螺刻し、分割
筒24を係止具本体12a,12bに螺合すること。
【0067】このように構成することにより、両係止具
本体12a,12bの離脱防止効果をさらに確実なもの
にすることができる。 ・ 前記実施形態において、コイルスプリング15を省
略し、一方の分割筒24の小径筒部26の内周に雌ネジ
を螺刻するとともに、他方の分割筒24の小径筒部26
の外周に雄ネジを螺刻し、両分割筒24を螺合するこ
と。そして、コンクリート製品10内に吊り下げ用係止
具11を埋設する際には、両分割筒24を螺入又は螺退
することによって、吊り下げ用係止具11を側壁30の
厚さに対応させること。
本体12a,12bの離脱防止効果をさらに確実なもの
にすることができる。 ・ 前記実施形態において、コイルスプリング15を省
略し、一方の分割筒24の小径筒部26の内周に雌ネジ
を螺刻するとともに、他方の分割筒24の小径筒部26
の外周に雄ネジを螺刻し、両分割筒24を螺合するこ
と。そして、コンクリート製品10内に吊り下げ用係止
具11を埋設する際には、両分割筒24を螺入又は螺退
することによって、吊り下げ用係止具11を側壁30の
厚さに対応させること。
【0068】このように構成することにより、前記実施
形態と比べて、コイルスプリング15を省略することが
でき、部品点数を減少させ、コスト低減を図ることがで
きる。
形態と比べて、コイルスプリング15を省略することが
でき、部品点数を減少させ、コスト低減を図ることがで
きる。
【0069】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記連結筒は、2つの分割筒により構成され、一方
の分割筒が他方の分割筒に嵌挿されるものである請求項
2〜請求項7のいずれかに記載のコンクリート製品の吊
下げ用係止具。
的思想について以下に記載する。 ・ 前記連結筒は、2つの分割筒により構成され、一方
の分割筒が他方の分割筒に嵌挿されるものである請求項
2〜請求項7のいずれかに記載のコンクリート製品の吊
下げ用係止具。
【0070】このように構成した場合、係止具本体内に
環状溝及び係合溝を容易に成形できるとともに、係止具
本体をスライド可能に容易かつ確実に結合することがで
きる。
環状溝及び係合溝を容易に成形できるとともに、係止具
本体をスライド可能に容易かつ確実に結合することがで
きる。
【0071】・ 前記分割筒は大径筒部と小径筒部とか
らなるとともに、前記付勢部材は両分割筒の小径筒部の
外周において両大径筒部間に介装した請求項6又は請求
項7に記載のコンクリート製品の吊下げ用係止具。
らなるとともに、前記付勢部材は両分割筒の小径筒部の
外周において両大径筒部間に介装した請求項6又は請求
項7に記載のコンクリート製品の吊下げ用係止具。
【0072】このように構成することにより、両分割筒
が離間するような方向に付勢力を確実に作用させること
ができる。 ・ 前記係止具本体は大径部と小径部とからなるととも
に、大径部の内周面に環状溝と係合溝を設け、小径部の
内周面にガイド溝を設ける請求項4〜請求項7のいずれ
かに記載のコンクリート製品の吊下げ用係止具。
が離間するような方向に付勢力を確実に作用させること
ができる。 ・ 前記係止具本体は大径部と小径部とからなるととも
に、大径部の内周面に環状溝と係合溝を設け、小径部の
内周面にガイド溝を設ける請求項4〜請求項7のいずれ
かに記載のコンクリート製品の吊下げ用係止具。
【0073】このように構成した場合、係止具本体の大
径部に連結筒を容易に嵌合できるとともに、ガイド溝、
環状溝及び係合溝をさらに容易に成形することができ
る。 ・ 前記支持体は支持ピンであり、支持ピンの軸部の先
端側には前記係合溝と係合する係合ピンを突出形成した
請求項4〜請求項7のいずれかに記載のコンクリート製
品の吊下げ用係止具。
径部に連結筒を容易に嵌合できるとともに、ガイド溝、
環状溝及び係合溝をさらに容易に成形することができ
る。 ・ 前記支持体は支持ピンであり、支持ピンの軸部の先
端側には前記係合溝と係合する係合ピンを突出形成した
請求項4〜請求項7のいずれかに記載のコンクリート製
品の吊下げ用係止具。
【0074】このように構成することにより、支持体と
しての支持ピンを吊り下げ用係止具に、さらに容易かつ
確実に係止することができる。
しての支持ピンを吊り下げ用係止具に、さらに容易かつ
確実に係止することができる。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
コンクリート製品の吊下げ用係止具によれば、構成が簡
易で、製作が容易であり、製造コストの低減を図ること
ができる。
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
コンクリート製品の吊下げ用係止具によれば、構成が簡
易で、製作が容易であり、製造コストの低減を図ること
ができる。
【0076】請求項2に記載の発明のコンクリート製品
の吊下げ用係止具によれば、請求項1に記載の発明の効
果に加えて、連結筒により両係止具本体を確実にスライ
ドさせることができる。
の吊下げ用係止具によれば、請求項1に記載の発明の効
果に加えて、連結筒により両係止具本体を確実にスライ
ドさせることができる。
【0077】請求項3に記載の発明の発明のコンクリー
ト製品の吊下げ用係止具によれば、請求項1又は請求項
2に記載の発明の効果に加えて、吊下げ用係止具をコン
クリート製品の厚さに確実に対応させることができる。
ト製品の吊下げ用係止具によれば、請求項1又は請求項
2に記載の発明の効果に加えて、吊下げ用係止具をコン
クリート製品の厚さに確実に対応させることができる。
【0078】請求項4に記載の発明の発明のコンクリー
ト製品の吊下げ用係止具によれば、請求項1〜請求項3
のいずれかに記載の発明の効果に加えて、コンクリート
を吊下げるための支持体を吊下げ用係止具に容易かつ確
実に係止することができる。
ト製品の吊下げ用係止具によれば、請求項1〜請求項3
のいずれかに記載の発明の効果に加えて、コンクリート
を吊下げるための支持体を吊下げ用係止具に容易かつ確
実に係止することができる。
【0079】請求項5に記載の発明の発明のコンクリー
ト製品の吊下げ用係止具によれば、請求項4に記載の発
明の効果に加えて、少ない回動範囲で確実にコンクリー
トを吊下げるための支持体を吊下げ用係止具に係止する
ことができる。
ト製品の吊下げ用係止具によれば、請求項4に記載の発
明の効果に加えて、少ない回動範囲で確実にコンクリー
トを吊下げるための支持体を吊下げ用係止具に係止する
ことができる。
【0080】請求項6に記載の発明によれば、請求項4
又は請求項5に記載の発明の効果に加えて、ガイド溝、
環状溝及び係合溝を容易に成形することができる請求項
7に記載の発明の発明のコンクリート製品の吊下げ用係
止具によれば、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
発明の効果に加えて、吊下げ用係止具をコンクリート製
品に埋設する際に、係止具本体内にコンクリートが侵入
することを防止することができる。
又は請求項5に記載の発明の効果に加えて、ガイド溝、
環状溝及び係合溝を容易に成形することができる請求項
7に記載の発明の発明のコンクリート製品の吊下げ用係
止具によれば、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
発明の効果に加えて、吊下げ用係止具をコンクリート製
品に埋設する際に、係止具本体内にコンクリートが侵入
することを防止することができる。
【図1】 実施形態の吊下げ用係止具を示す分解斜視
図。
図。
【図2】 (a)は一方の係止具本体を示す正面図、
(b)は一方の係止具本体を示す背面図、(c)は他方
の係止具本体を示す正面図。
(b)は一方の係止具本体を示す背面図、(c)は他方
の係止具本体を示す正面図。
【図3】 (a)は一方の係止具本体を示す平面図、
(b)は図1の3−3線における断面図。
(b)は図1の3−3線における断面図。
【図4】 (a)は図2(a)の4a−4a線における
断面図、(b)は図2(a)の4b−4b線における断
面図。
断面図、(b)は図2(a)の4b−4b線における断
面図。
【図5】 (a)は図2(a)の5a−5a線における
断面図、(b)は図2(a)の5b−5b線における断
面図。
断面図、(b)は図2(a)の5b−5b線における断
面図。
【図6】 (a)は分割筒を示す正面図、(b)は
(a)の6−6線における断面図、(c)は2つの分割
筒を嵌合した状態を示す断面図。
(a)の6−6線における断面図、(c)は2つの分割
筒を嵌合した状態を示す断面図。
【図7】 吊下げ用係止具を装着した成型用型枠を示す
部分破断側面図。
部分破断側面図。
【図8】 (a)は取付用金具を示す斜視図、(b)は
取付用金具を型枠に取付けた状態を示す部分破断側面
図。
取付用金具を型枠に取付けた状態を示す部分破断側面
図。
【図9】 実施形態の吊下げ用金具を示す側面図。
【図10】 実施形態の吊下げ用金具を示す背面図。
【図11】 吊下げ金具を示す部分破断側面図。
【図12】 支持ピンの頭部にハンドルを接合した状態
を示す側面図。
を示す側面図。
【図13】 (a)はワッシャを示す正面図、(b)は
止め輪を示す正面図。
止め輪を示す正面図。
【図14】 (a)は支持ピンを挿入した状態を示す部
分破断側面図、(b)は支持ピンを押し込んだ状態を示
す部分破断側面図。
分破断側面図、(b)は支持ピンを押し込んだ状態を示
す部分破断側面図。
【図15】 係止具に吊下げ用金具を取付けた状態を示
す部分破断側面図。
す部分破断側面図。
【図16】 吊下げ金具でコンクリート製品を吊り下げ
た状態の側面図。
た状態の側面図。
【図17】 別形態の吊下げ用係止具を示す分解斜視
図。
図。
【図18】 別形態の吊下げ用係止具を示す分解斜視
図。
図。
【図19】 (a)は別形態の一方の係止具本体の正面
図、(b)は別形態の一方の係止具本体の側面図、
(c)は別形態の一方の係止具本体の背面図。
図、(b)は別形態の一方の係止具本体の側面図、
(c)は別形態の一方の係止具本体の背面図。
【図20】 (a)は別形態の一方の係止具本体を示す
断面図、(b)は(a)の2−2線における断面図
断面図、(b)は(a)の2−2線における断面図
10…コンクリート製品、11…吊下げ用係止具、12
a…一方の係止具本体、12b…他方の係止具本体、1
3…連結筒、14…連結部材としての連結ロッド、15
…付勢部材としてのコイルスプリング、19…ガイド
溝、20…環状溝、21…係合溝、22…閉塞部、24
…分割筒、44…支持体としての支持ピン。
a…一方の係止具本体、12b…他方の係止具本体、1
3…連結筒、14…連結部材としての連結ロッド、15
…付勢部材としてのコイルスプリング、19…ガイド
溝、20…環状溝、21…係合溝、22…閉塞部、24
…分割筒、44…支持体としての支持ピン。
Claims (7)
- 【請求項1】 コンクリート製品を吊下げるための支持
体を挿入可能な筒状をなす一対の係止具本体をスライド
可能に結合し、コンクリート製品の厚さに応じて両係止
具本体を移動調節可能に構成するとともに、両係止具本
体には両係止具本体が離脱しないように規制するための
連結部材を備え、コンクリート製品に埋設されるコンク
リート製品の吊下げ用係止具。 - 【請求項2】 前記両係止具本体間には、両係止具本体
をスライド可能に結合するための連結筒を備えた請求項
1に記載のコンクリート製品の吊下げ用係止具。 - 【請求項3】 前記両係止具本体間には、両係止具本体
を離間するように付勢する付勢部材を介装した請求項1
又は請求項2に記載のコンクリート製品の吊下げ用係止
具。 - 【請求項4】 前記両係止具本体の内周面に軸線方向に
延びるガイド溝を設け、そのガイド溝の内奥部から周方
向に延びる環状溝を設け、かつその環状溝の先端から軸
線方向の外方へ延びる係合溝を設けた請求項1〜請求項
3のいずれかに記載のコンクリート製品の吊下げ用係止
具。 - 【請求項5】 前記係合溝は、ガイド溝に対して周方向
に90度から180度ずらした位置にある請求項4に記
載のコンクリート製品の吊下げ用係止具。 - 【請求項6】 前記両係止具本体は、内端部に分割筒を
組付け可能に備えた請求項4又は請求項5に記載のコン
クリート製品の吊下げ用係止具。 - 【請求項7】 前記係止具本体の一方は、先端を閉塞し
たものである請求項1〜請求項6のいずれかに記載のコ
ンクリート製品の吊下げ用係止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20022597A JPH1143281A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | コンクリート製品の吊下げ用係止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20022597A JPH1143281A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | コンクリート製品の吊下げ用係止具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1143281A true JPH1143281A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16420899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20022597A Pending JPH1143281A (ja) | 1997-07-25 | 1997-07-25 | コンクリート製品の吊下げ用係止具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1143281A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113581991A (zh) * | 2021-08-02 | 2021-11-02 | 安徽中六电力设备有限公司 | 一种转运稳定的开关柜用的转运装置 |
WO2023149177A1 (ja) * | 2022-02-03 | 2023-08-10 | 株式会社キトー | 吊り金具 |
-
1997
- 1997-07-25 JP JP20022597A patent/JPH1143281A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113581991A (zh) * | 2021-08-02 | 2021-11-02 | 安徽中六电力设备有限公司 | 一种转运稳定的开关柜用的转运装置 |
CN113581991B (zh) * | 2021-08-02 | 2023-07-25 | 安徽中六电力设备有限公司 | 一种转运稳定的开关柜用的转运装置 |
WO2023149177A1 (ja) * | 2022-02-03 | 2023-08-10 | 株式会社キトー | 吊り金具 |
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