JPH1142786A - インクジェットヘッドのインク吐出口形成方法 - Google Patents

インクジェットヘッドのインク吐出口形成方法

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JPH1142786A
JPH1142786A JP9203094A JP20309497A JPH1142786A JP H1142786 A JPH1142786 A JP H1142786A JP 9203094 A JP9203094 A JP 9203094A JP 20309497 A JP20309497 A JP 20309497A JP H1142786 A JPH1142786 A JP H1142786A
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metal
nozzle plate
plate
holes
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Isao Suzuki
伊左雄 鈴木
Masashi Shimozato
正志 下里
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の逆テーパ孔を精度良く一括して安価に
形成する方法を提供することである。 【解決手段】 所定厚さの金属板25に予め定めた所定
のピッチで孔を形成し、この金属板25の両面に少なく
とも一方が感光性のレジストフィルム30よりなるドラ
イフィルム29を接着し、前記孔の位置に合わせて感光
性の前記レジストフィルム30をフォトエッチングして
レジストパターンを形成し、前記金属板25の孔をエッ
チングしてテーパ状のマスク孔を形成し、前記金属板2
5からドライフィルム29を除去して前記金属マスクと
し、この金属マスクを用いてレーザ光により複数の溝が
形成されたヘッド本体の端面開口部に接着された高分子
材料からなるノズルプレートにインク吐出口を形成する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数のインク吐出
口を備えたインクジェットヘッドに係るものであり、特
に、ヘッド本体に高分子材料からなるノズルプレートを
接着した後にレーザ光照射によりノズルプレートにテー
パ付きの多数のインク吐出口を形成するようにしたイン
クジェットヘッドのインク吐出口形成方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、圧電部材を用いたオンデマンド方
式のインクジェットプリンタにおいて採用されているイ
ンクジェットヘッド1の構造を図14に示す。すなわ
ち、このインクジェットヘッド1は、少なくとも一方が
圧電部材よりなる下層基板2及び上層基板3とからなる
積層された基板4と天板5を接着又は接合により一体化
してヘッド本体6を形成した後、このヘッド本体6の端
面開口部にノズルプレート7を接着した構造になってい
る。さらに、詳しく説明すると、基板4には、上層基板
3の上面から下層基板2の内部まで到達するとともに前
面が開口し後部が閉鎖した多数の溝8が形成されてお
り、さらに、これらの溝8の後部から基板4の上面後端
まで延長して前記溝8内に形成された電極9に接続され
た配線パターン10が形成されている。この時、基板4
に形成された溝8は、それらの溝8の両側に形成された
側壁11と天板5とで一つ一つが遮断されてインク流路
を兼ねたインク室12とされ、さらに、これらのインク
室12のすべてに連通するインク供給口として作用する
共通インク供給路13が前記天板5の下面に形成されて
いる。また、前記ノズルプレート7には、前記インク室
12毎に開口するインク吐出口14が形成されている。
【0003】しかして、一般に、ノズルプレート7に形
成されるインク吐出口14の孔径は、約30μmであ
り、ノズルプレート7としては、板厚50μm程度の金
属板が使用される。このようなノズルプレート7の製造
は、通常、電鋳法と呼ばれるメッキ法が用いられる。こ
のメッキ法により製造されたノズルプレート7には、多
数のインク吐出口14が形成されており、ヘッド本体6
に接着固定される。この接着固定時に、ヘッド本体6の
溝8とノズルプレート7のインク吐出口14との位置を
精密に位置決めする必要がある。また、ノズルプレート
7を電鋳法により製造することは、非常にその製造コス
トが高いために、コスト的な面から実用に供することが
難しいものである。
【0004】別の手段としては、インク吐出口14が予
め形成されていないノズルプレート7をヘッド本体6に
接着し、その後に、ノズルプレート7にレーザ光で孔明
をしてインク吐出口14を形成することが行なわれてい
る。この場合、ノズルプレート7の材料としては、主に
高分子材料が使用され、レーザ光としては精密なアブレ
ーション加工が可能なエキシマレーザが使用される。そ
して、図15に示すように、インク吐出口14の形状
は、インクの良好な吐出のために、レーザ光が照射され
る入射方向に対して逆テーパであることが必須要件とさ
れている。このような逆テーパのインク吐出口14を形
成する方法としては、複数の反射面を利用し、複数の角
度の異なるビームを照射する方法(USP5,208,
980参照)や、金属ステンシルマスクをポリイミドプ
レートに密着し、被加工物をビームに対して傾かせて孔
明する方法(特開平1−108056号公報参照)があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】レーザ光を用いて孔明
加工を行なう方法においては、前述の複数の反射面を利
用し、複数の角度の異なるビームを照射する方法では、
孔を一つずつしか形成することができないので、数百個
の孔を形成するには時間がかかりすぎるという問題があ
る。また、前述の金属ステンシルマスクをポリイミドプ
レートに密着し、被加工物をビームに対して傾かせて孔
明する方法においては、一括して多数の孔を形成するこ
とができる利点を有するが、孔径の精度を確保するため
にノズルプレートに多数の孔が形成された金属マスクを
密着させるとともにその密着距離の精度を確保する必要
があり、これが生産上の問題点となる。例えば、図16
乃至図18に金属マスク15とノズルプレート7との距
離と孔径との関係を示す。すなわち、孔明加工に先立っ
て、図17(a)に示されるように、直径aなるマスク孔
16が多数形成された金属マスク15をノズルプレート
7の表面に接着剤17により接着するが、この接着剤1
7には一定の厚さdがある。しかも、加工すべきインク
吐出口14の形状は、前述のように逆テーパでなければ
ならないため、レーザ光の照射は、A方向及びB方向の
ように傾斜させる必要がある。そのため、加工されるイ
ンク吐出口14のノズルプレート7の最外側面位置での
孔径状は、図17(b)に示されるように、レーザ光の傾
斜方向に対して長くなる。すなわち、インク吐出口14
の形状は、楕円形状となる。すなわち、短径方向にはマ
スク孔16の直径aと同じ径であるが、レーザ光の最大
傾斜角度がθである場合、長径方向の寸法は、a+2d
・tanθとなる。具体的には、図18に示すように、
金属マスク15とノズルプレート7との距離が3μm変
化するだけでインク吐出口14の長径方向の孔径の変化
は2μmとなる。このような変化は、接着剤17の厚さ
dを原因とするだけでなく、レーザ光照射時に金属マス
ク15が加熱されて変形することにより簡単に数μmの
間隔が金属マスク15とノズルプレート7との間に発生
し、インク吐出口14の形状が楕円になったり、その精
度が低下するという問題が発生している。
【0006】また、電鋳法により金属マスク15を形成
する方法も考えられる。すなわち、電鋳法により製造す
ることは、前述のようにコスト的に不利なものである
が、金属マスク15として要する場合には、同一のもの
を繰り返して使用することができるため、コスト的な不
利は解消される。その点、前述のように電鋳品によるノ
ズルプレート7のように、ここの製品の部品となるもの
とは相違する。しかしながら、金属マスク15として使
用する場合には、図19に示すような問題がある。すな
わち、導電基板18の一面に形成すべきインク吐出口1
4のピッチに合わせてレジスト等の絶縁物19がパター
ニングされており、この絶縁物19が存在しない位置に
電鋳品20が形成される。しかして、この電鋳品20を
導電基板18から剥離したものを金属マスク15として
使用するものであるが、絶縁物19が存在した部分がマ
スク孔21になるものである。しかしながら、このマス
ク孔21の断面形状は、必然的に円弧状となり、しか
も、絶縁物19には厚さがあるため、マスク孔21の小
径側にその絶縁物19の形状に一致した段部が形成され
てしまう。この段部が形成された面は、被加工物となる
ノズルプレート7側に位置するため、加工されるノズル
プレート7のインク吐出口14が楕円形状になる原因と
なり、しかも、マスク孔21の断面形状が円弧状である
ことは、レーザ光を傾斜させた時にその円弧状部で遮ら
れたり乱反射したりして予想外の加工がされるおそれが
ある。
【0007】本発明は、複数の逆テーパ孔を精度良く一
括して安価に形成する方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、高分子材料か
らなるノズルプレートを複数の溝が形成されたヘッド本
体の端面開口部に接着する工程と、前記ノズルプレート
の表面に複数のマスク孔を有する板状部材からなる金属
マスクを接着する工程と、前記金属マスクの上方からレ
ーザ光を照射して前記金属マスクに設けられたマスク孔
部分の接着剤と前記ノズルプレートを形成する高分子膜
とを除去する工程と、前記金属マスクを除去する工程と
よりなるインクジェットヘッドのインク吐出口形成方法
において、所定厚さの金属板に予め定めた所定のピッチ
で孔を形成し、この金属板の両面に少なくとも一方が感
光性のレジストフィルムよりなるドライフィルムを接着
し、前記孔の位置に合わせて感光性の前記レジストフィ
ルムをフォトエッチングしてレジストパターンを形成
し、前記金属板の孔をエッチングしてテーパ状のマスク
孔を形成し、前記金属板からドライフィルムを除去して
前記金属マスクとして用いるようにした。従って、金属
マスクに形成されたマスク孔は、テーパ状に形成されて
いるため、ノズルプレートに対するマスク孔部分の密着
性がよくて加工されるインク吐出口を円形に近いものと
することができ、また、レーザ光を傾斜させた場合にも
そのレーザ光が遮られることがなく、かつ、乱反射する
ことがないため、所望の形状のインク吐出口を安定した
状態で形成することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1乃至
図13に基づいて説明する。図14乃至図19で説明し
た部分と同一部分は同一符号を用い説明も省略する。ま
ず、溝8が形成されたヘッド本体6の端面開口部に、高
分子材料、すなわち、ポリイミドやポリサルフォンより
なる所定厚さのノズルプレート7をノズルプレート接着
剤22により接着する。この接着は、図2に示すよう
に、PETフィルム23の一面に2液性エポキシ樹脂等
よりなる前記ノズルプレート接着剤22を6〜7μmの
厚さにスクリーン印刷等により塗布し、ヘッド本体6の
端面開口部にノズルプレート接着剤22側を接触させて
ローラ等の加圧具24で押圧して転写する。ヘッド本体
6に転写されたノズルプレート接着剤22の厚さは、3
〜3.5μmとなる。このように転写されたノズルプレ
ート接着剤22の上にノズルプレート7を接合させ、ノ
ズルプレート接着剤22が十分に硬化するまで均一な圧
力をかける治具にセットして接着固定するものである。
ついで、図3に示すように、ノズルプレート7の表面を
アセトン等で洗浄してその表面を乾かしてからシアノア
クリレート系接着剤(瞬間接着剤)等の接着剤17を滴
下して多数のマスク孔16が形成された金属マスク15
が接着される。この場合にも、接着剤17が十分に硬化
するまで均一な圧力をかける治具にセットしておく。
【0010】ついで、前記金属マスク15の形成方法を
図4乃至図11に基づいて説明する。まず、図4に示す
ように、所定厚さの銅等よりなる金属板25をダイ26
の上にセットし、この金属板25に形成すべきインク吐
出口14のピッチに合わせてパンチ27で図5に示すよ
うに孔28を形成する。具体的には、金属板25の厚さ
が50μmであり、孔28の直径が35μmである。こ
のようにして孔28を形成した金属板25を洗浄してか
らその金属板25の両面に図6に示すようにドライフィ
ルム29が接着される。このドライフィルム29の少な
くとも一面は、感光性のレジストフィルム30である。
勿論、両面を感光性のレジストフィルム30としても良
い。
【0011】このように感光性のレジストフィルム30
が接着された面に、図7に示すようにマスク31を接合
して露光する。このマスク31には、前記孔28と同一
ピッチでそれらの孔28の孔径よりも大きい開口32が
形成されている。このように露光した後に現像し、感光
性のレジストフィルム30をエッチングする。これによ
り、図8に示すように、感光性のレジストフィルム30
には、中心が前記孔28の中心に一致したレジスト開口
33が形成される。これらのレジスト開口33の直径
は、後述するエッチング工程でのエッチングされる量に
より定められるが、前記孔28よりわずかに大きい状態
に設定される。
【0012】このようにレジスト開口33が形成された
金属板25は、エッチャントに浸漬されて露出している
金属面がエッチングされ、結果として図9に示されるよ
うに、テーパ孔34が形成される。エッチャントとして
は、硝酸を所定の濃度、温度に調整したものが使用され
る。しかして、前述のテーパ孔34の形状は、図10に
示すように、レジスト開口33の開口部分から侵食さ
れ、その侵食は時間の経過とともにドライフィルム29
の下面にまで回り込んで進行する結果、テーパ状に形成
されるものである。
【0013】このテーパ孔34が所望の形状になったと
ころでエッチング処理は停止されるが、金属板25の両
面に残されていたドライフィルム29は、レジスト剥離
液により剥離されて図11に示すように、テーパ状のマ
スク孔16を備えた金属マスク15として完成される。
【0014】このように形成された金属マスク15は、
前述のように接着されるが、この金属マスク15が接着
されるとともにノズルプレート7が接着固定されたヘッ
ド本体6を図12に示すレーザ装置35により加工し、
図13に示すように、逆テーパを持ったインク吐出口1
4を3ステップで形成する。前記レーザ装置35は、X
テーブル36上に直線移動できるように取り付けられた
可動台37が設けられ、この可動台37に円弧運動する
ゴニオステージ38が設けられ、このゴニオステージ3
8に前記インク吐出口14の位置が回転中心となるよう
に前記ヘッド本体6が取り付けられている。ついで、レ
ーザ発振器39が設けられ、このレーザ発振器39から
発生したレーザ光40は、反射鏡41、入射レンズ4
2、スライドスコープ43、結像レンズ44を経て前記
ノズルプレート7に照射されている。このレーザ発振器
39としては、高分子材料よりなるノズルプレート7を
熱の影響が少ない状態で加工できるように、紫外光を出
力するエキシマレーザなどが利用される。ついで、前記
レーザ装置35によるインク吐出口14の形成は、図1
3に示すように、1回目として右上から左下に向けてレ
ーザ光40を照射して斜めの孔を形成し、2回目として
左上から右下に向けてレーザ光40を照射して1回目の
孔と合成し、3回目として垂直方向にレーザ光40を照
射して中心部分を加工する。
【0015】このようにしてレーザ光40の照射によ
り、高分子材料よりなるノズルプレート7とノズルプレ
ート接着剤22、接着剤17がアブレレーション(除
去)される。レーザ光40の照射範囲は、金属マスク1
5のマスク孔16より大きい範囲にわたるものである
が、ノズルプレート7に対しては、金属マスク15のマ
スク孔16により照射範囲が規制される。具体的には、
ゴニオステージ38でヘッド本体6を傾けた状態でXテ
ーブル36を移動させてレーザ光40の照射を一回行な
い、ついで、2回目としてゴニオステージ38を逆方向
に回動させてからXテーブル36を移動させ、さらに、
3回目としてゴニオステージ38を水平にしてXテーブ
ル36を移動させることにより、逆テーパ状のインク吐
出口14が形成される。実際には、ノズルプレート7上
に存在するノズルプレート接着剤22、接着剤17の存
在により、通常は、さらに数回のレーザ光40の走査が
必要である。
【0016】このようにノズルプレート7にインク吐出
口14を形成した後に金属マスク15を剥離するマスク
板取外工程が実行される。この剥離時に金属マスク15
には力が加えられるが、金属マスク15の材料は、縦弾
性係数が高いものであり、引張強さが大きいので、多少
の反りが発生したとしても再利用することが可能であ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明は、高分子材料からなるノズルプ
レートを複数の溝が形成されたヘッド本体の端面開口部
に接着する工程と、前記ノズルプレートの表面に複数の
マスク孔を有する板状部材からなる金属マスクを接着す
る工程と、前記金属マスクの上方からレーザ光を照射し
て前記金属マスクに設けられたマスク孔部分の接着剤と
前記ノズルプレートを形成する高分子膜とを除去する工
程と、前記金属マスクを除去する工程とよりなるインク
ジェットヘッドのインク吐出口形成方法において、所定
厚さの金属板に予め定めた所定のピッチで孔を形成し、
この金属板の両面に少なくとも一方が感光性のレジスト
フィルムよりなるドライフィルムを接着し、前記孔の位
置に合わせて感光性の前記レジストフィルムをフォトエ
ッチングしてレジストパターンを形成し、前記金属板の
孔をエッチングしてテーパ状のマスク孔を形成し、前記
金属板からドライフィルムを除去して前記金属マスクと
して用いるようにしたので、金属マスクに形成されたマ
スク孔は、テーパ状に形成されているため、ノズルプレ
ートに対するマスク孔部分の密着性がよくて加工される
インク吐出口を円形に近いものとすることができ、ま
た、レーザ光を傾斜させた場合にもそのレーザ光が遮ら
れることがなく、かつ、乱反射することがないため、所
望の形状のインク吐出口を安定した状態で形成すること
ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すもので、インク吐
出口を形成するための全ての工程を示す工程図である。
【図2】ヘッド本体にノズル板を接着する工程を示す工
程図である。
【図3】ノズル板が接着されたヘッド本体にマスク板を
接着する工程を示す工程図である。
【図4】金属板に孔を形成する状態の縦断側面図であ
る。
【図5】パンチにより孔が形成された金属板の縦断側面
図である。
【図6】金属板の両面にレジストフィルムを接着した状
態の縦断側面図である。
【図7】露光マスクを接着した状態の縦断側面図であ
る。
【図8】レジストフィルムにレジスト開口が形成された
状態の縦断側面図である。
【図9】エッチングにより金属板にテーパ孔を形成した
状態の縦断側面図である。
【図10】テーパ孔が形成される状態を説明するための
縦断側面図である。
【図11】マスク孔が形成された金属マスクの縦断側面
図である。
【図12】レーザ装置の全体を示す斜視図である。
【図13】インク吐出口の加工ステップを示す縦断側面
図である。
【図14】インクジェットヘッドの一例を示す一部を切
り欠いた斜視図である。
【図15】インク吐出口の断面形状を示す部分断面図で
ある。
【図16】ノズルプレートと金属マスクとの間に所定厚
さの接着剤が存する場合のレーザ光による孔明加工の状
態を示す縦断側面図である。
【図17】金属マスクのマスク孔と仕上げられたインク
吐出口との関係を示すもので、(a)はマスク孔の平面
図、(b)はインク吐出口の平面図である。
【図18】ノズルプレートと金属マスクとの両者間の間
隔と孔径との相対関係を示すグラフである。
【図19】電鋳法により金属マスクを形成している状態
の縦断側面図である。
【符号の説明】
6 ヘッド本体 7 ノズルプレート 8 溝 15 金属マスク 16 マスク孔 17 接着剤 25 金属板 28 孔 29 ドライフィルム 30 レジストフィルム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子材料からなるノズルプレートを複
    数の溝が形成されたヘッド本体の端面開口部に接着する
    工程と、前記ノズルプレートの表面に複数のマスク孔を
    有する板状部材からなる金属マスクを接着する工程と、
    前記金属マスクの上方からレーザ光を照射して前記金属
    マスクに設けられたマスク孔部分の接着剤と前記ノズル
    プレートを形成する高分子膜とを除去する工程と、前記
    金属マスクを除去する工程とよりなるインクジェットヘ
    ッドのインク吐出口形成方法において、所定厚さの金属
    板に予め定めた所定のピッチで孔を形成し、この金属板
    の両面に少なくとも一方が感光性のレジストフィルムよ
    りなるドライフィルムを接着し、前記孔の位置に合わせ
    て感光性の前記レジストフィルムをフォトエッチングし
    てレジストパターンを形成し、前記金属板の孔をエッチ
    ングしてテーパ状のマスク孔を形成し、前記金属板から
    ドライフィルムを除去して前記金属マスクとして用いる
    ようにしたことを特徴とするインクジェットヘッドのイ
    ンク吐出口形成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100470592B1 (ko) * 2002-08-08 2005-03-08 삼성전자주식회사 모노리식 버블 잉크젯 프린트 헤드 및 그 제조방법
CN100404257C (zh) * 2005-07-19 2008-07-23 晶强电子股份有限公司 喷孔片的蚀刻及微影制程
US10564479B2 (en) 2018-06-13 2020-02-18 Sharp Kabushiki Kaisha Display device

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