JPH1142841A - インクリボンカセット - Google Patents

インクリボンカセット

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JPH1142841A
JPH1142841A JP19977197A JP19977197A JPH1142841A JP H1142841 A JPH1142841 A JP H1142841A JP 19977197 A JP19977197 A JP 19977197A JP 19977197 A JP19977197 A JP 19977197A JP H1142841 A JPH1142841 A JP H1142841A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
ink ribbon
case
leaf spring
drive
Prior art date
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Pending
Application number
JP19977197A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Ogawa
誠 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構成でインクリボンのたるみを防止で
き、かつ部品組み立ての工程を廃止することが可能なイ
ンクリボンカセットを提供する。 【解決手段】 シャフト4、それに巻かれたインクリボ
ン5、駆動側のケース3、反駆動側のケース2で構成さ
れたインクリボンカセットにおいて、ケース2には、シ
ャフト4の端面を押圧するバネ機構(板バネ12及び壁
11を含む)を有し、そのバネ機構とケース2を樹脂に
て一体形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルム状のイン
クリボンを使用する印刷装置におけるインクリボンのた
るみを防止した構造を有するインクリボンカセットに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルム状のインクリボンを使用
する印刷装置では、インクリボンを収納するため、イン
クリボンカセットを使用している。このインクリボンカ
セットにはインクリボンのたるみを防止する機構が付属
しているが、機構が複雑で高価なものである。
【0003】このようなたるみ防止機構は、例えば図4
に示すような構造を有する。すなわち、インクリボン5
を巻き付けるためのシャフト4の端面を押圧するため
に、板バネ1をケース2にねじ等で固定する。そして、
ケース3に穿たれた穴部にシャフト4の一端を差し込
み、他端を板バネ1に当接させると共にケース2に設け
た壁11に支持させて、ケース2をケース3に取り付け
る。こうして、シャフト4の押圧を得て、インクリボン
5のたるみを防止する。この場合、板バネ1の材質、強
度、あるいはバネ部分の長さ等をケース2,3やシャフ
ト4に応じて的確に設定する必要がある。なお、シャフ
ト4のケース3に対向する側(フランジ部)の端面には
放射状の溝(図示せず)を設け、ケース3内側の前記穴
部周囲には線形の突起(図示せず)を設けているので、
カセット取り付け時には、前記穴部にシャフト4の一端
を差し込むことにより、シャフト4側の凹部とケース3
側の凸部とが嵌合してシャフト4の回転が抑止される。
また、カセット取り付け後の駆動時には、シャフト4が
反駆動側に付勢されてシャフト4側の凹部とケース3側
の凸部とは離反し、駆動手段(図示せず)にてシャフト
4が回転駆動される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、イ
ンクリボンのたるみ防止機構の構成が複雑であり、ま
た、部品点数が多くなるためその部品を組み立てる工程
を要するという問題があった。さらに、板バネを別部材
としているため付勢力の計算や設計が困難になるという
問題を有していた。
【0005】本発明の目的は、このような問題点を改善
し、インクリボンのたるみ防止を簡単な構成で容易に実
現できるインクリボンカセットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のインクリボンカセットは、インクリボンが
巻かれたシャフトと、そのインクリボン及びシャフトを
収納する樹脂製のケースと、そのケースと一体形成さ
れ、インクリボンのたるみを防ぐため前記シャフトの端
面を押圧して、シャフトを支持する押圧手段とを具備し
たことを特徴とする。
【0007】また、前記押圧手段は、前記押圧手段の厚
さが前記ケースの厚さと異なるように前記ケースに一体
形成されたことを特徴とする。
【0008】また、前記ケースは、分割された2個のケ
ースからなり、それらのケースにてシャフトを挟み込む
ことによって、前記ケースに一体形成された前記押圧手
段にて前記インクリボンがたるまないよう前記シャフト
を支持固定するように構成されたことを特徴とする。
【0009】また、本発明のインクリボンカセットは、
インクリボンが巻かれたシャフトと、そのシャフトとシ
ャフトを回転させるための駆動手段とをつなぐ側の駆動
側ケースと、その駆動側ケースとは反対側の反駆動側ケ
ースとからなる前記インクリボン及びシャフトを収納す
るためのケースと、前記反駆動側ケースに一体形成さ
れ、シャフトの端面を押圧する板バネとを具備し、その
板バネの端部にシャフトの端面が当接し、反駆動側ケー
ス及び駆動側ケースにてシャフトを挟み込むことによっ
てシャフトを押圧して支持固定するように構成されたこ
とを特徴とする。
【0010】また、前記板バネの周囲には、その板バネ
に押圧されたシャフトを支持するための壁を形成したこ
とを特徴とする。
【0011】また、前記板バネは、前記板バネの端部の
厚さが反駆動側ケースの厚さと異なるように構成された
ことを特徴とする。
【0012】さらに、前記板バネの変形量Y、変形する
板バネの支点からシャフト端面の接触位置までの距離
L、及び板バネの厚さTから、
【数3】 で求められる発生歪みεが、2〜10%の範囲にあり、
発生歪みε及び反駆動側ケースの材質の曲げ弾性率Eか
ら、
【数4】 で求められる応力σが、反駆動側ケース材質の曲げ強度
より小さくなるように、板バネを形成したことを特徴と
する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の実施の一形態であるイン
クリボンカセットの構成を示す斜視図である。
【0015】図1は、ドットプリンタ等の印刷装置で用
いられるインクリボンカセットであって、シャフト4及
びこれに巻かれたフィルム状のインクからなるインクリ
ボン5と、そのインクリボン5を収容する樹脂製のケー
スからなる。このケースは、シャフトの両端を支持する
構造となっており、シャフトを回転させるための駆動装
置(図示せず)を有する駆動側ケース3、及びそれに対
する反駆動側ケース2からなる。
【0016】駆動側ケース3は、シャフト4の一部(例
えばシャフトに設置したフランジ10)を支持するよう
に構成されている。また、反駆動側ケース2は,シャフ
ト4の端面を押圧するためのバネ機構(板バネ12及び
壁11を含む)がケース2本体と一体形成されたもので
ある。すなわち、バネ機構は、ケース2の材質である樹
脂の弾性を利用してシャフト4を支持固定することによ
り、インクリボン5をケースに収納した際及び印刷時
に、インクリボン5にたるみが発生することを防止す
る。なお、図1ではシャフト4の側面を支持する壁11
はU字形であるが、この他に例えばコの字形にしてもよ
い。この場合、板バネ12も横長に形成する。
【0017】この反駆動側ケース2のバネ機構は、図2
のような構造となっている。なお、図2(b)は、反駆
動側ケースの外側からバネ機構を見た図であり、図2
(a)は、図2(b)のB−B断面図であり、図2
(c)は、図2(b)の側断面図である。
【0018】図2では、シャフト4の側面を支持する壁
11と、シャフト4の端面を押圧する板バネ12とはケ
ース2と一体となっている。この板バネ12は、板の変
形量をY、変形する支点からシャフトの端面が接触する
位置までの距離をL、板の厚さをTとすると、前記式
(1)で求められる発生歪みεが2〜10%となる形状
とし、かつケースの材質の曲げ弾性率をEとすると、前
記式(2)で求められる応力σが、ケース材質の曲げ強
度E0 に対し、σ<E0 の関係を満足するような形状で
ある。前記発生歪みεを2〜10%と設定したのは、2
%以下ではシャフト4の押しつけが弱すぎ、10%以上
では板バネ12の板が折れるおそれがあることによる。
このように、ケース2とバネ機構を一体化することによ
り、前記Y,L,Tを調整して発生歪みεを容易に設定
することができ、板バネの材質である樹脂の弾性(ヒン
ジ特性)を利用して、インクリボンのたるみを防止する
ことができる。勿論、両方のケース及びシャフトともに
樹脂で形成してもよい。
【0019】さらに、シャフト4を確実に支持するた
め、板バネ12の端部を図3に示すような形状としても
よい。図3(a)は、板バネ端部に突起を設け、V字状
の斜面を形成したものである。これにより、シャフト押
圧時には、V字の溝部分でシャフト先端をとらえる。ま
た、図3(b)は、板バネ端部に向けて斜面を形成した
ものである。これにより、シャフト押圧時には、図1に
示した壁11のR部分に向けてシャフト先端が付勢され
る。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、インク
リボンのたるみ防止機構を簡素化し、部品点数を少なく
したので部品組み立ての工程を廃止することができると
共に、板バネの付勢力の設定や計算が容易になり製造の
効率化も図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるインクリボンカセ
ットの構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の一形態であるバネ機構の構成を
示す図である。
【図3】本発明の実施の一形態である板バネの形状を示
す図である。
【図4】従来のインクリボンカセットの構成を示す斜視
図である。
【符号の説明】
2 反駆動側ケース 3 駆動側ケース 4 シャフト 11 壁 12 板バネ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクリボンが巻かれたシャフトと、 該インクリボン及びシャフトを収納する樹脂製のケース
    と、 該ケースと一体形成され、インクリボンのたるみを防ぐ
    ため前記シャフトの端面を押圧して、シャフトを支持す
    る押圧手段とを具備したことを特徴とするインクリボン
    カセット。
  2. 【請求項2】 前記押圧手段は、前記押圧手段の厚さが
    前記ケースの厚さと異なるように前記ケースに一体形成
    されたことを特徴とする請求項1記載のインクリボンカ
    セット。
  3. 【請求項3】 前記ケースは、分割された2個のケース
    からなり、両該ケースにてシャフトを挟み込むことによ
    って、前記ケースに一体形成された前記押圧手段にて前
    記インクリボンがたるまないよう前記シャフトを支持固
    定するように構成されたことを特徴とする請求項1記載
    のインクリボンカセット。
  4. 【請求項4】 インクリボンが巻かれたシャフトと、 該シャフトとシャフトを回転させるための駆動手段とを
    つなぐ側の駆動側ケースと、該駆動側ケースとは反対側
    の反駆動側ケースとからなる前記インクリボン及びシャ
    フトを収納するためのケースと、 前記反駆動側ケースに一体形成され、シャフトの端面を
    押圧する板バネとを具備し、 該板バネの端部にシャフトの端面が当接し、反駆動側ケ
    ース及び駆動側ケースにてシャフトを挟み込むことによ
    ってシャフトを押圧して支持固定するように構成された
    ことを特徴とするインクリボンカセット。
  5. 【請求項5】 前記板バネの周囲には、該板バネに押圧
    されたシャフトを支持するための壁を形成したことを特
    徴とする請求項4記載のインクリボンカセット。
  6. 【請求項6】 前記板バネは、前記板バネの端部の厚さ
    が反駆動側ケースの厚さと異なるように構成されたこと
    を特徴とする請求項4記載のインクリボンカセット。
  7. 【請求項7】 前記板バネの変形量(Y)、変形する板
    バネの支点からシャフト端面の接触位置までの距離
    (L)、及び板バネの厚さ(T)から、 【数1】 で求められる発生歪み(ε)が、2乃至10%の範囲に
    あり、発生歪み(ε)及び反駆動側ケースの材質の曲げ
    弾性率(E)から、 【数2】 で求められる応力(σ)が、反駆動側ケース材質の曲げ
    強度より小さくなるように、板バネを形成したことを特
    徴とする請求項4記載のインクリボンカセット。
JP19977197A 1997-07-25 1997-07-25 インクリボンカセット Pending JPH1142841A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1031765A2 (en) 1999-02-22 2000-08-30 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Countershaft transmission

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