JP2531363B2 - 防水型接続フランジ - Google Patents

防水型接続フランジ

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JP2531363B2
JP2531363B2 JP5234003A JP23400393A JP2531363B2 JP 2531363 B2 JP2531363 B2 JP 2531363B2 JP 5234003 A JP5234003 A JP 5234003A JP 23400393 A JP23400393 A JP 23400393A JP 2531363 B2 JP2531363 B2 JP 2531363B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、導波管等の接続のため
の接続フランジに関し、特に、防水機能を備えた接続フ
ランジに関する。
【０００２】
【従来の技術】屋外に設置される導波管等の接続部の防
水については、従来、図２に示すように、Ｏリング型の
パッキン１１を接続フランジ１２の接触面に設けた溝に
はめ込むことにより行なっていた。このようなＯリング
型パッキンによる防水方法は、導波管内の防水を確実に
保つことができると同時に、Ｏリング自体のシール効果
が高く、また安価である等の理由から、広く一般に用い
られていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の防水方法にあっては、導波管等の内部の防水
を保つことはできたが、接続フランジの、特にねじ部の
防水を行なうことはできなかった。このため、接続フラ
ンジのねじ部に容易に雨水等が侵入して錆が発生し、そ
の結果、接続フランジの取りはずし等が困難となり、さ
らには、取りはずし等の際にねじが破損してしまうとい
う問題が発生した。
【０００４】本発明は、このような従来の技術が有する
課題を解決するために提案されたものであり、接続する
導波管等の内部はもちろんのこと、接続フランジのねじ
部の防水をも可能とする防水型接続フランジの提供を目
的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の防水型接続フランジは、接続フランジのねじ
孔の開口端及び内壁を一体に包み込む筒部、及び接続フ
ランジの接触面に位置するベース部とからなるパッキン
と、前記接続フランジのねじ孔及び接触面側に、前記パ
ッキンの筒部とベース部とをれぞれ収納する収納部を設
けた構成としてあり、また好ましくは、前記パッキンの
ベース部のフランジ接触面側にリング状の突条部を設け
た構成としてある。
【０００６】
【作用】上述した構成によれば、パッキンが接続フラン
ジのねじ孔開口端，ねじ孔内壁及び接触面を一体に包み
込むことにより、ねじ部への雨水等の侵入を防ぐことが
できる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明による防水型接続フランジの実
施例を図面にもとづいて詳細に説明する。図１は、この
防水型接続フランジの一実施例を示す要部断面図であ
る。この図において、１は防水のためのパッキンで、図
示するように、接続フランジ２に穿設されたねじ孔３の
開口端及び内壁を一体に包み込む筒部１ａと、接続フラ
ンジ２の接触面に位置するベース部１ｂとからなってお
り、これらは一体成形されている。この場合、筒部１ａ
はフランジに設けてあるねじ孔の数と同じだけ設けてあ
り、これら筒部１ａはベース部１ｂの外周部に等間隔に
立設された状態となっている。また、このパッキン１の
ベース部１ｂのフランジ接触面側には、防水効果を高め
るため、パッキン中心と同心のリング状突条部１ｃが設
けられている。この突条部１ｃは、ねじ孔３の内側に設
けた場合、導波管等の内部の防水効果を高めることがで
き、ねじ孔３の外側に設けた場合には、接続フランジ２
のねじ部の防水効果を高めることができる。本実施例に
おいては、この内，外両側に設けてあるが、使用目的に
応じて、いずれか一方のみとすることもできる。なお、
パッキン１の接続フランジ２からの脱落を防止するた
め、ベース部１ｂの一端を接続フランジ２の外周部分を
包み込む形状とすることが望ましい。
【０００８】４はねじであり、接続フランジ２のねじ孔
３に貫入され、さらに、接続するもう一方のフランジの
ねじ孔に螺合される。５はパッキン１を収納する収納部
で、パッキン１の筒部１ａが収納される筒収納部５ａ
と、ベース部１ｂが収納されるベース収納部５ｂとから
なっている。これら収納部５ａ，５ｂは、ねじ孔の内周
面と接続フランジ２の接触面側外周部に形成してある。
【０００９】このような構成からなる本発明の防水型接
続フランジによれば、パッキン１が収納部５に収納され
てねじ孔３の開口端，ねじ孔内壁及び接続フランジ２の
接触面を一体に覆い、かつ、ねじ４により接続フランジ
２ともう一方のフランジの間に圧着されるので、接続す
る導波管等の内部はもちろん、接続フランジ２のねじ部
も完全に防水されることになる。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように本発明の防水型接続
フランジによれば、接続フランジにより接続される導波
管等の内部はもちろん、接続フランジのねじ部の防水も
確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による防水型接続フランジの一実施例を
示す要部断面図である。
【図２】従来の接続フランジを示す要部断面図である。
【符号の説明】
１ パッキン １ａ 筒部 １ｂ ベース部 １ｃ 突条部 ２ 接続フランジ ３ ねじ孔 ４ ねじ ５ 収納部 ５ａ 筒収納部 ５ｂ ベース収納部 １１ Ｏリング型パッキン １２ 接続フランジ １３ ねじ孔 １４ ねじ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 接続フランジのねじ孔の開口端及び内壁
    を一体に包み込む筒部、及び接続フランジの接触面に位
    置するベース部とからなるパッキンと、 前記接続フランジのねじ孔及び接触面側に、前記パッキ
    ンの筒部とベース部とをれぞれ収納する収納部を設けた
    ことを特徴とする防水型接続フランジ。
  2. 【請求項２】 前記パッキンのベース部のフランジ接触
    面側にリング状の突条部を設けた請求項１記載の防水型
    接続フランジ。
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JP6751689B2 (ja) * 2017-06-06 2020-09-09 株式会社水道技術開発機構 水道管フランジ部の締結方法、シール部材、及び水道管フランジ部の締結構造

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