JP3278038B2 - ブレーカ装置 - Google Patents

ブレーカ装置

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JP3278038B2
JP3278038B2 JP33305995A JP33305995A JP3278038B2 JP 3278038 B2 JP3278038 B2 JP 3278038B2 JP 33305995 A JP33305995 A JP 33305995A JP 33305995 A JP33305995 A JP 33305995A JP 3278038 B2 JP3278038 B2 JP 3278038B2
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邦彦 渡辺
一元 近田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電気自動車
の動力電線等に介設して用いられるブレーカ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば電気自動車の動力電線には、メン
テナンスを行う場合等のために動力電線間を分断し得る
ブレーカと、過大電流の流通を阻止するためのヒューズ
とを併せて介設することが望ましい。そのため従来は、
ナイフスイッチ型のブレーカと、ヒューズを収めたホル
ダとを直列に接続して動力電線に介設し、メンテナンス
を行う場合はブレーカを切り、ヒューズが切れてその交
換を行う場合は、ブレーカを一旦切ったのち、ホルダ内
のヒューズを取り替えるといったことがなされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のも
のは、ナイフスイッチ型のブレーカとヒューズホルダと
の2つの機器を設置しなければならず、とりわけ電気自
動車の動力電線には大電流が流れる関係上各機器自体が
大型となるため、設置スペースに多くを要する不具合が
あった。また、ブレーカとヒューズとが別々にあるた
め、ブレーカを切り忘れたままにヒューズ交換を行うお
それもあった。
【0004】本発明は上記のような事情に基づいて完成
されたものであって、ヒューズが内蔵されてコンパクト
にまとまり、また安全性にも優れたブレーカ装置を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、 電線の分断部分に
接続された一対の固定電極と、それらの固定電極を固設
した基台と、その基台に着脱可能に被着された円筒形の
ケーシングと、そのケーシング内に軸線方向の移動可能
にかつ回転可能に収容された円盤と、その円盤に貫通状
に設けられて一面側への突出端が前記各固定電極と抜き
差し可能に接続される一対の可動電極と、前記各可動電
極の他面側への突出端の間に着脱可能に接続されたヒュ
ーズとが備えられるとともに、前記円盤の外周縁の一部
には突部または凹部が設けられ、かつ前記ケーシングの
内面には、前記円盤の突部または凹部を軸線方向に挿通
可能な凹部または突部が設けられている構成としたとこ
ろに特徴を有する。
【0007】
【0008】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明では、 突部と凹
部とが非整合となる位置でケーシングを外すと、円盤が
係止されつつ一緒に外され、両可動電極が対応する固定
電極から引き抜かれて電線が分断される。ケーシングを
外したのち、突部と凹部とが整合した位置に円盤を回動
すると、円盤、可動電極およびヒューズがケーシングか
ら外され、固定電極から離間した位置でヒューズの交換
を行うことができる。簡単な操作により、電線の分断
と、安全なヒューズ交換とを行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図6に基づいて説明する。図1において、符号1
は合成樹脂からなる基台であって、厚肉の円盤状に形成
されており、その上面には、後記するケーシング24を
上面側から被着するための取付筒部2が形成されてい
る。その取付筒部2の外周面の下部側は厚肉とされ、そ
の厚肉部分に円周溝3が形成されてシールリング4が嵌
着されているとともに、円周溝3の上側には、適宜の角
度間隔ごとに、テーパ状のガイド部5が形成されてい
る。
【0010】基台1の外周面における中心を挟んだ対称
位置には、それぞれ端子金具18の挿入孔7が互いに向
き合うようにして形成されており、各挿入孔7の奥側の
天井面には、雌型の固定電極10の取付孔9が開口さ
れ、この取付孔9は下部側が縮径された段付き状となっ
ている。固定電極10は、上端側に接続筒11が設けら
れるとともに、長さ方向の途中位置の外周面に、上記の
取付孔9と対応した段付き状の係止鍔12が形成され、
下端側にはねじ棒13が形成されている。この固定電極
10の係止鍔12が取付孔9に嵌合されることで、接続
筒11が挿入孔7の天井面の上側に突出し、またねじ棒
13が挿入孔7内に突出した状態で落下不能に支持され
ている。なお、接続筒11の上端の内面には、後記する
雄型の可動電極36を係止するのに機能する突条14が
周設されている。
【0011】符号15は電線であって、その途中が分断
されており、その分断部分において皮剥きされて露出さ
れた芯線16の端末に、それぞれラグ端子状の端子金具
18が固着されている。各端子金具18の中心孔19が
対応する固定電極10のねじ棒13に挿通され、そのね
じ棒13に、基台1の下面に開けられた操作孔20から
ワッシャ21を介してナット22が螺合され、それが締
め付けられることで各固定電極10に端子金具18が接
続されている。なお、端子金具18の挿入孔7内にはポ
ッティングが施されてシールされている。
【0012】上記の基台1に被着されるケーシング24
は、下面開放の円筒状をなしており、上面には直径方向
に沿って操作用の把手25が形成されている。また、ケ
ーシング24の下端側の外周面には、所定の間隔を開け
て外壁26が周設されて二重壁構造となっている。その
内外の壁の間に、上記した基台1の取付筒部2が挿入さ
れることで、ケーシング24が基台1上に被せられるよ
うになっている。
【0013】また外壁26の外周面には、下面側をテー
パ面とした係止突部27が全周にわたって形成されてい
るとともに、基台1の上面における取付筒部2の外方の
所定位置には、上記の係止突部27に係止するフック3
1を設けた弾性ロック部材30が、ブラケット29を介
して立設されており、その弾性ロック部材30のフック
31が係止突部27に弾性的に係止されることで、ケー
シング24が抜け止め状態でロックされるようになって
いる。なお、弾性ロック部材30は、図5の鎖線に示す
ように、上端の外側に設けた操作部32に指等を掛けて
外方に撓み変形させることでロックを解除し得るように
なっている。
【0014】ケーシング24内には、合成樹脂からなる
円盤34が収容されるようになっている。この円盤34
の上面には、その中心を挟んだ対称位置に一対の嵌入筒
部35が突設されている。この嵌入筒部35は、上記し
た固定電極10に接続される雄型の可動電極36を挿通
するものであって、固定電極10と対応して形成されて
いる。
【0015】可動電極36は棒状であって、上端に後記
するヒューズ43の取付部となるねじ部37が形成され
るとともに、ねじ部37の下方の外周に係止鍔38が形
成されており、また下端が、固定電極10の接続筒11
内に嵌合される接続部39となっている。この固定電極
10が嵌入筒部35の上方から嵌入され、係止鍔38が
嵌入筒部35の上面に当てられ、また嵌入筒部35の下
面から突出した部分に止め輪40が嵌められることで、
上下動不能に支持されている。なお、可動電極36の接
続部39の外周には、固定電極10の接続筒11の突条
14が嵌まる溝41が切られている。
【0016】両可動電極36の上端の間にはヒューズ4
3が取り付けられている。ヒューズ43の両端面には、
取付孔45を開口した接続板44が突設されており、各
取付孔45が対応する可動電極36のねじ部37に挿通
され、そのねじ部37にワッシャ47を介してナット4
8を螺合して締め付けることで、両可動電極36の間に
ヒューズ43が接続されている。
【0017】上記した円盤34は、図2に示すように、
全体としてはケーシング24の内周面にクリアランスを
持って嵌合する直径に形成されているとともに、その外
周縁のヒューズ43の長さ方向の両端と対応する位置に
は、一対の係止突片50が形成されている。
【0018】一方ケーシング24の内周面には、上記し
た外壁26の天井面55と略対応する高さ位置におい
て、上下2枚の内向きの鍔51、52が、円盤34の厚
みに略等しい間隔を開けて形成されている。両鍔51、
52は、上記の円盤34が上下方向に通過するのを許容
する寸法だけ内方に突出している。また、下側の鍔52
には、円盤34の係止突片50を上下方向に挿通可能と
する一対の切欠孔53が形成されている。この両切欠孔
53は、図3に示すように、把手25の長さ方向の両端
と対応する対称位置に形成されている。
【0019】また、ケーシング24における外壁26の
天井面55の所定位置、この実施形態では、図3、4に
示すように、一方の切欠孔53と対応した位置に目印5
6が形成されており、可動電極36が円盤34に取り付
けられて固定電極10に差し込まれている場合には、ケ
ーシング24をその目印56が弾性ロック部材30と対
応する回動姿勢とすると、図4に示すように、切欠孔5
3が円盤34の係止突片50と整合する設定となってい
る。
【0020】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその作動を説明する。図1は使用状態を示してお
り、円盤34に取り付けられた一対の可動電極36が対
応する一対の固定電極10に差し込まれて接続され、円
盤34の上面側において、両可動電極36の間にヒュー
ズ43が取り付けられて接続されている。また、ケーシ
ング24は目印56を弾性ロック部材30に合わせた回
動姿勢、すなわち図4に示すように、円盤34の係止突
片50と、下側の鍔52の切欠孔53が整合した回動姿
勢において、二重壁の間に基台1の取付筒部2を挟みつ
つ、また弾性ロック部材30を外方に撓ませつつ上方か
ら被せられ、円盤34の係止突片50が切欠孔53を通
って上側の鍔51に当たるまで押し込まれる。そこで弾
性ロック部材30が内方に復動して、フック31が係止
突部27に係止することで抜け止め状態にロックされ
る。図1では、さらにケーシング24が90度回動さ
れ、図3に示すように係止突片50と切欠孔53とが9
0度位相がずれた状態にある。
【0021】この状態では、一方の電線15は、その電
線15に接続された固定電極10と可動電極36からヒ
ューズ43を介し、さらに反対側の可動電極36と固定
電極10を介して他側の電線15と導通される。また、
ケーシング24と基台1との間は、取付筒部2の外周に
嵌着されたシールリング4によってシールされる。
【0022】そして、メンテナンス等を行う場合には、
図1の状態から、図5の鎖線に示すように弾性ロック部
材30を外方に撓み操作してロックを外しつつ、把手2
5を持ってケーシング24を同図の矢線に示すように引
き上げると、係止突片50と切欠孔53の位相がずれて
いて、下側の鍔52が係止突片50に当たるから、円盤
34が係止されつつケーシング24と一緒に上方に持ち
上げられ、可動電極36は突条14を溝41から外しつ
つ固定電極10から引き抜かれる。それにより、両電線
15間が分断される。
【0023】一方、ヒューズ43が切れてその交換が必
要な場合は、図5のようにケーシング24を外したの
ち、図4に示すように、円盤34を90度回動させる。
そうすると、係止突片50と切欠孔53とが整合するの
で、係止突片50が切欠孔53を通りつつ、図6に示す
ように、円盤34、可動電極36並びにヒューズ43が
ケーシング24から外される。そこで、ナット48を外
すことによってヒューズ43が取り外され、新たなヒュ
ーズ43と交換することができる。ヒューズ43を交換
したら、上記と逆の手順によって、円盤34その他を図
5の状態にケーシング24内に収納し、可動電極36を
固定電極10に差し込みつつケーシング24を基台1に
被せればよい。
【0024】以上説明したように本実施形態のブレーカ
装置では、ヒューズ43を内蔵した構造としたことによ
り装置がコンパクトにまとまり、設置スペースを大幅に
縮小することができる。またヒューズ43の交換は、ケ
ーシング24を外したのち、すなわち可動電極36を固
定電極10から抜いたあとで行われるため、安全性にも
優れる。また防水対策についても、ケーシング24と基
台1の取付筒部2の間の1箇所のみにシールリング4を
装着すれば足りるから、防水の信頼性も高めることがで
きる。
【0025】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態とは逆に、円盤の外周の一部に切欠
孔を形成するとともに、ケーシングの内面にその切欠孔
に挿通可能な突片を形成するようにしてもよい。 (2)またケーシングをロックするための手段は、上記
実施形態のものに限らず、他の適宜の手段を用いてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の縦断面図である。
【図2】ケーシングと円盤の斜視図である。
【図3】図1のX−X線断面図である。
【図4】円盤を90度回動した場合の断面図である。
【図5】電極切り離し動作を示す縦断面図である。
【図6】円盤の取り外し動作を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…基台 4…シールリング 10…固定電極 15…電線 24…ケーシング 34…円盤 36…可動電極 43…ヒューズ 50…係止突片 52…鍔 53…切欠孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−76221(JP,A) 特開 昭51−133753(JP,A) 特開 平8−329763(JP,A) 特開 平8−293347(JP,A) 特開 平8−249968(JP,A) 実開 昭54−149651(JP,U) 実開 昭61−199846(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 9/00 - 9/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線の分断部分に接続された一対の固定
    電極と、 それらの固定電極を固設した基台と、 その基台に着脱可能に被着された円筒形のケーシング
    と、 そのケーシング内に軸線方向の移動可能にかつ回転可能
    に収容された円盤と、 その円盤に貫通状に設けられて一面側への突出端が前記
    各固定電極と抜き差し可能に接続される一対の可動電極
    と、 前記各可動電極の他面側への突出端の間に着脱可能に接
    続されたヒューズとが備えられるとともに、 前記円盤の外周縁の一部には突部または凹部が設けら
    れ、かつ前記ケーシングの内面には、前記円盤の突部ま
    たは凹部を軸線方向に挿通可能な凹部または突部が設け
    られていることを特徴とするブレーカ装置。
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