JPH1142831A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH1142831A
JPH1142831A JP9200092A JP20009297A JPH1142831A JP H1142831 A JPH1142831 A JP H1142831A JP 9200092 A JP9200092 A JP 9200092A JP 20009297 A JP20009297 A JP 20009297A JP H1142831 A JPH1142831 A JP H1142831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
routine
signal
printer
system controller
motor
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Withdrawn
Application number
JP9200092A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Yakobu
康博 八國生
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH1142831A publication Critical patent/JPH1142831A/ja
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント動作の指示が異常であった場合に誤
動作状態が続くことを回避することができる記録装置を
提供する。 【解決手段】 システムコントローラ1から送出される
/PRNT信号のレベルが特定の周期でLOW,HIG
Hを繰り返した場合に、モータ3が空回転していること
をプリンタコントローラ2内の紙間タイマにより判断
し、モータ3が空回転していると判断されるとシステム
コントローラ1にリセット要求を送出し、システムコン
トローラ1をイニシャル状態に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザービームプリ
ンタ等の記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より例えはレーザービームプリンタ
はパソコンの記録装置としてばかりでなく、FAX等の
画像通信装置の記録装置としても広く用いられている。
従って、レーザービームプリンタの諸機能(感光ドラム
への帯電高圧制御、現像高圧制御、転写高圧制御、給紙
制御、トナーの定着制御等)を司るプリンタコントロー
ラ(以下PCNTと記す)と、そのPCNTの種類の指
示を出し、所定のタイミングでプリント動作を行わせる
システムコントローラ(以下SCNTと記す)は独立し
た構成となり、PCNTとSCNTはRS232C等の
シリアルインターフェースで相互に情報交換を行い、更
に専用の信号線により、SCNTからPCNTへの種種
の指示、またはPNCTからSCNTへのプリンタの状
態の報知を行っているのが一般的である。
【0003】例えば、FAX等の画像通信装置の場合、
SCNTは画像の送受信可能、原稿の読み取り機能等の
全般を司り、SCNTから見ればPCNTはプリント機
能という一部の機能のみを担当するものであるから、必
然的にSNCTがホストとして動作し、PCNTはスレ
ーブとして機能するという関係になる。すなわち、種々
の動作においてSCNTがPCNTに指示を出し、PC
NTはその指示に忠実に動作する関係にならざるを得な
い。反対にPCNTはSCNTにプリンタの状態を報知
するのみである。例えば、記録紙の有無やサイズ等をS
CNTに報知し、SCNTはその情報を基にプリント指
示を出すようにしている。
【0004】以上のSCNTとPCNT間の情報のやり
取りは専用のビデオインターフェース仕様にのっとり行
われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の記録装置においては、SNCTとPCNT
間の情報のやり取りに関する仕様が明確に規定されてい
ても、SCNTからの指示が不適切な場合があり、以下
に示すような問題点があった。
【0006】例えばPCNTにプリントの開始を指示す
る信号に/PRNTがあり(/PRNTはLOWアクチ
ブ信号である。)、この信号がLOWになると、PCN
Tはメインモータ、スキャナモータを回転させ各種の高
圧を所定のタイミングで立ち上げ、更に、定着用のヒー
タを立ち上げ、各部分が全てプリント可能状態になると
記録紙を給紙する。この/PRNT信号はインターフェ
ースの規格で、給紙された記録紙が所定の位置に来るま
でLOWにしておくように規定されているのが一般的で
ある。
【0007】しかるに/PRNT信号が、ある特定の周
期でLOW,HIGHに変化すると、PCNTがモータ
を回転させたまま、給紙動作を行わず無限に回転し続け
ることが起こり得る。/PRNT信号がこのような周期
でLOW,HIGHを繰り返すことは通常の動作ではあ
りえないが、何らかのSCNTの不具合で起こった場
合、PCNTはSCNTからの/PRNT信号の指示に
従っているのみであるから、特にPCNTの故障状態は
検知されず、従って、SCNTに無限回転の異常を報知
しない。また、SCNTも自らの異常を認識できないと
すれば、このような無限にモータが回り続ける状態から
の脱却は不可能になる。
【0008】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、プリント動作の指示が異常
であった場合に装置の誤動作状態が続くことを回避でき
る記録装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の記録装置は次の
ように構成したものである。
【0010】(1)プリント動作をコントロールするプ
リンタコントローラと、このプリンタコントローラにプ
リント動作の指示を与えるシステムコントローラを備
え、前記システムコントローラからのプリント動作の指
示が異常であった場合にこれを検知し、その指示により
誘発される誤動作を回避する制御を行うようにした。
【0011】(2)(1)の記録装置において、プリン
タコントローラは、誤動作を回避したことをシステムコ
ントローラに報知してシステムコントローラをイニシャ
ル状態に戻すようにした。
【0012】(3)(1)または(2)の記録装置にお
いて、プリンタコントローラはタイマを有し、記録紙の
給紙を指示する信号を受けた場合に、所定時間内に給紙
動作が行われなかったときにスタンバイ状態に戻るよう
にした。
【0013】(4)(1)ないし(3)何れかの記録装
置において、システムコントローラからのプリント動作
の指示が異常であると検知したとき、それ以降の前記プ
リンタコントローラの状態を故障状態とし、電源を入れ
直さなければ前記プリンタコントローラは再度のプリン
ト動作の指示を受け付けないようにした。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を基に本発明の実施例
を説明する。
【0015】図1は本発明の一実施例によるレーザビー
ムプリンタのシステム構成を示すブロック図である。同
図において、1はシステム全体をコントロールするシス
テムコントローラ(以下SCNTと記す)であり、例え
ばファクシミリ装置の場合は通信制御、原稿読み取り制
御、記録制御、表示制御等、システム全体をコントロー
ルする。2はそのSCNT1からの指示を受けプリンタ
の諸機能をコントロールするプリンタコントローラ(以
下PCNTという)である。このSCNT1とPCNT
2はシリアルインターフェースで接続され、クロック信
号(CLK)に同期してSCNT1からPCNT2へコ
マンド信号線(CMD)でプリントに関する各種の指示
を与え、一方PCNT2からSCNT1へはステータス
信号線(STS)でプリンタの状態(記録紙の有無、記
録紙搬送不良の発生、定着器故障、スキャナ故障等)を
報知する。また、シリアルインターフェース以外に特定
のコマンドに対し専用の信号線も設定している。例え
ば、SCNT1からPCNT2へのプリント開始指示の
/PRNT信号である。この信号はCMOSレベルのL
OW信号をアクチブとし、この信号がLOWにならばP
CMT2はプリント動作を開始する。更に、プリンタの
状態がいつでもプリント可能であることをSCNT1に
報知する信号として/RDY信号がある。この信号もL
OWアクチブ信号であり、この信号がHIGHであると
きはPCNT2は何らかの理由でSCNT1からのプリ
ント指示を実行できない状態であることをSCNT1に
報知する。実際には他にもいくつかの信号線が使われる
か本発明には直接は関係ないので省略する。
【0016】上記のPCNT2はプリンタの各部分に指
示を出してプリント動作を制御し、モータ3へは信号線
MTRをHIGHにすることによりモータ3を回転させ
る。このモータ3はプリンタの感光ドラム、定着器のロ
ーラ、紙搬送系のローラ等を回転させ、MTRがLOW
になるとモータ3は止まる。また、給紙装置4へは信号
線PIKをHIGHにすることによりカセットの記録紙
をピックアップさせる。そして、定着装置5へのは信号
線HTRをHIGHにすることにより定着器の温調を行
い、HTRがLOWになれば定着器は発熱を停止する。
定着温度を一定に保つため定着器の制御にはさらに各種
のコントロール信号線が使われるが本発明には直接は関
係ないので省略する。また、スキャナ装置6、高圧装置
7に対するコントロールも同様である。
【0017】次に、上述の動作をフローチャートを用い
て詳しく説明する。
【0018】図2は一実施例のメイン制御動作を示すフ
ローチャートである。同図に示すように、ステップS1
01(以下単にS***と記す)の/PRNT信号検知
ルーチンから最下のS115のインターフェース管理ル
ーチンまでをラウンドループで繰り返し処理する構成と
なっている。各ルーチンはサブルーチンになっておりC
ALLでルーチンに入りリターンで抜けて次のルーチン
に移行する。各々のルーチンはルーチン名の通りの動作
を行う。ただし、S103からS107のルーチンはプ
リンタの状態により選択的に通過する。
【0019】S103のスタンバイルーチンはプリンタ
が何のプリント動作もおこなっていない状態でSCNT
1からのプリント指示を待っている状態である。S10
4はプリント指示が来た後に通過するルーチンである。
以下順にプリント状態に応じて切り換えられる。切り換
えればCOUNTERに対応する数値を入力することに
より行われ、S102のCOUNTER値の判断ルーチ
ンで切り替わる。例えばスタンバイから前回転ルーチン
への移行はスタンバイルーチン内でCOUNTERに2
を入力することにより、次にラウンドループ時にS10
2で判断され、S104の前回転ルーチンを通過するよ
うに切り換えられる。以下S105の通常回転ルーチン
への以降は前回転ルーチン内でCOUNTERに3を入
力することにより行われる。ただし、S102のルーチ
ンは本発明とは直接は関係ないので詳細説明は省略す
る。
【0020】次に各ルーチンの詳細な動作を図3から図
16のフローチャートで説明する。
【0021】図3は図2の/PRNT信号検知の制御動
作を示すフローチャートである。S201でSCNT1
からの/PRNT信号がLOWになるか検知し、LOW
になればS202で内部フラグであるFPRNTに1を
セットしリターンする。HIGHであればS203でF
PNTに0をセットし、リターンする。
【0022】図4は図2のスタンバイの制御動作を示す
フローチャートである。S301で紙間タイマを0にリ
セットする。この紙間タイマは連続でSCNT1からプ
リント指示が来たときに給紙のタイミングを調整して各
ページ間の紙間を確保するのに用いられる。S302で
フラグFPRNTが1か0か判断する。FPRNTが1
であれば/PRNT信号検知ルーチンで/PRNT信号
がアクチブになったことを表すので、S304でCOU
NTERに2をセットしリターンする。COUNTER
に2がセットされたことにより次のラウンドループでS
104の前回転ルーチンが実行される。FPRNTが0
であればS303でモータ3、定着装置5、スキャナ装
置6、高圧装置7を全て落とすため各プラグFTER,
FHTR,FSCN,FHVTを全て0にし、リターン
する。/PRNT信号がアクチブになるまではS30
1,S302,S303の経路が繰り返される。
【0023】図5は図2の前回転の制御動作を示すフロ
ーチャートである。前回転ルーチンは/PRNT信号が
アクチブになるとスタンバイルーチンに替わって通過す
るルーチンである。まずS401でプリンタの各装置を
起動させるため前述したフラグをすべて1にセットす
る。次にS402,S403,S404で各装置の準備
がOKかどうかを表すフラグが1にセットされたかを判
断する。S402では定着器の温度が定着温度に達した
らセットされるHTR_OKフラグを判定する。S40
3ではスキャナが充分な回転スピードに達したらセット
されるSCN_OKフラグを判定する。S404では各
種の高圧が準備OKであるときセットされるHVT_O
Kフラグを判定する。これらのフラグ全てがセットされ
なければ給紙動作には向かわずそのままリターンする。
時間の経過の後全て1にセットされたらS405で給紙
スタートをあらわすフラグFPIK(ピックアップフラ
グ)に1をセットする。そして次の通常回転状態にする
ためにS406でCOUNTERに3をセットしリター
ンする。
【0024】図6は図2の通常回転の制御動作を示すフ
ローチャートである。通常回転ルーチンはプリントが継
続されている間は常に通過するルーチンである。1ペー
ジのプリントは給紙された紙が感光ドラムを通過し、ド
ラム上の現像画像を転写し、定着器を通過して定着され
た排紙ローラにより排紙トレー上に乗るまでをその全過
程とする。従って、排紙終了をもってプリント終了と判
断されるのが通常である。S501でこの排紙終了を判
断する。実際にはセンサー等の信号により検知するのだ
が、本実施例では詳細説明は省略する。いずれにしても
排紙終了でなければそのままリターンする。次に排紙が
終了した時点でも連続してプリント指示がある場合は次
のページを給紙している。そこでS502で次のページ
のプリント指示が来ているかどうかをFPRNTが1で
あるかどうかで判断する。1であれば引き続きプリント
指示が来ているのでそのままリターンする。1でなけれ
ばプリント指示はないのでS503でCOUNTERを
4にセットし、次のラウンドで後回転状態になるように
してリターンする。
【0025】図7は図2の後回転の制御動作を示すフロ
ーチャートである。プリント動作が終了し、通常回転ル
ーチンでCOUNTER値が4になると、まずS601
で給紙動作を禁止する。次にS602でFPRNTに1
がセットされているか判断する。これは後回転状態の時
に次のプリント指示がある場合に速やかにプリント動作
に移行できるようにするためである。FPRNTが0で
あればS605で高圧フラグFHVTを0にし、S60
6で高圧がOFFになるか判定する。通常電子写真シス
テムでは帯電高圧、現像高圧、転写高圧等はシステム
上、所定のタイミングでOFFされる必要がある。すな
わち高圧が完全にOFFされるのには一定の時間がかか
る。このS606での判断には通常、タイマーが使用さ
れるが詳細は省略する。高圧OFFが終了していなけれ
ばそのままリターンする。高圧OFFが終了したらS6
07でCOUNTERに1をセットし、次にスタンバイ
ルーチンに戻るようにしてリターンする。ここで高圧が
完全にOFFする間に次のプリント指示がきたらS60
2からS603に進む。S603では再び高圧を立ち上
げるためにFHVTに1をセットする。そして、次のラ
ウンドでスタンバイルーチンでなく連続前回転ルーチン
に移行させるためにCOUNTERに5をセットする。
高圧OFF終了までにプリント指示がなければ前述のご
とくスタンバイルーチンでモータ3、定着装置5、スキ
ャナ装置6が全てOFFされる。ひとたび各装置がOF
Fされると次に立ち上げるまでに一定時間を要し、SC
NT1からのプリント指示に速やかに対応できない。フ
ァクシミリ装置の場合は受信画像がその分、記録メモリ
に溜まり、場合によってはメモリが溢れ受信動作ができ
なくなることもあり得るので、速やかにプリント処理を
することは極めて重要なことである。このような理由で
連続前回転というルーチンが必要になるのである。
【0026】図8は図2の連続回転の制御動作を示すフ
ローチャートである。このルーチンS104の前回転ル
ーチンと似たルーチンである。後回転ルーチンで、一度
高圧をOFFしている可能性があるのでS701で再
度、HVT_OKフラグが1になっているか判断する。
なるまではそのままリターンする。1になったらS70
2で給紙スタートフラグであるFPIKに1をセットす
る。これは高圧以外は全て立ち上がった状態を保持して
いるので(スタンバイルーチンを通過していないので)
高圧のみ準備OKになればピックアップが可能であるか
らである。そしてS703でCOUNTERを3にセッ
トし通常回転に向かわせる。
【0027】次にモータ3、定着装置5、ヒータ、スキ
ャナ装置6、高圧装置7の各制御ルーチンの動作を説明
する。
【0028】図9は図2のモータ制御の制御動作を示す
フローチャートである。S801でモータ起動フラグF
MTRが1にセットされていればS802で信号MTR
をONしてモータ3を回転させる。FMTRが0であれ
ばS803でモータ3を停止させる。モータ3は直流モ
ータで信号MTRのON/OFFのみで制御できるもの
とする。
【0029】図10はヒータ制御の制御動作を示すフロ
ーチャートである。レーザビームプリンタは熱定着が一
般的であり、したがって定着装置5の制御は定着装置5
に組み込まれているヒータ(商用電源を通電することに
より抵抗部に発生する熱によりトナーを記録紙に定着す
る)の制御となる。S901でヒータONのフラグFH
TRが1であるか判定し、1であればS902でヒータ
ON信号HTRをONする。この信号がONになればヒ
ータに通電されるように回路が組まれているが詳細は省
略する。S903でヒータが所定の定着温度に達したか
判断する。通常はヒータに接触して居るサーミスタの電
圧で判断するが詳細は省略する。ヒータが所定の温度ま
で上昇するには一定の時間がかかる。ヒータ準備がOK
でなければリターンする。OKになればS904でHT
R_OKフラグを1にセットする。S901でFHTR
が0であればS905,S906でヒータをOFFし、
HTR_OKフラグも0にする。
【0030】図11は図2のスキャナ制御の制御動作を
示すフローチャートである。S1001でスキャナ駆動
フラグFSCNが1か判定し、1ならS1002でスキ
ャナを回転する。S1003でスキャナ所定の回転数に
達したかを判断する。スキャナはレーザビームを感光ド
ラム上に走査させる役目があるので、このスキャナの回
転が安定するまではプリント動作には移行できない。し
たがって、一定時間はスキャナ準備OKの待機状態にな
る。OKになればS1004でSCN_OKフラグに1
をセットする。S1001でFSCNが0ならS100
5,S1006でスキャナを停止し、SCN_OKフラ
グも0にする。
【0031】図12は図2の高圧制御の制御動作を示す
フローチャートである。S1101で高圧ONフラグF
HVTが1か判断し、1ならS1102で高圧をONす
る。実際はレーザービームプリンタの高圧は感光ドラム
表面をマイナスに帯電する帯電高圧、トナーをマイナス
電位に帯電させてドラム上の潜像に付着させ現像画像を
つくる現像高圧、現像画像のトナーを記録紙に転写する
転写高圧に分かれ、各々を別々に制御しているのだが、
本実施例では便宜上HVT信号で全て制御されているも
のとする。S1103で高圧準備OKか判断する。高圧
制御は上記3つの高圧を所定の順番で立ち上げる必要が
あるので、一定の時間を要する。準備OKでなければそ
のままリターンする。OKならばS1104でHVT_
OKフラグを1にセットする。また、S1101でFH
VTが0であればS1105,S1106でHVTをO
FFし、HVT_OKも0にする。
【0032】図13はピックアップ制御の制御動作を示
すフローチャートである。記録紙を給紙し感光ドラム、
定着器部分に移動させるためにはカセット内の記録紙を
ピックアップし搬送ローラにかけなければならない。こ
のピックアップ機構は通常半円形のローラをクラッチで
停止させておきピックアップのタイミングで電磁ソレノ
イドをONしてクラッチを入れモータ3の回転力を半円
形のローラに伝えてピックアップする。この電磁ソレノ
イドをONする信号がPIKである。実際にはPIKを
ONした後一定時間後にOFFしてクラッチを切り、半
円形のローラを停止させるのだが、本実施例ではPIK
がONになった後自動的にOFFするものとする。
【0033】FPIKが1であればS1202でFPR
NTが1か判定する。この判定がなぜ必要かというと通
常回転でFPRNTフラグが0になったのを検知して
も、後回転ルーチンへの移行は次のラウンドからであ
り、その前に一度当ピックアップ制御ルーチンを通過し
てしまう。すなわち、もし/PRNT信号線に何らかの
電気的なノイズが乗り/PRNTがアクチブになった場
合に、S1202の判断ステップがないとそのまま紙を
ピックアップしてしまうことになる。レーザビームプリ
ンタは一度ピックアップしたら排紙するまで止められな
いので無駄に記録紙を給紙してしまうことになり、この
紙が途中でジャムした場合などを考慮すると装置のメン
テナンス上もよくないことになる。また、このようなラ
ウンドループ構造のプログラムは構造が単純で見やすく
プログラムのバグ取りも短時間に終わる利点があるので
比較的低スピードの機械では一般的に使われる。
【0034】以上の理由によりS1202でピックアッ
プする直前に再度FPRNTの1を確認している。そし
てFPRNTが1であればS1203で紙間タイマーが
0であるか判定する。0であればS1204でピックア
ップ実行したことを表すフラグFPIKEDを1にセッ
トする。そしてS1205でPIK信号をONして記録
紙をピックアップする。S1206で紙間タイマをリセ
ット(この場合のタイマはダウンカウントタイマであ
り、0でない所定値をセットした後タイマを減じてい
き、0になったらタイムアップするタイマとする)スタ
ートする。このタイマが0にならなければS1203で
仮に連続でプリント指示がきてもすぐにはピックアップ
に向かわないようにできる(つまり紙間を確保できる)
またS1201,S1202,S1203のステップの
いずれかがNOであればS1207,S1208でPI
K信号をOFFし、FPIKEDも0にする。
【0035】図14は図2の紙間制御の制御動作を示す
フローチャートである。S1301で紙間タイマが0化
(タイムアップしたか)判定する。してなければそのま
まリターンする。していればS21302でタイマスト
ップする(タイマ値がマイナスになるのを防ぐ)。すな
わち、ピックアップ制御ルーチンで紙間タイマがリセッ
トされない限りは一度0になったらそのままの値を保持
している。
【0036】ここで、残るはS114の自己診断ルーチ
ンとS115のインターフェース管理ルーチンである
が、その説明の前SCNT1からの不適切なプリント指
示が起こった場合にプリンタがどのような不都合な動作
をするかの例を挙げ、本実施例がその不都合な動作をい
かに回避できるかを説明する。
【0037】1ページのプリントが終了した後、次のプ
リント指示が無いと通常回転ルーチンから後回転ルーチ
ンに移行する。後回転ルーチンでは高圧がOFFするま
ではスタンバイルーチンに移行させない。従って、モー
タ3、ヒータは動作中である。この間に再度/PRNT
信号がアクチブになると図7のS601からS603,
S604に進み、FHVTを1にし、COUNTERを
5にして図8の連続前回転ルーチンに移行する。連続前
回転で一度落とした高圧が再びOKになるまで待機す
る。この待機している間に/PRNT信号がノンアクチ
ブ(HIGH)になっていると、FPIKに1をセット
してピックアップ制御ルーチンで紙をピックアップしよ
うとするが、ピックアップ制御ルーチン内のS1202
でFPRNTが0になっているのでピックアップしない
でリターンしてしまう。次のラウンドで通常ルーチンに
入り、S502でFPRNTが0を検知し次のラウント
で後回転ルーチンに進ませる。後回転ルーチンで高圧O
FF終了を待っている間にまた/PRNT信号がアクチ
ブになれば、連続前回転ルーチンに移行する。これを繰
り返すと、紙はピックアップしないでいつまででもモー
タ3、ヒータ、スキャナが動作し続けることになる。
【0038】以上の不具合を回避する手段が図13のピ
ックアップ制御ルーチン、図15の自己診断ルーチン、
更に、回避した後の処理手段が図16のインターフェー
ス管理ルーチンである。以下、順を追って説明する。
【0039】図13で前述したように、S1204でピ
ックアップしたことを表すフラグFPIKEDの1をセ
ットする。そのフラグFPIKEDを図15の自己診断
ルーチン内で判定するので、次に自己診断ルーチンを説
明する。S1401でモータ回転中であることを表すフ
ラグFMTRが1か判定する。1であればモータは回転
中であることになる。回転中であればS1402でFP
IKEDが1か判定する。1であればピックアップした
ことになる。1でなければモータは回転中であるがピッ
クアップはしていないことになる。(すなわちモータが
空回転している)ので、S1403で空回転タイマーが
スタートしているか判定し、スタートしていなければS
1404でスタートさせ一度リターンする。
【0040】ラウンドで再び自己診断ルーチンに入った
ら、S1403からS1405に進み空回転タイマが0
か判定する。このタイマは前述した紙間タイマと同様ス
タート時に0でない所定値をセットした後一定周期で減
じて行き0でタイムアップなるタイマである。従って、
S1405で0になっていれば、所定の時間、モータが
空回転していたことが判明する。このようにすれば、あ
る特殊なタイミングで/PRNT信号がLOW,HIG
Hしてもモータが無限に回転を続けることを回避するこ
とができる。そして、S1405でタイマが0になった
ら、S1406でそのことを表すフラグFRESET
(リセットフラグ)に1をセットする。もし、このタイ
マがタイムアップする前に、ピックアップがあればS1
407でFPIKEDを0にし、タイマをリセットして
ストップさせる。次にこのルーチンにきたらFPIKE
DがS1407で0にクリアされているのでS1402
の判定で再びS1403,S1404に進みタイマをス
タートさせる。このようにすれば、モータが回転中の一
定時間にピックアップがなければ無限回転と判断でき
る。このタイマの設定値はプリンタシステム固有の条件
により決定される。
【0041】そして、自己診断ルーチンでセットされた
FRESTフラグは図16のインターフェース管理ルー
チンで参照され不具合動作回避後の処置が行われる。図
16において、S1501でFRESETが0であれば
そのままリターンする。1であればS1502で/RD
Y信号をHIGH(プリンタがプリント動作できない状
態であることを報知する)にする。その後、S1503
でSCNTにリセット要求を送出する。更にS1504
でプリンタ自身をリセットする。プリンタはリセットに
より全ての状態がイニシャル状態になるのでモータ3、
ヒータ、スキャナは停止する。さらにSCNT1もリセ
ットされイニシャル状態となり、仮に何らかの原因で/
PRNT信号を前述のモータが無限回転するタイミング
で送出してもその状態から抜け出せることが可能にな
る。
【0042】不具合動作を回避した後の処置の別方法と
して、SCNT1及びPCNT2をリセットせずPCN
T2を故障状態にし、電源のOFF,ONなくしても再
度のプリント指示を受け付けないようにする手段も考え
られる。図17は上述の手段によるインターフェース管
理の制御動作を示すフローチャートである。S1601
でFRESETフラグが1であることを判定したらS1
602で/RDY信号をHIGHにした後、S1603
でSCNT1に所定のエラーステータスを報知し、電源
がOFF,ONされるまでその状態に留まる。電源がO
FF,ONされればシステムはイニシャル状態に戻る。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明よれば、プ
リント動作をコントロールするプリンタコントローラ
と、このプリンタコントローラにプリント動作の指示を
与えるシステムコントローラを備え、前記システムコン
トローラからのプリント動作の指示が異常であった場合
にこれを検知し、その指示により誘発される誤動作を回
避する制御を行うようにしたため、装置の誤動作状態が
続くことを回避することができ、誤動作が続くことによ
り引き起こされる装置の劣化や電気の無駄遣い等を防止
する効果がある。
【0044】また、プリンタコントローラは誤動作を回
避したことをシステムコントローラに報知してシステム
コントローラをイニシャル状態に戻すようにしたため、
システム全体の正常復帰が可能になるという効果があ
る。
【0045】また、プリンタコントローラはタイマを有
し、記録紙の給紙を指示する信号を受けた場合に、所定
時間内に給紙動作が行われなかったときにスタンバイ状
態に戻るようにしたため、モータが無限に回転し続ける
ことを回避することができ、モータの無限回避により引
き起これる感光ドラムの劣化や電気の無駄遣い等を防止
する効果がある。
【0046】また、システムコントローラからの異常の
プリント指示をプリンタコントローラが検知したとき、
それ以降の前記プリンタコントローラの状態を故障状態
とし、電源を入れ直さなければ前記プリンタコントロー
ラは再度のプリント指示を受け付けないようにしたた
め、繰り返し起こる誤動作によるシステムの破壊を防止
することが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例によるレーザプリンタのシステム構
成を示すブロック図
【図2】 一実施例のメイン制御動作を示すフローチャ
ート
【図3】 /PRNT信号検知の制御動作を示すフロー
チャート
【図4】 図2のスタンバイの制御動作を示すフローチ
ャート
【図5】 図2の前回転の制御動作を示すフローチャー
【図6】 図2の通常回転の制御動作を示すフローチャ
ート
【図7】 図2の後回転の制御動作を示すフローチャー
【図8】 図2の連続前回転の制御動作を示すフローチ
ャート
【図9】 図2のモータ制御の制御動作を示すフローチ
ャート
【図10】 図2のヒータ制御の制御動作を示すフロー
チャート
【図11】 図2のスキャナ制御の制御動作を示すフロ
ーチャート
【図12】 図2の高圧制御の制御動作を示すフローチ
ャート
【図13】 図2のピックアップ制御の制御動作を示す
フローチャート
【図14】 図2の紙間制御の制御動作を示すフローチ
ャート
【図15】 図2の自己診断の制御動作を示すフローチ
ャート
【図16】 図2のインターフェース管理の制御動作を
示すフローチャート
【図17】 図2のインターフェース管理の制御動作を
示すフローチャート
【符号の説明】
1 システムコントローラ 2 プリンタコントローラ 3 モータ 4 給紙装置 5 定着装置 6 スキャナ装置 7 高圧装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント動作をコントロールするプリン
    タコントローラと、このプリンタコントローラにプリン
    ト動作の指示を与えるシステムコントローラを備え、前
    記システムコントローラからのプリント動作の指示が異
    常であった場合にこれを検知し、その指示により誘発さ
    れる誤動作を回避する制御を行うことを特徴とする記録
    装置。
  2. 【請求項2】 プリンタコントローラは、誤動作を回避
    したことをシステムコントローラに報知してシステムコ
    ントローラをイニシャル状態に戻すことを特徴とする請
    求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 プリンタコントローラはタイマを有し、
    記録紙の給紙を指示する信号を受けた場合に、所定時間
    内に給紙動作が行われなかったときにスタンバイ状態に
    戻ることを特徴とする請求項1または2記載の記録装
    置。
  4. 【請求項4】 システムコントローラからのプリント動
    作の指示が異常であると検知したとき、それ以降の前記
    プリンタコントローラの状態を故障状態とし、電源を入
    れ直さなければ前記プリンタコントローラは再度のプリ
    ント動作の指示を受け付けないようにすることを特徴と
    請求項1ないし3いずれか記載の記録装置。
JP9200092A 1997-07-25 1997-07-25 記録装置 Withdrawn JPH1142831A (ja)

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JP9200092A JPH1142831A (ja) 1997-07-25 1997-07-25 記録装置

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JPH1142831A true JPH1142831A (ja) 1999-02-16

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