JPH1142765A - 印刷部のシート搬送装置 - Google Patents

印刷部のシート搬送装置

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JPH1142765A
JPH1142765A JP20125297A JP20125297A JPH1142765A JP H1142765 A JPH1142765 A JP H1142765A JP 20125297 A JP20125297 A JP 20125297A JP 20125297 A JP20125297 A JP 20125297A JP H1142765 A JPH1142765 A JP H1142765A
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  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の印刷ユニットよりも構造が簡単にな
り、シート搬送装置の保守点検、修理、調整を容易にす
ること。 【解決手段】 印刷部のシート搬送装置は、受けロール
2とシート搬送用サクションコンベア4の中間にそれぞ
れシートガイド板5a,5bを配置し、該シートガイド
板5a,5bを天板としたサクションボックス6を設け
ている。サクションボックス6の底板7部は管継手8、
配管9を介して真空ポンプ、あるいは吸引ブロア10等
の空気吸引手段へ連結されている。シートガイド板5
a,5bは受けロール2に対し、僅かな隙間Sを設けて
受けロール2の軸方向に並設させたもので、ガイド板5
の上側面は受けロール2表面の最高高さに対してわずか
に低く配置させてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は段ボール製函機等に
おいて、印刷部へ設備する印刷部のシート搬送装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な段ボールシート用製函機は、図
5に示すように給紙部14、印刷部15、排紙部16及
び図示省略のダイカット部、糊付部、フォルディング
部、カウンタエゼクタ部等によって構成されている。給
紙部14は、給紙テーブル上へ積重させた段ボールシー
ト3をキッカー、あるいはリードエッジ方式等によるフ
ィーダ(送り出し手段)を介して、最下層シートより1
枚ずつ下流へ搬出する装置である。また、印刷部15は
給紙部14から搬送された、段ボールシート3に対して
所定の印刷を施す。
【0003】排紙部16では、対をなすクリーザロール
17a,17b及びスロッタロール18a,18bが設
けられ、必要とする罫線入れやスロッタ溝の加工が行な
われる。次いで、手穴や空気孔の打抜き加工が施され、
さらに糊付け、折り曲げ等の諸加工が施される。その
後、最終工程であるカウンタ・エゼクタにおいて、折り
畳まれた箱として積み重ねられ、所定数の束として外部
へ搬出される。
【0004】ところで、印刷部15は、給紙部14の次
工程に設備されるもので、通常複数台の印刷ユニット
P、例えば4台のユニットPa〜Pdをシート進行方向
に沿って並設することが多い。このように、複数台の印
刷ユニットPを並設し、各印刷ユニットP部へ色の異な
るインキを供給すれば、段ボールシート3に対し多色印
刷が可能となる。また、色数の少ない印刷を行う場合で
は、稼働しない印刷ユニットPの版胴1を上昇待機さ
せ、現行オーダーの印刷稼働と並行し、次オーダーの設
定、例えば刷版の差替交換やインキ交換等の前準備をし
ておくことが可能となる。
【0005】一般的な段ボール製函機は、このように構
成され、テーブル上へ積重させたシート3は、図6に示
すように給紙部14から1枚ずつ送り出された後、フィ
ードロール19a,19bへ引き渡される。フィードロ
ール19a,19bでは、シート3が挾持回転によっ
て、第1次印刷ユニットPaへ送り込まれ、下方受けロ
ール(圧胴)2と版胴1へ捲着した刷版の間を通過する
ことによって、印刷が施される。その後、シート3は受
けロール2と版胴1の挾持回転を介し、次のフィードロ
ール19a,19bへ引き渡され、下流側の第2次印刷
部Pbへ送り込まれる。
【0006】以後、同様にシート搬送が行われ、目的と
する印刷が完了する。このように段ボールシート3へ印
刷する種々の加工を施すに当って、シート3の移送状
態、つまり各工程への搬入タイミングの安定化、確実化
が高品質の段ボール箱の形成において最も重要な要素と
なる。しかし、非稼働中の印刷ユニットPにおいて、次
オーダーの前準備、例えば刷版の差替交換をする場合、
印刷シリンダ(版胴)1を上昇させた状態で作業を行う
ため、印刷部では版胴1と受けロール2の間に挾持力が
発生しない。したがって、短かいシート3がフィードロ
ール19a,19bに挾持されない場合があり、シート
3と受けロール2との間にスリップが発生し、正確なシ
ート移送ができなくなる。また、上側フィードロール1
9aにて印刷面が汚れるといった問題もあった。
【0007】上記不具合点に対処すべく、図7のA及び
Bに例示したシート移送装置が提案されている。本移送
装置は、段ボール製函機において、複数台の印刷ユニッ
トPをシート進行方向に沿って一直線上に配置してい
る。そして、各印刷ユニットP間に、シート3を挾持し
て移送する下部送りベルトコンベア装置20と、上部送
りベルトコンベア装置21とを配設している。また、上
部送りベルトコンベア装置21は、シート移送方向の前
側と後側へ一対のベルトコンベア21a,21bを備え
ている。これらのベルトコンベア21a,21bは、図
中一点鎖線に示すように、それぞれ上流側及び下流側に
位置する印刷ユニットの印刷シリンダ(版胴)1側へ進
出した位置へ移動可能に構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】次に、上記のシート移
送装置の問題点について説明する。順次、シート移送装
置に給送されてくる段ボールシート3の表面に施された
印刷面のインキを乾燥させるには、ある程度の時間経過
が必要である。運転速度(シートの移送速度)を速くし
た場合、これまでのような自然乾燥ではインキの乾燥が
追い付かず、シート移送装置の上部送りベルトコンベア
装置21部に、印刷直後の未乾燥インキが付着する。そ
して、付着したインキが後続する段ボールシート3の印
刷面へ転移するため、これが汚れの原因となっている。
したがって、製品品質が著しく低下する。あるいは、上
記不具合を解消させるため、装置の運転速度を遅くせざ
るを得なかった。また、構造上ベルトコンベア21a,
21bの斜行修正や、下部送りベルトコンベア装置20
との隙間調整及び作動機構部の調整が困難で、保守点
検、修理等が難かしいといった問題もあった。
【0009】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、印刷シリンダ(版胴)が受けロール(圧胴)に対し
接離できる形式の印刷ユニットにおいて、従来の印刷ユ
ニットよりも構造が簡単になり、シート搬送装置の保守
点検、修理、調整を容易にすることができ、印刷速度も
速く、印刷汚れのない印刷部のシート搬送装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、版胴が圧胴に対し接離できる形式の印刷
ユニットにおいて、圧胴のシート進行方向の少なくとも
前部又は後部のいずれかに、シートを吸引する手段を設
けたものであって、該シートを吸引する手段として、圧
胴に並設されたシート搬送用ベルトコンベアと圧胴との
間に、圧胴の軸方向にかつ圧胴の外周面に臨んでシート
ガイド板を設け、これら圧胴の外周面とシートガイド板
との間に形成された密閉スリットに、上記シートを吸引
するための空気吸入装置を接続したことを特徴とする。
本発明の好ましい実施態様は、印刷シリンダ(版胴)が
受けロール(圧胴)に対し上下(接離)できる形式の印
刷ユニットにおいて、シート進行方向受けロールの前後
へシートを吸引する手段を設けたもので、上記シート吸
引手段としてシートパスラインの下方に位置して受けロ
ールとシート搬送用ベルトコンベアの中間へシートガイ
ド板を配置させ、受けロール外周面とシートガイド板の
間へロール軸方向に沿ったスリットを形成し、該スリッ
ト溝から外部空気を吸入する。また、本発明は上記目的
を達成するために、版胴が圧胴に対し接離できる形式の
印刷ユニットにおいて、圧胴のシート進行方向の少なく
とも前部又は後部のいずれかに、シートを吸引する手段
を設けたものであって、該シートを吸引する手段とし
て、圧胴に並設されたシート搬送用ベルトコンベアのプ
ーリの側部に、上記シートの移送面である天板部を、圧
胴の外周面に臨ませたサクションボックスを設け、該サ
クションボックスに、空気を吸引するための空気吸入装
置を接続するとともに、上記天板部にシートを吸引する
ための吸引口を形成したことを特徴とする。本発明の好
ましい実施態様は、印刷シリンダ(版胴)が受けロール
(圧胴)に対し上下(接離)できる形式の印刷ユニット
において、シート進行方向受けロールの前後へシートを
吸引する手段を設けたもので、上記シート吸引手段とし
てシートパスラインの下方、隣り合うシート搬送用ベル
トコンベアのプーリ間に位置し、天板部を受けロール側
へ延長して接近させたサクションボックスを設け、上記
天板部に形成した孔(又はスリット)から外部空気を吸
入する。また、本発明は上記目的を達成するために、版
胴が圧胴に対し接離できる形式の印刷ユニットにおい
て、圧胴の外周面に、該圧胴の表面部材よりも摩擦係数
が大きく、かつ耐摩耗性の高い部材をコーティングある
いは捲着させてなり、シートが圧胴との摩擦抵抗によ
り、効率よく印刷ユニット内を搬送させるようにしたこ
とを特徴とする。本発明の好ましい実施態様は、印刷シ
リンダ(版胴)が受けロール(圧胴)に対し上下(接
離)できる形式の印刷ユニットにおいて、受けロール外
周面の機能向上対策を設けたもので、上記対策(手段)
として受けロールの外周面へ摩擦係数が大きく、かつ耐
摩耗性の高い部材(例えばカーボンやチタン等をコーテ
ィングする、あるいはゴム材等)を捲着させる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
による印刷部のシート搬送装置について、図面を参照し
ながら説明する。本実施の形態は、従来例で説明した印
刷シリンダ(版胴)1が、受けロール(圧胴)2に対し
上下(接離)できる形式の印刷ユニットPにおいて、印
刷シリンダ1が上昇位置にある状態でも、短いシート3
の移送が確実に行えるように、上記受けロール2の前後
へ、シート3を吸引する手段を設けている。
【0012】シート搬送装置は、受けロール2とシート
搬送用サクションコンベア4の中間に、それぞれシート
ガイド板5a,5bを配置し、該シートガイド板5a,
5bを天板としたサクションボックス6を設けている。
サクションボックス6の底板7部は管継手8、配管9を
介して真空ポンプ、あるいは吸引ブロア10等の空気吸
引手段へ連結されている。シートガイド板5a,5bは
受けロール2に対し、僅かな隙間Sを設けて受けロール
2の軸方向に並設させ、ガイド板5の上側面は受けロー
ル2表面の最高高さに対してわずかに低く配置させてあ
る。
【0013】本発明の第1の実施の形態は、上記のよう
に構成されたもので、吸引ブロア10を作動させると、
サクションボックス6の内部が負圧になる。よって、受
けロール2の外周面と、シートガイド板5a及び5bの
スリット(隙間)から、外部の空気を吸入させることが
できる。したがって、空気吸入によって受けロール2上
側を走行する段ボールシート3を、下方へ引き付けるこ
とが可能である。これによって、シート3と受けロール
2、及びシート3と受けロール2の前後に位置するシー
ト搬送用サクションコンベア4,4との接触抵抗が増大
でき、シート3の安定的な移送ができるようになった。
【0014】本発明は上記のように構成したもので、 (1) シート3を搬送用のサクションコンベア4か
ら、次のサクションコンベア4に移送するシートパスラ
インの上側に、シート3を押圧する部品が不要となり、
印刷直後の未乾燥インキが転移付着し、後続する段ボー
ルシート3の印刷面を汚すといった不具合がなくなる。 (2) シートパスラインの上側ヘ、従来のようなフィ
ードロールや上部送りベルトコンベア装置を配設しない
ため、オーダーチェンジに伴うシートの厚さ変動に対
し、隙間調整等の作業が不要になる。 (3) 回転駆動部その他の構成部において構造が簡単
なため、保守点検、修理が容易となり、それに関連して
故障も少なくなる。 (4) 印刷速度を上げられるため、生産性の向上が図
れる等の種々の効果が得られるようになった。
【0015】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。本実施の形態は、従来で説明した印刷シリン
ダ(版胴)1が、受けロール2に対し上下(接離)でき
る形式の印刷ユニットPにおいて、印刷シリンダ1が上
昇位置にある状態でも短いシート3の移送が確実に行え
るように、受けロール2の前後へシート3を吸引する手
段を設けてある。図2のA、B及び図3に示すシート搬
送装置は、横幅方向に並設したシート搬送用サクション
コンベア4のプーリ22の中間へ、サクションボックス
23を配置している。サクションボックス23は、複数
個の吸気孔11あるいはスリットを穿設した天板12部
を設けるとともに、シート搬送用サクションコンベア4
のサクションボックス4aを延長させて、受けロール2
側へ接近させた構造となっている。そして、図3に示す
ように、サクションボックス4aは、天板のサクション
ベルト4bの穴4cに対応する位置にスリット4dを設
け、これらのスリット4d及びサクションベルト4bの
穴4cを介して、シート3を吸引する構造になってい
る。図2のBでは、サクションボックス23の底板7部
は管継手8、配管9を介して真空ポンプ、あるいは吸引
ブロア10等の空気吸引手段へ連結させている。しか
し、図3に示すサクションボックス23を搬送用サクシ
ョンコンベア4の真空ボックス4aに連通して真空とす
ることもできる。サクションボックス6の天板12部の
上側面は、受けロール2表面の最高高さに対してわずか
に低く設定させてある。
【0016】本発明の第2の実施の形態は、上記のよう
に構成されているので、吸引ブロア10を作動させる
と、サクションボックス23の内部が負圧になり、天板
12部に形成した吸気孔11から外部の空気を吸入する
ことができる。このため、空気吸入によって受けロール
2上側を走行する段ボールシート3を、下方へ引き付け
ることが可能である。これによって、シート3と受けロ
ール2、及びシート3と受けロール2の前後において、
サクションボックス23に隣接するシート搬送用サクシ
ョンコンベア4,4との接触力が増大でき、シート3の
安定的な移送ができるようになった。本実施の形態も第
1の実施の形態と同様に、移送するシート3を下方へ吸
引し、シートパスラインの下側に設けた受けロール2、
シート搬送用サクションコンベア4,4に対するシート
3の接触力を、増大させるよう構成したものである。す
なわち、摩擦力F=μ・R(μは摩擦係数)において、
直圧力Rを大きくさせた装置である。したがって、上記
第1の実施の形態において説明したものと同様な、種々
効果を得ることができる。
【0017】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。本実施の形態は、上記第1の実施の形態及び
第2の実施の形態に示すシート搬送装置の印刷ユニット
Pにおいて、シート3を安定的に移送する手段として受
けロール2部の機能向上対策を提案するものである。シ
ート搬送装置は、図4のA及びBに示すように、移送す
るシート3と受けロール2との摩擦力Fを増大すべく、
受けロール2の外周面へ摩擦係数μが大きく、かつ耐摩
耗性の高い表層部材13、例えばカーボンやチタン等を
コーティング、あるいはゴム等を捲着させた構造となっ
ている。すなわち、本実施の形態では、摩擦力F=μ・
R(Rは直圧力)において、摩擦係数μを大きくさせて
いる。本発明に係る印刷部のシート搬送装置は、上記構
造の応用実施例として図4のA及びBに例示したよう
に、上記第1の実施の形態に示す構成の一部、あるいは
総べてを適宜組み合せることも可能である。また、第2
の実施の形態に示すシート搬送装置と、組み合わせるこ
とも可能である。さらに、シート搬送装置の形状は、上
記第1及び第2の実施の形態の形状以外のものと組み合
わせることができ、例示した以外にも種々の構造が考え
られる。また、第1の実施の形態及び第2の実施の形態
は、受けロール2の前側、後側の一側にのみに吸引手段
を設けても機能させることができる。(図示省略)
【0018】上記構成のもと、シート重量によって決定
される直圧力Rを一定とした場合、摩擦係数μが大きく
なることによって摩擦力Fが増大する。よって、受けロ
ール2等の移送手段に対するシート3のスリップ量を、
減少させることができ、安定、かつ確実なシート移送が
可能となる。また、本実施の形態では上記シートの直圧
力Rを増大させる第1及び第2実施の形態と併用(組み
合せ)することによって、より大きな効果を得ることが
できる。なお、本発明は上記した第1の実施の形態〜第
3の実施の形態を適宜組み合わせて構成することによっ
て、スリップ量が更に減少できるため、より安定、かつ
正確なシート移送ができ、これらによって製品品質を向
上させ得ると共に機械(印刷)速度を速くでき、生産性
の向上が図れるようになった。
【0019】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本
発明の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。例
えば、上記実施の形態では、印刷物に段ボールを例にあ
げて説明したが、普通のシートなどにも適用することが
できる。また、プーリ22の軸は、サクションボックス
23を貫通する一体の軸24に固定するようにしている
が、それぞれ、サクションボックス4aの前端面から各
々軸受けを設け、プーリを分割してこれを個々に支持し
てもよい。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、圧胴の外
周面とシートガイド板との間に形成されたスリットから
空気を吸引、又は圧胴の外周面に天板部を臨ませたサク
ションボックスを設けた構成によって、吸引口から空気
を吸引できるようにしたので、従来の印刷ユニットより
も構造が簡単になり、シート搬送装置の保守点検、修
理、調整が容易になった。加えて、印刷速度を上げるこ
とができ、印刷効率の向上を図ることができる。また、
圧胴の外周面に、摩擦係数が大きく、かつ耐摩耗性の高
い部材をコーティングあるいは捲着させた構成によっ
て、シートが圧胴により搬送されるときに、スリップが
減少され、確実なシートの移送ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1のAは、本発明の第1の実施の形態による
シート搬送装置のシート吸引構造を示す平面図である。
図1のBは、図1のAにおけるX−X線方向の断面図で
ある。
【図2】図2のAは、本発明の第2の実施の形態による
シート搬送装置のシート吸引構造を示す平面図である。
図2のBは、図2のAにおけるY−Y線方向の断面図で
ある。
【図3】本発明の第2の実施の形態によるシート搬送装
置のシート吸引構造の斜視図である。
【図4】図4のAは、本発明の第3の実施の形態による
シート搬送装置のシート吸引構造を示す平面図である。
図4のBは、図4のAの側面図である。
【図5】従来のシート搬送装置の側面図である。
【図6】従来のシート搬送装置の印刷部の拡大図であ
る。
【図7】図7のAは、上下部送りコンベア装置を備えた
従来のシート搬送装置であって、コンベアが離れた状態
を示す側面図である。図7のBは、コンベアが近づいた
状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 印刷シリンダ 2 受けロール 3 段ボールシート 4 シート搬送用サクションコンベア 4a サクションボックス 4b サクションベルト 5a,5b シートガイド板 6 サクションボックス 7 底板 8 管継手 10 吸引ブロア 11 吸気孔 12 天板 13 表層部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 版胴が圧胴に対し接離できる形式の印刷
    ユニットにおいて、圧胴のシート進行方向の少なくとも
    前部又は後部のいずれかに、シートを吸引する手段を設
    けたものであって、該シートを吸引する手段として、圧
    胴に並設されたシート搬送用ベルトコンベアと圧胴との
    間に、圧胴の軸方向にかつ圧胴の外周面に臨んでシート
    ガイド板を設け、これら圧胴の外周面とシートガイド板
    との間に形成された密閉スリットに、上記シートを吸引
    するための空気吸入装置を接続したことを特徴とする印
    刷部のシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 版胴が圧胴に対し接離できる形式の印刷
    ユニットにおいて、圧胴のシート進行方向の少なくとも
    前部又は後部のいずれかに、シートを吸引する手段を設
    けたものであって、該シートを吸引する手段として、圧
    胴に並設されたシート搬送用ベルトコンベアのプーリの
    側部に、上記シートの移送面である天板部を、圧胴の外
    周面に臨ませたサクションボックスを設け、該サクショ
    ンボックスに、空気を吸引するための空気吸入装置を接
    続するとともに、上記天板部にシートを吸引するための
    吸引口を形成したことを特徴とする印刷部のシート搬送
    装置。
  3. 【請求項3】 版胴が圧胴に対し接離できる形式の印刷
    ユニットにおいて、圧胴の外周面に、該圧胴の表面部材
    よりも摩擦係数が大きく、かつ耐摩耗性の高い部材をコ
    ーティングあるいは捲着させてなり、シートが圧胴との
    摩擦抵抗により、効率よく印刷ユニット内を搬送させる
    ようにしたことを特徴とする印刷部のシート搬送装置。
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